JP2010049397A - コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム、シナリオ作成支援方法、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1において、シナリオ開発支援システム20は、開発用端末装置2から入力される主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオの作成を要求する信号の入力に応じて、主コンポーネントと連携コンポーネントである他のコンポーネントとを連携させるシナリオを生成するシナリオ開発GUI21と、既存のシナリオ30のうち、主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオに基づき、主コンポーネントと他のコンポーネントとの関連度を示す重み値を算出し、算出した重み値に基づき選択した連携コンポーネントの識別情報をシナリオ開発GUI21に出力するコンポーネント推薦処理部22とを備える。
【選択図】図1
Description
このようなWebサービスを連携させるサービスシナリオ(サービス連携アプリケーション)の開発ツールには、例えば、特許文献1に示されるサービス連携アプリケーション開発ツールであるサービス合成エンジンや、非特許文献1に示すMicrosoft Popfly(登録商標)などが提案されている。
特許文献1に示されるサービス合成エンジンは、サービス実行シナリオに基づき、合成エンジンが各種コンポーネントを発見、実行することにより、ユーザの嗜好や、状況に応じたサービス提案を行う。
また、非特許文献1に示される技術は、ブラウザ上でサービスコンポーネントを連携したアプリケーションを作成するものである。また、過去の接続実績に基づき、接続履歴のあるサービスコンポーネントの入出力を解決する機能や、頻繁に利用されるマッシュアップサービスの推薦機能などがある。
これにより、コンポーネント推薦処理部がコンポーネントを選択するため、開発ユーザが、多くのコンポーネントから主コンポーネントへの連携に適したコンポーネントを検索することなくシナリオを作成することができ、シナリオ作成にかかる手間や時間を短縮することが可能になるという効果がある。
これにより、関連度として、既存のシナリオにおける主コンポーネントとの連携数に応じた重み値をコンポーネントごとに算出することができるため、主コンポーネントとの連携により適したコンポーネントを含むシナリオを作成することが可能になるという効果がある。
これにより、連携回数に応じた重み値を算出することができるため、主コンポーネントとの連携により適したコンポーネントを含むシナリオを作成することが可能になるという効果がある。
これにより、既存のシナリオに記述された連携コンポーネントと主コンポーネントとの入出力変換に基づき、シナリオ開発部が主コンポーネントと連携コンポーネントとを連携させるシナリオを作成する。これにより、サービスコンポーネント間の入出力変換の解決ができるため、開発ユーザのシナリオ開発スキルによらず、シナリオ作成にかかる全体的な処理時間の短縮と、開発ユーザへの負担を軽減することが可能になるという効果がある。
図1は、本実施形態によるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1を示す概略ブロック図である。コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1は、Webサービスを提供するコンポーネント40−1〜40−nと、コンポーネント40−1〜40−nのうちの複数を連携させる手順が記述されたシナリオ30と、ユーザ端末装置3からのシナリオ利用要求に応じてシナリオ30に基づき、コンポーネント40−1〜40−nの連携処理を実行する実行制御システム10と、開発用端末装置2からのシナリオ作成要求に応じるシナリオ開発支援ツールとしてのシナリオ開発支援システム20とを備えており、コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1の利用者端末装置としての開発用端末装置2、及びユーザ端末装置3に接続される。
作成対象シナリオコンセプト情報は、作成対象のシナリオの特徴を示す情報であり、ここでは、例えば、開発ユーザによる入力操作によって入力された主コンポーネントの識別情報と、対象者属性情報とを含む情報である。
次に、コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1について、その処理の概要を説明し、各構成について詳細に説明する。コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1において、実行制御システム10は、ユーザ端末装置3からのシナリオ利用要求に応じてシナリオを実行し、実行結果を応答するとともに、シナリオ実行の履歴情報を蓄積する。シナリオ開発支援システム20は、開発用端末装置2からのシナリオ作成要求に応じて、既存のシナリオ30と、実行制御システム10が蓄積するシナリオ実行履歴情報とに基づき、開発ユーザの要望にマッチするシナリオを作成する。
コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1において、シナリオ30は、コンポーネント40−1〜40−nのうちのいずれか複数を連携させる手順が記述された開発済みの既存のシナリオである。以下、シナリオ30により連携される複数のコンポーネントを「シナリオ30の連携コンポーネント」と称する。また、本実施形態において、参照関係を以下のとおり定義する。
一方、連携コンポーネントBは、連携コンポーネントCに呼び出されることとなり、このとき、「連携コンポーネントBは、連携コンポーネントCに参照されるコンポーネント、すなわち、連携コンポーネントCの参照先コンポーネントである」と称する。
実行制御システム10において、サービス制御部11は、ユーザ端末装置3から入力される実行対象のシナリオの識別情報を含むシナリオ利用要求に応じて、ユーザ認証、認可を行い、シナリオを実行する。また、実行制御システム10は、シナリオ実行時にトラフィック管理データベース12が記憶するシナリオ実行履歴情報を更新する。
同図に示すように、トラフィック管理データベース12が記憶する情報は、行と列からなる2次元の表形式のデータであり、利用ユーザの識別情報であるユーザIDと、利用ユーザの名前であるユーザ名と、ユーザ属性情報と、当該利用ユーザに利用が許可されている契約シナリオ情報との各項目の列を有している。この利用ユーザに関する情報の各行は、ユーザIDごとに存在する。
また、契約シナリオ情報は、利用ユーザが契約したシナリオの識別情報であるシナリオIDと、当該利用ユーザによるシナリオ利用回数と、当該利用ユーザによるシナリオの利用履歴を示すアクセスログとの項目からなる情報であり、利用ユーザが契約するシナリオごとに存在する。シナリオ利用回数は、契約時からの総利用回数や、日別、月別の利用回数などでもよい。
コンポーネント推薦処理部22は、主コンポーネントへの連携度を示す重み値を他コンポーネントごとに算出し、算出した重み値が高い他コンポーネントを連携コンポーネントとして選択し、選択した連携コンポーネントの情報をシナリオ開発GUI21に出力する。
なお、対象者属性情報として、シナリオを利用した時間帯、利用したユーザの性別情報、利用回数などを用いてもよい。
参照元のコンポーネントの情報は、参照元のコンポーネントごとに、参照元コンポーネントの識別情報である参照元コンポーネントIDと、この参照元コンポーネントの呼び出し数(参照元数)と、呼び出し回数との各項目を有する。また、参照先のコンポーネントの情報は、参照先のコンポーネントごとに、参照先コンポーネントIDと、この参照元コンポーネントの参照先数と、参照回数との各項目を有する。
また、主コンポーネントにおける呼出し回数は、主コンポーネント、他コンポーネントの順に連携する組合せの実行回数、すなわち、この組合せを含むシナリオが実行制御システム10において実行された回数の合計の数である。
また、主コンポーネントにおける参照回数は、他コンポーネント、主コンポーネントの順に連携する組合せの実行回数、すなわち、この組合せを含むシナリオが実行制御システム10において実行された回数の合計の数である。
図4は、コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1の処理の概要を示すフローチャートである。
シナリオ開発GUI21は、受信したシナリオ作成要求を含むコンポーネント推薦要求をコンポーネント推薦処理部22に出力する(ステップS2)。コンポーネント推薦処理部22は、実行制御システム10のトラフィック管理データベース12からシナリオ実行履歴を読み出し(ステップS3)、主コンポーネントIDに対応する学習情報テーブルを推薦用学習データベース23から読み出す(ステップS4)。
コンポーネント推薦処理部22は、算出した重み値の高い順に、主コンポーネントに連携する連携コンポーネントを選択し、選択した連携コンポーネントの識別情報を含む連携コンポーネント情報をシナリオ開発GUI21に出力する(ステップS6)。
また、重み値は、既存のシナリオ30において、各コンポーネントが主コンポーネントを参照する回数(参照元数)と、各コンポーネントが主コンポーネントから呼び出しされた回数(参照先数)とを加算して算出する合計数に基づき、最も合計数の多いコンポーネントが最も高い重みとなるように設定し、重み値はコンポーネント推薦処理部22のテーブルにおける全コンポーネント合算で1とする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
2 開発用端末装置
3 ユーザ端末装置
10 実行制御システム
11 サービス制御部
12 トラフィック管理データベース
20 シナリオ開発支援システム
21 シナリオ開発GUI
22 コンポーネント推薦処理部
23 推薦用学習データベース
30 シナリオ
40−1 コンポーネント
40−1〜40−n コンポーネント
Claims (7)
- サービスを提供するコンポーネントを複数連携させる処理手順を示すシナリオの作成を支援する開発支援システムと、前記シナリオに基づき前記コンポーネントの連携処理を実行する実行制御システムとを備えるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システムであって、
前記開発支援システムは、
主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオの作成を要求する信号として、前記主コンポーネントの識別情報を含むシナリオ作成要求信号の入力に応じて、前記主コンポーネントと連携コンポーネントである他のコンポーネントとを連携させるシナリオを生成するシナリオ開発部と、
複数のシナリオのうち、前記主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオに基づき、前記主コンポーネントと他のコンポーネントとの関連度を示す重み値を算出し、算出した重み値に基づき前記連携コンポーネントを選択し、選択した前記連携コンポーネントの識別情報を前記シナリオ開発部に出力するコンポーネント推薦処理部と
を備えることを特徴とするコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム。 - 前記コンポーネント推薦処理部は、
前記コンポーネントごとに前記主コンポーネントとの連携数に基づき前記重み値を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム。 - 前記実行制御システムは、
前記シナリオごとの実行履歴情報を記憶する実行履歴情報記憶部と、
シナリオ実行要求の入力に応じてシナリオを実行し、実行した前記シナリオの実行履歴情報を前記実行履歴情報記憶部に書き込むサービス制御部とを備え、
前記コンポーネント推薦処理部は、
前記実行履歴情報に基づき算出する前記コンポーネントごとの前記主コンポーネントとの連携実行回数に基づき前記重み値を算出する
ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム。 - 前記実行制御システムは、
前記シナリオの利用者情報と、当該利用者によるシナリオ実行履歴情報とを対応付けて記憶する利用者情報記憶部と、
シナリオ実行要求の入力に応じて実行したシナリオ実行履歴情報を前記利用者情報記憶部に書き込むサービス制御部とを備え、
前記シナリオ開発部が受信する前記シナリオ作成要求信号は、作成対象のシナリオの提供対象者の属性を示す対象者情報がさらに含まれており、
前記コンポーネント推薦処理部は、
前記提供対象者情報に対応するシナリオ実行履歴情報を前記利用者情報記憶部から読み出し、読み出した前記シナリオ実行履歴情報に基づき、前記提供対象者により実行された前記主コンポーネントとの連携実行回数を前記コンポーネントごとに算出し、算出した前記提供対象者により実行された前記連携実行回数に基づき前記重み値を算出する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム。 - 前記シナリオ開発部は、
前記コンポーネント推薦処理部から入力される前記連携コンポーネントの識別情報に対応する前記連携コンポーネントと、前記主コンポーネントとを連携対象のコンポーネントとして含む前記シナリオに基づき、前記主コンポーネントと前記連携コンポーネントとを連携させるシナリオを作成する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム。 - サービスを提供するコンポーネントを複数連携させる処理手順を示すシナリオの作成を支援する開発支援システムと、前記シナリオに基づき前記コンポーネントの連携処理を実行する実行制御システムとを備えるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システムにおけるシナリオ作成支援方法であって、
前記開発支援システムが、
主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオの作成を要求する信号として、前記主コンポーネントの識別情報を含むシナリオ作成要求信号を受信する過程と、
複数のシナリオのうち、前記主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオに基づき、前記主コンポーネントと他のコンポーネントとの関連度を示す重み値を算出し、算出した重み値に基づき前記連携コンポーネントを選択する過程と、
前記主コンポーネントと選択した前記連携コンポーネントとを連携させるシナリオを生成する過程と
を有することを特徴とするシナリオ作成支援方法。 - サービスを提供するコンポーネントを複数連携させる処理手順を示すシナリオの作成を支援する開発支援システムと、前記シナリオに基づき前記コンポーネントの連携処理を実行する実行制御システムとを備えるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システムにおける開発支援システムのコンピュータを、
主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオの作成を要求する信号として、前記主コンポーネントの識別情報を含むシナリオ作成要求信号の入力に応じて、前記主コンポーネントと連携コンポーネントである他のコンポーネントとを連携させるシナリオを生成するシナリオ開発部、
複数のシナリオのうち、前記主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオに基づき、前記主コンポーネントと他のコンポーネントとの関連度を示す重み値を算出し、算出した重み値に基づき前記連携コンポーネントを選択し、選択した前記連携コンポーネントの識別情報を前記シナリオ開発部に出力するコンポーネント推薦処理部
として機能させることを特徴とするプログラム。
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