JP2010043554A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機関弁の作動特性をカムシャフトの回転数変化に応じて変化させ得る内燃機関の可変動弁装置において、簡単かつコンパクトな構造で機関弁の作動特性を変化させることができるようにする。
【解決手段】低速用カム59が固設されるカムシャフト43Aに、低速用カム59のベース円部と同一半径のベース円部を有するとともに低速用カム59の高位部より突出量を大きくした高位部を有する高速用カム60が、低速用カム59に隣接した位置で相対回転可能に支承され、カム従動部材46が、低速用カム59および高速用カム60のいずれかに従動して作動することを可能として機関本体11に支承され、カムシャフト43Aの回転数が所定回転数以上となったときに高速用カム60を低速用カム59に位相を合わせつつカムシャフト43Aに連結する遠心クラッチ61Aが、カムシャフト43Aおよび高速用カム60間に設けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、機関本体に開閉作動可能に配設されるととも閉弁側に付勢される機関弁と、前記機関本体に回転自在に支承されるカムシャフトと、該カムシャフトとともに回転するカムに従動して前記機関弁側に開弁力を伝達するように作動するカム従動部材とを備え、前記機関弁の作動特性を前記カムシャフトの回転数変化に応じて変化させ得る内燃機関の可変動弁装置に関する。
カムプロフィルを異にした2つのカム部をカムシャフトの軸方向に隣接させたカム筒が、一方のカム部をカム従動部材に当接させる位置と、他方のカム部をカム従動部材に当接させる位置との間で、アクチュエータによって軸方向に駆動されることで、機関弁の作動特性を変化させるようにした可変動弁装置が、特許文献1で既に知られている。
特開昭61−212615号公報
ところが、上記特許文献1で開示された構造では、カムシャフトから離隔した位置にアクチュエータが在り、そのアクチュエータでレバーを回動駆動することによってカムを軸方向に駆動しており、構造が複雑となるだけでなく、アクチュエータを配置するスペースも必要となって動弁装置の大型化を招くことになる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、簡単かつコンパクトな構造で機関弁の作動特性を変化させ得るようにした内燃機関の可変動弁装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、機関本体に開閉作動可能に配設されるととも閉弁側に付勢される機関弁と、前記機関本体に回転自在に支承されるカムシャフトと、該カムシャフトとともに回転するカムに従動して前記機関弁側に開弁力を伝達するように作動するカム従動部材とを備え、前記機関弁の作動特性を前記カムシャフトの回転数変化に応じて変化させ得る内燃機関の可変動弁装置において、前記カムシャフトの軸線を中心とする円弧状のベース円部と、該ベース円部から外側方に突出する高位部とを有する低速用カムが固設される前記カムシャフトに、前記低速用カムのベース円部と同一半径のベース円部を有するとともに前記低速用カムの高位部より突出量を大きくした高位部を有する高速用カムが、前記低速用カムに隣接した位置で相対回転可能に支承され、前記低速用カムおよび前記高速用カムにともに接触し得る前記カム従動部材が、前記低速用カムおよび前記高速用カムのいずれかに従動して作動することを可能として機関本体に支承され、前記カムシャフトの回転数が所定回転数以上となったときに前記高速用カムを前記低速用カムに位相を合わせつつ前記カムシャフトに連結する遠心クラッチが、前記カムシャフトと同軸にして前記カムシャフトおよび前記高速用カム間に設けられることを特徴とする。
なお第1実施例の吸気弁37ならびに第2実施例の吸気弁37および排気弁38が本発明の機関弁に対応し、第1実施例の吸気側タペット46ならびに第2実施例の吸気側タペット46および排気側タペット47が本発明のカム従動部材に対応し、第1実施例の吸気側低速用カム59ならびに第2実施例の吸気側低速用カム59および排気側低速用カム75が本発明の低速用カムに対応し、第1実施例の吸気側高速用カム60ならびに第2実施例の吸気側高速用カム60および排気側高速用カム76が本発明の高速用カムに対応する。
本発明の上記構成によれば、カムシャフトの回転数が所定回転数未満のときには、遠心クラッチは動力伝達遮断状態にあり、この状態で低速用カムはカムシャフトとともに回転するが、高速用カムはカムシャフトの軸線まわりに空転することになり、機関弁は低速用カムのカムプロフィルに応じた作動特性で開閉作動する。一方、カムシャフトの回転数が所定回転数以上に上昇したときには、遠心クラッチが、高速用カムを低速用カムに位相を合わせつつカムシャフトに連結し、低速用カムおよび高速用カムが同一位相で回転することになり、高速用カムの高位部は、低速用カムの高位部よりも突出量が大きいので、カム従動部材は低速用カムの高位部に接触することなく、高速用カムの高位部に従動して作動することになり、機関弁が高速用カムのカムプロフィルに応じた作動特性で開閉作動することになる。しかも機関弁の作動特性を切り換えるための遠心クラッチは、カムシャフトと同軸にしてカムシャフトおよび高速用カム間に設けられるので、簡単かつコンパクトな構造で機関弁の作動特性を変化させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明一実施例に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の第1実施例を示すものであり、図1は内燃機関の縦断側面図であって図2の1−1線に沿う断面図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は動力伝達遮断状態に在る遠心クラッチの横断面図、図4は動力伝達状態にある遠心クラッチの図3に対応した断面図、図5はカムシャフトの回転に応じた吸気側タペットの作動状態を順次示す図であって(a)は低回転の状態、(b)は高回転の状態を示す図である。
先ず図1および図2において、この内燃機関は、たとえば作業機等に用いられるようにして空冷の単気筒に構成されており、その機関本体11は、クランクケース12と、該クランクケース12の一側面から上向きに傾斜して突出するシリンダブロック13と、該シリンダブロック13の頭部に接合されるシリンダヘッド14と、シリンダヘッド14に結合されるヘッドカバー16とを備え、シリンダブロック13およびシリンダヘッド14の外側面には多数の空冷用フィン13a…,14a…が設けられている。
クランクケース12は、シリンダブロック13と一体に鋳造成形されて一側を開放したケース本体16と、そのケース本体16の開放端に締結されるサイドカバー17とから成るものであり、オイルを貯留するクランク室18がクランクケース12内に形成される。このクランクケース12には、一対のカウンタウエイト19a,19bおよび両カウンタウエイト19a,19b間を結ぶクランクピン19cとを一体に有するクランクシャフト19が回転自在に支承される。而して前記クランクシャフト19の両端部はクランクケース12における前記ケース本体16および前記サイドカバー17を回転自在に貫通して外方に突出するものであり、クランクシャフト19およびケース本体16間には、ボールベアリング20と、該ボールベアリング20の外方に配置される環状のシール部材21とが介装され、前記クランクシャフト19および前記サイドカバー17間には、ボールベアリング22と、該ボールベアリング22の外方に配置される環状のシール部材23とが介装される。
シリンダブロック13には、ピストン24を摺動自在に嵌合せしめるシリンダボア25が形成されており、ピストン24の頂部を臨ませる燃焼室26がシリンダブロック13およびシリンダヘッド14間に形成される。前記ピストン24にはコネクティングロッド27の一端がピストンピン28を介して連結され、コネクティングロッド27の他端はクランクシャフト19のクランクピン19cに連結される。すなわちコネクティングロッド27の他端には前記クランクピン19cの略半周を嵌合せしめる半円状の凹部29が設けられ、前記クランクピン19cの残余の略半周を嵌合せしめる半円状の凹部30を有するクランクキャップ31が、一対のボルト32…によってコネクティングロッド27の他端に締結される。
しかもクランクキャップ31には、前記クランクシャフト19の回転に応じてクランク室18内のオイルを撥ね上げるオイルディッパ33が一体に突設されており、このオイルディッパ33は前記クランク室18に収容されることになる。
またシリンダヘッド14には、燃焼室26に通じ得る吸気ポート35および排気ポート36が形成されるとともに、吸気ポート35および燃焼室26間を開閉する機関弁としての吸気弁37と、排気ポート36および燃焼室26間を開閉する排気弁38とが開閉作動可能に配設され、吸気弁37は弁ばね39で閉弁方向に付勢され、排気弁38は図示しない弁ばねで閉弁方向に付勢される。さらにシリンダヘッド14には、前記燃焼室26に前端部を臨ませる点火プラグ41が取付けられる。
吸気弁37および排気弁38を開閉駆動する動弁装置42Aは、前記クランクケース12で回転自在に支承されるカムシャフト43Aと、該カムシャフト43Aの回転に応じて上下に摺動するようにしてクランクケース13のケース本体16およびシリンダブロック13に支承される吸気側タペット46と、前記カムシャフト43Aの回転に応じて上下に摺動するようにして前記ケース本体16およびシリンダブロック13に支承される排気側タペット47と、前記吸気側タペット46の上端部に下端部を連設させて上下に延びる吸気側プッシュロッド48と、前記排気側タペット47の上端部に下端部を連設させて上下に延びる排気側プッシュロッド(図示せず)と、クランクシャフト19と平行な軸線を有してシリンダヘッド14に設けられるロッカシャフト50で揺動自在に支承される吸気側ロッカアーム51と、前記ロッカシャフト52で揺動自在に支承される排気側ロッカアーム(図示せず)とを備え、吸気側ロッカアーム51の一端部は前記吸気側プッシュロッド48の上端に当接され、排気側ロッカアームの一端部は前記排気側プッシュロッドの上端に当接され、吸気側ロッカアーム51および排気側ロッカアームの他端部には、吸気弁37および排気弁38の頭部に当接されるタペットねじ53…が進退位置を調節可能として螺合される。
前記カムシャフト43Aの両端部は、前記クランクケース13におけるケース本体16およびサイドカバー17で回転自在に支承されており、このカムシャフト43Aおよび前記クランクシャフト19間には、クランクシャフト19に固定される駆動ギヤ55と、該駆動ギヤ55に噛合するようにして前記カムシャフト43Aに固定される被動ギヤ56とで構成される調時伝動機構57が設けられ、この調時伝動機構57によって前記クランクシャフト19の回転動力が1/2の減速比で前記カムシャフト43Aに伝達される。
前記カムシャフト43Aには、前記排気側タペット47の下端部を摺接させるようにして排気側カム58が一体に設けられる。また前記カムシャフト43Aには、吸気側低速用カム59が一体に設けられるとともに、吸気側高速用カム60が前記吸気側低速用カム59に隣接した位置で相対回転可能に支承されており、カム従動部材である吸気側タペット46が、前記吸気側低速用カム59および前記吸気側高速用カム60にともに接触することを可能とするとともに前記吸気側低速用カム59および前記吸気側高速用カム60のいずれかに従動して作動することを可能として、機関本体11におけるクランクケース13のケース本体16およびシリンダブロック13に支承されている。
吸気側低速用カム59は、カムシャフト43Aの軸線を中心とする円弧状のベース円部59aと、該ベース円部59aから外側方に突出する高位部59bとを有してカムシャフト43Aに一体に設けられており、吸気側高速用カム60は、前記低速用カム59のベース円部59aと同一半径のベース円部60aを有するとともに前記低速用カム59の高位部59bより突出量を大きくして前記ベース円部60aから突出する高位部60bを有するものである。
前記吸気側高速用カム60と、前記吸気側低速用カム59が一体に設けられたカムシャフト43Aとの間には、該カムシャフト43Aの回転数が所定回転数以上となったときに前記吸気側高速用カム60を前記吸気側低速用カム59に位相を合わせつつ前記カムシャフト43Aに連結する遠心クラッチ61Aが、カムシャフト43Aと同軸にして設けられる。
図3において、遠心クラッチ61Aは、円盤状のドライブプレート62と、該ドライブプレート62を同軸に覆う椀状のクラッチハウジング63と、前記ドライブプレート62の回転に伴う遠心力の作用に応じて前記クラッチハウジング63の内周の周方向に等間隔をあけた複数箇所たとえば2箇所に摩擦係合し得るようにしてドライブプレート62に回動可能に軸支されるクラッチウエイト64,65と、これらのクラッチウエイト64,65を前記ドライブプレート62との間に挟むリング状のサイドプレート66(図2参照)と、前記クラッチハウジング63の内周との摩擦係合を解除する側に前記クラッチウエイト64,65を付勢するばね力を発揮するようにしてクラッチハウジング63の周方向に隣接するクラッチウエイト64,65間にそれぞれ設けられるクラッチばね67,67とを備える。
前記カムシャフト43Aには、図2で示すように、該カムシャフト43Aを同軸に囲繞する円筒状の筒部材68が固定されており、前記ドライブプレート62は該筒部材68に固定される。また前記吸気側高速用カム60には、前記カムシャフト43Aを同軸に囲繞する円筒状の連結筒69の一端が同軸にかつ一体に連設されており、該連結筒69の他端に前記クラッチハウジング63が同軸にかつ一体に連設される。すなわちドライブプレート62は前記カムシャフトとともに回転し、前記クラッチハウジング63は前記吸気側高速用カム60とともに回転することになる。
前記クラッチウエイト64,65の一端部は支軸70,70を介してドライブプレート62に回動可能に軸支されるものであり、このクラッチウエイト64,65には、クラッチハウジング63の内周に摩擦係合し得る摩擦材71,72が貼着される。しかも前記クラッチハウジング63の内周の1個所には係止凹部73が設けられており、前記両クラッチウエイト64,65の一方64の摩擦材71には、前記係止凹部73に係合し得る係合突部71aが突設される。
このような遠心クラッチ61Aでは、カムシャフト43Aの回転数が低い状態では、クラッチウエイト64,65に作用する遠心力がクラッチばね67…のばね力よりも小さく、クラッチウエイト64,65の回動位置は、図3で示すように、摩擦材71,72をクラッチハウジング63の内周に摩擦係合させる位置とはなっていない。而してカムシャフト43Aの回転数が所定回転数以上になると、クラッチウエイト64,65に作用する遠心力がクラッチばね67…のばね力よりも大きくなり、クラッチウエイト64,65は摩擦材71,72をクラッチハウジング63の内周に摩擦係合させる位置に回動する。この際、クラッチウエイト64の摩擦材71には係合突部71aが突設されており、この係合突部71aがクラッチハウジング63の内周に当接した状態では、摩擦材71,72の全面がクラッチハウジング63の内周に当接していないので、クラッチハウジング63に対してドライブプレート62が相対回動することになり、前記係合突部71aが、図4で示すように、クラッチハウジング63の係止凹部73に係合することによって摩擦材71,72の全面がクラッチハウジング63の内周に圧接されて摩擦係合し、それによりドライブプレート62すなわちカムシャフト43Aと、クラッチハウジング63すなわち吸気側高速用カム60とが連結されて一体的に回転することになる。
しかも前記係止凹部73に前記係合突部71aが係合した状態では、前記カムシャフト43Aおよび前記連結筒69の相対位置、すなわちカムシャフト43Aに一体に設けられる吸気側低速用カム59ならびに前記連結筒69に結合される吸気側高速用カム60の相対位置は、吸気側高速用カム59の高位部59bおよび吸気側高速用カム60bの位相を一致させる相対位置となる。
次にこの第1実施例の作用について説明すると、カムシャフト43Aには、吸気側低速用カム59が固設されるとともに、吸気側低速用カム59のベース円部59aと同一半径のベース円部60aを有するとともに前記吸気側低速用カム59の高位部59bより突出量を大きくした高位部60bを有する吸気側高速用カム60が前記吸気側低速用カム59に隣接した位置で相対回転可能に支承され、吸気側タペット46が、吸気側低速用カム59および吸気側高速用カム60にともに接触することを可能とするとともに吸気側低速用カム59および吸気側高速用カム60のいずれかに従動して作動することを可能として、機関本体11におけるクランクケース13のケース本体16およびシリンダブロック13に支承され、カムシャフト43Aの回転数が所定回転数以上となったときに前記吸気側高速用カム60を前記吸気側低速用カム59に位相を合わせつつカムシャフト43Aに連結する遠心クラッチ61Aが、前記カムシャフト43Aと同軸にして前記カムシャフト43Aおよび前記吸気側高速用カム60間に設けられている。
したがってカムシャフト43Aの回転数が所定回転数未満のときには、遠心クラッチ61Aは動力伝達遮断状態にあり、この状態では図5(a)で示すように、吸気側低速用カム59はカムシャフト43Aとともに回転するが、吸気側高速用カム60はカムシャフト43Aの軸線まわりに空転することになり、吸気弁37は吸気側低速用カム59のカムプロフィルに応じた作動特性で開閉作動する。
一方、カムシャフト43Aの回転数が所定回転数以上に上昇したときには、遠心クラッチ61Aが、吸気側高速用カム60を吸気側低速用カム59に位相を合わせつつカムシャフト43Aに連結し、図5(b)で示すように、吸気側低速用カム59および吸気側高速用カム60が同一位相で回転することになり、吸気側高速用カム60の高位部60bは、吸気側低速用カム59の高位部59bよりも突出量が大きいので、吸気側タペット46は吸気側低速用カム59の高位部59bに接触することなく、吸気側高速用カム60の高位部60bに従動して作動することになり、吸気弁37が吸気側高速用カム60のカムプロフィルに応じた作動特性で開閉作動することになる。
しかも吸気弁37の作動特性を切り換えるための遠心クラッチ61Aは、カムシャフト43Aと同軸にしてカムシャフト43Aおよび吸気側高速用カム60間に設けられるので、簡単かつコンパクトな構造で吸気弁37の作動特性を変化させることができる。
上記第1実施例では、吸気弁37および排気弁38のうち吸気弁37の作動特性のみが、カムシャフト43Aの回転数変化に応じて変化する場合について説明したが、吸気弁37および排気弁38の両方の作動特性が変化するようにした本発明の第2実施例について図6を参照しながら説明するが、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
機関弁である吸気弁37および排気弁38を開閉駆動する動弁装置42Bは、クランクケース12で回転自在に支承されるとともにクランクシャフト19との間に調時伝動機構57が設けられるカムシャフト43Bと、該カムシャフト43Bの回転に応じて上下に摺動するようにしてクランクケース13のケース本体16およびシリンダブロック13に支承される吸気側タペット46と、前記カムシャフト43Bの回転に応じて上下に摺動するようにして前記ケース本体16およびシリンダブロック13に支承される排気側タペット47とを備える。
また前記カムシャフト43Bには、吸気側低速用カム59および排気側低速用カム75が一体に設けられるとともに、吸気側高速用カム60および排気側高速用カム76が前記吸気側低速用カム59および前記排気側低速用カム75に隣接した位置で相対回転可能に支承される。しかも吸気側高速用カム60は排気側低速用カム75側で吸気側低速用カム59に隣接する位置に配置され、排気側高速用カム76は吸気側低速用カム59側で排気側低速用カム75に隣接する位置に配置される。
カム従動部材である吸気側タペット46は、前記吸気側低速用カム59および前記吸気側高速用カム60にともに接触することを可能とするとともに前記吸気側低速用カム59および前記吸気側高速用カム60のいずれかに従動して作動することを可能として、機関本体11におけるクランクケース13のケース本体16およびシリンダブロック13に支承され、カム受動部材である排気側タペット47は、前記排気側低速用カム75および前記排気側高速用カム76にともに接触することを可能とするとともに前記排気側低速用カム75および前記排気側高速用カム76のいずれかに従動して作動することを可能として、機関本体11におけるクランクケース13のケース本体16およびシリンダブロック13に支承される。
前記吸気側高速用カム60および前記排気側高速用カム76と、前記吸気側低速用カム59および前記排気側低速用カム75が一体に設けられたカムシャフト43Bとの間には、該カムシャフト43Bの回転数が所定回転数以上となったときに前記吸気側高速用カム60および前記排気側高速用カム76を前記吸気側低速用カム59および前記排気側低速用カム75に位相を合わせつつ前記カムシャフト43Bに連結する遠心クラッチ61Bが、カムシャフト43Bと同軸にして設けられる。
この第2実施例によれば、カムシャフト43Bの回転数が所定回転数未満のときには、遠心クラッチ61Bは動力伝達遮断状態にあり、吸気側低速用カム59および排気側低速用カム75はカムシャフト43Bとともに回転するが、吸気側高速用カム60および排気側高速用カム76はカムシャフト43Bの軸線まわりに空転することになり、吸気弁37は吸気側低速用カム59のカムプロフィルに応じた作動特性で開閉作動し、排気弁38は排気側低速用カム75のカムプロフィルに応じた作動特性で開閉作動する。
一方、カムシャフト43Bの回転数が所定回転数以上に上昇したときには、遠心クラッチ61Bが、吸気側高速用カム60を吸気側低速用カム59に位相を合わせつつカムシャフト43Bに連結し、排気側高速用カム76を排気側低速用カム75に位相を合わせつつカムシャフト43Bに連結し、吸気弁37が吸気側高速用カム60のカムプロフィルに応じた作動特性で開閉作動し、排気弁38が排気側高速用カム76のカムプロフィルに応じた作動特性で開閉作動することになる。
しかも吸気弁37および排気弁38の作動特性を切り換えるための遠心クラッチ61Bは、カムシャフト43Bと同軸にしてカムシャフト43Bと吸気側高速用カム60および排気側高速用カム76との間に設けられるので、簡単かつコンパクトな構造で吸気弁37および排気弁38の作動特性を変化させることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
第1実施例の内燃機関の縦断側面図であって図2の1−1線に沿う断面図である。 図1の2−2線拡大断面図である。 動力伝達遮断状態に在る遠心クラッチの横断面図である。 動力伝達状態にある遠心クラッチの図3に対応した断面図である。 カムシャフトの回転に応じた吸気側タペットの作動状態を順次示す図であって(a)は低回転の状態、(b)は高回転の状態を示す図である。 第2実施例の図2に対応した内燃機関の断面図である。
符号の説明
11・・・機関本体
37・・・機関弁である吸気弁
38・・・機関弁である排気弁
43A,43B・・・カムシャフト
46・・・カム従動部材である吸気側タペット
47・・・カム従動部材である排気側タペット
59・・・吸気側低速用カム
59a,60a・・・ベース円部
59b,60b・・・高位部
60・・・吸気側高速用カム
61A,61B・・・遠心クラッチ
75・・・排気側低速用カム
76・・・排気側高速用カム

Claims (1)

  1. 機関本体(11)に開閉作動可能に配設されるととも閉弁側に付勢される機関弁(37,38)と、前記機関本体(11)に回転自在に支承されるカムシャフト(43A,43B)と、該カムシャフト(43A,43B)とともに回転するカム(59,60;75,76)に従動して前記機関弁(37,38)側に開弁力を伝達するように作動するカム従動部材(46,47)とを備え、前記機関弁(37,38)の作動特性を前記カムシャフト(43A,43B)の回転数変化に応じて変化させ得る内燃機関の可変動弁装置において、前記カムシャフト(43A,43B)の軸線を中心とする円弧状のベース円部(59a)と、該ベース円部(59a)から外側方に突出する高位部(59b)とを有する低速用カム(59,75)が固設される前記カムシャフト(43A,43B)に、前記低速用カム(59,75)のベース円部(59a)と同一半径のベース円部(60a)を有するとともに前記低速用カム(59,75)の高位部(59b)より突出量を大きくした高位部(60b)を有する高速用カム(60,76)が、前記低速用カム(59,75)に隣接した位置で相対回転可能に支承され、前記低速用カム(59,75)および前記高速用カム(60,76)にともに接触し得る前記カム従動部材(46,47)が、前記低速用カム(59,75)および前記高速用カム(60,76)のいずれかに従動して作動することを可能として機関本体(11)に支承され、前記カムシャフト(43A,43B)の回転数が所定回転数以上となったときに前記高速用カム(60,76)を前記低速用カム(59,75)に位相を合わせつつ前記カムシャフト(43A,43B)に連結する遠心クラッチ(61A,61B)が、前記カムシャフト(43A,43B)と同軸にして前記カムシャフト(43A,43B)および前記高速用カム(60,76)間に設けられることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
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