JP2010071344A - 可撓性管継手 - Google Patents

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兼芳 林
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Abstract

【課題】可撓性を妨げることなく、耐疲労性及び耐負圧性の向上した管継手を提供すること。
【解決手段】可撓性管継手は、弾性部材により略円筒状に形成され、内部に強靱性コードが埋設された筒状部と、前記筒状部の両端に設けられる配管接合部と、を備え、前記筒状部は、半径方向に膨出する膨出部を有し、前記膨出部は、内周面側の曲率半径を外周面側の曲率半径よりも大きくすることにより、頂部に向かって前記膨出部の肉厚が厚くなるように形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、管継手に関し、特には、可撓性を有する可撓性管継手に関する。
従来より、可撓性管継手は、円筒状に形成された筒状部の両端に、相手側配管と接続させるための接続フランジを設けた構造が一般的であり、配管と配管との間に設けられる接続部に介装されて使用されている。そして、可撓性を有する材料により形成された筒状部が施工時の取り付け誤差や地盤の不当沈下等の変位、配管の経時的な歪み等を吸収し、各種配管の亀裂や破損等を防止可能に構成されている。
ところで、可撓性管継手には、筒状部の横断面が波形になるように筒状部の半径方向に膨出する膨出部を複数設け、筒状部の可撓性を向上させると共に、防振性能を向上させた管継手が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開10−227381号公報
しかしながら、特許文献1に開示の管継手は、例えば、可撓性を向上させるために膨出部の膨出量を大きくすると、膨出部における筒状部の内面側の頂部が鋭角になってしまう。そして、内面側の頂部が鋭角になると頂部を含む頂部近傍が疲労するため、例えば、頂部近傍に亀裂等の破損が生じ、可撓管継手の気密性や液密性を損なわせるおそれがあるという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、可撓性を妨げることなく、耐疲労性及び耐負圧性を向上させた管継手を提供することを目的とする。
本発明の可撓性管継手は、弾性部材により略円筒状に形成され、内部に強靱性コードが埋設された筒状部と、前記筒状部の両端に設けられる配管接合部と、を備え、前記筒状部は、半径方向に膨出する膨出部を有し、前記膨出部は、内周面側の曲率半径を外周面側の曲率半径よりも大きくすることにより、頂部に向かって前記膨出部の肉厚が厚くなるように形成されることを特徴とする。
また、前記筒状部は、前記筒状部の軸方向における両端に軸断面が略L字状に形成される鍔部を有し、前記鍔部には、鋼線が埋設されることが好ましい。
また、前記鋼線には、前記強靱性コードが巻き付けられることが好ましい。
また、前記強靱性コードは、ラジアル状に繊維を配列させたラジアル補強層及び/又はバイアス状に繊維を配列させたバイアス補強層を有することが好ましい。
本発明によれば、可撓性を妨げることなく、耐疲労性及び耐負圧性の向上した管継手を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る管継手の構成を示す外観斜視図である。図2は、前記実施形態に係る管継手の一部を破断して示す正面図である。図3は、図2に示す膨出部の部分拡大断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る管継手1は、略円筒状に形成される筒状部である可撓管本体2と、可撓管本体2の両端に設けられる一対の配管接合部であるフランジ3a,3bと、を主体に構成されている。
可撓管本体2は、可撓管本体2の内側に配置される内ゴム20と、外側に配置される外ゴム21と、内ゴム20と外ゴム21との間に狭持されるタイヤコード22と、から構成されている。可撓管本体2は、内ゴム20、タイヤコード22及び外ゴム21を前記の順に巻回した後、可撓管本体2を所定時間加硫することにより、内ゴム20と外ゴム21とがタイヤコード22を挟んだ状態で一体化される。
内ゴム20と外ゴム21とを構成する合成ゴムとしては、例えば、エチレン/プロピレンゴム、クロロプレーンゴム、ブチレンゴム、可撓性のクロロスルホン化ポリエチレンのような合成ゴムが例示できる。また、内ゴム20と外ゴム21とは、それぞれが同一の材料からなる合成ゴムで構成されてもよく、異なる材料からなる合成ゴムで構成されてもよい。
タイヤコード22は、内ゴム20の外周面上に、可撓管本体2の軸心に対して20°から70°の範囲の角度で繊維方向が交差するように交互に巻き付けられている。つまり、タイヤコード22は、可撓管本体2の軸方向に対してバイアス状に配置されている。
タイヤコード22としては、例えば、スティール繊維、カーボン繊維、ガラス繊維、ポリエステル繊維やアラミド繊維等の有機繊維、その他の繊維等の靱性の高い繊維が例示できる。
なお、タイヤコード22は、コードという撚った繊維等を並べて形成する場合もあるが、本実施形態においては、強靱な繊維を織って作られた強靱性繊維シートのようなものを含んでもよい。強靱性繊維シートは、一般にエラストマと比較すると伸縮性が低いため変形は難しいが、無理に変形させた場合であっても脆性的に折れる等の破壊に到ることが少ない。また、強靱性繊維シートは、繊維自体やそれらの並べ方や織り方により物理特性を制御することが可能となる。
可撓管本体2は、略中央部に膨出部23が設けられている。膨出部23は、可撓管本体2の一部を可撓管本体2の半径方向に膨出させることにより形成される。また、膨出部23は、頂部に向かって可撓管本体2の周壁が肉厚になるように形成されている。
具体的には、膨出部23は、図3に示すように、内周面25の曲率半径が外周面24の曲率半径よりも大きくなるように形成されている。つまり、膨出部23の内周面25は、膨出量が少なくなだらかな山状の斜面を構成している。一方、膨出部23の外周面24は、膨出量が多く、急勾配を有する山状の斜面を構成している。膨出部23は、内周面25及び外周面24がこのような構成を有することにより、頂部に向かって肉厚になるように形成される。
鍔部26,27は、可撓管本体2の両端に設けられている。鍔部26,27は、装着されるフランジ3a,3bの内周部33a,33bからフランジ対向面30a,30b側に延出するように形成されている。つまり、鍔部26,27は、可撓管本体2の軸断面において、断面が略L字状に形成されている。鍔部26,27は、フランジ3a,3bのフランジ対向面30a,30b側に延出することにより、相手側配管との接続時におけるパッキンを構成する。また、鍔部26,27は、フランジ5の内周部33a,33bを介して外側に延出することにより、可撓管本体2の両端に配置されたフランジ3a,3bを係止する。
鍔部26,27の内部には、鋼線である円環状のリング部材4a,4bが埋設されている。リング部材4a,4bは、鍔部26,27においてタイヤコード22に巻き付けられた状態で埋設されている。また、リング部材4a,4bは、鍔部26,27の内部に埋設された状態で、フランジ3a,3bの薄肉部32a,32bと対向する位置に配置されている。
フランジ3a,3bは、可撓管本体2と対向する相手側配管(図示せず)とを連結させる。フランジ3a,3bには、相手側配管に設けられるフランジ(図示せず)と連結させるための連結孔31a,31bが設けられている。連結孔31a,31bは、対応する相手側配管のフランジに設けられる連結孔(図示せず)と同じ数だけ形成されている。本実施形態においては、4つの連結孔31a,31bがそれぞれ設けられている。管継手1と相手側配管とは、この連結孔31a,31bと相手側配管のフランジに設けられた連結孔とにボルトを挿通させ、このボルトをナットに螺合させることにより連結される。
また、フランジ3a,3bには、相手側配管と対向するフランジ対向面30a,30bに鍔部26,27が配置される薄肉部32a,32bが設けられている。薄肉部32a,32bは、フランジ3a,3bの内周部33a,33b側から延出する鍔部26,27を収容し、内周部33a,33bの近傍において鍔部26,27に沿った形状に形成されている。
以上のような構成を有する本実施形態に係る管継手1によれば、以下のような作用及び効果を奏する。
本実施形態に係る管継手1は、可撓管本体2に可撓管本体2の半径方向に膨出する膨出部23が設けられている。そのため、軸方向及び軸方向と直交する方向に対する動きの自由度を向上させることが可能になる。これにより、管継手1の可撓性が向上すると共に、膨振性能を向上させることが可能になる。
また、本実施形態に係る管継手1は、膨出部23における内周面25の曲率半径が外周面24における曲率半径よりも大きくなるように形成されている。つまり、内周面25の方が膨出量が小さくなるように形成されている。そのため、膨出部23は、外周面24側よりも内周面25側が緩やかに隆起するように形成され、頂部に向かって肉厚になるように形成される。これにより、例えば、膨出部23に高圧の流体が流通された場合においても、膨出部23の不要な変形等を防止することが可能になる。つまり、管継手1は、膨出部23を頂部に向かって肉厚にすることにより、耐負圧性を向上させることが可能になり、例えば、管継手の損傷や製品寿命の短縮を防止することが可能になる。
また、本実施形態に係る管継手1は、可撓管本体2の内部に、バイアス状に織られたタイヤコード22が埋設されている。これにより、例えば、管継手1が長手方向に伸縮するような応力を受けた場合においても、バイアス状に織られたタイヤコード22が長手方向に伸縮可能になると共に、タイヤコード22そのものが所定の強度を有するため、当該応力に対する伸縮特性及び偏心特性を向上させることが可能になる。
また、本実施形態に係る管継手1は、鍔部26,27に円環状のリング部材4a,4bが埋設されている。これにより、例えば、可撓管本体2とフランジ3a,3bとの接合部分に集中応力が発生した場合においても、フランジ3a,3bが外れたり、接合部分が破損することを防止することが可能になる。また、接合部の破損から生じる管継手1の気密性や液密性の減少を防止することが可能になる。
また、本実施形態に係る管継手1は、両端のリング部材4a,4bそれぞれにタイヤコード22が巻き付けられている。言い換えると、リング部材4aとリング部材4bとは、タイヤコード22により連結されている。これにより、例えば、リング部材4a,4bが鍔部26,27から容易に外れることを防止することが可能になる。また、フランジ3aとフランジ3bとが必要以上に離間することを防止させることが可能になる。
なお、本発明の実施形態は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲は、これに限定されるものではない。
例えば、本実施形態においては、内ゴム20及び外ゴム21は、合成ゴムを用いて説明したが、本発明においてはこれに限らない。例えば、内ゴム20及び外ゴム21は、天然ゴムで形成されていてもよく、或いは、SBR系ゴム、CR系ゴム、EPDM系ゴム、NBR系ゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム等で構成されてもよい。又は、これらを含む広い概念であるエラストマ(ゴム弾性を示す高分子)で構成されてもよい。
また、本実施形態においては、強靱性コードとしてタイヤコードを用いて説明したが、本発明においてはこれに限らない。強靱性コードは、例えば、スティール繊維、カーボン繊維、ガラス繊維、ポリエステル繊維やアラミド繊維等の有機繊維、その他の繊維等の靱性の高い繊維から構成された強靱性繊維シートを用いてもよい。強靱性繊維シートは、例えば、タイヤコードのようなもので、内ゴム20及び外ゴム21の変形に対する補強剤として機能する。
また、本実施形態においては、内ゴム20と外ゴム21との間に配置されるタイヤコード22は、バイアス状に織られたものを使用して説明したが、本発明においてはこれに限らない。例えば、ラジアル状に織られたタイヤコードを使用してもよく、バイアス状に織られたタイヤコード及びラジアル状に織られたタイヤコードのそれぞれを使用してもよい。
また、本実施形態においては、一つの膨出部23を有する管継手1を用いて説明したが、本発明においてはこれに限らない。管継手1は、複数の膨出部23を備え、軸方向における断面形状が波形になるように形成される構成であってもよい。
本発明の実施形態に係る管継手の構成を示す外観斜視図である。 前記実施形態に係る管継手の一部を破断して示す正面図である。 図2に示す膨出部の部分拡大断面図である。
符号の説明
1 管継手
2 可撓管本体(筒状部)
3a,3b フランジ
4a,4b リング部材
20 内ゴム
21 外ゴム
22 タイヤコード(強靱性コード)
23 膨出部
24 内周面
25 外周面
26,27 鍔部

Claims (4)

  1. 弾性部材により略円筒状に形成され、内部に強靱性コードが埋設された筒状部と、
    前記筒状部の両端に設けられる配管接合部と、を備え、
    前記筒状部は、半径方向に膨出する膨出部を有し、
    前記膨出部は、内周面側の曲率半径を外周面側の曲率半径よりも大きくすることにより、頂部に向かって前記膨出部の肉厚が厚くなるように形成されることを特徴とする可撓性管継手。
  2. 前記筒状部は、前記筒状部の軸方向における両端に軸断面が略L字状に形成される鍔部を有し、
    前記鍔部には、鋼線が埋設されることを特徴とする請求項1に記載の可撓性管継手。
  3. 前記鋼線には、前記強靱性コードが巻き付けられることを特徴とする請求項2に記載の可撓性管継手。
  4. 前記強靱性コードは、ラジアル状に繊維を配列させたラジアル補強層及び/又はバイアス状に繊維を配列させたバイアス補強層を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の可撓性管継手。
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