あるメディアデリバリーシステムにおいて、ユーザの利用可能なメディアの量が重要なものになり得る。従って、多くのユーザは、ユーザが効率的にメディア選択をナビゲートし、好みのメディアを容易に特定できるようにするインターフェイスであるメディアガイダンスの形態を所望する。このようなガイダンスを提供するアプリケーションは、本明細書において対話型メディアガイダンスアプリケーション、または、場合によっては、ガイダンスアプリケーションとして言及される。
対話型メディアガイダンスアプリケーションは、ガイダンスを提供するメディアに応じて種々の形態をとる。メディアガイダンスアプリケーションの1つの典型的なタイプは、対話型テレビプログラムガイドである。対話型テレビプログラムガイドは、とりわけ、ユーザがテレビプログラム視聴選択と、あるシステムにおいては、デジタル音楽選択とでナビゲートし、位置を定めることを可能にする、よく知られているガイダンスアプリケーションである。テレビプログラム(および音楽プログラム)は、従来の放送、ケーブル、衛星、インターネット、または他の何らかの手段を通して提供される場合もある。プログラムは、(プレミアムプログラムと呼ばれることもある)加入ベースで、ペイ・パー・ビュープログラムとして、または、ビデオ・オン・デマンド(VOD)システムといったオンデマンドで提供される場合もある。
インターネット、モバイルコンピューティング、高速無線ネットワークの出現により、パソコン(PC)、およびユーザが従来アクセスできなかった装置でユーザがメディアにアクセスできるようになった。非テレビ中心プラットフォーム(すなわち、ユーザの放送、ケーブルまたは衛星テレビ配信ネットワークの一部でない機器でメディアを配信するプラットフォーム)により、ユーザが、好みのビデオクリップ、(テレビプログラムを含む場合もある)フルモーションビデオ、画像、音楽ファイル、および他の適当なメディアをナビゲートし、位置を定めることが可能になる。従って、メディアガイダンスは、現代の非テレビ中心プラットフォームでも同様に必要である。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、オンラインアプリケーション(すなわち、ウェブサイト上に設けたもの)として、またはスタンドアローンアプリケーション、もしくハンドヘルドコンピュータ、携帯情報端末(PDA)または携帯電話上のクライアントとして提供される場合もある。あるシステムにおいて、ユーザは、メディアガイダンスアプリケーションを通して機器を遠隔制御する場合もある。例えば、ユーザがオンラインメディアガイドにアクセスし、自分の家庭内機器で記録または他の設定値を設定する場合もある。これは、ユーザの機器を直接か、またはユーザの機器上で作動する他のメディアガイドを通して制御するオンラインガイドによって実行される。対話型メディアガイダンスアプリケーションの遠隔アクセスについては、2005年10月7日に出願された米国特許出願第11/246,392号でさらに詳細に論じられているが、そのすべての内容が引用によって本明細書に組み込まれている。
本発明は、全般的にはメディアプログラムに関し、同様に、テレビプログラムガイドといったメディアガイダンスアプリケーションを通して識別されるメディアプログラムに関することも可能である。本明細書で記述される本発明の態様および実施形態は、対話型プログラムガイドによって提供できる。開示される技術の態様は、ユーザの関心、特にメディアプログラムセグメントを監視することで、メディアプログラムに対するユーザの関心レベルを維持することに関する。ユーザの関心、特にメディアプログラムセグメントについて知ることにより、開示される技術は、ユーザが楽しむメディアコンテンツを示唆するか、提示するか、または記録することがあり得る。
例えば、ユーザが、通常は特定のプログラムの全コースを通して同調されたままである場合、ユーザは、プログラムのすべてのセグメントに関心をもつ場合もあり、さらに、メディアプログラムの拡大バージョンにアクセスすることに関心をもつ場合もある。他方、ユーザが通常はメディアプログラムの選択セグメントを通してのみ同調されたままである場合、ユーザは、メディアプログラムの特定セグメント、またはメディアプログラムの要約バージョン(例えば、概要またはハイライトバージョン)のみにアクセスすることにだけに興味をもつ場合もある。
他の例において、開示される技術は、特定のメディアプログラムのセグメントに対するユーザの関心を監視し、他のメディアプログラムの類似の、または関連のセグメントをユーザに対して示唆するか、提示するか、または記録することがあり得る。例えば、ユーザが通常は、ESPNスポーツセンターといったスポーツプログラムのトッププレーのセグメントを見る場合、開示される技術は、FOXスポーツといった他のスポーツプログラムの類似のトッププレーのセグメントをユーザに対して、示唆するか、提示するか、または記録することがあり得る。
ユーザ装置が主に、(携帯電話といった)ただ一人のユーザによって広く使われる、一部実施形態において、ただ一人のユーザの関心、特にメディアプログラムセグメントを正確に決定することができないかもしれない。その一方で、ユーザ装置が(家庭用テレビといった)複数のユーザによって使われる実施形態において、各個人ユーザの関心、特にメディアプログラムセグメントを識別することはさらに難しいかもしれない。逆に、一部の実施形態において、開示される技術は、グループの関心、特にメディアプログラムセグメントを監視する場合もある。ここからは、「ユーザの関心」という用語は、単一のユーザ装置に対する関心を言及するのに用いられる。対照的に、「コミュニティの関心」という用語は、複数のユーザ装置からのユーザの関心を集めたものを言及するのに用いられる。本発明の一部実施形態において、ユーザは、限定ではなく、サイエンスフィクションコミュニティ、「家族志向」コミュニティ、およびスポーツコミュニティを含む1つ以上のコミュニティに所属するよう選択する場合もある。他のコミュニティも同様に考えられる。
ここで図1を参照すると、本発明の一態様により、ユーザがメディアプログラムの通常バージョンのみ、またはメディアプログラムの通常バージョンと代替バージョンにアクセスするのに関心があるかどうかをユーザが特定できる設定を含む代表的な表示画面100が示される。示される表示画面100は、限定されるものではないが、テレビ機器、コンピュータ機器、モバイルコンピューティング機器(例えば、ラップトップ、ポケットPC、PDA、携帯電話)、および他のモバイル、ロケーションフリーのテレビ消費者電子装置またはテレビチューナを含む車用娯楽システムといった携帯用テレビ視聴装置を含む、メディアプログラムにアクセスおよび/または提示できるユーザ機器に適用できる。ユーザ機器および周囲のネットワークとのその相互作用については、図22−27に関して、本明細書において、後にさらに詳細に記述される。
図1で示されるとおり、システムがメディアプログラムの通常バージョンまたは代替バージョンにユーザをアクセスさせることのできる設定がある。本明細書で用いるとおり、「通常バージョン」という用語は、異なるメディアプラットフォームに対して異なる意味を有する場合もある。ブロードキャストプラットフォームにおいて、「通常バージョン」は、メディアプログラムのブロードキャストバージョンを指すことがあり得るため、ブロードキャストに同調されているユーザ機器は、メディアプログラムの「通常バージョン」を受信する。非ブロードキャストプラットフォームにおいて、メディアプログラムの「通常バージョン」は、要求しているユーザ機器に対して全般的に提供されるメディアプログラムバージョンを指すことがあり得る。例えば、異なるユーザ機器がCNNウェブサイトにアクセスする場合、同ウェブページは、全般的にユーザ機器に提供される。同ウェブページは、本明細書において「通常バージョン」と言及される。本明細書で用いられるとおり、「代替バージョン」という用語は、メディアプログラムの通常バージョンに関連するが、通常バージョンと同じではない、メディアプログラムを指す。例えば、メディアプログラムの代替バージョンは、メディアプログラムからの一部セグメントを含むが、他のセグメントは含まないようにできる。他の例として、メディアプログラムの代替バージョンは、メディアプログラムのテキスト概要、または追加コンテンツをもつメディアプログラムの拡大バージョンを含めることがあり得る。さらに、本明細書で用いられるとおり、「異なるバージョン」という用語は、メディアプログラムの複数の関連バージョンを指すことがあり得る。例えば、メディアプログラムの異なるバージョンは、メディアプログラムの通常バージョンおよび代替バージョンを指す場合もあるか、またはメディアプログラムの複数の代替バージョンを指す場合もある。
ここから、以下の詳細な記述は、プラットフォームがブロードキャストプラットフォーム、非ブロードキャストプラットフォーム、またはその他のものにかかわらず、メディアプログラムを指す場合もある。別が示されなければ、本明細書で記述される態様および実施形態は、ブロードキャスト、非ブロードキャストおよび他のタイプのプラットフォームに適用可能である。
図2〜4は、表示もしくは記録のために、ユーザがメディアプログラムにアクセスすることのできる代表的な方法を示す。図2は、メディアプログラムを提示する表示画面200を示す。メディアプログラムは、ブロードキャスト信号から受信されるか、オンデマンドまたは他の通信チャンネルから受信されるか、または局所記憶装置からアクセスされることが可能である。ユーザは、チャンネルの変更を行うか、またはプログラムの提示を制御する(例えば、早送り、巻き戻し)ために、遠方制御といったインターフェイス機器を用いることがあり得る。本発明の一態様により、開示される技術は、表示画面200上のメディアプログラムのセグメントに対するユーザの関心を監視することがあり得る。この監視については、図9〜15に関して、さらに詳細に記述される。さらに、例示される表示画面200から、開示される技術は、少なくとも図5〜7に関してさらに詳細に記述されるメディアプログラム選択肢を、同様にユーザに提示することがあり得る。
図3は、対話型プログラムガイドアプリケーション(IPG)を用いることで、メディアプログラムにアクセスする1つの方法を示す。プログラムガイド300は、ユーザ機器上に置かれたアプリケーションが可能であるか、オンライン/ネットワーク接続プログラムガイドが可能である。本明細書において前述したとおり、対話型メディアガイダンスアプリケーションの遠隔アクセスについては、米国特許出願第11/246,392号でさらに詳細に記述される。さらに、プログラムリスト項目領域、プログラム記述領域、および/またはピクチャー・イン・ガイド領域を示す対話型プログラムガイドの例については、米国特許第6,239,794号、第6,563,515号、および第6,564,378号で記述されるが、これらの内容は本明細書において引用によって全て組み込まれる。図3で示されるとおり、例示されるプログラムガイド300は、メディアプログラムのスケジュールを表示することのできるプログラムリスト項目領域302を含む。IPGのユーザは、プログラムリスト項目領域302に列記される特定のプログラムに対して、セルハイライト304または、例えばカーソルをナビゲートすることがあり得る。遠方制御装置といった入力装置を用いることで、ユーザは、表示、記録、または他のアクセス形態のために、ハイライトされたプログラムリスト項目304を選択することがあり得る。本発明の一態様により、開示される技術は、対話型プログラムガイド300を通して、メディアプログラムバージョンまたは選択肢をユーザに提示できるが、これについては、少なくとも図5〜8Eに関してさらに詳細に記述される。
図4は、記録/格納されたメディアプログラム400のリスト項目を通してメディアプログラムにアクセスする1つの方法を示す。(図示されない)ユーザ機器は、ユーザが記憶媒体との間でインターフェイスできるようにする記憶媒体および表示画面を有する一般的なユーザ機器が可能である。例えば、ユーザ機器は、デジタルビデオレコーダ(「DVR」)、コンピュータ機器、DVDプレーヤ、携帯電話、iPodまたは他のモバイルメディアプレーヤ、ポケットPC、またはPDAが可能である。ユーザ機器は、ユーザに対して、例示された表示インターフェイス400を提供することがあり得る。ユーザは、例えば、記録/格納されたメディアプログラムに対して、セルハイライト402またはカーソルをナビゲートできる。入力装置を用いることで、ユーザは、表示または他の形態のアクセスのために、ハイライトされたプログラム402を選択することがあり得る。本発明の一態様により、開示される技術は、記録/格納されたメディアプログラムのリストから、メディアプログラムバージョンまたは選択肢をユーザに提示できるが、これについては、少なくとも図5〜7に関してさらに詳細に記述される。
図2〜4は、本発明の範囲を限定しない例示である。本明細書で示されておらず、記述もされていないユーザ機器およびプラットフォームを用いて、ユーザはメディアプログラムにアクセスするか、または記録することができるものと規定される。
本発明の一態様により、ユーザが、代替バージョンの利用可能なメディアプログラムを選択すれば、ユーザ機器は、ユーザがアクセスまたは記録のために、代替バージョンのうちの1つ以上を選択することを可能にする選択肢を提示する場合もある。図5〜8および、以下に示す詳細な記述は、メディアプログラムを表示または記録することに関連して、ユーザにメディアプログラム選択肢を提示するための代表的な表示画面を記述する。
ここで図5を参照すると、メディアプログラムの通常バージョン、またはメディアプログラムの拡大バージョンにアクセスする選択肢をユーザに提供する表示画面500が示される。表示画面500は、例えば、図2〜4に関連して本明細書で上述されたように、ユーザがチャンネルを変えた後、またはユーザがプログラムリストまたは格納されたメディアプログラムを選択した後に示されることが可能である。例示された画面500において、メディアプログラム502の拡大バージョンにアクセスする選択肢がある。本明細書で用いたとおり、「拡大バージョン」は、メディアプログラムの通常バージョンに関連し、それより長い持続時間を有するメディアプログラムを指す。例えば、メディアプログラムが夕方のニュースである場合、拡大バージョンは、追加のニュース特定場面を含む夕方のニュースの、より長時間のバージョンが可能である。さらに、本発明の一態様において、図5の表示画面500は、拡大バージョンに関連する条件、およびメディアプログラムのセグメントに対するユーザの関心に基づいて、ユーザに提示される場合もある。例えば、拡大バージョン502に関連する条件は、特定の日数にわたって、ユーザが、完全な夕方のニュースプログラムを常に見ることを要求し、条件が満たされた後だけ表示画面500がユーザに示される場合もある。この様に、条件は、拡大バージョンに興味をもつ可能性の高いユーザを識別するように作動することがあり得る。メディアプログラム条件は、図17〜19と関連して、さらに詳細に記述される。
図6は、メディアプログラムの、さらに他のバージョンにアクセスする選択肢をユーザに提供する他の表示画面600を示す。例示された画面600において、ハイライトバージョン602または概要バージョン604といったメディアプログラムの要約バージョンを選択する選択肢がある。一実施形態において、メディアプログラム602のハイライトバージョンは、通常バージョンの種々のセグメントからの重要なクリップをまとめたものが可能である。一実施形態において、メディアプログラム604の概要バージョンは、メディアプログラムのコンテンツまたは筋書きのスクロール、またはナビゲート可能なテキスト概要が可能である。一実施形態において、表示画面は、アクセスするための通常バージョンの特定セグメントとアクセスしない特定セグメントとをユーザが指定する選択肢606を含むことがあり得る。この選択肢606は、関心のセグメントを指定することで、メディアプログラムの適応バージョンをユーザが生成することを可能にし、図7〜8に関連して記述される。一実施形態において、表示画面は、ユーザが通常見る608セグメントを、ユーザが見るための選択肢を含むことがあり得る。選択肢608が選択されると、開示される技術は、例えば、ある所定のプログラム(例えば、David Lettermanのレイトショー)、またはプログラミング(例えば、ニュース)のカテゴリーをユーザが通常は見るセグメントだけを提示する場合もある。ユーザが通常見るセグメントを提示する、さらに詳細な例は、図8Aと関連して記述される。上述のとおり、メディアプログラムの異なるバージョン602〜608にアクセスする選択肢は、異なるバージョンに関連する条件に基づき、特定のメディアプログラムセグメントに対するユーザの関心に基づき、ユーザに提示できる。この様に、メディアプログラム条件は、異なるバージョン602〜608に興味をもつ可能性の高いユーザを識別するように作動することがあり得る。メディアプログラム条件は、図17〜19と関連して、さらに詳細に記述される。
ここで図7を参照すると、アクセス/記録するメディアプログラムの特定セグメントと、アクセス/記録しない特定セグメントとを指定することで、メディアプログラムの適応バージョンをユーザが生成することが可能になる代表的な表示画面700が示される。一実施形態において、ユーザが図6の表示画面600から、対応する選択肢606(図6)を選択した後に、例示された表示画面700を示すことがあり得る。一実施形態において、表示画面700は、メディアプログラムの通常バージョンにおけるセグメント702のラベルを示すことがあり得る。一実施形態において、ラベルはメディアプログラムにおけるメタデータとして実装することが可能である。一例において、メディアプログラムがFOXイブイング・ニュースプログラムであれば、このニュースプログラムは、メディアプログラムにおけるメタデータによって識別できるローカルニュース、ワールドニュース、交通情報、天気予報、スポーツニュース、娯楽ニュース、デイリー・ブック・レビュー、および公開予定映画ニュースセグメント702といったセグメントを含む場合もある。ユーザ機器は、ユーザが、例えば、特定セグメントラベルの隣にチェックマーク704をつけることで、アクセスする特定のセグメントと、例えば、そのようなセグメントラベル706の横にあるチェックマークを取り除くことで、アクセスしない特定セグメントとを指定することができるようになる。この様に、ユーザは、自分がどのメディアプログラムセグメントをアクセス/記録704することに関心があるかということと、自分がどのメディアプログラムセグメントにアクセス/記録706することに関心がないこととを示すことがあり得る。例えば、ユーザがFOXイブニングニュースを見るとしても、ユーザは、イブニングニュースの中のワールドニュース、交通情報、娯楽ニュース、および公開予定映画セグメント706を見ることに関心がない場合もある。したがって、図8で示されるとおり、チェックのないセグメント802は、ユーザに提示されない。ユーザがチェックマーク704で指定したセグメントだけが提示/記録できる。一実施形態において、図7の表示画面700は、ニュース番組のセグメント、または他のニュース番組の類似セグメントに対するユーザの関心について分かっていることに基づき、すでにチェックのある特定のセグメントラベルで最初に表示できる。
一実施形態において、図8を続けて参照すると、メディアプログラムの通常バージョンはユーザ機器またはサーバ/配信施設に置かれる場合もある。通常バージョンがユーザ機器に置かれる場合、ユーザ機器はセグメント選択動作を局所的に行うことがあり得る。一実施形態において、通常バージョンがサーバ/配信施設に置かれる場合、サーバ/配信施設はユーザ機器に通常バージョンを伝え、ユーザ機器がセグメント選択動作をローカルに行うことができるようになる。他の実施形態において、サーバ/配信施設がセグメント選択動作を実行し、メディアファイルとして、またはストリーミングメディアとして、ユーザ機器に選択セグメントを伝えることができるようになる。一実施形態において、ブロードキャストプラットフォーム(例えば、ケーブル、衛星)について、選択セグメントは、帯域外アナログまたはデジタルチャンネルで、または通常バージョンをブロードキャストするチャンネルと異なる他のチャンネルでユーザ機器に伝えることが可能である。ユーザ機器は、セグメント選択804を提示するか、または受信される際にセグメント選択804を記録することがあり得る。当業者は、メディアプログラムの通常バージョン、またはセグメント選択804をユーザ機器に通信するのに、既存のアナログおよび/またはデジタル通信技術を用いることがあり得ることを認めるであろう。
一実施形態において、図8を続けて参照すると、メディアプログラムの通常バージョンはブロードキャストプラットフォーム上で再生する場合もある。(図示されない)記録装置は、図7からユーザの指定のがわかる場合があるか、またはメディアプログラムのセグメントに対するユーザの関心のわかる場合もある。したがって、記録装置は、一実施形態において、メディアプログラムに同調され、ユーザが記録するように指定した、またはユーザの関心情報がユーザの関心のあると示すセグメントだけを記録する。セグメント関心情報については、少なくとも図14〜15に関連して、さらに詳細に記述される。
図8Aは、ユーザがアクセスしているプログラムに対して、ユーザが自分の好みのセグメントを見たいと思っているかどうかをユーザが選択するように促すよう表示される場合のあるスクリーンショットである。プロンプト画面820は、例えば、ユーザがチャンネルを変えるか、ビデオ・オン・デマンドプログラムにアクセスするか、デジタルビデオレコーダに格納されたプログラムにアクセスするか、または他の適当なアクションに応じた場合に表示される場合もある。ユーザが「いいえ」選択肢824を選択すれば、プログラムガイドはプログラムの通常バージョンを表示する場合もある。ユーザが「はい」選択肢822を選択すれば、プログラムガイドはプログラムの代替バージョンを表示する場合もある。プログラムの多数の異なる代替バージョンは、例えば、アクセスされているプログラミング、またはプログラムのアクティビティまたはアクセスされているプログラムの分類を見ている監視されたユーザのいずれか、もしくはその両方に応じて表示される。
一実施形態において、対話型プログラムガイドは、プログラミングの要約代替バージョンを見る選択肢を提供する場合もある。例えば、ユーザがスポーツを見るのが好きで、通常は特定のスポーツプログラム(例えば、ESPNスポーツセンター)の「トッププレー」または「トップスポーツハイライト」セグメントを見るものとする。対話型プログラムガイドは、スポーツプログラミングの「トッププレー」セグメントを、ユーザが好みの関心をもっていることを追跡し続ける場合もある。そのため、ユーザがその特定のスポーツプログラム(例えば、ESPNスポーツセンター)にアクセスすると、プログラムガイドは、ユーザに対して、そのプログラムの「トッププレー」セグメントを見たいかどうかを選択するように促す場合もある。前述の代替として、ユーザが同様の、しかし異なるスポーツプログラム(例えば、FOXスポーツ)にアクセスすると、プログラムガイドは、ユーザに対して、そのプログラムの「トッププレー」セグメントを見たいかどうかを選択するように促す場合もある。ユーザが異なるプログラムを見なかったとしても、またはプログラムガイドが、異なるプログラムのうちユーザの見たセグメントを追跡しなかったとしても、プログラムガイドは、ユーザに対して異なるプログラムの「トッププレー」セグメントを見るように促す場合もある点に注意すること。
前述の実施形態は、以下の例によってさらに説明されるかもしれない。ユーザが通常は、ニュースのうちのローカルニュースおよび天気予報セグメントだけを見ることを好むということをプログラムガイドが監視したと想定する。ユーザが通常は見ているニュース番組(例えば、チャンネル7ニュース)またはユーザが通常見ていないニュース番組(例えば、チャンネル2ニュース)であるかどうかにかかわらず、ユーザがニュース番組にアクセスすると、プログラムガイドは、ユーザに対してユーザが自分の好みのセグメントを見たいかどうかを促す場合もある。
他の実施形態において、プログラムガイドは、ユーザがプログラミングの拡大代替バージョンを選択する、図8Bの選択画面830のような選択画面を提供する場合もある。例えば、利用可能である場合、プログラミングに関連づけられた「追加」メディアを見ることにユーザが関心をもっているとプログラムガイドが判断したものと想定する。「追加」メディアは、例えば、ディレクターのカット、ディレクターのコメント、俳優のインタビュー、劇場予告編、舞台裏、または通常は通常プログラムの一部として表示されない他のメディア等を含む。ユーザが、代替拡大バージョンを有するプログラミングにアクセスすると、プログラムガイドは、ユーザに対して、ユーザが代替拡大バージョンを見たいと思うかどうかを選択するように促す場合もある。
ユーザがプログラム、例えば、プログラムガイド画面(例えば、図3)を通してアクセスすると、プログラムガイドは、ユーザに対して、ユーザが選択して、見るかもしれない利用可能なセグメントのセグメント選択メニューを提供する場合もある。このような特性については、図8Cおよび8Dに関して論じられる。図8Cは、見るために利用可能なこともあるプログラミング(例えば、ブロードキャストプログラミング、有料テレビ放送プログラミング)の表示画面840を示す。ユーザは、表示画面840で表示された種々のプログラムリスト項目に対してハイライト領域842をナビゲートする場合もある。ユーザがプログラムを選択すると、プログラムガイドは、見るために選択されることのある利用可能なセグメントを含むセグメント選択メニューをユーザに提供する場合もある。図8Dは、本発明の実施形態により提示される(ボールド体で縁取られた)セグメント選択メニュー852の例を示す。ユーザが入力装置上の所定のキーを押すか、またはプログラムガイドが、プログラムリストが選択される際に表示されるセグメント選択メニューを有する選択肢をユーザに提供する場合、セグメント選択メニューが表示される場合もある。
セグメント選択メニュー852は、図8Cで列記されるスポーツセンター(スポーツセンター)プログラムのユーザ選択に応じて表示される場合もある。例えば、セグメントがスポーツセンターに関係があることを示すスポーツセンターリスト項目からセグメント選択メニュー852が拡大される場合もある。ユーザは、見るために1つ以上のセグメントを選択するようにハイライト領域854をナビゲートする場合もある。例えば、ユーザが「トッププレー」セグメントを選択すると、プログラムガイドは、スポーツセンターの「トッププレー」セグメントを再生する場合もある。本明細書において上述のとおり、選択されたセグメントは、複数の異なる方法でユーザ機器に伝えることがあり得るか、またはユーザ機器にすでに格納されている場合もある。
一実施形態において、ユーザが特定のプログラムにアクセスすると、プログラムガイドは、ユーザが見るセグメントを推奨する場合もある。図8Eは、デジタルビデオプレーヤで記録されたプログラミングのリスト項目でもあり得る表示画面860を示す。ユーザが、「ESPNスパーツセンター」プログラムリスト項目といったリスト項目を選択すると、プログラムガイドは、選択されたプログラムリスト項目の拡大版のこともあるセグメント推奨ウィンドウ862を表示する場合もある。セグメント推奨ウィンドウ862は、プログラムガイドがユーザに対して推奨する1つ以上のセグメントを含む場合もある。例えば、ユーザが通常は、ESPNスパーツセンターのトッププレーセグメントを見るかもしれないが、FOXスポーツの類似のトッププレーセグメントについて知らない場合もある。一実施形態において、ユーザがFoxスポーツにアクセスしなかった場合でも、Foxスポーツのトッププレーのセグメントをユーザに提示することがあり得る。この実施形態において、ユーザが通常はESPNスポーツセンターのトッププレーセグメントを見ることが分かっていることに基づき、開示される技術は、ESPNスポーツセンターのトッププレーセグメントに類似したトッププレーセグメントを有する他のメディアプログラムを探すことができ、この方式でFoxスポーツのメディアのプログラムを見いだすことがあり得る。所望すれば、ユーザは次に、見るために1つ以上の推奨セグメントを選択する場合もある。ユーザが入力装置上の所定のキーを押すか、またはプログラムガイドが、プログラムリストが選択される際に表示されるセグメント推奨メニューを有する選択肢をユーザに提供する場合、セグメント推奨メニュー862が表示される場合もある。
本発明の一態様において、ユーザ機器は、異なる方法でメディアプログラムの異なるバージョンの有効性を決定することがあり得る。例えば、ユーザ機器がブロードキャストメディアプログラムを受信する図2のシナリオにおいて、メディアプログラム信号は、メディアプログラムの他のバージョンの有効性および/または位置を示すメタデータを含むことがあり得る。メディアプログラム信号がアナログ信号であれば、メタデータは、アナログ信号の垂直ブランク間隔で、または他の適当な間隔で符号化できる。メディアプログラム信号がデジタル信号であれば、メタデータは、メディアプログラムコンテンツ間でインタリーブできる。したがって、図5〜6の代表的な表示画面は、メタデータが受信され、処理された後に現れるようにできる。ユーザ機器がメディアガイダンスアプリケーションを用いる図3のシナリオにおいて、メディアガイダンスアプリケーションは、メディアプログラムの他のバージョンの有効性および/または位置についての情報を有することがあり得る。したがって、一実施形態において、ユーザがアクセスまたは記録のためにプログラムリスト項目を選択し、ユーザ機器が、選択されたメディアプログラムに同調されるか、または受信する前に、図5〜6の代表的な表示画面は現われることがあり得る。または、図5〜6の表示画面は、ユーザ機器が、選択されたメディアプログラムに同調されるか、または受信された後に現われることがあり得る。表示画面は、メディアガイダンスアプリケーションが開いたままの場合に、またはメディアガイダンスアプリケーションが閉じられ、メディアプログラムが全画面で表示された後に現れることがあり得る。ユーザが、記録/格納されたメディアプログラムのリスト項目にアクセスする図4のシナリオにおいて、記録/格納されたメディアプログラムは、メタデータまたはヘッダ情報を含み、メディアプログラムの他のバージョンが利用可能であることを示すことがあり得る。格納されたメディアプログラムがヘッダ情報を有する場合、ヘッダ情報は異なるメディアプログラムバージョンのタイプおよび位置を含むことがあり得る。格納されたメディアプログラムがヘッダ情報を有しない場合、メディアプログラムは、図2のシナリオに関連して上述されたメタデータを含めることがあり得る。ユーザ機器は、ヘッダ情報、またはメディアプログラムに埋め込まれたメタデータのいずれかで指示にアクセスすることがあり得る。メディアプログラムリストが開いている間に、またはメディアプログラムリストが閉じられ、選択されたメディアプログラムが全画面で表示された後に、図5〜6の代表的な表示画面が表示できる。
本発明の一態様により、ユーザは、特定のメディアプログラムセグメントに対するユーザの関心に基づいて、メディアプログラム選択肢とともにユーザに提示できる。メディアプログラム選択肢は、例えば、メディアプログラムの異なるバージョンにアクセス/記録する機会を含むことがあり得る。図9〜16および、以下に示す詳細な記述は、ここで本発明の本態様を記述するものになる。
図9は、メディアプログラムセグメントを識別するのに用いることのできる代表的なデータ構造900を示す。データ構造900は、メタデータとして実行でき、メディアプログラムに埋め込むことがあり得る。例えば、データ構造900は、アナログ信号の垂直ブランク間隔、または他の適当な間隔で符号化できるか、またはデータ構造900は、デジタル信号のコンテンツ間でインタリーブできる。ユーザが複数のチャンネル間で切り替えるか、または、その他の場合、複数のメディアプログラム間で切り替えることのできるプラットフォームにおいて、ユーザがメディアプログラムセグメント内に中途でチャンネルを合わせるときでも、ユーザ機器がメディアプログラムセグメントを識別することができるように、データ構造900は、メディアプログラム内で周期的に生じるようにできる。
例示された実施形態において、データ構造900は、メディアプログラムセグメント情報902を含むものとしてデータ構造を識別するフィールドを含む。フィールド902は、文字列「セグメント情報」を含む必要はなく、他の値を含むことがあり得る。データ構造は、同様に、メディアプログラムセグメントを1つ以上の標準化されたセグメントタイプ904として特徴づけるフィールドを含む。標準セグメントタイプは、例えば産業界のグループによって定義できる。対照的に、例示されるデータ構造は、同様に、1つ以上のカスタムセグメント名906を用いてメディアプログラムセグメントを識別するフィールドを含む。カスタムセグメント名906は、標準化される場合も、されない場合もある。一実施形態において、カスタムセグメント名906は、例えばプログラミングステーションおよび/またはプログラムプロデューサによって用いられる名称を含むことがあり得る。一実施形態において、セグメント情報は、標準セグメントタイプ904およびカスタムセグメント名906の両方を指定する場合もある。他の実施形態において、セグメント情報は、標準セグメントタイプ904だけ、カスタムセグメント名906だけを指定するが、両方は指定しない場合もある。一実施形態において、類似または関連のプログラムセグメントを有する異なるメディアプログラムは、同じ標準セグメントタイプ904、または同じカスタムセグメント名906を用いることがあり得る。例えば、「トッププレー」は、標準セグメントタイプまたはカスタムセグメント名の場合もある。ESPNスポーツセンターのトッププレーセグメントおよびFOXスポーツの類似のトッププレーセグメントは、おのおの例示されるデータ構造900を含み、「トッププレー」標準セグメントタイプ/カスタムセグメント名を含むことがあり得る。この方式で、ユーザが通常は、ESPNスポーツセンターのトッププレーセグメントを見れば、開示される技術は、FOXスポーツメディアプログラムにおける「トッププレー」標準セグメントタイプ/カスタムセグメント名に基づき、ユーザが、FOXスポーツのトッププレーセグメントを見ることに同様に関心があるかどうかを決定できる。
例示されるデータ構造900は、同様に、ユーザがメディアプログラムセグメントに関心を確立するのに必要とされる最小チューンイン持続時間Tint908を指定するフィールドを含む。一例において、メディアプログラムセグメントが5分間である場合、セグメントで関心を確立するのに必要とされる最小チューンイン持続時間は4分間の場合もある。しかしながら、メディアプログラムセグメントが3分間である場合、セグメントで関心を確立するのに必要とされる最小チューンイン持続時間は2分間の場合もある。最小チューンイン持続時間908の値は、例えばプログラミングステーションまたはプログラムプロデューサによって定義され、セグメントのコンテンツおよび長さによって変化させることがあり得る。
図9のデータ構造900により、メディアプログラムセグメントに対するユーザの関心を、最小チューンイン持続時間Tint908に基づいて確立することがあり得る。図10は、チューンイン時間を計算し、セグメントの全チューンイン時間がセグメントに対するTintよりも大きいかどうかを決定するための代表的なセグメント・チューンインタイマー回路1000のブロック図を示す。例示された実施形態において、タイマー回路1000は、タイマー1002の開始時間を記録するメモリと、セグメント1004の全チューンイン時間を記録するメモリと、受信されたセグメント情報1006を記録するメモリとを含む。タイマー回路は、クロック回路1008から現在時刻を受信することができ、メディアプログラム信号からセグメント情報1010を受信することがあり得る。セグメント・チューンインタイマー回路1000は、同様に、タイミング計算に影響を及ぼすことのあるユーザコマンド1012を検出することがあり得る。例えば、ユーザがメディアプログラムを一時停止、早送り、巻き戻し、または停止するか、またはユーザ装置の電源を切ると、追跡されていたメディアプログラムセグメントをユーザがもう見ていないということを、これらのコマンドが示すことができるため、タイマー回路はタイマーを止めることがあり得る。他方、再生コマンドにより、タイマー回路にタイマーを開始させることができ、同様に、チャンネルまたはプログラムスイッチコマンドにより、タイマー回路に、あるセグメントに対してタイマーを終了させ、新しいセグメントに対してタイマーを開始させることがあり得る。一実施形態において、メディアプログラムセグメントが終了したか、または停止したことが明確であるか、またはユーザが他のチャンネルまたはプログラムに切り替える場合、タイマー回路1000は、セグメントに対する全セグメント・チューンイン時間1004を、格納されたセグメント情報1006のTint値と比較できる。セグメント・チューンイン時間1004がTint(908、図9)より長ければ、タイマー回路1000はセグメント関心表1014にアクセスし、メディアプログラムセグメントに充分関心があったことを示すことがあり得る。これらの動作は、図11〜13で詳細に記述される。図14〜16は、セグメント関心表の例を示す。以下の例示および対応する詳細な記述は、セグメント・チューンイン時間回路の実装または動作を制限しない代表例である。
ここで図11を参照すると、図10のセグメント・チューンインタイマー回路の動作のフロー図が示される。例示される実施形態は、ユーザ機器が特定のメディアプログラムセグメントを提示する際に時間を保持するように作動する。ユーザ装置が最初に電源を入れられると1102、タイマー回路は、そのセグメント情報メモリをリセット1104し、そのセグメント全チューンインメモリをリセットしてそのタイマー開始時間メモリを現在時刻にセットする1106。タイマー回路は、次に、そのメモリの1つ以上に変化を起こさせるか、または計算を起動するイベントを待つ1108。
1つの起動イベントは、提示されているセグメントを識別するセグメント情報(例えば、図9のデータ構造)の受信である1110。受信されたセグメント情報が受信される最初のセグメント情報(すなわち、セグメント情報メモリが空である)であれば1112、タイマー回路は、セグメント情報メモリで、受信されたセグメント情報を格納し1114、再び起動イベントを待つ1108。その一方で、受信されたセグメント情報が受信される最初のセグメント情報ではなければ1112、タイマー回路は、メディアプログラムが新セグメントに入ったことを、受信されたセグメント情報が示すかどうか(すなわち、受信されたセグメント情報が、格納されたセグメント情報と異なっているか否か)を決定できる1116。メディアプログラムが依然として同じセグメントにあれば、タイマー回路は、起動イベントを待つ状態1108に戻ることがあり得る。他方、メディアプログラムが新セグメントに入れば、タイマー回路は、終わったセグメントに対するユーザの関心を処理し1118、次に、セグメント情報メモリにおける、受信したセグメント情報を格納し1120、再び起動イベントを待つ1108ことがあり得る。
図12のフロー図は、セグメントに対するユーザの関心を処理する一実施形態を示す。図12を参照すると、タイマー回路は、本明細書において「Δ」1202として言及される、時間計測されたチューンイン持続時間を計算するために、タイマー起動時間と現在時刻との差を計算することがあり得る。タイマー回路は、次に、セグメント・チューンイン全時間1204にΔを加えることがあり得る。セグメント・チューンイン全時間がTint1206より大きいか、等しい場合、タイマー回路はセグメント関心表(例えば、図14〜16)1208に対するユーザ関心情報を記録する。例示される実施形態において、セグメント・チューンイン全時間がTint1206より短ければ、処理は完了し、セグメント関心表には何も格納されない。
図14は、本発明の一態様によるセグメント関心表の一実施形態を示す。一実施形態において、表1400は、ユーザ機器に格納させることがあり得る。一実施形態において、表1400は、ユーザ機器から離れた位置に格納させることがあり得る。例示される実施形態において、表1400は、標準セグメントタイプ1402に対するユーザの関心のリストとカスタムセグメント名1404に対するユーザの関心のリストとを維持することがあり得る。他の実施形態において、表は、標準セグメントタイプ1402およびカスタムセグメント名1404の両方を含む単に1つのリストを維持することがあり得るか、または表は、標準セグメントタイプ1402またはカスタムセグメント名1404を再分割することで、2つを超えるリストを維持することがあり得る。タイマー回路がセグメント関心表1400を更新すると、タイマー回路は、タイマー回路に格納されたセグメント情報(1006、図10)で示された各標準セグメントタイプ1402および各カスタムセグメント名1404に対する表で、1カウントを加えることがあり得る。例えば、ユーザ機器が、FOX午後7時のイブニングニュースプログラムの交通セグメントに対するセグメント関心表1400を更新すれば、交通セグメントは、「ニュース交通」の標準セグメントタイプと「FOX午後7時交通」のカスタムセグメント名とを有する場合もある。ユーザの関心がこのセグメントに対して確立されれば、タイマー回路は、セグメント関心表1400におけるこれらの記載値の両方にカウントを加えることがあり得る。一般に、標準セグメントタイプ1404が異なるメディアプログラム(例えば、一日を通しての全ニュース番組)に対してさらに頻繁に用いられるのに対して、カスタムセグメント名1404は、特定のメディアプログラム(例えば、FOX午後7時のイブニングニュース)に対してだけ用いられる場合があるため、表における標準セグメントタイプ記載値1404は、カスタムセグメント名1404の記載値よりも大きなカウントをもつ場合もあるということが直感的にわかる。
図15は、図14のセグメント関心表の変形例を示す。図15の表1500は、各標準セグメントタイプと各カスタムセグメント名とに対する複数の関心カウント1502〜1506を含む。表1500は、合計カウント1502といった長期のカウントとともに、週カウント1504または日カウント1506といった短期のカウントを維持できる。図16は、複数のユーザ機器1604からのユーザ関心情報に基づいて、コミュニティセグメント関心表1602が維持される構成を示す。一実施形態において、コミュニティセグメント関心表1602は、遠隔サーバまたは配信施設といったユーザ機器1604から離れて置くことがあり得る。一実施形態において、コミュニティセグメント関心表1602はホームサーバに置くことが可能であり、ユーザ機器1604は、ホームサーバを用いている世帯一員に属させることがあり得る。一実施形態において、コミュニティセグメント関心表1602は、コミュニティのユーザ機器1604の一部でないユーザ機器によってアクセスされ、用いることがあり得る。
図11に戻ると、タイマー動作に影響する、他の起動イベントは、ユーザインターフェイス装置1134から受信されたユーザコマンドを含む。コマンドが電源オフコマンド1122であれば、タイマー回路は、ユーザ機器を遮断する前に、追跡されたセグメント1124に対するユーザの関心を処理することがあり得る。コマンドが変更チャンネルまたは変更プログラムコマンド1126であれば、タイマー回路は、異なるチャンネルまたはプログラムに対する変更の前に、間に、または後に、追跡されたセグメント1128に対するユーザの関心を処理することがあり得る。タイマー回路が、追跡されたセグメント1128に対するユーザの関心を処理した後、タイマー回路は、そのメモリコンテンツ1104をリセットし、タイマー始動時間を現在時刻に設定し1106、起動イベント1108を待つことがあり得る。起動イベントが提示制御イベント(例えば、一時停止、巻き戻し、再生)1130であれば、タイマー回路は、図13による提示制御イベント1132を処理することがあり得る。ユーザが、例えば格納されたメディアプログラムの提示を制御している場合、提示制御イベント1130が発生する可能性がある。図13の実施形態において、タイマー回路は、タイマーがチューンイン時間の追跡を続ける必要のある唯一のコマンドとして再生コマンドをみなす。他のコマンドについては、タイマー回路はタイマーを止める。ユーザコマンドの一時停止、停止、巻き戻し、および早送り1302について、タイミング動作がすでに止められている場合1304、タイマー回路は何もなさない。一実施形態において、タイマー回路は、タイマー始動時間をリセット値に設定することで、停止を示すことがあり得る。したがって、ユーザが一時停止、停止、巻き戻し、または早送りコマンドを出すリセット1304にタイマー始動時間がすでにある場合、タイマー回路は何もする必要がない。その一方で、タイマー動作が行われており、リセット位置になければ、タイマー回路は、Δ(すなわち、現在時刻からタイマー始動時間を引いたもの)1306を計算し、セグメント・チューンイン全時間1308にΔを加え、タイマー開始時間をリセット値1310に設定することがあり得る。ユーザコマンドが再生コマンド1312であれば、タイマー回路は、タイマー始動時間を現在時刻1314に設定することで、タイミング動作を可能にする。他の全コマンドに対して、例示される実施形態は何もなさない。タイマー動作に影響を及ぼす可能性のある、本明細書で記述されていない他のコマンドもあるかもしれないということが考えられる。タイマー回路は、本明細書において上で記述された原理に従い、これらの他のコマンドを処理することがあり得る。
図11は、本明細書において上で記述された原理により、タイマー回路で同様に取り扱うことのできる、本明細書において記述されない、例示および他の起動イベントである。当業者であればわかることだが、一実施形態において、起動イベントが、プロセッサベースの計算アーキテクチャにおけるハードウェアまたはソフトウェア割込みを用いて取り扱うことができる。
本発明の一態様により、ユーザ関心情報を用いて、仮にあるとすれば、どのメディアプログラム選択肢がユーザに提供されるべきかを決定できる。図17は、仮にあるとすれば、どの選択肢がユーザに提供されるべきかを決定するためのプログラム選択回路1702の一実施形態を示す。プログラム選択回路1702は、ユーザ機器および/またはサーバ/配信施設内に置くことがあり得る。プログラム選択回路1702は、標準セグメントタイプ1706および/またはカスタムセグメント名1708(例えば、図9)を有するセグメント情報を含むメディアプログラム1704との間で通信を行うことがあり得る。プログラム選択回路1702は、プログラム選択回路1702の近くにあるか、または離れたところにあり、コミュニティセグメント関心表(例えば、図16)も可能なセグメント関心表1710(例えば、図14〜16)との間でも通信を行うことがあり得る。一実施形態において、プログラム選択回路1702は、(図示されない)特定のメディアプログラム選択肢に関連付けられ、ユーザ関心情報1710に結びつけられるメディアプログラム条件1712を含むことがあり得る。種々の実施形態において、条件1712は、ユーザ機器、またはサーバ/配信施設に置くことがあり得る。条件1712は、メディアプログラム1704に埋め込まれるか、またはそれとは別に格納される場合もある。本発明の一態様において、特定のメディアプログラム選択肢に関連付けられる条件1712は、メディアプログラム選択肢がユーザに提供されるかどうかを決定できる。この様に、メディアプログラム条件1712は、ユーザがおそらく楽しむであろう、メディアプログラムバージョンをユーザに提供するというさらなる利点にもなり得る。
例として、メディアプログラムの拡大バージョンが利用可能な場合もある。メディアプログラムに強い関心をもつユーザだけが拡大バージョンへのアクセスを望むということを仮定すれば、拡大バージョンに関連付けられた条件1712は、ユーザに対して、メディアプログラム1704のセグメントのおのおのに対して等しく関心をもち、新しく関心をもつことを求めることが可能になる。例えば、図15のセグメント関心表1500を参照すると、条件は、メディアプログラムのセグメントのおのおのに対する合計カウント1502が実質的に同じであることを求める場合もある。条件は、同様に、メディアプログラムのセグメントのおのおのに対する週カウント1504が実質的に同じであることを求める場合もある。種々の実施形態において、プログラム選択回路は、異なる方法で、「実質的に同じ」ことを求める場合もある。一実施形態において、最高および最低カウントは、特定の差未満であることが必要な場合もある。一実施形態において、カウントはすべて特定の数以内に、または平均値の特定パーセンテージ内に入ることが必要なこともある。再び図17を参照すると、ユーザ関心情報が条件1712を満たせば、プログラム選択回路1702は、メディアプログラム(例えば、図5〜7)の代替バージョンにアクセス/記録する選択肢の場合もある、関連づけられたメディアプログラム選択肢をユーザに提示できる。この様に、プログラム選択回路1702は、メディアプログラム選択肢を、おそらくこれに関心をもつであろう、ユーザに提供することがあり得る。
プログラム選択回路の動作の一実施形態が図18で示される。例えば、ユーザが、図2〜4に関連して、本明細書において上述されたように、アクセスまたは記録のためにメディアプログラムを選択すれば、プログラム選択回路は、選択されたメディアプログラムを知ることがあり得るか、または識別することがあり得る。プログラム選択回路は、例えば、情報1802を抽出するためにメディアプログラムを調べることで、メディアプログラムのセグメントの標準セグメントタイプおよびカスタムセグメン名を得ることがあり得る。プログラム選択回路は、メディアプログラム1804の標準セグメントタイプおよびカスタムセグメント名に対応する記載値の位置を決めるセグメント関心表にアクセスすることができ、位置決めされた記載値の関心カウントをメディアプログラム条件1806と比較することがあり得る。条件は、標準セグメントタイプまたはカスタムセグメント名、またはその両方に基づくことがあり得る。満たされた条件について、この条件に対応するメディアプログラム選択肢は、ユーザ1808に提示できる。
一実施形態において、メディアプログラム選択肢は、メディアプログラムのハイライトバージョンを含むことがあり得る。本明細書において上述のとおり、メディアプログラムのハイライトバージョンは、メディアプログラムの種々のセグメントからの重要なクリップをまとめたものが可能である。一実施形態において、ユーザが通常はメディアプログラムの一部のセグメントだけを捕まえて、他のセグメントは捕まえない場合、ユーザは、ハイライトバージョンに関心があるかもしれない。したがって、ハイライトバージョンと関連付けられた条件は、メディアプログラムの一部のセグメントに対して、ユーザの関心がさらに高く、メディアプログラムの残りの部分に対するユーザの関心が低いことを求めることがあり得る。一実施形態において、高い関心とは、関連するカウントの平均よりも大きな関心カウントを指し、低い関心とは、平均よりも小さな関心カウントを指すことがあり得る。一実施形態において、条件は、低関心セグメントに対する高関心セグメントの比率が、例えば1:2といった特定の比率であることを求めることがあり得る。
一実施形態において、メディアプログラム選択肢は、メディアプログラムの概要バージョンを含むことがあり得る。本明細書において上述のとおり、メディアプログラムの概要バージョンは、メディアプログラムのコンテンツまたは筋書きのスクロール、またはナビゲート可能なテキスト概要が可能である。一実施形態において、ユーザがメディアプログラムだけをわずかに見る場合、ユーザは、概要バージョンにしか関心をもたないかもしれない。したがって、概要バージョンに関連付けられた条件は、メディアプログラムの一部のセグメントでユーザの関心が高く、メディアプログラムの残りの部分でユーザの関心が低いことを求めることがあり得るものの、低関心セグメントに対する高関心セグメントの比率が、例えば、1:4といったような特定比率よりも大きくなることを求めることがあり得る。
一実施形態において、メディアプログラム選択肢は、図7に関連して、本明細書において上述のとおり、アクセスする特定セグメントと、アクセスしない特定セグメントとを指定することで、メディアプログラムの適応バージョンをユーザに生成させる選択肢を含むことがあり得る。一実施形態において、ユーザが通常は特定セグメントを見るが、他のセグメントは見ない場合、ユーザはこの選択肢に関心をもつかもしれない。したがって、このメディアプログラム選択肢に関連付けられる条件は、メディアプログラムの残りの部分よりも、メディアプログラムの一部のセグメントにおいて、実質的にユーザの関心が高いことを求めることがあり得る。
一実施形態において、図19を参照すると、ユーザがアクセスまたは記録のために1つのメディアプログラムを選択すると、プログラム選択回路は、早い時期のスロットから、関連するメディアプログラムの要約バージョンにユーザがアクセス/記録することを可能にする選択肢を提示する場合もある。例えば、この選択肢は、一連のエピソードに対して、特に適用可能な場合もある。ユーザがずっと一連のエピソードを見ているのに、特定のエピソードを見逃した場合、プログラム選択回路は、例えば見逃したエピソードの概要バージョンにユーザがアクセスできるようにすることがあり得る。したがって、同様に図15を参照すると、この選択肢に対する条件は、メディアプログラムにおけるセグメントに対する長期のカウント(例えば、全カウント1502)が実質的に同じであることを求める場合もあり、短期のカウント(例えば、エピソード1506の日に対するカウント)が実質的にゼロであることを求める場合もある1902〜1906。例えば、シリーズが毎週月曜日に放映され、通常はユーザが各エピソードを全て見るのであれば、メディアプログラムのセグメントに対する全カウントは実質的に同じになり得る。しかしながら、ユーザがエピソードを見逃せば、月曜日のカウントはゼロになる。この状況において、メディアプログラム条件は、ユーザが、見逃したエピソード1908の要約(例えば、概要)バージョンを見て/記録する選択肢にアクセスできるようにすることがあり得る。一実施形態において、開示される技術は、ユーザが通常は見るシリーズのエピソードをユーザがいつ見逃したかを認識でき、見逃したエピソードを自動的に記録することがあり得る。例えば、開示される技術は、すぐに放映されるメディアプログラムに対するセグメントラベルにアクセスし、ラベルをセグメント関心表と比較することがあり得る。ユーザが通常は放映されようとしているメディアプログラムを見て、ユーザ機器がプログラムに同調されないか、または電源オフされるものと決定されれば、メディアプログラムまたはその代替バージョンの1つは、後にユーザに対して記録され、提示されることがあり得る。
本発明の一態様により、メディアプログラム選択肢は、図20の代表的な表示画面2000で示されるように、コマーシャル2002のある代替バージョンとコマーシャル2004のない代替バージョンとを含むことがあり得る。一実施形態において、コマーシャルのあるメディアプログラムバージョンにアクセスする選択肢と、コマーシャルのないメディアプログラムバージョンにアクセスする選択肢とに関連付けられた条件は同じものであり得る。一実施形態において、コマーシャルのないメディアプログラムバージョンにアクセスする選択肢と関連付けられる条件は、一例が図21で示されるコマーシャルセグメントに対するユーザの関心に基づくことがあり得る。一実施形態において、コマーシャルのないメディアプログラムバージョンにアクセスする選択肢は、追加料金を必要とする場合もある。
図21を参照すると、セグメント関心表2100は、コマーシャルセグメントに対するユーザの関心を含むことがあり得る。一実施形態において、コマーシャルは、1つのセグメントだけを含むことがあり得る。一実施形態において、コマーシャルに対するユーザの関心を確立する最小持続時間は、コマーシャルの全持続時間であり得る。図10〜13のセグメント・チューンインタイマー回路は、他のメディアプログラムに対するユーザの関心を処理するのと同じ方法で、コマーシャルに対するユーザの関心を処理することがあり得る。一実施形態において、コマーシャルのないメディアプログラムバージョンにアクセスする選択肢に対する条件は、セグメント関心表におけるコマーシャルセグメント記載値が比較的わずかであり、これらの記載値に対するカウントが比較的小さくなることを求めることがあり得る。一実施形態において、コマーシャルのあるメディアプログラムバージョンにアクセスする選択肢に対する条件は、セグメント関心表におけるコマーシャルセグメント記載値が比較的多く、これらの記載値に対するカウントが比較的大きくなることを求めることがあり得る。一実施形態において、コマーシャルのあるメディアプログラムバージョンは、セグメント関心表2100におけるコマーシャルセグメント記載値に基づいて選択されるコマーシャルを含むことがあり得る。例えば、ユーザに提示されるコマーシャルは、高カウントのセグメント関心表2100におけるコマーシャル記載値に対応するよう選ばれることがあり得る。一実施形態において、開示される技術は、どのコマーシャルを記録し、どのコマーシャルを記録しないかを決めるために、コマーシャルのセグメントに対するユーザの関心を用いることがあり得る。例えば、ユーザが通常はBMWの車のコマーシャルを見るが、メルセデスの車のコマーシャルを見ない場合、開示される技術は、BMWのコマーシャルは記録するが、メルセデスのコマーシャルを記録しないことがあり得る。一実施形態において、開示される技術は、ユーザに提示するコマーシャルを選ぶために、コマーシャルのセグメントに対するユーザの関心を用いることがあり得る。車のコマーシャルの例を続けると、開示される技術は、ユーザがBMWコマーシャルを見るということが分かっていることに基づき、利用に提示するBMWの車のコマーシャルをさらに多く選択することがあり得る。
本発明の一態様において、本発明の実施形態は、プラットフォームにまたがって用いられる場合もある。すなわち、ユーザの活動(例えば、見る習慣)は、異なるタイプのプラットフォームに対して監視され、コンテンツは、監視された活動に基づいて、おのおの異なるタイプのプラットフォームに適応される場合もある。例えば、ユーザが通常はユーザの家庭で用いられるプラットフォーム(例えば、セットトップボックス)と、ユーザが自分で持ち運ぶプラットフォーム(例えば、無線式個人用装置)とを有する場合もある。この例において、2つのプラットフォームは、セットトップボックスおよび個人用装置として言及される。ユーザが、通常は個人用装置でスポーツおよびニュースプログラミングを見る場合、メディアアプリケーションは、見られる可能性のあるスポーツおよびニュースセグメントを提供する場合もある。ユーザがセットトップボックスで映画およびニュースを見る場合、メディアアプリケーションは、表示画面を適応させて、映画およびニュースに関連するセグメントを提供する場合もある。一実施形態において、対話型プログラムガイドが、ネットワークで結ばれたプログラムガイドであり、異なるタイプのユーザ装置と連通する場合、対話型プログラムガイドは、異なる装置に対する別個のセグメント関心情報にアクセスすることがあり得る。したがって、対話型プログラムガイドは、異なる装置で見る習慣が異なり、異なる装置に異なるメディアプログラムバージョンまたは選択肢を提供することがわかっている場合もある。
図21Aは、本発明の一実施形態により、ユーザに対して提供されることもあるプログラミングの異なるビジネスモデルを示す表示画面2110を示す。すなわち、メディアアプリケーションは、異なる価格で、もしくはまったく無料で、プログラミングの通常および代替バージョンを見る機会をユーザに提供する場合もある。表示画面2110は、例えば、ユーザが(ここでは、プログラムXとして示される)プログラムリスト項目を選択する際に表示される場合もある。ユーザは、プログラムの通常バージョン、無料でユーザに提供されることもあるバージョン、または見るのに所定金額がユーザにかかることもあるバージョンである、プログラムの代替バージョンを見る選択肢が提供される場合もある。例えば、ユーザは、要素2120を再生するためにハイライト領域をナビゲートすることで、25セントでプログラムxのコマーシャルなしバージョンを再生するように選択する場合もある。
図21Bは、本発明の一実施形態によりプログラミングを提供する代替ビジネスモデルを示す表示画面である。表示画面2130は、ユーザがペイパービューイベントの通常および代替バージョンから選択できるようにするペイパービューイベント用画面を示す。例えば、図示されるように、ユーザは、バージョン2132、2134、または2136のうちの1つから選択する場合もある。ユーザは、プログラムのハイライトを見るバージョン2132、プログラムだけを見るバージョン2134、またはプログラム、およびプログラムに関連付けられた追加マテリアルを見るバージョン2136を選択する場合もある。
本明細書において特に述べられていない他のビジネスモデルが本発明によって実施される場合もあるということが理解される。
したがって、これまで記述されてきたものは、メディアプログラムセグメントに対するユーザの関心に基づき、メディアプログラムおよびメディアプログラム選択肢にアクセスするためのシステムおよび方法である。ユーザがアクセスまたは記録のためにメディアプログラムを選択する場合、プログラム選択回路は、選択肢に関連付けられたメディアプログラム条件が満たされると、プログラム選択回路は、選択されたメディアプログラムに関連する選択肢を提示することがあり得る。セグメント・チューンインタイマー回路は、メディアプログラムセグメントに対するユーザの関心を追跡し、セグメント関心表における関心情報を維持することがあり得る。
本発明の一態様において、本明細書において上述された本発明の実施形態および態様は、ここで図22〜27に関連して記述される対話型メディアガイダンスシステムで実行されることがあり得る。
本発明による、例示された対話型メディアガイダンスシステム2200は図22で示される。システム2200は、種々のタイプのメディアと、このようなメディアのためのガイダンスとがエンドユーザに提供される(さらにアクセスされる)こともある複数のアプローチを示すように意図される。本発明は、その一方で、これらのアプローチのうちのいずれか1つ、またはそのサブセットを用いるシステム、もしくはメディアを供給し、メディアガイダンスを提供するための他のアプローチを用いるシステムで適用される場合もある。
第1のアプローチは、ユーザがテレビ(および一部のシステムでは、音楽)プログラミングにアクセスすることのある典型的なテレビ中心のシステムを表す。これはプログラミングソース2202と配信施設2204とを含む。テレビプログラミングおよびデジタル音楽といったメディアは、通信経路2206を用いて、プログラミングソース2202から配信施設2204まで提供される。通信経路2206は、衛星経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、または他の適当な有線または無線の通信経路、もしくはこのような経路を組み合わせたものの場合もある。
プログラミングソース2202は、テレビ放送局(例えば、NBC、ABC,およびHB0)または他のテレビまたは音楽作製スタジオといったテレビおよび音楽プログラミングの適当なソースの場合もある。プログラミングソース2202は、例えば、1080p、1080i、720p、480p、480i、および他の適当な様式の高解像度の標準的な鮮明度で異なる書式のテレビプログラミングを提供する場合もある。
配信施設2204は、映像メディア(例えば、テレビプログラム、ビデオ・オン・デマンドプログラム、ペイ・パー・ビュープログラム)および音響メディア(例えば、音楽プログラミングおよび音楽クリップ)を、対応するケーブル、衛星、またはIPTVシステムの利用者の機器に配信するための、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星テレビ配信施設、テレビ放送局、または他の適当な施設の場合もある。あるアプローチにおいて、配信施設2204は、同様に、所定のケーブル、衛星、またはIPTVシステムの利用者に提供される場合もある映像および音響クリップ、ウェブページ、対話型アプリケーションといった他のメディアをユーザに配信する場合もある。通常はシステム2200の多数の配信施設2204があるが、図面を過度に複雑にするのを避けるため、図22においては1つだけが示される。
配信施設2204は、種々のユーザ機器装置2208、2210、および2212に接続される場合もある。このようなユーザ機器装置は、例えばユーザの家庭に置かれる場合もある。ユーザ機器装置は、メディアへのアクセスに適した、ユーザテレビ機器2210、ユーザコンピュータ機器2212、または他のタイプのユーザ機器を含む場合もある。ユーザ機器2208は、ロケーションフリーのテレビ消費者電子装置またはテレビチューナを含む車用娯楽システムといった移動式または携帯式テレビ表示装置を含む、任意のタイプのユーザ機器(例えば、ユーザテレビ機器、ユーザコンピュータ機器、携帯電話、ハンドヘルド映像プレーヤ、ゲーム用プラットフォーム等)の場合もある。簡単のため、ユーザ機器装置は、一般的にユーザ機器2208として言及される場合もある。
ユーザ機器装置2208、2210、および2212は、通信経路2214、2216、および2218それぞれのような通信経路上で配信施設から(テレビ、音楽、ウェブページ等の)メディアおよび他のデータを受信する場合もある。ユーザ機器装置2208、2210、2212は、経路2214、2216、および2218それぞれで、信号を配信施設2204に同様に送信する場合もある。経路2214、2216、および2218は、ケーブルまたは他の有線接続、自由空間接続(例えば、ブロードキャスト、または他の無線信号)、衛星リンク、または他の適当なリンクまたはリンクを組み合わせたものの場合もある。
メディアおよびメディアガイダンスがエンドユーザに提供される、図22で例示される第2のアプローチは非テレビ中心アプローチである。このアプローチおいて、(テレビプログラミングを含む場合もある)映像、音響、画像、ウェブページ、またはそれらを適当に組み合わせたものといったメディアは、通信ネットワーク2226経由でサーバ2230により複数のユーザ(例えば、ユーザ機器2208、ユーザテレビ機器2210、およびユーザコンピュータ機器2212)の機器に提供される。メディア(例えば、テレビプログラミング)が、従来、テレビ表示経験に主に焦点を絞っていない機器によって、そこで少なくとも部分的に、および場合によっては排他的に提供されるため、このアプローチは非テレビ中心である。非テレビ中心機器は、テレビ表示経験において、より大きな役割を果たしている。
このアプローチに対する一部実施形態において、通信ネットワーク2226はインターネットである。サーバ2230は、例えば、ユーザの機器にアクセス可能であり、ユーザに対してオンラインのガイダンスアプリケーションを提供するウェブサイトを提供する場合もある。このようなアプローチにおいて、ユーザの機器は、例えば、PC、またはウェブブラウザを組み込んだPDAまたはウェブ有効な携帯電話といった手持型装置の場合もある。他の実施形態において、サーバ2230は、インターネットを通信メディアとして用いるが、ウェブは用いない。このようなアプローチにおいて、ユーザの機器は、ユーザがメディアにアクセスできるようにするクライアントアプリケーションを実行する場合もある。さらに他のアプローチにおいて、通信ネットワーク2226は、インターネットを含まない携帯電話ネットワークといった専用通信網である。
さらに他のアプローチにおいて、通信ネットワーク2226は、専用通信網とインターネットとを含む。例えば、携帯電話または他の移動式装置サービス提供者が、その利用者に専用通信網経由でインターネットアクセスを提供するか、またはインターネットとその独自ネットワークとを経由して、その利用者に映像クリップまたはテレビプログラムのようなメディアを提供する場合もある。
メディアを提供する前述のアプローチは、ある実施形態において、組み合わされる場合もある。例えば、配信施設2204は、テレビ中心メディア配信システムを提供し、同様に、サーバ2230によって提供される他の非テレビ中心配信システムにアクセスできるユーザ機器(例えば、2208、2210および2212)を提供する場合もある。例えば、ユーザの機器は、ウェブの有効なセットトップボックスまたはテレビの有効なPCを含む場合もある。配信施設2204は、テレビおよび音楽プログラミングに加えて、ユーザが通信ネットワーク2226経由でサーバ2230にアクセスすることもあるインターネットアクセスのユーザに提供する場合もある。配信施設2204は、有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、衛星経路、またはこれらの経路を組み合わせたもののような適当な経路2234上で通信ネットワーク2226との間で通信を行う。
メディアガイダンスアプリケーションは、アプリケーションが用いられるメディアおよび配信システムのタイプに適したアプローチを用いて提供される場合もある。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザの機器上で実行されるスタンドアローンアプリケーションの場合もある。他の実施形態において、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアントだけがユーザ機器上にあるクライアント・サーバアプリケーションの場合もある。さらに他の実施形態において、ガイダンスアプリケーションは、ユーザ機器上で実行されるブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供される場合もある。どのような実装が選ばれたとしても、ガイダンスアプリケーションは、ガイダンスを提供するメディアに関する情報を必要とする。例えば、ユーザが、所望するメディア選択項目の間でナビゲートし、それを見いだすことを可能にするために、メディアの件名または名称、簡単な説明、または他の情報が必要な場合もある。さらに、ガイダンスアプリケーションは、ユーザによるアクセスのために、メディアプログラムの異なるバージョンが利用可能であるかどうかについての情報を有することがあり得る。一実施形態において、ガイダンスアプリケーションは、同様に、セグメント関心表(例えば、図14〜16)に対するアクセスを維持するか、またはこれを有することがあり得る。
一部のテレビ中心の実施形態において、例えば、ガイダンスアプリケーションは、データフィード(例えば、連続フィード、トリクルフィード、チャンネルの垂直ブランク間隔のデータ)経由でプログラムガイドデータを受信するスタンドアローン対話型テレビプログラムガイドの場合もある。システム2200におけるデータソース2220は、予定放送時間、題名、チャンネル、格付け情報(例えば、親の格付けおよび批評家による格付け)、ユーザまたはコミュニティの関心情報(例えば、セグメント関心表、図14〜16)、詳細な題名の記述、ジャンルまたは分類情報(例えば、スポーツ、ニュース、映画等)、プログラム様式(例えば、標準の鮮明度、高分解度)および俳優・女優に関する情報といったテレビプログラム関連情報をユーザに提供するのに用いられるプログラムリスト項目データベースを含む場合もある。データソース2220は、同様に、広告(例えば、プログラムガイド広告および他の対話型テレビアプリケーションに対する広告)、スポーツ得点、株式相場、ニュースデータおよび気象データといった実時間データ、1つ以上のメディアガイダンスアプリケーションまたは他の対話型アプリケーションに対するアプリケーションデータ、およびシステム2200により用いるための他の適当なデータを提供するのに用いられる場合もある。他の例として、データソース2220は、対話型メディアガイダンスオーバーレイ(例えば、ユーザの要求、不在のユーザによる修正等)に含められることのある情報のタイプを示すデータを提供する場合もある。
プログラムガイドデータは、適当なアプローチを用いて、家庭用ネットワーク2213におかれたユーザ機器を含むユーザ機器に提供される場合もある。例えば、プログラムスケジュールデータ、メディアプログラムの異なるバージョンの有効性に関する情報、メディアプログラムの様々なバージョン、セグメント関心表(例えば、図14〜16)、セグメント情報メタデータ(例えば、図9)、および他のデータが、帯域内デジタル信号を用いるか、帯域外デジタル信号を用いるか、または他の適当なデータ送信技術により、テレビチャンネルの垂直ブランク間隔で、テレビチャンネルの側波帯上でユーザ機器に提供される場合もある。プログラムスケジュールデータ、メディアプログラム、メディアプログラムの異なるバージョン、および他のデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビチャンネル上のユーザ機器に提供される場合もある。プログラムスケジュールデータおよび他のデータ(例えば、セグメント関心表、図14〜16)は、適当な頻度(例えば、連続、毎日、ユーザ機器からの要求に応じて、等)のユーザ機器に提供される場合もある。
あるテレビ中心の実施形態において、データソース2220からのガイダンスデータは、クライアント・サーバアプローチを用いてユーザ機器に提供される。例えば、ユーザ機器上に置かれたガイダンスアプリケーションクライアントは、サーバ2240のセッションを始動させ、必要な場合にガイダンスデータを得る場合もある。ある実施形態において、ガイダンスアプリケーションは、家庭用ネットワークサーバ(例えば、家庭用ネットワーク2213に置かれたユーザ機器装置をサポートする家庭用ネットワーク2213に置かれるサーバ)経由でサーバ2240のセッションを始動する場合もある。
図面を過度に複雑にするのを避けるために、図22では1つのデータソースだけが示されているが、システム2200には(データソース2220のような)複数のデータソースの場合もある。例えば、別個のデータソースは、複数のテレビ放送局のおのおのと関連づけられ、これらの放送局に特定のデータ(例えば、放送局の予定プログラミングのための広告、プログラムガイド表示画面における放送局のロゴを表示するためのロゴデータ、メディアプログラムの異なるバージョン、セグメント関心表等)を提供する場合もある。図22のデータソース2220および他のシステム構成要素が、1つ以上の位置にある機器を用いて提供される場合もある。図面を過度に複雑にするのを避けるために、図22ではシステム構成要素が単一のボックスとして描かれる。
データソース2220は、経路2214、2216、2218、および2219(例えば、データソース2220が主要施設に位置している場合)で、関連づけられたユーザ機器と(以下で論じられる)家庭用ネットワーク2213とに対する配信のために、通信経路2222でデータを配信施設2204に提供する場合もある。通信経路2222は、衛星通信経路または他の無線経路、光ファイバまたは他の有線通信経路、インターネット通信をサポートする経路、または他の適当な経路、もしくはこれらの経路を組み合わせたものといった適切な通信経路の場合もある。
一部のテレビ中心および非テレビ中心アプローチにおいて、データソース2220は、経路2224、通信ネットワーク2226、および経路2228を通ってユーザ機器2208に直接ガイダンスデータを提供する場合もある(例えば、データソース2220が、プログラミングソース2202のうちの1つといった施設に置かれている場合)。本発明の一部の実施形態において、データソース2220は、経路2224、通信ネットワーク2226、および経路2239を通って家庭用ネットワーク2213上に置かれたユーザ機器に直接ガイダンスデータを提供する場合もある(例えば、データソース2220が、プログラミングソース2202のうちの1つといった施設に置かれている場合)。経路2224、2228、および2239は、電話線、ケーブル経路、光ファイバ経路、衛星経路、無線経路、他の適当な経路、またはこれらの経路を組み合わせたものといった有線経路の場合もある。通信ネットワーク2226は、インターネット、公衆電話網、またはパケットベースネットワークといった適当な通信ネットワークの場合もある。
ユーザテレビ機器およびパソコンといった(以下で論じられる)家庭用ネットワーク2213上に置かれるユーザ機器装置を含むユーザ機器装置は、ユーザに対してプログラムリスト項目および他の情報(例えば、異なるメディアプログラムバージョンの有効性)を表示するのにプログラムスケジュールデータおよび他の対話型メディアガイダンスアプリケーションデータを用いる場合もある。対話型テレビプログラムガイドアプリケーションまたは他の適当な対話型メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザのディスプレイ(所定のテレビチャンネルに対する映像上で表示される1つ以上のオーバーレイ)上に情報を表示するのに用いられる場合もある。適当なアプローチを用いているユーザに対して、対話型ディスプレイ(例えば、図1、5〜7)が生成され、表示される場合もある。1つの適当なアプローチにおいて、配信施設2204、サーバ2230、または他の施設がアプリケーション表示画面を生成し、表示画面を表示のためにユーザ機器に送信する場合もある。他の適当なアプローチにおいて、ユーザ機器は、1つ以上の対話型ディスプレイ(例えば、プログラムスケジュールデータ、広告、ロゴ、等)で用いるためのデータを格納し、ユーザ機器上に少なくとも部分的に実装された対話型メディアガイダンスアプリケーションが、配信施設2204、サーバ2230、または他の施設から受信した命令に基づいて対話型ディスプレイを生成する場合もある。本発明の一部実施形態において、ユーザ機器は、対話型テレビディスプレイを生成するのに用いられるデータだけを格納する場合もある(例えば、ロゴが1つ以上の対話型テレビディスプレイに含められることになっている場合に限り、特定のテレビ放送局のロゴデータを格納する)。本発明の一部実施形態において、ユーザ機器は、対話型テレビディスプレイを生成するのに必ずしも用いられないデータを格納する場合もある(例えば、テレビ放送局との交渉の結果により、表示される場合、または表示されない場合のある特定のテレビ放送局に関連付けられた、例えば広告を格納する)。他の適当なアプローチまたはアプローチを組み合わせたものを用いて、ユーザに対する対話型オーバーレイを生成し、表示する場合もある。
さらに他の実施形態において、対話型メディアガイダンスアプリケーション(テレビ中心および非テレビ中心)が、例えばウェブサイトとしてオンライン提供される場合もある。例えば、サーバ2230は、オンライン対話型テレビプログラムガイドを提供する場合もある。他の例として、ユーザ機器2208は、携帯電話または携帯情報端末(PDA)といった移動式装置の場合もある。移動式装置は、ユーザが(携帯電話にとって適切なものにするために、そのオリジナルバージョンから改造されることもある)オンラインガイダンスアプリケーションにアクセスすることを可能にするウェブ使用可能の場合もある。または、移動式装置は、インターネット経由でガイダンスデータを得るために、サーバ2230と通信を行うアプレットを有する場合もある。
サーバ2230は、プログラムスケジュールデータと、異なるメディアプログラムバージョンの有効性についての情報と、セグメント関心表(例えば、図14〜16)と、通信経路2224、通信ネットワーク2226、および通信経路2232経由で、または他の適当な経路または経路を組み合わせたもの経由でのデータソース2220からの他のデータとを受信する場合もある。経路2232は、衛星経路、光ファイバ経路、有線経路、または他の経路または経路を組み合わせたものの場合もある。ユーザ機器2208は、通信経路2228経由でオンライン対話型メディアガイダンスアプリケーションと、サーバ2230からの他のソースとにアクセスする場合もある。ユーザ機器2208は、通信経路2214と、配信施設2204と、通信経路2234とを経由してサーバ2230上のアプリケーションと他のサービスとに同様にアクセスする場合もある。例えば、ケーブルモデムまたは他の適当な機器は、配信施設2204との間で通信を行うために、ユーザ機器2208によって用いられる場合もある。
ユーザテレビ機器2210、ユーザコンピュータ機器2212、および家庭用ネットワーク2213上に置かれたユーザ機器といったユーザ機器は、同様の配置を用いて、オンライン対話型メディアガイダンスアプリケーションとサーバ2230とにアクセスする場合もある。ユーザテレビ機器2210は、通信経路2236を用いて、または経路2216、配信施設2204、および経路2234を用いてオンライン対話型メディアガイダンスアプリケーションとサーバ2230とにアクセスする場合もある。ユーザコンピュータ機器2212は、通信経路2238を用いて、または経路2218、配信施設2204、および経路2234を用いてオンライン対話型メディアガイダンスアプリケーションとサーバ2230とにアクセスする場合もある。家庭用ネットワーク2213上に置かれたユーザ機器は、通信経路2239を用いるか、または経路2219、配信施設2204、および経路2234を用いてオンライン対話型メディアガイダンスアプリケーションとサーバ2230とにアクセスする場合もある。経路2236、2238、および2239は、有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、無線経路、衛星経路、またはこれらの経路を組み合わせたものといった適当な経路の場合もある。
一部実施形態において、システム2200は、対話型メディアガイダンスアプリケーションに加えて、他の対話型アプリケーションをサポートする場合もある。このようなアプリケーションは、適当なアプローチを用いて実装される場合もある。例えば、対話型アプリケーションは、ユーザ機器上で局部的に、または分散方式で(例えば、ユーザ機器が少なくとも部分的に、少なくとも時間の一部で、配信施設2204におけるサーバ2240、サーバ2230、またはサーバとして作動する他の適当な機器といったクライアントおよびサーバとして機能するクライアント・サーバ型アーキテクチャを用いて)実装される場合もある。所望される場合、他の分散型アーキテクチャも同様に用いられる場合もある。さらに、システム2200の(メディアガイダンスアプリケーションを含む)対話型アプリケーションの特性の一部またはそのすべてが、オペレーティングシステムソフトウェアまたはミドルウエアソフトウェアを用いて提供される場合もある。このようなオペレーティングシステムソフトウェアおよびミドルウエアは、アプリケーションレベルのソフトウェアの代わりに、またはそれと組み合わせて用いられる場合もある。さらに他のアプローチにおいて、対話型アプリケーションは、同様に、サービス提供者2242といった1つ以上のサービス提供者におけるサーバまたは他の適当な機器によってサポートされる場合もある。用いられる特定の配置にかかわらず、これらの特性をサポートするソフトウェアはアプリケーションと言及される場合もある。
例えば、ホームショッピングサービスといった対話型アプリケーションは、販売員、注文遂行ファシリティ、会計保守ファシリティ、および対話型ホームショッピングの特性をサポートする他機器を有するサービス提供者2242といったサービス提供者によってサポートされる場合もある。ユーザ機器を用いて実装されるホームショッピングアプリケーションを用いて、ユーザに対してこのような特性を提供するサービス提供者にアクセスする場合もある。ユーザ機器は、配信施設2204および通信経路2244経由で、または通信ネットワーク2226および通信経路2246経由でサービス提供者2242にアクセスする場合もある。経路2244および2246といた通信経路は、有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、衛星経路、またはこういった経路を組み合わせたものといった適当な経路の場合もある。
対話型アプリケーションの他の例は、在宅銀行取引アプリケーションである。在宅銀行取引サービスは、サービス提供者2242といったファシリティにいる人員を用いてサポートされる場合もある。ユーザ機器を用いて実装される対話型在宅銀行取引アプリケーションは、配信施設2204および通信経路2244経由で、または通信ネットワーク2226および通信経路2246経由で在宅銀行取引サービスにアクセスする場合もある。
所望される場合、ネットワークベースのビデオレコーダまたはビデオ・オン・デマンドアプリケーションといった対話型メディアガイダンスアプリケーションは、サーバ2240、サーバ2230、家庭用ネットワークサーバ、またはサービス提供者2242にある機器を用いてサポートされる場合もある。ビデオ・オン・デマンドコンテンツ、異なるバージョンのメディアプログラム、およびネットワークベースの映像レコーダ装置を用いて記録される映像は、サーバ2240またはサーバ2230または家庭用ネットワークサーバ上に、またはサービス提供者2242で格納され、ユーザによる要求があればユーザ機器に提供される場合もある。対話型テレビプログラムガイドは、例えば、ユーザ機器2208を用いて実装される(パーソナルビデオレコーダと呼ばれることもある)デジタルビデオレコーダの機能をサポートするのに用いられる場合もある。デジタルビデオレコーダの機能をサポートするのに用いられることのある、例示される機器は、特殊なデジタルビデオレコーダ装置、集積化受信デコーダ(IRD)、一体化または外部ハードドライブをもつセットトップボックス、または映像記録機能のあるパソコンを含む。
メディアガイダンスアプリケーション(例えば、対話型テレビプログラムガイドアプリケーションおよびビデオ・オン・デマンドアプリケーション)、ホームショッピングアプリケーション、在宅銀行取引アプリケーション、ゲームアプリケーション、および他のアプリケーション(例えば、eメールまたはチャットに関するアプリケーション、または他の通信機能、等)といった対話型アプリケーションが、ナビゲーションシェルアプリケーション(すなわち、アプリケーションに対応するメニュー選択肢のあるメニューアプリケーション)を通してアクセスされる別個のアプリケーションとして提供される場合もある。このようなアプリケーションの特性は、組み合わされる場合もある。例えば、ゲーム、ビデオ・オン・デマンドサービス、ホームショッピングサービス、ネットワークベースのビデオレコーダ機能、デジタルビデオレコーダ機能、ナビゲーション機能、プログラムガイド機能、通信機能、および他の適当な機能は、1つのアプリケーション、または他の適当な数のアプリケーションを用いて提供される場合もある。1つ以上のアプリケーションは、例えば、所定のテレビチャンネルに対する映像に加えて、対話型テレビ情報を含む、ユーザ機器に関する種々のオーバーレイを表示する場合もある。
対話型テレビプログラムガイドアプリケーション、在宅銀行取引アプリケーション、ホームショッピングアプリケーション、ネットワークベースのビデオレコーダおよびデジタルビデオレコーダアプリケーション、ビデオ・オン・デマンドアプリケーション、ゲームアプリケーション、通信アプリケーション、およびナビゲーションアプリケーションは、システム2200によってサポートされることのある対話型メディアガイダンスおよび他のアプリケーションのタイプのうちの、わずかな提示例にすぎない。サポートされる他の適当な対話型アプリケーションは、ニュースサービス、ウェブ検索および他のインターネットサービス、および対話型賭け事サービス(例えば、競馬、スポーツイベント等に対する賭け)を含む場合もある。これらのアプリケーションによって表示される対話型テレビオーバーレイは、同様に、本発明によりカスタマイズされる場合もある。
ユーザは、メディアにアクセスし、メディアガイダンスを得る複数タイプのユーザ機器を有する場合もある。例えば、あるユーザは、家庭用および移動式装置によってアクセスされる家庭用ネットワークを有する場合もある。図22で示されるとおり、家庭用ネットワーク2213は、経路2219および2239(さらに、サーバ2230の場合、通信ネットワーク2226)にわたって配信施設2204およびサーバ2230との間で通信を行う。このような家庭用ネットワーク2213は、例えば、ユーザの家庭内に置かれるか、またはユーザの家庭間で配信される場合もある。家庭用ネットワーク2213は、例えばユーザ機器装置2208、2210および2212といった、複数の相互接続されるユーザ機器装置を含む場合もある。ある実施形態において、ユーザは、遠隔装置上で実装されたメディアガイダンスアプリケーション経由で家庭内装置を制御する場合もある。例えば、ユーザは、ユーザの事務所にあるパソコン、またはPDAまたはウェブ使用可能な携帯電話といった移動式装置を経由してウェブサイト上のオンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスする場合もある。ユーザは、ユーザの家庭内機器を制御するために、オンラインガイダンスアプリケーション上で設定値(例えば、記録、リマインダ、異なるメディアプログラムバージョンにアクセスする選択肢、または他の設定値)を設定する場合もある。オンラインガイドは、ユーザの機器を直接に、またはユーザの家庭内機器上のメディアガイダンスアプリケーションと通信を行うことで制御する場合もある。
図22〜26は、ユーザ機器に対して例示する配置を示す。ユーザ機器2210に対して例示するセット・トップ・ボックスベースの配置が図23で示される。ユーザテレビ機器2210は、スタンドアローン、または家庭用ネットワーク2213の一部(図22)の場合もある。入力/出力2302は、経路2216および2236(図22)といった通信経路に接続される場合もある。入力/出力機能は、1つ以上の有線または通信経路によって提供される場合もあるが、図面を過度に複雑にするのを避けるために、図23では単一経路として示される。テレビプログラミング、プログラムガイドデータ、メディアプログラムの異なるバージョンの有効性に関する情報、メディアプログラムの種々のバージョン、セグメント関心表、および他の適当な対話型メディアガイダンスアプリケーションデータまたは他のデータは、入力/出力2302を用いて受信される場合もある。コマンドおよび要求、対話型メディアガイダンスアプリケーションとのユーザ相互作用の結果として生成される他のデータは、同様に、入力/出力2302で送信される場合もある。
セットトップボックス2304は、適当なアナログまたはデジタルセットトップボックス(例えば、ケーブルセットトップボックス)の場合もある。セットトップボックス2304は、所望のアナログテレビチャンネル(例えば、テレビプログラミング、対話型テレビデータ、またはその両方を備えるチャンネル)に同調するためのアナログチューナを含む場合もある。セットトップボックス2304は、同様に、デジタルテレビチャンネル(例えば、テレビまたは音楽プログラミング、対話型テレビデータ、等を備えるチャンネル)を受信するためのデジタル解読回路を含む場合もある。セットトップボックス2304は、同様に、高解像度テレビチャンネルを受信し、処理するための高解像度テレビチューナを含む場合もある。セットトップボックス2304は、セグメント・チューンインタイマー回路(図10)とプログラム選択回路(図17)とを含む場合もある。所望される場合、アナログ、デジタルおよび高解像度チャンネルが同時に処理される場合もある。(例えば、同時表示・記録機能またはピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)機能を取り扱うために)複数のチューナが提供される場合もある。ボックス2304は、衛星テレビ放送を取り扱う集積化受信デコーダ(IRD)の場合もある。所望される場合、ボックス2304は、ケーブル、無線放送、および衛星コンテンツを取り扱うための回路を有する場合もある。
セットトップボックス2304は、テレビ番組といったメディアを好ましい様式で出力するように構成される場合もある。テレビ番組が異なる様式で受信されるため、セットトップボックス2304は、セットトップボックス2304で用いられる好ましい出力にテレビ番組をアップコンバートし、ダウンコンバートするためのスケーラ回路を含む場合もある。例えば、セットトップボックス2304は、720pでテレビ番組を出力するように構成される場合もある。この例において、スケーラ回路は、480本の垂直解像度の標準解像度のテレビ番組を720p様式にアップコンバートし、1080本の垂直解像度の高解像度テレビ番組を720p様式にダウンコンバートする場合もある。
ボックス2304は、記録機能をもたらす記憶装置(例えば、ハードディスクドライブといったデジタル記憶装置)を含む場合もある。ボックス2304は、同様に、ビデオカセットレコーダ、デジタルビデオレコーダ、光ディスクレコーダ、または他の装置または記憶機能のある装置といった記録装置2306に接続される場合もある。ある実施形態において、ボックス2304は、標準解像度テレビ番組または高解像度テレビ番組のいずれかを記録するように構成される場合もある。ある実施形態において、ボックス2304は、標準解像度テレビ番組および高解像度テレビ番組の両方を記録するように構成される場合もある。
セットトップボックス2304は、ソフトウェアアプリケーションを実行するのに用いられるプロセッサ(例えば、マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサ等)を含む。セットトップボックス2304は、アプリケーションを実行する際に利用するためのランダム・アクセスメモリのようなメモリを含む場合もある。(例えば、ブート・アップルーチンおよび他の命令を起動するために)不揮発性メモリが同様に用いられる場合もある。ボックス2304または記録装置2306のハードディスク記憶装置は、データをバックアップし、その他の場合、ランダム・アクセスメモリのアプローチを用いてサポートされるものよりも厳しいデータベースおよび記憶装置の要件をサポートするのに用いられる場合もある。ボックス2304または記録装置2306内のハードディスク記憶装置は、同様に、プログラムガイド設定値、セグメント関心表(例えば、図14〜16)、異なるバージョンのメディアプログラム、またはセーブされたユーザの好みを格納し、バックアップするのに用いられる場合もある。
セットトップボックス2304は、遠隔制御装置または無線キーボードとの間で通信を行うための赤外線(IR)または他の通信回路を有する場合もある。セットトップボックス2304は、同様に、専用ボタンおよび前面パネルディスプレイを有する場合もある。例えば、前面パネルディスプレイは、セットトップボックスが同調されている現在のチャンネルを表示するのに用いられる場合もある。
セットトップボックス2304は、同様に、ケーブルモデム、サービス総合デジタル網(ISDN)モデム、デジタル加入者線システム(DSL)モデム、電話モデム、または他の機器との間で通信を行うための無線モデムといった通信回路を有する場合もある。このような通信は、インターネットまたは他の適当な通信ネットワークまたは経路が関与する場合もある。所望される場合、セットトップボックス2304の構成要素は、他のユーザ機器(例えば、テレビまたはビデオレコーダ)に統合される場合もある。
記録装置2306は、セットトップボックス2304によって提供される映像、メディアプログラム、または異なるバージョンのメディアプログラムを記録するのに用いられる場合もある。例えば、セットトップボックス2304が所定のテレビチャンネルに同調される場合、そのテレビチャンネルに対する映像信号は、ビデオカセット、コンパクトディスク、ディジタルビデオディスク、または内蔵ハードドライブまたは他の記憶装置上で記録を行うために、記録装置2306に渡される場合もある。ある実施形態において、記録装置2306は、標準解像度テレビ番組または高解像度テレビ番組のいずれかを記録するように構成される場合もある。ある実施形態において、記録装置2306は、標準解像度テレビ番組および高解像度テレビ番組の両方を記録するように構成される場合もある。記録装置2306は、他の機器との間で通信を行うためのケーブルモデム、ISDNモデム、DSLモデム、または電話モデムといった通信回路を有する場合もある。このような通信は、インターネットまたは他の適当な通信ネットワークまたは経路が関与する場合もある。記録装置2306の構成要素は、他のユーザ機器(例えば、テレビ、ステレオ、等)に統合化される場合もある。
記録装置2306は、遠隔制御装置または他の適当なユーザインターフェイスを用いて制御される場合もある。所望される場合、装置2306に対する再生、停止、記録、および他の機能といったビデオレコーダ機能は、セットトップボックス2304により制御される場合もある。例えば、セット・トップのボックス2304は、記録装置2306の遠隔制御入力部に向けられた赤外線コマンドを用いて制御装置2306を制御するか、またはセットトップボックス2304は、ボックス2304と装置2306との間の他の有線または無線通信経路を用いて記録装置2306を制御する場合もある。
記録装置2306の出力は、ユーザに対する表示のために、テレビ2308に供給される場合もある。一部実施形態において、テレビ2308は、高解像度番組(すなわち、HDTV可能)を表示することができる場合もある。所望される場合、複数の記録装置2306が用いられるか、または記録装置2306が用いられない場合もある。記録装置2306がないか、またはあまり用いられていない場合、セットトップボックス2304からの映像信号は、テレビ2308に直接提供される場合もある。適当なテレビまたはモニタを用いて、映像を表示する場合もある。例えば、映像が高解像度様式である場合、HDTV可能テレビまたはモニタが映像を表示するように要求される。図23の機器およびシステム2200(図22)の他の機器の実施形態において、種々の映像項目に関連付けられた映像は、通常は、これらの映像項目とともに配信され、映像が再生されると、一般にユーザに対して再生される。一部実施形態において、映像は、(図示されない)受信機に配信され、この受信機が(図示されない)外部スピーカ経由で映像を処理し、出力する場合もある。
ユーザテレビ機器2210(図22)用の他の例示配置が図24で示される。ユーザテレビ機器2210は、スタンドアローン、または家庭用ネットワーク2213の一部(図22)の場合もある。図24の例において、ユーザテレビ機器2210は、ハードディスクまたは映像を記録するための他の記憶装置を用いるデジタルビデオレコーダ(例えば、パーソナルビデオレコーダ(PVR))といった記録装置2402を含む。記録装置2402は、または、デジタルビデオディスクレコーダ、コンパクトディスクレコーダ、ビデオカセットレコーダ、または他の適当な記録装置の場合もある。図24の機器2210は、同様に、テレビ2404を含む場合もある。一部実施形態において、テレビ2404はHDTV可能な場合もある。入力/出力部2406は、経路2216および2236(図22)といった通信経路に接続される場合もある。テレビ番組、プログラムスケジュールデータ、メディアプログラムの異なるバージョンの有効性に関する情報、メディアプログラムの様々なバージョン、セグメント関心表、および他のデータ(例えば、広告データ、オーバーレイの表示がカスタマイズされる1つ以上のテレビチャンネルを示すデータ、等)は、入力/出力部2406を用いて受信される場合もあるコマンドおよび要求、さらにユーザからの他のデータは、入力/出力部2406で送信される場合もある。
記録装置2402は、(例えば、所定のテレビチャンネルに対してユーザに映像を表示するため、プログラムガイドデータおよび他のデータを受信するため)所望されるアナログテレビチャンネルを同調するための少なくとも1つのアナログチューナを含み、複数の他のチューナが同様に設けられる場合もある。記録装置2402は、同様に、デジタルテレビ番組を受信するためのデジタル復号回路と、音楽プログラミングと、プログラムガイドデータと、1つ以上のデジタルチャンネルに関する他のデータとを含む場合もある。記録装置2402は、同様に、高解像度テレビチャンネルを受信するための回路を含む場合もある。所望される場合、記録装置2402は、アナログ、デジタル、および高解像度チャンネルを取り扱うための回路を含む場合もある。記録装置2402は、セグメント・チューンインタイマー回路(図10)とプログラム選択回路(図17)とを含む場合もある。記録装置2402は、同様に、ソフトウェアアプリケーションを実行するのに用いられるプロセッサ(例えば、マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサ等)を含む。記録装置2402は、アプリケーションを実行する際に利用するためのランダム・アクセスメモリといったメモリを含む場合もある。ブート・アップルーチンまたは他の命令を起動するために、不揮発性メモリが同様に用いられる場合もある。ハードディスクおよび記録装置2402における他の記憶装置は、データベース(例えば、プログラムガイドデータベース、セグメント関心表、または他の対話型テレビアプリケーションデータベース)をサポートするのに用いられる場合もある。ハードディスクおよび記録装置2402における他の記憶装置は、同様に、テレビ番組、異なるバージョンのメディアプログラム、またはビデオ・オン・デマンドコンテンツまたは入力/出力部2406で記録装置2402に供給される他のコンテンツといった映像を記録するのに用いられる場合もある。
記録装置2402は、遠方制御装置との間で通信を行うためのIR通信回路または他の適当な通信回路を有する場合もある。記録装置2402は、同様に、専用ボタンおよび前面パネルディスプレイを有する場合もある。例えば、前面パネルディスプレイは、記録装置が同調されている現在のチャンネルを表示するのに用いられる場合もある。
記録装置2402は、同様に、他の機器との間で通信を行うためのケーブルモデム、ISDNモデム、DSLモデム、電話モデム、または無線モデムといった通信回路を有する場合もある。このような通信は、インターネットまたは他の適当な通信ネットワークまたは経路が関与する場合もある。
所望される場合、記録装置2402は、衛星受信機、または衛星信号を受信するための無線通信回路を有する他の機器を含む場合もある。
図24の記録装置2402または図23の記録装置2306は、前に記録された映像がテレビ2404または2308上で再生されている間に、映像を記録する場合もある。これにより、ユーザが通常のテレビ視聴の間に一時停止ボタンを押すことができるようになる。一時停止ボタンが押されると、現在のテレビ番組は、デジタルビデオレコーダ2402のハードディスク上に格納される。ユーザが再生を押すと、記録された映像は再生される。この配置により、ユーザがテレビ視聴をシームレスに一時停止し再開することが可能になる。記録装置2402および2306により、同様に、ユーザが、新しい番組を同時に記録しながら、前に記録された番組を見ることができるようになる場合もある。
図23のセットトップボックス配置および図24の内蔵式セットトップボックス配置のデジタルビデオレコーダは単なる例示である。所望される場合、他の配置が用いられる場合もある。例えば、ユーザテレビ機器は、ウェブTVボックス、パソコンテレビ(PC/TV)、または他の適当なテレビ機器配置に基づく場合もある。所望される場合、セットトップボックス2304、記録装置2402、ウェブTVボックス、またはPC/TV等のような構成要素の機能は、テレビまたはパソコン、または他の適当な装置に一体化される場合もある。
ユーザテレビ機器2210(図22)または適当なユーザコンピュータ機器2212を作動させるための例示遠隔制御装置2500が図25で示される。遠隔制御装置2500は、単なる例示であり、他の適当なユーザ入力インターフェイスを用いて、ユーザ機器(例えば、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチ画面、音声認識システム、等)を操作する場合もある。遠隔制御装置2500は、キーパッドキー、電源オン/オフキー、一時停止、停止、早送りおよび巻き戻しキーといった機能キー2502および他のキー2504を有する場合もある。音量のアップ・ダウンキー2506は、映像の音響部分の音量を調節するために用いられる場合もある。チャンネルアップ・ダウンキー2508は、テレビチャンネルを変更し、仮想チャンネル上のコンテンツにアクセスするために用いられる場合もある。カーソルキー2510は、オン・スクリーンメニューをナビゲートするのに用いられる場合もある。例えば、カーソルキー2510を用いて、特定の選択肢に対する興味、または対話型テレビアプリケーションによって表示される表示画面上の他の項目を示すため、オン・スクリーンカーソル、インジケータ、または(ときによっては、すべてを一般に、ハイライトまたはハイライト領域として本明細書では言及される)ハイライトの位置を決める場合もある。
OKキー(ときにより、セレクトまたはエンターキーとも呼ばれる)を用いて、異なるバージョンのメディアプログラム(図5〜7)にアクセスする選択肢といった、ユーザが強調したオン・スクリーン選択肢を選択する場合もある。
キー2502は、記録を始めるための「記録」キー2514を含む場合もある。「メニュー」ボタン2516は、(例えば、テレビ2308または2404、または適当なモニタまたはコンピュータディスプレイ上で)ユーザの表示画面上にメニューを表示する対話型メディアガイダンスアプリケーションを命令するのに用いられる場合もある。INFOボタン2518は、情報表示画面を表示する対話型メディアガイダンスアプリケーションを命令するのに用いられる場合もある。例えば、所定のテレビチャンネルがユーザに表示されている間にユーザがINFOキー2518を押すと、対話型テレビプログラムガイドは、映像上の所定のテレビチャンネルにおける現行番組に対する番組スケジュール情報を含むFLIP/BROWSEオーバ−レイを表示する場合もある。他の例として、対話型テレビプログラムリスト項目表示画面における特定のプログラムリスト項目表が強調されると、INFOボタン2518を押すユーザは、対話型テレビプログラムガイドに対して、プログラムリスト項目に関連付けられた追加番組情報(例えば、番組の説明、俳優情報、スケジュール情報、等)を提供させる場合もある。
ロックボタン2520は、アクセス権限を修正するのに用いられる場合もある。例えば、対話型メディアガイダンスアプリケーションに対する親の管理設定を確立するために、「ロック」ボタン2520または画面上の選択肢を用いる場合もある。親の管理設定は、(例えば、子供が、午後3時00分から午後5時00分までといった特定の時間ブロックの間にテレビを見ることができなくするための)時間ベース設定の場合もある。親の管理設定は、同様に、例えば、格付け、チャンネル、およびプログラム名に基づき、プログラミングをブロックするのに用いられる場合もある。ロックされている、またはブロックされているプログラム(または他のメディア)は、通常は、対話型メディアガイダンスアプリケーションに適当な個人識別番号(PIN)が提供されるまで見ることができない。このPINが入力されると、対話型メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの機器をアンロックし、ロックされているコンテンツにアクセスできるようになる。
EXITボタン2522は、対話型メディアガイダンスアプリケーションから出る、または対話型メディアガイダンスアプリケーションの一部を出る(例えば、表示画面からFLIP、ブラウズ、または他の対話型テレビオーバーレイをなくす)のに用いられる場合もある。GUIDEボタン2524は、対話型テレビプログラムガイド(例えば、プログラムガイドメニュー画面、プログラムリスト項目画面、または他のプログラムガイド画面)を呼び出すのに用いられる場合もある。
図25で示されるキーは、単なる例示である。所望されれば、他のキーまたはボタンが提供される場合もある。例えば、音楽ボタンを用いて、対話型メディアガイダンスアプリケーションで音楽にアクセスする場合もある。編集ボタンを用いて、(例えば、コマーシャルを取り除く、映像の一部を取り除く、等のために)保存されたコンテンツを編集する場合もある。英数字ボタンを用いて、英数字を入力する場合もある。最終またはバックボタンを用いて、(例えば、前のチャンネル、ウェブページ、または他の表示画面に戻るために)対話型メディアガイダンスアプリケーションで戻って検索する場合もある。再生ボタン、一時停止ボタン、停止ボタン、巻き戻しボタン、早送りボタン、記録ボタンといったビデオレコーダ機能ボタンを用いて、システム2200(図22)における(ローカルな、またはネットワークベースの)ビデオレコーダ機能を制御する場合もある。ヘルプキーを用いて、文脈に対応した画面上のヘルプ機能といったヘルプ機能を呼び出す場合もある。
例示ユーザコンピュータ機器2212(図22)が図26で示される。ユーザコンピュータ機器2212は、スタンドアローン、または家庭用ネットワーク2213の一部(図22)の場合もある。図26の配置において、パソコンユニット2602は、ユーザが使用しているキーボード2604および/または、トラックボール、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、音声認識システム、または図25の遠隔制御装置2500のような遠隔制御装置といった他の適当なユーザ入力装置により制御される場合もある。テレビ番組、または映像要素を有するウェブページといった映像コンテンツ、または対話型メディアガイダンスアプリケーション表示画面は、モニタ2606上で表示される場合もある。テレビおよび音楽番組、メディアガイダンスアプリケーションデータ(例えば、テレビ番組ガイドデータ)、ビデオ・オン・デマンドコンテンツ、ネットワークベースのビデオレコーダから再生される映像記録、メディアプログラムの種々のバージョンの有効性についての情報、メディアプログラムの異なるバージョン、セグメント関心表、および他のデータは、入力/出力部2608を用いて、経路2218および2238(図22)から受信される場合もある。ユーザコマンドと、対話型メディアガイダンスアプリケーションおよびシステム2200(図22)とのユーザ相互作用の結果として生成される他のデータは、同様に、入力/出力部2608で送信される場合もある。
パソコンユニット2602は、アナログ、デジタル、および高解像度テレビチャンネルを復号し、ストリーミング映像コンテンツを取り扱うためのテレビチューナカードといったテレビまたはビデオカードを含む場合もある。所望される場合、複数のビデオカード(例えば、チューナカード)が提供される場合もある。使用されることもある例示テレビチューナカードは、所定のアナログチャンネルに同調されるようにするためのアナログテレビチューナと、パケット化されたデジタルデータストリームから所望のデジタルテレビまたは音楽チャンネルを除去するためのデジタル復号回路と、高解像度チャンネルに同調されるようにするための高解像度テレビチューナとを含む場合もある。所望される場合、コンピュータユニット2602内の適当なカードまたは構成要素を用いて、入力/出力ライン2608経由で供給される映像および他のコンテンツを取り扱う場合もある。
パソコンユニット2602は、対話型メディアガイダンスアプリケーション、または対話型メディアガイダンスアプリケーションの一部を実行するのに用いられる1つ以上のプロセッサ(例えば、マイクロプロセッサ)含む場合もある。
パソコンユニット2602は、ハードドライブ、記録可能DVDドライブ、記録可能CDドライブ、または他の適当な記憶装置または映像を格納する装置、プログラムガイドデータ、メディアプログラムの異なるバージョンの有効性についての情報、メディアプログラムの異なるバージョン、セグメント関心表、および他のコンテンツを含む場合もある。対話型メディアガイダンスアプリケーションおよびパソコンユニット2602は、記憶装置、または、例えばデジタルビデオレコーダの機能を提供するための装置を用いる場合もある。パソコンユニット2602は、セグメント・チューンインタイマー回路(図10)とプログラム選択回路(図17)とを含む場合もある。
ユーザ機器2208といったユーザ機器、ユーザテレビ機器2210、ユーザコンピュータ機器2212、および家庭用ネットワーク2213(図22)に置かれるユーザ機器は、ネットワークベースの映像記録機能を提供するために、サーバ2230、サーバ2240、家庭用ネットワークサーバ、および図22のサービス提供者2242といったサービス提供者の機器といったネットワーク機器とともに用いられる場合もある。映像記録機能は、遠隔サーバ(例えば、サーバ2230またはサーバ2240、または家庭用ネットワークサーバ)、もしくはサービス提供者2242といったサービス提供者の機器のような他のネットワークベース機器上に、テレビ番組または他の映像コンテンツのコピーを格納することで提供される場合もある。
映像記録は、ユーザ機器2208、または家庭用ネットワーク2213(図22)に置かれたユーザ機器で入力されるユーザコマンドに応じて行われる場合もある。デジタルビデオレコーダ配置において、対話型メディアガイダンスアプリケーションを用いて、ユーザコマンドに応じてローカルに映像をユーザ機器に記録する場合もある。ネットワークベースのビデオレコーダ配置において、対話型メディアガイダンスアプリケーションは、映像を記録するか、あるいはサーバ2230、サーバ2240、家庭用ネットワークサーバ、またはユーザのコマンドに応じるサービス提供者2242の機器といったネットワーク機器上で(以下で記述する)仮想記録を行うのに用いられる場合もある。ユーザコマンドは、図22で示される通信経路でネットワーク機器に提供される場合もある。デジタルビデオレコーダ配置およびネットワークベースのビデオレコーダ配置は、早送り、巻き戻し、一時停止、再生、および記録といった機能をサポートし得る。
ネットワークベースのビデオレコーダ環境において不必要な重複を避けるため、システム2200は、仮想コピーまたは記録を用いることでネットワークベースの映像記録機能を提供する場合もある。このアプローチで、各ユーザには、ユーザ記録のリストを含むネットワーク上の個人用エリアが提供される場合もある。多数のユーザが、ネットワークベースのビデオレコーダの個人用エリアにおける記録のうちの1つとして列記される映像コンテンツを有する場合もあるが、映像コンテンツは、ネットワーク機器上で1回(または、比較的少ない回数)だけ格納される必要がある。個人用設定または他の適当なデータは、ネットワーク上のユーザの個人用エリアで格納される場合もある。
ユーザテレビ機器および、上述のユーザコンピュータ機器配置は、単なる例示である。例示ユーザ機器2208、2210、および2212(図22)、および家庭用ネットワーク2213上に置かれるユーザ機器(図22)のさらに一般化した実施形態は、図27で示されるが、この実施形態は、テレビチューナを含むロケーションフリーのテレビ消費者電子装置または車娯楽システムといった移動式または携帯式テレビ表示装置を含むことがあり得る。制御回路2702は、入力/出力部2704に接続される。入力/出力部2704は、図22の経路2214、2216、2218、2228、2236、および2238といった1つ以上の通信経路に結合される場合もある。メディア(例えば、テレビプログラミング、音楽プログラミング、異なるバージョンのメディアプログラム、他の映像および音響、およびウェブページ)は、入力/出力部2704経由で(例えば、サーバ2230、サービス提供者2242といったサービス提供者、配信施設2204等のプログラミングソース2202、サーバまたは他の機器から)受信する場合もある。対話型テレビプログラムガイドに対するプログラムスケジュール情報、メディアプログラムの異なるバージョンの有効性についての情報、異なるバージョンのメディアプログラム、およびセグメント関心表といった対話型メディアガイダンスアプリケーションデータは、入力/出力部2704経由でデータソース2220から受信される場合もある。入力/出力部2704は、同様に、他の対話型テレビアプリケーションに対するデータソース2220からのデータを受信するのに用いられる場合もある。ユーザは、入力/出力部2704を用いて、コマンド、要求、および他の適当なデータを送り、受信するのに制御回路2702を用いる場合もある。
制御回路2702は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラム可能論理装置等に基づく処理回路といった適当な処理回路2706に基づく場合もある。一部実施形態において、制御回路2702は、メモリからの対話型メディアガイダンスアプリケーションまたは他の対話型アプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)に対する命令を実行する。メモリ(例えば、ランダム・アクセスメモリおよびリード・オンリーメモリ)、ハードドライブ、光学ドライブ、または他の適当なメモリまたは記憶装置は、制御回路2702の一部である記憶装置2708として提供される場合もある。1つ以上のアナログチューナ、1つ以上のMPEG−2デコーダまたは他のデジタル映像回路、高解像度チューナ、または他の適当な同調または映像回路、またはこのような回路を組み合せたものは、同様に、回路2702の一部として含まれる場合もある。(例えば、無線、アナログ、またはデジタル信号をMPEG信号に変換して格納するための)復号回路が同様に提供される場合もある。同調符号化回路は、特定のテレビまたは音楽チャンネル、または他の所望の音響および映像コンテンツ(例えば、ビデオ・オン・デマンドコンテンツ、または要求されたネットワークベースの、またはローカルなビデオレコーダ再生)を受信して表示するか、再生するか、または記録するためにユーザ機器によって用いられる場合もある。制御回路2702は、セグメント・チューンインタイマー回路(図10)とプログラム選択回路(図17)とを含む場合もある。テレビプログラミングおよび他の映像およびオン・スクリーンの選択肢および情報がディスプレイ2710上で表示される場合もある。ディスプレイ2710は、モニタ、テレビ、または視覚画像を表示するための他の適当な機器の場合もある。一部実施形態において、ディスプレイ2710はHDTV可能な場合もある。スピーカ2712は、テレビの一部として提供されるか、またはスタンドアローンユニットの場合もある。デジタル音楽およびディスプレイ2710上で表示される映像の音響要素はスピーカ2712を通して再生される場合もある。一部実施形態において、映像は、(図示されない)受信機に配信され、この受信機がスピーカ2712経由で映像を処理し、出力する場合もある。
ユーザは、ユーザ入力インターフェイス2714を用いて制御回路2702を制御する場合もある。ユーザ入力インターフェイス2714は、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、タッチパッド、音声認識インターフェイス、または遠隔制御といった適当なユーザインターフェイスの場合もある。
したがって、これまで記述されてきたものは、メディアプログラムセグメントに対するユーザの関心に基づき、メディアプログラムを提示するためのシステムおよび方法である。ユーザがアクセスまたは記録のためにメディアプログラムを選択する場合、プログラム選択回路は、選択肢に関連付けられたメディアプログラム条件が満たされると、プログラム選択回路が、選択されたメディアプログラムに関連する選択肢を提示することがあり得る。セグメント・チューンインタイマー回路は、メディアプログラムセグメントに対するユーザの関心を追跡し、セグメント関心表に対する関心情報を維持することがあり得る。開示される実施形態および例示は代表的なものであり、以下の請求項で確定される、本開示発明の範囲を限定するものではない。