JP2010059329A - 油化システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 油化システムにおいて、高い耐久性を有して連続運転ができ、高温で効率的に合成樹脂を加熱して油化することで良質な油を得ると共に、小型化及び低生産コスト化も可能にすること。
【解決手段】 合成樹脂を加熱して溶解させる溶解炉1と、該溶解炉1で溶解された合成樹脂をカンタル合金材で形成された第1電熱ヒータ部23により加熱して第1の気化ガスを発生させる第1気化炉3Aと、第1の気化ガスを冷却して液状の第1の油を生成する第1コンデンサ6Aと、第1の油をカンタル合金材で形成された第2電熱ヒータ部43により加熱して第2の気化ガスを発生させる第2気化炉3Bと、第2の気化ガスを冷却して液状の第2の油を生成する第2コンデンサ6Bと、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、廃棄プラスチック等の合成樹脂(プラスチック)を油化させる油化システムに関する。
従来、PP(ポリプロピレン)等の廃棄プラスチックを油化する技術が種々提案されている。例えば、特許文献1には、プラスチックを加熱して溶融させる溶融部と、溶融部で溶融されたプラスチックをさらに加熱して解重合させ分解ガスを生成する分解部と、分解部で生成した分解ガスを冷却して油を生成する油化部と、を備えた油化プラントが記載されている。この油化プラントでは、分解部でプラスチックを加熱する手段としてニクロムヒータの電熱ヒータが採用され、ニクロムヒータを最大650℃まで上げて温度コントロールしている。
特開2004−269755号公報
上記従来の油化技術において、以下の課題が残されている。
従来の特許文献1に記載の油化プラントでは、合成樹脂(プラスチック)を加熱する電熱ヒータとしてニクロムヒータを用いているが、ニクロムヒータにより外部から加熱して合成樹脂を気化ガスとするためには、ニクロムヒータを650℃程度まで加熱して内部を450℃程度にする必要がある。しかしながら、ニクロムヒータは、通常500℃〜600℃の温度範囲内で使用されるため、600℃を越える650℃での使用は、ニクロム線が早期に劣化してしまいヒータ寿命が短いため、実際には実用に耐えられないという不都合があった。特に、連続運転を行うとニクロムヒータの劣化に起因する加熱不足によって炉内温度が400℃以下にまで低下してしまい、十分にガス化できないという問題があった。
また、ガス化の際に高温加熱を行うために、加熱手段としてバーナーを採用することも考えられるが、この場合、生産設備が大型化して大型プラントが必要になり、油化システム又は油化装置として小型化を図ることが困難であると共に、バーナー用燃料が必要になって生産コストが悪いという不都合があった。
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたもので、高い耐久性を有して連続運転ができ、高温で効率的に合成樹脂を加熱して油化することで良質な油を得ると共に、小型化及び低生産コスト化も可能な油化システムを提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明にかかる油化システムは、合成樹脂を加熱して溶解させる溶解炉と、該溶解炉で溶解された合成樹脂をカンタル合金材で形成された第1電熱ヒータ部により加熱して第1の気化ガスを発生させる第1気化炉と、前記第1の気化ガスを冷却して液状の第1の油を生成する第1油化器と、前記第1の油をカンタル合金材で形成された第2電熱ヒータ部により加熱して第2の気化ガスを発生させる第2気化炉と、前記第2の気化ガスを冷却して液状の第2の油を生成する第2油化器と、を備えていることを特徴とする。
この油化システムでは、第1電熱ヒータ部及び第2電熱ヒータ部がフェライト系抵抗合金であるカンタル合金材で形成されているので、600℃程度が限界の従来のニクロムヒータに比べて1400℃程度までの高温使用が可能であり、高い耐久性を有している。すなわち、本発明の油化システムでは、カンタル合金ヒータによって700℃程度の高温で連続運転を行ってもヒータの劣化がなく、加熱温度を安定して保持できることから、炉内温度をガス化に適した450℃程度に長期にわたって維持することができる。また、従来よりも大幅に高い温度での加熱により、急速にガス化温度まで炉内温度を上昇させることができ、立ち上げ時間を大幅に短縮することもできる。このように、従来のニクロムヒータでは実際上、ガス化及び油化が不完全であったのに対し、高寿命で高温加熱が可能なカンタル合金ヒータを採用することにより、高効率で長期にわたって安定したガス化及び油化を行うことができる。
また、ガス化のための加熱手段として燃料が必要なバーナーを使用せずに、カンタル合金材による第1電熱ヒータ部及び第2電熱ヒータ部を採用することで、電力だけでガス化に十分な高温加熱が可能であると共に、システム又は装置の小型化及び低生産コスト化を図ることができる。
さらに、本発明の油化システムでは、第2気化炉においてカンタル合金材で形成された第2電熱ヒータ部により第1の油を加熱して第2の気化ガスを発生させ、これを第2油化器で冷却して第2の油にするので、例えばロウ状物質が含まれるA重油相当であった第1の油をロウ状物質のほとんど無い軽油相当の第2の油に精製することができる。
また、本発明の油化システムでは、前記第1電熱ヒータ部及び前記第2電熱ヒータ部が、炉内を450℃以上に加熱することを特徴とする。すなわち、この油化システムでは、第1電熱ヒータ部及び第2電熱ヒータ部が、炉内を450℃以上に保持して加熱するので、3P(ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン)の全てにおいて十分に良好なガス化が可能な温度まで加熱されて保持された炉内で二度のガス化が行われて良質な油を得ることができる。
また、本発明の油化システムでは、前記第1の気化ガスを液化可能なガスへ変質させる触媒材に接触させる第1触媒炉と、前記第2の気化ガスを液化可能なガスへ変質させる触媒材に接触させる第2触媒炉と、を備え、前記第1触媒炉及び前記第2触媒炉が、前記触媒材を加熱する触媒加熱機構を備えていることを特徴とする。すなわち、この油化システムでは、第1触媒炉及び第2触媒炉が、触媒材を加熱する触媒加熱機構を備えているので、触媒加熱機構により高い触媒作用が得られる温度にまで触媒を加熱することで、高い触媒効果を得ることができる。
また、本発明の油化システムでは、空気を冷却して冷気を発生させる空冷用冷却装置を備え、前記第1油化器及び前記第2油化器が、前記第1の気化ガス又は前記第2の気化ガスを前記空冷用冷却装置からの前記冷気と熱交換させて冷却する空冷式熱交換器であることを特徴とする。すなわち、この油化システムでは、第1油化器及び第2油化器が、第1の気化ガス又は第2の気化ガスを空冷用冷却装置からの冷気と熱交換させて冷却する空冷式熱交換器であるので、水冷式熱交換器など液体を冷媒とする場合に比べてメンテナンス性が向上すると共に電気的ショート等を低減させることができる。また、冷気を冷媒としているので、従来の単に常温の空気と熱交換させる場合に比べて高い冷却効果を得ることができる。
さらに、本発明の油化システムでは、前記空冷用冷却装置からの前記冷気を前記溶解炉、前記第1の気化炉及び前記第2の気化炉の少なくとも一つの駆動機構における発熱部に送る駆動部用冷却配管を備えていることを特徴とする。すなわち、この油化システムでは、駆動部用冷却配管によって冷気を溶解炉、第1の気化炉及び第2の気化炉の少なくとも一つの駆動機構における発熱部(例えば、ベアリング部等)に送るので、駆動機構を冷却することができ、装置の寿命を向上させることができる。特に、本発明では、カンタル合金材による電熱ヒータ部を採用し、従来よりも高温で加熱を行っているため、気化炉の駆動機構に対する熱負荷も大きくなることから、冷気による高い冷却効果の空冷が有効である。
また、本発明の油化システムは、前記第2油化器の下部に接続され発生した液状の第2の油を回収するオイルタンクと、前記オイルタンクの上部に接続され内部の空気を吸引するタンク用ブロアと、を備えていることを特徴とする。すなわち、この油化システムでは、オイルタンク内部の空気を吸引するタンク用ブロアを備えているので、オイルタンク内が減圧されて第2油化部で油化されたオイル(第2の油)を吸引し易くすると共に、オイルタンクと接続されている第2油化部も減圧されて第2油化部内への気化ガスの吸引も促進することができる。
また、本発明の油化システムは、前記溶解炉に合成樹脂を投入する材料供給部を備え、該材料供給部が、合成樹脂を所定量に小分けして所定時間間隔で投入する投入制御機構を備えていることを特徴とする。すなわち、この油化システムでは、材料供給部が、合成樹脂を所定量に小分けして所定時間間隔で投入する投入制御機構を備えているので、いわゆるバッチ式で合成樹脂材料の投入量を調整でき、合成樹脂材料が一気に溶解炉へ流れ落ちて処理能力を超えてしまうことを防ぐことができる。
さらに、本発明の油化システムは、前記材料供給部が、合成樹脂を貯留するホッパー部と、該ホッパー部の下部と前記溶解炉の上部とを接続する投入管と、を備え、前記投入制御機構が、前記ホッパー部の下部と前記投入管との間に水平軸中心に回転可能に支持された複数枚の羽根部を有する回転羽根状弁と、該回転羽根状弁を回転駆動する羽根状弁用モータと、を備えているを特徴とする。すなわち、この油化システムでは、投入制御機構が、回転羽根状弁と、該回転羽根状弁を回転駆動する羽根状弁用モータと、を備えているので、回転羽根状弁を回転させることで、回転羽根状弁の羽根部間に入った合成樹脂の材料分だけが小分けされて投入管から溶解炉に投入される。したがって、回転羽根状弁と羽根状弁用モータとの簡易な構成により、一定量の材料を分けて投入できると共に、回転羽根状弁の回転速度を調整することで、投入量を容易に調整することができる。
また、本発明の油化システムは、前記材料供給部が、溶解炉の上部に合成樹脂を投入可能とされ、前記溶解炉の下部から前記溶解炉内のガスを吸引するオフガス用ブロアを備えていることを特徴とする。すなわち、この油化システムでは、溶解炉の下部から溶解炉内のガスを吸引するオフガス用ブロアを備えているので、合成樹脂を下方に吸引して溶解炉内への導入を促進することができる。特に、軽い合成樹脂の材料を投入する際には、有効である。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明の油化システムによれば、第1電熱ヒータ部及び第2電熱ヒータ部がフェライト系抵抗合金であるカンタル合金材で形成されているので、従来のニクロムヒータに比べて連続運転でも高温使用が可能であり、高い耐久性を有している。したがって、長期にわたって高温のヒータ加熱が可能であり、合成樹脂の効率的な加熱が可能であると共に、交換頻度の低減による部品コストの低減を図ることができる。
また、燃料が必要なバーナーを使用せずに、カンタル合金材による第1電熱ヒータ部及び第2電熱ヒータ部を採用することで、電力だけでガス化に十分な高温加熱が可能であると共に、システム又は装置の小型化及び低生産コスト化を図ることができる。
さらに、本発明の油化システムによれば、カンタル合金材の第2電熱ヒータ部を有する第2気化炉で第1の油を再度ガス化して、これ油化するので、例えばロウ状物質が含まれるA重油相当であった第1の油を、ロウ状物質のほとんど無い軽油相当の油に精製することができる。
このように、本発明では、カンタル合金ヒータによる二度の高温ガス化処理と液化処理とによって、廃プラスチック等の合成樹脂から燃料油として使用可能な軽油相当の油を、高効率かつ低コストで製造することができる。
以下、本発明における油化システムの一実施形態を、図1に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態における油化システムは、廃棄プラスチック等の合成樹脂(プラスチック)を油化させる電気式の油化装置又は油化プラントであって、材料の合成樹脂を加熱して溶解させる溶解炉1と、該溶解炉1の上部から溶解炉1内に合成樹脂を投入する材料供給部2と、溶解炉1で溶解された合成樹脂を加熱して第1の気化ガスを発生させる第1気化炉3Aと、該第1気化炉3Aで発生した第1の気化ガスを液化可能なガスへ変質させる触媒材4に接触させる2つの第1触媒炉5Aと、第1の気化ガスを冷却して液状の第1の油(ナフサ)を生成する第1コンデンサ(第1油化器)6Aと、第1の油を加熱して第2の気化ガスを発生させる第2気化炉3Bと、該第2気化炉3Bで発生した第2の気化ガスを液化可能なガスへ変質させる触媒材4に接触させる2つの第2触媒炉5Bと、第2の気化ガスを冷却して液状の第2の油を生成する第2コンデンサ6B(第2油化器)と、空気を冷却して第1コンデンサ6A及び第2コンデンサ6B用の冷媒として冷気を発生させる空冷用冷却装置7と、第2コンデンサ6Bの下部に接続され発生した液状の第2の油を回収するオイルタンク8と、を備えている。
材料となる上記合成樹脂は、例えば1〜2cmほどに粉砕されたポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン等のプラスチック材料である。
上記材料供給部2は、材料の合成樹脂を貯留するホッパー部9と、該ホッパー部9の下部と溶解炉1の上部とを接続する投入管10と、合成樹脂を所定量に小分けして所定時間間隔で投入する投入制御機構11と、溶解炉1の下部から溶解炉1内のオフガスを吸引するオフガス用ブロア12と、を備えている。
上記投入制御機構11は、ホッパー部9の下部と投入管10との間に水平軸中心に回転可能に支持され互いに直交して半径方向外方に延在した4枚の羽根部を有する回転羽根状弁13と、該回転羽根状弁13を回転駆動する羽根状弁用モータ14と、を備えている。この羽根状弁用モータ14は、エンコーダ式回転制御モータであって、4枚の羽根部により各90度分割で投入領域が4等分されている回転羽根状弁13を回転させ、材料の合成樹脂を一定量に分割してバッチ式で投入管10を介して溶解炉1に送り込むものである。
上記溶解炉1は、丸鋼管本体15と、該丸鋼管本体15内に回転可能にベアリング部16で傾斜軸支され合成樹脂の材料を攪拌しながら搬送する溶解炉リードスクリュー17と、該溶解炉リードスクリュー17に接続されこれを回転駆動する溶解炉用モータ18と、丸鋼管本体15内の合成樹脂を加熱して溶解する溶解炉電熱ヒータ部19と、を備えている。
上記溶解炉電熱ヒータ部19は、丸鋼管本体15の外周に設置されたセラミックス製のヒータホルダー中に組み込んだカンタル合金材で形成された複数の電熱ヒータである。この溶解炉電熱ヒータ部19は、丸鋼管本体15の延在方向に複数に分割されて設置されている。この溶解炉電熱ヒータ部19によって丸鋼管本体15内の合成樹脂はペースト状になるまで加熱される。例えば、溶解炉1内は、溶解炉電熱ヒータ部19により200℃〜350℃に加熱される。なお、複数に分割された溶解炉電熱ヒータ部19は、炉内の合成樹脂の搬送方向に応じて、すなわち炉内の合成樹脂の溶解状態に応じて段階的に温度が高く設定されている。
上記第1気化炉3Aは、筒状炉体20と、該筒状炉体20内に回転可能にベアリング部16で水平軸支され合成樹脂を攪拌しながら搬送する気化炉リードスクリュー21と、該気化炉リードスクリュー21に接続されこれを回転駆動する気化炉用モータ22と、該筒状炉体20内のペースト状の合成樹脂を加熱して液状化すると共にさらに気化させる第1電熱ヒータ部23と、を備えている。
上記筒状炉体20は、溶解炉1でペースト状に溶解された合成樹脂が投入される炉体前段部20Aと、該炉体前段部20Aの後段に設けられ加熱によりペースト状から液状に加熱された合成樹脂からの気化を促進する気化促進部20Bと、を備えている。
上記気化促進部20Bは、断面U字状のU字筒構造とされ、液面が広く設定されて気化面積を多く取ることによって気化効率を上げる構造が採用されている。
上記第1電熱ヒータ部23は、溶解炉電熱ヒータ部19と同様に、筒状炉体20の外周に設置されたセラミックス製のヒータホルダー中に組み込んだカンタル合金材で形成された複数の電熱ヒータである。この第1電熱ヒータ部23は、筒状炉体20の延在方向に複数に分割されて設置されている。この第1電熱ヒータ部23によって筒状炉体20内の合成樹脂が液状化され気化される温度まで加熱される。
上記第2気化炉3Bは、筒状炉体40と、該筒状炉体40内の第1の油を加熱して第2の気化ガスへ気化させる第2電熱ヒータ部43と、を備えている。
上記第2電熱ヒータ部43は、第1電熱ヒータ部23と同様に、筒状炉体40の外周に設置されたセラミックス製のヒータホルダー中に組み込んだカンタル合金材で形成された複数の電熱ヒータである。これら第2電熱ヒータ部43は、筒状炉体40の延在方向に複数に分割されて設置されている。これら第2電熱ヒータ部43によって筒状炉体40内の第1の油が気化される温度まで加熱される。なお、第1の油をガス化する第2気化炉3Bは、溶解した合成樹脂をガス化するための第1気化炉3Aよりも小型でよい。
例えば、第1電熱ヒータ部23及び第2電熱ヒータ部43のカンタル合金材によるヒータ線は、700℃〜800℃の範囲で加熱され、第1気化炉3A及び第2気化炉3B内は、第1電熱ヒータ部23及び第2電熱ヒータ部43により390℃〜460℃の範囲内に加熱される。好ましくは、3P(ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン)の全てにおいて十分なガス化を行うために炉内を450℃以上に保持するように加熱を行う。なお、炉内温度の上限を460℃としているのは、上述したように炉内温度が450℃以上であれば3P全てをガス化させることができるため、必要以上に加熱電力を消費させないように、10℃の余裕を持たせて上限を460℃に設定している。また、複数に分割された第1電熱ヒータ部23は、炉内の合成樹脂の搬送方向に応じて、すなわち炉内の合成樹脂の液化状態に応じて段階的に温度が高く設定されている。
なお、第1電熱ヒータ部23を起動してから合成樹脂が気化するまでの温度に到達する時間を短くすることで、効率アップを図ることができる。したがって、第1電熱ヒータ部23では、第1気化炉3A内の温度検出を行い、気化温度に達するまでは高いヒータ温度に設定されるが、炉内が気化温度に到達したらヒータ温度の制御設定温度を下げて炉内温度がオーバーシュートしないように制御されている。
また、溶解炉電熱ヒータ部19及び第1電熱ヒータ部23は、電気絶縁カバーがないとカンタル合金材のヒータ線と丸鋼管本体15又は筒状炉体20とが接触して漏電するおそれがあるため、48V以下の電圧が加えられるように設定されている。また、カンタル合金材のヒータ線は、空気中で加熱すると電気絶縁性の保護酸化被膜が形成され、寿命が向上する。
上記カンタル合金材としては、APM線、Al線、AF線、D線又はLT線等が採用可能である。
上記溶解炉用モータ18及び気化炉用モータ22は、溶解された合成樹脂の粘度に応じて2倍から3倍の負荷が加わるため、これに耐えるトルク制御用ベクトルドライバーを有したインバータ制御ギアードモータである。
上記第1触媒炉5Aは、触媒材4への負荷を低減するために気化促進部20Bの上部に2つに分けて接続されており、鋼管内に触媒材4が収納されて第1気化炉3Aから導入された気化ガスが触媒材4間を流通可能になっている。
また、上記第2触媒炉5Bは、触媒材4への負荷を低減するために第2気化炉3Bの筒状炉体40の上部に接続されており、鋼管内に触媒材4が収納されて第2気化炉3Bから導入された第2の気化ガスが触媒材4間を流通可能になっている。
上記触媒材4としては、例えば人工ゼオライトや活性アルミ等が採用されている。
また、第1触媒炉5A及び第2触媒炉5Bは、触媒材4を加熱する触媒炉電熱ヒータ部(触媒加熱機構)24を備えている。この触媒炉電熱ヒータ部24は、第1触媒炉5A及び第2触媒炉5Bの鋼管外周に設置されたセラミックス製のヒータホルダー中に組み込んだカンタル合金材で形成された電熱ヒータである。この触媒炉電熱ヒータ部24により、高い触媒作用が得られる所定の温度まで触媒材4が加熱される。
上記第1コンデンサ6Aは、第1触媒炉5Aに接続され、第1触媒炉5Aを介して送られた第1の気化ガスを空冷用冷却装置7からの冷気と熱交換させて冷却する空冷式熱交換器である。
また、上記第2コンデンサ6Bは、第2触媒炉5Bに接続され、第2触媒炉5Bを介して送られた第2の気化ガスを空冷用冷却装置7からの冷気と熱交換させて冷却する空冷式熱交換器である。
上記空冷用冷却装置7には、第1コンデンサ6A及び第2コンデンサ6Bへの冷気を送るコンデンサ用冷気配管25が接続されている。また、第1コンデンサ6A及び第2コンデンサ6Bには、第1の気化ガス又は第2の気化ガスとの熱交換された冷気を溶解炉1及び第1気化炉3Aの駆動機構におけるベアリング部16等の発熱部に送る駆動部用冷却配管26が接続されている。
また、駆動部用冷却配管26は、途中で分岐され溶解炉1の投入管10近傍外周を覆う冷却ジャケット27に接続されている。この冷却ジャケット27は、溶解炉1の投入管10近傍を上記冷気で冷却して、溶解炉1に投入される合成樹脂が投入管10付近で溶解して付着し、合成樹脂材料のスムーズな流通を妨げることを防ぐ機能を有している。
上記オイルタンク8は、第2コンデンサ6Bとオイル配管28で接続され、オイル配管28を介して第2コンデンサ6Bで冷却され液状化された第2の油を回収可能とされている。
また、オイルタンク8の上部には、タンク内部の空気を吸引するタンク用ブロア29が接続されている。このタンク用ブロア29は、インバータ制御されて最適な吸引速度に制御されている。
上記オフガス用ブロア12及びタンク用ブロア29には、水を貯留した水封槽31がオフガス配管30を介して接続されている。なお、オフガス配管30の先端は、水封槽31内の水中に配されている。また、この水封槽31の上部には、回収したオフガスを燃焼させるオフガス燃焼器32が接続されている。すなわち、溶解炉1及びオイルタンク8からのオフガスは、水封槽31で一旦水中を通した後にオフガス燃焼器32で燃焼される。
なお、溶解炉1及び第1気化炉3Aには、非常消火の際にCO配管33aで炉内にCOを送り込む非常消火用COボンベ33が接続されている。
上述したように、本実施形態の油化システムは、第1電熱ヒータ部23及び第2電熱ヒータ部43がフェライト系抵抗合金であるカンタル合金材で形成されているので、600℃程度が限界の従来のニクロムヒータに比べて1400℃程度までの高温使用が可能であり、高い耐久性を有している。すなわち、本実施形態の油化システムでは、カンタル合金ヒータによって700℃程度の高温で連続運転を行ってもヒータの劣化がなく、加熱温度を安定して保持できることから、炉内温度をガス化に適した450℃程度に長期にわたって維持することができる。また、従来よりも大幅に高い温度での加熱により、急速にガス化温度まで炉内温度を上昇させることができ、立ち上げ時間を大幅に短縮することもできる。このように、従来のニクロムヒータでは実際上、ガス化及び油化が不完全であったのに対し、高寿命で高温加熱が可能なカンタル合金ヒータの第1電熱ヒータ部23及び第2電熱ヒータ部43を採用することにより、高効率で長期にわたって安定したガス化及び油化を行うことができる。
また、ガス化のための加熱手段として燃料が必要なバーナーを使用せずに、カンタル合金材による第1電熱ヒータ部23及び第2電熱ヒータ部43を採用することで、電力だけでガス化に十分な高温加熱が可能であると共に、システム又は装置の小型化及び低生産コスト化を図ることができる。
さらに、第2気化炉3Bにおいてカンタル合金材で形成された第2電熱ヒータ部43により第1の油を加熱して第2の気化ガスを発生させ、これを第2コンデンサ6Bで冷却して第2の油にするので、例えばロウ状物質が含まれるA重油相当であった第1の油をロウ状物質のほとんど無い軽油相当の第2の油に精製することができる。
また、第1電熱ヒータ部23及び第2電熱ヒータ部43が、炉内を450℃以上に保持して加熱するので、十分に良好なガス化が可能な温度まで加熱されて保持された炉内で二度のガス化が行われて良質な油を得ることができる。
さらに、第1触媒炉5A及び第2触媒炉5Bが、触媒材4を加熱する触媒炉電熱ヒータ部24を備えているので、触媒炉電熱ヒータ部24により高い触媒作用が得られる温度にまで触媒を加熱することで、高い触媒効果を得ることができる。
また、第1コンデンサ6A及び第2コンデンサ6Bが、第1の気化ガス又は第2の気化ガスを空冷用冷却装置7からの冷気と熱交換させて冷却する空冷式熱交換器であるので、水冷式熱交換器など液体を冷媒とする場合に比べてメンテナンス性が向上すると共に電気的ショート等を低減させることができる。また、冷気を冷媒としているので、従来の単に常温の空気と熱交換させる場合に比べて高い冷却効果を得ることができる。
また、駆動部用冷却配管26によって冷気を溶解炉1及び第1の気化炉3Aの駆動機構における発熱部(例えば、ベアリング部等)に送るので、駆動機構を冷却することができ、装置の寿命を向上させることができる。特に、カンタル合金材による第1電熱ヒータ部23を採用し、従来よりも高温で加熱を行っているため、第1気化炉3Aの駆動機構に対する熱負荷も大きくなることから、冷気による高い冷却効果の空冷が有効である。なお、第2気化炉3Bにも駆動機構を設けた場合、この駆動機構にも駆動部用冷却配管26によって冷気を送って冷却するようにしても構わない。
また、材料供給部2が、合成樹脂を所定量に小分けして所定時間間隔で投入する投入制御機構11を備えているので、いわゆるバッチ式で合成樹脂材料の投入量を調整でき、合成樹脂材料が一気に溶解炉1へ流れ落ちて処理能力を超えてしまうことを防ぐことができる。
さらに、投入制御機構11が、回転羽根状弁13と羽根状弁用モータ14との簡易な構成であり、一定量の材料を分けて投入できると共に、回転羽根状弁13の回転速度を調整することで、投入量を容易に調整することができる。
また、溶解炉1の下部から溶解炉1内のガスを吸引するオフガス用ブロア12を備えているので、合成樹脂を下方に吸引して溶解炉1内への導入を促進することができる。特に、軽い合成樹脂材料を投入する際には、有効である。
また、オイルタンク8内部の空気を吸引するタンク用ブロア29を備えているので、オイルタンク8内が減圧されて第2コンデンサ6Bで油化されたオイル(第2の油)を吸引し易くすると共に、オイルタンク8と接続されている第2コンデンサ6Bも減圧されて第2コンデンサ6B内への気化ガスの吸引も促進することができる。
上記実施形態の油化システムを用いて、実際に廃棄プラスチックの合成樹脂から生産した第2の油について分析した結果を以下に示す。
すなわち、原料として3P(ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン)の廃棄プラスチックを本油化システムのホッパー部9に投入し、溶解炉1、第1気化炉3A、第1触媒炉5A、第1コンデンサ6A、第2気化炉3B、第2触媒炉5B及び第2コンデンサ6Bをこの順序で経て、オイルタンク8に送られた第2の油について、油化成分分析を行った。また、比較として、第1コンデンサ6Aで得た第1の油についても、同様に油化成分分析を行った。
第1の気化ガスから得られた第1の油では、3Pがいずれも多成分の低沸点分子に分解されており、沸点はいずれも150℃以下で沸騰するガソリン臭の液体であった。なお、常圧蒸留した際に残渣成分としてロウ状の痕跡が認められた。また、3Pのうち、ポリスチレンについては、分解成分が多数ではなく、複数の成分がHPLC(高速液体クロマトグラフィー)によって観察された。一方、ロウ状物質は極めて多数成分が観測された。したがって、この第1の油は、引火点が低く、比較的少ない種類の混合成分であり、A重油相当と判断される。
これに対して、第2の気化ガスから得られた第2の油では、第1の油で見られたロウ状物質がほとんど認められなかった、したがって、第2の油は、燃料として十分に使用可能な軽油相当であると判断される。すなわち、第2の油は、「廃プラスチック熱分解油−ボイラー用燃料及びディーゼル発電機用燃料」のJIS規格に適合させると、「ボイラー用燃料」に該当するレベルであった。
また、第2の油を、実際にディーゼルエンジン搭載の市販車に燃料として使用したところ、市販の軽油同様に、ディーゼルエンジンが駆動でき、200km以上の走行を行っても何ら支障がなかった。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、2つの第1触媒炉、1つの第2触媒炉、各1つの第1コンデンサ及び第2コンデンサを備えているが、1つ又は3つ以上の第1触媒炉、2以上の第2触媒炉、2以上の第1コンデンサ及び第2コンデンサを備えても構わない。
また、溶解炉電熱ヒータ部及び第1電熱ヒータ部は、合成樹脂の搬送方向に沿って複数分割されて溶解炉及び第1気化炉に設けられるが、分割数や設置範囲は、第1気化炉及び溶解炉のサイズ等に応じて設定される。また、第2気化炉についても第2電熱ヒータ部の分割数や設置範囲は、炉のサイズ等に応じて設定される。
本発明に係る油化システムの一実施形態を示す全体の概略構成図である。
符号の説明
1…溶解炉、2…材料供給部、3A…第1気化炉、3B…第2気化炉、4…触媒材、5A…第1触媒炉、5B…第2触媒炉、6A…第1コンデンサ(第1油化器)、6B…第2コンデンサ(第2油化器)、7…空冷用冷却装置、8…オイルタンク、9…ホッパー部、10…投入管、11…投入制御機構、12…オフガス用ブロア、13…回転羽根状弁、14…羽根状弁用モータ、19…溶解炉電熱ヒータ部、23…第1電熱ヒータ部、24…触媒炉電熱ヒータ部(触媒加熱機構)、26…駆動部用冷却配管、29…タンク用ブロア、43…第2電熱ヒータ部

Claims (9)

  1. 合成樹脂を加熱して溶解させる溶解炉と、
    該溶解炉で溶解された合成樹脂をカンタル合金材で形成された第1電熱ヒータ部により加熱して第1の気化ガスを発生させる第1気化炉と、
    前記第1の気化ガスを冷却して液状の第1の油を生成する第1油化器と、
    前記第1の油をカンタル合金材で形成された第2電熱ヒータ部により加熱して第2の気化ガスを発生させる第2気化炉と、
    前記第2の気化ガスを冷却して液状の第2の油を生成する第2油化器と、を備えていることを特徴とする油化システム。
  2. 請求項1に記載の油化システムであって、
    前記第1電熱ヒータ部及び前記第2電熱ヒータ部が、炉内を450℃以上に保持して加熱することを特徴とする油化システム。
  3. 請求項1又は2に記載の油化システムであって、
    前記第1の気化ガスを液化可能なガスへ変質させる触媒材に接触させる第1触媒炉と、
    前記第2の気化ガスを液化可能なガスへ変質させる触媒材に接触させる第2触媒炉と、を備え、
    前記第1触媒炉及び前記第2触媒炉が、前記触媒材を加熱する触媒加熱機構を備えていることを特徴とする油化システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の油化システムであって、
    空気を冷却して冷気を発生させる空冷用冷却装置を備え、
    前記第1油化器及び前記第2油化器が、前記第1の気化ガス又は前記第2の気化ガスを前記空冷用冷却装置からの前記冷気と熱交換させて冷却する空冷式熱交換器であることを特徴とする油化システム。
  5. 請求項4に記載の油化システムであって、
    前記空冷用冷却装置からの前記冷気を前記溶解炉、前記第1の気化炉及び前記第2の気化炉の少なくとも一つの駆動機構における発熱部に送る駆動部用冷却配管を備えていることを特徴とする油化システム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の油化システムであって、
    前記第2油化器の下部に接続され発生した液状の第2の油を回収するオイルタンクと、
    前記オイルタンクの上部に接続され内部の空気を吸引するタンク用ブロアと、を備えていることを特徴とする油化システム。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の油化システムであって、
    前記溶解炉に合成樹脂を投入する材料供給部を備え、
    該材料供給部が、合成樹脂を所定量に小分けして所定時間間隔で投入する投入制御機構を備えていることを特徴とする油化システム。
  8. 請求項7に記載の油化システムであって、
    前記材料供給部が、合成樹脂を貯留するホッパー部と、
    該ホッパー部の下部と前記溶解炉の上部とを接続する投入管と、を備え、
    前記投入制御機構が、前記ホッパー部の下部と前記投入管との間に水平軸中心に回転可能に支持された複数枚の羽根部を有する回転羽根状弁と、
    該回転羽根状弁を回転駆動する羽根状弁用モータと、を備えていることを特徴とする油化システム。
  9. 請求項7又は8に記載の油化システムであって、
    前記材料供給部が、溶解炉の上部に合成樹脂を投入可能とされ、
    前記溶解炉の下部から前記溶解炉内のガスを吸引するオフガス用ブロアを備えていることを特徴とする油化システム。
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