JP2010061540A - データ処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】アプリケーションプログラムやそれを実行可能なデータプロセッサの数が増加しても、利用者の志向に容易に答え、所要の処理が開始されるまでの待ち時間を短縮する。
【解決手段】本発明のデータ処理システム(1)は、非接触インタフェース回路(2)とデータプロセッサ(3_1,3_2,3_3)とインタフェース制御回路(4)を有する。インタフェース制御回路は、使用するアプリケーションプログラムとそれを実行するデータプロセッサを指定する制御データが設定されるレジスタ(6)を有する。インタフェース制御回路は、非接触インタフェース回路に入力された信号が制御データによる指定を満足するか判別し、満足した条件に従って非接触インタフェース回路とデータプロセッサとをインタフェースさせる。また、データ処理システムは、非接触インタフェース回路に入力された信号に応答して使用するアプリケーションプログラムのリストを返信する。
【選択図】図2

Description

本発明は所謂RFID(Radio Frequency Identification)を用いたデータ処理システムに関し、例えば、移動体通信の他に近接非接触通信による決済機能を備えた携帯通信端末装置に適用して有効な技術に関する。
近接非接触通信を利用するデータ処理システムは、データ処理システムへの書込みや読出しを行うリーダ・ライタ装置が発生する特定の周波数の電磁波によって得られる電源で駆動し、アプリケーションプログラムを実行するデータプロセッサ等を含むセキュアコントローラとリーダ・ライタ装置とのインタフェースによって情報の遣り取りが行われる。実際には、前記データ処理システムに代表される非接触IC(Integrated Circuit)カード等を前記リーダ・ライタ装置にかざすことによって、当該リーダ・ライタ装置で指定されるアプリケーションプログラムによって処理される、例えば、交通機関における乗車券の精算、社員証や学生証の認証等の処理が行われる。
近年では、非接触ICカード等とリーダ・ライタ装置とのインタフェースに関するインタフェース規格が提供されている。例えば、データの符号化方式が異なるMifare(登録商標:ロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス社)方式やFeliCa(登録商標:ソニー株式会社)方式がある。更に、物理的に異なる複数の非接触ICカードと互換性のあるインタフェース技術も普及しつつある。例えば、NFC(Near Field Communication)は、1台のリーダ・ライタ装置と、前記Mifareと前記FeliCaを併せ持つ1つのICカード等とのインタフェースを可能にする技術を提供している。これによって、当該ICカードは、複数のアプリケーションプログラムを保持することができ、多種多様なデータ処理を行うことが可能となった。
特許文献1には、複数のインタフェース技術方式のICカードを並存する環境下でICカード内に格納された複数のアプリケーションプログラムを利用することについて記載されている。これによれば、リーダ・ライタ装置は、前記ICカード側からアプリケーションプログラムに属性情報を割り当てた情報を受け取り、前記リード・ライタ装置側で扱えるアプリケーションプログラムの有無を判定し、前記リード・ライタ装置側で適宜アプリケーションプログラムを切り替えて、前記ICカードに対するアクセスを行うことができる。
特開2007−183780号公報
本発明者は、複数のアプリケーションプログラムを格納するデータ処理システムにおいて、利用者が使用したいアプリケーションプログラムを実行するセキュアコントローラを特定してリーダ・ライタ装置とインタフェースすることについて検討した。それによれば、複数のセキュアコントローラで同一又は同類のアプリケーションプログラムを実行可能な環境が構成されている場合もあり、リーダ・ライタ装置側からでは所要のアプリケーションプログラムや所要のセキュアコントローラを指定させることが困難である。例えば、決済システムに応じて使用するセキュアコントローラやアプリケーションプログラムを端末装置側で指定するという自由度について保障されていなかった。
本発明の目的は、使用するセキュアデータプロセッサやアプリケーションプログラムをデータ処理システム側で指定するという自由度を得ることができるデータ処理システムを提供することにある。
本発明の別の目的は、外部からの要求に応答して処理を行なうデータ処理システムにおいて優先的に用いたいアプリケーションプログラムをデータ処理システム側で指定するという自由度があるとき、外部の処理要求側から所要の処理が要求されるまでの時間短縮に寄与することができるデータ処理システムを提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、本発明のデータ処理システムは、非接触インタフェース回路とセキュアデータプロセッサとインタフェース制御回路とを有する。前記インタフェース制御回路には、使用するアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムを実行するセキュアデータプロセッサとを指定する制御データが設定される。前記インタフェース制御回路は、前記非接触インタフェース回路に入力された信号が前記制御データによる指定を満足するか否かを判別し、満足したとき、満足した条件に従って前記非接触インタフェース回路と前記データプロセッサとをインタフェースさせる。
また、前記データ処理システムは、前記非接触インタフェース回路に入力された特定の要求に応答して、前記データプロセッサが実行可能なアプリケーションプログラムの優先順を指定した優先順位リストを前記前記非接触インタフェース回路から外部に送信させる。外部ではデータ処理システム側の優先順位順でデータ処理システムへの信号供給が可能になる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、使用するセキュアデータプロセッサやアプリケーションプログラムをデータ処理システム側で指定するという自由度を得ることができる。
また、外部からの要求に応答して処理を行なうデータ処理システムにおいて優先的に用いたいアプリケーションプログラムをデータ処理システム側で指定するという自由度があるとき外部の処理要求側から所要の処理が要求されるまでの時間短縮に寄与することができる。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態に係るデータ処理システム(1)は、外部と非接触インタフェースを行う非接触インタフェース回路(2)と、前記非接触インタフェース回路に接続しセキュアデータ処理を行なう複数のセキュアデータプロセッサ(3_1,3_2,3_3)を有する。また、前記データ処理システムは、前記非接触インタフェース回路と前記データプロセッサとの間のインタフェースを制御するインタフェース制御回路(4)を有する。前記セキュアデータプロセッサは、複数のアプリケーションプログラムを格納可能なプログラム領域(5_1,5_2,5_3)を有する。前記インタフェース制御回路は、前記プログラム領域に格納されたアプリケーションプログラムのうち使用するアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムの実行に用いるセキュアデータプロセッサとを指定する制御データが書き換え可能に設定される条件格納領域(6)を有する。前記インタフェース制御回路は、前記非接触インタフェース回路に入力された信号が前記条件格納領域に設定された制御データで特定されるアプリケーションプログラムを指定しているか否かを判別する。前記判別においてアプリケーションプログラムを指定しているときは、前記制御データに従って当該指定されたアプリケーションプログラムに対応されるセキュアデータプロセッサを前記非接触インタフェース回路にインタフェースさせる。これにより、アプリケーションプログラムやそれを実行するデータプロセッサの数が増加しても、利用者の志向に沿うアプリケーションプログラム又はそれを実行するデータプロセッサと外部とのインタフェースが実現できる。要するに、使用するセキュアデータプロセッサやアプリケーションプログラムをデータ処理システム側で指定するという自由度を得ることができる。
〔2〕項1のデータ処理システムにおいて、前記インタフェース制御回路は、外部から前記非接触インタフェース回路に入力された特定の要求に応答して非セキュアデータ処理を行い、前記セキュアデータプロセッサが実行可能なアプリケーションプログラムの優先順位を指定した優先順位リストを前記非接触インタフェース回路から外部に送信させる。これにより、他の回路モジュール等を起動しなくても、優先順位リストを外部に返信することができる。また、優先順位リストを返信することによって、当該優先順位リストに則する信号が外部から非接触インタフェース回路に入力されると期待できる。
〔3〕項1のデータ処理システムにおいて、ホストプロセッサを更に有し、前記ホストプロセッサは前記使用するアプリケーションプログラムと前記実行に用いるセキュアデータプロセッサとを特定するための情報を前記インタフェース制御回路に指示する。
〔4〕項3のデータ処理システムにおいて、入力操作に用いられる操作部と、前記操作部による入力操作を支援する表示部とを更に有し、前記ホストプロセッサは操作部による入力操作に基づいて前記使用するアプリケーションプログラムと前記実行に用いるセキュアデータプロセッサとを特定するための情報を前記インタフェース制御回路に指示する。
〔5〕項4のデータ処理システムにおいて、移動体通信を行う移動体通信制御部を更に有し、一の前記セキュアデータプロセッサは前記移動体通信におけるセキュアデータ処理にも兼用され、前記データ処理システムは携帯端末装置として構成される。
〔6〕項5のデータ処理システムにおいて、他のセキュアデータプロセッサは、SIMカードに搭載されたICカード用マイクロコンピュータ、又はメモリカードに搭載されたICカード用マイクロコンピュータである。
〔7〕別の観点によるデータ処理システムは外部と非接触インタフェースを行う非接触インタフェース回路と、前記非接触インタフェース回路に接続しセキュアデータ処理を行なうセキュアデータプロセッサと、前記非接触インタフェース回路と前記セキュアデータプロセッサとの間のインタフェースを制御するインタフェース制御回路とを有する。前記セキュアデータプロセッサは複数のアプリケーションプログラムを格納可能なプログラム格納領域を有する。前記インタフェース制御回路は条件格納領域を有する。前記条件格納領域は、前記プログラム格納領域に格納されたアプリケーションプログラムのうち使用するアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムの実行に用いるセキュアデータプロセッサとを特定するための制御データが書き換え可能に設定される。前記インタフェース制御回路は、前記非接触インタフェース回路に入力された信号が前記条件格納領域に設定された制御データで特定されるアプリケーションプログラムを指定しているか否かを判別する。前記判別においてアプリケーションプログラムを指定しているときは、前記制御データに従って当該指定されたアプリケーションプログラムに対応されるセキュアデータプロセッサを前記非接触インタフェース回路にインタフェースさせる。
〔8〕項7のデータ処理システムにおいて、外部のホスト装置に接続可能にされるホストインタフェース回路を更に有し、前記ホストインタフェース回路は外部から前記使用するアプリケーションプログラムと前記実行に用いるセキュアデータプロセッサとを特定するための情報を入力して前記インタフェース制御回路に与える。
〔9〕項8のデータ処理システムにおいて、前記セキュアデータプロセッサはICカード用マイクロコンピュータであって、前記データ処理システムはICカードとして構成される。
〔10〕別の観点によるデータ処理システムは、外部と非接触インタフェースを行う非接触インタフェース回路と、前記非接触インタフェース回路に接続しセキュアデータ処理を行なうセキュアデータプロセッサと、前記非接触インタフェース回路と前記セキュアデータプロセッサとの間のインタフェースを制御するインタフェース制御回路とを有する。前記インタフェース制御回路は、外部から前記非接触インタフェース回路に入力された特定の要求に応答して非セキュアデータ処理を行なって、前記データプロセッサが実行可能なアプリケーションプログラムの優先順位を指定した優先順位リストを前記前記非接触インタフェース回路から外部に送信させる。これにより、優先順位リストを返信することによって、当該優先順位リストに則する信号が外部から非接触インタフェース回路に入力されると期待できる。
〔11〕項10のデータ処理システムにおいて、前記インタフェース制御回路は、前記セキュアデータプロセッサが使用するアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムの実行に用いるセキュアデータプロセッサとを特定するための制御データが書き換え可能に設定される。前記非接触インタフェース回路に入力された信号が前記制御データで特定されるアプリケーションプログラムを指定しているか否かを判別する。前記判別においてアプリケーションプログラムを指定しているときは、前記制御データに従って当該指定されたアプリケーションプログラムに対応されるセキュアデータプロセッサを前記非接触インタフェース回路にインタフェースさせる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、発明を実施するための最良の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1には、本発明に係るデータ処理システムの一例である携帯通信端末装置としての携帯電話機20が例示される。携帯電話機20は公知の移動体通信のための移動体通信制御部32を有する。移動体通信制御部32は、特に図示はしないが、高周波部及びベースバンド部を有する。この移動体通信制御部32にはアンテナ31が接続されると共に、キー入力等の入力操作に用いられる操作部33、および操作部に入力支援フォーマットやデータ及び画像等の表示に用いられる表示部34が接続される。さらに、携帯電話機20を全体的に制御するホストプロセッサ(HST)21が移動体通信制御部32、特にそのベースバンド部に接続される。ホストプロセッサ21は、特に制限されないが、携帯電話機20用のアプリケーションプログラムの実行等に用いられる。
携帯電話機20は、特に制限されないが、認証処理や暗号化復号処理などのセキュアデータ処理を行なうことができるセキュアデータプロセッサとして、セキュアコントローラ(SC1,SC2,SC3)3_1,3_2,3_3を有する。セキュアコントローラ3_1は特に制限されないが、携帯電話機20の回路基板に固定され電話番号等のIDを保有するエンベデッドセキュアコントローラである。セキュアコントローラ3_2は特に制限されないが、所謂SIM(Subscriber Identity Module Card)と称されるリムーバブルなセキュアコントローラであり、電話番号等のIDを保有する。セキュアコントローラ3_3は特に制限されないが、リムーバブルなメモリカードスロットに装着されたICカードマイコン搭載のセキュアメモリカード又はメモリカードインタフェースを備えたICカードマイコンである。
セキュアコントローラ(SC1,SC2,SC3)3_1,3_2,3_3は特に制限されないが、移動体通信制御部32による通信に対するセキュアデータ処理に用いられるのはもとより、本実施の形態では近接非接触インタフェースによるセキュアデータ処理にも用いられる。
携帯電話機20は近接非接触インタフェースのためのアンテナ12とインタフェース制御回路としてのRFコントローラ(RFC)1とを備える。近接非接触インタフェース方式には、例えば前記Mifare方式や前記FeliCa方式等を採用可能である。RFコントローラ1には前記セキュアコントローラ3_1,3_2,3_3及びホストプロセッサ21が接続される。それぞれのセキュアコントローラ3_1,3_2,3_3は実行可能なアプリケーションプログラムをメモリに保有する。アプリケーションプログラムは書換え不可能なものもあれば、移動体通信制御部32を介して外部からダウンロードにて選択的に追加されたものもあり、例えば、セキュアコントローラ内部のフラッシュメモリに格納される。
図2には、前記非接触通信機能を実現する前記RFコントローラ1のブロック図が例示される。前記RFコントローラ1は、ホストプロセッサ21に接続されるホストインタフェース回路(HIF)10を備え、前記近接非接触インタフェース用のアンテナ12に接続して外部と近接非接触インタフェースを行う非接触インタフェース回路(NFCIF)2を備える。非接触インタフェース回路2はセキュアコントローラ選択回路(SCS)11を介して選択的に前記セキュアコントローラ3_1,3_2又は3_3に接続する。アンテナ12を介する非接触インタフェースの通信確立のための制御や前記セキュアコントローラ3_1,3_2又は3_3の接続制御は、インタフェース制御回路(IFCNT)4がホストプロセッサ21からの指示に基づいて行う。
インタフェース制御回路4は、メモリ(MEM)6、ロジック回路(LOG)8及びIDタグ回路(IDTAG)7を有する。ロジック回路8はホストインタフェース制御回路4の全体的な動作を制御する。
ロジック回路8はホストプロセッサ21からの指示に基づいてメモリにアプリケーションプログラムのリスト(APL)6_1と条件リスト(EXCDL)6_2を生成する。アプリケーションプログラムのリスト6_1はセキュアコントローラ3_1,3_2,3_3とそれに格納されたアプリケーションプログラムとの対応を特定するためのリストである。アプリケーションプログラムが追加された場合にはこのアプリケーションプログラムのリスト6_1も更新される。条件リスト6_2はアプリケーションプログラムとその実行に用いるセキュアコントローラとのペアを特定するためのリストである。この条件リスト6_2は、アンテナ12で受信した信号が要求するアプリケーションプログラムをどのセキュアコントローラを用いて実行すべきかを判定するために用いるものである。換言すれば、どのセキュアコントローラでどのアプリケーションプログラムを用いるかを予め指定するデータであり、例えば図3に示されるようにその指定には、タイプ(Type)、アプリケーションコードID及びセキュアコントローラIDを用いる。タイプとは非接触インタフェース通信のためのネットワークプロトコルに依存する通信形式を意味し、例えば変復調方式及び符号化復号方式を区別するための識別情報とされる。非接触インタフェースにおける変復調方式や符号化復号方式は通信ネットワーク等によって相違され、入力信号からアプリケーションコードIDを認識するにはその入力信号の変調方式と符号化方式が分からなければならない。ここでは、説明を簡単にするために、例えば変調方式は100%、10%の2種類の振幅変調に対応し、対応する符号化方式は、モディファイドミラー、マンチェスター、NRZ等とされ、その組合せに応じてここでは3種類のタイプA、タイプB、タイプCを考える。このようにタイプはネットワークを特定し、アプリケーションコードIDはアプリケーションプログラムを特定し、セキュアコントローラIDはそのアプリケーションプログラムの実行に利用するセキュアコントローラを特定する。図3において、セキュアコントローラIDが「非対応」となっている横の欄のアプリケーションプログラムは用いない、ということを意味する。図3の意義を有する条件リスト6_2は、例えば図4に例示されるように、セキュアコントローラIDが非対応ではない横欄のデータを含んでポインタ(PINT)によりエンドフラグ(END)までのポインタ構造を成す。
前記非接触インタフェース回路2は高周波回路(RF)2_1、変復調回路(MR)2_2、および符号化復号回路(MC)2_3を有する。高周波回路(RF)2_1は受信動作では非接触通信用のアンテナ12に入力された高周波信号を検波し、送信動作では送信信号に応じてアンテナ12を駆動する。変復調回路(MR)2_2は受信信号の復調を行い、送信信号の変調を行う。前記符号化復号回路2_3は特に制限されないが通信時に効率を上げるための専用の符号化方式による符号化を行い、受信データに対して復号を行う。変調回路2−2は振幅変調率100%及び10%に対応可能であり、受信動作では当初、上記3種類の振幅変調率のそれぞれで復調してその結果をロジック回路8に与える。ロジック回路8はその結果から振幅変調率が何パーセントであるかを判定し、判定した振幅変調率を変復調回路2_2に指定する。これによって、その受信動作に起因して非接触通信が確立した場合にはそれ以降、当該通信にはその振幅変調率が用いられる。
前記符号化復号回路2_3は、例えばモディファイドミラー、マンチェスター、NRZの符号化複合方式に対応し、上述の如く変復調回路2_2における変調率がロジック回路8から指定されるのに呼応してロジック回路8によって動作可能にされる。また、受信動作の当初は上記3種類の符号化復号方式のそれぞれに対応して復号動作を並列に行って、その結果をロジック回路8に供給する。ロジック回路8はそれぞれの復号データが正常か否かを判別し、正常な復号データが得られた符号化復号方式を符号化復号回路2_3に指定する。これによって、その受信動作に起因して非接触通信が確立した場合にはそれ以降、当該通信にはその符号化復号方式が用いられる。
上記変復調方式と符号化復号方式の判別により、アンテナ12からの入力信号に対するタイプの判別が完了される。
ロジック回路8は、符号化復号方式が設定された符号化復号回路2_3で復号されたアプリケーションコードIDを入力する。また、前記判別したタイプ及び入力したアプリケーションコードIDを備えたデータエントリの有無を前記条件リスト6_2から検索し、検索ヒットするエントリがなければ、ここまでの信号入力に対する通信を打ち切って、セキュアコントローラとの通信は確立されない。一方、検索ヒットするエントリがある場合には、ロジック回路8はセキュアコントローラ選択回路11を制御して、ヒットしたエントリのセキュアコントローラを符号化復号回路2_3に接続する制御を行う。これにより、前記条件リスト6_2で予め指定されたネットワークから特定のアプリケーションプログラムを実行するための通信が要求されたとき、同じく前記条件リスト6_2で予め指定されたセキュアコントローラを用いて当該特定のアプリケーションプログラムを実行することができる。従って、予め指定されていないネットワークからのアプリケーションプログラムの実行要求や所要のセキュアコントローラ以外のセキュアコントローラによるアプリケーションプログラムの実行が抑制される。例えば、特定の決済には特定のセキュアコントローラで所要のアプリケーションプログラムを実行させるというような自由度を、マルチセキュアコントローラ形態の携帯電話機で実現することができる。
IDタグ回路7は非セキュア処理を行なって簡易に非接触通信を行う回路である。前記セキュアコントローラを用いるセキュア処理には上述の非接触通信を行う。この動作をセキュア通信モードと称する。これに対して、IDタグ回路7を用いる通信はセキュア処理を行なわず、外部からの特定の信号入力に対して決まった処理を行なってデータを返すというものであり、タグIDの出力動作に代表されるように、往信と返信の一組の通信で完了する比較的短いデータの授受を行う。この簡易的な通信動作をIDタグ通信モードと称する。
IDタグ回路7は高周波回路2_1を経由して入力された信号を復調し、これに応答して優先順位リスト(PRIL)7_1をメモリ7_2から読み出して返信する。例えば図5の(A)に例示されるように、リーダ・ライタのような外部装置40のアンテナ41からPRIL要求信号が供給されると、これに応答してIDタグ回路7は優先順位リスト(PRIL)7_1を返信する。
優先順位リスト7_1は前記セキュアコントローラが実行可能なアプリケーションプログラムの優先順位が指定されたリストである。異なるタイプ(Type)で同一アプリケーションプログラムを実行可能であるという事情を考慮して、ここでは、タイプとアプリケーションコードIDが例えば優先順位の高いものから昇順で配列されて、リストが形成される。リストに挙げるエントリは条件リスト6_2に含まれる一部のエントリであってもよい。ロジック回路8はホストプロセッサ21からの指示に基づいてメモリ7_2に優先順位リスト7_1を生成する。
外部装置40は簡易なIDタグモードで優先順位リストを取得することができる。従って、携帯電話機20側で利用したいネットワークやアプリケーションプログラムを外部装置がセキュア通信モードを始める前に予め知ることができる。セキュア通信モードは図5の(C)に例示されるように、タイプが特定され通信要求を発行し、これに対する応答を受けとってから、アプリケーションコードIDを指定した要求を行ない、これに対する処理結果を受け取るというものである。したがって、前述の説明から明らかなように、携帯電話機20側の条件リスト6_2に適合するように通信を確立しなければならないから、これによって優先順位リスト7_1を取得しても意味が無い。条件リスト6_2に適合するように通信を確立しなくてもよい、という点においてIDタグ回路7によるIDタグモードは意義がある。換言すれば、外部装置40からの要求に応答して処理を行なう携帯電話機20において優先的に用いたいアプリケーションプログラムを携帯電話機20側で指定するという自由度を外部装置側から保障することができるようになる。すなわち、携帯電話機20のユーザーは所望のアプリケーションプログラムや通信方式を処理の前に外部装置40に知らせることができ、その通信自体は比較的単純なデータの送信であるため、高速な処理ができる。さらに外部装置40側は複数のアプリケーションプログラムが処理可能であることを前提としているが、ユーザー側の所望のアプリケーションプログラムがどれであるかわからない場合、次々とアプリケーションプログラムの処理要求を被処理装置側が処理するまで出していく。場合によっては外部装置40側が全ての可能なアプリケーションプログラムと通信方式の組み合わせを出した末に処理不可能の結果が得られるという非効率的な処理を回避することができる。
上記実施の形態では、携帯端末メーカー、サービス提供者、ユーザー、それぞれの都合により、一台の携帯端電話機にセキュアコントローラが形態を変えて複数搭載される場合を想定している。上述ではセキュアコントローラとして、携帯電話機の主機能動作のために基本的に挿抜しないもの、メモリカードに搭載され常に挿抜可能なもの、携帯電話機に組み込みで固定のものなどを想定し、使用するアプリケーションプログラムの機能、特性により適したセキュアコントローラが搭載されることに着目している。例えば、携帯電話機自体の機能に関係するアプリケーションプログラムであれば、組み込みのセキュアコントローラに、ユーザーが携帯電話機を変更しても、非接触のアプリケーションプログラムのステータスを変更せずに使い続けたい場合はSIMカード、頻繁に使用アプリケーションを使い分けるのであればメモリカードという具合になる。一つの認証、決済処理においては複数のセキュアコントローラ、複数のアプリケーションから実際に実行されるアプリケーションプログラムは一つに特定されなければならない。そのため、図2に基づいて説明した実施の形態では、インタフェース制御回路4で、それを絞り込んで特定されたアプリケーションプログラムとセキュアコントローラを指定して通信を確立するようにした。
次に、別の実施の形態として、通信の確立処理をそれぞれのセキュアコントローラに委ねる構成について説明する。図6にはこの観点による実施の形態が示される。3個のセキュアコントローラ51,52,53はRFコントローラ(RFC)50に並列的に接続される。セキュアコントローラ51,52,53はホストプロセッサ21の制御によってアクセスされるアプリケーションプログラムを格納するメモリ54,55,56と共に、条件設定レジスタ57,58,59を備える。
RFコントローラ50は複数のセキュアコントローラ51,52,53に対して各コントローラのインタフェースに合わせた送受信データのエンコード及び通信プロトコル変換を行って、それぞれのセキュアコントローラ51,52,53に実質的に同一の動作要求及び情報を出力する。セキュアコントローラ51,52,53はそれぞれに供給される動作要求及び情報に対して、自らの条件レジスタ57,58,59の設定値に基づいて特定のアプリケーションプログラムを動作させるか否かについて自立的な制御を行う。
アプリケーションプログラムにはホストサーバ名(近接非接触通信ネットワークのサーバ名若しくは近接非接触ネットワーク名)、動作条件等が付帯され、セキュアコントローラ51,52,53側で動作判断をするための情報が得られるようになっている。セキュアコントローラ51,52,53はどのような情報において自分に格納されている特定のアプリケーションプログラムを動作させるかが設定される前記レジスタ57,58,59を備え、そのレジスタ57,58,59の設定はホストプロセッサ21によりユーザーの意思を基に行われる。
図7には外部装置から渡される動作要求に付帯される情報と各セキュアコントローラに搭載される動作条件レジスタの設定例が示される。外部装置から渡される動作要求に付帯される情報は、外部装置側のアプリケーション処理要求コマンドに付帯される、アプリケーションプログラムの動作条件の情報であり、アプリケーションプログラムに対する要求処理内容、処理要求をしているホストサーバ名、本処理要求の対象者とされる。要求されるアプリケーション処理に対する条件はこの他にも考えられる。
セキュアコントローラ51の条件レジスタ57には、例えば要求処理内容としてプリペイド決済処理、ポイント決済処理が格納され、それ以外の処理についてはセキュアコントローラ51では受け付けない設定としている。その処理のホストサーバ名として、店舗Aのポイントサービス、飲食店Bの決済サービスだけを受け付ける設定としている。対象は会員に対する決済要求だけに限定している。セキュアコントローラ52の条件レジスタ58には、例えば要求処理内容はパスポート認証、ライセンス認証処理とされ、ホストサーバ名はそれぞれ空港管理局、県公安委員会のホストサーバに限定する。対象はそれぞれの資格者(日本国民、免許保持者)に限定される。セキュアコントローラ53の条件レジスタ59には例えば、クレジット決済処理要求に対してだけ受付け、チケットカウンタ、インターネット決済のホストサーバだけを対象とし、対象は一般者扱い、としている。
各セキュアコントローラ51,52,53では、付帯情報を外部装置からRFコントローラ50を経て受け取ると、自らの条件レジスタ57,58,59の設定情報と照合し、一致した場合に、処理要求を受付け、さらにアプリケーションコードIDを解析して、該当するアプリケーションプログラムをメモリから読み出して処理を実行する。また、各条件レジスタ57,58,59の設定は、基本的にユーザーが携帯電話機のユーザーインタフェースを通して指示設定することになる。アプリケーションプログラムによっては当初からユーザーが選択する余地がなく、固定のセキュアコントローラで処理する場合には、設定アプリケーションプログラム等を実行して、自動的に設定するようにしてもよい。
上記実施の形態によれば、セキュアコントローラごとにその条件レジスタに設定を行うことにより、処理が可能なアプリケーションプログラムを格納しているセキュアコントローラを一意に定めることが可能であり、アプリケーションプログラムの処理開始までの時間を短縮することができる。また、これらの設定は基本的にユーザーが行うことにより、異なるセキュアコントローラに同一のアプリケーションが格納されていても、常にユーザーが指定したセキュアコントローラだけが処理するように設定することができる。これにより、同じ決済でも複数のアプリケーションプログラム、複数のセキュアコントローラで処理できる場合でも、ポイントサービス等で獲得するポイントを複数のサービスやセキュアコントローラに分散したくない場合に、ユーザーが指示した特定のものにポイントを集中できるようにすることが可能ともなる。また、複数のセキュアコントローラのうち一つのものだけが処理動作を行い、他のセキュアコントローラは最初の判定だけの軽度の処理しか行う必要がなくなるから、消費電力の削減を図ることができる。
図8には、非接触通信機能を実現するICカード70のブロック図が例示される。前記ICカードに搭載されるRFコントローラ71は、前記セキュアコントローラ選択回路11を代替するICマイコン(ICMC)72とした他は前記RFコントローラ1と同様の構成であり、また、使用するセキュアコントローラを特定する処理や当該特定されたセキュアコントローラと外部とのインタフェースする処理も同様に行われる。前記ICマイコン72は、単数又は複数のアプリケーションプログラムを格納する単数又は複数のセキュアコントローラを有する。また、前記ICマイコン72は、前記符号化復号回路2_3に接続される。前記ロジック回路8は、前記ホストインタフェース回路10を介して外部設定装置80の指示に従って、前記ICマイコンが格納するアプリケーションプログラムや前記RFコントローラ71の内部モジュールの条件を設定する。前記外部装置80は、例えば、専用のパーソナルコンピュータ(PC)80であって、設定を行うユーザーインタフェース81、当該ユーザーインタフェースに接続されるレジスタアクセス制御回路82及び当該レジスタアクセス制御回路に接続されるアクセスインタフェース83を有する。前記ICカード70と前記パーソナルコンピュータ80の接続には、例えば、取り外し可能なコネクタ84が使用される。
図9には、セキュアコントローラにアプリケーションプログラムを格納する際のフローチャートが例示される。アプリケーションプログラムの新規登録が開始されると、前記ロジック回路8は、登録するアプリケーションプログラムのアプリケーションコードID及びタイプを確認する(9a)。そして、利用者は当該アプリケーションプログラムを格納するセキュアコントローラを選択する(9b)。前記ロジック回路8は、前記アプリケーションプログラムのリスト6_1を参照して、選択された前記セキュアコントローラに前記アプリケーションコードID及びタイプに基づくアプリケーションプログラムが既に登録済みであるか否かの判定を行う(9c)。この判定は、一つのセキュアコントローラ内に同一のアプリケーションプログラムが存在することによる動作の困難性を回避するために行う。この判定において、登録するアプリケーションプログラムが既に登録済みである場合、他のセキュアコントローラを選択する(9b)。前記ロジック回路8は、前記判定で登録するアプリケーションプログラムが無ければ、選択した前記セキュアコントローラのアプリケーションプログラムを格納するメモリに当該アプリケーションプログラムを設定する(9d)し、アプリケーションプログラムのリスト6_1を更新する(9e)。そして、利用者が当該アプリケーションプログラムを優先的に使用したい場合、当該アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションコードID及びタイプと、選択した前記セキュアコントローラを指定するためのセキュアコントローラIDを前記条件リスト6_2に設定する(9f)。また、利用者は、優先順位リスト7_2の設定を行う(9g)。以上より、アプリケーションプログラムの新規登録が完了する。
図10には、登録するアプリケーションプリグラムの優先順位を設定する際の手順を表す表示画面が例示される。画面1は登録するアプリケーションプログラムの機能分類を行う画面であり、画面2では当該機能分類における決済機能のアプリケーションの優先順位を設定する画面である。そして、画面3では当該機能分類における認証機能のアプリケーションの優先順位を設定する画面である。前記画面1から前記画面3の設定によって、優先順位リスト7_1を更新することができる。
図11には、携帯端末装置と外部装置との非接触通信において、携帯端末装置側でアプリケーションプログラムを指定して外部と非接触通信を行う際の携帯端末装置が例示される。前記携帯端末装置は、アプリケーションプログラムを指定するアプリ選択ボタンA及びBを有する。図12には、前記アプリ選択ボタンAとBの押し方によって指定されるアプリケーションプログラムを示す表が例示される。これによって、利用者が前記携帯端末装置を外部装置、例えば読取装置にかざす際に前記アプリ選択ボタンを使用することによって、利用者の志向を高めることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
前記優先順位リスト7_1には、セキュアコントローラが処理可能な全てのアプリケーションプログラムに優先順位を付記しても良いが、利用者が使用したいアプリケーションプログラムのみを抽出して優先順位を付記しても良い。
前記符号化復号回路2_3は、供給される信号を複数の符号化復号方式によって並列的に処理を行っているが、前記変復調回路による判定結果によって、使用する符号化復号方式を自動で選択されるようにすることもできる。
上記説明では、アプリケーションプログラムを実行するセキュアコントローラを特定するために、アプリケーションコードIDとタイプの条件を使用しているが、当該セキュアコントローラを特定できる他の条件であっても良い。
図11において、アプリケーションプログラムの優先順位リストを指定するためにアプリ選択ボタンを使用したが、携帯電話に初めから搭載される、例えば、数字や文字を入力するボタンを利用しても良い。
データ処理システムの一例である携帯通信端末装置としての携帯電話機のブロック図である。 非接触通信機能を実現するRFコントローラのブロック図である。 アプリケーションプログラムを実行するセキュアコントローラを特定するためのデータを示す表である。 非対応でないセキュアコンローラIDのデータを含むポインタによるエンドフラグまでのポインタ構造である。 携帯電話機と外部装置との非接触通信機能における説明図である。 セキュアコントローラ側で使用するアプリケーションプログラムを特定するための説明図である。 条件レジスタに設定される条件リストである。 非接触通信機能を実現するICカードのブロック図である。 セキュアコントローラに新規アプリケーションプログラムを格納する際のフローチャートである。 登録する新規アプリケーションプリグラムの優先順位を設定する際の手順を示す表示画面である。 携帯端末装置側でアプリケーションプログラムを指定して外部装置と非接触通信を行う携帯端末装置の表面図である。 アプリ選択ボタンの使用によって選択されるアプリケーションプログラムを示す表である。
符号の説明
1 RFコントローラ
2 非接触インタフェース回路
2_1 高周波回路
2_2 変復調回路
2_3 符号化復号回路
3_1〜3_3 セキュアコントローラ
4 インタフェース制御回路
5_1〜5_3 メモリ
6 メモリ
6_1 アプリケーションプログラムのリスト
6_2 条件リスト
7 IDタグ回路
7_1 優先順位リスト
8 ロジック回路
10 ホストインタフェース回路
11 セキュアコントローラ選択回路
12 非接触用のアンテナ
20 携帯電話機
21 ホスト回路
40 外部装置
41 アンテナ
50 RFコントローラ
51〜53 セキュアコントローラ
54〜56 条件レジスタ
57〜59 メモリ
70 ICカード
71 RFコントローラ
72 ICマイコン
80 外部設定装置

Claims (11)

  1. 外部と非接触インタフェースを行う非接触インタフェース回路と、前記非接触インタフェース回路に接続しセキュアデータ処理を行なう複数のセキュアデータプロセッサと、前記非接触インタフェース回路と前記セキュアデータプロセッサとの間のインタフェースを制御するインタフェース制御回路とを有し、
    前記セキュアデータプロセッサは複数のアプリケーションプログラムを格納可能なプログラム格納領域を有し、
    前記インタフェース制御回路は条件格納領域を有し、
    前記条件格納領域は、前記プログラム格納領域に格納されたアプリケーションプログラムのうち使用するアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムの実行に用いるセキュアデータプロセッサとを特定するための制御データが書き換え可能に設定され、
    前記インタフェース制御回路は、前記非接触インタフェース回路に入力された信号が前記条件格納領域に設定された制御データで特定されるアプリケーションプログラムを指定しているか否かを判別し、指定されているときは、前記制御データに従って当該指定されたアプリケーションプログラムに対応されるセキュアデータプロセッサを前記非接触インタフェース回路にインタフェースさせる、データ処理システム。
  2. 前記インタフェース制御回路は、外部から前記非接触インタフェース回路に入力された特定の要求に応答して非セキュアデータ処理を行なって、前記セキュアデータプロセッサが実行可能なアプリケーションプログラムの優先順位を指定した優先順位リストを前記前記非接触インタフェース回路から外部に送信させる請求項1記載のデータ処理システム。
  3. ホストプロセッサを更に有し、前記ホストプロセッサは前記使用するアプリケーションプログラムと前記実行に用いるセキュアデータプロセッサとを特定するための情報を前記インタフェース制御回路に指示する、請求項1記載のデータ処理システム。
  4. 入力操作に用いられる操作部と、前記操作部による入力操作を支援する表示部とを更に有し、前記ホストプロセッサは操作部による入力操作に基づいて前記使用するアプリケーションプログラムと前記実行に用いるセキュアデータプロセッサとを特定するための情報を前記インタフェース制御回路に指示する請求項3記載のデータ処理システム。
  5. 移動体通信を行う移動体通信制御部を更に有し、一の前記セキュアデータプロセッサは前記移動体通信におけるセキュアデータ処理にも兼用され、前記データ処理システムは携帯端末装置として構成される、請求項4記載のデータ処理システム。
  6. 他のセキュアデータプロセッサは、SIMカードに搭載されたICカード用マイクロコンピュータ、又はメモリカードに搭載されたICカード用マイクロコンピュータである、請求項5記載のデータ処理システム。
  7. 外部と非接触インタフェースを行う非接触インタフェース回路と、前記非接触インタフェース回路に接続しセキュアデータ処理を行なうセキュアデータプロセッサと、前記非接触インタフェース回路と前記セキュアデータプロセッサとの間のインタフェースを制御するインタフェース制御回路とを有し、
    前記セキュアデータプロセッサは複数のアプリケーションプログラムを格納可能なプログラム格納領域を有し、
    前記インタフェース制御回路は条件格納領域を有し、
    前記条件格納領域は、前記プログラム格納領域に格納されたアプリケーションプログラムのうち使用するアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムの実行に用いるセキュアデータプロセッサとを特定するための制御データが書き換え可能に設定され、
    前記インタフェース制御回路は、前記非接触インタフェース回路に入力された信号が前記条件格納領域に設定された制御データで特定されるアプリケーションプログラムを指定しているか否かを判別し、指定されているときは、前記制御データに従って当該指定されたアプリケーションプログラムに対応されるセキュアデータプロセッサを前記非接触インタフェース回路にインタフェースさせる、データ処理システム。
  8. 外部のホスト装置に接続可能にされるホストインタフェース回路を更に有し、前記ホストインタフェース回路は外部から前記使用するアプリケーションプログラムと前記実行に用いるセキュアデータプロセッサとを特定するための情報を入力して前記インタフェース制御回路に与える請求項7記載のデータ処理システム。
  9. 前記セキュアデータプロセッサはICカード用マイクロコンピュータであって、前記データ処理システムはICカードとして構成された請求項8記載のデータ処理システム。
  10. 外部と非接触インタフェースを行う非接触インタフェース回路と、前記非接触インタフェース回路に接続しセキュアデータ処理を行なうセキュアデータプロセッサと、前記非接触インタフェース回路と前記セキュアデータプロセッサとの間のインタフェースを制御するインタフェース制御回路とを有し、
    前記インタフェース制御回路は、外部から前記非接触インタフェース回路に入力された特定の要求に応答して非セキュアデータ処理を行なって、前記データプロセッサが実行可能なアプリケーションプログラムの優先順位を指定した優先順位リストを前記前記非接触インタフェース回路から外部に送信させる、データ処理システム。
  11. 前記インタフェース制御回路は、前記セキュアデータプロセッサが使用するアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムの実行に用いるセキュアデータプロセッサとを特定するための制御データが書き換え可能に設定され、前記非接触インタフェース回路に入力された信号が前記制御データで特定されるアプリケーションプログラムを指定しているか否かを判別し、指定されているときは、前記制御データに従って当該指定されたアプリケーションプログラムに対応されるセキュアデータプロセッサを前記非接触インタフェース回路にインタフェースさせる、請求項10記載のデータ処理システム。
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