JP2010066030A - 磁気センシング素子、磁気センシング装置、方位検出装置及び情報機器 - Google Patents

磁気センシング素子、磁気センシング装置、方位検出装置及び情報機器 Download PDF

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Abstract

【課題】小型で信頼性の高い磁気センシング素子を提供する。
【解決手段】カンチレバー構造を有する可動部201bにZ軸方向の地磁気を検出するためのTMR素子121が形成され、非可動部にX軸方向の地磁気を検出するためのTMR素子とY軸方向の地磁気を検出するためのTMR素子とが形成されているセンサ部材121Aと、該センサ部材121Aをカバーするとともに、機械的な力を作用させて可動部201bを、該可動部201b以外に対して傾斜させるための突起部を有するカバー部材とを備えている。この場合、従来の磁気センシング素子のように、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向それぞれに対応する磁気センサ素子を個別に接着する必要がない。さらに、従来のように、磁気センサ素子の実装後に配線部材によって磁気センサと電極パッドとを接続する必要がない。
【選択図】図8

Description

本発明は、磁気センシング素子、磁気センシング装置、方位検出装置及び情報機器に係り、更に詳しくは、複数の磁気センサを有する磁気センシング素子、該磁気センシング素子を備える磁気センシング装置、方位検出装置、及び情報機器に関する。
近年、携帯端末の高機能化、高性能化が進展し、地図情報を元に、所望の位置に誘導するいわゆるナビゲーション機能を搭載した携帯電話も急速に普及しつつある。このようなアプリケーションでは、地磁気情報を有効に活用することにより、利便性が飛躍的に向上する。
地磁気はベクトル量であり、その強度は、一般に0.3〜0.5Oe(エルステッド)と言われており非常に弱いものである。このように非常に弱い強度の地磁気を高精度に検知するため、検出素子の特性向上が図られた(例えば、特許文献1〜3参照)。
また、地磁気は地球上の両磁極から発生する磁力線によるものであるために、平面ではない地球上でこの地磁気を検知する場合には、水平面のみの情報(2次元情報)では不十分である。従って、地磁気に関する情報を有効に活用するためには、地磁気の情報を3次元で検知する必要がある。
例えば、特許文献4には、3軸方向の磁気成分を検知することができる磁界検出装置が開示されている。
また、特許文献5には、少なくとも2つのステージ部と押圧部とを有する金属製薄板からなるリードフレームを用い、各ステージ部に磁気センサチップを接着した後、押圧部によって各ステージ部を傾斜させる磁気センサの製造方法が開示されている。
ところで、特許文献6には、集積回路の製造技術を応用して製作される電磁マイクロアクチュエータが開示されている。
特公平8−31624号公報 特表2003−509702号公報 特開2002−207071号公報 特開2005−249554号公報 特開2004−128472号公報 特開平9−7826号公報
最近、携帯端末は、高機能化及び高性能化だけでなく、小型化の要求も高まっている。そこで、携帯端末に搭載される磁気センシング装置も小型化する必要がある。しかしながら、特許文献1〜3に開示されているセンサでは、3軸対応とするには小型化に限界があった。さらに、複数の磁気センサ素子を配線部材やワイヤーなどで接続しているため、長期の安定性や信頼性に対して不十分であった。また、特許文献4に開示されている磁界検出装置も、小型化に限界があった。
さらに、特許文献5に開示されている製造方法で製造された磁気センサは、接着という作業に適した大きさの磁気センサチップが必要なため、小型化に限界があった。また、接着工程が不可欠であるため、低コスト化が難しかった。さらに、接着強度のばらつき及び経時変化(経時劣化)の心配があった。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、小型で信頼性の高い磁気センシング素子を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、小型で、3軸方向に関する地磁気情報を精度良く検出することができる磁気センシング装置を提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、小型で、方位を精度良く検出することができる方位検出装置を提供することにある。
また、本発明の第4の目的は、小型で、ユーザの要求に最適な情報を得ることができる情報機器を提供することにある。
本発明は、第1の観点からすると、少なくとも1つの可動部が形成された基板、及び該基板における前記少なくとも1つの可動部を含む複数の位置にそれぞれ形成されている複数の磁気センサを有するセンサ部材と;前記センサ部材をカバーするとともに、機械的な力を作用させて前記少なくとも1つの可動部を、該可動部以外に対して傾斜させるカバー部材と;を備える磁気センシング素子である。
これによれば、小型で信頼性の高い磁気センシング素子を実現することができる。
本発明は、第2の観点からすると、本発明の磁気センシング素子と;前記磁気センシング素子における複数の磁気センサの出力信号、及び前記磁気センシング素子における少なくとも1つの可動部の傾斜角に基づいて、3軸方向に関する地磁気情報を求める演算装置と;を備える磁気センシング装置である。
これによれば、本発明の磁気センシング素子を有しているため、小型で、3軸方向に関する地磁気情報を精度良く検出することが可能となる。
本発明は、第3の観点からすると、本発明の磁気センシング装置と;前記磁気センシング装置からの3軸方向に関する地磁気情報に基づいて、方位情報を求める方位取得装置と;を備える方位検出装置である。
これによれば、本発明の磁気センシング装置を備えているため、小型で、方位を精度良く検出することが可能となる。
本発明は、第4の観点からすると、位置情報を取得する位置検出装置と;本発明の方位検出装置と;前記方位検出装置からの方位情報と前記位置検出装置からの位置情報に基づいて、情報を取得する情報取得装置と;を備える情報機器である。
これによれば、本発明の方位検出装置を備えているため、結果として、小型で、ユーザの要求に最適な情報を得ることが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図18に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係る情報機器としての携帯電話10の外観が示されている。
この携帯電話10は、一例として図2に示されるように、キー入力装置11、表示装置12、メモリ13、無線回路14、アンテナ15、スピーカ16、マイク17、カメラモジュール18、インターフェース(IF)19、方位検出装置20、位置検出装置21、電源装置23、及び主制御装置22などを備えている。
キー入力装置11は、ユーザがデータを入力したり、携帯電話10に対する指示内容を選択したりするのに用いられ、テンキーや各種ファンクションキーなどを有している。ここで入力されたキー情報は主制御装置22に通知される。なお、キーとしては、ハードウェアキー、ソフトウェアキーのいずれであっても良いし、それらが併用されても良い。
表示装置12は、ユーザへの各種メッセージやユーザが入力した各種情報などを表示する。また、表示装置12は、各種アプリケーション及びカメラモジュール18での表示手段としても用いられる。
メモリ13は、複数種類の記憶媒体を有し、それぞれに適した各種データが格納される。
無線回路14は、アンテナ15を介して、外部との双方向の無線通信を制御する。なお、音声データだけではなく、文字データや画像データも、通信データとして送受信することが可能である。さらに、GPS(Global Positioning System)信号も受信することができる。
スピーカ16は、音声データや音楽データなどを音に変換して出力する。
マイク17は、入力される音を電気信号に変換する。
カメラモジュール18は、画像を撮像する。
インターフェース(IF)19は、複数種類のインターフェースドライバを有し、外部機器(例えば、メモリチップ、USB機器など)との双方向のデータ通信を制御する。
方位検出装置20は、携帯電話10の長手方向が向いている方位情報を取得し、主制御装置22に通知する。この方位検出装置20の構成については後述する。
位置検出装置21は、GPS信号に基づいて携帯電話10の位置情報を取得する。
電源装置23は、各部に電力を供給する。
主制御装置22は、CPU、ROM、及びRAMを有し、携帯電話10の全体を制御する。
ここで、前記方位検出装置20について説明する。この方位検出装置20は、一例として図3に示されるように、磁気センシング装置120及び方位情報変換装置130を有している。
磁気センシング装置120は、3軸方向に関する地磁気データを出力する。
ここでは、磁気センシング装置120は、磁気センシング素子121と演算装置122を有している。
磁気センシング素子121は、一例として図4(A)及び図4(B)に示されるように、センサ部材121A、センサ部材121Aをカバーするカバー部材121B、センサ部材121Aを支持する支持部材121Cを有している。なお、本明細書では、XYZ3次元直交座標系において、センサ部材121Aの表面に垂直な方向をZ軸方向として説明する。
ここでは、カバー部材121Bは、センサ部材121Aの+Z側の面をカバーしている。そして、支持部材121Cは、センサ部材121Aの−Z側の面を介してセンサ部材121Aを支持している。
また、カバー部材121Bとセンサ部材121A、及び支持部材121Cとセンサ部材121Aは、接着剤によって接着されている。なお、それらは、いわゆる陽極接合によって接合されても良い。
そして、センサ部材121Aとカバー部材121Bを分離させたときの斜視図が図5に示されている。
センサ部材121Aは、一例として図6(A)及び図6(B)に示されるように、基板201上にTMR素子121、TMR素子121、TMR素子121、複数の電極パッド202、及び複数の配線203が形成されている。
TMR素子121は、X軸方向の地磁気を検出するための磁気センサである。また、TMR素子121は、Y軸方向の地磁気を検出するための磁気センサである。さらに、TMR素子121は、Z軸方向の地磁気を検出するための磁気センサである。
基板201には、カンチレバー構造(片持ち梁構造)を有する可動部201bが形成されている。そして、この可動部201bの自由端近傍にTMR素子121が形成されている。
一方、TMR素子121及びTMR素子121は、可動部201bが支持されている非可動部201aに形成されている。ここでは、TMR素子121とTMR素子121は、磁界の検知方向が互いにほぼ直交するように形成されている。
カバー部材121Bには、一例として図7(A)〜図7(C)に示されるように、センサ部材121Aの可動部201bに機械的な力を作用させるための突起部250が形成されている。
そこで、センサ部材121Aがカバー部材121Bでカバーされると、一例として図8(A)及び図8(A)のA−A断面図である図8(B)に示されるように、カバー部材121Bの突起部250によって可動部201bに−Z方向の押圧が作用する。そして、TMR素子121とともに可動部201bは、XY平面に対して傾斜することとなる。このときの傾斜角θは、XY面内での突起部250の位置(すなわち、押圧の作用位置)、及びZ軸方向に関する突起部250の長さ(すなわち、突出量)によって決定される。なお、本実施形態では、一例として可動部201bの傾斜角θが7度となるように設定されている。
ところで、TMR素子は、磁界に応じてその抵抗値が変化するトンネル磁気抵抗効果素子であり、一例として図9に示されるように、反強磁性体層としてFe−Mn薄膜52、強磁性体層(ピン層)としてCo−Fe薄膜53、絶縁体層として酸化アルミニウム膜54、強磁性体層(フリー層)としてパーマロイ薄膜55が、順に積層されたTMR構造膜を有している。なお、TMR構造膜の層構成及び層材料は、これに限定されるものではない(例えば、宮崎照宣著、「スピントロニクス」、日刊工業新聞社、2004年、参照)。
そこで、一例として図10に示されるように、各TMR素子には一定の電流が演算装置122から供給され、各TMR素子の電圧がそれぞれの信号として演算装置122に出力される。
次に、センサ部材121Aの作製方法について簡単に説明する。
ここでは、基板201には、表面が(100)面であり、膜厚が500nmの熱酸化膜が形成されている単結晶シリコン(Si)のウエハを用いた(図11(A)参照)。
(1)マグネトロンスパッタリング法を用いて、基板201の熱酸化膜上に上記TMR構造膜を成膜する(図11(B)参照)。
(2)フォトリソグラフィー及びドライエッチングにより、TMR素子に対応する領域以外のTMR構造膜を除去する(図11(C)及び図11(D)参照)。ここでは、TMR素子に対応する領域は長方形であり、短い辺の長さDaを70μm、長い辺の長さDbを200μmとした。
(3)一例として図12(A)〜図12(C)に示されるように、TMR構造膜の微細加工を行う。
(4)スパッタリング法を用いて、層間絶縁膜としてSiO膜を300nmの厚さで成膜する。
(5)公知の手段を用いてコンタクトホールを開口する。
(6)アルミニウムの成膜及びパターニング加工により配線203及び電極パッド202を形成する(図13(A)参照)。これによって、TMR素子ができ上がる。なお、一例として図13(B)に、TMR構造膜における配線203のコンタクト位置が示されている。原理的には、1つのTMR素子には4つの端子が必要となるが、ここでは1つの端子を共有化し、3つの端子を設けている。
(7)カンチレバー構造の可動部201bを形成するため、レジストフィルムを用いてエッチングマスクを形成する(図14(A)参照)。
(8)シリコンのドライエッチング技術を用いて、エッチングマスクでマスクされていない部分のエッチングを行う。
(9)エッチングマスクを取り除く(図14(B)参照)。
ここでは、図15(A)におけるD11は500μm、D12は150μm、D13は0.9mm、D14は3mmとした。また、図15(B)におけるD15は0.5mmとした。
カバー部材121Bは、センサ部材121Aと同様にシリコンウェハを用い、フォトリソグラフィー及びドライエッチング技術を用いて作製した。ここでは、図16におけるD21は500μm、D22は200μmφとした。突起部250は弾性を有している。
支持部材121Cは、センサ部材121Aと同様にシリコンウェハを用い、フォトリソグラフィー及びドライエッチング技術を用いて作製した。ここでは、図17におけるD31は1.5mmとした。
なお、カバー部材121B及び支持部材121Cは、センサ部材121Aを保護する役割も有している。すなわち、カバー部材121B及び支持部材121Cは、いずれも磁気センシング素子121のパッケージング部材の一部を兼ねている。
従って、磁気センシング素子121は、厚さ(ここでは、Z軸方向の長さ)が3mm未満となり、従来の磁気センシング素子よりも薄くすることができた。
演算装置122は、図18に示されるように、演算回路122、各TMR素子の出力電圧を増幅する増幅回路122、各TMR素子に一定の電流を供給する定電流回路122を有している。
演算回路122は、増幅回路122で増幅されたTMR素子121の出力電圧に基づいてX軸方向に関する地磁気データを算出し、TMR素子121の出力電圧に基づいてY軸方向に関する地磁気データを算出する。さらに、演算回路122は、増幅回路122で増幅されたTMR素子121の出力電圧及び可動部201bの傾斜角θに基づいてZ軸方向に関する地磁気データを算出する。すなわち、演算回路122は、3軸方向に関する地磁気データを算出する。なお、可動部201bの傾斜角θに関する情報(ここでは、設計値)は、予め計測あるいは計算され、演算回路122の不図示のメモリに格納されている。
演算回路122で算出された3軸方向に関する地磁気データは、方位情報変換装置130に出力される。
方位情報変換装置130は、磁気センシング装置120(厳密には、演算回路122)からの3軸方向に関する地磁気データに基づいて、公知の演算処理を行い、携帯電話10の長手方向が向いている方位情報(例えば、方位角)を取得する。ここで取得された方位情報は、主制御装置22に出力される。
図2に戻り、主制御装置22は、方位検出装置20で取得された方位情報及び位置検出装置21で取得された位置情報に基づいて、ユーザの要求に最適な情報(例えば、ナビゲーション情報)を表示装置12に表示する(例えば、特開2001−289646号公報参照)。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る磁気センシング素子121では、3つのTMR素子によって複数の磁気センサが構成されている。
また、本実施形態に係る方位検出装置20では、方位情報変換装置130によって方位取得装置が構成されている。
また、本実施形態に係る携帯電話10では、主制御装置22によって情報取得装置が構成されている。
以上説明したように、本実施形態に係る磁気センシング素子121によると、カンチレバー構造を有する可動部201bにZ軸方向の地磁気を検出するためのTMR素子121が形成され、非可動部201aにX軸方向の地磁気を検出するためのTMR素子121とY軸方向の地磁気を検出するためのTMR素子121とが形成されているセンサ部材121Aと、該センサ部材121Aをカバーするとともに、機械的な力を作用させて可動部201bを、該可動部201b以外に対して傾斜させるための突起部250を有するカバー部材121Bとを備えている。
この場合、各TMR素子は基板201上に形成されているため、従来の磁気センシング素子のように、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向それぞれに対応する磁気センサ素子(磁気センサチップ)を個別に接着する必要がない。そこで、従来の接着工程が不要となり、低コスト化を図ることが可能となる。また、接着部分がないため、接着強度のばらつきや経時変化(経時劣化)の心配がない。さらに、磁気センサ素子の大きさに制約がない。
また、可動部201b及び各TMR素子は、マイクロマシニング技術を利用して作製されているため、磁気センシング素子121の小型化、特に高さ方向(ここでは、Z軸方向)の小型化を図ることが可能である。
さらに、TMR素子の形成時に配線及び電極パッドも形成することができるため、従来のように、磁気センサ素子の実装後に配線部材によって磁気センサと電極パッドとを接続する必要がなく、長期の安定性や信頼性に対して十分に対応することが可能である。
すなわち、信頼性を高く維持したまま小型化を図ることが可能である。
また、可動部201bを傾斜させるのにエネルギを必要としないため、省エネルギ化を図ることが可能である。
また、磁気センサとしてTMR素子を使用しているため、消費電力を小さくすることができる。
また、カバー部材121B及び支持部材121Cが、パッケージ部材の一部を兼ねているため、製造工程の簡略化と低コスト化を同時に満足させることが可能である。
さらに、センサ部材121A、カバー部材121B及び支持部材121Cが、いずれも同じ材質であるため、熱膨張率の差による応力の発生や機械的強度の低下などパッケージングの際に懸念される問題を解消することができる。
また、Z軸方向の地磁気を検出するためのTMR素子121を基板201の(100)面に形成しているため、傾斜面にTMR素子121を形成する場合(例えば、特開2004−354182号公報及び特開2004−006752号公報参照)に比べて、容易に良好なTMR素子を形成することができる。そして、各TMR素子の感度を互いにほぼ等しくすることができる。
そして、本実施形態に係る磁気センシング装置120によると、小型で信頼性の高い磁気センシング素子121を有しているため、小型で、3軸方向に関する地磁気情報を精度良く検出することが可能である。
また、本実施形態に係る方位検出装置20によると、磁気センシング装置120を有しているため、結果として、小型で、方位を精度良く検出することが可能である。
また、本実施形態に係る携帯電話10によると、小型で、方位を精度良く検出することができる方位検出装置20を備えているため、その結果、小型で、ユーザの要求に最適な情報を得ることが可能である。
なお、上記実施形態では、可動部102bの厚さ(Z軸方向に関する長さ)が非可動部102aの厚さと同じ場合について説明したが、これに限らず、例えば、可動部102bの厚さを非可動部102aの厚さの1/2あるいは1/3としても良い。この場合には、可動部102bの傾斜角を大きくすることができる。
また、上記実施形態では、可動部201bの傾斜角θが7度の場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態において、一例として図19に示されるように、可動部102bの傾斜角を検出するためのセンサとしてピエゾ抵抗素子260を可動部102bに形成しても良い。
ピエゾ抵抗素子260は、引張応力や圧縮応力が加わるとその抵抗値が変化するという特性を有している。そこで、可動部102bが傾斜して変形すると、その変形量に応じて抵抗値が変化する。このピエゾ抵抗素子260も、マイクロマシニング技術を用いて基板201上に形成することができる。なお、ピエゾ抵抗素子260は、可動部201bにおけるカバー部材121Bの突起部250が干渉しない領域に形成される。
なお、ピエゾ抵抗素子260として、ボロンが注入されているピエゾ抵抗素子を用いる場合には、ピエゾ抵抗素子を形成する際の、ボロンを注入したあとの熱拡散工程で、900℃という高温プロセスが必要となる。ところで、TMR素子は、350℃以上の高温では特性を失ってしまう。そこで、ピエゾ抵抗素子の形成は、TMR素子の形成より前に行う必要がある。
この場合には、前記増幅回路122は、ピエゾ抵抗素子260の出力信号も増幅することとなる。そして、演算回路122は、増幅回路122で増幅されたピエゾ抵抗素子260の出力信号から可動部102bの傾斜角を求め、その傾斜角と増幅回路122で増幅されたTMR素子121の出力電圧とから、Z軸方向に関する地磁気データを算出する。これにより、地磁気の検出精度を更に向上させることができる。
なお、ピエゾ抵抗素子260の出力信号と可動部102bの傾斜角との関係は、予め実験等により求められ、演算回路122の不図示のメモリに格納されている。
また、上記実施形態において、前記磁気センシング素子121に代えて、図20(A)及び図20(B)に示される磁気センシング素子131を用いても良い。この磁気センシング素子131は、センサ部材131A、カバー部材131B及び支持部材131Cを有している。
センサ部材131Aには、一例として図21(A)〜図21(C)に示されるように、前記TMR素子121、前記TMR素子121、2つの前記TMR素子121、複数の電極パッド、及び複数の配線が形成されている。なお、図21(B)は、図21(A)のA−A断面図であり、図21(C)は、図21(A)のB−B断面図である。
センサ部材131Aの基板には、2つの可動部(205、205)が形成されている。
各可動部は、両端がトーションバー206によって支持されている平板であり、トーションバー206を軸として回動することができる。
各可動部(205、205)には、いずれもTMR素子121が形成されている。また、TMR素子121及びTMR素子121は、上述した磁気センシング素子121と同様に、非可動部に検出方向が互いに直交するように形成されている。
カバー部材131Bは、一例として図22(A)〜図22(C)に示されるように、センサ部材131Aの可動部205に機械的な力を作用させるための突起部250、及び可動部205に機械的な力を作用させるための突起部250を有している。
そこで、センサ部材131Aがカバー部材131Bでカバーされると、一例として図23(A)及び図23(A)のA−A断面図である図23(B)に示されるように、カバー部材131Bの各突起部によって各可動部に−Z方向の押圧が作用する。そして、可動部205は時計回りに回動し、可動部205は反時計回りに回動する。なお、ここでは、各可動部の傾斜角の大きさが10度となるように設定されている。
この場合には、演算回路122は、増幅回路122で増幅された2つのTMR素子121の出力電圧及び各可動部(205、205)の傾斜角θに基づいてZ軸方向に関する地磁気データを算出する。ここでは、互いに傾斜方向が異なる2つのTMR素子121の検出結果を用いているため、検出精度を更に向上させることができるとともに、TMR素子121の不感領域を考慮する必要がない。
センサ部材131A、カバー部材131B及び支持部材131Cは、上述した磁気センシング素子121と同様に、マイクロマシニング技術を用いて作製することができる。そして、磁気センシング素子131の大きさは、前記磁気センシング素子121とほぼ同じとすることができる。
なお、2つの可動部(205、205)の位置関係は、これに限定されるものではない。また、可動部205の傾斜角と可動部205の傾斜角が互いに異なっていても良い。
また、上記実施形態において、前記磁気センシング素子121に代えて、図24(A)〜図26(C)に示されるように、センサ部材141A、カバー部材141B及び支持部材141Cを有する磁気センシング素子141を用いても良い。
センサ部材141Aには、図24(A)に示されるようにカンチレバー構造の3つの可動部(201bx、201by、201bz)が形成されている。そして、可動部201bxの自由端近傍に前記TMR素子121が形成され、可動部201byの自由端近傍に前記TMR素子121が形成され、可動部201bzの自由端近傍に前記TMR素子121が形成されている。
カバー部材141Bは、TMR素子121が形成されている可動部201byに機械的な力を作用させるための突起部250、及びTMR素子121が形成されている可動部201bzに機械的な力を作用させるための突起部250を有している。
そこで、図26(A)に示されるように、センサ部材141Aがカバー部材141Bでカバーされると、図26(A)のA−A断面図である図26(B)に示されるように、カバー部材141Bの突起部250によって可動部201bzに−Z方向の押圧が作用する。そして、可動部201bzは傾斜し、それに伴ってTMR素子121はXY平面に対して傾斜することとなる。
また、このとき、図26(A)のB−B断面図である図26(C)に示されるように、カバー部材141Bの突起部250によって可動部201byに−Z方向の押圧が作用する。そして、可動部201byは傾斜し、それに伴ってTMR素子121はXY平面に対して傾斜することとなる。
この場合は、3個のTMR素子の空間的な位置関係は、それぞれすべて異なる平面上にあることとなる。
そして、演算回路122は、増幅回路122で増幅されたTMR素子121の出力電圧及び可動部201byの傾斜角に基づいてY軸方向に関する地磁気データを算出する。また、演算回路122は、増幅回路122で増幅されたTMR素子121の出力電圧及び可動部201bzの傾斜角に基づいてZ軸方向に関する地磁気データを算出する。
センサ部材141A、カバー部材141B及び支持部材141Cは、上述した磁気センシング素子121と同様に、マイクロマシニング技術を用いて作製することができる。そして、磁気センシング素子141の大きさは、前記磁気センシング素子121とほぼ同じとすることができる。
なお、可動部201byの傾斜角と可動部201bzの傾斜角が互いに異なっていても良い。
そして、一例として図27に示されるように、この場合に、各可動部に前記ピエゾ抵抗素子260が形成されても良い。
また、上記実施形態において、前記磁気センシング素子121に代えて、一例として図28及び図29に示されるように、センサ部材151A、カバー部材151B及び支持部材151Cを有する磁気センシング素子151を用いても良い。
センサ部材151Aでは、前記TMR素子121、前記TMR素子121、及び2つの前記TMR素子121が、いずれもトーションバー206によって支持されている平板205に形成されている。
この場合であっても、カバー部材151Bに、各可動部に対応した突起部を形成することによって、4個のTMR素子の空間的な位置関係を、それぞれすべて異なる平面上にあることとすることができる。
また、上記実施形態において、前記磁気センシング素子121に代えて、一例として図30〜図32(B)に示される磁気センシング素子161を用いても良い。
この磁気センシング素子161は、センサ部材161A、カバー部材161B及び支持部材161Cを有し、図31に示されるように、支持部材161Cの内部に傾斜面が形成されていることに特徴を有している。
カバー部材161Bは、上記カバー部材121Bと同じカバー部材である。
センサ部材161Aは、図32(A)に示されるように、可動部201bの厚さ(ここでは、Z軸方向の長さ)が上記センサ部材121Aよりも薄くなっている。
この場合には、一例として図32(B)に示されるように、可動部201bを支持部材161Cの傾斜面に沿って傾斜させることができる。これにより、可動部201bの傾斜角の精度を担保することができる。
例えば、支持部材131Cの材料がシリコンの場合には、表面が(100)面であれば、KOH(水酸化カリウム)やTMAH(水酸化テトラエチルアンモニウム)をエッチング液として用いる異方性エッチングを行うことにより{111}面の傾斜面を容易に形成することができる。このときの傾斜面の傾斜角は54.7度である。
また、上記実施形態では、基板201の材料がシリコンの場合について説明したが、これに限定されるものではない。可動部が傾斜できる程度の弾性、マイクロマシニング技術を利用することができる程度の加工性、耐熱性、TMR素子の形成に適した表面平坦性(例えば、Ra≦1.0nm)を有していれば良い。なお、上記実施形態で用いたのと同等の熱酸化膜が形成されているシリコンのウエハは、原子間力顕微鏡装置(SII社製、本体:SPA300、コントローラ:SAP3800N)を用いて1μm×1μmのエリアを複数箇所測定したところ、Raの平均値がほぼ0.2nmであった。
また、上記実施形態では、磁気センサがトンネル磁気抵抗効果素子の場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、巨大磁気抵抗効果(GMR)素子であっても良い。
また、上記実施形態では、カバー部材の突起部が円柱状の場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。要するに、センサ部材の可動部に機械的な力を作用させ、可動部を傾斜させることができれば良い。
また、上記実施形態では、カバー部材の突起部によってセンサ部材の可動部に機械的な力を作用させる場合について説明したが、突起部以外でセンサ部材の可動部に機械的な力を作用させても良い。
また、上記実施形態における各寸法は一例であり、これらに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、情報機器が携帯電話の場合について説明したが、これに限定されるものではない。地磁気情報を必要とする情報機器であれば良い。例えば、PDA(Personal Digital Assistant)であっても良い。
以上説明したように、本発明の磁気センシング素子によれば、信頼性を低下させることなく小型化するのに適している。また、本発明の磁気センシング装置によれば、小型で、3軸方向に関する地磁気情報を精度良く検出するのに適している。また、本発明の方位検出装置によれば、小型で、方位を精度良く検出するのに適している。また、本発明の情報機器によれば、小型で、ユーザの要求に最適な情報を得るのに適している。
本発明の一実施形態に係る携帯電話の外観を説明するための図である。 図1の携帯電話の概略構成を説明するための図である。 方位検出装置を説明するための図である。 図4(A)及び図4(B)は、それぞれ磁気センシング素子を説明するための図(その1)である。 磁気センシング素子を説明するための図(その2)である。 図6(A)及び図6(B)は、それぞれセンサ部材を説明するための図である。 図7(A)〜図7(C)は、それぞれカバー部材を説明するための図である。 図8(A)及び図8(B)は、それぞれカバー部材の突起部とセンサ部材の可動部との関係を説明するための図である。 TMR素子を説明するための図である。 TMR素子の入出力を説明するための図である。 図11(A)〜図11(D)は、それぞれセンサ部材の作製方法を説明するための図(その1)である。 図12(A)〜図12(C)は、それぞれセンサ部材の作製方法を説明するための図(その2)である。 図13(A)及び図13(B)は、それぞれセンサ部材の作製方法を説明するための図(その3)である。 図14(A)及び図14(B)は、それぞれセンサ部材の作製方法を説明するための図(その4)である。 図15(A)及び図15(B)は、それぞれセンサ部材の各寸法を説明するための図である。 カバー部材の各寸法を説明するための図である。 保持部材の寸法を説明するための図である。 演算装置を説明するための図である。 ピエゾ抵抗素子を説明するための図である。 図20(A)及び図20(B)は、それぞれ磁気センシング素子の変形例1を説明するための図である。 図21(A)〜図21(C)は、それぞれ変形例1の磁気センシング素子におけるセンサ部材を説明するための図である。 図22(A)〜図22(C)は、それぞれ変形例1の磁気センシング素子におけるカバー部材を説明するための図である。 図23(A)及び図23(B)は、それぞれ変形例1の磁気センシング素子におけるカバー部材の突起部とセンサ部材の可動部との関係を説明するための図である。 図24(A)及び図24(B)は、それぞれ変形例2の磁気センシング素子におけるセンサ部材を説明するための図である。 図25(A)〜図25(C)は、それぞれ変形例2の磁気センシング素子におけるカバー部材を説明するための図である。 図26(A)〜図26(C)は、それぞれ変形例2の磁気センシング素子におけるカバー部材の突起部とセンサ部材の可動部との関係を説明するための図である。 変形例2の磁気センシング素子におけるピエゾ抵抗素子を説明するための図である。 変形例3の磁気センシング素子におけるセンサ部材を説明するための図である。 変形例3の磁気センシング素子におけるカバー部材の突起部とセンサ部材の可動部との関係を説明するための図である。 磁気センシング素子の変形例4を説明するための図である。 変形例4の磁気センシング素子における支持部材を説明するための図である。 図32(A)及び図32(B)は、それぞれ変形例4の磁気センシング素子における支持部材の傾斜面の作用を説明するための図である。
符号の説明
10…携帯電話、20…方位検出装置、21…位置検出装置、22…主制御装置(情報取得装置)、120…磁気センシング装置、121…磁気センシング素子、121A…センサ部材、121B…カバー部材、121C…保持部材、121…TMR素子(磁気センサ)、121…TMR素子(磁気センサ)、121…TMR素子(磁気センサ)、122…演算装置、130…方位情報変換装置(方位取得装置)、131…磁気センシング素子、131A…センサ部材、131B…カバー部材、131C…保持部材、141A…センサ部材、141B…カバー部材、141C…保持部材、151A…センサ部材、151B…カバー部材、151C…保持部材、161A…センサ部材、161B…カバー部材、161C…保持部材、201b…可動部、201bx…可動部、201by…可動部、201bz…可動部、205…可動部、205…可動部、250…突起部、250…突起部、250…突起部、260…ピエゾ抵抗素子。

Claims (17)

  1. 少なくとも1つの可動部が形成された基板、及び該基板における前記少なくとも1つの可動部を含む複数の位置にそれぞれ形成されている複数の磁気センサを有するセンサ部材と;
    前記センサ部材をカバーするとともに、機械的な力を作用させて前記少なくとも1つの可動部を、該可動部以外に対して傾斜させるカバー部材と;を備える磁気センシング素子。
  2. 前記基板は、シリコン基板であることを特徴とする請求項1に記載の磁気センシング素子。
  3. 前記センサ部材を支持し、傾斜した前記少なくとも1つの可動部が当接する傾斜面を有する支持部材を、更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気センシング素子。
  4. 前記支持部材は、表面が(100)面の単結晶シリコンからなり、前記傾斜面は異方性エッチングによって形成された{111}面のうちの一つの面であることを特徴とする請求項3に記載の磁気センシング素子。
  5. 前記支持部材は、パッケージ部材の一部を兼ねていることを特徴とする請求項3又は4に記載の磁気センシング素子。
  6. 前記少なくとも1つの可動部は、カンチレバー構造を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の磁気センシング素子。
  7. 前記少なくとも1つの可動部は、両端がトーションバーによって支持されている平板であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の磁気センシング素子。
  8. 前記カバー部材は、前記少なくとも1つの可動部に押圧を作用させるための突起部を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の磁気センシング素子。
  9. 前記カバー部材は、パッケージ部材の一部を兼ねていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の磁気センシング素子。
  10. 前記少なくとも1つの可動部は、複数の可動部であり、
    該複数の可動部は、互いに異なる方向に傾斜していることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の磁気センシング素子。
  11. 前記センサ部材は、前記少なくとも1つの可動部に形成され、該可動部の傾斜角を計測するためのセンサを有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の磁気センシング素子。
  12. 前記傾斜角を計測するためのセンサは、ピエゾ抵抗素子を含むことを特徴とする請求項11に記載の磁気センシング素子。
  13. 前記磁気センサは、磁気抵抗効果素子を含むことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の磁気センシング素子。
  14. 前記磁気抵抗効果素子は、トンネル磁気抵抗効果素子であることを特徴とする請求項13に記載の磁気センシング素子。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の磁気センシング素子と;
    前記磁気センシング素子における複数の磁気センサの出力信号、及び前記磁気センシング素子における少なくとも1つの可動部の傾斜角に基づいて、3軸方向に関する地磁気情報を求める演算装置と;を備える磁気センシング装置。
  16. 請求項15に記載の磁気センシング装置と;
    前記磁気センシング装置からの3軸方向に関する地磁気情報に基づいて、方位情報を求める方位取得装置と;を備える方位検出装置。
  17. 位置情報を取得する位置検出装置と;
    請求項16に記載の方位検出装置と;
    前記方位検出装置からの方位情報と前記位置検出装置からの位置情報に基づいて、情報を取得する情報取得装置と;を備える情報機器。
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