JP2010045494A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フルセグ放送及びワンセグ放送の番組情報を利用し、現在視聴中の受信モードの番組と異なる番組が他の受信モードで放送されている場合に、他の受信モードの番組情報を報知することにより、ユーザの選択機会が増え、利便性の高いデジタル放送受信装置等を提供すること。
【解決手段】チューナ部50と、メディアデコーダ部60とを備えており、メディアデコーダ部60は、TSから移動体向け放送であるワンセグ放送の番組と、TSから固定テレビ向け放送であるフルセグ放送の番組とをデコードする。そして、TSからフルセグ放送及びワンセグ放送の番組に関する番組情報を取得し、フルセグ放送の番組情報と、ワンセグ放送の番組情報とが異なる場合に、ワンセグ放送を出力中の場合はフルセグ放送の番組情報を、フルセグ放送を出力中の場合はワンセグ放送の番組情報をそれぞれ報知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル放送を選局し、番組と番組情報とを含むTS(トランスポートストリーム)を出力するチューナ部と、前記チューナ部により出力されたTSに基づいて番組の映像及び音声をデコードし出力するデコーダ部とを備えたデジタル放送受信装置に関する。
従来から、デジタル放送を受信するデジタル放送受信装置が知られており、例えばテレビ放送としてデジタル放送には、主に移動体向けの放送として用いられるワンセグ放送と、固定テレビ向けの放送として用いられるフルセグ放送とがある。
ここで、地上デジタル放送の1チャンネルの帯域は、13のセグメントに分割されており、そのうちの中心周波数の1セグメントが移動体向けの放送(ワンセグ放送)であり、残りの12セグメントは固定テレビ向けの放送(フルセグ放送)となる。
通常、このワンセグ放送と、フルセグ放送はサイマル放送といい、同一の番組(放送内容)が送信されている。通常、ワンセグ放送はH.264により圧縮された低ビットレートのため、低画質ではあるが移動体の受信に適している。他方、フルセグ放送はMPEG2により圧縮された高ビットレートのため、移動体の受信には適していないが、高画質の放送を提供している。
したがって、デジタル放送受信装置において、フルセグ放送が受信可能な場合はフルセグ放送を受信し、移動時等フルセグ放送の受信に適さない環境においてはワンセグ放送に切り替えて受信するといった技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。これにより、ユーザは可能な限り高画質な放送を受信することが可能となる。
特開2007−36815号公報 特開2007−49410号公報 特開2008−34931号公報
2008年4月1日から地上デジタル放送のワンセグの非サイマル放送(固定テレビ向け放送と移動体向け放送の番組を別番組とした放送)が可能となり、今後固定テレビ向け放送と移動体向け放送とで別番組を放送する放送局が増加することが見込まれる。放送局によっては、野球中継の延長をワンセグでのみ行う等、既に非サイマル放送が実施されている。
一方、携帯電話等の携帯機器用に小型化、低消費電力化したフルセグ/ワンセグチューナの開発も活発化してきており、固定受信向け放送を視聴可能な、フルセグ/ワンセグチューナを搭載した携帯機器が今後開発されることが予想される。
この場合、上述の従来の技術は、いずれも同じ番組をより高い受信品質で継続視聴することを目的としているが、テレビ視聴中のユーザは、必ずしも視聴中の番組を継続して視聴することにこだわりを持つとは限らず、むしろ、より興味のある番組の視聴機会が提供されることが、ユーザにとっての利便性を増すこともある。
非サイマル放送が行われている状況で、例えばワンセグである番組を視聴中に、固定テレビ向け放送で、ワンセグ放送の番組と異なった番組が放送されている場合に、その番組がどのようなものであるか知ることができれば、ユーザはその非サイマル放送の番組を見逃すことがなくなるが、従来の技術では、ユーザは能動的に受信モードをワンセグからフルセグに切り換えなければ、非サイマル放送で放送されている番組内容を知ることができないといった問題点があった。
さらに、ワンセグ放送の受信と比較して、フルセグ放送の番組や番組情報の受信には、暗号化の解除を行ったり、MPEG2にてデコード処理を行ったりと、消費電力の大きな処理があるため、携帯型端末において常時フルセグモードで受信するといった使い方は難しかった。
上述した課題に鑑み本発明が目的とするところは、フルセグ放送及びワンセグ放送の番組情報を利用し、現在視聴中の受信モードの番組と異なる番組が他の受信モードで放送されている場合に、他の受信モードの番組情報を報知することにより、ユーザの選択機会が増え、利便性の高いデジタル放送受信装置等を提供することである。
上述した課題に鑑み、本発明のデジタル放送受信装置は、デジタル放送を選局し、番組と番組情報とを含むTS(トランスポートストリーム)を出力するチューナ部と、前記チューナ部により出力されたTSに基づいて番組の映像及び音声をデコードし出力するデコーダ部とを備えたデジタル放送受信装置であって、前記デコーダ部は、TSから移動体向け放送であるワンセグ放送の番組をデコードするワンセグデコード部と、TSから固定テレビ向け放送であるフルセグ放送の番組をデコードするフルセグデコード部を有し、TSからフルセグ放送及びワンセグ放送の番組に関する番組情報を取得する番組情報取得部と、前記番組情報取得部により取得されたフルセグ放送の番組情報と、ワンセグ放送の番組情報とが異なる場合に、ワンセグ放送を出力中の場合はフルセグ放送の番組情報を、フルセグ放送を出力中の場合はワンセグ放送の番組情報をそれぞれ報知する報知部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置において、前記報知部は、フルセグ放送の番組情報と、ワンセグ放送の番組情報とが異なる場合のみ、ワンセグ放送を出力中の場合はフルセグ放送の番組情報を、フルセグ放送を出力中の場合はワンセグ放送の番組情報をそれぞれ報知し、サイマル放送の場合には報知を行わないことを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置において、前記番組情報は、フルセグ放送及びワンセグ放送の番組の番組名であり、前記報知部は、ワンセグ放送を出力中の場合はフルセグ放送の番組名を、フルセグ放送を出力中の場合はワンセグ放送の番組名をそれぞれ報知することを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置において、前記番組情報は、フルセグ放送及びワンセグ放送の番組の放送時間が含まれており、前記番組情報取得部は、現在の時刻が前記番組情報に含まれるフルセグ放送の番組の終了時刻又はワンセグ放送の番組の終了時刻となったときに、番組情報を取得することを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置において、前記チューナ部は、デジタル放送の全セグメントを受信するフルセグ受信モードと、ワンセグ用のセグメントのみを受信するワンセグ受信モードを有し、前記デコーダ部が、ワンセグ放送の番組をデコードして出力する場合、前記番組情報取得部が番組情報を取得するときは前記チューナ部をフルセグ受信モードにし、前記番組情報取得部が番組情報を取得した後は、前記チューナ部をワンセグ受信モードに切り替えることを特徴とする。
本発明のデジタル放送受信装置は、デジタル放送を選局し、番組と番組情報とを含むTS(トランスポートストリーム)を出力するチューナ部と、前記チューナ部により出力されたTSに基づいて番組の映像及び音声をデコードし出力するデコーダ部とを備えたデジタル放送受信装置であって、前記デコーダ部は、TSから移動体向け放送であるワンセグ放送の番組をデコードするワンセグデコード部と、TSから固定テレビ向け放送であるフルセグ放送の番組をデコードするフルセグデコード部を有し、TSからフルセグ放送及びワンセグ放送の番組に関する番組情報を取得する番組情報取得部を備え、前記番組情報取得部により取得されたフルセグ放送の番組情報と、ワンセグ放送の番組情報とが異なる場合に、ワンセグ放送を出力中の場合はフルセグ放送をピクチャーインピクチャー表示し、フルセグ放送を出力中の場合はワンセグ放送をピクチャーインピクチャー表示することを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置において、前記番組情報は、フルセグ放送及びワンセグ放送の番組の番組名であることを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置において、前記デコーダ部は、ワンセグ放送の番組をデコードし出力する間は、フルセグデコード部に電力を供給しないことを特徴とする。
本発明によれば、デジタル放送を選局し、番組と番組情報とを含むTSを出力するチューナ部と、チューナ部により出力されたTSに基づいて番組の映像及び音声をデコードし出力するデコーダ部とを備えたデジタル放送受信装置であって、TSからフルセグ放送及びワンセグ放送の番組に関する番組情報を取得し、フルセグ放送の番組情報と、ワンセグ放送の番組情報とが異なる場合に、ワンセグ放送を出力中の場合はフルセグ放送の番組情報を、フルセグ放送を出力中の場合はワンセグ放送の番組情報をそれぞれ報知することができる。したがって、フルセグ放送と、ワンセグ放送の番組が異なる場合(いわゆる、非サイマル放送の場合)に、ユーザは現在視聴中の番組の番組情報と併せて、他の番組情報を知ることができる。したがって、ユーザの視聴番組の選局の機会が増え、利便性の高いデジタル放送受信装置を提供することができるようになる。
ここで、番組情報の一例として番組名が報知されることにより、ユーザがより選局をしやすいデジタル放送受信装置を提供することができる。
また、本発明によれば、現在の時刻がフルセグ放送の番組の終了時刻又はワンセグ放送の番組の終了時刻となったときに、番組情報を取得することとなる。したがって、番組情報を常時取得する必要がなくなるため、デコード部等の消費電力を抑えることが可能となる。
また、本発明によれば、デコーダ部が、ワンセグ放送の番組をデコードして出力する場合、番組情報を取得するときはチューナ部をフルセグ受信モードにし、番組情報を取得した後は、チューナ部をワンセグ受信モードに切り替えることとなる。したがって、消費電力の大きいフルセグモード(フルセグデコード部)の稼働時間をおさせることができ、消費電力の小さいデジタル放送受信装置を提供することが可能となる。
さらに、本発明によれば、デジタル放送を選局し、番組と番組情報とを含むTSを出力するチューナ部と、チューナ部により出力されたTSに基づいて番組の映像及び音声をデコードし出力するデコーダ部とを備えたデジタル放送受信装置であって、TSからフルセグ放送及びワンセグ放送の番組に関する番組情報を取得し、フルセグ放送の番組情報と、ワンセグ放送の番組情報とが異なる場合に、ワンセグ放送を出力中の場合はフルセグ放送をピクチャーインピクチャー表示し、フルセグ放送を出力中の場合はワンセグ放送の番組情報をピクチャーインピクチャー表示することとなる。したがって、非サイマル放送の場合にはワンセグ放送の番組も、フルセグ放送の番組も具体的に確認することが可能となり、選局の機会が増え利便性の高いデジタル放送受信装置を提供することができるようになる。
また、本発明によれば、デコーダ部は、ワンセグ放送の番組をデコードし出力する間は、フルセグデコード部に電力を供給しないこととなる。したがって、消費電力の小さいデジタル放送受信装置を提供することができるようになる。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
〔実施の形態〕
続いて、本発明のデジタル放送受信装置を、携帯電話に適用した場合を例にとって説明する。
[1.機能構成]
図1は、本発明のデジタル放送受信装置を、適用した携帯電話1の機能構成を説明するための図である。図1に示す用に、携帯電話1は、無線部10と、通信制御部12と、記憶部20と、制御部30と、音声符号化部40と、マイク42と、音声復号部44と、スピーカ46と、キー入力部48と、チューナ部50と、メディアデコーダ部60と、表示部70と、スピーカ80とを備えており、無線部10には外部アンテナANT1が、チューナ部50には外部アンテナANT2が接続されている。
携帯電話1は、携帯電話として動作する機能部(主に、外部アンテナANT1、無線部10、通信制御部12、記憶部20、制御部30、音声符号化部40、マイク42、音声復号部44、スピーカ46及びキー入力部48)と、デジタル放送受信装置として動作する機能部(主に、外部アンテナANT2、チューナ部50、制御部30、キー入力部48、メディアデコーダ部60、表示部70、スピーカ80)とが含まれている。まず、携帯電話として動作する機能部について説明する。
無線部10は、携帯電話用の無線通信を行う機能部であり、外部アンテナANT1を介して携帯電話の通信用基地局と通信を行う。無線部10は、通信制御部12により通信が制御され、携帯電話全体として制御部30により制御される。
ここで、携帯通話において、ユーザにより入力された音声は、マイク42により入力され、音声符号化部40により音声データに符号化された後に制御部30に入力される。そして、制御部30は、通信制御部12、無線部10を介して入力された音声データを通信用基地局に送信する。
また、通信用基地局から受信された音声データは、音声復号部44により復号され、スピーカ46から音声信号として出力される。このように、携帯電話1は、通常の携帯電話としての機能を実現できるが、本発明に直接関係のない部分のため、詳細な説明を省略する。
キー入力部48は、ユーザからの操作指示の入力を受け付けるための機能部である。キー入力部48からは、例えば携帯電話の発着信操作や、デジタル放送の受信操作、選局操作等が入力される。
続いて、デジタル放送受信装置として動作する機能部について説明する。まず、チューナ部50は、外部アンテナANT2を介して放送局からデジタル放送波を受信し、所望する放送局のTS(トランスポートストリーム)を選局する。選局されたTSは、メディアデコーダ部60に入力され、デコードされることにより映像信号と、音声信号として出力される。ここで、映像信号は表示部70に、音声信号はスピーカ80にそれぞれ出力されることとなる。
メディアデコーダ部60について詳細に説明する。メディアデコーダ部60は、TSDEMUX602と、H.264デコード604と、デスクランブル606と、B−CASカード608と、MPEG2デコード610と、表示処理部612と、AACデコード614と、音声再生処理部616との機能を有している。ここで、メディアデコーダ部を大きく分けるとワンセグデコード部と、フルセグデコード部に分かれている。フルセグデコーダ部は、特に消費電力が大きく、フルセグ受信時のも利用するものである。例えば、図1において、フルセグデコーダ部は、デスクランブル606と、MPEG2デコード610等を含んで構成されている。
TSDEMUX602は、制御部30からの制御に基づいて、パケットID(PID)によるTSの分離を行う。分離されたTSは、H.264デコード604(ワンセグ用映像データ)と、デスクランブル606(フルセグ用データ)と、AACデコード614(ワンセグ用音声データ)と、制御部(後述のPAT、PMT、EIT等の制御データ)とに出力される。
H.264デコード604は、移動体向けのデジタル放送(ワンセグ放送)の映像データのデコードを行う機能部である。TSDEMUX602から入力された映像のESから、ワンセグ放送の映像信号をデコードし、表示処理部612に出力する。
デスクランブル606は、固定テレビ向けのデジタル放送(フルセグ放送)の映像及び音声データの暗号化を解除する機能部である。ここで、デスクランブル606が、フルセグ放送の暗号化を解除する場合の暗号解除鍵が、B−CASカード608により提供されることとなる。そして、暗号化が解除された映像データがMPEG2デコード610に、暗号化が解除された音声データがAACデコード614に出力される。
なお、フルセグ放送については、デスクランブル606による暗号化解除処理が必ず必要となるが、本発明に関係しないため、その詳細な説明は省略する。
MPEG2デコード610は、固定テレビ向けのデジタル放送(フルセグ放送)の映像データのデコードを行う機能部である。デスクランブル606から入力された映像データをデコードし、映像信号として表示処理部612に出力する。
表示処理部612は、入力された映像信号を表示部70に出力する機能部である。図1の場合、ワンセグ放送の映像信号はH.264デコード604から入力され、フルセグ放送の映像信号はMPEG2デコード610から入力される。
AACデコード614は、音声データのデコードを行う機能部である。ワンセグ放送の音声データはTSDEMUX602から、フルセグ放送の音声データはデスクランブル606からそれぞれ入力され、音声信号にデコードして音声再生処理部616に出力する。
音声再生処理部616は、AACデコード614によりデコードされた音声信号をスピーカ80に出力する機能部である。
また、記憶部20は、番組情報テーブル202を記憶している。番組情報テーブル202は、現在放送中の番組に関する情報(番組情報)を記憶しているテーブルである。本実施形態においては、一例として図2に示す用に、現在放送中の番組名と終了時刻とについて、ワンセグ放送及びフルセグ放送についてそれぞれ記憶している。ここで、携帯電話1が、番組情報を取得する仕組みについて説明する。
[2.番組情報取得の仕組み]
番組情報を取得する方法としては、本実施形態においては、受信されたデジタル放送波から選局されたTS(トランスポートストリーム)から、番組及び番組情報を取得することとして説明する。
図3は、TSについて説明するための図である。TSを構成する各パケットには、識別子としてPIDが付加されている。PIDが同一である場合は一連の信号として判定され、PIDが異なっている場合は異なる信号として判定される。PIDは、パケットヘッダに含まれており、13ビットでパケットの種別を判定することができる。
ここで、PIDが「0x00」のパケットが、PAT(Program Association Table)を構成している。PATは、そのTSに含まれる番組と、そのPMT(Program Map Table)のPIDとが対応づけられている。
例えば、図3のTSには、番組1と番組2とが含まれており、番組1のPMTは、PID「Z」のパケットに、番組1を構成するES(Elementary Stream)のPIDが記載されている。そして、PID「Z」のパケットを参照することにより、映像_PID、音声_PID及びデータ_PIDのPIDがわかり、各ESを取得することができる。
また、TSにおけるPIDが「0x12」「0x27」のパケットが、番組情報としてEIT(Event Information Table)を構成している。EITは、TSに含まれるサービス情報(SI:Service Information)の一種で、デジタル放送の番組の名称、放送日時、内容の説明等の各種番組に関する情報が記載されている。EITには、L−EIT(携帯受信向け)、M−EIT(移動受信向け)、H−EIT(固定受信向け)があり、ワンセグ放送に関する番組情報はL−EITに記載されている。ここで、本実施形態に関連するH−EITのPIDは「0x12」、L−EITのPIDは「0x27」として説明する。
ここで、L−EITには、現在の番組を示すL−EIT present(L−EIT(p))と、次番組を示すL−EIT following(L−EIT(f))と、それ以降の番組を示すL−EIT after(L−EIT(after))がある。
また、H−EITには、現在の番組を示すH−EIT present(H−EIT(p))と、次番組を示すH−EIT following(H−EIT(f))と、それ以降の番組を示すH−EIT scheduled(H−EIT(scheduled))がある。
TSからL−EIT(p)を取得することにより、現在放送中の移動体向け放送(ワンセグ放送)の番組情報と、H−EIT(p)を取得することにより、現在放送中の固定テレビ向け放送(フルセグ放送)の番組情報が取得できることとなる。
つづいて、図1の携帯電話1を利用した場合におけるフルセグ放送/ワンセグ放送受信処理についての実施例について説明する。
[3.第1実施例]
まず、第1実施例について説明する。第1実施例は、現在放送中の番組が、ワンセグ放送とフルセグ放送で異なる場合に、他方の番組名を表示画面に報知する場合の例について説明する。
[3.1 処理の流れ]
まず、携帯電話1の処理の流れについて説明する。まず、携帯電話1において、受信モードに対応したデジタル放送受信処理を起動する。このときに、ユーザが固定テレビ向け放送であるフルセグ放送の番組を視聴したい場合には視聴モードとして「フルセグ視聴モード」を起動し、移動体向け放送であるワンセグ放送の番組を視聴したい場合には視聴モードとして「ワンセグ視聴モード」を起動する。視聴モードが「ワンセグモード」のときには、チューナは「フルセグ受信モード」で起動される。
ここで、視聴モードを選択する方法の一例として、ARIB TRB−14で規定される3桁番号入力による選局方法が、携帯電話1に実装されているとする。すなわち、制御部30が3桁の番号から固定テレビ向け放送(フルセグ放送)の選局か、移動体向け放送(ワンセグ放送)の選局かを判定し、視聴中であっても視聴モードを切り替え可能な端末である。
そして、「フルセグ視聴モード」が起動された場合には図4に示すフルセグ受信処理が、「ワンセグ視聴モード」が起動された場合には図5に示すワンセグ受信処理が、それぞれ実行される。以下、処理について説明する。
[2.1.1 フルセグ受信処理]
図4の動作フローを用いて、フルセグ受信処理について説明する。まず、制御部30は、チューナ部50を「フルセグ受信モード」と、メディアデコーダ部60を「フルセグモード」として動作するようにそれぞれ初期化する(ステップS100)。メディアデコーダ部60の「フルセグモード」とは、デスクランブル606、B−CASカード608、MPEG2デコード部610、表示処理部612、AACデコード614、音声再生処理部616が動作し、フルセグの映像/音声を提示可能な状態のことである。
つづいて、PATを受信し、所望のサービスのPMTのPIDを取得する(ステップS102)。そして、ステップS102より取得されたPIDに基づきPMTを受信し、PMT記載内容に基づいて各ESのフィルタを開始する(ステップS104)。これにより、各映像データ、音声データ及びデータ放送が取得されることとなる。ここで、PAT、PMTの周期は放送局により異なるが、典型的には100msである。
ここで、TSからL−EIT(p)を取得し、現在放送中のワンセグ放送の番組名及びワンセグ番組放送時間(終了時刻)を取得し、番組情報テーブル202に保存する(ステップS106)。なお、本実施形態においては、説明の都合上、番組情報の中から番組名、終了時刻を取得することとして説明するが、番組情報として取得される情報はこれに限定されないことは勿論である。ここで、L−EIT(p)の周期は放送局により異なるが、典型的には1sである。
同様に、TSからH−EIT(p)を取得し、現在放送中のフルセグ放送の番組名及びフルセグ番組放送時間(終了時刻)を取得し、番組情報テーブル202に保存する(ステップS108)。ここで、H−EIT(p)の周期は放送局により異なるが、典型的には1sである。
ここで、番組情報テーブル202に記憶されているワンセグ番組名と、フルセグ番組名とが異なる場合(非サイマル放送)は、ワンセグ番組名を表示部70に表示する(ステップS110:No→ステップS112)。そして、フルセグ放送の映像/音声を出力する(ステップS114)。
なお、ここでワンセグ番組名を表示するとしているが、現在受信中のフルセグ放送の番組名を表示するか否かはユーザの指示による。すなわち、ユーザが「番組名を表示する」と設定している場合には、フルセグ放送の番組名は併せて表示されることとなる。
また、フルセグ放送の番組名及びワンセグ放送の番組名の表示方法としては種々の方法が考えられる。例えば、所定の表示領域に交互に表示させたり、スクロール表示させて表示させたりすることができる。また、所定の表示領域に並列に表示させることとしても良い。
他方、ステップS110において、ワンセグ番組名とフルセグ番組名とが同じ場合(サイマル放送の場合)、ワンセグ番組名を表示することなく、フルセグ映像/音声を提示する(ステップS110;Yes→ステップS114)。
そして、現在時刻がワンセグ放送の終了時刻か、フルセグ放送の終了時刻となった場合には(ステップS116;Yes)、他の操作入力がなされたか否か判定する。ここで、他の操作入力がされていない場合には(ステップS118;No)、再度ステップS106から処理を繰り返し実行する。
[3.1.2 ワンセグ受信処理]
続いて、図5において、ワンセグ受信処理について説明する。まず、制御部30は、チューナ部50を「フルセグ受信モード」と、メディアデコーダ部60を「ワンセグモード」として動作するようにそれぞれ初期化する(ステップS200)。ここで、チューナ部50をフルセグ受信モードとして初期化するのは、ステップS206において、フルセグ放送の番組情報を取得するためである。ここで、メディアデコーダ部60の「ワンセグモード」とは、H.264デコード604、表示処理部612、AACデコード614、音声再生処理部616が動作し、ワンセグの映像/音声を提示可能な状態のことである。
また、メディアデコーダ部60を「ワンセグモード」として初期化した場合、ワンセグ放送の受信に必要ない機能部(デスクランブル606、MPEG2デコード610、B−CASカード608)に電力を供給する必要が無くなるため、消費電力を抑えることができる。
つづいて、PMTを受信し、PMT記載内容に基づいて各ESのフィルタを開始する(ステップS202)。ここで、ワンセグPMTの周期は放送局により異なるが、典型的には200msである。
ここで、TSからL−EIT(p)を取得し、現在放送中のワンセグ放送の番組名及び終了時刻を取得し、番組情報テーブル202に保存する(ステップS204)。ここで、L−EIT(p)の周期は放送局により異なるが、典型的には1sである。
同様に、TSからH−EIT(p)を取得し、現在放送中のフルセグ放送の番組名及び終了時刻を取得し、番組情報テーブル202に保存する(ステップS206)。ここで、H−EIT(p)の周期は放送局により異なるが、典型的には1sである。
そして、チューナ部50を「ワンセグ受信モード」に変更する(ステップS208)。これは、フルセグ放送の番組情報について取得済みとなったためである。ここで、「ワンセグ受信モード」に切り替えることにより、消費電力を抑えることができるようになる。
ここで、番組情報テーブル202に記憶されているワンセグ番組名と、フルセグ番組名とが異なる場合は(非サイマル放送)、フルセグ番組名を表示部70に表示する(ステップS210:No→ステップS212)。そして、フルセグ放送の映像/音声を出力する(ステップS214)。
他方、ステップS210において、ワンセグ番組名とフルセグ番組名とが同じ場合(サイマル放送の場合)、ワンセグ番組名を表示することなく、フルセグ放送の映像/音声を出力する(ステップS210;Yes→ステップS214)。
そして、現在時刻がワンセグ放送の終了時刻か、フルセグ放送の終了時刻となった場合には(ステップS216;Yes)、他の操作入力がなされたか否か判定する。ここで、他の操作入力がされていない場合には(ステップS218;No)、再度ステップS106から処理を繰り返し実行する。
[3.2 動作例]
続いて、本実施例の動作例について図6を用いて説明する。図6(a)は、携帯電話1において、デジタル放送を表示させた一例とする表示画面W100であり、フルセグ放送とワンセグ放送との番組が同一の場合について説明する図である。
表示画面W100には、領域R100に現在の視聴モードに対応する放送(本図においてはフルセグ放送)が表示され、領域R102には受信している放送局の情報(放送局名)が表示されている。また、領域R104は、現在受信している放送の番組情報(番組名)が表示されている。
図6(b)は、フルセグ放送とワンセグ放送との番組が異なる場合の表示画面W110である。フルセグ放送と、ワンセグ放送との番組が異なる場合、領域R110にフルセグ放送における番組名と、ワンセグ放送における番組名とが随時表示されることとなる。
このように、本実施例によれば、フルセグ放送又はワンセグ放送受信中において、フルセグ放送とワンセグ放送とで異なる番組が放送されている場合には、表示部にそれぞれの番組情報を報知することにより、ユーザは所望する番組を選択することが可能となる。
なお、番組情報を報知する方法としては種々の方法が考えられる。例えば、フルセグ放送とワンセグ放送との番組情報を並列に表示させることとしても良いし、現在受信している番組と異なる番組情報のみを表示させることとしても良い。
また、フルセグ放送の番組情報と、ワンセグ放送の番組情報とで異なる文字色を利用して表示させたり、異なる大きさで表示させたりしても良い。
なお、ここまでの説明では、現在番組のEITから得られる情報によってサイマル放送されていないときの番組名を表示する動作を説明してきたが、この場合、サイマル放送でない番組名を表示するタイミングは、現在番組のEITの更新タイミングとなるため、サイマル放送が終了する時刻とほぼ同じになる。これに対し、次番組のEIT(H−EIT(f)とL−EIT(f))の比較を行うことで、現在番組のEIT更新前に、サイマル放送でなくなる時刻を知ることができ、サイマル放送終了前の任意の時刻に、次の始まるサイマル放送でない番組情報の表示を行うことも可能である。
[4.第2実施例]
つづいて、第2実施例について説明する。第2実施例は、現在受信中の番組を出力中に、他の放送形式の番組を小窓表示する、いわゆるPinP表示(ピクチャーインピクチャ表示)する場合の例について説明する。
[4.1 処理の流れ]
まず、携帯電話1の処理流れについて説明する。携帯電話1において、デジタル放送受信処理を起動する。このときに、ユーザが固定テレビ向け放送であるフルセグの番組を視聴したい場合には「フルセグ視聴モード」を起動し、移動体向け放送であるワンセグの番組を視聴したい場合には「ワンセグ視聴モード」を起動する。
そして、「フルセグ視聴モード」が起動された場合には図7に示すフルセグ受信処理が、「ワンセグ視聴モード」が起動された場合には図8に示すワンセグ受信処理が、それぞれ実行される。以下、処理について説明する。
[4.1.1 フルセグ受信処理]
図7の動作フローを用いて、フルセグ受信処理について説明する。まず、制御部30は、チューナ部50を「フルセグ受信モード」と、メディアデコーダ部60を「フルセグモード」として動作するようにそれぞれ初期化する(ステップS300)。
つづいて、PATを受信し、所望のサービスのPMTのPIDを取得する(ステップS302)。そして、ステップS302より取得されたPIDに基づきPMTを受信し、PMT記載内容に基づいて各ESのフィルタを開始する(ステップS304)。
ここで、TSからL−EIT(p)を取得し、現在放送中のワンセグ放送の番組名及び終了時刻を取得し、番組情報テーブル202に保存する(ステップS306)。
同様に、TSからH−EIT(p)を取得し、現在放送中のフルセグ放送の番組名及び終了時刻を取得し、番組情報テーブル202に保存する(ステップS308)。
ここで、番組情報テーブル202に記憶されているワンセグ番組名と、フルセグ番組名とが同じ場合には(ステップS310;Yes)、フルセグの映像及び音声を表示し(ステップS316)、ステップS330に処理を移行する。
他方、番組情報テーブル202に記憶されているワンセグ番組名と、フルセグ番組名とが異なる場合は(ステップS310;No)、メディアデコーダ部60を、フルセグ/ワンセグ可読状態とする(ステップS312)。ここで、フルセグ/ワンセグ可読状態とは、チューナ部50から入力されたTSから、フルセグに対応するTSも、ワンセグに対応するTSも取得できる状態を言う。そして、TSからワンセグのPMTを受信し、PMT記載内容に基づいてワンセグの各ESのフィルタを開始する(ステップS314)。
つづいて、フルセグ放送の映像及び音声を出力する(ステップS318)。そして、ワンセグ映像及び音声をPinPにて出力し、表示タイマーを開始する(ステップS320)。ここで、表示タイマーが所定の時間を満了した場合には(ステップS322;Yes)、ワンセグ放送のPinP表示を終了し、フルセグの映像及び音声のみを出力する(ステップS324)。
そして、ワンセグの各ESのフィルタを停止し(ステップS326)、メディアデコーダ部60を、フルセグ/ワンセグ可読から、フルセグモードにする(ステップS328)。
そして、現在時刻がワンセグ放送の終了時刻か、フルセグ放送の終了時刻となった場合には(ステップS330;Yes)、他の操作入力がなされたか否か判定する。ここで、他の操作入力がされていない場合には(ステップS332;No)、再度ステップS306から処理を繰り返し実行する。
[4.1.2 ワンセグ受信処理]
続いて、図8において、ワンセグ受信処理について説明する。まず、制御部30は、チューナ部50を「フルセグ受信モード」と、メディアデコーダ部60を「ワンセグモード」として動作するようにそれぞれ初期化する(ステップS400)。
つづいて、PMTを受信し、PMT記載内容に基づいて各ESのフィルタを開始する(ステップS402)。
ここで、TSからL−EIT(p)を取得し、現在放送中のワンセグ放送の番組名及び終了時刻を取得し、番組情報テーブル202に保存する(ステップS404)。
同様に、TSからH−EIT(p)を取得し、現在放送中のフルセグ放送の番組名及び終了時刻を取得し、番組情報テーブル202に保存する(ステップS406)。
ここで、ワンセグ番組名と、フルセグ番組名とが同じか否かを判定する(ステップS408)。ワンセグ番組名と、フルセグ番組名とが同じ場合には(ステップS408;Yes)、ワンセグの映像及び音声を出力し(ステップS416)、ステップS432に処理を移行する。
他方、ワンセグ番組名と、フルセグ番組名とが異なる場合には(ステップS408;No)、メディアデコーダ部60をフルセグ/ワンセグデコード可読状態とする(ステップS410)。そして、PATを受信し、所望のサービスのPMTのPIDを取得する(ステップS412)。そして、フルセグPMTを受信し、各ESのフィルタを開始する(ステップS414)。
つづいて、ワンセグ放送の映像及び音声を出力する(ステップS418)。そして、フルセグ放送の映像及び音声をPinPにて出力し、表示タイマーを開始する(ステップS420)。ここで、表示タイマーが所定の時間を満了した場合には(ステップS422;Yes)、フルセグ放送のPinP表示を終了し、ワンセグ放送の映像及び音声のみを提示する(ステップS424)。
そして、フルセグの各ESのフィルタを停止し(ステップS426)、チューナ部50を「ワンセグ受信モード」に変更(ステップS428)、メディアデコーダ部60を「ワンセグモード」に変更する(ステップS430)。ここで、チューナ部50及びメディアデコーダ部60を「ワンセグモード」に切り替えることにより、消費電力を抑えることができる。
そして、現在時刻がワンセグ放送の終了時刻か、フルセグ放送の終了時刻となった場合には(ステップS432;Yes)、他の操作入力がなされたか否か判定する(ステップS434)。ここで、他の操作入力がされていない場合には(ステップS434;No)、再度ステップS404から処理を繰り返し実行する。
[4.2 動作例]
つづいて、本実施例の動作例について図9を用いて説明する。図9(a)は、携帯電話1において、デジタル放送をフル表示させた一例とする表示画面W200であり、フルセグ放送が表示部全体に表示されている。
ここで、フルセグ放送と、ワンセグ放送とが異なる場合、図9(b)の領域R210に、ワンセグ放送がPinP表示されている。これにより、ユーザは、フルセグ放送とワンセグ放送とでどのような番組が放送されているかを視認することができ、所望する番組を適切に選局できることとなる。
第2実施例においては、サイマル放送でない放送のPinP表示を行うため、ユーザがサイマル放送でなくなったことを知るタイミングは、サイマル放送終了後となるが、この実施例に、第1実施例に記載したEIT(f)による比較処理を追加し、非サイマル放送が始まる前に、サイマル放送ではない番組名をユーザに通知することも可能である。
[5.変形例]
上述した実施形態においては、本発明のデジタル放送受信装置の一つとして携帯電話に適用した場合について説明したが、本発明が適用できる装置はこれに限定されるものではない。即ち、デジタル放送受信装置の機能を備えた電子辞書、コンピュータ、カーナビゲーション等の種々の電子機器に適用可能なことは勿論である。
また、上述した実施形態において、フルセグ放送とワンセグ放送との場合について説明したが、同種の放送であれば適用可能であることは勿論である。
例えば、一つのチャンネルで複数のサービスが放送されることがあるデジタル放送で、ある時刻以降、単一サービス(番組)から複数サービス(番組)に切り替わる放送が知られている。
例えば、図10(a)は、フルセグ放送又はワンセグ放送において、10時から12時までの間は単一サービス(フルセグ放送ならHD)1本であったが、12時以降複数サービス(フルセグ放送ならSD)に切り替わる場合がある。このとき、12時以降、101chを受信している場合に、102ch、103chの番組情報を報知するといったことも可能である。
また、図10(b)のように、フルセグ放送又はワンセグ放送において、10時から12時までの間は複数サービス(フルセグ放送ならSD)で同一の番組を放送中に、12時以降、複数サービスのうち1本のみで番組が継続する場合、イベントリレー機能により、12時以降は101chが受信されることとなる。この場合、102ch、103chの番組情報を報知するといったことが可能である。
この場合における処理の流れについて、図11を用いて簡単に説明する。まず、更新されたNIT(Network Information Table)を受信し、提供されている各サービスのservice_idを取得する(ステップS500)。
つづいて、更新されたSDT(Service Description Table)を受信し、提供されている各サービスのservice_idを受信する(ステップS502)。そして、追加されたH−EIT(p)を受信する(ステップS504)。
ここで、サービス1のH−EIT(p)を受信し、第1番組名として保存する(ステップS506)。同様に、サービス2のH−EIT(p)を受信し、第2番組名として保存する(ステップS508)。そして、第1番組名と第2番組名とが同一ではない場合は(ステップS510;No)、第2番組名を表示する(ステップS512)。
また、サービス3のH−EIT(p)を受信し、第3番組名として保存する(ステップS514)。そして、第1番組名と第3番組名とが同一ではない場合は(ステップS516;No)、第3番組名を表示する(ステップS518)。
別の例として、高校野球中継のように、ひとつの番組が別の放送局の番組にイベントリレーされたときに、イベントリレー先の放送局で複数のサービスが行われていた場合に、現在視聴中のサービス以外の番組情報を表示することも可能である。
このように、本発明は、デジタル放送及びワンセグ放送と同様なサービスを適用している放送波であれば、適用可能となる。
また、上述の実施形態では、サイマル放送の判断をEITから取得される番組名により行っているが、必ずしも番組名で判断する必要はなく、他の情報によって判断しても構わない。例えば、今後EITにサイマル放送を示すフラグのような情報が追加された場合は、そのような情報により判断することも可能である。
また、上述した実施形態では、番組情報をデジタル放送から取得することとして説明したが、例えばネットワークを介して、番組情報配信サーバから取得することとしても良い。
本実施形態における携帯電話の機能構成を説明する為の図である。 本実施形態における番組情報テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 デジタル放送について説明するための図である。 第1実施例におけるフルセグ受信処理について説明するための図である。 第1実施例におけるワンセグ受信処理について説明するための図である。 第1実施例における動作例を説明するための図である。 第2実施例におけるフルセグ受信処理について説明するための図である。 第2実施例におけるワンセグ受信処理について説明するための図である。 第2実施例における動作例を説明するための図である。 変形例について説明するための図である。 変形例について説明するための図である。
符号の説明
1 携帯電話
10 無線部
12 通信制御部
20 記憶部
202 番組情報テーブル
30 制御部
40 音声符号化部
42 マイク
44 音声復号部
46 スピーカ
48 キー入力部
50 チューナ部
60 メディアデコーダ部
602 TSDEMUX
604 H.264デコード
606 デスクランブル
608 B−CASカード
610 MPEG2デコード
612 表示処理部
614 AACデコード
616 音声処理部
70 表示部
80 スピーカ

Claims (8)

  1. デジタル放送を選局し、番組と番組情報とを含むTS(トランスポートストリーム)を出力するチューナ部と、前記チューナ部により出力されたTSに基づいて番組の映像及び音声をデコードし出力するデコーダ部とを備えたデジタル放送受信装置であって、
    前記デコーダ部は、TSから移動体向け放送であるワンセグ放送の番組をデコードするワンセグデコード部と、TSから固定テレビ向け放送であるフルセグ放送の番組をデコードするフルセグデコード部を有し、
    TSからフルセグ放送及びワンセグ放送の番組に関する番組情報を取得する番組情報取得部と、
    前記番組情報取得部により取得されたフルセグ放送の番組情報と、ワンセグ放送の番組情報とが異なる場合に、ワンセグ放送を出力中の場合はフルセグ放送の番組情報を、フルセグ放送を出力中の場合はワンセグ放送の番組情報をそれぞれ報知する報知部と、
    を備えることを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 前記報知部は、フルセグ放送の番組情報と、ワンセグ放送の番組情報とが異なる場合のみ、ワンセグ放送を出力中の場合はフルセグ放送の番組情報を、フルセグ放送を出力中の場合はワンセグ放送の番組情報をそれぞれ報知し、サイマル放送の場合には報知を行わないことを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記番組情報は、フルセグ放送及びワンセグ放送の番組の番組名であり、
    前記報知部は、ワンセグ放送を出力中の場合はフルセグ放送の番組名を、フルセグ放送を出力中の場合はワンセグ放送の番組名をそれぞれ報知することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記番組情報は、フルセグ放送及びワンセグ放送の番組の放送時間が含まれており、
    前記番組情報取得部は、現在の時刻が前記番組情報に含まれるフルセグ放送の番組の終了時刻又はワンセグ放送の番組の終了時刻となったときに、番組情報を取得することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のデジタル放送受信装置。
  5. 前記チューナ部は、デジタル放送の全セグメントを受信するフルセグ受信モードと、デジタル放送からワンセグ用のセグメントのみを受信するワンセグ受信モードを有し、
    前記デコーダ部が、ワンセグ放送の番組をデコードして出力する場合、前記番組情報取得部が番組情報を取得するときは前記チューナ部をフルセグ受信モードにし、前記番組情報取得部が番組情報を取得した後は、前記チューナ部をワンセグ受信モードに切り替えることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  6. デジタル放送を選局し、番組と番組情報とを含むTS(トランスポートストリーム)を出力するチューナ部と、前記チューナ部により出力されたTSに基づいて番組の映像及び音声をデコードし出力するデコーダ部とを備えたデジタル放送受信装置であって、
    前記デコーダ部は、TSから移動体向け放送であるワンセグ放送の番組をデコードするワンセグデコード部と、TSから固定テレビ向け放送であるフルセグ放送の番組をデコードするフルセグデコード部を有し、
    TSからフルセグ放送及びワンセグ放送の番組に関する番組情報を取得する番組情報取得部を備え、
    前記番組情報取得部により取得されたフルセグ放送の番組情報と、ワンセグ放送の番組情報とが異なる場合に、ワンセグ放送を出力中の場合はフルセグ放送をピクチャーインピクチャー表示し、フルセグ放送を出力中の場合はワンセグ放送をピクチャーインピクチャー表示することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  7. 前記番組情報は、フルセグ放送及びワンセグ放送の番組の番組名であることを特徴とする請求項6に記載のデジタル放送受信装置。
  8. 前記デコーダ部は、ワンセグ放送の番組をデコードし出力する間は、フルセグデコード部に電力を供給しないことを特徴とする請求項1又は6に記載のデジタル放送受信装置。
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