JP2010048544A - バーナー装置及び方法 - Google Patents

バーナー装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010048544A
JP2010048544A JP2009172666A JP2009172666A JP2010048544A JP 2010048544 A JP2010048544 A JP 2010048544A JP 2009172666 A JP2009172666 A JP 2009172666A JP 2009172666 A JP2009172666 A JP 2009172666A JP 2010048544 A JP2010048544 A JP 2010048544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burner
fuel
assembly
pilot
flame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009172666A
Other languages
English (en)
Inventor
Wesley R Bussman
アール. バスマン ウェスレー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
John Zink Co LLC
Original Assignee
John Zink Co LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by John Zink Co LLC filed Critical John Zink Co LLC
Publication of JP2010048544A publication Critical patent/JP2010048544A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23MCASINGS, LININGS, WALLS OR DOORS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION CHAMBERS, e.g. FIREBRIDGES; DEVICES FOR DEFLECTING AIR, FLAMES OR COMBUSTION PRODUCTS IN COMBUSTION CHAMBERS; SAFETY ARRANGEMENTS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION APPARATUS; DETAILS OF COMBUSTION CHAMBERS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F23M5/00Casings; Linings; Walls
    • F23M5/02Casings; Linings; Walls characterised by the shape of the bricks or blocks used
    • F23M5/025Casings; Linings; Walls characterised by the shape of the bricks or blocks used specially adapted for burner openings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
    • F23D14/20Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone
    • F23D14/22Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone with separate air and gas feed ducts, e.g. with ducts running parallel or crossing each other
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
    • F23D14/26Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid with provision for a retention flame
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
    • F23D14/46Details, e.g. noise reduction means
    • F23D14/48Nozzles
    • F23D14/58Nozzles characterised by the shape or arrangement of the outlet or outlets from the nozzle, e.g. of annular configuration
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
    • F23D14/46Details, e.g. noise reduction means
    • F23D14/62Mixing devices; Mixing tubes
    • F23D14/64Mixing devices; Mixing tubes with injectors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)

Abstract

【課題】窒素酸化物の形成を抑制しながら燃焼させるバーナー組立体を提供する。
【解決手段】バーナー組立体10はバーナータイルを含み、バーナータイルはそれを通って配置されるバーナースロート48を有する。燃焼用空気が、炉内の燃焼領域内にバーナースロート48を通して導かれる。パイロット組立体が、バーナースロート内でパイロット火炎を生成するために用いられる。燃料ガスが、バーナースロートの外側に位置する点火領域80内に注入され、その中で点火される。バーナースロート48内で生成されるパイロット火炎62は、点火領域80内で燃料ガスに点火するために使用されることができる。点火された燃料ガスは、燃焼領域58内で燃焼用空気と混合される。バーナー組立体10は、バーナースロート48内で大量の燃料ガスを燃焼用空気と混合せずに作動されることができ、望ましくない窒素酸化物の形成を抑制できる。
【選択図】図2

Description

(発明の背景)
バーナー組立体は、多くの用途に使用される。例えば、プロセスバーナー組立体は、石油精製所、化学プラント、及び同様の施設で、工業炉と関連して使用される。使用されるバーナー組立体の具体的なタイプ及び構成は、具体的な用途、炉のタイプ、適用される排気ガスの規則、及び当業者に公知の他の要因によって変化する。
典型的なプロセスバーナーはバーナータイルを含み、バーナータイルはそれを通って延伸するバーナースロートを有する。バーナータイルは炉内に延伸する。燃焼用空気が、バーナースロートを通して導かれ、バーナースロートの出口に隣接して炉内に燃焼領域を作り出す。燃料が、バーナースロートに注入され、燃焼用空気と混ぜられ、燃焼領域で燃焼される。
多くの政府当局が、プロセス炉及び他の燃焼機器から大気に放出されることができる窒素酸化物(一般に「NOx」と表され、主にNO及びNOを含む)及び他の潜在的な汚染混合物の量に関する規則を採用してきた。米国には、例えば、窒素酸化物の排出に関する厳しい規則がある。これらの規則は、結果として窒素酸化物の排出が著しく少なくなるバーナー装置及び対応する製造方法の開発につながった。
一つの方法では、バーナースロート内で燃焼用空気と混ぜられる燃料(一般に一次燃料と呼ばれる)が、一次燃焼領域で燃焼される。添加される燃料(しばしば二次燃料又は段階的燃料と呼ばれる)が、二次燃焼領域で燃焼される。このようなバーナー組立体では、二次燃料又は段階的燃料は、炉の煙道ガスによって希釈され、それによりガスの燃焼温度を低下させる。火炎から熱を吸収するという点で、煙道ガスはヒートシンクとして機能する。煙道ガスは、炉の煙突(スタック)(外部の煙道ガス)によって又は炉自体(内部の煙道ガス)によってもたらされることができる。ガスの燃焼温度を低下させることは、生成される煙道ガスにおける窒素酸化物の形成を少なくする。副次的に、燃焼反応体と混ぜられる煙道ガスが、窒素酸化物の形成に必要な酸素の種濃度を低下させ、それにより更なる窒素酸化物の削減に寄与する。
これまで、段階的燃焼バーナー組立体でも、バーナーのスロート内で一次燃料を燃焼用空気と混ぜることが必要であると考えられてきた。バーナーのスロート内の一次燃料は、燃料と燃焼用空気の混合ガスが燃焼領域内で点火されることを保証するのに役立ち、バーナーを安定させるのに役立つ。都合の悪いことに、用途によっては、バーナーのスロート内での一次燃料の燃焼用空気との混合により、窒素酸化物が生ずることを可能にするのに十分な高い温度がその中に発生する可能性がある。二次的に重要な、バーナースロート内の燃焼用空気は、煙道ガス内の酸素の濃度より実質的に高い酸素の濃度を含む。バーナースロート内の比較的高濃度の酸素を、バーナースロートへ一次燃料を導入することによって生じるより高い温度と組み合わせることによって、大量の窒素酸化物を生じさせる可能性がある。このことは、窒素酸化物の形成を少なくするためにとられる他の処置の意義を減少させる。
(発明の開示)
本発明は、炉用のバーナー組立体を提供する。本発明はまた、バーナータイル及びそれを通って延伸するバーナースロートを含むバーナー組立体を使用して、熱を生成するために炉空間内で燃料ガスを燃焼させる方法を提供する。
第1の態様において、本発明のバーナー組立体は、炉との結合のためのバーナータイル、バーナーパイロット組立体、及び、燃料噴射組立体を含む。
バーナー組立体の第1の態様のバーナータイルは、炉内に位置付けられる外面、及び、バーナータイルを通って配置されるバーナースロートを含む。バーナースロートは、入口及び出口を有する。バーナースロートの入口は、バーナースロートの外部から燃焼用空気を受け取るように適合される。バーナースロートの出口は、バーナータイルの外面に隣接して位置付けられ、炉内に位置し且つバーナータイルの外面に隣接する燃焼領域内に燃焼用空気を導入するように位置付けられる。
バーナー組立体の第1の態様のバーナーパイロット組立体は、バーナースロート内でパイロット火炎を生成するためにある。バーナーパイロット組立体は、パイロット燃料チップ(先端部)及びパイロット燃料ライザーを含む。パイロット燃料ライザーは、燃料の供給源に流れるように接続されるように適合された入口、及び、パイロット燃料チップに流れるように接続された出口を有する。パイロット燃料チップは、バーナースロート内に配置される。
バーナー組立体の第1の態様の燃料噴射組立体は、バーナー組立体の動作に必要とされる燃料の本質的に全てを、バーナースロートの外側に位置する1つ又は複数の燃料チップから炉に注入するように適合される。燃料噴射組立体は、炉内に位置し且つバーナータイルの外面と隣接する点火領域内に主燃料を注入するための主燃料チップ及び主燃料ライザーを含む。主燃料ライザーは、燃料の供給源に流れるように接続されるように適合された入口、及び、燃料チップに流れるように接続された出口を有する。燃料チップは、少なくとも部分的に炉内に配置され、バーナータイルの外面に隣接して位置付けられる。
第2の態様において、本発明のバーナー組立体は、炉との結合のためのバーナータイル、点火通路、バーナーパイロット組立体、及び、燃料噴射組立体を含む。
バーナー組立体の第2の態様のバーナータイルは、炉内に位置付けられる外面、及び、バーナータイルを通って配置されるバーナースロートを含む。バーナースロートは、入口及び出口を有する。バーナースロートの入口は、バーナースロートの外側から燃焼用空気を受け取るように適合される。バーナースロートの出口は、バーナータイルの外面に隣接して位置付けられ、炉内に位置し且つバーナータイルの外面と隣接する燃焼領域内に燃焼用空気を導入するように位置付けられる。
バーナー組立体の第2の態様の点火通路は、バーナースロートとバーナータイルの外面の間にバーナータイルを通って延伸し、入口及び出口を有する。点火通路の入口はバーナースロートに隣接して位置付けられ、点火通路の出口はバーナータイルの外面に隣接して位置付けられる。
バーナー組立体の第2の態様のバーナーパイロット組立体は、バーナースロート内でパイロット火炎を生成するためにある。バーナーパイロット組立体は、パイロット燃料チップ及びパイロット燃料ライザーを含む。パイロット燃料ライザーは、燃料の供給源に流れるように接続されるように適合された入口、及び、パイロット燃料チップに流れるように接続された出口を有する。パイロット燃料チップは、バーナースロート内に配置される。
バーナー組立体の第2の態様の燃料噴射組立体は、バーナースロートの外側に位置する1つ又は複数の燃料チップから燃料を炉に注入するように適合されている。燃料噴射組立体は、炉内に位置し且つバーナータイルの外面と隣接する点火領域内に主燃料を注入するための主燃料チップ及び主燃料ライザーを含む。主燃料ライザーは、燃料の供給源に流れるように接続されるように適合された入口、及び、主燃料チップに流れるように接続された出口を有する。主燃料チップは、少なくとも部分的に炉内に配置され、バーナータイルの外面に隣接して位置付けられる。
バーナー組立体の第2の態様の点火通路は、バーナーパイロット組立体によって生成されるパイロット火炎の少なくとも一部を受け取り、火炎又はその一部が、主燃料チップによって点火領域内に注入される主燃料に接触し、点火することができるように、火炎又はその一部を点火領域へ導く。
第1の態様において、本発明の方法は、バーナースロート内で大量の燃料を燃焼用空気と混合せずに実施される。この方法は、以下のステップを含む。
(a)炉内に位置し且つバーナータイルの外面と隣接する燃焼領域内に、バーナースロートを通して燃焼用空気を導くステップ
(b)バーナーパイロット組立体によって供給されるパイロット燃料で、バーナースロート内にパイロット火炎を生成するステップ
(c)バーナー組立体の動作に必要とされる燃料の本質的に全てを、バーナースロートの外側に位置する1つ又は複数の燃料チップであって、炉内に位置し且つバーナータイルの外面と隣接する点火領域内に主燃料を注入するための主燃料チップを含む1つ又は複数の燃料チップから、炉内に注入するステップ
(d)点火領域で主燃料に点火するステップ
(e)点火された主燃料を、バーナースロートを通して導かれる燃焼用空気と燃焼領域内で混合するステップ
第2の態様において、本発明の方法は、以下のステップを含む。
(a)炉内に位置し且つバーナータイルの外面と隣接する燃焼領域内に、バーナースロートを通して燃焼用空気を導くステップ
(b)バーナーパイロット組立体によって供給されるパイロット燃料で、バーナースロート内にパイロット火炎を生成するステップ
(c)バーナースロートの外側に位置する1つ又は複数の燃料チップであって、炉内に位置し且つバーナータイルの外面と隣接する点火領域内に主燃料を注入するための主燃料チップを含む1つ又は複数の燃料チップから、炉内に燃料を注入するステップ
(d)パイロット火炎の少なくとも一部をバーナースロートから点火領域へ導き、前記パイロット火炎又はその一部を点火領域で主燃料に点火するために使用するステップ
(e)点火された主燃料を、バーナースロートを通して燃焼領域内に導かれる燃焼用空気と混合するステップ
本発明のバーナー組立体の正面斜視図である。 本発明のバーナー組立体の図1における線2−2に沿った断面図である。図2はまた、燃焼用空気の流れ及び本発明のバーナー組立体のバーナーパイロット組立体によって生成される火炎を示す。 本発明のバーナー組立体の正面図であって、更にバーナータイルの外側を横切る火炎の曲がりを示す。 図3に示されるバーナータイル外側の拡大詳細図である。 本発明のバーナー組立体の部分上面図である。 本発明のバーナー組立体の回転部材及び安定部材の拡大正面斜視図である。 図6における線7−7に沿った断面図である。 本発明のバーナー組立体の代替的な構成の断面図である。 本発明のバーナー組立体の他の構成の断面図である。 本発明のバーナー組立体の更に他の構成の断面図である。 バーナータイル外側の正面図であって、本発明のバーナー組立体の代替的な実施形態を示す。 図11Aに示される実施形態の部分上面図である。 図11Aの線11C−11Cに沿った断面図である。 バーナータイル外側の正面図であって、本発明のバーナー組立体の他の代替的な実施形態を示す。 図12Aに示される本発明のバーナー組立体の実施形態の部分上面図である。 図12Aの線11C−11Cに沿った断面図である。 バーナータイル外側の正面図であって、本発明のバーナー組立体の更に他の代替的な実施形態を示す。 図13Aに示される発明のバーナー組立体の実施形態の部分上面図である。 図13Aの線11C−11Cに沿った断面図である。
(詳細な説明)
図面を参照すると、本発明のバーナー組立体が示され、全体として符号10によって表わされている。図面に示され、当業者に理解されるように、バーナー組立体10及びその構成要素は、炉12(全体的な炉は図示せず)と関連するように設計され、石油精製所、化学プラント、又は他の用途で、熱を生成するために使用されることができる。バーナー組立体10は、炉12の壁14(例えば側壁、底部壁(又は床)又は上部壁(又は天井))に取り付けられて、炉の炉空間16内に延在する。バーナー組立体10はまた、炉12内に、例えば炉の床に、独立して立っていることができる。炉壁14は、それに対して取り付けられた内部絶縁物質層14(a)を含む。
図1及び2に示されるバーナー組立体10は、炉の側壁14に取り付けられ、水平方向に結合され、それに対して上方に燃焼される(上向き燃焼される)。更に下記で述べられるように、バーナー組立体10は、同様に他の方法で構成され、炉12と結合されることができる。バーナー組立体10は、燃料ガスと空気の混合物を炉空間16内に排出し、混合物は、煙道ガスがある場合には比較的少ない含有量の窒素酸化物(NO)及び炭素生成物を生成しながら、炉空間16内で燃焼される。通常は、複数のバーナー組立体10が、単一の炉12内に設置される。
バーナー組立体10は、炉12との結合のためのバーナータイル、バーナーパイロット組立体20、及び、燃料噴射組立体22を含む。当業者に理解されるように、バーナー組立体10は、自然通風バーナー(すなわち、燃焼に必要な空気が自然にバーナータイル18内に引き込まれる)、強制通風バーナー(例えばブロワーが、バーナータイル18に燃焼用空気を吹き込むために使用される)、バランス通風バーナー(例えばブロワーが、燃焼用空気の適切なバランスを達成するように、バーナー内に及びバーナーから空気を吹き込むために使用される)、又はそのバリエーションであってもよい。
バーナータイル18は、基部(ベース)24、及び、炉12内に位置付けられる(炉空間16内に延伸する)外面26を含む。外面26は、上面セクション28、下面セクション30、及び、上面セクションを下面セクションに接続する側壁セクション32を含む。バーナータイル18の基部24は、炉壁14に取り付けられる。下面セクション30は、基部24から側壁セクション32へわずかにテーパをつけられている。側壁セクション32は、前端面34及び側面36を含む。前端面34は、下部前端面34(a)及び傾斜前端面34(b)を含む。傾斜する前端面34(b)は、下部の前端面34(a)からバーナータイル18の外面26の上面セクション28へ内向きにテーパーがついている。
図面に示されるように、バーナー組立体10は、自然通風バーナーである(すなわち、燃焼に必要な空気が、バーナータイル18に自然に引き込まれる)。プレナム38が、バーナー組立体10に炉12の外側から燃焼用空気(矢印40によって図面に示される)を供給するために、炉壁14の裏に且つバーナータイル18の基部24に取り付けられる。プレナム38は、吸気口42を含む。ダンパ組立体44が、プレナム38及びバーナー組立体10に導入される空気の量を調整するために、吸気口42に取り付けられる。空気開口46が、プレナム38からバーナータイル18へ空気が導かれることを可能にするために、炉壁14を通って延伸する。
バーナースロート48は、バーナータイル18を通って配置される。バーナースロート48はスロート壁50を含み、スロート壁50はバーナースロートを画定し、取り囲む。バーナースロート48は、入口52及び出口54を有する。入口52は、バーナースロート48(詳細には、プレナム38)の外側から燃焼用空気(矢印40によって表わされる)を受け取るように適合される。バーナースロート48の入口52は、炉壁14を通って延在する空気開口46の上に位置合わせされ、それにより、バーナースロート48とプレナム38の間の流体連通を提供する。バーナースロート48の出口54は、バーナータイルの外面26に隣接して位置付けられ、燃焼用空気(矢印40によって表わされる)を、炉12内に位置し且つバーナータイル18の外面と隣接する燃焼領域58に導入するように位置付けられる。燃焼用空気は、バーナースロート48の出口54を通って、炉12内の燃焼領域58に排出される。
バーナースロート48の壁50は、バーナースロート48の出口54に隣接して内向きに延伸し、スロートレッジ(出っ張り)60を形成する。スロートレッジ60は、火炎を安定させるように機能する。
バーナーパイロット組立体20は、バーナースロート48内にパイロット火炎62を生成するために利用される。バーナーパイロット組立体20は、パイロット燃料ライザー64及びパイロット燃料チップ(先端部)66を含む。パイロット燃料ライザー64は、燃料70の供給源に接続されるように適合された入口68、及び、パイロット燃料チップ66に流れるように接続された出口72を有する。パイロットライザーは、バーナースロート48内に炉壁14の空気開口46を通って延伸する。パイロットチップ66は、バーナースロート48内に配置される。好ましくは、バーナーパイロット組立体20は、火炎62を生成する前に、バーナーパイロット組立体内で燃料を酸素と予混合する。これは、例えば、パイロットライザーの入口でミキサージェットを使用することにより達成されることができる。ミキサージェット内の燃料の原動力は、空気(酸素を含む)を引き込んで燃料と混合する。
燃料噴射組立体22は、バーナー組立体10の作動に必要とされる燃料の本質的に全てを、バーナースロートの外側に位置する1つ又は複数の燃料チップ74から炉12に注入するように、好ましくは適合される。本願明細書及び添付の請求の範囲に使用されるように、バーナー組立体10の作動に必要とされる燃料の「本質的に全て」は、バーナーパイロット組立体20を作動するのに使用される燃料を除いてバーナーを作動するのに必要とされる燃料の全てを意味する。燃料噴射組立体22は、炉12内に位置し且つバーナータイル18の外面26と隣接する点火領域80に主燃料を注入するための主燃料ライザー76及び主燃料チップ78を含む。主燃料ライザー76は、燃料84の供給源に流れるように接続されるように適合された入口82、及び、主燃料チップ78に流れるように接続された出口86を有する。好ましくは、それ以外は炉14内に延伸する主燃料ライザー76の一部が、バーナータイル18を通って配置される。主燃料チップ78は、少なくとも部分的に炉12内に配置され、バーナータイル18の側壁セクション32の前端面34の下部前端面34(a)に隣接して位置付けられる。主燃料チップ78は、点火領域80内に前端面34に沿って主燃料を注入するように位置付けられる。点火領域80は、前端面34の傾斜前端面34(b)に隣接して位置付けられる。複数の主燃料ライザー76及び主燃料チップ78と複数の点火領域80を使用することができる。図1及び3〜5はすべて、各々が別個の点火領域80に向かって主燃料を注入する、2つの主燃料ライザー76及び2つの対応する主燃料チップ78を表す。
燃料噴射組立体22はまた、補助燃料噴射組立体90を含む。補助燃料噴射組立体90は、燃焼領域58に補助燃料を注入するように位置付けられる。補助燃料噴射組立体90は、補助燃料ライザー92及び補助燃料チップ94を含む。補助燃料ライザー92は、燃料の供給源100に流れるように接続されるように適合された入口98、及び、補助燃料チップ94に流れるように接続された出口102を有する。補助燃料ライザー92は、部分的にバーナータイル18を通って配置され、バーナータイル18内に配置されるトラフ104内に延伸する。各トラフ104は、トラフ壁106及びトラフ出口108を含む。補助燃料ライザー92は、トラフ104の壁106を通って延伸する。補助燃料チップ94は、トラフ104内に位置付けられ、トラフの出口108を通して燃焼領域58に補助燃料を注入するように位置付けられる。複数の補助燃料ライザー92、補助燃料チップ94、及び対応するトラフ104を利用することができる。図示のように、燃料噴射組立体22は、2つの補助燃料ライザー92、2つの補助燃料チップ94、及び2つの対応するトラフ104を含む。
バーナー組立体10は、バーナーパイロット組立体20によって生成される火炎62の少なくとも一部を受け取るための点火通路114を更に備える。点火通路114は、点火領域80に火炎62又はその一部を導き、それにより、火炎62又はその一部が、主燃料チップ78によって点火領域内に注入される主燃料に点火することができる。点火通路114は、バーナースロート48とバーナータイル18の外面26、詳細にはバーナータイル18の外面26の側壁セクション32の前端面34の傾斜前端面34(b)との間に、バーナータイル18を通って延伸する。点火通路114は、バーナースロート48に隣接して位置付けられる入口116、及び、傾斜前端面34(b)に隣接して位置付けられる出口118を含む。
図示のように、各点火通路114は、火炎62の一部分62(a)を受け入れ、この火炎部分62(a)を点火領域80へ導く。火炎部分62(a)は、主燃料チップ78によって点火領域80に注入される主燃料に接触し、点火する。複数の点火通路114を使用することができる。図示のように、バーナー組立体は、2つの点火通路114を含む。
バーナー組立体10は、バーナーパイロット組立体20によって生成される火炎62の少なくとも一部を点火通路114内に進路変更させるための火炎ダイバータ124を更に備える。図示のように、火炎ダイバータ124は、バーナーパイロット組立体20によって生成される火炎62の一部、火炎部分62(a)を点火通路114内に進路変更させ、且つ、前記バーナーパイロット組立体によって生成される火炎62の一部、火炎部分62(b)をバーナースロート48の出口54を通って燃焼領域58内に導かせるように適合される。火炎部分62(a)及び62(b)を形成する火炎62の相対的な量は、必要に応じて調整されることができる。例えば、火炎部分62(a)に進路変更する火炎62の量は、火炎部分62(a)が点火領域80に到達し、点火領域80内の主ガスに点火することを可能にするのに十分な必要がある。
図1〜7に示されるバーナー組立体10の実施形態では、火炎ダイバータ124は、点火通路入口116に隣接してバーナースロート48の壁50に取り付けられる衝突ブロック126である。衝突ブロック126は、火炎62を火炎部分62(a)及び62(b)に分割する。それらはまた、全てのパイロット火炎62を点火通路114内に進路変更させるように構成されることができる。
図4〜7によって最もよく示されるように、点火通路114を通して導かれる火炎部分62(a)はまた、バーナータイルの外側で操作される。この点において、バーナー組立体10は回転部材140を含み、回転部材140は、バーナータイル18の外面26に隣接して設置され、火炎部分62(a)の向きを点火通路の出口118からバーナータイルの外面上に変えるように位置付けられる。一実施例において、回転部材140は、点火通路出口118を覆って外面26の側壁セクション32の前端面34の傾斜前端面34(b)に位置付けられる回転ブロック142である。点火通路出口118を通して導かれる火炎部分62(a)は、回転ブロック142と衝突し、前部傾斜前端面34(b)に配置されるチャネル144によって傾斜前端面34(b)上に向きを変えられる。
安定部材150は、火炎部分62(a)(又はその一部)を受け取り、受け取った火炎の、主燃料チップ78によって注入される主燃料との接触を容易にするために、バーナータイル18の外面26に位置付けられる。詳細には、各安定部材150は、対応する回転ブロック142に取り付けられ、そこから実質的に垂直方向に、対応するチャネル144の下方に且つ傾斜前端面34(b)に沿って延伸する。安定部材150は、それらが回転ブロック142からの火炎(又はその一部)と主燃料チップ78から排出される主燃料の両方を受け取るという点で、ブラッフボディ(鈍頭物体)として作用する。主燃料チップ78から排出される主燃料は、失速するか又は安定部材150に突き当るようにされ、そこで、火炎によって点火される。
複数の回転ブロック142、チャネル144、及び安定部材150を利用することができる。図示のように、(1つの)回転ブロック142、チャネル144、及び安定部材150が、2つの点火通路114の各々に関連して使用される。
次に図8〜10を参照すると、バーナー組立体10の付加的な構成が示される。上記のように、バーナー組立体10は、様々な方法で構成し、炉12と結合することができる。例えば、バーナー組立体10は、水平方向に又は垂直方向に炉12と結合されることができ、上方へ燃焼される(上向き燃焼される)か又は下方へ燃焼される(下向き燃焼される)ことができる。バーナー組立体10は、いかなる方向でも炉12と結合されることができる。
図1及び2に示されるように、バーナー組立体10は、炉12の壁14に水平方向に取り付けられ、炉の側壁に隣接して垂直方向に燃焼されるように設計され、構成されている。図8は、炉12の壁14に垂直方向に取り付けられ、炉の側壁に隣接して垂直方向に燃焼されるように適合されたバーナー組立体10のデザイン及び構成を示す。図8に示される本発明のバーナー組立体は、炉の側壁に沿って燃焼される。例えば、図1及び2に示されるバーナースロート48と異なり、図8に示される構成のバーナースロート48は、「L」形ではなく、一直線である。
図9は、炉の床14に垂直方向に取り付けられるように適合され、炉の内部160へ垂直方向に燃焼されるバーナー組立体10のデザイン及び構成を示す。図9に示される本発明のバーナー組立体は、炉の内部160の中間領域162内に取付けられるか又は独立して立っていることができる。この構成は、複数の主燃料チップ及びライザー、点火通路、及び対応する部品を含む。それは、補助燃料噴射のためのトラフ104及び対応する部品を含まない。
図10は、この構成では、本発明のバーナー組立体が、炉12の天井14から垂直方向に取り付けられ、且つ、炉の内部160の中間領域162内に垂直方向下向きに燃焼されるように適合されていることを除いて、図9に示される本発明のバーナー組立体に類似するバーナー組立体10のデザイン及び構成を示す。
次に図11A〜11Cを参照すると、本発明のバーナー組立体10の代替的な実施形態が示される。この実施形態では、点火通路114は、バーナーパイロット組立体20によって生成される火炎62の少なくとも一部を点火通路114内に進路変更させるための、入口116に隣接したコアンダ面170を含む。この結果、火炎ダイバータ124は、必ずしも必要とされない。パイロットチップ66から放出される火炎62又はその一部は、(火炎の速度、コアンダ面の曲率、及び当業者に公知の他の要因に応じて)点火通路114内へのコアンダ面170の経路に従って進む。コアンダ面170は、必要に応じて火炎ダイバータ124に関連して利用されることができる。
図11A〜11Cに示すように、点火通路114はまた、出口118を通して導かれる火炎一部62(a)の少なくとも一部に、バーナータイル18の外面26の側壁セクション32の前部面34の傾斜前端面34(b)上に向きを変えさせるための、点火通路114の出口118に隣接したコアンダ面174を含むことができる。この結果、回転部材140は、必ずしも必要とされない。点火通路114の出口118を通して導かれる火炎部分62(a)は、それらが安定部材150によって受け取られるように、コアンダ面174の経路に従って進む。この実施形態では、安定部材150は、出口118の下方に位置付けられるレッジ178である。回転部材140は、依然として必要に応じて利用されることができる。
次に図12A〜12Cを参照すると、本発明のバーナー組立体10の他の代替的な実施形態が示される。この実施形態では、火炎ダイバータ124は、バーナースロート48内の圧力より低い注入通路114内の圧力を生成するために、点火領域80に向かって点火通路内に流体を注入するための、点火通路114と関連した流体注入組立体180である。注入通路の比較的低い圧力は、パイロット火炎62又はその一部(火炎部分62a)を注入通路114内に引き込む。流体注入組立体180は、燃料182の供給源に流れるように接続されるように適合され、それにより、流体注入組立体は、点火通路114に燃料を注入することができる。図12Cに最もよく示されるように、燃料排出通路190がバーナータイル18内に形成される。各流体排出通路190は、主燃料ライザー76から対応する点火通路114まで延伸する。各燃料排出通路190の入口192は、対応する主燃料ライザー76に流れるように接続され、対応する主燃料ライザー76から主燃料を受け取る。各燃料排出通路190の出口194は、対応する点火通路114に流れるように接続される。このようにして、燃料は、主燃料ライザー76から点火通路114内に直接注入され、パイロット火炎62又はその一部を点火通路内に排出することができる。燃料排出通路190内の主燃料は、火炎62によって点火されて通路内で燃焼されるか又は点火領域内で点火されて燃焼される。
次に図13A〜13Cを参照すると、本発明のバーナー組立体10の他の代替的な実施形態が示される。この実施形態では、点火通路114は、バーナースロート48から放射状に外側にそれた角度で、バーナータイル18を通って配置される。この実施形態では、通路114は、(通路114が図5に示すようにバーナースロート48から放射状に外側にそれる角度と比較して)はるかに大きな角度でバーナースロート48から放射状に外側にそれる。これは、通路114から放出される火炎を主燃料チップ78により近い付近に配置し、火炎を傾斜前端面34(b)上に向かわせるのを助ける。出口118の場所及びそこからの火炎の注入の角度によって、回転部材140は必ずしも必要とされない。点火通路114の出口118を通して導かれる火炎部分62(a)は、安定部材196によって受け取られる。安定部材196は、出口118の下方に位置付けられるレッジ198である。回転部材140は、依然として必要に応じて利用されることができる。
傾斜前端面34(b)は、急勾配に傾斜するか又は徐々に傾斜することができる。一つの決定要因は、主燃料チップ78から傾斜前端面34(b)上へ主燃料を注入するのに使用される圧力を含む。
本発明のバーナー組立体の動作
天然ガス、メタン、水素、プロパン、プロピレン、エタン、エチレン、ブタン、ブタン、ブチレン、他の典型的な精製所タイプの燃料、及び、それらの混合物を含む様々な異なるタイプの燃料を、本発明のバーナー組立体10によって燃焼することができる。好ましくは、燃料はガスの形状である。但し、周知のように燃料スプレー及び他の機器によって、液体燃料を使用することができる。
本発明のバーナー組立体10は、バーナースロート48内で大量の燃料を燃焼用空気と混合せずに熱を生成するために、炉空間16内で燃料を燃焼させるのに使用されることができる。本願明細書及び添付の請求の範囲に使用されるように、「バーナースロート48内で大量の燃料を燃焼用空気と混合せずに」は、バーナースロートにパイロット火炎62をその中で生成することと関連して加えられる燃料を除いて、バーナースロートに燃料(例えば一次燃料)を加えずに、ということを延在するように、本発明のバーナー組立体10は炉壁14に取り付けられる。バーナー組立体10はまた、炉12の内部に独立して立っていることができる。前述したように、燃焼用空気(矢印40によって図面に示される)は、空気開口46を通ってプレナム38からバーナースロート入口52に供給される。
燃焼用空気は、プレナム38からバーナースロート48内へ、そして、バーナースロートの出口54を通って燃焼領域58内へ導かれる。燃焼領域58は、炉12内に位置し、バーナータイル18の外側面26に隣接する。パイロット火炎62は、バーナーパイロット組立体20によって供給されるパイロット燃料によって、バーナースロート48内で生成される。パイロット火炎を生成する前に、酸素が、バーナーパイロット組立体20内のパイロット燃料と予混合される。
バーナー組立体10の動作に必要とされる燃料の本質的に全てが、バーナースロート48の外側に位置する燃料チップ74から炉12に注入される。上記のように、本願明細書に及び添付の請求の範囲に使用されるように、バーナー組立体10の動作に必要とされる燃料の「本質的に全て」は、バーナーパイロット組立体20を作動するのに使用される燃料を除いて、バーナーを作動するのに必要とされる燃料の全てを意味する。燃料チップ74は、主燃料チップ78を含む。主燃料チップ78は、炉12内に位置し且つバーナータイル18の外面26に隣接する点火領域80に、主燃料を注入する。主燃料は、点火領域80内で点火される。点火された主燃料は、次いで燃焼領域58内で燃焼用空気と混合される。炉内で熱を生成するための燃料の一次燃焼は、燃焼領域58内で起こる。
一実施形態において、バーナースロート48内で生成されるパイロット火炎62の少なくとも一部が、点火領域80内で主燃料に点火するために使用される。パイロット火炎62又はその一部は、バーナースロート48とバーナータイルの外面26との間にバーナータイル18を通って延伸する点火通路114を通って点火領域80に導かれ、それにより、パイロット火炎又はその一部が、点火領域80内で燃料に接触し、点火することができる。
パイロット火炎62又はその一部は、点火通路114内に進路変更される。好ましくは、パイロット火炎の第1の部分62(a)が、点火通路114内に進路変更され、パイロット火炎の第2の部分62(b)が、燃焼領域58内にバーナースロート48を通して導かれることができる。一実施例において、パイロット火炎又はその一部は、バーナースロート内に位置する火炎ダイバータ124上にパイロット火炎又はその一部を衝突させることによって、点火通路内に進路変更される。他の実施形態では、点火通路114はコアンダ面を含み、パイロット火炎62又はその一部は、コアンダ面上にパイロット火炎又はその一部を導くことによって、点火通路内に進路変更される。更に他の実施形態では、パイロット火炎62又はその一部は、バーナースロート48内の圧力より低い点火通路内の圧力を生じることによって、点火通路114内に進路変更される。点火通路114内の圧力は、好ましくは、点火領域80に向かって点火通路内に排出流体を注入することによって、バーナースロート48内の圧力より低くされる。好ましくは、排出流体は燃料である。
燃料チップ74はまた、燃焼領域58に補助燃料を注入するための補助燃料チップ94を含む。補助燃料は、トラフ104内に及び燃焼領域58内に補助燃料チップ94から注入される。補助燃料が燃焼するとき、炉12の側壁14に近い火炎を引き込むことによって、燃焼領域58内の火炎を制御する。本願明細書における用語「補助」の使用は、主燃料チップ78を通してよりも少ない燃料が補助燃料チップ94を通して導かれることを意味するように解釈してはならない。補助燃料チップ94によって燃焼領域58に排出される補助燃料の量は、用途によっては、主燃料チップ78によって排出される主燃料の量を越えてもよい。
本発明を更に説明するために、以下の実施例及びテストデータが提示される。
本発明のバーナー組立体10を性能についてテストした。テストされたバーナー組立体10は、全体として図1〜7内に示されるバーナー組立体10のように構成された。
各テストを始めたとき、炉12は低温であった。以下に示すテストデータは、点火手順の後に導き出された。点火手順は、炉ダンパーを開くステップ、12%のOで約10分間、約0.75MMBtu/hr(0.79GJ/h)の発熱量で炉を暖めるステップ、次いで9%のOで約30分間、約1.25MMBtu/hr(1.32GJ/h)まで発熱量を増大するステップを含んだ。
スタートアップの間、主燃料は、傾斜前端面34(b)上へ注入され、火炎安定部材150と衝突した。(酸素と予混合された)パイロット火炎62の一部は、火炎ダイバータ124によって点火通路114を通って進路変更された。進路変更された火炎は、点火通路114から排出され、回転ブロック142によって火炎安定部材150上へ向きを変えられた。進路変更された火炎及び主燃料チップ78から注入された主燃料は、点火領域80内で接触させられ、主燃料が点火領域80内で点火された。点火された主燃料は、傾斜前端面34(b)を越えて上方へ燃焼領域58内に流れ続けた。一部の火炎62が、バーナースロート48の出口54を出て、それにより、点火の付加的な供給源を提供し、バーナーを安定させた。燃焼領域58では、補助燃料、バーナースロート48からの燃焼用空気、及び更なる点火された主燃料が、比較的低い濃度の窒素酸化物が生成される方法で燃焼した。
以下のテストデータが生成された。
テストデータ
データセット1(点火)
燃料 100% TNG
燃料流量 793.0scfh(22.46m/h)
燃料温度 94°F(34.4℃)
燃焼用空気温度 76°F(24.4℃)
煙突温度 648°F(242.2℃)
炉温度 799°F(426.1℃)
下方炉温度 278°F(136.7℃)
炉ドラフト 0.24インチHO(0.060kPa)
dPバーナー 0.21インチHO(0.052kPa)
燃料圧力 2.6psig(0.018MPaG)
パイロット用予混合ガス
バーナー発熱量 0.72MMBtu/hr(0.76GJ/h)
バーナー流量 793scfh(22.5m/h)
バーナー低加熱値 913.00Btu/scf(34.0kJ/m
NO排出 9.72ppmvd
CO排出 307.94ppmvd
(乾燥) 14.34%vd
タルサ天然ガス
データセット2(急速ウォーミングアップ)
燃料 100% TNG
燃料流量 1102.0scfh(31.21m/h)
燃料温度 94°F(34.4℃)
燃焼用空気温度 77°F(25.0℃)
煙突温度 796°F(424.4℃)
炉温度 960°F(515.6℃)
下方炉温度 394°F(201.1℃)
炉ドラフト 0.25インチHO(0.062kPa)
dPバーナー 0.23インチHO(0.057kPa)
燃料圧力 4.8psig(0.033MPaG)
パイロット用予混合ガス
バーナー発熱量 1.01MMBtu/hr(1.07GJ/h)
バーナー流量 1102scfh(31.21m/h)
バーナー低加熱値 913.00Btu/scf(34.0kJ/m
NO排出 9.99ppmvd
CO排出 653.77ppmvd**
(乾燥) 12.23%vd
タルサ天然ガス
**この値は、より遅いウォーミングアップ速度により実質的に減少できる
データセット3(通常運転、TNG
燃料 100% TNG
燃料流量 1806.0scfh(51.15m/h)
燃料温度 99°F(37.2℃)
燃焼用空気温度 83°F(28.3℃)
煙突温度 1417°F(769.4℃)
炉温度 1573°F(856.1℃)
下方炉温度 1249°F(676.1℃)
炉ドラフト 0.22インチHO(0.055kPa)
dPバーナー 0.15インチHO(0.037kPa)
燃料圧力 12.1psig(0.0834MPaG)
パイロット用予混合ガス
バーナー発熱量 1.65MMBtu/hr(1.74GJ/h)
バーナー流量 1806scfh(51.15m/h)
バーナー低加熱値 913.00Btu/scf(34.0kJ/m
NO排出 10.92ppmvd
CO排出 0.0ppmvd
(乾燥) 4.01%vd
タルサ天然ガス
データセット4(通常運転、高水素燃料)
燃料 47.70% TNG
20.79% プロパン
31.51% H
燃料流量 811.0scfh(22.97m/h) TNG
353scfh(10.0m/h) プロパン
536scfh(15.2m/h) H
燃料温度 106°F(41.1℃)
燃焼用空気温度 82°F(27.8℃)
煙突温度 1448°F(786.7℃)
炉温度 1591°F(866.1℃)
下方炉温度 1283°F(695.0℃)
炉ドラフト 0.24インチHO(0.060kPa)
dPバーナー 0.17インチHO(0.042kPa)
燃料圧力 12.1psig(0.0834MPaG)
パイロット用予混合ガス
バーナー発熱量 1.71MMBtu/hr(1.80GJ/h)
バーナー流量 1701scfh(48.17m/h)
バーナー低加熱値 1003.00Btu/scf(37.4kJ/m
NO排出 20.27ppmvd
CO排出 0.0ppmvd
(乾燥) 3.88%vd
タルサ天然ガス
データセット5(通常運転、高水素燃料、空気予熱)
燃料 48.01% TNG
20.47% プロパン
31.53% H
燃料流量 818.0scfh(23.17m/h) TNG
350scfh(9.91m/h) プロパン
537scfh(15.2m/h) H
燃料温度 120°F(48.9℃)
燃焼用空気温度 554°F(290℃)
煙突温度 1525°F(829.4℃)
炉温度 1674°F(912.2℃)
下方炉温度 1361°F(738.3℃)
炉ドラフト 0.28インチHO(0.070kPa)
dPバーナー 0.24インチHO(0.060kPa)
燃料圧力 14.0psig(0.018MPaG)
パイロット用予混合ガス
バーナー発熱量 1.70MMBtu/hr(0.76GJ/h)
バーナー流量 1704scfh(48.26m/h)
バーナー低加熱値 998.39.00Btu/scf(37.193kJ/m
NO排出 26.06ppmvd
CO排出 0.0ppmvd
(乾燥) 2.97%vd
タルサ天然ガス
したがって、本発明のバーナー組立体10は非常によく機能した。本質的に、バーナー組立体の通常運転の間、一酸化炭素の排出は観測されなかった。窒素酸化物の排出は非常に少なかった。
本発明の他の実施形態は、本明細書の検討又は本明細書に開示された発明の実施により、当業者に明らかになるであろう。したがって、前述の明細書は単に本発明の例示にすぎないと考えられ、本発明の真の範囲は以下の請求項によって定められる。
したがって、本発明は目的を達成し、且つ、記載され且つ言及された目的及び効果だけでなく本発明に内在のものも達成するように十分に適合される。

Claims (59)

  1. 炉用のバーナー組立体であって、
    炉との結合のためのバーナータイルであって、前記バーナータイルが、炉内に位置付けられる外面、及び、前記バーナータイルを通って配置されるバーナースロートを含み、前記バーナースロートが入口及び出口を有し、記バーナースロートの前記入口が、前記バーナースロートの外部から燃焼用空気を受け取るように適合され、前記バーナースロートの前記出口が、前記バーナータイルの前記外面に隣接して位置付けられ、且つ、燃焼用空気を前記炉内に位置し且つ前記バーナータイルの前記外面に隣接する燃焼領域内に導入するように位置付けられる、バーナータイルと、
    前記バーナースロート内でパイロット火炎を生成するためのバーナーパイロット組立体であって、前記バーナーパイロット組立体が、パイロット燃料チップ及びパイロット燃料ライザーを含み、前記パイロット燃料ライザーが、燃料の供給源に流れるように接続されるように適合された入口及び前記パイロット燃料チップに流れるように接続された出口を有し、前記パイロット燃料チップが前記バーナースロート内に配置される、バーナーパイロット組立体と、
    前記バーナー組立体の動作に必要とされる燃料の本質的に全てを、前記バーナースロートの外側に位置する1つ又は複数の燃料チップから前記炉に注入するように適合された燃料噴射組立体であって、前記燃料噴射組立体が、前記炉内に位置し且つ前記バーナータイルの前記外面に隣接する点火領域内に主燃料を注入するための主燃料チップ及び主燃料ライザーを含み、前記主燃料ライザーが、燃料の供給源に流れるように接続されるように適合された入口及び前記燃料チップに流れるように接続された出口を有し、前記燃料チップが、少なくとも部分的に前記炉内に配置され、且つ、前記バーナータイルの前記外面に隣接して位置付けられる、燃料噴射組立体と、
    を含む、バーナー組立体。
  2. 前記バーナータイルが、前記バーナーパイロットによって生成される火炎の少なくとも一部を受け取り、前記火炎又はその一部を前記点火領域へ導くための点火通路であって、それにより、前記火炎又はその一部が、前記主燃料チップによって前記注入領域内に注入される主燃料に接触し、点火することができる点火通路を更に含み、前記注入通路が、前記バーナースロートと前記バーナータイルの前記外面との間に前記バーナータイルを通って延伸し、且つ、入口及び出口を有し、前記点火通路の前記入口が、前記バーナースロートに隣接して位置付けられ、前記点火通路の前記出口が、前記バーナータイルの前記外面に隣接して位置付けられる、請求項1に記載のバーナー組立体。
  3. 前記バーナーパイロット組立体が、前記火炎を生成する前に前記バーナーパイロット組立体内で酸素を燃料と予混合するように適合されている、請求項2に記載のバーナー組立体。
  4. 前記点火通路が、前記バーナーパイロット組立体によって生成される火炎の少なくとも一部を前記点火通路内に進路変更させるためのコアンダ面を含む、請求項2に記載のバーナー組立体。
  5. 前記バーナーパイロット組立体によって生成される火炎の少なくとも一部を前記点火通路内に進路変更させるための火炎ダイバータを更に備える、請求項2に記載のバーナー組立体。
  6. 前記火炎ダイバータが、前記バーナーパイロット組立体によって生成される火炎の一部を前記点火通路内に進路変更させ、且つ、前記バーナーパイロット組立体によって生成される火炎の一部を、前記バーナースロートの前記出口を通して前記燃焼領域内に導入させるように適合されている、請求項5に記載のバーナー組立体。
  7. 前記火炎ダイバータが、前記バーナースロート内に位置する衝突部材である、請求項5に記載のバーナー組立体。
  8. 前記火炎ダイバータが、前記点火領域に向かって前記点火通路内に流体を注入するための、前記点火通路と関連した流体注入組立体である、請求項7に記載のバーナー組立体。
  9. 前記流体注入組立体が、燃料の供給源に流れるように接続されるように適合され、それにより、前記流体注入組立体が、前記点火通路内に燃料を注入することができる、請求項8に記載のバーナー組立体。
  10. 前記バーナータイルの前記外面が、上面セクション、下面セクション、及び、前記上面セクションを前記下面セクションに接続する側壁セクションを含む、請求項1に記載のバーナー組立体。
  11. 前記主燃料燃焼チップ及び前記点火領域が、前記バーナータイルの前記外面の前記側壁セクションに隣接して設置される、請求項10に記載のバーナー組立体。
  12. 前記燃料噴射組立体が、前記燃焼領域内に補助燃料を注入するための補助燃料チップ及び補助燃料ライザーを更に含み、前記補助燃料ライザーが、燃料の供給源に流れるように接続されるように適合された入口、及び、前記補助燃料チップに接続された出口を有する、請求項11に記載のバーナー組立体。
  13. 前記補助燃料ライザーが、部分的にバーナータイルを通って配置され、且つ、バーナータイル内に配置されるトラフ内に延伸し、前記トラフが、前記燃焼領域に隣接して位置付けられる出口を含み、前記補助燃料チップが前記トラフ内に配置される、請求項12に記載のバーナー組立体。
  14. 回転部材を更に備え、前記回転部材が、前記バーナータイルの前記外面に隣接して設置され、且つ、前記火炎又はその一部の向きを、前記点火通路の前記出口から前記バーナータイルの前記外面上に変えるように位置付けられる、請求項2に記載のバーナー組立体。
  15. 安定部材を更に備え、前記安定部材が、前記火炎又はその一部を受け取り、且つ、前記火炎又はその一部の前記主燃料チップによって注入される燃料との接触を容易にするために、前記バーナータイルの前記外面に位置付けられる、請求項14に記載のバーナー組立体。
  16. 前記安定部材が、前記回転部材に取り付けられ、それから実質的に垂直方向に、前記バーナータイルの前記外面に沿って延伸し、前記安定部材が、前記回転ブロックから前記火炎又はその一部を受け取る、請求項15に記載のバーナー組立体。
  17. 前記燃料噴射組立体は、補助燃料チップ及び補助燃料ライザーを更に含み、前記補助燃料ライザーが、燃料の供給源に流れるように接続されるように適合された入口、及び、前記補助燃料チップに接続された出口を有し、前記補助燃料チップが、少なくとも部分的に前記炉内に配置され、且つ、前記燃焼領域内に前記補助燃料を排出するように位置付けられる、請求項1に記載のバーナー組立体。
  18. 炉用のバーナー組立体であって、
    炉との結合のためのバーナータイルであって、前記バーナータイルが、炉内に位置付けられる外面、及び、前記バーナータイルを通って配置されるバーナースロートを含み、前記バーナースロートが入口及び出口を有し、前記バーナースロートの前記入口が前記バーナースロートの外部から燃焼用空気を受け取るように適合され、前記バーナースロートの前記出口が、前記バーナータイルの前記外面に隣接して位置付けられ、且つ、前記炉内に位置し且つ前記バーナータイルの前記外面に隣接する燃焼領域内に燃焼用空気を導入するために位置付けられる、バーナータイルと、
    前記バーナースロートと前記バーナータイルの前記外面との間に前記バーナータイルを通って延伸し、且つ入口及び出口を有する点火通路であって、前記点火通路の前記入口が、前記バーナースロートに隣接して位置付けられ、前記点火通路の前記出口が、前記バーナータイルの前記外面に隣接して位置付けられる、点火通路と、
    前記バーナースロート内でパイロット火炎を生成するためのバーナーパイロット組立体であって、前記バーナーパイロット組立体が、パイロット燃料チップ及びパイロット燃料ライザーを含み、前記パイロット燃料ライザーが、燃料の供給源に流れるように接続されるように適合された入口、及び、前記パイロット燃料チップに流れるように接続された出口を有し、前記パイロット燃料チップが、前記バーナースロート内に配置される、バーナーパイロット組立体と、
    前記バーナースロートの外側に位置する1つ又は複数の燃料チップから前記炉内に燃料を注入するように適合された燃料噴射組立体であって、前記燃料噴射組立体が、前記炉内に位置し且つ前記バーナータイルの前記外面に隣接する点火領域内に主燃料を注入するための主燃料チップ及び主燃料ライザーを含み、前記主燃料ライザーが、燃料ガスの供給源に流れるように接続されるように適合された入口、及び、前記主燃料チップに流れるように接続された出口を有し、前記主燃料チップが、少なくとも部分的に前記炉内に配置され且つ前記バーナータイルの前記外面に隣接して位置付けられ、それにより、前記点火通路が、前記バーナーパイロット組立体によって生成される前記パイロット火炎の少なくとも一部を受け取り、前記火炎又はその一部が、前記主燃料チップによって前記点火領域内に注入される主燃料に接触し、点火することができるように、前記火炎又はその一部を前記点火領域へ導く、燃料噴射組立体と、
    を含む、バーナー組立体。
  19. 前記燃料噴射組立体が、前記バーナー組立体の動作に必要とされる燃料の本質的に全てを、前記バーナースロートの外側に位置する1つ又は複数の燃料チップから前記炉内に注入するように適合されている、請求項18に記載のバーナー組立体。
  20. 前記バーナーパイロット組立体が、前記火炎を生成する前に、前記バーナーパイロット組立体内で酸素をパイロット燃料と予混合するように適合されている、請求項18に記載のバーナー組立体。
  21. 前記点火通路が、前記バーナーパイロット組立体によって生成される火炎の少なくとも一部を前記点火通路内に進路変更させるためのコアンダ面を含む、請求項18に記載のバーナー組立体。
  22. 前記バーナーパイロット組立体によって生成される火炎の少なくとも一部を前記点火通路内に進路変更させるための火炎ダイバータを更に備える、請求項18に記載のバーナー組立体。
  23. 前記火炎ダイバータが、前記バーナーパイロット組立体によって生成される火炎の一部を前記点火通路内に進路変更させ、且つ、前記バーナーパイロット組立体によって生成される火炎の一部を前記バーナースロートの前記出口を通して前記燃焼領域内に導かせるように適合されている、請求項22に記載のバーナー組立体。
  24. 前記火炎ダイバータが、前記バーナースロート内に位置する衝突部材である、請求項22に記載のバーナー組立体。
  25. 前記火炎ダイバータが、前記点火領域に向かって前記点火通路内に流体を注入するための、前記点火通路と関連した流体注入組立体である、請求項22に記載のバーナー組立体。
  26. 前記流体注入組立体が、燃料の供給源に流れるように接続されるように適合され、それにより前記流体注入組立体が、前記点火通路内に燃料を注入することができる、請求項25に記載のバーナー組立体。
  27. 前記バーナータイルの前記外面が、上面セクション、下面セクション、及び、前記上面セクションを前記下面セクションに接続する側壁セクションを含む、請求項18に記載のバーナー組立体。
  28. 前記主燃料燃焼チップ及び前記点火領域が、前記バーナータイルの前記外面の前記側壁セクションに隣接して設置される、請求項27に記載のバーナー組立体。
  29. 前記燃料噴射組立体が、前記燃焼領域内に補助燃料を注入するための補助燃料チップ及び補助燃料ライザーを更に含み、前記補助燃料ライザーが、燃料の供給源に流れるように接続されるように適合された入口、及び、前記補助燃料チップに接続された出口を有する、請求項28に記載のバーナー組立体。
  30. 前記補助燃料ライザーが、部分的にバーナータイルを通って配置され、且つ、バーナータイル内に配置されたトラフ内に延伸し、前記トラフが、前記燃焼領域に隣接して位置付けられる出口を含み、前記補助燃料チップが前記トラフ内に配置される、請求項29に記載のバーナー組立体。
  31. 前記バーナー組立体が、二つ以上の点火通路、二つ以上の点火領域、及び、二つ以上の主燃料燃焼チップを含み、前記点火領域及び主燃料燃焼チップが、前記バーナータイルの前記外面の前記側壁セクションに隣接して設置される、請求項18に記載のバーナー組立体。
  32. 前記燃料噴射組立体が、二つ以上の補助燃料チップを含み、前記補助燃料チップが、前記燃焼領域内に補助燃料を排出するために位置付けられる、請求項31に記載のバーナー組立体。
  33. 回転部材を更に備え、前記回転部材が、前記バーナータイルの前記外面に隣接して設置され、前記火炎又はその一部の向きを、前記点火通路の前記出口から前記外面上に変えるために位置付けられる、請求項18に記載のバーナー組立体。
  34. 安定部材を更に備え、前記安定部材が、前記火炎又はその一部を受け取り、且つ、前記主燃料チップによって注入される燃料との前記火炎又はその一部の接触を容易にするために、前記バーナータイルの前記外面に位置付けられる、請求項33に記載のバーナー組立体。
  35. 前記安定部材が、前記回転部材に取り付けられ、且つ、それから実質的に垂直方向に前記バーナータイルの前記外面に沿って延伸し、前記安定部材が、前記回転ブロックから前記火炎又はその一部を受け取る、請求項34に記載のバーナー組立体。
  36. バーナースロート内で大量の燃料を燃焼用空気と混合せずに熱を生成するために、バーナータイル、及び、それを通って延伸するバーナースロートを含むバーナー組立体を使用して、炉空間内で燃料を燃焼させる方法であって、
    炉内に位置し且つバーナータイル外面に隣接する燃焼領域内に、バーナースロートを通して燃焼用空気を導くことと、
    バーナーパイロット組立体によって提供されるパイロット燃料によって、バーナースロート内にパイロット火炎を生成することと、
    バーナー組立体の動作に必要とされる燃料の本質的に全てを、バーナースロートの外側に位置する1つ又は複数の燃料チップであって、炉内に位置し且つバーナータイルの外面に隣接する点火領域内に主燃料を注入するための主燃料チップを含む1つ又は複数の燃料チップから、炉内に注入することと、
    点火領域内で主燃料に点火することと、
    点火された主燃料を、バーナースロートを通して導かれる燃焼用空気と燃焼領域内で混合することと、
    を含む方法。
  37. 前記バーナースロート内で生成されるパイロット火炎の少なくとも一部が、点火領域内で主燃料に点火するために使用される、請求項36に記載の方法。
  38. 前記パイロット火炎又はその一部が、バーナースロートとバーナータイルの外面との間にバーナータイルを通って延伸する点火通路を通して前記パイロット火炎又はその一部を点火領域内に導くことによって、点火領域内で主燃料に点火するために使用され、それにより、前記パイロット火炎又はその一部が、注入領域内で燃料に接触し、点火することができる、請求項37に記載の方法。
  39. 前記パイロット火炎を生成する前に、バーナーパイロット組立体内で酸素をパイロット燃料と予混合するステップを更に備える、請求項38に記載の方法。
  40. 前記パイロット火炎又はその一部を点火通路内に進路変更させるステップを更に備える、請求項39に記載の方法。
  41. 前記パイロット火炎の第1部分を点火通路内に進路変更させること、及び、前記パイロット火炎の第2部分がバーナースロートを通して燃焼領域内に導かれることを可能にすることを更に備える、請求項38に記載の方法。
  42. 前記パイロット火炎又はその一部が、バーナースロート内に位置する転換部材にパイロット火炎又はその一部を衝突させることにより、点火通路内に進路変更される、請求項40に記載の方法。
  43. 前記点火通路がコアンダ面を含み、パイロット火炎又はその一部が、コアンダ面上にパイロット火炎又はその一部を導くことによって、点火通路内に進路変更される、請求項40に記載の方法。
  44. 前記パイロット火炎又はその一部が、点火通路内の圧力をバーナースロート内の圧力より低くすることによって、点火通路内に進路変更される、請求項40に記載の方法。
  45. 前記点火通路内の圧力が、点火領域に向かって点火通路内に排出流体を注入することによって、バーナースロート内の圧力より低くされる、請求項44に記載の方法。
  46. 前記排出流体が燃料である、請求項45に記載の方法。
  47. 前記1つ又は複数の燃料チップが、燃焼領域内に補助燃料を注入するための補助燃料チップを含み、前記方法が、燃焼領域内に補助燃料を注入するステップを更に備える、請求項36に記載の方法。
  48. バーナータイル、及び、それを通って延伸するバーナースロートを含むバーナー組立体を使用して、熱を生成するために炉空間内で燃料を燃焼させる方法であって、
    炉内に位置し且つバーナータイルの外面に隣接する燃焼領域内に、バーナースロートを通して燃焼用空気を導くことと、
    バーナーパイロット組立体によって供給されるパイロット燃料によって、バーナースロート内でパイロット火炎を生成することと、
    バーナースロートの外側に位置する1つ又は複数の燃料チップであって、炉内に位置し且つバーナータイルの外面に隣接する点火領域内に主燃料を注入するための主燃料チップを含む1つ又は複数の燃料チップから、炉内に燃料を注入することと、
    少なくとも一部のパイロット火炎をバーナースロートから点火領域まで導いて、前記パイロット火炎又はその一部を点火領域内で主燃料に点火するために使用することと、
    点火された主燃料を、燃焼領域内にバーナースロートを通して導かれる燃焼用空気と混合することと、
    を含む方法。
  49. 前記パイロット火炎又はその一部が、バーナースロートとバーナータイルの前記外面との間にバーナータイルを通って延伸する点火通路を通してパイロット火炎又はその一部を導くことによって、バーナースロートから点火領域まで導かれる、請求項48に記載の方法。
  50. 前記バーナー組立体の動作に必要とされる燃料の本質的に全てが、バーナースロートの外側に位置する1つ又は複数の燃料チップから、炉に注入される、請求項48に記載の方法。
  51. 前記パイロット火炎を生成する前に、バーナーパイロット組立体内で、酸素をパイロット燃料と予混合するステップを更に含む、請求項49に記載の方法。
  52. 前記パイロット火炎又はその一部を点火通路内に進路変更させるステップを更に含む、請求項49に記載の方法。
  53. 前記パイロット火炎の第1部分を点火通路内に進路変更させること、及び、前記パイロット火炎の第2部分がバーナースロートを通して燃焼領域内に導かれることを可能にすることを更に含む、請求項49に記載の方法。
  54. 前記パイロット火炎又はその一部が、バーナースロート内に位置する転換部材にパイロット火炎又はその一部を衝突させることによって、点火通路内に進路変更される、請求項52に記載の方法。
  55. 前記点火通路がコアンダ面を含み、パイロット火炎又はその一部が、コアンダ面上にパイロット火炎又はその一部を導くことによって、点火通路内に進路変更される、請求項52に記載の方法。
  56. 前記パイロット火炎又はその一部が、点火通路内の圧力をバーナースロート内の圧力より低くすることによって、点火通路内に進路変更される、請求項52に記載の方法。
  57. 前記点火通路内の圧力が、点火領域に向かって点火通路内に排出流体を注入することによって、バーナースロート内の圧力より低くされる、請求項56に記載の方法。
  58. 前記排出流体が燃料である、請求項57に記載の方法。
  59. 前記1つ又は複数の燃料チップが、燃焼領域内に補助燃料を注入するための補助燃料チップを含み、前記方法が、燃焼領域内に補助燃料を注入するステップを更に含む、請求項48に記載の方法。
JP2009172666A 2008-07-25 2009-07-24 バーナー装置及び方法 Withdrawn JP2010048544A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/220,623 US20100021853A1 (en) 2008-07-25 2008-07-25 Burner Apparatus And Methods

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010048544A true JP2010048544A (ja) 2010-03-04

Family

ID=41226361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009172666A Withdrawn JP2010048544A (ja) 2008-07-25 2009-07-24 バーナー装置及び方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US20100021853A1 (ja)
EP (2) EP2148138A3 (ja)
JP (1) JP2010048544A (ja)
KR (1) KR20100011921A (ja)
CN (1) CN101634450A (ja)
AR (1) AR072609A1 (ja)
AU (1) AU2009202864A1 (ja)
BR (1) BRPI0902485A2 (ja)
MX (1) MX2009007707A (ja)
TW (1) TW201009261A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013072612A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Chugai Ro Co Ltd 壁面輻射式バーナーユニット

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10571124B2 (en) 2013-02-14 2020-02-25 Clearsign Combustion Corporation Selectable dilution low NOx burner
EP2956718A4 (en) 2013-02-14 2016-11-30 Clearsign Comb Corp PERFORATED FLAME STABILIZER AND BURNER COMPRISING A PERFORATED FLAME STABILIZER
US20150133709A1 (en) * 2013-11-08 2015-05-14 Uop Llc LOW NOx BURNER FOR ETHYLENE CRACKING FURNACES AND OTHER HEATING APPLICATIONS
CN103982898A (zh) * 2014-06-03 2014-08-13 梁长安 生活垃圾(秸秆)热裂解炉
US9657945B2 (en) * 2015-05-26 2017-05-23 Air Products And Chemicals, Inc. Selective oxy-fuel boost burner system and method for a regenerative furnace
ES2809462T5 (es) 2016-03-11 2024-01-15 Air Prod & Chem Aparato quemador y método de combustión
MX2018016022A (es) 2016-07-08 2019-05-13 Nova Chem Int Sa Componentes de quemador mecanico.
US10690339B2 (en) 2016-11-15 2020-06-23 Honeywell International Inc. Burner for a furnace and a method of assembly
CN107246611B (zh) * 2017-08-09 2024-03-22 上海齐耀热能工程有限公司 燃气燃烧器

Family Cites Families (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4618323A (en) * 1980-02-19 1986-10-21 Southers California Edison Method and burner tip for suppressing emissions of nitrogen oxides
US4505665A (en) * 1980-02-19 1985-03-19 Southern California Edison Method and burner tip for suspressing emissions of nitrogen oxides
US4505666A (en) * 1981-09-28 1985-03-19 John Zink Company Staged fuel and air for low NOx burner
US4807962A (en) * 1986-03-06 1989-02-28 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Optical fiber cable having fluted strength member core
US4915619A (en) * 1988-05-05 1990-04-10 The Babcock & Wilcox Company Burner for coal, oil or gas firing
CN1017744B (zh) * 1988-12-26 1992-08-05 株式会社日立制作所 低氮氧化物锅炉
ES2127869T3 (es) * 1990-06-29 1999-05-01 Babcock Hitachi Kk Aparato de combustion.
US5073105A (en) * 1991-05-01 1991-12-17 Callidus Technologies Inc. Low NOx burner assemblies
US5131838A (en) * 1991-11-21 1992-07-21 Selas Corporation Of America Staged superposition burner
US5284438A (en) * 1992-01-07 1994-02-08 Koch Engineering Company, Inc. Multiple purpose burner process and apparatus
AU666034B2 (en) * 1992-09-11 1996-01-25 Rinnai Kabushiki Kaisha A porous gas burner for a water heater and a method of making thereof
WO1995013502A1 (en) * 1993-11-08 1995-05-18 Ivo International Oy Method and apparatus for burning pulverized fuel
JPH07260106A (ja) * 1994-03-18 1995-10-13 Hitachi Ltd 微粉炭燃焼バーナ及び微粉炭燃焼装置
US5472645A (en) * 1994-11-23 1995-12-05 Cyclone Technologies, Inc. Cyclone vortex system and process
JP3140299B2 (ja) * 1994-06-30 2001-03-05 株式会社日立製作所 微粉炭バーナ及びその使用方法
US5672187A (en) * 1994-11-23 1997-09-30 Cyclone Technologies Inc. Cyclone vortex system and process
US5772421A (en) * 1995-05-26 1998-06-30 Canadian Gas Research Institute Low nox burner
JP3175588B2 (ja) * 1996-05-22 2001-06-11 トヨタ自動車株式会社 燃料吐出構造
JP3099109B2 (ja) * 1996-05-24 2000-10-16 株式会社日立製作所 微粉炭バーナ
CN1154800C (zh) * 1996-07-19 2004-06-23 巴布考克日立株式会社 一种燃烧器和使用该燃烧器的燃烧设备
CA2234771C (en) * 1996-08-22 2002-05-21 Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha Combustion burner and combustion apparatus provided with said burner
US6230683B1 (en) * 1997-08-22 2001-05-15 Cummins Engine Company, Inc. Premixed charge compression ignition engine with optimal combustion control
JP3344694B2 (ja) * 1997-07-24 2002-11-11 株式会社日立製作所 微粉炭燃焼バーナ
JP3343855B2 (ja) * 1998-01-30 2002-11-11 株式会社日立製作所 微粉炭燃焼バーナ及び微粉炭燃焼バーナの燃焼方法
US5980243A (en) * 1999-03-12 1999-11-09 Zeeco, Inc. Flat flame
WO2001013041A1 (fr) * 1999-08-17 2001-02-22 Nippon Furnace Kogyo Kabushiki Kaisha Technique de combustion et brûleur a cet effet
WO2001012755A1 (en) * 1999-08-19 2001-02-22 Manufacturing And Technology Conversion International, Inc. System integration of a steam reformer and fuel cell
US20020179493A1 (en) * 1999-08-20 2002-12-05 Environmental & Energy Enterprises, Llc Production and use of a premium fuel grade petroleum coke
WO2001069132A1 (en) * 2000-03-13 2001-09-20 John Zink Company, L.L.C. LOW NOx RADIANT WALL BURNER
US6729874B2 (en) * 2000-07-27 2004-05-04 John Zink Company, Llc Venturi cluster, and burners and methods employing such cluster
HUP0302402A2 (hu) * 2000-08-04 2003-10-28 Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha Szilárd tüzelőanyaggal táplált égő, eljárás szilárd tüzelőanyaggal táplált égővel történő égetésre, égető berendezés, eljárás égető berendezés működtetésére, széntüzelésű vízforraló, széntüzelésű vízforraló rendszer és széntüzelésű áramfejlesztő rendszer
US6699031B2 (en) * 2001-01-11 2004-03-02 Praxair Technology, Inc. NOx reduction in combustion with concentrated coal streams and oxygen injection
US6474250B1 (en) * 2001-05-24 2002-11-05 Babcock Borsig Power, Inc. Nozzle assembly for a pulverized coal burner
US6694743B2 (en) * 2001-07-23 2004-02-24 Ramgen Power Systems, Inc. Rotary ramjet engine with flameholder extending to running clearance at engine casing interior wall
US6908298B1 (en) * 2001-10-30 2005-06-21 Owen W. Dykema Air-fuel injection system for stable combustion
US7353140B2 (en) * 2001-11-14 2008-04-01 Electric Power Research Institute, Inc. Methods for monitoring and controlling boiler flames
US6775645B2 (en) * 2001-11-14 2004-08-10 Electric Power Research Institute, Inc. Application of symbol sequence analysis and temporal irreversibility to monitoring and controlling boiler flames
US7434400B2 (en) * 2002-09-26 2008-10-14 Lawlor Shawn P Gas turbine power plant with supersonic shock compression ramps
US20040154305A1 (en) * 2002-09-26 2004-08-12 Ramgen Power Systems, Inc. Gas turbine power plant with supersonic gas compressor
US20040067460A1 (en) * 2002-10-07 2004-04-08 Monro Richard J. System and method for pollutant reduction in a boiler
JP4309853B2 (ja) * 2005-01-05 2009-08-05 バブコック日立株式会社 固体燃料バーナおよび燃焼方法
US8113824B2 (en) * 2006-06-01 2012-02-14 Babcock & Wilcox Power Generation Group, Inc. Large diameter mid-zone air separation cone for expanding IRZ
US7878798B2 (en) * 2006-06-14 2011-02-01 John Zink Company, Llc Coanda gas burner apparatus and methods

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013072612A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Chugai Ro Co Ltd 壁面輻射式バーナーユニット

Also Published As

Publication number Publication date
MX2009007707A (es) 2010-04-07
EP2148137A3 (en) 2010-10-20
AR072609A1 (es) 2010-09-08
US20100021853A1 (en) 2010-01-28
AU2009202864A1 (en) 2010-02-11
CN101634450A (zh) 2010-01-27
BRPI0902485A2 (pt) 2010-04-20
EP2148138A3 (en) 2010-10-20
AU2009202864A9 (en) 2012-07-05
EP2148138A2 (en) 2010-01-27
EP2148137A2 (en) 2010-01-27
KR20100011921A (ko) 2010-02-03
TW201009261A (en) 2010-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010048544A (ja) バーナー装置及び方法
EP2309184B1 (en) Coanda gas burner apparatus and method
US10240779B2 (en) Low NOx burner for ethylene cracking furnaces and other heating applications
US20230014871A1 (en) Radiant wall burner
US6951455B2 (en) Gas burner
CA2680709A1 (en) Burner apparatus and methods
JP2005265394A (ja) 混焼型ボイラ
KR20020089962A (ko) 보일러의 예혼합 연소장치

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110802