JP2010063490A - 内視鏡挿入補助具及び内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡挿入補助具及び内視鏡装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010063490A
JP2010063490A JP2008230022A JP2008230022A JP2010063490A JP 2010063490 A JP2010063490 A JP 2010063490A JP 2008230022 A JP2008230022 A JP 2008230022A JP 2008230022 A JP2008230022 A JP 2008230022A JP 2010063490 A JP2010063490 A JP 2010063490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide wire
endoscope
distal end
insertion portion
intestinal tract
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008230022A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5484699B2 (ja
Inventor
Atsushi Watanabe
厚 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Medical Systems Corp
Original Assignee
Olympus Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Medical Systems Corp filed Critical Olympus Medical Systems Corp
Priority to JP2008230022A priority Critical patent/JP5484699B2/ja
Priority to US12/551,710 priority patent/US20100063357A1/en
Publication of JP2010063490A publication Critical patent/JP2010063490A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5484699B2 publication Critical patent/JP5484699B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/005Flexible endoscopes
    • A61B1/01Guiding arrangements therefore
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00131Accessories for endoscopes
    • A61B1/00133Drive units for endoscopic tools inserted through or with the endoscope
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00147Holding or positioning arrangements
    • A61B1/00154Holding or positioning arrangements using guiding arrangements for insertion
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/31Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor for the rectum, e.g. proctoscopes, sigmoidoscopes, colonoscopes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • A61M2025/09116Design of handles or shafts or gripping surfaces thereof for manipulating guide wires
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • A61M2025/0915Guide wires having features for changing the stiffness
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

【課題】腸管が狭く且つ可動性のある屈曲であってもガイドワイヤを、この屈曲より手元側の腸管内の空いている空間に向かって伸びることなく容易に通過させ、この通過したガイドワイヤに沿って内視鏡の挿入部を円滑に挿入すること。
【解決手段】内視鏡装置1は、ガイドワイヤ部30と、内視鏡2の挿入部4と、チューブ体である内視鏡挿入補助具5を有し、この内視鏡挿入補助具5に挿入部4を挿通し、この挿入部の先端側の処置具挿通チャンネル33の開口から突出するガイドワイヤ部30の先端部を内視鏡挿入補助具5の一部に着脱自在に固定して構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡の挿入部を大腸、或いは小腸等の腸管内にスムーズに挿入するのに適した内視鏡挿入補助具及び内視鏡装置に関する。
一般に内視鏡は、術者が把持して種々の操作を行う操作部と、挿入部とを有している。この挿入部は、操作部から延設された細長の可撓性を有する可撓管部と、この可撓管部の先端に連設され操作部の操作により左右又は上下方向に湾曲可能な湾曲部と、この湾曲部の先端に連設された硬性の先端硬性部とを有している。そして、内視鏡は、述者等が挿入部を経肛門的又は経口的或いは経鼻的に体腔内へ挿入して、所定部位を観察して診断し、又は観察しつつ処置等を行えるようになっている。
従来、このような内視鏡の挿入部を腸管内へ挿入する場合、主として患者の体外から挿入部に力を加えて押し込む方法が取られている。
しかしながら、このような押し込み方法では、内視鏡の挿入部を経肛門的又は経口的に大腸又は小腸に挿入する場合、これらの腸管は柔軟で内径が狭い上、長尺で複雑に曲がりくねっている一方、腸管は動かないようにしっかりと体腔内に固定されていない。このため、内視鏡の挿入部の押し込みにより腸管を進行方向へ移動又は圧縮しても、押し込みの力を解除すると、挿入部は腸壁の反力により殆ど元の位置まで押し戻されてしまうため、なかなか前に進まず、特に腸管の深部に至るほどその戻りが顕著なため、深部まで挿入する場合は特に、挿入部の挿入は難しく、その結果検査等の時間が長く掛かっていた。
そこで、内視鏡の挿入部を単に患者の体外から力を加えて押し込むことなく、腸管の深部に挿入し易くするために、例えばガイドワイヤを先に腸管内に挿入し、このガイドワイヤに沿って内視鏡の挿入部又はカテーテル等を挿入する内視鏡装置が提案されている。
図22から図24はこの種の従来の内視鏡装置の一例を示し、特許文献1に記載された内視鏡装置の構成及び作用を説明する説明図である。
図22に示すように、特許文献1に記載の内視鏡装置170は、患者の腸管内に配置可能なカプセル180と、患者の肛門に固定保持する固定プレート150と、カプセル180から延出するケーブルループ181を含みカプセル180に結合されたケーブル182と、カプセル180を軌道に沿って配置するためのケーブル182に結合した推進機構(図示せず)と、カプセル180と固定プレート150との間に配置された圧縮可能なスリーブ140と、固定プレート150内及びスリーブ140内に設けられた連通孔に挿通されて摺動可能なチューブ部材130とを備えて構成されている。
このような構成の内視鏡装置170を用いて腸管内の観察及び処置を行う場合、操作者は、図22に示すように、ケーブルループ181を最初に挿入し、その後、カプセル180、スリープ140、及び固定プレート150を続いて挿入する。この場合、操作者は、固定プレートを患者の肛門又はその他の適切な位置に接着剤等により固定保持する。
その後、ケーブルループ181は、S字状結腸部200の屈曲に沿って展開される。操作者は、カプセル180内に装着された可視化装置(図示せず)により撮影された映像を観察しながら、カプセル180及びケーブルループ181の進行を監視する。
ケーブルループ181が、S字状結腸部200と下行結腸部202との境界部分の屈曲部201を通過するのに十分な向きに到達すると、操作者は、前記推進機構(図示せず)を駆動させる。そのため、カプセル180がケーブル182に沿って最短距離を推進することになる。このようなプロセスによって、カプセル180の前方のケーブルループ181の長さが短縮される。
そして、カプセル180を腸管内の深部へと挿入するために、操作者は、ケーブル182の近位の部分を、チューブ部材130及びカプセル180の開口を挿通して摺動させ、カプセル180の前方のケーブルループ181の寸法をさらに大きくする。このプロセスによって、脾湾曲203、肝湾曲205等の腸管内のより深い屈曲を通過する軌道がさらに敷設される
そして、操作者は、ケーブル182の摺動及び前記推進機構(図示せず)の駆動を順番に繰り返して行い、下行結腸部202、横行結腸部204、及び上行結腸部206を通過して、腸管の深部である盲腸部207近傍までカプセル180を挿入させる。この場合、カプセル180がケーブル182に沿って前進するに従って、スリープ140は伸長を開始し、滑らかな連続した表面が固定プレート150からカプセル180まで保持される
このような構成により、カプセル180を腸管内の深部へと挿入するのに必要な技量を低減して、医師以外の操作者が内視鏡装置を使用できるようにしている。
特開2004−181250号公報
しかしながら、特許文献1に記載の内視鏡装置では、S字状結腸部200と下行結腸部202との境界部分の屈曲部201を通過させる場合に、図23に示すように、操作者は、カプセル180を前記屈曲部201の手前側に配置した状態において、ケーブル182の近位の部分を、チューブ部材130及びカプセル180の開口に挿通して摺動させることで、カプセル180の前方のケーブルループ181の寸法をさらに大きくする。
ところが、このような場合、図24に示すように、前記ケーブル182をカプセル180の開口から図中A矢印方向に延出してケーブルループ181の寸法をさらに拡大しようとすると、屈曲部201がカプセル180の挿入に伴ってスリット状でかなり狭い腸管となる。このため、ケーブルループ181はその長さで圧縮されながら撓んで、屈曲部201より手元側の腸管内の空いてる空間に向かって(例えば図24中に示すB矢印方向で、カプセル180の挿入方向とは逆方向)に伸びてしまう。すなわち、図24のB矢印で示すように、ケーブルループ181の進行方向が反転して、ケーブルループ181が腸管の入り口の方向に向かって逆走してしまう。
そのため、ケーブルループ181を、S字結腸部200の可動性のある屈曲部等の腸管を通過させることは難しく、また、このケーブルループ181のケーブル182を用いてカプセル180を通過させるには、煩雑な操作が必要であるといった問題点があった。
そこで、本発明は前記問題点に鑑みてなされたもので、腸管が狭く且つ可動性のある屈曲であってもガイドワイヤを、この屈曲より手元側の腸管内の空いている空間に向かって伸びることなく容易に通過させることができ、この通過したガイドワイヤに沿って内視鏡の挿入部を円滑に挿入できる内視鏡挿入補助具及び内視鏡装置を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡挿入補助具は、腸管の入り口に挿入して腸壁により保持されるチューブ体であって、ガイドワイヤを挿通可能な挿通路を有する内視鏡の挿入部を挿通可能な、挿通孔と、前記挿通路に前記挿入部を挿通して前記挿入部の先端側の開口から突出する前記ガイドワイヤの先端部を前記チューブ体に固定するための固定手段と、を有している。
また、本発明の内視鏡装置は、腸管内に挿入されるガイドワイヤと、前記ガイドワイヤを挿通可能な挿通路を有する内視鏡の挿入部と、前記腸管の入り口に挿入して腸壁により保持されるチューブ体であって、前記挿入部を挿通可能であり、前記挿入部を前記腸管内に挿入した場合には、前記挿入部の先端側よりも手元基端側に配置される内視鏡挿入補助具と、を具備し、前記挿入部の先端側の前記挿通路の開口から突出する前記ガイドワイヤの先端部は、前記内視鏡挿入補助具に固定可能であることを特徴とする。
本発明の内視鏡挿入補助具及び内視鏡装置によれば、腸管が狭く且つ可動性のある屈曲であってもガイドワイヤを、この屈曲の手元側の腸管内の空いている空間に向かって伸びることなく容易に通過させることができ、この通過したガイドワイヤに沿って内視鏡の挿入部を円滑に挿入できるといった利点を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1から図14は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡挿入補助具を備えた内視鏡装置の全体構成を示す構成図、図2は図1の内視鏡挿入補助具、挿入部、及びガイドワイヤ部の構成を説明するための断面図、図3は図1の挿入部の先端部近傍の構成を示す斜視図、図4は図1のガイドワイヤユニットの操作部を実際に操作する状態を示す斜視図、図5は図4のガイドワイヤユニットの操作部の構成を説明するための断面図、図6は図5のガイドワイヤユニットのコイルパイプが固定される内視鏡挿入補助具の構成を説明するための断面図、図7から図14は第1の実施の形態の内視鏡装置を用いた挿入部の挿入時における作用を説明するための説明図である。
図1に示すように、第1の実施の形態の内視鏡装置1は、腸管内等に挿入され、内視鏡検査に使用される内視鏡2と、この内視鏡2に設けられた挿通路33内に挿通されるガイドワイヤ部30を有するガイドワイヤユニット3と、前記内視鏡2の挿入部4を挿通可能で、腸管内の入り口に挿入して腸壁で保持されるチューブ体である内視鏡挿入補助具5と、光源装置9と、ビデオプロセッサ11と、モニタ12とを有して構成されている。
内視鏡2は、腸管内等に挿入される細長の挿入部4と、この挿入部4の基端に設けられた操作部6と、この操作部6の側部から延出されるユニバーサルコード7とを有している。このユニバーサルコード7の端部には、コネクタ8が設けられており、このコネクタ8は、光源装置9に着脱自在に接続される。
このコネクタ8は、さらにスコープケーブル10を介してビデオプロセッサ11に着脱自在に接続される。このビデオプロセッサ11は、内視鏡2により撮像された撮像信号に信号処理して映像信号を生成し、モニタ12に出力することで、モニタ12には、内視鏡画像が表示される。
内視鏡2の挿入部4は、硬質の先端部21と、湾曲自在の湾曲部22と、可撓性の可撓管23とを有して構成されている。操作者は、操作部6に設けた湾曲操作ノブ24を操作することにより、挿入部4の湾曲部22を所望の方向に湾曲することが出来るようになっている。
また、操作部6の挿入部4側付近には、挿通路を構成する処置具挿通チャンネル33(図2参照)の鉗子口25が設けられている。この鉗子口25から鉗子等の処置具を挿入することにより、挿入部4内部の処置具挿通チャンネル33を介してこの処置具挿通チャンネル33の先端開口から突出させて生検などを行うことができる。
また、本実施の形態では、鉗子口25から、ガイドワイヤユニット3のガイドワイヤ部30を挿通し、挿入部4内部の処置具挿通チャンネル33(図2参照)を介してこの処置具挿通チャンネル33の先端開口からガイドワイヤ部30を突出させている。尚、処置具挿通チャンネル33とは別に専用の挿通路を設け、この挿通路にガイドワイヤ部30を挿通しても良い。
また、挿入部4内には図示しないライトガイドが挿通され、このライトガイドは、操作部6から延出されたユニバーサルコード7内を介して、末端のコネクタ8まで挿通されている。そしてこのコネクタ8の端面には、光源装置9に内蔵された図示しないランプから照明光が供給され、このライトガイドによって伝送された照明光は、挿入部4の先端部21の照明窓34に取り付けられた先端面から前方に射出されるようになっている。
また、図1に示すように、操作部6には、湾曲操作ノブ24が設けてあり、操作者は、操作部6の下端側を把持した片方の手の指で湾曲操作ノブ24を回動操作することができ、その回動操作により、湾曲部22を上下、左右の任意の方向に湾曲できるようにしている。
尚、湾曲部22は、複数の環状の湾曲駒が湾曲部22の長手方向に回動自在に連結して構成され、湾曲操作ノブ24を回動操作すると、湾曲ワイヤにより、湾曲部22を構成する湾曲駒を牽引、あるいは弛緩して、湾曲部22を湾曲できるようにしている。
また、図1に示すように操作部6の湾曲操作ノブ24が設けられた面に隣接する面には、送気送水ボタン27と、吸引操作を行う吸引ボタン28とが設けられている。
操作者はこの送気送水ボタン27を操作することにより、送気或いは送水を行うことができる。また、操作者はこの吸引ボタン28を操作することにより、図示しないチャンネルを介してその先端開口から体液その他の流体を吸引することができるようになっている。
また、操作部6の上部側には、複数のスイッチ群26が設けられている。操作者は、これらのスイッチ群26のいずれかを操作することにより、モニタ12に表示している内視鏡画像のフリーズ、或いはモニタ12に表示している内視鏡画像の記録等を行うことができるようになっている。
次に、図1の内視鏡挿入補助具5、挿入部4、及びガイドワイヤ部30の構成について、図2を用いて説明する。
図2に示すように、内視鏡挿入補助具5は、例えばチューブ体で構成されたものであって、チューブ本体5Aと、このチューブ本体5Aに設けられ内視鏡2の挿入部4を挿通可能な挿通孔5aと、チューブ本体5Aを腸管の入り口、例えば肛門等に装着した際に、この装着状態を保持するためのフランジ5Bとを有して構成されている。
尚、前記チューブ体は、例えば金属製の螺旋管の外周に網状部材を巻回し、さらにその外周にウレタン等の部材を積層して構成されたものや、或いはシリコンゴム等の樹脂を用いて構成されたものであっても良い。
また、内視鏡挿入補助具5は、内視鏡2の挿入部4を腸管内に挿入する場合には、挿入部4を挿通孔5aに挿通し、この挿入部4の先端部21の処置具挿通チャンネル33の開口から突出するガイドワイヤ部30を、逆U字形状に湾曲した後、挿入部4の挿入方向とは反対方向に延出して、ガイドワイヤ部30の先端部をチューブ本体5Aの一部、例えばフランジ5Bに固定するように構成している。
この内視鏡挿入補助具5に挿通される挿入部4は、処置具挿通チャンネル33の開口から突出するガイドワイヤ部30に沿って腸管内に挿入される。
そして、内視鏡挿入補助具5には、ガイドワイヤユニット3のガイドワイヤ部30を固定するための固定手段が設けられている。
この固定手段は、例えばチューブ本体5Aの外周の一部に設けられた挿通チャンネル5bと、チューブ本体5Aのフランジ5Bに装着されるガイドワイヤ固定部材32とを有して構成している。
挿通チャンネル5bは、チューブ本体5Aの外周の一部に、挿入部4の挿入軸方向に沿って形成されたもので、挿通チャンネル5bに挿通されたガイドワイヤ部30の先端部は、フランジ5Bに固定可能である。具体的には、この挿通チャンネル5bに挿通されたガイドワイヤ部30は、フランジ5Bの外側面(チューブ本体5Aが肛門等に装着された場合に肛門等の外側に位置する面)に配置されるガイドワイヤ固定部材32によって固定保持される。
このガイドワイヤ固定部材32は、ガイドワイヤ部30の先端部を着脱自在に固定することが可能である。尚、このガイドワイヤ固定部材32の詳細な構成については後述する。
次に、図2の内視鏡挿入補助具5に挿通された挿入部4、及びガイドワイヤ部30の構成について、図3を用いて説明する。
図3に示すように、挿入部4の先端部21の先端面には、処置具挿通チャンネル33の開口と、観察窓35とが配設されており、この観察窓35の近傍には、2つの照明窓34と送気送水ノズル36とがそれぞれ設けられている。
照明窓34の内側には、照明レンズを介して前述した照明光を伝送するライトガイドが配置されている。そして、光源装置9で発生した照明光をライトガイドにより伝送して、照明窓34から出射し、観察窓35の視野範囲となる腸管内を照明するようになっている。
観察窓35の内側には、図示はしないが対物レンズが配置され、その結像位置には撮像素子として例えばCCDが配置されている。そして、CCDは、CCDの撮像面に結像された腸管内の光学像を光電変換するようになっている。
このCCDは信号ケーブルに接続され、この信号ケーブルは挿入部4内等を挿通され、前記ビデオプロセッサ11に電気的に接続される。
また、図3に示すように先端部21の先端面に配置された処置具挿通チャンネル33の開口からは、ガイドワイヤ部30が突出され、挿入部4の挿入方向とは逆方向に略U字形状に湾曲させることで、逆U字状部37を形成している。
このガイドワイヤ部30は、先端部が内視鏡挿入補助具5に固定されているため、内視鏡2の鉗子口25から挿通されるガイドワイヤ部30の他端側を後述する操作部31(図4参照)を操作することにより、図3に示す逆U字状部37に沿って、挿入部4を腸管内の深部へと移動させることが可能である。
次に、ガイドワイヤ部30を有するガイドワイヤユニット3の構成を、図4〜図6を用いて説明する。
ガイドワイヤユニット3は、図1及び図5に示すように、挿入部4の処置具挿通チャンネル33に挿通されるガイドワイヤ部30と、このガイドワイヤ部30の基端側に設けられた操作部31とを有して構成されている。
ガイドワイヤ部30は、ワイヤ42と、このワイヤ42を摺動自在に内装するコイルパイプ43とを有して構成されている。
このコイルパイプ43の基端側は、後述する操作部31の操作部本体31Aの先端側に固定されている(図5参照)。
操作部31は、図4及び図5に示すように、ガイドワイヤ部30の基端部が固定される操作部本体31Aと、この操作部本体31Aのスライド溝31Bに嵌合され、このスライド溝31Bの長手方向に摺動自在に設けられた牽引部46と、操作部本体31Aの後端部に設けられたリング状のハンドル本体45とを有して構成されている。
牽引部46の先端側には、コイルパイプ43内に挿通されたワイヤ42の基端部がストッパー44によってろう付け等により固定されている。つまり、牽引部46をスライド溝31Bに沿ってスライド操作することにより、ワイヤ42を弛緩及び牽引することが可能である。ワイヤ42を弛緩又は牽引することで、ガイドワイヤ部30の硬度を自在に可変することが可能となる。
また、ハンドル本体45を用いて操作部31自体を押し込む操作や、直接ガイドワイヤ部30を手に持って鉗子口25に送り込むことにより、ガイドワイヤ部30を先端部21の前方方向に進めることが可能である。勿論、操作部31自体を引き込む操作を行うことで、前記ガイドワイヤ部30を引き戻すことも可能である。
図4には、操作者が実際に操作部31を用いて操作する様態が示されている。操作者が、操作部31を用いて操作する場合には、例えば図4に示すように、親指をハンドル本体45に嵌め込み、人差し指と中指とで、操作部本体31Aの外周から突出する牽引部46に掛けるようにして操作する。
この場合、操作者は、ガイドワイヤ部30を進退させる場合には、単にハンドル本体45を操作部6の鉗子口25に向かって押し込む操作又は鉗子口25から引き込む操作を行えば良い。これにより、簡単な操作でガイドワイヤ部30を進退させることができる。
また、ガイドワイヤ部30の硬度を可変させる場合には、操作者は牽引部46をスライド溝31Bに沿って前方方向又は手前方向に操作してワイヤ42を弛緩又は牽引すれば良い。これにより、簡単な操作で、ガイドワイヤ部30の硬度を自在に可変させることが可能である。具体的には、操作者は牽引部46をスライド溝31Bに沿って手前方向に操作してワイヤ42を牽引することによりガイドワイヤ部30の硬度を高くすることができる。逆に、操作者は牽引部46をスライド溝31Bに沿って前方方向に操作することにより、ガイドワイヤ部30の硬度を低くすることができる。
次に、ガイドワイヤ部30と内視鏡挿入補助具5とを着脱自在に固定するガイドワイヤ固定部材32の具体的な構成について、図6を用いて説明する。
図6に示すように、内視鏡挿入補助具5のチューブ本体20の挿通チャンネル5bには、ガイドワイヤ部30のコイルパイプ43が挿通されており、このコイルパイプ43内のワイヤ42の先端部は、ガイドワイヤ固定部32を構成するストッパー41に接着剤等により固定される。
ストッパー41を、ワイヤ42の先端部に固定した後、このストッパー41の外周に、例えば切り欠きのあるリング状のガイドワイヤ止め40を係合する。ガイドワイヤ止め40の外径は、挿通チャンネル5bの開口径よりも大きくし、ガイドワイヤ止め40をチューブ本体5Aの外側に嵌め込み固定することにより、ワイヤ42及びストッパー41をチューブ本体5Aに着脱可能に固定できる。
尚、このガイドワイヤ固定部材32は、ガイドワイヤ止め40及びストッパー41等で構成した場合について説明したが、これに限定されることはなく、ガイドワイヤ部30の先端部を係止して固定したり、或いは固定状態を解除できる構成であればどのような構成であっても良い。
また、挿通チャンネル5bを介してフランジ5Bから突出するガイドワイヤ部30を、ガイドワイヤ固定部32により固定せずに、他の固定手段を用いて固定保持するようにしても良い。
また、ガイドワイヤ部30を内視鏡挿入補助具5のガイドワイヤ固定部材32に固定せずに、例えば、挿入部4を処置具挿通チャンネル33の開口より突出させた前記ガイドワイヤ部30を略U字状に湾曲させた上で、その前記ガイドワイヤ部30の先端部を、挿入部4の外部であってこの挿入部4の先端部よりも手元側に配置した他の固定部材(図示せず)に固定しても良い。この場合の固定部材は、例えば体外に配置したものが考えられる。
また、ガイドワイヤ部30を挿通する挿通チャンネル5bは、チューブ本体20の外周部ではなく、外周面に別部材として設けて構成しても良い。また、ガイドワイヤ部30は、このような挿通チャンネル5bに挿通せずに、チューブ本体5Aの挿通孔5aに挿通させて、ガイドワイヤ固定部32を用いて固定保持するように構成しても良い。

次に、このような構成の本実施の形態における内視鏡2を腸管内に挿入して内視鏡検査を行う場合の作用を、図7〜図14を用いて説明する。
図7から図14は第1の実施の形態の内視鏡挿入補助具5を用いた挿入部4の挿入時における作用を説明するための説明図で、図7は内視鏡挿入補助具を肛門に装着した状態で挿入部を湾曲操作しながら腸管内のS字状結腸部へと挿入してガイドワイヤ部を送り出している状態を示す図、図8は図7の状態から挿入部がS時結腸部の屈曲部に到達した際にこの屈曲部とガイドワイヤ部との関係を示す図、図9は図8のA矢印方向から見た場合の屈曲部内の挿入部とガイドワイヤ部との関係を示す図、図10は図9に示す状態からさらにガイドワイヤ部を進退させてガイドワイヤ部のループ部が屈曲部を通過する状態を示す図、図11はガイドワイヤ部が屈曲部から抜けた場合にガイドワイヤ部の硬度を強くすることでループ部が屈曲部を通過する状態を示す図、図12は図11に示す状態からガイドワイヤ部に沿って挿入部を進めてS字結腸部の屈曲部を通過させた状態を示す図、図13及び図14は他の挿入方法を説明するもので、図13は屈曲部においてガイドワイヤ部を押し込んだ場合に、直腸とS時結腸部との間で挿入部が撓んでしまった状態を示す図、図14は図13に示す状態において、一度ガイドワイヤ部を引き込む操作を行って挿入部の撓みを解除した後、再度屈曲部を通過させた状態を示す図である。
内視鏡検査を行う検査前では、図1に示すように、ガイドワイヤユニット3のガイドワイヤ部30を鉗子口25より挿入部4内の処置具挿通チャンネル33に挿通しておく。そして、内視鏡挿入補助具5に挿入部4を挿通して、挿入部4の先端部21の開口から突出するガイドワイヤ部30を、逆U字形状に湾曲させた後、挿入部4の挿入方向とは反対方向に延出して、前記ガイドワイヤ部30の先端部を内視鏡挿入補助具5にガイドワイヤ固定部材32を用いて固定しておく。
腸管内を検査する場合、操作者は、図7に示すように、内視鏡挿入補助具5を肛門に挿入して装着し、この状態で挿入部4及びガイドワイヤ部30を腸管内に挿入していく。
この場合、操作者は、内視鏡2の挿入部4及びガイドワイヤ部30を内視鏡挿入補助具5によってガイドしながら肛門、直腸へと挿入し、さらに、手元操作及び湾曲操作等によって、直腸からS字状結腸部200に向かって挿入を進める。
すると、挿入部4の先端部21は、挿入が困難なS字状結腸部200近傍に到達する。直腸とS字状結腸部200との間の屈曲部は可動性に富んでいるので、挿入部4は、その押し込みに伴い、図7に示すように腸管内内部へと押し込まれる。また、S字状結腸部200と可動性に乏しい下行結腸部202との境界には、可動性に富んでいる屈曲部201が形成されることになる。
挿入部4の先端部は、湾曲操作と押し込み操作によって、図8に示すように、屈曲部201の手前側に到達する。
この場合、挿入部4及びガイドワイヤ部30は、S字状結腸部200内の屈曲部201の手前では、例えば図8及び図9に示すように配置される。
すなわち、操作者の挿入部4の押し込み操作によって、挿入部4は、S字状結腸部200の腸管内において、先端部21が屈曲部201の手前に配置されると同時に、先端部21から導出されているガイドワイヤ部30は、腸管内において、前記挿入部4の配置位置に対向する位置に配置される。このとき、逆U字状部37は、大きな曲率を有するので、ガイドワイヤ部30全体が撓んで、先行技術の装置のように、その進行方向が逆走するようなことはなく、さらに、腸管を拡張する。
また、このときのガイドワイヤ部30の逆U字状部37は、腸管内の中央部に配置されると同時に、屈曲部201のスリット形状部に対応する位置201aに到達することになる。
ここで、操作者は、図8及び図9に示す状態において、操作部31のハンドル本体45を押し込む操作を行い、挿入部4の先端部21からガイドワイヤ部30を屈曲部201の深部へと進ませる。
すると、腸管内の挿入部4の先端部21からガイドワイヤ部30が押し込まれると、このガイドワイヤ部30が突出する先端部21と逆U字状部37を介して挿入部4の手元側方向に延出するガイドワイヤ部30との間隔が広いため、このガイドワイヤ部30に形成している逆U字状部37が、前記屈曲部201の腸壁に接触して拡張する。
つまり、このガイドワイヤ部30は、図9の点線に示すように、その弾性力で、可動性に富んでいる屈曲部201のスリット形状に対応する位置201aの腸管幅いっぱいに拡張する。
この場合、ガイドワイヤ部30を押し込むと、前方に力が伝わり易く、屈曲部201より手元側の腸管内の空いた空間に撓みにくくなる。また、ガイドワイヤ部30の逆U字状部37の平面の向きは、前記スリット形状に対応する位置201aの腸管の形に沿った向きとなる。
即ち、ガイドワイヤ部30の逆U字状部37は、平面状に形成され、且つこの逆U字状部37の頂点が滑らかな曲線を形成し、腸管につっかかることはない。そのため、屈曲部201のスリット形状に対応する位置201aに、逆U字状部37が入り易くなる。また、逆U字状部37は、平面の垂直方向に柔軟に曲がり易いため、より屈曲部201の深部へと入り込むことになる。
従って、このように作用しながら、ガイドワイヤ部30の逆U字状部37は、屈曲部201のスリット形状に対応する位置201aを通過する(図9参照)。
そして、さらに、ガイドワイヤ部30を押し込むことにより、ガイドワイヤ部30の逆U字状部37は、図10に示すように完全に屈曲部201を通過することになる。
即ち、本実施の形態の内視鏡挿入補助具5を用いれば、従来例のように、屈曲部201の部分でガイドワイヤ部30が屈曲部201より手元側の腸管内の空いている空間に向かって伸びることなく容易に屈曲部201を通過させることができる。
ここで、ガイドワイヤ部30の剛性が無く柔らかいものであると、ガイドワイヤ部30の逆U字状部37がうまく屈曲部201を通過できなかったり、或いは通過してもその後のガイドワイヤ部30に沿って挿入部4を進める場合にガイドワイヤ部30の逆U字状部37が屈曲部201の位置から外れてしまう虞れがある。
しかしながら、本実施の形態のガイドワイヤ部30は、該ガイドワイヤ部30の長手方向における所定範囲の部分の硬度が任意に変更可能に構成しているので、逆U字状部37が屈曲部201の位置から外れることはない。
尚、この場合、ガイドワイヤ部30の硬度を可変可能な硬度可変手段は、例えばハンドル本体45を操作部本体31Aに対して回転可能に構成し、このハンドル本体45を回転操作することでワイヤ42をねじり、ガイドワイヤ部30の硬度を堅くさせても良い。勿論、前記硬度可変手段は、これ以外の構成を用いて構成しても良い。
従って、ガイドワイヤ部30の硬度を硬くするように構成すれば、図10に示す作用と同様に、ガイドワイヤ部30を図11に示すC矢印方向に進めることにより、逆U字状部37を容易に屈曲部201を通過させることが可能となる。
そして、操作者は、挿入部4を押し込む操作を行うことにより、挿入部4は、図12に示すようにガイドワイヤ部30に沿って屈曲部201を通過して深部へと挿入される。この場合、ガイドワイヤ部30の逆U字状部37によって屈曲部201の深部の腸管が拡張されているので、円滑に挿入部4を挿入できる。
また、ガイドワイヤ部30の逆U字状部37が屈曲部201を通過している状態で、挿入部4を押し込む場合、この挿入部4の硬度が低く柔らかいものであると、挿入部4は、例えば図13に示すように、直腸とS字結腸部200との間の腸管内で撓んでしまう虞がある。
このような場合には、本実施の形態においては、操作者は、ハンドル本体45を引き込む操作を行う。即ち、ガイドワイヤ部30を手元方向に引き戻す。
この場合、操作者は、腸管に対して挿入部4を引き込まないようにする。従って、このときの挿入部4の挿入長は変わらない。
また、ガイドワイヤ部30は、図13に示すように、腸管内の幅一杯に拡張しているので、この腸管から滑ることはなく、逆U字上部37と腸管との相対的位置関係も変わることはない。
そして、挿入部4とガイドワイヤ部30とが相対的に動くことで、この挿入部4の先端部21は腸管の前方へと進み、ガイドワイヤ部30が体外へと引っ張られることで、挿入部4とガイドワイヤ部30との撓みを、図14に示すように解消することが可能となる。
この場合、挿入部4の先端部21が屈曲部201を通過し、挿入部4の弾性とガイドワイヤ部30とを手元方向に引き戻すことで、逆U字状部37から肛門までの長さが短縮され、略直線状態になる。
その後、腸管の深部への挿入操作では、前記した操作方法を用いることによって、脾湾曲203、肝湾曲205等の腸管内のより深い屈曲部において、逆U字状部37を通過させて同様に挿入部4を挿入させることができる。
そして、操作者は、ガイドワイヤ部30の進退操作及び挿入部の押し込み操作などの手元操作、及び湾曲操作等を繰り返えして行うことにより、下行結腸部202、横行結腸部204、及び上行結腸部206を通過して、腸管の深部である盲腸部207近傍まで挿入部4を挿入することができる。
従って、第1の実施の形態によれば、内視鏡挿入補助具5とガイドワイヤユニット3とを設けたことにより、腸管が狭く且つ可動性のある屈曲部であってもガイドワイヤ部30を押し込んでも、屈曲部201より手元側の腸管内の空いている空間に向かって伸びることなく容易に通過させることができ、この通過したガイドワイヤ部30に沿って内視鏡2の挿入部4を円滑に挿入することが可能となる。
尚、本実施の形態においては、内視鏡挿入補助具5を装着した内視鏡2の挿入部4が挿入される管腔を大腸としているが、挿入部4が挿入される管腔は大腸に限定されるものではなく、口腔から食道、胃及び小腸まで等の管腔等であっても良い。
(第2の実施の形態)
図15から図21は本発明の第2の実施の形態に係り、図15は第2の実施の形態の内視鏡挿入補助具を備えた内視鏡装置の全体構成を示す構成図、図16は図15の内視鏡装置の主要部を構成するガイドワイヤ電動駆動部及び挿入部電動駆動部を含む構成を説明するための構成図、図17から図20は図14の挿入部に設けられた挿入部硬度可変機構の構成を説明するもので、図17は挿入部の先端側を一部破断した断面図、図18は挿入部の基端側の断面図、図19は挿入部の硬度が通常状態である場合の挿入軸方向に対して垂直方向における断面図、図20は挿入部の硬度が高強度状態である場合の挿入軸方向に対して垂直方向における断面図、図21は第2の実施の形態における特徴となる作用を説明するための説明図である。
本実施の形態の内視鏡装置1は、図15に示すように、第1の実施の形態と略同様に構成される内視鏡挿入補助具51を有し、この内視鏡挿入補助具51に挿通される挿入部53を電動駆動により進退可能に構成すると共に、挿入部53に挿通されるガイドワイヤ部50についても電動駆動により進退可能に構成している。
具体的には、内視鏡装置1は、図15に示すように、内視鏡挿入補助具51と、第1の実施の形態と略同様に構成されるガイドワイヤ部50と、内視鏡52と、挿入部電動駆動部58及びガイドワイヤ電動駆動部59を制御する制御装置57とを有して構成されている。
内視鏡52は、ガイドワイヤ部50が挿通される挿入部53を電動駆動により進退させるための挿入部電動駆動部58とガイドワイヤ部50を電動駆動により進退させるためのガイドワイヤ電動駆動部59とを有する。
内視鏡52の挿入部53の基端側には、コネクタ54が接続されている。このコネクタ54は、挿入部53内の処置具挿通チャンネル33に挿通されるガイドワイヤ部50とガイドワイヤ電動駆動部59とを接続する。
また、コネクタ54には、挿入部53の後述する外装チューブ84内の空間に連通する吸引口金55が設けられており、挿入部53の硬度可変を行う場合にはこの吸引口金55に吸引チューブ62を介して吸引器61が接続される。
尚、コネクタ54は、第1の実施の形態と同様に光源装置9に着脱自在に接続され、また、図示しないスコープケーブル10を介してビデオプロセッサ11に着脱自在で接続される。
挿入部電動駆動部58は、腸管内の入り口(例えば肛門)に装着される内視鏡挿入補助具51の近傍に、挿入部53を挿通した状態で配置される。
この挿入部電動駆動部58と制御装置57とは、ケーブル58aによって電気的に接続されている。また、ガイドワイヤ電動駆動部59と制御装置57とは、図示しないケーブルによって電気的に接続されている。
尚、光源装置9、ビデオプロセッサ11及び制御装置57はトロリー56に搭載される。このトロリー56には、送水時に送水するための水を貯えた送水タンク60が取り付けられている。
また、内視鏡装置1には、内視鏡2を操作するための操作部68が設けられている。この操作部68は、ケーブル70を介してビデオプロセッサ11及び制御装置57に電気的に接続されている。
この操作部68には、第1の実施の形態のスイッチと略同様の送気送水釦68c、吸引釦68d、湾曲操作部69が設けられている他に、例えば挿入部進退操作ボタン68a及びガイドワイヤ進退操作ボタン68b等が設けられている。尚、これ以外の操作ボタンを設けて、夫々の機能を割り付けて用いるように構成しても良い。
制御装置57は、操作部68の各種操作ボタンによる操作信号に基づいて、光源装置9、ビデオプロセッサ11、吸引器61、挿入部電動駆動部58及びガイドワイヤ電動駆動部59等の駆動を制御する。
次に、挿入部電動駆動部58及びガイドワイヤ電動駆動部59と挿入部53との関係について、図16を用いて説明する。
図16に示すように、挿入部電動駆動部58は、例えば挿入部53の外周面を挟持する一対の回転ローラ72と、これらの回転ローラ72の少なくとも一方に軸支された駆動源である駆動モータ(図示せず)とを有して構成されている。
また、ガイドワイヤ電動駆動部59は、例えばガイドワイヤ部30の外周面を挟持する一対の回転ローラ73と、これらの回転ローラ73の少なくとも一方に軸支された駆動源である駆動モータ(図示せず)と、前記回転ローラ73の手元側に配置されガイドワイヤ部30を収納するガイドワイヤ収納部74と、このガイドワイヤ収納部74の手元側に配置されガイドワイヤ部30の硬度を可変させるためのガイドワイヤ硬度可変部75とを有して構成されている。
ガイドワイヤ硬度可変部75は、例えばソレノイドバルブを用いて、例えば第1の実施の形態のワイヤ42を牽引あるいは弛緩させることにより、ガイドワイヤ部30の硬度を自在に可変可能である。尚、このガイドワイヤ硬度可変部75は、図示しないケーブルを介して制御装置57に電気的に接続されて、ソレノイドバルブに流れる電流値が制御されるようになっている。
また、本実施の形態において、挿入部電動駆動部58と前記ガイドワイヤ電動駆動部59とを同時に駆動する場合、制御装置57は、挿入部電動駆動部58の電動駆動により進退する挿入部53の進退速度よりも、ガイドワイヤ部50の進退速度が2倍になるようにガイドワイヤ電動駆動部59を制御する。
尚、挿入部電動駆動部58とガイドワイヤ電動駆動部59との制御は、このような制御に限定されることはなく、勿論、必要に応じて、挿入部53の進退速度とガイドワイヤ部50の進退速度を最適な速度となるように適宜変更して制御しても良い。
このように制御することで、ガイドワイヤ部30とともに挿入部53を腸管の深部へと円滑に挿入することが可能となる。
本実施の形態では、挿入部53は、硬度が自在に可変可能に構成されている。このような硬度可変機構を有する挿入部53の構成について図17から図20を用いて説明する。
図17及び図18に示すように、挿入部53は、細長の可撓性を有して構成されたもので、具体的には、内装チューブ82と、その内装チューブ82の外周側に空間を形成した状態で被覆する外装チューブ84と、外装チューブ84の内周面側であって、内装チューブ82との間の空間に配設される、ワイヤ83とを有して構成されている。
この場合、挿入部53の先端側の構成は、図17に示すように、内装チューブ82、ワイヤ83、外装チューブ84の各先端部が順に内側から挿入部53の先端部81に固定されている。
また、挿入部53の手元側の構成は、図18に示すように、同様に内装チューブ82、ワイヤ83、外装チューブ84の各基端部が順に内側から挿入部53の後端部85に固定されている。
尚、ワイヤ83は、内装チューブ83と外装チューブ84との間に形成された空間に内装されることになる。
そして、後端部85には、前記空間と連通する吸引口金55が設けられており、この吸引口金55は吸引チューブ62を介して吸引器61に接続される。
このような構成の挿入部硬度可変機構の作用について図19及び図20を用いて説明する。
図19には挿入部53の硬度が通常状態である場合の挿入軸方向に対して垂直方向における断面図が示されている。つまり、硬度が通常時(硬度を高くしていない時)には、挿入部53は、内装チューブ82と外装チューブ84との間に空間が形成され。さらにこの空間内に所定数のワイヤ83が配設されているので、所定の硬度を保持した状態となる。尚、図19において、内装チューブ82の外周部には、内装チューブ82の軸方向にそって、凸状部82aが設けられており、ワイヤ83が、内装チューブ82の周方向の動きを規制している。
通常、腸管内に挿入部53を挿入する場合には、このような硬度が通常時の状態で挿入部53を挿入する。
ここで、第1の実施の形態のようにS字状結腸部200や屈曲部201を通過するために挿入部電動駆動部58により電動的に、又は手動的に押し込む場合には、操作者は操作部68を操作することにより吸引器61を駆動させて、挿入部53の空間内の空気を吸引させる。
すると、挿入部53は、図20に示すように前記空間内の空気が吸引されることで、外装チューブ84が潰れた状態となるため、ワイヤ83と、内装チューブ82及び外装チューブ83との摩擦が大きくなることにより、硬度が高強度となる。この場合、挿入部53が湾曲した状態である場合には、ワイヤ83を湾曲した状態で硬度が強度になることによって、その湾曲状態すなわち湾曲形状が保持される。
従って、挿入部53を、図21に示すように、S字状結腸部200を通過させる場合、或いはS字状結腸部200の屈曲部201を通過したガイドワイヤ部50に沿って挿入させる場合に、挿入部53の硬度を前記したように高強度にして湾曲形状を保持することにより、挿入部53が撓むことなく、ガイドワイヤ部50を容易に腸管の深部へと挿入させることが可能となる。
その他の作用は、前記第1の実施の形態と同様である。
従って、第2の実施の形態によれば、挿入部電動駆動部58及びガイドワイヤ電動駆動部59を設けたことにより、第1の実施の形態の効果に加えて、挿入操作を自動的に行えるといった効果を有する。また、挿入部53に硬度可変機構を設けたことにより、腸管の深部への挿入を容易に行えるといった効果も有する。その他の効果は第1の実施の形態と同様である。
尚、第2の実施の形態では、挿入部電動駆動部58、ガイドワイヤ電動駆動部59、及び挿入部硬度可変機構を設けた構成について説明したが、全て設ける必要はなく、いずれかを設けて構成すれば良い。
尚、本発明は、以上述べた実施の形態及び変形例のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
[付記]
(付記項1)
腸管内に挿入されるガイドワイヤと、
前記ガイドワイヤを挿通可能な挿通路を有する内視鏡の挿入部と、
前記腸管の入り口に挿入して腸壁により保持されるチューブ体であって、前記挿入部を挿通可能であり、前記挿入部を前記腸管内に挿入した場合には、前記挿入部の先端側よりも手元基端側に配置される内視鏡挿入補助具と、を具備し、
前記挿入部の先端側の前記挿通路の開口から突出する前記ガイドワイヤの先端部は、前記内視鏡挿入補助具に固定可能である内視鏡装置の挿入方法であって、
前記内視鏡挿入補助具に挿通した前記ガイドワイヤ及び前記挿入部を前記腸管内に挿入する手順と、
前記ガイドワイヤ及び前記挿入部が前記腸管の屈曲部に到達した場合には前記ガイドワイヤを押し進めて前記ガイドワイヤを逆U字状に湾曲させて前記逆U字形状の部分を前記屈曲部を通過させる手順と、
前記屈曲部を通過した前記ガイドワイヤに沿って、前記挿入部を押し込んで挿入させる手順と、
を含むことを特徴とする内視鏡装置の挿入方法。
本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡挿入補助具を備えた内視鏡装置の全体構成を示す構成図。 図1の内視鏡挿入補助具、挿入部、及びガイドワイヤ部の構成を説明するための断面図。 図1の挿入部の先端部近傍の構成を示す斜視図。 図1のガイドワイヤユニットの操作部を実際に操作する状態を示す斜視図。 図4のガイドワイヤユニットの操作部の構成を説明するための断面図。 図5のガイドワイヤユニットのコイルパイプが固定される内視鏡挿入補助具の構成を説明するための断面図。 内視鏡挿入補助具を肛門に装着した状態で挿入部を湾曲操作しながら腸管内のS字状結腸部へと挿入してガイドワイヤ部を送り出している状態を示す図。 図7の状態から挿入部がS時結腸部の屈曲部に到達した際にこの屈曲部とガイドワイヤ部との関係を示す図。 図8のA矢印方向から見た場合の屈曲部内の挿入部とガイドワイヤ部との関係を示す図。 図9に示す状態からさらにガイドワイヤ部を進退させてガイドワイヤ部のループ部が屈曲部を通過する状態を示す図。 ガイドワイヤ部が屈曲部から抜けた場合にガイドワイヤ部の硬度を強くすることでループ部が屈曲部を通過する状態を示す図。 図11に示す状態からガイドワイヤ部に沿って挿入部を進めてS字結腸部の屈曲部を通過させた状態を示す図。 屈曲部においてガイドワイヤ部を押し込んだ場合に、直腸とS時結腸部との間で挿入部が撓んでしまった状態を示す図。 図13に示す状態において、一度ガイドワイヤ部を引き込む操作を行って挿入部の撓みを解除した後、再度屈曲部を通過させた状態を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡挿入補助具を備えた内視鏡装置の全体構成を示す構成図。 図15の内視鏡装置の主要部を構成するガイドワイヤ電動駆動部及び挿入部電動駆動部を含む構成を説明するための構成図。 図14の挿入部に設けられた挿入部硬度可変機構の構成を説明するもので、挿入部の先端側を一部破断した断面図、 図17の挿入部の基端側の断面図、 挿入部の硬度が通常状態である場合の挿入軸方向に対して垂直方向における断面図。 挿入部の硬度が高強度状態である場合の挿入軸方向に対して垂直方向における断面図。 第2の実施の形態における特徴となる作用を説明するための説明図。 従来の内視鏡装置の構成及び作用を説明する説明図。 ケーブルループがS字状結腸部の屈曲部に到達した状態を示す図。 図23に示す状態において、ケーブルループが空いている空間に移動してしまう状態を示す図。
符号の説明
1…内視鏡装置、
2…内視鏡、
3…ガイドワイヤユニット、
4…挿入部、
5A…チューブ本体、
5B…フランジ、
5b…挿通チャンネル、
5a…挿通孔、
5…内視鏡挿入補助具、
6…操作部、
9…光源装置、
10…スコープケーブル、
11…ビデオプロセッサ、
12…モニタ、
20…チューブ本体、
21…先端部、
22…湾曲部、
23…可撓管、
24…湾曲操作ノブ、
25…鉗子口
30…ガイドワイヤ部、
31B…スライド溝、
31…操作部、
31A…操作部本体、
32…ガイドワイヤ固定部、
33…処置具挿通チャンネル、
37…逆U字状部、
41…ストッパー、
42…ワイヤ、
43…コイルパイプ、
45…ハンドル本体、
46… 牽引部、
50…ガイドワイヤ部、
52…内視鏡、
53…挿入部、
54…コネクタ、
55…吸引口金、
57…制御装置、
58…挿入部電動駆動部、
59…ガイドワイヤ電動駆動部、
75…ガイドワイヤ硬度可変部。

Claims (9)

  1. 腸管の入り口に挿入して腸壁により保持されるチューブ体であって、
    ガイドワイヤを挿通可能な挿通路を有する内視鏡の挿入部を挿通可能な、挿通孔と、
    前記挿通路に前記挿入部を挿通して前記挿入部の先端側の開口から突出する前記ガイドワイヤの先端部を前記チューブ体に固定するための固定手段と、
    を有することを特徴とする内視鏡挿入補助具。
  2. 腸管内に挿入されるガイドワイヤと、
    前記ガイドワイヤを挿通可能な挿通路を有する内視鏡の挿入部と、
    前記腸管の入り口に挿入して腸壁により保持されるチューブ体であって、前記挿入部を挿通可能であり、前記挿入部を前記腸管内に挿入した場合には、前記挿入部の先端側よりも手元基端側に配置される内視鏡挿入補助具と、を具備し、
    前記挿入部の先端側の前記挿通路の開口から突出する前記ガイドワイヤの先端部は、前記内視鏡挿入補助具に固定可能であることを特徴とする内視鏡装置。
  3. 前記内視鏡挿入補助具は、前記ガイドワイヤの先端部を着脱自在に固定するための固定手段を有していることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記ガイドワイヤの基端側を、前記ガイドワイヤの長手方向に沿って進退させるためのガイドワイヤ駆動部を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の内視鏡装置。
  5. 前記ガイドワイヤは、前記ガイドワイヤの長手方向における所定範囲の部分の硬度を変更可能に構成したことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  6. 前記挿入部は、前記挿入部の形状を保持可能に構成したことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  7. 前記挿入部を電動駆動により長手方向に沿って進退させるための挿入部電動駆動部を設けたことを特徴とする請求項4に記載の内視鏡装置。
  8. 前記ガイドワイヤ電動駆動部と前記挿入部電動駆動部とを制御可能な制御部を有し、この制御部は、前記ガイドワイヤの進退速度が前記挿入部電動駆動部の電動駆動により進退する前記挿入部の進退速度の2倍になるように前記ガイドワイヤ電動駆動部を制御することを特徴とする請求項7に記載の内視鏡装置。
  9. 腸管内に挿入されるガイドワイヤと、
    前記ガイドワイヤを挿通可能な挿通路を有する内視鏡の挿入部と、
    前記挿通路を挿通して前記挿入部を先端側の開口より突出させた前記ガイドワイヤを略U字状に湾曲させた上で、その前記ガイドワイヤの先端部を、前記挿入部の外部であって前記挿入部の先端部よりも手元側に配置した固定部材に固定可能にしたことを特徴とする内視鏡装置。
JP2008230022A 2008-09-08 2008-09-08 内視鏡挿入補助具及び内視鏡装置 Expired - Fee Related JP5484699B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008230022A JP5484699B2 (ja) 2008-09-08 2008-09-08 内視鏡挿入補助具及び内視鏡装置
US12/551,710 US20100063357A1 (en) 2008-09-08 2009-09-01 Endoscope insertion aid, endoscope apparatus and endoscope apparatus insertion method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008230022A JP5484699B2 (ja) 2008-09-08 2008-09-08 内視鏡挿入補助具及び内視鏡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010063490A true JP2010063490A (ja) 2010-03-25
JP5484699B2 JP5484699B2 (ja) 2014-05-07

Family

ID=41799846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008230022A Expired - Fee Related JP5484699B2 (ja) 2008-09-08 2008-09-08 内視鏡挿入補助具及び内視鏡装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20100063357A1 (ja)
JP (1) JP5484699B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014511114A (ja) * 2011-01-06 2014-05-08 メドソルブ・リミテッド 流体で満たされた管内の狭窄部の特徴を描写する装置および方法
WO2022153913A1 (ja) * 2021-01-15 2022-07-21 テルモ株式会社 医療器具および管腔の治療方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140088560A1 (en) * 2011-03-30 2014-03-27 Cornell University Intra-luminal access apparatus and methods of using the same
WO2016203802A1 (ja) * 2015-06-18 2016-12-22 オリンパス株式会社 駆動シャフト、挿入機器および挿入装置
WO2023114288A1 (en) * 2021-12-15 2023-06-22 The Johns Hopkins University Device, system, and method of venous access
CN115317762B (zh) * 2022-09-05 2024-01-26 中国人民解放军联勤保障部队第九二八医院 一种腹腔镜下双j管置入器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004065679A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Olympus Corp 内視鏡処置システム
JP2004305714A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Ethicon Endo Surgery Inc 患者の体腔内で使用するための医療器具、患者の体を通して医療器具を移動させる方法、体腔内にアクセスする方法、および、体腔にアクセスするように適合された医療器具

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4957486A (en) * 1989-10-02 1990-09-18 Davis Emsley A Rectal-stomal insert apparatus and method
US5716321A (en) * 1995-10-10 1998-02-10 Conceptus, Inc. Method for maintaining separation between a falloposcope and a tubal wall
US6096009A (en) * 1996-09-13 2000-08-01 Boston Scientific Corporation Guidewire and catheter locking device and method
US7246410B2 (en) * 2002-12-27 2007-07-24 Düpro AG Vacuum cleaning tool having an air turbine with stabilizing air stream
US7785269B2 (en) * 2004-05-14 2010-08-31 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Medical instrument having a guidewire and an add-to catheter
JP4763420B2 (ja) * 2005-10-27 2011-08-31 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡用操作補助装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004065679A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Olympus Corp 内視鏡処置システム
JP2004305714A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Ethicon Endo Surgery Inc 患者の体腔内で使用するための医療器具、患者の体を通して医療器具を移動させる方法、体腔内にアクセスする方法、および、体腔にアクセスするように適合された医療器具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014511114A (ja) * 2011-01-06 2014-05-08 メドソルブ・リミテッド 流体で満たされた管内の狭窄部の特徴を描写する装置および方法
WO2022153913A1 (ja) * 2021-01-15 2022-07-21 テルモ株式会社 医療器具および管腔の治療方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5484699B2 (ja) 2014-05-07
US20100063357A1 (en) 2010-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4772446B2 (ja) 内視鏡挿入補助具及び内視鏡装置
EP1426073B1 (en) Catheter with extendable track
US7951068B2 (en) Rotating self-traveling endoscope system, rotating self-traveling endoscope insertion assisting tool, and method for technique of inserting endoscope insertion portion into small intestine using rotating self-traveling endoscope system
EP3461391B1 (en) Insertion assisting tool for endoscope
JP4435153B2 (ja) 挿入装置
US20080004606A1 (en) Guide wire structure for insertion into an internal space
JP5437300B2 (ja) 内視鏡用挿入補助具
JP2007029556A (ja) 医療装置用挿入補助具
JP5484699B2 (ja) 内視鏡挿入補助具及び内視鏡装置
JP2010029382A (ja) 内視鏡挿入補助具及び内視鏡装置
WO2007015240A2 (en) Tools for use in small intestine
JP2020151201A (ja) 内視鏡
JP2007268147A (ja) 医療装置
JP4624714B2 (ja) 内視鏡
JP5496140B2 (ja) 内視鏡用挿入補助具
JP2002330924A (ja) 内視鏡
JP4373262B2 (ja) 内視鏡挿入補助装置
CA2463214C (en) Medical device with track and method of use
JP5498422B2 (ja) 内視鏡用挿入補助具
JP4583809B2 (ja) 内視鏡及び内視鏡装置
JP5030449B2 (ja) 内視鏡挿入補助具
JP4499479B2 (ja) 内視鏡用オーバーチューブおよび小腸内視鏡システム
JP4578824B2 (ja) ガイドワイヤ式カプセル内視鏡装置
JP2005230444A (ja) ガイドワイヤ式カプセル内視鏡装置
JP2005230087A (ja) オーバチューブ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140219

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5484699

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees