JP2010051069A - 発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高い発電効率を得ることを目的としたものである。
【解決手段】筐体1内に、有機高分子7の中に均一な粒子径を有する圧電セラミック粉末8を重なることなく均一に分散させた構造の複合圧電体2を用いることによって、耐衝撃性を向上することができるとともに、複合圧電体2の変形量を増加させることができるので高い発電効率を得ることができる。さらに、圧電セラミック粉末8の横方向の粒子間に有機高分子7が存在する構成であり、複合圧電体2は1−3型複合圧電体に近い構成となる。そのため垂直に働く力に対しては圧電セラミック粉末8と同程度の圧電定数を保持し、誘電率を低減することができるので出力電圧を高めることができる。
【選択図】図1
【解決手段】筐体1内に、有機高分子7の中に均一な粒子径を有する圧電セラミック粉末8を重なることなく均一に分散させた構造の複合圧電体2を用いることによって、耐衝撃性を向上することができるとともに、複合圧電体2の変形量を増加させることができるので高い発電効率を得ることができる。さらに、圧電セラミック粉末8の横方向の粒子間に有機高分子7が存在する構成であり、複合圧電体2は1−3型複合圧電体に近い構成となる。そのため垂直に働く力に対しては圧電セラミック粉末8と同程度の圧電定数を保持し、誘電率を低減することができるので出力電圧を高めることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、複合圧電体を用いて構成される発電装置に関するものである。
近年、外力を受けて屈曲することで発電するバイモルフ型などの圧電セラミックを用いた発電装置の用途開発が盛んに行われている。
例えば、図8に示すように、携帯式電話機の筐体101内に、錘102付きの弾性体板103に圧電セラミック104を取付けた発電装置105を設け、携帯時や乗り物内で受ける外部振動によって圧電セラミック104が機械的応力を受け、ここで発生する電気エネルギーをダイオード回路106を介してコンデンサ107に蓄電し、この蓄電された電気エネルギーを電源電池の補助エネルギーとして利用するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−171341号公報
高い発電効率を得るためには、圧電セラミックに大きな変位を得る必要がある。しかし圧電セラミックは衝撃に弱いため、大きな変位や衝撃を印加すると、破損してしまう恐れがあり、また小さな変位や弱い衝撃では大きな電圧を発生することができないことから、高い発電効率を得ることは困難であった。
また、パソコンや携帯電話、ゲーム機のコントローラーなどに発電装置を使用した場合にはキーやスイッチを多回数押されるために、この押圧力を利用したコンパクトな発電装置を実現することができる。
このように人がキーを叩くことによって発電させる際には、衝撃に強いこと、キータッチの感覚が自然であることなども考慮する必要がある。
前記従来の課題を解決するために、本発明は、筐体内に均一な粒子径を有する圧電セラミック粉末を有機高分子中に粉末が重ならないように分散させた複合圧電体を内蔵し、外部振動によって前記筐体内部の複合圧電体が機械的応力を受けるように構成され、ここで発生する電気エネルギーを蓄電手段に蓄電し、この電気エネルギーを利用するようにしたものである。
これによって、従来の発電装置に比べて耐衝撃性を向上することができるとともに、複合圧電体の変形量を増加させることができるので高い発電効率を得ることができる。
さらに、有機高分子の中に圧電セラミックの柱を平行に立てた構造にしているので、垂直に働く力に対しては圧電セラミックと同程度の圧電定数を保持し、誘電率を低減することができるので出力電圧を高めることができる。
また、可撓性を有するのでパソコンや携帯電話、ゲーム機のコントローラーなどに応用した場合にはキータッチの感覚が自然な発電装置を実現することができる。
本発明の発電装置は、有機高分子の中に均一な粒子径を有する圧電セラミック粉末を重なることなく均一に分散させた構造の複合圧電体を用いることによって、耐衝撃性を向上することができるとともに、複合圧電体の変形量を増加させることができるので高い発電効率を得ることができる。
さらに、本構成はセラミックの横方向の粒子間に有機高分子が存在する構成であり、複合圧電体は1−3型構造に近い構成となる。そのため垂直に働く力に対しては圧電セラミックと同程度の圧電定数を保持し、誘電率を低減することができるので出力電圧を高めることができる。
また、可撓性を有するのでパソコンや携帯電話、ゲーム機のコントローラーなどに応用した場合にはキータッチの感覚が自然な発電装置を実現することができる。
第1の発明は、筐体内に均一な粒子径を有する圧電セラミック粉末を有機高分子中に粉末が重ならないように分散させた複合圧電体を内蔵し、外部振動によって前記筐体内部の複合圧電体が機械的応力を受けるように構成され、ここで発生する電気エネルギーを蓄電手段に蓄電し、この電気エネルギーを利用するようにしたものである。
したがって、耐衝撃性を向上することができるとともに、複合圧電体の変形量を増加させることができるので高い発電効率を得ることができる。
また、パソコンや携帯電話、ゲーム機のコントローラーなどに応用した場合にはキータッチの感覚が自然な発電装置を実現することができる。
第2の発明は、特に、複合圧電体をドクターブレード法によって形成することで、容易に圧電セラミック粉末が重ならないように均一に分散形成することができる。このため、簡単に1−3型複合圧電体に近い構成を実現することができるので、発電効率を容易に高めることができる。
第3の発明は、特に、複合圧電体を加圧成形によって形成することで、容易に圧電セラミック粉末が重ならないように均一に分散形成することができる。このため、簡単に1−3型複合圧電体に近い構成を実現することができるので、発電効率を容易に高めることができる。
第4の発明は、特に、複数枚の複合圧電体を、分極を逆向にして接合して層状の複合圧電体に形成することによって、2つの複合圧電体は、接合面を中心(伸縮しない部位)にたわみ振動が行われる。
この場合、一方の側の複合圧電体が伸長すれば他方の複合圧電体は収縮し、かつ出力電圧の電極は同一方向となり、両複合圧電体は直列に接続された発電構成となるため、1つの複合圧電体を用いた場合に比べて大きな出力を得ることができ、発電効率を高めることができる。
第5の発明は、特に、複合圧電体は屈曲自在に支持する支持部材を有し、外力の印加による複合圧電体の変形量を支持部材が増幅させる構成にすることによって、複合圧電体の変形量を増加することができるため、大きな出力を得ることができ、発電効率を高めることができる。
第6の発明は、特に、圧電セラミック粉末としてチタン酸ジルコン鉛を用いることによ
って、複合圧電体としての圧電性能を向上し、発電効率を向上することができる。
って、複合圧電体としての圧電性能を向上し、発電効率を向上することができる。
圧電セラミックは、機械的エネルギーと電気的エネルギーとの間の変換素子用として知られており、圧電効果を示す物質は無機・有機ともに多くの材料が知られているが、現在実用レベルで圧電性能が優れた材料としては、チタン酸鉛とジルコン酸鉛の固溶体であるチタン酸ジルコン酸鉛が上げられる。
第7の発明は、特に、圧電セラミック粉末を周期表第I族の元素、周期表II属の元素の少なくとも1種を含むペロブスカイト構造を有する化合物を用いることによって、本来、周期表第I族の元素、周期表II属の元素のアルカリ金属やアルカリ土類金属は水により溶出しやすいが、圧電セラミックに含有するこれらアルカリ成分の溶出を抑制することができるため、電気抵抗の大幅な低下を抑制することができる。
特に、アルカリ成分を含む圧電セラミックは固有抵抗が低く、さらに電気抵抗値が低くなると複合圧電体として使用できない場合もあり、アルカリ成分を含む複合圧電体の電気抵抗の低下を防止することは高い実用性を有する。
第8の発明は、特に、圧電セラミック粉末を主成分がチタン酸ビスマス・ナトリウム、チタン酸バリウム、ニオブ酸ナトリウム、ニオブ酸カリウムの少なくとも1種を含む化合物とすることにより、圧電セラミックスが廃棄処理され酸性雨などの環境に曝されても鉛の溶出がなく、環境を汚染することがない。
第9の発明は、特に、複合圧電体の表面に撥水処理を施したことによって、水の浸透を抑制し、初期の電気的特性、圧電特性、機械的引っ張り強度の変化を防止することができ、優れた耐久性、信頼性を実現することができる。
さらに圧電セラミックと有機高分子との混練性(混合・分散)や密着性を向上させることができるので混練加工時間の短縮化、圧電特性の向上、圧電特性の安定化、可撓性の向上を実現することができる。
第10の発明は、特に、有機高分子を塩素化ポリエチレン、クロルスルホン化ポリエチレンの少なくとも1種の材料とすることにより、圧電組成物感圧体中の圧電セラミックの含有量を多くすることができるので複合圧電体の圧電特性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1を示し、筐体1の内部に複合圧電体2とその表面に可撓性を有する電極3を設け、前記複合圧電体2の一部あるいは全面に時間的に変化する圧力が印加されるようにして発電装置4を構成している。
図1は本発明の実施の形態1を示し、筐体1の内部に複合圧電体2とその表面に可撓性を有する電極3を設け、前記複合圧電体2の一部あるいは全面に時間的に変化する圧力が印加されるようにして発電装置4を構成している。
複合圧電体2からの電気エネルギーの取り出しは、ブリッジ整流回路5を用い、二次電池もしくはコンデンサなどの蓄電手段6に蓄電するようにしている。
ブリッジ整流回路5を用いたのは、負荷や蓄電池等に逆の極性の電圧が印加されることを防止することができるためである。
前記複合圧電体2は、有機高分子7の中に均一な粒子径を有する圧電セラミック粉末8を重ならないように分散させたもので、すなわち、1−3型に近い構成にした。
複合圧電体2として、ユニモルフ型の構造のものを示しているが、これに限定されるものではなく、モノモルフ素子、バイモルフ素子、積層型バイモルフ素子など、種々のものを用いることができる。
本実施の形態において、複合圧電体2は、約150μmの圧電セラミック粉末の粒子を有機高分子中に投入し、均一拡散させた後、ドクターブレード法により約150μmの厚みになるよう複合圧電体の膜を形成した。
ドクターブレード法とは、ある材料の粉を均質で厚みの一定した板に加工する方法の一つであり、原料粉末と溶媒や樹脂などである程度の粘度を有するスラリーとし、ドクターブレードの受け口に流し込む。
ドクターブレードは金属の水平な刃をもっており、この刃が底についている時はスラリーは漏れない。刃の隙間を調整して、刃の底部にある樹脂シートを一定速度で滑らせると厚みの均一なスラリーのシートを作ることが出来る手法である。
本実施の形態において、ドクターブレードの隙間は150μmとし、圧電セラミック粉末8が重ならないような構成が可能になり、複合圧電体2の厚みも150μmで形成できた。
また、圧電セラミックス粉末8と有機高分子7を複合化したものを圧電セラミックス粉末8の粒子径と同様の厚みになるようギャップ調整し、加圧あるいは熱加圧することによってもドクターブレード法と同様に、圧電セラミック粉末8が重ならないような複合圧電体2を構成することができる。
本実施の形態において、圧電セラミック粉末8はチタン酸ジルコン酸鉛を使用し、有機高分子7は塩素化ポリエチレンを用いた。
次に、シート状の複合圧電体2の両面に導電性粉末と有機高分子が混合された導電性ペーストまたは導電塗料の塗布、導電性粉末をゴムや熱可塑性エラストマーなどの可撓性を有する有機高分子に混合・分散させた導電シートの融着、導電性材料の蒸着のいずれかの材料と形成方法によって電極3を形成した。
その後、圧電性を発現させるために空気中またはシリコンオイル浴中で電極3間に直流高電圧を印加してポーリング処理を行い、シート状の複合圧電体12を作製する。
複合圧電体2の圧電性は、前述したように電極3間に高圧の直流電圧を印加し、複合圧電体2をポーリング処理することにより発現する。
圧電性を発現させたシート状の複合圧電体2の一部あるいは全面に時間的に変化する圧力(振動)が印加されたとき、電極3間にはその部分に生じる加速度に応じた電荷が誘起され、ブリッジ整流回路5によって電気エネルギーを取り出し、蓄電手段6に蓄電している。
図2に複合圧電体2に振動を印加した時間と蓄電手段6に蓄電された電圧の関係を示す。ここで、複合圧電体2を2cm×3cmの形状にし、15Hzの振動を印加した。また、蓄電手段6は100μFの容量のコンデンサを使用した。
図2に示すように、蓄電手段6に貯められた電圧は振動の印加時間に伴って増加し、約
1分間で2.98Vの電圧を貯めることが可能となった。
1分間で2.98Vの電圧を貯めることが可能となった。
また、周波数が低くなるほど蓄電される電圧のスピードや蓄電量は低くなる傾向にあるが、例えば5Hzの振動を印加した場合では約5分間で蓄電手段6に3.6Vの電圧を蓄電することが可能となった。
さらに、複合圧電体2に含まれる圧電セラミック粉末8として、チタン酸ジルコン酸鉛を使用したが、圧電セラミック粉末8の比誘電率は低ければ低いほど、複合圧電体2の出力電圧が高くなる。つまり、複合圧電体2の出力電圧(V)は、その電荷発生量(Q)を静電容量(C)で割った値となる(V=Q/C)。
電荷発生量は圧電セラミックの圧電性能に依存し、静電容量は圧電セラミック粉末16と有機高分子17の比誘電率に依存する。
したがって、複合圧電体2の圧電セラミックとして比誘電率が約2000のチタン酸ジルコン酸鉛と、比誘電率が約600のチタン酸ビスマス・ナトリウムを用いた場合、両者の圧電セラミックの圧電定数が同じであれば、比誘電率の低いチタン酸ビスマス・ナトリウムの方がチタン酸ジルコン酸鉛よりも高い電圧が印加されることになり、印加される応力に対するセンサの出力電圧を高くすることができるので発電効率を向上させることができる。
圧電セラミックの比誘電率は低ければ低いほど出力電圧は高くなるが、圧電セラミック自身の圧電定数が低ければ意味はない。
その点から、有用な圧電セラミックは、周期表第1族、周期表第2族の元素を含む化合物は、バリウム、ナトリウム、カリウム、ビスマス、リチウムの少なくとも1種を含むもの、具体的にはニオブ酸ナトリウム、ニオブ酸カリウム、ニオブ酸リチウム、チタン酸ビスマス・ナトリウム、チタン酸バリウム、チタン酸ビスマスの少なくとも1種を含むものが挙げられる。
これらの圧電セラミックは鉛を含まないのでシート状の複合圧電体が廃棄処理され、酸性雨などの環境に曝されても鉛の溶出がなく、環境汚染の可能性がない。
また、本実施の形態において、有機高分子7としてとして、塩素化ポリエチレンを用いたが、圧電セラミック粉末8の含有量を多くすることができるので、シート状の複合圧電体の圧電特性を向上させることができるため好ましい。また、同様にクロルスルホン化ポリエチレンを用いても同様の効果を得ることができる。
発電効率を向上させるとともに、湿度特性を低減できる手段として図3に示すように、複合圧電体2の表面に撥水処理を施し撥水膜9を形成することによって、圧電セラミック粉末8と有機高分子7との密着性を向上させることができる。
そのため、印加応力を圧電セラミックに効率良く伝達することができるため発電効率を向上することができるとともに、圧電セラミック粉末8と有機高分子7との混練加工時間の短縮化、可撓性の向上を実現することができる。
さらに、撥水処理を施して撥水膜9を形成することで、複合圧電体2への水の浸透を抑制することができるため、発電効率に影響を及ぼす圧電特性、静電容量や抵抗値などの電気特性や複合圧電体2の機械的引っ張り強度の変化を防止することができ、優れた耐久性、信頼性を実現することができる。
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2を示し、先の実施の形態1と異なるところは、2枚の複合圧電体2を分極を逆向にして接合した点である。
図4は本発明の実施の形態2を示し、先の実施の形態1と異なるところは、2枚の複合圧電体2を分極を逆向にして接合した点である。
なお、図1のものと同じ作用をする部分には同一符号を付し、具体的な説明は実施の形態1のものを援用する。
本実施の形態において、各々の複合圧電体2は2cm×3cmの形状のものを使用し、接合は熱圧着で行った。
本構成にすることによって、2つの複合圧電体2は、接合面を中心(伸縮しない部位)にたわみ振動が行われる。
すなわち、一方の側の複合圧電体2が伸長すれば他方の複合圧電体2は収縮し、かつ出力電圧の電極は同一方向となる直列発電構成となり、大きな出力を得ることができる。
図5に15Hzの振動を印加し、蓄電手段6として100μFの容量のコンデンサを使用した結果を示す。
図5に示すように約1分間で5.8Vの電圧を貯めることが可能となった。よって、1つの複合圧電体2を用いた場合に比べて約2倍程度の大きな出力を得ることができ、発電効率を高めることができた。
なお、本実施例において複合圧電体2を2層で構成したが、2層以上の構成するとより一層発電効率を高めることが可能となる。
さらに、本実施の形態において複合圧電体2の接合は熱圧着で行ったがそれに限るものではない。例えば、導電性の接着剤や部材などで固定することで接合しても同様の効果が得られる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3を示し、先の実施の形態1と異なるところは、複合圧電体2の下部に支持部材10を設け、印加応力に対する複合圧電体2の変形量を増大させている点である。
図6は、本発明の実施の形態3を示し、先の実施の形態1と異なるところは、複合圧電体2の下部に支持部材10を設け、印加応力に対する複合圧電体2の変形量を増大させている点である。
なお、図1のものと同じ作用をする部分には同一符号を付し、具体的な説明は実施の形態1のものを援用する。
本実施の形態において、支持部材10は弾性材を用いた。本材料を用いることによって、より複合圧電体2が印加応力に対して変形量を増大させることができるとともに、印加応力が取り除かれた解きの戻りの変形も増大させることができる。
また、支持部材10を設けることによって、複合圧電体2のクリープ特性や耐荷重の低減にも効果があるため、発電装置自身の信頼性向上にも効果がある。
本実施の形態において、各々の複合圧電体2は2cm×3cmの形状のものを使用し、支持部材10は3cm×4cmのものを使用した。
図7に15Hzの振動を印加し、蓄電手段6として100μFの容量のコンデンサを使
用した結果を示す。
用した結果を示す。
図7に示すように、約1分間で8.7Vの電圧を貯めることが可能となった。支持部材9を用いなかった発電装置に比べて約3倍程度の大きな出力を得ることができ、発電効率を高めることができた。
なお、支持部材10としては、バネ材、形状記憶金属、ステンレス、アルミなど複合圧電体を支持できるものであればそれに限るものではない。
以上のように、本発明にかかる発電装置は、従来の発電装置に比べて耐衝撃性を向上することができるとともに、複合圧電体の変形量を増加させることができるので高い発電効率を得ることができる。さらに有機高分子の中に圧電セラミックの柱を平行に立てた構造にしているので、垂直に働く力に対しては圧電セラミックと同程度の圧電定数を保持し、誘電率を低減することができるので出力電圧を高めることができる。このため、携帯電話やゲーム機、パソコン等の携帯型電子機器など幅広い用途に適用可能である。
また、このような用途に限定されず自然の力または人的な設備や家電製品、機械設備により振動が発生する場所の発電装置としても適用することができる。
1 筐体
2 複合圧電体
6 蓄電手段
7 有機高分子
8 圧電セラミック粉末
9 撥水膜
10 支持部材
2 複合圧電体
6 蓄電手段
7 有機高分子
8 圧電セラミック粉末
9 撥水膜
10 支持部材
Claims (10)
- 筐体内に均一な粒子径を有する圧電セラミック粉末を有機高分子中に粉末が重ならないように分散させた複合圧電体を内蔵し、外部振動によって前記筐体内部の複合圧電体が機械的応力を受けるように構成され、ここで発生する電気エネルギーを蓄電手段に蓄電し、この電気エネルギーを利用することを特徴とする発電装置。
- 複合圧電体はドクターブレード法によって圧電セラミック粉末が重なることなく均一に
形成された請求項1記載の発電装置。 - 複合圧電体は加圧成形することによって圧電セラミック粉末が重なることなく均一に形成された請求項1記載の発電装置。
- 複数枚の複合圧電体を、分極を逆向にして接合して層状の複合圧電体に形成したことを特徴とする請求項1記載の発電装置。
- 複合圧電体は屈曲自在に支持する支持部材を有し、外力を印加されることによって前記支持部材が前記複合圧電体の変形を増幅させることを特徴とする請求項1〜4記載のいずれか1項記載の発電装置。
- 圧電セラミック粉末はチタン酸ジルコン鉛を用いることを特徴とした 請求項1〜5のいずれか1項記載の発電装置。
- 圧電セラミック粉末は、周期表第I族の元素、周期表II属の元素の少なくとも1種を含むペロブスカイト構造を有する化合物である請求項1〜5のいずれか1項に記載の発電装置。
- 圧電セラミック粉末は、主成分がチタン酸ビスマス・ナトリウム、チタン酸バリウム、ニオブ酸ナトリウム、ニオブ酸カリウムの少なくとも1種を含む化合物である請求項7記載の発電装置。
- 複合圧電体の表面に撥水処理を施した請求項1〜5のいずれか1項記載の発電装置。
- 有機高分子は、塩素化ポリエチレン、クロルスルホン化ポリエチレンの少なくとも1種を含む請求項1記載の発電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008211358A JP2010051069A (ja) | 2008-08-20 | 2008-08-20 | 発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010051069A true JP2010051069A (ja) | 2010-03-04 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2008211358A Pending JP2010051069A (ja) | 2008-08-20 | 2008-08-20 | 発電装置 |
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| JP (1) | JP2010051069A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014148750A1 (ko) * | 2013-03-21 | 2014-09-25 | Yoo Jang Suk | 압전 소자를 이용한 발전 장치, 이를 포함하는 전자 장치 및 이를 이용한 발전 방법 |
| JP2019110196A (ja) * | 2017-12-18 | 2019-07-04 | 三井化学株式会社 | デバイス及びデバイスシステム |
-
2008
- 2008-08-20 JP JP2008211358A patent/JP2010051069A/ja active Pending
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| WO2014148750A1 (ko) * | 2013-03-21 | 2014-09-25 | Yoo Jang Suk | 압전 소자를 이용한 발전 장치, 이를 포함하는 전자 장치 및 이를 이용한 발전 방법 |
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