JP2010066217A - 空調音の音質評価方法および空調ユニット - Google Patents
空調音の音質評価方法および空調ユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010066217A JP2010066217A JP2008235012A JP2008235012A JP2010066217A JP 2010066217 A JP2010066217 A JP 2010066217A JP 2008235012 A JP2008235012 A JP 2008235012A JP 2008235012 A JP2008235012 A JP 2008235012A JP 2010066217 A JP2010066217 A JP 2010066217A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- air
- evaluation
- air conditioning
- sharpness value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
【解決手段】評価対象となる空調音データを採取する空調音データ採取手順と、採取された空調音データから、音の大きさであるラウドネスのスペクトルを描き、スペクトル面積の重心を求め、重心位置が高周波数側であるほど高い値となるシャープネス値を計算するシャープネス計算手順と、シャープネス計算手順により計算されたシャープネス値に基づいて心地よい空調音であるか否かを評価する音質評価手順と、を備え、前記音質評価手順において、暖房時には、シャープネス値が、あらかじめ設定された暖房時評価設定範囲内であるか否かに基づいて評価し、冷房時には、シャープネス値が、あらかじめ設定された冷房時評価設定範囲内であるか否かに基づいて評価することを特徴とする空調音の音質評価方法とした。
【選択図】図1
Description
しかしながら、従来技術では、このように、暖房時と冷房時とを考慮した評価が行われておらず、その点でも、人間の聴感を考慮した評価が行われていなかった。
また、上述の目的を達成するため、請求項5に記載の発明は、空気取入口から車室に連通された吹出口に向かう送風路を備えるとともに、この送風路の途中に設けられた冷却器の下流に、送風を加熱する加熱器および前記加熱器を迂回するバイパス通路を備えた空調ユニットであって、前記バイパス通路を経た冷風が流れる流路に、前記シャープネス値を設定可能な冷風整流部材が設けられていることを特徴とする空調ユニットとした。
そして、音質評価手順で、計算されたシャープネス値を心理音響評価量として人の聴感による音質を評価する。
この音質評価手順において、暖房時には、シャープネス値が、あらかじめ設定された暖房時評価設定範囲内であるか否かに基づいて空調音の評価を行い、冷房時には、シャープネス値が、あらかじめ設定された冷房時評価設定範囲内であるか否かに基づいて空調音の評価を行う。
すなわち、自動車などの空調音を評価するのにふさわしい評価語としては、本願発明者達が以前の研究で使用した、「激しい」、「カサカサした」、「おとなしい」、「濁った」、「厚みのある」、「広がりのある」、「爽快な」などが存在するが、今回の実験では「暖かみのある」と「涼しげな」の2つの評価語を用いて被験者に主観評価実験を行った。
つまり、実験の結果から、「暖かみのある」と評価されるときのシャープネス値と、「涼しげな」と評価されるシャープネス値とは異なる領域であることを見出した。
このことは、多数ある心理音響評価量のうち、シャープネス値を心理音響評価の音感指標とした場合、「暖かみのある」、「涼しげな」という2つの評価語に対し、総合的に空調音の音質評価を行うことができることになる。
この結果、1つの心理音響評価量であるシャープネス値を用いた簡単な評価手法でありながら、人間の聴覚機能に基づいた空調音の総合的な音質評価、言い換えると、空調音の心地良さの感覚を適切に評価することができる。
そこで、請求項2に記載の発明では、暖房時評価設定範囲と冷房時評価設定範囲とを、1.4acumを境として、前者は1.4acum以下の範囲内、後者を1.4acum以上の範囲内とした。これにより、単純な比較で、暖房時と冷房時との的確な空調音評価を行うことができる。
そこで、請求項3に記載の発明では、暖房時評価設定範囲を、シャープネス値が1.0〜1.4acumの範囲内の値とし、冷房時評価設定範囲を、シャープネス値が1.4〜1.7acumの範囲内の値とした。これにより、「暖かみのある」「涼しげな」という評価のみ成らず、他の心理音評価量である「高級感のある」「厚みのある」「カサカサした」という評価も良好な空調音評価を得ることができる。
したがって、空調ユニットの空調音評価が、暖房時には「暖かみのある」という評価が高い空調音とすることができる。
請求項5に記載の空調ユニットでは、冷房時は、空調ユニットの送風通路において、冷却器で冷却された冷風は、バイパス通路を通り、冷風整流部材により整流された後、吹出口から車室へ送られる。したがって、冷風整流部材により、シャープネス値が、冷房時評価設定範囲内の値となるように設定することができる。
したがって、空調ユニットの空調音評価が、冷房時には「涼しげな」という評価の高い空調音とすることができる。
本発明の実施の形態の空調音の音質評価方法は、評価対象となる空調音データを採取する空調音データ採取手順と、採取された空調音データから、音の大きさであるラウドネスのスペクトルを描き、スペクトル面積の重心を求め、重心位置が高周波数側であるほど高い値となるシャープネス値を計算するシャープネス計算手順と、シャープネス計算手順により計算されたシャープネス値に基づいて空調音判定を行う音質評価手順と、を備え、前記音質評価手順において、暖房時には、シャープネス値が、あらかじめ設定された暖房時評価設定範囲内であるか否かに基づいて判定し、冷房時には、シャープネス値が、あらかじめ設定された冷房時評価設定範囲内であるか否かに基づいて判定することを特徴とする空調音の音質評価方法である。
この実施例1の空調音の音評価システムAを説明するのにあたり、図1に示す自動車のインストルメントパネル1内に搭載された車両用空調装置ACの空調音の音評価を行うものについて説明する。
この車両用空調装置ACは、空調ユニット2を備え、その内部には、ブロワファン21を備えている。
また、送風路25には、冷却器26が設けられ、かつ、その下流は、送風を加熱する加熱器27を備えた加熱通路25hと、加熱器27を迂回するバイパス通路25bとに、分割されている。さらに、両通路25h,25bの上部には、両通路25h,25bの流量を調節可能なエアミックスドア28が設けられている。また、送風路25において、両通路25h,25bの下流には、バイパス通路25bの冷風と、加熱通路25hの温風とが混合されるエアミックス部25mが設けられている。
各整流板31s,32sは、それぞれ、後述するシャープネス値を所望の値に設定するもので、冷風整流板31sは、温風整流板32sに対し、相対的にシャープネス値を高く設定可能に形成され、一方、温風整流板32sは、冷風整流板31sに対して相対的にシャープネス値を低く設定可能に形成されている。
この実施例1の音評価システムAは、図1に示すように、左側マイクロフォン4Lと、右側マイクロフォン4Rと、A/D変換器5と、パーソナルコンピュータ6と、を備えている。
なお、両マイクロフォン4L,4Rは、音源データを採取するに際し、右ハンドル車の運転席に着座している運転者を想定し、左側マイクロフォン4Lが、運転者の左耳に相当する位置に設定され、右側マイクロフォン4Rが、運転者の右耳に相当する位置に設定されている。また、助手席や後席に着座する乗員が感じる空調音を評価する場合には、同様に助手席乗員や後席乗員の左耳および右耳に相当する位置に、両マイクロフォン4L,4Rを設定する。
ここで、記憶設定される複数の評価用データとは、例えば、車種毎や空調ユニットの機種毎やブロワ回転数毎などにより設定されたデータをいう。
本実施例1では、評価の手法としては、単にOKかNGかだけでなく、空調ユニット2の改善指針となるように、例えば、計算されたシャープネス値が、OK領域やNG領域のどの位置に存在するかまで評価する。
なお、このフローチャートは、音源データを採取する評価試験環境が整った後、キーボード67やマウスなどにより音質評価の開始操作を行った場合に処理を開始する。
ここで、「60dB」は、空調音の評価語として「激しい」、「カサカサした」、「おとなしい」、「濁った」といった粗野因子の持つ印象が、人の聴感上、気にならない程度の騒音レベルが60dB以下であるため、この騒音レベル60dB以下で音評価を行うようにしており、このステップS5では、その判定を行っている。
ここで、「シャープネス」とは、心理音響評価量の一つで、低域と高域の音のバランスが高域側に偏った時に感じる音の甲高さ(音の鋭さ)を表すものであり、単位はacum(アキューム)を用いる。
このシャープネスの計算手法は、まず、音源データに基づき音の大きさであるラウドネスを計算する。そして、ラウドネスのスペクトルを描き、スペクトル面積の重心を求め、周波数の原点から重心位置までの距離を求める。この距離がシャープネスであり、重心位置が高周波数側であるほど高い値となる。
基本的には、上記シャープネス計算手法が用いられるが、この計算では人の聴感と多少合わないこともある。このため、これを補正するためにラウドネスに対し臨界帯域毎に重み係数を掛け、その後、ラウドネススペクトルの重心を求めるようにしている。
ここで、データベース63には、空調音を評価するのにふさわしい評価語として選択した「厚みのある」、「高級感のある」、「かさかさした」「涼しげな」「暖かみのある」について、シャープネス値に基づく尺度構成法による主観評価を行うことで得られた複数の評価用データを記憶設定している。なお、図7および図8に評価用データの一例を示しており、図7はシャープネス値と「涼しげな」の評価結果との相関例を、図8はシャープネス値と「暖かみのある」の評価結果との相関例を示している。両図に示すように、各評価用データは、「涼しげな」および「暖かみのある」という評価言語の主観評価が、ラウドネスの大きさに関わらず、シャープネス値と相関している。
すなわち、図9に示すように、シャープネス値が、1.0acum〜1.4acumの間であるとき暖房時評価設定範囲内であるとして、「暖かみのある」の評価点が高い音質の空調音と評価する。
一方、シャープネス値が、1.4acum〜1.7acumの間であるとき冷房時評価設定範囲内であるとして、「涼しげな」の評価点が高い音質の空調音と評価する。
ここで、シャープネスの基準となる音は、1KHzを中心とした狭帯域雑音で、帯域幅が1Barkの音圧レベル60dBであり、このときのシャープネスが1.0acumとなる。
ここで、表示モニタ66への表示内容は、ステップS5において音圧レベル>60dBと判断された場合には、例えば、機械的評価結果である音圧レベルを表示すると共に、現状からどのくらい音圧レベルを低下させる必要があるかを表示する。
従来、自動車の空調音は、騒音計を用いて測定した音圧レベルや周波数特性について評価されてきた。このように騒音計により測定された物理的ファクターによる評価だけでは、人間の主観的感じ方を表すには、不十分、かつ、不適切であることがわかってきた。
なお、「ラウドネス」とは、音の大きさであり、soneを単位とする。「ラウドネスレベル」とは、ラウドネスを対数表示したものであり、phonを単位とする。「シャープネス」とは、音の甲高さであり、acumを単位とする。「ラフネス」とは、ラウドネスが短い周期で変動するときに感じる粗さ感であり、(a)sperを単位とする。「変動強度」とは、ラウドネスがゆっくりとした周期で変動するときに感じる変動感であり、v(a)cilを単位とする。
この着目点にしたがって、計算されたシャープネス値を心理音響評価量とし、どのような感じの空調音かという人の聴感による音質を評価する構成を採用した。
この構成を採用したことにより、本実施例1では、複数の心理音響評価量に基づいて音質評価を行うことなく、1つの心理音響評価量により複数の評価語に対する総合的な音質評価を行うことができる。
さらに、OK表示の場合は、冷房時評価設定範囲内のどのレベルであるか、すなわち、ぎりぎりOKか余裕を持ってOKかがコメント表示される。
また、NG表示の場合、改善目標を示すため、OK域からの高い値側へのズレ量やOK域からの低い値側へのズレ量が表示される。
そこで、NGの場合には、他の特性の整流部材3に交換するか、あるいは、整流部材3の冷風整流板31sの長さや厚みなどを変更し、OK判定が出るように調節する。
さらに、OK表示の場合は、暖房時評価設定範囲内のどのレベルであるか、すなわち、ぎりぎりOKか余裕を持ってOKかがコメント表示される。
また、NG表示の場合、改善目標を示すため、OK域からの高い値側へのズレ量やOK域からの低い値側へのズレ量が表示される。
そこで、NGの場合には、他の特性の整流部材3に交換するか、あるいは、整流部材3の温風整流板32sの長さや厚みなどを変更し、OK判定が出るように調節する。
a)複数の心理音響評価量に基づいて音質評価を行うことなく、1つの心理音響評価量であるシャープネス値に基づいて、複数の評価語に対する総合的な音質評価を行うことができる。
特に、暖房時には、空調音が「暖かみのある」を有しているか否かを評価し、冷房時には、空調音が「涼しげな」音であるか否かを評価することができる、新規な空調音評価を行うことができる。
b)暖房時評価設定範囲を、シャープネス値が1.0〜1.4acumの範囲内の値としたため、「暖かみのある」という評価のみならず、「厚みのある」「高級感のある」という評価とのバランスの良い音質が得られる。
c)冷房時評価設定範囲を、シャープネス値が、1.4〜1.7acumの範囲内の値としたため、「カサカサした」という音評価を抑えた音質を得ることができる。
d)エアミックス部25mの上流側に整流部材3を設け、この整流部材3に、冷風が通る冷風路31と温風が通る温風路32とを独立して設け、各路31,32に、それぞれ、独立して冷風整流板31sと温風整流板32sとを設けた。
したがって、冷房時と暖房時とで、それぞれ独立してシャープネスを設定できる。
これにより、冷房時の空調音のシャープネス値を、「涼しげな」音質が得られる値に独立して設定できるとともに、暖房時の空調音のシャープネス値を、「暖かみのある」音質が得られる値に独立して設定できる。
e)冷風整流用の冷風整流板31sと、温風整流用の温風整流板32sとを、備えた1個の整流部材3を用いるようにしたため、冷風用と温風用とでそれぞれ別個の整流部材を用いるものと比較して、部品点数の削減を図ることができる。これにより、コスト低減、取付工数低減、重量軽減を図ることが可能となる。
以下に、他の実施例について説明するが、これら他の実施例は、実施例1の変形例であるため、その相違点についてのみ説明し、実施例1あるいは他の実施例と共通する構成については同じ符号を付けることで説明を省略する。
また、温風整流部材232も、実施例1と同様に、図6に示す温風路32が複数並設されているとともに、各温風路32には、この温風路32を横断する複数の温風整流板32sを備えている。
よって、高いチューニング自由度が得られるとともに、チューニング作業性に優れる。
すなわち、図12に示すように、冷風整流部材231は、バイパス通路25bの風上側の入口に設置され、温風整流部材232は、加熱通路25hの風下側の出口に設置されている。
この実施例3にあっても、実施例2と同様の作用効果が得られる。
実施例4の空調ユニット402は、図13に示すように、スライド式のエアミックスドア428を備えている。
エアミックスドア428は、スライドガイド404にスライド可能に支持されており、このスライドガイド404には、図14に示すように、加熱通路25hに連通された温風用開口404aと、バイパス通路25bに連通された冷風用開口404bと、が開口されている。
したがって、冷房時には、エアミックスドア428が、温風用開口404aを塞ぎ、送風は、冷風用開口404bを通り、冷風整流部材431により整流された後、ベント吹出口24から車室へ送られる。したがって、冷風整流部材431により、シャープネス値が、冷房時評価設定範囲内の値となるように設定することができる。
したがって、空調ユニット402の空調音評価が、冷房時には「涼しげな」という評価の高い空調音とすることができる。
また、実施例1〜4では、暖房時評価設定範囲と冷房時評価設定範囲とが、1.4acumを境に設定したが、これに限定されるものではなく、例えば、暖房時評価設定範囲として、シャープネス値が1.4acumとは異なる、例えば、1.3acumなどよりも小さな値の範囲とし、一方、冷房時評価設定範囲として、上記境界である1.3acumよりも大きな、1.4acumや1.5acumあるいはその他の値以上の範囲としてもよい。
あるいは、実施例1〜4に示したように、暖房時評価設定範囲と冷房時評価設定範囲とが、それぞれ下限および上限を有した範囲としたが、これに限定されない。例えば、暖房時評価設定値(例えば、1.4acumあるいはこれよりも小さな値)を設定し、暖房時には、算出したシャープネス値が、暖房時評価設定値以下であればOK判定を行い、暖房時評価設定値よりも大きい場合にNG判定を行うようにしてもよい。
同様に、冷房時評価設定値(例えば、1.4acumあるいはこれよりも大きな値)を設定し、冷房時には、算出したシャープネス値が、冷房時評価設定以上であればOK判定を行い、冷房時評価設定値未満であればNG判定を行うようにしてもよい。
3 整流部材
21 ブロワファン
22 空気取入口
23 デフ吹出口
24 ベント吹出口
25 送風路
25b バイパス通路
25h 加熱通路
25m エアミックス部
26 冷却器
27 加熱器
29 フット吹出口
31s 冷風整流板
32s 温風整流板
202 空調ユニット
231 冷風整流部材
232 温風整流部材
302 空調ユニット
AC 車両用空調装置
Claims (5)
- 採取された空調音データに基づき空調音の音質を定量的に評価する空調音の音質評価方法において、
評価対象となる空調音データを採取する空調音データ採取手順と、
採取された空調音データから、音の大きさであるラウドネスのスペクトルを描き、スペクトル面積の重心を求め、重心位置が高周波数側であるほど高い値となるシャープネス値を計算するシャープネス計算手順と、
シャープネス計算手順により計算されたシャープネス値に基づいて空調音評価を行う音質評価手順と、
を備え、
前記音質評価手順において、暖房時には、シャープネス値が、あらかじめ設定された暖房時評価設定範囲内であるか否かに基づいて評価し、冷房時には、シャープネス値が、あらかじめ設定された冷房時評価設定範囲内であるか否かに基づいて評価することを特徴とする空調音の音質評価方法。 - 前記音質評価手順において、前記暖房時評価設定範囲は、シャープネス値が1.4acum以下の範囲に設定され、前記冷房時評価設定範囲は、シャープネス値が1.4acum以上の範囲に設定され、かつ、シャープネス値が、各評価設定範囲に収まっている場合に、空調音が「心地よい」と評価することを特徴とする請求項1に記載の空調音の音質評価方法。
- 前記暖房時評価設定範囲は、シャープネス値が1.0〜1.4acumの範囲内の値であり、前記冷房時評価設定範囲は、シャープネス値が1.4〜1.7acumの範囲内の値であることを特徴とする請求項2に記載の空調音の音質評価方法。
- 空気取入口から車室に連通された吹出口に向かう送風路を備えるとともに、この送風路の途中に設けられた冷却器の下流に、送風を加熱する加熱器および前記加熱器を迂回するバイパス通路を備えた空調ユニットであって、
前記送風路において、前記加熱器で加熱された温風が流れる流路に、前記シャープネス値を設定可能な温風整流部材が設けられていることを特徴とする空調ユニット。 - 空気取入口から車室に連通された吹出口に向かう送風路を備えるとともに、この送風路の途中に設けられた冷却器の下流に、送風を加熱する加熱器および前記加熱器を迂回するバイパス通路を備えた空調ユニットであって、
前記バイパス通路を経た冷風が流れる流路に、前記シャープネス値を設定可能な冷風整流部材が設けられていることを特徴とする空調ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008235012A JP2010066217A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | 空調音の音質評価方法および空調ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008235012A JP2010066217A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | 空調音の音質評価方法および空調ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010066217A true JP2010066217A (ja) | 2010-03-25 |
Family
ID=42191914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008235012A Pending JP2010066217A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | 空調音の音質評価方法および空調ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010066217A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014129936A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Chuo Univ | 体感温度制御システム、体感温度制御方法およびプログラム |
JP2014137204A (ja) * | 2013-01-18 | 2014-07-28 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置の室内機及び空気調和装置 |
JP2016109694A (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-20 | エア チャイナ リミテッド | 飛行機用空調システムの測定装置および測定方法 |
JP2017149336A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 株式会社古賀 | 車両音評価装置 |
KR20190051465A (ko) * | 2017-11-07 | 2019-05-15 | 현대모비스 주식회사 | 차량의 공조 소음 진단 장치 및 방법 |
CN110940412A (zh) * | 2018-09-21 | 2020-03-31 | 奥克斯空调股份有限公司 | 一种空调噪音测试装置及测试方法 |
CN113125000A (zh) * | 2021-04-20 | 2021-07-16 | 中国汽车工程研究院股份有限公司 | 一种车内空调系统异响等级评判方法 |
CN113139315A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-07-20 | 四川长虹空调有限公司 | 变频空调管路振动噪声评价方法 |
CN117688515A (zh) * | 2024-02-04 | 2024-03-12 | 潍柴动力股份有限公司 | 空压机的声品质评价方法、装置、存储介质与电子设备 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0382922A (ja) * | 1989-08-25 | 1991-04-08 | Daikin Ind Ltd | 音質検知方法及びその装置 |
JPH0666625A (ja) * | 1992-08-17 | 1994-03-11 | Daikin Ind Ltd | 騒音の音質計測方法及び計測装置並びに機器運転音の音質制御方法及び制御装置 |
JPH1123357A (ja) * | 1997-06-27 | 1999-01-29 | Bridgestone Corp | タイヤの騒音評価方法 |
-
2008
- 2008-09-12 JP JP2008235012A patent/JP2010066217A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0382922A (ja) * | 1989-08-25 | 1991-04-08 | Daikin Ind Ltd | 音質検知方法及びその装置 |
JPH0666625A (ja) * | 1992-08-17 | 1994-03-11 | Daikin Ind Ltd | 騒音の音質計測方法及び計測装置並びに機器運転音の音質制御方法及び制御装置 |
JPH1123357A (ja) * | 1997-06-27 | 1999-01-29 | Bridgestone Corp | タイヤの騒音評価方法 |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
JPN6012054029; 緒方貴春, 長谷川光司, 春日正男, 中崎良太, 尾関幸夫, 恩田正治: '心理音響評価量を用いた自動車空調音の主観評価について' 日本感性工学会大会予稿集(CD-ROM) Vol.10th, 20080910, Page.ROMBUNNO.13A-01 * |
JPN6012054030; 中崎良太, 緒方貴春, 長谷川光司, 春日正男, 中崎良太, 尾関幸夫, 恩田正治: '心理音響評価量を用いた自動車空調音の音質評価' 日本音響学会研究発表会講演論文集(CD-ROM) Vol.2008, 春季, 20080310, Page.ROMBUNNO.1-3-11 * |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014129936A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Chuo Univ | 体感温度制御システム、体感温度制御方法およびプログラム |
JP2014137204A (ja) * | 2013-01-18 | 2014-07-28 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置の室内機及び空気調和装置 |
JP2016109694A (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-20 | エア チャイナ リミテッド | 飛行機用空調システムの測定装置および測定方法 |
JP2017149336A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 株式会社古賀 | 車両音評価装置 |
KR20190051465A (ko) * | 2017-11-07 | 2019-05-15 | 현대모비스 주식회사 | 차량의 공조 소음 진단 장치 및 방법 |
KR102267098B1 (ko) * | 2017-11-07 | 2021-06-21 | 현대모비스 주식회사 | 차량의 공조 소음 진단 장치 및 방법 |
CN110940412A (zh) * | 2018-09-21 | 2020-03-31 | 奥克斯空调股份有限公司 | 一种空调噪音测试装置及测试方法 |
CN113125000A (zh) * | 2021-04-20 | 2021-07-16 | 中国汽车工程研究院股份有限公司 | 一种车内空调系统异响等级评判方法 |
CN113139315A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-07-20 | 四川长虹空调有限公司 | 变频空调管路振动噪声评价方法 |
CN117688515A (zh) * | 2024-02-04 | 2024-03-12 | 潍柴动力股份有限公司 | 空压机的声品质评价方法、装置、存储介质与电子设备 |
CN117688515B (zh) * | 2024-02-04 | 2024-05-17 | 潍柴动力股份有限公司 | 空压机的声品质评价方法、装置、存储介质与电子设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010066217A (ja) | 空調音の音質評価方法および空調ユニット | |
Wang et al. | Roughness modelling based on human auditory perception for sound quality evaluation of vehicle interior noise | |
Shin et al. | Sound quality evaluation of the booming sensation for passenger cars | |
Västfjäll et al. | Affective evaluations of and reactions to exterior and interior vehicle auditory quality | |
Klein et al. | Spectral and modulation indices for annoyance-relevant features of urban road single-vehicle pass-by noises | |
Park et al. | A comparative study on subjective feeling of engine acceleration sound by automobile types | |
Singh et al. | HVAC noise control using natural materials to improve vehicle interior sound quality | |
JP2012047483A (ja) | 鉄道車両内騒音の評価方法 | |
CN112765806A (zh) | 一种汽车电动座椅声品质的评价方法及优化方法 | |
Soeta et al. | Three dimensional psychological evaluation of aircraft noise and prediction by physical parameters | |
JP6696716B2 (ja) | 車両音評価装置 | |
Töpken et al. | Determination of preference-equivalent levels for fan noise and their prediction by indices based on specific loudness patterns | |
Lemaitre et al. | A psychoacoustical study of wind buffeting noise | |
Scollie et al. | Fitting noise management signal processing applying the American Academy of Audiology Pediatric Amplification Guideline: Verification protocols | |
Ryherd et al. | Implications of human performance and perception under tonal noise conditions on indoor noise criteria | |
JP2009036603A (ja) | 空調音の音質評価方法および音質評価システム | |
Huang et al. | Sound quality modelling of hairdryer noise | |
Swart | Interior and Motorbay sound quality evaluation of full electric and hybrid-electric vehicles based on psychoacoustics | |
JP5863681B2 (ja) | 空気調和装置の室内機及び空気調和装置 | |
Soeta et al. | Psychological responses to low-level transient sounds in background sounds generated by an air conditioner | |
Hohls et al. | Psychoacoustic analysis of HVAC noise with equal loudness | |
Masullo et al. | HVAC noise in car cabin: a preliminary comparison between ICEVs and HEVs | |
Nakasaki et al. | Evaluation of air-conditioning sounds in a vehicle to determine thermal feelings using psychoacoustic parameters | |
Nakasaki et al. | Subjective evaluation of sound images of air-conditioning system in a vehicle | |
Kim et al. | 2C2-2 Modelling of the Auditory Satisfaction Function for the Automobile Door Opening Quality |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20110909 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110909 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111031 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20121010 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20121023 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20130305 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |