JP2010044115A - 照明装置及び投写型映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置全体のコスト上昇を抑制しながら、色再現性や輝度の向上を図ることを可能とする照明装置及び投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、液晶パネルと、液晶パネルと、液晶パネルと、偏光状態調整素子と、クロスダイクロイックプリズムとを備える。緑成分光、中央成分光と、短波長成分光と、長波長成分光とを含む。偏光状態調整素子は、中央成分光の偏光状態と短波長成分光及び長波長成分光の偏光状態とを個別に調整する。
【選択図】図4

Description

本発明は、赤成分光、緑成分光及び青成分光を利用する照明装置及び投写型映像表示装置に関する。
従来、3色の光に対応する3つの光変調素子と、3つの光変調素子から出射される光を合成するクロスダイクロイックキューブと、クロスダイクロイックキューブで合成された光を投写する投写手段とを有する投写型映像表示装置が知られている。
ここで、クロスダイクロイックキューブは、光が入射する3つの光入射面と、光が出射する1つの光出射面とを有している。従って、クロスダイクロイックキューブに入射する光が3色である場合には、投写型映像表示装置は、一つのクロスダイクロイックキューブを有していれば足りる。
一方で、色再現性や輝度の向上を目的として、4色以上の光を利用する投写型映像表示装置が提案されている。例えば、投写型映像表示装置は、赤、緑及び青の3色に加えて、橙、黄又はシアンを利用することによって、色再現性や輝度の向上を図っている(例えば、特許文献1)。
特開2002−287247号公報(請求項1、請求項4、図1など)
ここで、投写型映像表示装置が4色以上の光を有する場合には、一つのクロスダイクロイックキューブで4色以上の光を合成することができない。従って、投写型映像表示装置は、複数のダイクロイックキューブ(又は、クロスダイクロイックキューブ)を有する必要がある。
例えば、4色の光の合成が必要である場合には、投写型映像表示装置は、2色の光が合成された合成光を2つ取得して、2つの合成光をさらに合成することによって、4色の合成光を取得する。なお、投写型映像表示装置は、3色の光が合成された合成光を取得して、合成光と1色の光とを合成することによって、4色の合成光を取得してもよい。投写型映像表示装置は、2色の光が合成された合成光を取得して、合成光と2色の光とを合成することによって、4色の合成光を取得してもよい。
ここで、光変調素子と投写手段との間に、複数のダイクロイックキューブ(又は、クロスダイクロイックキューブ)を設ける必要がある。従って、投写手段のバックフォーカスが長くなる。
この結果、色再現性や輝度の向上を図ろうとした場合に、3色の光を利用する投写型映像表示装置で用いられる投写手段を転用することができないため、投写型映像表示装置のコストが全体として上昇してしまう。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、装置全体のコスト上昇を抑制しながら、色再現性や輝度の向上を図ることを可能とする照明装置及び投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る照明装置は、白色光を出射する光源(光源10)と、第1波長帯を有する第1色成分光と、第2波長帯を有する第2色成分光と、第3波長帯を有する第3色成分光とに、前記光源から出射された白色光を分離する色分離部(ダイクロイックミラー71及びダイクロイックミラー72)と、第1入力信号に基づいて、前記第1色成分光を変調する第1光変調素子(例えば、液晶パネル30R)と、第2入力信号に基づいて、前記第2色成分光を変調する第2光変調素子(例えば、液晶パネル30G)と、第3入力信号に基づいて、前記第3色成分光を変調する第3光変調素子(例えば、液晶パネル30B)と、前記第1光変調素子から出射された前記第1色成分光と、前記第2光変調素子から出射された前記第2色成分光と、前記第3光変調素子から出射された前記第3色成分光とを合成する色合成部(クロスダイクロイックプリズム60)とを備える。照明装置は、前記第2光変調素子の光入射側に設けられた偏光調整素子(偏光調整素子51X)を備える。前記第2波長帯は、中央波長帯と、前記中央波長帯よりも短波長側の短波長帯と、前記中央波長帯よりも長波長側の長波長帯とを有する。前記偏光調整素子は、前記中央波長帯の光の偏光状態と前記短波長帯及び前記長波長帯の光の偏光状態とを個別に調整する。
かかる特徴によれば、偏光状態調整素子から出射された第2色成分光が、第2光変調素子に入射する。すなわち、色合成部に入射する光は3種類である。この結果、投写レンズユニットの設計を変更する必要がなく、装置全体のコスト上昇を抑制することができる。
かかる特徴によれば、偏光状態調整素子は、中央波長帯の光の偏光状態と短波長帯及び長波長帯の光の偏光状態とを個別に調整する。従って、色再現性を優先するモード(色再現優先モード)と輝度を優先するモード(輝度優先モード)とを切り替えることができる。
第1の特徴において、前記長波長帯は、前記短波長帯よりも広い波長帯を有する。
第1の特徴において、前記偏光調整素子は、前記中央波長帯の光の偏光状態を調整せずに、前記短波長帯及び前記長波長帯の光の偏光状態を調整するエッジフィルタの素子である。
第1の特徴において、前記偏光調整素子は、前記中央波長帯の光の偏光状態を調整せずに、前記短波長帯の光の偏光状態を調整する第1ノッチフィルタの素子と、前記中央波長帯の光の偏光状態を調整せずに、前記長波長帯の光の偏光状態を調整する第2ノッチフィルタの素子との組合せによって構成される。
第1の特徴において、前記第2波長帯は、少なくとも緑の波長帯を含む。
第2の特徴に係る投写型映像表示装置は、白色光を出射する光源と、第1波長帯を有する第1色成分光と、第2波長帯を有する第2色成分光と、第3波長帯を有する第3色成分光とに、前記光源から出射された白色光を分離する色分離部と、第1入力信号に基づいて、前記第1色成分光を変調する第1光変調素子と、第2入力信号に基づいて、前記第2色成分光を変調する第2光変調素子と、第3入力信号に基づいて、前記第3色成分光を変調する第3光変調素子と、前記第1光変調素子から出射された前記第1色成分光と、前記第2光変調素子から出射された前記第2色成分光と、前記第3光変調素子から出射された前記第3色成分光とを合成する色合成部と、前記色合成部から出射された光を投写する投写手段とを備える。投写型映像表示装置は、前記第2光変調素子の光入射側に設けられた偏光調整素子を備える。前記第2波長帯は、中央波長帯と、前記中央波長帯よりも短波長側の短波長帯と、前記中央波長帯よりも長波長側の長波長帯とを有する。前記偏光調整素子は、前記中央波長帯の光の偏光状態と前記短波長帯及び前記長波長帯の光の偏光状態とを個別に調整する。
本発明によれば、装置全体のコスト上昇を抑制しながら、色再現性や輝度の向上を図ることを可能とする照明装置及び投写型映像表示装置を提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(投写型映像表示装置の構成)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図である。
図1に示すように、投写型映像表示装置100は、投写レンズユニット110と、照明装置120とを有する。投写型映像表示装置100は、後述するように、赤成分光R、緑成分光G、青成分光Bを利用する。
第1実施形態では、赤成分光Rは、少なくとも赤の波長帯(第1波長帯)を有する光(第1色成分光)である。緑成分光Gは、少なくとも緑の波長帯(第2波長帯)を有する光(第2色成分光)である。青成分光Bは、少なくとも青の波長帯(第3波長帯)を有する光(第3色成分光)である。
第1実施形態では、緑の波長帯(第2波長帯)は、中央波長帯と、中央波長帯よりも短波長側の短波長帯と、中央波長帯よりも長波長側の長波長帯とを含む。以下においては、中央波長帯を有する光を“中央成分光Gc”と称する。短波長帯を有する光を“短波長成分光Gs”と称する。長波長帯を有する光を“長波長成分光Gl”と称する。なお、短波長成分光Gs及び長波長成分光Glをまとめて、“長−短成分光LS”と称する。
第1実施形態では、長波長成分光Glは、長波長側中間色の波長帯を有する。長波長側中間色は、緑と赤との間の色相を有する色である。具体的には、長波長側中間色は、緑と赤との間の色相を有する色(例えば、黄及び橙)を含む。
第1実施形態では、短波長成分光Gsは、短波長側中間色の波長帯を有する。短波長側中間色は、青と緑との間の色相を有する色(例えば、シアンの一部(長波長側))を含む。
投写レンズユニット110は、照明装置120から出射された映像光をスクリーン(不図示)上などに投写する。
照明装置120は、光源10と、UV/IRカットフィルタ20と、フライアイレンズユニット30と、PBSアレイ40と、複数の液晶パネル50(液晶パネル50R、液晶パネル50G、液晶パネル50B)と、偏光状態調整素子51Xと、クロスダイクロイックプリズム60と、ミラー群70と、レンズ群80とを有する。
光源10は、白色光を発するUHPランプなどである。すなわち、光源10が発する光は、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bを含む。緑成分光Gは、中央成分光Gc、長波長成分光Gl及び短波長成分光Gsを含む。
UV/IRカットフィルタ20は、可視光成分(赤成分光R、緑成分光G及び青成分光B)を透過する。UV/IRカットフィルタ20は、赤外光成分や紫外光成分を遮光する。
フライアイレンズユニット30は、光源10が発する光を均一化する。具体的には、フライアイレンズユニット30は、フライアイレンズ30a及びフライアイレンズ30bによって構成される。フライアイレンズ30a及びフライアイレンズ30bは、それぞれ、複数の微少レンズによって構成される。各微少レンズは、光源10が発する光が液晶パネル50の全面に照射されるように、光源10が発する光を集光する。
PBS(Polarized Beam Splitter)アレイ40は、フライアイレンズユニット30から出射された光の偏光状態を揃える。例えば、PBSアレイ40は、フライアイレンズユニット30から出射された光をS偏光(又はP偏光)に揃える。
液晶パネル50Rは、赤成分光Rの偏光方向を回転させることによって赤成分光Rを変調する。液晶パネル50Rに光が入射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を透過して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を遮光する入射側偏光板52Rが設けられている。液晶パネル50Rから光が出射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を遮光して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を透過する出射側偏光板53Rが設けられている。
液晶パネル50Gは、緑成分光Gの偏光状態を回転させることによって緑成分光Gを変調する。液晶パネル50Gに光が入射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を透過して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を遮光する入射側偏光板52Gが設けられる。一方で、液晶パネル50Gから光が出射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を遮光して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を透過する出射側偏光板53Gが設けられる。なお、緑成分光Gは、中央成分光Gc、長波長成分光Gl及び短波長成分光Gsを含む。
液晶パネル50Bは、青成分光Bの偏光方向を回転させることによって青成分光Bを変調する。液晶パネル50Bに光が入射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を透過して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を遮光する入射側偏光板52Bが設けられる。一方で、液晶パネル50Bから光が出射する側には、一の偏光方向(例えば、S偏光)を有する光を遮光して、他の偏光方向(例えば、P偏光)を有する光を透過する出射側偏光板53Bが設けられる。
ここで、液晶パネル50(液晶パネル50R、液晶パネル50G及び液晶パネル50B)には、コントラスト比や透過率を向上させる補償板が設けられている(不図示)。また、各偏光板(入射側偏光板52R、入射側偏光板52G、入射側偏光板52B、出射側偏光板53R、出射側偏光板53G、出射側偏光板53B)は、偏光板に入射する光の光量や熱負担を軽減させるプリ偏光板を有していてもよい。
偏光状態調整素子51Xは、後述するコンデンサレンズ83Gと入射側偏光板52Gとの間において、ダイクロイックミラー72で分離された緑成分光Gの光路上に設けられている。偏光状態調整素子51Xは、長−短成分光LSの偏光状態を調整して緑成分光Gを透過する。一方で、偏光状態調整素子51Xは、中央成分光Gcの偏光状態を調整せずに緑成分光Gを透過する。
ここで、偏光状態調整素子51Xは、長−短成分光LSの偏光方向を回転させない状態と、長−短成分光LSの偏光方向を90°回転させる状態とを選択的に切り替え可能に構成された光学素子である。なお、偏光状態調整素子51Xの詳細については、後述する(図7、図8を参照)。
クロスダイクロイックプリズム60は、液晶パネル50R、液晶パネル50G及び液晶パネル50Bから出射される光を合成する色合成部である。クロスダイクロイックプリズム60で合成された合成光は、投写レンズユニット110に導かれる。
ミラー群70は、ダイクロイックミラー71と、ダイクロイックミラー72と、反射ミラー73〜反射ミラー76とを有する。
ダイクロイックミラー71は、後述するコンデンサレンズ82から出射された光のうち、青成分光Bを透過する。ダイクロイックミラー71は、コンデンサレンズ82から出射された光のうち、赤成分光R及び緑成分光Gを反射する。
ダイクロイックミラー72は、ダイクロイックミラー71を反射した光のうち、赤成分光Rを透過する。ダイクロイックミラー72は、ダイクロイックミラー71を透過した光のうち、緑成分光Gを反射する。
反射ミラー73は、コンデンサレンズ81から出射された光(赤成分光R、緑成分光G及び青成分光B)を反射して、ダイクロイックミラー71及び反射ミラー74側へ導く。
反射ミラー74は、ダイクロイックミラー71を透過した青成分光Bを反射して液晶パネル50B側へ導く。反射ミラー75は、ダイクロイックミラー72を透過した赤成分光Rを反射して反射ミラー76側へ導く。反射ミラー76は、反射ミラー75で反射された赤成分光Rを反射して液晶パネル50R側へ導く。
レンズ群80は、コンデンサレンズ81と、コンデンサレンズ82と、コンデンサレンズ83Rと、コンデンサレンズ83Gと、コンデンサレンズ83Bと、リレーレンズ84と、リレーレンズ85とを有する。
コンデンサレンズ81は、UV/IRカットフィルタ20、フライアイレンズユニット30及びPBSアレイ40を透過した光を集光する。コンデンサレンズ82は、反射ミラー73を反射した光を集光する。
コンデンサレンズ83Rは、液晶パネル50Rに赤成分光Rが照射されるように、赤成分光Rを略平行光化する。コンデンサレンズ83Gは、液晶パネル50Gに緑成分光Gが照射されるように、緑成分光Gを略平行光化する。コンデンサレンズ83Bは、液晶パネル50Bに青成分光Bが照射されるように、青成分光Bを略平行光化する。
リレーレンズ84及びリレーレンズ85は、赤成分光Rの拡大を抑制しながら、液晶パネル50R上に赤成分光Rを略結像する。
(従来技術と実施形態との差異)
以下において、従来技術と実施形態との差異について説明する。具体的には、従来技術(1)、従来技術(2)、実施形態の順に、図2〜図5を参照しながら説明する。
以下においては、青成分光Bと緑成分光Gとを分離するダイクロイックミラーのカットオフ波長を“DM1”と表す。緑成分光Gと赤成分光Rとを分離するダイクロイックミラーのカットオフ波長を“DM2”と表す。
なお、ダイクロイックミラーは、カットオフ波長で色成分光を2つの色成分光に分離する。但し、ダイクロイックミラーは、色成分光を完全に2つの色成分光に分離できないことに留意すべきである。従って、色成分光の分離後において、一方の色成分光(短波長側)は、カットオフ波長よりも長波長側の光を含むことに留意すべきである。同様に、色成分光の分離後において、他方の色成分光(長波長側)は、カットオフ波長よりも短波長側の光を含むことに留意すべきである。
第1に、従来技術(1)に係る照明装置について、図2を参照しながら説明する。従来技術(1)に係る照明装置では、黄成分光Yeが利用されないことに留意すべきである。
図2に示すように、DM1は、青と緑との間の色相を有する中間色の波長帯に設けられる。例えば、DM1は、495〜510nmの範囲である。DM2は、緑と赤との間の色相を有する中間色の波長帯に設けられる。例えば、DM2は、585〜600nmの範囲である。
ここで、従来技術(1)に係る照明装置には、黄成分光Yeをカットするためのカットフィルタが設けられている。ここでは、カットフィルタのカットオフ波長を“CF”と表す。CFは、緑と赤との間の色相を有する中間色の波長帯に設けられる。例えば、CFは、575〜595nmの範囲である。ここで、カットフィルタは、ダイクロイックミラーよりは、CFを境界として急峻に黄成分光Yeをカットできることに留意すべきである。
なお、CFとDM2との間に挟まれた波長帯を有する光がカットされることに留意すべきである。図2では、DM2の短波長側にCFが設けられているが、DM2の長波長側にCFが設けられていてもよい。このようなケースでは、DM2が短波長側にシフトすることは勿論である。
第2に、従来技術(2)に係る照明装置について、図3を参照しながら説明する。従来技術(2)に係る照明装置は、黄成分光Yeを利用する輝度優先モードと、黄成分光Yeを利用しない色再現優先モードとを有する。但し、色再現優先モードでは、緑成分光Gの長波長側の光のみがカットされる。
図3に示すように、DM1は、青と緑との間の色相を有する中間色の波長帯に設けられる。例えば、DM1は、従来技術(1)に係るDM1と同様に、495〜510nmの範囲である。DM2は、緑と赤との間の色相を有する中間色の波長帯に設けられる。例えば、DM2は、585〜600nmの範囲である。
ここで、従来技術(2)に係る照明装置には、黄成分光Yeを選択的にカットするための重畳選択光学素子が設けられている。重畳選択光学素子は、輝度優先モードにおいて、黄成分光Yeを透過する。一方で、重畳選択光学素子は、色再現優先モードにおいて、黄成分光Yeをカットする。色再現優先モードにおいて、重畳選択光学素子が黄成分光Yeをカットする短波長側カット波長は、例えば、従来技術(1)に係るCFと同様に、575〜595nmの範囲である。
ここで、重畳選択光学素子は、ダイクロイックミラーよりは、短波長側カット波長を境界として急峻に黄成分光Yeをカットできることに留意すべきである。
第3に、実施形態に係る照明装置について、図4及び図5を参照しながら説明する。実施形態に係る照明装置は、長−短成分光LSを利用する輝度優先モードと、長−短成分光LSを利用しない色再現優先モードとを有する。長−短成分光LSは、長波長成分光Gl及び短波長成分光Gsを含む。色再現優先モードでは、長波長成分光Gl及び短波長成分光Gsの双方がカットされる。
図4及び図5に示すように、DM1は、青と緑との間の色相を有する中間色の波長帯に設けられる。例えば、DM1は、従来技術(1)に係るDM1と同様に、495〜510nmの範囲である。
DM2は、緑と赤との間の色相を有する中間色の波長帯に設けられる。例えば、DM2は、590〜610nmの範囲である。すなわち、実施形態に係るDM2は、従来技術(1)及び従来技術(2)に係るDM2よりも長波長側に設けられる。従って、長波長成分光Glの波長帯(短波長帯)は、短波長成分光Gsの波長帯(長波長帯)よりも広いことに留意すべきである。
ここで、実施形態に係る照明装置には、長−短成分光LSを選択的にカットするための偏光状態調整素子が設けられる。偏光状態調整素子は、輝度優先モードにおいて、長−短成分光LSが液晶パネル50Gに到達するように、長−短成分光LSの偏光状態を調整する。一方で、偏光状態調整素子は、色再現優先モードにおいて、長−短成分光LSが液晶パネル50Gに到達しないように、長−短成分光LSの偏光状態を調整する。
色再現優先モードにおいて、偏光状態調整素子が長波長成分光Glをカットする短波長側カット波長は、例えば、従来技術(1)に係るCFと同様に、575〜595nmの範囲である。色再現優先モードにおいて、偏光状態調整素子が短波長成分光Gsをカットする長波長側カット波長は、例えば、500〜515nmの範囲である。
すなわち、実施形態に係る輝度優先モードでは、図4に示すように、緑成分光G及び長−短成分光LSの全てが利用される。一方で、実施形態に係る色再現優先モードでは、図5に示すように、長−短成分光LSがカットされて、緑成分光Gのみが利用される。色再現優先モードにおいて、緑成分光Gの波長帯の下限は、500〜515nmの範囲であり、緑成分光Gの波長帯の上限は、565〜580nmの範囲である。
このように、実施形態に係る輝度優先モードでは、従来技術(2)と同様の輝度を確保することができる。なお、実施形態に係る輝度優先モードでは、従来技術(1)よりも高輝度を確保することができることは勿論である。
一方で、実施形態に係る色再現優先モードでは、DM2の長波長側へのシフトによって、赤成分光Rによって再現される赤の純度は、従来技術(1)及び従来技術(2)よりも高い。実施形態に係る色再現優先モードでは、長波長成分光Gl及び短波長成分光Gsのカットによって、緑成分光Gによって再現される緑の純度は、従来技術(1)及び従来技術(2)よりも高い。実施形態に係る色再現優先モードでは、長波長成分光Glに加えて、短波長成分光Gsをカットすることによって、緑成分光Gによって再現される緑の青側へのシフトも抑制できる。
(偏光状態調整素子の構成)
以下において、色再現優先モードで緑の色純度及び赤の色純度を向上する仕組みについて説明する。具体的には、第1実施形態に係る偏光状態調整素子の構成について、図面を参照しながら説明する。図6は、第1実施形態に係る偏光状態調整素子51X近傍の概略構成を示す図である。
図6に示すように、長−短成分光LS、すなわち、長波長成分光Gl及び短波長成分光Gsは、ダイクロイックミラー71で反射される。同様に、中央成分光Gcは、ダイクロイックミラー71で反射される。これによって、中央成分光Gc及び長−短成分光LSは、偏光状態調整素子51Xに導かれる。
ここで、長−短成分光LSの偏光状態が偏光状態調整素子51Xによって調整された場合には、長−短成分光LSは、入射側偏光板52Gで遮光される。ここで、長−短成分光LSの偏光状態が偏光状態調整素子51Xによって調整されない場合には、長−短成分光LSは、入射側偏光板52Gを透過する。
図7(a)に示すように、偏光状態調整素子51Xは、LS−ON状態において、長−短成分光LSの偏光状態を調整せずに透過する。すなわち、偏光状態調整素子51Xの光出射側において、長−短成分光LSの偏光状態は、中央成分光Gcの偏光状態と同じである。LS−ON状態は、長−短成分光LSを利用する状態である。
図7(b)に示すように、偏光状態調整素子51Xは、LS−OFF状態において、長−短成分光LSの偏光状態を調整して透過する。すなわち、偏光状態調整素子51Xの光出射側において、長−短成分光LSの偏光状態は、中央成分光Gcの偏光状態と異なっている。LS−OFF状態は、長−短成分光LSを利用しない状態である。
なお、本実施形態では、LS−ON状態として、偏光状態調整素子51Xに電圧が印可されていない状態(電源OFF)であるものとして説明するが、LS−OFF状態には、偏光状態調整素子51Xに低電圧が印可される状態(低電圧印可状態)を含むことに留意すべきである。
なお、本実施形態では、LS−OFF状態として、偏光状態調整素子51Xに電圧が印加された状態(電源ON)であるものとして説明するが、LS−ON状態には、偏光状態調整素子51Xに高電圧が印可される状態(高電圧印可状態)を含むことに留意すべきである。
図7(a)及び図7(b)に示したように、LS−ON状態とLS−OFF状態との切替えによって、クロスダイクロイックプリズム60に到達する長−短成分光LSの光量が制御される。すなわち、偏光状態調整素子51Xが長−短成分光LSの偏光状態が調整されることによって、色再現性を優先するモード(色再現優先モード)と輝度を優先するモード(輝度優先モード)とが切り替えられる。
以下において、偏光状態調整素子51Xとして、エッジフィルタタイプを用いる場合について説明する。図8は、第1実施形態に係るエッジフィルタタイプの素子を説明するための図である。
図8に示すように、エッジフィルタタイプの偏光状態調整素子51Xは、電圧が印加されていない状態(OFF状態)においては、各色成分光(中央成分光Gc及び長−短成分光LS)の偏光方向をいずれも回転させない。
一方、エッジフィルタタイプの偏光状態調整素子51Xは、電圧が印加された状態(ON状態)では、長−短成分光LS(長波長成分光Gl及び短波長成分光Gs)の偏光方向を回転させ、中央成分光Gcの偏光方向を回転させない。
なお、図8は、エッジフィルタタイプの偏光状態調整素子51Xに入射した際における各色成分光の偏光方向が回転されずにエッジフィルタタイプの偏光状態調整素子51Xを透過する比率(透過率)を示している。従って、図8では、透過率が低ければ低いほど、色成分光の偏光方向が回転することに留意すべきである。
(偏光状態調整素子の機能)
以下において、第1実施形態に係る偏光状態調整素子の機能について、図面を参照しながら説明する。図9は、第1実施形態に係る偏光状態調整素子51Xの素子の機能について説明するための図である。
図9では、偏光状態調整素子51Xと入射側偏光板52Gとの組合せが示されている。偏光状態調整素子51X−1は、電圧が印加された状態(電源ON)で長−短成分光LS(長波長成分光Gl及び短波長成分光Gs)の偏光方向のみを90°回転させる素子である。一方で、偏光状態調整素子51X−2は、電圧が印加されていない状態(電源OFF)で長−短成分光LSの偏光方向のみを90°回転させる素子である。
入射側偏光板52G−1は、P偏光を有する光を透過して、S偏光を有する光を遮光する素子である。入射側偏光板52G−1は、例えば、光源10が発する光がP偏光に揃えられる場合に用いられる。一方で、入射側偏光板52G−2は、S偏光を有する光を透過して、P偏光を有する光を遮光する素子である。入射側偏光板52G−2は、例えば、光源10が発する光がS偏光に揃えられる場合に用いられる。
第1に、光源10が発する光がP偏光に揃えられるケースにおいて、偏光状態調整素子51X−1を用いる場合について考える。クロスダイクロイックプリズム60に到達する長−短成分光LSの光量は、偏光状態調整素子51X−1に電圧が印加されていない状態(電源OFF)で最大となる。なお、偏光状態調整素子51X−1に電圧が印加された状態(電源ON)では、長−短成分光LSの偏光方向(S偏光)が中央成分光Gcの偏光方向(P偏光)と異なる。このため、S偏光の長−短成分光LSは、入射側偏光板52G−1で遮光される。
第2に、光源10が発する光がP偏光に揃えられるケースにおいて、偏光状態調整素子51X−2を用いる場合について考える。クロスダイクロイックプリズム60に到達する長−短成分光LSの光量は、偏光状態調整素子51X−2に電圧が印加された状態(電源ON)で最大となる。なお、偏光状態調整素子51X−2に電圧が印加されていない状態(電源OFF)では、長−短成分光LSの偏光方向(S偏光)が中央成分光Gcの偏光方向(P偏光)と異なる。このため、S偏光の長−短成分光LSは、入射側偏光板52G−1で遮光される。
第3に、光源10が発する光がS偏光に揃えられるケースにおいて、偏光状態調整素子51X−1を用いる場合について考える。クロスダイクロイックプリズム60に到達する長−短成分光LSの光量は、偏光状態調整素子51X−1に電圧が印加されていない状態(電源OFF)で最大となる。なお、偏光状態調整素子51X−1に電圧が印加された状態(電源ON)では、長−短成分光LSの偏光方向(P偏光)が中央成分光Gcの偏光方向(S偏光)と異なる。このため、P偏光の長−短成分光LSは、入射側偏光板52G−2で遮光される。
第4に、光源10が発する光がS偏光に揃えられるケースにおいて、偏光状態調整素子51X−2を用いる場合について考える。クロスダイクロイックプリズム60に到達する長−短成分光LSの光量は、偏光状態調整素子51X−2に電圧が印加された状態(電源ON)で最大となる。なお、偏光状態調整素子51X−2に電圧が印加されていない状態(電源OFF)では、長−短成分光LSの偏光方向(P偏光)が中央成分光Gcの偏光方向(S偏光)と異なる。このため、P偏光の長−短成分光LSは、入射側偏光板52G−2で遮光される。
(投写型映像表示装置の機能)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の機能について、図面を参照しながら説明する。図10は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の機能を示すブロック図である。
図10に示すように、投写型映像表示装置100は、制御部200を有する。制御部200は、信号受付部210と、モード設定部220と、変調量制御部230とを有する。
信号受付部210は、各色信号(第1入力信号(以下、R信号)、第2入力信号(以下、G信号)、第3入力信号(以下、B信号))を受付ける。例えば、信号受付部210は、映像信号から色信号を分離する色分離ブロックから各色信号を取得する。
モード設定部220は、色再現性を優先するモード(色再現優先モード)又は輝度を優先するモード(輝度優先モード)を制御する。すなわち、モード設定部220は、偏光状態調整素子51Xによって長−短成分光LS(長波長成分光Gl及び短波長成分光Gs)の偏光方向を回転させるか否かを制御する。
変調量制御部230は、信号受付部210から取得したR信号、G信号、B信号に基づいて、各液晶パネル50(液晶パネル50R、液晶パネル50G、液晶パネル50B)の変調量を制御する。また、変調量制御部230は、偏光状態調整素子51Xの変調量を制御する。
具体的には、変調量制御部230は、R信号を液晶パネル50Rへ入力する。同様に、変調量制御部230は、G信号を液晶パネル50Gへ入力する。同様に、変調量制御部230は、B信号を液晶パネル50Bへ入力する。
変調量制御部230は、長−短成分光LSを制御するためのLS信号を生成して、LS信号を偏光状態調整素子51Xに入力する。具体的には、変調量制御部230は、色再現優先モードが選択されている場合には、LS−OFF状態となるように長−短成分光LSの偏光状態を調整するLS信号を偏光状態調整素子51Xに入力する。変調量制御部230は、輝度優先モードが選択されている場合には、LS−ON状態となるように長−短成分光LSの偏光状態を調整するLS信号を偏光状態調整素子51Xに入力する。
(各色成分光の波長帯)
以下において、第1実施形態に係る各色成分光の波長帯について、図面を参照しながら説明する。図11は、第1実施形態に係る各色成分光の波長帯を示す図である。
図11に示すように、赤成分光Rは、少なくとも赤の波長帯(第1波長帯)を有する光(第1色成分光)である。第1実施形態では、赤成分光Rは、緑と赤との間の色相を有する長波長側中間色の波長帯よりも長波長側の波長帯を有する。長波長側中間色は、例えば、黄及び橙である。
青成分光Bは、少なくとも青の波長帯(第3波長帯)を有する光(第3色成分光)である。第1実施形態では、青成分光Bは、青と緑との間の色相を有する短波長側中間色の波長帯よりも短波長側の波長帯を有する。短波長側中間色は、例えば、シアンの一部(長波長側)である。
緑成分光Gは、少なくとも緑の波長帯(第2波長帯)を有する光(第2色成分光)である。第1実施形態では、緑成分光Gは、短波長側中間色の波長帯よりも長波長側の波長帯を有する。緑成分光Gは、長波長側中間色の波長帯よりも短波長側の波長帯を有する。
上述したように、緑成分光Gは、中央成分光Gcと、短波長成分光Gsと、長波長成分光Glとを含む。第1実施形態では、長波長成分光Glは、長波長側中間色(例えば、黄及び橙)の波長帯を有する。短波長成分光Gsは、短波長側中間色(例えば、シアンの一部(長波長側)の波長帯を有する。
光源10が発する光の光量は、光源10が発する光の比視感度と光源10が発するエネルギーとの積である。光源10が発する光の光量は、緑の波長帯及び黄の波長帯でピークを有する。
光源10が発する光の比視感度は、光源10が発する光のエネルギーが同じ場合の最大感度に対する波長ごとの感度の比率(相対値)である。光源10が発する光の比視感度は、緑の波長帯でピークを有しており、緑の波長帯から長波長(又は、短波長)となるに従って減少する。
光源10が発する光の特性から分かるように、スクリーン(不図示)上などに投写される映像の輝度向上を図るために、赤の波長帯を有する光、緑の波長帯を有する光、青の波長帯を有する光に加えて、黄の波長帯を有する光を利用することが好ましい。
ここで、青成分光Bと他の色成分光とを分離するダイクロイックミラー71のカットオフ波長は、短波長側中間色の波長帯よりも短波長側に設けられる。ダイクロイックミラー71のカットオフ波長は、例えば、約495〜510nmの範囲内に設けられる。
一方、赤成分光Rと他の色成分光とを分離するダイクロイックミラー72のカットオフ波長は、長波長側中間色の波長帯よりも長波長側に設けられる。ダイクロイックミラー72のカットオフ波長は、例えば、約595〜605の範囲内に設けられる。
第1実施形態では、ダイクロイックミラーのカットオフ波長が従来技術よりも長波長側に設けられている。これによって、赤成分光Rによって再現される赤の純度が向上する。一方で、輝度優先モードにおいて、黄や橙の波長帯を有する光を含む長波長成分光Glが用いられるため、スクリーンに投写される輝度の向上を図ることができる。
第1実施形態では、色再現モードにおいて、短波長成分光Gs及び長波長成分光Glがカットされるため、緑成分光G(すなわち、中央成分光Gc)によって再現される緑の純度が向上する。
(色再現範囲の比較)
以下において、従来技術に係る色再現範囲と実施形態に係る色再現範囲とを比較する。具体的には、上述した従来技術(2)に係る色再現範囲と、実施形態に係る色再現範囲との比較について、図12を参照しながら説明する。
図12に示すように、従来技術(2)に係る色再現優先モードでは、重畳選択光学素子によって黄成分光Yeのみがカットされる。一方で、実施形態に係る色再現優先モードでは、偏光状態調整素子によって長波長成分光Gl及び短波長成分光Gsがカットされる。
従って、実施形態に係る色再現優先モード(LS−OFF)では、従来技術(2)に比べて、緑成分光Gによって再現される緑の青側へのシフトが抑制される。すなわち、実施形態に係る色再現優先モードでは、従来技術(2)に比べて、緑成分光Gによって再現される緑の純度が高い。
実施形態に係る色再現優先モードでは、従来技術(2)と比べて、DM2が長波長側に設けられる。従って、実施形態に係る色再現優先モードでは、従来技術(2)と比べて、赤成分光Rによって再現される赤の純度が高い。
このように、実施形態に係る色再現優先モード(LS−OFF)では、従来技術(2)と比べて、緑及び赤の純度が高く、色再現範囲が適切に広がっている。
なお、実施形態に係る輝度優先モード(LS−ON)では、従来技術(2)と同様に、光源から出射される光が有効に利用される。従って、実施形態に係る輝度優先モードでは、従来技術(2)と同等の輝度が確保される。
(作用及び効果)
第1実施形態では、偏光状態調整素子51Xから出射された緑成分光Gが、緑成分光Gに対する液晶パネル50Gに入射する。すなわち、クロスダイクロイックプリズム60に入射する光は3種類である。この結果、投写レンズユニット110の設計を変更する必要がなく、装置全体のコスト上昇を抑制することができる。
第1実施形態では、偏光状態調整素子51Xは、中央成分光Gcの偏光状態と長−短成分光LS(長波長成分光Gl及び短波長成分光Gs)の偏光状態とを個別に調整する。具体的には、偏光状態調整素子51Xは、中央成分光Gcの偏光状態を調整せずに中央成分光Gcを透過し、長−短成分光LS(長波長成分光Gl及び短波長成分光Gs)の偏光状態を調整して長−短成分光LSを透過する。従って、色再現性を優先するモード(色再現優先モード)と輝度を優先するモード(輝度優先モード)とを切り替えることができる。
第1実施形態では、色再現優先モードにおいて、長−短成分光LS(長波長成分光Gl及び短波長成分光Gs)が緑成分光Gからカットされることによって、緑成分光G(中央成分光Gc)によって再現される緑の色純度が向上する。一方、輝度優先モードにおいて、長−短成分光LS(長波長成分光Gl及び短波長成分光Gs)が緑成分光Gに含まれるため、クロスダイクロイックプリズム60に導かれる光量が増大する。
第1実施形態では、長波長成分光Glは、長波長側中間色(例えば、黄及び橙)の波長帯を有する。すなわち、赤成分光Rは、長波長側中間色の波長帯よりも長波長側の波長帯を有する。このように、赤成分光Rが長波長側中間色(特に、橙)の波長帯を含まないため、赤成分光Rによって再現される赤の色純度が向上する。
第1実施形態では、短波長成分光Gsは、短波長側中間色(例えば、シアンの一部)の波長帯を有する。すなわち、青成分光Bは、短波長側中間色の波長帯よりも長波長側の波長帯を有する。このように、青成分光Bが短波長側中間色の波長帯を含まないため、青成分光Bによって再現される青の色純度が向上する。
第1実施形態では、長波長成分光Glは、長波長側中間色(特に、橙)の波長帯を含む。一方で、色再現優先モードにおいて、長波長成分光Glがカットされる。ここで、色再現優先モードにおいて、長波長成分光Glに加えて、短波長成分光Gsをカットすることによって、緑成分光Gによって再現される緑の青側へのシフトを抑制することができる。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、上述した第1実施形態と第2実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、偏光状態調整素子51Xは、エッジフィルタタイプの素子である。これに対して、第2実施形態では、偏光状態調整素子51Xは、ノッチフィルタタイプの素子である。
(偏光状態調整素子の構成)
以下において、第2実施形態に係る偏光状態調整素子51Xとして、ノッチフィルタタイプの素子を用いた場合について、図面を参照しながら説明する。図13は、第2実施形態に係る偏光状態調整素子51X近傍の概略構成を示す図である。
図13に示すように、ノッチフィルタタイプの偏光状態調整素子51Xは、コンデンサレンズ83Gと入射側偏光板52Gとの間において、ダイクロイックミラー72で分離された緑成分光G(中央成分光Gc及び長−短成分光LS)の光路上に、2枚重ね合わされて設けられている。
具体的には、ノッチフィルタタイプの偏光状態調整素子51Xは、入射側偏光状態調整素子51X−Aと、出射側偏光状態調整素子51X−Bとによって構成される。
例えば、入射側偏光状態調整素子51X−Aは、中央成分光Gcを調整せずに、長波長側中間色(例えば、黄及び橙)の波長帯を有する長波長成分光Glの偏光状態のみを調整する。一方、出射側偏光状態調整素子51X−Bは、中央成分光Gcを調整せずに、短波長側中間色(例えば、シアンの一部(長波長側))の波長帯を有する短波長成分光Gsの偏光状態のみを調整する。
(偏光状態調整素子の機能)
以下において、第2実施形態に係る入射側偏光状態調整素子51X−A及び出射側偏光状態調整素子51X−Bの機能について、図面を参照しながら説明する。図14は、第2実施形態に係るノッチフィルタタイプの素子の機能について説明するための図である。
図14(a)に示すように、入射側偏光状態調整素子51X−Aは、入射側偏光状態調整素子51X−Aに電圧が印加されていない状態(電源OFF)において、長波長成分光Glの偏光方向を回転させずに、緑成分光Gを透過する。
一方、入射側偏光状態調整素子51X−Aは、入射側偏光状態調整素子51X−Aに電圧が印加された状態(電源ON)において、長波長成分光Glの偏光方向のみを回転させ、緑成分光Gを透過する。
図14(b)に示すように、出射側偏光状態調整素子51X−Bは、出射側偏光状態調整素子51X−Bに電圧が印加されていない状態(電源OFF)において、短波長成分光Gsの偏光方向を回転させずに、緑成分光Gを透過する。
一方、出射側偏光状態調整素子51X−Bは、出射側偏光状態調整素子51X−Bに電圧が印加された状態(電源ON)において、短波長成分光Gsの偏光方向のみを回転させ、緑成分光Gを透過する。
(作用・効果)
第2実施形態に係る投写型映像表示装置100によれば、ノッチフィルタタイプの偏光状態調整素子51Xを用いる場合に、入射側偏光状態調整素子51X−Aと出射側偏光状態調整素子51X−Bとを重ね合わせることによって、中央成分光Gcの偏光状態と長波長成分光Gl及び短波長成分光Gsの偏光状態とを個別に調整することができる。従って、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
以下において、第3実施形態について図面を参照しながら説明する。第3実施形態では、上述した液晶パネル50の構成について詳述する。
(光変調素子の構成)
以下において、第3実施形態における光変調素子の構成について、図面を参照しながら説明する。図15は、第3実施形態における液晶パネル50(特に、偏光状態調整素子51Xなど)の構成を示す図である。なお、図15は、液晶パネル50の光入射面(又は、光出射面)側から液晶パネル50を見た図である。
図15に示すように、液晶パネル50は、複数のセグメント310と、複数の透明電極320とを有する。
セグメント310は、マトリクス状に配置されており、4つの領域(領域A〜領域D)として捉えることができる。
液晶パネル50の上半分に設けられた領域(領域A及び領域B)では、セグメント310の位置が上方向となるに従って、セグメント310の面積が小さくなっている。一方で、液晶パネル50の下半分に設けられた領域(領域C及び領域D)では、セグメント310の位置が下方向となるに従って、セグメント310の面積が小さくなっている。
一方で、液晶パネル50の左半分に設けられた領域(領域A及び領域D)では、各セグメント310の左側に透明電極320が設けられている。液晶パネル50の右半分に設けられた領域(領域B及び領域C)では、各セグメント310の右側に透明電極320が設けられている。
ここで、セグメント311〜セグメント314を例に挙げて、各セグメント310の構成についてさらに詳細に説明する。
セグメント311の上側に設けられたセグメント312の面積は、セグメント311に接続された透明電極321の幅分だけ、セグメント311の面積よりも小さい。
セグメント312の上側に設けられたセグメント313の面積は、セグメント312に接続された透明電極322の幅分だけ、セグメント312の面積よりもさらに小さい。すなわち、セグメント313の面積は、透明電極321及び透明電極322の幅分だけ、セグメント311の面積よりも小さい。
セグメント313の上側に設けられたセグメント314の面積は、セグメント313に接続された透明電極323の幅分だけ、セグメント313の面積よりもさらに小さい。すなわち、セグメント314の面積は、透明電極321〜透明電極323の幅分だけ、セグメント311の面積よりも小さい。
透明電極320は、透明な部材によって構成されており、各セグメント310にそれぞれ接続されている。また、透明電極320は、セグメント310の面積の縮小によって空いたスペースに設けられている。
液晶パネル50の上半分に設けられた領域(領域A及び領域B)では、透明電極320は、液晶パネル50の上側に設けられたFPC;Flexible Printed Circuit(不図示)に接続されている。液晶パネル50の下半分に設けられた領域(領域C及び領域D)では、透明電極320は、液晶パネル50の下側に設けられたFPC(不図示)に接続されている。
なお、第3実施形態では、FPCが液晶パネル50の上下に設けられているケースについて例示したが、これに限定されるものではない。具体的には、FPCが液晶パネル50の左右に設けられてもよい。この場合には、図15に示した構成を90°回転させればよいことは勿論である。
(作用及び効果)
第3実施形態に係る液晶パネル50によれば、液晶パネル50の厚み方向に透明電極320を引き回すことが好ましくないケース、すなわち、光入射面(光出射面)内において透明電極320を引き回すことが好ましいケースにおいて、透明電極320が設けられるスペースを効率的に小さくすることができる。すなわち、液晶パネル50において各セグメント310が占める割合が高くなり、各セグメント310による変調の効果を十分に得ることができる。
各セグメント310に接続された電極として透明電極320を用いることによって、電極による光利用効率の低下を抑制することができる。
液晶パネル50の上下にFPCが設けられていることによって、透明電極320の長さが短くなるため、透明電極320の電気抵抗を小さくすることができ、透明電極320の幅を狭くすることができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施形態及び運用技術が明らかとなろう。
具体的には、上述した実施形態では、重畳成分光が緑成分光Gであり、長−短成分光LSが長波長成分光Gl及び短波長成分光Gsであるが、これに限定されるものではない。例えば、重畳成分光が青成分光Bであり、この場合、第4色成分光が短波長成分光Gsなどであってもよい。
上述した第1実施形態では特に触れていないが、偏光状態調整素子51Xによって長波長成分光Glの偏光状態を調整する変調量は、赤用入力信号、緑用入力信号及び青用入力信号に応じて制御されてもよいことは勿論である。
この場合、偏光状態調整素子51Xに電圧が印可されるか否か(電源ON又は電源OFF)によって、長波長成分光Glの偏光状態が調整される。すなわち、偏光状態調整素子51Xは、液晶パネル50Gに照射される緑成分光Gに重畳する長波長成分光Glの変調量を調整する光学素子である。
具体的には、変調量制御部230は、赤用入力信号、緑用入力信号及び青用入力信号に基づいて、輝度の代表値を算出する。輝度の代表値は、輝度の最小値、輝度の最大値、輝度の平均値などである。続いて、変調量制御部230は、輝度の代表値に応じて、映像に対する長波長成分光Glの重畳量を決定して、偏光状態調整素子51Xの変調量を制御する。
上述した実施形態では、黄と赤との間の中間色として、橙であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、黄と赤との間の波長帯を有していればよいことは勿論である。
上述した実施形態では、液晶パネル50(液晶パネル50R、液晶パネル50G及び液晶パネル50B)には、補償板が設けられているが、これに限定されるものではなく、補償板が設けられていなくてもよい。
この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施形態及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図である。 従来技術(1)に係る照明装置を説明するための図である。 従来技術(2)に係る照明装置説明するための図である。 実施形態に係る照明装置を説明するための図である。 実施形態に係る照明装置を説明するための図である。 第1実施形態に係る偏光状態調整素子51X近傍の概略構成を示す図である。 第1実施形態に係る偏光状態調整素子51Xを説明するための図である。 第1実施形態に係るエッジフィルタタイプの素子を説明するための図である。 第1実施形態に係る偏光状態調整素子51Xの機能について説明するための図である。 第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の機能を示すブロック図である。 第1実施形態に係る各色の波長帯を示す図である。 比較評価において、各照明装置の色再現範囲を説明するための図である。 第2実施形態に係る偏光状態調整素子51X近傍の概略構成を示す図である。 第2実施形態に係るノッチフィルタタイプの素子の機能について説明するための図である。 第3実施形態における液晶パネル50(特に、偏光状態調整素子51Xなど)の構成を示す図である。
符号の説明
10…光源、20…UV/IRカットフィルタ、30…フライアイレンズユニット、30a…フライアイレンズ、30b…フライアイレンズ、40…PBSアレイ、50(50R〜50B)…液晶パネル、51X…偏光状態調整素子、52R〜52B…入射側偏光板、53R〜53B…出射側偏光板、60…クロスダイクロイックプリズム、71,72…ダイクロイックミラー、73〜76…反射ミラー、81,82,83R〜83B…コンデンサレンズ、84,85…リレーレンズ、100…投写型映像表示装置、110…投写レンズユニット、120…照明装置、200…制御部、210…信号受付部、220…モード設定部、230…変調量制御部

Claims (6)

  1. 白色光を出射する光源と、
    第1波長帯を有する第1色成分光と、第2波長帯を有する第2色成分光と、第3波長帯を有する第3色成分光とに、前記光源から出射された白色光を分離する色分離部と、
    第1入力信号に基づいて、前記第1色成分光を変調する第1光変調素子と、
    第2入力信号に基づいて、前記第2色成分光を変調する第2光変調素子と、
    第3入力信号に基づいて、前記第3色成分光を変調する第3光変調素子と、
    前記第1光変調素子から出射された前記第1色成分光と、前記第2光変調素子から出射された前記第2色成分光と、前記第3光変調素子から出射された前記第3色成分光とを合成する色合成部とを備えた照明装置であって、
    前記第2光変調素子の光入射側に設けられた偏光調整素子を備え、
    前記第2波長帯は、中央波長帯と、前記中央波長帯よりも短波長側の短波長帯と、前記中央波長帯よりも長波長側の長波長帯とを有しており、
    前記偏光調整素子は、前記中央波長帯の光の偏光状態と前記短波長帯及び前記長波長帯の光の偏光状態とを個別に調整することを特徴とする照明装置。
  2. 前記長波長帯は、前記短波長帯よりも広い波長帯を有することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記偏光調整素子は、前記中央波長帯の光の偏光状態を調整せずに、前記短波長帯及び前記長波長帯の光の偏光状態を調整するエッジフィルタの素子であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記偏光調整素子は、前記中央波長帯の光の偏光状態を調整せずに、前記短波長帯の光の偏光状態を調整する第1ノッチフィルタの素子と、前記中央波長帯の光の偏光状態を調整せずに、前記長波長帯の光の偏光状態を調整する第2ノッチフィルタの素子との組合せによって構成されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  5. 前記第2波長帯は、少なくとも緑の波長帯を含むことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  6. 白色光を出射する光源と、
    第1波長帯を有する第1色成分光と、第2波長帯を有する第2色成分光と、第3波長帯を有する第3色成分光とに、前記光源から出射された白色光を分離する色分離部と、
    第1入力信号に基づいて、前記第1色成分光を変調する第1光変調素子と、
    第2入力信号に基づいて、前記第2色成分光を変調する第2光変調素子と、
    第3入力信号に基づいて、前記第3色成分光を変調する第3光変調素子と、
    前記第1光変調素子から出射された前記第1色成分光と、前記第2光変調素子から出射された前記第2色成分光と、前記第3光変調素子から出射された前記第3色成分光とを合成する色合成部と、
    前記色合成部から出射された光を投写する投写手段とを備えた投写型映像表示装置であって、
    前記第2光変調素子の光入射側に設けられた偏光調整素子を備え、
    前記第2波長帯は、中央波長帯と、前記中央波長帯よりも短波長側の短波長帯と、前記中央波長帯よりも長波長側の長波長帯とを有しており、
    前記偏光調整素子は、前記中央波長帯の光の偏光状態と前記短波長帯及び前記長波長帯の光の偏光状態とを個別に調整することを特徴とする投写型映像表示装置。
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