JP2010068587A - 回転電機 - Google Patents

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JP2010068587A
JP2010068587A JP2008230941A JP2008230941A JP2010068587A JP 2010068587 A JP2010068587 A JP 2010068587A JP 2008230941 A JP2008230941 A JP 2008230941A JP 2008230941 A JP2008230941 A JP 2008230941A JP 2010068587 A JP2010068587 A JP 2010068587A
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辰家 佐藤
Masaki Iijima
正樹 飯島
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Abstract

【課題】ブラシ式の回転電機において、コンパクト化を損なうことなく、ブラシホルダステーに雑音防止用のチョークコイルを設ける構成とする。
【解決手段】ブラシ9aがそれぞれ収容されるブラシ保持体9を、円板状のブラシホルダステー7の一方の面の上側部位に90度の角度間隔を存して放射状に設けるとともに、前記ブラシホルダステー7の一方の面の下側部位の広く空いたスペースに、ブラシ9aに接続される雑音防止用のチョークコイル10を、コイル長方向がブラシホルダステー7のブラシ9a配設側の面に沿って設ける構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載される電装品等に組込まれる回転電機の技術分野に属するものである。
一般に、この種の回転電機のなかには、筒状のヨークにロータ軸を回転自在に支持する一方、前記ロータ軸の一端部に嵌着するコンミテータに、円板状に形成されたブラシホルダステーの一方の面に設けた一対のブラシが弾圧状に摺接するように構成したブラシ式の電動モータがある。このようなものにおいて、電動モータの駆動時に、ブラシとコンミテータとの間に雑音(電磁ノイズ)が発生するため、これに対処することが求められている。前記電磁ノイズは外部からの電源に起因することが多く、このため、従来では電源とブラシとの間に雑音防止素子として、例えばチョークコイルを設けることで対応している。一方、近年、電動モータを用いた電装品の小型化が要求されており、このため、電動モータ自体の小型化も要求されるが、チョークコイルを設けることで小型化が損なわれることがあり、改善が求められている。
この改善策として、雑音防止のためのチョークコイルを電動モータのハウジング(ヨークとブラケット)内のブラシホルダステーに支持させる構成として、小型化を図るようにしたものが提唱されている。
特開2002−165413号公報
ところが、前記特許文献1のものは、ブラシホルダステーに径方向に対向する状態で一対のブラシが設けられており、これらの間に位置し、コイル長方向がブラシホルダステーの軸芯方向を向く状態でチョークコイルが設けられている。このため、径方向のコンパクト化を図ることはできるが、チョークコイルのコイル長方向の寸法がそのままブラシホルダステーのロータ軸方向の寸法となるため、チョークコイルのコイル長の設定に限界が生じ、チョークコイルの設計の自由度が低下するという問題があり、何れのものも電動モータのコンパクト化とチョークコイルの設計の自由度との両者を向上させることが難しく、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、筒状のヨークに回転自在に支持されるロータ軸のコンミテータに、一対のブラシが弾圧状に摺接してなる回転電機において、前記一対のブラシを、円板状のブラシホルダステーに180度の角度間隔より狭い所定角度間隔を存して放射状に設けるとともに、前記ブラシホルダステーの所定角度間隔以外のスペースに、ブラシに接続される雑音防止素子をブラシ配設面に沿うように設ける構成とした回転電機である。
請求項2の発明は、所定角度間隔は、90度に設定される一方、雑音防止素子はチョークコイルであり、前記チョークコイルは、コイル長方向がブラシホルダステーのブラシ配設面に沿って設けられている請求項1に記載の回転電機である。
請求項3の発明は、一対のチョークコイルは、一対のブラシの対向間を二等分する直線を基準線として互いに線対称状で、かつ、ブラシホルダステーの外周に沿って配されている請求項1または2に記載の回転電機である。
請求項1の発明とすることにより、雑音防止素子を設けるための専用のスペースを設ける必要がなく、コンパクト化を損なうことがない。
請求項2の発明とすることにより、コンパクト化を損なうことがないうえ、雑音防止素子としてのチョークコイルの選択の幅を大きくすることができる。
請求項3の発明とすることにより、チョークコイルの設計の自由度をさらに大きくできる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1において、1は本発明が実施された回転電機に相当する電動モータであって、該電動モータ1は有底筒状のヨーク2を備えて構成されている。
前記ヨーク2は金属材で形成されており、筒状の本体筒部2aの筒軸方向(軸芯方向)基端側に位置する底部2bには小径筒部2cが形成されており、該小径筒部2cに軸受け2dが介装されている。また、ヨーク本体筒部2aの軸芯方向先端側となる開口端部には、外径側に突出するフランジ部2eが一体形成されており、該フランジ部2eには、周回り方向二箇所に位置して外径側に延出する固定片2fが突出形成されている。そして、ヨーク本体筒部2aの内周面には、一対の永久磁石3が一体的に固着されている。
4はヨーク2に内装されるロータであって、該ロータ4は、図1に示すように、モータ軸(ロータ軸)5と、該モータ軸5に軸方向積層状に外嵌する複数のコア材4aと、該積層されたコア材4aの外周に巻線4bを巻装することにより形成される複数のコイル4cとを備えて構成されている。また、モータ軸5の先端部5a側にはコンミテータ6が外嵌状に固着されており、コンミテータ6の外周面に設けられた周回り方向複数の整流子片6aには、前記複数のコイル4cから引出された巻線4bがそれぞれ接続されている。そして、ロータ4は、モータ軸5の基端部5bがヨーク底部2bの小径筒部2cに配された軸受け2dに回転自在に支持されている。
一方、前記ヨーク2の先端側の開口端部側には、モータ軸5のコンミテータ6配設部に対向してブラシホルダステー7が設けられるが、該ブラシホルダステー7は、モータ軸5の先端部5aを回転自在に支持するためのブラケット8に予め固定されており、該ブラシホルダステー7が固定されたブラケット8の外径部を、ヨーク2のフランジ部2eに突当てることによりヨーク2の開口端部が覆蓋されるように構成されている。
前記ブラシホルダステー7は、図2に示すように、コンミテータ7の外径よりも大径な内径に設定され、モータ軸5のコンミテータ6配設部が遊嵌状に貫通する貫通孔7aが形成されたリング状のプレート部7bを備えて構成されており、該プレート部7bは、ヨーク本体筒部2aに内嵌可能な外径を有して形成されている。前記プレート部7bの一方の面であって、ヨーク底部2b側の面(基端側面)には、金属製板材により構成されたブラシ保持体9が周回り方向に二個設けられている。これらブラシ保持体9は、ブラシ9aを保持するための貫通孔が放射方向を向いて設けられているとともに、180度の角度間隔より狭い所定角度間隔(90度)を存して組込まれるように設定されており、本実施の形態では、図2(A)に示すように、ブラシホルダステー7の上側部位に位置して設けられている。さらに、プレート部7bの外周縁部には、基端側(ヨーク底部2b側)に向けて突出する支持片7cが形成されている。
そして、前記各ブラシ保持体9には、ブラシ9aが径方向摺動自在に保持されるとともに、該ブラシ9aを内径側に付勢する付勢弾機9bとが設けられており、ブラシ9aの内径側端面がコンミテータ6外周面の整流子片6aに弾圧状に摺接するように構成されている。
また、前記ブラシホルダステー7のプレート部7bの外周には、図3において下端部に位置して、外径方向(下方)に突出する端子保持部7dが一体形成されており、該端子保持部7dには、図示しない一対の端子プレートが収容されている。
一方、プレート部7bのブラシ保持体9が設けられている側の前記一方の面において、ブラシ保持体9が設けられることがなく、広く空いたスペースとなっている下側部位であって、前記所定角度間隔(90度)以外のスペースには、電磁ノイズを防止するための一対のチョークコイル10が設けられている。前記各チョークコイル10は、それぞれ円柱状のコア材10aの外周に巻線10bを巻装することにより構成されており、コイル長はコイル径よりも長い寸法に設定されており、該長い寸法のコイル長方向が前記プレート部7bのブラシ配設面に沿う状態で設けられている。ここで、一対のチョークコイル10、一対のブラシ9aとは、それぞれブラシホルダステー7の軸芯を通る中心線Lを基準としたとき、互いに線対称となるように配設されており、本実施の形態では、チョークコイル10がプレート部7bを貫通するコンミテータ6から離れ、各チョークコイル10のコイル長方向がコンミテータ6にそれぞれ対向し、しかも、プレート部8b外周縁部に近接する状態で配されている。これによって、コンミテータ6とチョークコイル10とが接触してしまうような不具合がなく、しかも、チョークコイル10のコイル長をできるだけ長く確保することが可能となるように配慮されている。
そして、各チョークコイル10は、それぞれの巻線10bの一端部10cを対応する各ブラシ9aから引出され、プレート部7bに埋設された導電プレート7eに接続されているピグテール9cにそれぞれ接続することにより、チョークコイル10のプレート部7bへの支持がなされるとともに、各チョークコイル10と各ピグテール9cとの電気的な接続がなされるように構成されている。また、各巻線10bの他端部10dは、前記端子保持部7dに内装される前記一対の端子プレート(図示せず)にそれぞれ電気的な接続をするべく、プレート部7bに埋設することにより、プレート部7bに支持されるように構成されている。
そして、これら端子保持部7dに収容された端子プレートに、外部電源9dが接続され、各端子プレートに電源供給がなされると、各端子プレートに接続されたチョークコイル10を経由して一対のブラシ9aにそれぞれ電源供給がなされ、これらブラシ9aからコンミテータ6の整流子片6aを経由してコイル4cが励磁されることにより、電磁ノイズが防止された状態でロータ4が回転するように構成されている。
一方、前記ブラケット8は、ブラシホルダステー7を内装するべく基端側が開口する凹部8aを備えて構成されており、凹部8aを構成する底片8bの軸芯部に形成された貫通孔8cには軸受け8dが介装されており、モータ軸5の先端部5aを回転自在な状態で貫通支持するように構成されている。さらに、ブラケット8の凹部8aを構成する外周片部8eの周回り方向二箇所には、ヨークフランジ部2eの周回り方向二箇所に突出形成された固定片2fに対向するヨーク一体化片8fと、躯体取付け片8gとが隣接する状態で形成されている。
そして、ブラケット8の凹部8aにブラシホルダステー7が内嵌固定されるが、本実施の形態のブラシホルダステー7は、プレート部7bの外周縁部から外形方向に突出する取付け片7fが周回り方向二箇所において一体形成されている。これに対し、ブラケット8の凹部8aには、周回り方向二箇所において外周片部8eに膨出する状態で連通する膨出凹部8hが形成されており、これら膨出凹部8hに取付け片7fがそれぞれ内嵌するように構成されている。さらに、ブラケット凹部8aには、ブラシホルダステー7の端子保持部7dを内嵌するため端子保持部用凹部8iが外周片部8eを切欠く状態で連通状に形成されている。そして、ブラケット8のこれら凹部8a、8h、8iに位置合わせする状態でブラシホルダステー7を組込み、ブラシホルダステー7の一対の取付け片7fを膨出凹部8hに螺子7gを用いて螺合することにより、ブラシホルダステー7がブラケット8に固定されるように構成されている。
そして、前記ブラシホルダステー7が組込まれたブラケット8の外径側の外周片部8eをヨーク2のフランジ部2eに突当て、ブラケット8のヨーク一体化片8fとヨーク固定片2fとを対向させることにより、ブラケット8とヨーク2との位置合わせがなされ、ヨーク固定片2fとヨーク一体化片8fとを螺子2gを用いて螺合することによりブラケット8とヨーク2とが固定されるように構成されている。このとき、ブラシホルダステー7の取付け片7fをブラケット8に固定するための螺子7gは、ヨークフランジ部2eに対向するように設定されており、これによって、電動モータ1に振動が発生したとしても螺子7gがフランジ部2eにより押さえつけられた状態となって、緩んだり、脱落したりするのを防止できるように構成されている。
叙述の如く構成された本形態において、電動モータ1を構成するブラシホルダステー7は、一方の面の上側部位に一対のブラシ9aが180度よりも狭い90度の所定角度間隔を存して設けることにより、該一方の面であるブラシ配設面の下側部位に空いたスペースを広く確保することができる。そして、このブラシ9遅配接面の広く空いたスペースに、雑音防止をするための雑音防止素子である例えばチョークコイル10を設けることができ、雑音防止素子配設用のスペースを別途確保する必要がないようにできる。この結果、雑音防止素子(チョークコイル10)をブラシホルダステー7に組込むものでありながら、コンパクト化を損なうことがないようにできる。
しかもこのものでは、雑音防止素子をチョークコイル10とした場合に、チョークコイル10のコイル長方向を、ブラシホルダステー7の前記一方の面に沿う状態で設ける構成としたので、従来のもののように、電動モータがモータ軸方向に長くなるようなことがなく、コンパクト化が図れるうえ、チョークコイル10のコイル長、コイル径の選択の幅を大きくすることができる。
しかも、このものでは、チョークコイル10をブラシホルダステー7の外周側に沿って配設することにより、チョークコイル10のコイル長方向の長さを一層長くすることが可能となり、チョークコイル10の設計の自由度をさらに大きくすることがすることができる。
電動モータの一部側面断面図である。 図2(A)、(B)はそれぞれブラシホルダステーの背面図、正面図である。 図3(A)、(B)はそれぞれブラケットとブラシホルダステーとの組込み状態における背面図、図3(A)のX−X断面図である。 電動モータの背面図である。
符号の説明
1 電動モータ
2 ヨーク
2e フランジ部
3 永久磁石
4 ロータ
5 モータ軸
6 コンミテータ
7 ブラシホルダステー
8 ブラケット
9 ブラシ保持体
9a ブラシ
10 チョークコイル
10b 巻線

Claims (3)

  1. 筒状のヨークに回転自在に支持されるロータ軸のコンミテータに、一対のブラシが弾圧状に摺接してなる回転電機において、前記一対のブラシを、円板状のブラシホルダステーに180度の角度間隔より狭い所定角度間隔を存して放射状に設けるとともに、ブラシホルダステーの前記所定角度間隔以外のスペースに、ブラシに接続される雑音防止素子をブラシ配設面に沿うように設ける構成とした回転電機。
  2. 所定角度間隔は、90度に設定される一方、雑音防止素子はチョークコイルであり、前記チョークコイルは、コイル長方向がブラシホルダステーのブラシ配設面に沿って設けられている請求項1に記載の回転電機。
  3. 一対のチョークコイルは、一対のブラシの対向間を二等分する直線を基準線として互いに線対称状で、かつ、ブラシホルダステーの外周に沿って配されている請求項1または2に記載の回転電機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101398966B1 (ko) 2012-12-28 2014-05-27 동양기전 주식회사 팬 모터용 브러시 홀더 스테이 장치

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