JP2010058926A - 給紙装置 - Google Patents

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雅義 鈴木
Yasuyuki Shoji
康之 庄司
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Abstract

【課題】中途巻取体に求められる残量の低減を図りつつ、新たな印刷を開始するまでに要する時間の低減を図ること。
【解決手段】給紙装置は、試し刷り用巻取体及び本刷り用巻取体を回転可能に支持する支持体と、本刷り用巻取体に近づく方向に移動し、試し刷り用巻取体から引き出されたウェブを本刷り用巻取体の側周部に押し付けることで紙継ぎをするペースターユニットと、試し刷り用巻取体から引き出されたウェブが紙通し用の速度で走行中にペースターユニットを本刷り用巻取体に近づく方向に移動させ、試し刷り用巻取体から引き出されたウェブが紙通し用の速度よりも速い試し刷り用の速度Vで走行中にペースターユニットを作動させる制御装置とを備える。
【選択図】 図9

Description

本発明は、印刷機の給紙装置に関するものである。
従来、印刷機を停止せずに新しい巻取体に走行中のウェブを押し当てて紙継ぎする給紙装置がある。このような給紙装置では、使い切られていない中途巻取体が試し刷りに用いられることがある。しかしながら、中途巻取体の残量によっては、紙継ぎが完了する前に中途巻取体の残量が0になる場合がある。
そこで、中途巻取体に求められる残量を低減する技術として、例えば、特許文献1には、旧巻取りと新巻取りとを繋ぐ準備である紙継ぎ準備を、印刷機が停止状態の時に行う技術が開示されている。
特開2007−320733号公報
ここで、新たに印刷をする際、印刷機の搬送ラインに残っている残紙を排出する必要がある。しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、紙継ぎ準備を行う間、印刷機が停止状態となる。よって、特許文献1に開示されている技術では、紙継ぎ準備が完了してから、搬送ラインに残っている残紙を排出する必要がある。これにより、特許文献1に開示されている技術では、新たな印刷を開始するまでに要する時間が増大するおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、中途巻取体に求められる残量の低減を図りつつ、新たな印刷を開始するまでに要する時間の低減を図ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る給紙装置は、試し刷り用巻取体及び本刷り用巻取体を回転可能に支持する支持体と、前記本刷り用巻取体に近づく方向に移動し、前記試し刷り用巻取体から引き出された前記ウェブを前記本刷り用巻取体の側周部に押し付けることで紙継ぎをするペースターユニットと、前記試し刷り用巻取体から引き出されたウェブが紙通し用の速度で走行中に前記ペースターユニットを前記本刷り用巻取体に近づく方向に移動させ、前記試し刷り用巻取体から引き出された前記ウェブが前記紙通し用の速度よりも速い試し刷り用の速度で走行中に前記ペースターユニットを作動させる制御装置と、を備えることを特徴とする。
このように、給紙装置は、ペースターユニットを本刷り用巻取体に向かって移動させる最中に、ウェブが紙通し用の速度で走行する。上記構成により、給紙装置は、ペースターユニットを本刷り用巻取体に向かって移動させる最中に、印刷機のインフィード装置以降に残っている前回の印刷時の紙を排出できる。よって、給紙装置は、本刷り用巻取体に向かうペースターユニットの移動が完了してから残紙を排出する場合よりも、新たな印刷を開始するまでに要する時間を低減できる。
本発明の好ましい態様としては、前記試し刷り用の速度は、実用印刷速度以上であって、前記本刷り用巻取体から引き出された前記ウェブに施す本刷り用の速度以下であることが望ましい。
ここで、実用速度とは、ウェブに試し刷りを施して、作業員が印刷機の色合い調整をできる速度である。例えば、ウェブの走行速度が実用速度よりも遅い場合、本刷りと試し刷りとの条件の差が増大し、本刷りと試し刷りとの色合いの差が許容範囲を超えるおそれがある。
しかしながら、上記構成により、給紙装置は、実用速度以上の試し刷り用の速度で、試し刷り用巻取体からウェブが引き出される。よって、給紙装置は、本刷りと試し刷りとの色合いの差が許容範囲を超えるおそれを抑制できる。また、上述のように、給紙装置は、本刷り用の速度以下の速度で試し刷り用巻取体からウェブが引き出される。よって、試し刷り用巻取体の消費速度が低下するため、給紙装置は、試し刷り用巻取体に求められる残量を低減できる。
本発明の好ましい態様としては、前記試し刷り用の速度は、前記試し刷り用巻取体の残量と、紙継ぎが完了するまでに要する時間とに基づいて、前記試し刷り用巻取体の前記残量が0になる前に前記紙継ぎが完了する速度に設定されることが望ましい。
上記構成により、給紙装置は、試し刷り用巻取体の残量が不足して紙継ぎできないおそれを抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記試し刷り用巻取体から引き出された前記ウェブの走行速度と、前記試し刷り用巻取体の回転角速度とに基づいて、前記試し刷り用巻取体の半径を推定し、前記試し刷り用巻取体の半径と前記試し刷り用巻取体の前記ウェブの紙厚とに基づいて、前記試し刷り用巻取体の前記残量を推定することが望ましい。
上記構成により、給紙装置は、試し刷り用巻取体の残量を推定して、試し刷り用巻取体の残量が不足して紙継ぎできないおそれを抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記試し刷り用巻取体から前記ウェブが引き出されている最中に前記試し刷り用巻取体の回転軸からの距離が変化しない所定の部位から、前記試し刷り用巻取体の側周部までの距離を実測し、前記所定の部位と前記試し刷り用巻取体の回転軸との間の距離から、前記所定の部位と前記試し刷り用巻取体の前記側周部との間の距離を減算して前記試し刷り用巻取体の半径を算出し、前記試し刷り用巻取体の半径と前記試し刷り用巻取体の前記ウェブの紙厚とに基づいて、前記試し刷り用巻取体の前記残量を算出することが望ましい。
上記構成により、給紙装置は、試し刷り用巻取体の半径を実測して、試し刷り用巻取体の残量を算出できる。これにより、給紙装置は、より好適に試し刷り用巻取体の残量が不足して紙継ぎできないおそれを抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記試し刷り用巻取体の残量と、紙継ぎが完了するまでに要する時間とに基づいて前記ウェブの走行速度の候補である限界速度を算出し、任意に設定される前記ウェブの走行速度の候補である制限速度と前記限界速度とを比較して、前記制限速度と前記限界速度のうち少なくとも一方を前記試し刷り用の速度に設定することが望ましい。
ここで、紙継ぎ時のウェブの走行速度が大きいほど、給紙装置は、本刷りと試し刷りとの色合いの差が許容範囲を超えるおそれを抑制できる。上記構成により、給紙装置は、2つの候補の中からより速い方のウェブの走行速度を、紙継ぎ時の最終的なウェブの走行速度に設定できる。よって、給紙装置は、本刷りが開始されるまでの時間を低減できる。
本発明の好ましい態様としては、前記制限速度及び前記限界速度が、実用印刷速度以下であった場合は、前記ウェブの引き出しを停止することが望ましい。
上記構成により、給紙装置は、試し刷り用巻取体の残量が確実に足りない場合に、紙継ぎして実際にウェブを走行させることなく、印刷機の運転を停止できる。
本発明は、中途巻取体に求められる残量の低減を図りつつ、新たな印刷を開始するまでに要する時間の低減を図れる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態(以下実施形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
図1は、オフセット輪転印刷機を表す構成図である。本実施形態の印刷機100は、オフセット輪転印刷機である。印刷機100は、図1に示すように、給紙装置110と、インフィード装置120と、印刷装置130と、乾燥装置140と、冷却装置150と、ウェブパス装置160と、折り装置170と、排紙装置180と、制御装置190とを含んで構成されている。
給紙装置110は、2つの巻取体(ウェブロール)が装着される支持体20を有する。また、給紙装置110は、一方の巻取体から引き出されて走行するウェブを、他方の巻取体のウェブに繋ぐことで、連続的にウェブを供給可能なペースターユニット30を含んで構成される。
インフィード装置120は、給紙装置110のウェブを印刷装置130に供給する。印刷装置130は、4つのインキ色である藍(Cyan)、紅(Magenta)、黄(Yellow)、墨(Black)ごとの4個の印刷ユニットがウェブ走行方向に沿って並設されて構成されている。
乾燥装置140は、印刷装置130により印刷が施されたウェブ上のインキを乾燥させる。冷却装置150は、乾燥装置140での乾燥後の過剰な熱を蓄えるウェブを適当な温度まで冷却する。ウェブパス装置160は、乾燥されて冷却されたウェブを搬送する。折り装置170は、ウェブを縦折りされた後に裁断し、所定の大きさに折り畳んで折帳を形成する。排紙装置180は、折り畳まれた折帳を機外へ搬出する。
制御装置190は、印刷機100の各部を制御する。制御装置190は、給紙装置110、インフィード装置120、印刷装置130、乾燥装置140、冷却装置150、ウェブパス装置160、折り装置170、排紙装置180、が電気的に接続される。制御装置190は、これにより、印刷機100の各部を制御する。
印刷機100は、まず給紙装置110により巻取体からロール状のウェブWを引き出す。次に印刷機100は、インフィード装置120により印刷装置130にウェブWを供給する。次に、印刷機100は、印刷装置130で、各印刷ユニットによりウェブWに多色印刷を施す。
印刷が施されたウェブWは、乾燥装置140でインキが乾燥され、冷却装置150で冷却される。次に、印刷機100は、ウェブパス装置160によって搬送されたウェブWを折り装置170に供給する。次に、印刷機100は、折り装置170によって、折帳を作成する。次に、印刷機100は、排紙装置180によって折帳を搬出する。次に、給紙装置110の構成を説明する。
図2は、給紙装置を示す構成図であって、次の巻取体である第2巻取体が取り付けられた様子を示す構成図である。図2に示すように、給紙装置110は、図示しない一対のフレームに、支持体20が支持される。支持体20は、主軸21と、第1支持アーム22aと、第2支持アーム22bと、第1支持軸23と、第2支持軸24と、ベースプレート25と、ブラケット26と、ブラケット27と、ガイドローラ28と、ガイドローラ29とを含んで構成される。
主軸21は、図示しないターニング装置によりフレームに対して回動可能に支持される。主軸21には、一対二組の第1支持アーム22a、第2支持アーム22bの基端部が連結される。
第1支持アーム22aの先端部は、第1支持軸23が装着される。第2支持アーム22bの先端部は、第2支持軸24が装着される。第1支持軸23は、第1巻取体R1を回転可能に支持する。第2支持軸24は、第2巻取体R2を回転可能に支持する。
主軸21には、第1支持アーム22a、第2支持アーム22bと交差するようにベースプレート25が固定される。ベースプレート25の一方の端部には、ブラケット26を介してガイドローラ28が、ブラケット26に対して回転可能に支持される。また、ベースプレート25の他方の端部には、ブラケット27を介してガイドローラ29がブラケット27に対して回転可能に支持される。
給紙装置110は、ガイドローラ29、ガイドローラ28、以外にガイドローラ40を有する。ガイドローラ40は、例えば、図示しないフレームに回転可能に支持される。なお、ガイドローラ29、ガイドローラ28、ガイドローラ40は、ウェブWの走行をガイドする部材である。
給紙装置110は、ガイドローラ28とガイドローラ40との間にペースターユニット30を有する。ペースターユニット30は、スライドプレート31と、駆動モータ32と、ペースターローラ33と、ガイドローラ34と、ガイドローラ35と、カッタ36とを含んで構成される。
また、給紙装置110は、ペースターユニット30の移動をガイドするガイドレール41を備える。ガイドレール41は、例えば、2本フレームに固定される。ガイドレール41は、例えば、第1支持軸23に端部が向かうように設けられる。
なお、給紙装置110は、主軸21を軸として支持体20が回動する。ここでは、給紙装置110の構成を説明するために、第1支持軸23がペースターユニット30側に位置する場合を説明する。例えば、ガイドレール41は、第1支持軸23に端部が向かうように設けられると説明したが、第2支持軸24がペースターユニット30側に位置する場合、ガイドレール41の端部は、第2支持軸24と対向することとなる。
スライドプレート31は、ガイドレール41に対して移動可能にガイドレール41に嵌合される。駆動モータ32は、スライドプレート31に固定される。駆動モータ32の駆動力は、例えば、ガイドレール41に伝えられる。これにより、駆動モータ32が駆動すると、スライドプレート31がガイドレール41上をスライド移動する。
上記構成により、スライドプレート31は、駆動モータ32が発生させる駆動力によって、第1支持軸23に接近する方向、及び第1支持軸23から遠ざかる方向にガイドレール41上をスライド移動する。ここで、駆動モータ32は、制御装置190と電気的に接続される。これにより、制御装置190は、駆動モータ32を制御することで、ペースターユニット30を制御する。具体的には、制御装置190は、所定の時期にペースターユニット30を移動させると共に、ペースターユニット30を作動させて紙継ぎする。
ペースターローラ33は、スライドプレート31に回転可能に支持される。また、ペースターローラ33の近傍には、ガイドローラ34及びガイドローラ35がペースターローラ33を挟むように配置される。ガイドローラ34及びガイドローラ35は、回転可能にスライドプレート31に取り付けられる。
カッタ36は、ペースターローラ33に隣接してスライドプレート31に取り付けられる。なお、ペースターローラ33、ガイドローラ34、ガイドローラ35、カッタ36は、この場合、第1支持軸23に対向して配置される。
ここで、給紙装置110は、新規の印刷時に中途巻取体である試し刷り用巻取体を使用する点に特徴があり、特に、この時の給紙装置110の動作に特徴がある。新規の印刷時に試し刷り用巻取体を使用する時の給紙装置110の動作を説明する前に、まずは、図2から図5を用いて給紙装置110の基本的な動作を説明する。
図3は、給紙装置を示す構成図であって、支持体が回動した様子を示す構成図である。図4は、給紙装置を示す構成図であって、ペースターユニットが移動した様子を示す構成図である。図5は、給紙装置を示す構成図であって、紙継ぎが完了した様子を示す構成図である。給紙装置110の基本的な動作を説明するために、印刷続行時の紙継ぎの際の給紙装置110の動作を一例として説明する。
図2に示す給紙装置110の状態は、第1支持軸23に装着された第1巻取体R1から、ウェブWが引き出されている状態である。この時、第2支持軸24には、新たな巻取体として第2巻取体R2が装着されている。
第1巻取体R1は徐々に残量が減っていく。ここで、第1巻取体R1の使用可能な残り時間が所定時間に到達すると、給紙装置110は、以下に説明する行程を実行する。ここで、所定時間とは、現在から紙継ぎが完了するまでに要する時間である。
給紙装置110は、まず支持体20が、主軸21を軸に回動する。本実施形態では、第1支持アーム22a、第2支持アーム22b、第1支持軸23、第2支持軸24は、第1支持軸23がペースターユニット30側を通るように回動する。なお、以下、部材がこの向きに回動することを、時計回りに回動するという。
支持体20が、主軸21を軸に時計回りに回動すると、給紙装置110は、図3に示す状態となる。すなわち、給紙装置110は、支持体20が回動し、第2巻取体R2がペースターユニット30と対向する。また、給紙装置110は、ガイドローラ28が第1巻取体R1から引き出されたウェブWに接触する。これにより、第1巻取体R1から引き出されたウェブWは、ガイドローラ28、ガイドローラ40にガイドされて給紙装置110内を走行する。
次に、給紙装置110は、紙継ぎ準備として、スライドプレート31がガイドレール41に沿って第2巻取体R2に近づく。スライドプレート31がガイドレール41に沿って第2巻取体R2に近づくと、給紙装置110は、図4に示す状態となる。
すなわち、給紙装置110は、第2巻取体R2がペースターユニット30と対向し、ガイドローラ28とガイドローラ40との間を走行中のウェブWとガイドローラ34、ペースターローラ33、ガイドローラ35が接触する。
これにより、第1巻取体R1から引き出されたウェブWは、ガイドローラ28、ガイドローラ34、ペースターローラ33、ガイドローラ35、ガイドローラ40にガイドされて給紙装置110内を走行する。
また、図4に示すように、第1巻取体R1から引き出されたウェブWは、第2巻取体R2の側周部と接触する。具体的には、第1巻取体R1から引き出されたウェブWは、第2巻取体R2とペースターローラ33との間を、第2巻取体R2とペースターローラ33とに挟み込まれた状態で走行する。
次に、給紙装置110は、紙継ぎを行う。つまり、現在走行中のウェブWに第2巻取体R2のウェブを接着し、第1巻取体R1から引き出されるウェブを切り離す。具体的には、第2巻取体R2のウェブには、あらかじめ接着剤が塗布されており、ペースターローラ33が、第1巻取体R1から引き出されて現在走行中のウェブWを第2巻取体R2の側周部に押しつける。これにより、給紙装置110は、第1巻取体R1から引き出されて現在走行中のウェブWに第2巻取体R2のウェブを接着する。
次に、給紙装置110は、カッタ36が第1巻取体R1から引き出されたウェブWを切断する。これにより、現在走行中のウェブWから第1巻取体R1を切り離す。次に、スライドプレート31が、第2巻取体R2から離れる方向に移動すると、給紙装置110は、図5に示す状態となる。
すなわち、給紙装置110は、紙継ぎが完了した状態であって、通常の印刷時の状態となる。この時、第2巻取体R2は、ペースターユニット30と対向した位置でウェブWが引き出される。ウェブWは、ガイドローラ40にガイドされて給紙装置110内を走行する。
ここで、第1支持軸23には、残りわずかとなった第1巻取体R1が装着されている。よって、給紙装置110は、作業員によって、残りわずかとなった第1巻取体R1が、第1支持軸23から取り外される。なお、次回の紙継ぎ時には、第1支持軸23に新たな巻取体が装着される。
以上が、給紙装置110の基本的な動作である。ここで、上述のように、印刷続行時の紙継ぎの際に、残りわずかとなった中途巻取体が給紙装置110から取り外される。これらの残りわずかとなった巻取体は残量がわずかであるため、本刷りにはこのような中途巻取り体は使用しにくい。
ここで、新規の印刷時には、一般的に試し刷りが行われる。よって、上述の中途巻取体を試し刷りに用いることにより、中途巻取体を試し刷り用巻取体として有効に活用できる。しかしながら、このような試し刷り用巻取体の残量によっては、試し刷りが完了し、本刷り用の巻取体への紙継ぎが完了する前に、試し刷り用巻取体の残量が0になる場合がある。つまり、試し刷り用巻取体の残量によっては、本刷り用の巻取体への紙継ぎが間に合わず紙継ぎできない場合がある。
本刷り用の巻取体への紙継ぎが間に合わない場合、新たに巻取体を給紙装置110へ着脱する必要がある。しかしながら、給紙装置110への巻取体の着脱には、時間と労力を要する。よって、試し刷り用巻取体を試し刷りに使用する場合、用いる試し刷り用巻取体は、ある程度残量が多い巻取体に限られる。
そこで、従来、印刷機を停止した状態で紙継ぎ準備を行う技術があった。しかしながら、従来の技術では、印刷機の停止時間が増加するため、新規の印刷を開始するまでに要する時間を低減できない。
具体的には、新規の印刷時には、図1に示すインフィード装置120、印刷装置130以降に残紙が残っているため、これらの残紙をすべて排出する必要がる。従来のペースターユニットでは、紙継ぎ準備中、印刷機は停止状態であるため、紙継ぎ準備が完了してからインフィード装置120、印刷装置130以降の残紙を排出する必要がある。よって、従来の給紙装置では、新規の印刷を開始するまでに要する時間を低減できない。
本実施形態の給紙装置110は、以下に説明する構成により、新規の印刷を開始するまでに要する時間を低減すると共に、試し刷り用巻取体に求められる残量を低減できる。以下に、新規の印刷時に試し刷り用巻取体を用いる際の給紙装置110の具体的な動作を説明する。
図6は、給紙装置を示す構成図であって、新規の印刷を始める前の様子を示す構成図である。図7は、給紙装置を示す構成図であって、本刷り用巻取体である第2巻取体が取り付けられた様子を示す構成図である。図8は、給紙装置を示す構成図であって、中途巻取体である第1巻取体が取り付けられた様子を示す構成図である。
図6に示すように、給紙装置110は、新規の印刷を始める前に、前回の印刷時に第1支持軸23、第2支持軸24に装着されていた巻取体が取り外される。この時、スライドプレート31は、第1支持軸23から離れた位置にある。また、この時、図1に示すインフィード装置120、印刷装置130以降には残紙が存在する。
給紙装置110は、まず、図7に示すように、本刷り用巻取体としての第2巻取体R2が第2支持軸24に取り付けられる。次に、給紙装置110は、支持体20が、主軸21を軸に時計回りに回動する。これにより、給紙装置110は、図8に示す状態となる。
すなわち、給紙装置110は、図8に示すように、第2支持軸24がペースターユニット30側に配置される。これにより、給紙装置110は、第2支持軸24に装着された新規の第2巻取体R2がペースターユニット30と対向する。ここで、給紙装置110は、第1支持軸23に試し刷り用巻取体としての第1巻取体R1が取り付けられる。次に、給紙装置110は、第1巻取体R1の端部と、残紙とを作業員によって手動で連結される。
以上の行程、すなわち、第2巻取体R2が取り付けられ、支持体20が時計回りに回動し、第1巻取体R1が取り付けられ、第1巻取体R1の端部と残紙とが連結される行程が、印刷準備である。なお、印刷準備の行程には、作業員による作業が含まれる。一方、以下に説明する第1巻取体R1の端部と残紙とが連結された後の行程には、作業員による作業は基本的には含まれない。
印刷準備が完了すると、給紙装置110は、図3に示す状態と同じ状態になる。すなわち、給紙装置110は、第2巻取体R2がペースターユニット30と対向し、第1支持軸23には、第1巻取体R1が支持される。この後、印刷機100は運転し始めて、図3に示す第1巻取体R1からウェブWが引き出される。この時、印刷機100は、残紙を排出する。この時の、ウェブWの走行速度は、紙通し用の速度である。その後、印刷機100は、第1巻取体R1から引き出したウェブWに試し刷りを施す。
印刷機100が、残紙を排出し、第1巻取体R1から引き出したウェブWに試し刷りを施す最中、給紙装置110は、紙継ぎ準備を行う。すなわち、給紙装置110は、印刷機100が残紙を排出し、第1巻取体R1から引き出したウェブWに試し刷りを施す最中に、図3及び図4に示すように、第1巻取体R1から引き出されたウェブWが第2巻取体R2の側周部に接触するまでペースターユニット30を第2巻取体R2に向かって移動させる。
なお、本実施形態では、給紙装置110は、第1巻取体R1の端部が残紙と連結された後であって、図4に示すようにスライドプレート31が第2巻取体R2に接近し始めるよりも前か、または、スライドプレート31が第2巻取体R2に接近し始めるのと同時に、第1巻取体R1からウェブWが引き出されるものとする。
但し、第1巻取体R1からウェブが引き出し始められる時期は、スライドプレート31が第2巻取体R2に接近し、第1巻取体R1から引き出されたウェブWが第2巻取体R2の側周部に触れるよりも前、つまり紙継ぎ準備が完了するまでの期間内であればよい。
上述のように、残紙の排出には時間を要する。よって、新規の印刷を開始するまでの時間を好適に低減するためには、給紙装置110は、早期に第1巻取体R1からウェブWを引き出した方が好ましい。このような理由から、給紙装置110は、新規の印刷を開始するまでの時間を好適に低減するためには、第1巻取体R1の端部と残紙とが連結された直後に第1巻取体R1からウェブWが引き出されると好ましい。
上記構成により、給紙装置110は、紙継ぎ準備が完了するよりも前に第1巻取体R1からウェブWを引き出す。これにより、給紙装置110は、紙継ぎ準備と残紙の排出とを同時に行うことができる。結果として、給紙装置110は、新規の印刷が開始されるまでの時間を低減できる。
次に、試し刷り用巻取体である第1巻取体R1に求められる残量を低減する給紙装置110の構成を説明する。給紙装置110は、試し刷り用巻取体を第1支持軸23に装着する場合、つまり、新規の印刷時に試し刷り用巻取体を用いて試し刷りを行う場合、試し刷り用の速度としての紙継ぎ時のウェブWの走行速度を、本刷り用の速度としての本刷り時のウェブWの走行速度以下に設定する。
より具体的には、給紙装置110は、新規の印刷時に試し刷り用巻取体を用いて試し刷りを行う場合の紙継ぎ時のウェブWの走行速度は、実用速度以上、本刷り時のウェブWの走行速度以下に設定する。なお、本刷り時のウェブWの走行速度は、例えば、印刷続行時の紙継ぎ時のウェブWの走行速度と等しい。
なお、実用速度とは、ウェブに試し刷りを施して、作業員が印刷機の色合い調整をできる速度である。例えば、ウェブの走行速度が実用速度よりも遅い場合、本刷りと試し刷りとの条件の差が増大し、本刷りと試し刷りとの色合いの差が許容範囲を超えるおそれがある。
また、以下、新規の印刷時に印刷機100のウォームアップをする際のウェブの走行速度を緩動速度という。また、インフィード装置120以降に残っている残紙の排出は、緩動速度で行われる。よって、緩動速度は、紙通し用の速度と等しい。
図9は、ペースターユニットの動作を示すタイミングチャートである。ここで、第1巻取体R1の端部と残紙とが連結されるまでは、図9に点線で示すように、ウェブWは実際には走行せず、空運転となる。つまり、第1巻取体R1の端部と残紙とが連結されるまでの、緩動速度は、仮にウェブWを引き出した際の仮想の走行速度である。
次に、制御装置190は、ウェブWの走行速度が緩動速度の最中に、給紙装置110に紙継ぎ準備を実行させる。つまり、給紙装置110は、第1巻取体R1から引き出されたウェブWが第2巻取体R2の側周部に接触するまでペースターユニット30を第2巻取体R2に向かって移動させる。この時、上述したように、印刷機100は、残紙を排出する。
紙継ぎ準備が完了すると、制御装置190は、第1支持軸23に装着される第1巻取体R1のウェブの走行速度と、第2支持軸24に装着される第2巻取体R2の走行速度とが一致するように、第1支持軸23及び第2支持軸24の回転速度を調節する。この時のウェブWの走行速度を試し刷り用の速度としての走行速度Vとする。上述したように、走行速度Vは、実用速度以上、本刷り時のウェブWの走行速度以下の速度である。
制御装置190は、ウェブWの走行速度が走行速度Vの最中に、給紙装置110に紙継ぎを実行させる。すなわち、給紙装置110は、ウェブWの走行速度が走行速度Vの最中に、ペースターローラ33がウェブWを第2巻取体R2の側周部に押しつけ、カッタ36で第1巻取体R1を切り離す。紙継ぎが完了すると、制御装置190は、第2支持軸24の回転速度を上昇させて、第2巻取体R2から引き出されるウェブWの走行速度を、本刷り時のウェブWの走行速度まで引き上げる。
ここで、給紙装置110は、走行速度Vが作業員によって任意に設定された値に設定されてよいが、給紙装置110は、作業員によって任意に設定された速度を、ウェブWの走行速度の候補として制限速度V01とし、制御装置190が自動で算出する速度を、ウェブWの走行速度の候補として限界速度V02とし、制限速度V01と限界速度V02とを比較して、その結果に基づいて最終的な走行速度Vを設定するとより好ましい。以下に、そのために制御装置190が実行する手順を説明する。
図10は、制御装置が最終的なウェブの走行速度を設定して、ペースターユニットが紙継ぎを実行する時のフローチャートを示す図である。制御装置190は、ステップST101で、作業員によって制限速度V01が設定される。次に、制御装置190は、ステップST102で、限界速度V02を算出する。制御装置190は、第1巻取体R1の残量、及び、紙継ぎが完了するまでに最低限要する時間に基づいて、限界速度V02を算出する。
制御装置190は、第1巻取体R1の残量を推定、または、実測する。第1巻取体R1の残量を推定する場合、制御装置190は、現在のウェブWの走行速度、及び、第1支持軸23の角速度に基づいて、第1巻取体R1の半径を推定する。例えば、ウェブWの走行速度が一定であっても、第1巻取体R1の半径が小さいほど、第1支持軸23の角速度は速くなる。また、ウェブWの走行速度が一定であっても、第1巻取体R1の半径が大きいほど、第1支持軸23の角速度は遅くなる。
制御装置190は、この関係を用いて、現在のウェブWの走行速度、及び、第1支持軸23の角速度に基づいて、第1巻取体R1の半径を推定する。より具体的には、制御装置190は、ウェブWの走行速度を第1支持軸23の角速度で除算して第1巻取体R1の半径を推定する。次に、制御装置190は、紙の厚さ及び第1巻取体R1の半径に基づいて、第1巻取体R1の残量を推定する。
図11は、第1巻取体の残量を実測する測定装置を示す模式図である。第1巻取体R1の残量を実測する場合、給紙装置110は、第1巻取体R1の半径を実測する測定装置50を備える。測定装置50は、例えば、測定対象までの距離を測定するフォトセンサである。測定装置50は、例えば、主軸21、または主軸21と共に回転する部材に設けられる。
本実施形態では、測定装置50は、第1支持アーム22aの主軸21側の付け根に、第1支持軸23に向かって固定される。これにより、測定装置50は、測定装置50から第1支持軸23に装着される第1巻取体R1の側周部までの距離を測定する。ここで、制御装置190は、測定装置50と電気的に接続される。これにより、制御装置190は、測定装置50から第1支持軸23に装着される第1巻取体R1の側周部までの距離を取得する。
ここで、測定装置50から、第1支持軸23の中心までの距離を距離L01とし、測定装置50から第1支持軸23に装着される第1巻取体R1の側周部までの距離を距離L02とする。距離L01は、設計時に設定される一定の値である。制御装置190は、距離L01から距離L02を減算することにより、第1巻取体R1の半径を算出する。次に、制御装置190は、紙の厚さ及び第1巻取体R1の半径に基づいて、第1巻取体R1の残量を算出する。
制御装置190は、以上のようにして、推定または実測した第1巻取体R1の残量に基づいて算出される限界速度V02と、制限速度V01とを、図10に示すステップST103で比較する。具体的には、制御装置190は、ステップST103で、制限速度V01が限界速度V02以下であるか否かを判定する。
制限速度V01が限界速度V02以下である場合(ステップST103、Yes)、制御装置190は、ステップST104で、最終的なウェブWの走行速度Vに、例えば制限速度V01を代入する。次に、制御装置190は、ステップST105で、ペースターユニット30を動作させて走行速度Vで紙継ぎを実行する。
これにより、給紙装置110は、作業員が所望する速度でウェブWを引き出し、印刷機100がウェブWに印刷を施すことができる。但し、制御装置190は、例えば、ステップST104で、速度Vに限界速度V02を代入してもよい。この場合、制御装置190は、現在の試し刷り用巻取体の残量が不足するおそれを抑制できると共に、印刷機100がより速い速度で試し刷りを行える。
制限速度V01が限界速度V02よりも大きい場合(ステップST104、No)、制御装置190は、まず、ステップST106で、作業員に対して警告を表示する。次に、制御装置190は、ステップST107で、作業員に対して再度、制限速度V01を手動で設定するか否かを問う。
ここで、作業員によって再度、制限速度V01が手動で設定される場合(ステップST107、Yes)、制御装置190は、ステップST101に戻る。作業員によって再度、制限速度V01が手動で設定されない場合(ステップST107、No)、制御装置190は、ステップST108で、限界速度V02が実用速度V03以上であるか否かを判定する。
限界速度V02が実用速度V03未満である場合(ステップST108、No)、制御装置190は、ステップST109で、給紙装置110を停止する。限界速度V02が実用速度V03以上である場合(ステップST108、Yes)、制御装置190は、ステップST110で、最終的なウェブWの走行速度Vに限界速度V02を代入する。次に、制御装置190は、ステップST105で、ペースターユニット30を動作させて速度Vで紙継ぎを実行する。
ここで、仮に制限速度V01でウェブWを走行させると、給紙装置110は、試し刷り用巻取体の残量が足りずに、紙継ぎできない。しかしながら、給紙装置110は、最終的なウェブWの走行速度Vに限界速度V02を用いるため、現在の試し刷り用巻取体の残量が不足するおそれを抑制できる。
このように、上記手順を制御装置190が実行することにより、給紙装置110は、実用速度V03以上、限界速度V02以下の速度を最終的なウェブWの走行速度として用いる。また、給紙装置110は、制限速度V01と限界速度V02とのうち、より大きい方の値を最終的なウェブWの走行速度として用いてもよい。
上記構成により、給紙装置110は、現在の試し刷り用巻取体の残量が不足するおそれを抑制できると共に、印刷機100がより速い速度で試し刷りを行える。印刷機100がより速い速度で試し刷りを行えると、給紙装置110は、本刷りを開始するまでに要する時間を低減できる。結果として、印刷機100は、試し刷り用巻取体に求められる残量を低減できると共に、新たな印刷を開始するまでに要する時間を低減できる。
本発明に係る給紙装置は、試し刷りに試し刷り用巻取体を用いる場合に有用であり、新たな印刷を開始するまでに要する時間を低減することに適している。
オフセット輪転印刷機を表す構成図である。 給紙装置を示す構成図であって、次の巻取体である第2巻取体が取り付けられた様子を示す構成図である。 給紙装置を示す構成図であって、支持体が回動した様子を示す構成図である。 給紙装置を示す構成図であって、ペースターユニットが移動した様子を示す構成図である。 給紙装置を示す構成図であって、紙継ぎが完了した様子を示す構成図である。 給紙装置を示す構成図であって、新規の印刷を始める前の様子を示す構成図である。 給紙装置を示す構成図であって、本刷り用巻取体である第2巻取体が取り付けられた様子を示す構成図である。 給紙装置を示す構成図であって、中途巻取体である第1巻取体が取り付けられた様子を示す構成図である。 ペースターユニットの動作を示すタイミングチャートである。 制御装置が最終的なウェブの走行速度を設定して、ペースターユニットが紙継ぎを実行する時のフローチャートを示す図である。 第1巻取体の残量を実測する測定装置を示す模式図である。
符号の説明
20 支持体
21 主軸
22a 第1支持アーム
22b 第2支持アーム
23 第1支持軸
24 第2支持軸
25 ベースプレート
26 ブラケット
27 ブラケット
28 ガイドローラ
29 ガイドローラ
30 ペースターユニット
31 スライドプレート
32 駆動モータ
33 ペースターローラ
34 ガイドローラ
35 ガイドローラ
36 カッタ
40 ガイドローラ
41 ガイドレール
50 測定装置
R1 第1巻取体
R2 第2巻取体
100 印刷機
110 給紙装置
120 インフィード装置
130 印刷装置
140 乾燥装置
150 冷却装置
160 ウェブパス装置
170 折り装置
180 排紙装置
190 制御装置

Claims (7)

  1. 試し刷り用巻取体及び本刷り用巻取体を回転可能に支持する支持体と、
    前記本刷り用巻取体に近づく方向に移動し、前記試し刷り用巻取体から引き出された前記ウェブを前記本刷り用巻取体の側周部に押し付けることで紙継ぎをするペースターユニットと、
    前記試し刷り用巻取体から引き出されたウェブが紙通し用の速度で走行中に前記ペースターユニットを前記本刷り用巻取体に近づく方向に移動させ、前記試し刷り用巻取体から引き出された前記ウェブが前記紙通し用の速度よりも速い試し刷り用の速度で走行中に前記ペースターユニットを作動させる制御装置と、
    を備えることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記試し刷り用の速度は、実用印刷速度以上であって、前記本刷り用巻取体から引き出された前記ウェブに施す本刷り用の速度以下であることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記試し刷り用の速度は、前記試し刷り用巻取体の残量と、紙継ぎが完了するまでに要する時間とに基づいて、前記試し刷り用巻取体の前記残量が0になる前に前記紙継ぎが完了する速度に設定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給紙装置。
  4. 前記試し刷り用巻取体から引き出された前記ウェブの走行速度と、前記試し刷り用巻取体の回転角速度とに基づいて、前記試し刷り用巻取体の半径を推定し、
    前記試し刷り用巻取体の半径と前記試し刷り用巻取体の前記ウェブの紙厚とに基づいて、前記試し刷り用巻取体の前記残量を推定することを特徴とする請求項3に記載の給紙装置。
  5. 前記試し刷り用巻取体から前記ウェブが引き出されている最中に前記試し刷り用巻取体の回転軸からの距離が変化しない所定の部位から、前記試し刷り用巻取体の側周部までの距離を実測し、
    前記所定の部位と前記試し刷り用巻取体の回転軸との間の距離から、前記所定の部位と前記試し刷り用巻取体の前記側周部との間の距離を減算して前記試し刷り用巻取体の半径を算出し、
    前記試し刷り用巻取体の半径と前記試し刷り用巻取体の前記ウェブの紙厚とに基づいて、前記試し刷り用巻取体の前記残量を算出することを特徴とする請求項3に記載の給紙装置。
  6. 前記試し刷り用巻取体の残量と、紙継ぎが完了するまでに要する時間とに基づいて前記ウェブの走行速度の候補である限界速度を算出し、
    任意に設定される前記ウェブの走行速度の候補である制限速度と前記限界速度とを比較して、前記制限速度と前記限界速度のうち少なくとも一方を前記試し刷り用の速度に設定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の給紙装置。
  7. 前記制限速度及び前記限界速度が、実用印刷速度以下であった場合は、前記ウェブの引き出しを停止することを特徴とする請求項6に記載の給紙装置。
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