JP2010066306A - 電子写真機器用導電性ロール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
軸体1の外周面にベース層2が形成され、さらにその外周面に表層3が形成されてなり、上記表層2が、下記の(A)と、(B)および(C)の少なくとも一方とを含有するエポキシ組成物の熱硬化体からなる電子写真機器用導電性ロールである。
(A)オキシアルキレン構造を有するエポキシ化合物。
(B)硬化剤。
(C)重合開始剤。
【選択図】図1
Description
(A)オキシアルキレン構造を有するエポキシ化合物。
(B)硬化剤。
(C)重合開始剤。
(A)オキシアルキレン構造を有するエポキシ化合物。
(B)硬化剤。
(C)重合開始剤。
(A)オキシアルキレン構造を有するエポキシ化合物。
(B)硬化剤。
(C)重合開始剤。
ポリテトラメチレングリコールジグリシジルエーテル(数平均分子量:950)(四日市合成社製、エポゴーセーPT)
〔エポキシ化合物B(A成分)〕
ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル(数平均分子量:718)(ナガセケムテックス社製、EX−931)
〔エポキシ化合物C(A成分)〕
1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル(数平均分子量:230)(ナガセケムテックス社製、デナコール−EX−212)
ビスフェノールA型エポキシ化合物(DIC社製、エピクロン840)
〔エポキシ化合物b〕
ポリブチレンジグリシジルエーテル(ダイセル化学工業社製、エポリードPB3600)
芳香族スルホニウム塩(三新化学社製、サンエイドSI60L)
エチレンジアミン〔和光純薬工業社製、エチレンジアミン(試薬)〕
〔硬化剤B(酸無水物)(B成分)〕
3or4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸(日立化成工業社製、HN−5500)
テトラブチルアンモニウムクロライド(東京化成工業社製、テトラブチルアンモニウムクロリド)
下記の表1および表2に示す各成分を同表に示す割合で配合し、これらを攪拌羽根を有する攪拌機により混合して、エポキシ組成物を調製した。
(ベース層用材料の調製)
シリコーンゴム(信越化学工業社製、X34−270A/B)100部に、アセチレンブラック(電気化学工業社製、デンカブラックHS100)10部を分散させて、ベース層用材料を調製した。
先に調製したエポキシ組成物A(表1参照)を用いた。
軸体である芯金(直径6mm、SUS304製)をセットしたロール成形用金型内に、上記ベース層用材料を注型し、150℃×45分のオーブン加熱硬化を行い、ベース層を形成した。その後、ベースロールを脱型し、その表面上に、コロナ放電(0.3kW×20秒間)による表面処理を施した。その後、この表面処理面上に、上記表層用材料をロールコート法により塗工し、これを120℃×60分のオーブン加熱硬化を行い、表層を形成した。このようにして、ベース層(厚み2mm)の外周面に表層(厚み20μm)が形成されてなる、2層構造の導電性ロールを作製した。
実施例1の表層用材料であるエポキシ組成物Aに代えて、下記の表3に示す各エポキシ組成物を用いる以外は、実施例1と同様にして、導電性ロールを作製した。このようにして、ベース層(厚み2mm)の外周面に表層(厚み20μm)が形成されてなる、2層構造の導電性ロールを得た。
(ベース層用材料の調製)
実施例1のベース層用材料と同様にして、ベース層用材料を調製した。
先に調製したエポキシ組成物F(表2参照)を用いた。
N−メトキシメチル化ナイロン100部と、導電性酸化スズ60部と、クエン酸1部とを、メタノール/トルエン混合溶液〔メタノール:トルエン=7:3(重量比)〕500部に溶解し、攪拌羽根を有する攪拌機によって攪拌することにより、表層用材料(コーティング液)を調製した。
実施例1と同様にして、軸体の外周面にベース層が形成されてなるベースロールを得た。つぎに、その表面上に、コロナ放電(0.3kW×20秒間)による表面処理を施した。その後、この表面処理面上に、上記中間層用材料をロールコート法により塗工し、これを120℃×60分のオーブン加熱硬化を行い、電気抵抗調整層となる中間層を形成した。つぎに、上記表層用材料(コーティング液)中に、上記ロールを浸漬して引き上げた後(ディッピング法)、185℃×60分のオーブン加熱硬化を行い、表層を形成した。このようにして、ベース層(厚み2mm)の外周面に中間層(厚み0.5mm)が形成され、さらにその外周面に表層(厚み20μm)が形成されてなる、3層構造の導電性ロールを作製した。
実施例6の中間層用材料であるエポキシ組成物Fに代えて、下記の表4に示す各エポキシ組成物を用いる以外は、実施例6と同様にして、導電性ロールを作製した。このようにして、ベース層(厚み2mm)の外周面に中間層(厚み0.5mm)が形成され、さらにその外周面に表層(厚み20μm)が形成されてなる、3層構造の導電性ロールを得た。
各導電性ロールのロール表面の硬度を測定した。硬度はJIS K 6253に記載のタイプAデュロメータに準ずる硬度(MD−1硬度)を、マイクロゴム硬度計MD−1型(高分子計器社製)を用いて測定した。
各導電性ロールを、金属ドラムに押し付け(ロールの片端に対し4.9Nの荷重となるよう、ロール両端に荷重をかけて押し付け)、その状態で、金属ドラムを30rpmで回転させながら(導電性ロールは連れ回りする)、DC200μAの定電流を連続印加させたときのロール抵抗(Ω・cm)を測定した。なお、この値が108 Ω・cm未満であれば、導電性に優れていることを示す。
各導電性ロールを、片端500g加重にて、直径30mmの金属棒に押し付け、40℃×95%RH環境に1週間放置した。その後、この導電性ロールを、プリンター(リコー社製、CX3000)に帯電ロールとして組み込み、画だしを行った。へたり評価は、圧接癖が画像に発生しないものを○、わずかに発生するものを△、はっきりと発生するものを×とした。
各導電性ロールを、帯電ロールとしてプリンター(富士ゼロックス社製、DocuPrint C1616 )にセットし、文字チャートの画出しを1万(10K)枚行った。評価は、初期および耐久試験後(上記1万枚後)の画像を目視で確認し、画像にむらの無いものを○、むらがわずかに見られるものを△、むらが多いものを×とした。
各導電性ロールを、現像ロールとしてプリンター(キャノン社製、LBP−2510)にセットし、32.5℃×80%の環境下、印字率5%で、文字チャートの画出しを1万(10K)枚行った。評価は、耐久試験後(上記1万枚後)の画像にかぶりが見られないものを○、かぶりがわずかに見られるものを△、かぶりが顕著に見られるものを×とした。
2 ベース層
3 表層
Claims (3)
- 軸体の外周面にベース層が形成され、その外周に、直接または他の層を介して表層が形成されてなる電子写真機器用導電性ロールであって、上記ベース層を除く少なくとも一層が、下記の(A)と、(B)および(C)の少なくとも一方とを含有するエポキシ組成物の熱硬化体からなることを特徴とする電子写真機器用導電性ロール。
(A)オキシアルキレン構造を有するエポキシ化合物。
(B)硬化剤。
(C)重合開始剤。 - 軸体の外周面にベース層が形成され、その外周面に中間層が形成され、さらにその外周面に表層が形成され、上記中間層および表層の少なくとも一方が、上記エポキシ組成物の熱硬化体からなる請求項1記載の電子写真機器用導電性ロール。
- 上記エポキシ組成物が、イオン導電剤を含有する請求項1または2記載の電子写真機器用導電性ロール。
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