JP2010055187A - 画像処理装置、電子カメラおよび画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、電子カメラおよび画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 暗部階調の補正の処理時間を短縮すること。
【解決手段】 画像データを取得する取得部と、画像データに対して、色処理と階調変換処理との少なくとも一方を含む画像処理を施す画像処理部と、画像処理部による画像処理と並行して、画像データの暗部階調の明度を向上する補正のための演算を行う演算部と、演算部による演算結果に基づいて、画像処理部により画像処理が施された画像データの暗部階調の明度を向上する補正を行う補正部とを備える。
【選択図】 図7

Description

本発明は、画像処理装置、電子カメラおよび画像処理プログラムに関する。
従来、輝度差の大きな被写体を撮影することにより、画像データの暗部階調が暗く潰れるという現象が知られている。そこで、特許文献1の発明では、暗部階調のゲインを上げることで階調を圧縮し、暗部階調の黒つぶれを改善している。
特許2663189号
上述した特許文献1の発明においては、階調を圧縮するための各種処理を行う。これらの処理は、通常の画像処理に加えて行う処理であり、処理対象の画像データによっては、処理時間が増大するおそれがある。そのため、処理時間をより短縮することが期待されている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、暗部階調の補正の処理時間を短縮することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、画像データを取得する取得部と、前記画像データに対して、色処理と階調変換処理との少なくとも一方を含む画像処理を施す画像処理部と、前記画像処理部による画像処理と並行して、前記画像データの暗部階調の明度を向上する補正のための演算を行う演算部と、前記演算部による演算結果に基づいて、前記画像処理部により画像処理が施された画像データの暗部階調の明度を向上する補正を行う補正部とを備えたことを特徴とする。
なお、前記演算部は、前記取得部により取得した前記画像データに基づいて、ボケ画像データを生成し、前記補正部は、前記ボケ画像データに基づいて、暗部階調の明部を向上する補正を行っても良い。
また、前記演算部は、前記取得部により取得した前記画像データに階調変換処理を施し、前記階調変換処理を施した画像データに基づいて、前記ボケ画像データを生成しても良い。
また、前記演算部は、前記取得部により取得した前記画像データに基づくR画像データ、G画像データ、B画像データのそれぞれに前記階調変換処理を施しても良い。
また、前記演算部は、前記取得部により取得した前記画像データに基づくY画像データ、Cb画像データ、Cr画像データのそれぞれに前記階調変換処理を施しても良い。
また、前記演算部は、前記取得部により取得した前記画像データに基づくY画像データ、Cb画像データ、Cr画像データのうち、Y画像データのみに前記階調変換処理を施しても良い。
また、前記演算部は、前記画像データに基づいて、明るさに関する第1の画像データと複数の色差に関する第2の画像データとを生成し、前記第1の画像データと前記第2の画像データとから明るさに関する第3の画像データを生成し、生成した前記第3の画像データに前記階調変換処理を施しても良い。
また、被写体像を撮像して画像データを生成する撮像部と、上記した何れかの画像処理装置とを備え、前記取得部は、前記撮像部から前記画像データを取得する電子カメラも本発明の具体的態様として有効である。
また、上記発明に関する構成を、処理対象の画像データに対する画像処理をコンピュータで実現するための画像処理プログラムに変換して表現したものも本発明の具体的態様として有効である。
本発明によれば、暗部階調の補正の処理時間を短縮することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態では、本発明の画像処理装置を備えた電子カメラを例に挙げて説明する。
まず、比較のために、従来の階調圧縮処理について説明する。
図1は、従来の階調圧縮処理を行う電子カメラ100の構成を示す図である。図1に示すように、電子カメラ100は、撮影レンズ102、撮像素子103、アナログフロントエンド(Analog Front End)部(以下、AFE部と称する)104、画像処理部105、階調圧縮処理部106、圧縮伸長部107、記録部108の各部を備えるとともに、各部を統括的に制御する制御部109を備える。
また、電子カメラ100は、撮像により生成された画像などを表示する不図示の表示部、レリーズ釦や設定釦などを含む不図示の操作部を備える。制御部109は、内部に不図示のメモリを備え、各部を制御するためのプログラムを予め記録するとともに、操作部の操作状態を検知する。
撮影時、制御部109は、撮影レンズ102を介した被写体像を撮像素子103により撮像し、AFE部104によりディジタルの画像データを生成する。そして、制御部109は、画像処理部105により色処理や階調変換処理を施した後、階調圧縮処理部106により階調圧縮処理を施して鑑賞用の画像データを生成する。この画像データは、圧縮伸長部107により適宜圧縮され、記録部108に記録される。
なお、階調圧縮処理部106は、図2に示すように、ローパス演算部121とゲイン付加部122とを有する。ローパス演算部121は、例えば図3に示すガウス型のローパスフィルタを用いたローパス処理を画像データに施し、ゲイン付加部122は、ローパス処理を施した画像データの明度に応じて、各画素にゲインを付加する。このような処理により、通常つぶれがちな暗部を明瞭に再現することが可能となる。
以上説明した構成の電子カメラ100の撮影時の動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS1において、制御部109は、ユーザにより不図示の操作部を介して撮影開始が指示されたか否かを判定する。そして、制御部109は、撮影開始が指示されたと判定するとステップS2に進む。
ステップS2において、制御部109は、各部を制御し、撮像素子103およびAFE部104により被写体像を撮像して画像データを生成する。
ステップS3において、制御部109は、画像処理部105を制御して、ステップS2で生成した画像データに色空間変換処理を行う。色空間変換処理は、以下の式1から式3により行われる。
tR[x,y]=krr・R[x,y]+krg・G[x,y]+krb・B[x,y]…(式1)
tG[x,y]=kgr・R[x,y]+kgg・G[x,y]+kgb・B[x,y]…(式2)
tB[x,y]=kbr・R[x,y]+kbg・G[x,y]+kbb・B[x,y]…(式3)
なお、式1から式3中のR[x,y],G[x,y],B[x,y]は、それぞれRGB画像の画像データを示し、krr,krg,krbは、所定の係数である。
ステップS4において、制御部109は、画像処理部105を制御して、ステップS3で色空間変換処理を施した画像データに階調変換処理を行う。階調変換処理は、以下の式4から式6により行われる。
sR[x,y]=Gm[tR[x,y]]…(式4)
sG[x,y]=Gm[tG[x,y]]…(式5)
sB[x,y]=Gm[tB[x,y]]…(式6)
なお、式4から式6中のGmは、例えば、図5に示す階調カーブに相当する。
ステップS5において、制御部109は、階調圧縮処理部106を制御して、ステップS4で階調変換処理を施した画像データに階調圧縮処理を施す。
制御部109は、まず、ローパス演算部121を制御して、ステップS4で階調変換処理を施した画像データに対してローパス演算を行う。ローパス演算は、以下の式7から式11により行われる。
Y[x,y]=kr・sR[x,y]+kg・sG[x,y]+kb・sB[x,y]…(式7)
Cr[x,y]=kcrr・sR[x,y]+kcrg・sG[x,y]+kcrb・sB[x,y]…(式8)
Cb[x,y]=kcbr・sR[x,y]+kcbg・sG[x,y]+kcbb・sB[x,y]…(式9)
V[x,y]=ky・Y[x,y]+kcr・|Cr[x,y]|+kcb・|Cb[x,y]|…(式10)
Figure 2010055187
なお、式7から式9中のkr,kg,kb,kcrr,kcrg,kcrb,kcbr,kcbg,kcbbは、所定の係数である。式7から式9により、sRGB画像がYCbCr画像に変換される。また、式10中のky,kc,kcbは、所定の係数であり、式10により、YCbCr画像からに明るさに関する画像であるV画像の画像データが生成される。また、式11中のLpwは、注目画素周りのローパスフィルタであり、このローパスフィルタは、図3に示す特性を有する。そして、式11により、V画像からローパス画像であるLV画像の画像データが生成される。なお、ローパス画像は、ボケ画像の一例であり、他のローパスフィルタを用いてローパス画像を生成しても良いし、ローパス処理以外の手法を用いてボケ画像を生成しても良い。
次に、制御部109は、階調圧縮処理部106のゲイン付加部122を制御して、ローパス処理を施した画像データに対してゲインを付加する。ゲインの付加は、以下の式12から式14により行われる。
sRc[x,y]=sR[x,y]・fg(LV[x,y])…(式12)
sGc[x,y]=sG[x,y]・fg(LV[x,y])…(式13)
sBc[x,y]=sB[x,y]・fg(LV[x,y])…(式14)
なお、式12から式14中のfgは階調圧縮のパラメータである。図6は、階調圧縮のパラメータfgを示す図である。パラメータfgは、図6に示すように、V画像の画像データに応じたゲインを有する。そして、V画像の画像データが小さいほど(処理画素を含む近傍範囲が暗いほど)、パラメータfgは大きくなる。逆に、V画像の画像データが大きいほど(処理画素を含む近傍範囲が明るいほど)、パラメータfgは1に近づく。
ステップS6において、制御部109は、ステップS5で階調圧縮処理を施した画像データを、記録部108に記録し、一連の処理を終了する。なお、画像データを記録部108に記録する前に、圧縮伸長部107を介して、必要に応じて画像圧縮処理(JPEG圧縮処理など)を施しても良い。
以上説明した従来の階調圧縮処理に対して、本実施形態では、以下の処理を行う。
図7は、本実施形態の階調圧縮処理を行う電子カメラ1の構成を示す図である。図7に示すように、本実施形態の電子カメラ1は、従来例で説明した電子カメラ100(図1参照)の画像処理部105、階調圧縮処理部106、制御部109に代えて、画像処理部2、ローパス演算部3、ゲイン付加部4、制御部5の各部を備える。なお、その他の構成については、従来例で説明した電子カメラ100と同様であるため、同様の符号を付し、説明を省略する。
制御部5は、内部に不図示のメモリを備え、各部を制御するためのプログラムを予め記録するとともに、操作部の操作状態を検知する。
撮影時、制御部5は、撮影レンズ102を介した被写体像を撮像素子103により撮像し、AFE部104によりディジタルの画像データを生成する。AFE部104の出力は、画像処理部2およびローパス演算部3の両方に供給される。処理の詳細は後述する。
なお、ローパス演算部3は、図8に示すように、階調変換処理部21、V画像生成部22、ローパス処理部23の各部を有する。
以上説明した構成の電子カメラ1においては、画像処理部2およびローパス演算部3による処理が、並行して行われる。撮影時に、AFE部104の出力に対して、画像処理部2においては、従来例で説明した図4のフローチャートにおけるステップS3およびステップS4と同様の処理が行われる。画像処理部2における画像処理と並行して行われるローパス演算部3における処理時の動作と、その後の処理時の動作とについて、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS11において、制御部5は、ローパス演算部3の階調変換処理部21を制御して、AFE部104から出力された画像データに階調変換処理を行う。階調変換処理は、以下の式15から式17により行われる。
GR[x,y]=Gm[R[x,y]]…(式15)
GG[x,y]=Gm[G[x,y]]…(式16)
GB[x,y]=Gm[B[x,y]]…(式17)
なお、式15から式17中のGmは、例えば、上述した図5に示す階調カーブに相当する。この階調カーブは、画像処理部2における階調変換処理(図4ステップS4)に用いる階調カーブと同じ階調カーブであっても良いし、異なる階調カーブであっても良い。本実施形態では、同じ階調カーブを用い、画像処理部2における階調変換処理と同様の階調変換処理を行う。
ステップS12において、制御部5は、ローパス演算部3のV画像生成部22を制御して、ステップS11において階調変換処理が施された画像データに基づいて、明るさに関する画像であるV画像の画像データを生成する。V画像の画像データの生成は、以下の式18から式21により行われる。
Y[x,y]=kr・GR[x,y]+kg・GG[x,y]+kb・GB[x,y]…(式18)
Cr[x,y]=kcrr・GR[x,y]+kcrg・GG[x,y]+kcrb・GB[x,y]…(式19)
Cb[x,y]=kcbr・GR[x,y]+kcbg・GG[x,y]+kcbb・GB[x,y]…(式20)
V[x,y]=ky・Y[x,y]+kcr・|Cr[x,y]|+kcb・|Cb[x,y]|…(式21)
なお、式18から式20中のkr,kg,kb,kcrr,kcrg,kcrb,kcbr,kcbg,kcbbは、所定の係数である。また、式21中のky,kc,kcbは、所定の係数である。
ステップS13において、制御部5は、ローパス演算部3のローパス処理部23を制御して、ステップS12において生成したV画像の画像データに対してローパス処理を施す。ローパス処理は、以下の式22により行われる。
Figure 2010055187
なお、式22中のLpwは、注目画素周りのローパスフィルタであり、このローパスフィルタは、上述した図3に示す特性を有する。
ステップS14において、制御部5は、ゲイン付加部4を制御して、画像処理部2により画像処理を施した画像データに対してゲインを付加する。ゲインの付加は、以下の式23から式25により行われる。
sRc[x,y]=sR[x,y]・fg(LV[x,y])…(式23)
sGc[x,y]=sG[x,y]・fg(LV[x,y])…(式24)
sBc[x,y]=sB[x,y]・fg(LV[x,y])…(式25)
なお、式23から式25中のfgは階調圧縮のパラメータであり、上述した図6と同様に、V画像の画像データに応じたゲインを有する。
ステップS15において、制御部5は、ステップS14でゲインを付加した画像データを、記録部108に記録し、一連の処理を終了する。なお、画像データを記録部108に記録する前に、圧縮伸長部107を介して、必要に応じて画像圧縮処理(JPEG圧縮処理など)を施しても良い。
以上説明した一連の処理により、階調圧縮処理に先立ったローパス処理を、鑑賞用画像を生成するための画像処理と並行して実行しておき、その画像処理が終わった時点ですぐに階調圧縮処理を実行することができる。したがって、従来例で説明した階調圧縮と同様の処理を、より高速化することができる。そのため処理時間を短縮することができる。
<変形例>
次に、図9のフローチャートを用いて説明した処理の変形例について説明する。図9のフローチャートの例では、ステップS11において、AFE部104から出力された画像データであるRGB画像の画像データに階調変換処理(式15から式17)を行い、ステップS12において、YCbCr画像を生成(式18から式20)した後にV画像を生成する(式21)例を示した。しかし、ステップS11およびステップS12の処理を以下のように変形しても良い。
ステップS11において、制御部5は、ローパス演算部3の階調変換処理部21を制御して、AFE部104から出力された画像データに基づいてYCbCr画像の画像データを生成する。YCbCr画像の生成は、以下の式26から式28により行われる。
Y[x,y]=kr・R[x,y]+kg・G[x,y]+kb・B[x,y]…(式26)
Cr[x,y]=kcrr・R[x,y]+kcrg・G[x,y]+kcrb・B[x,y]…(式27)
Cb[x,y]=kcbr・R[x,y]+kcbg・G[x,y]+kcbb・B[x,y]…(式28)
なお、式26から式28中のkr,kg,kb,kcrr,kcrg,kcrb,kcbr,kcbg,kcbbは、所定の係数である。
次に、制御部5は、ローパス演算部3の階調変換処理部21を制御して、YCbCr画像の画像データのそれぞれに、階調変換処理を行う。階調変換処理は、以下の式29から式31により行われる。
GY[x,y]=Gmy[Y[x,y]]…(式29)
GCr[x,y]=Gmcr[Cr[x,y]]…(式30)
GCb[x,y]=Gmcb[Cb[x,y]]…(式31)
なお、式29のGmyは、例えば、上述した図5に示した階調カーブGmと同じ階調カーブである。この階調カーブは、画像処理部2における階調変換処理(図4ステップS4)に用いる階調カーブと同じ階調カーブであっても良いし、異なる階調カーブであっても良い。本実施形態では、同じ階調カーブを用い、画像処理部2における階調変換処理と同様の階調変換処理を行う。また、式30および式31中のGmcr,Gmcbは、例えば、図10に示す階調カーブである。GmcrとGmcbとは、同じ階調カーブであっても良いし、異なる階調カーブであっても良い。
ステップS12において、制御部5は、ローパス演算部3のV画像生成部22を制御して、ステップS11において階調変換処理が施された画像データに基づいて、明るさに関する画像であるV画像の画像データを生成する。V画像の画像データの生成は、以下の式32により行われる。
V[x,y]=ky・GY[x,y]+kcr・|GCr[x,y]|+kcb・|GCb[x,y]|…(式32)
なお、式32中のky,kc,kcbは、所定の係数である。
このように、YCbCr画像を生成した後に階調変換処理を施し、階調変換処理後のYCbCr画像の画像データに基づいて、V画像を生成する構成としても良い。このような構成とすることにより、階調圧縮処理に先立ったローパス処理を、鑑賞用画像を生成するための画像処理と並行して実行しておき、その画像処理が終わった時点ですぐに階調圧縮処理を実行することができる。したがって、従来例で説明した階調圧縮と同様の処理を、より高速化することができる。そのため処理時間を短縮することができる。
なお、ステップS11において、YCbCr画像の画像データのそれぞれに階調変換処理を行わずに、Y画像の画像データのみに階調変換処理を行っても良い。すなわち、ステップS11において、制御部5は、YCbCr画像の画像データを生成した後に、上述した式29によりY画像の画像データのみに階調変換処理を行う。
ステップS12において、制御部5は、ステップS11において階調変換処理が施されたY画像の画像データと、階調変換処理が施されていないCr画像およびCb画像の画像データとに基づいて、V画像の画像データを生成する。V画像の画像データの生成は、以下の式33により行われる。
V[x,y]=ky・GY[x,y]+kcr・|Cr[x,y]|+kcb・|Cb[x,y]|…(式33)
このような構成とすることにより、色差成分(Cr画像およびCb画像の画像データ)には階調変換処理を施さずに、上述した実施形態と同様の処理を行うことができる。そのため、例えば、暗部が高彩度の領域における明度を向上させることができる。したがって、見た目の色の表現を鮮やかにすることができる。すなわち、暗部および明部の彩度に応じて、それぞれに適当な明度の向上量を決定することができる。
また、RGB画像の画像データのそれぞれ、またはYCbCr画像の画像データのそれぞれに階調変換処理を施す場合に比較して、演算負荷を軽減することができる。
さらに、先にV画像を生成し、生成したV画像の画像データに階調変換処理を施す構成としても良い。この場合、図7および図8に示したローパス演算部3に代えて、図11に示すローパス演算部30を備えれば良い。図11に示すように、ローパス演算部30は、V画像生成部31、階調変換処理部31、ローパス処理部33の各部を有し、AFE部104の出力は、V画像生成部31に入力される。
図11に示したローパス演算部30を備えた場合の処理について図12のフローチャートを用いて説明する。
ステップS21において、制御部5は、ローパス演算部3のV画像生成部31を制御して、AFE部104から出力された画像データに基づいて、明るさに関する画像であるV画像の画像データを生成する。V画像の画像データの生成は、以下の式34から式37により行われる。
Y[x,y]=kr・R[x,y]+kg・G[x,y]+kb・B[x,y]…(式34)
Cr[x,y]=kcrr・R[x,y]+kcrg・G[x,y]+kcrb・B[x,y]…(式35)
Cb[x,y]=kcbr・R[x,y]+kcbg・G[x,y]+kcbb・B[x,y]…(式36)
V[x,y]=ky・Y[x,y]+kcr・|Cr[x,y]|+kcb・|Cb[x,y]|…(式37)
なお、式34から式36中のkr,kg,kb,kcrr,kcrg,kcrb,kcbr,kcbg,kcbbは、所定の係数である。また、式37中のky,kc,kcbは、所定の係数である。
ステップS22において、制御部5は、ローパス演算部30の階調変換処理部32を制御して、ステップS21で生成したV画像の画像データに、階調変換処理を行う。階調変換処理は、以下の式38により行われる。
GV[x,y]=Gm[V[x,y]]…(式38)
なお、式38中のGmは、例えば、上述した図5に示す階調カーブに相当する。この階調カーブは、画像処理部2における階調変換処理(図4ステップS4)に用いる階調カーブと同じ階調カーブであっても良いし、異なる階調カーブであっても良い。本実施形態では、同じ階調カーブを用い、画像処理部2における階調変換処理と同様の階調変換処理を行う。
ステップS23において、制御部5は、ローパス演算部30のローパス処理部33を制御して、ステップS22において階調変換処理を施したV画像の画像データに対してローパス処理を施す。ローパス処理は、以下の式39により行われる。
Figure 2010055187
なお、式39中のLpwは、注目画素周りのローパスフィルタであり、このローパスフィルタは、上述した図3に示す特性を有する。
ステップS24およびステップS25において、制御部5は、図9のフローチャートのステップS4およびステップS5と同様の処理を行い、一連の処理を終了する。
以上説明した一連の処理により、階調変換処理が施されていない状態で、V画像を生成することができる。そのため、明るさや彩度に依存しない適当な明度の向上量を決定することができる。
また、RGB画像の画像データのそれぞれ、またはYCbCr画像の画像データのそれぞれに階調変換処理を施す場合に比較して、演算負荷を軽減することができる。
なお、本実施形態では、階調圧縮処理に先立った階調変換処理を施すタイミングについて、RGB画像の画像データに階調変換処理を施す例と、YCbCr画像の画像データに階調変換処理を施す例(YCbCr画像のそれぞれと、Y画像のみとを含む)と、V画像の画像データに階調変換処理を施す例とを挙げて説明した。このような階調変換処理のタイミングについては、常に同じタイミングで階調変換処理を施す構成としても良いし、適宜階調変換処理のタイミングを変更する構成としても良い。階調変換処理のタイミングは、ユーザ指示にしたがって決定する構成としても良いし、自動で決定する構成としても良い。自動で決定する場合には、撮影モード(例えば、「ポートレートモード」、「風景モード」など)、画像のコントラストの強弱、画像の調整モード、シーン解析や顔認識による画像判断結果等に応じて決定すると良い。
また、本実施形態では、撮像により生成した画像に常に階調圧縮処理を施す場合を例に挙げて説明したが、階調圧縮処理を行う階調圧縮モードと、階調圧縮処理を行わない非階調圧縮モードとを選択可能に備える構成としても良い。これらのモードの選択は、ユーザ指示にしたがって行う構成としても良いし、自動で行う構成としても良い。自動でモードを選択する場合には、上述した撮影モード、画像のコントラストの強弱、画像の調整モード、シーン解析や顔認識による画像判断結果等に応じてモードを選択すると良い。
また、本実施形態で説明した階調カーブGm(図5)や階調圧縮のパラメータfg(図6)を、上述した撮影モード、画像のコントラストの強弱、画像の調整モード、シーン解析や顔認識による画像判断結果等に応じて変更する構成としても良い。このように階調カーブGmや階調圧縮のパラメータfgを適宜変更することにより、画像に最適化した階調変換処理および暗部階調の補正を行うことができる。
また、本実施形態において、階調変換処理に用いる階調カーブGm(図5)を露出補正による影響に応じて変更する構成としても良い。例えば、露出補正により画像全体の明るさの維持をある程度実現することができる場合には、階調圧縮モード時に用いる階調カーブの変更量を少なめとしても良い。
また、上述した実施形態では、本発明の技術を電子カメラ1において実現する例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、コンパクトタイプの電子カメラや動画撮影を行うムービーカメラなどにも本発明を同様に適用することができる。
また、コンピュータと画像処理プログラムとにより、本実施形態で説明した画像処理装置をソフトウェア的に実現しても良い。この場合、画像処理部2、ローパス演算部3、ゲイン付加部4の各部による処理(図9のフローチャートのステップS11からステップS14の処理、および図12のフローチャートのステップS21からステップS24の処理)の一部または全部をコンピュータで実現する構成とすれば良い。このような構成とすることにより、本実施形態と同様の処理を実施することが可能になる。
なお、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、前述の実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、すべて本発明の範囲内のものである。
従来の階調圧縮処理を行う電子カメラ100の機能ブロック図である。 階調圧縮処理部106の詳細を示す機能ブロック図である。 ローパスフィルタについて説明する図である。 従来の階調圧縮処理を行う電子カメラ100の撮影時の動作を示すフローチャートである。 階調カーブGmについて説明する図である。 階調圧縮のパラメータfgについて説明する図である。 本実施形態の電子カメラ1の機能ブロック図である。 ローパス演算部3の詳細を示す機能ブロック図である。 本実施形態の電子カメラ1の撮影時の動作を示すフローチャートである。 階調カーブGmcrおよびGmcbについて説明する図である。 ローパス演算部30の詳細を示す機能ブロック図である。 本実施形態の電子カメラ1の撮影時の動作を示す別のフローチャートである。
符号の説明
1…電子カメラ,2…画像処理部,3・30…ローパス演算部,4…ゲイン付加部,5…制御部,21・32…階調変換処理部,22・31…V画像生成部,23・33…ローパス処理部

Claims (15)

  1. 画像データを取得する取得部と、
    前記画像データに対して、色処理と階調変換処理との少なくとも一方を含む画像処理を施す画像処理部と、
    前記画像処理部による画像処理と並行して、前記画像データの暗部階調の明度を向上する補正のための演算を行う演算部と、
    前記演算部による演算結果に基づいて、前記画像処理部により画像処理が施された画像データの暗部階調の明度を向上する補正を行う補正部と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記演算部は、前記取得部により取得した前記画像データに基づいて、ボケ画像データを生成し、
    前記補正部は、前記ボケ画像データに基づいて、暗部階調の明部を向上する補正を行う
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記演算部は、前記取得部により取得した前記画像データに階調変換処理を施し、前記階調変換処理を施した画像データに基づいて、前記ボケ画像データを生成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記演算部は、前記取得部により取得した前記画像データに基づくR画像データ、G画像データ、B画像データのそれぞれに前記階調変換処理を施す
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記演算部は、前記取得部により取得した前記画像データに基づくY画像データ、Cb画像データ、Cr画像データのそれぞれに前記階調変換処理を施す
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記演算部は、前記取得部により取得した前記画像データに基づくY画像データ、Cb画像データ、Cr画像データのうち、Y画像データのみに前記階調変換処理を施す
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記演算部は、前記画像データに基づいて、明るさに関する第1の画像データと複数の色差に関する第2の画像データとを生成し、前記第1の画像データと前記第2の画像データとから明るさに関する第3の画像データを生成し、生成した前記第3の画像データに前記階調変換処理を施す
    ことを特徴とする画像処理装置。
  8. 被写体像を撮像して画像データを生成する撮像部と、
    請求項1から請求項7の何れか1項に記載の画像処理装置とを備え、
    前記取得部は、前記撮像部から前記画像データを取得する
    ことを特徴とする電子カメラ。
  9. 処理対象の画像データに対する画像処理をコンピュータで実現するための画像処理プログラムであって、
    前記画像データを取得する取得ステップと、
    前記画像データに対して、色処理と階調変換処理との少なくとも一方を含む画像処理を施す画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップにおける画像処理と並行して、前記画像データの暗部階調の明度を向上する補正のための演算を行う演算ステップと、
    前記演算ステップにおける演算結果に基づいて、前記画像処理ステップにおいて画像処理が施された画像データの暗部階調の明度を向上する補正を行う補正ステップと
    をコンピュータで実現することを特徴とする画像処理プログラム。
  10. 請求項9に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記演算ステップでは、前記取得ステップにおいて取得した前記画像データに基づいて、ボケ画像データを生成し、
    前記補正ステップでは、前記ボケ画像データに基づいて、暗部階調の明部を向上する補正を行う
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  11. 請求項10に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記演算ステップでは、前記取得ステップにおいて取得した前記画像データに階調変換処理を施し、前記階調変換処理を施した画像データに基づいて、前記ボケ画像データを生成する
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  12. 請求項11に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記演算ステップでは、前記取得ステップにおいて取得した前記画像データに基づくR画像データ、G画像データ、B画像データのそれぞれに前記階調変換処理を施す
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  13. 請求項11に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記演算ステップでは、前記取得ステップにおいて取得した前記画像データに基づくY画像データ、Cb画像データ、Cr画像データのそれぞれに前記階調変換処理を施す
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  14. 請求項11に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記演算ステップでは、前記取得ステップにおいて取得した前記画像データに基づくY画像データ、Cb画像データ、Cr画像データのうち、Y画像データのみに前記階調変換処理を施す
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  15. 請求項11に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記演算ステップでは、前記取得ステップにおいて取得した前記画像データに基づいて、明るさに関する第1の画像データと複数の色差に関する第2の画像データとを生成し、前記第1の画像データと前記第2の画像データとから明るさに関する第3の画像データを生成し、生成した前記第3の画像データに前記階調変換処理を施す
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
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