JP2010060223A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】収容されるときには、ルーバはコンパクトであり、導風パネルが開いたときには、吹き出す風の流れを変えれるように、ルーバを必要な大きさにする。
【解決手段】回動自在なルーバ11は、風の流れ方向上流側に位置する第1補助ルーバ30と、流れ方向下流側に位置する第2補助ルーバ31とから構成され、両補助ルーバ30、31は2本のリンク33、34によって連結される。ルーバ11の回動に連動して、第2補助ルーバ31は、第1補助ルーバ30から離れるように移動する。導風パネル10が閉じているとき、第2補助ルーバ31は、第1補助ルーバ30に近接して、ルーバ11全体がコンパクトになる。導風パネル10が上開きすると、ルーバ11が回動して、下向きになると、第2補助ルーバ31は第1補助ルーバ30から離れる。ルーバ11全体の長さが長くなる。ルーバ11に当たる風量が増え、吹き出される風の流れが大きく変わる。
【選択図】図4
【解決手段】回動自在なルーバ11は、風の流れ方向上流側に位置する第1補助ルーバ30と、流れ方向下流側に位置する第2補助ルーバ31とから構成され、両補助ルーバ30、31は2本のリンク33、34によって連結される。ルーバ11の回動に連動して、第2補助ルーバ31は、第1補助ルーバ30から離れるように移動する。導風パネル10が閉じているとき、第2補助ルーバ31は、第1補助ルーバ30に近接して、ルーバ11全体がコンパクトになる。導風パネル10が上開きすると、ルーバ11が回動して、下向きになると、第2補助ルーバ31は第1補助ルーバ30から離れる。ルーバ11全体の長さが長くなる。ルーバ11に当たる風量が増え、吹き出される風の流れが大きく変わる。
【選択図】図4
Description
本発明は、吹出口から吹き出す風の向きを変えるルーバを有する空気調和機に関する。
空気調和機の室内ユニットには、キャビネットの前面に吹出口が形成され、吹出口から温風あるいは冷風が吹き出される。冷暖房運転に応じて、吹き出す風の向きを切り換えるルーバが設けられる。
例えば、特許文献1には、1つのルーバを2つの可動軸で支持し、可動軸を上下および前後に移動させて、ルーバの姿勢を変えることが記載されている。また、特許文献2には、複数のルーバを設けて、風の吹き出す方向に応じて、各ルーバの上下方向の向きを変えることが記載されている。
特開平9−203554号公報
特開2004−61044号公報
吹出口から吹き出す風の方向を大きく変えたい場合、風が当たるルーバの面積が大きいほど、効率よく風の流れ方向を変えることができる。すなわち、風の流れ方向に対するルーバの大きさを長くすればよい。
ところで、空気調和機の運転停止時には、ルーバは閉じた状態になり、吹出口を塞ぐ。ルーバが1つの場合、ルーバを長くすると、閉じたときに吹出口に収まりきらず、キャビネットからはみ出してしまうおそれがある。また、ルーバが複数の場合、ルーバはコンパクトになり、閉じたときに吹出口に収まるようにはなっているが、個々のルーバの長さが短くなり、風の方向を変更するという機能を十分に発揮できないおそれがある。
特に、本出願人による特願2007−274679号に記載された空気調和機では、キャビネットの一部を導風パネルにして、導風パネルが吹出口を開閉する構造とされ、吹出口にルーバが回動自在に設けられる。この空気調和機では、導風パネルが閉じたときに、ルーバが邪魔にならないよう、ルーバをコンパクトにする必要がある。しかし、ルーバが短くなってしまうので、風向きを大きく変更する際には、ルーバの機能を十分に果たすことができない。
本発明は、上記に鑑み、閉じたときにはコンパクトでありながら、開いたときには必要な大きさとなるルーバを有する空気調和機の提供を目的とする。
本発明は、キャビネットに、吹出口が形成され、キャビネットの一部が、吹出口からの風を室内空間に導く、上下両開き可能な導風パネルとされ、吹出口に、上下方向に回動するルーバが設けられ、ルーバは、風の流れ方向に沿って拡大可能な構造とされ、導風パネルが開いたとき、ルーバは、回動に伴って拡大するものである。
ルーバが拡大することにより、ルーバに当たる風量が増え、吹き出した風の流れ方向を大きく変えることが可能となる。導風パネルが閉じているとき、ルーバは、最小の大きさとしてもよい。導風パネルが上開きして、風を下方に導くとき、ルーバは最大の大きさとしてもよい。また、導風パネルが下開きしたときのルーバの大きさは、導風パネルが上開きしたときのルーバの大きさより小とされる。
導風パネルが閉じているとき、ルーバは導風パネルと吹出口との間、または吹出口内部に収容されるようにしてもよい。このとき、ルーバはコンパクトになっている。導風パネルが上開きしたとき、ルーバは下向きに回動して、吹き出された風が導風パネルに当たる前に、大きくなったルーバは風を下方に導く。このように、ルーバは風の流れを大きく変えることができる。
ルーバは、複数の補助ルーバを組み合わせて構成してもよい。例えば、各補助ルーバは、一体的に回動し、回動に連動して一部の補助ルーバを風の流れ方向下流側に向かって移動させる連動部が設けられる。連動部によって、一部の補助ルーバが流れ方向下流側に向かって移動することにより、ルーバは拡大する。
ルーバは、例えば、流れ方向上流側に位置する第1補助ルーバと、流れ方向下流側に位置する第2補助ルーバとから構成される。連動部は、第1補助ルーバに対して第2補助ルーバを移動可能に連結し、連動部は、ルーバの回動にしたがって第2補助ルーバを第1補助ルーバから離す。
第1補助ルーバと第2補助ルーバが近接しているとき、ルーバはコンパクトになる。第2補助ルーバが移動して、第1補助ルーバから離れると、ルーバが伸びたことになる。
第1補助ルーバと第2補助ルーバとは異なる軸周りに回動し、第1補助ルーバおよび第2補助ルーバのうち、いずれか一方の補助ルーバを回動させるためのモータが設けられ、一方の補助ルーバの回動により他方の補助ルーバが回動するようにしてもよい。両補助ルーバは連結されているので、一方の補助ルーバの回動に伴って、他方の補助ルーバも回動する。
連動部は、例えば、第1補助ルーバと第2補助ルーバとを連結するリンクを有するリンク機構とされる。導風パネルが閉じているとき、第1補助ルーバと第2補助ルーバとは近接して配置され、ルーバの回動により、第1補助ルーバと第2補助ルーバとは互いに平行のまま近接離間する。
第1補助ルーバと第2補助ルーバとの隙間をカバーするための第3補助ルーバが設けられ、第3補助ルーバは、第1補助ルーバに連動して移動するようにしてもよい。第3補助ルーバは、第2補助ルーバに一体的に形成してもよい。
第2補助ルーバは第1補助ルーバから離れるので、両補助ルーバの間に隙間が生じる。この隙間が第3補助ルーバによってカバーされるので、ルーバに当たった風が隙間から洩れることを防止できる。2つの補助ルーバが離れることによって拡大するルーバにおいて、第3補助ルーバは、風の流れ方向を効率よく変えるのに大いに寄与する。
本発明によると、ルーバを拡大可能な構造にすることにより、使用状況に応じて最良の大きさにできる。そのため、空気調和機が停止しているときには、ルーバはコンパクトになって、狭いスペースでも収容できる。空気調和機の運転中には、ルーバは大きくなって、風向きを変えるというルーバ本来の機能を十二分に発揮させることができる。
本実施形態の空気調和機の室内ユニットを図1、2に示す。室内ユニットは、熱交換器1および室内ファン2を備え、これらがキャビネット3に内装されている。キャビネット3は、高さよりも奥行きが長い箱状に形成され、前面から底面にかけて湾曲面とされる。キャビネット3の上面に吸込口4が形成され、湾曲面に吹出口5が形成される。
キャビネット3の内部には、吸込口4から吹出口5に至る空気通路6が形成され、この空気通路6に熱交換器1と室内ファン2とが配設される。吸込口5と熱交換器1との間に、フィルタが配され、吸込口4から吸込んだ室内の空気から塵埃を除去する。このフィルタを清掃する清掃装置7が設けられる。清掃装置7は、キャビネット3内でフィルタを移動させて、フィルタに付着した塵埃を除去する。
キャビネット3の湾曲面には、吹出口5を開閉する導風パネル10が設けられる。図3、4に示すように、導風パネル10は、上下両開き可能とされ、導風パネル10を開閉する開閉機構が設けられる。
そして、導風パネル10によって塞がれる吹出口5に、風向きを変えるルーバ11および風向板12が設けられる。ルーバ11は、上下方向に回動可能とされ、導風パネル10の開閉に応じて回動して、上下方向に角度を変える。ルーバ11は、吹き出される風を整流しながら風向きを上下方向に変える。風向板12は、左右方向に角度を変えて、風向きを左右方向に変える。ルーバ11は、風向板12よりも前方(風の流れ方向下流側)に配置される。
導風パネル10は、湾曲した1枚のパネルによって形成され、導風パネル10の幅は、キャビネット3の幅と同寸とされ、吹出口5の幅より大とされる。そして、キャビネット3の前面には、前面の中段部分から底面にかけて、一段低くなるように前パネル13が形成される。これによって、幅方向全体に凹部が形成され、凹部に導風パネル10が嵌るようになっている。凹部を形成する前パネル13に開口が形成され、この開口が吹出口5である。そのため、導風パネル10は、吹出口5よりも前方に位置することになり、吹出口5および吹出口5の周囲の前パネル13を覆う。このとき、導風パネル10は図2に示す閉姿勢となる。この閉姿勢において、ルーバ11は、導風パネル10と風向板12との間に形成される空間に収容される。
このように、導風パネル10の外面がキャビネット3の前面から底面に至る滑らかな湾曲面を構成する。すなわち、導風パネル10が、キャビネット3の前面の一部を構成する部材となる。キャビネット3のパネルの一部を導風パネル10として利用することによって、導風パネル10は、従来の空気調和機に採用されているルーバに比べて全長が長いロングパネルとなる。
導風パネル10は、上下の軸を中心にして、異なる方向に回動することにより、上下いずれかの方向に開く。図3に示すように、導風パネル10は、冷房運転時には下軸14周りに下開きする。この下開き姿勢のとき、導風パネル10は、吹出口5の下壁とつながり、導風パネル10と吹出口5の上壁とによってロングノズルが形成される。導風パネル10は、冷風を斜め上方向に導き、冷風が天井に沿って吹き出す。
図4に示すように、暖房運転時には上軸15周りに上開きする。この上開き姿勢のとき、導風パネル10は、吹出口5の前方を遮蔽し、前方に向かって吹き出される温風を押さえ込み、温風を床面方向に導く。なお、冷房運転の初期時にも、導風パネル10は上開き姿勢とされ、冷風が床面方向に吹き出され、急速冷房が行われる。導風パネル10は、図2に示すように、運転停止時には閉姿勢となり、吹出口5を覆って、キャビネット3と一体化する。
導風パネル10の開閉機構は、導風パネル10をキャビネット3に対して近接離間させる移動部と、導風パネル10が移動するときに導風パネル10の開く方向を規制する規制部とからなる。
導風パネル10を開くとき、移動部は、導風パネル10をキャビネット3から離れる方向に移動させる。このとき、規制部は、上開きあるいは下開きのいずれか一方の開きを許容し、他方の開きを規制することによって、導風パネル10の開く方向を切り換える。下開きが規制されると、導風パネル10は上開きする。逆に、上開きが規制されると、導風パネル10は下開きする。導風パネル10を閉じるとき、移動部は、導風パネル10をキャビネット3に近づく方向に移動させる。
すなわち、規制部は、上軸15あるいは下軸14を移動しないようにロックすることによって、開く方向を規制する。下開きするときは、下軸14がロックされる。上開きするときは、上軸15がロックされる。
また、規制部は、導風パネル10を閉姿勢に保持する機能を有する。閉姿勢の導風パネル10は、キャビネット3の前パネル13に近接している。このとき、規制部は、上軸15および下軸14をロックする。導風パネル10を引き離そうとする外力がかかっても、両軸14、15がロックされているので、導風パネル10は動かない。
なお、図示しないが、規制部は、上下軸14、15を保持する上下一対のフック、各フックの動作を規制して、開く方向を切り換える切換部、各フックを連動して動作させる連動部、連動部を駆動する駆動部を備える。移動部は、導風パネル10を保持するロッド、ロッドをキャビネット3から出し入れする移動機構部、移動機構部を駆動する駆動部を備える。規制部および移動部の構成は、本出願人による特願2007−274649号の段落0057〜0076に記載されているものと同じである。
空気調和機では、室内ユニットに対して図示しない室外ユニットが室外に設置されている。室外ユニットには、圧縮機、熱交換器、四方弁、室外ファン等が内装され、これらと室内側の熱交換器1とによって冷凍サイクル20が形成される。そして、図5に示すように、冷凍サイクル20を制御する制御装置21が室内ユニットに設けられる。マイコンからなる制御装置21は、ユーザの指示および室温や外気温を検出する温度センサ等の各種のセンサ22の検出信号に基づいて、冷凍サイクル20を制御し、冷暖房運転を行う。このとき、制御装置21は、冷暖房運転に応じて移動部の開閉モータ23および規制部の規制モータ24を制御し、導風パネル10を開閉する。また、制御装置21は、ルーバ11を回動するためのルーバモータ25を制御し、導風パネル10の開閉に応じてルーバ11を回動する。
ここで、本空気調和機では、吹き出す風の方向を大きく変えることができるように、図6に示すように、ルーバ11は、風の流れ方向に沿って拡大可能な構造とされる。導風パネル10が開いたとき、ルーバ11は、回動に伴って流れ方向に大きくなる。すなわち、ルーバ11は、下向きになるほど流れ方向下流側に向かって長くなる。
ルーバ11は、2つの補助ルーバ30、31を組み合わせて構成され、流れ方向上流側に位置する第1補助ルーバ30と、下流側に位置する第2補助ルーバ31とからなり、両補助ルーバ30、31は、一体的に回動する。そして、ルーバ11の回動に連動して、第2補助ルーバ31を流れ方向下流側に向かって移動させる連動部32が設けられる。連動部32は、2本のリンク33、34によって第1補助ルーバ30と第2補助ルーバ31とを連結した平行リンク機構とされる。連動部32によって、第2補助ルーバ31は、第1補助ルーバ30に対して近接離間する。離間することにより、ルーバ11は拡大する。
第2補助ルーバ31に、第3補助ルーバ35が一体的に形成される。第3補助ルーバ35は、第1補助ルーバ30と第2補助ルーバ31とが離れたときにできる隙間をカバーする。
3つの補助ルーバ30、31、35は、左右方向に長い板状に形成される。第1補助ルーバ30の後端および第2補助ルーバ31の前端が先細に形成され、第1補助ルーバ30の前端および第2補助ルーバ31の後端は、傾斜面に形成される。図6(a)に示すように、両補助ルーバ30、31が近接しているとき、互いの傾斜面が合わさり、1つのルーバ11のようになって、段差ができない。
第1、第2補助ルーバ30、31の左右方向の両端がキャビネット3に回転自在に支持される。図7に示すように、第1補助ルーバ30の左右両端にリブ40が突設され、リブ40の後端側に回動軸41が形成される。回動軸41は、吹出口5の側壁5aに取り付けられた後リンク33に回転自在に支持される。後リンク33にボス43が形成され、回動軸41がボス43に挿入されることにより、回動軸41は回転自在に支持される。後リンク33のボス43は、吹出口5の側壁5aに嵌め込まれる。これにより、後リンク33は、キャビネット3に対して着脱可能に取り付けられる。
第2補助ルーバ31の左右方向の両端にリブ45が突設され、リブ45の後端側に回動軸46が形成される。回動軸46は、後リンク33に回転自在に支持される。第2補助ルーバ31の回動軸46は、第1補助ルーバ30の回動軸41の斜め下後方に位置する。このように、後リンク33により、両回動軸41、46は、それぞれ回動可能に保持されるが、それぞれの位置は拘束される。第1補助ルーバ30と第2補助ルーバ31とは、キャビネット3に対してそれぞれ異なる回動軸周りに回動する。
第1補助ルーバ30の前端側に支軸47が突設され、第2補助ルーバ31の前端側にも支軸48が突設される。両支軸47、48は、前リンク34に回転自在に嵌め込まれる。第2補助ルーバ31の支軸48は、第1補助ルーバ30の支軸47の斜め下後方に位置する。
両回動軸41、46間の距離と両支軸47、48間の距離とは同じとされ、両リンク33、34は常に平行な運動をする。また、第2補助ルーバ31の回動軸46から前端までの長さは、第1補助ルーバ30の回動軸41から前端までの長さよりも大である。
第1補助ルーバ30の左右方向の一方の回動軸41に、ルーバモータ25が接続される。ルーバモータ25は、キャビネット3内に設けられ、ルーバモータ25が、回動軸41に直接接続される、あるいは減速ギアを介して接続される。なお、第2補助ルーバ31の回動軸46にルーバモータ25を接続してもよい。
ルーバモータ25の駆動により、回動軸41が回転して、第1補助ルーバ30が回動する。これに伴って、2本のリンク33、34によって連結された第2補助ルーバ31が、第1補助ルーバ30に連動して回動する。ルーバ11が下向きになるように回動するにつれて、第2補助ルーバ31は第1補助ルーバ30から離れるように移動する。回動角度が小さいときは、第2補助ルーバ31は、第1補助ルーバ30に対して下方に向かって離れるが、風の流れ方向にはほとんど離れていない。
さらに、ルーバ11が回動すると、各リンク33、34と第2補助ルーバ30との位置関係が変化する。前リンク34に対して、第2補助ルーバ31の支軸48は後側にあったのが、前側に変わる。第2補助ルーバ31は、前リンク34によって前側に押されるように移動し、前側に向かって第1補助ルーバ30から徐々に離れていく。
このようにして、第1補助ルーバ30の後端から第2補助ルーバ31の前端までの長さが長くなり、その結果、ルーバ11の全長が伸びたことになる。1つのモータ25によって、ルーバ11の回動とルーバ11の伸縮を行うことができ、部品点数を増やさずに性能アップを図れる。
ルーバ11は、導風パネル10の開閉に応じて回動する。制御装置21は、冷房、暖房等の運転に応じて導風パネル10を開くとき、予め決められたタイミングにしたがって、各モータ23、24、25を駆動する。導風パネル10を閉じるときも、同様である。すなわち、開閉モータ23、規制モータ24およびルーバモータ25は、シーケンス制御される。
運転が停止しているとき、図2に示すように、導風パネル10は閉姿勢にある。このとき、ルーバ11は、収容姿勢にあり、最も小さい状態になっている。すなわち、図6(a)に示すように、第1補助ルーバ30と第2補助ルーバ31とは近接し、両リンク33、34も畳まれた状態になっている。そのため、第1補助ルーバ30と第2補助ルーバ31とが連なって、1つのルーバ11の如き状態となって、ルーバ11はコンパクトなサイズとなる。したがって、導風パネル10が閉じたときに形成される吹出口5の出口付近の空間にルーバ11を収めることができる。
冷房運転が行われるとき、導風パネル10は下開きする。閉姿勢の導風パネル10が開いた後、ルーバ11が下に向かって回動を始める。第1補助ルーバ30が軸周りに回動すると、リンク33、34に押されて第2補助ルーバ31が移動し、第2補助ルーバ31は軸周りに回動する。図3に示すように、導風パネル10が下開き姿勢になると、ルーバ11は、予め決められたタイミングで停止し、図6(c)に示すように、水平よりも少し上向きの状態まで回動した水平姿勢となる。このとき、第2補助ルーバ31は、第1補助ルーバ30から少し離れている。ただし、第2補助ルーバ31は第1補助ルーバ30から下方に離れただけであるので、ルーバ11の全長としては、あまり変化していない。
吹出口5から吹き出された冷風は、導風パネルに沿って流れ、天井に沿うように斜め上方向に導かれる。この風の流れ方向に対して、第1〜第3補助ルーバ30、31、35は、ほぼ平行となっているので、風の流れを妨げることはなく、吹出口5から吹き出される風を遠方まで導く。なお、ルーバ11全体では、上側に少し湾曲した形状となっているので、ルーバ11に沿って水平に流れる風により、上方に広がる風が抑え込まれる。これにより、吹き出された風は拡散しなくなり、強い気流を生むことができ、遠方まで風を運べる。
冷房運転が終了すると、まずルーバ11が逆方向に回動して、所定のタイミングで停止して、収容姿勢となる。なお、ルーバ11に対してストッパを設けておくことにより、ルーバ11を常に収容姿勢にすることができる。その後、導風パネル10が閉じ、閉姿勢となる。ルーバ11が収容姿勢になるとき、第1、第2補助ルーバ30、31の互いに近接する端面が傾斜しているので、振動等によって補助ルーバ30、31同士がぶれて、接触しても、傾斜面によって両補助ルーバ30、31が案内されて、スムーズに近接した状態になる。
暖房運転が行われるとき、導風パネル10は上開きする。導風パネル10が開いた後、ルーバ11が下に向かって回動し、所定のタイミングで停止する。図4に示すように、導風パネル10が上開き姿勢のとき、ルーバ11は、図6(b)に示すように、下向きになった拡大姿勢となる。
すなわち、第2補助ルーバ31は、流れ方向下流側に向かって移動し、第1補助ルーバ30から大きく離れる。第2補助ルーバ31は、第1補助ルーバ30の湾曲面に沿った延長線上に位置する。ルーバ11の大きさとして、風の流れ方向において最大となる。また、ルーバ11が拡大姿勢のとき、第3補助ルーバ35は、第1補助ルーバ30と第2補助ルーバ31との間の隙間に対向して位置する。なお、導風パネル10は、最大限まで開いていない。また、導風パネル10の上開き姿勢での開き角度と、ルーバ11の回動角度とは、手動によって調整することができる。
吹出口5から吹き出された温風は、導風パネル10に向かって流れるが、拡大したルーバ11に当たって、温風の流れ方向が変えられる。すなわち、温風は、第1〜第3補助ルーバ30、31、35に当たり、各補助ルーバ30、31、35に沿って流れ、流れ方向が下向きに変えられる。第1補助ルーバ30と第2補助ルーバ31との間に隙間ができるが、第3補助ルーバ35が手前にあるので、隙間に向かう風は第3補助ルーバ35に当たる。そのため、風がこの隙間を通り抜けることはない。
暖房運転が終了すると、ルーバ11が逆方向に回動して、収容姿勢となる。その後、導風パネル10が閉じ、閉姿勢となる。また、急速冷房運転のときも当初は、導風パネル10は上開き姿勢となり、その後、一旦閉じてから、下開き姿勢となる。このとき、ルーバ11も上記の通り動作する。
ここで、図8に、従来の拡大しない構造のルーバ50を用いた空気調和機を示す。暖房運転時に、導風パネル10が上開きして、ルーバ50が同じように下向きになっている。ただし、ルーバ50の流れ方向の長さは、収容姿勢のときは本願のルーバ11と同じであるが、拡大姿勢にあるときの本願のルーバ11よりも短い。そのため、ルーバ50に当たる風は少なくなり、風を押え込む効果が低減する。しかも、ルーバ50に当たらずに導風パネル10に達する風も存在する。そのため、ルーバ50に当たって下方に流れる風に、導風パネル10に当たって戻ってきた風が巻き込まれ、風の流れが乱れる。したがって、斜め下に向かう風が弱くなってしまい、風が床まで到達しなくなり、効率的な暖房運転ができなくなる。
一方、ルーバ11が拡大することにより、風の当たる面積が増え、ルーバ11による風の押え込み効果を高めることができ、風の流れ方向を大きく変えるのに好適となる。しかも、ルーバ11はコンパクトになるので、収容するときに余分なスペースを必要とせず、既存の導風パネルを有する空気調和機に適応可能である。
他の形態の連動部として、図9に示すように、第1補助ルーバ30および第2補助ルーバ31の左右方向の中間部分に、中間リンク50が設けられる。中間リンク50の後端側に後軸51が形成されている。第2補助ルーバ31に、中間リブ52が突設される。中間リブ52は、左右一対の平板であり、この間に中間リンク50が配される。中間リブ52の後端側に、後軸51が回転自在に嵌め込まれる。
第1補助ルーバ30に、前軸53を有する中間リブ54が形成されている。中間リンク50の前端側に、前軸53が回転自在に嵌め込まれる。前軸53は、支軸47と同軸上にあり、後軸51は、支軸48と同軸上にある。前軸53と後軸51との間の距離と両支軸47、48間の距離とは同じとされ、ルーバ11の回動に伴って、前リンク34と中間リンク50とは常に同じ運動をする。
また、他の形態の連動部を図10に示す。中間リンク50に関連する部材の構成は、図9に示したものと同じである。ここでは、前軸53は、回動軸41と同軸上にあり、後軸51は、回動軸46と同軸上にある。前軸53と後軸51との間の距離と両回動軸41、46間の距離とは同じとされ、ルーバ11が回動しても、中間リンク50動かない。
上記のような中間リンク50を有する構造にすることにより、ルーバ11の自重による反りを緩和でき、ルーバ11の動きを安定させることが可能となる。これに伴い、ルーバ11における回動軸、支軸の4つの軸の位置関係を前後方向において任意に設定でき、各補助ルーバ30、31の前後方向の長さを適切に設定することが可能となる。特に、ルーバ11が左右方向に分割される場合、中間リンク50を設けるとよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。連動部として、ラックピニオンを利用してもよい。一方の補助ルーバが、他方の補助ルーバにスライド自在に支持され、ラックが設けられる。ルーバモータに接続されたピニオンがラックに噛み合い、ルーバモータの駆動により、ルーバが回動するとともに、ピニオンが回転して、ラックが移動する。一方の補助ルーバがスライドすることによって、ルーバが伸びる。
ルーバとして、前側ルーバと後側ルーバとに分割し、両ルーバを伸縮自在な伸縮部材で連結する。伸縮部材は、蛇腹状の板あるいは弾性を有する軟質な平板とする。そして、ルーバの回動に伴って、軸周りに回動するレバーを前側ルーバに連結する。ルーバが回動すると、レバーが回動して、前側ルーバを押したり、あるいは引っ張ったりすることにより、伸縮部材が伸びて、前側ルーバが流れ方向下流側に向かって移動する。また、伸縮部材として、形状記憶部材を用いてもよい。形状記憶部材の元の形状を伸びた状態とする。温風によって形状記憶部材が元の形状に回復することにより、形状記憶部材は伸びる。
3 キャビネット
5 吹出口
10 導風パネル
11 ルーバ
25 ルーバモータ
30 第1補助ルーバ
31 第2補助ルーバ
32 連動部
33 後リンク
34 前リンク
35 第3補助リンク
41 回動軸
46 回動軸
47 支軸
48 支軸
5 吹出口
10 導風パネル
11 ルーバ
25 ルーバモータ
30 第1補助ルーバ
31 第2補助ルーバ
32 連動部
33 後リンク
34 前リンク
35 第3補助リンク
41 回動軸
46 回動軸
47 支軸
48 支軸
Claims (9)
- キャビネットに、吹出口が形成され、キャビネットの一部が、吹出口からの風を室内空間に導く、上下両開き可能な導風パネルとされ、吹出口に、上下方向に回動するルーバが設けられ、ルーバは、風の流れ方向に沿って拡大可能な構造とされ、導風パネルが開いたとき、ルーバは、回動に伴って拡大することを特徴とする空気調和機。
- 導風パネルが閉じているとき、ルーバは、最小の大きさとされ、導風パネルが上開きして、風を下方に導くとき、ルーバは最大の大きさとなることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
- ルーバは、複数の補助ルーバを組み合わせて構成され、各補助ルーバは、一体的に回動し、回動に連動して一部の補助ルーバを風の流れ方向下流側に向かって移動させる連動部が設けられ、補助ルーバが流れ方向下流側に向かって移動することにより、ルーバは拡大することを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機。
- ルーバは、流れ方向上流側に位置する第1補助ルーバと、流れ方向下流側に位置する第2補助ルーバとから構成され、連動部は、第1補助ルーバに対して第2補助ルーバを移動可能に連結し、連動部は、ルーバの回動にしたがって第2補助ルーバを第1補助ルーバから離すことを特徴とする請求項3記載の空気調和機。
- 第1補助ルーバと第2補助ルーバとは異なる軸周りに回動し、第1補助ルーバおよび第2補助ルーバのうち、いずれか一方の補助ルーバを回動させるためのモータが設けられ、一方の補助ルーバの回動により他方の補助ルーバが回動することを特徴とする請求項4記載の空気調和機。
- 連動部は、第1補助ルーバと第2補助ルーバとを連結するリンクを有するリンク機構とされ、導風パネルが閉じているとき、第1補助ルーバと第2補助ルーバとは近接して配置され、ルーバの回動により、第1補助ルーバと第2補助ルーバとは互いに平行のまま離間することを特徴とする請求項4または5記載の空気調和機。
- 第1補助ルーバと第2補助ルーバとの隙間をカバーするための第3補助ルーバが設けられ、第3補助ルーバは、第1補助ルーバに連動して移動することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の空気調和機。
- 第3補助ルーバは、第2補助ルーバに一体的に形成されたことを特徴とする請求項7記載の空気調和機。
- 導風パネルが下開きしたときのルーバの大きさは、導風パネルが上開きしたときのルーバの大きさより小とされることを特徴とする請求項2記載の空気調和機。
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