JP2010049673A - 並列指定式信号入力装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】信号入力装置は、信号の種類の選択において、複数スイッチのオンオフ状態に関するパターンの種別に基づいて、信号の種類の選択を行う方式を採用する。また、この信号選択方式を実現するために、信号入力の可否を決定する方式について、以下の2つの手段のいずれかの方式を採用する。(1)信号選択と入力決定の役割を別々のスイッチが担当する方式。(2)定期的に信号選択スイッチにおけるオンオフの状態を検出する方式。
【選択図】図39
Description
類の選択を行う。
ンターフェースを示す。
(構成)
パーソナルコンピュータ用キーボード(以下KBと略す)は、ワンチップCPUとキー・
マトリクスが接続しており、
信号線を介してワンチップCPUとパソコン本体が接続している。
ワンチップCPUは記憶装置を備えている。
る。
KBにおいては、各スイッチすなわちキーが信号の種類の選択を指定する機能と、入力を
決定する機能を併せ持っている。
(信号選択方式)
KBのキーには個別に、文字ごとに割り当てられた信号であるキー・スキャン・コードが
対応づけられている。
キーが押下されると、当該キーに対応づけられたキー・スキャン・コードが選択される。
入力する信号すなわち文字は、キーを押下することにより、入力が決定する。
KBの制御装置は以下に示すとおり内部において処理を行う。
(1)制御装置はキーのオンオフを監視する。
(2)KBの使用者がキーをオンオフする。
(3)制御装置がキーのオンオフを検出する。
(4)制御装置は、当該キーに対応づけられたキー・スキャン・コードを記憶装置から呼
び出す。
(5)制御装置は、キーボードケーブルを介してパーソナルコンピュータにキー・スキャ
ン・コードを送信する。
一部のキーにおいては複数のキー・スキャン・コードが対応づけられている。
これら一部のキーにおいては、制御装置は、シフトキー(Ctrl、Alt,Shift
)やNum Lock(ONまたはOFF)の状況に応じて、異なる一連のスキャンコー
ドをシステムに送る。
(1)スイッチ数の増加
(2)信号入力操作時間の増加
信号数とスイッチ数には以下の関係がある。
信号数=基本スイッチ数*(2^補助スイッチ数)
基本スイッチ数:KBの文字を入力するキーのように、信号を対応づけられている、信号
入力を行う機能を持つスイッチの数とする。
補助スイッチ数:KBのシフトキーのように、ひとつのスイッチに複数の信号が対応づけ
られている場合、信号の選択を行う機能を持つスイッチの数とする。
補助スイッチが無い場合、信号数は基本スイッチ数と同じとなる。
従って、信号数が増加すると、基本スイッチ数も一緒に増加する。
これは、スイッチの設置面積の増加を招く。
設置面積の増加は操作性の悪化を引き起こす。
逆に、スイッチの設置面積を抑制しようとすると、スイッチの大きさの減少を招く。
スイッチの大きさの減少は操作性の悪化を引き起こす。
スイッチ数の増加は信号入力操作時間の増加を招く。
信号入力操作時間は、以下の時間の合算となる。
(2−1)スイッチを探す時間
(2−2)スイッチまで指先を移動させる時間
(2−3)スイッチをオンオフする時間
スイッチ数が増加すれば、操作しようとするスイッチの位置を思い出すための時間や、視
認するための時間が必要となる。
尚、KBの場合、熟練すれば、キーを視認しなくてもキー入力が可能となるが、指先でキ
ーを探し当てる時間が必要となる。
スイッチの位置を視認した後、スイッチまで指先を移動する必要がある。
スイッチ数が増加して、設置面積が増加すると、スイッチの位置まで指先を移動させる時
間も増加する。
補助スイッチを併用すれば、スイッチ数の削減が可能となる。
前述の式から、補助スイッチを1つ用意すれば、同じ基本スイッチ数で信号数は2倍とな
る。
逆に言えば、補助スイッチを1つ用意すれば、同じ信号数で基本スイッチ数は半分となる
。
これは、スイッチ設置面積の削減が可能となる。
ただしこれにはデメリットもある。
つまり、操作が必要なスイッチの数が基本スイッチと補助スイッチで2倍になる。
また、基本スイッチと補助スイッチ両方を操作する必要から、手をアクロバティックに広
げる必要も生じ、信号入力操作の手間を増加させる。
これは、スイッチをオンオフする時間の増加を招く。
せることを目的とする。
スイッチのオンオフ状態に関するパターンの種別に基づいて、信号の種類の選択を行う方
式を採用する。
また、この信号選択方式を実現するために、信号入力の可否を決定する方式について、以
下の2つの手段のいずれかの方式を採用する。
(1)信号選択と入力決定の役割を別々のスイッチが担当する方式。
(2)定期的に信号選択スイッチにおけるオンオフの状態を検出する方式。
本発明の信号入力装置においては、複数スイッチによるオンオフパターンに意味づけを行
う。
本発明の信号入力装置においては、オンオフ状態のパターンに信号の種類の選択を指定す
る機能を持たせている。
信号の選択方式に
複数スイッチのオンオフパターンに基づいて選択を行う
方式を採用した。
本方式を実現するために、本発明の、複数の信号選択スイッチにおけるオンオフのパター
ン毎に信号定義を対応づけるテーブルをあらかじめ用意しておく。
実際の使用の場面において、使用者により信号選択スイッチがオンオフされると、
制御装置は複数の信号選択スイッチにおけるオンオフの状態を、ひとつのパターンと見做
して、当該パターンに対応づけられた信号定義が選択されたものと認識して、当該信号の
送信処理を実行する。
信号選択スイッチのオンとオフの状態にそれぞれ0と1に当てはめ、全部または一部を取
り出して1個の2進数値を作成する。
記憶装置内にある、2進数値と信号定義とを対応付けたテーブルから、作成した2進数値
をキーとして、信号定義を取り出す。
信号定義とは、信号の波形に関する定義を意味する。
オンとオフの状態と0と1との対応の仕方は、オンを0オフを1に対応させる方式でも、
オンを1オフを0に対応させる方式でも、装置内で一貫しているのであればどちらでもか
まわない。
これにより、信号の選択を行う。
(1)信号選択と入力決定の役割を別々のスイッチが担当する方式。
請求項5に記載の入力決定方式は、入力決定スイッチのオンオフを信号入力のトリガとす
る。
信号選択スイッチにおけるオンオフパターンを変更する際、変化するオンオフパターンの
うち、どの時点のパターンをもって使用者の意図したパターンなのか、使用者以外には自
明ではない。
信号選択スイッチのオンオフの操作を終了したならば、信号の選択を終了した旨を、使用
者は制御装置に対して明示的に指示する必要がある。
そのため、信号選択スイッチとは別に、入力決定スイッチを設ける。
制御装置は、入力決定スイッチのオンオフを監視し、入力決定スイッチのオンオフを検出
すると、その時点の信号選択スイッチにおけるオンオフパターンを、使用者の選択した信
号と認識する。
これにより、入力の決定を行う。
本方式であれば、入力を行うタイミングを使用者が任意に決定できる。
ただし、使用者は信号入力のタイミングを意識する必要がある。
図2に、本方式における処理のフローチャートを示す。
本発明の制御装置は以下に示すとおり処理を行う。
(1)制御装置は入力決定スイッチのオンオフを無限ループで監視している。
(2)本発明の使用者が入力決定スイッチをオンオフすると、制御装置が入力決定スイッ
チのオンオフを検出する。
(3)制御装置が複数信号選択スイッチのオンオフパターンを検出する。
(4)制御装置は、オンオフパターンに対応づけられた信号定義を記憶装置から呼び出す
。
(5)制御装置は、得られた信号定義が[無入力]を意味しているか否かの検査を行う。
意味している場合
制御装置は、入力決定スイッチのオンオフを監視している無限ループに戻る。
意味していない場合
制御装置は、信号送信処理に移る
(6)制御装置は、信号線を介して電子機器に信号を送信する。
(7)制御装置は、入力決定スイッチのオンオフを監視している無限ループに戻る。
(2)定期的に信号選択スイッチにおけるオンオフの状態を検出する方式。
請求項6に記載の入力決定方式は、定期的な信号選択スイッチにおけるオンオフ状態の検
出を信号入力のトリガとする。
そこで、使用者は、検出のタイミングに合わせて信号選択スイッチに対してオンオフ操作
を行う。
制御装置は定期的に信号選択スイッチにおけるオンオフの状態を検出する。
制御装置は、その時点の信号選択スイッチにおけるオンオフパターンを、使用者の選択し
た信号と認識する。
これにより、入力の決定を行う。
本方式であれば、使用者は信号選択のみを意識すればよい。
ただし、使用者は信号選択操作を入力を行うタイミングに合わせる必要がある。
図3に、本方式における処理のフローチャートを示す。
本発明の制御装置は以下に示すとおり処理を行う。
(1)制御装置が複数信号選択スイッチのオンオフパターンを無限ループで監視している
。
(2)制御装置は、オンオフパターンに対応づけられた信号定義を記憶装置から呼び出す
。
(3)制御装置は、得られた信号定義が[無入力]を意味しているか否かの検査を行う。
意味している場合
制御装置は、入力決定スイッチのオンオフを監視している無限ループに戻る。
意味していない場合
制御装置は、信号送信処理に移る
(4)制御装置は、信号線を介して電子機器に信号を送信する。
(5)制御装置は、入力決定スイッチのオンオフを監視している無限ループに戻る。
本発明においては[無入力]を意味するオンオフパターンが必須となる。
入力決定方式に示した両方の方式において、意図せざる信号入力が実行される場合が存在
する。
この状況を避けるために、本発明では、入力決定スイッチの操作を実行しても信号が入力
されない信号選択スイッチのオンオフパターンを用意する。
これを[無入力]とする。
奇数回の信号入力を行った場合に[無入力]が必要となる。
信号入力は必要ないにもかかわらず、入力決定スイッチをオンしている状態となる。
たとえば、”6”と”4”を入力した後に[Enter]操作を行った場合である。
ここで指を入力決定スイッチから放すと、必要なくても、信号選択スイッチのオンオフパ
ターンを反映した信号が入力されることになる。
不本意な信号入力を避けるためには、信号入力を行わずに入力決定スイッチから指を離す
必要がある。
そこで、信号入力を行わずに指を離せるように、入力決定スイッチの操作を実行しても信
号が入力されない信号選択スイッチのオンオフパターンを用意する。
これを[無入力]とする。
入力操作を行っていない状態の場合に[無入力]が必要となる。
本方式は、常時信号選択スイッチにおけるオンオフの状態を検出する処理を繰り返す。
[無入力]を意味するオンオフパターンが無ければ、必要なくても、信号選択スイッチの
オンオフパターンを反映した信号が常時入力され続けることになる。
そこで、信号選択スイッチのオンオフパターンを’00000000’とすると、信号が
入力されない設定にする必要がある。
これを[無入力]とする。
ても[無入力]が必要となる。
加の抑制が容易となる。
(1)スイッチ数の増加抑制
(2)信号入力操作時間の増加抑制
(3)その他のメリット
(1)スイッチ数の増加抑制
信号数とスイッチ数には以下の関係がある。
信号数=2^信号選択スイッチ数
入力決定スイッチの個数は高々1個で十分である。
従って上述の式は以下に示すとおり変換できる。
信号数=2^(全スイッチ数−1)
尚、スイッチ数は2個以上とする。
理由は、本発明の場合、信号選択スイッチと入力決定スイッチの合計2個が最少構成とな
るためである。
この式に値を代入すると図45に示すとおりとなる。
この結果を従来技術の信号入力装置における信号数とスイッチ数には以下の関係と比較す
ると図46に示すとおりとなる。
図46に示すとおり、全スイッチ数が7以上では、当発明の方が従来技術よりも多くの信
号数を選択することが可能となる。
逆に、同じ信号数を指定するためには、信号数50以上であれば、当発明の方が従来技術
よりもスイッチ数が少なくてすむ。
従って、当発明によりスイッチ数の増加抑制が容易となる。
スイッチ数の増加抑制は信号入力操作時間の増加を抑制する。
信号入力操作時間は、以下の時間の合算となる。
(2−1)スイッチを探す時間
(2−2)スイッチまで指先を移動させる時間
(2−3)スイッチをオンオフする時間
従来技術と比較するために、パーソナルコンピュータ用キーボードで文字入力する場合を
検討する。
信号数=2^信号選択スイッチ数
であることから、
信号選択スイッチ数=8の場合、
信号数=256
当発明で226種類の文字を選択するために必要なスイッチ数は8となる。
これは親指を除いた両手の指の本数と同じである。
図47(A)に示すのとおり、101キーボードで入力可能な文字数は94文字ある。
図47(B)に示すのとおり日本語キーボードで使用する文字は226文字ある。
すなわち、本発明においては、指先を8種類の信号選択スイッチに配置したままで、キー
ボードで使用する文字を全て指定することが可能となる。
そのため、操作するスイッチ位置を探す必要が無い。
つまり、スイッチを探す時間が不要となる。
「(2−1)スイッチを探す時間」述べたとおり、指先はあらかじめスイッチに配置した
ままでよい。
それゆえ、指をスイッチ間で移動させる必要が無い。
つまり、操作するスイッチまで指先を移動させる時間が不要となる。
本発明においても指でスイッチを操作する時間は必要となる。
従って、スイッチをオンオフする時間は、当発明でも必要となる。
ただし、従来技術において補助スイッチの操作が必要となるケースと比較すると、2つの
キーを同時に操作する手間が省ける分、スイッチをオンオフする時間を節約することが可
能となる。
(3−1)本発明は、使用者の疲労を抑制する効果が期待できる。
指先を移動する必要が無いことから、目でスイッチの位置を確認する必要が無い。
そのため、ディスプレイとキーボードの間で視線を移動する必要が無く、眼精疲労防止が
期待できる。
更に、補助スイッチを使用しないことから、手をアクロバティックに広げる必要が無い。
そのため、意識をキー入力に割く必要性が減り、集中力を途切れさせなくてすむ。
(3−2)入力の効率が2倍となる
従来技術のキーボードにおいては、キーをオンしたときにのみ文字の入力がなされる。
本発明においては、入力決定スイッチの、オンオフいずれの操作においても信号の送信を
行う。
これにより、入力の効率が2倍となる。
ここでは本発明の並列入力式の信号入力方式を、パーソナルコンピュータ用キーボード(以下KBと略す)に適用した場合を例として説明を行う。
本例では、PS/2タイプのキーボード(以下KB)として説明を行う。
KBはキーボードケーブルを介してパーソナルコンピュータと接続している。
キーボードケーブルにはDATA線、CLK線、+5V線、GND線が通っている。
KBは、制御装置がDATA線、CLK線を通してパーソナルコンピュータと通信を行い、+5V線、GND線により電力の供給を受けている。
制御装置にはMicrochip Technology Inc.製のMCU(マイクロコントローラユニット)であるPIC16F876Aを使用し、制御プログラムは言語としてPICアセンブラを用いる。
信号を入力するターゲットとなるシステムは、富士通製FMV−450N/S1を使用する。
まず、本信号入力装置の全体構成を、次いでハードウエア、ソフトウエア、コンセプト、ハードウエアの構成部材、ソフトウエアの処理手順、さらに使用方法を説明する。
図33に、この発明の一実施形態による並列指定式信号入力装置の全体構成を示す。
本例は、9個のスイッチに接続した1個のMCUより構成されている。
MCU内のメモリには、信号選択スイッチのオンオフパターンと信号定義とを対応付けた信号定義テーブルが格納されている。
MCUはキーボードケーブルを介してパーソナルコンピュータに接続している。
スイッチは筐体に配置される。
ソフトウエア上で、9個のスイッチは信号選択スイッチと入力決定スイッチに分類される。
1個は入力決定スイッチ。
8個は信号選択スイッチ。
入力決定スイッチは信号の入力を決定する機能を持つ。
信号選択スイッチは信号を選択する機能を持つ。
以下に本例の、ハードウエアを説明する。
図34に、本発明の回路図を示す。
図35に、本発明の実体配線図を示す。
図34に示される実施例では、電子回路は、保護抵抗である抵抗(1701)、抵抗(1702)、抵抗(1703)、抵抗(1704)を介してキーボードケーブル用コネクタ(141)と接続している。
電源およびGNDは、パスコンである電解コンデンサ(161)、セラミックコンデンサ(162)を通じて回路と接続しており、セラミックコンデンサ(163)もパスコンである。
MCU(122)はバッファ(121)を通じて信号を送受信しており、プルアップ抵抗である抵抗(1705,1706)によって+5Vにプルアップされている。
MCU(122)は水晶発振子(151)からクロックパルスを供給される。
MCU(122)は、スイッチケーブル(1302)と接続している、キー用コネクタ(142,143)を介して、スイッチ(131,132,133,134,135,136,137,138,139)と接続しており、プルアップ抵抗である抵抗(1707,1708,1709,1710,1711,1712,1713,1714,1715)によって、+5Vにプルアップしている。
本例では、図48に示すとおり、指と信号選択用に定義したI/Oポートにおけるピンとの対応を定義付ける。
そこで、各I/Oポートにおけるピンに接続した8個の信号選択スイッチを、割り当てられた指先の位置に設置する。
信号選択スイッチの位置が指先の位置に一致するように、筐体を構成しておく。
以下に本例の、ソフトウエアを説明する。
図1に、本発明における処理のフローチャートを示す。
本プログラムは、入力決定スイッチを監視する無限ループを回っている。
入力決定スイッチがオンされたことを検出すると無限ループを脱し、信号定義取得処理と信号送信処理を実行する。
信号定義取得処理において、信号選択スイッチのオンオフパターンを検査し、
オンオフパターンに割当てられた信号定義をテーブルから参照して取得し、
信号送信処理において、信号を送信する。
入力決定スイッチのオンを継続すると、設定時間間隔を置いて信号定義取得処理と信号送信処理を繰り返す。
以下に本形態の、コンセプトを説明する。
(1)信号入力のトリガーは入力決定スイッチに対するオン操作のみ。
(2)オートリピート中の信号変更は可能。
オフ操作では信号入力は実行しない。
理由は以下の2つ。
(1−1)操作が容易となるため。
(1−2)オートリピート解除の判断のため。
オンオフ両方を信号入力のトリガーとして利用するためには、オン操作の後にオフ操作を実行するまでの間、オンを継続する操作を要する。
この間、意識を入力決定スイッチの操作に割かざるを得ない。
さらに、オンするかオフするかの判断は意外に集中力を要する。
これらは、操作性を低下させる。
さらに、オンのみの場合、無入力操作が必要なくなる。
オフ時までオートリピートを実行すれば、四六時中オートリピートを実行し続けることになる。
それも一つの方式ではあるが、入力タイミングを任意に決定できない短所がある。
そこで、オン時のみオートリピートを実行し、オフ時には解除する。
従来のキーボードとの違いはこの点にある。
従来はオートリピート中は同一の文字が連続して入力される。
しかし本例においては、オートリピートのタイミングにあわせて異なる文字入力が可能となる。
信号選択変数と信号定義との対応付けには2種類の方式がある。
(1)直接参照
(2)間接参照
(1)直接参照
テーブルを一つ作成する。
信号選択変数を、テーブル上の信号定義を参照するポインタとして利用する。
(2)間接参照
テーブルを複数作成する。
信号選択変数で、テーブル上の信号定義を参照するためのポインタを参照する。
次いで、呼び出したポインタにより信号定義を参照する。
つまり、信号選択変数を、テーブル上の信号定義を参照するためのポインタのポインタとして利用する。
(1)テーブルを独立させられる。
(2)複数バイトのデータを得られる。
一つの信号定義に複数のオンオフパターンを対応させる場合、複数のオンオフパターンに対して、信号定義を重複して対応付けする必要がなくなる。
この場合、信号定義を変更する際に生じる恐れのある変更漏れを防ぐことで、メンテナンス性も向上する。
また、信号定義テーブルを変更せずに、信号定義と信号選択スイッチのオンオフパターンとの対応関係を変更することが容易になる。
KBでみだりに対応関係を変更することは混乱の元となるであろうが、他の信号入力装置に適用したり、個人でカスタマイズを行う場合には必要なケースが出てくるかもしれない。
PICはプログラムメモリに対するポインタを持っていないため、テーブル参照というプログラム技法を使用する。
この技法を使用する場合、複数バイトのデータを参照するには、以下の手法を採用すると便利となる。
オートリピート中、入力する文字を変更するためにはメイク・スキャン・コードとブレーク・スキャン・コードを続けてシステムに送信する必要がある。
連続して送信する方式は2種類ある。
(1)メイク・コード送信後ブレーク・コード送信処理を連続して実行する。
(2)メイク・コードとブレーク・コードを連結して送信する。
メイク・スキャン・コード
ブレーク・スキャン・コード
規格上メイク・スキャン・コードの後にブレーク・スキャン・コードを送信する。
目的はシステムがキーが押され続けていることを認識するためである。
非特許文献1によると、「キーを押したときにはMakeコードが、キーを離したときにはBreakコードが発生します。」
メイク・コードとブレーク・コードそれぞれに対して、送信処理を実行するルーチンを起動する。
非特許文献1によると、スキャン・コード・セット2の大半とスキャン・コード・セット3の、「ブレーク・コードは2バイトで構成され、最初のバイトがブレーク・コード・プリフィックス(F0)で、第2バイトがそのキーのメイク・スキャン・コードとなります。」
そこで、スキャン・コード・セット2の大半とスキャン・コード・セット3のブレーク・コードを定義するテーブルは不要となる。
これによりテーブルサイズを小さくしてメモリを節約することができる。
あらかじめ、メイク・コードとブレーク・コードを連結した信号を定義しておき、送信時にメイク・コードとブレーク・コードを続けて送信する。
テーブルサイズが大きくなるが、処理が一度で済むメリットがある。
以下に本例の、スイッチ、筐体を説明する。
スイッチは制御プログラムにおいて2種類に分類して定義されている。
(1)信号選択スイッチ
(2)入力決定スイッチ
本例では9個のスイッチを、信号選択スイッチは8個、入力決定スイッチは1個に振り分ける。
本発明においては、信号を選択するキーとして、二進数値を利用する。
この二進数値を作り出すために信号選択スイッチを使用する。
親指を除く両手の8本の指は、8個の信号選択スイッチに、1対1で割り当てて操作を行う。
つまり、右手人差し指用スイッチは右手人差し指が操作を行う。
さらに、8個の信号選択スイッチは、二進数値の各ビットに対応付けて定義する。
そこで、親指を除く両手の8本の指で、8個の信号選択スイッチを操作することにより、信号を選択するキーとなる二進数値を、操作できるようになる。
本例では、図48に示すとおり、指と二進数値のビット位置との対応を定義付ける。
信号選択スイッチで使用してない親指を使用する。
左右いずれの親指でもよい。
本例では左手の親指を利用する。
信号選択スイッチのオンオフの状態を保存する変数として信号選択変数を定義しておく。
使用者の操作により入力決定用スイッチがオンオフされると、制御装置は信号選択スイッチのオンオフの状態について検出を行う。
信号選択変数は、各ビットを個々の信号選択スイッチに対応させて定義付けしている。
そこで、複数ある信号選択スイッチの状態を順番に検出し、その状態を信号選択変数の各ビットに、0または1の形で反映させる。
信号選択スイッチのオンオフ状態を信号選択変数の各ビットに反映させる方式は、
信号選択スイッチがオンの場合、ビットを1
信号選択スイッチがオフの場合、ビットを0
逆に、以下の設定にしてもかまわない
信号選択スイッチがオンの場合、ビットを0
信号選択スイッチがオフの場合、ビットを1
いずれの方式を採用するかは同一装置内で一貫した方針を持つ必要がある。
本例においては前者の方式を採用する。
尚、オンオフの呼称の意味は以下とする。
スイッチが通電している状態をオン
スイッチが通電していない状態をオフ
0と1で構成される信号選択変数は一個の二進数値と見做すことが出来る。
制御装置は、この二進数値として見做した信号選択変数を検索キーとして、信号選択変数を信号定義にテーブルを用いて変換する。
制御装置は、得られた信号定義を元にして、信号を組み立て、信号線を通じてパーソナルコンピュータに信号を送信する。
本発明において、指とスイッチとの対応は固定される。
つまり、スイッチ間を指が移動する必要はない。
そこで、指先の場所にスイッチを位置させることが、本発明の利便性の元となる。
そのために、本発明では筐体に手を置いた際、指先の存在する場所にスイッチを配置する手段で、筐体におけるスイッチの設置場所を決定する。
両手で操作するスイッチ群を一箇所に集約したタイプ。
スイッチ(130)を一箇所にまとめた、両手式の筐体(3)の方式。
手の大小、指の長短に係わらず、指先の下にキートップが位置する特徴を持つキー(313)は扇形の形状を持つ。
また、キーは互いに、配置において、扇状の位置関係を持つ。
筐体は、2層の構造を持つ箱の形状を特徴とする。
図36に、両手式筐体(31)の斜視図を示す。
図37に、両手式筐体(31)の断面図(A)を示す。
図38に、両手式筐体(31)の断面図(B)を示す。
図39に、両手式筐体(31)のキー(313)の形状図を示す。
図40に、両手式筐体(31)のキートップと手の大小の比較に関する説明図を示す。
図41(A)に、両手式筐体(31)の上層上面図を示す。
図41(B)に、両手式筐体(31)の上層下面図を示す。
図41(C)に、両手式筐体(31)の下層上面図を示す。
図41(D)に、両手式筐体(31)の下層下面図を示す。
キー(313)は図39に示すとおり形状図を持つ。
更に、キー(313)の裏側は図41(B)に示すとおり構成をとる。
キー(313)の裏側にはキー梁(317)を通している。
キー梁(317)のキー指先側(3131)の裏面にはキー蝶番(315)を設けている。
また、キー梁(317)の裏面とスイッチ(130)の間にはキースイッチ間クッション(316)を配置する。
これは、キー梁(317)の裏面とスイッチ(130)が衝突して、両者が破損することを防ぐためである。
この構成をとることにより、キー(313)を押下する際、キー(313)の振幅を最小にすることが可能となる。
そこで、指が押下する力点と支点との間の距離を離すことにより、指がキー(313)を押下するために必要とする力を小さくする。
キー梁(317)は、キー(313)が撓むことを防ぐ機能も併せ持つ。
上層(311)とキー(313)は2つに分かれたキー梁(317)を繋ぐ、キー蝶番(315)を介して接続している。
図42(2)は、板バネ(318)を利用して接続する手段である。
キー蝶番(315)は板バネ(318)で代用しても良い。
板バネ(318)はコの字形の板バネ止め(319)でキー梁(317)に留めると作り易い。
板バネ(318)自体は端を、くの字形にして留める。
板バネ止め(319)はそれぞれ相対する面を、斜め45度で切れ目を入れておく。
これは、キー(313)を押下する際に屈曲する余地を作るためである。
図42(3)は、キー梁(317)を利用して接続する手段である。
キー梁(317)自体に柔軟性のある素材を用いることにより、キー蝶番(315)を用いない構成を採っても良い。
この構成の場合、キー(313)の裏面と、キー梁(317)との接着部は一部に止めることが望ましい。
キー梁(317)に掛かるストレスを分散するためである。
図41(C)に示すとおり、キーハンドレスト側(3132)にスイッチ(130)を配置している。
図37に示すとおり、電子回路基板(1)は上下逆に設置する。
理由は、万が一にも両手式筐体(31)に液体をこぼしたとしても、電子回路基板(1)に液体がかかる危険を減らすことが期待できるためである。
図43に、両手式筐体(31)の設置例を図示する。
本方式の筐体(3)は従来技術のキーボードと同様の使用が可能である。
ノートパソコン型のパーソナルコンピュータに適した筐体である。
以下に本例の、ソフトウエアの処理手順を説明する。
以下に本例の、定義、入力決定スイッチ監視の無限ループ、信号送信処理、信号定義取得、無入力操作処理手順、オートリピート処理、使用方法を説明する。
図9に、サブルーチンのフローチャートを示す。
図10に、割込時サブルーチンのフローチャートを示す。
本例では、図48に示すとおり、信号選択変数におけるビット位置と、信号選択スイッチが接続したI/Oポートにおけるピンとの対応を定義付ける。
信号選択変数と信号定義との対応は信号定義テーブルで定義する。
(1)信号選択変数
(2)前回入力決定スイッチフラグ
(3)今回入力決定スイッチフラグ
(4)信号送信済フラグ
(5)オートリピート送信可フラグ
信号選択スイッチのオンオフ状態を0または1のビットで収める変数。
信号定義テーブルで信号定義を参照する際のキーとなる。
(3)今回入力決定スイッチフラグ
本プログラムにおいては、入力決定スイッチの操作は、これら2つのフラグによって判断する。
当プログラムは、周期的に入力決定スイッチのオンオフの状態を検査しており、前回検査時の状態と比較して、異なっていれば入力決定スイッチの操作が行われたと判断を行う。
前回の検査結果を収めたフラグを、前回入力決定スイッチフラグと定義する。
今回の検査結果を収めたフラグと、今回入力決定スイッチフラグと定義する。
前回入力決定スイッチフラグと今回入力決定スイッチフラグが
同じ場合、入力決定スイッチの操作は行われなかった、
違う場合、入力決定スイッチの操作が行われた、
と制御装置は判断する。
入力決定スイッチ操作の判断をする比較対象を作るために、初期化で前回入力決定スイッチフラグをあらかじめ設定する。
入力決定スイッチのオンオフ状態を前回入力決定スイッチフラグに反映する。
入力決定スイッチがオンの場合、フラグは1
入力決定スイッチがオフの場合、フラグは0
逆に、以下の設定にしてもかまわない
入力決定スイッチがオンの場合、フラグは0
入力決定スイッチがオフの場合、フラグは1
いずれの方式を採用するかは同一装置内で一貫した方針を持つ必要がある。
本例においては前者の方式を採用する。
尚、オンオフの呼称の意味は以下とする。
スイッチが通電している状態をオン
スイッチが通電していない状態をオフ
入力決定スイッチのオンオフ操作一回につき信号送信を一度に制限するため、一度送信したか否かを判別する機能を持つフラグ。
一度送信すると0を設定する。
オートリピート実行の可否を判断するフラグ。
入力決定スイッチをオンし続けると、定義された時間間隔で信号送信を繰り返す。
タイプマティックとも呼ぶ。
非特許文献1によると、「タイプマティックとはIBMの方言で、いわゆるオート・リピートのことです。」
初期化が終了すると、入力決定スイッチの状態を検査する無限ループに入る。
入力決定スイッチのオンオフ状態を今回入力決定スイッチフラグに反映し、前回入力決定スイッチフラグと今回入力決定スイッチフラグを比較する。
そこで、以下の分岐を行う。
(1)前回入力決定スイッチフラグの値と、今回入力決定スイッチフラグの値が共に0。
(2)前回入力決定スイッチフラグの値と、今回入力決定スイッチフラグの値が共に1。
(3)前回入力決定スイッチフラグの値と、今回入力決定スイッチフラグの値が異なる。
以下の処理を実行する。
(1−1)今回入力決定スイッチフラグを前回入力決定スイッチフラグに収める。
(1−2)信号送信済フラグを検査する。
これは、本プログラムの構成上、入力決定スイッチのオンオフいずれの処理へも連続して分岐するため。
送信済みか否かを判別するフラグを立てることにより、一度送信処理を実行したならば、重複して信号送信処理を実行することを防ぐことを目的とする。
(1−2−1)1の場合、以下の処理を実行する。
(1−2−1−1)信号送信処理
(1−2−1−2)信号送信済フラグを0に設定する。
(1−2−1−3)オートリピートを開始する。
(1−2−0)0の場合、オートリピートで信号送信を実行するか検査を行う。
1の場合、以下の処理を実行する。
(1−2−0−1)信号送信を行う。
(1−2−0−2)オートリピート送信可フラグを0に設定する。
オートリピートを停止する。
信号送信済フラグを1に設定する。
チャタリング検査を実行する。
一定時間間隔を開けて再度オンオフ状態を検査して、やはり異なっていれば、前回入力決定スイッチフラグを変更する。
フラグの変更により、前回入力決定スイッチフラグと今回入力決定スイッチフラグが同じとなる。
そこで0の処理と1の処理いずれかに分岐できるようになる。
信号定義取得の後、信号送信を実行して、信号送信処理のリセットを行う。
請求項5に記載された、次の処理を、
複数のスイッチにおけるオンオフの状態のパターンを、ビットパターンに反映した変数をキーとして、テーブル乃至データベース等から、信号の波形に関する定義を取得する手段を持つ
以下の手順で実行する。
(1)複数信号選択スイッチのオンオフの状態のパターンを信号選択変数のビットパターンに反映する
(2)信号選択変数をキーとして信号定義テーブルを参照する
使用者が信号選択スイッチをオンすると、信号選択スイッチに接続しているピンが0Vとなり、I/Oポートが論理的に0となる。
使用者が信号選択スイッチをオフすると、信号選択スイッチに接続しているピンが+5Vとなり、I/Oポートが論理的に1となる。
I/Oポートの値を定義した順に並べて2進数値を作成し、この2進数値をキーとしてテーブルから信号定義を取得する。
あらかじめ以下の並びが合致するように、ハードウエア実装及びソフトウエアの定義づけを行っておくと処理が簡素になる。
(1)指の並び
(2)信号選択スイッチ
(3)ピン
(4)I/Oポート
(5)変数のビット列
(6)キーとなる2進数値
こうすることによって、処理はI/Oポートの値を取得して変数に収めるだけで済む
その際使用するテーブルは、256行のサイズを持つ。
キーとする2進数値が”00000000”であれば、この値をWレジスタに入れておけば、”ADDWF PCL,F”の次の番地に飛ぶ。
”11111111”であれば、256番地先に飛ぶ。
そこで、”ADDWF PCL,F”から、作成した二進数値+1の分だけ先の番地に、対応させたい信号定義を返す処理を配置する。
本例において信号定義とはメイク・スキャン・コードとブレーク・スキャン・コード2つのキー・スキャン・コードのことであり、1バイト以上の16進数値の羅列である。
(1)信号選択変数キー番号変換テーブル
(2)先頭アドレス信号定義テーブル
(3)コード本体用信号定義テーブル
「(1)信号選択変数キー番号変換テーブル」以外は、以下のスタイルがある。
(1)メイク・スキャン・コード用テーブルとブレーク・スキャン・コード用テーブルの2つを用意する
(2)メイク・スキャン・コードとブレーク・スキャン・コードを連結した新たなコード用のテーブルを用意する
連結した新たなコードとは、例えばスキャン・コード・セット2においてキー番号’11’の場合、メイク・スキャン・コードの’45’とブレーク・スキャン・コードの’FO45’を連結した’45F045’である。
いずれのスタイルでも文字入力は正常に可能である。
(1)信号選択変数キー番号変換テーブル
(3)コード本体用信号定義テーブル
信号選択スイッチのオンオフパターンを信号選択変数に反映する方式はいくつか考えられる。
(1−1)検出した信号選択スイッチの状態を元に信号選択変数の各ビットを操作する方式。
(1−2)信号選択スイッチの状態を検出するたびに、結果をキャリーフラグに反映して、信号選択変数をシフトする方式。
(1−3)信号選択スイッチの状態を検出するたびに、信号選択変数を2倍して、ビット0に検出結果を反映する方式。
(1−4)信号選択スイッチに接続したピンに対応するI/Oポートの値を取得して、そのまま信号選択変数に納める方式。
本例は、「(1−4)信号選択スイッチに接続したピンに対応するI/Oポートの値を取得して、そのまま信号選択変数に納める方式。」を採用した。
図48に示すとおり、信号選択変数のビット、I/Oポート、MCUのピン、信号選択スイッチ、各指が対応する。
スイッチを押下すると、接続しているピンにかかる電圧が0Vになることから、ピンに対応するI/Oポートは論理的に0となる。
スイッチを離すと、接続しているピンにかかる電圧が+5Vになることから、ピンに対応するI/Oポートは論理的に1となる。
PORTCの下位ニブルを取得し信号選択変数の下位ニブルに収める。
PORTBの上位ニブルを取得し信号選択変数の上位ニブルに収める。
以上により、使用者が信号選択スイッチを操作して作成したオンオフパターンを、信号選択変数に反映することが出来る。
以下の手順で信号選択変数から信号定義ヘの参照を行う。
(2−1)信号選択変数の値をポインタとして、信号選択変数キー番号変換テーブルからキー番号を参照する。
(2−2)キー番号の値をポインタとして、先頭アドレス信号定義テーブルのコード本体を収めている先頭アドレスのポインタ値を参照する。
(2−3)キー番号の値をポインタとして、コード長用信号定義テーブルのコード長を収めているアドレスのポインタ値を参照する。
(2−4)先頭アドレスの値をポインタとして、コード本体用信号定義テーブルから1バイト分だけ信号定義を参照する。
(2−5)先頭アドレスに1加算した値をポインタとして、コード本体用信号定義テーブルから1バイト分だけ信号定義を参照する。
(2−6)「(2−5)」をコード長の値−1の回数繰り返す。
本例においては、信号選択スイッチのオンオフパターンをキー番号に変換して絡む入力操作か否かを判断する方式で製作する。
キー番号0を無入力操作に割り当てる。
理由は、PS/2タイプのキーボードにおいてキー番号0は存在しないことから利用可能であるためである。
そこで、図50のとおり、オンオフパターンをキー番号に変換するテーブルにおいて、無入力に設定したオンオフパターンに対応するキー番号を0に設定する。
更に、テーブル参照を実行して復帰値が0の場合、以後の処理を実行せず、信号定義取得処理及び信号送信処理を中止する。
割り込みを利用してオートリピートを実現する。
割込みのたびにカウンタを操作し、設定値に達した段階でフラグを変更する。
あらかじめカウンタに値を設定し、割り込みの度に減算を行い、カウンタが0になった段階でオートリピート送信可フラグを1に設定する方式が実装しやすい。
TMR0レジスタがFFhから00hにオーバーフローしたときTMR0割り込みが発生する。
したがって、TMR0は1回の割り込みで命令サイクルを256消費する。
さて、オートリピートを実行する時間間隔は、命令サイクルに換算した際、256の倍数になるとは限らない。殆どの場合に端数が出る。正確に割込み間隔を設定する場合、この端数を無視できない。
そこで、最初に割り込みが実行されるまでの命令サイクル数に、命令サイクル数を256で割った端数を設定する。
命令サイクルごとにTimer0モジュールはインクリメントされる。
TMR0にFFhまで前記端数分の余裕を設定しておけば、端数分の命令サイクルを消費した時点で割り込みが発生する。
つまり、256から端数分引いた値をTMR0に設定する。
(1)20MHzで動作する。
(2)TMR0を利用する。
使用者が操作しやすい各種割込設定値は以下のとおり。
(1)プリスケーラ設定値(下位4ビットが設定対象)
B’0110’
(2)プリスケーラ設定対象のレジスタ
OPTION_REG(81h)
(3)カウンタ設定値計算式
割込み間隔の時間を命令サイクルの数に換算する。
本MCUは20MHzで動作している事から、命令サイクル時間は200ns。
命令サイクル数=割込み間隔時間/命令サイクル時間
カウンタ設定値=命令サイクル数/FFh=命令サイクル数/256(小数点以下は切り捨て)
(4)TMR0設定値計算式、
TMR0設定値=256−(命令サイクル数−カウンタ設定値*256)
以下に本例の、使用方法を説明する。
オートリピートを使用するか、しないかで説明を分けた。
(1)1文字入力(オートリピート不使用)
(2)文字列入力(オートリピート使用)
尚、図23に、本説明の見方を示す。
図24に、本例の使用方法を図示する。
本例では、以下の入力を例とする。
オンオフパターンb’00110101’、キー番号49、キー’v’
(1−1)信号選択スイッチを操作して、入力する文字に対応するオンオフパターンを構成する。
(1−2)入力決定スイッチをオンする。
文字が入力される。
(1−3)入力決定スイッチをオフする。
入力終了
図25に、本例の使用方法を図示する。
本例では、以下の入力を例とする。
オンオフパターンb’00110101’、キー番号49、キー’v’
オンオフパターンb’00101011’、キー番号39、キー’l’
(2−1)信号選択スイッチを操作して、オンオフパターンを構成する。
(2−2)入力決定スイッチをオンする。
文字が入力される。
(2−3)信号選択スイッチを操作して、次に入力する文字に対応するオンオフパターンを構成する。
(2−4)入力決定スイッチオンを継続する。
オートリピート開始。文字が連続して入力される。
(2−5)「(2−1)(2−3)」を繰り返す。
(2−6)入力決定スイッチをオフする。
オートリピート停止
入力終了
本形態は以下のコンセプトを持つ。
(1)オートリピート中の信号変更は不能。
(2)入力決定スイッチに対するオン操作のみを、信号入力のトリガーとする。
本例においてはオートリピートをタイプマティックとも呼ぶ。
非特許文献1によると、「タイプマティックとはIBMの方言で、いわゆるオート・リピートのことです。」
そこで本例は、従来技術のパーソナルコンピュータ用キーボードと、内部処理において、同じ動作を再現する。
従来技術のキーボードと同様の動作を実現するため、入力決定スイッチに対するオフ操作で、システムに対するブレーク・スキャン・コードの送信が実行される。
オートリピート中の信号変更はメイク・スキャン・コードとブレーク・スキャン・コードを連続して送信する処理が不可欠となる。
したがって、実装上オートリピート中の信号変更は不可能となった。
オフ操作では文字入力を実行しない。
これは、オートリピートを実現する事が目的である。
オン操作オフ操作いずれにおいてもオートリピートを実行すると、常時オートリピートにより文字入力が実行される状態となる。
この場合、入力決定スイッチの操作が意味を成さない。
意識的に、オートリピートを実行するためには、オートリピートの開始と停止を、システムに対して明示的に指示する必要がある。
そこで本例においては、以下の方式を採用する。
入力決定スイッチに対するオフ操作で、オートリピートの停止をシステムに対して指示する。
入力決定スイッチに対するオン操作の一定時間の継続で、オートリピートの開始をシステムに対して指示する。
図4に、本例における処理のフローチャートを示す。
入力決定スイッチがオンされると、一度のオン操作で重複して信号送信を実行していないか確認する。
重複して送信していないことを確認すると、信号選択スイッチのオンオフパターンに割り当てられた信号定義を取得して、対応する信号を送信する。
重複して送信しようとしていることを確認すると、オートリピートを実行する時間の分だけ時間間隔があいていることを確認できたばあい、信号を送信する。
その際、信号定義の取得は新たに行わない。
ただし実際の処理においては、文字入力はなされなくても、入力決定スイッチに対するオフ操作で、システムに対するブレーク・スキャン・コードの送信は実行される。
図11に、並列指定式信号入力装置用制御プログラムのフローチャートを示す。
図12に、サブルーチンのフローチャートを示す。
図13に、割込時サブルーチンのフローチャートを示す。
発明を実施するための最良の形態で示した例との違いは、以下の2点。
(1)タイプマティック送信可フラグ検査の前に信号定義取得を行う
(2)入力決定スイッチに対するオフ操作においても、信号定義取得を実行した上で、信号送信を実行する。
オートリピートを使用するか、しないかで説明を分けた。
(1)1文字入力(オートリピート不使用)
(2)文字列入力(オートリピート使用)
図26に、本例の使用方法を図示する。
本例では、以下の入力を例とする。
オンオフパターンb’00110101’、キー番号49、キー’v’
(1−1)信号選択スイッチを操作して、入力する文字に対応するオンオフパターンを構成する。
(1−2)入力決定スイッチをオンする。
文字が入力される。
(1−3)入力決定スイッチをオフする。
入力終了
図27に、本例の使用方法を図示する。
本例では、以下の入力を例とする。
オンオフパターンb’00110101’、キー番号49、キー’v’
(2−1)信号選択スイッチを操作して、オンオフパターンを構成する。
(2−2)入力決定スイッチをオンする。
文字が入力される。
(2−3)入力決定スイッチオンを継続する。
オートリピート開始。同一文字が連続して入力される。
(2−4)入力決定スイッチをオフする。
オートリピート停止
入力終了
請求項2に記述したコンピュータプログラムの実施例である。
本形態は以下のコンセプトを持つ。
(1)オートリピートは無し。
(2)入力決定スイッチに対するオン操作とオフ操作の両方を、信号入力のトリガーとする。
そこで本例では、オートリピートを利用しない。
そのかわり、入力決定スイッチのオン操作とオフ操作の両方を信号入力のトリガーとする。
これにより、オン操作のみの方式と比較して、信号の入力効率は倍加する。
ただし、操作は煩雑になる。
信号入力の操作に、オフ操作が加わるだけではなく、オンし続けるという操作も追加される。
つまり、オン操作の後、信号選択スイッチ操作の間、入力決定スイッチをオンし続ける必要がある。
更に、入力決定スイッチ操作のたびに、これはオン操作かオフ操作かどちらなのか考える手間が必要となる。
これには意外と意識を割かれる。
熟練すれば無意識に出来るようになるのかもしれないが、初心者には難しい。案外、熟練を要する方式である。
また、本方式には[無入力]操作が不可欠となる。
入力を行う文字列の文字数が奇数の場合、入力を終えた段階で、入力決定スイッチはオンされた状態になっている。
このまま入力決定スイッチをオフすると、意図するせざるにかかわらず、信号選択スイッチのオンオフパターンに対応した信号が入力される。
これは不都合である。
そのため、文字数が奇数の文字列を入力する際は、最後に[無入力]操作を実行して入力操作を終了する。
図5に、本例における処理のフローチャートを示す。
入力決定スイッチがオンオフいずれかの操作をされると、一度の操作で重複して信号送信を実行していないか確認する。
重複して送信していないことを確認すると、信号選択スイッチのオンオフパターンに割り当てられた信号定義を取得して、対応する信号を送信する。
図14に、並列指定式信号入力装置用制御プログラムのフローチャートを示す。
図15に、サブルーチンのフローチャートを示す。
図16に、割込時サブルーチンのフローチャートを示す。
発明を実施するための最良の形態で示した例との違いは、以下の2点。
(1)オートリピート処理は無い。
(2)入力決定スイッチに対するオフ操作においても、信号定義取得を実行した上で、信号送信を実行する。
文字列の文字数が偶数か奇数かで使用方法は変わる。
(1)文字列入力(文字数偶数)
(2)文字列入力(文字数奇数)
図28に、本例の使用方法を図示する。
本例では、以下の入力を例とする。
オンオフパターンb’00110101’、キー番号49、キー’v’
オンオフパターンb’00101011’、キー番号39、キー’l’
(1−1)信号選択スイッチを操作して、入力する文字に対応するオンオフパターンを構成する。
(1−2)入力決定スイッチをオンする。
文字が入力される。
(1−3)信号選択スイッチを操作して、入力する文字に対応するオンオフパターンを構成する。
(1−4)入力決定スイッチをオフする。
文字が入力される。
入力終了
図29に、本例の使用方法を図示する。
本例では、以下の入力を例とする。
オンオフパターンb’00110101’、キー番号49、キー’v’
オンオフパターンb’00101011’、キー番号39、キー’l’
オンオフパターンb’00000000’、キー番号0、[無入力]操作
(2−1)信号選択スイッチを操作して、オンオフパターンを構成する。
(2−2)入力決定スイッチをオンする。
文字が入力される。
(2−3)信号選択スイッチを操作して、オンオフパターンを構成する。
(2−4)入力決定スイッチをオフする。
文字が入力される。
(2−5)信号選択スイッチを操作して、オンオフパターンを構成する。
(2−6)入力決定スイッチをオンする。
文字が入力される。
(2−7)信号選択スイッチを操作して、[無入力]操作に対応するオンオフパターンを構成する。
(2−8)入力決定スイッチをオフする。
入力終了
請求項3に記述したコンピュータプログラムの実施例である。
本形態は以下のコンセプトを持つ。
(1)オートリピートは無し。
(2)入力決定スイッチに対するオン操作時とオフ操作時両方の、信号選択スイッチにおけるオンオフパターンを用いて、信号選択を実行する。
本例では、オートリピートを利用しない。
例えば、信号選択スイッチのオンオフパターンが以下の場合、
b’01010101’入力決定スイッチに対するオン操作時
b’00001111’入力決定スイッチに対するオフ操作時
以下のオンオフパターンを合成する。
b’0101010100001111’
つまり、2倍のビット長をもつ信号選択変数で信号選択を行うことが可能となる。
これには以下のメリットがある。
(1)同じスイッチ数を使用して、倍精度で信号選択を行うことが可能となる。
(2)同じ種類の数の信号を選択するために、半分のスイッチ数で信号選択を行うことが可能となる。
両手8本の指で信号選択を行うならば、信号選択変数の大きさは2バイト16ビットに出来る。
ということは、256*256で65536種類の信号を直接指定できることになる。
これは、1981年に公布された常用漢字1945文字をカバーすることが出来る。
また、Unicodeの基本多言語面(BMP)も直接指定が可能となる。
入力決定スイッチを操作する側の手、本例においては左手のみで、両手で操作する場合と同じ種類の数の信号を選択できる。
図7に、本例における処理のフローチャートを示す。
入力決定スイッチがオン操作をされると、信号選択スイッチのオンオフパターンを取得して、信号選択変数における半分のビットを構成する。
入力決定スイッチがオフ操作をされると、信号選択スイッチのオンオフパターンを取得して、信号選択変数における残り半分のビットを構成する。
更に続けて、信号選択変数を基にして、信号定義を取得して、対応する信号を送信する。
図20に、並列指定式信号入力装置用制御プログラムのフローチャートを示す。
図21に、サブルーチンのフローチャートを示す。
図22に、割込時サブルーチンのフローチャートを示す。
発明を実施するための最良の形態で示した例との違いは、以下の2点。
(1)オートリピート処理は無い。
(2)入力決定スイッチに対するオフ操作において、信号定義取得を実行した上で、信号送信を実行する。オン操作では信号送信は実行しない。
本方式をPIC16F876Aで実現するためには以下の処理が必要となる。
(1)信号選択変数に2バイトの領域を確保する。
(2)間接的にテーブルで分岐する。
(1)信号選択変数に2バイトの領域を確保する。
PICアセンブラには符合なし倍精度の定義は出来ない。
そこで、レジスタを2つ確保して、片方を上位信号選択変数、他方を下位信号選択変数として定義する。
その上で、入力決定スイッチのオン操作で得られた、信号選択スイッチのオンオフパターンと、オフ操作で得られたオンオフパターンを、それぞれに収める。
尚、オン操作時オフ操作時いずれを上位下位に収めるかは、ケースバイケースになる。
文字入力の場合では、オン操作時に下位、オフ操作時に上位を設定するほうが操作が容易となる場合もある。
たとえば、日時を指定する場合、先に時分秒を記述して、後で年月日を記述するほうが容易となる人もいる。
(2)間接的にテーブルで分岐する。
また、PICは仕様上256のメモリ空間しか使用できない。
そのため一度に作成できるテーブルサイズは256が最大となる。
つまり、65536のサイズを持つテーブルは一度に作れない。
そこで、テーブルを分割して構成する。
図51に、本例におけるテーブルの一例を示す。
まず、上位信号選択変数をキーとしてテーブルを利用して分岐を行い、分岐先のテーブルにおいて、下位信号選択変数をキーとしてテーブル参照を実行する。
オン操作で下位、オフ操作で上位を指定する。
図32に、本例の使用方法を図示する。
本例では、以下の入力を例とする。
オンオフパターンb’0000000100110101’、キー番号49、キー’v’
(1)信号選択スイッチを操作して、入力する文字に対応するオンオフパターンを構成する。
(2)入力決定スイッチをオンする。
(3)信号選択スイッチを操作して、入力する文字に対応するオンオフパターンを構成する。
(4)入力決定スイッチをオフする。
文字が入力される。
請求項4に記述したコンピュータプログラムの実施例である。
本形態は以下のコンセプトを持つ。
(1)オートリピートを、信号入力のトリガーとする。
(2)入力決定スイッチは無し。
そこで本例では、入力決定スイッチの操作を必用としない。
つまり、同じ信号の種類を指定するために、スイッチの数を一個節約することが出来る。
逆に、利用できるスイッチが1個増えることで、
同じスイッチの数で、2倍の種類の信号を指定することが出来る。
すなわち、左手だけで2の5乗すなわち32種類の信号を指定することが出来る。
そのかわり、使用者が任意に信号入力のタイミングを取ることは出来ない。
また、本方式では、操作していない状態の信号選択スイッチにおけるオンオフパターンを[無入力]操作に設定することが不可欠となる。
そうしなければ、常時信号が入力され続ける状態になる。
図6に、本例における処理のフローチャートを示す。
常時、オートリピートを実行する。
それにより、設定されたオートリピートのタイミングにあわせて、信号選択スイッチにおけるオンオフ状態の検査を実行する。
ついで、信号選択スイッチのオンオフパターンに割り当てられた信号定義を取得して、対応する信号を送信する。
図17に、並列指定式信号入力装置用制御プログラムのフローチャートを示す。
図18に、サブルーチン処理のフローチャートを示す。
図19に、割込み処理のフローチャートを示す
発明を実施するための最良の形態で示した例との違いは、以下の3点。
(1)入力決定スイッチ状態の検出処理は無い。
(2)チャタリング検査不要。
(3)信号送信済フラグ処理不要。
文字列の文字数が偶数か奇数かで使用方法は変わる。
(1)文字列入力(文字数偶数)
(2)文字列入力(文字数奇数)
図30に、本例の使用方法を図示する。
本例では、以下の入力を例とする。
オンオフパターンb’00110101’、キー番号49、キー’v’
オンオフパターンb’00101011’、キー番号39、キー’l’
(1−1)信号選択スイッチを操作して、入力する文字に対応するオンオフパターンを構成する。
オートリピート実行のタイミングになる。
文字が入力される。
(1−2)信号選択スイッチを操作して、入力する文字に対応するオンオフパターンを構成する。
オートリピート実行のタイミングになる。
文字が入力される。
入力終了
図31に、本例の使用方法を図示する。
本例では、以下の入力を例とする。
オンオフパターンb’00110101’、キー番号49、キー’v’
オンオフパターンb’00101011’、キー番号39、キー’l’
オンオフパターンb’00000000’、キー番号0、[無入力]操作
(2−1)信号選択スイッチを操作して、オンオフパターンを構成する。
オートリピート実行のタイミングになる。
文字が入力される。
(2−2)信号選択スイッチを操作して、オンオフパターンを構成する。
オートリピート実行のタイミングになる。
文字が入力される。
(2−3)信号選択スイッチを操作して、オンオフパターンを構成する。
オートリピート実行のタイミングになる。
文字が入力される。
(2−4)信号選択スイッチを操作して、[無入力]操作に対応するオンオフパターンを構成する。
オートリピート実行のタイミングになる。
入力終了
11 基板固定用ねじ
2 キーボードケーブル
3 筐体
31 両手式筐体
311 上層
312 下層
313 キー
3131 キー 指先側
3132 キー ハンドレスト側
314 ハンドレスト
315 キー蝶番
316 キースイッチ間クッション
317 キー梁
318 板バネ
319 板バネ止め
32 左右式筐体
33 手袋式筐体
331 手袋
121 バッファ SN7407N
122 MCU PIC16F873
130 スイッチ
1301 スイッチ端子
1302 スイッチケーブル
131 SW−PB モーメンタリ型押しボタンスイッチ
132 SW−PB モーメンタリ型押しボタンスイッチ
133 SW−PB モーメンタリ型押しボタンスイッチ
134 SW−PB モーメンタリ型押しボタンスイッチ
135 SW−PB モーメンタリ型押しボタンスイッチ
136 SW−PB モーメンタリ型押しボタンスイッチ
137 SW−PB モーメンタリ型押しボタンスイッチ
138 SW−PB モーメンタリ型押しボタンスイッチ
139 SW−PB モーメンタリ型押しボタンスイッチ
141 キーボードケーブル用コネクタ CON4
142 キー用コネクタ CON10
143 キー用コネクタ CON8
144 スイッチケーブル用コネクタ スイッチ4個用 SIMソケット
145 スイッチケーブル用コネクタ スイッチ5個用 SIMソケット
151 水晶発振子 20MHz
161 電解コンデンサ 16v10UF
162 セラミックコンデンサ 0.1UF
163 セラミックコンデンサ 0.1UF
1701 抵抗 5.1Ω
1702 抵抗 5.1Ω
1703 抵抗 22Ω
1704 抵抗 22Ω
1705 抵抗 10kΩ
1706 抵抗 10kΩ
1707 抵抗 10kΩ
1708 抵抗 10kΩ
1709 抵抗 10kΩ
1710 抵抗 10kΩ
1711 抵抗 10kΩ
1712 抵抗 10kΩ
1713 抵抗 10kΩ
1714 抵抗 10kΩ
1715 抵抗 10kΩ
Claims (4)
- 以下の構成を持つ並列指定式信号入力装置であって
本発明は以下の構成を特徴とする
(1)複数のスイッチを、制御装置に、個別且つ並列に、スイッチコードを介して、接続する手段で、
前記スイッチと、前記制御装置が、組み合わさっている
(2)前記スイッチを、筐体に、固定するする手段で、
前記スイッチと、前記筐体が、組み合わさっている
(3)信号線を、前記制御装置に、接続する手段で、
前記信号線と、前記制御装置が、組み合わさっており、
(4)前記筐体は、キーと、ハンドレストと、それぞれの裏面に固定した蝶番を介して固定する手段で、
前記キーが、前記ハンドレストに掌を置いた場合指先の下にくる位置に、配置することで、
前記キーと、前記ハンドレストが、組み合わさっている
(5)スイッチを、前記キーの裏に、接触する手段で
前記スイッチを、前記キーの下の、前記キーを押下すると前記キーの裏面が前記スイッチを押して前記スイッチが入る位置に、配置することで、
前記スイッチと、前記キーが、組み合わさっており、
前記キーとは、
ハンドレストに掌を置いて、キーを押下し易い手の姿勢をとった際、
指の両脇、指先方向、指の付根方向、に端を持ち、
指の付根付近から指先方向に伸びている板であり、
指先のさらに先に指先方向の端を持つ板であり、
ハンドレストとの境界に指の付根方向の端を持つ板、
からなることを特徴とする、各々の前記キーは扇形の形状を特徴とし、
(6)各前記キーが扇状に配置される前記複数のキーであり、
以上の特徴を持つ、筐体を持つ、並列指定式信号入力装置
- 請求項1の並列指定式信号入力装置記載の制御装置を機能させるための、以下の手段を持つコンピュータプログラムであって、
制御装置に以下の処理を実行させる手段を持つ
(1)前記制御装置は、入力決定スイッチがオンされたことを検知する手段を持つ
(2)複数のスイッチにおけるオンオフの状態のパターンを、変数のビットパターンに反映する手段を持つ
(3)前記制御装置は、前記変数をキーとして、テーブル乃至データベース等から、信号の波形に関する定義を取得する手段を持つ
(4)前記制御装置は、前記取得した信号の波形に関する定義に従い、信号を作成する手段を持つ
(5)前記制御装置は、前記作成した信号を、信号線に送る処理を実行する手段を持つ
(6)前記制御装置は、入力決定スイッチがオフされたことを検知する手段を持つ
複数のスイッチにおけるオンオフの状態のパターンを、変数のビットパターンに反映する手段を持つ
(7)前記制御装置は、前記変数をキーとして、テーブル乃至データベース等から、信号の波形に関する定義を取得する手段を持つ
(8)前記制御装置は、前記取得した信号の波形に関する定義に従い、信号を作成する手段を持つ
(9)前記制御装置は、前記作成した信号を、信号線に送る処理を実行する手段を持つ
コンピュータプログラム。
- 請求項1の並列指定式信号入力装置記載の制御装置を機能させるための、以下の手段を持つコンピュータプログラムであって、
制御装置に以下の処理を実行させる手段を持つ
(1)前記制御装置は、入力決定スイッチがオンされたことを検知する手段を持つ
(2)複数のスイッチにおけるオンオフの状態のパターンを、記憶装置に保存する手段を持つ
(3)前記制御装置は、入力決定スイッチがオフされたことを検知する手段を持つ
(4)複数のスイッチにおけるオンオフの状態のパターンを、前記記憶装置に保存しておいたオンオフの状態のパターンと統合し、新たな変数のビットパターンを作成する手段を持つ
(5)前記制御装置は、前記変数をキーとして、テーブル乃至データベース等から、信号の波形に関する定義を取得する手段を持つ
(6)前記制御装置は、前記取得した信号の波形に関する定義に従い、信号を作成する手段を持つ
(7)前記制御装置は、前記作成した信号を、信号線に送る処理を実行する手段を持つ
コンピュータプログラム。
- 請求項1の並列指定式信号入力装置記載の制御装置を機能させるための、以下の手段を持つコンピュータプログラムであって、
制御装置に以下の処理を実行させる手段を持つ
(1)前記制御装置は、タイマーにより一定の時間間隔で、複数のスイッチにおけるオンオフの状態(2)前記制御装置は、前記変数をキーとして、テーブル乃至データベース等から、信号の波形に関する定義を取得する手段を持つ
(3)前記制御装置は、前記取得した信号の波形に関する定義に従い、信号を作成する手段を持つ
(4)前記制御装置は、前記作成した信号を、信号線に送る処理を実行する手段を持つ
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