JP2010062071A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】炭素繊維を電子放出源として使用した照明装置を提供する。
【解決手段】カソード電極10と、カソード電極10の電子放出面10a上に配置された炭素繊維100と、電子放出面10aに対向して配置されたアノード電極20と、カソード電極10とアノード電極20間に配置され、カソード電極10及びアノード電極20とともになす励起空間200にキセノンを含む不活性ガスが充填された管状の照明カバー30と、励起空間200内で不活性ガスに含まれるキセノンが炭素繊維100から放出された電子により励起されて発生する紫外線を入射して発光する蛍光体膜40とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】カソード電極10と、カソード電極10の電子放出面10a上に配置された炭素繊維100と、電子放出面10aに対向して配置されたアノード電極20と、カソード電極10とアノード電極20間に配置され、カソード電極10及びアノード電極20とともになす励起空間200にキセノンを含む不活性ガスが充填された管状の照明カバー30と、励起空間200内で不活性ガスに含まれるキセノンが炭素繊維100から放出された電子により励起されて発生する紫外線を入射して発光する蛍光体膜40とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、炭素繊維を電子放出源として使用した照明装置に関する。
カーボンナノチューブ(CNT)、グラファイトナノファイバ(GNF)等のナノスケールの炭素繊維(カーボンファイバ)が、フィールドエミッションアレイ(FEA)や、フィールドエミッションディスプレイ(FED)等の炭素繊維装置に使用されている。これらの炭素繊維装置は、炭素繊維を電子放出源として使用している。電子放出源から放出された電子が蛍光体膜に衝突することにより、蛍光体膜が励起され発光する。
一方、照明装置として、従来から、蛍光灯、発光ダイオード(LED)、有機エレクトロルミネセンス(OEL)等が使用されている。例えば、蛍光灯に代えてLEDを光源とする照明の実用化が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−192833号公報
しかしながら、低圧水銀ガス放電を利用した蛍光灯は水銀を使用しているため、環境に影響を与える問題がある。LEDは点発光素子であるため、照明装置として使用する場合には、複数のLEDを配列して発光面が均一に発光するための構造上の工夫等が必要である。OELを照明として使用するためには、素子の大型化や発熱量の低減、コストダウン等が課題である。
一方、炭素繊維を電子放出源として使用すれば、水銀を使用しない小型の面発光素子を容易に且つ安価に製造できる。本発明は、炭素繊維を電子放出源として使用した照明装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、(イ)カソード電極と、(ロ)カソード電極の電子放出面上に配置された炭素繊維と、(ハ)電子放出面に対向して配置されたアノード電極と、(ニ)カソード電極とアノード電極間に配置され、カソード電極及びアノード電極とともになす励起空間にキセノンを含む不活性ガスが充填された管状の照明カバーと、(ホ)励起空間内で不活性ガスに含まれるキセノンが炭素繊維から放出された電子により励起されて発生する紫外線を入射して発光する蛍光体膜とを備える照明装置が提供される。
本発明によれば、炭素繊維を電子放出源として使用した照明装置を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の第1及び第2の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
又、以下に示す第1及び第2の実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る照明装置1は、カソード電極10と、カソード電極10の電子放出面10a上に配置された炭素繊維100と、電子放出面10aに対向して配置されたアノード電極20と、カソード電極10とアノード電極20間に配置され、カソード電極10及びアノード電極20とともになす励起空間200にキセノン(Xe)を含む不活性ガスが充填された管状の照明カバー30と、励起空間200内で不活性ガスに含まれるキセノンが炭素繊維100から放出された電子により励起されて発生する紫外線を入射して発光する蛍光体膜40とを備える。電子の衝突によりキセノンは励起され、キセノンが紫外線を発生する。
本発明の第1の実施の形態に係る照明装置1は、カソード電極10と、カソード電極10の電子放出面10a上に配置された炭素繊維100と、電子放出面10aに対向して配置されたアノード電極20と、カソード電極10とアノード電極20間に配置され、カソード電極10及びアノード電極20とともになす励起空間200にキセノン(Xe)を含む不活性ガスが充填された管状の照明カバー30と、励起空間200内で不活性ガスに含まれるキセノンが炭素繊維100から放出された電子により励起されて発生する紫外線を入射して発光する蛍光体膜40とを備える。電子の衝突によりキセノンは励起され、キセノンが紫外線を発生する。
炭素繊維100は電子放出源である。電子を放出する炭素繊維100は、例えば、カーボンナノチューブ(CNT)、グラファイトナノファイバ(GNF)、カーボンナノファイバ(CNF)、カーボンナノコイル等を含むカーボンファイバである。
図1に示すように、カソード電極10は、カソード基板11と、カソード基板11上に配置されたカソード層12を含む。カソード層12の表面が、電子放出面10aである。カソード基板11には、例えばニッケル(Ni)基板や、ステンレス(SUS鋼)基板等の金属プレートが採用可能である。カソード層12には、クロム(Cr)膜等が採用可能である。アノード電極20に、金属プレート等が採用可能である。
蛍光体膜40の材料は、照明装置1に所望の発光色等に応じて選択される。蛍光体膜40には、真空紫外ランプ用蛍光体膜等を採用可能である。例えば、プラズマディスプレイパネル用に使用される蛍光体膜等を適用できる。具体的には、青色光を発光する場合にはZnS:Ag蛍光体、緑色光を発光する場合にはZnS:Au、Al蛍光体、赤光を発光する場合にはY2O2S:Eu3+蛍光体等が蛍光体膜40に採用可能である。
また、カソード電極10の周辺部とアノード電極20の周辺部が管状の照明カバー30に接合されて、カソード電極10とアノード電極20との間に励起空間200が構成される。つまり、照明装置1の側面は照明カバー30である。
図1は、透明な照明カバー30の内面30a上に蛍光体膜40が配置されている例を示す。この場合、照明カバー30には、例えばガラス等が採用可能である。照明カバー30がガラス管である場合、照明カバー30はガラスフリット等によってカソード電極10及びアノード電極20と接合される。図2に、図1のII−II方向に沿った断面図を示す。
カソード電極10、アノード電極20及び照明カバー30により、カソード電極10とアノード電極20間の励起空間200は外部と遮断される。励起空間200に、キセノンを含む不活性ガスが充填される。励起空間200に充填される不活性ガスは、わずかでもキセノンを含んでいればよい。例えばアルゴン(Ar)、ヘリウム(He)、ネオン(Ne)等のキセノン以外の希ガスを含むガス混合物が励起空間200に充填される。
励起空間200内の不活性ガスの圧力は、例えば1Pa〜10Pa程度である。不活性ガスの圧力はカソード電極10とアノード電極20間の距離等に応じて設定される。例えば、カソード電極10とアノード電極20間の距離が短ければ不活性ガスの圧力を高く設定し、距離が長ければ不活性ガスの圧力を低く設定する。カソード電極10とアノード電極20間の距離が長いほど、カソード電極10とアノード電極20間のキセノン数が増大する。このため、カソード電極10とアノード電極20間の距離が長ければ、不活性ガスの圧力が低い状態であっても、炭素繊維100から放出された電子によって蛍光体膜40が発光する。
以下に、図1に示した照明装置1の動作について説明する。カソード電極10とアノード電極20間に電圧(以下において、「アノード電圧」という。)VAを印加することにより、カソード電極10の電子放出面10aに配置された電子放出源である炭素繊維100から、アノード電極20に向かって電子が放出される。カソード電極10とアノード電極20間に印加するアノード電圧VAは、例えば数V〜数十V程度である。炭素繊維100から放出された電子は、励起空間200に充填される不活性ガスに含まれるキセノンに衝突する。電子の衝突によりキセノンは励起され、紫外線(UV)を発生する。
発生した紫外線は、照明カバー30の内面30a上に配置された蛍光体膜40に入射し、蛍光体膜40が発光する。蛍光体膜40が発光した出力光Lは、照明カバー30を透過して、照明装置1の外部に出力される。図1に示した例では、照明カバー30の全周方向に出力光Lが出力される。
なお、照明カバー30の切断面の形状は、円形状に限られない。例えば、照明カバー30の切断面が三角形や四角形等の多角形状であってもよい。
以上に説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置1は、炭素繊維100が放出する電子によりキセノンを励起して紫外線を発生させ、発生した紫外線により蛍光体膜40を発光させる。つまり、照明装置1は放電によらず、炭素繊維100が放出する電子によってキセノンを励起させる。このため、照明装置1は水銀を使用せず、環境問題が生じない。
また、放電によりキセノンを励起させるためには、一般に数kVの電圧が必要であるが、図1に示した照明装置1では、数十V程度のアノード電圧VAをカソード電極10とアノード電極20間に印加して、キセノンを励起させる。このため、高電圧を必要とせず、トランス等の設備が不要である。更に、以下に照明装置1の製造方法を説明するように、小型の面発光素子を容易に、且つ安価に製造できる。
図3〜図5を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置1の製造方法を説明する。なお、以下に述べる照明装置の製造方法は一例であり、この変形例を含めて、これ以外の種々の製造方法により実現可能であることは勿論である。
(イ)カソード基板11上にカソード層12を形成する。例えば、厚さ0.1mm〜0.5mm程度のSUS鋼板であるカソード基板11上に、スパッタ法等により、膜厚0.1μm〜0.5μm程度のCr膜をカソード層12として形成する。
(ロ)図3に示すように、カソード層12の電子放出面10a上に、炭素繊維100の核となる触媒150を形成する。例えば鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)からなる426合金膜を、ガラスマスクを使用したスパッタ法等により膜厚1〜5nm程度の膜厚で形成する。
(ハ)熱化学気相成長(熱CVD)法により、図4に示すように、炭素繊維100を成長させる。具体的には、炭素繊維100の原料ガスを熱CVD装置のチャンバー内に導入する。原料ガスとしては、例えば一酸化炭素/水素(CO/H2)混合ガスが採用可能であるが、他にも、二酸化炭素(CO2)ガス、メタン(CH4)ガス等の炭素(C)を供給可能なガスが採用可能である。
(ニ)照明カバー30の内面30a上に蛍光体膜40を配置する。その後、図5に示すように、炭素繊維100を囲むように照明カバー30をカソード電極10の電子放出面10aの周辺部上に配置する。照明カバー30は、例えばカソード電極10上にスクリーン印刷されたガラスフリットによって、カソード電極10と接合される。ガラスフリットは、脱泡された後、1×10-1〜1×10-3Paの真空状態において400℃〜550℃で焼成される。
(ホ)デガスにより励起空間200内部の不純物を除去した後、励起空間200に不活性ガスを充填してアノード電極20で照明カバー30を封止する。なお、不要なガスを吸着する吸着剤を励起空間200内に配置してもよい。以上により、図1に示した照明装置1が完成する。
触媒150を電子放出面10aに形成する方法は、上記のスパッタ法等の半導体プロセス技術に限られない。例えばスクリーン印刷法によって触媒150を電子放出面10aに形成してもよい。また、GNFを電子放出源として使用する場合には、低温プロセスを採用できるため、ソーダガラスを使用できる。
以上に説明した照明装置の製造方法により、水銀を使用しない照明装置1を容易に、且つ安価に製造できる。本発明の第1の実施の形態に係る照明装置1の製造方法によれば、水銀を使用せずに、電子の衝突によりキセノンを励起して発生させた紫外線により蛍光体膜40を発光させる照明装置を提供できる。
<第1の変形例>
図6に示す本発明の第1の実施の形態の第1の変形例に係る照明装置1は、アノード電極20が透明電極であり、蛍光体膜40が不活性ガスに接してアノード電極20の表面20aに配置されていることが、図1に示した照明装置1と異なる。
図6に示す本発明の第1の実施の形態の第1の変形例に係る照明装置1は、アノード電極20が透明電極であり、蛍光体膜40が不活性ガスに接してアノード電極20の表面20aに配置されていることが、図1に示した照明装置1と異なる。
図6に示した照明装置1では、炭素繊維100が放出する電子によりキセノンを励起して発生させた紫外線が、アノード電極20の表面20aに配置された蛍光体膜40に入射する。そして、蛍光体膜40で発生した出力光Lがアノード電極20を透過して、照明装置1の外部に出力する。
なお、アノード電極20が透明電極であれば、表面20aに蛍光体膜40が配置されていなくてもよい。照明カバー30の内面30a上に配置された蛍光体膜40で発生した出力光Lの一部が、アノード電極20を透過して照明装置1の外部に出力する。
図6に示した例では、アノード電極20は、アノード層21とアノード基板22を積層した構造である。アノード層21及びアノード基板22には、蛍光体膜40から出力される出力光Lが透過可能な材料が選択される。例えば、ガラス板等がアノード基板22に採用可能である。アノード層21には、例えば酸化インジウムスズ(ITO)膜、酸化亜鉛(ZnO)膜等が採用可能である。
<第2の変形例>
図1、図6に示した照明装置1では、カソード電極10とアノード電極20間に印加されるアノード電圧VAによって、炭素繊維100から電子が放出される例を示した。しかし、炭素繊維100から電子を放出させるために、カソード電極10とアノード電極20間に、図7に示すようなゲート電極70を配置してもよい。カソード電極10とゲート電極70間に電圧(以下において、「ゲート電圧」という。)VGを印加することにより、炭素繊維100から電子が励起空間200内に引き出される。その他の構成については、図1に示した照明装置1の形態と同様である。
図1、図6に示した照明装置1では、カソード電極10とアノード電極20間に印加されるアノード電圧VAによって、炭素繊維100から電子が放出される例を示した。しかし、炭素繊維100から電子を放出させるために、カソード電極10とアノード電極20間に、図7に示すようなゲート電極70を配置してもよい。カソード電極10とゲート電極70間に電圧(以下において、「ゲート電圧」という。)VGを印加することにより、炭素繊維100から電子が励起空間200内に引き出される。その他の構成については、図1に示した照明装置1の形態と同様である。
図7に示した例では、電子放出面10a上に配置した炭素繊維100を囲むように、絶縁膜80を形成し、絶縁膜80上にゲート電極70を形成する。つまり、炭素繊維100は、絶縁膜80及びゲート電極70によって囲まれた空間であるホール90の底面に配置される。図18に示したゲート電極70には、例えばCr膜等が採用可能である。絶縁膜80には、例えば酸化シリコン(Si2O)膜等が採用可能である。
カソード電極10とゲート電極70間の距離は、カソード電極10とアノード電極20間の距離より短いため、炭素繊維100から電子を放出させるために必要なゲート電圧VGはアノード電圧VAより小さい。このため、アノード電圧VAを制御するよりも、ゲート電圧VGを制御することにより、炭素繊維100から放出される電子数を細かく制御できる。つまり、ゲート電圧VGを制御することにより、出力光Lの輝度をより細かく調整できる。
(第2の実施の形態)
図8に示す本発明の第2の実施の形態に係る照明装置1Aは、アノード電極20が透明電極であり、アノード電極20の不活性ガスに接する表面20aに蛍光体膜40に配置されている。一方、照明カバー30の内面30a上には蛍光体膜40が配置されていない。その他の構成については、図1に示した照明装置1の形態と同様である。
図8に示す本発明の第2の実施の形態に係る照明装置1Aは、アノード電極20が透明電極であり、アノード電極20の不活性ガスに接する表面20aに蛍光体膜40に配置されている。一方、照明カバー30の内面30a上には蛍光体膜40が配置されていない。その他の構成については、図1に示した照明装置1の形態と同様である。
アノード電極20は、例えばアノード層21とアノード基板22を積層した構造が採用可能である。アノード層21及びアノード基板22には、蛍光体膜40から出力される出力光Lが透過可能な材料が選択される。例えば、ガラス板等がアノード基板22に採用可能である。アノード層21には、例えばITO膜、ZnO膜等が採用可能である。
図8に示した照明装置1Aでは、カソード電極10とアノード電極20間にアノード電圧VAを印加することにより、カソード電極10の電子放出面10aに配置された炭素繊維100から、アノード電極20に向かって電子が放出される。カソード電極10とアノード電極20間に印加するアノード電圧VAは、数V〜数十V程度である。炭素繊維100から放出された電子は、励起空間200に充填された不活性ガスに含まれるキセノンに衝突する。電子の衝突によりキセノンは励起されて、紫外線(UV)を発生する。
発生した紫外線は、アノード電極20の表面20a上に配置された蛍光体膜40に入射し、蛍光体膜40が発光する。蛍光体膜40が発光した出力光Lは、アノード電極20を透過して、照明装置1の外部に出力される。つまり、図8に示した照明装置1Aは、一方向に出力光Lが出力されるフラットタイプの照明装置である。このとき、照明カバー30を出力光Lが透過できない材料で構成すれば、照明カバー30からは出力光Lが出力されない。
図8に示した照明装置1Aにおいて、カソード電極10とアノード電極20間に、図7に示したようなゲート電極70を配置してもよいことは勿論である。カソード電極10とゲート電極70間に印加するゲート電圧VGを制御することにより、出力光Lの輝度をより細かく調整できる。
以上に説明したように、本発明の第2の実施の形態に係る照明装置1Aによれば、一方向に出力光Lが出力される照明装置が提供される。他は、第1の実施の形態と実質的に同様であり、重複した記載を省略する。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1及び第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上記のように、本発明は第1及び第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
既に述べた第1及び第2の実施の形態の説明においては、炭素繊維100を成長させる際の触媒150に426合金膜を使用する例を示したが、他の触媒を用いてもよいことはもちろんである。例えば、Fe膜を触媒150に使用してもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1…照明装置
10…カソード電極
10a…電子放出面
11…カソード基板
12…カソード層
20…アノード電極
21…アノード層
22…アノード基板
30…照明カバー
40…蛍光体膜
70…ゲート電極
100…炭素繊維
150…触媒
200…励起空間
10…カソード電極
10a…電子放出面
11…カソード基板
12…カソード層
20…アノード電極
21…アノード層
22…アノード基板
30…照明カバー
40…蛍光体膜
70…ゲート電極
100…炭素繊維
150…触媒
200…励起空間
Claims (6)
- カソード電極と、
前記カソード電極の電子放出面上に配置された炭素繊維と、
前記電子放出面に対向して配置されたアノード電極と、
前記カソード電極と前記アノード電極間に配置され、前記カソード電極及び前記アノード電極とともになす励起空間にキセノンを含む不活性ガスが充填された管状の照明カバーと、
前記励起空間内で前記不活性ガスに含まれる前記キセノンが前記炭素繊維から放出された電子により励起されて発生する紫外線を入射して発光する蛍光体膜と
を備えることを特徴とする照明装置。 - 前記カソード電極と前記アノード電極間に配置され、前記炭素繊維から電子を引き出すゲート電極を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記蛍光体膜が、透明な前記照明カバーの内面上に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
- 前記不活性ガスが、キセノン以外の希ガスを含むガス混合物であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記アノード電極が透明電極であり、前記蛍光体膜が前記不活性ガスに接して前記アノード電極の表面に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記炭素繊維がカーボンナノチューブ又はグラファイトナノファイバであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011043088A1 (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-14 | 株式会社日立製作所 | 蛍光ランプ及び画像表示装置 |
CN104241061A (zh) * | 2014-09-28 | 2014-12-24 | 苏州大学 | 一种抑制二次电子发射的材料 |
-
2008
- 2008-09-05 JP JP2008228364A patent/JP2010062071A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20111206 |