JP2013131977A - ネットワーク中継装置及び経路制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インタフェースに設定されたコスト値と、状態検出部120によって検出したインタフェースの状態から、宛先ネットワーク(終点ルータ)までの、コストが最短となる有効なパスを計算して、新しいパスが見つかった場合パスデータベース132に登録して、パスの稼働開始時刻を記録する。パスの障害を検出した場合はパスの稼働停止時刻を記録しておき、パスの障害が回復した場合、パスが稼動してからの経過時間と障害が発生していた時間から障害率を計算して障害率の低い経路を優先的に現用経路として選択する。
【選択図】図1
Description
OSPFの経路計算処理では、学習した経路情報のコストに基づいて、最適な経路を選択できる。
このため、特許文献2では、予め設定されたリンクのコストと可用率の逆数とを積算した積算コストを算出し、複数の経路の中で積算コストが最小となる経路を選択した経路テーブルを作成する。可用率の計算のため、リンクステートメッセージが定期的に受信されているか否かによって可用状態/非可用状態を計測する。
上記の特許文献3は、光クロスコネクトなどのレイヤ1技術とIP技術を融合させたルーティング技術のGMPLS(Generalized Multi−Protocol Label Switching)で使用される技術である。
なお、VRF技術とは、レイヤ3転送を行うネットワーク中継装置に組み込まれている技術であり、複数のルーティングテーブルを保持し、それら複数のルーティングテーブルが同時に機能することを可能とする技術である。同一の装置内に存在するルーティングテーブルが異なれば、互いに干渉されず、独立した動作が可能となる。すなわち、複数のルーティングテーブルに対して、同一のレイヤ3アドレス(以降、「IPアドレス」とも呼ぶ。)を設定することも可能となる。
しかし、この方法はリンクの使用効率を高くする場合には有効であるが、全ルータが信頼性情報を管理している必要があり、IP技術だけでなくレイヤ1技術を使用するのでパスの管理や、予備経路の計算が複雑になる。
このため、パスの管理にはIP/IPv6のルーティングプロトコルで標準的に使用されているコスト値などのルーティング技術を使用し、予備経路の計算には従来のVRF技術を使用することで、複雑な処理が不要となる。
そこで、本発明は、上記のリンクに関する信頼性情報の交換を行わずに、VRF技術を使用して予備経路を学習している環境で、より信頼性の高い経路を選択することで、ネットワークの高可用性を実現することを主な目的とする。
ネットワーク上の別の装置から経路情報を学習したとき、IP/IPv6のルーティングプロトコルの通常の経路選択基準(コスト値比較)により経路計算を実施して、宛先ネットワークに到達するための最短パスを計算する。
障害率の計算式:全てのパスの累積障害時間の合計/全てのパスの経過時間
これにより、現用経路が障害になったときの予備経路を事前にルーティングテーブルに保持しているとき、パケット転送に使用する現用経路の選択基準として、通常のコスト比較だけでなく、経路エントリに記録された障害率に基づいて現用経路を決定することができる。
ネットワークトポロジーを管理するための経路情報を受信する経路情報受信部と、
第1の仮想ネットワークの経路情報に従い前記第1の仮想ネットワークにおけるパスを求めてルーティングテーブルを更新する第1の経路及び障害率計算部と、
第2の仮想ネットワークの経路情報に従い前記第2の仮想ネットワークにおけるパスを求めてルーティングテーブルを更新する第2の経路及び障害率計算部と、
ルーティングテーブルを用いてパケットの転送先を決定して、該パケットを転送する転送処理部と
を備え、
前記第1の経路及び障害率計算部と、第2の経路及び障害率計算部は、
パスの稼働開始からの経過時間と、障害による稼動停止時間又は停止回数を基に障害率を計算し、
経路情報に基づくパスのコスト値と求められた障害率とに基づき現用パスを決定するネットワーク中継装置が提供される。
ネットワークトポロジーを管理するための経路情報を受信するステップと、
第1の仮想ネットワークの経路情報に従い前記第1の仮想ネットワークにおけるパスを求めてルーティングテーブルを更新するステップと、
第2の仮想ネットワークの経路情報に従い前記第2の仮想ネットワークにおけるパスを求めてルーティングテーブルを更新するステップと、
パスの稼働開始からの経過時間と、障害による稼動停止時間又は停止回数を基に障害率を計算するステップと、
経路情報に基づくパスのコスト値と求められた障害率とに基づき現用パスを決定するステップと
を含む経路制御方法が提供される。
第2の仮想ネットワークでは、装置1aを終点ルータとするパスは存在しない。装置1cを終点ルータとしたとき、装置1bを経由するパスだけが存在する。
複数の仮想ネットワークに所属している装置では、第1の仮想ネットワーク101で学習した経路管理するためのVRF1ルーティングテーブル111と、第2の仮想ネットワーク102で学習した経路を管理するためのVRF2ルーティングテーブル112を保持している。
第1の仮想ネットワーク部101には、第1の仮想ネットワークから学習した経路情報やパスを保持するためのデータベース130を備え、第2の仮想ネットワーク部102には、第2の仮想ネットワークから学習した経路情報やパスを保持するためのデータベース131を備える。
経路情報受信部125で上記経路情報を受信すると、第1の仮想ネットワークに所属する装置の経路情報は経路情報記憶部(経路情報記憶処理部)122によりデータベース130に登録し、第2の仮想ネットワークに所属する装置の経路情報は経路情報記憶部123によりデータベース131に登録する。図示は省略するが、ネットワーク中継装置は経路情報を保持するためのメモリと、パケットを受信するためのネットワークインタフェースを備えている。このネットワークインタフェースは、第1の仮想ネットワークに所属するネットワークインタフェースと、第2の仮想ネットワークに所属するネットワークインタフェースの2種類に分類される。
ネットワークトポロジーが変更された場合、第1の仮想ネットワークの経路・障害率計算部121と第2の仮想ネットワークの経路・障害率計算部124が経路計算を実施して、VRF1ルーティングテーブル111と、VRF2ルーティングテーブル112に経路エントリを登録する。
パケット転送処理部126は、例えば、第1の仮想ネットワークに所属するネットワークインタフェースから受信したパケットを、パスの障害率に基づいて決定されたVRF1ルーティングテーブル111を用いて別の装置へ転送し、第2の仮想ネットワークに所属するネットワークインタフェースから受信したパケットを、パスの障害率に基づいて決定されたVRF2ルーティングテーブル112を用いて、別の装置へ転送する。
リンクに設定されたコスト値と、状態検出部120によって検出したリンクの状態から、宛先ネットワーク(終点ルータ)までの、コストが最短となる有効なパスを計算して、新しいパスが見つかった場合パスデータベース132に登録する。
VRF番号1の経路がVRF1ルーティングテーブル111を示し、VRF番号2の経路がVRF2ルーティングテーブル112を示す。このルーティングテーブルには、ネットワークインタフェースが接続しているリンクL1の経路は宛先10.1.0/24として登録され、リンクL2の経路は宛先10.2.2.0/24として登録されている。また、ルーティングプロトコルを使用して他装置から学習した経路が登録されている。図9では、宛先14.0.0.0/24の経路が、2つ登録されている。NextHopが10.1.1.2の経路は、第1の仮想ネットワークで学習した現用経路である。NextHopが11.1.1.2の経路は、第2の仮想ネットワークで学習した予備経路で、NextHopは装置N3のリンクL6のIPアドレス11.1.1.2が設定されている。
図9では、第1の仮想ネットワークの経路のコスト値は1で、第2の仮想ネットワークのコスト値11より小さいので、第1の仮想ネットワークが学習した経路に従ってパケット転送される(この例では障害率は同じ)。
上記の経路計算によってパスが変更になった場合や新しい経路を学習した場合、経路エントリの更新や生成を行い、障害率を計算する(401)。障害率の計算については後に詳述する。この計算された障害率を、ルーティングテーブルの経路エントリに記録する。同一宛先の経路エントリが別に存在するか確認する(402)。存在する場合、該当エントリのコストと障害率を比較する(403)。例えば、コストと障害率に基づく判定指標を該当エントリ毎に求めて、求められた判定指標を比較してもよい。判定指標は、コストと障害率を加算してもよいし、適宜の重みを乗じてもよいし、他の要素を含めて求めても良い。新しい経路の方がコストと障害率に基づく判定指標が小さい場合、現用経路を新しい経路に切り替える(404)。一方、新しい経路の方がコストと障害率に基づく判定指標が大きい場合、その経路は予備経路とする(405)。
図10では、第1の仮想ネットワークの宛先14.0.0.0/24の経路のNextHopは障害の発生したリンクL1からリンクL2向きに変更されるが、このリンクL2向きのコスト値より、第2の仮想ネットワークの予備経路のコスト値の方が小さいので、現用経路はリンクL1向きからリンクL6向きに更新される(この例では障害率は同じ)。
図5のネットワーク構成では、装置N1、N2、N3、N4が接続している。図3のネットワーク中継装置1と同様に、N1の内部は仮想ネット1と仮想ネット2に分かれており、仮想ネット1では装置N2、N3、N4と接続して、各装置の経路情報を学習している。
その後N1が接続しているリンクL1のインタフェース障害を検出した場合、出力インタフェースがL1のエントリを更新する。例えば、N4を終点ルータとするパスP1の稼動停止時刻を記録し、経過時間は現在時刻と稼動開始時刻の差分の240時間を記録し、稼動再開時刻は0とする。N1のリンクL1は、N2を終点ルータとするパスでも使用されているので、同様の手順でパスの経過時間を記録する。
パスの障害が回復した場合、パスデータベースの累積障害時間は、稼動停止してから稼動再開するまでの時間を、既に記録している累積障害時間に加算した時間となる。この累積障害時間を基に経路の障害率を計算する。
図8に障害が回復したときの障害率を計算した後のパスデータベースを示す。図5の構成で、第1の仮想ネットワークでN1のリンクL1の障害が発生してから10時間後に、障害が回復したので、回復時にパスP1の稼動再開時刻に現在時刻を記録して、稼動再開時刻と稼動停止時刻の差分の10時間を、累積障害時間に加算する。このときN4を終点ルータとするパスP1、P2は、稼動開始時刻から現在までに250時間経過しているので、経過時間に250時間を記録する。
なお、リンクL4はパスP1とパスP2で共有しているので、このリンクL4の障害回復を検出した場合には、パスP1とパスP2の累積障害時間をそれぞれ記録する。N4を終点ルータとする経路の障害率は、パスP1とパスP2の累積障害時間の合計値を、パスP1とパスP2の経過期間の合計値で割った値となる。
上記実施例では、パスの障害回復時の経路切り戻しの契機で障害率を計算して、障害率に基づき経路選択しているが、経路切替え時に予備経路の障害率に基づき経路選択することができる。
障害率を計算する際に、特定の期間に障害が発生した回数を記録しておき、障害率や発生頻度に応じて、仮想ネットワークでのルーティングプロトコル処理の優先度を下げたり、処理の動作を抑止したりすることができる。
障害のある仮想ネットワークについて経路計算をしても、障害があるため通信ができず無駄になる。この処理が、他の仮想ネットワークの処理に影響を与える場合がある。ここでは、障害の発生頻度が高い仮想ネットワークの経路計算を一定期間抑止する。
まず、図4の経路選択フローに従って、ルーティングテーブルに経路を登録する(416)。その後、障害の発生頻度を記録する(417)。ここで発生頻度とは、ある仮想ネットワーク内で障害を検出した回数や、経路計算を実施した回数に基づく値などのことである。
抑止期間中でない場合、経路計算処理の抑止期間を決定する(413)。ここでは、障害の発生頻度に応じて任意の期間を決定する。抑止期間中の仮想ネットワークでは経路計算の実施を抑止して、抑止されていない別の仮想ネットワークのルーティングプロトコル処理や、その他の処理を優先して実施することができる。
本実施の形態によると、パスの障害率を経路選択基準とすることで、障害率が低く安定した経路を選択できる。また、パスの障害率や、障害の発生頻度を把握できるので、障害の発生頻度が高いルータにペナルティを付与できる。
[構成例1]
ネットワーク中継装置は、例えば、ネットワークトポロジーを管理するための経路情報を受信するための経路情報受信部と、第1仮想ネットワークの経路情報を記憶する第1の経路情報記憶部と、第2仮想ネットワークの経路情報を記憶する第2の経路情報記憶部と、前記第1仮想ネットワークの状態および前記第2の仮想ネットワークに所属するインタフェースの状態変更を検出する状態検出部と、前記第1の仮想ネットワークの経路を計算してルーティングテーブルに経路登録する経路・障害率計算部と、前記第2仮想ネットワークの経路を計算してルーティングテーブルに経路を登録する経路・障害率計算部と、ルーティングテーブルを用いてパケットの転送先を決定して、第1仮想ネットワークから受信したパケットは第1仮想ネットワークのルーティングテーブルに従って転送し、第2仮想ネットワークから受信したパケットは第2仮想ネットワークの第2の仮想ネットワークのルーティングテーブルに従って転送する転送処理部とを備え、前記経路・障害率計算部は、前記経路情報に含まれているインタフェースに設定されたコスト値や、隣接ルータとの接続状態の情報に基づき経路のパスを計算して、パスの稼働開始からの経過時間と、障害によって稼動を停止した時刻と、稼動を再開した時刻を基に障害率を計算することを特徴のひとつとする。
構成例1に記載のネットワーク中継装置は、
構成例1に記載の経路・障害率計算部で計算したパスを管理するデータベースを備え、パスの終点ルータを発見した場合、パスの終点ルータ毎に、前記データベースに保管して稼動開始時刻を記録する工程と、障害が発生してパスが無効になった場合、稼動停止時刻を記録する工程と、パスの障害が復旧した場合、稼動再開時刻を記録し、稼動再開時刻と稼動停止時刻の差分を累積障害時間に記録し、前記稼動開始時刻からの経過時間を記録して障害率を計算する工程を備えることを特徴のひとつとする。
構成例1に記載の第1仮想ネットワークで学習した経路の障害率と、同一宛先で前記第2仮想ネットワークで学習した経路の障害率を比較して、障害率の小さい経路を優先してパケット転送に使用することを特徴のひとつとする。
構成例1に記載の経路・障害率計算部で障害率を計算する際、複数のパスが存在する経路では、全てのパスの累積障害時間と経過時間を元に、その経路の障害率を計算する。
構成例1に記載の経路情報受信部で、経路情報を学習してパスの変更を検出した場合と、構成例1に記載の状態検出部で、ネットワークインタフェースの障害を検出した場合、障害の発生頻度を記録して、障害の発生頻度に応じて経路・障害率計算部の経路計算処理を一定期間抑止する。
経路制御方式は、例えば、ネットワークトポロジーを管理するための経路情報を受信するための経路情報受信処理と、第1仮想ネットワークの経路情報を記憶する第1の経路情報記憶手段と、第2仮想ネットワークの経路情報を記憶する第2の経路情報記憶手段と、前記第1仮想ネットワークの状態および前記第2の仮想ネットワークに所属するインタフェースの状態変更を検出する状態検出処理と、前記第1の仮想ネットワークの経路を計算してルーティングテーブルに経路登録する経路・障害率計算処理と、前記第2仮想ネットワークの経路を計算してルーティングテーブルに経路を登録する経路・障害率計算処理と、ルーティングテーブルを用いてパケットの転送先を決定して、第1仮想ネットワークから受信したパケットは第1仮想ネットワークのルーティングテーブルに従って転送し、第2仮想ネットワークから受信したパケットは第2仮想ネットワークの第2の仮想ネットワークのルーティングテーブルに従って転送する転送処理とを備え、前記経路・障害率計算処理は、前記経路情報に含まれているインタフェースに設定されたコスト値や、隣接ルータとの接続状態の情報に基づき経路のパスを計算して、パスの稼働開始からの経過時間と、障害によって稼動を停止した時刻と、稼動を再開した時刻を基に障害率を計算することを特徴のひとつとする。
構成例6に記載の経路・障害率計算処理で計算したパスを管理するデータベースを備え、パスの終点ルータを発見した場合、パスの終点ルータ毎に、前記データベースに保管して稼動開始時刻を記録する工程と、障害が発生してパスが無効になった場合、稼動停止時刻を記録する工程と、パスの障害が復旧した場合、稼動再開時刻を記録し、稼動再開時刻と稼動停止時刻の差分を累積障害時間に記録し、前記稼動開始時刻からの経過時間を記録して障害率を計算する工程を備えることを特徴のひとつとする。
構成例6に記載の第1仮想ネットワークで学習した経路の障害率と、同一宛先で前記第2仮想ネットワークで学習した経路の障害率を比較して、障害率の小さい経路を優先してパケット転送に使用することを特徴のひとつとする。
構成例6に記載の経路・障害率計算処理で障害率を計算する際、複数のパスが存在する経路では、全てのパスの累積障害時間と経過時間を元に、その経路の障害率を計算する。
構成例6に記載の経路情報受信処理で、経路情報を学習してパスの変更を検出した場合と、構成例1に記載の状態検出処理で、ネットワークインタフェースの障害を検出した場合、障害の発生頻度を記録して、障害の発生頻度に応じて経路・障害率計算処理を一定期間抑止する。
L1 リンク
L2 リンク
L3 リンク
P1 パス
P2 パス
P3 パス
101 仮想ネットワーク部
102 仮想ネットワーク部
105 ネットワーク中継装置の経路情報処理
111 ルーティングテーブル
112 ルーティングテーブル
120 状態検出部
121、124 経路・障害率計算部
122、123 経路情報記憶部
125 経路情報受信部
126 パケット転送処理部
Claims (8)
- ネットワークトポロジーを管理するための経路情報を受信する経路情報受信部と、
第1の仮想ネットワークの経路情報に従い前記第1の仮想ネットワークにおけるパスを求めてルーティングテーブルを更新する第1の経路及び障害率計算部と、
第2の仮想ネットワークの経路情報に従い前記第2の仮想ネットワークにおけるパスを求めてルーティングテーブルを更新する第2の経路及び障害率計算部と、
ルーティングテーブルを用いてパケットの転送先を決定して、該パケットを転送する転送処理部と
を備え、
前記第1の経路及び障害率計算部と、第2の経路及び障害率計算部は、
パスの稼働開始からの経過時間と、障害による稼動停止時間又は停止回数を基に障害率を計算し、
経路情報に基づくパスのコスト値と求められた障害率とに基づき現用パスを決定するネットワーク中継装置。 - 前記第1の経路及び障害率計算部と、第2の経路及び障害率計算部は、
同一の終点装置の複数のパスについて、仮想ネットワーク毎に障害率を求め、第1の仮想ネットワークのパスと第2の仮想ネットワークのパスのいずれかを現用パスとする請求項1に記載のネットワーク中継装置。 - インタフェースの障害及び回復を含む状態変更を検出する状態検出部
をさらに備える請求項1に記載のネットワーク中継装置。 - 前記第1の経路及び障害率計算部と、第2の経路及び障害率計算部は、経路情報を学習してパスの変更を検出することで、パスの障害を検出する請求項1に記載のネットワーク中継装置。
- 経路情報に基づき前記第1又は第2の経路及び障害率計算部で求められるパスを管理するパスデータベース
をさらに備え、
該パスデータベースは、パスの終点装置の識別子と、出力インタフェースの識別子と、パスの稼動開始時刻と、パスの障害による稼動停止時刻と、パスの復旧による稼動再開時刻と、パスの稼動開始から現在までの経過時間と、累積障害時間とが対応して記憶され、
前記第1又は第2の経路及び障害率計算部は、
経路情報に基づきパスの終点装置を発見した場合、パスの終点装置に対応する稼動開始時刻を記録する工程と、障害が発生してパスが無効になった場合、稼動停止時刻を記録する工程と、パスの障害が復旧した場合、稼動再開時刻を記録する工程と、稼動再開時刻と稼動停止時刻の差分を累積障害時間に記録し、前記稼動開始時刻からの経過時間を記録し、経過時間と累積障害時間に基づき障害率を計算する工程とを実行する請求項1に記載のネットワーク中継装置。 - 前記第1又は第2の経路及び障害率計算部で障害率を計算する際、同一の仮想ネットワークに終点装置への複数のパスが存在する経路では、該同一の仮想ネットワーク内の該複数のパスの累積障害時間と経過時間を基に、その経路の障害率を計算する請求項1に記載のネットワーク中継装置。
- 経路情報を学習してパスの変更を検出した場合と、前記状態検出部でネットワークインタフェースの障害を検出した場合に、障害の発生を記録し、障害の発生頻度に応じて、障害のあるパス又はネットワークインタフェースに関する仮想ネットワークについて前記第1及び第2の経路及び障害率計算部での経路計算処理を一定期間抑止する請求項1に記載のネットワーク中継装置。
- ネットワークトポロジーを管理するための経路情報を受信するステップと、
第1の仮想ネットワークの経路情報に従い前記第1の仮想ネットワークにおけるパスを求めてルーティングテーブルを更新するステップと、
第2の仮想ネットワークの経路情報に従い前記第2の仮想ネットワークにおけるパスを求めてルーティングテーブルを更新するステップと、
パスの稼働開始からの経過時間と、障害による稼動停止時間又は停止回数を基に障害率を計算するステップと、
経路情報に基づくパスのコスト値と求められた障害率とに基づき現用パスを決定するステップと
を含む経路制御方法。
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