JP2010049397A - コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム、シナリオ作成支援方法、及び、プログラム - Google Patents

コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム、シナリオ作成支援方法、及び、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010049397A
JP2010049397A JP2008211729A JP2008211729A JP2010049397A JP 2010049397 A JP2010049397 A JP 2010049397A JP 2008211729 A JP2008211729 A JP 2008211729A JP 2008211729 A JP2008211729 A JP 2008211729A JP 2010049397 A JP2010049397 A JP 2010049397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scenario
component
linked
development
main component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008211729A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5084665B2 (ja
Inventor
Yasutoshi Miyagi
安敏 宮城
Yusuke Nakano
雄介 中野
Yoji Yamato
庸次 山登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2008211729A priority Critical patent/JP5084665B2/ja
Publication of JP2010049397A publication Critical patent/JP2010049397A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5084665B2 publication Critical patent/JP5084665B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

【課題】開発ユーザがシナリオを容易に作成することができるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システムを提供する。
【解決手段】コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1において、シナリオ開発支援システム20は、開発用端末装置2から入力される主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオの作成を要求する信号の入力に応じて、主コンポーネントと連携コンポーネントである他のコンポーネントとを連携させるシナリオを生成するシナリオ開発GUI21と、既存のシナリオ30のうち、主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオに基づき、主コンポーネントと他のコンポーネントとの関連度を示す重み値を算出し、算出した重み値に基づき選択した連携コンポーネントの識別情報をシナリオ開発GUI21に出力するコンポーネント推薦処理部22とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のコンポーネントを連携させるシナリオの作成を支援するコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム、シナリオ作成支援方法、及び、プログラムに関する。
近年、既存の電話網を次世代ネットワークであるNGN(Next Generation Network)へ置き換えるプロジェクトが進められている。NGNでは、電話網がIP(Internet Protocol)化され、Webサービスとテレコムネットワークとの連携が容易になり、新規サービスの創出が期待されている。Webサービスとは、Web上のサービスを行うための部品として扱われるサービスコンポーネント(要求部品)である。
このようなWebサービスを連携させるサービスシナリオ(サービス連携アプリケーション)の開発ツールには、例えば、特許文献1に示されるサービス連携アプリケーション開発ツールであるサービス合成エンジンや、非特許文献1に示すMicrosoft Popfly(登録商標)などが提案されている。
特許文献1に示されるサービス合成エンジンは、サービス実行シナリオに基づき、合成エンジンが各種コンポーネントを発見、実行することにより、ユーザの嗜好や、状況に応じたサービス提案を行う。
また、非特許文献1に示される技術は、ブラウザ上でサービスコンポーネントを連携したアプリケーションを作成するものである。また、過去の接続実績に基づき、接続履歴のあるサービスコンポーネントの入出力を解決する機能や、頻繁に利用されるマッシュアップサービスの推薦機能などがある。
特開2005−196676号公報 マイクロソフトpopfly(登録商標),[online],マイクロソフト株式会社,[平成20年6月27日検索]、インターネット<http://www.popfly.com/>
しかしながら、上述のサービス合成エンジンにおいて、サービステンプレートを記述するために、複数のWebサービスを連携するシナリオを作成する必要がある。このサービスシナリオの作成は、開発ユーザにより、手動で作成することになるため、この開発ユーザのスキルや、開発経験によっては、サービスシナリオの作成が困難になる。
また、上述の非特許文献1に示す技術において、サービス連携アプリケーションを作成する際、連携するサービスコンポーネント間の入出力変数に変更が無いことが前提となり、入出力変数に変更が生じうるサービスコンポーネントについては、推薦することができないという問題がある。したがって、このようにサービスコンポーネント間の連携時に変数の変換作業が必要となる場合、XSLT(Extensible Stylesheet Language Transformations)等を用いた変換機能を開発ユーザが作成しなければならないため、開発ユーザ側のスキル習得が求められることとなる。
したがって、上述したように、サービス連携アプリケーションの開発環境において、接続するサービスコンポーネントの検索や、サービスコンポーネント間の入出力変換解決が必要となる。このため、開発ユーザにとって、検索したサービスコンポーネント間ごとに入出力変換解決の実装することでサービス連携アプリケーションの開発が複雑化するため、開発に時間がかかり、サービス連携アプリケーション開発の効率を下げる要因の一つになっているという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮し、上記の問題を解決すべくなされたもので、その目的は、開発ユーザの開発対象となるサービスシナリオ像に合致するサービスコンポーネントの候補を選択し、選択した複数のサービスコンポーネントを連携させるシナリオを、開発ユーザが容易に作成することができるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム、シナリオ作成支援方法、及び、プログラムを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明は、コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システムが、サービスを提供するコンポーネントを複数連携させる処理手順を示すシナリオの作成を支援する開発支援システムと、前記シナリオに基づき前記コンポーネントの連携処理を実行する実行制御システムとを備えるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システムであって、前記開発支援システムは、主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオの作成を要求する信号として、前記主コンポーネントの識別情報を含むシナリオ作成要求信号の入力に応じて、前記主コンポーネントと連携コンポーネントである他のコンポーネントとを連携させるシナリオを生成するシナリオ開発部と、複数のシナリオのうち、前記主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオに基づき、前記主コンポーネントと他のコンポーネントとの関連度を示す重み値を算出し、算出した重み値に基づき前記連携コンポーネントを選択し、選択した前記連携コンポーネントの識別情報を前記シナリオ開発部に出力するコンポーネント推薦処理部とを備えることを特徴とするコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システムである。
また、本発明の前記コンポーネント推薦処理部は、前記コンポーネントごとに前記主コンポーネントとの連携数に基づき前記重み値を算出することを特徴とする。
また、本発明の前記実行制御システムは、前記シナリオごとの実行履歴情報を記憶する実行履歴情報記憶部と、シナリオ実行要求の入力に応じてシナリオを実行し、実行した前記シナリオの実行履歴情報を前記実行履歴情報記憶部に書き込むサービス制御部とを備え、前記コンポーネント推薦処理部が、前記実行履歴情報に基づき算出する前記コンポーネントごとの前記主コンポーネントとの連携実行回数に基づき前記重み値を算出することを特徴とする。
また、本発明の前記実行制御システムは、前記シナリオの利用者情報と、当該利用者によるシナリオ実行履歴情報とを対応付けて記憶する利用者情報記憶部と、シナリオ実行要求の入力に応じて実行したシナリオ実行履歴情報を前記利用者情報記憶部に書き込むサービス制御部とを備え、前記シナリオ開発部が受信する前記シナリオ作成要求信号に、作成対象のシナリオの提供対象者の属性を示す対象者情報がさらに含まれており、前記コンポーネント推薦処理部が、前記提供対象者情報に対応するシナリオ実行履歴情報を前記利用者情報記憶部から読み出し、読み出した前記シナリオ実行履歴情報に基づき、前記提供対象者により実行された前記主コンポーネントとの連携実行回数を前記コンポーネントごとに算出し、算出した前記提供対象者により実行された前記連携実行回数に基づき前記重み値を算出することを特徴とする。
また、本発明の前記シナリオ開発部は、前記コンポーネント推薦処理部から入力される前記連携コンポーネントの識別情報に対応する前記連携コンポーネントと、前記主コンポーネントとを連携対象のコンポーネントとして含む前記シナリオに基づき、前記主コンポーネントと前記連携コンポーネントとを連携させるシナリオを作成することを特徴とする。
また、本発明のシナリオ作成支援方法は、サービスを提供するコンポーネントを複数連携させる処理手順を示すシナリオの作成を支援する開発支援システムと、前記シナリオに基づき前記コンポーネントの連携処理を実行する実行制御システムとを備えるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システムにおけるシナリオ作成支援方法であって、前記開発支援システムが、主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオの作成を要求する信号として、前記主コンポーネントの識別情報を含むシナリオ作成要求信号を受信する過程と、複数のシナリオのうち、前記主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオに基づき、前記主コンポーネントと他のコンポーネントとの関連度を示す重み値を算出し、算出した重み値に基づき前記連携コンポーネントを選択する過程と、前記主コンポーネントと選択した前記連携コンポーネントとを連携させるシナリオを生成する過程とを有することを特徴とするシナリオ作成支援方法である。
また、本発明のプログラムは、サービスを提供するコンポーネントを複数連携させる処理手順を示すシナリオの作成を支援する開発支援システムと、前記シナリオに基づき前記コンポーネントの連携処理を実行する実行制御システムとを備えるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システムにおける開発支援システムのコンピュータを、主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオの作成を要求する信号として、前記主コンポーネントの識別情報を含むシナリオ作成要求信号の入力に応じて、前記主コンポーネントと連携コンポーネントである他のコンポーネントとを連携させるシナリオを生成するシナリオ開発部、複数のシナリオのうち、前記主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオに基づき、前記主コンポーネントと他のコンポーネントとの関連度を示す重み値を算出し、算出した重み値に基づき前記連携コンポーネントを選択し、選択した前記連携コンポーネントの識別情報を前記シナリオ開発部に出力するコンポーネント推薦処理部として機能させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システムにおいて、シナリオ開発支援システムのコンポーネント推薦処理部が、主コンポーネントと他のコンポーネントとを連携させる既存のシナリオに基づき、主コンポーネントへの関連度に基づきコンポーネントを選択し、シナリオ開発部が選択されたコンポーネントと主コンポーネントとを連携させるシナリオを作成することとした。
これにより、コンポーネント推薦処理部がコンポーネントを選択するため、開発ユーザが、多くのコンポーネントから主コンポーネントへの連携に適したコンポーネントを検索することなくシナリオを作成することができ、シナリオ作成にかかる手間や時間を短縮することが可能になるという効果がある。
また、この発明によれば、コンポーネント推薦処理部は、主コンポーネントとの連携数に基づき、コンポーネントごとの重み値を算出するようにした。
これにより、関連度として、既存のシナリオにおける主コンポーネントとの連携数に応じた重み値をコンポーネントごとに算出することができるため、主コンポーネントとの連携により適したコンポーネントを含むシナリオを作成することが可能になるという効果がある。
また、この発明によれば、コンポーネント推薦処理部が、実行制御システムにおいて実行されたシナリオの実行履歴情報に基づくコンポーネントごとの主コンポーネントとの連携回数に基づき重み値を算出するようにした。
これにより、連携回数に応じた重み値を算出することができるため、主コンポーネントとの連携により適したコンポーネントを含むシナリオを作成することが可能になるという効果がある。
また、この発明によれば、実行制御システムが、実行されたシナリオの利用者ごとのシナリオ実行履歴情報を記憶する利用者情報記憶部を備え、コンポーネント推薦処理部が、作成対象のシナリオの提供対象者の属性を示す対象者属性に対応するシナリオ実行履歴情報を利用者情報記憶部から読み出す。コンポーネント推薦処理部は、読み出したシナリオ実行履歴情報に基づき、提供対象者により実行された主コンポーネントとの連携回数に応じた重み値を算出することができるため、開発ユーザが想定するシナリオの提供対象者にさらに適したコンポーネントを含むシナリオを作成することが可能になるという効果がある。
また、この発明によれば、シナリオ開発部が、コンポーネント推薦処理部により選択された連携コンポーネントと主コンポーネントとを含む既存のシナリオに基づき、主コンポーネントと連携コンポーネントとを連携させるシナリオを作成するようにした。
これにより、既存のシナリオに記述された連携コンポーネントと主コンポーネントとの入出力変換に基づき、シナリオ開発部が主コンポーネントと連携コンポーネントとを連携させるシナリオを作成する。これにより、サービスコンポーネント間の入出力変換の解決ができるため、開発ユーザのシナリオ開発スキルによらず、シナリオ作成にかかる全体的な処理時間の短縮と、開発ユーザへの負担を軽減することが可能になるという効果がある。
以下、本発明の一実施形態によるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1を図1を参照して説明する。
図1は、本実施形態によるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1を示す概略ブロック図である。コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1は、Webサービスを提供するコンポーネント40−1〜40−nと、コンポーネント40−1〜40−nのうちの複数を連携させる手順が記述されたシナリオ30と、ユーザ端末装置3からのシナリオ利用要求に応じてシナリオ30に基づき、コンポーネント40−1〜40−nの連携処理を実行する実行制御システム10と、開発用端末装置2からのシナリオ作成要求に応じるシナリオ開発支援ツールとしてのシナリオ開発支援システム20とを備えており、コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1の利用者端末装置としての開発用端末装置2、及びユーザ端末装置3に接続される。
開発用端末装置2は、コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1のシナリオ開発支援システム20に接続されるコンピュータ端末であり、シナリオの開発ユーザの操作に応じて、シナリオ開発支援システム20に作成対象シナリオコンセプト情報を含むシナリオ作成要求を送信し、シナリオ開発支援システム20からの応答を受信する。
作成対象シナリオコンセプト情報は、作成対象のシナリオの特徴を示す情報であり、ここでは、例えば、開発ユーザによる入力操作によって入力された主コンポーネントの識別情報と、対象者属性情報とを含む情報である。
ここで、主コンポーネントとは、作成対象のシナリオが、連携対象のコンポーネントのいずれかとして含むコンポーネントである。作成対象シナリオコンセプト情報として、主コンポーネントの識別情報を用いることにより、作成対象のシナリオは、連携対象のコンポーネントに主コンポーネントを含むという特徴を有することを示す。また、対象者属性情報は、作成対象のシナリオにおけるターゲット、すなわち、作成したシナリオの主な利用ユーザ層として想定する利用ユーザの特徴を示す情報であり、例えば、性別や、年齢、居住地域、サービス利用時間帯、サービス利用場所など、利用ユーザの特徴を示すエンドユーザ属性情報であれば、いずれの情報でも対象者属性情報として適用可能である。
ユーザ端末装置3は、コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1の実行制御システム10に接続されるコンピュータ端末であり、シナリオ利用者である利用ユーザの操作に応じて、実行制御システム10にシナリオ利用要求を送信し、実行制御システム10から送信される応答を受信する。
<コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1の概要>
次に、コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1について、その処理の概要を説明し、各構成について詳細に説明する。コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1において、実行制御システム10は、ユーザ端末装置3からのシナリオ利用要求に応じてシナリオを実行し、実行結果を応答するとともに、シナリオ実行の履歴情報を蓄積する。シナリオ開発支援システム20は、開発用端末装置2からのシナリオ作成要求に応じて、既存のシナリオ30と、実行制御システム10が蓄積するシナリオ実行履歴情報とに基づき、開発ユーザの要望にマッチするシナリオを作成する。
<コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1の構成>
コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1において、シナリオ30は、コンポーネント40−1〜40−nのうちのいずれか複数を連携させる手順が記述された開発済みの既存のシナリオである。以下、シナリオ30により連携される複数のコンポーネントを「シナリオ30の連携コンポーネント」と称する。また、本実施形態において、参照関係を以下のとおり定義する。
連携コンポーネントA、B、Cがこの順に連携するシナリオにおいて、連携コンポーネントBは、連携コンポーネントAの出力を入力値としてWebサービスを実行し、この実行結果が、連携コンポーネントCのWebサービスの実行の際の入力値となるシナリオを例に説明する。このシナリオにおいて連携コンポーネントBのように、他の連携コンポーネント(ここでは、連携コンポーネントA)から出力される情報を入力値としてWebサービスを実行する場合、「連携コンポーネントBは、連携コンポーネントAを呼び出すコンポーネント、すなわち、連携コンポーネントAの参照元コンポーネントである」と称する。
一方、連携コンポーネントBは、連携コンポーネントCに呼び出されることとなり、このとき、「連携コンポーネントBは、連携コンポーネントCに参照されるコンポーネント、すなわち、連携コンポーネントCの参照先コンポーネントである」と称する。
なお、図1においてシナリオの例として、1つのシナリオ30を図示しているが、コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1は、開発済みの既存のシナリオとして、固有の識別情報が付与された複数のシナリオ30を予め有している。例えば、複数のシナリオ30は、シナリオ開発支援システム20において開発されたシナリオや、開発ユーザによって開発されたシナリオなど、既に開発済みのシナリオであれば、いずれのシナリオでも適用可能である。本実施形態においては、例として、複数のシナリオ30は、シナリオ開発支援システム20において開発されたシナリオとして説明する。
コンポーネント40−1〜40−nは、Webサービスを提供するサービスコンポーネントであり、例えば、検索システムや、地図提供機能、利用するユーザの位置情報に応じた近隣店舗情報などを通知するサービスを提供するサービスコンポーネント(要求部品ともいう)である。コンポーネント40−1〜40−nは、例えば、SOAP(Simple Object Access Protocol)等のWeb標準インタフェースで呼び出すことができるサービスコンポーネントである。
実行制御システム10は、サービス制御部11とトラフィック管理データベース12とを備えるコンピュータであり、ユーザ端末装置3から入力されるシナリオ利用要求に応じてシナリオ実行処理を行うとともに、シナリオ実行履歴情報を蓄積する。
実行制御システム10において、サービス制御部11は、ユーザ端末装置3から入力される実行対象のシナリオの識別情報を含むシナリオ利用要求に応じて、ユーザ認証、認可を行い、シナリオを実行する。また、実行制御システム10は、シナリオ実行時にトラフィック管理データベース12が記憶するシナリオ実行履歴情報を更新する。
トラフィック管理データベース12は、利用ユーザに関する情報と、シナリオ実行履歴情報とを記憶する記憶装置である。図2は、トラフィック管理データベース12がテーブル形式で記憶する情報のデータ構成例とデータ例とを示す図である。
同図に示すように、トラフィック管理データベース12が記憶する情報は、行と列からなる2次元の表形式のデータであり、利用ユーザの識別情報であるユーザIDと、利用ユーザの名前であるユーザ名と、ユーザ属性情報と、当該利用ユーザに利用が許可されている契約シナリオ情報との各項目の列を有している。この利用ユーザに関する情報の各行は、ユーザIDごとに存在する。
ユーザ属性情報は、上述したように、利用ユーザの特徴を示す情報であり、例えば、性別と年齢とをユーザ属性情報の例として説明する。なお、利用ユーザは、シナリオを利用する際に、予め加入者情報の登録を行うことで利用するシナリオの契約を行っており、ユーザ属性情報は、シナリオの利用契約時に登録された情報である。
また、契約シナリオ情報は、利用ユーザが契約したシナリオの識別情報であるシナリオIDと、当該利用ユーザによるシナリオ利用回数と、当該利用ユーザによるシナリオの利用履歴を示すアクセスログとの項目からなる情報であり、利用ユーザが契約するシナリオごとに存在する。シナリオ利用回数は、契約時からの総利用回数や、日別、月別の利用回数などでもよい。
次に、シナリオ開発支援システム20について説明する。シナリオ開発支援システム20は、シナリオ開発GUI(Graphical User Interface)21と、コンポーネント推薦処理部22と、推薦用学習データベース23とを備えるコンピュータであり、開発用端末装置2から入力されるシナリオ作成要求に応じてシナリオを作成し、作成したシナリオを推薦シナリオとして開発用端末装置2に応答する。言い換えると、シナリオ開発支援システム20は、開発ユーザがシナリオを容易に作成することができるようにする開発環境として動作する開発支援システムであり、GUI上の開発環境において、開発ユーザに要求に応じたシナリオを提案する機能を備えている。
シナリオ開発支援システム20において、シナリオ開発GUI21は、開発用端末装置2に接続され、開発用端末装置2からのシナリオ作成要求に応じて、コンポーネント推薦処理部22が選択する連携コンポーネントと、既存のシナリオ30に基づき、連携コンポーネントを連携させるシナリオを作成する。
コンポーネント推薦処理部22は、主コンポーネントへの連携度を示す重み値を他コンポーネントごとに算出し、算出した重み値が高い他コンポーネントを連携コンポーネントとして選択し、選択した連携コンポーネントの情報をシナリオ開発GUI21に出力する。
具体的には、コンポーネント推薦処理部22は、シナリオ作成要求に含まれる主コンポーネント識別情報を検索キーとして、学習情報テーブルを推薦用学習データベース23から読み出し、実行制御システム10のトラフィック管理データベース12が記憶するシナリオ実行履歴情報を読み出す。コンポーネント推薦処理部22は、過去に作成されたシナリオに用いられたコンポーネント間の接続情報、コンポーネントの参照情報である学習情報テーブルと、対象者属性情報に該当する利用ユーザに利用されたシナリオの利用状況に基づき、対象者属性情報に該当する利用ユーザによるシナリオ利用履歴に対して重みを付加して主コンポーネントへの連携度を示す重み値を算出し、算出した重み値が高い他コンポーネントを連携コンポーネントとして選択する。
なお、対象者属性情報として、シナリオを利用した時間帯、利用したユーザの性別情報、利用回数などを用いてもよい。
推薦用学習データベース23は、シナリオ開発支援システム20が作成したシナリオにおける連携コンポーネントの情報をコンポーネントごとに学習情報テーブルとして記憶する。図3は、推薦用学習データベース23が記憶する学習情報テーブルのデータ構成例と、その具体例として、主コンポーネントの学習情報テーブルのデータ例とを示す図である。同図に示すように、学習情報テーブルは、行と列からなる2次元の表形式のデータであり、参照元のコンポーネントの情報と、参照先のコンポーネントの情報と、当該テーブルに対応するコンポーネントにおける平均処理時間と、コンポーネント利用頻度と、重み値との各項目の列を有している。
参照元のコンポーネントは、既存のシナリオ30において、この学習情報テーブルに対応するコンポーネント(ここでは、主コンポーネント)を呼び出す、すなわち、主コンポーネントの出力情報を入力値とするコンポーネントである。また、参照先コンポーネントは、この学習情報テーブルに対応するコンポーネントが参照するコンポーネントである。
参照元のコンポーネントの情報は、参照元のコンポーネントごとに、参照元コンポーネントの識別情報である参照元コンポーネントIDと、この参照元コンポーネントの呼び出し数(参照元数)と、呼び出し回数との各項目を有する。また、参照先のコンポーネントの情報は、参照先のコンポーネントごとに、参照先コンポーネントIDと、この参照元コンポーネントの参照先数と、参照回数との各項目を有する。
主コンポーネントの呼び出し数は、複数のシナリオ30において、主コンポーネントと他コンポーネントとが直接連携する組合せのうち、主コンポーネント、他コンポーネントの順に連携する組合せの合計の数である。
また、主コンポーネントにおける呼出し回数は、主コンポーネント、他コンポーネントの順に連携する組合せの実行回数、すなわち、この組合せを含むシナリオが実行制御システム10において実行された回数の合計の数である。
主コンポーネントの参照数は、複数のシナリオ30において、主コンポーネントと他コンポーネントとが直接連携する組合せのうち、他コンポーネント、主コンポーネントの順に連携する組合せの合計の数である。
また、主コンポーネントにおける参照回数は、他コンポーネント、主コンポーネントの順に連携する組合せの実行回数、すなわち、この組合せを含むシナリオが実行制御システム10において実行された回数の合計の数である。
次に、コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1における動作処理の流れについて、システム全体の処理フローの概要を図4を用いて説明する。また、シナリオ作成処理の詳細について、具体例を用いて図5を参照し、説明する。
図4は、コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1の処理の概要を示すフローチャートである。
開発用端末装置2は、開発ユーザの入力操作に応じて、シナリオ開発支援システム20の対象者属性情報と、利用する主コンポーネントIDと含むシナリオ作成要求をシナリオ開発GUI21に送信する(ステップS1)。
シナリオ開発GUI21は、受信したシナリオ作成要求を含むコンポーネント推薦要求をコンポーネント推薦処理部22に出力する(ステップS2)。コンポーネント推薦処理部22は、実行制御システム10のトラフィック管理データベース12からシナリオ実行履歴を読み出し(ステップS3)、主コンポーネントIDに対応する学習情報テーブルを推薦用学習データベース23から読み出す(ステップS4)。
推薦用学習データベース23は、読み出したシナリオ実行履歴と、学習情報テーブルとに基づき、対象者属性情報を反映した重み値を算出する(ステップS5)。ここで、対象者属性情報を反映した重み値とは、対象者属性情報に該当する利用ユーザのシナリオ実行履歴に基づき、当該ユーザに実行されたコンポーネントの重み値に所定値を加算することにより、算出する値である。
コンポーネント推薦処理部22は、算出した重み値の高い順に、主コンポーネントに連携する連携コンポーネントを選択し、選択した連携コンポーネントの識別情報を含む連携コンポーネント情報をシナリオ開発GUI21に出力する(ステップS6)。
シナリオ開発GUI21は、コンポーネント推薦処理部22から入力される連携コンポーネント情報に基づき、主コンポーネントとコンポーネント推薦処理部22が選択した連携コンポーネントとを連携させるシナリオを作成する(ステップS7)。ここで、シナリオ開発GUI21は、既存のシナリオである複数のシナリオ30のうち、主コンポーネントと入力された連携コンポーネントとを連携させるシナリオを読み出し、読み出したシナリオの記述に基づき、作成対象のシナリオを作成する。次に、シナリオ開発GUI21は、作成したシナリオを推薦シナリオとして開発用端末装置2に応答する(ステップS8)。
一方、実行制御システム10において、ユーザ端末装置3からの利用対象のシナリオIDと、ユーザIDとを含むシナリオ利用要求を受信すると(ステップS10)、サービス制御部11が、利用ユーザの認証、認可を行い、認証された場合にシナリオIDに対応するシナリオを実行する。また、サービス制御部11は、シナリオの実行ごとにトラフィック管理データベース12のシナリオ実行履歴を更新する(ステップS11)。
次に、シナリオ開発支援システム20において入力された主コンポーネントの識別情報に基づき、シナリオを推薦するアルゴリズムの詳細について具体例を示し、説明する。なお、シナリオを推薦するとは、入力情報に基づき、シナリオ開発支援システム20が連携させる連携コンポーネントをコンポーネント40−1〜40−nから選択し、選択した連携コンポーネント同士を連携させるシナリオを作成し、作成したシナリオを推薦シナリオとして開発用端末装置2に出力することをいう。
図5は、シナリオ開発支援システム20におけるシナリオの作成手順の具体例を示す図である。開発用端末装置2を操作する開発ユーザは、主コンポーネントの識別情報と、ターゲットとする利用ユーザを示す対象者属性情報とを開発用端末装置2を介してシナリオ開発支援システム20に送信する。このとき、開発ユーザは、レンタカー予約コンポーネントを用いて、若い男性をターゲットとするシナリオを開発したいとする。
次に、シナリオ開発支援システム20のシナリオ開発GUI21が、コンポーネント推薦処理部22にコンポーネント推薦要求を出力し、コンポーネント推薦処理部22が、推薦用学習データベース23からレンタカー予約コンポーネントの学習情報テーブルを読み出す。また、コンポーネント推薦処理部22は、トラフィック管理データベース12から、若い男性に利用されているシナリオのリストとシナリオ実行履歴情報を読み出す。
次に、コンポーネント推薦処理部22は、読み出したシナリオ実行履歴情報に基づき、コンポーネントごとの利用頻度、参照情報を、反映させた重み値をコンポーネントごとに算出する。コンポーネント推薦処理部22は、例えば、シナリオ実行履歴情報から、若い男性のコンポーネント利用頻度が高いコンポーネントの重みに所定値を加算することにより、重み値を高くする。図5に示すテーブルは、コンポーネント推薦処理部22が一時的に作成するテーブルであり、コンポーネントごとのレンタカー予約コンポーネントへの参照関係と、重み値とを対応付けたテーブルを示す図である。
ここで、コンポーネント推薦処理部22が一時的に作成するテーブルにおけるコンポーネントごとの利用頻度は、トラフィック管理データベース12から読み出したシナリオ実行履歴に基づき、各コンポーネントが利用された回数を求め、全体のコンポーネント利用回数で割った値である。
また、重み値は、既存のシナリオ30において、各コンポーネントが主コンポーネントを参照する回数(参照元数)と、各コンポーネントが主コンポーネントから呼び出しされた回数(参照先数)とを加算して算出する合計数に基づき、最も合計数の多いコンポーネントが最も高い重みとなるように設定し、重み値はコンポーネント推薦処理部22のテーブルにおける全コンポーネント合算で1とする。
この図において、コンポーネント推薦処理部22は、テーブル内の重み値が最も高い地図コンポーネントを連携コンポーネントとして選択し、選択した地図コンポーネントについて、参照元数「21」と、参照先数「2」とを比較する。地図コンポーネントがレンタカー予約コンポーネントを参照する数、すなわち、参照元数が多いことから、コンポーネント推薦処理部22は、レンタカー予約コンポーネントを参照する連携コンポーネントとして、地図コンポーネントを選択する。次に重み値の高いコンポーネントとして、イベント情報コンポーネントを連携コンポーネントとして選択し、参照元数と参照先数とを比較し、参照先数が多いことから、レンタカー予約コンポーネントの参照先となる連携コンポーネントとしてイベント情報コンポーネントを選択する。
ここで、仮に、イベント情報コンポーネントについて参照元数が参照先数より多い場合、レンタカー予約コンポーネントを参照する連携コンポーネントとして、イベント情報コンポーネントを選択することとなる。この選択処理は、開発ユーザが希望する所定回数繰り返され、シナリオ開発GUI21が、コンポーネント推薦処理部22により選択されたイベント情報コンポーネントとレンタカー予約コンポーネントと地図コンポーネントとを連携させるシナリオを作成する。
上述したように、本実施形態によれば、開発ユーザは、シナリオの作成時に作成対象シナリオコンセプト情報として、主コンポーネントの識別情報と、対象者属性情報との二つの情報を開発用端末装置2を介してシナリオ開発支援システム20に入力することで、シナリオをコーディングすることなくシナリオを作成することが可能になるという効果がある。
また、コンポーネント推薦処理部22が、主コンポーネントを含む既存のシナリオに基づき、主コンポーネントと連携する連携コンポーネントを選択することにより、開発ユーザが主コンポーネントに連携させる他のコンポーネントを選択する作業をすることなくシナリオを作成することができる。
また、コンポーネント推薦処理部22は、既存のシナリオにおける主コンポーネントとの連携数(参照数と呼出し数)と、トラフィック管理データベース12が記憶するシナリオ実行履歴とを過去の利用履歴とし、この過去の利用履歴に基づき連携コンポーネントを選択することにより、主コンポーネントへの連携の利用頻度が高い、すなわち、既に利用実績のあるコンポーネントを作成対象のシナリオの連携コンポーネントとして選択することができる。これらの連携の利用頻度が高いコンポーネントの組合せを用いてシナリオを作成することにより、開発ユーザ側は、利用ユーザに対して利用価値の高い連携サービスを提供することができる有益なシナリオを作成することが可能になる。
また、シナリオ開発支援システム20は、対象者属性情報に該当する利用ユーザによって利用されたシナリオ利用履歴に基づき、対象者による利用頻度が高いコンポーネントの組合せによる連携サービスを提供するシナリオを作成する。これにより、開発ユーザは、対象者属性ごとに特化した利用価値の高い連携サービスを提供することができるシナリオを作成することが可能になるという効果がある。また、実行制御システム10のサービス制御部11がトラフィック管理データベース12に書き込んだシナリオ利用履歴を用いることにより、コンポーネント推薦処理部22は、最新のサービス利用状況に基づき、主コンポーネントに連携させる連携コンポーネントを選択することが可能になるという効果がある。
また、コンポーネント推薦処理部22が既存のシナリオの過去の利用履歴に基づいて主コンポーネントへの連携コンポーネントを選択するため、シナリオ開発GUI21は、作成対象のシナリオにおける主コンポーネントと連携コンポーネントとの間の入出力変換の記述を既存のシナリオに基づき記述することができる。これにより、開発ユーザは、コーディングせずにシナリオを作成することができ、1シナリオあたりの開発作業時間を短縮することが可能になるという効果がある。さらに、中小企業の経営者や、サービス企画者など、特別な技術がない開発ユーザもシナリオを容易に作成することが可能になるという効果がある。
なお、上述した実施形態において、コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1は、シナリオ30とコンポーネント40−1〜40−nとを備える場合を例に説明したが、これに限られず、ネットワーク等を介して、実行制御システム10が、コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1の外部のシナリオを実行することでもよい。
また、コンポーネント推薦処理部22は、参照数と呼び出し数により、重み値を算出することでも良い。また、コンポーネント推薦処理部22は、対象者属性情報に該当する利用ユーザによる実行回数のみを用いて重み値を算出することでもよい。
なお、上述の実行制御システム10、シナリオ開発支援システム20、開発用端末装置2、及び、ユーザ端末装置3は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、実行制御システム10のサービス制御部11、シナリオ開発支援システム20のシナリオ開発GUI21、コンポーネント推薦処理部22の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいう「コンピュータシステム」とは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、図4に示す各ステップを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、また、図1に示す実行制御システム10、シナリオ開発支援システム20の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、開発ユーザに推薦するシナリオを作成する処理を行ってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態によるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1と開発用端末装置2とユーザ端末装置3との全体構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるトラフィック管理データベース12のデータ構成例を示す図である。 同実施形態における推薦用学習データベース23のデータ構成例を示す図である。 同実施形態におけるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム1の動作の流れを示すフロー図である。 同実施形態におけるシナリオ作成手順の具体例を示す図である。
符号の説明
1 コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム
2 開発用端末装置
3 ユーザ端末装置
10 実行制御システム
11 サービス制御部
12 トラフィック管理データベース
20 シナリオ開発支援システム
21 シナリオ開発GUI
22 コンポーネント推薦処理部
23 推薦用学習データベース
30 シナリオ
40−1 コンポーネント
40−1〜40−n コンポーネント

Claims (7)

  1. サービスを提供するコンポーネントを複数連携させる処理手順を示すシナリオの作成を支援する開発支援システムと、前記シナリオに基づき前記コンポーネントの連携処理を実行する実行制御システムとを備えるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システムであって、
    前記開発支援システムは、
    主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオの作成を要求する信号として、前記主コンポーネントの識別情報を含むシナリオ作成要求信号の入力に応じて、前記主コンポーネントと連携コンポーネントである他のコンポーネントとを連携させるシナリオを生成するシナリオ開発部と、
    複数のシナリオのうち、前記主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオに基づき、前記主コンポーネントと他のコンポーネントとの関連度を示す重み値を算出し、算出した重み値に基づき前記連携コンポーネントを選択し、選択した前記連携コンポーネントの識別情報を前記シナリオ開発部に出力するコンポーネント推薦処理部と
    を備えることを特徴とするコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム。
  2. 前記コンポーネント推薦処理部は、
    前記コンポーネントごとに前記主コンポーネントとの連携数に基づき前記重み値を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム。
  3. 前記実行制御システムは、
    前記シナリオごとの実行履歴情報を記憶する実行履歴情報記憶部と、
    シナリオ実行要求の入力に応じてシナリオを実行し、実行した前記シナリオの実行履歴情報を前記実行履歴情報記憶部に書き込むサービス制御部とを備え、
    前記コンポーネント推薦処理部は、
    前記実行履歴情報に基づき算出する前記コンポーネントごとの前記主コンポーネントとの連携実行回数に基づき前記重み値を算出する
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム。
  4. 前記実行制御システムは、
    前記シナリオの利用者情報と、当該利用者によるシナリオ実行履歴情報とを対応付けて記憶する利用者情報記憶部と、
    シナリオ実行要求の入力に応じて実行したシナリオ実行履歴情報を前記利用者情報記憶部に書き込むサービス制御部とを備え、
    前記シナリオ開発部が受信する前記シナリオ作成要求信号は、作成対象のシナリオの提供対象者の属性を示す対象者情報がさらに含まれており、
    前記コンポーネント推薦処理部は、
    前記提供対象者情報に対応するシナリオ実行履歴情報を前記利用者情報記憶部から読み出し、読み出した前記シナリオ実行履歴情報に基づき、前記提供対象者により実行された前記主コンポーネントとの連携実行回数を前記コンポーネントごとに算出し、算出した前記提供対象者により実行された前記連携実行回数に基づき前記重み値を算出する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム。
  5. 前記シナリオ開発部は、
    前記コンポーネント推薦処理部から入力される前記連携コンポーネントの識別情報に対応する前記連携コンポーネントと、前記主コンポーネントとを連携対象のコンポーネントとして含む前記シナリオに基づき、前記主コンポーネントと前記連携コンポーネントとを連携させるシナリオを作成する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム。
  6. サービスを提供するコンポーネントを複数連携させる処理手順を示すシナリオの作成を支援する開発支援システムと、前記シナリオに基づき前記コンポーネントの連携処理を実行する実行制御システムとを備えるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システムにおけるシナリオ作成支援方法であって、
    前記開発支援システムが、
    主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオの作成を要求する信号として、前記主コンポーネントの識別情報を含むシナリオ作成要求信号を受信する過程と、
    複数のシナリオのうち、前記主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオに基づき、前記主コンポーネントと他のコンポーネントとの関連度を示す重み値を算出し、算出した重み値に基づき前記連携コンポーネントを選択する過程と、
    前記主コンポーネントと選択した前記連携コンポーネントとを連携させるシナリオを生成する過程と
    を有することを特徴とするシナリオ作成支援方法。
  7. サービスを提供するコンポーネントを複数連携させる処理手順を示すシナリオの作成を支援する開発支援システムと、前記シナリオに基づき前記コンポーネントの連携処理を実行する実行制御システムとを備えるコンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システムにおける開発支援システムのコンピュータを、
    主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオの作成を要求する信号として、前記主コンポーネントの識別情報を含むシナリオ作成要求信号の入力に応じて、前記主コンポーネントと連携コンポーネントである他のコンポーネントとを連携させるシナリオを生成するシナリオ開発部、
    複数のシナリオのうち、前記主コンポーネントを連携対象のコンポーネントとして含むシナリオに基づき、前記主コンポーネントと他のコンポーネントとの関連度を示す重み値を算出し、算出した重み値に基づき前記連携コンポーネントを選択し、選択した前記連携コンポーネントの識別情報を前記シナリオ開発部に出力するコンポーネント推薦処理部
    として機能させることを特徴とするプログラム。
JP2008211729A 2008-08-20 2008-08-20 コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム、シナリオ作成支援方法、及び、プログラム Expired - Fee Related JP5084665B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008211729A JP5084665B2 (ja) 2008-08-20 2008-08-20 コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム、シナリオ作成支援方法、及び、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008211729A JP5084665B2 (ja) 2008-08-20 2008-08-20 コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム、シナリオ作成支援方法、及び、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010049397A true JP2010049397A (ja) 2010-03-04
JP5084665B2 JP5084665B2 (ja) 2012-11-28

Family

ID=42066441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008211729A Expired - Fee Related JP5084665B2 (ja) 2008-08-20 2008-08-20 コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム、シナリオ作成支援方法、及び、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5084665B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012033067A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Ricoh Co Ltd 画像形成装置と画像形成装置の連携シナリオ作成方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2018516411A (ja) * 2015-06-05 2018-06-21 オラクル・インターナショナル・コーポレイション 基礎をなす永続性フレームワークおよびクラウドベースの統合サービスに含まれるランタイム・エンジンからウェブ・ユーザーインターフェース・アプリケーションを隔離するためのシステムおよび方法
KR20180130733A (ko) * 2017-05-30 2018-12-10 충북대학교 산학협력단 협업 의존성 기반 컴포넌트 재사용 추천 시스템 및 방법
JP2019215621A (ja) * 2018-06-11 2019-12-19 株式会社東芝 コンポーネント管理装置、コンポーネント管理方法およびプログラム
JP2022508527A (ja) * 2018-09-28 2022-01-19 エレメント・エイ・アイ・インコーポレイテッド ロボティックプロセスオートメーション設計のためのコンテキストベースの勧告

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005222500A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Intec Web & Genome Informatics Corp 広告配信システム
JP2007323412A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Toshiba Corp スレッド順位付け装置及び方法
JP2007328496A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Yuichi Isobe 情報検索システム、情報検索方法、情報検索プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP2008021095A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 連携シナリオ作成支援システム及びその方法並びにプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005222500A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Intec Web & Genome Informatics Corp 広告配信システム
JP2007323412A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Toshiba Corp スレッド順位付け装置及び方法
JP2007328496A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Yuichi Isobe 情報検索システム、情報検索方法、情報検索プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP2008021095A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 連携シナリオ作成支援システム及びその方法並びにプログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012033067A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Ricoh Co Ltd 画像形成装置と画像形成装置の連携シナリオ作成方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2018516411A (ja) * 2015-06-05 2018-06-21 オラクル・インターナショナル・コーポレイション 基礎をなす永続性フレームワークおよびクラウドベースの統合サービスに含まれるランタイム・エンジンからウェブ・ユーザーインターフェース・アプリケーションを隔離するためのシステムおよび方法
KR20180130733A (ko) * 2017-05-30 2018-12-10 충북대학교 산학협력단 협업 의존성 기반 컴포넌트 재사용 추천 시스템 및 방법
KR101975272B1 (ko) * 2017-05-30 2019-05-07 충북대학교 산학협력단 협업 의존성 기반 컴포넌트 재사용 추천 시스템 및 방법
JP2019215621A (ja) * 2018-06-11 2019-12-19 株式会社東芝 コンポーネント管理装置、コンポーネント管理方法およびプログラム
US11423088B2 (en) 2018-06-11 2022-08-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Component management device, component management method, and computer program product
JP2022508527A (ja) * 2018-09-28 2022-01-19 エレメント・エイ・アイ・インコーポレイテッド ロボティックプロセスオートメーション設計のためのコンテキストベースの勧告
JP7257528B2 (ja) 2018-09-28 2023-04-13 サービスナウ・カナダ・インコーポレイテッド ロボティックプロセスオートメーション設計のためのコンテキストベースの勧告

Also Published As

Publication number Publication date
JP5084665B2 (ja) 2012-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6549128B2 (ja) ガイドされたユーザアクションのためのシステムおよび方法
US9871888B2 (en) Adaptive function-based dynamic application extension framework
US8925056B2 (en) Universal management of user profiles
CN105431844A (zh) 用于搜索系统的第三方搜索应用
KR20140041544A (ko) 외부 데이터 소스로부터의 데이터를 이용한 데이터베이스 쿼리 응답의 강화
US8977642B2 (en) Recommending relevant and personalized content accessing keywords for users of a text messaging service based global textsite platform
US20190349383A1 (en) Method, apparatus, and computer program product for managing access permissions for a searchable enterprise platform
JP2006318373A (ja) タスク選択支援サーバ、及び、タスク選択支援方法
JP5084665B2 (ja) コンポーネント連携シナリオ統合開発環境提供システム、シナリオ作成支援方法、及び、プログラム
US20090164987A1 (en) System and method for updating a dual layer browser
JP5939248B2 (ja) ポリシ調停方法、調停サーバおよびプログラム
JP2008165447A (ja) データアクセス装置、データアクセス方法、及び、コンピュータプログラム
JP2008130033A (ja) サービス連携方法
US8996441B2 (en) System and method for governing data entry into a network database by multiple entities having varying data requirements
US20100318657A1 (en) Educational Adaptive Provider Architecture
JP2010186264A (ja) 画面生成方法、画面生成装置、及びプログラム
JP2009265754A (ja) 情報提供装置、情報提供方法及び情報提供プログラム
JP4772880B2 (ja) アプリケーション実行方法、アプリケーション変更装置、及びアプリケーション変更プログラム
JP5089631B2 (ja) 関連性解析システムおよび関連性解析方法
KR20130064447A (ko) 사용자의 성향 유사도를 이용한 검색 결과 제공 서버 및 방법, 그리고 단말
JP4689635B2 (ja) メタデータ管理方法、メタデータ管理システム、及び、メタデータ管理プログラム
JP5760037B2 (ja) ユーザ認証装置、方法及びプログラム
JP2013164666A (ja) ポートレット処理装置、ポータルサーバ、ポータルシステム、ポートレット処理方法、および、コンピュータ・プログラム
JP5204303B2 (ja) データ結合システム及びデータ結合方法
JP2009075666A (ja) サービス連携装置及びサービス連携システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100526

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120904

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5084665

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees