JP2010055765A - 防犯用照明システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のスポットライトを用いた照明システムにおいて、照射領域が連続的となるようにした防犯用照明システムを提供する。
【解決手段】本発明の防犯用照明システムは、複数の光源と、人感検知部と、前記人感検知部の検知結果に応じ、照射対象にむけて前記光源の照射方向を切替え可能に制御する制御部とを具備し、前記制御部は、前記光源のうち、点灯中の光源に隣接する照射領域を持つ光源の少なくとも1つが自己の照射領域の中で、前記照射対象が存在すると判断される位置に最も近い方向に照射方向を切り替えるように制御する。従って照射対象が存在すると判断される位置に最も近い方向に照射方向を切り替えるので、予め光源の照射方向を照射対象に向けることができ、追尾が不連続にならないようにすることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、防犯用照明システムに係り、特に照明空間に存在する人の状態を検知し、この検知結果に基づいて照明対象が存在すると判断される方向に照射方向を切替えるようにしたいわゆる追尾照明における追尾動作の連続性の確保に関する。
従来、追尾照明用の照明装置は、電動回転台に設置したスポットライトを人間が判断しながらジョイスティックなどで遠隔制御操作を行い、人物などの対象物の位置を照明するというものであった。このため、スポットライトが多箇所に分散設置されているような場合には、一人の操作者だけでは取り扱いが困難であるとともに、スポットライトの照射角度が操作者の見ている角度と異なる場合、操作者は多大な努力と熟練とを要求されるものであった。
そこで、近年、照明範囲の一部または全部を視野にもつテレビカメラなどの撮像手段を備え、この撮像手段から得られる映像信号を処理し、照明すべき対象物の位置を定めながら自動的に対象物を追尾照明するような自動追尾照明装置が研究開発されている。このような照明装置ではセンサを用いて対象物の位置検出を行なうと共に、対象物の色、対象物の形状または対象物の動きによる映像変化等から行い、スポットライトを自動追尾させるという方法がとられている。
このような従来の自動追尾照明装置においては、センサなどで対象物の位置を検出し、検出された位置に向けてスポットライトの照射方向を変更している。このため、対象物が高速に移動すると対象物の位置の同定が遅れ、対象物に追従するように照明することができないという問題があった。
そこで対象物の位置を記憶し、この記憶されたデータから対象物の移動方向を予測し、予測された方向にスポットライトを照射するようにした照明装置も提案されている (特許文献1)。
しかしながら、上記特許文献1においては、スポットライトの照射領域が一定であるため、照射対象が多い場合には全体を照射することが困難であったり、少ない場合には集光できず照度が低下する可能性があった。
そこで、複数のスポットライトを用いた照明システムが提案されている。
図11〜14に示すように、スポットライト500の近傍に設置された人感検知センサ101a、101bが出入り口D近傍を監視している。ここでスポットライトの照射可能範囲をRLsa、RLsb、スポットライトの照射範囲をRLa、RLb、人感検知センサ101a、101bの監視範囲をRsa、Rsbとする。スポットライトの照射可能範囲と、人感検知センサ101の監視範囲は略一致しているものとする。
通常は、図11に示すように、スポットライト500の近傍に設置された人感検知センサ101a、101bが出入り口D近傍を監視している。
この状態で、図12に示すように、不審者Mが現れた場合、まず人感検知センサ101aが反応し、図示しない点灯回路部および灯体駆動部により、スポットライト500aの照射範囲が調整され、水平移動および垂直移動を行なうと共にスポットライトの点灯を制御し、不審者Mの周囲のみにスポット照射を行なう。
一方、図13に示すように、不審者MがエリアBにある入り口Dの方向に向かうと、スポットライト500aは、不審者Mの移動にあわせ、灯体を駆動し不審者を継続して照射する。
そして図14に示すように、不審者がエリアB(Rsb)に侵入すると、人感検知センサ101bが不審者を検知するが灯体を駆動し光軸が不審者の方向に到達するまでの間不審者の周囲は暗い状態になってしまい周囲からの監視性が低下する。不審者がこの隙を狙って入り口に入り込んでしまったり、又建物の隙間に逃げ込んでしまう可能性もある。
特開2001-060406号公報
上述したように、複数のスポットライトを用いた照明システムが提案されているが、この場合、侵入者などの照射対象を検知した照明器具しか照射方向の切り替えを行なわず、スポットライトの照射領域自体が連続するよう照明器具の配置がなされていたとしても、照射領域をまたぐたびに検知と照射方向の切り替えを行なうために、照射対象の追尾が飛び飛びになる可能性がある。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたものであって、複数のスポットライトを用いた照明システムにおいて、照射領域が連続的となるようにした防犯用照明システムを提供することを目的とする。
そこで本発明の防犯用照明システムは、複数の光源と、人感検知部と、前記人感検知部の検知結果に応じ、照射対象にむけて前記光源の照射方向を切替え可能に制御する制御部とを具備し、前記制御部は、前記光源のうち、点灯中の光源に隣接する照射領域を持つ光源の少なくとも1つが自己の照射領域の中で、前記照射対象が存在すると判断される位置に最も近い方向に照射方向を切り替えるように制御することを特徴とする。
この構成により、近接する照明器具が有する人感検知センサの検知結果を受信したスポットライト等の光源は、自己の照射領域の中で、照射対象が存在すると判断される位置に最も近い方向に照射方向を切り替えるので、予め光源の照射方向を照射対象に向けることができ、追尾が不連続に(とびとびに)ならないようにすることができる。
又、本発明では、上記防犯用照明システムにおいて、前記人感検知部は、複数の前記光源に対応して複数の人感検知センサを具備しており、前記制御部は、前記光源のうち、近接する光源に対応する人感検知センサの検知結果を受信し、前記検知結果を考慮して当該光源の照射方向を決定するものを含む。
この構成によれば、光源それぞれが人感検知センサを持つ場合にも、光源は、自己の照射領域の中で、照射対象が存在すると判断される位置に最も近い方向に照射方向を切り替えるので、予め光源の照射方向を照射対象に向けることができ、追尾が不連続にならないようにすることができる。
又、本発明では、上記防犯用照明システムにおいて、前記制御部は、前記光源の点灯を制御する点灯制御部と、前記光源の位置および照射方向を制御する灯体駆動部とを具備したものを含む。
この構成により、点灯制御と、灯体の駆動制御とを行うように構成されていることから、人感検知部の検知結果に応じて照射位置および照射方向と、点灯状態とを切替自在とするので、より照射対象を狙った効率的な照明を行うことができる。また、人感検知部の検知結果に応じて点灯制御されるので、不要なときは消灯させることで、省エネルギー化が可能となる。
又、本発明では、上記防犯用照明システムにおいて、前記光源はスポットライトであり、前記スポットライトの近傍に、前記スポットライトの照射領域を検知する人感検知センサが設けられており、前記スポットライトは、近接するスポットライトが有する人感検知センサの検知結果を受信するインターフェースを有し、近接するスポットライトが有する人感検知センサの検知結果を受信したスポットライトは、自己の照射領域の中で、照射対象が存在すると判断される位置に最も近い方向に照射方向を切り替えるものを含む。
この構成により、小型で適切なデータの授受が可能となり、信頼性の高い光源制御が可能となる。
又、本発明では、上記防犯用照明システムにおいて、前記スポットライトは、隣接するスポットライトの点灯時間と、点灯時間が一部重なるように点灯制御されるものを含む。
この構成により、照射対象が1つのスポットライトの照射領域の端部に来た場合にも隣接するスポットライトが点灯している状態となるため、連続的照射が確実となる。
又、本発明では、上記防犯用照明システムにおいて、前記制御部と前記照明器具は、無線通信によってデータの送受信を行なうように構成されたものを含む。
この構成により、配置や取り付けに自由度が増し、取付が容易となる。
以上説明してきたように、本発明によれば、近接する照明器具が有する人感検知センサの検知結果を受信したスポットライト等の光源は、自己の照射領域の中で、照射対象が存在すると判断される位置に最も近い方向に照射方向を切り替えることができるため、予め光源の照射方向を照射対象に向けることができ、追尾が不連続にならないようにすることができる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の防犯用照明システムを示す説明図であり、図2はこの照明システムのブロック図である。この照明システムは、図1に示すように、近接する照明器具が有する人感検知センサの検知結果を受信したスポットライトが、自己の照射領域の中で、照射対象が存在すると判断される位置に最も近い方向に照射方向を切り替えるようにし、予め、隣接するスポットライトの照射方向を照射対象に向け、追尾が不連続にならないようにするものである。ここで画像センサとしては暗時にも撮像可能なように赤外線センサなどが用いられる。図3はこの照明システムの概念図であり、発光部500を構成する光源としてのスポットライト500a、500bは、その光軸を変化でき、かつ水平および垂直駆動が可能なように構成されると共に、近傍に赤外線センサからなる人感検知部100を構成する人感検知センサ101a、101bが設けられている。この人感検知センサ101a、101bはそれぞれエリアAの監視範囲Rsa、エリアBの監視範囲Rsbを監視可能なように構成されている。
すなわちこの照明システムは、図2にブロック図を示すように、複数の光源を備えた発光部500と、人の動きを監視し、画像を検出する人感検知部100と、人感検知部100の検知結果に基づいて、前記各光源の点灯および位置・方向を制御する制御部200と、制御部の出力に基づいて光源ごとに点灯を制御する点灯回路部300と、光源ごとに駆動を制御する灯体駆動部400とを具備し、各制御部がインターフェース600を介して隣接する光源の人感検知部の出力に基づいて得られた演算結果を受信し、この演算結果に基づいて、照射対象位置を検知し、灯体駆動部400が当該光源の位置および方向を制御し、連続照射を実現するようにしたことを特徴とする。
ここで、インターフェース600を構成する第1および第2のインターフェース600a、600bは、それぞれ人感検知データ送信部601a、601bと人感検知データ受信部602a、602bとを具備している。
発光部500は、光源としての第1および第2のスポットライト500a、500bで構成される。また人感検知部100は、画像を検出する第1および第2の人感検知センサ101a、101bとしての画像センサと、前記第1および第2の人感検知センサ101a、101bの検知結果に基づいて人の位置と人数とを算出する第1および第2の演算部102a、102bとで構成される。制御部200を構成する第1および第2の制御部200a、200bは、前記第1および第2の演算部102a、102bの算出結果に基づいて、第1および第2のスポットライト500a、500bを点灯制御する。点灯回路部300は、第1および第2の点灯回路部300a、300bで構成され、それぞれ第1および第2の制御部200a、200bの出力に基づいて前記第1および第2スポットライト500a、500bの点灯を制御する。灯体駆動部400は、第1および第2の灯体駆動部400a、400bで構成され、前記第1および第2の制御部200a、200bの出力に基づいて第1および第2のスポットライト500a、500bの位置および方向を駆動制御する。各制御部は第1および第2のインターフェース600a、600bを介して隣接するスポットライトの人感検知センサの出力に基づいて得られた演算結果を受信し、この演算結果に基づいて、照射対象の位置を検知し、灯体駆動部400a、400bがスポットライトの位置および方向を調整し、連続照射を実現する。
ここで、人感検知部の出力に基づいて点灯制御を行う第1および第2の制御部200a、200bは、点滅あるいは光量を制御する照明制御部201a、201bと、スポットライトの移動および回動を制御する駆動機構制御部202a、202bとで構成され、スポットライトの点灯制御および駆動制御を実現する。
従って第1および第2の人感検知センサ101a、101bの出力変化に伴う制御内容は、第1および第2の演算部102a、102bで算出され、第1および第2の制御部200a、200bによって、第1および第2のスポットライト(発光部500a、500b)の第1および第2の点灯回路部300a、300bおよび第1および第2の灯体駆動部400a、400bに出力されて駆動される。
そして、前記第1および第2の人感検知センサ101a、101bから出力される人の位置情報に応じて照明器具を点滅/調光する制御内容が選択され、前記制御部へ制御信号が出力されて、前記スポットライトの照射領域が制御される。
この第1および第2の人感検知センサ101a、101bは、人のいる位置と人数(大きさ)を認識するものであればよく、暗時に利用する場合には、赤外線センサなどを用いるが、薄明るい箇所で用いる場合には例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサのような固体撮像素子を用いたカメラを使用し、レンズとしては広角レンズ、魚眼レンズなどを用いる。この第1および第2の人感検知センサ101a、101bは所定時間間隔で撮像した画像情報を出力する。また、第1および第2の人感検知センサ101a、101bから出力される画像のアナログ信号は、第1および第2の演算部102a、102bにおいて画像制御がなされ、第1および第2の制御部200a、200bにおいてA/D変換されることによってデジタル信号に変換される。ただし、デジタル信号を出力する機能を備えたCMOSイメージセンサを用いる場合には、第1および第2の制御部200a、200bにおけるA/D変換は不要になる。第1および第2の人感検知センサ101a、101bで撮像する画像としては、カラー画像を用いることも可能であるが、本実施の形態においてはモノクロの濃淡画像を用いるものとする。第1および第2の人感検知センサ101a、101bが撮像する時間間隔は、当該時間間隔で得られる時系列の画像から移動物体の存否を判断できる程度の範囲で適宜設定すればよい。
また、この第1および第2の人感検知センサ101a、101bは制御領域を俯瞰できるように人の存在位置よりも高い位置に設置されることが多いが、本発明の目的とする検知が達成できる範囲であれば、これに限定されるわけではなく、壁や床に設置されていてもよい。また、単独で設置される他、照明器具の1ユニットとして、照明器具と一体化されていてもよい。ここでは、例えば、出入り口D付近の所定位置に単独で設置される。第1および第2の人感検知センサ101a、101bが画像内に捉えるべき制御領域は、あらかじめユーザーが任意に設定可能である。そしてさらにこの制御領域内で、ドアの近傍など特定領域を設定する。
第1および第2の制御部200a、200bの第1および第2の照明制御部201a、201bにはあらかじめ、人の位置や人数などのパターンに応じてスポットライト500a、500bを点滅・調光するとともに、隣接するスポットライトの人感検知センサの出力に基づく追尾対象の位置に応じて隣接するスポットライトが追尾対象の方向に向けて点灯するように構成された制御内容が格納されている。また、後に述べる手順によって、移動する輝度塊Mが発生する場合であっても、演算部による、第1および第2の人感検知センサ101a、101bの検出結果に応じて、人ではないと判断し、点灯制御をキャンセルし、輝度塊が人であると判断された場合にのみ、点灯制御が実行される。ここで第1および第2の制御部200a、200bには、それぞれ当該照明器具自身および隣接する照明器具の第1および第2の演算部102a、102bとのデータの送受信を行なう人感検知データ送信部および受信部601,602を具備し、第1および第2の演算部102や光源としての第1および第2のスポットライト500a、500bとのデータの送受信が可能なようになっている。このデータの送受信は、有線の他に、可視光通信、赤外線データ通信の規格(IrDA)、RF(Radio Frequency)、Bluetooth(登録商標)、無線LANの規格(IEEE802.11)、イーサネット(登録商標)などの有線LANの規格や電力線通信などの他の通信手法が用いられてもよい。また第1および第2の演算部102a、102bと第1および第2の制御部200a、200bは同一基板上に形成されていてもよい。さらにまた、第1および第2の演算部102a、102bと第1および第2の制御部200a、200bについても、離間して設けることも可能であり、データの送受信をインターフェースを介して行なうようにしてもよい。この場合は近接照明情報インターフェースに代えて、一括してインターフェースにデータを送信し、インターフェースから、制御部に、隣接する人感検知センサのデータと共に当該人感検知センサのデータを送信するようにしてもよい。
なお光源としてはスポットライトの他、白熱灯、蛍光灯、発光ダイオード素子(LED)など、発光機能を有するものであれば適用可能である。
また、第1および第2の灯体駆動部400a、400bは電磁モータやギアなどで構成され、灯体を水平移動、垂直移動、あるいは回動するように構成された機構部である。また第1および第2の駆動機構制御部202a、202bは、第1および第2の人感検知センサ101a、101bによる位置検出に基づく座標データから灯体の水平および垂直方向の移動角度を算出すると共に、人数のデータから照射範囲を算出し、第1および第2の灯体駆動部400a、400bを制御する。
次に、本実施の形態の照明器具を用いた照明制御動作について詳細に説明する。
図4は制御動作を示すフローチャートである。図5は人感検知センサの出力画像と、演算部の出力画像を示す図である。図6乃至図9は各段階での制御説明図である。
入り口Dの近傍に、第1および第2の人感検知センサ101a、101bおよび第1および第2のスポットライト500a、500bが配置され、第1および第2の人感検知センサ101a、101bが予め指定されたエリアを監視するように構成されている。まず、第1および第2の人感検知センサ101a、101bは、赤外線センサで構成され、人が発する熱線を検知し、この検知結果に基づいて、入り口D近傍の所定の領域の俯瞰画像を常時撮影し、画像情報を生成する(ステップS1001)。
ここでは、まず第1および第2の人感検知センサ101a、101bは図5に示すように人による輝度塊Mを検出し、基準画像と比較し、減算処理を行い、この画像データを2値化する。この2値化後の出力を用いて、不審者を新たに検知したか否かおよび、不審者のいる位置が変化したか否かを判断する(ステップS1002)。
上記判断ステップS1002で不審者が新たに検知されたあるいは不審者のいる位置が変化したと判断された場合には、第1および第2の演算部102a、102bで人の位置座標および人数を算出する(ステップS1003)。
一方、上記判断ステップS1002で不審者が新たに検知されず、かつ不審者のいる位置が変化しないと判断された場合には、さらに、隣接する照明器具(スポットライト)からデータ通信があったか否か、隣接する照明器具からの受信データが変わったか否かの判断を行なう(ステップS1007)。そして第1および第2の演算部102a、102bは出力信号を、第1および第2の制御部200a、200bに送信する。このようにして人の位置座標および人数が算出されて、点灯ステップS1004へと進む。一方Noと判断された場合には、ステップS1001に戻る。
なお、第1および第2の制御部200a、200bでは、第1および第2の演算部102a、102bの出力から、第1および第2の照明制御部201a、201bから点灯回路部300に送信する信号を算出し、この信号により、スポットライトを点灯させる(ステップS1004)。
一方、第1および第2の演算部102a、102bの出力から制御部200では、第1および第2の駆動機構制御部202a、202bから第1および第2の駆動機構部400a、400bに送信する信号を算出し、この信号により、灯体の水平・垂直の移動角度および照射範囲を算出する(ステップS1005)。
第1および第2の駆動機構制御部202a、202bからの駆動命令信号に基づき、駆動機構部を制御し発光部の光軸を目標位置に向け、照射範囲を調整する(ステップS1005)。
次いで、具体的な点灯制御について説明する。
図6乃至9に示すように、第1および第2のスポットライト500a、500bの近傍に設置された第1および第2の人感検知センサ101a、101bが出入り口D近傍を監視している。ここでスポットライトの照射範囲をRLa、RLb、人感検知センサ101の監視範囲をRsa、Rsbとする。スポットライトの照射可能範囲と、人感検知センサ101の監視範囲Rsa、Rsbは略一致しているものとする。
通常は、図6に示すように、スポットライト500の近傍に設置された人感検知センサ101a、101bが出入り口D近傍を監視している。
この状態で、図7に示すように、不審者Mが現れた場合、まず第1の人感検知センサ101aが反応し、上記フローチャートの動作により、第1野点灯回路部300aおよび第1の灯体駆動部400aにより、第1のスポットライト500aの照射範囲が調整され、水平移動および垂直移動を行なうと共にスポットライトの点灯を制御し、不審者Mの周囲のみにスポット照射を行なう。
この場合は検知した不審者が一人であるためスポットライトの照射範囲RLaを限定し、照度を高めることで監視性を高めている。
一方、第1の人感検知センサ101aから、隣接する第2のスポットライト500bの制御部である第2の制御部200bに第1のインターフェース600aを介して、不審者検知のデータが送信され、そのデータを受信した第2のスポットライト500bは点灯し、不審者のいる方向に光軸移動を開始する。
また、図8に示すように、不審者MがエリアB(R)にある入り口Dの方向に向かうと、第1のスポットライト500aは、不審者Mの移動にあわせ、灯体を駆動し不審者を継続して照射する。このとき第2のスポットライト500bは不審者の近辺に光軸の移動を完了している。
そして図9に示すように、不審者がエリアB(R)に侵入すると、第2のスポットライト500bは不審者を即座に照射する。このようにして不審者は、連続して絶えず照射され監視されていることになり、このように絶えることなく監視されていることによる心理的プレッシャによリ犯罪行為をあきらめることになる。あるいは又周囲の人が、照らし出されている不審者に気づき通報する。
この例では、屋外に設置される照明器具について説明したが、例えば、リビング・ダイニングなどの室内においても、夜間の侵入者を威嚇するため、あるいは足元照明として本発明を適用するなど、本発明はこの用途に限るものではない。
この構成により、複数のスポットライトで照射する場合に、境界部で途切れる事無く連続して照射することができるため、確実な追尾照明を実現することができる。また、無駄な電力を消費しなくてすむため、省エネルギー効果も大きい。
さらにまた、多数のスポットライトを用いる場合には、不審者の移動方向を検出できるようにすることで、移動方向に隣接するスポットライトを不審者の方向に移動するように制御することが可能である。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
前記実施の形態1では、スポットライト毎に人感検知センサおよび制御部を設けたが、実施の形態2では図10にブロック図を示すように、人感検知センサや制御部などと、スポットライトの灯体とを別体とし、インターフェース600を介して制御データを隣接する発光部すなわち、各スポットライト500(500a、500b)に送信することで、監視性を高めることができるようにしたものである。
図6に示した前記実施の形態1の場合と同様に、スポットライト500(第1および第2のスポットライト500a、500b)の近傍に設置された人感検知センサ101が出入り口D近傍を監視している。この状態で、不審者Mが現れた場合、人感検知センサが反応し、上記フローチャートの動作により、点灯回路部300および灯体駆動部400により、スポットライトの照射範囲が調整され、水平移動および垂直移動を行なうと共に第1および第2のスポットライト500a、500bの点灯を制御し、図8に示したように不審者Mの周囲にスポット照射を行なう。と同時に人感検知センサ101から、隣接する第2のスポットライト500bの制御部200にインターフェース600を介して、不審者検知のデータが送信され、そのデータを受信した第2のスポットライト500bは点灯し、不審者のいる方向に光軸移動を開始する。
この構成により、人感検知部の検知結果に応じて隣接するスポットライトも点灯して不審者のいる方向に光軸移動するように制御されるため、適切な照射領域を設定することができ、照明が途切れないようにする。また、無駄な電力を消費しなくてすむため、省エネルギー効果も大きい。
なお、前記実施の形態1および2において、輝度変化を生じる輝度の塊(輝度変化)を追跡する過程で、予め定められた一定時間内に輝度変化が動かない場合に、この輝度変化をキャンセルするようにしてもよい。
これにより、輝度変化を追跡する過程で、予め定められた一定時間内に輝度変化が動かない場合に、この輝度変化をキャンセルするので、誤検知をさらに抑制することができる。また時間制限を設けることで、一旦制御を開始するが、予め定められた一定時間内に輝度塊が動かない場合には制御をキャンセルするという制御も可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成のように不審者の侵入がないか監視するシステムにおいての不審者検知装置に限定するものではなく、室内の手許照明(スポット照明)としても利用可能である。例えば、通常制御から、セキュリテーモードに切り替えておくことによって、夜間就寝後や、留守中に、不審者が窓から室内に侵入した場合に、照明器具が点灯したり、警報音が鳴ったり、居住者に通報するなどのアクションを発生することができる。
最後に、本発明で用いられるスポットライトの一例について説明する。例えば、図15に示すように、このスポットライト1は、スポットライト本体2と、光形状付与ユニット3とを備えている(例えば特開2008−91305)。
このスポットライト1は、その光源部11のLED12をLED点灯回路(図示せず)で点灯させて使用され、各LED12から前方に出射された光は、導光管15で集光されつつアパーチャ4に入射されて、このアパーチャ4を通過する。
そして集光用のレンズ6a,6bが、前後方向に移動可能に設けられており、フォーカスハンドルを操作することにより動作されるフォーカス機構7を介して移動され、被照射面での照射面積を連続的に変化させたり、あるいは光量を連続的に変化させるように構成されている。
本発明の実施の形態1の照明システムを示す説明図 本発明の実施の形態1の照明システムを示すブロック図 本発明の実施の形態1の照明システムを示す説明図 本発明の実施の形態1の照明システムの制御動作を示すフローチャート図 本発明の実施の形態1の照明システムにおける人感検知センサの出力画像と演算部の出力画像との関係を示す説明図 本発明の実施の形態1の照明システムを示す説明図 本発明の実施の形態1の照明システムを示す説明図 本発明の実施の形態1の照明システムを示す説明図 本発明の実施の形態1の照明システムを示す説明図 本発明の実施の形態2の照明システムを示す説明図 従来例の照明システムを示す説明図 従来例の照明システムを示す説明図 従来例の照明システムを示す説明図 従来例の照明システムを示す説明図 本発明で用いられるスポットライトを示す図
符号の説明
100 人感検知部
200 制御部
300 点灯回路部
400 灯体駆動部
500 光源(スポットライト)

Claims (6)

  1. 複数の光源と、
    人感検知部と、
    前記人感検知部の検知結果に応じ、照射対象にむけて前記光源の照射方向を切替え可能に制御する制御部とを具備し、
    前記制御部は、前記光源のうち、点灯中の光源に隣接する照射領域を持つ光源の少なくとも1つが自己の照射領域の中で、前記照射対象が存在すると判断される位置に最も近い方向に照射方向を切り替えるように制御する防犯用照明システム。
  2. 請求項1に記載の防犯用照明システムであって、
    前記人感検知部は、複数の前記光源に対応して複数の人感検知センサを具備しており、
    前記制御部は、前記光源のうち、近接する光源に対応する人感検知センサの検知結果を受信し、前記検知結果を考慮して当該光源の照射方向を決定する防犯用照明システム。
  3. 請求項2に記載の防犯用照明システムであって、
    前記制御部は、前記光源の点灯を制御する点灯制御部と、前記光源の位置および照射方向を制御する灯体駆動部とを具備した防犯用照明システム。
  4. 請求項2に記載の防犯用照明システムであって、
    前記光源はスポットライトであり、前記スポットライトの近傍に、前記スポットライトの照射領域を検知する人感検知センサが設けられており、
    前記スポットライトは、近接するスポットライトが有する人感検知センサの検知結果を受信するインターフェースを有し、
    近接するスポットライトが有する人感検知センサの検知結果を受信したスポットライトは、自己の照射領域の中で、照射対象が存在すると判断される位置に最も近い方向に照射方向を切り替えることを特徴とする防犯用照明システム。
  5. 請求項4に記載の防犯用照明システムであって、
    前記スポットライトは、隣接するスポットライトの点灯時間と、点灯時間が一部重なるように点灯制御される防犯用照明システム。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の防犯用照明システムであって、
    前記制御部と前記照明器具は、無線通信によってデータの送受信を行なうように構成された防犯用照明システム。
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