JP2010071984A - 検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人体だけを正確に検知し、外乱や人体以外の被検知体によって誤報を発することがない高精度の検知装置を提供する。
【解決手段】検出された赤外線の変動量に応じた電気信号を出力する赤外線センサ101a、101bを備えたツインミラー型赤外線センサ101、特徴量に基づいて作成された複数の確率モデルが記憶されるモデル記憶部106、ツインミラー型赤外線センサ101によって出力された電気信号の周波数にかかる情報を特徴量として抽出する特徴量抽出部103、抽出された特徴量とモデル記憶部106記憶されている確率モデルとの尤度に基づいて特徴量に対応する確率モデルを検出し、検知エリアに入った被検知体を認識する認識処理部104により、検知装置を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、赤外線等の熱放射線センサの出力の変動に基づいて所定のエリア内に入った被検知体を検知する検知装置に係り、特に、被検知体が人であるか否かを判断することができる検知装置に関する。
受動型赤外線センサは、赤外線検知素子を用いて熱線(遠赤外線、以下、単に赤外線と記す)のエネルギを検知するセンサである。赤外線検知素子は、集光光学系を用いた焦電素子等を用い、検知対象となるエリア(検知エリア)内にある物体から放射される赤外線を集光する。そして、その変動量を検出し、変動量が所定の閾値を超えた場合に検知エリアへ人や動物が入ったと判断する。このような受動型赤外線センサは、現在、自動ドアの開閉や警備システムの侵入者検知に使用されている。
ただし、受動型赤外線センサは、赤外線を検知するものであるから、赤外線を放射しているのが動物であるか、人であるかを判断することはできない。また、太陽光等の外乱によって誤報が発生する可能性もある。
上記した不具合を解消するため、人体だけを検知することが可能な種々の受動型赤外線センサが提案されている。人体だけを検知する受動型赤外線の一つに、光学系と受光素子とを組合わせて構成されるユニットを2組備え、2組のユニットを検知エアリアにおいて上下に配置し、赤外線の変動が検知エリア内の所定の範囲以上の規模で生じたか否か判断するものがある。
すなわち、2組のユニットを有する受動型赤外線センサは、上下に設けられた2組のユニットの両方により、閾値以上の赤外線の変動が検出された場合にのみ人体を検知したことを示す人体検知信号を出力する。このため、検知エリアよりも遠方に存在する熱源、直射日光、検知エリアに入った小動物を人体と誤判断することを防ぐことができ、赤外線検知システムの検出精度を高めることができる。なお、このような受動型赤外線センサの従来技術としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
特許第3086406号
図6は、特許文献1に記載されている受動型赤外線式検知装置(以下、単に検知装置と記す)を説明するための図である。この説明では、特許文献1に記載されている文言をそのまま使用するものとする。
図6に示した検知装置は、壁面20における成人のほぼ腰に相当する高さ位置に取り付けられる。壁面20に取り付けられるハウジング21には、受光素子1と光学系3とからなる第1センサユニット5と、受光素子2と光学系4とからなる第2センサユニット6が、上下に位置して収納されている。
センサユニット5、6は、図中に二点鎖線で示した不法侵入者を警戒すべき所定の区域Z内において、上下に離れた互いに異なる領域からそれぞれ放射される赤外線エネルギを個々に集光する向きに配置されている。すなわち、上方の第1センサユニット5は、検知対象の人体Hの上半身に向けて受光方向がほぼ水平に配置されて、上記警戒区域Z内の上方の空間に、地面Gに達しない第1の検知エリアA1が設定される。また、下方の第2センサユニット6は、壁面20から所定の検知距離Lだけ離れた地面Gに受光方向を向けて配置されており、警戒区域Z内の下方空間に第2の検知エリアA2が設定される。
ここで、検知距離Lは、壁面20から、略、第2センサユニット6により設定した第2の検知エリアA2の中心線Cと地面Gとが交わる位置までの距離である。検知距離L、第1の検知エリアA1の高さ、第1及び第2の検知エリアA1、A2の幅(図の紙面に直交する方向の寸法)から、警戒区域Zが定められる。
受光素子1、2から出力される電気信号は、それぞれ増幅回路8、9で増幅され、この増幅信号の信号強度、すなわち赤外線光束の変動量が比較回路からなるレベル検出回路10、11によって常時監視されている。レベル検出回路10、11は、入力される電気信号の信号レベルを検出レベル設定部12、13に設定された所定の検出レベルと常時比較している。レベル検出回路10、11によって電気信号が検出レベルを超える変動が検知されたときに、ハイレベルの検出信号が出力される。つまり、レベル検出回路10、11は、ハイレベルの検出信号とローレベルの非検出信号からなる2値信号を出力する。アンド回路からなる人体検知回路14は、両レベル検出回路10、11からハイレベルの検出信号が出力されたとき、人体検知回路14から人体検知信号aを出力する。警報信号発生回路17は、人体検知信号aの入力により作動して照明灯、ブザーまたはサイレン等の警報発生機器(図示せず)を作動させるための警報信号bを発生する。
従来の検知装置は、両受光素子1、2から出力される電気信号の信号レベルが同時に検出レベルを超えた場合のみ、人体検知信号aを出力する。例えば、第1の検知エリアA1の遠方にボイラのような高温発生源が存在し、この高温発生源の前を物体が通過したり、第1の検知エリアA1の遠方の道路を自動車やトラックが通過した場合、これらから放射される赤外線エネルギが上方の第1センサユニット5のレンズ3を通じて受光素子1に入射する。受光素子1は入射赤外線エネルギ量の大きな変動に応じた信号レベルの電気信号を出力し、これを検出したレベル検出回路10から検出信号が出力される。
しかし、下方の第2センサユニット6のレンズ4には、これの受光方向が下方を向いていることから、上記した赤外線エネルギが殆ど入光しない。したがって、下方の受光素子2からの電気信号の信号レベルは殆ど変化せず、レベル検出回路11の出力はローレベルに保持される。その結果、人体検知回路14は、人体検知信号aを誤出力することがない。
また、昼間において太陽光が直射した場合、上記と同様に上方の第1センサユニット5の受光素子1から出力される電気信号の信号レベルが高くなるように変化するだけであり、やはり人体検知信号aは出力されない。
一方、犬や猫などの小動物Mが警戒区域Z内に入り込んだ場合、小動物Mから放射される赤外線エネルギは、下方の第2センサユニット6のレンズ4を介して受光素子2に入射するが、受光方向をほぼ水平に向けて配置された上方の第1センサユニット5には殆ど入光されない。したがって、下方の受光素子2から出力される電気信号のみが所定レベルを超えるから、この場合も人体検知信号aが誤出力することがない。
一方、人体Hが警戒区域Zに入り込んだ場合には、両検知エリアA1、A2が共に遮られるので、人体Hから放射する赤外線エネルギが確実に上下のセンサユニット5、6のレンズ3、4を介して各受光素子1、2に入射する。このため、各受光素子1、2の電気信号が共に所定レベルを超え、両レベル検出回路10、11から共に検出信号が出力される。これにより、両検知エリアA1、A2において設定された警戒区域Z内に入り込んだ人体Hを確実に検知して、人体検知信号aを出力できるようになる。
しかしながら、上記した従来技術では、図7に示したように、人体であっても、その身長が低い場合には上側のセンサユニット5に入光する赤外線が充分な量にならず、受光素子1によって出力される信号レベルが所定レベル以下になる。このような場合、検知エリア内に人体があるにも関わらず、警報信号を出すことができない。
また、図8に示すように、小動物等がセンサの近傍を通過した場合、上側と下側の検知エリアを同時にまたぐことがあり、両方のセンサユニットに入光する赤外線が十分な量となり、人体ではないにも関わらずに検知されて誤報を発生することがある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、人体だけを正確に検知し、外乱や他の赤外線を放射する物体(被検知体)によって誤報を発することがない高精度の検知装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の検知装置は、互いに異なる検知エリアにおける赤外線を検出し、それぞれが検出された赤外線の変動量に応じた電気信号を出力する赤外線センサ(赤外線センサ101a、101b:図1)を、少なくとも2つ備えた熱放射線検知手段(ツインミラー型赤外線センサ101:図1)と、赤外線の変動量に応じた電気信号の周波数にかかる情報を示す特徴量に基づいて作成された確率モデルを複数記憶するモデル記憶手段(モデル記憶部106:図1)と、前記熱放射線検知手段(ツインミラー型赤外線センサ101:図1)によって出力された電気信号の周波数にかかる情報を特徴量として抽出する特徴量抽出手段(特徴量抽出部103)と、前記特徴量抽出手段(特徴量抽出部103:図1)によって抽出された特徴量と、前記モデル記憶手段(モデル記憶部106:図1)によって記憶されている確率モデルとの尤度に基づいて、前記複数の確率モデルの中から特徴量に対応する確率モデルを検出する確率モデル検出手段(認識処理部104:図1)と、前記確率モデル検出手段(認識処理部104:図1)によって検出された確率モデルに基づいて、前記検知エリアに入った被検知体を認識する被検知体認識手段(認識処理部104:図1)と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の検知装置は、請求項1に検記載の発明において、前記熱放射線検知手段が、前記赤外線センサとして赤外線の検出素子(例えば図3に示した焦電素子301a、301b、301c、301d)を1つの筐体内(例えば図3に示したケース300)に複数備え、前記筐体から同時に複数の前記電気信号(例えば図3に示したセンサ出力1、センサ出力2)を出力することを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の検知装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記モデル記憶手段(モデル記憶部106:図1)が、予め作成された前記確率モデルを記憶することを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の検知装置は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、前記特徴量抽出手段(特徴量抽出部103:図1)が、前記熱放射線検知手段(ツインミラー型赤外線センサ101:図1)から出力された信号を、所定の時間ごとに区分して複数のフレームを生成し、各フレームに含まれる複数の周波数に対する各周波数の成分比を表す第1特徴量を抽出することを特徴とする。
請求項5に記載の検知装置は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、前記特徴量抽出手段(特徴量抽出部103:図1)が、前記熱放射線検知手段(ツインミラー型赤外線センサ101:図1)から出力された信号を、所定の時間ごとに区分して複数のフレームを生成し、前記複数のフレームのうちの一のフレームである第1フレームと、時間において、前記第1フレームの直前または直後に位置する第2フレームとの各周波数の成分比を表す第2特徴量を抽出することを特徴とする。
請求項6に記載の検知装置は、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、前記第1特徴量、前記第2特徴量の少なくとも一方において、前記成分比が対数によって表されることを特徴とする。
請求項7に記載の検知装置は、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、前記特徴量抽出手段(特徴量抽出部103:図1)が、前記熱放射線検知手段(ツインミラー型赤外線センサ101:図1)から出力された信号を、所定の時間ごとに区分して複数のフレームを生成し、少なくとも2つの前記赤外線センサによってそれぞれ検出された2つの電気信号の相関を前記フレームごとに表す第3特徴量を抽出することを特徴とする。
請求項1に記載の検知装置によれば、それぞれ異なるエリアに入った被検知体を2つの
赤外線センサによって検知することができる。また、赤外線センサによって出力された電気信号の周波数にかかる情報を特徴量として抽出するから、電気信号の周波数にかかる相違を検出することができる。また、特徴量に対応する確率モデルを予め記憶しておき、記憶されている特徴量に確率モデルに対照することができる。さらに、確率モデルのうち、この特徴量が抽出される確率が最も高い確率モデルを検出し、検出された確率モデルに合致する被検知体を検知エリアに入った被検知体であると認識することができる。
請求項2に記載の検知装置によれば、複数の焦電素子を備えた赤外線センサを、本発明の熱放射線検知手段として用いることができる。
請求項3に記載の検知装置によれば、検知装置において確率モデルを記憶しておくことができる。このため、検知装置が置かれた環境や位置等に即した確率モデルを予め作成し、作成された確率モデルを使って被検知体を検知することができる。
請求項4に記載の検知装置によれば、複数のフレームの各々にフレームに含まれる複数の周波数に対する各周波数の成分比を表す第1特徴量に基づいて、検知エリアにおける赤外線の変化を示す電気信号の周波数変化を検出することができる。このため、赤外線の振幅の変化の大きさによらず、検知エリアにおける赤外線の変化を検出することができる。
したがって、被検知体による赤外線の変化量が小さい場合であっても検知エリアに被検知体が入ったことを検知することができる。
請求項5に記載の検知装置によれば、複数のフレームのうち、一のフレームである第1フレームと、時間において、前記第1フレームの直前または直後に位置する第2フレームとの各周波数の成分比を表す第2特徴量を抽出することができる。このため、検知エリアにおける赤外線の時間的変化を示す電気信号の周波数変化を検出することができるので、赤外線の振幅の変化の大きさによらず、検知エリア内の被検知体を検知することができる。したがって、被検知体による赤外線の変化量が小さい場合であっても検知エリアに入った被検知体の動きを検知することができる。
請求項6に記載の検知装置によれば、第1特徴量、第2特徴量の少なくとも一方において成分比が対数によって表されるので、特徴量を常に絶対値として得て、以降の制御に使用しやすいものにすることができる。
請求項7に記載の検知装置によれば、少なくとも2つの赤外線センサによってそれぞれ検出された2つの電気信号の相関をフレームごとに表す第3特徴量を抽出することができる。このため、2つの赤外線センサのうち、被検知体が両方に同時に検知される大きさを有するか否かを判断することができる。したがって、被検知体の大凡の大きさにより、被検知体が人であるか否かを判断することができる。
本発明の一実施形態の検知装置を説明するための図である。 図1に示した特徴量抽出部によってなされる特徴量の抽出を説明するための 図である。 本発明の一実施形態の変形例の焦電センサを説明するための図である。 本発明の検知装置の、実験例1の結果を説明するための図である。 本発明の検知装置の、実験例2の結果を説明するための図である。 特許文献1に記載されている受動型赤外線式検知装置を説明するための図である。 特許文献1に記載されている受動型赤外線式検知装置を説明するための他の図である。 特許文献1に記載されている受動型赤外線式検知装置を説明するための他の図である。
以下、本発明の一実施形態の検知装置について、図面を用いて説明する。
・全体構成
図1は、本発明の一実施形態の検知装置を説明するための図である。本実施形態の検知装置は、ツインミラー型赤外線センサ101と、2つのA/D変換器102a、102bと、特徴量抽出部103と、モデル記憶部106と、認識処理部104と、を備えている。なお、図中のモデル生成部105は、モデル記憶部106に記憶される確率モデルを記憶する生成する構成である。本実施形態では、モデル生成部105は検知装置の外部にあって、予め確率モデルを作成し、作成された確率モデルがモデル記憶部106に保存されるものとする。
ツインミラー型赤外線センサ101は、被検知体から放出される赤外線の変化量を電気信号に変換し、アナログ信号として出力する赤外線センサ101a、101bを備えている。つまり、赤外線センサ101a、101bは、それぞれ図6で示したセンサユニット5、増幅回路8を組み合わせた構成、またはセンサユニット6、増幅回路9を組合わせた構成と同様の機能を有する構成である。ツインミラー型赤外線センサ101は、図6の増幅回路8、9が出力する信号と同様の信号を出力する。
A/D変換器102a、102bは、ツインミラー型赤外線センサ101の2つのアナログ出力信号をそれぞれデジタル信号に変換する。本実施形態では、A/D変換器102aから出力されたセンサ出力をセンサ出力A、A/D変換器102bから出力されたセンサ出力をセンサ出力Bと記す。特徴量抽出部103は、センサ出力A、センサ出力Bから特徴量データを算出する。
なお、特徴量データとは、センサ出力A、センサ出力Bの各々について、比較的短い時間における周波数に関する情報である。特徴量データ及びこの抽出方法については後述する。
モデル記憶部106は、特徴量抽出部103によって抽出された特徴量データに基づいて生成されたモデルを記憶する記憶装置である。認識処理部104は、モデル記憶部106に記憶されたモデルの内容と、特徴量抽出部103で抽出された特徴量データとに基づいて、ツインミラー型赤外線センサ101が被検知体を検知可能な範囲(検知エリア)内に存在する被検知体の属性情報を認識する構成である。
なお、モデル記憶部106によって記憶されるモデルは、特徴量データをHMM(Hidden Markov Model,隠れマルコフモデル)にモデル化することによって作成される。HMMとは、は確率モデルの一つであって、現象が未知のパラメータを含むマルコフ過程により進行すると仮定し、観測可能な情報から未知のパラメータを推定するものである。なお、推定されるパラメータには、状態遷移確率、シンボル出力確率がある。
本実施形態では、特徴量抽出部103によって抽出された特徴量を蓄積しておき、モデル生成部105によって予め作成されたモデルをモデル記憶部106に記憶させておくものとする。
以下、上記した各構成について、より詳細に説明する。
・特徴量抽出部
図2は、特徴量抽出部103によってなされる特徴量の抽出を説明するための図である。図2中に示したセンサ出力Aは、前記したように、図1に示したA/D変換器102aから出力されたセンサ出力である。また、センサ出力Bは、図1に示したA/D変換器102bから出力されたセンサ出力である。センサ出力A、センサ出力Bは、各々短い区間(所定の時間内にA/D変換器から出力されたセンサ出力)に区切られており、区間の1つ1つを、以降フレームと記す。
上記した各フレームは、時系列に配置される。なお、各フレームは、互いに、時間的にオーバーラップするものであってもよい。図2において、センサ出力Aを区切って生成された複数のフレームsA-1、sA-2、sA-3、sA-4は、互いに隣り合うフレーム区間同士において、フレーム区間の半分が互いにオーバーラップしている。また、センサ出力Bを区切って生成された複数のフレームsB-1、sB-2、sB-3、sB-4も、互いに隣り合うフレーム区間同士において、フレーム区間の半分が互いにオーバーラップしている。
フレームに区分されたセンサ出力が示すデータは、フレーム単位で特徴量データに変換される。本実施形態では、特徴量として、第1特徴量(第1特徴量データ)、第2特徴量(第2特徴量データ)、第3特徴量(第3特徴量データ)の3つの特徴量を抽出する。
第1特徴量データとは、各フレームの信号をFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)により周波数領域の信号であるスペクトルに変換し、さらに、変換後のスペクトルを各周波数成分の比率に変換し、ダイナミックレンジを確保するために対数をとったものである。
第1特徴量データは、センサ出力A及びセンサ出力Bで独立に算出される。センサ出力Aから算出された第1特徴量データfA1-1、fA1-2、fA1-3、fA1-4は、センサ出力Bから算出された第1特徴量データfB1-1、fB1-2、fB1-3、fB1-4のうち、それぞれセンサ出力のタイミングが同じものと連結される。連結後の第1特徴量データを図中にf1-1、f1-2、f1-3、f1-4と記す。
また、第2特徴量データとは、各フレームの信号をFFTにより周波数領域の信号であるスペクトルに変換し、周波数成分ごとに、あるフレーム(第1フレーム)と、このフレームの直前または直後(本実施形態では直前のフレームとする)に出力されたフレーム(第2フレーム)とのスペクトルの比をとり、この比の対数をとったものをいう。
以上述べた第1特徴量データ及び第2特徴量データによれば、センサ出力の振幅の変化ではなく、センサ出力の内容(周波数に関する変化)によって検知エリアにおける変化を検出して被検知体の有無を検知することができる。したがって、第1特徴量データ及び第2特徴量データは、センサ出力の信号振幅に対する依存度が低いパラメータであるから、センサ出力の振幅が小さくなる場合であっても、信号振幅がより大きい場合と同様に被検知体検知のパラメータとして使用することができる。
センサ出力の振幅は、例えば、環境の温度(背景温度)が高く、被検知体と背景温度との差が小さい場合、あるいは被検知体が検知エリアを短時間で通過した(かすめた)場合に小さくなる。しかし、第1特徴量データ及び第2特徴量データによれば、従来技術では検知しきれなかった状況においても、被検知体の検知が可能となる。
第2特徴量データは、センサ出力A及びセンサ出力Bで独立に算出される。センサ出力Aから算出された第2特徴量データfA2-1、fA2-2、fA2-3、fA2-4は、センサ出力Bから算出された第2特徴量データfB2-1、fB2-2、fB2-3、fB2-4のうち、それぞれ出力のタイミングが同じものと連結される。連結後の第1特徴量データを図中にf2-1、f2-2、f2-3、f2-4と記す。
さらに、第3特徴量データとは、センサ出力Aのフレームとセンサ出力Bのフレームとの間において、同時に出力されたフレームの相関係数である。図中、フレームごとに算出された第3特徴量データをf3-1、f3-2、f3-3、f3-4と記す。
第3特徴量データの絶対値は、ツインミラー型赤外線センサ101の2つのセンサのうち、両方のセンサの検知エリアに被検知体が同時に入った場合に大きくなる。一方、2つのセンサのうち、一方のセンサの検知エリアにのみ被検知体が入った場合に小さくなる。したがって、第3特徴量データによれば、被検知体が、2つのセンサの検知エリアに同時に入る大きさを持つものであるか否かを判断することができる。判断結果は、被検知体が人間であるか小動物等であるかを判断する指針になる。
また、第3特徴量データは、フレーム単位で計算されるので、第3特徴量データの時間的な変動を観察することができる。このような本実施形態は、2つのセンサユニットのセンサ出力の瞬時値によって被検知体の有無を判断する従来技術よりも、被検知体の有無を正確に判断することができる。
さらに、相関係数である第3特徴量データは、センサ出力A、センサ出力Bの振幅とは無関係に、両者の差異を±1の範囲で表すことができる。このような第3特徴量データと、センサ出力の振幅に依存しない第1特徴量データ及び第2特徴量データとを用いることにより、本実施形態は、従来よりもセンサ出力の振幅(強度)の変化が小さい場合にも被検知体を検知することが可能になる。
第3特徴量f3-1、f3-2、f3-3、f3-4は、図示したように、第1特徴量データf1-1、f1-2、f1-3、f1-4及び第2特徴量データf2-1、f2-2、f2-3、f2-4と共に時系列に連結される。
・モデルの生成
次に、モデル生成部105について説明する。本実施形態では、モデル生成部105を検知装置の外部に設けられるものとする。モデル生成部105は、他の検知装置で取得された特徴量や、過去自装置で取得された特徴量等を蓄積したデータに基づいて、予め確率モデルを作成する。このような本実施形態によれば、検知装置の出荷時に予め確率モデルをモデル記憶部106に保存しておくことができる。このため、検知装置は、出荷直後から多数の特徴量に基づいて作成された確率モデルを使用して被検知体を判定することが可能になる。
モデル生成部105は、特徴量抽出部103で抽出された特徴量データに基づいて、確率モデルであるHMMを生成する。HMMの生成は、認識処理部104において実行される認識処理の準備として行われるものであるから、一度生成されてモデル記憶部106に記憶されたHMMは以降動作することがない。なお、HMM及びHMMの生成手法は周知であるので、本明細書ではこれ以上の説明を省く。
このとき、本実施形態では、作成されたHMMのパラメータに基づいて、各HMMと赤外線変動の原因とを対応付けておくものとする。このようすれば、HMMの各々と赤外線の変動の原因とを対応付けることができる。なお、赤外線の変動の原因として、被検知体が人体、被検知体が人体以外の2種類を対応付けるようにしてもよい。また、被検知体が人体、被検知体が人体以外、外乱等の2種類以上を対応付けるものであってもよい。
・認識処理部
認識処理部104は、特徴量抽出部103で生成された第1特徴量データ、第2特徴量データ及び第3特徴量データと、モデル記憶部106に記憶されているHMMとに基づき、被検知体の属性を認識する。
本実施の形態では、認識処理部104が、公知の最尤系列推定(MLSE:Maximum Likelihood Sequence Estimation)を用い、モデル記憶部106に記憶されているHMMから、特徴量抽出部103で算出された第1特徴量データ、第2特徴量データ、第3特徴量データが生成される可能性が最も高いHMMを検出する。
(変形例)
以上述べた実施形態は、熱放射線検知手段として、ツインミラー型赤外線センサ101を使用している。しかし、本発明の実施形態は、熱放射線検知手段としてツインミラー型赤外線センサ101を用いる構成に限定されるものではない。すなわち、本実施形態は、互いに異なる検知エリアにおける赤外線を検出できる赤外線センサを少なくとも2つ備えた構成であれば、どのようなものであっても熱放射線検知手段として使用することが可能である。また、赤外線センサとしては、赤外線の変動量に応じた電気信号を出力することができるものであればよい。
このような熱放射線検知手段の他の例には、例えば、1つの筐体内に焦電素子を複数備えた構成が挙げられる。焦電素子の各々または複数の焦電センサのうちの一部から1つの電気信号を出力させることにより、1つの筐体から合計して複数の電気信号を取り出す構成を、本実施形態の熱放射線検知手段に用いることができる。このような熱放射線検知手段を本実施形態では焦電センサと記すものとする。
本明細書では、周囲の温度の変化に応じて自発分極を持つセラミック(チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等)の焦電体板表面に帯電する電荷が増加する現象を利用して赤外線を検出する素子を焦電素子という。焦電体板には抵抗素子や電界効果トランジスタが付加されて電荷の増加が電気信号として出力される。本明細書でいう焦電センサは、このような焦電素子を複数1つのパッケージに封入して構成された赤外線センサを指す。
図3(a)、(b)は、本実施形態の変形例の焦電センサを説明するための図である。図3(a)は、焦電センサに備えられる焦電素子を説明するための図である。図3(b)は、図3(a)に示した焦電素子の電気的な接続状態を説明するための等価回路である。
図3(a)に示したように、変形例の赤外線センサは、1つのケース300内に、4つの焦電素子301a、301b、301c、301dを備えている。そして、4つの焦電素子のうち、焦電素子301a、301bから電気信号であるセンサ出力1を出力させ、焦電素子301b、301cからセンサ出力2を出力させる。
このためには、図3(b)に示したように、焦電素子301aと焦電素子301bとを直列に接続させ、焦電素子301cと焦電素子301dとを直列に接続させる。そして、焦電素子301bと焦電素子301cとの間をグラウンドに接続させる。そして、焦電素子301a、焦電素子301dから各々センサ出力を取り出すようにすればよい。
また、このような焦電センサの前面にミラーやレンズを設ければ、焦電素子の赤外線検出範囲を広げることができる。なお、本実施形態の変形例の焦電センサは、焦電素子を4つ備える構成に限定されるものでなく、2つ、あるいはさらに多くの焦電素子を備えるものであってもよい。
さらに、複数の焦電素子を備えた焦電センサは既存の構成である。ただし、既存の焦電センサでは、複数の焦電素子を全て直列に接続して1つのセンサ出力を得ている。本実施形態では、既存の焦電センサにおける焦電素子の電気的な接続を変更し、熱放射線検知手段として流用することも可能である。
(実施形態の効果を確認するための実験)
次に、以上述べた本実施形態の効果を確認するための実験例1、実験例2について説明する。
[実験例1]
実験例1は、市販のツインミラー型侵入検知センサに本発明を適用した検知装置(以下、本発明の侵入検知センサと記す)を用い、被検知体が人であるか否かを判断したものである。
図4は、実験例1の結果を説明するための図である。図4に示したグラフの横軸は被検知体となった被験者の身長の範囲(身長カテゴリ)、縦軸は各身長カテゴリに対応する識別率である。識別率とは、被検知体が検知エリア内に入った回数のうち、被検知体が人体であると正しく判断された回数の確率をいう。また、図中に示した従来技術は本発明が適用されていない状態の市販のツインミラー型侵入検知センサ(以下、市販侵入検知センサという)である。本発明とは、上記した本発明の侵入検知センサである。本発明の侵入検知センサ、市販の侵入検知センサでは、被検知体が人であると判断された場合に警報を発するものとする。このため、前記した識別率は、被検知体が検知エリアに入った回数のうち、警報が発生された回数の確率をいう。
実験例1では、被験者を被検知体として検知エリアを通過させ、本発明の侵入検知センサ及び市販の侵入検知センサを使って被検知体が人であるか否か判断した。各身長カテゴリと被験者の人数は以下のとおりである。
身長100cm未満 7名
身長100cm以上115cm未満 7名
身長115cm以上130cm未満 7名
身長130cm以上145cm未満 7名
身長145cm以上160cm未満 7名
身長160cm以上175cm未満 7名
身長175cm以上 7名
計49名
実験例1では、いずれの身長の被験者も、検知エリアの端から端までを通常の歩行速度で歩行している。歩行回数は一人当たり100回であり、歩行したコースは検知エリアに対する縦、横、斜めの直線であって検知エリアを満遍なくカバーしている。
また、実験例1では、人以外の温かい被検知体を被験者と同様のコースを移動させ、データを取得している。取得されたデータ数は1800サンプルである。
なお、被検知体が人体である場合にも、人体以外である場合にも、本発明の侵入検知センサは、床から高さ2.5mの位置に設置されている。
実験例1では、以上の条件で本発明の侵入検知センサのセンサ出力を取得した。そして、センサ出力を第1特徴量データと第2特徴量データとに変換した。また、変換された特徴量データを学習データとして用い、人の確率モデルを9個、人以外の被検知体の確率モデルを7個作成した。そして、変換された全ての特徴量データを評価データとして用い、確率モデルに基づいて、被検知体が人であるか否かを識別した。
この結果、図4に示したように、本発明の侵入検知センサの識別率は、市販の侵入検知センサの識別率に対して、全ての被験者カテゴリにおいて高い値となっている。特に、身長の低い被験者に対する識別率が大幅に向上していることが分かる。また、同様の実験により、人体以外の被検知体の識別率を測定したところ、本発明の侵入検知センサでは100%、市販の侵入検知センサでは99.7%の識別率を得た。このような結果から、本願発明の人体認識装置は、市販の侵入検知センサよりも高い精度で正確に人体だけを検知することができるものといえる。
[実験例2]
図5は、実験例2を説明するための図である。実験例2は、人体以外の被検知体の識別率について実験したものである。実験例2では、侵入検知センサの設置高さを変えている。図5の横軸は侵入検知センサの設置高さを示し、縦軸は各設置高さに対応する識別率を示している。識別率とは、被検知体が検知エリア内に入った回数のうち、被検知体が人体でないと正しく判断された確率をいう。本発明の侵入検知センサ及び市販の侵入センサは、被検知体が人体であると判断された場合にのみ警報を発する。このため、図5の縦軸に示した識別率は、被検知体が検知エリアに入った回数のうち、警報が発生しなかった回数の確率をいう。
侵入検知センサの設置高さとしては、0.8m、0.5m、0.2mの3種類が設定される。人体以外の被検知体は、実験例1と同様の検知エリアを実験例1と同様のコースで移動する。また、実験例2では、侵入検知センサの1つの設置高さについて160サンプルのデータが取得されている。
以上の条件で出力されたセンサ出力は、第1特徴量データ、前記第2特徴量データ、第3特徴量データに変換される。また、実験例2では、実験例1で生成した被検知体が人体である確率モデルを9個、人体以外の被検知体の確率モデルを7個保存しておく。つまり、実験例2で使用される確率モデルは、侵入検知センサの設置高さが2.5mである場合に得られる特徴量に基づいて作成されたもののみである。
図5によれば、本発明の侵入センサは、設置高さによらず市販侵入センサよりも高い識別率を得られることが分かる。なお、実験例2で使用した確率モデルを用い、被検知体が人であると識別する識別率を算出した。この結果、第1実験例で得られた結果と同様の結果が得られた。
以上の結果から、本発明は、従来の検知装置である市販の侵入センサよりも被検知体が人体であるか否かを正確に判断することができ検知装置を提供できるものといえる。
101 ツインミラー型赤外線センサ
101a,101b 赤外線センサ
102a,102b 変換器
103 特徴量抽出部
104 認識処理部
105 モデル生成部
106 モデル記憶部
300 ケース
301a、301b、301c、301d 焦電素子

Claims (7)

  1. 互いに異なる検知エリアにおける赤外線を検出し、それぞれが検出された赤外線の変動量に応じた電気信号を出力する赤外線センサを、少なくとも2つ備えた熱放射線検知手段と、
    赤外線の変動量に応じた電気信号の周波数にかかる情報を示す特徴量に基づいて作成された確率モデルを複数記憶するモデル記憶手段と、
    前記熱放射線検知手段によって出力された電気信号の周波数にかかる情報を特徴量として抽出する特徴量抽出手段と、
    前記特徴量抽出手段によって抽出された特徴量と、前記モデル記憶手段によって記憶されている確率モデルとの尤度に基づいて、前記複数の確率モデルの中から特徴量に対応する確率モデルを検出する確率モデル検出手段と、
    前記確率モデル検出手段によって検出された確率モデルに基づいて、前記検知エリアに入った被検知体を認識する被検知体認識手段と、
    を備えることを特徴とする検知装置。
  2. 前記熱放射線検知手段は、前記赤外線センサとして赤外線の検出素子を1つの筐体内に複数備え、前記筐体から同時に複数の前記電気信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の検知装置。
  3. 前記モデル記憶手段は、予め作成された前記確率モデルを記憶することを特徴とする請求項1または2に記載の検知装置。
  4. 前記特徴量抽出手段は、
    前記熱放射線検知手段から出力された信号を、所定の時間ごとに区分して複数のフレームを生成し、各フレームに含まれる複数の周波数に対する各周波数の成分比を表す第1特徴量を抽出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の検知装置。
  5. 前記特徴量抽出手段は、
    前記熱放射線検知手段から出力された信号を、所定の時間ごとに区分して複数のフレームを生成し、前記複数のフレームのうちの一のフレームである第1フレームと、時間において、前記第1フレームの直前または直後に位置する第2フレームとの各周波数の成分比を表す第2特徴量を抽出することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の検知装置。
  6. 前記第1特徴量、前記第2特徴量の少なくとも一方において、前記成分比が対数によって表されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の検知装置。
  7. 前記特徴量抽出手段は、
    前記熱放射線検知手段から出力された信号を、所定の時間ごとに区分して複数のフレームを生成し、少なくとも2つの前記赤外線センサによってそれぞれ検出された2つの電気信号の相関を前記フレームごとに表す第3特徴量を抽出することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の検知装置。
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