JP2010054810A - 撮像レンズ、撮像装置及び携帯端末 - Google Patents

撮像レンズ、撮像装置及び携帯端末 Download PDF

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Abstract

【課題】高い耐熱性および、製造誤差が生じても、性能劣化が少ない光学系とすることで、ウェハスケールレンズとして、大量生産を可能とすることで、低コストを実現し、コンパクトで、かつ良好な収差性能を有する撮像装置および、撮像装置を用いた携帯端末を提供する。
【解決手段】撮像レンズは2つのレンズブロックを有し、第1レンズブロックBK1は正の屈折力を有し、更に第1レンズブロックにおける第1aレンズ部の物体側面が物体側に凸面形状を有し、第1bレンズ部の像側面が像側に凹面形状を有し、第2レンズブロックBK2は正または負の屈折力を有し、第2レンズブロックにおける第2aレンズ部の物体側面が物体側に凸面形状を有し、第2bレンズ部の像側面が像側に凹面形状を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、CCD(Charge Coupled Devices)型イメージセンサやCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等の固体撮像素子を用いた撮像装置の撮像レンズに関するものであり、より詳しくは、大量生産に適するウェハスケールのレンズを用いた光学系における撮像レンズ、撮像レンズを用いた撮像装置及び携帯端末に関するものである。
コンパクトで薄型の撮像装置が、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等のコンパクトで、薄型の電子機器である携帯端末に搭載されるようになり、これにより遠隔地へ音声情報だけでなく画像情報も相互に伝送することが可能となっている。
これらの撮像装置に使用される撮像素子としては、CCD型イメージセンサやCMOS型イメージセンサ等の固体撮像素子が使用されている。近年では撮像素子の高画素化が進んでおり、高解像、高性能化が図られてきている。また、これら撮像素子上に被写体像を形成するためのレンズは、更なる低コスト化のために、大量生産に適した樹脂で形成されるレンズが用いられるようになってきた。また、樹脂によって構成されるレンズは加工性もよく非球面形状をとることで高性能化の要求にも応えてきた。
このような、携帯端末に内蔵される撮像装置に用いる撮像レンズとして、プラスチックレンズ3枚構成としたタイプおよび、ガラスレンズ1枚とプラスチックレンズ2枚の3枚構成の光学系が一般的によく知られている。しかしながら、これらの撮像レンズに対する更なるコンパクト化と携帯端末に求められる量産性に対する要求が厳しくなっていく中、その両立は益々困難となっている。
このような問題点を克服するため、平行平板である数インチのガラス基板上にレプリカ法によってレンズ要素を同時に大量に成形し、これらのレンズ要素が多数形成されたガラス基板(レンズウェハ)をセンサウェハと組み合わせた後、切り離し、レンズモジュールを大量生産する手法が提案されている。こうした製法によって製造されたレンズをウェハスケールレンズ、また、レンズモジュールをウェハスケールレンズモジュールと呼ぶ。
また、レンズモジュールを大量生産する手法と共に、レンズモジュールを低コストかつ大量に基板に実装する方法として、近年では予め半田がポッティングされた基板に対しIC(Integrated Circuit)チップや、その他の電子部品と共に、レンズモジュールを載置したままリフロー処理(加熱処理)し、半田を溶融させることにより電子部品とレンズモジュールとを基板に同時実装するという手法が提案されており、リフロー処理に耐え得る耐熱性に優れた撮像レンズも求められている。
このような撮像レンズとして、レンズブロックを2枚構成とした、特許文献1〜2に示すものが提案されているが、収差補正能力が不足しており、固体撮像素子の高画素化に十分対応できているとは言い難い。特に、これらのレンズについては色収差を補正することが困難なことから、レンズ基板上に回折面を適用した、特許文献3に示す撮像レンズも提案されている。
特許第3929479号明細書 特許第3976781号明細書 特開2006−323365号公報
しかし、特許文献3に示す撮像レンズにおいては、回折面を適用することで製造難度が高くなる上、設計波長以外の波長での回折効率低下や、不要次数の回折光が発生してしまい、ゴーストが問題となる。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、高い耐熱性および、製造誤差が生じても、性能劣化が少ない光学系とすることで、ウェハスケールレンズとして、大量生産を可能とすることで、低コストを実現し、コンパクトで、かつ良好な収差性能を有する撮像装置および、撮像装置を用いた携帯端末を提供することを目的とする。
請求項1に記載の撮像レンズは、
物体側から順に、
平行平板である第1レンズ基板と、その物体側面及び像側面に形成され、正または負のパワーを有するレンズ部とをそれぞれ備えてなり、前記レンズ部と前記第1レンズ基板とは屈折率とアッベ数のうち少なくとも一方が異なっており、正の屈折力を有する第1レンズブロックと、
平行平板である第2レンズ基板と、その物体側面及び像側面に形成され、正または負のパワーを有するレンズ部とをそれぞれ備えてなり、前記レンズ部と前記第2レンズ基板とは屈折率とアッベ数のうち少なくとも一方が異なっており、正または負の屈折力を有する第2レンズブロックと、を有し、
前記第1レンズブロックに含まれる第1レンズ基板の物体側面上には第1aレンズ部が形成され、前記第1aレンズ部の物体側面は物体側に凸面形状を有し、前記第1レンズ基板の像側面上には第1bレンズ部が形成され、前記第1bレンズ部の像側面は像側に凹面形状を有し、
前記第2レンズブロックに含まれる第2レンズ基板の物体側面上には第2aレンズ部が形成され、前記第2aレンズ部の物体側面は物体側に凸面形状を有し、前記第2レンズ基板の像側面上には第2bレンズ部が形成され、前記第2bレンズ部の像側面は像側に凹面形状を有し、
以下の条件式を満足することを特徴とする。
0.4 < f1a/f < 0.9 (1)
−3.0 < f2b/f < −0.5 (2)
但し、
f1aは第1aレンズ部の空気中での焦点距離、
f2bは第2bレンズ部の空気中での焦点距離、
fは全系の合成焦点距離である。
本発明によれば、撮像レンズは2つのレンズブロックを有し、第1レンズブロックは正の屈折力を有し、更に第1レンズブロックにおける第1aレンズ部の物体側面が物体側に凸面形状を有し、第1bレンズ部の像側面が像側に凹面形状を有し、第2レンズブロックは正または負の屈折力を有し、第2レンズブロックにおける第2aレンズ部の物体側面が物体側に凸面形状を有し、第2bレンズ部の像側面が像側に凹面形状を有するものである。しかるに、第1レンズブロックを物体側に凸面を向けたいわゆるメニスカス形状とすることで、撮像レンズ全系の主点を物体側によせることができるため撮像レンズの小型化が可能となる。また、第2レンズブロックを物体側に凸面を向けたいわゆるメニスカス形状とすることで、固体撮像素子を用いた撮像レンズに必要な、テレセントリック特性を確保しやすくなる。
また、レンズ部とレンズ基板の材質を異なる材質とすることで、屈折率やアッベ数を変えることができるため設計の自由度が増え、収差を良好に補正することができる。
また、ウェハスケールレンズの製造は、既存の製造方法よりも、より一層の大量生産を目指しており、光学系の製造誤差感度の低減が、歩留まりを上げ、低コスト化に極めて大きく貢献するという目的を持つ。そのため、条件式(1)の下限を上回るようにすることで、第1aレンズ部の正のパワーが過剰に強くなりすぎず、レンズ全長を維持しつつも、第1aレンズ部が製造時に微小な偏心が生じた場合にも極端な性能劣化を防ぐことが可能となる。一方で、条件式(1)の上限を下回るようにすることで、第1aレンズ部の正のパワーが弱くなりすぎず、全長が大きくなってしまうことを防ぐことが可能となる。これにより諸収差を良好に補正し、大量生産を容易にしながらも、高い性能を維持することができる。
尚、より望ましくは下式の範囲がよい。
0.45 < f1a/f < 0.8 (1’)
さらに望ましくは下式の範囲がよい。
0.5 < f1a/f < 0.7 (1”)
更に、条件式(2)の下限を上回るようにすることで、第2bレンズ部の負の屈折力を適度に強くでき、ペッツバール和を小さく抑えることができるので像面湾曲の補正が容易になる。また、全長が大きくなってしまうことを防ぐこともできる。一方で、条件式(2)の上限を下回るようにすることで、第2bレンズ部の負の屈折力が過剰に強くなりすぎず、歪曲収差やコマフレアの発生を抑えることができる。また、第2レンズブロックと撮像素子が近接しすぎることを防止できる。第2レンズブロックと撮像素子が近接しすぎると、カバーガラスやIRカットフィルタを配置する間隔が狭くなり、面形状に制約ができたり、カバーガラスやIRカットフィルタを過剰に薄くしたりする必要があり、加工性が損なわれるからである。
請求項2に記載の撮像レンズは、請求項1に記載の発明において、以下の条件式(2’)を満足することを特徴とする。
−2.5 < f2b/f < −0.55 (2’)
さらに望ましくは下式の範囲がよい。
−2.0 < f2b/f < −0.6 (2”)
請求項3に記載の撮像レンズは、請求項1又は2に記載の発明において、以下の条件式(3)を満足することを特徴とする。
−1.5 < r1b/((1−n1b)・f) < −0.7 (3)
但し、
r1bは第1bレンズ部の像側面の曲率半径、
n1bは第1bレンズ部のd線に対する屈折率、
fは全系の合成焦点距離である。
条件式(3)は第1bレンズ部の像側面の負の屈折力を適切に設定し、像面湾曲の補正を容易にするための条件を規定する。条件式(3)の下限を上回るようにすることで、第1bレンズ部の像側面の負の屈折力を適度に維持できるため、正のペッツバール和が減少し、像面湾曲の補正が容易になる。一方、条件式(3)の上限を下回るようにすることで、第1bレンズ部の像側面の負の屈折力が必要以上に大きくなり過ぎず、軸外光束のコマフレアや、歪曲収差の発生を抑えることができる。尚、より望ましくは下式の範囲がよい。
−1.3 < r1b/((1−n1b)・f) < −0.8 (3’)
さらに望ましくは下式の範囲がよい。
−1.2 < r1b/((1−n1b)・f) < −0.85 (3”)
請求項4に記載の撮像レンズは、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記第2aレンズ部の物体側面は光軸近傍において物体側に凸面形状を有し、周辺部の最大像高の主光線と交わる部分の形状は物体側に凹面を向けた形状となる非球面形状を有することを特徴とする。
本発明によれば、像側に位置する第2レンズブロックは固体撮像素子に近接しており、光線束が分離してレンズブロックに入射する。そのため、第2aレンズ部を非球面形状とすると効果的に非球面の効果を得ることができ、また、光軸近傍で凸面形状を有し、レンズ周辺にかけて、凹面形状となる、変曲点を有する面形状とすることで、画面周辺の光束を収束させることができ、歪曲収差の補正とテレセントリック性の向上をバランスよく実現できる。
請求項5に記載の撮像レンズは、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、以下の条件式(4)を満足することを特徴とする。
0 < ν1a−ν1b < 40 (4)
但し、
ν1aは第1aレンズ部のアッベ数、
ν1bは第1bレンズ部のアッベ数である。
条件式(4)は第1レンズブロックのアッベ数を適切に設定し、色収差を良好に補正するための条件式である。条件式(4)の下限を上回るようにすることで、軸上色収差が補正不足になるのを抑えながら、周辺光束で発生する倍率色収差を小さく抑えることができる。一方、条件式(4)の上限を下回るようにすることで、軸上色収差が補正過剰になるのを抑えながら、倍率色収差を小さく抑えることができる。尚、より望ましくは下式の範囲がよい。
5 < ν1a − ν1b < 35 (4’)
請求項6に記載の撮像レンズは、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、
以下の条件式(5)を満足することを特徴とする。
0 < f1/|f2| < 0.3 (5)
但し、
f1は第1レンズブロックの合成焦点距離、
f2は第2レンズブロックの合成焦点距離である。
条件式(5)の上限を下回るようにすることで、第1レンズブロックにくらべ第2レンズブロックの焦点距離が小さくなりすぎず、撮像レンズ全系の主点を物体側によせることができるため、撮像レンズを小型化しながら収差を良好に補正できる。
請求項7に記載の撮像レンズは、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、前記撮像レンズは開口絞りを有し、前記開口絞りは前記第1レンズブロックのレンズ基板上に配置されることを特徴とする。
開口絞りをレンズ基板上に配置するということは、レンズ部とレンズ基板部の間に配置することを意味する。これにより、光学部材を削減できると共に、レンズ基板部へのIR(InfraRed)カットコートやAR(Anti-Reflection)コートの蒸着処理をする際に、開口絞りも同時に、蒸着処理にて形成することが可能となり、低コスト化と量産性を向上させることができる。なお、前記開口絞りは、前記第1レンズブロックのレンズ基板上の物体側に配置することが望ましい。前記撮像レンズ内の最も物体側に配置することで、射出瞳位置を撮像素子から離すことができ、テレセントリック性を向上させることができるようになる。
請求項8に記載の撮像レンズは、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、全ての前記レンズ基板が平行平板であることを特徴とする。レンズ基板を平行平板とすることで、加工が容易になる上に、レンズ部との界面においてパワーを持たず面精度による像面の焦点位置への影響を低減できる。また、ウェハと略同形状とすることが可能となるため、ウェハスケールレンズの組み立てを容易にできるようになる。
請求項9に記載の撮像レンズは、請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、前記レンズ基板はガラス材料であることを特徴とする。ガラスは樹脂に比べて軟化温度が高く、レンズ基板をガラスとすることで、リフロー処理を行っても容易に変異せず、また低コスト化できる。更に、高軟化温度のガラスを用いるとより望ましい。
請求項10に記載の撮像レンズは、請求項1〜9のいずれかに記載の発明において、前記レンズ部は樹脂材料であることを特徴とする。レンズ部を樹脂材料で構成することにより、ガラスを用いる場合に比べて、加工成形性がよくなり、また低コスト化できる。
請求項11に記載の撮像レンズは、請求項10に記載の発明において、前記樹脂材料が硬化型樹脂材料で構成されることを特徴とする。
レンズ部を硬化型の樹脂材料によって構成することにより、ウェハ状のレンズ基板に、金型によって同時に大量にレンズ部を種々の手段によって硬化させることが可能となり、量産性を向上させることができるようになる。
ここで、硬化型の樹脂材料とは熱によって硬化する樹脂材料や光によって硬化する樹脂材料等を指す。なお、硬化型の樹脂材料はUV硬化型の樹脂材料によって構成されることが望ましい。UV硬化型の樹脂材料で構成されることにより、硬化時間を短くでき量産性を改善できる。また、近年では耐熱性に優れた樹脂および硬化型の樹脂材料が開発されており、リフロー処理にも耐えることができる。
請求項12に記載の撮像レンズは、請求項10又は11に記載の発明において、前記樹脂材料に30ナノメートル以下の無機微粒子を分散させることを特徴とする。
樹脂材料にて構成されるレンズ部に30ナノメートル以下の無機微粒子を分散させることで、温度が変化しても性能の劣化や、像点位置変動を低減でき、しかも光透過率を低下させることなく、環境変化に関わらず優れた光学特性を有する撮像レンズを提供できる。
一般に透明な樹脂材料に微粒子を混合させると、光の散乱が生じ透過率が低下するため、光学材料として使用することは困難であったが、微粒子の大きさを透過光束の波長より小さくすることにより、散乱が実質的に発生しないようにできる。
また、樹脂材料はガラス材料に比べて屈折率が低いことが欠点であったが、屈折率の高い無機粒子を母材となる樹脂材料に分散させると、屈折率を高くできることがわかってきた。具体的には、母材となるプラスチック材料に30ナノメートル以下、なお、望ましくは、母材となる樹脂材料に20ナノメートル以下、さらに望ましくは15ナノメートル以下の無機粒子を分散させることにより、任意の屈折率を有する材料を提供できる。
さらに、樹脂材料は温度が上昇することにより屈折率が低下してしまうが、温度が上昇すると屈折率が上昇する無機粒子を母材となる樹脂材料に分散させると、これらの性質を打ち消しあうように作用するので、温度変化に対する屈折率変化を小さくできることも知られている。また、逆に、温度が上昇すると屈折率が低下する無機粒子を母材となる樹脂材料に分散させると、温度変化に対する屈折率変化を大きくできることも知られている。具体的には、母材となるプラスチック材料に30ナノメートル以下、なお、望ましくは、母材となる樹脂材料に20ナノメートル以下、さらに望ましくは15ナノメートル以下の無機粒子を分散させることにより、任意の温度依存性を有する材料を提供できる。
例えば、アクリル系樹脂に酸化アルミニウム(Al2O3)やニオブ酸リチウム(LiNbO3)の微粒子を分散させることにより、高い屈折率のプラスチック材料が得られるとともに、温度に対する屈折率変化を小さくすることができる。
次に、屈折率の温度変化Aについて詳細に説明する。屈折率の温度変化Aは、ローレンツ・ローレンツの式に基づいて、屈折率nを温度tで微分することにより、以下の式で表される。
Figure 2010054810
但し、αは線膨張係数、[R]は分子屈折。
樹脂材料の場合は、一般に式中第1項に比べ第2項の寄与が小さく、ほぼ無視できる。例えば、PMMA樹脂の場合、線膨張係数αは7×10-5であり、上記式に代入すると、dn/dt=−1.2×10-4[/℃]となり、実測値とおおむね一致する。
ここで、微粒子、望ましくは無機微粒子を樹脂材料中に分散させることにより、実質的に上記式の第2項の寄与を大きくし、第1項の線膨張による変化と打ち消しあうようにさせている。具体的には、従来は−1.2×10-4程度であった変化を、絶対値で8×10-5未満に抑えることが望ましい。
また、第2項の寄与をさらに大きくして、母材の樹脂材料とは逆の温度特性を持たせることも可能である。つまり、温度が上昇することによって屈折率が低下するのではなく、逆に、屈折率が上昇するような素材を得ることもできる。
混合させる割合は、屈折率の温度に対する変化の割合をコントロールするために、適宜増減できるし、複数種類のナノサイズの無機粒子をブレンドして分散させることも可能である。
請求項13に記載の撮像レンズは、請求項1〜12のいずれかに記載の発明において、被写体像を結像させる撮像レンズ部、またはこれを含む固体撮像素子を複数製造する製造方法において、格子状のスペーサ部材を介して、前記レンズ基板同士をシールする工程と、一体化された前記レンズ基板及び前記スペーサ部材を前記スペーサ部材の格子枠で切断する工程と、を備える製造方法により製造されることを特徴とする。かかる製造方法は本発明の趣旨に添うものであり、これにより安価な撮像レンズを量産することができる。
請求項14に記載の撮像装置は、請求項1〜13のいずれか1項に記載の撮像レンズを備えることを特徴とするので、低コストで高い性能を有した撮像装置を提供できる。
請求項15に記載の携帯端末は、請求項14に記載の撮像装置を備えることを特徴とするので、低コストで高い性能を有した携帯端末を提供できる。
更に、前記撮像レンズは以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
Ar/TL < 0.4 (6)
但し、Arは光学系の第1レンズブロックと第2レンズブロック間の空気間隔、TLは光学系の全長である。光学系の全長とは、最も物体側のレンズ面から像側焦点までの光軸上の距離であり、最も像側のレンズ面と像側焦点との間に平行平板が配置される場合は、平行平板部分は空気換算長とする。
条件式(6)を満足することで、レンズブロック間に含まれる気体の含有量を低減することができる。これより、リフロー処理時における撮像レンズが250℃乃至280℃といった高い温度環境に置かれた場合にも、レンズブロック間に含まれる気体が膨張し、密閉されたカメラモジュールへ大きな圧力がかかることによる、レンズブロックの破損を防ぐことができる。
前記第1aレンズ部と前記第1レンズ基板は以下の条件式(7)を満足することが望ましい。
n1/n1a < 1.0 (7)
但し、n1aは第1aレンズ部、n1は第1レンズ基板の屈折率である。
条件式(7)の上限を下回るようにすることで、光線が、レンズ部からレンズ基板へと入射する際に、全反射が発生せず、ゴースト及びフレアを抑制することができる。特に、物体側に近い位置での反射によって、不要光が固体撮像素子に到達すると、光線が固体撮像素子全体に広がってしまい、画像のコントラストを低下させてしまうため、これを抑制することによって、従来では不要光が発生してしまっていた状況でも、高い画質を維持できる。
本発明によれば、高い耐熱性および、製造誤差が生じても、性能劣化が少ない光学系とすることで、ウェハスケールレンズとして、大量生産を可能とすることで、低コストを実現し、コンパクトで、かつ良好な収差性能を有する撮像装置および、撮像装置を用いた携帯端末を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態にかかる撮像装置LUの斜視図であり、図2は、図1の構成を矢印II-II線で切断して矢印方向に見た断面図である。図2に示すように、撮像装置LUは、光電変換部51aを有する固体撮像素子としてのCMOS型イメージセンサSRと、このイメージセンサSRの光電変換部(受光面)SSに被写体像を撮像させる撮像レンズLNと、イメージセンサSRを保持すると共にその電気信号の送受を行う外部接続用端子(不図示)を有する基板52とを備え、これらが一体的に形成されている。尚、撮像レンズLNは、物体側(図2で上方)から順に、第1レンズブロックBK1と、第2レンズブロックBK2とを有する。そして、このレンズブロックBK1,BK2は、例えば、レンズ基板LSにて対向する2面(物体側基板面および像側基板面)にレンズLを連ねてなる(なお、このレンズLは正パワーまたは負パワーを有する)。なお、”連なる”とは、レンズ基板LSの基板面とレンズLとが直接接着状態にあること、または、レンズ基板LSの基板面とレンズLとが別部材を介しながら間接接着状態にあることを意味する。
上記イメージセンサSRは、その受光側の平面の中央部に、画素(光電変換素子)が2次元的に配置された、受光部としての光電変換部SSが形成されており、不図示の信号処理回路に接続されている。かかる信号処理回路は、各画素を順次駆動し信号電荷を得る駆動回路部と、各信号電荷をデジタル信号に変換するA/D変換部と、このデジタル信号を用いて画像信号出力を形成する信号処理部等から構成されている。また、イメージセンサSRの受光側の平面の外縁近傍には、多数のパッド(図示略)が配置されており、不図示のワイヤを介して基板52に接続されている。イメージセンサSRは、光電変換部51aからの信号電荷をデジタルYUV信号等の画像信号等に変換し、ワイヤ(不図示)を介して基板52上の所定の回路に出力する。ここで、Yは輝度信号、U(=R−Y)は赤と輝度信号との色差信号、V(=B−Y)は青と輝度信号との色差信号である。なお、固体撮像素子は上記CMOS型のイメージセンサに限定されるものではなく、CCD等の他のものを使用しても良い。
イメージセンサSRを支持する基板52は、不図示の配線により、イメージセンサSRに対して通信可能に接続されている。
基板52は、不図示の外部接続用端子を介して外部回路(例えば、撮像装置を実装した携帯端末の上位装置が有する制御回路)と接続し、外部回路からイメージセンサSRを駆動するための電圧やクロック信号の供給を受けたり、また、デジタルYUV信号を外部回路へ出力したりすることを可能とする。
イメージセンサSRの上部は、基板52の上面に固定された赤外線カットフィルタなどのプレートPTにより封止されている。プレートPTの上面には、スペーサ部材B2の下端が固定されている。更に、スペーサ部材B2の上端には、第2レンズブロックBK2が固定され、第2レンズブロックBK2の上面には、別のスペーサ部材B1の下端が固定され、スペーサ部材B1の上端には、第1レンズブロックBK1が固定されている。
第1レンズブロックBK1は、平行平板であるガラス製の第1レンズ基板LS1と、その物体側及び像面側に固着された樹脂製のレンズ部L1a,L1bとからなり、第2レンズブロックBK2は、平行平板であるガラス製の第2レンズ基板LS2と、その物体側及び像面側に固着された樹脂製のレンズ部L2a,L2bとからなる。第1レンズブロックBK1は正の屈折力を有し、第2レンズブロックBK2は正または負の屈折力を有する。第1レンズ基板LS1と、レンズ部L1a,L1bとは、屈折率及びアッベ数のうち少なくとも一方が異なっており、即ち、第2レンズ基板LS2と、レンズ部L2a,L2bとは、屈折率及びアッベ数のうち少なくとも一方が異なっている。
第1レンズブロックBK1において、第1レンズ基板LS1の物体側面上に形成された第1aレンズ部L1aは、その物体側面が物体側に凸面形状を有している。又、第1レンズ基板LS1の像側面上に形成された第1bレンズ部L1bは、その像側面が像側に凹面形状を有している。尚、第1レンズ基板LS1の物体側面に遮光膜を形成し、その中央に光が透過可能な円形開口を設けることで、開口絞りSとしてよいが、それに限られない。
第2レンズブロックBK2において、第2レンズ基板LS2の物体側面上に形成された第2aレンズ部L2aは、その物体側面が物体側に凸面形状を有している。又、第2レンズ基板LS2の像側面上に形成された第2bレンズ部L2bは、その像側面が像側に凹面形状を有している。
更に、撮像レンズLNは以下の条件式を満足している。
0.4 < f1a/f < 0.9 (1)
−3.0 < f2b/f < −0.5 (2)
但し、
f1a第1aンズ部の空気中での焦点距離、
f2bは第2bレンズ部の空気中での焦点距離、
fは全系の合成焦点距離である。
更に、撮像レンズLNは以下の条件式(3)を満足する。
−1.5 < r1b/((1−n1b)・f) < −0.7 (3)
但し、
r1bは第1bレンズ部の像側面の曲率半径、
n1bは第1bレンズ部のd線に対する屈折率、
fは全系の合成焦点距離である。
更に、撮像レンズLNにおいて、第2レンズブロックBK2の第2aレンズ部L2aの物体側面は光軸近傍において物体側に凸面形状を有し、周辺部の最大像高の主光線と交わる部分の形状は物体側に凹面を向けた形状となる非球面形状を有する。
更に、撮像レンズLNは、以下の条件式(4)を満足することを特徴とする。
0 < ν1a−ν1b < 40 (4)
但し、
ν1aは第1aレンズ部のアッベ数、
ν1bは第1bレンズ部のアッベ数である。
更に、撮像レンズLNは、以下の条件式(5)を満足することを特徴とする。
0 < f1/|f2| < 0.3 (5)
但し、
f1は第1レンズブロックの合成焦点距離、
f2は第2レンズブロックの合成焦点距離である。
更に、撮像レンズLNは、前記撮像レンズは開口絞りを有し、前記開口絞りは前記第1レンズブロックのレンズ基板上に配置される。
尚、レンズ部L1a〜L2bの少なくとも1つは、最大長30ナノメートル以下の無機微粒子を分散させたUV硬化型樹脂材料からなると好ましい。
通常、撮像レンズLNは、画像入力機能付きデジタル機器(例えば携帯端末)への使用に適する。なぜなら、撮像レンズと撮像素子等とを組み合わせて含むデジタル機器は、被写体の映像を光学的に取り込んで電気的な信号として出力する撮像装置になるためである。
撮像装置は、被写体の静止画および動画を撮影するカメラの主たる構成要素(光学装置)であり、例えば、物体(すなわち被写体)側から順に、物体の光学像を形成する撮像レンズと、その撮像レンズにより形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、を含む。
カメラの例としては、デジタルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ、車載カメラ、およびテレビ電話用カメラが挙げられる。また、カメラは、パーソナルコンピュータ、携帯端末(例えば、携帯電話、モバイルコンピュータ等のコンパクトで携帯可能な情報機器端末)、これらの周辺機器(スキャナー、プリンター等)、および、その他のデジタル機器等に内蔵または外付けされてもよい。
これらの例からわかるように、撮像装置を搭載することでカメラが構成されるだけでなく、撮像装置を搭載することでカメラ機能を有する各種機器が構成される。例えば、カメラ付き携帯電話等の画像入力機能付きデジタル機器が構成される。
図3は、画像入力機能付きデジタル機器の一例である携帯端末CUのブロック図である。この図での携帯端末CUに搭載されている撮像装置LUは、撮像レンズLN、平行平面板PT、およびイメージセンサSRを含む(平行平板PTを含めて撮像レンズLNと称す場合もある)。
撮像レンズLNは、物体(すなわち被写体)側から順に、物体の光学像(像面)IMを形成する。詳説すると、撮像レンズLNは、例えばレンズブロックBK1,BK2を含み、イメージセンサSRの受光面SS上に光学像IMを形成する。
なお、撮像レンズLNで形成されるべき光学像IMは、例えば、撮像素子SRの画素ピッチにより決定される所定の遮断周波数特性を有する光学的ローパスフィルター(図3での平行平面板PT)を通過する。この通過により、電気的な信号に変換される場合に発生するいわゆる折り返しノイズが最小化されるように、空間周波数特性が調整される。
そして、この空間周波数特性の調整により、色モアレの発生が抑えられる。ただし、解像限界周波数周辺の性能が抑えられれば、光学的ローパスフィルタを用いなくても、ノイズが発生しない。また、ノイズのあまり目立たない表示系(例えば、携帯電話の液晶画面等)を用いて、ユーザーが撮影や鑑賞を行う場合、光学的ローパスフィルタは不要である。
平行平面板PTは、例えば、必要に応じて配置される光学的ローパスフィルタ、赤外カットフィルタ等の光学フィルタである(なお、平行平板PTは、イメージセンサSRのカバーガラス等に相当することもある)。
イメージセンサSRは、撮像レンズLNにより受光面SS上に形成された光学像IMを電気的な信号に変換する。例えば、複数の画素を有するCCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサおよびCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)型イメージセンサが撮像素子(固体撮像素子)として挙げられる。なお、撮像レンズLNは、イメージセンサSRの受光面SS上に被写体の光学像IMを形成させるように位置する。そのため、撮像レンズLNによって形成された光学像IMは、イメージセンサSRによって電気的な信号に効率よく変換される。
なお、このような撮像装置LUが画像入力機能付きの携帯端末CUに搭載される場合、通常、携帯端末CUのボディ内部に撮像装置LUが配置される。ただし、携帯端末CUがカメラ機能を発揮する場合には、撮像装置LUが必要に応じた形態になる。例えば、ユニット化した撮像装置LUが、携帯端末CUの本体に対して着脱自在または回動自在になっていてもよい。
ところで、携帯端末CUは、撮像装置LUの他に、信号処理部1、制御部2、メモリ3、操作部4、および表示部5を含む。
信号処理部1は、イメージセンサSRで生成された信号に対して、例えば、所定のデジタル画像処理および画像圧縮処理を必要に応じて施す。そして、処理の施された信号は、デジタル映像信号としてメモリ3(半導体メモリ、光ディスク等)に記録されたり、ケーブルを介して赤外線信号に変換され、他の機器に伝送されたりする。
制御部2は、マイクロコンピュータであり、撮影機能、画像再生機能等の機能制御等を集中的に行う。例えば、制御部2は、被写体の静止画撮影および動画撮影のうちの少なくとも一方を行うように、撮像装置LUを制御する。
メモリ3は、例えば、撮像素子SRで生成されるとともに信号処理部1にて処理された信号を記憶する。
操作部4は、操作ボタン(例えばレリーズボタン)、操作ダイヤル(例えば撮影モードダイヤル)等の操作部材を含む部分であり、操作者の操作入力した情報を制御部2に伝達する。
表示部5は、液晶モニター等のディスプレイを含む部分であり、イメージセンサSRによって変換された画像信号またはメモリ3に記録されている画像情報を用いて画像表示を行う。
以下、撮像レンズLNの製造方法について説明する。図4(a)の断面図に示すような、複数のレンズブロックBKを並べて含むレンズブロックユニットUTは、例えば、多数のレンズを同時に作製できるとともに低コストであるリフロー法またはレプリカ法で製造される(なお、レンズブロックユニットUTに含まれるレンズブロックBKの数は単数であっても複数であってもよい)。
リフロー法は、CVD(Chemical Vapor Deposition)法によって、ガラス基板に、低軟化点ガラスを成膜させる。そして、この低軟化点ガラス成膜は、リソグラフィーおよびドライエッチングによって微細加工される。さらに、加熱されることで、低軟化点ガラス成膜は溶融してレンズ状になる。つまり、このリフロー法では、ガラス基板上に、多数のレンズが同時に作製される。
また、レプリカ法は、ガラス基板上に、金型を用いて硬化性の樹脂材料をレンズ形状にして転写する。これにより、このレプリカ法では、ガラス基板上に、多数のレンズが同時に作製される。
そして、これらのような方法によって製造されたレンズブロックユニットUTから、撮像レンズLNが製造される。この撮像レンズの製造工程の一例を、図4(b)の概略断面図で示す。
第1のレンズブロックユニットUT1は、平行平板である第1レンズ基板LS1と、その一方の平面に接着された第1aレンズL1aと、他方の平面に接着された第1bレンズL1bと、で構成される。
第2のレンズブロックユニットUT2は、平行平板である第2レンズ基板LS2と、その一方の平面に接着された第2aレンズL2aと、他方の平面に接着された第2bレンズL2bと、で構成される。
格子状のスペーサ部材(スペーサ)B1は、第1のレンズブロックユニットUT1と第2のレンズブロックユニットUT2との間(具体的には、第1レンズ基板LS1と第2レンズ基板LS2との間)に介在し、両レンズブロックユニットUT1・UT2の間隔を一定に保つ。さらに、スペーサ部材B2は、平行平板PTと第2のレンズブロックユニット2との間に介在し、平行平板PTとレンズブロックユニットUT2との間隔を一定に保つ(つまり、スペーサ部材B1、B2は2段格子といえる)。そして、スペーサ部材B1、B2の格子の穴の部分に、各レンズL1a〜2bが位置する。
なお、平行平板PTは、マイクロレンズアレイを含むウェハレベルのセンサーチップサイズパッケージ、あるいはセンサーカバーガラスまたはIRカットフィルタ等の平行平面板(図3での平行平板PTに相当するもの)である。
そして、スペーサ部材B1が、第1のレンズブロックユニットUT1と第1のレンズブロックユニットUT2との間、およびスペーサ部材B2が、第2のレンズユニットUT2と平行平板PTとの間に介在することで、レンズ基板LS同士(第1レンズ基板LS1と第2レンズ基板LS2と)が、封止され一体化する。
そして、一体化した第1レンズ基板LS1、第2レンズ基板LS2、スペーサ部材B1、B2および平行平板PTが、スペーサ部材B1、B2の格子枠(破線Qの位置)に沿って切断されると、図4(c)に示すように、2枚玉構成の撮像レンズLNが複数得られる。
このように、複数のレンズブロック(第1レンズブロックBK1および第2レンズブロックBK2)の組み込まれた部材が切り離されることで、撮像レンズLNが製造されると、撮像レンズLN毎のレンズ間隔の調整および組み立てが不要になる。そのため、撮像レンズLNの大量生産が可能となる。
しかも、スペーサ部材B1、B2が格子形状である。そのため、このスペーサ部材B1、B2が、複数のレンズブロックBK1,BK2の組み込まれた部材から撮像レンズLNを切り離す場合の印にもなる。したがって、複数のレンズブロックBK1,BK2の組み込まれた部材から撮像レンズLNが簡単に切り離され、手間がかからない。その結果、撮像レンズが安価に大量生産できる。
以上を踏まえると、撮像レンズLNの製造方法は、レンズブロックBK1,BK2の周縁の少なくとも一部にスペーサ部材B1を並べ、複数のレンズブロックユニットUT1,UT2を、スペーサ部材B1を介在させてつなげる連結工程と、つながるレンズブロックユニットUT1,UT2を、スペーサ部材B1に沿って切断する切断工程と、を含む。そして、このような製造方法は、安価なレンズ系の量産に向いている。
次に、上述した実施の形態に好適な実施例について説明する。但し、以下に示す実施例により本発明が限定されるものではない。実施例における各符号の意味は以下の通りである。
f :撮像レンズ全系の焦点距離
fB:バックフォーカス
F :Fナンバー
2Y:固体撮像素子の撮像面対角線長(固体撮像素子の矩形実効画素領域の対角線長)
ENTP:入射瞳位置(第1面から入射瞳までの距離)
EXTP:射出瞳位置(像面から射出瞳までの距離)
H1:前側主点位置(第1面から前側主点までの距離)
H2:後側主点位置(最終面から後側主点までの距離)
R :屈折面の曲率半径
D :軸上面間隔
Nd:レンズ材料のd線の常温での屈折率
νd:レンズ材料のアッベ数
ただし、各レンズ部の焦点距離は、レンズ基板の物体側に形成されるレンズ部の場合は、そのレンズの物体側および像側が空気で満たされるという状態のもとで求められた値である。また、レンズ基板の像側に形成されるレンズ部の場合も、そのレンズの物体側および像側が空気で満たされるという状態のもとで求められた値である。
各実施例において非球面の形状は、面の頂点を原点とし、光軸方向にX軸をとり、光軸と垂直方向の高さをhとして、以下の(数2)で表す。
Figure 2010054810
ただし、
Ai:i次の非球面係数
R :曲率半径
K :円錐定数
である。
また、以降(表のレンズデータを含む)において、10のべき乗数(例えば、2.5×10−02)をE(例えば2.5E−02)を用いて表すものとする。また、レンズデータの面番号は第1レンズの物体側を1面として順に付与した。なお、実施例に記載の長さを表す数値の単位はすべてmmとする。
(実施例1)
実施例1におけるレンズデータを表1に示す。図5は実施例1のレンズの断面図である。物体側から順に、物体側に凸の第1aレンズ部L1a、開口絞りS、第1レンズ基板LS1、像側に凹の第1bレンズ部L1bより、第1レンズブロックBK1が構成され、次に、物体側に凸の第2aレンズ部L2a、第2レンズ基板LS2、像側に凹の第2bレンズ部L2bより、第2レンズブロックBK2が構成され、最後に光学的ローパスフィルタ、赤外カットフィルタ、固体撮像素子のシールガラス等を想定した平行平板PTが設けられている。また、全ての空気と接するレンズ部の面は非球面形状である。第1レンズブロックBK1は正の屈折力を持ち、第2レンズブロックBK2は負の屈折力を持つ。
Figure 2010054810
図6は、実施例1にかかる撮像レンズの球面収差(a)、非点収差(b)、及び歪曲収差(c)の収差図である。ここで、球面収差図において、dはd線、gはg線に対する球面収差量をそれぞれ表す。また、非点収差図において、実線はサジタル面、点線はメリディオナル面をそれぞれ表す。
(実施例2)
実施例2におけるレンズデータを表2に示す。図7は実施例2のレンズの断面図である。物体側から順に、物体側に凸の第1aレンズ部L1a、開口絞りS、第1レンズ基板LS1、像側に凹の第1bレンズ部L1bより、第1レンズブロックBK1が構成され、次に、物体側に凸の第2aレンズ部L2a、第2レンズ基板LS2、像側に凹の第2bレンズ部L2bより、第2レンズブロックBK2が構成され、最後に光学的ローパスフィルタ、赤外カットフィルタ、固体撮像素子のシールガラス等を想定した平行平板PTが設けられている。また、全ての空気と接するレンズ部の面は非球面形状である。第1レンズブロックBK1は正の屈折力を持ち、第2レンズブロックBK2は負の屈折力を持つ。
Figure 2010054810
図8は、実施例2にかかる撮像レンズの球面収差(a)、非点収差(b)、及び歪曲収差(c)の収差図である。ここで、球面収差図において、dはd線、gはg線に対する球面収差量をそれぞれ表す。また、非点収差図において、実線はサジタル面、点線はメリディオナル面をそれぞれ表す。
(実施例3)
実施例3におけるレンズデータを表3に示す。図9は実施例3のレンズの断面図である。物体側から順に、物体側に凸の第1aレンズ部L1a、開口絞りS、第1レンズ基板LS1、像側に凹の第1bレンズ部L1bより、第1レンズブロックBK1が構成され、次に、物体側に凸の第2aレンズ部L2a、第2レンズ基板LS2、像側に凹の第2bレンズ部L2bより、第2レンズブロックBK2が構成され、最後に光学的ローパスフィルタ、赤外カットフィルタ、固体撮像素子のシールガラス等を想定した平行平板PTが設けられている。また、全ての空気と接するレンズ部の面は非球面形状である。第1レンズブロックBK1は正の屈折力を持ち、第2レンズブロックBK2は負の屈折力を持つ。
Figure 2010054810
図10は、実施例3にかかる撮像レンズの球面収差(a)、非点収差(b)、及び歪曲収差(c)の収差図である。ここで、球面収差図において、dはd線、gはg線に対する球面収差量をそれぞれ表す。また、非点収差図において、実線はサジタル面、点線はメリディオナル面をそれぞれ表す。
(実施例4)
実施例4におけるレンズデータを表4に示す。図11は実施例4のレンズの断面図である。物体側から順に、物体側に凸の第1aレンズ部L1a、開口絞りS、第1レンズ基板LS1、像側に凹の第1bレンズ部L1bより、第1レンズブロックBK1が構成され、次に、物体側に凸の第2aレンズ部L2a、第2レンズ基板LS2、像側に凹の第2bレンズ部L2bより、第2レンズブロックBK2が構成され、最後に光学的ローパスフィルタ、赤外カットフィルタ、固体撮像素子のシールガラス等を想定した平行平板PTが設けられている。また、全ての空気と接するレンズ部の面は非球面形状である。第1レンズブロックBK1は正の屈折力を持ち、第2レンズブロックBK2は負の屈折力を持つ。
Figure 2010054810
図12は、実施例4にかかる撮像レンズの球面収差(a)、非点収差(b)、及び歪曲収差(c)の収差図である。ここで、球面収差図において、dはd線、gはg線に対する球面収差量をそれぞれ表す。また、非点収差図において、実線はサジタル面、点線はメリディオナル面をそれぞれ表す。
(実施例5)
実施例5におけるレンズデータを表5に示す。図13は実施例5のレンズの断面図である。物体側から順に、物体側に凸の第1aレンズ部L1a、開口絞りS、第1レンズ基板LS1、像側に凹の第1bレンズ部L1bより、第1レンズブロックBK1が構成され、次に、物体側に凸の第2aレンズ部L2a、第2レンズ基板LS2、像側に凹の第2bレンズ部L2bより、第2レンズブロックBK2が構成され、最後に光学的ローパスフィルタ、赤外カットフィルタ、固体撮像素子のシールガラス等を想定した平行平板PTが設けられている。また、全ての空気と接するレンズ部の面は非球面形状である。第1レンズブロックBK1は正の屈折力を持ち、第2レンズブロックBK2は負の屈折力を持つ。
Figure 2010054810
図14は、実施例5にかかる撮像レンズの球面収差(a)、非点収差(b)、及び歪曲収差(c)の収差図である。ここで、球面収差図において、dはd線、gはg線に対する球面収差量をそれぞれ表す。また、非点収差図において、実線はサジタル面、点線はメリディオナル面をそれぞれ表す。
(実施例6)
実施例6におけるレンズデータを表6に示す。図15は実施例6のレンズの断面図である。物体側から順に、物体側に凸の第1aレンズ部L1a、開口絞りS、第1レンズ基板LS1、像側に凹の第1bレンズ部L1bより、第1レンズブロックBK1が構成され、次に、物体側に凸の第2aレンズ部L2a、第2レンズ基板LS2、像側に凹の第2bレンズ部L2bより、第2レンズブロックBK2が構成され、最後に光学的ローパスフィルタ、赤外カットフィルタ、固体撮像素子のシールガラス等を想定した平行平板PTが設けられている。また、全ての空気と接するレンズ部の面は非球面形状である。第1レンズブロックBK1は正の屈折力を持ち、第2レンズブロックBK2は正の屈折力を持つ。
Figure 2010054810
図16は、実施例6にかかる撮像レンズの球面収差(a)、非点収差(b)、及び歪曲収差(c)の収差図である。ここで、球面収差図において、dはd線、gはg線に対する球面収差量をそれぞれ表す。また、非点収差図において、実線はサジタル面、点線はメリディオナル面をそれぞれ表す。
(実施例7)
実施例7におけるレンズデータを表7に示す。図17は実施例7のレンズの断面図である。物体側から順に、物体側に凸の第1aレンズ部L1a、開口絞りS、第1レンズ基板LS1、像側に凹の第1bレンズ部L1bより、第1レンズブロックBK1が構成され、次に、物体側に凸の第2aレンズ部L2a、第2レンズ基板LS2、像側に凹の第2bレンズ部L2bより、第2レンズブロックBK2が構成され、最後に光学的ローパスフィルタ、赤外カットフィルタ、固体撮像素子のシールガラス等を想定した平行平板PTが設けられている。また、全ての空気と接するレンズ部の面は非球面形状である。第1レンズブロックBK1は正の屈折力を持ち、第2レンズブロックBK2は負の屈折力を持つ。
Figure 2010054810
図18は、実施例7にかかる撮像レンズの球面収差(a)、非点収差(b)、及び歪曲収差(c)の収差図である。ここで、球面収差図において、dはd線、gはg線に対する球面収差量をそれぞれ表す。また、非点収差図において、実線はサジタル面、点線はメリディオナル面をそれぞれ表す。
各条件式に対応する実施例の値を表8にまとめて示す。
Figure 2010054810
本実施の形態にかかる撮像装置LUの斜視図である。 図1の構成を矢印II-II線で切断して矢印方向に見た断面図である。 撮像装置LUを携帯端末に装備した状態を示す図である。 撮像レンズLNの製造工程を示す図である。 実施例1の断面図である。 実施例1にかかる撮像レンズの球面収差(a)、非点収差(b)、及び歪曲収差(c)の収差図である。 実施例2の断面図である。 実施例2にかかる撮像レンズの球面収差(a)、非点収差(b)、及び歪曲収差(c)の収差図である。 実施例3の断面図である。 実施例3にかかる撮像レンズの球面収差(a)、非点収差(b)、及び歪曲収差(c)の収差図である。 実施例4の断面図である。 実施例4にかかる撮像レンズの球面収差(a)、非点収差(b)、及び歪曲収差(c)の収差図である。 実施例5の断面図である。 実施例5にかかる撮像レンズの球面収差(a)、非点収差(b)、及び歪曲収差(c)の収差図である。 実施例6の断面図である。 実施例6にかかる撮像レンズの球面収差(a)、非点収差(b)、及び歪曲収差(c)の収差図である。 実施例7の断面図である。 実施例7にかかる撮像レンズの球面収差(a)、非点収差(b)、及び歪曲収差(c)の収差図である。
符号の説明
1 信号処理部
2 制御部
3 メモリ
4 操作部
5 表示部
S 開口絞り
BK1,BK2 レンズブロック
LS1,LS2 レンズ基板
L1a〜L2b レンズ部
PT 平行平板
IM 像面
UT レンズブロックユニット
LN 撮像レンズ
SR イメージセンサ
SS 受光面
AX 光軸
LU 撮像装置
CU 携帯端末

Claims (15)

  1. 物体側から順に、
    平行平板である第1レンズ基板と、その物体側面及び像側面に形成され、正または負のパワーを有するレンズ部とをそれぞれ備えてなり、前記レンズ部と前記第1レンズ基板とは屈折率とアッベ数のうち少なくとも一方が異なっており、正の屈折力を有する第1レンズブロックと、
    平行平板である第2レンズ基板と、その物体側面及び像側面に形成され、正または負のパワーを有するレンズ部とをそれぞれ備えてなり、前記レンズ部と前記第2レンズ基板とは屈折率とアッベ数のうち少なくとも一方が異なっており、正または負の屈折力を有する第2レンズブロックと、を有し、
    前記第1レンズブロックに含まれる第1レンズ基板の物体側面上には第1aレンズ部が形成され、前記第1aレンズ部の物体側面は物体側に凸面形状を有し、前記第1レンズ基板の像側面上には第1bレンズ部が形成され、前記第1bレンズ部の像側面は像側に凹面形状を有し、
    前記第2レンズブロックに含まれる第2レンズ基板の物体側面上には第2aレンズ部が形成され、前記第2aレンズ部の物体側面は物体側に凸面形状を有し、前記第2レンズ基板の像側面上には第2bレンズ部が形成され、前記第2bレンズ部の像側面は像側に凹面形状を有し、
    以下の条件式を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    0.4 < f1a/f < 0.9 (1)
    −3.0 < f2b/f < −0.5 (2)
    但し、
    f1aは第1aレンズ部の空気中での焦点距離、
    f2bは第2bレンズ部の空気中での焦点距離、
    fは全系の合成焦点距離である。
  2. 以下の条件式(2’)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
    −2.5 < f2b/f < −0.55 (2’)
  3. 以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像レンズ。
    −1.5 < r1b/((1−n1b)・f) < −0.7 (3)
    但し、
    r1bは第1bレンズ部の像側面の曲率半径、
    n1bは第1bレンズ部のd線に対する屈折率、
    fは全系の合成焦点距離である。
  4. 前記第2aレンズ部の物体側面は光軸近傍において物体側に凸面形状を有し、周辺部の最大像高の主光線と交わる部分の形状は物体側に凹面を向けた形状となる非球面形状を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  5. 以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    0 < ν1a−ν1b < 40 (4)
    但し、
    ν1aは第1aレンズ部のアッベ数、
    ν1bは第1bレンズ部のアッベ数である。
  6. 以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    0 < f1/|f2| < 0.3 (5)
    但し、
    f1は第1レンズブロックの合成焦点距離、
    f2は第2レンズブロックの合成焦点距離である。
  7. 前記撮像レンズは開口絞りを有し、前記開口絞りは前記第1レンズブロックのレンズ基板上に配置されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  8. 全ての前記レンズ基板が平行平板であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  9. 前記レンズ基板はガラス材料であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  10. 前記レンズ部は樹脂材料であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  11. 前記樹脂材料が硬化型樹脂材料で構成されることを特徴とする請求項10に記載の撮像レンズ。
  12. 前記樹脂材料に30ナノメートル以下の無機微粒子を分散させることを特徴とする請求項10または11に記載の撮像レンズ。
  13. 被写体像を結像させる撮像レンズ部、またはこれを含む固体撮像素子を複数製造する製造方法において、格子状のスペーサ部材を介して、前記レンズ基板同士をシールする工程と、一体化された前記レンズ基板及び前記スペーサ部材を前記スペーサ部材の格子枠で切断する工程と、を備える製造方法により製造されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の撮像レンズを備えることを特徴とする撮像装置。
  15. 請求項14に記載の撮像装置を備えることを特徴とする携帯端末。
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