JP2010058490A - インキ乾燥装置及び枚葉印刷機 - Google Patents

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Katsutoshi Okazaki
勝利 岡崎
Fumihide Kimura
文秀 木村
Kazuhiko Yakuma
和彦 矢熊
Kensuke Tamura
賢祐 田村
Kazuo Sugihara
一雄 杉原
Fuminori Koyashiki
文則 古屋敷
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Abstract

【課題】インキ乾燥装置及び枚葉印刷機に関し、インキを乾燥させるために印刷面に照射するUVを始めとした光(UV等の電子線及び可視光)の出力を抑え消費エネルギを抑制しながら、インキを確実に乾燥させ且つ品質のよい印刷物を得ることができるようにする。
【解決手段】印刷シート1の印刷面に転写されて光に反応して硬化乾燥するインキに光を照射する光照射手段161を備え、枚葉印刷機に装備されたインキ乾燥装置であって、走行する前記印刷シートを表面が弾性変形する圧胴145との間で押圧する透明シリンダ160と、前記透明シリンダ内に装備された前記光照射手段と、前記透明シリンダに形成され、前記圧胴に備えられた前記印刷シートを把持する爪との干渉を防止する凹部160aと、を有するように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷面に転写され光に反応して硬化乾燥するインキに光を照射して乾燥させるインキ乾燥装置及びそれを備えた枚葉印刷機に関するものである。
近年、紫外線(UV)を照射することにより硬化乾燥するインキ(UVインキ)を用いて印刷し、印刷直後にUVインキに紫外線を照射して速やかに乾燥させる印刷技術が開発されており、通常の印刷用紙に比べて印刷面に転写したインキを定着させ難い印刷面(例えば、プラスチックフィルム等の表面)への印刷をも可能にしている。
エネルギの照射により硬化乾燥するインキには、UVインキ以外に、UV以外の放射線に反応して硬化乾燥する放射線硬化インキや、可視光に反応して硬化乾燥する光硬化インキなどがあるが、ここでは、UVインキを例に説明する。
このような紫外線でインキを硬化乾燥させる場合、設備として印刷装置にUVランプを設ける必要があり、資材としてはUVインキを使用する必要があり、コスト増を招き、更に、UVランプを使用するためにはエネルギコストも増大することになる。
そこで、これらのコスト増を抑制するための技術も種々開発されている。
例えば、特許文献1には、UVランプ等の乾燥装置を各色の印刷処理を行なう印刷ユニット毎に設けられると、使用する色の数だけ乾燥装置が必要となるため、装置が煩雑化・大型化し設備コストも増大するため、各色毎ではなく、所定数のインキを重ねて印刷処理した後に、乾燥処理を行なうように構成した、印刷機に関する技術が記載されている。
この技術の場合、印刷面上のインキが重なって厚くなった部分ほど乾燥が困難であり、最も乾燥が困難な画像等に対しても乾燥可能なように、乾燥装置は十分な出力に設定されている。しかしこの場合、比較的乾燥が容易な画像(例えばインキ量の少ない画像)等に対しては、過剰なエネルギが照射されることとなり、無駄な電力を消費する上に、印刷機や印刷工場の温度上昇も招いていた。もちろん、手動によって乾燥装置を調整することもできるが、経験と勘とを必要とし、経験の浅い作業者にはその調整作業が困難であった。
そこで、特許文献1の技術では、制御手段によって、印刷画像データから得られるインキの重なり具合等を用いて出力制御係数を自動的に演算して、この出力制御係数に基づいて、放射線(UV)の出力を制御するものが提案されている。
また、特許文献2や非特許文献1には、水銀ランプやハロゲンランプ等のUVランプに替わる紫外線発生装置として、発光ダイオード(LEDという)を光源とした装置を、インキの硬化工程に適用する技術が提案されている。このLEDは、UVランプ(水銀ランプ,ハロゲンランプ等)に比べて消費電力が少なく、寿命も長いので、装置のランニングコスト低減に寄与しうる。
また、特許文献3には、印刷ではないが、紙製のシートに紫外線硬化樹脂又は放射線硬化樹脂を塗布して、紫外線又は放射線を照射する照射手段を内部に装着した透明なロールと圧着ロールとの間に該シートを通過させて、シートを圧着すると同時にシートに塗布された紫外線硬化樹脂又は放射線硬化樹脂に紫外線又は放射線を照射して樹脂を硬化させる技術も提案されている。これにより、シート上の樹脂を加圧しながら硬化させることができるので、紙製シートの表面に樹脂が一体化されて均質で光沢の優れたシート表面を容易に形成することができる。
特開2004−209880号公報 特開2007−45128号公報 特公平6−24830号公報 リョービホームページ 新着情報 2008年2月14日 印刷機器 新商品の発表:オフセット印刷機用「LED−UV印刷システム」<URL:http://www.ryobi-group.co.jp/newsrelease/data/080214.pdf>
ところで、UVインキ等の光で硬化するインキに対する光照射を効率よく行なうことは、光照射にかかる消費電力等を少なくでき、装置のランニングコスト低減に寄与しうる。
この点で、特許文献3に記載された技術、つまり、紙製のシートに塗布された樹脂を加圧しながら紫外線又は放射線を照射してシート上の樹脂を加圧しながら硬化させる技術を、印刷に適用することが考えられる。
つまり、特許文献3の技術でロールによりシートを押圧しているのは、樹脂をシートに一体化させるためと、樹脂を均質に塗布し光沢の優れた表面を得るためと考えられるが、光で硬化するインキを効率よく硬化させる上でも有効である可能性がある。
印刷に使用するインキは、例えばブランケット胴から印刷面に転写される際に、ブランケット胴の表面のインキ膜が引き裂かれるように二分されるため、二分した各インキ膜は、けばだったような凹凸の激しい表面状態になる。最も一般的に用いられる酸化重合型のインキの場合、酸化重合しながら乾燥するまである程度の時間を要するため、凹凸の激しい表面状態から、時間の経過と共にインキ膜のレベリング(平滑化)が進むが、光で硬化するインキの場合、速やかに乾燥してしまうため、インキ膜のレベリングは進まず、凹凸の激しい表面状態で乾燥することになる。このような状態での乾燥は、印刷面の平滑性を低下させ、印刷色調がくすんでしまう不具合だけでなく、凹凸の激しい表面状態では凸状の部分を乾燥させるには照射する光量を増加させなくてはならないおそれもある。
したがって、印刷面に透明なロータ或いはシリンダで押圧しながらその内部から光を照射して、印刷面のインキ表面を平滑化しながら、光によりインキの乾燥を促進することは、このような観点から照射すべき光量を抑えられることを期待することができる。
ただし、印刷機が枚葉印刷機の場合、透明なロータ或いはシリンダと対向する胴(圧胴)には、印刷シートを把持する爪が設けられ、透明シリンダが圧胴と印刷シートを挟んで圧接するときに、この爪が透明シリンダの外周面と干渉し透明シリンダの損傷を招くおそれが生じるので、この点を考慮しなくてはならない。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、インキを乾燥させるために印刷面に照射する紫外線(UV)を始めとした光(UV等の放射線及び可視光を含む)の出力を抑え消費エネルギを抑制しながら、インキを確実に乾燥させ且つ品質のよい印刷物を得ることができるようにした、インキ乾燥装置及び枚葉印刷機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のインキ乾燥装置は、印刷シートの印刷面に転写されて光に反応して硬化乾燥するインキに光を照射する光照射手段を備え、枚葉印刷機に装備されたインキ乾燥装置であって、走行する前記印刷シートを表面が弾性変形する圧胴との間で押圧する透明シリンダと、前記透明シリンダ内に装備された前記光照射手段と、前記透明シリンダに形成され、前記圧胴に備えられた前記印刷シートを把持する爪との干渉を防止する凹部と、を有することを特徴としている。
前記透明シリンダの外周面を洗浄する洗浄装置が備えられていることが好ましい。透明シリンダの外周面は印刷面のインキに接触するためインキが付着することが想定されるが、洗浄装置によって外周面が洗浄されるので、外周面に付着したインキは除去され、次回に接触する印刷面にインキ汚れを与えるような不具合が防止される。
前記透明シリンダを冷却する冷却装置が備えられていることが好ましい。透明シリンダを介してインキに光を照射する場合、光の照射に伴って透明シリンダが加熱される。透明シリンダの場合、材料が透明でなくてはならないので、耐熱性に優れた材料は豊富ではなく、また、材料コストも高くなるが、透明シリンダを冷却することにより、耐熱性の条件を緩和することができ、比較的安価な材料を透明シリンダに適用できるようになる。
前記光照射手段の光源には、発光ダイオードが適用され、前記インキの供給量の情報に基づいて前記発光ダイオードの出力を制御する制御手段が備えられていることが好ましい。発光ダイオードは耐久性に優れ消費電力も少ないので、発光ダイオードの適用により光照射手段の耐久性を向上させ、光照射手段の消費電力を抑制することもできる。さらに、発光ダイオードは光の出力応答性に優れているので、出力の制御を適切に行なうことができるようになる。また、インキの供給量の情報に基づいてこの発光ダイオードの出力を制御することにより、印刷面に転写されたインキの硬化乾燥をエネルギ効率よく確実に行なうことができる。
前記光は紫外線であって、前記インキは紫外線硬化インキであることが好ましい。紫外線硬化インキや紫外線の照射手段は比較的普及しており、比較的低コストで性能的にも安定して装備することができる。
前記インキの供給源には、インキ供給量を調整するインキキーが印刷幅方向に複数並んで備えられ、前記インキ供給量の情報には、前記インキキーのキー開度情報が含まれていることが好ましい。インキ供給量はインキキーのキー開度に応じて変化するので、かかるキー開度情報に応じて光照射手段の光源である発光ダイオードの出力を制御することで、印刷面のインキにインキ供給量に応じて適切に光を照射することができる。
この場合、前記光源は、前記インキキーのキー幅単位に1又は複数ずつ配置されて、印刷幅方向に並んで備えられているインキキーのキー開度に応じた発光ダイオードの出力制御を容易に実施することができる。
前記インキには、光に対する反応波長が異なる複数種類の光硬化開始剤の入ったインキが用いられ、前記発光ダイオードは、前記光硬化開始剤の反応波長に合わせた波長の光をそれぞれ発する複数種類の発光ダイオードが用いられていることが好ましい。各光硬化開始剤の反応波長に合わせた波長の光を発する発光ダイオードをそれぞれ用意することで、各光硬化開始剤を確実に反応させることができ、インキの乾燥を確実にしかも効率よく行なうことができる。
また、前記インキ供給量の情報には、印刷絵柄の網点面積率情報が含まれていることが好ましい。インキ供給量は印刷絵柄の網点面積率にも依存するので、かかる網点面積率に応じて光照射手段の光源である発光ダイオードの出力を制御することで、印刷面のインキにインキ供給量に応じて適切に光を照射することができる。
前記枚葉印刷機は、インキ色の異なる複数の印刷ユニットを有し、前記光照射手段は、最終印刷ユニットの印刷部の下流に1つだけ備えられていることが好ましい。これにより、設備コストを抑制することができる。
あるいは、前記印刷機は、インキ色の異なる複数の印刷ユニットを有し、前記光照射手段は、各印刷ユニットの印刷部の下流にそれぞれ備えられていてもよい。これにより、発光ダイオードの出力制御をよりシンプルなロジックで実施することができる。
前記透明シリンダの表面は平滑化されていれば、印刷面を光沢性のあるものにできる。 前記透明シリンダの表面の一部又は全部に、凹凸模様が形成されていてもよく、これにより、印刷面の表面に効果的に凹凸を形成し印刷物の品質を向上させることができる。
また、本発明のインキ乾燥装置は、印刷シートの印刷面に転写されて光に反応して硬化乾燥するインキに光を照射する光照射手段を備え、枚葉印刷機に装備されたインキ乾燥装置であって、走行する前記印刷シートを表面が弾性変形する圧胴との間で押圧する透明シリンダと、前記透明シリンダ内に装備された前記光照射手段と、前記透明シリンダに形成され、前記圧胴に備えられた前記印刷シートを把持する爪との干渉を防止する開口部と、を有することを特徴としている。
前記透明シリンダは、外周部に周方向に均等間隔で複数の前記凹部または前記開口部が設けられていることが好ましい。
この場合、前記透明シリンダは、複数の弧状部材が周方向に組み合わされた真円形状をなし、前記複数の弧状部材の外周部に前記凹部または前記開口部が設けられていることが好ましい。また、前記透明シリンダは、複数の弧状部材が周方向に組み合わされた真円形状をなし、前記複数の弧状部材の周方向における端部同士間に前記開口部が設けられていることが好ましい。
前記凹部または前記開口部は、前記透明シリンダの軸方向に沿った形状をなしていることが好ましい。前記凹部または前記開口部は、前記透明シリンダの軸方向に沿って所定間隔で複数直列に設けられていることが好ましい。
また、本発明の枚葉印刷機は、請求項1〜17のいずれか1項に記載のインキ乾燥装置を備えたことを特徴としている。
本発明のインキ乾燥装置又は枚葉印刷機によれば、透明シリンダが圧胴との間で走行する印刷シートを押圧しながら印刷面のインキに光を照射するので、透明シリンダの外周面を平滑に形成すれば、印刷面上のインキ膜表面の凹凸を緩和して光の照射によりインキの乾燥を進めることができる。インキ膜表面に凹凸があると、特に、凸状の部分はインキの厚みが大きいので乾燥させるには照射する光量を増加させなくてはならないが、凹凸を緩和することでかかる事態が解消されて、照射する光量を抑えることが可能になる。したがって、光照射手段の消費電力を抑制することができ、印刷面に転写されたインキの硬化乾燥をエネルギ効率よく確実に行なうことができる。
また、透明シリンダは表面が弾性変形する圧胴との間で走行する印刷シートを押圧するので、印刷シートが透明シリンダとニップする時には、圧胴の表面が弾性変形して、光を照射されるシートの印刷面領域を十分なニップ幅で押圧して酸素遮断をすることができる。酸素を遮断した状態で光を照射することで、インキの乾燥効率を上げることができ、この点でも、光照射手段の出力を低く抑えることができ、より、消費エネルギを抑制することができる。
また、インキ膜表面の凹凸を緩和すると、凹凸によって印刷色調がくすんでしまう不具合が抑制され、光沢の優れた印刷面を得ることもできる。
そして、圧胴には、印刷シートを把持する爪が設けられ、透明シリンダが圧胴と印刷シートを挟んで圧接するときに、この爪が透明シリンダの外周面と干渉し透明シリンダの損傷を招くおそれが生じるが、透明シリンダには、爪との干渉を防止する凹部または開口部が形成されているので、透明シリンダは、爪と干渉することはなく損傷のおそれもない。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
図1から図4は、本発明の第1実施形態に係る枚葉印刷機及びインキ乾燥装置を示すもので、図1は、その印刷機及びインキ乾燥装置の構成図、図2は、そのインキ乾燥装置の構成図、図3は、その発光ダイオードの配置図、図4は、その発光ダイオードの出力制御を説明するフローチャートである。
〔印刷機〕
本実施形態に係る印刷機は、図1に示すように、枚葉印刷機2であって、印刷用紙(被印刷物または印刷対象)としてのシート1の走行方向上流側から、給紙装置3と、印刷装置4と、排紙装置5とが、順に備えられ、印刷装置4の最下流部と排紙装置5との間に、光照射装置としてLED−UV照射ランプ(光照射手段)161を有するインキ乾燥装置16が備えられている。また、排紙装置5内には印刷品質管理装置7の測色センサ71が備えられている。以下、インキ乾燥装置16を除いた各部を説明する。
給紙装置3は、給紙テーブル31上に積載されているシート1を最上段から一枚ずつ順次次工程の印刷装置4へ供給するようになっている。
印刷装置4には、複数組の印刷ユニット41a〜41d(個々に区別しない場合は符号41で示す)が備えられている。各印刷ユニット41は、シート1へそれぞれのインキ色のインキで所定の印刷を施すユニットである。各印刷ユニット41では、図示省略のインキ溜に供給されたインキが、図示省略のインキローラ群を順次転移する過程で適度に練られ、インキ被膜としてそれぞれの版胴42に装着した刷版43へ転移供給される。インキとしては、UVインキ(速乾性の紫外線硬化インキ)が用いられる。
刷版43に供給されたインキは、刷版43に応じた印刷絵柄として下流側のブランケット胴44に転移される。その後、このインキが、ブランケット胴44と圧胴45との間を走行するシート1の表面へ転写されて、所定色の印刷が完了する。印刷されたシート1は、圧胴45から中間胴46を介して次工程の印刷ユニット41または排紙装置5へ受け渡される。
なお、1組の印刷ユニット41では一色のみの印刷しかできないので、ここでは、印刷ユニット41aではK(墨)のインキを、印刷ユニット41bではC(シアン)のインキを、印刷ユニット41cではM(マゼンタ)のインキを、印刷ユニット41dではY(イエロー)のインキを、それぞれの刷版43の絵柄に応じて印刷するようになっている。
排紙装置5には、シート1を搬送するシート搬送装置51と、印刷されたシート1が積層状態で載置される排紙テーブル52とを備えている。シート搬送装置51には、最下流の印刷ユニット41dの圧胴45に隣接した排紙軸53等に案内されて印刷ユニット41dの圧胴45から排紙テーブル52の上部に移動するように循環する左右一対のチェーン54と、チェーン54に係止されて移動する図示しないグリッパを備えており、グリッパで印刷後のシート1を把持して排紙テーブル52に移送する。
印刷品質管理装置7は、測色センサ71と、図示しない演算装置とを備え、この測色センサ71によりシート搬送装置51内を走行するシート1の印刷面の発色状態を検出し、演算装置により、目標の発色値と検出した発色値とを比較して印刷品質の良否を判断する。本実施形態では、演算装置により目標発色値と検出発色値との差が許容値を超えた(不良時)と判定されたら、インキ供給量を調整して検出発色値を目標発色値に近づけるような制御も行なっている。
〔インキ乾燥装置〕
インキ乾燥装置16は、図1及び図2に示すように、印刷装置4の最下流部の印刷ユニット41dの圧胴145から印刷されたシート1を受け取る中間胴146と、この中間胴146から印刷されたシート1を受け取って表面が弾性変形する圧胴145と、この圧胴145との間でシート1を加圧する透明シリンダ160と、この透明シリンダ160内に圧胴145の表面に向けて装備され圧胴145に案内されるシート1の印刷面に向けてUV光(紫外線)を照射するLED(発光ダイオード)光源を有する光照射装置(光照射手段)161と、光照射装置161を制御する制御装置(制御手段)としてのコントローラ162とを備えている。
透明シリンダ160は、その外周面が平滑された円筒面で形成され、シート1の印刷面を平滑化して光沢を向上させる効果もあるが、これに加えて、透明シリンダ160の表面をシート1の印刷面に押し付けることにより、UV照射による乾燥を促進する効果も狙っている。
つまり、ブランケット胴から印刷面に転写される際に、ブランケット胴の表面のインキ膜が引き裂かれるように二分されるため、転写直後のインキは、けばだったような凹凸の激しい表面状態になり、これを直ぐに乾燥させると、凹凸の激しい表面状態で乾燥することになり、凸状の部分を乾燥させるには照射する光量を増加させなくてはならないおそれもある。
そこで、印刷面のインキの凹凸を抑制することにより、凸状の部分のレベルを押さえて乾燥に必要なUV照射量を抑制するようにしている。
さらに、特徴的なのは、圧胴145の表面はゴム等の弾性体で形成されて表面が弾性変形するので、透明シリンダ160とのニップ時には、圧胴145の表面が弾性変形して、UV光を照射されるシート1の印刷面領域を十分なニップ幅で押圧するので、UV光を照射されるシート1の印刷面が外気と遮蔽されて酸素遮断をすることができる。酸素を遮断した状態で、UV光を照射すると、UVインキの乾燥効率が上がりより効率良くUVインキを乾燥させることができるので、この点からもUV照射量を抑制するようにしている。
このメカニズムについて説明する。UV硬化型インキの光重合反応においては、空気中の酸素がインキの重合反応に対して酸素阻害を及ぼし、空気と触れている部分のインキが重合硬化しにくいことから、大気中でUV硬化させるには、光重合開始剤を増加させたり、照射するUV量を増加させたりする必要がある。これに対して、酸素を遮断した窒素雰囲気中でUV照射を行うことにより、重合反応が酸素阻害を受けず、インキ中に含有させる光重合開始剤の量を少なくし、照射するUV量を少なくすることができるのである。
また、透明シリンダ160は、UV光等の熱を受けるので、耐熱性の高いガラスを用いることが好適であるが、耐熱性の条件を満たせばプラスティック等を用いてもよい。本実施形態では、かかる耐熱性の条件を少しでも緩やかにできるように、透明シリンダ160の外表面を冷却する冷却装置163を設けている。この冷却装置は、透明シリンダ160とは非接触で透明シリンダ160の外周面に冷却風を送風して冷却する構成としているが、冷却装置163はこれに限定されず、透明シリンダ160の内周面に冷却風を送風して冷却する構成など、他の構成でもよい。
また、透明シリンダ160の外表面にはインキが付着することがあるので、透明シリンダ160の外表面を洗浄する洗浄装置164が備えられている。これにより、透明シリンダ160の外表面はシート1の印刷面のインキを押圧した後、洗浄装置164によって洗浄され、その後冷却装置163によって冷却され、再び、シート1の印刷面のインキを押圧するといったサイクルを繰り返すことになる。
ここでは、洗浄装置164は、布又はブラシを外周に備えて透明シリンダ160の外周面に対して布又はブラシを摺接して透明シリンダ160の外表面のインキを拭き取るものになっているが、これに代えて、洗浄布又は洗浄紙をロール状に形成し、このロールから洗浄布又は洗浄紙を繰り出して透明シリンダ160の外表面のインキを拭き取った後、別のロール芯に拭き取りを終えた洗浄布又は洗浄紙を巻き取り回収するようにして常に清浄な洗浄布又は洗浄紙で透明シリンダ160の外表面のインキを拭き取るようにしてもよい。
そして、かかる透明シリンダ160の外表面には、凹所160aが設けられている。この凹所160aは対接する圧胴145に備えられてシートの端部を把持する爪145aとの干渉を回避するために設けられたもので、本実施形態では、圧胴145及び透明シリンダ160とも倍胴であり、圧胴145には180度だけ位相を変えて2つの爪145aが設けられ、透明シリンダ160には180度だけ位相を変えて2つの凹所160aが設けられ、これらは回転時に互いに位相が合うように設定されている。
更に、本実施形態では、光照射装置161は、図2に示すように、多数のLEDを印刷幅方向に並べてなる装置部分161a〜161cが、シート移動方向に複数(ここでは3つ)備えており、各装置部分161a〜161cのLEDは発する紫外線の波長が異なるものになっている。これは、UVインキには数種類の光硬化開始剤が入っており、各光硬化開始剤は反応する紫外線の波長が異なっている。
そこで、各光硬化開始剤がいずれも十分に反応するように、各光硬化開始剤の反応波長に対応した紫外線波長を有するLEDがそれぞれ備えられているのである。なお、本実施形態では、それぞれの反応波長を有する3種類の光硬化開始剤がインキに含まれているものとして、紫外線の波長が異なるLEDを有する3種類の装置部分161a〜161cを備えているが、光硬化開始剤の反応波長が2種類であればそれに応じた2種類の波長のLEDを装備し、光硬化開始剤の反応波長が3種類よりも多ければそれに応じた各波長のLEDを装備すればよい。
また、図3に示すように、各印刷ユニットのインキ供給源には印刷幅方向に並んで多数のインキキー47が備えられるが、本実施形態の光照射装置161の各装置部分161a〜161cは、キー幅W単位で、各キー幅内に1つ又は複数のLEDが備えられる(ここでは、1つのインキキー幅内に3つのLEDが備えられている)。
コントローラ162は、各インキキー45の開度情報と、印刷絵柄1aの各部分(ここでは、印刷幅方向にはインキキー幅単位とし、天地方向にはインキキー幅と略同程度の長さ単位とする)の印刷絵柄の画線率(平均画線率)の情報と、インキの硬化係数の情報(インキ情報)とに基づいて、印刷絵柄の各部分に対応して必要で且つ過剰でない程度のUV光が照射されるように、各LEDの出力を制御する。
印刷絵柄の印刷幅方向には、対応するLEDを選択すればよいが、天地方向にはその対応するLEDの出力タイミングを制御することが必要になる。つまり、各インキキーの開度やインキの硬化係数は印刷絵柄の天地方向には影響しないが、絵柄画線率は天地方向で大きく変化するので、LEDの出力タイミングを制御することになる。
そこで、本実施形態では、各LED(この場合、インキキーのキー幅単位に備えられたLEDのグループ)に対して、絵柄画線率に応じて周期的に変化するLEDの出力データ列を作成し、各LED(LEDグループ)を、この出力データ列に応じて適切なタイミングで制御するようにしている。
つまり、各色のインキの各インキキーは、色合わせ等に応じて基準インキキー開度から変更されるので、印刷開始時に最終的に設定されたインキキー開度又は印刷中に変更されたインキキー開度Aの情報を得て、これに応じてインキキー開度に応じたLED出力補正係数aを設定する。このLED出力補正係数aは、例えば、印刷されるインキ膜圧が予め設定された標準のインキ膜圧となるように基準のインキキー開度に設定した場合を基準(係数1)として、この基準よりもインキキー開度が小さくされる(インキ供給量が減ってインキ膜圧が薄くなる)と、基準よりも小さな値とされ、この基準よりもインキキー開度が大きくされる(インキ供給量が増えてインキ膜圧が厚くなる)と、基準値よりも大きな値とされる。
また、インキの種類に応じて決まるインキ硬化係数Bの情報を得て、これに応じてインキ硬化係数Bに応じたLED出力補正係数bを設定する。インキ硬化係数Bは、これが大きいほどインキは硬化し易いのでLED出力は小さくても十分になりLED出力補正係数bは小さくされ、インキ硬化係数Bが小さいほどインキは硬化し難いのでLED出力は大きい必要がありLED出力補正係数bは大きくされる。
そして、刷版作成に使用する印刷絵柄情報から求められる絵柄画線率Cの情報を得て、これに応じて絵柄画線率Cに応じたLED出力補正係数cを設定する。上述のように、この絵柄画線率Cは、印刷天地方向に変化するので、各キー幅に対して印刷天地方向に変化するLED出力補正係数cのセットを算出する。上述のように、印刷天地方向に所定長さを1単位として、絵柄の各部分の平均画線率を算出し、平均画線率Cに対応してLED出力補正係数cを設定する。平均画線率Cが大きいほど、印刷面上へのインキ供給量は多くなるので、平均画線率Cが大きいほどLED出力補正係数cを大きく、逆に、平均画線率Cが小さいほどLED出力補正係数cを小さく設定することになる。
このLED出力補正係数cのセットは、各インキキー幅に対して、絵柄領域の始まる位置から絵柄領域の終わる位置まで順に設定する。
また、インキキー開度Aに応じたLED出力補正係数aの設定、インキ硬化係数Bに応じたLED出力補正係数bの設定、絵柄画線率Cに応じたLED出力補正係数cの設定については、これらの対応関係を予め対応テーブル等の形でデータベース化しておけば、補正係数a,b,cを速やかに設定できる。
また、実際の制御にあっては、設定したLED出力は対応する絵柄部分に同期するように、枚葉印刷機の基準パルス(枚葉印刷機の各制御タイミングの基準となる位置を示すパルス信号)に対する絵柄始まりパルス(絵柄領域の始まる位置の同期したパルス信号)を把握しておき、基準パルスに対する絵柄始まりパルスに呼応してLED出力を制御する。もちろん、LEDの制御入力に対して光を発する出力応答性も考慮したタイミングでLED出力を制御する。
〔作用及び効果〕
本発明の第1実施形態にかかるインキ乾燥装置及びこれを備えた枚葉印刷機は上述のように構成されているので、例えば、図4に示すように、コントローラ162によって、光照射装置161の各LEDの出力が設定され制御される。
つまり、まず、インキキー開度Aの調整情報を得て(ステップS10)、インキ硬化係数Bをセット(入力)し(ステップS20)、さらに、印刷機の基準パルスのセット(ステップS30)及び絵柄始まりパルスのセット(ステップS40)を行なう。そして、画線率データ(平均画線率)Cをセット(入力)する(ステップS50)。
そして、インキキー開度Aに応じたLED出力補正係数aを設定し、インキ硬化係数Bに応じたLED出力補正係数bを設定し、絵柄画線率Cに応じたLED出力補正係数cを設定して、基準出力Dbに、これらの補正係数a,b,cを乗算することで、各キー幅に対して印刷天地方向に変化するLED出力D(=Db×a×b×c)のデータ列を算出する(ステップS60)。
上記のステップS10〜S60の処理は各インキ色の各インキキー幅単位でそれぞれ行なう。
最後に、各インキ色のLED出力Dのデータ列を加算して、各インキ色が組み合わされた各インキキー幅単位のLED出力Dのデータ列を求める(ステップS70)。
そして、印刷機の基準パルスに対する絵柄始まりパルスに呼応して、上記のステップS70で求めたLED出力Dのデータ列にしたがって各LED出力を制御する。もちろん、LEDの制御入力に対して光を発する出力応答性も考慮したタイミングでLED出力を制御する。
このように、印刷面上のUVインキに対して、光源にLEDを用いた光照射装置161によりUVを照射するので、光照射装置161の耐久性を向上させることができ、光照射装置161の消費電力を抑制することもできる。
更に、LEDは光の出力応答性に優れているので、出力の制御を適切に行なうことができ、本実施形態の場合、印刷面の印刷幅方向及び天地方向に区分した領域単位で、インキの供給量の情報等に基づいてLED出力を制御しながら、印刷面に転写されたインキの硬化乾燥をエネルギ効率よく確実に行なうことができる。
特に、インキ供給量を調整するインキキーのキー開度情報にもLEDの出力を制御することで、印刷面のインキにインキ供給量に応じて適切にUV光を照射することができ、しかも、LEDは、インキキーのキー幅単位に1又は複数ずつ配置されて、印刷幅方向に並んで備えられているので、インキキーのキー開度に応じたLEDの出力制御を容易に実施することができる。
さらに、インキ供給量は印刷絵柄の網点面積率にも依存するので、かかる網点面積率に応じてLEDの出力を制御することで、印刷面のインキにインキ供給量に応じて適切にUV光を照射することができる。
また、インキ硬化係数Bに応じてLEDの出力を制御することでも、印刷面のインキにインキ供給量に応じて適切にUV光を照射することができる。
印刷絵柄の印刷幅方向には、対応するLEDを選択し、天地方向にはその対応するLEDの出力タイミングを制御することにより、きめの細かいLEDの出力制御を行なえ、インキの乾燥を確実にしかも効率よく行なうことができる。
光照射装置161の各装置部分161a〜161cには、UVインキに含まれている各光硬化開始剤の反応波長に対応したそれぞれの波長のUV光(紫外線)を照射するLEDが採用されているので、UVインキに含まれている数種類の光硬化開始剤が、それぞれ反応波長の紫外線を受けて光硬化を効率よく促進することになり、インキの乾燥を確実にしかも効率よく行なうことができる。
前記制御手段は、前記印刷絵柄の印刷幅方向位置に対応した前記発光ダイオードを選択し、選択した前記発光ダイオードを前記印刷絵柄の天地方向位置に対応したタイミングで出力を制御することが好ましい。これにより、印刷面の各部分(印刷幅方向及び天地方向のそれぞれの印刷個所)に対して、インキを乾燥させることができ且つ過剰でない量の光の発光ダイオードから照射することができる。
本印刷機は、インキ色の異なる複数の印刷ユニット41a〜41dを有し、光照射装置161は、最終印刷ユニット41dの印刷部の下流に1つだけ備えられているので、設備コストを抑制することができる。
なお、本印刷機には、光照射装置161の下流に、測色センサ(発色検出手段)71が備えられているので、印刷中には、この測色センサ71の検出情報に基づいてLEDの出力をフィードバック制御することもでき、この場合、印刷面の印刷絵柄の発色状態からインキの乾燥状態を認識して、インキの乾燥状態が十分な領域にあればLEDの出力を微小量だけ弱め、インキの乾燥状態が不十分な領域に入ったらLEDの出力を微小量だけ強めるように制御することにより、インキが乾燥し且つ過剰でない光の出力制御を実現できる。
もちろん、印刷中にも、測色センサ71の検出情報に基づいてインキキー開度が調整されるので、印刷前にも印刷中にも、図4に示すように、設定されるLED出力Dに応じて各LEDの出力を制御することもできる。
また、透明シリンダ160により、インキの表面の凹凸を抑制し、凸部の突出を抑制することからLEDの出力を低く抑えることができるようになるのに加えて、酸素を遮断した状態でUV光を照射することからもUVインキの乾燥効率が上がるので、よりLEDの出力を低く抑えることができ、より消費エネルギを抑制することができる。
また、透明シリンダ160でシート1の印刷面を押圧することにより、印刷面を平滑化し光沢を向上させる効果もある。
そして、透明シリンダ160の外周面にインキが付着しても、洗浄装置164によって洗浄されるので、次回の押圧時に印刷面が汚れるようなことはない。
さらに、洗浄後、冷却装置163によって冷却されるので、透明シリンダ160の温度上昇が抑制され、透明シリンダ160に適用する材料の自由度が向上する。
そして、透明シリンダ160の外周面には凹所160aが設けられているので、圧胴145に備えられてシートの端部を把持する爪145aと透明シリンダ160との干渉が回避され、透明シリンダ160の損傷を防止することができる。
なお、本実施形態では、透明シリンダ160内の光照射装置161の負担を軽減するために、シート1の印刷面に向けてUV光を照射するLED光源を有する補助光照射装置(光照射手段)161bを透明シリンダ160の外部に設けてもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る印刷機及びインキ乾燥装置の構成図である。
図5に示すように、本実施形態の印刷機は、第1実施形態のものに、ニス版43eを装備した版胴42eとブランケット胴44eと圧胴45と中間胴46とを有するニス印刷部41Eが追加され、このニス印刷部41Eに、光照射装置(光照射手段)161が装備される。光照射装置161は模式的に示すが第1実施形態と同様なものとする。
このような構成により、第1実施形態の効果に加えて、UVニスを用いて、光沢のある印刷物を高速で印刷することが可能になる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
図6は、本発明の第3実施形態に係る印刷機及びインキ乾燥装置の構成図である。
図6に示すように、本実施形態の印刷機は、第1実施形態のものと同様な印刷装置をシート1の表面に印刷する下流印刷装置4Dとして、その上流側に、シート1の裏面に印刷する上流印刷装置4Uをそなえた、両面印刷機として構成される。上流印刷装置4Uと下流印刷装置4Dとの間には複数の中間胴が介装され、上流印刷装置4Uの印刷位置(ブランケット胴44と圧胴45とのニップ位置)よりも下流印刷装置4Dの印刷位置の方が低位置に配設されている。
各印刷面の最終印刷ユニットに、それぞれ、光照射装置(光照射手段)161が装備される。なお、図6において、上流側のものには符号にUを、下流側のものには符号にDを付している。また、光照射装置161は模式的に示すが第1実施形態と同様なものとする。
このような構成により、両面印刷に対しても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は上述のものに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形或いは省略或いは組み合わせをして実施することができる。
例えば、印刷機は、インキ色の異なる複数の印刷ユニットを有し、光照射手段は、各印刷ユニットの印刷部の下流にそれぞれ備えられていてもよい。これにより、発光ダイオードの出力制御をよりシンプルなロジックで実施することができる。
また、各実施形態では、発する紫外線の波長が異なる複数組の装置部分161a〜161cから光照射装置(光照射手段)161を構成したが、対象のインキによっては、一種類の波長のみの紫外線を発する光照射装置(光照射手段)として構成してもよい。
さらに、紫外線硬化インキや紫外線の照射手段は比較的普及しており、比較的低コストで性能的にも安定して装備することができるので、インキは紫外線硬化インキであることが好ましいが、エネルギの照射により硬化乾燥するインキには、UVインキ以外に、可視光に反応して硬化乾燥する光硬化インキや、UV以外の放射線に反応して硬化乾燥する放射線硬化インキなどがあり、種々の光に反応するインキに対して適用しうる。
また、透明シリンダの表面は平滑化されていれば、印刷面を光沢性のあるものにでき、透明シリンダの表面の一部又は全部に、凹凸模様を形成すれば、印刷面の表面に効果的に凹凸を形成し印刷物の品質を向上させることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態を説明する。
図7−1は、本発明の第4実施形態に係るインキ乾燥装置における透明シリンダを表す断面図、図7−2は、透明シリンダを表す概略図である。
第4実施形態の枚葉印刷機において、図7−1及び図7−2に示すように、透明シリンダ260は、石英ガラスで形成されて紫外線を透過可能である。この透明シリンダ260は、半円断面形状をなす2つの弧状部材261,262が周方向に組み合わされた状態で、軸方向の両端部が一対の円盤形状をなすフランジ部263により支持されることで、円筒形状(真円形状)に構成されており、外周面が平滑面となっている。
また、透明シリンダ260は、弧状部材261,262の外周部に凹所261a,262aが設けられている。この凹所261a,262aは、透明シリンダ260の周方向に等間隔で設けられている。この場合、凹所261a,262aは、透明シリンダ260の軸方向に沿った溝形状をなし、且つ、図示しない圧胴の爪に対応した位置に設けられており、この圧胴の爪が透明シリンダ260の凹所261a,262aに入り込むことで、爪と透明シリンダ260との接触(干渉)が防止されている。
また、透明シリンダ260内に圧胴の表面に向けて装備され圧胴に案内されるシートの印刷面に向けてUV光(紫外線)を照射するLED光源を有する光照射装置161が設けられている。
このように第4実施形態のインキ乾燥装置にあっては、圧胴の外周部にシートの前端部を咥える爪を設ける一方、透明シリンダ260の外周部に爪が侵入する凹所261a,262aを設けている。従って、圧胴と透明シリンダ260が同期回転するとき、シートを咥える爪が凹所261a,262aに入り込むことで、爪と透明シリンダ260の接触(干渉)を防止することができる。また、透明シリンダ260を2つの弧状部材261,262を組み合わせて構成することで、簡単に加工することができ、加工性を向上することができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態を説明する。
図8−1は、本発明の第5実施形態に係るインキ乾燥装置における透明シリンダを表す断面図、図8−2は、透明シリンダを表す概略図である。
第5実施形態の枚葉印刷機において、図8−1及び図8−2に示すように、透明シリンダ270は、石英ガラスで形成されて紫外線を透過可能である。この透明シリンダ270は、略半円断面形状をなす2つの弧状部材271,272が周方向に組み合わされた状態で、軸方向の両端部が一対の円盤形状をなすフランジ部273により支持されることで、略円筒形状(略真円形状)に構成されており、外周面が平滑面となっている。
2つの弧状部材271,272は、周長が半円より若干短い半円断面形状をなしており、各弧状部材271,272の周方向における端部同士間に開口部271a,272aが設けられている。この開口部271a,272aは、透明シリンダ270の周方向に等間隔で設けられている。この場合、開口部271a,272aは、透明シリンダ270の軸方向に沿った開口形状をなし、且つ、圧胴の爪に対応した位置に設けられており、この圧胴の爪が透明シリンダ270の開口部271a,272aに入り込むことで、爪と透明シリンダ270との接触(干渉)が防止されている。
また、透明シリンダ270内に圧胴の表面に向けて装備され圧胴に案内されるシートの印刷面に向けてUV光(紫外線)を照射するLED光源を有する光照射装置161が設けられている。
このように第5実施形態のインキ乾燥装置にあっては、圧胴の外周部にシートの前端部を咥える爪を設ける一方、透明シリンダ270の外周部に爪が侵入する開口部271a,272aを設けている。従って、圧胴と透明シリンダ270が同期回転するとき、シートを咥える爪が開口部271a,272aに入り込むことで、爪と透明シリンダ270の接触(干渉)を防止することができる。また、透明シリンダ270を2つの弧状部材271,272を組み合わせて構成するだけで、開口部271a,272aを形成することができ、構造を簡素化して加工性を向上することができる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態を説明する。
図9−1は、本発明の第6実施形態に係るインキ乾燥装置における透明シリンダを表す断面図、図9−2は、透明シリンダを表す概略図である。
第6実施形態の枚葉印刷機において、図9−1及び図9−2に示すように、透明シリンダ280は、石英ガラスで形成されて紫外線を透過可能である。この透明シリンダ280は、半円断面形状をなす2つの弧状部材281,282が周方向に組み合わされた状態で、軸方向の両端部が一対の円盤形状をなすフランジ部283により支持されることで、円筒形状(真円形状)に構成されており、外周面が平滑面となっている。
また、透明シリンダ280は、弧状部材281,282の外周部に凹所281a,282aが設けられている。この凹所281a,282aは、それぞれ透明シリンダ280の軸方向に沿って所定間隔で複数形成されると共に、透明シリンダ280の周方向に等間隔で設けられている。この場合、凹所281a,282aは、弧状部材281,282の外周面を皿状に切り欠いた矩形の凹みとして形成され、圧胴の爪に対応した位置に設けられており、この圧胴の爪が透明シリンダ280の凹所281a,282aに入り込むことで、爪と透明シリンダ280との接触(干渉)が防止されている。
また、透明シリンダ280内に圧胴の表面に向けて装備され圧胴に案内されるシートの印刷面に向けてUV光(紫外線)を照射するLED光源を有する光照射装置161が設けられている。
このように第6実施形態のインキ乾燥装置にあっては、圧胴の外周部にシートの前端部を咥える爪を設ける一方、透明シリンダ280の外周部に爪が侵入する凹所281a,282aを設けている。従って、圧胴と透明シリンダ280が同期回転するとき、シートを咥える爪が凹所281a,282aに入り込むことで、爪と透明シリンダ280の接触(干渉)を防止することができる。また、透明シリンダ280を2つの弧状部材281,282を組み合わせて構成することで、簡単に加工することができ、加工性を向上することができる。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態を説明する。
図10−1は、本発明の第7実施形態に係るインキ乾燥装置における透明シリンダを表す断面図、図10−2は、透明シリンダを表す概略図である。
第7実施形態の枚葉印刷機において、図10−1及び図10−2に示すように、透明シリンダ290は、石英ガラスで形成されて紫外線を透過可能である。この透明シリンダ290は、半円断面形状をなす2つの弧状部材291,292が周方向に組み合わされた状態で、軸方向の両端部が一対の円盤形状をなすフランジ部293により支持されることで、円筒形状(真円形状)に構成されており、外周面が平滑面となっている。
また、透明シリンダ290は、弧状部材291,292の外周部に開口部291a,292aが設けられている。この開口部291a,292aは、それぞれ透明シリンダ290の軸方向に沿って所定間隔で複数形成されると共に、透明シリンダ290の周方向に等間隔で設けられている。この場合、開口部291a,292aは、弧状部材291,292を貫通した円形の開口として形成され、圧胴の爪に対応した位置に設けられており、この圧胴の爪が透明シリンダ290の開口部291a,292aに入り込むことで、爪と透明シリンダ290との接触(干渉)が防止されている。
また、透明シリンダ290内に圧胴の表面に向けて装備され圧胴に案内されるシートの印刷面に向けてUV光(紫外線)を照射するLED光源を有する光照射装置161が設けられている。
このように第7実施形態のインキ乾燥装置にあっては、圧胴の外周部にシートの前端部を咥える爪を設ける一方、透明シリンダ290の外周部に爪が侵入する開口部291a,292aを設けている。従って、圧胴と透明シリンダ290が同期回転するとき、シートを咥える爪が開口部291a,292aに入り込むことで、爪と透明シリンダ290の接触(干渉)を防止することができる。また、透明シリンダ290を2つの弧状部材291,292を組み合わせて構成することで、簡単に加工することができ、加工性を向上することができる。
なお、上述した実施形態では、透明シリンダを2つの半円筒を組み合わせて構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、透明シリンダを単なる円筒形状としたり、C型断面形状としたり、3つ以上の弧状部材を組み合わせて構成してもよい。また、凹所または開口部を透明シリンダの外周部に周方向に沿って2つ設けたが、この数は、圧胴に対する透明シリンダの周長(直径)に応じて設定すればよいものである。
また、中間胴、圧胴、透明シリンダを2倍胴として設定したが、単胴としたり、3倍胴としてもよく、更に、中間胴を単胴で圧胴と透明シリンダを倍胴としたり、圧胴を倍胴で透明シリンダを単胴としてもよく、中間胴、圧胴、透明シリンダにおける爪部材の周期を一致させるような構成であればよいものである。
本発明に係るインキ乾燥装置及び枚葉印刷機は、インキを確実に乾燥させて品質のよい印刷物を得ることができるものであり、いずれの種類の印刷機にも適用することができる。
本発明の第1実施形態としての枚葉印刷機及びインキ乾燥装置を示す構成図である。 本発明の第1実施形態としてのインキ乾燥装置を示す構成図であり、(a)はその側面図、(b)はその光照射手段の配置を示す枚葉印刷機の正面図である。 本発明の第1実施形態としてのインキ乾燥装置における発光ダイオードの配置を示す図である。 本発明の第1実施形態としてのインキ乾燥装置における発光ダイオードの出力制御を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態としての枚葉印刷機及びインキ乾燥装置を示す構成図である。 本発明の第3実施形態としての枚葉印刷機及びインキ乾燥装置を示す構成図である。 本発明の第4実施形態としてのインキ乾燥装置における透明シリンダを表す断面図である。 透明シリンダを表す概略図である。 本発明の第5実施形態としてのインキ乾燥装置における透明シリンダを表す断面図である。 透明シリンダを表す概略図である。 本発明の第6実施形態としてのインキ乾燥装置における透明シリンダを表す断面図である。 透明シリンダを表す概略図である。 本発明の第7実施形態としてのインキ乾燥装置における透明シリンダを表す断面図である。 透明シリンダを表す概略図である。
符号の説明
1 印刷用紙(被印刷物又は印刷対象)としてのシート
2 枚葉印刷機
3 給紙装置
4,4U,4D 印刷装置
5 排紙装置
16 インキ乾燥装置
160 透明シリンダ
160a 凹所
161 LED(発光ダイオード)光源を有する光照射装置(光照射手段)
161a〜161c 装置部分
162 制御装置(制御手段)としてのコントローラ
163 冷却装置
164 洗浄装置
7 印刷品質管理装置
71 測色センサ
41,41a〜41d 印刷ユニット
42 版胴
43 刷版
44 ブランケット胴
45 圧胴
46 中間胴
145 圧胴
145a 爪
260,270,280,290 透明シリンダ
261a,262a,281a,282a 凹所
271a,272a,291a,292a 開口部

Claims (18)

  1. 印刷シートの印刷面に転写されて光に反応して硬化乾燥するインキに光を照射する光照射手段を備え、枚葉印刷機に装備されたインキ乾燥装置であって、
    走行する前記印刷シートを表面が弾性変形する圧胴との間で押圧する透明シリンダと、
    前記透明シリンダ内に装備された前記光照射手段と、
    前記透明シリンダに形成され、前記圧胴に備えられた前記印刷シートを把持する爪との干渉を防止する凹部と、を有する
    ことを特徴とする、インキ乾燥装置。
  2. 前記透明シリンダの外周面を洗浄する洗浄装置が備えられていることを特徴とする、請求項1記載のインキ乾燥装置。
  3. 前記透明シリンダを冷却する冷却装置が備えられていることを特徴とする、請求項1又は2記載のインキ乾燥装置。
  4. 前記光照射手段の光源には、発光ダイオードが適用され、前記インキの供給量の情報に基づいて前記発光ダイオードの出力を制御する制御手段が備えられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインキ乾燥装置。
  5. 前記光は紫外線であって、前記インキは紫外線硬化インキであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインキ乾燥装置。
  6. 前記光源は、インキキーのキー幅単位に1又は複数ずつ配置されて、印刷幅方向に並んで備えられていることを特徴とする、請求項5記載のインキ乾燥装置。
  7. 前記インキには、光に対する反応波長が異なる複数種類の光硬化開始剤の入ったインキが用いられ、前記発光ダイオードには、前記光硬化開始剤の反応波長に合わせた波長の光をそれぞれ発する複数種類の発光ダイオードが用いられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のインキ乾燥装置。
  8. 前記枚葉印刷機は、インキ色の異なる複数の印刷ユニットを有し、前記光照射手段を備えた前記透明シリンダは、最終印刷ユニットの印刷部の下流に1つだけ備えられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のインキ乾燥装置。
  9. 前記光照射手段とは別に、前記透明シリンダの外部に、第2の光照射手段が備えられていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のインキ乾燥装置。
  10. 前記透明シリンダの表面は平滑化されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のインキ乾燥装置。
  11. 前記透明シリンダの表面の一部又は全部に、凹凸模様が形成されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のインキ乾燥装置。
  12. 印刷シートの印刷面に転写されて光に反応して硬化乾燥するインキに光を照射する光照射手段を備え、枚葉印刷機に装備されたインキ乾燥装置であって、
    走行する前記印刷シートを表面が弾性変形する圧胴との間で押圧する透明シリンダと、
    前記透明シリンダ内に装備された前記光照射手段と、
    前記透明シリンダに形成され、前記圧胴に備えられた前記印刷シートを把持する爪との干渉を防止する開口部と、を有する
    ことを特徴とする、インキ乾燥装置。
  13. 前記透明シリンダは、外周部に周方向に均等間隔で複数の前記凹部または前記開口部が設けられていることを特徴とする、請求項1または12に記載のインキ乾燥装置。
  14. 前記透明シリンダは、複数の弧状部材が周方向に組み合わされた真円形状をなし、前記複数の弧状部材の外周部に前記凹部または前記開口部が設けられていることを特徴とする、請求項1、12、13のいずれか1項に記載のインキ乾燥装置。
  15. 前記透明シリンダは、複数の弧状部材が周方向に組み合わされた真円形状をなし、前記複数の弧状部材の周方向における端部同士間に前記開口部が設けられていることを特徴とする、請求項12または13に記載のインキ乾燥装置。
  16. 前記凹部または前記開口部は、前記透明シリンダの軸方向に沿った形状をなしていることを特徴とする、請求項1、12〜15のいずれか1項に記載のインキ乾燥装置。
  17. 前記凹部または前記開口部は、前記透明シリンダの軸方向に沿って所定間隔で複数直列に設けられていることを特徴とする、請求項1、12〜15のいずれか1項に記載のインキ乾燥装置。
  18. 請求項1〜17のいずれか1項に記載のインキ乾燥装置を備えたことを特徴とする、枚葉印刷機。
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