JP2010056908A - D/a変換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力応答時間の短縮を図ることができるD/A変換器を提供すること。
【解決手段】第1電圧生成部20において、第1抵抗群22aは直列接続された複数の抵抗素子R1aを含み、第2抵抗群22bは直列接続された複数の抵抗素子R1bを含む。第1スイッチ回路21aは第1抵抗群22aの抵抗素子R1aにそれぞれ接続される複数のスイッチ素子S11a〜S18aを含み、第1制御信号Sc1に基づいてオンしたスイッチ素子を介して第1抵抗群22aの複数の抵抗素子R1aのうちの1つの端子に選択的に高電位電圧VRHを供給する。第2スイッチ回路21bは第2抵抗群22bの抵抗素子R1bにそれぞれ接続される複数のスイッチ素子S11b〜S18bを含み、第1制御信号Sc1に基づいてオンしたスイッチ素子を介して第2抵抗群22bの複数の抵抗素子R1bのうちの1つの端子に選択的に低電位電圧VRLを供給する。
【選択図】図1

Description

高電位電圧と低電位電圧との間の電圧を分圧する抵抗素子を備えたデジタル−アナログ(D/A)変換器に関する。
近年、デジタル技術の発展に伴い、オーディオ機器やビデオ機器等を始めとする種々の電気機器のデジタル化が進んでいる。そして、これらの電気機器に使用されるD/A変換器の動作速度の高速化が求められている。
図9は、抵抗素子を分圧抵抗として用いたD/A変換器を示す。このD/A変換器90は、16個の抵抗素子Rで構成された電圧生成回路91を有する。16個の抵抗素子Rは同じ抵抗値に設定され、高電位電圧VRHが供給される端子と低電位電圧VRLが供給される端子との間に直列に接続されている。そして、電圧生成回路91は、高電位電圧VRHと低電位電圧VRLとの間の電位差を16個の抵抗素子Rにより等分割した分圧電圧を生成する。つまり、各抵抗素子R間及び抵抗素子Rと低電位電圧VRLとの間の接続点、即ちノードN0〜N15には、高電位電圧VRHと低電位電圧VRLとの間の電圧を等分割した電位V0〜V15がそれぞれ生じる。
各抵抗素子Rにおいて、低電位電圧VRL側のノードN0〜N15には電圧選択回路92を構成するスイッチ素子SW0〜SW15の第1端子がそれぞれ接続され、各スイッチ素子SW0〜SW15の第2端子は共通に接続されるとともに出力端子94に接続されている。各スイッチ素子SW0〜SW15は、設定コードとして外部から4ビットのデジタル信号D3〜D0が入力される制御回路93によりオンオフ制御される。制御回路93は、デジタル信号D3〜D0をデコードして生成した制御信号を電圧選択回路92に出力し、スイッチ素子SW0〜SW15のうちのいずれか1つをオンさせる。
従って、出力端子94には、オンしたスイッチを介して、電圧生成回路91のノードN0〜N15のいずれか1つが接続される。つまり、ノードN16の電位は、接続されたノードN0〜N15の電位に応じて変化する。このようにして、D/A変換器90は、設定コード(デジタル信号D3〜D0)に対応する電位のアナログ信号Aoutを出力する。
同様に、複数のスイッチにより選択した電圧を出力するD/A変換器として、例えば特許文献1に開示されているように、ラダー抵抗を用い、スイッチが出力端子側に接続されたものがある。
特開平9−232961号公報
ところで、D/A変換器90の各箇所には寄生容量が存在する。図10に示すように、スイッチ素子SW0〜SW15の各第2端子における寄生容量Cは、D/A変換器90の出力特性に影響を与える。つまり、デジタル信号D3〜D0に応じてオンされるスイッチが切り替えられると、オンされたスイッチにより選択された分圧電圧が寄生容量Cに加わるため、寄生容量Cの端子間電圧が変化し、寄生容量Cの充電又は放電が行われる。従って、スイッチの切換の前後におけるアナログ信号Aoutの電圧の差が大きい、つまりスイッチを切り換える前の寄生容量Cの端子電圧とスイッチにより選択された分圧電圧との差が大きいほど寄生容量Cに対する充電又は放電に要する時間が長くなる。
このため、D/A変換器90の出力応答時間、即ちスイッチを切り替えてからアナログ信号Aoutの電圧が安定するまでの時間が長くなるという問題があった。特に、各スイッチ素子SW0〜SW15の第2端子は共通接続されているため、その第2端子における寄生容量は、D/A変換器90の出力端子に対して並列に接続されるため、図11(a)に示すように、16倍の容量値を持つ寄生容量(16C)が出力端子に接続されたことと等価となる。そして、この寄生容量に低電位電圧VRLの電位が充電されている状態から、図11(b)に示すように、高電位電圧VRHと低電位電圧VRLとの間の中間電圧を出力する状態に切り替えると、同状態では回路の時定数CRが高いため寄生容量Cへの充電に時間がかかり、この問題が顕著なものとなっていた。
このD/A変換器で、出力応答時間の短縮を図ることを目的とする。
このD/A変換器の特徴は、デジタル信号をデコードして制御信号を生成する制御回路と、前記制御信号に応答して第1電圧と第2電圧との間であって前記デジタル信号に対応する電圧を生成する電圧生成回路と、を有し、前記電圧生成回路は複数段の電圧生成部を含み、各段の前記電圧生成部は、複数の抵抗素子が直列接続された第1抵抗群と、複数の抵抗素子が直列接続された第2抵抗群と、前記第1抵抗群の第1端子と前記第2抵抗群の第1端子との間に接続された第1抵抗体と、前記第1抵抗群の第2端子と前記第2抵抗群の第2端子との間に接続された第2抵抗体と、前記第1抵抗群の抵抗素子に第2端子がそれぞれ接続され第1端子が共通接続される複数のスイッチ素子を含み、前記制御信号に基づいて前記複数のスイッチ素子のうちの1つがオンすることにより前記第1抵抗群の複数の抵抗素子のうちの1つの端子を選択する第1選択回路と、前記第2抵抗群の抵抗素子に第2端子がそれぞれ接続され第1端子が共通接続される複数のスイッチ素子を含み、前記制御信号に基づいて前記複数のスイッチ素子のうちの1つがオンすることにより前記第2抵抗群の複数の抵抗素子のうちの1つの端子を選択する第2選択回路と、を含み、前記第1選択回路のスイッチ素子の第1端子に供給される第1電圧と、前記第2選択回路のスイッチ素子の第1端子に供給される第2電圧とに基づいて、前記第1選択回路及び前記第2選択回路により選択された端子間の抵抗素子及び第2抵抗体により分圧した電圧を生成し、初段の前記電圧生成部の第1選択回路のスイッチ素子の第1端子には第1電圧として高電位電圧が供給され、初段の前記電圧生成部の第2選択回路のスイッチ素子の第1端子には第2電圧として低電位電圧が供給され、初段を除く各段の前記電圧生成部は、各段の前段の前記電圧生成部に含まれる前記第2抵抗体であって、前段の第2抵抗体の両端に発生する電圧を第1電圧及び第2電圧として入力し、最終段の前記電圧生成部の第2抵抗体の両端の何れか一方から前記デジタル信号に対応する電圧を出力する。
この構成によれば、各スイッチ素子に存在する寄生容量が高電位電圧又は低電位電圧を供給する端子に対して直接接続されているため、オンされるスイッチ素子が切り替わっても、寄生容量の端子電圧は変化しないので充放電が行われない。従って、寄生容量の充放電を待つことなく所望の電位のアナログ信号が出力されるため、寄生容量が出力端子に直接接続され、寄生容量の充放電が完了した後に所望の電位のアナログ信号が出力されるD/A変換器と比べ、出力応答時間の短縮化を図ることができる。
開示のD/A変換器は、出力応答時間の短縮を図ることができるという効果を奏する。
(第一実施形態)
以下、第一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、D/A変換器10は、設定コードとして入力される複数ビット(本実施形態では5ビット)のデジタル信号D4〜D0をアナログ信号Aoutに変換するものであり、高電位電圧VRHと低電位電圧VRLとの間であってデジタル信号D4〜D0に対応する電圧のアナログ信号Aoutを出力する。図2は、設定コードとデジタル信号D4〜D0の対応を示す。
D/A変換器10は、制御回路11、電圧生成回路12、増幅回路(AMP)14を含む。制御回路11は、上記デジタル信号D4〜D0をデコードして電圧生成回路12の構成に応じた制御信号を生成する。制御信号は電圧生成回路12の構成に応じた複数の信号から構成される。本実施形態において、制御回路11は、デジタル信号D4〜D0の上位3ビットをデコードして第1制御信号Sc1を生成するとともに、デジタル信号D4〜D0の下位2ビットをデコードして第2制御信号Sc2を生成する。尚、上位ビット及び下位ビットのビット数は、電圧生成回路12の構成に応じて設定される。
電圧生成回路12は、第1及び第2制御信号Sc1,Sc2に基づいて、高電位電圧VRHと低電位電圧VRLとの間であって設定コード、即ちデジタル信号D4〜D0に対応する電圧を生成する。増幅回路14は、電圧生成回路12にて生成された電圧に基づいてアナログ信号Aoutを出力する。
電圧生成回路12は、複数段(本実施形態では2段)の電圧生成部20,30を含む。
初段の第1電圧生成部20は、第1選択回路としての第1スイッチ回路21a、第2選択回路としての第2スイッチ回路21bを含む。
第1スイッチ回路21aは第1電圧として高電位電圧VRHが供給され、第2スイッチ回路21bは第2電圧として低電位電圧VRLが供給される。
第1スイッチ回路21aは、設定コードを構成する上位ビット(デジタル信号D4〜D2)のビット数m(3ビット)に対応する2(=8)個のスイッチ素子S11a〜S18aを備えている。スイッチ素子S11a〜S18aは、例えばCMOS構造のアナログスイッチである。各スイッチ素子S11a〜S18aの第1端子は共通接続されるとともに高電位電圧VRHが接続されており、第2端子は第1抵抗群22aに接続されている。従って、上記した第1制御信号Sc1は、8個のスイッチ素子S11a〜S18aを独立してオンオフ制御するために8つの信号から構成されている。複数のスイッチ素子S11a〜S18aは、第1制御信号Sc1に応答してそれぞれ独立してオンオフする。そして、その時々において第1制御信号Sc1に対応する1つのスイッチ素子がオンする。
第2スイッチ回路21bは、設定コードを構成する上位ビット(デジタル信号D4〜D2)のビット数m(3ビット)に対応する2(=8)個のスイッチ素子S11b〜S18bを備えている。スイッチ素子S11b〜S18bは、例えばCMOS構造のアナログスイッチである。各スイッチ素子S11b〜S18bの第1端子は共通接続されるとともに低電位電圧VRLが接続されており、第2端子は第2抵抗群22bに接続されている。複数のスイッチ素子S11b〜S18bは、第1制御信号Sc1に応答してそれぞれ独立してオンオフする。そして、図3に示すように、その時々において第1制御信号Sc1に対応する1つのスイッチ素子がオンする。尚、図3において、スイッチ群の0B〜7Bは、第1スイッチ回路21aにおいてはスイッチ素子S11a〜S18aにそれぞれ対応し、第2スイッチ回路21bにおいてはスイッチ素子S11b〜S18bにそれぞれ対応する。
第1スイッチ回路21aに接続された第1抵抗群22aは、第1スイッチ回路21aを構成するスイッチ素子S11a〜S18aの第2端子間にそれぞれ接続される複数の抵抗素子R1aにより構成されている。即ち、第1抵抗群22aは、スイッチ素子S11a〜S18aより1つ少ない数(2−1)個の抵抗素子R1aを備え、それらの抵抗素子R1aは直列接続されている。第1スイッチ回路21aを構成するスイッチ素子S11a〜S18aのうちの何れか1つをオンすることにより、そのオンしたスイッチを介して高電位電圧VRHが抵抗素子R1aに供給される。
第2スイッチ回路21bに接続された第2抵抗群22bは、第2スイッチ回路21bを構成するスイッチ素子S11b〜S18bの第2端子間にそれぞれ接続される複数の抵抗素子R1bにより構成されている。即ち、第2抵抗群22bは、スイッチ素子S11b〜S18bより1つ少ない数(2−1)個の抵抗素子R1bを備え、それらの抵抗素子R1bは直列接続されている。抵抗素子R1bの抵抗値は、第1抵抗群22aを構成する抵抗素子R1aの抵抗値と同じ値に設定されている。第2スイッチ回路21bを構成するスイッチ素子S11b〜S18bのうちの何れか1つをオンすることにより、そのオンしたスイッチを介して低電位電圧VRLが抵抗素子R1bに供給される。
複数の抵抗素子R1aによる直列回路の両端であるノードN11a,N12aは、第1抵抗群の第1端子及び第2端子である。同様に、複数の抵抗素子R1bによる直列回路の両端であるノードN11b,N12bは、第2抵抗群22bの第1端子及び第2端子である。
上記制御回路11と第1スイッチ回路21aは、オンしたスイッチ素子により選択したノードと、第1抵抗群22aの第2端子(ノードN12a)との間の抵抗素子R1aの数即ち抵抗値を、スイッチ素子S11a〜S18aを制御する設定コード(デジタル信号D4〜D2)に応じて変更する。制御回路11と第2スイッチ回路21bは、オンしたスイッチ素子により選択したノードと、第2抵抗群22bの第2端子(ノードN12b)との間の抵抗素子R1bの数、即ち合成抵抗値を、スイッチ素子S11b〜S18bを制御する設定コード(デジタル信号D4〜D2)に応じて、第1抵抗群22aの素子数と相補的に変更する。
一例として、第1スイッチ回路21aにおいてスイッチ素子S11aがオンするとき、第2スイッチ回路21bにおいてスイッチ素子S11bがオンする。これにより、第1抵抗群22aにおいて選択されたノードとノードN12aとの間の抵抗数は「7」となる。一方、第2抵抗群22bにおいて選択されたノードとノードN12bとの間の抵抗数は「0」となる。別の例として、第1スイッチ回路21aにおいてスイッチ素子S13aがオンするとき、第2スイッチ回路21bにおいてスイッチ素子S13bがオンする。これにより、第1抵抗群22aにおいて選択されたノードとノードN12aとの間の抵抗数は「5」となる。一方、第2抵抗群22bにおいて選択されたノードとノードN12bとの間の抵抗数は「2」となる。
尚、第1及び第2抵抗群22a,22bにおいて、スイッチ回路21a,21bにより選択されたノードと第2端子(ノードN12a,N12b)との間の素子数(合成抵抗値)と、選択されたノードと第1端子(ノードN11a,N11b)との間の素子数(合成抵抗値)も同様に相補的に変更される。
第1抵抗群22aの第1端子であるノードN11aと第2抵抗群22bの第1端子であるノードN11bとの間には第1抵抗体23が接続されている。第1抵抗群22aの第2端子であるノードN12aと第2抵抗群22bの第2端子であるノードN12bとの間には第2抵抗体として電圧生成部30が接続されている。従って、第1電圧生成部20は、第1抵抗群22a、第2電圧生成部30(第2抵抗体)、第2抵抗群22b、及び第1抵抗体23により形成される抵抗ループを有している。
第1抵抗体23は、少なくとも1つの抵抗素子から構成されている。本実施形態では、第1抵抗体23を1つの抵抗素子により構成している。そして、第1抵抗体23の抵抗値は、第1及び第2抵抗群22a,22bを構成する抵抗素子R1a,R1bの抵抗値と同じ値に設定されている。
第2電圧生成部30は、第1電圧生成部20と同様に構成されている。即ち、第2電圧生成部30は、第1選択回路としての第1スイッチ回路31a、第2選択回路としての第2スイッチ回路31bを含む。
第1スイッチ回路31aは、設定コードを構成する下位ビット(デジタル信号D1,D0)のビット数n(2ビット)に対応する2(=4)個のスイッチ素子S21a〜S24aを備えている。スイッチ素子S21a〜S24aは、例えばCMOS構造のアナログスイッチである。各スイッチ素子S21a〜S24aの第1端子は共通接続されている。更に、各スイッチ素子S21a〜24aの第1端子は、前段の電圧生成部20に含まれる第1抵抗群22aの第2端子であるノードN12aに接続されている。従って、第1スイッチ回路31aには、第1電圧としてノードN12aにおける電圧が供給される。各スイッチ素子S21a〜S24aの第2端子は第1抵抗群32aに接続されている。従って、上記した第2制御信号Sc2は、4個のスイッチ素子S21a〜S24aを独立してオンオフ制御するために4つの信号から構成されている。複数のスイッチ素子S21a〜S24aは、第2制御信号Sc2に応答してそれぞれ独立してオンオフする。そして、その時々において第2制御信号Sc2に対応する1つのスイッチ素子がオンする。
第2スイッチ回路31bは、設定コードを構成する下位ビット(デジタル信号D1,D0)のビット数n(2ビット)に対応する2(=4)個のスイッチ素子S21b〜S24bを備えている。スイッチ素子S21b〜S24bは、例えばCMOS構造のアナログスイッチである。各スイッチ素子S21b〜S24bの第1端子は共通接続されるとともに前段の電圧生成部20に含まれる第2抵抗群22bの第2端子であるノードN12bに接続され、第2端子は第2抵抗群32bに接続されている。複数のスイッチ素子S21b〜S24bは、第2制御信号Sc2に応答してそれぞれ独立してオンオフする。そして、図3に示すように、その時々において第2制御信号Sc2に対応する1つのスイッチ素子がオンする。尚、図3において、スイッチ群の0A〜3Aは、第1スイッチ回路31aにおいてはスイッチ素子S21a〜S24aにそれぞれ対応し、第2スイッチ回路31bにおいてはスイッチ素子S21b〜S24bにそれぞれ対応する。
第1スイッチ回路31aに接続された第1抵抗群32aは、第1スイッチ回路31aを構成するスイッチ素子S21a〜S24aの第2端子間にそれぞれ接続される複数の抵抗素子R2aにより構成されている。即ち、第1抵抗群32aは、スイッチ素子S21a〜S24aより1つ少ない数(2−1)個の抵抗素子R2aを備え、それらの抵抗素子R2aは直列接続されている。第1スイッチ回路31aを構成するスイッチ素子S21a〜S24aのうちの何れか1つをオンすることにより、そのオンしたスイッチを介してノードN12aの電圧が抵抗素子R2aに供給される。
第2スイッチ回路31bに接続された第2抵抗群32bは、第2スイッチ回路31bを構成するスイッチ素子S21b〜S24bの第2端子間にそれぞれ接続される複数の抵抗素子R2bにより構成されている。即ち、第2抵抗群32bは、スイッチ素子S21b〜S24bより1つ少ない数(2−1)個の抵抗素子R2bを備え、それらの抵抗素子R2bは直列接続されている。抵抗素子R2bの抵抗値は、第1抵抗群32aを構成する抵抗素子R2aの抵抗値と同じ値に設定されている。第2スイッチ回路31bを構成するスイッチ素子S21b〜S24bのうちの何れか1つをオンすることにより、そのオンしたスイッチを介してノードN12bの電圧が抵抗素子R2bに供給される。
複数の抵抗素子R2aによる直列回路の両端であるノードN21a,N22aは、第1抵抗群の第1端子及び第2端子である。同様に、複数の抵抗素子R2bによる直列回路の両端であるノードN21b,N22bは、第2抵抗群32bの第1端子及び第2端子である。
上記制御回路11と第1スイッチ回路31aは、オンしたスイッチ素子により選択したノードと、第1抵抗群32aの第2端子(ノードN22a)との間の抵抗素子R2aの数即ち抵抗値を、スイッチ素子S21a〜S24aを制御する設定コード(デジタル信号D1,D0)に応じて変更する。制御回路11と第2スイッチ回路31bは、オンしたスイッチ素子により選択したノードと、第2抵抗群32bの第2端子(ノードN22b)との間の抵抗素子R2bの数、即ち合成抵抗値を、スイッチ素子S21b〜S24bを制御する設定コード(デジタル信号D1,D0)に応じて、第1抵抗群32aの素子数と相補的に変更する。
一例として、第1スイッチ回路31aにおいてスイッチ素子S21aがオンするとき、第2スイッチ回路31bにおいてスイッチ素子S21bがオンする。これにより、第1抵抗群32aにおいて選択されたノードとノードN22aとの間の抵抗数は「3」となる。一方、第2抵抗群32bにおいて選択されたノードとノードN22bとの間の抵抗数は「0」となる。別の例として、第1スイッチ回路31aにおいてスイッチ素子S23aがオンするとき、第2スイッチ回路31bにおいてスイッチ素子S23bがオンする。これにより、第1抵抗群32aにおいて選択されたノードとノードN22aとの間の抵抗数は「1」となる。一方、第2抵抗群32bにおいて選択されたノードとノードN22bとの間の抵抗数は「2」となる。
尚、第1及び第2抵抗群32a,32bにおいて、スイッチ回路31a,31bにより選択されたノードと第2端子(ノードN22a,N22b)との間の素子数(合成抵抗値)と、選択されたノードと第1端子(ノードN21a,N21b)との間の素子数(合成抵抗値)も同様に相補的に変更される。
第1抵抗群32aの第1端子であるノードN21aと第2抵抗群32bの第1端子であるノードN21bとの間には第1抵抗体33が接続されている。第1抵抗群32aの第2端子であるノードN22aと第2抵抗群32bの第2端子であるノードN22bとの間には第2抵抗体34が接続されている。従って、第2電圧生成部30は、第1抵抗群32a、第2抵抗体34、第2抵抗群32b、及び第1抵抗体33により形成される抵抗ループを有している。
第1抵抗体33は、少なくとも1つの抵抗素子から構成されている。本実施形態では、第1抵抗体33を1つの抵抗素子により構成している。そして、第1抵抗体33の抵抗値は、第1及び第2抵抗群32a,32bを構成する抵抗素子R2a,R2bの抵抗値と同じ値に設定されている。
第2抵抗体34は、少なくとも1つの抵抗素子から構成されている。本実施形態では、第2抵抗体34を1つの抵抗素子により構成している。そして、第2抵抗体34の抵抗値は、第1及び第2抵抗群32a,32bを構成する抵抗素子R2a,R2bの抵抗値と同じ値に設定されている。
上記したように、第1スイッチ回路31a及び第2スイッチ回路31bは、第1抵抗群32a及び第2抵抗群32bにおいて、選択したノードと第1端子(ノードN21a,N21b)との間の素子数と、選択したノードと第2端子(ノードN22a,N22b)との間の素子数を相補的に変更する。そして、第1抵抗群32aの第1端子と第2抵抗群32bの第1端子との間には、両抵抗群32a,32bを構成する抵抗素子R2a,R2bの抵抗値と同じ抵抗値を有する第1抵抗体33が接続されている。同様に、第1抵抗群32aの第2端子と第2抵抗群32bの第2端子との間には、両抵抗群32a,32bを構成する抵抗素子R2a,R2bの抵抗値と同じ抵抗値を有する第2抵抗体34が接続されている。
従って、第1スイッチ回路31aにより選択されたノードと、第2スイッチ回路31bにより選択されたノードとの間には、互いに並列に接続された2つの抵抗群が接続され、各抵抗群は同数(実質的に4本)の抵抗素子から構成されている。そして、この2つの抵抗群から構成される第2電圧生成部30の合成抵抗値(=2R2a(R2aの抵抗値=R2bの抵抗値=第1抵抗体33の抵抗値=第2抵抗体34の抵抗値))は、第1電圧生成部20を構成する第1抵抗体23の抵抗値と等しく、即ち第1及び第2抵抗群22a,22bを構成する抵抗素子R1a,R1bの抵抗値と等しく設定されている。
このため、第1電圧生成部20は、第2電圧生成部30と同様に、第1スイッチ回路21aにより選択されたノードと、第2スイッチ回路21bにより選択されたノードとの間には、互いに並列に接続された2つの抵抗群が接続され、各抵抗群は同数(実質的に8本)の抵抗素子から構成されている。
第1電圧生成部20において、第1及び第2スイッチ回路21a,21bにより選択するノードを変更しても、それらの選択されたノード間の実質的な構成は変更されない。そして、選択するノードの変更は、選択したノードと各抵抗群22a,22bの第2端子との間の抵抗数を変更することである。そして、第1スイッチ回路21aにより選択したノードには第1電圧として高電位電圧VRHが供給され、第2スイッチ回路21bにより選択したノードには第2電圧として低電位電圧VRLが供給される。そして、第1及び第2抵抗群22a,22bの第2端子間に接続された第2電圧生成部30の両端における電圧は、選択されたノードと第1及び第2抵抗群22a,22bの第2端子との間の抵抗数(抵抗値)に応じた値となる。従って、第1電圧生成部20は、高電位電圧VRHと低電位電圧VRLとの間であって、デジタル信号D4〜D2に応じた電圧を第2電圧生成部30に供給する。
即ち、第1電圧生成部20は、高電位電圧VRHと低電位電圧VRLとの間を、第1及び第2抵抗群22a,22bにおいて選択したノードと第2電圧生成部30との間の抵抗素子R1a,R1bの数の比に応じた2つの電圧を生成する。この電圧は、第1及び第2スイッチ回路21a,21bにより選択するノードを変更することにより、第1及び第2抵抗群22a,22bを構成する抵抗素子R1a,R1bの両端子間の電位差と等しい電圧毎に変化する。そして、この2つの電圧の電位差は、第2電圧生成部30の両端子間の電位差、即ち、抵抗素子R1a,R1bの両端子間の電位差と等しい。
そして、第2電圧生成部30において、第1及び第2スイッチ回路31a,31bにより選択するノードを変更しても、それらの選択されたノード間の実質的な構成は変更されない。そして、選択するノードの変更は、選択したノードと各抵抗群32a,32bの第2端子との間の抵抗数を変更することである。そして、第1スイッチ回路31aにより選択したノードと、第2スイッチ回路21bにより選択したノードには、第1電圧生成部20にて生成された電圧が第1電圧,第2電圧として供給される。そして、第1及び第2抵抗群32a,32bの第2端子間に接続された第2抵抗体34の両端における電圧は、選択されたノードと第1及び第2抵抗群32a,32bの第2端子との間の抵抗数(抵抗値)に応じた値となる。従って、第2電圧生成部30は、第1電圧生成部20にて生成された第1電圧と第2電圧との間であって、デジタル信号D1,D0に応じた電圧を生成する。
即ち、第2電圧生成部30は、第1電圧生成部20から供給される第1電圧と第2電圧との間を、第1及び第2抵抗群32a,32bにおいて選択したノードと第2抵抗体34との間の抵抗素子R2a,R2bの数の比に応じた2つの電圧を生成する。この電圧は、第1及び第2スイッチ回路31a,31bにより選択するノードを変更することにより、第1及び第2抵抗群32a,32bを構成する抵抗素子R2a,R2bの両端子間の電位差と等しい電圧毎に変化する。そして、この2つの電圧の電位差は、第2抵抗体34の両端子間の電位差、即ち、抵抗素子R2a,R2bの両端子間の電位差と等しい。
本実施形態において、第1電圧生成部20の第1及び第2抵抗群22a,22bは、それぞれ7個の抵抗素子R1a,R1bから構成され、第2抵抗体としての第2電圧生成部30の合成抵抗値は、1つの抵抗素子R1a(R1b)の抵抗値と等しい。従って、第1電圧生成部20は、高電位電圧VRHと低電位電圧VRLとの間の電位差を抵抗数(=8)で除した値(=1/8)の電位差を有する第1電圧及び第2電圧を生成する。そして、これら第1電圧及び第2電圧を、抵抗素子R1a(R1b)の両端子間の電位差、つまり高電位電圧VRHと低電位電圧VRLとの間の電位差の1/8毎に変更する。
同様に、第2電圧生成部30の第1及び第2抵抗群32a,32bは、それぞれ3個の抵抗素子R2a,R2bから構成され、第2抵抗体34の抵抗値は、1つの抵抗素子R2a(R2b)の抵抗値と等しい。従って、第2電圧生成部30は、第1電圧生成部20から供給される第1電圧と第2電圧との間の電位差を抵抗数(=4)で除した値(=1/4)の電位差を有する第1電圧及び第2電圧を生成する。そして、これら第1電圧及び第2電圧を、抵抗素子R2a(R2b)の両端子間の電位差、つまり第1電圧と第2電圧の間の電位差の1/4毎、つまり高電位電圧VRHと低電位電圧VRLの電位差の1/32毎に変更する。
第2電圧生成部30の第2抵抗体34の両端の何れか一方、本実施形態では低電位側となるノードN22bには、増幅回路14が接続されている。増幅回路14は、設定された増幅率に応じてノードN22bにおける電圧を増幅し、増幅後の電圧をアナログ信号Aoutとして出力する。本実施形態において、増幅回路14の増幅率は「1」に設定されている。つまり、本実施形態において、増幅回路14は、ノードN22bの電圧と等しい電圧のアナログ信号Aoutを出力する。
図4は、高電位電圧VRHを1V(ボルト)とし、低電位電圧VRLを0Vとした時のアナログ信号Aoutの電圧を、小数点以下第3位まで示す。
上記のように構成されたD/A変換器10において、各段の電圧生成部20,30を構成するスイッチ回路21a,21b,31a,31bのスイッチ素子には寄生容量が存在している。つまり、寄生容量は、高電位電圧VRH又は低電位電圧VRL側に接続され、増幅回路14に対しては間接的に接続されている。つまり、各段の第1スイッチ回路21a,31aを構成するスイッチ素子S11a〜S18a,S21a〜S24aの合成された寄生容量は、高電位電圧VRHとグランドとの間に接続され、各段の第2スイッチ回路21b,31bを構成するスイッチ素子S11b〜S18b,S21b〜S24bの合成された寄生容量は、低電位電圧VRLとグランドとの間に接続される。そして、設定コードに応じて選択されるノードが変更され、出力ノードN22bと低電位電圧VRLとの間の抵抗素子の接続状態が変更されても、合成された寄生容量の端子間電圧は変化しない。つまり、寄生容量における充電又は放電は行われない。また、出力ノードN22bにおける電圧の変化は、寄生容量の影響を受けない。従って、デジタル信号D4〜D0を変更してからアナログ信号Aoutが安定するまでの時間、即ち出力応答時間が短縮される。
第1電圧生成部20は、高電位電圧VRHと低電位電圧VRLとの間の電位差を上位ビットのデジタル信号D4〜D2のビット数mに応じて8(=2)分割し、第2電圧生成部30は、1つのステップを下位ビットのデジタル信号D1,D0のビット数nに応じて4(=2)分割する。従って、本実施形態のD/A変換器10は、23個の抵抗素子により、高電位電圧VRHと低電位電圧VRLとの間の電位差を分圧した32通りの電圧のアナログ信号Aoutを出力する。言い換えると、D/A変換器10は、23個の抵抗素子と24個のスイッチ素子により、高電位電圧VRHと低電位電圧VRLとの間の電位差を1/32したステップ毎にアナログ信号Aoutの電圧を変更することができる。
図9に示す従来例のD/A変換器90では、1/32のステップ毎にアナログ信号Aoutを変更するためには、32個の抵抗と32個のスイッチ素子が必要であり、32個のスイッチ素子を独立してオンオフ制御するための制御信号を生成するデコード回路が必要となる。従って、本実施形態は、従来例に比べて抵抗素子、スイッチ素子の数及び必要なデコード回路の回路規模を小さくすることができる。
本実施形態のD/A変換器10は、第1電圧生成部20において高電位電圧VRHと低電位電圧VRLとの間の電位差を1/8にし、第2電圧生成部30において更に1/4にすることにより、全体として高電位電圧VRHと低電位電圧VRLとの間の電位差を1/32している。一例として、ステップ数を例えば2倍に増加させるためには、第2電圧生成部30の第2抵抗体34を、第1及び第2電圧生成部20,30と同様に構成された第3電圧生成部とすればよい。この変更により、本実施形態のD/A変換器10に対し、3つの抵抗素子と4つのスイッチ素子が増加する。
一方、図9に示す従来例のD/A変換器90では、ステップ数を2倍にするためには、抵抗素子及びスイッチ素子の数を2倍にしなければならない。従って、本実施形態は、従来例に比べてステップ数を増加する場合における回路規模の増加を抑制することができる。
別の例として、ステップ数を例えば2倍に増加させるためには、第2電圧生成部30において、第1電圧と第2電圧の電位差を1/8にする構成とすることもできる。この場合であっても、第1電圧生成部20の構成は変更されない。つまり、本実施形態のD/A変換器10の場合、回路規模が2倍にならない(およそ1.5倍)ため、従来例に比べてステップ数を増加する場合における回路規模の増加を抑制することができる。
第1電圧生成部20において、第1抵抗群22aの第1端子と第2抵抗群22bの第1端子を接続する第1抵抗体23は、第1電圧生成部20における電圧を安定化する。同様に、第2電圧生成部30において、第1抵抗群32aの第1端子と第2抵抗群32bの第1端子を接続する第1抵抗体33は、第2電圧生成部30における電圧を安定化する。図1を参照して説明すると、第1スイッチ回路21aにおいて例えば右端のスイッチ素子S18aがオンされている場合、同一の制御信号により、第2スイッチ回路21bにおいて左端のスイッチ素子S18bがオンされている。抵抗体23は、このスイッチ素子S18bと抵抗素子R1bとの間のノードに第1抵抗群22aのノードN11aを接続する。従って、第1抵抗群22aの電位が安定する。同様に、第2抵抗群22bの電位が安定する。これは、スイッチ回路21a,21bにより選択されるノードが変更されても同様である。また、第2電圧生成部30においても同様である。このため、各抵抗素子、及び抵抗素子間のノードの電位がノイズの影響を受け難くなり、ノイズ耐性が向上する。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)D/A変換器10の電圧生成回路12は、複数段の電圧生成部20,30を含む。第1電圧生成部20において、第1抵抗群22aは直列接続された複数の抵抗素子R1aを含み、第2抵抗群22bは直列接続された複数の抵抗素子R1bを含む。第1スイッチ回路21aは第1抵抗群22aの抵抗素子R1aにそれぞれ接続される複数のスイッチ素子S11a〜S18aを含み、第1制御信号Sc1に基づいて複数のスイッチ素子S11a〜S18aのうちの1つをオンして第1抵抗群22aの複数の抵抗素子R1aのうちの1つの端子に選択的に高電位電圧VRHを供給する。第2スイッチ回路21bは、第2抵抗群22bの抵抗素子R1bにそれぞれ接続される複数のスイッチ素子S11b〜S18bを含み、第1制御信号Sc1に基づいて複数のスイッチ素子S11b〜S18bのうちの1つをオンして第2抵抗群22bの複数の抵抗素子R1bのうちの1つの端子に選択的に低電位電圧VRLを供給する。同様に、第2電圧生成部30は、第1スイッチ回路31aを介して第1抵抗群32aに第1電圧生成部20により生成された第1電圧を供給し、第2スイッチ回路31bを介して第2抵抗群32bに第1電圧生成部20により生成された第2電圧を供給する。
この構成によれば、各スイッチ素子S11a〜S18a,S11b〜S18b,S21a〜S24a,S21b〜S24bに存在する寄生容量が高電位電圧VRH又は低電位電圧VRLに対して直接接続されているため、制御回路11によってオンされるスイッチ素子が切り替わっても、寄生容量の端子電圧は変化しないので充放電が行われない。従って、寄生容量の充放電を待つことなく所望の電位のアナログ信号Aoutが出力されるため、寄生容量が出力端子に直接接続され、寄生容量の充放電が完了した後に所望の電位のアナログ信号が出力されるD/A変換器と比べ、出力応答時間の短縮化を図ることができる。
(2)第1電圧生成部20は、第1抵抗群22a及び第2抵抗群22bの第2端子間に接続された第2抵抗体としての第2電圧生成部30の両端子電圧をステップ的に変更する。第2電圧生成部30は、両端子間の電位差を分圧した電圧をステップ的に変更する。このように、電圧生成回路12を第1電圧生成部20及び第2電圧生成部30により構成し、各段において、入力される2つの電圧の電位差をそれぞれ分圧した電圧毎に出力電圧を変更する。従って、電圧生成回路を多段構成とすることにより、変更する電圧のステップ数を増加させることができる。そして、後段に接続する電圧生成部は、前段の電圧生成部において生成される2つの電圧(第1及び第2電圧)の間を分圧するため、各段の電圧生成部の回路規模は、1つのステップに対する分割数に比例する。従って、ステップ数を増加させる、例えばステップ数を2倍にする場合、1つのステップを2分割する電圧生成部を最終段に接続するだけでよい。このように、ステップ数の増加に対して付加する回路規模が従来に比べて少ないため、回路規模の増大を抑えてステップ数を増加させることができる。
(3)各段の電圧生成部20,30に含まれる抵抗素子をリング状に接続するようにした。従って、各段の電圧生成部20,30において、抵抗素子、抵抗体の間のノードの電位が安定するため、混入するノイズの影響を低減し、アナログ信号Aoutの変動を抑制することができる。
(第二実施形態)
以下、第二実施形態を図5,図6に従って説明する。
先の図1〜図4に示した部材と同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付してその説明を一部省略する。また、図面が煩雑になるのを防ぐために、第一実施形態における部材の符号を一部省略する。
図5に示すように、本実施形態のD/A変換器50は、制御回路51、電圧生成回路52、増幅回路14を含む。電圧生成回路52は、第一実施形態と同様に、2段の電圧生成部52a,52bを含む。各段の電圧生成部52a,52bは、第一実施形態のD/A変換器10の構成に加えて、それぞれ第3選択回路としての第3スイッチ回路21c,31cを備えている。
第1電圧生成部52aの第3スイッチ回路21cは、第1スイッチ回路21a等と同様に、8個のスイッチ素子S11c〜S18cからなり、各スイッチ素子S11c〜S18cは、第1スイッチ回路21aと第2スイッチ回路21bにおいて同時にオンされる2つのスイッチ素子の第2端子が接続されたノードの間にそれぞれ接続されている。例えば、図3に示すように、設定コードが「0」のときにスイッチ素子S11aとスイッチ素子S11bが同時にオンされる。そして、スイッチ素子S11cは、スイッチ素子S11aが接続されたノードN11aと、スイッチ素子S11bが接続されたノードN12bとの間に接続されている。第3スイッチ回路21cを構成する複数のスイッチ素子S11c〜S18cは、制御回路51により生成される制御信号によりオンオフ制御される。
制御回路51は、第一実施形態と同様に、設定コードを構成する上位ビットのデジタル信号D4〜D2に基づいて、第1電圧生成部52aの第1スイッチ回路21aのスイッチ素子と、第2スイッチ回路21bのスイッチ素子をオンオフ制御する第1制御信号Sc1を生成する。第1制御信号Sc1は、オンされた2つのスイッチ素子の間の中間となる2つのノードを互いに接続するように、第3スイッチ回路21cを構成するスイッチ素子S11c〜S18cを制御する信号を含む。
本実施形態において、第1抵抗群22aと第2抵抗群22bはそれぞれ7個の抵抗素子R1a,R1bを備え、第1抵抗群22aと第2抵抗群22bは第1抵抗体23と第2電圧生成部52bによってリング状に接続されている。そして、各抵抗素子R1a,R1bの抵抗値、第1抵抗体23の抵抗値及び第2電圧生成部52bの合成抵抗値は同じ値に設定されている。従って、高電位電圧VRHと低電位電圧VRLとの間には、2つの電流経路が形成され、各電流経路はそれぞれ直列接続された偶数個(8個)の抵抗素子から構成される。例えば、図3に示すように、設定コードが「16」〜「19」の場合、第1スイッチ回路21aのスイッチ素子S15aと、第2スイッチ回路21bのスイッチ素子S15bがオンされる。従って、図6(a)に示すように、制御回路51は、スイッチ素子S15aが接続されたノードと、スイッチ素子S15bが接続されたノードとの中間のノードN11a,N12bの間に接続されたスイッチ素子S11cをオンするように、第1制御信号Sc1を生成する。
第2電圧生成部52bの第3スイッチ回路31cは、第1スイッチ回路31a等と同様に、4個のスイッチ素子S21c〜S24cからなり、各スイッチ素子S21c〜S24cは、第1スイッチ回路31aと第2スイッチ回路31bにおいて同時にオンされる2つのスイッチ素子の第2端子が接続されたノードの間にそれぞれ接続されている。例えば、図3に示すように、設定コードが「0」のときにスイッチ素子S21aとスイッチ素子S21bが同時にオンされる。そして、スイッチ素子S21cは、スイッチ素子S21aが接続されたノードN21aと、スイッチ素子S21bが接続された出力ノードN22bとの間に接続されている。第3スイッチ回路31cを構成する複数のスイッチ素子S21c〜S24cは、制御回路51により生成される制御信号によりオンオフ制御される。
制御回路51は、第一実施形態と同様に、設定コードを構成する下位ビットのデジタル信号D1,D0に基づいて、第2電圧生成部52bの第1スイッチ回路31aのスイッチ素子と、第2スイッチ回路31bのスイッチ素子をオンオフ制御する第2制御信号Sc2を生成する。第2制御信号Sc2は、オンされた2つのスイッチ素子の間の中間となる2つのノードを互いに接続するように、第3スイッチ回路31cを構成するスイッチ素子S11c〜S14cを制御する信号を含む。
本実施形態において、第1抵抗群32aと第2抵抗群32bはそれぞれ3個の抵抗素子R2a,R2bを備え、第1抵抗群32aと第2抵抗群32bは第1抵抗体33と第2抵抗体34によってリング状に接続されている。そして、各抵抗素子R2a,R2b、第1抵抗体33の抵抗値及び第2抵抗体34抵抗値は同じ値に設定されている。従って、第1電圧と第2電圧との間には、2つの電流経路が形成され、各電流経路はそれぞれ直列接続された4個の抵抗素子から構成される。例えば、図3に示すように、設定コードが「18」(下位ビットD1,D0が「10」)の場合、第1スイッチ回路31aのスイッチ素子S23aと、第2スイッチ回路21bのスイッチ素子S23bがオンされる。従って、図6(b)に示すように、制御回路51は、スイッチ素子S23aが接続されたノードと、スイッチ素子S23bが接続されたノードとの中間のノードN21a,N22bの間に接続されたスイッチ素子S21cをオンするように、第2制御信号Sc2を生成する。
このように構成されたD/A変換器50の作用を説明する。
尚、第3スイッチ回路21c,31cに係る部分以外の作用は、第一実施形態と同じであるため、ここでは割愛する。
第1電圧生成部52aにおいて、第1スイッチ回路21aにより選択されたノードと第2スイッチ回路21bとにより選択されたノードとの間に、第1抵抗群22aと第2抵抗群22bと第1抵抗体23と第2電圧生成部30とにより2つの電流経路が形成される。そして、第3スイッチ回路21cは、上記の2つのノード間の中間の2つのノードを互いに接続する。
設定コードが変更されると、それに伴い第1スイッチ回路21aと第2スイッチ回路21bが選択するノードが変更される。スイッチ素子を切り換える、即ち選択したノードを変更した直後は、それらの選択した2つのノード間の中間の2つのノード(中間ノード)における電位に差が生じている。第3スイッチ回路21cは、2つの中間ノードを互いに接続する。すると、これら2つの中間ノードで電荷の移動が行われ、両中間ノードの電位変更が速やかに行われる。この結果、第1電圧生成部52aは、各ノードにおける電位が素早く安定化する。
第2電圧生成部52bにおいて、第1電圧生成部52aと同様に、第1及び第2スイッチ回路31a,31bにより選択された2つのノード間の2つの中間ノードを第3スイッチ回路31cのスイッチ素子が接続する。すると、これら2つの中間ノードで電荷の移動が行われ、両中間ノードの電位変更が速やかに行われる。この結果、第2電圧生成部52bは、各ノードにおける電位が素早く安定化する。
これにより、この実施形態のD/A変換器50は、D/A変換器50内の各ノードにおける電位が素早く安定化するため、アナログ信号Aoutの電位が素早く安定化する。
以上記述したように、本実施形態によれば、第二実施形態の効果に加えて、以下の効果を有する。
(4)第1電圧生成部52aにおいて、第3スイッチ回路21cは、第1スイッチ回路21aにより選択されたノードと第2スイッチ回路21bとにより選択された2つのノードとの中間のノードを互いに接続する。これら2つの中間ノードで電荷の移動が行われ、両中間ノードの電位変更が速やかに行われる。この結果、第1電圧生成部52aは、各ノードにおける電位を素早く安定化することができ、ひいてはアナログ信号Aoutの電位を速やかに安定化することができる。
(5)第2電圧生成部52bにおいて、第3スイッチ回路31cは、第1スイッチ回路31aにより選択されたノードと第2スイッチ回路31bとにより選択された2つのノードとの中間のノードを互いに接続する。これら2つの中間ノードで電荷の移動が行われ、両中間ノードの電位変更が速やかに行われる。この結果、第2電圧生成部52bは、各ノードにおける電位を素早く安定化することができ、ひいてはアナログ信号Aoutの電位を速やかに安定化することができる。
なお、上記各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記各実施形態に対して、各段の電圧生成部を構成する抵抗素子及び抵抗体に並列に抵抗を接続する。図7は、D/A変換器60の一部回路を示す。尚、図7において、スイッチ素子は省略している。このD/A変換器60において、電圧生成回路61は第1電圧生成部61aと第2電圧生成部61bを含む。第1電圧生成部61aを構成する抵抗素子R1a,R1b、第1抵抗体23、及び第2電圧生成部61bには、それぞれ補償用の抵抗素子R11が並列に接続されている。この抵抗素子R11の抵抗値は、抵抗素子R1a,R1b、第1抵抗体23の抵抗値,第2電圧生成部61bの合成抵抗値よりも低い値に設定されている。補償用の抵抗素子R11を並列接続することにより、各抵抗素子、抵抗体の両端子間の抵抗値のバラツキが少なくなる。従って、各抵抗素子の抵抗値のバラツキを低減すると、各抵抗素子の両端子間の電位差、即ち、生成するアナログ信号Aoutのステップのバラツキを低減する。このため、アナログ信号Aoutの直線性を向上することができる。
・上記各実施形態において、電圧生成回路12.52は、それぞれ2段の電圧生成部20,30,52a,52bを含む構成としたが、図8に示すように、3段の電圧生成部71,72,73を含む構成としてもよい。尚、図8において、スイッチ素子は省略している。例えば、初段の電圧生成部71を構成する抵抗素子R71は、次段以降の電圧生成部72,73の合成抵抗値と同じ抵抗値に設定され、2段目の電圧生成部72を構成する抵抗素子R72は、次段の電圧生成部73の合成抵抗値と同じ抵抗値に設定される。そして、最終段の電圧生成部73は、同じ値の抵抗素子R73により構成される。尚、図8において、ハッチングの有無及び種類は、同じ値の抵抗素子、抵抗体を示す。同様に、図示しないが、4段以上の電圧生成部を含む構成としてもよい。
・上記各実施形態では、各抵抗素子R1a及び各抵抗素子R1bの抵抗値と、第1抵抗体、第2抵抗体の抵抗値を同じ値に設定したが、これに限らず、異なる抵抗値を設定してもよい。さらに、各スイッチ素子S11a〜S18a,S11b〜S18b間に接続する各抵抗素子R1a,R1b,R2a,R2bを同一の抵抗値とせずに異なる抵抗値を有するようにして、アナログ信号Aoutの変化を非線形とするようにしてもよい。
・上記各実施形態において、出力電圧を取り出すノード(実施形態では増幅回路14を接続するノード)と第2抵抗群32bの第2端子との間に抵抗素子を接続するようにしてもよい。
・上記各実施形態において、出力電圧を取り出すノード(実施形態では増幅回路14を接続するノード)を、最終段の電圧生成部30,52bに含まれる第2抵抗体において、高電位側のノードとしてもよい。例えば、図1に示すD/A変換器10において、増幅回路14を、第2抵抗体34と第1抵抗群32aとの間のノードに接続する。
・上記各実施形態では、5ビットのデジタル信号D4〜D0をアナログ信号に変換する構成のD/A変換器に具体化したが、4ビット以下のデジタル信号又は、6ビット以上のデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器に具体化してもよい。
・第二実施形態において、各段の電圧生成部52a,52bのそれぞれに第3スイッチ回路21c,31cを備えたが、少なくとも1つの電圧生成部に第3スイッチ回路を備える構成としてもよい。
第一実施形態のD/A変換器のブロック回路図である。 設定コードとデジタル信号の関係を示す説明図である。 設定コードとスイッチ制御の関係を示す説明図である。 設定コードと選択電圧の関係を示す説明図である。 第二実施形態のD/A変換器のブロック回路図である。 (a)(b)はデジタル信号とスイッチ設定の関係を示す説明図である。 別のD/A変換器のブロック回路図である。 別のD/A変換器のブロック回路図である。 従来のD/A変換器のブロック回路図である。 従来のD/A変換器の動作説明図である。 (a)(b)は従来のD/A変換器の動作説明図である。
符号の説明
10,50 D/A変換器
11,51 制御回路
12,52 電圧生成回路
20,52a 第1電圧生成部
21a 第1スイッチ回路
21b 第2スイッチ回路
21c 第3スイッチ回路
22a 第1抵抗群
22b 第2抵抗群
23 第1抵抗体
30,52b 第2電圧生成部(第2抵抗体)
31a 第1スイッチ回路
31b 第2スイッチ回路
31c 第3スイッチ回路
32a 第1抵抗群
32b 第2抵抗群
33 第1抵抗体
34 第2抵抗体
D4〜D0 デジタル信号
Aout アナログ信号
R1a,R1b,R2a,R2b 抵抗素子
S11a〜S18a,S11b〜S18b スイッチ素子
S21a〜S24a,S21b〜S24b スイッチ素子
S11c〜S18c,S21c〜S24c スイッチ素子
VRH 高電位電圧
VRL 低電位電圧

Claims (5)

  1. デジタル信号をデコードして制御信号を生成する制御回路と、
    前記制御信号に応答して第1電圧と第2電圧との間であって前記デジタル信号に対応する電圧を生成する電圧生成回路と、
    を有し、
    前記電圧生成回路は複数段の電圧生成部を含み、
    各段の前記電圧生成部は、
    複数の抵抗素子が直列接続された第1抵抗群と、
    複数の抵抗素子が直列接続された第2抵抗群と、
    前記第1抵抗群の第1端子と前記第2抵抗群の第1端子との間に接続された第1抵抗体と、
    前記第1抵抗群の第2端子と前記第2抵抗群の第2端子との間に接続された第2抵抗体と、
    前記第1抵抗群の抵抗素子に第2端子がそれぞれ接続され第1端子が共通接続される複数のスイッチ素子を含み、前記制御信号に基づいて前記複数のスイッチ素子のうちの1つがオンすることにより前記第1抵抗群の複数の抵抗素子のうちの1つの端子を選択する第1選択回路と、
    前記第2抵抗群の抵抗素子に第2端子がそれぞれ接続され第1端子が共通接続される複数のスイッチ素子を含み、前記制御信号に基づいて前記複数のスイッチ素子のうちの1つがオンすることにより前記第2抵抗群の複数の抵抗素子のうちの1つの端子を選択する第2選択回路と、
    を含み、
    前記第1選択回路のスイッチ素子の第1端子に供給される第1電圧と、前記第2選択回路のスイッチ素子の第1端子に供給される第2電圧とに基づいて、前記第1選択回路及び前記第2選択回路により選択された端子間の抵抗素子及び第2抵抗体により分圧した電圧を生成し、
    初段の前記電圧生成部の第1選択回路のスイッチ素子の第1端子には第1電圧として高電位電圧が供給され、初段の前記電圧生成部の第2選択回路のスイッチ素子の第1端子には第2電圧として低電位電圧が供給され、
    初段を除く各段の前記電圧生成部は、各段の前段の前記電圧生成部に含まれる前記第2抵抗体であって、前段の第2抵抗体の両端に発生する電圧を第1電圧及び第2電圧として入力し、
    最終段の前記電圧生成部の第2抵抗体の両端の何れか一方から前記デジタル信号に対応する電圧を出力する、
    ことを特徴とするD/A変換器。
  2. 前記制御回路は、各段の前記電圧生成部において、前記高電位電圧を供給するノードと前記低電位電圧を供給するノードとの間に、前記デジタル信号に応じた数の前記抵抗素子を直列接続するように前記制御信号を生成する、ことを特徴とする請求項1記載のD/A変換器。
  3. 前記制御回路は、各段の前記電圧生成部において、第1選択回路により選択したノードと前記第2選択回路により選択したノードとの間の抵抗素子の数を一定とするように前記制御信号を生成する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のD/A変換器。
  4. 前記第1抵抗群を構成する抵抗素子の抵抗値と前記第2抵抗群を構成する抵抗素子の抵抗値は同じ値に設定されてなる、ことを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載のD/A変換器。
  5. 前記第1抵抗群を構成する抵抗素子の抵抗値と前記第2抵抗群を構成する抵抗素子の抵抗値は異なる値に設定されてなる、ことを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載のD/A変換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017046352A (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 アナログ デバイシズ グローバルAnalog Devices Global 多段デジタル−アナログ変換器

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