JP2010046600A - リサイクル空調制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リサイクル空調に要するエネルギーを抑制し、エネルギー効率の向上を図ることができるリサイクル空調制御装置を提供すること。
【解決手段】リサイクル空調制御装置1は、外部から外気81を導入し、外気81の温湿度を調整した調整空気82を送出する第1空調機2と、塗装室32と塗料回収水332を蓄えた塗料回収室33とを備え、調整空気82を導入し、塗装室32から塗料回収室33に流通させ、塗料回収室33において調整空気82が塗料回収水332に接触して加湿されてなる加湿排気83を排出する第1工程室4と、加湿排気83を導入し、加湿排気83の温湿度を調整した再調整空気84を送出する第2空調機5と、再調整空気84を導入する第2工程室5とを有し、第1空調機2における外気81の温湿度の調整と第2空調機4における加湿排気83の温湿度の調整とは、個別に制御するよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、被塗装物の塗装を行う塗装室に使用した空気をリサイクルするリサイクル空調制御装置に関する。
従来から、被塗装物の塗装を行う塗装室(塗装ブース)で使用された空気を再び空調してリサイクルするリサイクル空調制御装置等が知られている。
例えば、特許文献1には、塗装工場の排気再利用設備が開示されている。また、特許文献2には、塗装ブースの空調制御方法および装置が開示されている。
このようなリサイクル空調制御装置91としては、例えば、図3に示すごとく、第1空調機92、第1工程室93、第2空調機94及び第2工程室95を有するものがある。
リサイクル空調制御装置91は、第1空調機92において、外部から導入した外気981の空調(温度及び湿度の調整)を行い、調整空気982として第1工程室93に送出する。また、第2空調機94において、第1工程室93から排出された排気983をリサイクルするために導入し、この排気983の空調(リサイクル空調)を行い、再調整空気984として第2工程室95に送出する。
このとき、第1空調機92においては、図4に示すごとく、外部から導入した外気981の温湿度をa1(図示略)→a2→a3→b1と変化させて調整する。また、第1工程室93においては、第1工程室93に導入された調整空気982が、塗装室932で使用した塗料931を回収する塗料回収室933において、塗料回収水934に接触することにより強制的に加湿され、温湿度がb1→b2に変化する。そして、第2空調機94においては、第1工程室93から導入した排気983の温湿度をb2→b3→b1と変化させて調整する。
なお、図4は、縦軸に絶対湿度(kg/kg(DA))、横軸に温度(℃)をとり、さらに相対湿度(100%〜)及び比エンタルピー(エネルギー)(10kj/kg〜)を示した湿り空気線図である。
このように、リサイクル空調制御装置91は、第1空調機92における空調と第2空調機94における空調とを同じ演算器911を用いて同様に制御していた。すなわち、第1空調機92に導入した外気981と第2空調機93に導入した排気983とを同じ許容温湿度範囲H内の同じ温湿度b1に調整していた。そして、第1空調機92及び第2空調機94を、それぞれ目標となる温湿度b1に調整するために必要となるエネルギーが最小となるように制御していた。
なお、許容温湿度範囲Hとは、予め設定した最適温湿度Pを中心として、温度及び湿度にある一定の管理幅(許容温度範囲及び許容湿度範囲)を持たせた領域のことをいう。
実開昭64−5664号公報 特開平9−38546号公報
しかしながら、従来のリサイクル空調制御装置91では、次のような問題があった。すなわち、第1工程室93においては、導入された調整空気982が塗料回収室933において塗料回収水934に接触することにより強制的に加湿される。そのため、第2空調機94において、必ずその強制的に加湿された分だけ除湿し、さらに加熱することによって温湿度を調整していた(図4でいうb2→b3→b1)。そのため、第2空調機94における空調には、非常に大きなエネルギー(E0)が必要となり、エネルギーのロスが大きく、エネルギー効率の低下を招いていた。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、リサイクル空調に要するエネルギーを抑制し、エネルギー効率の向上を図ることができるリサイクル空調制御装置を提供しようとするものである。
本発明は、外部から外気を導入し、該外気の温度及び湿度を調整した調整空気を送出する第1空調機と、
被塗装物に塗装を行う塗装室と使用した塗料を回収するための塗料回収水を蓄えた塗料回収室とを備え、上記第1空調機から送出された上記調整空気を導入し、上記塗装室から上記塗料回収室に流通させ、該塗料回収室において上記調整空気が上記塗料回収水に接触して加湿されてなる加湿排気を排出する第1工程室と、
該第1工程室から排出された上記加湿排気を導入し、該加湿排気の温度及び湿度を調整した再調整空気を送出する第2空調機と、
該第2空調機から送出された上記再調整空気を導入する第2工程室とを有し、
上記第1空調機における上記外気の温度及び湿度の調整と上記第2空調機における上記加湿排気の温度及び湿度の調整とは、個別に制御するよう構成されていることを特徴とするリサイクル空調制御装置にある(請求項1)。
本発明のリサイクル空調制御装置において、上記第1空調機は、外部から導入した外気の温度及び湿度(以下、適宜、温湿度という)を調整し、これを調整空気として上記第1工程室に送出するよう構成されている。また、上記第2空調機は、上記第1工程室から排出された加湿排気をリサイクルのために導入して温湿度を調整し、これを再調整空気として上記第2工程室に送出するよう構成されている。そして、上記第1空調機における外気の温湿度の調整(空調)と上記第2空調機における加湿排気の温湿度の調整(リサイクル空調)とは、個別に制御するよう構成されている。
すなわち、本発明のリサイクル空調制御装置では、上記第1空調機における空調と上記第2空調機におけるリサイクル空調とを同様に制御しない。そのため、上記第1空調機に導入した外気と上記第2空調機に導入した排気(加湿排気)とを最終的に同じ温湿度に調整する必要がなく、別々の温湿度に調整することが可能となる。よって、上記第2空調機においてリサイクル空調する際に、例えば、上記第1工程室から排出された排気(加湿排気)が最終的に調整される温湿度を、上記第1空調機において外気を調整した温湿度とは異なる温湿度に設定し、そのリサイクル空調に要するエネルギーをなるべく小さくすることが可能となる。
これにより、従来のように、上記第1工程室において強制的に加湿された空気(加湿排気)を上記第2空調機において除湿及び加熱し、上記第1空調機において外気を調整した温湿度と同じ温湿度に調整することによって増大していた上記第2空調機でのリサイクル空調に要するエネルギーを抑制することができる。それ故、本発明のリサイクル空調制御装置は、全体としてエネルギー効率の向上を図ることができる。
このように、本発明によれば、リサイクル空調に要するエネルギーを抑制し、エネルギー効率の向上を図ることができるリサイクル空調制御装置を提供することができる。
本発明において、上記第2空調機は、外部から外気を導入することなく、上記第1工程室から排出された上記加湿排気のみを導入し、該加湿排気の温度及び湿度を調整するよう構成されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記第2空調機において、上記第1工程室から排出された加湿排気のみを用いて温湿度の調整を行い、これを再調整空気として上記第2工程室に送出する。そのため、上記第1工程室からの排気を100%リサイクルすることができ、エネルギー効率のさらなる向上を図ることができる。
また、上記第1空調機及び上記第2空調機は、それぞれ上記外気及び上記加湿排気の温度及び湿度を、予め設定された許容温度範囲と許容湿度範囲とにより決定される共通の許容温湿度範囲内において、それぞれ個別の目標温湿度に調整するよう構成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記第1空調機における空調と上記第2空調機におけるリサイクル空調とを個別に制御することができる。また、上記第1空調機及び上記第2空調機において、外気及び加湿排気の温湿度をそれぞれ適切な温湿度に調整することができる。
ここで、上記許容温湿度範囲とは、上記第1工程室及び上記第2工程室に送出するに当たって最適な空気条件である最適温湿度を中心として、温度及び湿度にある一定の管理幅(許容温度範囲及び許容湿度範囲)を持たせた領域のことをいう。上記許容温湿度範囲の中心となる上記最適温湿度は、予め設定した上記第1工程室及び上記第2工程室に送出するのに最適な空気条件によって決定される。また、上記許容温湿度範囲を決める許容湿度範囲は、許容される相対湿度の範囲である。
また、上記第2空調機は、導入された上記加湿排気の温度及び湿度を最小エネルギーで調整することができる上記許容温湿度範囲内の目標温湿度に調整するよう構成されていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記第2空調機におけるリサイクル空調を最小エネルギーで制御することができる。そのため、上記第2空調機のリサイクル空調に要するエネルギーを従来に比べて確実に抑制し、全体としてエネルギー効率の向上を十分に図ることができる。
なお、上記第2空調機において、最小エネルギーで調整することができる上記許容温湿度範囲内の目標温湿度は、上記第2空調機に導入された上記加湿排気の温湿度と上記最適温湿度(上記許容温湿度範囲の温湿度中心点)とを比較することにより設定することができる。
例えば、湿り空気線図(前述の図4及び後述する実施例の図2参照)において、上記第2空調機に導入された上記加湿排気の温湿度をプロットし、そのプロットした点と上記最適温湿度とを比較して、最小エネルギーで上記許容温湿度範囲内に到達させることができる該許容温湿度範囲内の温湿度点、すなわち目標温湿度を設定することができる。
さらに、上記第1空調機についても、導入された外気の温度及び湿度を最小エネルギーで調整することができる上記許容温湿度範囲内の目標温湿度に調整するよう構成されていることが好ましい。
この場合には、上記第2空調機に加えて、上記第1空調機における空調を最小エネルギーで制御することができる。そのため、全体としてエネルギー効率のさらなる向上を図ることができる。
なお、上記第1空調機において、最小エネルギーで調整することができる上記許容温湿度範囲内の目標温湿度は、上記第1空調機に導入された外気の温湿度と上記最適温湿度(上記許容温湿度範囲の温湿度中心点)とを比較することにより設定することができる。
具体的には、前述した上記第2空調機と同様に、湿り空気線図を用いて目標温湿度を設定することができる。
また、上記第2工程室は、被塗装物に塗装を行う塗装室を備えている構成とすることができる(請求項5)。
この場合には、上記第2工程室にも温湿度が調整された空気が必要となるが、本発明のリサイクル空調制御装置を採用することにより、上記第2空調機において温湿度を調整した再調整空気を上記第2工程室に送り込むことができる。
また、上記第1工程室の上記塗装室は、有人塗装を行うよう構成されており、上記第2工程室の上記塗装室は、無人塗装を行うよう構成することができる(請求項6)。
この場合には、有人塗装となる上記第1工程室では、無人塗装となる上記第2工程室よりも新鮮な空気が必要となるが、本発明のリサイクル空調制御装置を採用することにより、上記第1工程室には、外部から導入した外気を調整した新鮮な空気(調整空気)を送り込み、上記第2工程室には、上記第1工程室からの加湿排気をリサイクルして調整した空気(再調整空気)を送り込むことができる。これにより、リサイクル空調に要するエネルギーを抑制し、エネルギー効率の向上を図るという本発明の効果を有効に発揮することができる。
また、さらに、上記リサイクル空調制御装置は、上記第2工程室からの排気を上記第2空調機と同様の空調機によってリサイクル空調し、別の工程室に送出するように構成することもできる。
この場合には、空調のさらなるリサイクルを実現することができ、全体としてエネルギー効率の向上をより一層図ることができる。
本発明の実施例にかかるリサイクル空調制御装置について、図を用いて説明する。
本例のリサイクル空調制御装置1は、図1に示すごとく、第1空調機2、第1工程室3、第2空調機4及び第2工程室5を有している。そして、第1空調機2における外気81の温度及び湿度の調整と第2空調機4における加湿排気83の温度及び湿度の調整とは、個別に制御するよう構成されている。
以下、これを詳説する。
同図に示すごとく、第1空調機2は、外部から外気81を導入することができるよう構成されている。また、第1空調機2は、導入した外気81の温湿度を調整し、これを調整空気82として第1工程室3に送出することができるよう構成されている。また、第1空調機2には、導入した外気81の温湿度の調整を制御する第1演算器21が接続されている。
また、同図に示すごとく、第1工程室3は、第1空調機2と第1工程室3との間を接続する第1送管61を介して第1空調機2から送出された調整空気82を導入する導入室31と、被塗装物321に塗装を行う塗装室32と、塗装室32において使用した塗料331を回収する塗料回収室33とを備えている。
塗装室32は、有人塗装、すなわち人320により塗装を行うよう構成されている。また、塗料回収室33は、塗装室32から流れ落ちた塗料331を塗料回収水332に混合させ、回収することができるよう構成されている。
また、第1工程室3は、第1空調機2から送出された調整空気82を導入室31に導入し、その調整空気82を塗装室32、塗料回収室33に流通させることができるよう構成されている。そして、第1工程室3は、塗料回収室33において塗料回収水332に接触して加湿された調整空気82をフィルター334に通し、これを加湿排気83として排出することができるよう構成されている。
また、同図に示すごとく、第2空調機4は、第1工程室3と第2空調機4との間を接続する接続管62を介して第1工程室3から排出された加湿排気83を導入することができるよう構成されている。また、第2空調機4は、導入した加湿排気83の温湿度を調整し、これを再調整空気84として第2工程室5に送出することができるよう構成されている。また、第2空調機4には、導入した加湿排気83の温湿度の調整を制御する第2演算器41が接続されている。
また、同図に示すごとく、第2工程室5は、第2空調機4と第2工程室5との間を接続する第2送管63を介して第2空調機4から送出された再調整空気84を導入する導入室51と、被塗装物521に塗装を行う塗装室52と、塗装室52において使用した塗料531を回収する塗料回収室53とを備えている。
塗装室52は、無人塗装、すなわち塗装ロボット520により塗装を行うよう構成されている。また、塗料回収室53は、塗装室52から流れ落ちた塗料531を塗料回収水532に混合させ、回収することができるよう構成されている。
また、第2工程室5は、第2空調機4から送出された再調整空気84を導入室51に導入し、その再調整空気84を塗装室52、塗料回収室53に流通させることができるよう構成されている。そして、第2工程室5は、塗料回収室53において再調整空気84をフィルター534に通し、最終的にこれを外部に排気85として排出することができるよう構成されている。
次に、本例のリサイクル空調制御装置1における空調制御について説明する。
まず、図1に示すごとく、第1空調機2は、外部から外気81が第1空調機2に導入される。第1空調機2に導入された外気81は、第1工程室3へ送出するために適切な温湿度に調整される。
具体的には、図2に示すごとく、第1空調機2に導入された外気81の温湿度a1(図示略)を最小エネルギーで調整することができる許容温湿度範囲H内の目標温湿度b1を設定する。
本例では、同図において、第1空調機2に導入された外気81の温湿度a1(図示略)をプロットし、そのプロットした点と最適温湿度P(許容温湿度範囲Hの温湿度中心点)とを比較して、最小エネルギーで許容温湿度範囲H内に到達させることができる許容温湿度範囲H内の温湿度点、すなわち目標温湿度b1を設定した。
ここで、図2は、縦軸に絶対湿度(kg/kg(DA))、横軸に温度(℃)をとり、さらに相対湿度(100%〜)及び比エンタルピー(エネルギー)(10kj/kg〜)を示した湿り空気線図である。
また、図中の最適温湿度Pとは、予め設定した第1工程室3の塗装室32(及び第2工程室5の塗装室52)における最適な空気条件であり、許容温湿度範囲Hとは、最適温湿度Pを中心として温度及び湿度にある一定の管理幅(許容温度範囲:最適温湿度Pの温度±1.0℃、許容湿度範囲:最適温湿度Pの湿度(相対湿度)±5%)を持たせた領域のことをいう。
そして、同図に示すごとく、第1空調機2に導入された温湿度a1の外気81を加熱することにより温湿度a2に変化させ、断熱加湿することにより温湿度a3に変化させ、さらに加熱することにより目標温湿度b1に変化させる。
これにより、第1空調機2に導入した外気81は、許容温湿度範囲H内の目標温湿度b1に調整され、調整空気82として第1工程室3に送出される。
次いで、図1に示すごとく、第1空調機2から送出された調整空気82は、第1工程室3に導入される。そして、第1工程室3の導入室31に導入された調整空気82は、塗装室32、塗料回収室33を流通し、塗料回収室33において塗料回収水332に接触することによって加湿される。加湿された状態の調整空気82は、フィルター334を通過し、加湿排気83として排出される。
このとき、図2に示すごとく、第1工程室3に導入された温湿度b1の調整空気82は、第1工程室3の塗料回収室33において強制的に加湿されることにより温湿度b2に変化する。
次いで、図1に示すごとく、第1工程室3から排出された加湿排気83は、第2空調機4に導入される。そして、第2空調機4に導入された加湿排気83は、第2工程室5へ送出するために適切な温湿度に調整される。
具体的には、図2に示すごとく、第2空調機4に導入された加湿排気83の温湿度b2を最小エネルギーで調整することができる許容温湿度範囲H内の目標温湿度c1を設定する。
本例では、同図において、第2空調機4に導入された加湿排気83の温湿度b2をプロットし、そのプロットした点と最適温湿度P(許容温湿度範囲Hの温湿度中心点)とを比較して、最小エネルギーで許容温湿度範囲H内に到達させることができる許容温湿度範囲H内の温湿度点、すなわち目標温湿度c1を設定した。
そして、同図に示すごとく、第2空調機4に導入された温湿度b2の加湿排気83を加熱することにより目標温湿度c1に変化させる。
これにより、第2空調機4に導入した加湿排気83は、許容温湿度範囲H内の目標温湿度c1に調整され、再調整空気84として第2工程室5に送出される。
次いで、図1に示すごとく、第2空調機4から送出された再調整空気84は、第2工程室5に導入される。そして、第2工程室5の導入室51に導入された再調整空気84は、塗装室52、塗料回収室53を流通し、さらにフィルター534を通過し、最終的に外部に排気85として排出される。
次に、本例のリサイクル空調制御装置1における作用効果について説明する。
本例のリサイクル空調制御装置1において、第1空調機2は、外部から導入した外気81の温湿度を調整し、これを調整空気82として第1工程室3に送出するよう構成されている。また、第2空調機4は、第1工程室3から排出された加湿排気83をリサイクルのために導入して温湿度を調整し、これを再調整空気84として第2工程室5に送出するよう構成されている。そして、第1空調機2における外気81の温湿度の調整(空調)と第2空調機4における加湿排気83の温湿度の調整(リサイクル空調)とは、個別に制御するよう構成されている。
すなわち、本例のリサイクル空調制御装置1では、第1空調機2における空調と第2空調機4におけるリサイクル空調とを同様に制御しない。そのため、第1空調機2に導入した外気81と第2空調機4に導入した排気(加湿排気83)とを最終的に同じ温湿度に調整する必要がなく、別々の温湿度に調整することが可能となる。よって、第2空調機4においてリサイクル空調する際に、例えば、本例のように、第1工程室3から排出された排気(加湿排気83)が最終的に調整される温湿度を、第1空調機2において外気81を調整した温湿度(b1)とは異なる温湿度(c1)に設定し、そのリサイクル空調に要するエネルギー(E1)をなるべく小さくすることが可能となる。
これにより、従来のように、第1工程室3において強制的に加湿された空気(加湿排気83)を第2空調機4において除湿及び加熱し、第1空調機2において外気81を調整した温湿度(b1)と同じ温湿度(b1)に調整することによって増大していた第2空調機4でのリサイクル空調に要するエネルギー(E0)を抑制することができる。それ故、本発例のリサイクル空調制御装置1は、全体としてエネルギー効率の向上を図ることができる。
実際において、図2に示すごとく、従来では、第2空調機4でのリサイクル空調(b2→b3→b1)に要するエネルギーがE0であったのに対して、本例では、リサイクル空調(b2→c1)に要するエネルギーがE1となっている。よって、第2空調機4でのリサイクル空調に要するエネルギーを従来に比べて抑制し、全体としてエネルギー効率の向上を図ることができるという上記の効果が得られていることがわかる。
また、本例において、第2空調機4は、外部から外気を導入することなく、第1工程室3から排出された加湿排気83のみを導入し、加湿排気83の温湿度を調整するよう構成されている。すなわち、第2空調機4において、第1工程室3から排出された加湿排気83のみを用いて温湿度の調整を行い、これを再調整空気84として第2工程室5に送出する。そのため、第1工程室3からの排気を100%リサイクルすることができ、エネルギー効率のさらなる向上を図ることができる。
また、第1空調機2及び第2空調機4は、それぞれ外気81及び加湿排気83の温湿度を、予め設定された許容温度範囲と許容湿度範囲とにより決定される共通の許容温湿度範囲H内において、それぞれ個別の目標温湿度b1、c1に調整するよう構成されている。そのため、第1空調機2における空調と第2空調機4におけるリサイクル空調とを個別に制御することができる。また、第1空調機2及び第2空調機4において、外気81及び加湿排気83の温湿度をそれぞれ適切な温湿度に調整することができる。
また、第2空調機4は、導入された加湿排気83の温湿度を最小エネルギーで調整することができる許容温湿度範囲H内の目標温湿度c1に調整するよう構成されている。そのため、第2空調機4におけるリサイクル空調を最小エネルギーで制御することができる。これにより、第2空調機4のリサイクル空調に要するエネルギーを従来に比べて確実に抑制し、全体としてエネルギー効率の向上を十分に図ることができる。
さらに、第1空調機2についても、導入された外気81の温湿度を最小エネルギーで調整することができる許容温湿度範囲H内の目標温湿度b1に調整するよう構成されている。そのため、第2空調機4に加えて、第1空調機2における空調を最小エネルギーで制御することができる。これにより、全体としてエネルギー効率のさらなる向上を図ることができる。
また、第2工程室5は、被塗装物521に塗装を行う塗装室52を備えている。この場合には、第2工程室5にも温湿度が調整された空気が必要となるが、本例のリサイクル空調制御装置1を採用することにより、第2空調機4において温湿度が調整された再調整空気84を第2工程室5に送り込むことができる。
また、第1工程室3の塗装室32は、有人塗装を行うよう構成されており、第2工程室5の塗装室52は、無人塗装を行うよう構成されている。この場合には、有人塗装となる第1工程室3では、無人塗装となる第2工程室5よりも新鮮な空気が必要となるが、本例のリサイクル空調制御装置1を採用することにより、第1工程室3には、外部から導入した外気81を調整した新鮮な空気(調整空気82)を送り込み、第2工程室5には、第1工程室3からの加湿排気83をリサイクルして調整した空気(再調整空気84)を送り込むことができる。これにより、リサイクル空調に要するエネルギーを抑制し、エネルギー効率の向上を図るという本例の効果を有効に発揮することができる。
このように、本例によれば、リサイクル空調に要するエネルギーを抑制し、エネルギー効率の向上を図ることができるリサイクル空調制御装置1を提供することができる。
実施例における、リサイクル空調制御装置の構成を示す説明図。 実施例における、湿り空気線図を示す説明図。 従来における、リサイクル空調制御装置の構成を示す説明図。 従来における、湿り空気線図を示す説明図。
符号の説明
1 リサイクル空調制御装置
2 第1空調機
3 第1工程室
32 塗装室
33 塗料回収室
332 塗料回収水
4 第2空調機
5 第2工程室
81 外気
82 調整空気
83 加湿排気
84 再調整空気

Claims (6)

  1. 外部から外気を導入し、該外気の温度及び湿度を調整した調整空気を送出する第1空調機と、
    被塗装物に塗装を行う塗装室と使用した塗料を回収するための塗料回収水を蓄えた塗料回収室とを備え、上記第1空調機から送出された上記調整空気を導入し、上記塗装室から上記塗料回収室に流通させ、該塗料回収室において上記調整空気が上記塗料回収水に接触して加湿されてなる加湿排気を排出する第1工程室と、
    該第1工程室から排出された上記加湿排気を導入し、該加湿排気の温度及び湿度を調整した再調整空気を送出する第2空調機と、
    該第2空調機から送出された上記再調整空気を導入する第2工程室とを有し、
    上記第1空調機における上記外気の温度及び湿度の調整と上記第2空調機における上記加湿排気の温度及び湿度の調整とは、個別に制御するよう構成されていることを特徴とするリサイクル空調制御装置。
  2. 請求項1において、上記第2空調機は、外部から外気を導入することなく、上記第1工程室から排出された上記加湿排気のみを導入し、該加湿排気の温度及び湿度を調整するよう構成されていることを特徴とするリサイクル空調制御装置。
  3. 請求項1又は2において、上記第1空調機及び上記第2空調機は、それぞれ上記外気及び上記加湿排気の温度及び湿度を、予め設定された許容温度範囲と許容湿度範囲とにより決定される共通の許容温湿度範囲内において、それぞれ個別の目標温湿度に調整するよう構成されていることを特徴とするリサイクル空調制御装置。
  4. 請求項3において、上記第2空調機は、導入された上記加湿排気の温度及び湿度を最小エネルギーで調整することができる上記許容温湿度範囲内の目標温湿度に調整するよう構成されていることを特徴とするリサイクル空調制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、上記第2工程室は、被塗装物に塗装を行う塗装室を備えていることを特徴とするリサイクル空調制御装置。
  6. 請求項5において、上記第1工程室の上記塗装室は、有人塗装を行うよう構成されており、上記第2工程室の上記塗装室は、無人塗装を行うよう構成されていることを特徴とするリサイクル空調制御装置。
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