JP2010049004A - 撮影補助器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの誰もが被撮影領域の欠けのない同レベルの被写体画像の撮影を行うことができる被写体の正確な位置合わせが容易な撮影補助器具を提供する。
【解決手段】平面状の被撮影領域を有する被写体の撮影に用いる撮影補助器具1であって、カメラの機能を有する電子機器を装着可能な本体部と、被写体を保持する被写体保持部300と、本体部と被写体保持部300とを所定の間隔を保つように本体部及び被写体保持部を支持するスタンド部とを備える。被写体保持部300は、被写体を所定の位置に位置決めする被写体位置決め部301を有する。上記本体部は筺体100及びカメラホルダ200を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラ、カメラ付携帯機器、フィルムカメラ、ビデオカメラ、Webカメラなどのカメラ機能を有する電子機器を用いて被写体を撮影する際に当該電子機器とともに用いられる撮影補助器具に関するものである。
携帯電話機の加入申込契約や不動産売買契約などの各種取引契約の際に、契約者本人が真の本人であるかどうか、つまり契約者が他人の名を騙ったり、架空の名前を騙ったりしていないかどうかを確認するための本人確認が重要である。
店舗や事務所で取引契約する場合には、本人を確認する書類として例えば自動車運転免許証やパスポートなどの身分証明書を備付けのコピー機を用いてコピーすればよい。しかし、携帯電話機の加入申込契約を顧客先で行う場合や、携帯電話機の販促活動として駅前広場の一角に机を置いて加入申込契約をする場合、不動産業者が客先で不動産売買契約を締結する場合などは、コピー機がないため身分証明書のコピーができない場合がある。この場合には、携帯電話機のカメラ機能を使用して撮影したり、デジタルカメラで撮影したりすることが考えられる。これらのカメラの機能を有する電子機器を用いて身分証明書を撮影する場合には、身分証明書等のシート状の被写体と当該電子機器のカメラとの距離が短く、いわゆるマクロ撮影(接写)を行うことになる。ところが、このマクロ撮影では手ブレの影響を受けやすいうえに、カメラを被写体に対して常に水平に保持することが難しく、撮影した画像がブレたりピントがぼけたりしやすい。また、上記身分証明書等のシート状の被写体の被撮影域をカメラの撮影領域内に入るようにカメラを被写体に対して保持することが難しく、被写体の被撮影領域の一部が欠けた画像になりやすい。そのため、上記電子機器のカメラを操作するユーザの誰もが、上記身分証明書を常に安定した画像品質からなる同レベルの撮影を行うことが難しい。そこで、上記カメラの機能を有する電子機器とは別の筺体である撮影補助器具を用いて被写体との距離を一定に保つように当該電子機器を保持することが考えられる。
従来、被写体との距離を一定に保つことができる撮影補助器具として、被写体の被撮影領域に光を照射するとともに被写体の被撮影領域からカメラに向かう方向に対して透光性を有する平面光源と被写体の被撮影領域への周囲光の入射を低減する遮光フードとを備えた撮影補助装置が開示されている(特許文献1参照)。上記遮光フードの下部先端開口部は、平面光源の上面と略同一サイズであり、平面光源の上面と一致するように貼り合わされている。また、上記遮光フードの上部先端開口部は、被写体とカメラとの距離(カメラの高さ)を一定に保つようにカメラを支持するカメラ支持体として機能する。この撮影補助装置は、遮光フードの下部先端開口部側にある平面光源が被写体の被撮影領域を覆うようにユーザによって配置される。
特開2005−181598号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の撮影補助装置では、上記平面光源が被写体の被撮影領域を覆うように当該撮影補助装置を配置したとしても、カメラが実際に撮影する撮影領域とユーザが撮影したい被写体の被撮影領域とがずれ、被写体の被撮影領域の一部が欠けてしまうおそれがある。そのため、ユーザの誰もが被撮影領域の欠けのない同レベルの被写体画像の撮影を行うことが難しいという問題点がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、ユーザの誰もが被撮影領域の欠けのない同レベルの被写体画像の撮影を行うことができる被写体の正確な位置合わせが容易な撮影補助器具を提供することである。
本発明に係る撮影補助器具は、平面状の被撮影領域を有する被写体の撮影に用いる撮影補助器具であって、カメラの機能を有する電子機器を装着可能な本体部と、該被写体を保持する被写体保持部と、該本体部と該被写体保持部とを所定の間隔を保つように該本体部及び該被写体保持部を支持するスタンド部とを備え、上記被写体保持部は、上記被写体を所定の位置に位置決めする被写体位置決め部を有する。
上記撮影補助器具において、上記被写体保持部は上記被写体の端部を押さえる押さえ手段を有してもよい。
また、上記撮影補助器具において、上記被写体保持部は、貫通孔を有する板状部材で形成してもよい。
また、上記撮影補助器具において、上記スタンド部は、上記被写体保持部をスライド可能に支持してもよい。
また、上記撮影補助器具において、上記スタンド部は、上記被写体保持部を位置決めする位置決め手段を備えてもよい。
また、上記撮影補助器具において、上記被写体の被撮影領域への周囲光の入射を低減する入射光低減手段を備えてもよい。
また、上記撮影補助器具において、上記電子機器から上記被写体の被撮影領域へのフラッシュの閃光を拡散する光拡散手段を備えてもよい。
また、上記撮影補助器具において、上記スタンド部は、上記本体部へ収容可能に構成してもよい。
本発明によれば、被写体位置決め部が被写体を被写体保持部の所定の位置に位置決めし、スタンド部が電子機器を装着した本体部と被写体保持部とを所定の間隔を保つように支持するので、被写体保持部に被写体を保持すると、被写体は電子機器と所定の間隔を保った状態で被写体の被撮影領域が当該電子機器の撮影領域に正確に位置決めされる。この状態で撮影することにより、被写体の被撮影領域の欠けやブレ、ピンぼけのない良好な画像を撮影することができる。従って、ユーザの誰もが被撮影領域の欠けのない同レベルの被写体画像の撮影を行うことができる被写体の正確な位置合わせが容易な撮影補助器具を提供することができるという優れた効果がある。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る撮影補助器具の外観図である。本実施形態の撮影補助器具1は、平面状の被撮影領域を有する被写体の撮影に用いる撮影補助器具であって、カメラの機能を有する電子機器を装着可能な本体部と、被写体を保持する被写体保持部300と、本体部と被写体保持部300とを所定の間隔を保つように本体部及び被写体保持部300を支持するスタンド部とを備え、被写体保持部300は、被写体を所定の位置に位置決めする被写体位置決め部としての位置決め凹部301を有する。上記本体部は筺体100及びカメラホルダ200を備える。また、上記スタンド部は、一対の左スタンド400及び右スタンド410を備えている。
上記筺体100は、C型チャンネル形状からなり、内部にカメラホルダ200と、一対の左スタンド400及び右スタンド410が取り付けられている。また、これらの左右スタンド400、410に被写体保持部300が取り付けられている。被写体保持部300は、筺体100との平行を保ったまま図中上下方向にスライド移動可能に構成されており、被写体の大きさに応じてスライド量を調整することができる。筺体100にはカメラホルダ200のアタッチメント203に対向する位置に撮影孔104(図5参照)が形成され、カメラで被写体を撮影できるようになっている。
上記筺体100の各角部はデザイン上又は安全上の観点から丸面取りされている。筺体100は、次のように製造することができる。例えば、板厚2.0mmの溶融亜鉛めっき鋼板(SGCC)を所定の形状にカットする。そして、2箇所の直径φ3.2mm左スタンド支持孔101と、2箇所の直径φ3.2mm右スタンド支持孔102と、左スタンド400が嵌合する2箇所の幅4.2mmU時型切欠き部103と、右スタンド410が嵌合する2箇所の幅4.2mmU時型切欠き部(不図示)と、1箇所の直径φ20mm撮影孔104(図5参照)と、2箇所の図示しない直径φ2.5mmカメラホルダ取付孔とを加工する。その後、Cチャンネル型に折り曲げる板金加工を施して形成されている。この筺体100には、Cチャンネル型の内側にカメラホルダ200が2本のなべネジ150(一部不図示)で図中下側からネジ止めされ、2箇所の左スタンド支持孔101に左スタンド400がこれら支持孔を中心に約270度回転可能に支持されている。また同様に、2箇所の右スタンド支持孔102(一部不図示)に右スタンド410がこれら支持孔を中心に約270度回転可能に支持されている。
上記カメラホルダ200は、デジタルカメラ、カメラ付携帯電話器、フィルムカメラ、ビデオカメラなどのカメラ機能を有する電子機器を保持する部品であって、撮影時に電子機器が動かないように確実に保持する。このカメラホルダ200は上記筺体100に脱着可能に構成されているので、電子機器の形状に応じて複数種類用意しておくことにより、交換して各種の電子機器で撮影が可能となる。
上記カメラホルダ200は、次のように製造することができる。例えば、板厚2.0mmの溶融亜鉛めっき鋼板(SGCC)を所定の形状にカットする。そして、上記筺体100に取り付けた時に上記撮影孔104と対向するアタッチメント取付孔201と、2箇所のM2取付タップ202(一部不図示)とを加工した後、図示の形状に折り曲げる板金加工する。カメラホルダ200の図中左側端部205等の部分は、カメラを位置決めする際のガイドの役割を持っている。各端部はデザイン上又は安全上の観点から外側に折り曲げられている。板金加工後に、例えばABS樹脂からなるアタッチメント203と、例えばウレタンからなる一対のウレタンパッド204とを取り付ける。この一対のウレタンパッド204はカメラ機能付電子機器の滑り止めの役割を果たす。また、上記アタッチメント203には必要に応じてレンズを組み込んでもよい。
上記被写体保持部300は、貫通孔としての取外し孔302を有する板状部材で形成されている。この取外し孔302を介して被写体の裏側を指等で押すことにより、被写体を被写体保持部300から容易に取り外すことができる。また、被写体保持部300は、上記被写体位置決め部としての位置決め凹部301のほか、被写体の端部を押さえる押さえ手段としての一対の被写体サポート305と、上記一対の左右スタンド400、410に対してスライド可能に支持できるように一対の左ストッパ306及び一対の右ストッパ(不図示)とを備えている。上記被写体サポート305からなる押さえ手段により、パスポート等の冊子状の被写体を撮影するときに、冊子を開いた状態で撮影ページの端部を押さえて固定して撮影することができる。また、上記左右スタンド400、410が被写体保持部300をスライド可能に支持することにより、電子機器を装着した本体部と被写体との間隔を調整して撮影領域を変化させ、様々なサイズの被写体を撮影することができる。つまり、サイズが小さい被写体の場合には本体部と被写体との間隔を狭めて撮影し、逆にサイズが大きい被写体の場合には当該間隔を広めて撮影することができる。
上記スタンド部としての左右スタンド400、410が被写体保持部300をスライド可能に支持することにより、電子機器を装着した本体部と被写体との間隔を調整して撮影領域を変化させ、様々なサイズの被写体を撮影することができる。つまり、サイズが小さい被写体の場合には本体部と被写体との間隔を狭めて撮影し、逆にサイズが大きい被写体の場合には当該間隔を広めて撮影することができる。また、左右スタンド400、410は、左右スタンド400、410に対して被写体保持部300を位置決めする位置決め手段を備えている。この位置決め手段は、左スタンド400の第一ポジション位置決め段差402及び第二ポジション位置決め段差403と、右スタンド410の第一ポジション位置決め段差(不図示)及び第二ポジション位置決め段差413とにより構成されている。この左右スタンド400、410の位置決め手段により、自動車運転免許証やパスポートなど所定の大きさの被写体に対して、本体部との間隔を所定の大きさに設定できる。これにより、本体部と被写体との間隔を容易に設定でき、ユーザがより使いやすい撮影補助器具を提供できる。
上記位置決め凹部301は自動車運転免許証や健康保険証が収まる大きさに形成されている。また、上記一対の被写体サポート305はパスポートの見開き片側ページを挟み込んで固定することができるようになっている。また、上記一対の左ストッパ306は、左スタンド400と嵌合する2箇所のU時型切欠き部303の下側部分に揺動可能に取り付けられており、それぞれ矢印306a、306bの方向に図示しないバネで付勢され、左スタンド400の第一ポジション位置決め段差402又は第二ポジション位置決め段差403に係合する。また同様に、図示しない一対の右ストッパが右スタンド410と嵌合する2箇所のU字型切欠き部304の下側部分に揺動可能に取り付けられており、それぞれ図示しないバネで付勢され、右スタンド410の図示しない第一ポジション位置決め段差又は第二ポジション位置決め段差413に係合する。これにより、被写体保持部300は、筺体100と所定の間隔を保った状態で、左スタンド400と右スタンド410とにより保持される。
上記被写体保持部300の各角部はデザイン上又は安全上の観点から丸面取りされている。被写体保持部300は、次のように製造することができる。例えば、板厚2.0mmの溶融亜鉛めっき鋼板(SGCC)を所定の形状にカットする。そして、位置決め凹部301と、この位置決め凹部301に直径φ30mmの取外し孔302と、上記左スタンド400が嵌合する2箇所の幅4.2mmU時型切欠き部303と、上記右スタンド410が嵌合する2箇所の幅4.2mmU時型切欠き部304(一部不図示)とを板金加工する。板金加工後に、例えばABS樹脂からなる断面略L字型の一対の被写体サポート305と、被写体保持部300を左スタンド400に固定する一対の左ストッパ306及びバネ(不図示)と、被写体保持部300を右スタンド410に固定する図示しない一対の右ストッパ及びバネとを取り付ける。上記一対の被写体サポート305は個別部品としたが、被写体保持部300に切りおこしの板金加工を施して被写体保持部300に一体で形成してもよい。
なお、上記筺体100、カメラホルダ200、及び被写体保持部300の材質は上記溶融亜鉛めっき鋼板に限らずアルミニウムやステンレスでも良く、加工後に必要に応じて表面処理を施すことができる。また、高強度樹脂の成形品でもよい。また、上記加工寸法は一例であってこれに限るものではない。
上記左スタンド400は筺体100の2箇所の左スタンド支持孔101を中心にして矢印404の方向に約270度回転可能に支持され、図中二点鎖線で示す場合には筺体100に収納できるようになっている。また、右スタンド410も左スタンド400と同様な構成になっている。
図1の例では、左スタンド400の第一ポジション位置決め段差402に被写体保持部300の左ストッパ306が係合し、同様に右スタンド410の第一ポジション位置決め段差に被写体保持部300の右ストッパ(いずれも図示せず)が係合している。これにより被写体保持部300はカメラで自動車運転免許証や健康保険証を撮影するのに適した第一ポジションで固定される。
上記左スタンド400は、次のように製造することができる。例えば、直径φ4mmのSUS304ステンレス丸棒を、両端から約2.5mmの先端部分401(一部不図示)と、2箇所の第一ポジション位置決め段差402(一部不図示)と、2箇所の第二ポジション位置決め段差403との部分を直径φ3mmに切削加工する。切削加工後、図示するように先端部401が外側に向いた略コの字型形状となるように4箇所に90度曲げ加工を施す。この曲げ加工により、左スタンド400は長手方向の中心鉛直軸に対し左右対称に形成される。また、右スタンド410も左スタンド400と同様に形成される。これら左スタンド400及び右スタンド410の材質は上記ステンレスに限らずアルミニウムや鉄でも良く、加工後に必要に応じて表面処理を施すことができる。また、上記加工寸法は一例であってこれに限るものではない。
次に、カメラ機能を有する電子機器としてカメラ付の携帯電話機500を用いた場合の使用例を説明する。図2は、撮影補助器具1の使用状態の一例を示す説明図である。図2において図1と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
まず、あらかじめ携帯電話機500をマクロ写真撮影モードにしておく。そして、携帯電話機500の図示しないカメラレンズを下向きにして、カメラホルダ200のアタッチメント203に重ね合わせながら、携帯電話機側面500sをストッパ部205の内面側に当接させて、一対のウレタンパッド204の上に置く。
次に、被写体保持部300の位置決め凹部301に、被写体として例えば自動車運転免許証600を載せる。このとき、被写体保持部300が一対の左スタンド400、右スタンド410の第一ポジションに位置決めされていることを確認する。図2に示すように被写体保持部300が第一ポジションに位置している場合には、携帯電話機500が自動車運転免許証600に対して水平に保たれるとともに、自動車運転免許証600が携帯電話機500の撮影領域に収まるようになっている。
この状態でユーザが携帯電話機500のシャッターボタン501を押下すると、自動車運転免許証600が撮影される。このように、ユーザは撮影前にカメラのピント合わせをしたり、モニタで画像を確認したりしなくてもよく、簡単な操作で手ブレやピンぼけ、若しくは画像欠けのない良好な撮影画像を得られる。撮影した画像は携帯電話機500の図示しないメモリに保存されるので、店舗や事務所に戻ってからパソコン等に接続して、データとして保存したり、プリントアウトして書面として保存したりすればよい。
撮影後は、取外し孔302に下から指を入れて自動車運転免許証600を押し上げることにより、容易に位置決め凹部301から自動車運転免許証600を取外すことができる。
次に、被写体として自動車運転免許証600よりも大きいパスポートを撮影する場合について説明する。図3は、撮影補助器具1を用いてパスポートを撮影する状態の説明図である。まず、図2に示す状態で、被写体保持部300の一対の左ストッパ306を図示しないバネの付勢力に抗してそれぞれ矢印306c、306d方向に広げると、一対の左ストッパ306と左スタンド400の第一ポジション位置決め段差402(一部不図示)との係合が解除される。同様に右スタンド410のいずれも図示しない第一ポジション位置決め段差から一対の右ストッパの係合を解除する。これにより被写体保持部300は、左スタンド400と右スタンド410との係合が解除され、鉛直上下方向にスライド可能となるので、被写体保持部300を下方に押し下げる。被写体保持部300を一対の左ストッパ306が左スタンド400の第二ポジション位置決め段差403まで押し下げると、一対の左ストッパ306は図示しないバネの付勢力により第二ポジション位置決め段差403に係合する。同様に右スタンド410の第二ポジション位置決め段差413に図示しない一対の右ストッパが係合する。これにより被写体保持部300は、左スタンド400と右スタンド410との第二ポジションに固定される。
そして、図3に示すように被写体保持部300が第二ポジションに位置している状態で、一対の被写体サポート305にパスポート601の見開き片側ページを挟み込む。すると携帯電話機500がパスポート601の見開き片側ページに対して水平に保たれるとともに、このページが携帯電話機500の撮影領域に収まる。
この状態でユーザが携帯電話機500のシャッターボタン501を押下すると、パスポート601が撮影される。このように、被写体保持部300を押し下げて第二ポジションにセットするだけの簡単な操作で自動車運転免許証600よりも大きいパスポート601を撮影することができる。
マクロ撮影では外部照明(太陽光や部屋の蛍光灯など)の写り込みなど、周囲の照明環境の影響を受けやすい。例えば屋外で太陽光が直接被写体を照らすと、被写体の表面が光って露光ムラが生じ撮影した画像が白っぽくなったり、自動逆光補正機能付のカメラでは逆に暗い画像になったりする。そこで、本実施形態に係る撮影補助器具1では、側面の全面を覆うように半透明の遮光フードを備えるのが好ましい。
図4は、被写体の被撮影領域への周囲光の入射を低減する入射光低減手段としての遮光フードの一例を示す説明図である。この入射光低減手段としての遮光フード700は撮影補助器具1の全側面を覆うように形成されており、例えば乳白色のアクリルシートからなる。使用しないときは折り畳んで筺体100の内部に収納できるようになっている。
図4に示すように、撮影補助器具1の全側面を覆うように遮光フード700を上からかぶせる。これにより太陽光や蛍光灯などの外部照明の入射を低減し、被写体であるパスポート601の撮影領域をほぼ均等な照度で照らすことができ、露光ムラを防いで良好な画像を撮影することができる。
なお、遮光フード700は、半透明でなくても外部照明の写り込みの影響が大きくならない程度に外光の入射を低減できるものであればよいので、遮光フード700を透明な部材によって構成しても遮光フード700の表面反射によって被写体への外光の入射がかなり低減されるため、遮光フード700は透明であってもよい。
屋外で夜に撮影する場合や、屋内撮影でも照明が暗い場合がある。このような場合にはカメラのフラッシュを用いて撮影することが可能である。しかし、マクロ撮影では極めて近距離から被写体に向けて閃光が照射されることとなり、出射光量を制御することや撮影領域全体にムラなく光を照射させることが難しくなる。このため、撮影画像に露光ムラが生じやすくなる。そこで、本実施形態に係る撮影補助器具では、フラッシュの出射口に対応する部分に、電子機器から被写体の被撮影領域へのフラッシュの閃光を拡散する光拡散手段を設けるのが好ましい。
図5は、筺体100の上面図である。筺体100には、フラッシュ出射孔105が形成され、このフラッシュ出射孔105の上部を覆うように上記光拡散手段としての光拡散部材106が設けられている。光拡散部材106は、例えば透明若しくは乳白色のアクリル板からなる。なお、カメラホルダ200にも携帯電話機500のフラッシュに対向する位置であって、かつ、筺体100のフラッシュ出射孔105に対向する位置に孔が形成されている。カメラのフラッシュから出射された閃光は光拡散部材106を通過する際に、拡散されて弱められソフトな光となって撮影領域全体にムラなく照射される。これにより、暗いところでも撮影可能で、しかも露光ムラのない良好な撮影画像が得られる。
図6は、撮影補助器具1を収容した状態を示す説明図である。本実施形態に係る撮影補助器具1は使用しないときはコンパクトに収容することができる。撮影補助器具1にカメラと被写体がない状態で、まず、被写体保持部300を左スタンド400と右スタンド410から取外す。そして、左スタンド400と右スタンド410とをそれぞれ約270度回転させて筺体100に収容する。これらのスタンドの上に遮光フード700を折り畳んで置き、最後に被写体保持部300を筺体100に載せて蓋をする。このように簡単な操作でコンパクトに収納できるので、持ち運びに便利である。
〔変形例1〕
上記実施形態では被写体として自動車運転免許証やパスポートなどを撮影する撮影補助器具について説明したが、A4用紙などさらに大きな被写体を撮影することもできる。
図7及び図8は、A4サイズの被写体を撮影する撮影補助器具の一例を示す説明図である。本変形例に係る撮影補助器具1は上記実施形態1の撮影補助器具に比べ、筺体100と、被写体保持部300と、左スタンド400及び右スタンド410の長さを長くしている。これにより、カメラと被写体との間隔が広がり、A4サイズの被写体等の大サイズの被写体を撮影領域内に収めて撮影することができる。
図7に示すように筺体100には左スタンド400を撮影位置で固定するための一対の左ストッパ107と、右スタンド410を撮影位置で固定するための図示しない一対の右ストッパとが設けられており、撮影補助器具1の撮影姿勢を安定して維持できる。この状態で、左スタンド400と右スタンド410との間隔はA4サイズの長手方向が収まる長さに設定されている。
また、図8に示すように、被写体保持部300の長手方向の上面端部に被写体位置決め部として4個のスタンド合わせマーク310と、4個のA4被写体合わせマーク311とが刻印されている。図中左側の2個のスタンド合わせマーク310の幅は左スタンド400及び右スタンド410の幅と同一であり、被写体保持部300の長手方向に対して中心振り分けの位置に刻印されている。また、図中左側の2個のA4被写体合わせマーク311の幅はA4サイズ用紙の短手方向の長さと同一であり、被写体保持部300の長手方向に対して中心振り分けの位置に刻印されている。なお、図中右側に刻印されたスタンド合わせマーク310とA4被写体合わせマーク311も同様に刻印されている。つまり、被写体保持部300の長手方向に対して左右対称の位置にそれぞれスタンド合わせマーク310とA4被写体合わせマーク311とが刻印されている。
この撮影補助器具1でA4サイズの被写体(以下「A4被写体」という。)603を撮影する場合には、図8に示すように、被写体保持部300を左スタンド400と右スタンド410とから取外し、被写体保持部300の左側のスタンド合わせマーク310を右スタンド410の幅に合わせながら外側に置く。そして、A4被写体603の短手方向端部をA4被写体合わせマーク311に合わせて置く。これにより、A4被写体603は、撮影補助器具1の中央部に位置決めされる。そして、携帯電話機500のシャッターボタン501を押下して撮影する。外部照明の影響を受けるような場合には、撮影補助器具1の側面とA4被写体603を覆う大きさの遮光フードを用いればよい。図示の例では、被写体保持部300を右スタンド410の外側に置いてA4被写体603を位置決めする方法について説明したが、被写体保持部300を左スタンド400の外側に置いてA4被写体603を位置決めしてもよい。
以上、本実施形態によれば、ユーザの誰もが被撮影領域の欠けのない同レベルの被写体画像の撮影を行うことができる被写体の正確な位置合わせが容易な撮影補助器具を提供することができる。
本実施形態に係る撮影補助器具の外観構成の一例を示す説明図。 カメラ付携帯電話機で自動車運転免許証を撮影する状態の説明図。 カメラ付携帯電話機でパスポートを撮影する状態を示す説明図。 遮光フードを示す説明図。 フラッシュ光用の光拡散部材を設けた状態を示す説明図。 撮影補助器具を収納した状態を示す説明図。 変形例に係る撮影補助器具の外観構成の一例を示す説明図。 変形例に係る撮影補助器具で大サイズの被写体を撮影する状態を示す説明図。
符号の説明
1 撮影補助器具
100 筺体
150 なべネジ
200 カメラホルダ
300 被写体保持部
301 位置決め凹部
302 取外し孔
310 スタンド合わせマーク
311 A4被写体合わせマーク
400 左スタンド
410 右スタンド
500 カメラ付携帯電話機
600 自動車運転免許証(被写体)
601 パスポート
603 A4被写体
700 遮光フード

Claims (5)

  1. 平面状の被撮影領域を有する被写体の撮影に用いる撮影補助器具であって、
    カメラの機能を有する電子機器を装着可能な本体部と、
    該被写体を保持する被写体保持部と、
    該本体部と該被写体保持部とを所定の間隔を保つように該本体部及び該被写体保持部を支持するスタンド部とを備え、
    上記被写体保持部は、上記被写体を所定の位置に位置決めする被写体位置決め部を有することを特徴とする撮影補助器具。
  2. 請求項1の撮影補助器具において、
    上記被写体位置決め部は上記被写体の端部を押さえる押さえ手段を有することを特徴とする撮影補助器具。
  3. 請求項1又は2の撮影補助器具において、
    上記被写体保持部は、貫通孔を有する板状部材で形成されていることを特徴とする撮影補助器具。
  4. 請求項1、2又は3の撮影補助器具において、
    上記スタンド部は、上記被写体保持部をスライド可能に支持することを特徴とする撮影補助器具。
  5. 請求項4の撮影補助器具において、
    上記スタンド部は、上記被写体保持部を位置決めする位置決め手段を備えたことを特徴とする撮影補助器具。
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