JP2010054107A - 超音波加湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランジスタの電流増幅率のばらつきや商用電源の電圧ばらつきに左右されずに、必要な可視ミストの散布量を一定に保つことができる超音波加湿装置を得る。
【解決手段】貯水タンク2に配置される超音波振動子3をインダクタンス成分とするLC発振回路を備える制御部4は、LC発振回路を駆動するトランジスタのベース電流供給経路に与える抵抗値を制御信号に従って増減変更できる抵抗値可変素子と、電源からの入力電流を検出する電流検出回路と、電源からの入力電圧を検出する電圧検出回路と、ミスト10の必要量との関係で定められる当該制御部での目標電力と検出された前記入力電圧とから当該制御部への入力電流の目標値を算出し、該算出した目標電流値と検出された前記入力電流との大小比較の結果に基づき、前記抵抗値の増減を指示する前記制御信号を生成する制御回路とを備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、超音波加湿装置に関するものである。
この発明が対象とする超音波加湿装置は、水を注入した貯水タンクの底部に配置した超音波振動子をLC発振回路の要素Lに組み込んで振動させ、超音波振動子の配置位置直上の水面で発生したミスト(霧)を室内に散布して、室内に可視できるミスト(以降、「可視ミスト」という)が充満した可視ミスト空間を生成する装置である。
したがって、この発明が対象とする超音波加湿装置では、室内にユーザが希望する可視ミスト空間を生成できるように、室内に散布するミストの量を適切に制御できることが必要である。
例えば、特許文献1では、雰囲気湿度を検出する湿度センサを搭載し、室内の湿度が所望値になるまで、超音波振動子をインダクタンス成分とするLC発振回路を駆動するトランジスタのベース電流を増加させてミスト量を増加させ、室内の湿度が所望値になると、トランジスタのベース電流を減少させてミスト量を減少させる方法が開示されている。
この特許文献1に記載の技術では、ミスト量が増減するので、室内にユーザが希望する可視ミスト空間を安定的に生成することはできないが、特許文献1に開示されているミスト量の調節方法は、採用することができる。
特開昭62−248950号公報
ところが、LC発振回路を駆動するトランジスタのベース電流を制御してミスト量の調節を行う場合、当該トランジスタの電流増幅率は、個々の製品で異なり、ばらつきがあるので、必要なミスト量を得るには、電流増幅率のばらつきを吸収するために、超音波振動子をインダクタンス成分とするLC発振回路を含む制御部を製作する過程で、ベース電流の調整作業を人手により行う必要がある。
しかし、このベース電流の調整は、実際に用いる超音波振動子に代わる擬似負荷を接続して行うため、擬似負荷と実負荷との相関ばらつきと、当該超音波加湿装置の駆動電源である商用電源の電圧ばらつきとにより、発生するミスト量にばらつきが発生する。発生するミスト量が少ないと、散布したミストが見えにくくなる。一方、発生するミスト量が多くなると、可視ミストは生成できるが、LC発振回路の損失が大きくなり、回路部品が発熱するという問題がある。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、トランジスタの電流増幅率のばらつきや商用電源の電圧ばらつきに左右されずに、必要な可視ミストの散布量を一定に保つことができる超音波加湿装置を得ることを目的とする。
上述した目的を達成するために、この発明は、超音波加湿装置において、貯水タンクに配置される超音波振動子をインダクタンス成分とするLC発振回路を備える制御部は、前記LC発振回路を駆動するトランジスタにベース電流を供給する経路に介在して設けられる抵抗素子であって当該ベース電流供給経路に与える抵抗値を制御信号に従って増減変更できる抵抗値可変素子と、電源からの入力電流を検出する電流検出回路と、電源からの入力電圧を検出する電圧検出回路と、必要なミスト量との関係で定められる当該制御部での目標電力と検出された前記入力電圧とから当該制御部への入力電流の目標値を算出し、該算出した目標電流値と検出された前記入力電流との大小比較の結果に基づき、前記抵抗値の増減を指示する前記制御信号を生成する制御回路とを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、トランジスタにベース電流を、人手による調整作業を要さずに、実際の運転時に自動的に最適値に調整することができるので、トランジスタの電流増幅率のばらつきや商用電源の電圧ばらつきに左右されずに、必要な可視ミストの散布量を一定に保つことができるという効果を奏する。
以下に図面を参照して、この発明にかかる超音波加湿装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による超音波加湿装置の全体構成を示す断面概略図である。図1において、超音波加湿装置1は、貯水タンク2と、超音波振動子3と、制御部4と、モータ5及び送風用ファン6と、吐出口7とを備えている。なお、図1では、超音波加湿装置1の加湿運転を統括制御する上位装置は示されていない。
貯水タンク2には、水道管(図示せず)が接続されている。その水道管の途中に設けられた電磁弁(図示せず)を開閉して、貯水タンク2内に水8が供給される。超音波振動子3は、貯水タンク2の底部外面に取り付けられ、制御部4に電気的に接続されている。制御部4は、例えば図2に示すように、超音波振動子3をインダクタンス成分とするLC発振回路16を備え、そのLC発振回路16の発振動作を制御して超音波振動子3を振動させ、超音波振動子3の配置位置直上の水面に適切な量のミスト9を連続的に発生させる。
超音波加湿装置1は、このようにして発生したミスト9をモータ5及び送風用ファン6により吐出口7からミスト10として外部(室内)に排出する構成である。吐出口7から排出されるミスト10は、粒子径が5μm〜20μmであり、人の目で白く確認できるものである。
図2は、図1に示す制御部4の構成例を示す回路図である。図2において、商用電源13の交流電圧は、絶縁トランス14にて降圧され、ダイオードブリッジ構成の全波整流回路15にて直流電圧に変換される。
全波整流回路15の負極端子(−)には、電流検出回路であるシャント抵抗器17の一端が接続されている。全波整流回路15の正極端子(+)とシャント抵抗器17の他端との間に、平滑用コンデンサC1と、電圧検出回路である抵抗器R1,R2の直列回路と、ベース電流生成回路である抵抗器R3,R4の直列回路と、LC発振回路16とが並列に接続されている。
そして、制御回路(図2では「マイコン」としている)18と、抵抗値可変素子であるディジタルポテンショメータ(DP)19とが設けられている。シャント抵抗器17が検出した入力電流20は、マイコン18に入力される。抵抗器R1,R2の直列回路の接続端に出力される分圧電圧は、入力電圧21としてマイコン18に入力される。
DP19は、図2では出力回路の抵抗値可変部分のみを示すが、その出力回路の抵抗値をマイコン18からの制御信号(ディジタル信号)が示す値に設定するように動作する。
LC発振回路16は、トランジスタTRと、超音波振動子3と、コンデンサC2,C3,C4と、インダクタL1,L2,L3とで構成されている。トランジスタTRのコレクタ端子は、全波整流回路15の正極端子(+)に接続され、エミッタ端子は、インダクタL3,L2を介してシャント抵抗器17の他端に接続されている。トランジスタTRのベース端子は、インダクタL1,DP19を介して抵抗器R3,R4の直列回路の接続端に接続されている。
トランジスタTRのコレクタ端子には、超音波振動子3の一端とコンデンサC4の一端とが接続されている。トランジスタTRのベース端子には、超音波振動子3の他端がコンデンサC2を介して接続され、また、コンデンサC3の一端が接続されている。コンデンサC4の他端とコンデンサC3の他端とは、共通にインダクタL3を介してトランジスタTRのエミッタ端子に接続されている。
これらの要素のうち、トランジスタTRと、超音波振動子3と、コンデンサC3と、コンデンサC4とが、周知のコルピッツ発振回路を構成している。インダクタL2は、発振動作に必要な電位差を形成する働きをする。インダクタL1は、トランジスタTRのベース電流が逆向きに流れるのを阻止する働きをする。インダクタL3とコンデンサC2は、発振動作を安定化させる働きをする。
このLC発振回路16の発振周波数fは、超音波振動子3のインダクタンス成分をLとすれば、コンデンサC3,C4の合成容量値C(C=C3×C4/(C3+C4))を用いて、f=1/(2π√(LC))と表せる。
発振開始に合わせてトランジスタTRが動作することで、超音波振動子3が振動して貯水タンク2の水8がミスト化する。超音波振動子3には、トランジスタTRの電流増幅率に応じた電流が流れる。この電流がシャント抵抗器17にて検出され、入力電流20としてマイコン18に入力される。また、抵抗器R1,R2の直列回路の接続端から入力電圧21がマイコン18に入力される。
ここで、入力電流20が大きいと、超音波振動子3の運動エネルギーが大きくなり、散布するミスト10の量が多くなる。また、逆に、入力電流20が小さいと、超音波振動子3の運動エネルギーが小さくなり、散布するミスト10の量が少なくなる。すなわち、制御部4の消費電力(入力電流20×入力電圧21)は、散布するミスト10の量と比例関係にある。
そこで、マイコン18は、図3に示す手順によって、DP19の抵抗値を増減調整してLC発振回路16の発振動作を制御することで、超音波振動子3の励振を強弱制御するように構成されている。
図3は、図2に示す制御回路(マイコン)18のベース電流調整動作を説明するフローチャートである。なお、処理手順を示すステップは、単に「ST」と略記する。また、入力電流20は、入力電流Iinと表記し、入力電圧21は、入力電圧Vinと表記して用いる。
図3において、ST1では、マイコン18は、運転時において監視タイミングが到来すると、入力電流Iinと入力電圧Vinとを取り込む。ST2では、マイコン18は、制御部4の消費電力として必要なミスト量との関係で定められる目標電力Wtを、取り込んだ入力電圧Vinで割り算して、その目標電力Wtを確保するための目標電流Itを算出する。次のST3〜ST7では、マイコン18は、取り込んだ入力電流Iinと算出した目標電流Itとの大小比較の結果に基づき、DP19の抵抗値を増減調整する。
すなわち、最初は、目標電流It=入力電流Iinではないので(ST3:No)、目標電流It>入力電流Iinであるか否かを判定する(ST4)。その結果、目標電流It>入力電流Iinであれば(ST4:Yes)、DP19に対して抵抗値を所定値低下させる制御信号を出力して(ST5)、ST1に戻る。これによって、トランジスタTRのベース電流が増加し、超音波振動子3の励振強度が増加する。また、逆に、目標電流It<入力電流Iinであれば(ST4:No)、DP19に対して抵抗値を所定値増加させる制御信号を出力して(ST6)、ST1に戻る。これによって、トランジスタTRのベース電流が低下し、超音波振動子3の励振強度が低下する。
マイコン18は、監視タイミングが到来するたびに、ST1〜ST6の処理を行い、その繰り返し過程でのST3において、目標電流It=入力電流Iinになると(ST3:Yes)、DP19に対して直前において調整した抵抗値を保持させる制御信号を出力して(ST7)、ST1に戻る。これによって、トランジスタTRに適切な値のベース電流が供給されるので、超音波振動子3は、散布するミスト10を必要量生成するように励振される。
なお、入力電流20の検出は、シャント抵抗器17に代えて、絶縁トランス14の二次側の一端と全波整流回路15の対応する入力端との間に設けた破線で示すカレントトランス22によって行ってもよい。
また、DP19は、図1では、抵抗器R3,R4の接続端とトランジスタTRのベース端子との接続ラインに介在させたが、抵抗器R3または抵抗器R4の位置に配置してもよい。これによってもベース電流を調整することができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、トランジスタのベース電流を、人手による調整作業を要さずに、実際の運転時において、入力電流と入力電圧とを監視して自動的に最適値に調整することができるので、トランジスタの電流増幅率のばらつきや商用電源の電圧ばらつきに左右されずに、可視ミストの散布量を必要な一定量に保つことができる。
そして、常に最適な消費電力で超音波振動子を振動させることができるので、回路部品(絶縁トランス14や全波整流回路15、抵抗器R3,R4、トランジスタTR)の無駄な発熱を抑制した効率の良い運転を行うことができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2による超音波加湿装置が備える制御部の構成例を示す回路図である。この実施の形態2による超音波加湿装置は、図1(実施の形態1)に示した構成を有するが、そこでの制御部4に、この実施の形態2では、若干の機能を追加してある。
図4に示すように、この実施の形態2による制御部4が備える符号を変えたマイコン25には、外部から運転モードの指定が入力される。運転モードとは、例えば、ミスト10の散布量が少ないくつろぎ運転や散布量が多い潤い運転などである。マイコン25は、運転モードとそれに対するミスト量(目標電力)との関係テーブルを備え、図5に示す手順で、運転モード毎にベース電流を調整する制御を行うように構成されている。
図5は、図4に示す制御回路(マイコン)25のベース電流調整動作を説明するフローチャートである。なお、図5では、図3(実施の形態1)に示した処理手順と同一ないしは同等である処理手順には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
図5に示すように、マイコン25は、運転時において監視タイミングが到来すると、入力電流Iinと入力電圧Vinとを取り込む(ST1)と共に、上記した関係テーブルを参照して、外部から入力される運転モードに対する目標電力を選択し(ST10)、選択した目標電力に対する目標電流Itnを算出する(ST2)。以降、図3(実施の形態1)と同様の処理(ST3〜ST7)が行われる。
以上のように、この実施の形態2によれば、目標電力に応じてベース電流を適切に調整できるので、例えば、読書をしてゆっくりくつろぎたい場合にはミスト10の散布量を少なくし、潤い感を重視したい場合にはミスト10の散布量を多くするように、ユーザの使用目的に応じてミスト10の散布量を可変することができる。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3による超音波加湿装置が備える制御部の構成例を示す回路図である。この実施の形態3による超音波加湿装置は、図1(実施の形態1)に示した構成を有するが、そこでの制御部4に、この実施の形態3では、若干の機能を追加してある。
図6に示すように、この実施の形態3による制御部4では、トランジスタTRの温度を検出する温度検出器(例えばサーミスタ)30が設けられている。符号を変えたマイコン31には、入力電流20,入力電圧21の他に、温度検出器30が検出したトランジスタ温度32が入力される。
マイコン31は、トランジスタTRの温度が異常であると判定する閾値温度が設定されている。マイコン31は、図7に示す手順で、閾値温度に基づきトランジスタ温度32に対する処理を行う。
図7は、図6に示す制御回路(マイコン)31のベース電流調整動作を説明するフローチャートである。なお、図7では、図3(実施の形態1)に示した処理手順と同一ないしは同等である処理手順には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。図7では、トランジスタ温度32をトランジスタ温度Tqと表記し、閾値温度をTeと表記している。
図7に示すように、マイコン31は、運転時において監視タイミングが到来すると、入力電流Iinと入力電圧Vinとを取り込むと共に、トランジスタ温度Tqを取り込む(ST15)と、まず、トランジスタ温度Tqが閾値温度Teよりも小さいか否かを判定する(ST16)。
その結果、トランジスタ温度Tqが閾値温度Teよりも小さい場合は(ST16:Yes)、マイコン31は、図3(実施の形態1)に示した処理(ST2〜ST7)を実行する。
一方、トランジスタ温度Tqが閾値温度Teよりも大きい場合は(ST16:No)、マイコン31は、DP19に対して抵抗値を無限大にさせる制御信号を出力する(ST17)。これによって、トランジスタTRに供給するベース電流がゼロになり、加湿運転が停止する。
以上のように、この実施の形態3によれば、検出したトランジスタ温度が閾値温度を超える場合、加湿運転を停止するようにしたので、超音波振動子の故障、超音波振動子の接続不良などの不具合によるLC発振回路の故障を防止することができる。なお、実施の形態3では、実施の形態1への適用例を示したが、実施の形態2にも同様に適用することができる。
実施の形態4.
図8は、この発明の実施の形態4による超音波加湿装置の全体構成を示す断面概略図である。なお、図8では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態4に関わる部分を中心に説明する。
図8に示すように、この実施の形態4による超音波加湿装置35では、超音波振動子と制御部の組が、複数組(3a,4a)(3b、4b)(3c、4c)設けられている。制御部4a,4b,4cは、図2、図4、図6において全波整流回路15以降の各回路で構成され、それぞれが絶縁トランス14の二次側に並列に接続される構成である。超音波振動子3aによってミスト9aが発生し、超音波振動子3bによってミスト9bが発生し、超音波振動子3cによってミスト9cが発生する構成である。
この複数組(3a,4a)(3b、4b)(3c、4c)は、一緒に動作する個数(つまり超音波振動子の個数)または制御部4a,4b,4cでの目標電力が運転モードに応じて選択され、選択された内容で動作するようになっている。
したがって、この実施の形態4によれば、ミストの散布量を使用目的に応じて広範囲に可変することができる。
以上のように、この発明にかかる超音波加湿装置は、トランジスタの電流増幅率のばらつきや商用電源の電圧ばらつきに左右されずに、必要な可視ミストの散布量を一定に保つことができる超音波加湿装置として有用である。
この発明の実施の形態1による超音波加湿装置の全体構成を示す断面概略図である。 図1に示す制御部の構成例を示す回路図である。 図2に示す制御回路(マイコン)のベース電流調整動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2による超音波加湿装置が備える制御部の構成例を示す回路図である。 図4に示す制御回路(マイコン)のベース電流調整動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態3による超音波加湿装置が備える制御部の構成例を示す回路図である。 図6に示す制御回路(マイコン)のベース電流調整動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態4による超音波加湿装置の全体構成を示す断面概略図である。
符号の説明
1,35 超音波加湿装置
2 貯水タンク
3,3a,3b,3c 超音波振動子
4,4a,4b,4c 制御部
5 モータ
6 送風用ファン
7 吐出口
8 水
9,10 ミスト(霧)
13 商用電源
14 絶縁トランス
15 全波整流回路
16 LC発振回路
17 入力電流検出回路としてのシャント抵抗器
18,25,31 制御回路(マイコン)
19 抵抗値可変素子としてのディジタルポテンショメータ(DP)
22 シャント抵抗器に代わる入力電流検出回路としてのカレントトランス
30 温度検出器(サーミスタ)
TR トランジスタ
R1,R2 入力電圧検出回路を構成する抵抗器
R3,R4 ベース電流生成回路を構成する抵抗器
C1 平滑用コンデンサ
C2 発振動作安定化用のコンデンサ
C3,C4 コンデンサ(LC発振回路の要素)
L1 インダクタ(逆流阻止用)
L2 インダクタ(発振動作に必要な電位差の生成用)
L3 インダクタ(発振動作安定化用)

Claims (4)

  1. 超音波加湿装置において、貯水タンクに配置される超音波振動子をインダクタンス成分とするLC発振回路を備える制御部は、
    前記LC発振回路を駆動するトランジスタにベース電流を供給する経路に介在して設けられる抵抗素子であって当該ベース電流供給経路に与える抵抗値を制御信号に従って増減変更できる抵抗値可変素子と、
    電源からの入力電流を検出する電流検出回路と、
    電源からの入力電圧を検出する電圧検出回路と、
    必要なミスト量との関係で定められる当該制御部での目標電力と検出された前記入力電圧とから当該制御部への入力電流の目標値を算出し、該算出した目標電流値と検出された前記入力電流との大小比較の結果に基づき、前記抵抗値の増減を指示する前記制御信号を生成する制御回路と
    を備えていることを特徴とする超音波加湿装置。
  2. 前記目標電力は複数定められ、前記制御回路は、運転モードに応じて複数の前記目標電力の中から1つを選択して前記制御信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の超音波加湿装置。
  3. 前記超音波振動子と前記制御部の組が、複数組設けられ、該複数組の全部または一部が運転モードに応じて選択されて動作することを特徴とする請求項1または2に記載の超音波加湿装置。
  4. 前記トランジスタの温度を検出する温度検出器が設けられ、
    前記制御回路は、前記温度検出器の検出温度が閾値を超えると、前記抵抗値を無限大にさせる前記制御信号を生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の超音波加湿装置。
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