JP2010068041A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】メカボリュームの調整値と電子ボリュームの調整値との関係を種々の状況に応じて適切に設定し、且つバッテリの消耗を抑制することが可能な電子機器を提供する。
【解決手段】メカボリューム16に対する駆動電圧VDDを[音声]キーの操作に応じた音声データの出力期間を含む一定時間だけ、且つ予め設定されたデューティ比で印加する。そして、メカボリューム16のボリューム調整値に対する電子ボリューム18aの音声出力比の特性設定テーブル[A]22a,[B]22b,…を、メカボリューム16の種類・メーカによる特性個体差に応じて選択変更したり、ユーザ個人のボリューム操作感覚に応じて選択変更したり、スピーカSP使用時とヘッドフォンHP使用時との切り換えに応じて選択変更したりする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音声出力機能を備えた電子機器に関する。
近年、半導体メモリにデジタル化して記憶させた音声データをアナログ音声として出力する機能を備えた電子機器が種々汎用されている。
例えば電子辞書装置には、辞書データに集録される各見出し語や当該見出し語の用例などについて、予め音声データを記憶させ、辞書検索により表示させた見出し語や用例について、[音声]キーを操作することで、その読み上げ音声を出力する機能が備えられている。
従来、音声データを出力するための回路は、アナログ化された音声信号を可変抵抗器により構成されるメカボリュームを通して音量調整し、アンプを介しスピーカから出力させるのが一般的であった。
しかしながら、前記メカボリュームは、可変抵抗器にユーザ操作に伴う抵抗器との摺動接点が存在するため、この摺動接点での摺動に応じて調整される音声信号に雑音が混入する不具合がある。
このため、前記メカボリュームに電圧を印加し、その中点電圧をA/D変換すると共に、このA/D変換されたデジタルのボリューム値を電子ボリュームにセットして、デジタル音声データの出力レベルを調整した後に、D/A変換、アンプを介してスピーカから出力させる音声出力調整装置が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。これによれば、メカボリュームの摺動部に発生する雑音が混入することなく、音声信号の出力レベルを任意に調整できるものである。
特開平06−148363号公報
しかしながら、前記メカボリュームの調整値を、電子ボリュームの調整値に換えて音声信号の出力レベルを調整する音声出力調整装置において、メカボリュームに対し常時電圧を印加すると、特にバッテリ駆動による小型の電子機器では、バッテリの消耗が促進され無視できない問題がある。
また、前記従来のボリューム調整装置では、ユーザによるメカボリュームの操作量と、これに伴い調整される音の実際の変化量との関係は固定化されているので、様々なユーザの好みにあった操作感を満足させることはできない。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、メカボリュームによる調整値と電子ボリュームによる調整値との関係を種々の状況に応じて適切に設定し、且つバッテリの消耗を抑制することが可能になる電子機器を提供することを目的とする。
請求項1に記載の電子機器は、メカボリュームと、このメカボリュームからの出力電圧をA/D変換するA/D変換部と、このボリューム出力電圧のA/D変換値に応じた出力比で再生音声の出力レベルを制御する電子ボリュームとを備えた電子機器であって、前記メカボリュームの駆動電圧を、前記再生音声の出力期間に応じて印加する電圧印加制御手段と、前記ボリューム出力電圧のA/D変換値と前記電子ボリュームにおける音声出力比との関係をそれぞれ異なる特性に設定する複数のテーブルを記憶するテーブル記憶手段と、このテーブル記憶手段により記憶された複数のテーブルを、予め設定されたテーブル変更条件に応じて変更するテーブル変更手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の電子機器は、前記請求項1に記載の電子機器において、前記テーブル変更条件は、前記メカボリュームの個体差であることを特徴としている。
請求項3に記載の電子機器は、前記請求項1に記載の電子機器において、前記テーブル変更条件は、ユーザ任意の変更条件であることを特徴としている。
請求項4に記載の電子機器は、前記請求項1に記載の電子機器において、前記電子ボリュームにより制御された再生音声の出力レベルに応じた音声を、スピーカまたはイヤホンに切り換えて出力する出力切換手段を備え、前記テーブル変更条件は、前記出力切換手段によるスピーカまたはイヤホンへの切り換えであることを特徴としている。
請求項5に記載の電子機器は、前記請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の電子機器において、前記メカボリュームの最小位置に対応する出力電圧のA/D変換値と最大位置に対応する出力電圧のA/D変換値とを記憶する最小最大値記憶手段を備え、この最小最大値記憶手段により記憶された前記メカボリュームの最小位置に対応するA/D変換値と最大位置に対応するA/D変換値に対応させて、前記電子ボリュームにおける再生音声の出力比を0%から100%の範囲で制御することを特徴としている。
本発明によれば、メカボリュームによる調整値と電子ボリュームによる調整値との関係を種々の状況に応じて適切に設定し、且つバッテリの消耗を抑制することが可能になる電子機器を提供できる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の電子機器の実施形態に係る音声出力機能を備えた電子辞書装置10の電子回路の構成を示すブロック図である。
この電子辞書装置10は、コンピュータとしてのCPU11を備えている。
このCPU11は、フラッシュROM12に予め記憶されている辞書制御プログラム、あるいは図示しない外部メモリやプログラムサーバから同ROM12に読み込まれた辞書制御プログラムに応じて、RAM13を作業用メモリとし、回路各部の動作を制御する。
前記フラッシュROM12に記憶された辞書制御プログラムは、キーボード14からのユーザ操作に応じたキー入力信号に従って起動され、種々の辞書検索処理10や音声出力処理を実行する。
前記CPU11には、前記フラッシュROM12、RAM13、キーボード14、表示装置15が接続される他に、音量調整のためユーザ操作されるメカボリューム16がメカボリューム制御部17を介して接続される。
また前記CPU11には、電子ボリューム18a、D/A変換部18b、アンプ18cからなる音声出力部(Audio Block)18、およびHP(Head Phone)/SP(Speaker)切換回路19を介して、スピーカSPまたはヘッドフォンHPの何れか一方が接続される。
このHP/SP切換回路19において、ヘッドフォンHPが接続されると、前記音声出力部18からの音声出力ラインがスピーカSPから当該ヘッドフォンHPに切り換えられ、また同時に当該ヘッドフォンHPへの切り換え信号が前記CPU11に対して通知される。
前記フラッシュROM12には、複数の見出し語とその各見出し語の意味内容や訳語,用例などの説明情報とを対応付けた辞書データベースが記憶され、さらにこの辞書データベースに記憶された各見出し語や各例文の読み上げ音声をネイティブによる録音または合成音声により生成したデジタル処理された音声データ21が記憶される。
この音声データは、辞書検索処理により表示装置15に表示された見出し語または例文をカーソルにより選択した状態で、キーボード14に備えられる[音声]キーの操作に応じて読み出され、音声出力部18およびHP/SP切換回路19を介してスピーカSPまたはヘッドフォンHPから出力される。
この際、前記音声データの音量は、ユーザにより操作されるメカボリューム16の調整値に応じて設定される。メカボリューム16には、前記[音声]キーの操作に応じた音声データの出力期間を含む一定時間だけ、メカボリューム制御部17から駆動電圧VDDが印加され、当該ボリューム16の回転位置に応じて例えば“0V”〜“VDD”まで変化する中間電圧値が同メカボリューム制御部17に出力される。
図2は、前記電子辞書装置10のメカボリューム16に対する駆動電圧VDDの印加タイミングを示す図である。
メカボリューム16に対しては、メカボリューム制御部17からの駆動電圧VDDを、前記[音声]キーの操作に応じた音声データの出力期間を含む一定時間だけ、且つ予め設定されたデューティ比で印加することで、無駄な電圧供給を極力省きバッテリの消耗を最小限に抑制する。
前記メカボリューム16からメカボリューム制御部17に出力された中間電圧値は、A/D変換されて当該ボリューム16の調整値となるもので、当該ボリューム16をMIN位置まで回転させた状態での中間電圧値をMIN、同ボリューム16をMAX位置まで回転させた状態での中間電圧値をMAXとしてRAM13内のMIN/MAX設定部13aに記憶させる。そして、メカボリューム制御部17にて得られる中間電圧値MINのときボリューム調整値“0”、中間電圧値MAXのときボリューム調整値“100”と設定し、音声出力部18の電子ボリューム18aにより制御される音声データの出力比を“0%”〜“100%”の間で可変させる。
これにより、前記メカボリューム16をMIN位置まで回転させた状態での中間電圧値MINが当該ボリューム16の個体差により“0V”まで下がらない場合、また反対に同メカボリューム16をMAX位置まで回転させた状態での中間電圧値MAXが“VDD”に達しない場合でも、当該メカボリューム16のMIN位置〜MAX位置の調整範囲に対応させて、前記電子ボリューム18aにより制御される音声データの出力比を“0%”〜“100%”の範囲で可変できる。
前記電子ボリューム18aにおける音声出力比で出力されたデジタル音声データは、D/A変換部18bによりアナログ音声信号に変換された後、アンプを介して増幅され、スピーカSPまたはヘッドフォンHPから出力される。
ここで、前記メカボリューム16による調整値“0”〜“100”に応じて電子ボリューム18aによる音声出力比を“0%”〜“100%”の間で変化させる特性を、前記フラッシュROM12に予め記憶させたテーブルメモリ22内の複数の特性設定テーブル[A]22a,[B]22b,…(図4参照)に基づき、種々の条件に応じて選択的に設定する。
前記ボリューム調整値対音声出力比の特性設定テーブル[A]22a,[B]22b,…を選択する条件には、(1)メカボリューム16の種類・メーカによる特性個体差に応じた選択、(2)ユーザ個人のボリューム操作感覚に応じた選択、(3)スピーカ使用時とヘッドフォン使用時の切り換えに応じた選択、などがある。
(1)メカボリューム16の種類・メーカによる特性個体差に応じて、装置製造時に、ボリューム調整値対音声出力比の特性設定テーブル[A]22a,[B]22bを選択使用することで、個体差のあるメカボリューム16…を使用しても、当該各メカボリューム16…の操作に対し均質な音声出力特性を得ることができる。
(2)ユーザ個人のボリューム操作感覚に応じて、使用時に、ボリューム調整値対音声出力比の特性設定テーブル[A]22a,[B]22bを選択変更することで、ユーザの好みの操作感覚で音量調整することができる。
(3)スピーカ使用時とヘッドフォン使用時との切り換えに伴い、ボリューム調整値対音声出力比の特性設定テーブル[A]22a,[B]22bを選択変更することで、スピーカSPで聞いている場合とヘッドフォンHPで聞いている場合の音量調整に伴う出力の変化を最適にすることができる。
図3は、前記電子辞書装置10によるユーザ操作に応じた特性設定テーブル[A]22a,[B]22b,…の選択画面Gを示す図である。
図4は、前記電子辞書装置10のテーブルメモリ22に記憶される各特性設定テーブル[A]22a,[B]22b,…の特性表示状態を示す図である。
例えばキーボード14の[変更メニュー]キーを操作することで、図3に示すように、特性設定テーブル[A]22a,[B]22b,…の選択画面Gが表示装置15に表示される。
この特性設定テーブル[A]22a,[B]22b,…の選択画面Gにおいて、キーボード14のカーソルキーの操作によりユーザ任意のテーブルを選択すると、例えば図4(A)または(B)に示すように、当該選択された特性設定テーブルの特性表示が行われてユーザがそれを確認できる。
次に、前記構成の音声出力機能を備えた電子辞書装置10の動作について説明する。
図5は、前記音声出力機能を備えた電子辞書装置10におけるメカボリューム駆動処理を示すフローチャートである。
例えばフラッシュROM12に記憶されている辞書データベースに基づいた辞書検索処理により、ユーザ所望の見出し語が検索表示された状態で、当該表示された見出し語の読み上げ音声を出力させるために、キーボード14の[音声]キーが入力されると(ステップS1(Yes))、メカボリューム制御部17からメカボリューム16に対して、図2で示したように、前記音声出力対象の見出し語に対応する音声データ(21)の出力時間を含む一定時間Tの間、予め設定されたデューティ比で駆動電圧VDDが印加される(ステップS2)。
すると、前記メカボリューム制御部17を介してメカボリューム16の中間電圧値が読み取られ、A/D変換されたボリューム調整値としてCPU11に入力される(ステップS3)。
ここで、HP/SP切換回路19から前記CPU11に対して、ヘッドフォン(イヤホン)HPの接続に切り換えられたことを示す切り換え信号が通知されたか否かが判断される(ステップS4)。
このステップS4において、HP/SP切換回路19にヘッドフォンHPが接続されていることで、当該HP/SP切換回路19からCPU11に対してヘッドフォン(イヤホン)HPへの切り換え信号が通知されていると判断されると(ステップS4(Yes))、前記フラッシュROM12内のテーブルメモリ22に記憶されている複数の特性設定テーブル[A]22a,[B]22b,…のうち、予めイヤホン用として記憶された特性設定テーブルが読み出される(ステップS5)。
すると、前記ステップS3においてメカボリューム制御部17により読み取られてA/D変換されたボリューム調整値が、前記イヤホン用の特性設定テーブルの特性カーブに応じた音声出力比(%)に換算され、この換算された音声出力比(%)で音声出力部18の電子ボリューム18aが制御される(ステップS7)。これにより、前記[音声]キーのキー入力に伴い音声データメモリ21から読み出された検索見出し語の読み上げ音声データの出力レベルは、前記メカボリューム16のボリューム調整値と前記イヤホン用の特性設定カーブとに応じた音声出力比(%)で調整され、D/A変換部18b、アンプ18c、および前記HP/SP切換回路19を介してヘッドフォン(イヤホン)HPから音声出力される。
一方、前記ステップS4において、HP/SP切換回路19にヘッドフォンHPが接続されていないことで、当該HP/SP切換回路19からCPU11に対してヘッドフォン(イヤホン)HPへの切り換え信号が通知されてないと判断されると(ステップS4(No))、前記フラッシュROM12内のテーブルメモリ22に記憶されている複数の特性設定テーブル[A]22a,[B]22b,…のうち、予めスピーカ用として記憶された特性設定テーブルが読み出される(ステップS5)。
すると、前記ステップS3においてメカボリューム制御部17により読み取られてA/D変換されたボリューム調整値が、前記スピーカ用の特性設定テーブルの特性カーブに応じた音声出力比(%)に換算され、この換算された音声出力比(%)で音声出力部18の電子ボリューム18aが制御される(ステップS7)。これにより、前記[音声]キーのキー入力に伴い音声データメモリ21から読み出された検索見出し語の読み上げ音声データの出力レベルは、前記メカボリューム16のボリューム調整値と前記スピーカ用の特性設定カーブとに応じた音声出力比(%)で調整され、D/A変換部18b、アンプ18c、および前記HP/SP切換回路19を介してスピーカSPから音声出力される。
よって、スピーカSPで聞いている場合とヘッドフォンHPで聞いている場合の音量調整に伴う出力の変化を最適にすることができる。
図6は、前記音声出力機能を備えた電子辞書装置10における音量制御カスタマイズ処理を示すフローチャートである。
前記メカボリューム16のユーザ操作に伴う音声出力の特性を、当該ユーザの好みの特性に設定するために、キーボード14の[変更メニュー]キーが操作入力されると(ステップA1(Yes))、図3で示したように、前記テーブルメモリ22に記憶されている複数の特性設定テーブル[A]22a,[B]22b,…の種類[A][B]…を一覧にした選択画面Gが表示装置15に表示される(ステップA2)。
このテーブル種類[A][B]…の一覧選択画面Gにおいて、キーボード14のカーソルキーの操作によりユーザ任意のテーブルが選択されると(ステップA3(Yes))、例えば図4(A)で示したように、当該選択されたテーブル種類[A]に対応した特性設定テーブル[A]22aの特性を示す画面が表示装置15に表示され、ユーザにその確認が促される(ステップA4)。
ここで、前記表示装置15に表示された特性設定テーブル[A]22aの特性カーブがユーザの好みの特性でないために、キーボード14の[戻る]キーが入力された場合には(ステップA5(戻る))、再び、前記テーブル種類[A][B]…の一覧選択画面Gの表示状態に戻る(ステップA2)。
そして、前記ステップA4において表示装置15に表示された特性設定テーブル[A]22aの特性カーブがユーザの好みの特性である場合に、キーボード14の[設定]キーが入力されると(ステップA5(設定))、この選択表示された特性設定テーブル[A]22aが前記メカボリューム16によるボリューム調整値と前記電子ボリューム18aによる音声出力比(%)との換算設定テーブルとしてセットされる(ステップA6)。
これにより、ユーザ個人の好みのボリューム操作感覚で音量調整することができる。
したがって、前記構成の音声出力機能を備えた電子辞書装置10によれば、メカボリューム16に対しては、メカボリューム制御部17からの駆動電圧VDDを、[音声]キーの操作に応じた音声データの出力期間を含む一定時間だけ、且つ予め設定されたデューティ比で印加するようにしたので、無駄な電圧供給を極力省けるようになり、バッテリの消耗を最小限に抑制することができる。
また、前記構成の音声出力機能を備えた電子辞書装置10によれば、メカボリューム16の種類・メーカによる特性個体差に応じて、装置製造時に、ボリューム調整値対音声出力比の特性設定テーブル[A]22a,[B]22bを選択使用するので、個体差のあるメカボリューム16…を使用しても、当該各メカボリューム16…の操作に対し均質な音声出力特性を得ることができる。
また、ユーザ個人のボリューム操作感覚に応じて、使用時に、ボリューム調整値対音声出力比の特性設定テーブル[A]22a,[B]22bを選択的に変更できるので、ユーザの好みのボリューム操作感覚で音量調整することができる。
また、スピーカSPの使用時とヘッドフォン(イヤホン)HPの使用時との切り換えに伴い、ボリューム調整値対音声出力比の特性設定テーブル[A]22a,[B]22bを選択変更するので、スピーカSPで聞いている場合とヘッドフォンHPで聞いている場合の音量調整に伴う出力の変化を最適にすることができる。
さらに、前記構成の音声出力機能を備えた電子辞書装置10によれば、メカボリューム16をMIN位置まで回転させた状態での中間電圧値をMIN、MAX位置まで回転させた状態での中間電圧値をMAXとしてMIN/MAX設定部13aに記憶させる。そして、前記中間電圧値MINのときボリューム調整値“0”、MAXのときボリューム調整値“100”と設定し、電子ボリューム18aにより制御される音声データの出力比を“0%”〜“100%”の間で可変させる。このため、メカボリューム16の個体差により前記中間電圧値MINが“0V”まで下がらない場合、また反対に前記中間電圧値MAXが“VDD”に達しない場合でも、当該メカボリューム16のMIN位置〜MAX位置の調整範囲に対応させて、前記電子ボリューム18aにより制御される音声データの出力比を“0%”〜“100%”の範囲で正常に可変できるようになる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の電子機器の実施形態に係る音声出力機能を備えた電子辞書装置10の電子回路の構成を示すブロック図。 前記電子辞書装置10のメカボリューム16に対する駆動電圧VDDの印加タイミングを示す図。 前記電子辞書装置10によるユーザ操作に応じた特性設定テーブル[A]22a,[B]22b,…の選択画面Gを示す図。 前記電子辞書装置10のテーブルメモリ22に記憶される各特性設定テーブル[A]22a,[B]22b,…の特性表示状態を示す図。 前記音声出力機能を備えた電子辞書装置10におけるメカボリューム駆動処理を示すフローチャート。 前記音声出力機能を備えた電子辞書装置10における音量制御カスタマイズ処理を示すフローチャート。
符号の説明
10 …音声出力機能を備えた電子辞書装置(電子機器)
11 …CPU
12 …フラッシュROM
13 …RAM
14 …キーボード
15 …表示装置
16 …メカボリューム
17 …メカボリューム制御部
18 …音声出力部
18a…電子ボリューム
18b…D/A変換部
18c…アンプ
19 …HP(ヘッドフォン)/SP(スピーカ)切換回路
21 …音声データメモリ
22 …テーブルメモリ
22a,22b,…ボリューム調整値対音声出力比の特性設定テーブル
G …テーブル種類の一覧選択画面

Claims (5)

  1. メカボリュームと、このメカボリュームからの出力電圧をA/D変換するA/D変換部と、このボリューム出力電圧のA/D変換値に応じた出力比で再生音声の出力レベルを制御する電子ボリュームとを備えた電子機器であって、
    前記メカボリュームの駆動電圧を、前記再生音声の出力期間に応じて印加する電圧印加制御手段と、
    前記ボリューム出力電圧のA/D変換値と前記電子ボリュームにおける音声出力比との関係をそれぞれ異なる特性に設定する複数のテーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
    このテーブル記憶手段により記憶された複数のテーブルを、予め設定されたテーブル変更条件に応じて変更するテーブル変更手段と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記テーブル変更条件は、前記メカボリュームの個体差であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記テーブル変更条件は、ユーザ任意の変更条件であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記電子ボリュームにより制御された再生音声の出力レベルに応じた音声を、スピーカまたはイヤホンに切り換えて出力する出力切換手段を備え、
    前記テーブル変更条件は、前記出力切換手段によるスピーカまたはイヤホンへの切り換えであることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記メカボリュームの最小位置に対応する出力電圧のA/D変換値と最大位置に対応する出力電圧のA/D変換値とを記憶する最小最大値記憶手段を備え、
    この最小最大値記憶手段により記憶された前記メカボリュームの最小位置に対応するA/D変換値と最大位置に対応するA/D変換値に対応させて、前記電子ボリュームにおける再生音声の出力比を0%から100%の範囲で制御することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の電子機器。
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