JP2010064531A - 白線検出装置 - Google Patents

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好克 木村
Akihiro Watanabe
章弘 渡邉
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浩輔 浜田
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Abstract

【課題】太陽光が路面に反射する場合であっても、安定して白線を検出することができるようにする。
【解決手段】撮像装置によって、車両幅方向に細長く、かつ、透過させる光の偏光方向が各々異なる複数の偏光フィルタ16A〜16Dを、車両上下方向に配列した偏光フィルタ群16を介して、自車両の前方を撮像する。そして、白線検出部によって、撮像装置によって撮像された前方路面画像の複数の偏光フィルタ16A〜16Dに対応する複数のスキャンライン領域のうち、領域における各画素の輝度値の変化量が閾値以上となるスキャンライン領域の輝度値に基づいて、路面上の白線を検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、白線検出装置に係り、特に、撮像した画像から白線を検出する白線検出装置に関する。
従来より、標示線の幅が急激に変化する場面においても、標示線を速やかに検出して、標示線が検出されない時間を短く抑えることが可能な車両用走路判定装置が知られている(特許文献1)。
また、鏡面反射を画像処理によって除去することにより、取得した画像から所望の撮影対象である白線のみを正確に抽出することのできる撮影対象認識装置が知られている(特許文献2)。
特開2005−346384号公報 特開平11−203446号公報
太陽光が路面に反射した場合、撮像画像において白線部分と路面部分との輝度差が減少してしまうが、上記特許文献1、2に記載の技術では、太陽光の反射による白線部分と路面部分との輝度差の減少に対応することができないため、安定して白線を検出することができない、という問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、太陽光が路面に反射する場合であっても、安定して白線を検出することができる白線検出装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために第1の発明に係る白線検出装置は、車両幅方向に細長く、かつ、透過させる光の偏光方向が各々異なる複数の偏光フィルタを、車両上下方向に配列した偏光フィルタ群と、前記偏光フィルタ群を介して、自車両の前方又は後方を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像の前記複数の偏光フィルタに対応する複数の領域のうち、前記領域における各画素の輝度値の変化量が所定値以上となる領域の輝度値に基づいて、路面上の白線を検出する白線検出手段とを含んで構成されている。
第1の発明に係る白線検出装置によれば、撮像手段によって、車両幅方向に細長く、かつ、透過させる光の偏光方向が各々異なる複数の偏光フィルタを、車両上下方向に配列した偏光フィルタ群を介して、自車両の前方又は後方を撮像する。
そして、白線検出手段によって、撮像手段によって撮像された画像の複数の偏光フィルタに対応する複数の領域のうち、領域における各画素の輝度値の変化量が所定値以上となる領域の輝度値に基づいて、路面上の白線を検出する。
このように、輝度値の変化量が大きくなる偏光フィルタに対応する領域の輝度値に基づいて、前方又は後方を撮像した画像から路面上の白線を検出することにより、太陽光が路面に反射する場合であっても、安定して白線を検出することができる。
第2の発明に係る白線検出装置は、車両上下方向に細長く、かつ、透過させる光の偏光方向が各々異なる複数の偏光フィルタを、車両前後方向に配列した偏光フィルタ群と、前記偏光フィルタ群を介して、自車両の側方を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像の前記複数の偏光フィルタに対応する複数の領域のうち、前記領域における各画素の輝度値の変化量が所定値以上となる領域の輝度値に基づいて、路面上の白線を検出する白線検出手段とを含んで構成されている。
第2の発明に係る白線検出装置によれば、撮像手段によって、車両上下方向に細長く、かつ、透過させる光の偏光方向が各々異なる複数の偏光フィルタを、車両前後方向に配列した偏光フィルタ群を介して、自車両の側方を撮像する。
そして、白線検出手段によって、撮像手段によって撮像された画像の複数の偏光フィルタに対応する複数の領域のうち、領域における各画素の輝度値の変化量が所定値以上となる領域の輝度値に基づいて、路面上の白線を検出する。
このように、輝度値の変化量が大きくなる偏光フィルタに対応する領域の輝度値に基づいて、側方を撮像した画像から路面上の白線を検出することにより、太陽光が路面に反射する場合であっても、安定して白線を検出することができる。
上記の白線検出装置は、複数の偏光フィルタの何れか1つに対応する領域における各画素の輝度値の変化量を算出する算出手段と、算出手段によって算出された領域における各画素の輝度値の変化量が所定値以上であるか否かを判定する判定手段と、判定手段によって領域における各画素の輝度値の変化量が所定値未満であると判定された場合、算出手段による輝度値の変化量の算出対象を、他の偏光フィルタに対応する領域に変更させるフィルタ変更手段とを更に含み、白線検出手段は、判定手段によって領域における各画素の輝度値の変化量が所定値以上であると判定された領域の輝度値に基づいて、路面上の白線を検出することができる。
以上説明したように、本発明の白線検出装置によれば、輝度値の変化量が大きくなる偏光フィルタに対応する領域の輝度値に基づいて、前方、後方、又は側方を撮像した画像から路面上の白線を検出することにより、太陽光が路面に反射する場合であっても、安定して白線を検出することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、車両に搭載され、撮像された前方路面画像から、白線の位置を検出する白線検出装置に本発明を適用した場合を例に説明する。
図1に示すように、第1の実施の形態に係る白線検出装置10は、自車両の前方の道路を含む画像を撮像するCCDカメラ等からなる撮像装置12と、画像処理を行うコンピュータ14とを備えている。
撮像装置12は、自車両の前方の道路を撮像するように取り付けられている。また、撮像装置12のレンズ面に対向するように、偏光フィルタ群16が設置されており、撮像装置12は、偏光フィルタ群16を介して、自車両の前方の道路を撮像する。
図2(A)に示すように、偏光フィルタ群16は、例えば、3つ設置され、各々の偏光フィルタ群16が、自車両の車両幅方向に延びた3つのスキャンラインの各々に沿って配置されている。従って、撮像装置12は、3つの偏光フィルタ群16を介して、自車両の前方の道路を撮像する。
また、偏光フィルタ群16は、図2(B)に示すように、車両幅方向に細長く、かつ、透過させる光の偏光方向が各々異なる4つの偏光フィルタ16A〜16Dを、車両上下方向に配列して構成されている。なお、偏光フィルタ16A〜16Dの各々は、一枚の偏光フィルタで形成されてもよいし、複数枚の偏光フィルタを車両幅方向に並べて形成されてもよい。
コンピュータ14は、CPU、後述する白線検出処理ルーチンのプログラムを記憶したROM、データ等を記憶するRAM、及びこれらを接続するバスを含んで構成されている。このコンピュータ14をハードウエアとソフトウエアとに基づいて定まる機能実現手段毎に分割した機能ブロックで説明すると、図1に示すように、コンピュータ14は、撮像装置12から出力される濃淡画像である前方路面画像を入力する画像入力部18と、画像入力部18の出力である前方路面画像のうち、偏光フィルタ16A〜16Dの何れか一つに対応する領域のスキャンラインデータ(領域に含まれる各画素の輝度値)を選択するフィルタ選択部20と、選択されたスキャンラインデータに基づいて、白線の位置を検出して、検出結果を自車両に搭載された運転支援システム(図示省略)に出力する白線検出部22とを備えている。
画像入力部18は、例えば、A/Dコンバータや1画面の画像データを記憶する画像メモリ等で構成される。
ここで、本実施の形態の原理について説明する。白線検出では、上記図2(A)に示すように、予め決められた走査線上の各画素の輝度値(スキャンラインデータ)を読込み、図3に示すような輝度値の変化から白線の位置を検出する。しかしながら、太陽が自車両の進行方向にある場合など、図4に示すように、路面を反射した太陽光が撮像装置に入射した場合には、図5に示すように、前方路面画像において、白線部分と路面部分との輝度差が減少することがある。このような場合には、スキャンラインデータの輝度値の変化量が閾値以上とならないために、白線を検出することができなくなる。
路面で反射した太陽光の反射光の各偏向方向に対する光強度分布では、ある一定の偏光方向の光強度が高くなっていると考えられる。したがって、光強度の低い偏光方向の光を利用することにより、太陽光の反射による路面と白線との輝度差の低減を防ぐことができる。
そこで、本実施の形態では、フィルタ選択部20によって、前方路面画像のうち、偏光フィルタ16A〜16Dの何れか1つに対応するスキャンライン領域のスキャンラインデータ(領域内の各画素の輝度値)を読み込む。また、フィルタ選択部20は、スキャンラインデータにおける走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量が小さいときには、他の偏光フィルタ(例えば、一つ下に配置された偏光フィルタ)に対応するスキャンライン領域のスキャンラインデータを読みこみ、偏光フィルタ16A〜16Dに対応するスキャンライン領域のスキャンラインデータのうち、走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量が大きいスキャンラインデータを選択する。
白線検出部22は、選択された輝度値の変化が大きいスキャンラインデータにおける各画素の輝度値に基づいて、スキャンラインデータのスキャンライン領域内の走査方向の輝度値の変化を算出し、算出した輝度値の変化に基づいて、輝度値の変化量が閾値以上となる位置を検出して、白線の位置を検出する。白線検出部22は、検出された白線の位置や、白線の位置から得られる車線幅を、運転支援システムに出力して、運転支援システムにおいて、白線位置や車線幅が、運転制御や警報制御に利用される。なお、白線検出の方法については、従来公知の手法を用いればよいため、詳細な説明を省略する。
次に、第1の実施の形態に係る白線検出装置10の作用について説明する。白線検出装置10を搭載した自車両が道路上を走行しているときに、撮像装置12によって、偏光フィルタ群16を介して、自車両の前方の路面を含む領域が撮像されると、コンピュータ14において、図6に示す白線検出処理ルーチンが実行される。
まず、ステップ100において、撮像装置12より撮像された前方路面画像のデータを取得し、ステップ102において、偏光フィルタ群16の偏光フィルタ16A〜16Dを識別するための変数fを、初期値1に設定する。なお、ここでは、偏光フィルタ1が偏光フィルタ16Aを示し、偏光フィルタ2が偏光フィルタ16Bを示し、偏光フィルタ3が偏光フィルタ16Cを示し、偏光フィルタ4が偏光フィルタ16Dを示している。
そして、ステップ104で、偏光フィルタ16A〜16Dのうちの偏光フィルタfに対応するスキャンライン領域に含まれる画素から、3本のスキャンラインデータとして、各画素の輝度値を取得し、ステップ106において、上記ステップ104で取得した3本のスキャンラインデータから、走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量の最大値を算出する。
そして、ステップ108において、上記ステップ106で算出された走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量の最大値が、閾値以上であるか否かを判定する。算出された隣接画素間の輝度値の変化量の最大値が、閾値未満である場合には、太陽光の路面反射により路面部分と白線部分との輝度差が低減していると判断し、ステップ110において、変数fが、偏光フィルタ16A〜16Dの種類の数を示す定数F(例えば、F=4)未満であるかを判定する。変数fが定数F未満である場合には、上記ステップ104、106の処理を行っていない偏光フィルタfに対応するスキャンラインデータが存在すると判断し、ステップ112において、変数fをインクリメントして、上記ステップ104へ戻る。
なお、上記ステップ108で用いる閾値については、実験的又は統計的に、撮像画像における路面部分と白線部分との輝度値の差を調べておき、路面部分と白線部分とを区別できる輝度値の差を閾値として予め設定しておけばよい。
上記ステップ110で、変数fが定数F以上である場合には、全ての偏光フィルタ16A〜16Dに対応するスキャンラインデータについて、上記ステップ104、106の処理を行ったと判断し、白線検出処理を行わずに、白線検出処理ルーチンを終了する。
また、上記ステップ108において、上記ステップ106で算出された隣接画素間の輝度値の変化量の最大値が、閾値以上である場合には、太陽光の路面反射による影響がないか、又は偏光フィルタfによって除去されていると判断し、ステップ114において、直近のステップ104で取得した偏光フィルタfに対応するスキャンライン領域の3本のスキャンラインデータに基づいて、白線位置を検出して、検出結果を運転支援システムへ出力し、白線検出処理ルーチンを終了する。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る白線検出装置によれば、走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量が大きくなる偏光フィルタに対応するスキャンライン領域の輝度値に基づいて、前方を撮像した前方路面画像から路面上の白線を検出することにより、太陽光が路面に反射する場合であっても、安定して白線を検出することができる。
また、太陽光が路面に反射し、さまざまな偏光方向の光を撮像装置によって撮影する場合、太陽光の反射光はある特定の偏光方向の光の強度が高いと考えられるため、太陽光の光強度が低くなる偏光方向の光を利用して白線検出を実施することにより、太陽光による路面と白線との輝度差の低減を除去でき、安定した白線検出が可能となる。
また、読み取った、ある偏光フィルタに対応するスキャンライン領域の画素の輝度値の変化量が小さいときには、読取るスキャンライン領域をずらして、他の偏光フィルタに対応するスキャンライン領域の画素の輝度値を読むことで、簡易な構成で、偏光方向の異なる4つの光を計測することができ、隣接する画素間の輝度値の変化量が閾値以上となる光の偏光方向を選択することによって、太陽光の反射による影響を受けずに白線検出を行なうことができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態に係る白線検出装置は、第1の実施の形態と同様の構成であるため、同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態では、全ての偏光フィルタの各々に対応するスキャンラインデータについて、走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量を算出した後に、走査方向の隣接画素間の輝度値の変化量が閾値以上となるスキャンラインデータを選択している点が第1の実施の形態と異なっている。
第2の実施の形態に係る白線検出装置のコンピュータ14では、フィルタ選択部20によって、前方路面画像のうち、偏光フィルタ16A〜16Dの各々に対応するスキャンライン領域のスキャンラインデータ(領域内の各画素の輝度値)を読み込み、各スキャンラインデータにおける走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量を算出する。また、フィルタ選択部20は、算出された各スキャンラインデータに関する走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量に基づいて、偏光フィルタ16A〜16Dの各々に対応するスキャンライン領域のスキャンラインデータのうち、走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量が大きいスキャンラインデータを選択する。
なお、白線検出装置の他の構成は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
次に第2の実施の形態に係る白線検出処理ルーチンについて図7を用いて説明する。なお、第1の実施の形態と同様の処理については、同一符号を付して説明を省略する。
まず、ステップ100において、撮像装置12より撮像された前方路面画像のデータを取得し、ステップ102において、偏光フィルタ16A〜16Dを識別するための変数fを、初期値1に設定する。そして、ステップ104で、偏光フィルタ16A〜16Dのうちの偏光フィルタfに対応するスキャンライン領域から、3本のスキャンラインデータとして、各画素の輝度値を取得し、ステップ106において、上記ステップ104で取得した3本のスキャンラインデータから、走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量の最大値を算出する。
そして、ステップ110において、変数fが、偏光フィルタ16A〜16Dの種類の数を示す定数F未満であるかを判定し、変数fが定数F未満である場合には、ステップ112において、変数fをインクリメントとして、上記ステップ104へ戻る。
一方、上記ステップ110で、変数fが定数F以上である場合には、全ての偏光フィルタ16A〜16Dに対応するスキャンラインデータについて、走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量の最大値を算出したと判断し、ステップ200へ移行する。
ステップ200では、上記ステップ106で算出された、全ての偏光フィルタ16A〜16Dに対応するスキャンラインデータの各々における走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量の最大値に基づいて、走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量の最大値が閾値以上となるスキャンラインデータを選択する。なお、走査方向の隣接画素間の輝度値の変化量の最大値が閾値以上となるスキャンラインデータが複数存在する場合には、ランダムに1つのスキャンラインデータを選択してもよいし、又は、走査方向の隣接画素間の輝度値の変化量の最大値が最も大きいスキャンラインデータを選択してもよい。
そして、ステップ202において、上記ステップ200で選択された偏光フィルタ16A〜16Dの何れか1つに対応する3本のスキャンラインデータに基づいて、白線位置を検出して、検出結果を運転支援システムへ出力し、白線検出処理ルーチンを終了する。
このように、走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量が大きくなる偏光フィルタに対応するスキャンライン領域を選択して、前方を撮像した前方路面画像から路面上の白線を検出することにより、太陽光が路面に反射する場合であっても、安定して白線を検出することができる。
なお、上記の第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、撮像装置によって、自車両の前方の路面を撮像した場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、撮像装置によって、自車両の後方の路面を撮像し、後方路面画像から、白線を検出するようにしてもよい。
また、各偏光フィルタについて、偏光フィルタに対応する3本のスキャンラインデータの各画素の輝度値に基づいて、輝度値の変化量の最大値が閾値以上となるか否かを判断する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、偏光フィルタに対応する3本のスキャンラインデータのうち、撮像装置から一番遠い位置を表わすスキャンラインデータの各画素の輝度値に基づいて、輝度値の変化量の最大値が閾値以上となるか否かを判断して、輝度値の変化量の最大値が閾値以上となる偏光フィルタを選択するようにしてもよい。この場合には、選択された偏光フィルタに対する、残りの2本のスキャンラインデータに基づいて、白線の位置を検出するようにすればよい。
次に、第3の実施の形態について説明する。なお、第3の実施の形態に係る白線検出装置は、第1の実施の形態と同様の構成であるため、同一符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態では、撮像装置によって、自車両の側方の道路を含む領域を撮像している点と、偏光フィルタ群が、車両上下方向に細長い複数の偏光フィルタを車両前後方向に配列して構成されている点とが第1の実施の形態と主に異なっている。
第3の実施の形態に係る白線検出装置の撮像装置12は、自車両の側方の道路を撮像するように取り付けられている。また、図8(A)に示すように、偏光フィルタ群16の各々が、自車両の車両上下方向に延びた3本のスキャンラインの各々に沿って配置されている。
また、偏光フィルタ群16は、図8(B)に示すように、車両上下方向に細長く、かつ、透過させる光の偏光方向が各々異なる4つの偏光フィルタ16A〜16Dを、車両前後方向に配列して構成されている。
フィルタ選択部20は、側方路面画像のうち、偏光フィルタ16A〜16Dの何れか一つに対応するスキャンライン領域のスキャンラインデータ(領域内の各画素の輝度値)を読み込む。また、フィルタ選択部20は、図9(A)に示すように、スキャンラインデータにおける走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量が小さいときには、他の偏光フィルタに対応する領域のスキャンラインデータを読みこみ、偏光フィルタ16A〜16Dに対応するスキャンライン領域のスキャンラインデータのうち、図9(B)に示すような、走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量が大きいスキャンラインデータを選択する。
なお、第3の実施の形態に係る白線検出装置の他の構成及び作用については、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
このように、走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量が大きくなる偏光フィルタに対応するスキャンライン領域の輝度値に基づいて、側方を撮像した側方路面画像から路面上の白線を検出することにより、太陽光が路面に反射する場合であっても、安定して白線を検出することができる。
次に、第4の実施の形態について説明する。なお、第4の実施の形態に係る白線検出装置は、第1の実施の形態と同様の構成であるため、同一符号を付して説明を省略する。
第4の実施の形態では、各スキャンラインについて、走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量の最大値が閾値以上となる偏光フィルタを選択している点と、スキャンライン毎に選択された偏光フィルタに対応するスキャンラインデータに基づいて、白線を各々検出している点とが、第1の実施の形態と主に異なっている。
第4の実施の形態では、フィルタ選択部20によって、1本目のスキャンラインについて、偏光フィルタ16A〜16Dに対応するスキャンライン領域のスキャンラインデータのうち、走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量が大きいスキャンラインデータを選択する。また、フィルタ選択部20は、2本目のスキャンライン、3本目のスキャンラインについても同様に、偏光フィルタ16A〜16Dに対応するスキャンライン領域のスキャンラインデータのうち、走査方向に隣接する画素間の輝度値の変化量が大きいスキャンラインデータを選択する。
白線検出部22は、1本目のスキャンラインにおいて選択された輝度値の変化が大きいスキャンラインデータにおける各画素の輝度値に基づいて、白線の位置を検出する。また、白線検出部22は、2本目のスキャンライン、3本目のスキャンラインについても同様に、そのスキャンラインにおいて選択された輝度値の変化が大きいスキャンラインデータにおける各画素の輝度値に基づいて、白線の位置を検出する。
なお、第4の実施の形態に係る白線検出装置の他の構成及び作用については、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
このように、スキャンライン毎に、輝度値の変化量が大きくなる偏光フィルタに対応するスキャンラインデータを選択することにより、スキャンライン毎に輝度値の変化量が大きくなる偏光フィルタに対応するスキャンラインデータが異なる場合であっても、安定して白線を検出することができる。
なお、上記の第1の実施の形態〜第4の実施の形態では、撮像装置から濃淡画像が出力される場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、撮像装置からカラー画像が出力されるようにしてもよい。
また、路面上に水溜りが存在している場合や、路面が濡れて光が反射している場合であっても、本発明を適用した白線検出装置によれば、光の反射による路面部分と白線部分との輝度値の差の低減を除去することができ、安定して白線を検出することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る白線検出装置の構成を示すブロック図である。 (A)前方路面画像のスキャンラインを示すイメージ図、及び(B)偏光フィルタ群の構成を示す概略図である。 スキャンラインデータから得られる走査方向の輝度値の変化を示す図である。 太陽光が路面に反射した場合の前方路面画像を示すイメージ図である。 太陽光が路面に反射した場合の前方路面画像のスキャンラインデータから得られる走査方向の輝度値の変化を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る白線検出装置における白線検出処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る白線検出装置における白線検出処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 (A)偏光フィルタ群の配置を示すイメージ図、及び(B)偏光フィルタ群の構成を示す概略図である。 (A)側方路面画像のスキャンラインデータから得られる走査方向の輝度値の変化を示すイメージ図、及び(B)太陽光が路面に反射した場合の側方路面画像のスキャンラインデータから得られる走査方向の輝度値の変化を示す図である。
符号の説明
10 白線検出装置
12 撮像装置
14 コンピュータ
16 偏光フィルタ群
16A、16B、16C、16D 偏光フィルタ
18 画像入力部
20 フィルタ選択部
22 白線検出部

Claims (3)

  1. 車両幅方向に細長く、かつ、透過させる光の偏光方向が各々異なる複数の偏光フィルタを、車両上下方向に配列した偏光フィルタ群と、
    前記偏光フィルタ群を介して、自車両の前方又は後方を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された画像の前記複数の偏光フィルタに対応する複数の領域のうち、前記領域における各画素の輝度値の変化量が所定値以上となる領域の輝度値に基づいて、路面上の白線を検出する白線検出手段と、
    を含む白線検出装置。
  2. 車両上下方向に細長く、かつ、透過させる光の偏光方向が各々異なる複数の偏光フィルタを、車両前後方向に配列した偏光フィルタ群と、
    前記偏光フィルタ群を介して、自車両の側方を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された画像の前記複数の偏光フィルタに対応する複数の領域のうち、前記領域における各画素の輝度値の変化量が所定値以上となる領域の輝度値に基づいて、路面上の白線を検出する白線検出手段と、
    を含む白線検出装置。
  3. 前記複数の偏光フィルタの何れか1つに対応する領域における各画素の輝度値の変化量を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された前記領域における各画素の輝度値の変化量が所定値以上であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記領域における各画素の輝度値の変化量が所定値未満であると判定された場合、前記算出手段による前記輝度値の変化量の算出対象を、他の偏光フィルタに対応する領域に変更させるフィルタ変更手段とを更に含み、
    前記白線検出手段は、前記判定手段によって前記領域における各画素の輝度値の変化量が所定値以上であると判定された領域の輝度値に基づいて、路面上の白線を検出する請求項1又は2記載の白線検出装置。
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