JP2010060941A - ドックステーション及び再生システム - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯型記録再生装置が装着されたときには装着された携帯型記録再生装置の表示部を点灯するようにして、操作性の向上を図る。
【解決手段】表示部を有する携帯型記録再生装置が装着される装着部26と、装着部26に設けられ、携帯型記録再生装置に電気的に接続されて、携帯型記録再生装置とデータの送受信を行う送受信部27、送受信部27より入力されたデータを出力するスピーカ24と、装着部26に記録再生装置が装着されたとき、装着部26に装着された携帯型記録再生装置の表示部を駆動する駆動信号を第1の所定期間毎に出力する制御部31とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】表示部を有する携帯型記録再生装置が装着される装着部26と、装着部26に設けられ、携帯型記録再生装置に電気的に接続されて、携帯型記録再生装置とデータの送受信を行う送受信部27、送受信部27より入力されたデータを出力するスピーカ24と、装着部26に記録再生装置が装着されたとき、装着部26に装着された携帯型記録再生装置の表示部を駆動する駆動信号を第1の所定期間毎に出力する制御部31とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、携帯型記録再生装置が装着され、携帯型記録再生装置に格納された音楽データ等のデータを可聴音で再生するドックステーション及び再生システムに関する。
携帯型記録再生装置は、内部に、半導体メモリやハードディスクドライブ等の記憶部を備えており、この記憶部に格納された音楽ファイルをデコードし、イヤホンやヘッドフォン等を用いて音楽を聴くことができる。この種の携帯型記録再生装置は、専ら個人が移動しながら音楽を聴くことを目的としていることから、スピーカは内蔵されていない。そこで、携帯型記録再生装置は、空間で音楽を聴くときには、ドックステーションに装着し、携帯型記録再生装置からドックステーションに音楽ファイルを転送し、ドックステーションのスピーカで音楽を聴くようになっている。
ところで、携帯型記録再生装置には、再生中の音楽データに関連する関連データ、例えばトラックナンバ、曲名、アーティスト名、再生時間を見ることができるように液晶表示パネル等の表示部が設けられている。この表示部は、携帯型記録再生装置が二次電池を電源としているため、省電力化を図る必要があり、例えば、操作をやめてから所定期間経過すると消灯するようになっている。
したがって、ユーザがドックステーションに携帯型記録再生装置を装着してスピーカで音楽を聞く場合、ドックステーションに装着された携帯型記録再生装置は、ドックステーションでの再生開始操作を行ってから長時間操作されないことになる。すると、携帯型記録再生装置の表示部は、消灯されてしまい、ユーザは、再生中の音楽データに関連する関連データを携帯型記録再生装置の表示部で確認することができなくなる。携帯型記録再生装置の表示部で再生中の音楽データに関連する関連データを確認するには、携帯型記録再生装置がドックステーションの装着部に装着された状態で何らかの操作を行って表示部が点灯されるようにする必要がある。
携帯型記録再生装置は、表示部を、常時点灯するように設定を変更することもできる。しかしながら、この設定変更は、操作階層の深い部分で行うようになっている。すなわち、ユーザは、表示部を常時点灯に切り替えるため、複数回に亘って操作ボタンを操作する必要があり、面倒である。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、携帯型記録再生装置が装着されたときには装着された携帯型記録再生装置の表示部を点灯するようにして、操作性の向上を図ることができるドックステーション及び再生システムを提供することを目的とする。
本発明に係るドックステーションは、表示部を有する携帯型記録再生装置が装着される装着部と、上記装着部に設けられ、上記携帯型記録再生装置に電気的に接続されて、上記携帯型記録再生装置とデータの送受信を行う送受信部と、上記装着部に上記携帯型記録再生装置が装着されたとき、上記装着部に装着された携帯型記録再生装置の表示部を駆動する駆動信号を第1の所定期間毎に出力する制御部とを備える。
また、本発明に係る再生システムは、表示部を有する携帯型記録再生装置と、携帯型記録再生装置が装着される装着部と、上記装着部に設けられ、上記携帯型記録再生装置に電気的に接続されて、上記携帯型記録再生装置とデータの送受信を行う送受信部と、上記装着部に上記記録再生装置が装着されたとき、上記装着部に装着された携帯型記録再生装置の表示部を駆動する駆動信号を所定期間毎に出力する制御部とを有するドックステーションとを備える。
本発明によれば、ドックステーションの装着部に記録再生装置が装着されたとき、装着部に装着された携帯型記録再生装置の表示部を駆動する駆動信号を、携帯型記録再生装置の表示部が消灯する第2の所定期間より短い第1の所定期間毎に出力するようにしたので、ドックステーションの装着部に携帯型記録再生装置が装着されたときに、第2の所定期間以上操作がされないことがあっても、携帯型記録再生装置の表示部を継続して点灯させることができる。したがってユーザは、ドックステーションの装着部に携帯型記録再生装置が装着され長時間操作がされないときであっても、携帯型記録再生装置の表示部で動作状況を確認することがきる。
以下、本発明が適用された再生システム及びこの再生システムに用いられる携帯型記録再生装置について図面を参照して説明する。なお、説明は以下の順に従って説明する。
1.全体構成
2.携帯型記録再生装置の説明
3.ドックステーションの説明
4.全体の動作の説明
1.全体構成
2.携帯型記録再生装置の説明
3.ドックステーションの説明
4.全体の動作の説明
<全体構成>
図1に示すように、本発明が適用された再生システム1は、携帯型記録再生装置10と、この携帯型記録再生装置10が装着されるドックステーション20とを備えている。携帯型記録再生装置10は、片手で把持できる程度の大きさで略矩形板状に形成されており、内部にハードディスクやフラッシュメモリ等のメモリを内蔵している。携帯型記録再生装置10は、通常、メモリに、音声データや映像データ等のコンテンツデータが保存されている。ユーザは、イヤホンやヘッドフォンを接続することによって、メモリに保存されているオーディオデータ等の音声データや聞くことができ、また、表示部で映像データを見ることができる。例えば、携帯型記録再生装置10に記録されているオーディオデータを空間で聞く場合、ユーザは、携帯型記録再生装置10をドックステーション20に接続する。そして、携帯型記録再生装置10のメモリに保存されている所定のオーディオデータをドックステーション20に転送し、ドックステーション20のスピーカで所定のオーディオデータを聞くことになる。
図1に示すように、本発明が適用された再生システム1は、携帯型記録再生装置10と、この携帯型記録再生装置10が装着されるドックステーション20とを備えている。携帯型記録再生装置10は、片手で把持できる程度の大きさで略矩形板状に形成されており、内部にハードディスクやフラッシュメモリ等のメモリを内蔵している。携帯型記録再生装置10は、通常、メモリに、音声データや映像データ等のコンテンツデータが保存されている。ユーザは、イヤホンやヘッドフォンを接続することによって、メモリに保存されているオーディオデータ等の音声データや聞くことができ、また、表示部で映像データを見ることができる。例えば、携帯型記録再生装置10に記録されているオーディオデータを空間で聞く場合、ユーザは、携帯型記録再生装置10をドックステーション20に接続する。そして、携帯型記録再生装置10のメモリに保存されている所定のオーディオデータをドックステーション20に転送し、ドックステーション20のスピーカで所定のオーディオデータを聞くことになる。
携帯型記録再生装置10は、小型であり携帯型電子機器であるため、電源部に、リチウムイオン二次電池等の二次電池が使用されている。このため、携帯型記録再生装置10では、省電力化を図る必要があり、例えば、所定期間以上操作がされないとき、表示部の駆動を停止するようにしている。本発明が適用されたドックステーション20では、携帯型記録再生装置10が装着され、オーディオデータの再生が行われている場合に、所定時間以上操作が行われなくても、表示部の動作を停止しないようにしている。これにより、ユーザは、携帯型記録再生装置10の表示部の表示内容を常に視認できるようなり、利便性の向上が図られる。
以下、本発明が適用された再生システム1を構成する携帯型記録再生装置10とドックステーション20について、図面を参照して説明する。
<携帯型記録再生装置10>
図2に示すように、ドックステーション20に装着可能な携帯型記録再生装置10は、オーディオデータ等の音声データや映像データ等のコンテンツデータを保存するメモリ11と、メモリ11に保存するコンテンツデータが入力されるデータ送受信部12とを備える。また、携帯型記録再生装置10は、再生するコンテンツデータをデコードするコーデック13と、オーディオデータ等の音声データを出力する出力部14と、映像データや動作状況等を表示する表示部15とを備える。更に、携帯型記録再生装置10は、操作信号を入力する操作部16と、装置全体の動作を制御する制御部17と、装置全体に電力を供給する電源部18とを備えている。
図2に示すように、ドックステーション20に装着可能な携帯型記録再生装置10は、オーディオデータ等の音声データや映像データ等のコンテンツデータを保存するメモリ11と、メモリ11に保存するコンテンツデータが入力されるデータ送受信部12とを備える。また、携帯型記録再生装置10は、再生するコンテンツデータをデコードするコーデック13と、オーディオデータ等の音声データを出力する出力部14と、映像データや動作状況等を表示する表示部15とを備える。更に、携帯型記録再生装置10は、操作信号を入力する操作部16と、装置全体の動作を制御する制御部17と、装置全体に電力を供給する電源部18とを備えている。
メモリ11は、ハードディスクやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の半導体メモリでなり、数十〜数百ギガバイトの記憶容量を有している。このメモリ11は、複数のオーディオデータや映像データ等のコンテンツデータを格納する。これらのコンテンツデータは、データ送受信部12より、このデータ送受信部12と接続されたドックステーション20やパーソナルコンピュータ等の情報処理装置から転送される。
なお、例えば、メモリ11には、コンテンツデータが例えば、AAC、MP3、WAV、AIFF等のファイル形式で保存される。
データ送受信部12は、例えば30ピンのコネクタ等を有しており、略矩形板状の装置本体の例えば背面部に設けられている。データ送受信部12は、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置と接続ケーブルを介して接続されたとき、一端がUSBインタフェースに接続された接続ケーブルの他端のコネクタが接続されることになる。データ送受信部12には、情報処理装置がサーバ等からダウンロードしたコンテンツデータが接続ケーブルを介して入力され、入力されたコンテンツデータをメモリ11に保存する。
また、データ送受信部12は、ドックステーション20の装着部に装着された際、この装着部のコネクタとも接続される。コンテンツデータの再生を行うとき、データ送受信部12は、ドックステーション20に再生するコンテンツデータを出力する。また、データ送受信部12には、ドックステーション20に保存されているコンテンツデータを携帯型記録再生装置10のメモリ11に保存するとき、ドックステーション20からコンテンツデータが入力される。
データ送受信部12では、接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置やドックステーション20との間で制御データのやりとりを行うこともできる。例えば、ドックステーション20からは、携帯型記録再生装置10の表示部15を連続して点灯させるための駆動信号が入力される。更に、データ送受信部12は、接続された装置から電源供給がされ、供給された電源で電源部18の二次電池に対して充電を行うこともできる。
コーデック13は、メモリ11に保存されているコンテンツデータを再生するとき、選択されたファイルのコンテンツデータをデコードして、出力部14や表示部15に出力する。すなわち、オーディオデータ等の音声データを再生するときには、デコードしたオーディオデータ等の音声データを出力部14に出力し、映像データを再生するときには、デコードした映像データを表示部15に出力する。
出力部14は、ジャックを有し、ジャックにヘッドフォンやイヤホンの端子が接続され、イヤホンやヘッドフォンからオーディオデータ等の音声データが可聴音で放音されるようにする。
表示部15は、例えば液晶表示パネル、有機ELパネル等でなり、例えば図1に示すように、装置本体の前面部に設けられている。表示部15は、映像データを表示する他、装置の動作状況を表示する。具体的に、表示部15は、動作状況として、再生中のコンテンツデータの曲順、アーティスト名、曲名、再生時間等の関連データを表示する。この表示部15は、動作状況を表示する状態において、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置やドックステーション20に接続されていないとき、操作部16で操作が行われてから所定時間経過するまで、バックライト等が駆動し、視認可能な状態となる。そして、表示部15は、操作部16の操作を停止してから所定期間が経過すると、省電力のため、バックライト等を消灯する、すなわち駆動を停止する。
操作部16は、例えば回転操作部材や押しボタン等で構成され、例えば図1に示すように、装置本体の前面部で表示部15の下側に設けられている。この操作部16では、コンテンツデータの再生、一時停止、早送り、巻き戻し等を行うことができる。また、操作部16では、再生するコンテンツデータの検索や選択等を行うことができる。
制御部17は、例えばマイクロコンピュータであり、装置全体の動作を、操作部16からの操作信号等に基づいて制御する。例えば、制御部17は、データ送受信部12よりコンテンツデータが入力されると、入力されたコンテンツデータをメモリ11に格納する。また、制御部17は、操作部16で、ユーザ所望のコンテンツデータが表示部15に表示された一覧の中から選択されると、選択されたコンテンツデータをメモリ11から読み出し、コーデック13でデコードし、音声データを出力部14に出力し、映像データを表示部15に出力する。
更に、制御部17は、所定時間を計時するタイマ17aを有している。制御部17は、操作部16から操作信号が入力されなくなってから所定時間、例えば25秒間経過すると、表示部15の駆動を停止し、省電力化を図る。加えて、制御部17は、データ送受信部12からのコンテンツデータ等のデータ入力が無くなってから所定時間経過すると、表示部15の駆動を停止するようにしても良い。また、制御部17は、表示部15の駆動を停止している際にデータ送受信部12を介して外部の機器から表示部15の駆動信号が入力されると、停止している表示部15の駆動を再開する。
電源部18は、装置本体を動作させる際の電源となる二次電池、二次電池に充電を行うための充電回路、装置本体の各回路を構成する集積回路チップやマイクロコンピュータに電力を供給する電源回路、DC入力端子等を備えている。電源部18は、DC入力端子にDC電源が接続されているとき、ドックステーション20の装着部や情報処理装置にUSBケーブルを介して接続されているとき等に、充電回路で二次電池に対して充電を行う。また、電源部18は、二次電池の電力及び/又はDC入力端子から供給される電力を、電源回路で所定電圧に変換して、装置本体の各回路を構成する集積回路チップやマイクロコンピュータに電力を供給する。
<ドックステーション20>
ドックステーション20は、携帯型記録再生装置10が装着可能な装置であるが、更に、ディジタル及び/又はアナログのラジオ放送を受信するチューナとしても機能する。具体的に、ドックステーション20には、ユーザが、例えば、携帯型記録再生装置10の二次電の充電をするためや携帯型記録再生装置10のメモリ11に保存したコンテンツデータの音声データを空間に放音するために装着される。
ドックステーション20は、携帯型記録再生装置10が装着可能な装置であるが、更に、ディジタル及び/又はアナログのラジオ放送を受信するチューナとしても機能する。具体的に、ドックステーション20には、ユーザが、例えば、携帯型記録再生装置10の二次電の充電をするためや携帯型記録再生装置10のメモリ11に保存したコンテンツデータの音声データを空間に放音するために装着される。
このドックステーション20は、アンテナ21に接続されたチューナ22と、受信したディジタル及び/又はアナログのラジオ放送番組をデコードし、音声データを生成するサウンド制御部23と、音声データを空間に放音するスピーカ24と、音声データをイヤホンやヘッドフォンに出力する出力部25とを備える。また、ドックステーション20は、例えば装置本体の上面に設けられた携帯型記録再生装置10の背面部に設けられたデータ送受信部27と、ラジオ放送番組で使用されたコンテンツデータやこのコンテンツデータに関連づけられた付加データ等を格納するメモリ28とを備える。更に、ドックステーション20は、装置本体の動作状況等を表示する装置本体の前面部中央等に設けられた表示部29と、操作信号を入力する操作部30と、全体の動作を制御する制御部31とを備える。
チューナ22は、選択されたチャンネルのディジタル及び/又はアナログのラジオ番組信号を選択し、デコードする。チューナ22は、例えばディジタル地上波放送(HDラジオ(High Definition Radio)放送を受信した場合に付加データがあると、付加データを分離し、表示部29に表示したり、操作に応じて、メモリ28に格納する。
サウンド制御部23は、チューナ22からの入力とデータ送受信部27からの入力とライン入力とを切り換える。サウンド制御部23は、音声データをディジタル信号からアナログ信号に変換し、更に、制御部31からの入力に応じてボリュームコントロールを行う。そして、サウンド制御部23は、音声データをスピーカ24や出力部25に出力する。スピーカ24は、所謂ラウドスピーカであり、装置本体の正面部の表示部29の両側に設けられ、サウンド制御部23から入力された音声データを空間に放音する。出力部25は、ジャックを有し、ジャックにヘッドフォンやイヤホンの端子が接続され、イヤホンやヘッドフォンから音声データが可聴音で放音されるようにする。
携帯型記録再生装置10が装着される装着部26は、装置本体の上面部略中央等に、携帯型記録再生装置10を立った状態で保持し得るように凹部で形成されている。具体的に、この装着部26の凹部には、データ送受信部12が設けられた携帯型記録再生装置10の背面部が接続端として挿入される。装着部26の凹部は、携帯型記録再生装置10の背面部と係合することで、携帯型記録再生装置10が立った状態を保持する。装着部26の凹部の底面部には、データ送受信部27の一部となる携帯型記録再生装置10のデータ送受信部12と接続されるコネクタが設けられている。
メモリ28は、ハードディスクやEEPROM等の半導体メモリであり、ラジオ放送番組で使用されたユーザが記録したオーディオデータやオーディオデータに関連づけられた付加データが記録される。ここで、付加データは、例えば、オーディオデータのアーティスト名、曲名、再生時間、オーディオデータに関連するURL(Uniform Resource Locator)等である。
データ送受信部27は、携帯型記録再生装置10が装着部26に装着された際、放送中の番組内で放送されるオーディオデータやメモリ28に保存されているオーディオデータや付加データを携帯型記録再生装置10に対して出力し、携帯型記録再生装置10のメモリ11に複写できるようにする。
また、データ送受信部27は、携帯型記録再生装置10から再生するコンテンツデータが入力され、スピーカ24より空間に放音されるようにする。
更に、データ送受信部27は、装着部26に携帯型記録再生装置10が装着され、携帯型記録再生装置10に保存されているコンテンツデータを再生しているとき、所定期間毎、例えば20秒毎に、携帯型記録再生装置10の表示部15の駆動信号を携帯型記録再生装置10のデータ送受信部12に対して出力する。
表示部29は、例えば液晶表示パネル、有機ELパネル等でなり、装置本体の例えば前面部に設けられている。表示部15は、装置の動作状況を表示する。具体的に、表示部15は、動作状況として、再生中のコンテンツデータの曲順、アーティスト名、曲名、再生時間等の関連データを表示する。
操作部30は、例えば、装置本体の上面や遠隔操作装置で構成される。操作部30では、ラジオ放送のチャンネル選択ボタン、番組データや番組で使用されるオーディオデータ等のコンテンツデータの記録ボタン、再生ボタン、停止ボタン等で構成されている。
制御部31は、例えばマイクロコンピュータであり、装置全体の動作を、操作部30からの操作信号等に基づいて制御する。例えば、制御部31は、チューナ22でユーザが操作部30で選択したチャンネルのディジタル地上波放送番組を受信しているとき、音声データを、スピーカ24より空間に放音する。制御部31は、所定のチャンネルのディジタル地上波放送番組を受信しているとき、所定のオーディオデータの記録操作を操作部30で行うと、記録操作が行われたオーディオデータ及びこのオーディオデータに関連づけられた付加データをメモリ28に格納する。更に、制御部31は、装着部26に装着された携帯型記録再生装置10のメモリ11に格納されているオーディオデータ等のコンテンツデータの再生操作が行われると、選択されたコンテンツデータのファイルをメモリ11より読み出し、これをサウンド制御部23を介してスピーカ24より放音する。
更に、制御部31は、タイマ31aを有しており、所定時間を計時する。制御部31は、装着部26に携帯型記録再生装置10が装着されているとき、タイマ31aで所定期間を計時し、所定時間毎に携帯型記録再生装置10の表示部15の駆動信号を発生し、この駆動信号をデータ送受信部12より携帯型記録再生装置10に出力する。具体的に、制御部17は、第1の所定期間(例えば20秒)毎に、駆動信号を携帯型記録再生装置10に出力する。これは、携帯型記録再生装置10の表示部15が第2の所定期間、すなわち操作を停止してから25秒で表示部15の駆動を停止し、省電力化を図るためである。これにより、ユーザは、ドックステーション20の装着部26に携帯型記録再生装置10を装着しているときであっても、携帯型記録再生装置10の表示部15で再生しているコンテンツデータに関連する曲順、アーティスト名、曲名、再生時間等を視認することができる。
この際、制御部31は、携帯型記録再生装置10が装着部26に装着されたことを検出したときやデータの転送処理が開始時(データ送受信部27へのデータ入力時)に最初の駆動信号を携帯型記録再生装置10に出力する。これにより、制御部31は、装着部26に携帯型記録再生装置10が装着された直後において、携帯型記録再生装置10の表示部15の駆動が停止することを防止することができる。
なお、第1の所定期間と第2の所定期間の関係は、ドックステーション20側の第1の所定時間の方が携帯型記録再生装置10側の第2の所定時間より短ければ、それぞれの時間の長さは、特に限定されるものではない。
<全体の動作の説明>
次に、携帯型記録再生装置10がドックステーション20に装着され、携帯型記録再生装置10のコンテンツデータがドックステーション20で再生されるまでの一連の動作について図4を参照して説明する。
次に、携帯型記録再生装置10がドックステーション20に装着され、携帯型記録再生装置10のコンテンツデータがドックステーション20で再生されるまでの一連の動作について図4を参照して説明する。
携帯型記録再生装置10に保存されているオーディオデータ等のコンテンツデータをヘッドフォンやイヤホンを用いることなく聞くには、先ず、携帯型記録再生装置10がドックステーション20と装着部26に装着される。ドックステーション20の制御部31は、ステップS1において、装着部26に携帯型記録再生装置10が装着され、データ送受信部12のコネクタとデータ送受信部27のコネクタとが接続されたかを判断する。そして、制御部31は、コネクタ同士が接続されたと判断したとき、ステップS2に進み、接続されていないとき、ステップS1を繰り返す。
なお、制御部31は、装着部26に設けられた機械的スイッチのオンオフで携帯型記録再生装置10が装着部26に装着されたかを判断するようにしても良い。また、制御部31は、装着部26に装着された携帯型記録再生装置10の認証がとれたときに、装着部26に携帯型記録再生装置10が装着されたと判断しても良い。
ステップS2において、制御部31は、携帯型記録再生装置10の表示部15の駆動信号を発生し、データ送受信部27より携帯型記録再生装置10のデータ送受信部12に出力する。これにより、携帯型記録再生装置10の制御部17では、駆動信号を検出すると、タイマ17aをリセットし、この駆動信号を受信してから、表示部15の駆動を停止するまでの時間である第2の所定時間(この例では25秒)を計時する処理を開始する。
ステップS3において、制御部31は、タイマ31aで前回駆動信号を送信してから第1の所定期間(この例では20秒)を計時する処理を開始し、ステップS4に進む。
ステップS4において、制御部31は、第1の所定期間を経過したかどうかを判断する。制御部31は、第1の所定期間を経過したとき、ステップS2に戻り、再度、駆動信号を発生し、データ送受信部27より携帯型記録再生装置10のデータ送受信部12に出力する。また、制御部31は、第1の所定期間を経過していないとき、ステップS3からの処理を繰り返す。
ドックステーション20の制御部31は、以上のような処理と並列して、携帯型記録再生装置10がステップS1で装着された後、携帯型記録再生装置10のメモリ11に格納されているコンテンツデータの転送処理を開始する。この際、コンテンツデータを再生するためのデコード処理は、携帯型記録再生装置10のコーデック13、ドックステーション20のサウンド制御部23の何れで行うようにしても良い。そして、ユーザによって選択された携帯型記録再生装置10のメモリ11に格納されたコンテンツデータは、ドックステーション20のスピーカ24を介して空間に放音される。
携帯型記録再生装置10のメモリ11に格納されたコンテンツデータが複数選択され連続再生等が行われているときには、携帯型記録再生装置10からドックステーション20へのデータ転送処理中に、上述した第1の所定時間を経過することが生じる。この場合、制御部31は、データ転送処理中に割り込み処理を行って、コンテンツデータの転送処理より優先して携帯型記録再生装置10に対して表示部15の駆動信号を出力し、携帯型記録再生装置10の表示部15が消灯することを防止する。
以上のようなドックステーション20では、携帯型記録再生装置10に格納されているコンテンツデータの再生を行っている際に、第2の所定時間(ここでは25秒)以上携帯型記録再生装置10の操作部16を操作しないことがあっても、表示部15が消灯する第2の経過時間(25秒)が経過する前に表示部15の駆動信号を携帯型記録再生装置10に出力する。したがって、制御部31は、携帯型記録再生装置10の表示部15を継続して点灯させることができる。また、ユーザは、コンテンツデータの再生中に、すなわち音楽を聞きながら、携帯型記録再生装置10の表示部15を見て、動作状況や再生しているコンテンツデータに関する情報を視認することができる。
なお、ドックステーション20のメモリ28に格納されているコンテンツデータや付加データを携帯型記録再生装置10のメモリ11に転送する処理を行う場合もある。この場合にあっても、ドックステーション20の制御部31は、ステップS1で説明したように、装着部26に携帯型記録再生装置10が装着されたことを検出してから、メモリ28から携帯型記録再生装置10のメモリ11への転送処理を開始する。そして、制御部31は、この処理に並列して、ステップS2−ステップS4まで処理を行う。すなわち、制御部31は、第1の所定期間毎に、表示部15の駆動信号を発生し、データ送受信部27より携帯型記録再生装置10のデータ送受信部12に出力する。これにより、携帯型記録再生装置10では、制御部17がこの駆動信号を検出することで、表示部15が消灯されないようにする。したがって、ユーザは、ドックステーション20から携帯型記録再生装置10のメモリ11にコンテンツデータや付加データを転送している際の動作状況を表示部15で確認できる。
この場合にも、ドックステーション20から携帯型記録再生装置10へのデータ転送処理中に、上述した第1の所定時間を経過することが生じる。このため、制御部31は、データ転送処理中に割り込み処理を行って、コンテンツデータや付加データの転送処理より優先して携帯型記録再生装置10に対して表示部15の駆動信号を出力し、携帯型記録再生装置10の表示部15が消灯することを防止する。
以上のように、本発明が適用された再生システム1では、携帯型記録再生装置10とドックステーション20との間でコンテンツデータ等の転送処理を行う際に、必ず表示部15が消灯する前に、表示部15の駆動信号をドックステーション20から携帯型記録再生装置10に入力する。したがって、再生システム1では、携帯型記録再生装置10の表示部15が消灯することを防止でき、常に、表示部15を用いて動作状況を確認することができる。したがって、再生システム1では、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
なお、以上説明したドックステーション20は、ディジタル及び/又はアナログのラジオ放送を受信するチューナの機能を有していたが、本発明のドックステーションは、チューナの機能を有していなくても良く、また、他の機能を有していても良い。例えば、ドックステーション20は、映像データを表示する表示装置の機能を有していても良い。また、本発明では、転送するデータもコンテンツデータに限定されるものではない。
1 再生システム、10 携帯型記録再生装置、11 メモリ、12 データ送受信部、13 コーデック、14 出力部、15 表示部、16 操作部、17 制御部、17a タイマ、18 電源部、20 ドックステーション、21 アンテナ、22 チューナ、23 サウンド制御部、24 スピーカ、25 出力部、26 装着部、27 データ送受信部、28 メモリ、29 表示部、30 操作部、31 制御部、31a タイマ
Claims (4)
- 表示部を有する携帯型記録再生装置が装着される装着部と、
上記装着部に設けられ、上記携帯型記録再生装置に電気的に接続されて、上記携帯型記録再生装置とデータの送受信を行う送受信部と、
上記装着部に上記携帯型記録再生装置が装着されたとき、上記装着部に装着された携帯型記録再生装置の表示部を駆動する駆動信号を第1の所定期間毎に出力する制御部と
を備えるドックステーション。 - 上記携帯型記録再生装置の表示部は、第2の所定期間が経過するまで新たな操作入力がないと、駆動を停止し、
上記第1の所定期間は、上記第2の所定期間より短く、
上記制御部は、上記第2の所定期間より短い第1の所定期間毎に、上記駆動信号を上記携帯型記録再生装置に出力する
請求項1記載のドックステーション。 - 上記制御部は、データ転送処理中に上記第1の所定期間を経過したとき、該データ転送処理に優先して、上記駆動信号を、上記携帯型記録再生装置に出力する
請求項1記載のドックステーション。 - 表示部を有する携帯型記録再生装置と、
携帯型記録再生装置が装着される装着部と、上記装着部に設けられ、上記携帯型記録再生装置に電気的に接続されて、上記携帯型記録再生装置とデータの送受信を行う送受信部と、上記装着部に上記記録再生装置が装着されたとき、上記装着部に装着された携帯型記録再生装置の表示部を駆動する駆動信号を所定期間毎に出力する制御部とを有するドックステーションと
を備える再生システム。
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---|---|---|---|
JP2008227581A JP2010060941A (ja) | 2008-09-04 | 2008-09-04 | ドックステーション及び再生システム |
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JP2008227581A JP2010060941A (ja) | 2008-09-04 | 2008-09-04 | ドックステーション及び再生システム |
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ID=42187796
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- 2008-09-04 JP JP2008227581A patent/JP2010060941A/ja not_active Withdrawn
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