JP2010071733A - 油種モニタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】近赤外光を油を介して反射部206へ入射し、反射部206で反射した近赤外光を受光して油の油種を識別する油種モニタであって、この反射部206は、透明体206aの一方の面に凹面の反射面206dを設けて両面を透過面206bと反射面206dとし、さらに透過面206bを油との接触面とし、また、反射面206dを油との非接触面とすることで、透過面206bでの汚れの付着防止を実現する。
【選択図】図5
Description
ガスクロマトグラフ装置は、測定対象である油を気化させてから化合物の同定・定量を行う分析装置であり、石油化学等の分野で広く用いられている。
特許文献1に記載された従来技術は、油種モニタそのものではないが、苛性ソーダの濃度や、水とアセトンのような溶媒混合物の成分比の監視を行うことを目的とする装置である。特に近赤外光を発光させた後に、測定対象内へ入射および反射させた戻り光を吸光させた近赤外光を得て、分析するというものである。
近赤外光の発光素子を含み、近赤外光を発光する発光部と、
近赤外光を透過させる透過部と、
油に接するように配置され、油を介して入射された透過部からの近赤外光を反射面により反射させて再度透過部まで到達させる反射部と、
該透過部を経て到達した近赤外光を受光して検出を行う分光光度計と、
前記分光光度計から得られた信号を処理する信号処理部とを備え、吸光度の変化により油種を識別する油種モニタであって、
前記反射部は、透明体の一方の面に反射面を設けて両面を透過面と反射面として、透過面を油との接触面とし、また、反射面を油との非接触面とする、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の油種モニタにおいて、
前記反射部は前記透明体の透過面が凸面または平面であることを特徴とする。
請求項1または請求項2に記載の油種モニタにおいて、
前記反射部は前記反射面が凹面であることを特徴とする。
請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の油種モニタにおいて、
前記反射部と前記透過部との間に設けられる検出空間部を有し、該反射部、検出空間部および透過部が同一直線上にあるような検出部を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の油種モニタにおいて、
前記検出部は、検出空間部と連通する流入部と、
検出空間部と連通する流出部と、を備え、
流入部と流出部とを通じてこの検出空間部を流れる油を識別対象とすることを特徴とする。
請求項4に記載の油種モニタにおいて、
前記検出部は、その検出空間部が開放空間であって、この検出空間部を流れる油を識別対象とすることを特徴とする。
請求項4〜請求項6の何れか1項に記載の油種モニタにおいて、
前記検出部は、
検出部本体と、
検出部本体に前記反射部を固定する固定部と、
前記反射部と前記固定部とを外界から封止するように前記検出部本体に固定される蓋部と、
を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の油種モニタにおいて、
前記反射部、前記固定部および前記蓋部は、検出部本体に対して着脱可能であることを特徴とする。
油種モニタ1は、本体ケース100、本体ケース下部101、検出部200(以下フローセルと記載する)を備えている。このような油種モニタ1は、フローセル200内に油種を識別する油を通流させた状態でモニタリングを行うものである。後述するが、パイプやチューブによりフローセル200内に油を通流させたり、あるいは、輸送管(パイプライン)内にフローセル200を配置して直接的に油を通流させる。
本体ケース100の内部には、図2で示すように、表示部103、発光素子104、分光光度計105、光ファイバ106、ファイバ端部107、入射光用光ファイバ108、反射光用光ファイバ109、信号処理部110が配置されている。構造としては光ファイバ106がファイバ端部107に固定された状態である。二個の通信用コネクタ102は、図1で示すように、本体ケース101の外側に配置されている。
まず、図2で示すように、油流入用ジョイント202を介して下側から検出空間部205内に油を流入させ、上側の油流出用ジョイント203から油を流出させている。下側から上側へ流れるため、油が反射部206付近で滞留しないようにして反射部206に汚れが付着しないようにしている。
検出部500は、上側は先に図3,図4を用いて説明した本体ケース下部101との取付構造を有するが、下側は図8(a)で示すような形態となる。検出部500は、検出部本体501、挿通部502、固定部503、透過部504、シール部505,506、反射部507、固定部508、シール部509、蓋部510、検出空間部511を備える。
また、検出部本体501も本体ケース下部101から簡単に着脱可能であり、内部の固定部503や透過部504も脱着可能としている。同様に蓋部510も検出部本体501から簡単に着脱可能であり、内部の固定部508や反射部507も脱着可能としている。このような構成を採用したため、透過部504や反射部507のクリーニングをすぐに行うことができメンテナンス性が良い。このような検出部500では検出空間部511を開放空間とし、この検出空間部511を流れる油を識別対象としている。
なお、光学系・信号処理系は図1〜図6を用いて説明した油種モニタ1と同様であり、重複する説明を省略する。
このような検出部500では開放空間である検出空間部511を流れる油に対して入射光や反射光が通過することとなるが、それでも反射部507を改良しているため、従来技術と比較しても長期的なメンテナンスが不要となった。
100:本体ケース
101:本体ケース下部
102:通信用コネクタ
103:表示部
104:発光素子
105:分光光度計
106:光ファイバ
107:ファイバ端部
108:入射光用光ファイバ
109:反射光用光ファイバ
110:信号処理部
111:レンズ
112:透過部(透明ガラス)
113:端部取付部
114:ホルダ
115:ねじ部
116:シール部
117:シール部
118:封止部
200:フローセル(検出部)
201:フローセル本体
202:油流入用ジョイント
203:油流出用ジョイント
204:透過部
205:検出空間部
206:反射部
206a:透明体
206b:透過面(凸面)
206c:凸面
206d:反射面(凹面)
206e:透明体
206f:透過面(平面)
206g:凸面
206h:反射面(凹面)
207:ジョイント接続部
208:挿通部
209:ねじ部
210:固定部
210a:孔部
210b:ねじ部
211:シール部
212:シール部
213:固定部
213a:孔部
213b:ねじ部
214:シール部
215:蓋部
215a:ねじ部
400:フランジ
500:フローセル
501:検出部本体
502:挿通部
503:固定部
503a:孔部
503b:ねじ部
504:透過部
505:シール部
506:シール部
507a:透明体
507b:透過面(凸面)
507c:凸面
507d:反射面(凹面)
508:固定部
508a:孔部
508b:ねじ部
509:シール部
510:蓋部
510a:ねじ部
511:検出空間部
Claims (8)
- 近赤外光の発光素子を含み、近赤外光を発光する発光部と、
近赤外光を透過させる透過部と、
油に接するように配置され、油を介して入射された透過部からの近赤外光を反射面により反射させて再度透過部まで到達させる反射部と、
該透過部を経て入射した近赤外光を受光して検出を行う分光光度計と、
前記分光光度計から得られた信号を処理する信号処理部とを備え、吸光度の変化により油種を識別する油種モニタであって、
前記反射部は、透明体の一方の面に反射面を設けて両面を透過面と反射面として、透過面を油との接触面とし、また、反射面を油との非接触面とする、
ことを特徴とする油種モニタ。 - 請求項1に記載の油種モニタにおいて、
前記反射部は前記透明体の透過面が凸面または平面であることを特徴とする油種モニタ。 - 請求項1または請求項2に記載の油種モニタにおいて、
前記反射部は前記反射面が凹面であることを特徴とする油種モニタ。 - 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の油種モニタにおいて、
前記反射部と前記透過部との間に設けられる検出空間部を有し、該反射部、検出空間部および透過部が同一直線上にあるような検出部を備えることを特徴とする油種モニタ。 - 請求項4に記載の油種モニタにおいて、
前記検出部は、検出空間部と連通する流入部と、
検出空間部と連通する流出部と、を備え、
流入部と流出部とを通じてこの検出空間部を流れる油を識別対象とすることを特徴とする油種モニタ。 - 請求項4に記載の油種モニタにおいて、
前記検出部は、その検出空間部が開放空間であって、この検出空間部を流れる油を識別対象とすることを特徴とする油種モニタ。 - 請求項4〜請求項6の何れか1項に記載の油種モニタにおいて、
前記検出部は、
検出部本体と、
検出部本体に前記反射部を固定する固定部と、
前記反射部と前記固定部とを外界から封止するように前記検出部本体に固定される蓋部と、
を備えることを特徴とする油種モニタ。 - 請求項7に記載の油種モニタにおいて、
前記反射部、前記固定部および前記蓋部は、検出部本体に対して着脱可能であることを特徴とする油種モニタ。
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