JP2010048867A5 - - Google Patents

Claims (14)

1. 少なくとも２つの電極との間に配された電解質溶液を有し、前記２つの電極の間を流れる電流の向きを設定することにより前記２つの電極のうちの１つの電極に電気めっき膜が形成される、電気めっきを調光に利用した反射型表示装置であって、
   前記２つの電極を第１及び第２の電極としたとき、前記第１の電極に形成される電気めっき膜の前記第１の電極と接する第１の面と、前記第２の電極に形成される電気めっき膜の前記第２の電極と接しない第２の面とで、反射率及び吸収率の少なくとも一方が異なり、
   前記第１の電極に電気めっき膜が形成された場合は前記第１の面からの反射光を表示に用い、前記第２の電極に電気めっき膜が形成された場合は前記第２の面からの反射光を表示に用いることを特徴とする反射型表示装置。
2. 前記電解質溶液は、めっき種としての第１の金属元素と、前記第１の金属元素と酸化還元電位が近い第２の金属元素と、を含むことを特徴とする請求項１に記載の反射型表示装置。
3. 前記第１の金属元素は銀であり、前記第２の金属元素は銅であることを特徴とする請求項２に記載の反射型表示装置。
4. 前記第１の電極と前記第２の電極とは対向して配置され、
   前記第１の電極及び第２の電極の少なくとも一方の電極と対向し且つ他方の電極と隣接して配置された第３の電極を含むことを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載の反射型表示装置。
5. 前記第２の電極は光透過性を有し、前記第２の電極の前記第１の電極と対向する側とは反対の側に、特定の波長帯域を反射する反射体を設けたことを特徴とする請求項１から４のいずれか１項に記載の反射型表示装置。
6. 少なくとも前記第１の電極、前記第２の電極及び前記第３の電極の間を流れる電流の向きを設定する制御手段を有し、
   前記制御手段は、
   前記第１の電極に、前記第１の電極と接する前記第１の面を形成する第１の電気めっき膜を形成する第１のモードと、
   前記第２の電極に、前記第２の電極と接しない前記第２の面を形成する第２の電気めっき膜を形成し、前記第１の電極に前記第１の電気めっき膜がない状態とする第２のモードと、
   前記第３の電極に電気めっき膜を形成し、前記第１及び第２の電極に前記第１及び第２の電気めっき膜がない状態とする第３のモードと、を与えることを特徴とする請求項４又は５に記載の反射型表示装置。
7. 前記第２の電極は、特定の波長帯域を反射する材料からなる請求項１から６のいずれか１項に記載の反射型表示装置。
8. 光透過性を有する第１の基板に前記第１の電極が配され、第２の基板に前記第２の電極が配されていることを特徴とする請求項１から７のいずれか１項に記載の反射型表示装置。
9. 前記第２の電極は複数ライン状に一方向に配され、前記第１の電極は複数ライン状に配された前記第２の電極と交差するように、複数ライン状に前記一方向と直角な方向に配されてなる請求項１から８のいずれか１項に記載の反射型表示装置。
10. 前記第１又は第２の電極のうちの一方の電極がマトリックス状に配列され、
    マトリックス状に配された前記一方の電極のそれぞれは第１のスイッチに接続され、前記第１の電極と前記第２の電極との間を流れる電流は前記第１のスイッチを介して流れ、
    前記第１のスイッチの導通を制御する第２のスイッチを前記第１のスイッチの制御端子に接続してなり、
    前記一方の電極、前記第１及び第２のスイッチは画素ごとに設けられていることを特徴とする請求項１から９のいずれか１項に記載の反射型表示装置。
11. 前記第１の電極の前記第２の電極の対向する側とは反対の側に、光を拡散させる層を有する請求項１から１０のいずれか１項に記載の反射型表示装置。
12. 前記第１の電極は光を拡散させる凹凸形状を有する請求項１から１１のいずれか１項に記載の反射型表示装置。
13. 電解質溶液と接する電極を有し、該電極に電気めっき膜が形成される、電気めっきを調光に利用した反射型表示装置であって、
    前記電気めっき膜は、前記電極と接する第１の面と、前記第１の面とは反対の側の第２の面とで、反射率及び吸収率の少なくとも一方が異なり、
    前記第１の面からの反射光及び第２の面からの反射光の少なくとも一方が表示に用いられることを特徴とする反射型表示装置。
14. 前記電解質溶液は、めっき種としての第１の金属元素と、前記第１の金属元素と酸化還元電位が近い第２の金属元素と、を含むことを特徴とする請求項１３に記載の反射型表示装置。