JP2010068393A - 光サービスの稼動判別装置および方法 - Google Patents

光サービスの稼動判別装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光サービスに影響を与えることなく、利用状況を取得できる光サービスの稼動判別装置を提供することにある。
【解決手段】波長ごとに異なるサービスを提供する光アクセスシステム内の光ファイバ1に対して複数の突起部123を用いてグレーティングを形成するグレーティング形成器120と、光ファイバ1で生じる漏洩光λ1´を検出する受光器130から構成され、グレーティング形成器120により稼動状況を取得したい光サービスが使用する波長の光波の一部を漏洩させ、漏洩光λ1´の有無により前記波長の光波の導通状態を確認して前記光サービスの稼動状況を判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光伝送システム(光アクセスシステム)における光の導通試験の試験装置による光サービスの稼動判別装置および方法に関し、詳細には長周期グレーティングを用いた光サービスの稼動判別装置および方法に関する。
FTTH(Fiber To The Home)サービスの普及によるアクセスネットワークの大容量化および高信頼性化に伴い、従来のデータ通信サービスに加え、電話や映像サービスなどの社会サービスがIPネットワーク上で提供され、ネットワークにおけるサービスのアベイラビリティはより高いことが要求される。
一方、アクセスネットワークにおいて保守工事などでは、光ファイバの誤切断などによって接続されているユーザーのサービスが停止しないことが必要となり、対象としている光ファイバ伝送路がサービスを提供中か否かを識別する必要がある。例えば、IP電話やデータ通信サービスを利用中であれば基地局の終端装置とユーザー宅の終端装置がリンクを確立していることを確認することで、サービスの提供を確認できる。また、特許文献1に示されるように、光ファイバに曲げを与え、通信光に対して曲げ損失による漏洩光を検出することによっても、対象の光ファイバ伝送路に光信号が伝送されているかを確認できる。
特許第3407812号明細書
しかしながら、基地局の終端装置からサービスの利用状況を取得するためには基地局内に専用の設備およびオペレータを配置する必要があり、稼動・コストが大きくなるといった課題があった。また光ファイバに曲げを与える方法では、IP電話で利用される1.31μm帯では急峻な曲げを与える必要があり、1.55μmなど長波長側の光サービスに過剰な損失が生じ通信断などの悪影響を与えるといった課題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、光サービスに影響を与えることなく、利用状況を取得できる光サービスの稼動判別装置および方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明に係る光サービスの稼動判別装置は、
波長ごとに異なるサービスを提供する光アクセスシステム内の光ファイバに対して複数の突起部を用いてグレーティングを形成するグレーティング形成手段と、
前記光ファイバで生じる漏洩光を検出する受光手段から構成され、
前記グレーティング形成手段により稼動状況を取得したい光サービスが使用する波長の光波の一部を漏洩させ、漏洩光の有無により前記波長の光波の導通状態を確認して前記光サービスの稼動状況を判定する
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第2の発明に係る光サービスの稼動判別装置は、
第1の発明に係る光サービスの稼動判別装置であって、
前記複数の突起部が0.35mm〜0.58mmの範囲内で配置される
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第3の発明に係る光サービスの稼動判別装置は、
第1の発明に係る光サービスの稼動判別装置であって、
前記複数の突起部が0.37mm〜0.48mmの範囲内で配置される
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第4の発明に係る光サービスの稼動判別装置は、
第1乃至第3の何れか一つの発明に係る光サービスの稼動判別装置であって、
前記複数の突起部の周期が、前記光ファイバの設置方向に沿って変化している
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第5の発明に係る光サービスの稼動判別装置は、
第1乃至第4の何れか一つの発明に係る光サービスの稼動判別装置であって、
前記光ファイバに対して任意の曲率の曲げを付与する光ファイバ曲げ付与手段をさらに有し、
前記曲率半径が8mm以上である
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第6の発明に係る光サービスの稼動判別装置は、
第5の発明に係る光サービスの稼動判別装置であって、
前記複数の突起部が、前記光ファイバ曲げ付与手段に配置される
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第7の発明に係る光サービスの稼動判別装置は、
第1乃至第6の何れか一つの発明に係る光サービスの稼動判別装置であって、
前記受光手段で検出した漏洩光からサービスを特定するパケットを抽出する信号解析手段をさらに有する
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第8の発明に係る光サービスの稼動判別方法は、
波長ごとに異なるサービスを提供する光アクセスシステム内の光ファイバに対して複数の突起部を用いてグレーティングを形成し、稼動状況を取得したい光サービスが使用する波長の光波の一部を漏洩させ、漏洩光の有無によって当該波長の光波の導通状態を確認して前記光サービスの稼動状況を判定する
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第9の発明に係る光サービスの稼動判別方法は、
第8の発明に係る光サービスの稼動判別方法であって、
前記光ファイバに対して8mm以上の曲率半径の曲げを付与する
ていることを確認する
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第10の発明に係る光サービスの稼動判別方法は、
第8または第9の発明に係る光サービスの稼動判別方法であって、
前記漏洩光からサービスを特定するパケットを抽出する
ことを特徴とする。
本発明に係る光サービスの稼動判別装置および方法によれば、作業現場で対象のサービスの利用状況を直接取得でき、作業フローが簡易になる。また、他の波長を用いたサービスへの影響なく、利用状況を取得できる。
以下に、本発明に係る光サービスの稼動判別装置および方法の最良の形態について、各実施形態で詳細に説明する。
[第一の実施形態]
本発明に係る光サービスの稼動判別装置および方法の第一の実施形態につき図1および図2ならびに図3を参照して説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置および方法に係わる、光ネットワークシステムの一例を説明するための概略図であり、図2は本発明の第一の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置を説明するための図であり、図2(a)にその概略を示し、図2(b)にそれが具備するグレーティング形成具により応力が付与された箇所と屈折率変化量との関係を示す。図3は、本発明の第一の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置が具備するグレーティング形成具の他例を示す図である。
なお、図1において、基地局側を上流側とすると共に、加入者宅側を下流側とし、λ11は1.31μmに割り当てられた上り信号(データ/IP電話)を示し、λ21は1.49μmに割り当てられた下り信号(データ/IP電話)を示し、λ22は1.55μmに割り当てられた下り信号(映像)を示す。
本実施形態では、波長ごとに異なるサービスを提供する光アクセスシステム内の光ファイバに対して光サービスの稼動判別装置および方法が適用される。具体的には、図1に示すように、基地局側の終端装置(OLT)21と、加入者宅(ユーザ宅)10側の終端装置(ONT)11とを接続する光アクセスシステム内の光ファイバ伝送路30に対して光サービスの稼動判別装置および方法が適用される。加入者宅10においては、加入者宅側の終端装置11には、PCやテレビなどの端末13が接続される。さらに、IP電話15が接続される。
ここで、上述した光アクセスシステムでは、各種サービスがそれぞれ異なる波長によって提供される。例えば、上り信号λ11と下り信号λ21をそれぞれ1.31μm、1.49μmに割り当て、映像配信サービスλ22は1.55μmに割り当てる。したがって基地局とユーザーをつなぐ光ファイバ伝送路30においては、前記の3波長が多重された信号λ11,λ21,λ22が伝送される。上り信号λ11ではデータ通信信号とIP電話信号が伝送されるが、例えばIP電話が使用中である場合、通話による高密度な光信号が連続的に上り信号として伝送される。したがって、上り信号の1.31μmの信号光の一部を所定の方法で取り出し、信号光が連続的に伝送されている、または光サービスの種別を表す特定のパケットを抽出することを行えば、当該光サービスの稼動状況を取得することができる。
本実施形態に係る光サービスの稼動判別装置100は、図2(a)に示すように、グレーティング形成具(グレーティング形成手段)120と、受光器(受光手段)130などを具備する。
受光器130は、光ファイバ1中で生じる漏洩光λ1´を検出する機器である。
グレーティング形成具120は、複数の突起部(凹凸部)123を以って光ファイバ1に荷重Fを与えることによってグレーティングを形成する器具である。具体的には、グレーティング形成具120は、光ファイバ固定具121、応力付与具122、突起部123などを有する。
光ファイバ固定具121は、光ファイバ1の軸方向へ移動不能に且つ光ファイバの周方向へ移動不能に当該光ファイバ1を固定できる器具である。光ファイバ固定具121としては、例えば上面にV溝が形成された固定台、その溝に配置された光ファイバを固定台に押えて固定する押え板などが挙げられる。
応力付与具122は、棒状または板状の器具であり、この器具の下面122aに設けられた複数の突起部123を有する。複数の突起部123は、隣接する突起部123の先端部123aの距離が所定の周期Λとなるように配置されている。
ここでグレーティング形成具120において荷重Fを与えると、図2(b)に示すように、突起部123の先端部123aと接触する光ファイバ1の所定の箇所1aにて屈折率変化が生じる。複数の突起部123の先端部123aが所定の周期Λで配置されるため、周期Λで屈折率変化が生じる長周期グレーティングが形成される。この長周期グレーティングでは周期Λと光波の波長λが、次式(1)で表される位相整合条件を満たすとき、伝搬モードが高次モードへ変換される。次式(1)にて、n0が伝搬モードの実効屈折率を示し、nmが高次モードの実効屈折率を示している。
Figure 2010068393
変換によって生じた高次モードは伝搬損失、曲げ損失が伝搬モードに比べて非常に大きい。したがって、グレーティング形成具120を以ってλ1伝搬モードを高次モードに変換し、漏洩する高次モードλ1´を受光器130で検出することで、光ファイバ1を伝送中の光波を取得することができる。
ここで、式(1)より、あるグレーティング周期に対して動作波長は一意に決まるため、例えば、1.31μmで損失が発生しても他の波長帯へ影響しないため、好ましい。ここでは光ファイバ1に対して複数の突起部123を以って荷重Fを与えることによってグレーティングを形成しているが、図3に示すように、光ファイバ1に周期的なマイクロベンディングを形成させることによってもグレーティングを形成することができる。すなわち、応力付与具222に対向して配置される光ファイバ固定具221に複数の突起部224を設け、光ファイバ固定具221の複数の突起部224と応力付与具222の複数の突起部223とで光ファイバ1に所定の間隔Λで曲げを付与することも可能である。具体的には、隣接する突起部224の先端部224aの間の距離を所定の周期Λ12で配置し、複数の突起部223における隣接する突起部223の先端部223aの間の距離をΛ11で配置する。突起部223,224同士が対向するように配置し、応力付与具222と光ファイバ固定具221との間に光ファイバ1を配置する。続いて、複数の突起部223の先端部223aを、隣接する複数の突起部224の間に配置し、荷重Fを応力付与具222に与える。これにより、光ファイバ1に周期的なマイクロベンディングを形成して、グレーティングを形成することができる。
[グレーティング形成時の損失スペクトルおよび損失の中心波長]
ここで、グレーティング形成時の損失スペクトルおよび損失の中心波長について、図4を参照して説明する。
図4は、グレーティング形成時の損失スペクトルおよび損失の中心波長を説明するための図であり、図4(a)に突起部の周期Λを0.51mmとすると共に、荷重Fを20Nとし、ITU−T G.652に準拠した単一モード光ファイバ(SMF)を対象とした場合における波長と損失スペクトルの関係を示し、図4(b)にITU−T G.652に準拠した単一モード光ファイバ(SMF)を対象とし、各モードLP11,LP12,LP13におけるグレーティング周期と動作波長との関係を示す。
図4(a)に示すように、グレーティング形成により1.31μmに大きな損失が発生していることが分かる。このとき他の高次モードへの結合により他の波長帯LP12,LP13,LP14においても損失が発生しているが、1.31μmの損失に比べて十分に小さいことが分かる。したがって他の波長帯へ影響を与えずに、所望の波長において損失を発生させることができることが確認できる。また図4(b)に示すように、周期Λを変えることによって損失が発生する波長を制御できることが分かる。これらのことから、グレーティング周期を適切に設計することにより、所望の波長において光損失を得ることができることが分かる。
[モードフィールド径(MFD)とグレーティング周期との関係]
ここで、モードフィールド径(MFD)とグレーティング周期との関係について、図5を参照して説明する。
図5は、ITU−T G.652に準拠した単一モード光ファイバにおける、モードフィールド径(MFD)とグレーティング周期の関係を示す図である。図5にて、縦軸に波長1.31μmで基本モードをLP11モードに変換するためのグレーティング周期を示し、横軸に波長1.31μmにおけるモードフィールド径を示す。図5にて、実線AがITU−T G.652に記載される曲げ損失の条件、すなわち、曲げ損失が波長1.625μmで曲げ半径30mm・100回巻きのとき0.1dB以下を満たす条件を示し、実線BがITU−T G.652に記載される実効遮断波長の条件、すなわち、実効遮断波長が1.26μm以下を満たす条件を示す。また図5にて、実線Cで示される領域がITU−T G.652におけるMFDが8.6μm〜9.5μm±0.6μmの領域であり、8.0μm〜10.1μmの範囲を示す。
図5に示すように、ITU−T G.652に準拠した単一モード光ファイバにおいて波長1.31μmでグレーティングを実現するためには、0.35mm〜0.58mmの範囲内である必要がある。市販のG.652準拠のSMFではMFDは9.2μm±0.4μmであるので、これに対応するには0.43mm〜0.54mmであることがより好ましい。ここでは第1高次モードへの変換を仮定しているが、図4に示したようにLP12,LP13モードなど他の高次モードへ変換することも可能であり、このときのグレーティング周期は上記の範囲内より小さい値となる。
単一モード光ファイバ(SMF)では、構造パラメータとしてコアの径と比屈折率差があるが、これら構造パラメータはモードフィールド径(MFD)、実効遮断波長、および曲げ損失のうち2つが決まると一意に決定できることが知られている。すなわち、図5中の実線A,B上では、MFDおよび曲げ損失、または、MFDおよび実効遮断波長が決まるので、構造パラメータは一意に対応する。構造パラメータが決まれば、そのときグレーティング周期は一意に求められるので、図5のグラフが得られる。
[モードフィールド径(MFD)とグレーティング周期の関係]
ここで、モードフィールド径(MFD)とグレーティング周期の関係について図6を参照して説明する。
図6は、ITU−T G.657(Class A)に準拠した単一モード光ファイバにおける、モードフィールド径(MFD)とグレーティング周期の関係を示す図である。図6にて、縦軸に波長1.31μmで基本モードをLP11モードに変換するためのグレーティング周期を示し、横軸に波長1.31μmにおけるモードフィールド径を示す。図6にて、実線DがITU−T G.657.Aに記載される曲げ損失の条件、すなわち、曲げ損失が波長1.55μmで曲げ半径15mm・10回巻きのとき0.25dB以下を満たす条件を示し、実線EがITU−T G.657.Aに記載される実効遮断波長の条件、すなわち、実効遮断波長が1.26μm以下を満たす条件を示す。また図6にて、実線Hで示される領域がITU−T G.657.AにおけるMFDが8.6μm〜9.5μm±0.4μmの領域であり、8.2μm〜9.9μmの範囲を示す。
図6に示すように、ITU−T G.657.Aに準拠した単一モード光ファイバにおいて波長1.31μmでグレーティングを実現するためには、0.37mm〜0.48mmの範囲内である必要がある。市販のG.657.A準拠のSMFではMFDは8.6μm±0.4μmであるので、これに対応するには0.37mm〜0.45mmであることがより好ましい。ここでは、第1高次モードへの変換を仮定しているが、図4に示したように、LP12,LP13モードなど他の高次モードへ変換することも可能であり、このときのグレーティング周期は上記の範囲内より小さい値となる。
単一モード光ファイバ(SMF)では、構造パラメータとしてコアの径と比屈折率差があるが、これら構造パラメータはモードフィールド径(MFD)、実効遮断波長、および曲げ損失のうち2つが決まると一意に決定できることが知られている。すなわち、図6中の実線D,E上では、MFDおよび曲げ損失、または、MFDおよび実効遮断波長が決まるので、構造パラメータは一意に対応する。構造パラメータが決まれば、そのときグレーティング周期は一意に求められるので、図6のグラフが得られる。
[グレーティング形成具の一例]
ここで、上述した本発明の第一の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置が具備するグレーティング形成具の一例ついて図7を参照して説明する。
図7は、本発明の第一の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置が具備するグレーティング形成具の一例の概略図である。
図7に示すように、グレーティング形成具320は、応力付与具322の下面部322aに複数の突起部323が設けられている。複数の突起部323の周期(隣接する突起部323の先端部323aの間の距離)が光ファイバ1の長手方向で変化している。具体的には、複数の突起部323における図中左端で隣接する先端部323a間の周期はΛ1となっている。他方、複数の突起部323における図中左端から二つ目の突起部323の先端部323aと、図中左端から三つ目の突起部323の先端部323aとの間の周期はΛ2(>Λ1)となっている。複数の突起部323にて隣接する先端部323a間の周期は図中の左側から右側へ向けて、左端のΛ1から徐々に大きくなり右端にてΛNとなっている。言い換えると、複数の突起部323の周期Λが、光ファイバ1の設置方向に沿って変化している。このときグレーティング周期がΛ1〜ΛNに変化しているとすると、Λ1〜ΛNに対して位相整合条件を満たす全ての動作波長において光損失を発生させることができる。
これにより、実効的に複数の周期を同時に実現できるようになる。実際に製造される光ファイバは所定の構造偏差を持っていることから、必要なグレーティング周期もばらつくことが考えられる。ここで、図7に示すように、グレーティング形成具320を構成にすることによって、製造偏差を有する複数の光ファイバに対して、同一の装置で対応でき好ましい。
ここで、図6に示す構造で実効遮断波長が1.26μm(同図中の実線E)を担保し、MFDが8.6μmを目標値で±0.1μmの偏差を有する場合について考えると、グレーティング周期が0.4mm〜0.42mmで変動する。よって、突起部323の周期を0.4mmから0.42mmに徐々に変化するように突起部323を配置すれば良いことが分かる。
したがって、複数の突起部323が0.35mm〜0.58mmの範囲内のあらゆる周期で配置されることにより、ITU−T G.652に準拠した単一モード光ファイバにおいて波長1.31μmでグレーティングを形成して、漏洩光を発生させることができる。また、複数の突起部323が0.37mm〜0.48mmの範囲内のあらゆる周期で配置されることにより、ITU−T G.657.Aに準拠した単一モード光ファイバにおいて波長1.31μmでグレーティングを形成して、漏洩光を発生させることができる。その結果、光サービスに影響を与えることなく、作業現場で対象のサービスの利用状況を直接取得でき、作業フローが簡易になる。一つのグレーティング形成具320により作業を行うことができ効率的である。
[グレーティング形成具の他例]
ここで、上述した本発明の第一の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置が具備するグレーティング形成具の他例について図8を参照して説明する。
図8は、本発明の第一の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置が具備するグレーティング形成具の他例を説明するための図であり、図8(a)にその平面を示し、図8(b)にその側面を示し、図8(c)に光ファイバの設置角度が0度である場合における光ファイバ位置と屈折率変化量との関係を示し、図8(d)に光ファイバの設置角度がθである場合における光ファイバ位置と屈折率変化量との関係を示す。
図8に示すように、グレーティング形成具420は、略直方体形状の応力付与具422を有する。この応力付与具422の下面部422aには複数の突起部423が設けられている。複数の突起部423は、応力付与具422の長尺方向に沿って所定の周期Λで配置されている。ここで、応力付与具422の長尺方向(複数の突起部423の配列方向)に対して、光ファイバ1の設置方向を0度に設置した場合には、図8(c)に示すように、複数の突起部423を以って所定の周期Λにて光ファイバ1に荷重が付与される。他方、応力付与具422の長尺方向(複数の突起部423の配列方向)に対して、光ファイバ1の設置角度をθとした場合には、図8(d)に示すように、複数の突起部423を以って所定の周期Λ´(=Λ/cosθ)にて光ファイバ1に荷重が付与される。よって、光ファイバ1の設置角度θを変化させることで、実効的なグレーティング周期を変化させることができる。
したがって、グレーティング形成具420によれば、上述したグレーティング形成具320と同様に、光サービスに影響を与えることなく、作業現場で対象のサービスの利用状況を直接取得でき、作業フローが簡易になる。一つのグレーティング形成具420により作業を行うことができ効率的である。
[第二の実施形態]
本発明の第二の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置および方法について、図9を参照して説明する。
図9は、本発明の第二の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置を説明するための図であり、図9(a)に光ファイバ曲げ付与機構を一つ具備する場合を示し、図9(b)に光ファイバ曲げ付与機構を二つ具備する場合を示す。
本実施形態は、上述した第一の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置に光ファイバ曲げ付与機構を追加した装置である。
本実施形態では、上述した第一の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置と同一機器には同一符号を付記しその説明を省略する。
本実施形態に係る光サービスの稼動判別装置500は、図9(a)に示すように、光ファイバ1に対して曲げを付与する光ファイバ曲げ付与機構551(光ファイバ曲げ付与手段)、グレーティング形成具120、受光器130などを具備する。この光ファイバ曲げ付与機構551は、光ファイバ1を所定の曲率半径Rで1回曲げの状態にて保持できる機構である。光ファイバ曲げ付与機構551は、受光器130の直前に配置される。すなわち、光ファイバ曲げ付与機構551は、受光器130近傍に配置される。これにより、受光器130での受光効率が高められる。具体的には、グレーティングによって生じる高次モードは伝搬モードに比べて大きな曲げ損失を有することから、受光器130付近に光ファイバ曲げ付与機構551があることで高次モードを効率的に漏洩させることができる。
また、図9(b)に示すように、グレーティング形成具120、受光器130、光ファイバ曲げ付与機構552,553などを具備する光サービスの稼動判別装置510とすることも可能である。光ファイバ曲げ付与機構552では、光ファイバ1を第一の曲率半径R1で1回曲げの状態にて保持できる機構である。光ファイバ曲げ付与機構553では、光ファイバ1を、第一の曲率半径R1と異なる第二の曲率半径R2で1回曲げの状態にて保持できる機構である。このような構成の光サービスの稼動判別装置510であっても、上述した光サービスの稼動判別装置500と同様な作用効果を奏する。
なお、二つの光ファイバ曲げ付与機構を有し、これら二つの光ファイバ曲げ付与機構が、光ファイバを同一の曲率半径で保持できる機構である光サービスの稼動判別装置とすることも可能である。三つ以上の光ファイバ曲げ付与機構を有する光サービスの稼動判別装置とすることも可能である。光ファイバ曲げ付与機構を受光器内に配置した光サービスの稼動判別装置とすることも可能である。これらのような光サービスの稼動判別装置であっても、上述した第二の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置500と同様な作用効果を奏する。
[曲げ半径と曲げ損失との関係]
ここで、上述した第二の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置が具備する光ファイバ曲げ付与機構における曲げ半径と曲げ損失との関係について、図10を参照して説明する。
図10は、本発明の第二の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置が具備する光ファイバ曲げ付与機構による、曲げ半径(mm)と曲げ損失(dB)の関係を示すグラフである。すなわち、図10は、本実施形態に係る光サービスの稼動判別装置に係わる、光ファイバ曲げ付与機構の曲げ半径に対する挿入損失および検出できる漏洩光パワーを示している。
図9に示したように、光ファイバ曲げ付与機構551を用いる際には、曲げ損失における過剰な損失が発生しないように設計する必要がある。図10は最も曲げに弱い条件として、G.652に準拠したSMFで通信波長帯の最長波長側の1625nmにおける曲げ損失を示している。この図10に示すように、曲げ半径を8mm以上とすることで、曲げ損失を2dB以下とすることができ、好ましい。
[第三の実施形態]
本発明の第三の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置について、図11を参照して説明する。
図11は、本発明の第三の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置を模式的に示す図である。
本実施形態に係る光サービスの稼動判別装置は、上述した第二の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置が具備するグレーティング形成具と光ファイバ曲げ付与機構とを同一器具内に具備する装置である。
本実施形態では、上述した第二の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置と同一機器(受光器130)には同一符号を付記しその説明を省略する。
本実施形態に係る光サービスの稼動判別装置600は、図11に示すように、光ファイバ曲げ付与機構(光ファイバ曲げ付与手段)610、グレーティング形成具620(グレーティング形成手段)、受光器130などを具備する。
光ファイバ曲げ付与機構610は、凸部材611と凹部材615とから構成されている。凸部材611は、弧状に形成された一つの凸部と、この凸部の両側に滑らかに繋がる二つの凹部からなる湾曲部612を備えている。凸部材611は凹部材615に対してスライド自在に配置されている。凹部材615は、第一の凹部材613と第二の凹部材614で構成されている。第一の凹部材613および第二の凹部材614は、それぞれ湾曲部613a,614aを備えており、湾曲部612との間にて光ファイバを挟持可能な形状に形成されている。
グレーティング形成具620は、凸部材611の湾曲部612における、光の伝搬方向で入り側(図中左側)に位置する入側湾曲部612aに設けられた複数の突起部621(凹凸部)で構成されている。すなわち、グレーティング形成具620は、光ファイバ曲げ付与機構610内に設置されている。複数の突起部621は、所定の周期(間隔)Λで配置されている。なお、凸部材611の湾曲部612における、光の伝搬方向で出側(図中右側)に位置する出側湾曲部612bには、複数の突起部は設けられていない。
よって、本実施形態に係る光サービスの稼動判別装置600によれば、光ファイバ曲げ付与機構610およびグレーティング形成具620を一体化でき、小型かつ作業性の良い光サービスの稼動判別装置を実現でき、好ましい。
[漏洩光パワーおよび挿入損失と荷重との関係]
ここで、漏洩光パワーと荷重との関係について、図12を参照して説明する。
図12は、グレーティング形成時の漏洩光パワーおよび挿入損失を示すグラフであり、図12(a)にグレーティング形成時の漏洩光パワーと荷重との関係を示し、図12(b)にグレーティング形成時の挿入損失と荷重との関係を示す。ここで、被測定光ファイバとして、ITU−T G.652およびG.657(ClassA)に準拠した市販のSMFを用いた。またグレーティング周期を、G.652準拠およびG.657.A準拠のSMFに対してそれぞれ、0.51mmおよび0.41mmとした。また受光器において受光素子の直前で曲率半径10mmの曲げを与えた。測定波長および入力光パワーはそれぞれ1310nm、−10dBmとした。
図12(a)に示すように、両SMF(G.652準拠のSMF,G657.A準拠のSMF)に対して、荷重を与えることによって漏洩光強度が大きくなっていることが確認できる。また、図12(b)に示すように、挿入損失が、荷重を大きくしたとき対象とした1.31μmで大きくなっているのに対し波長1.55μmでは0.1dB以下の小さい損失が得られており、対象とした波長以外の波長の光波には影響が無く、光サービスの稼動判定を行えていることが確認できる。
[光サービスの稼動判別装置による作業手順の一例]
ここで、光サービスの稼動判別装置による作業手順の一例について、図13を参照して説明する。
図13は、光サービスの稼動判別装置による作業手順の一例を示すフローチャートである。
図13に示すように、最初に、作業現場において対象の光ファイバおよび稼動状況を取得したい光サービスの波長に対応したグレーティング周期を有する光サービスの稼動判別装置を用意し、対象の光ファイバ心線にグレーティングを形成し漏洩光を受光する(ステップS11)。すなわち、複数の突起部を以って応力を対象の光ファイバ心線に付与することによってグレーティングを形成して漏洩光を生じさせ、この漏洩光を受光器で検出する。
続いて、ステップS12に進み、このステップS12にて、所定の時間内で閾値以上の受光レベルが受光器で連続的に認められるか判定を行う。所定の時間内で閾値以上の受光レベルが受光器で連続的に認められない場合には、ステップS13に進む。他方、所定の時間内で閾値以上の受光レベルが受光器で連続的に認められる場合には、ステップS14に進む。
ステップS13にて、作業現場で選んだ光ファイバ心線では対象のサービスを使用していないと判定して終了となる。
ステップS14にて、作業現場で選んだ光ファイバ心線では対象のサービスを使用中であると判定して終了となる。
したがって、上述した光サービスの稼動判別方法によれば、IP電話など信号を連続的に伝送する光サービスの場合、受光される漏洩光も連続して得られるので、これにより対象の光サービスが稼動しているかを判定することができる。言い換えると、稼動状況を取得したい光サービスが使用する波長の光波の一部を漏洩させ、漏洩光の有無により波長の光波の導通状態を確認することにより光サービスの稼動状況を判定することができる。
[光サービスの稼動判別装置による作業手順の他例]
ここで、光サービスの稼動判別装置による作業手順の他例について、図14を参照して説明する。
図14は、光サービスの稼動判別装置による作業手順の他例を示すフローチャートである。
図14に示すように、最初に、作業現場において対象の光ファイバおよび稼動状況を取得したい光サービスの波長に対応したグレーティング周期を有する光サービスの稼動判別装置を用意し、対象の光ファイバ心線にグレーティングを形成し漏洩光を受光する(ステップS21)。すなわち、複数の突起部を以って応力を対象の光ファイバ心線に付与することによってグレーティングを形成して漏洩光を生じさせ、この漏洩光を受光器で検出する。
続いて、ステップS22に進み、このステップS22にて、閾値以上の受光レベルが受光器で検出されるか判定を行う。閾値以上の受光レベルが受光器で検出されない場合には、ステップS23に進む。他方、閾値以上の受光レベルが受光器で検出される場合には、ステップS24に進む。
ステップS23にて、作業現場で選んだ光ファイバ心線では対象のサービスを使用していないと判定して終了となる。
ステップS24にて、サービスを識別できるパケットが検出されるか判定を行う。サービスを識別できるパケットが検出されない場合には、ステップS25に進む。他方、サービスを識別できるパケットが検出される場合には、ステップS26に進む。
ステップS26にて、検出したパケットは対象サービスを示しているか判定を行う。検出したパケットは対象サービスを示していない場合には、ステップS25に進む。他方、検出したパケットは対象サービスを示している場合には、ステップS27に進む。
ステップS25にて、作業現場で選んだ光ファイバ心線では対象のサービスを使用していないが、他のサービスを持続的に使用していると判定して終了となる。
ステップS27にて、作業現場で選んだ光ファイバ心線では対象のサービスを使用中であると判定して終了となる。
したがって、上述した光サービスの稼動判別方法によれば、IP電話など信号を連続的に伝送する光サービスの場合、受光される漏洩光も連続して得られるので、これにより対象の光サービスが稼動しているかを判定することができる。また受光した光信号から光サービスを特定するパケットを抽出し、その内容を解析することによりどのような光サービスが稼動しているかを特定することができる。言い換えると、稼動状況を取得したい光サービスが使用する波長の光波の一部を漏洩させ、漏洩光の有無により波長の光波の導通状態を確認することにより光サービスの稼動状況を判定することができる。
[光サービスの稼動判別装置の一例]
ここで、光サービスの稼動判別装置の一例について、図15を参照して説明する。
図15は、本発明に係る光サービスの稼動判別装置の構成例を示すブロック図であり、図15(a)にその一例を示し、図15(b)にその他例を示す。
光サービス稼動判別装置700は、図15(a)に示すように、グレーティング形成器720、光ファイバ設置器(光ファイバ固定具)721、光/電気変換器(受光器)741、信号解析器742、判定結果表示器743などを具備する。
グレーティング形成器720は、光ファイバにグレーティングを形成して漏洩光を発生させる機器である。光ファイバ設置器721は、光ファイバを固定する機器である。光/電気変換器741は、光ファイバから漏洩する漏洩光を電気信号に変換する機器である。信号解析器742は光/電気変換器741で得られた信号を解析する機器である。判定結果表示器は、信号解析器742で解析された結果を表示する機器である。
このように、グレーティング形成器720を内部に有する光サービス稼動判別装置700とすることができ、装置の小型化を図ることができる。
また、図12(b)に示すように、グレーティング形成器820を外部に配置した光サービスの稼動判別装置800とすることも可能である。なお、符号821は光ファイバを固定する機器である光ファイバ設置器を示す。
このような構成の光サービスの稼動判別装置800とすることにより、グレーティング形成器820で生じる高次モードは伝搬モードに比べて非常に曲げ損失が大きいため、受光器をなす光/電気変換器741近傍に曲げ部821aを形成すると漏洩光を効率良く受光でき、好ましい。
本発明に係る光サービスの稼動判別装置および方法は、光線路の工事、保守、運用の際の、光ファイバ心線で導通している光サービスの稼動状況の特定に利用することができる。
本発明の第一の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置および方法に係わる、光ネットワークシステムの一例を説明するための概略図である。 本発明の第一の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置を説明するための図であり、図2(a)にその概略を示し、図2(b)にそれが具備するグレーティング形成具により応力が付与された箇所と屈折率変化量との関係を示す。 本発明の第一の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置が具備するグレーティング形成具の他例を示す図である。 グレーティング形成時の損失スペクトルおよび損失の中心波長を説明するための図であり、図4(a)に突起部の周期Λを0.51mmとすると共に、荷重Fを20Nとし、ITU−T G.652に準拠した単一モード光ファイバ(SMF)を対象とした場合における波長と損失スペクトルの関係を示し、図4(b)にITU−T G.652に準拠した単一モード光ファイバ(SMF)を対象とし、各モードLP11,LP12,LP13におけるグレーティング周期と動作波長との関係を示す。 ITU−T G.652に準拠した単一モード光ファイバにおける、モードフィールド径(MFD)とグレーティング周期の関係を示す図である。 ITU−T G.657(Class A)に準拠した単一モード光ファイバにおける、モードフィールド径(MFD)とグレーティング周期の関係を示す図である。 本発明の第一の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置が具備するグレーティング形成具の一例の概略図である。 本発明の第一の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置が具備するグレーティング形成具の他例を説明するための図であり、図8(a)にその平面を示し、図8(b)にその側面を示し、図8(c)に光ファイバの設置角度が0度である場合における光ファイバ位置と屈折率変化量との関係を示し、図8(d)に光ファイバの設置角度がθである場合における光ファイバ位置と屈折率変化量との関係を示す。 本発明の第二の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置を説明するための図であり、図9(a)に光ファイバ曲げ付与機構を一つ具備する場合を示し、図9(b)に光ファイバ曲げ付与機構を二つ具備する場合を示す。 本発明の第二の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置が具備する光ファイバ曲げ付与機構による、曲げ半径(mm)と曲げ損失(dB)の関係を示すグラフである。 本発明の第三の実施形態に係る光サービスの稼動判別装置を模式的に示す図である。 グレーティング形成時の漏洩光パワーおよび挿入損失を示すグラフであり、図12(a)にグレーティング形成時の漏洩光パワーと荷重との関係を示し、図12(b)にグレーティング形成時の挿入損失と荷重との関係を示す。 光サービスの稼動判別装置による作業手順の一例を示すフローチャートである。 光サービスの稼動判別装置による作業手順の他例を示すフローチャートである。 本発明に係る光サービスの稼動判別装置の構成例を示すブロック図であり、図15(a)にその一例を示し、図15(b)にその他例を示す。
符号の説明
1 光ファイバ
120,320,420,720,820 グレーティング形成具
121 光ファイバ固定具
122 応力付与具
123,223,323,423,621 突起部
130 受光器
551,552,553,610 光ファイバ曲げ付与機構
721,821 光ファイバ設置器
741 光/電気変換器
742 信号解析器
743 判定結果表示器
100,200,500,510,600,700,800 光サービスの稼動判別装置
λ 伝搬モード
λ´ 漏洩光
F 荷重

Claims (10)

  1. 波長ごとに異なるサービスを提供する光アクセスシステム内の光ファイバに対して複数の突起部を用いてグレーティングを形成するグレーティング形成手段と、
    前記光ファイバで生じる漏洩光を検出する受光手段から構成され、
    前記グレーティング形成手段により稼動状況を取得したい光サービスが使用する波長の光波の一部を漏洩させ、漏洩光の有無により前記波長の光波の導通状態を確認して前記光サービスの稼動状況を判定する
    ことを特徴とする光サービスの稼動判別装置。
  2. 前記複数の突起部が0.35mm〜0.58mmの範囲内で配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の光サービスの稼動判別装置。
  3. 前記複数の突起部が0.37mm〜0.48mmの範囲内で配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の光サービスの稼動判別装置。
  4. 前記複数の突起部の周期が、前記光ファイバの設置方向に沿って変化している
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の光サービスの稼動判別装置。
  5. 前記光ファイバに対して任意の曲率の曲げを付与する光ファイバ曲げ付与手段をさらに有し、
    前記曲率半径が8mm以上である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の光サービスの稼動判別装置。
  6. 前記複数の突起部が、前記光ファイバ曲げ付与手段に配置される
    ことを特徴とする請求項5に記載の光サービスの稼動判別装置。
  7. 前記受光手段で検出した漏洩光からサービスを特定するパケットを抽出する信号解析手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の光サービスの稼動判別装置。
  8. 波長ごとに異なるサービスを提供する光アクセスシステム内の光ファイバに対して複数の突起部を用いてグレーティングを形成し、稼動状況を取得したい光サービスが使用する波長の光波の一部を漏洩させ、漏洩光の有無によって当該波長の光波の導通状態を確認して前記光サービスの稼動状況を判定する
    ことを特徴とする光サービスの稼動判別方法。
  9. 前記光ファイバに対して8mm以上の曲率半径の曲げを付与する
    ことを特徴とする請求項8に記載の光サービスの稼動判別方法。
  10. 前記漏洩光からサービスを特定するパケットを抽出する
    ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の光サービスの稼動判別方法。
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