JP2010052965A - 改質装置および燃料電池システム - Google Patents

改質装置および燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010052965A
JP2010052965A JP2008217649A JP2008217649A JP2010052965A JP 2010052965 A JP2010052965 A JP 2010052965A JP 2008217649 A JP2008217649 A JP 2008217649A JP 2008217649 A JP2008217649 A JP 2008217649A JP 2010052965 A JP2010052965 A JP 2010052965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reforming
unit
combustion
temperature
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008217649A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5309792B2 (ja
Inventor
Hiroki Ogawara
裕記 大河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2008217649A priority Critical patent/JP5309792B2/ja
Publication of JP2010052965A publication Critical patent/JP2010052965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5309792B2 publication Critical patent/JP5309792B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】ホットスタート時においても安定して起動させることができる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】改質用燃料および改質水から水素を含む改質ガスを生成する改質部21と、改質水を蒸発させて水蒸気を生成し改質部21に供給する蒸発部26と、蒸発部26の温度を検出する温度センサ26aと、改質部21を加熱する燃焼部25と、改質部25、蒸発部26および燃焼部25を制御する制御装置1とを有し、少なくとも起動運転時には改質部21から導出されたガスが燃焼部25に導入される改質装置20である。制御装置1は、起動運転開始指示時における温度センサ26aに基づく蒸発部26の温度θが第1閾値θ1より高いとき、蒸発部26の温度θが第1閾値θ1以下である第2閾値θ2以下になるまで、蒸発部26に所定流量Wの改質水を供給する第1動作を行わせた後、燃焼部25での着火動作を開始させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、改質装置および、この改質装置を用いた燃料電池システムに関する。
従来、燃料電池システムとして特許文献1および特許文献2に記載されたものが知られている。特許文献1に記載された燃料電池システムは、蒸発部から改質部に供給される水蒸気の温度を測定する温度センサを有しており、この温度センサに基づく水蒸気の温度が設定温度範囲内にないとき、制御装置は改質反応が異常であると判定している。そして、制御装置は、水蒸気の温度が設定温度範囲よりも大きいときには蒸発部への改質水の量を増大させて改質部に供給される水蒸気量を増大させ、水蒸気の温度が設定温度範囲よりも小さいときには蒸発部への改質水の量を減少させて改質部に供給される水蒸気量を減少させている。この燃料電池システムによれば、改質部の水蒸気比を適正に維持しやすく、改質反応の状態を良好に維持することができると考えられる。
また、特許文献2に記載された燃料電池システムは、蒸発部の温度を測定する温度センサを有しており、起動開始時に温度センサに基づく蒸発部の温度により、蒸発部が水蒸気生成可能な温度であるか否かを判定している。そして、制御装置は、蒸発部の温度が水蒸気生成可能な基準温度を超えている場合には蒸発部への改質水の供給を開始し、蒸発部の温度が基準温度以下である場合には蒸発部の温度が基準温度を超えてから蒸発部への改質水の供給を開始する。この燃料電池システムによれば、起動開始時において蒸発部の温度が基準温度を超えている場合には蒸発部への改質水の供給が開始されるため、起動時間の短縮を図ることができる。
特開2005−225725号公報 特開2005−170784号公報
しかし、上記従来の燃料電池システムでは、安定して起動させることができない場合が起こり得る。すなわち、これらの燃料電池システムでは、燃料電池を停止した直後に再起動させる場合(ホットスタート)には、蒸発部が高温になっていることから蒸発部に改質水を供給した直後に水蒸気が瞬時に多量に発生し、発生した水蒸気および改質部や配管内のガスが燃焼部に流入する。そのため、ホットスタート時に燃焼部に着火してから蒸発部に改質水を供給したのでは、水蒸気および改質部や配管内のガスにより燃焼部における安定燃焼が妨げられる。
本発明は係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、ホットスタート時においても安定して起動させることができる改質装置および燃料電池システムを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る改質装置の特徴は、改質用燃料および改質水から水素を含む改質ガスを生成する改質部と、前記改質水を蒸発させて水蒸気を生成し前記改質部に供給する蒸発部と、前記蒸発部の温度を検出する温度検出手段と、前記改質部を加熱する燃焼部と、前記改質部、蒸発部および燃焼部を制御する制御装置とを有し、少なくとも起動運転時には前記改質部から導出されたガスが前記燃焼部に導入される改質装置であって、前記制御装置は、前記起動運転開始指示時における前記温度検出手段に基づく前記蒸発部の温度が第1閾値より高いとき、前記蒸発部の温度が前記第1閾値以下である第2閾値以下になるまで、前記蒸発部に所定流量の前記改質水を供給する第1動作を行わせた後、前記燃焼部での着火動作を開始させることである。
請求項2に係る改質装置の特徴は、請求項1において、前記制御装置は、前記第1動作とともに、前記燃焼部に所定流量の燃焼用空気を供給する第2動作を行わせることである。
請求項3に係る改質装置の特徴は、請求項2において、前記燃焼部から排出されたガスと前記蒸発部との間で熱交換することである。
請求項4に係る改質装置の特徴は、請求項1乃至3のいずれか一項において、前記制御装置は、前記第1動作を開始してから前記蒸発部の温度が第2閾値以下になるまでの時間が所定時間以上であるとき、改質水供給不良と判定することである。
請求項5に係る燃料電池システムの特徴は、燃料ガスが燃料極に供給され、酸化剤ガスが酸化剤極に供給されて発電する燃料電池システムにおいて、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の改質装置により生成された改質ガスを前記燃料ガスとして使用することである。
請求項1に係る改質装置においては、起動運転開始指示時における蒸発部の温度が第1閾値より高いとき、すなわち、ホットスタート時には、燃焼部での着火がされることなく蒸発部に所定流量の改質水が供給される第1動作が行われる。
起動運転開始指示時における蒸発部の温度が第1閾値より高いときに蒸発部に改質水を供給すれば、改質水は瞬時に蒸発して水蒸気が生成され、この水蒸気に押されて改質部や配管内に残留するガスが燃焼部から押し出される。そして、蒸発部の温度が第2閾値以下になってから燃焼部での着火動作を開始することにより、改質部や配管内の過剰な残留ガスあるいは過剰な水蒸気が燃焼部に流入することを抑制できる。したがって、この改質装置によれば、ホットスタート時においても安定して起動させることができる。
請求項2に係る改質装置においては、第1動作とともに、燃焼部に所定流量の燃焼用空気を供給する第2動作が行われるため、燃焼部内に流入した水蒸気を速やかに排気できる。そのため、燃焼部内での水の凝縮を抑制でき、しいては、凝縮水付着による着火部(スパークプラグ)の絶縁低下による着火・燃焼不良を抑制できる。また、燃焼部内の可燃ガス等を希釈して排出できる。
請求項3に係る改質装置においては、燃焼部から排出されたガスと蒸発部との間で熱交換するため、温度検出手段による蒸発部の温度の検出精度を向上させることができる。すなわち、ホットスタート時において蒸発部に供給された改質水は突沸しやすく、突沸して液体の水が温度検出手段に付着した場合には、蒸発部の温度の誤検知が生じるおそれがある。ここで、燃焼部から排出されたガスは改質部の熱で加熱されており、このガスが温度検出手段に付着した水の蒸発を加速するため、温度検出手段による蒸発部の温度の検出精度を向上させることができる。
請求項4に係る改質装置においては、第1動作を開始してから蒸発部の温度が第2閾値未満になるまでの時間が所定時間以上であるとき、制御装置が改質水供給不良と判定することで、改質水過少による運転での改質触媒の劣化(コーキング)を抑制することが可能となる。ここで、蒸発部に改質水が正常に供給可能であれば、蒸発部には液面ができて蒸発部の温度が低下する。しかし、改質水ポンプの故障等により、改質水が流れなかったり、規定流量に達しない場合には、所定時間を経過しても蒸発部の温度が所定値にまで下がらない。そのため、このような場合には、改質水供給不良と判定することができる。
請求項5に係る燃料電池システムにおいては、請求項1乃至4のいずれか一項に記載された改質装置により生成された改質ガスを燃料ガスとして使用するので、ホットスタート時において燃焼部での着火動作が開始されるときには、改質部や配管内の過剰な残留ガスあるいは過剰な水蒸気が燃焼部に流入することを抑制でき、安定して起動させることができる。
以下、本発明に係る改質装置および燃料電池システムの実施形態1,2について説明する。図1は実施形態1の燃料電池システムの概要を示す概要図である。この燃料電池システムは燃料電池10、この燃料電池10に必要な水素ガスを含む改質ガス(燃料ガス)を生成する改質装置20、および燃料電池システムを制御する制御装置1を備えている。
燃料電池10は、燃料極11と酸化剤極である空気極12と両極11,12間に介在された電解質13を備えており、燃料極11に供給された改質ガスおよび空気極12に供給された酸化剤ガスである空気(カソードエア)を用いて発電するものである。なお、空気の代わりに空気の酸素富化したガスを供給するようにしてもよい。
改質装置20は、改質用燃料を水蒸気改質し、水素リッチな改質ガスを燃料電池10に供給するものであり、改質部21、冷却部22、一酸化炭素シフト反応部(以下、COシフト部という)23および一酸化炭素浄化部(以下、CO浄化部という)24、燃焼部(燃焼装置)25、および蒸発部26から構成されている。改質用燃料としては天然ガス、LPGなどの改質用気体燃料、灯油、ガソリン、メタノールなどの改質用液体燃料があり、本実施形態においては天然ガスにて説明する。
改質部21は、改質用燃料に改質水が混合された改質用原料である混合ガスから改質ガスを生成して導出するものである。この改質部21は有底円筒状に形成されており、環状筒部内に軸線に沿って延在する環状の折り返し流路21aを備えている。
改質部21の折り返し流路21a内には、触媒21b(例えば、RuまたはNi系の触媒)が充填されており、冷却部22から導入された改質用燃料と水蒸気供給管51から導入された水蒸気との混合ガスが触媒21bによって反応し改質されて水素ガスと一酸化炭素ガスが生成されている(いわゆる水蒸気改質反応)。これと同時に、水蒸気改質反応にて生成された一酸化炭素と水蒸気が反応して水素ガスと二酸化炭素とに変成するいわゆる一酸化炭素シフト反応が生じている。これら生成されたガス(いわゆる改質ガス)は冷却部(熱交換部)22に導出されるようになっている。なお、水蒸気改質反応は吸熱反応であり、一酸化炭素シフト反応は発熱反応である。
冷却部22は、改質部21から導出された改質ガスと、改質用燃料と改質水(水蒸気)との混合ガスとの間で熱交換が行われる熱交換器(熱交換部)であって、高温である改質ガスを低温である混合ガスによって降温してCOシフト部23に導出するとともに混合ガスを改質ガスによって昇温して改質部21に導出するようになっている。
具体的には、冷却部22には図示しない燃料供給源(例えば都市ガス管)に接続された改質用燃料供給管41が接続されている。改質用燃料供給管41には、上流から順番に燃料ポンプ42、脱硫器46および改質用燃料バルブ43が設けられている。改質用燃料バルブ43は改質用燃料供給管41を開閉するものである。燃料ポンプ42は改質用燃料を供給しその供給量を調整する改質用燃料供給手段である。脱硫器46は燃料中の硫黄分(例えば、硫黄化合物)を低減するものである。燃料供給源から供給される燃料のうち改質部21に供給されて改質されるものを改質用燃料といい、燃焼部25に供給されて燃焼されるものを燃焼用燃料という。
また、改質用燃料供給管41の脱硫器46と改質用燃料バルブ43との間には燃焼部25に接続された燃焼用空気供給管64に接続された燃焼用燃料供給管44が接続されている。燃焼用燃料供給管44には燃焼用燃料バルブ45が設けられている。燃焼用燃料バルブ45は燃焼用燃料供給管44を開閉するものである。燃料ポンプ42が駆動され改質用燃料バルブ43が閉じられ燃焼用燃料バルブ45が開かれている場合、燃焼部25に燃焼用燃料が供給され、また、燃料ポンプ42が駆動され改質用燃料バルブ43が開かれ燃焼用燃料バルブ45が閉じられている場合、改質部21に改質用燃料が供給される。
さらに、改質用燃料供給管41の改質用燃料バルブ43と冷却部22との間には蒸発部26に接続された水蒸気供給管51が接続されている。蒸発部26から供給された水蒸気が改質用燃料に混合され、その混合ガスが冷却部22を通って改質部21に供給されている。また、蒸発部26の出口付近には、蒸発部26の温度を検出する温度センサ26aが配設されている。なお、この温度センサ26aは、蒸発部26の出口付近の水蒸気供給管51内に設けてもよい。この温度センサ26aが「温度検出手段」である。
COシフト部23は、改質部21から冷却部22を通って供給された改質ガス中の一酸化炭素を低減するものすなわち一酸化炭素低減部である。COシフト部23は、内部に上下方向に沿って延在する折り返し流路23aを備えている。折り返し流路23a内には触媒23b(例えば、Cu−Zn系の触媒)が充填されている。COシフト部23においては、冷却部22から導入された改質ガスに含まれる一酸化炭素と水蒸気は、触媒23bにより反応して水素ガスと二酸化炭素ガスとに変成するいわゆる一酸化炭素シフト反応が生じている。この一酸化炭素シフト反応は発熱反応である。
CO浄化部24は、COシフト部23から供給された改質ガス中の一酸化炭素をさらに低減して燃料電池10に供給するものでありすなわち一酸化炭素低減部である。CO浄化部24は、円筒状に形成されて、蒸発部26の外周壁を覆って当接して設けられている。CO浄化部24の内部には、触媒24a(例えば、RuまたはPt系の触媒)が充填されている。
このCO浄化部24の側壁面下部および側壁面上部には、COシフト部23に接続された接続管89および燃料電池10の燃料極11に接続された改質ガス供給管71がそれぞれ接続されている。接続管89には、酸化用空気供給管61が接続されている。これにより、CO浄化部24には、COシフト部23からの改質ガスと大気からの酸化用空気が導入されるようになっている。なお、酸化用空気供給管61には、上流から順番に酸化用空気ポンプ62および酸化用空気バルブ63が設けられている。酸化用空気ポンプ62は酸化用空気を供給しその供給量を調整するものである。酸化用空気バルブ63は酸化用空気供給管61を開閉するものである。
したがって、CO浄化部24内に導入された改質ガス中の一酸化炭素は、酸化用空気中の酸素と反応(酸化)して二酸化炭素になる。この反応は発熱反応であり、触媒24aによって促進される。これにより、改質ガスは酸化反応によって一酸化炭素濃度がさらに低減されて(10ppm以下)導出され、燃料電池10の燃料極11に供給されるようになっている。
燃料電池10の燃料極11の導入口には改質ガス供給管71を介してCO浄化部24が接続されるとともに、燃料極11の導出口にはオフガス供給管72を介して燃焼部25が接続されている。バイパス管73は燃料電池10をバイパスして改質ガス供給管71およびオフガス供給管72を直結するものである。改質ガス供給管71にはバイパス管73との分岐点と燃料電池10との間に第1改質ガスバルブ74が設けられている。オフガス供給管72にはバイパス管73との合流点と燃料電池10との間にオフガスバルブ75が設けられている。バイパス管73には第2改質ガスバルブ76が設けられている。
起動運転時には、改質装置20から一酸化炭素濃度の高い改質ガスを燃料電池10に供給するのを回避するため、第1改質ガスバルブ74およびオフガスバルブ75を閉じ第2改質ガスバルブ76を開き、定常運転(発電運転)時には、改質装置20からの改質ガスを燃料電池10に供給するため、第1改質ガスバルブ74およびオフガスバルブ75を開き第2改質ガスバルブ76を閉じている。
また、燃料電池10の空気極12の導入口には、カソード用空気供給管67が接続されるとともに、空気極12の導出口には、排気管82が接続されている。空気極12に空気が供給され、オフガスが排気されるようになっている。なお、カソード用空気供給管67には上流から順にカソード用空気ポンプ68およびカソード用空気バルブ69が設けられている。カソード用空気ポンプ68はカソード用空気を供給しその供給量を調整するものである。カソード用空気バルブ69はカソード用空気供給管67を開閉するものである。
燃焼部25は、改質部21を加熱して水蒸気改質反応に必要な熱を供給するための燃焼ガスを生成するものであり、改質部21の内周壁内に下端部が挿入されて空間をおいて配置されている。燃焼部25においては、燃焼部25に供給された燃焼用燃料、改質ガスまたはアノードオフガス(これらは可燃ガスである。)が燃焼部25に供給された燃焼用空気によって燃焼されて高温の燃焼ガスが発生する。この燃焼ガスは、改質部21と断熱部28との間および断熱部28と蒸発部26との間に形成されて改質部21や蒸発部26を加熱するように配設された燃焼ガス流路27を流通し、排気管81を通って燃焼排ガスとして外部に排出される。燃焼ガスは改質部21の改質触媒21aを活性温度域となるように加熱し、蒸発部22を水蒸気生成するために加熱する。
燃焼用空気供給管64には、燃焼用空気ポンプ(燃焼用酸化剤ガス供給手段)65および燃焼用空気バルブ66が設けられている。燃焼用空気ポンプ65は大気から燃焼用空気を吸い込み燃焼部25に吐出するものであり、制御装置1の指令に応じて燃焼部25に供給する燃焼用空気供給量を調整するものである。燃焼用空気バルブ66は、制御装置1の指令に応じて燃焼用空気供給管64を開閉するものである。
蒸発部26は、改質水を蒸発させて水蒸気を生成して冷却部22を介して改質部21に供給するものである。蒸発部26は、円筒状に形成されて燃焼ガス流路27の外周壁を覆って当接して設けられている。
この蒸発部26の下部(例えば側壁面下部、底面)には改質水タンク(図示省略)に接続された給水管52が接続されている。蒸発部26の上部(例えば側壁面上部)には水蒸気供給管51が接続されている。改質水タンクから導入された改質水は、蒸発部26内を流通する途中にて燃焼ガスからの熱およびCO浄化部24からの熱によって加熱されて、水蒸気となって水蒸気供給管51および冷却部22を介して改質部21へ導出するようになっている。なお、給水管52には、上流から順番に改質水ポンプ53および改質水バルブ54が設けられている。改質水ポンプ53は、蒸発部26に改質水を供給するとともにその改質水供給量を調整するものである。改質水バルブ54は給水管52を開閉するものである。
制御装置1には、温度センサ51a、各ポンプ42,53,65,62,68、各バルブ43,45,54,63,66,69,74,75,76および燃焼部25等が電気的に接続されている。制御装置1により燃料電池システムが制御される。
上記の構成の燃料電池システムの作動について図2および図3を参照して説明する。図2は制御プログラムのフローチャートである。また、図3はホットスタートである場合の蒸発部26の温度θと、改質水バルブ54,燃焼用空気バルブ66,第2改質ガスバルブ76の状態とを示すタイムチャートである。
燃料電池システムに対する起動指示が出されると(ステップS10)、温度センサ26aから蒸発部26の温度θが制御装置1に入力される。蒸発部26の温度θが120℃(第1閾値θ1)以下であるとき、ステップS17が実行される。すなわち、この場合はコールドスタートであり、ステップS12からS16までの処理がなされることはなく、通常通りに燃料電池システムの起動動作が開始される。コールドスタートの場合は、起動開始段階では低温であり、起動開始後の燃焼ガスとの熱交換により蒸発部26が暖機され安定して水蒸気を発生させることができるからである。また、蒸発部26の温度θが120℃(第1閾値θ1)より高いとき、ホットスタートであり、燃料電池システムの起動動作が開始される前にステップS12からS16までの処理が行われる(ステップS11)。ここで、「第1閾値θ1」は、蒸発部26に改質水を供給すると、その改質水が瞬時に蒸発して直ちに多量の水蒸気が発生する温度である。
ホットスタートの場合は、蒸発部26に改質水が供給されると、その改質水が瞬時に蒸発して水蒸気が多量に発生する。そのため、ホットスタート時に燃焼部25に着火してから蒸発部26に改質水を供給したのでは、多量の水蒸気および改質部21や配管内に残留するガスが燃焼部25に流入して安定燃焼が妨げられる。これを抑制するため、ステップS12において、改質水バルブ54,燃焼用空気バルブ66,第2改質ガスバルブ76が開けられる。また、改質水ポンプ53、燃焼用空気ポンプ65が駆動され、蒸発部26に所定流量Wの改質水が供給される第1動作が行われるとともに、燃焼部25に所定流量Aの燃焼用空気が供給される第2動作が行われる。この状態が図3における時刻T0の状態である。なお、その他のバルブ43,45,63,69,74,75は閉じられている。また、CO浄化部24と燃焼部25とがバイパス管73を介して直接接続される。蒸発部26に改質水が供給されると、水蒸気が急激に発生する。その水蒸気および水蒸気に押された改質部21や配管内に残留するガスは、バイパス管73を経由して燃焼部25に流入するが、燃焼部25に供給された多量の燃焼用空気により燃焼ガス流路27を通って排気管81から排出される。
燃焼中に、過剰な残留ガスあるいは過剰な水蒸気が燃焼部25に流入すると、排気エミッション悪化や吹き消え等の不具合が発生する。すなわち、残留ガスが可燃ガスの場合、規定燃焼空気比λに対して異常に低いλ(例えば、λ<1.0)となりエミッション悪化・吹き消えに至る。また、残留ガスが不活性ガスの場合、規定燃焼空気比に対して異常に高いλ(例えば、λ>2.0)となりエミッション悪化・吹き消えに至る。着火・燃焼前に第1動作を実施することにより、これらの不具合を解消できる。ここで、空気比λとは、燃焼に際して必要な空気量に対する実際に使用した空気量の比、すなわち、(燃焼に使用した空気量)/(理論的に必要な空気量)である。
また、第1動作とともに、燃焼部25に所定流量Aの燃焼用空気を供給する第2動作が行われるため、燃焼部25内に流入した水蒸気を速やかに排気できる。そのため、燃焼部25内での水の凝縮を抑制でき、しいては、凝縮水付着による着火部(スパークプラグ)の絶縁低下による着火・燃焼不良を抑制できる。また、燃焼部25内の可燃ガス等を希釈して排出できる。
さらに、このようにして燃焼部25から排出されたガスと蒸発部26との間で熱交換するため、温度センサ26aによる蒸発部26の温度の検出精度を向上させることができる。すなわち、ホットスタート時において蒸発部26に供給された改質水は突沸しやすく、突沸して液体の水が温度センサ26aに付着した場合には、蒸発部26の温度の誤検知が生じるおそれがある。燃焼部25から排出されたガスは改質部21の熱で加熱されており、このガスが温度センサ26aに付着した水の蒸発を加速するため、温度センサ26aによる蒸発部26の温度の検出精度を向上させることができる。なお、燃焼部25への燃焼用空気の供給は、蒸発部26への改質水の供給と同時であっても、蒸発部26への改質水の供給の前であってもよい。
改質水バルブ54が開けられ蒸発部26に改質水が供給されてからの時間が所定時間Tmを経過したか否かが調べられる(ステップS13)。所定時間Tm以下である場合、温度センサ26aから蒸発部26の温度θが入力され、この温度θが100℃(第2閾値θ2)以下になったか否かが調べられる。温度θが100℃(第2閾値θ2)より高い場合、蒸発部26に供給された改質水は瞬時に蒸発する恐れが残っており、水蒸気の安定した発生が可能でない恐れがあると判断され、ステップS13に戻される。温度θが100℃(第2閾値θ2)以下である場合、蒸発部26に供給された改質水は瞬時に蒸発することはない。この場合、蒸発部26には液面が存在して、水蒸気の安定した発生が可能であると判断され、ステップS16が実行される(ステップS14)。ここで、「第2閾値θ2」は、蒸発部26に改質水を供給しても瞬時に水蒸気が生成されることがなく、水蒸気の安定した発生が可能な温度である。ここで、第1閾値θ1と第2閾値θ2は、改質装置の構造により異なり、第1閾値θ1として100℃、110℃、120℃が例示でき、第2閾値θ2として100℃、95℃が例示できる。また、第1閾値θ1と第2閾値θ2とを同じ値にしてもよいが、温度センサの精度や制御性を考慮すると、第1閾値θ1が第2閾値θ2より大きい値であることが望ましい。なお、「所定時間Tm」は、制御装置1が蒸発部26への供給を指示する改質水の所定流量Wに基づいて決定される。この際、制御装置1が燃焼部25への供給を指示する燃焼用空気の所定流量Aも考慮される。
また、ステップS13において、所定時間Tmを経過した場合、改質水供給不良として異常判定し、その旨が通知されるとともに燃料電池システムが停止される(ステップS15)。ステップS15が実行される場合は、所定時間Tmを経過しても蒸発部26の温度θが100℃(第2閾値θ2)以下にならない場合であり、改質水ポンプ53の異常等により蒸発部26に所定量の改質水が供給されない場合である。このような場合に、ステップS15において燃料電池システムが停止されることにより、改質水過少による運転での改質触媒21bの劣化(コーキング)を抑制することができる。
所定時間Tm内に蒸発部26の温度θが100℃(第2閾値θ2)以下になった場合、改質水バルブ54,燃焼用空気バルブ66,第2改質ガスバルブ76が閉じられる(ステップS16)。この状態が図3における時刻T1の状態である。ステップS16が実行された後、通常の燃料電池システムの起動動作が開始され、暖機運転を経て定常運転が行われる(ステップS17)。
以下、ステップS17における処理を概説する。まず、燃料電池システムの起動動作の開始から改質部21に改質用燃料の供給が開始されるまでの間の処理について説明する。最初に、燃焼用空気バルブ66が開かれ、燃焼用空気ポンプ65が駆動されるとともに、改質用燃料バルブ43、第1改質ガスバルブ74およびオフガスバルブ75が閉じられ、燃焼用燃料バルブ45が開かれ、燃料ポンプ42が駆動されて、燃焼部25に着火される。この際、燃焼用燃料は改質部21を通らないで燃焼用燃料供給管44を通って燃焼用空気供給管64で燃焼用空気に合流して混合され、その予混合ガスが燃焼用空気供給管64を通って燃焼部25に供給される。そして、蒸発部26で水蒸気が生成され、かつ、改質部21が所定温度以上となった後、改質部21に改質用燃料の供給が開始される。
また、改質部21への改質用燃料の供給開始以降から定常運転(発電)開始までの間は、改質用燃料バルブ43および第2改質ガスバルブ76が開かれ、燃焼用燃料バルブ45が閉じられ、燃料ポンプ42が駆動される。第1改質ガスバルブ74およびオフガスバルブ75は閉じられたままである。これにより、CO浄化部24から一酸化炭素濃度の高い改質ガスを燃料電池10に供給するのを回避するため、燃焼部25にはCO浄化部24からの改質ガスが燃料電池10を通らないで直接供給される。燃焼用空気は上記と同様に供給されている。すなわち、燃焼部25には、オフガス供給管72を通って改質ガスが供給されるとともに、燃焼用空気供給管64を通って燃焼用空気が供給される。
そして、定常運転(発電)中においては、改質用燃料バルブ43、第1改質ガスバルブ74およびオフガスバルブ75が開かれ、燃焼用燃料バルブ45および第2改質ガスバルブ76が閉じられ、燃料ポンプ42が駆動される。これにより、燃焼部25には燃料電池10の燃料極11からのアノードオフガス(燃料電池10の燃料極11に供給され消費されずに排出された水素や未改質の改質用燃料を含んだ改質ガス)が供給される。燃焼用空気は上記と同様に供給されている。すなわち、燃焼部25には、オフガス供給管72を通ってアノードオフガスが供給されるとともに、燃焼用空気供給管64を通って燃焼用空気が供給される。このとき、燃焼部25では燃焼用燃料などの可燃ガスを別途追加して燃焼する追い焚きは行われていない。いわゆる追い焚きレスシステムである。
実施形態1の改質装置および燃料電池システムにおいては、起動運転開始指示時における蒸発部26の温度が第1閾値θ1より高いとき、すなわち、ホットスタート時には、燃焼部25での着火がされることなく蒸発部26に所定流量Wの改質水が供給される第1動作が行われる。起動運転開始指示時における蒸発部26の温度θが第1閾値θ1より高いときに蒸発部26に改質水を供給すれば、改質水は瞬時に蒸発して水蒸気が生成され、この水蒸気に押されて改質部21や配管内に残留するガスが燃焼部25から押し出される。そして、蒸発部26の温度θが第2閾値θ2以下になってから燃焼部25での着火動作を開始することにより、改質部21や配管内の過剰な残留ガスあるいは過剰な水蒸気が燃焼部25に流入することを抑制できる。したがって、この改質装置および燃料電池システムによれば、ホットスタート時においても安定して起動させることができる。
実施形態2の燃料電池システムの構成は、図1に示す実施形態1の構成と同一である。この燃料電池システムの作動について、図4に示す制御プログラムのフローチャートを用いて説明する。ただし、図5に示す制御プログラムのフローチャートも、図2に示す実施形態1のものと略同様であり、同一の処理については同一の符号を用いるものとし、その説明を省略する。
実施形態1においては、蒸発部26の温度θが第2閾値θ2以下になるまで、蒸発部26に所定流量Wの改質水が供給される第1動作、および燃焼部25に所定流量Aの燃焼用空気が供給される第2動作が行われる(ステップS14)。しかし、実施形態2においては、ステップS24において、所定時間Tnが経過するまで第1動作および第2動作が行われる。図5に示すテーブルより、ステップS11で測定された蒸発部26の温度θ(a1〜an)に対応して所定時間Tn(b1〜bn)が求められる。この所定時間Tn(b1〜bn)は、蒸発部26の温度θが第2閾値θ2以下になるまでの時間であり、改質部21の大きさ毎に実験により予め求めておく。また、実施形態2においては、実施形態1のステップS13,S15に対応した処理はされない。
実施形態2の改質装置および燃料電池システムにおいては、起動運転開始指示時における蒸発部26の温度が第1閾値θ1より高いとき、すなわち、ホットスタート時には、燃焼部25での着火がされることなく蒸発部26に所定流量Wの改質水が供給される第1動作が行われる。起動運転開始指示時における蒸発部26の温度θが第1閾値θ1より高いときに蒸発部26に改質水を供給すれば、改質水は瞬時に蒸発して水蒸気が生成され、この水蒸気に押されて改質部21や配管内に残留するガスが燃焼部25から押し出される。そして、所定時間Tnが経過して、第1動作が終了されて燃焼部25での着火動作が開始されるときには、蒸発部26の温度θが第2閾値θ2以下になっていると考えられる。そのため、燃焼部25での着火動作が開始されるときには、改質部21や配管内の過剰な残留ガスあるいは過剰な水蒸気が燃焼部25に流入することを抑制できる。したがって、この改質装置および燃料電池システムによれば、ホットスタート時においても安定して起動させることができる。
また、この改質装置および燃料電池システムにおいては、実施形態1と同様、第1動作とともに、燃焼部25に所定流量Aの燃焼用空気を供給する第2動作が行われるため、第1動作とともに、燃焼部25に所定流量Aの燃焼用空気を供給する第2動作が行われるため、燃焼部25内に流入した水蒸気を速やかに排気できる。そのため、実施形態1と同様、燃焼部25内での水の凝縮を抑制でき、しいては、凝縮水付着による着火部(スパークプラグ)の絶縁低下による着火・燃焼不良を抑制できる。また、燃焼部25内の可燃ガス等を希釈して排出できる。
また、このようにして燃焼部25から排出されたガスと蒸発部26との間で熱交換するため、実施形態1と同様の理由により、温度センサ26aによる蒸発部26の温度の検出精度を向上させることができる。
なお、改質装置として、実施形態1,2のように着火時に燃焼用燃料を燃焼部25に供給するものほか、燃焼用燃料専用ラインを設けないで、改質部21に送られた改質用燃料をバイパス管73を介して燃焼部25に供給するもの(この場合、コールドスタート時には改質用燃料が未改質のまま燃焼部25に供給される)がある。
以上において、本発明の燃料電池システムを実施形態1,2に即して説明したが、本発明はこれらに制限されるものではなく、本発明の技術的思想に反しない限り、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施形態1,2に係り、燃料電池システムの形態の概要を示す概要図である。 実施形態1に係り、制御プログラムのフローチャートである。 実施形態1に係り、ホットスタート時の蒸発部温度と、各バルブの状態を示すタイムチャートである。 実施形態2に係り、制御プログラムのフローチャートである。 実施形態2に係り、蒸発部の温度に対応した所定時間を示すテーブルである。
符号の説明
1…制御装置、10…燃料電池、11…燃料極、12…空気極、20…改質装置、21…改質部、22…冷却部(熱交換部)、23…一酸化炭素シフト反応部(COシフト部)、24…一酸化炭素浄化部(CO浄化部)、25…燃焼部、26…蒸発部、26a…温度検出手段(温度センサ)、27…燃焼ガス流路、28…断熱部、41…燃料供給管、42…燃料ポンプ、43…改質用燃料バルブ、44…燃焼用燃料供給管、45…燃焼用燃料バルブ、46…脱硫器、51…水蒸気供給管、52…給水管、53…改質水ポンプ、54…改質水バルブ、61…酸化用空気供給管、62…酸化用空気ポンプ、63…酸化用空気バルブ、64…燃焼用空気供給管、65…燃焼用空気ポンプ、66…燃焼用空気バルブ、67…カソード用空気供給管、68…カソード用空気ポンプ、69…カソード用空気バルブ、71…改質ガス供給管、72…オフガス供給管、73…バイパス管、74…第1改質ガスバルブ、75…オフガスバルブ、76…第2改質ガスバルブ、81,82…排気管、89…接続管、θ1…第1閾値、θ2…第2閾値、A,W…所定流量。

Claims (5)

  1. 改質用燃料および改質水から水素を含む改質ガスを生成する改質部と、前記改質水を蒸発させて水蒸気を生成し前記改質部に供給する蒸発部と、前記蒸発部の温度を検出する温度検出手段と、前記改質部を加熱する燃焼部と、前記改質部、蒸発部および燃焼部を制御する制御装置とを有し、
    少なくとも起動運転時には前記改質部から導出されたガスが前記燃焼部に導入される改質装置であって、
    前記制御装置は、前記起動運転開始指示時における前記温度検出手段に基づく前記蒸発部の温度が第1閾値より高いとき、前記蒸発部の温度が前記第1閾値以下である第2閾値以下になるまで、前記蒸発部に所定流量の前記改質水を供給する第1動作を行わせた後、前記燃焼部での着火動作を開始させることを特徴とする改質装置。
  2. 請求項1において、
    前記制御装置は、前記第1動作とともに、前記燃焼部に所定流量の燃焼用空気を供給する第2動作を行わせることを特徴とする改質装置。
  3. 請求項2において、
    前記燃焼部から排出されたガスと前記蒸発部との間で熱交換することを特徴とする改質装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項において、
    前記制御装置は、前記第1動作を開始してから前記蒸発部の温度が第2閾値以下になるまでの時間が所定時間以上であるとき、改質水供給不良と判定することを特徴とする改質装置。
  5. 燃料ガスが燃料極に供給され、酸化剤ガスが酸化剤極に供給されて発電する燃料電池システムにおいて、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の改質装置により生成された改質ガスを前記燃料ガスとして使用することを特徴とする燃料電池システム。
JP2008217649A 2008-08-27 2008-08-27 改質装置および燃料電池システム Expired - Fee Related JP5309792B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008217649A JP5309792B2 (ja) 2008-08-27 2008-08-27 改質装置および燃料電池システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008217649A JP5309792B2 (ja) 2008-08-27 2008-08-27 改質装置および燃料電池システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010052965A true JP2010052965A (ja) 2010-03-11
JP5309792B2 JP5309792B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=42069278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008217649A Expired - Fee Related JP5309792B2 (ja) 2008-08-27 2008-08-27 改質装置および燃料電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5309792B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002241108A (ja) * 2001-02-09 2002-08-28 Fuji Electric Co Ltd 燃料改質装置および燃料電池発電装置
JP2002356305A (ja) * 2001-03-26 2002-12-13 Osaka Gas Co Ltd 改質装置の起動方法及び改質装置
JP2005158428A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システムにおける蒸発器の起動方法および起動制御装置
JP2005170784A (ja) * 2003-11-20 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 水素発生装置及びその運転方法ならびに燃料電池発電システム
JP2005225725A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Osaka Gas Co Ltd 水蒸気改質装置
JP2007200609A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池システム
JP2008105900A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Aisin Seiki Co Ltd 改質装置
JP2009067654A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Sanyo Electric Co Ltd 燃料改質装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002241108A (ja) * 2001-02-09 2002-08-28 Fuji Electric Co Ltd 燃料改質装置および燃料電池発電装置
JP2002356305A (ja) * 2001-03-26 2002-12-13 Osaka Gas Co Ltd 改質装置の起動方法及び改質装置
JP2005170784A (ja) * 2003-11-20 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 水素発生装置及びその運転方法ならびに燃料電池発電システム
JP2005158428A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システムにおける蒸発器の起動方法および起動制御装置
JP2005225725A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Osaka Gas Co Ltd 水蒸気改質装置
JP2007200609A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池システム
JP2008105900A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Aisin Seiki Co Ltd 改質装置
JP2009067654A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Sanyo Electric Co Ltd 燃料改質装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5309792B2 (ja) 2013-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4724029B2 (ja) 改質装置の運転停止方法
JP5194373B2 (ja) 改質装置
JP5334034B2 (ja) 改質装置および燃料電池システム
US8415064B2 (en) Fuel cell system
JP2008192425A (ja) 燃料電池システム及びその運転方法
JP2009004346A (ja) 改質器、燃料電池システム、及び改質器の停止方法
JP2012234664A (ja) 燃料電池システム
JP2010080192A (ja) 燃料電池の運転停止方法及び燃料電池システム
JP2008108546A (ja) 燃料電池システム
JP2008273763A (ja) 改質装置および燃料電池システム
JP5292173B2 (ja) 燃料電池システム
US9178231B2 (en) Fuel cell system and fuel cell system diagnosis method
JP2005174745A (ja) 燃料電池システムの運転方法及び燃料電池システム
JP2008063159A (ja) 改質器の停止方法、改質器及び燃料電池システム
JP5309792B2 (ja) 改質装置および燃料電池システム
JP2006278108A (ja) 燃料電池システムの起動方法並びに改質装置及び燃料電池システム
JP5487703B2 (ja) 燃料電池システム
JP5166829B2 (ja) 改質器及び燃料電池システム
JP2008105861A (ja) 改質装置
JP6638464B2 (ja) 燃料電池システム
JP2019169256A (ja) 高温動作型燃料電池システム
JP2010108770A (ja) 燃料電池発電システム及び燃料電池発電システムの制御方法
JP2010257823A (ja) 燃料電池システムの燃焼装置
JP3924128B2 (ja) 燃料電池システム
JP5369404B2 (ja) 改質装置の運転停止方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130415

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130424

TRDD Decision of grant or rejection written
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130617

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5309792

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees