JP2010068172A - 災害情報受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大地震が発生した後に余震が連続して発生するような状況下において、利用者に心理的ストレスを必要以上に与えないようにする。
【解決手段】 ネットワークを介して緊急地震速報の配信を受け、報知音により、予測震度や到達猶予時間等を報知するようにした災害情報受信装置において、所定規模以上の地震が発生した時(S306ステップのYES)、その後の一定期間、報知手段の報知モードを通常モードから余震モードに切り換える。余震モードにおいては、報知音の音量を小さくしたり、報知音を異なる音にしたり、報知内容を変えたり、報知を行う閾値を高くしたりする(S311ステップ)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、気象庁が配信する緊急地震速報に基づいて、現在位置における予測震度、到達猶予時間等を、信号音又は音声によってユーザに報知するようにした災害情報受信装置に関するものである。
緊急地震速報は、地震の発生直後に、震源に近い地震観測装置でとらえた観測データを解析して震源の位置や地震の規模(マグニチュード)を直ちに推定し、それに基づいて各地での主要動の到達時刻や震度を推定し、可及的速やかに知らせる情報である。その緊急地震速報は、オンラインで接続された情報機器であれば、発表される情報に対する処理を予めプログラミングすることで、テレビやラジオでの放送、学校等への通知、列車の制御等、様々な活用が可能である。
そのような緊急地震速報の活用技術として、例えば、下記の特許文献1(特開2008−117166号公報)では、気象庁から送信される緊急地震速報を、基地局で編集して各報知装置に配信し、それぞれの報知装置で、それぞれの場所での予測震度や到達猶予時間等の緊急地震速報に含まれる情報とともに、ユーザがとるべき行動を指示する選択された報知内容を、音声で報知するようにした技術が示されている。
このようすれば、報知装置を持つユーザは、緊急地震速報を有効に活用して、現在滞在している地域での予想震度や主要動が到達するまでの余裕時間を確実に入手することができ、適切な対処が可能になる。
特開2008−117166号公報(段落[0042]、図2)
しかしながら、上記従来の緊急地震速報の報知装置には、大地震が発生した後に数多く発生する余震に対しても同様な報知がなされるため、利用者の心理的ストレスを助長してしまうという問題点があった。すなわち、報知装置による報知音や報知アナウンスは、ある程度緊迫感を伴った形で報知されるが、大地震が発生した後に余震が連続して発生しているような状況下において、昼夜を問わず繰り返し緊迫した報知音や報知アナウンスが流されると、心理的にかなりのストレスを与えてしまうことになる。
本願の発明者は上記の問題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、所定規模以上の地震が発生した時、その後の一定期間、報知手段の報知モードを通常モードから余震モードに切り換えるようになせば、上記の問題点を解消し得ることを想到し本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、上記の問題点を解消することを課題とし、大地震が発生した後に余震が連続して発生するような状況下において、利用者に心理的ストレスを必要以上に与えないようにすることを目的とするものである。
前記課題を解決するため、本願の請求項1に係る発明は、ネットワークを介して緊急地震速報の配信を受ける災害情報受信装置であって、前記ネットワークを介して緊急地震速報を受信する受信手段(例えば下記実施例では、通信制御部14に相当する)と、受信した緊急地震速報に基づいて、当該地域における地震情報を演算する演算手段(例えば下記実施例では、制御部11に相当する)と、演算した地震情報を報知音により報知する報知手段(例えば下記実施例では、音声出力部18に相当する)と、所定規模以上の地震が発生した後の一定期間、前記報知手段による報知態様を通常モードによる報知態様から余震モードによる報知態様に切り換えて報知するように制御する報知モード切換手段(例えば下記実施例では、制御部11に相当する)と、を備えたことを特徴とする。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る災害情報受信装置において、余震モードに切り換えられたとき、前記報知手段による報知音の音量を通常モードのときより小さくしたことを特徴とする。
また、本願の請求項3に係る発明は、請求項1に係る災害情報受信装置において、余震モードに切り換えられたとき、前記報知手段による報知音を通常モードのときとは異なる音にしたことを特徴とする。
また、本願の請求項4に係る発明は、請求項1に係る災害情報受信装置において、余震モードに切り換えられたとき、前記報知手段による報知内容を通常モードのときとは異なる内容にしたことを特徴とする。
また、本願の請求項5に係る発明は、請求項1に係る災害情報受信装置において、余震モードに切り換えられたとき、前記報知手段による報知の繰り返し回数を通常モードのときより少なくしたことを特徴とする。
また、本願の請求項6に係る発明は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に係る災害情報受信装置において、余震モードに切り換えられたとき、前記報知手段により報知するか否かを決定する震度の閾値を、通常モードにおける閾値より引き上げることを特徴とする。
また、本願の請求項7に係る発明は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に係る災害情報受信装置において、余震モードに切り換えられたとき、予測震度が一定以上のときは通常モードと同様の報知を行うようにしたことを特徴とする。
また、本願の請求項8に係る発明は、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に係る災害情報受信装置において、前記一定期間は、所定規模以上の地震発生後一定時間経過してから開始されるようにしたことを特徴とする。
本発明の災害情報受信装置は、次のような効果を奏する。すなわち、請求項1に係る発明においては、所定規模以上の地震が発生した後の一定期間、報知手段による報知態様を示す報知モードを通常モードから余震モードに切り換えるようにしたので、大地震が発生した後に余震が連続して発生するような状況下において、利用者に心理的ストレスを必要以上に与えないように報知態様を変更することが可能になる。
また、請求項2に係る発明においては、請求項1に係る災害情報受信装置において、余震モードに切り換えられたとき、前記報知手段による報知音の音量を通常モードのときより小さくしたので、大地震が発生した後に、余震についての報知音がしばしば発せられても、利用者に心理的ストレスを与えなくなる。
また、請求項3に係る発明においては、請求項1に係る災害情報受信装置において、余震モードに切り換えられたとき、前記報知手段による報知音を通常モードのときとは異なる音にしたので、大地震が発生した後に、余震についての報知音がしばしば発せられても、利用者に心理的ストレスを必要以上に与えないようにすることが可能になる。
また、請求項4に係る発明においては、請求項1に係る災害情報受信装置において、余震モードに切り換えられたとき、前記報知手段による報知内容を通常モードのときとは異なる内容にしたので、大地震が発生した後に、余震についての報知音がしばしば発せられても、利用者に心理的ストレスを必要以上に与えないようにすることが可能になる。
また、請求項5に係る発明においては、請求項1に係る災害情報受信装置において、余震モードに切り換えられたとき、前記報知手段による報知の繰り返し回数を通常モードのときより少なくしたので、大地震が発生した後に、余震についての報知音がしばしば発せられても、利用者に心理的ストレスを与えなくなる。
また、請求項6に係る発明においては、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に係る災害情報受信装置において、余震モードに切り換えられたとき、前記報知手段により報知するか否かを決定する震度の閾値を、通常モードにおける閾値より引き上げたので、大地震が発生した後に、余震についての報知頻度を抑えることができ、利用者に心理的ストレスを与えなくなる。
また、請求項7に係る発明においては、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に係る災害情報受信装置において、余震モードに切り換えられたとき、予測震度が一定以上のときは通常モードと同様の報知を行うようにしたので、余震モードにおいても、危険度の高い大地震が予測されるときは確実に注意を促すことができる。
また、請求項8に係る発明においては、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に係る災害情報受信装置において、前記一定期間は、所定規模以上の地震発生後一定時間経過してから開始されるようにしたので、大地震が発生した直後しばらくの間は、余震についての報知を厳格に行って利用者に注意を促すが、その後は、利用者に心理的ストレスを必要以上に与えなくなる。
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための災害情報受信装置を例示するものであって、本発明をこの災害情報受信装置に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の災害情報受信装置にも等しく適用し得るものである。
図1は、本発明の一実施例に係る緊急地震速報配信システムの概略構成を示す図である。緊急地震速報配信システムは、固定電話機1、コードレス電話機2,3などを備えており、固定電話機1とコードレス電話装置の親機2とはインターネット網4を介して接続された構成をなしている。
ここで、固定電話機1やコードレス電話装置の親機2は、インターネット網4を介して緊急地震速報を受信する機能を備えたIP電話機である。緊急地震速報は、特定の配信業者の地震速報配信サーバ7から配信される。ここで、緊急地震速報の配信システムについて説明する。
いずれかの場所で地震が発生すると、各地に多数設置されている地震計の内、その震源に最も近い地震計5が、その地震波を最初に感知し、その観測データを気象庁6に送信する。気象庁6ではコンピュータでそのデータを解析し、地震の発生時刻、発生場所、規模(マグニチュード)の推定値を算出する。
そのようにして算出された地震の発生時刻、発生場所、規模(マグニチュード)の推定値を、緊急地震速報として放送局その他の各種機関に送信する。その内の一機関として登録されている情報配信業者の地震速報配信サーバ7にも緊急地震速報が送られ、地震速報配信サーバ7では、気象庁6から受信した緊急地震速報を、契約している各災害情報受信装置(図1の場合は、固定電話機1やコードレス電話機2,3)に対して、インターネット網4を介して送信する。
固定電話機1やコードレス電話機2,3では、地震速報配信サーバ7から緊急地震速報を受信すると、受信した緊急地震速報に基づいて、事前に登録しておいた現在位置を含む複数の対象地点における予測震度と到達猶予時間を演算し、報知音又は報知音声によりユーザに報知する。
次に、本発明の一実施例に係る災害情報受信装置の構成について説明する。図2は、本発明の一実施例に係る災害情報受信装置としての固定電話機1の概略構成を示すブロック図である。固定電話機1は、制御部11、音声入出力部12、音声信号処理部13、通信制御部14、記憶部15、操作部16、表示部17、音声出力部18などを備えて構成されている。
なお、制御部11は本発明の演算手段と報知モード切換手段に相当し、通信制御部14は本発明の受信手段に相当し、音声出力部18は本発明の報知手段に相当する。また、本実施例は、災害情報受信装置として固定電話機を示すものであるが、これに限定されず、図2に示すコードレス電話機2,3や留守番電話機などのIP電話機能を備えた端末装置であってもよく、さらには、電話機以外の受信装置であってもよい。
制御部11は、マイクロプロセッサを中心に構成され、一般的なコンピュータ装置と同様に、図示していないROM,RAMを備えている。制御部11は、ROMに格納されている各種制御プログラムを読み出し、RAM内のプログラム格納領域に展開して、この制御プログラムに従って当該固定電話機の各種制御処理を行う。
音声入出力部12は、通話時においてマイクを介して送話音声を入力したり、スピーカを介して受話音声を出力したりする。音声信号処理部13は、通信制御部14からの受話音声信号を処理して音声入出力部12を介して出力し、あるいは、音声入出力部12を介して入力された送話音声を処理して音声信号に変換して通信制御部14へ送出する。
通信制御部14は、インターネット網4と接続されており、IP通話回線からの着信、通話回線への発信を制御して通話データの送受信を行うほかに、地震速報配信サーバ7から配信される緊急地震速報の受信を行う。
記憶部15は、固定電話機1の各種機能の設定条件が記憶されるほか、ユーザが操作部16から入力する電話帳、短縮ダイヤル等の登録情報を記憶することができる。さらに、予測震度と到達猶予時間等の地震情報を報知する対象地点として、固定電話機1が設置されている地点の緯度、経度及び地盤増幅率等の現在位置情報も格納されている。また、記憶部15には、装置が余震モードであるか通常モードであるかを示すフラグが格納されている。
記憶部15に格納する現在位置情報は、ユーザが操作部16から入力してもよいし、固定電話機1にGPS機能を備えた自己位置検出手段を内蔵させ、自動的に登録を行うようにしてもよい。また、地盤増幅率は、インターネット網4を介して各種情報提供サーバに接続することにより検索して設定してもよい。
操作部16は、数字や文字の入力などを行うテンキー、発呼及び通話の開始などを操作する通話キー、通話の終了などを操作する終話キー、電話帳の登録・検索を操作する電話帳キー、各種モードを設定するための操作を行うモード設定キーなどからなり、テンキーや操作キーを操作し、電話番号やメールの入力といった各種データの入力や発呼操作といった種々の機能を選択したり設定したりする際にも用いられる。入力されたデータは制御部11に送られる。
表示部17は、液晶パネルなどから構成される表示ユニットであり、制御部11の制御により、電話帳から読み出した相手先の電話番号や名称、通話時間、通話料金や受信したメールなどが表示されるほか、通信制御部14が地震速報配信サーバ7から受信した緊急地震速報や、この緊急地震速報と記憶部15に保持している位置情報とに基づいて制御部11が演算した地震情報(予測震度と到達猶予時間等)を表示することもできる。
音声出力部18は、地震速報配信サーバ7から受信した緊急地震速報と、記憶部15に保持している位置情報とに基づいて制御部11が演算した地震情報(予測震度と到達猶予時間等)を音声信号に変換してスピーカ(図示せず)から出力させる。
このように構成された固定電話機1では、制御部11によって地震速報配信サーバ7から受信した緊急地震速報と記憶部15に保持している現在位置情報とに基づいて予測震度と到達猶予時間を演算する。演算された予測震度と到達猶予時間は、表示部17と音声出力部18に与えられる。
表示部17は、制御部11から受け取った予測震度と到達猶予時間を画面に表示し、音声出力部18は、制御部11から受け取った予測震度と到達猶予時間を音声信号に変換して、スピーカ(図示せず)から出力させる。なお、音声出力部18の出力は、音声による出力だけでなく、信号音による出力でもよい。
本発明ではさらに、音声出力部18による報知モードとして、通常モードと余震モードとを備えており、通常は、通常モードにしておき、従来の災害情報受信装置と同様に、緊急地震速報を受信する毎に報知音声や信号音で地震情報を報知する。しかしながら、一定規模以上の地震が発生したときは、その後の一定期間、自動的に余震モードに切り換えて、大地震の後に繰り返し起こる余震に対して、利用者が必要以上に心理的なストレスを感じないような報知を行うようにしている。
このため、本実施例の制御部11はタイマ機能を備えており、一定規模以上の地震が発生し、自動的に余震モードに切り換えると、それと同時にカウントを開始する。そして、その後の一定期間までカウントとすると、再び通常モードに切り換えるように制御する。
余震モードにおける報知方法としては、次のような方法が挙げられる。
(1) 所定以上の震度の地震が発生したとき、その後の一定期間は、報知を行うかどうかを決める震度の閾値を通常モードのときより高くする。例えば、通常モードでの閾値が震度3に設定されているとき、震度5以上の地震が発生したら、それ以降の6時間は、余震モードでの閾値を震度4に上げる。
(2) 所定以上の震度の地震が発生したとき、その後の一定期間は、報知音量を通常モードのときより下げる。例えば、通常モードでの報知音量を100とするとき、震度5以上の地震が発生したら、それ以降の6時間は、余震モードでの報知音量を50に抑える。
(3) 所定以上の震度の地震が発生したとき、その後の一定期間は、報知音を通常モードのときとは別の音に変える。例えば、震度5以上の地震が発生したら、それ以降の6時間は、余震モードの報知音を通常モードの報知音よりソフトな音にする。
(4) 所定以上の震度の地震が発生したとき、その後の一定期間は、報知音声による報知内容を通常モードのときとは別の内容に変える。例えば、震度5以上の地震が発生したら、それ以降の6時間は、余震モードの報知内容を通常モードの報知内容より穏やかな感じのものにする。
(5) 所定以上の震度の地震が発生したとき、その後の一定期間は、報知の繰り返し回数を通常モードのときより少なくする。例えば、通常モードでの報知の繰り返し回数が3回であるとき、震度5以上の地震が発生したら、それ以降の6時間は、余震モードでの報知の回数を1回だけにする。
(6) 所定以上の震度の地震が発生したとき、一定時間経過後の一定期間は、報知を行うかどうかを決める震度の閾値を通常モードのときより高くする。例えば、通常モードでの閾値が震度3に設定されているとき、震度5以上の地震が発生したら、それ以降2時間は余震モードでの閾値を震度3に維持し、2時間から6時間の間は余震モードでの閾値を震度4に上げる。
(7) 所定以上の震度の地震が発生したとき、一定時間経過後の一定期間は、報知音量を通常モードのときより下げる。例えば、通常モードでの報知音量を100とするとき、震度5以上の地震が発生したら、それ以降2時間は余震モードでの報知音量を100に維持し、2時間から6時間の間は余震モードでの報知音量を50に抑える。
(8) 所定以上の震度の地震が発生したとき、一定時間経過後の一定期間は、報知音を通常モードのときとは別の音に変える。例えば、震度5以上の地震が発生したら、それ以降2時間は余震モードの報知音を通常モードの報知音に維持し、2時間から6時間の間は余震モードの報知音を通常モードの報知音よりソフトな音にする。
(9) 所定以上の震度の地震が発生したとき、一定時間経過後の一定期間は、報知音声による報知内容を通常モードのときとは別の内容に変える。例えば、震度5以上の地震が発生したら、それ以降2時間は余震モードの報知内容を通常モードの報知内容に維持し、2時間から6時間の間は余震モードの報知内容を通常モードの報知内容より穏やかな感じのものにする。
(10) 所定以上の震度の地震が発生したとき、一定時間経過後の一定期間は、報知の繰り返し回数を通常モードのときより少なくする。例えば、通常モードでの報知の繰り返し回数が3回であるとき、震度5以上の地震が発生したら、それ以降2時間は余震モードでの報知の回数を3回に維持し、2時間から6時間の間は余震モードでの報知の回数を1回だけにする。
ただし、余震モードにおいて上記(1)〜(10)のいずれかの報知方法を採用しても、余震モード時に予測震度が所定規模以上、例えば、震度6以上になった場合は、危険性が高いため、通常モードと同様な報知動作を行うようにすることが望ましい。
次に、本発明の一実施例に係る災害情報受信装置における地震情報の報知方法の手順について説明する。
図3は、本発明の一実施例に係る災害情報受信装置としての固定電話機1の動作を示すフローチャートである。なお、図3に示す処理は制御部11が備える内部メモリ(図示せず)に記憶されている制御プログラムを実行することで実現される。
まずステップS301において、制御部11が通信制御部14を制御することによりインターネット網4を介して地震速報配信サーバ7から配信された緊急地震速報を受信したら、ステップS302において、制御部11の制御により、受信した緊急地震速報と記憶部15に保持している位置情報とに基づいて、現在位置における予測震度や到達猶予時間といった地震情報を演算する。
そして、ステップS303において、制御部11は、現在の音声出力部18による地震情報の報知モードが通常モードか余震モードか判定し、通常モードであると判断した場合にはステップS304の処理に進み、余震モードであると判断した場合にはステップS310の処理に進む。
ここで、通常モードと余震モードでの報知条件と各モードへの切り換え条件としては、例えば、上述した(1)のように、通常モードでは震度3以上の地震が発生した場合に地震情報の報知を行い、震度3未満の地震が発生した場合には地震情報の報知を行わず、また発生した地震が震度5以上の場合には余震モードに移行する。一方、余震モードでは震度4以上の地震が発生した場合に地震情報の報知を行い、震度4未満の地震が発生した場合には地震情報の報知を行わず、また余震モードに移行してから6時間の間に震度5以上の地震が発生しなかった場合には再び通常モードに移行する。
ステップS304の処理では、制御部11は、地震情報に基づいて発生した地震が震度3以上か否か判定し、震度3以上の地震の場合には、ステップS305において、制御部11が音声出力部18を制御することにより上述した(2)〜(5)のように、通常モードの報知音量(例えば、100)で通常モードの地震情報(報知音や報知内容)を3回繰り返して報知する。
さらに、ステップS306の処理では、制御部11は、地震情報に基づいて発生した地震が震度5以上か否か判定し、震度5以上の地震の場合には、ステップS307において、報知モードを通常モードから余震モードに設定し、ステップS308において、制御部11に内蔵されているタイマ(図示せず)のカウントを開始して処理を終了する。尚、このモードは例えば記憶部15に格納されているフラグのオンオフにより切換可能であり、例えばフラグがオンでは余震モードに、フラグがオフでは通常モードとする。
一方、ステップS304の判定処理において、発生した地震が震度3未満の地震の場合には、ステップS309において、制御部11が音声出力部18を制御することにより地震情報の報知を行わずに処理を終了する。
また、ステップS303の判定処理において、余震モードであると判断した場合には、ステップS310において、制御部11は、地震情報に基づいて発生した地震が震度4以上か否か判定し、震度4以上の地震の場合には、ステップS311において、制御部11が音声出力部18を制御することにより上述した(2)〜(5)のように、余震モードの報知音量(例えば、50)で余震モードの地震情報(通常モードよりソフトな報知音や穏やかな報知内容)を1回繰り返して報知する。一方、ステップS316において、制御部11は、地震情報非報知の処理を行なう。具体的には、音声出力部18からの地震情報の報知を禁止する。
さらに、ステップS312の処理では、制御部11は、地震情報に基づいて発生した地震が震度5以上か否か判定し、震度5以上の地震の場合には、ステップS313において、制御部11は、カウントを途中まで行っていたタイマをクリアし、再び最初からカウントを開始させる。一方、震度5以上でなければS314ステップへ処理を進める。
次に、ステップS314において、制御部11は、タイマが所定時間(例えば、6時間)までカウントしたか否かを判定し、タイマが所定時間までカウントしなければそのまま処理を終了し、一方、タイマが所定時間までカウントするとステップS315において、報知モードを余震モードから通常モードに設定する。具体的には、ステップS315において、制御部11は、記憶部15に格納されているフラグ10をオンからオフの状態にし、処理を終了する。
なお、上記フローチャートでは、ステップS306の判定処理において、発生した地震が震度5以上の地震の場合には、ステップS307において、報知モードを通常モードから余震モードに直ちに設定する場合について説明したが、上述した(6)〜(10)のように、所定時間(例えば、2時間)までは通常モードと同じ条件で地震情報を報知するようにしてもよい。
この場合には、例えば、ステップS306の判定処理において、震度5以上の地震の場合には、タイマのカウントを開始し、タイマが所定時間の2時間までカウントすると、ステップS307と同じく報知モードを通常モードから余震モードに設定し、タイマはそのまま所定時間の6時間までカウントするように制御すればよい。
以上説明したように、本発明に係る災害情報受信装置によれば、所定規模以上の地震が発生した後の一定期間、報知手段による報知態様を示す報知モードを通常モードから余震モードに切り換えるようにしたので、大地震が発生した後に余震が連続して発生するような状況下において、利用者に心理的ストレスを必要以上に与えないように報知態様を変更することが可能になる。
なお、上記実施例では、一定規模以上の地震が発生したとき、自動的に余震モードに切り換えるようにしたが、手動で余震モードに切り換えたり、それを解除したりできるようにしてもよい。
本発明の一実施例に係る緊急地震速報配信システムの概略構成を示す図である。 本発明の一実施例に係る災害情報受信装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る災害情報受信装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・・固定電話機
2,3・・コードレス電話機
4・・・・インターネット網
5・・・・地震計
6・・・・気象庁
7・・・・地震速報配信サーバ
11・・・制御部
12・・・音声入出力部
13・・・音声信号処理部
14・・・通信制御部
15・・・記憶部
16・・・操作部
17・・・表示部
18・・・音声出力部

Claims (8)

  1. ネットワークを介して緊急地震速報の配信を受ける災害情報受信装置であって、
    前記ネットワークを介して緊急地震速報を受信する受信手段と、
    受信した緊急地震速報に基づいて、当該地域における地震情報を演算する演算手段と、
    演算した地震情報を報知音により報知する報知手段と、
    所定規模以上の地震が発生した後の一定期間、前記報知手段による報知態様を通常モードによる報知態様から余震モードによる報知態様に切り換えて報知するように制御する報知モード切換手段と、を備えたことを特徴とする災害情報受信装置。
  2. 余震モードに切り換えられたとき、前記報知手段による報知音の音量を通常モードのときより小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の災害情報受信装置。
  3. 余震モードに切り換えられたとき、前記報知手段による報知音を通常モードのときとは異なる音にしたことを特徴とする請求項1に記載の災害情報受信装置。
  4. 余震モードに切り換えられたとき、前記報知手段による報知内容を通常モードのときとは異なる内容にしたことを特徴とする請求項1に記載の災害情報受信装置。
  5. 余震モードに切り換えられたとき、前記報知手段による報知の繰り返し回数を通常モードのときより少なくしたことを特徴とする請求項1に記載の災害情報受信装置。
  6. 余震モードに切り換えられたとき、前記報知手段により報知するか否かを決定する震度の閾値を、通常モードにおける閾値より引き上げることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の災害情報受信装置。
  7. 余震モードに切り換えられたとき、予測震度が一定以上のときは通常モードと同様の報知を行うようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の災害情報受信装置。
  8. 前記一定期間は、所定規模以上の地震発生後一定時間経過してから開始されるようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の災害情報受信装置。
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