JP2010056818A - リンクの可用率に基づく経路制御方法、装置及びプログラム - Google Patents
リンクの可用率に基づく経路制御方法、装置及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】リンク毎に、定期的に受信されるリンクステートメッセージを監視する第1のステップと、リンクステートメッセージによって、評価時間に対する累積可用時間を計時する第2のステップと、リンク毎に、評価時間に対する累積可用時間によって可用率を算出する第3のステップと、複数のリンクを経由する経路毎に、各リンクの可用率を積算した積算可用率を算出する第4のステップと、複数の経路の中で、積算可用率が最大となる経路を選択する第5のステップとを有する。
【選択図】図2
Description
リンク毎に、定期的に受信されるリンクステートメッセージを監視する第1のステップと、
リンクステートメッセージによって、評価時間に対する累積可用時間を計時する第2のステップと、
リンク毎に、評価時間に対する累積可用時間によって可用率を算出する第3のステップと、
複数のリンクを経由する経路毎に、各リンクの可用率を積算した積算可用率を算出する第4のステップと、
積算可用率を用いて、複数の経路の中で、積算可用率が最大となる経路を選択した経路テーブルを作成する第5のステップと
を有することを特徴とする。
第4のステップが、OSPFによって予め設定されたリンクのコストと、可用率の逆数とを積算した積算コストを算出し、
第5のステップが、積算コストを用いて、複数の経路の中で、積算コストが最小となる経路を選択した経路テーブルを作成することも好ましい。
第2のステップについて、リンクステートメッセージが定期的に受信されているか否かによって可用状態/非可用状態を計測し、
第3のステップについて、所定時間内に、可用状態/非可用状態が所定閾値回数以上繰り返された場合、可用率を低減させることも好ましい。
リンク毎に、定期的に受信されるリンクステートメッセージを監視するリンクステート受信監視手段と、
リンクステートメッセージによって、評価時間に対する累積可用時間を計時する累積可用時間計時手段と、
リンク毎に、評価時間に対する累積可用時間によって可用率を算出する可用率算出手段と、
複数のリンクを経由する経路毎に、各リンクの可用率を積算した積算可用率を算出する積算可用率算出手段と、
積算可用率を用いて、複数の経路の中で、積算可用率が最大となる経路を選択した経路テーブルを作成する経路テーブル作成手段と
を有することを特徴とする。
積算可用率算出手段に代えて、OSPFによって予め設定されたリンクのコストと、可用率の逆数とを積算した積算コストを算出する積算コスト算出手段を更に有し、
経路テーブル作成手段は、積算コストを用いて、複数の経路の中で、積算コストが最小となる経路を選択した経路テーブルを作成することも好ましい。
リンクステートメッセージが定期的に受信されているか否かによって可用状態/非可用状態を計測する状態変化回数計測手段を更に有し、
可用率算出手段は、所定時間内に、可用状態/非可用状態が所定閾値回数以上繰り返された場合、可用率を低減させることも好ましい。
リンク毎に、定期的に受信されるリンクステートメッセージを監視するリンクステート受信監視手段と、
リンクステートメッセージによって、評価時間に対する累積可用時間を計時する累積可用時間計時手段と、
リンク毎に、評価時間に対する累積可用時間によって可用率を算出する可用率算出手段と、
複数のリンクを経由する経路毎に、各リンクの可用率を積算した積算可用率を算出する積算可用率算出手段と、
積算可用率を用いて、複数の経路の中で、積算可用率が最大となる経路を選択した経路テーブルを作成する経路テーブル作成手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
リンク可用率 =累積可用時間/(評価時間−評価調整時間)
L1:1.0 = 7200秒/ 7200秒
L2:1.0 = 6000秒/(7200秒−1200秒)
L3:0.5 = 3600秒/ 7200秒
L4:0.25= 1800秒/ 7200秒
L5:0.8 = 5760秒/ 7200秒
L6:0.7 = 5040秒/ 7200秒
L7:0.4 = 2880秒/ 7200秒
L8:0.9 = 6480秒/ 7200秒
尚、リンクL4は可用率0.25であるが、最終更新日時から一定時間だけ非可用状態が継続した場合、又は、可用率が所定閾値以下となった場合、評価テーブルからそのエントリを削除することも好ましい。
積算コスト=OSPFの現在のコスト×可用率の逆数
R1−(L1)−R3:可用率1.0
R1−(L2)−R2:可用率1.0
従って、ルータR1は、リンクL1及びリンクL2を最適経路候補とする。
R2−(L3)−R3:可用率0.5
R2−(L2)−R1−(L2)−R3:積算可用率1.0
従って、リンクL3は、最適経路候補とならず、削除される。更に、以下のリンクが仮の最適経路候補として導出される。
R2−(L4)−R4:可用率0.25
R3−(L5)−R5:可用率0.8
R1−(L1)−R3−(L5)−R5−(L6)−R4:積算可用率0.56
R1−(L2)−R2−(L4)−R4:積算可用率0.25
従って、リンクL4は、最適経路候補とならず、削除される。
R5−(L8)−R6:可用率1.0
R1−(L1)−R3−(L5)−R5−(L8)−R6−(L7)−R4
:積算可用率0.32
R1−(L1)−R3−(L5)−R5−(L6)−R4:積算可用率0.56
従って、リンクL7は、最適経路候補とならず、削除される。
101 経路制御部
102 物理ポート
111 リンクステート受信監視部
112 累積可用時間計時部
113 可用率算出部
114 積算可用率算出部
115 経路テーブル作成部
116 状態変化回数計測部
117 積算コスト算出部
121 リンクステート受信部
122 経路テーブル送信部
2 経路制御装置
Claims (9)
- 複数のノード装置がメッシュ状に接続されネットワークシステムにおける前記ノード装置の経路制御方法において、
リンク毎に、定期的に受信されるリンクステートメッセージを監視する第1のステップと、
前記リンクステートメッセージによって、評価時間に対する累積可用時間を計時する第2のステップと、
リンク毎に、前記評価時間に対する前記累積可用時間によって可用率を算出する第3のステップと、
複数のリンクを経由する経路毎に、各リンクの可用率を積算した積算可用率を算出する第4のステップと、
前記積算可用率を用いて、複数の経路の中で、前記積算可用率が最大となる経路を選択した経路テーブルを作成する第5のステップと
を有することを特徴とする経路制御方法。 - 前記リンクステートメッセージは、OSPF(Open Shortest Path First)におけるLSA(Link Statement Advertisement)メッセージであることを特徴とする請求項1に記載の経路制御方法。
- 第4のステップが、OSPFによって予め設定されたリンクのコストと、前記可用率の逆数とを積算した積算コストを算出し、
第5のステップが、前記積算コストを用いて、複数の経路の中で、前記積算コストが最小となる経路を選択した経路テーブルを作成する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の経路制御方法。 - 第2のステップについて、前記リンクステートメッセージが定期的に受信されているか否かによって可用状態/非可用状態を計測し、
第3のステップについて、所定時間内に、前記可用状態/非可用状態が所定閾値回数以上繰り返された場合、前記可用率を低減させる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の経路制御方法。 - 複数のノード装置がメッシュ状に接続されたネットワークシステムに接続される経路制御装置において、
リンク毎に、定期的に受信されるリンクステートメッセージを監視するリンクステート受信監視手段と、
前記リンクステートメッセージによって、評価時間に対する累積可用時間を計時する累積可用時間計時手段と、
リンク毎に、前記評価時間に対する前記累積可用時間によって可用率を算出する可用率算出手段と、
複数のリンクを経由する経路毎に、各リンクの可用率を積算した積算可用率を算出する積算可用率算出手段と、
前記積算可用率を用いて、複数の経路の中で、前記積算可用率が最大となる経路を選択した経路テーブルを作成する経路テーブル作成手段と
を有することを特徴とする経路制御装置。 - 前記リンクステートメッセージは、OSPFにおけるLSAメッセージであることを特徴とする請求項5に記載の経路制御装置。
- 前記積算可用率算出手段に代えて、OSPFによって予め設定されたリンクのコストと、前記可用率の逆数とを積算した積算コストを算出する積算コスト算出手段を更に有し、
前記経路テーブル作成手段は、前記積算コストを用いて、複数の経路の中で、前記積算コストが最小となる経路を選択した経路テーブルを作成する
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の経路制御装置。 - 前記リンクステートメッセージが定期的に受信されているか否かによって可用状態/非可用状態を計測する状態変化回数計測手段を更に有し、
前記可用率算出手段は、所定時間内に、前記可用状態/非可用状態が所定閾値回数以上繰り返された場合、前記可用率を低減させる
ことを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の経路制御装置。 - 複数のノード装置がメッシュ状に接続されたネットワークシステムに接続される経路制御装置に搭載されるコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
リンク毎に、定期的に受信されるリンクステートメッセージを監視するリンクステート受信監視手段と、
前記リンクステートメッセージによって、評価時間に対する累積可用時間を計時する累積可用時間計時手段と、
リンク毎に、前記評価時間に対する前記累積可用時間によって可用率を算出する可用率算出手段と、
複数のリンクを経由する経路毎に、各リンクの可用率を積算した積算可用率を算出する積算可用率算出手段と、
前記積算可用率を用いて、複数の経路の中で、前記積算可用率が最大となる経路を選択した経路テーブルを作成する経路テーブル作成手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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