JP2010042486A - スクリュードライバー - Google Patents
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Abstract
【課題】ボルトを吸着可能な磁性部を少なくとも備えた環状部と、環状部に嵌合可能な環状支持部と、環状部と環状支持部との摺動を制御可能な付勢部と、を備え、軸部の先端部近傍には、付勢部を当接させるフランジ部が形成されていることによって、ボルトの落下及び紛失を防ぐとともに嵌合部の落下を防ぎ、平面、凹凸、溝底等所望領域に使用可能、さらに、ボルトに与える磁性を調整可能なスクリュードライバーを提供する。
【解決手段】嵌合部7は、先端部3に磁性を作用させてボルトを吸着可能な磁性部9を少なくとも備えた環状部11と、環状部11に嵌合可能な環状支持部13と、環状部11と環状支持部13との摺動を制御可能な付勢部15と、を備え、軸部5の先端部3近傍には、付勢部15を当接させるフランジ部17が形成されてなるスクリュードライバー1。
【選択図】図1
【解決手段】嵌合部7は、先端部3に磁性を作用させてボルトを吸着可能な磁性部9を少なくとも備えた環状部11と、環状部11に嵌合可能な環状支持部13と、環状部11と環状支持部13との摺動を制御可能な付勢部15と、を備え、軸部5の先端部3近傍には、付勢部15を当接させるフランジ部17が形成されてなるスクリュードライバー1。
【選択図】図1
Description
本発明は、スクリュードライバーに関する。
従来、スクリュードライバーは、螺旋(ネジ、又は、ボルト)類等の締結作業に用いられているものであり、一般的にはドライバーもしくは螺旋回しとも呼ばれている。このスクリュードライバーは、ボルト等の頭部に形成されているプラス或いはマイナス溝等に係合させて、ボルトの締結作業に用いられるものである。
しかし、従来のスクリュードライバーでは、ボルト類のプラス或いはマイナス溝等とスクリュードライバーの先端部とが十分に係合できずに簡単に外れてしまう、或いは外れた拍子にボルト類を紛失してしまうといった問題が生じていた。とりわけ、作業スペースが十分でない場所、又は、高所等にある場所で、ボルトがスクリュードライバーから簡単に外れてしまうと、大きな事故を招くことにもなりかねず、また、作業スペースが十分でない狭い場所等でボルトを落とすと、拾うのに手間がかかり、作業効率を低減させる等深刻な問題となっていた。
このような問題に対して、マグネット(磁石)の技術を利用して、ドライバーの先端部を磁化させたスクリュードライバー(以下、適宜「改良型スクリュードライバー」という)がある。この改良型スクリュードライバーでは、先端部が磁化してあることから、ボルト頭部に磁性を与えて、先端部にボルトを吸引させることができるため、ボルト類が掴みやすくなっている。
しかしながら、このような改良型のスクリュードライバーでは、ドライバーの先端部がボルトに係合できる形状であるが故に、一時的にボルトを吸引することができても、ボルトを吸引させた状態で先端部に安定保持することが難しい。すなわち、ドライバーの先端部に、ボルトが不安定に吸引された状態であるから、磁性体の磁力が弱いと、先端部から簡単に落ちてしまいやすい。ボルト等の取り付けは、取り付け箇所に少なくとも接触させて行うため、十分に取り付け箇所に係合等していないと、その作業中にボルトが外れてしまい、その結果、ボルトが落下する虞がある。とりわけ、高所作業等では、その落下が事故に直結する場合もあり、また、狭いスペースでの作業では、落ちたボルトを拾うのに手間もかかり、使い勝手が悪いものであった。
このような問題に対して、改良型スクリュードライバーの先端部に備える、磁性体の磁力を強めることによって問題の解決を図ることも試案されてはいるが、汎用性の問題から、一般的なボルトと係合させるための、先端部の形状は必然的に決定されてしまうため、安定保持しづらいものに違いはない。加えて、磁性体の磁力を強めると、ボルト等のネジ類とドライバービットとの掴みが強くなりすぎて、ドライバービットとネジ類の頭部との係合が不完全なときに、ドライバービットの軸心とネジ類の軸心とが一致せず、ドライバービットの軸心に対しネジ類の軸心が横に倒れて、ドライバービットの軸心とネジ類の軸心とが直角になってしまい、これを直すのに煩雑となり、使用効率を低減させるといった問題も生じている。
さらに、磁性を必要以上に強めることは、磁性を好まない環境下、すなわち、磁性に弱い機器等が配置されている環境下では使用しづらいため、汎用性にも劣ってしまう虞があり、過度に磁性を強めるといった対応も取りづらいといった新たな問題もあった。
このような問題に対して、以下の特許文献1がある。
特許文献1では、磁性体が脱着可能であるとともに、磁性体と磁性体を収納する収納部材とが嵌合可能であって、その嵌合体をスクリュードライバーの軸部に対して移動可能にするために、スクリュードライバーの一部に溝が形成されているスクリュードライバーが開示されている。
しかし、特許文献1のスクリュードライバーでは、嵌合体が軸上に沿って移動可能な領域が限定されるため、スクリュードライバーの先端部に磁性を与えなくてもよい作業工程になっても、与える磁性の強弱をつけづらい。すなわち、磁性の制御がしづらい。また、軸部の長さ方向を十分に使えないため、たとえば、溝内の底面等にボルト止めをしたい場合に、嵌合体が溝径と同じ径であると、嵌合体を溝等に入れることができない。そのため、溝底等の箇所にボルト止めする場合には、このスクリュードライバーでは取り付け作業が十分に行えない。その結果、ボルトを仮止めした後に、嵌合体をスクリュードライバーから取り外すか、別のスクリュードライバーで締める等して作業を進めなければならず、利便性に劣るものである。また、ボルトを吸引させた嵌合体が、ボルトごとスクリュードライバーの先端部から抜け落ちてしまう虞もあり、落下を防ぐという点においても十分でない。さらに、嵌合体が溝内を移動するように施されていても、その溝内の所望領域で嵌合体を留めることが容易でない。換言すれば、嵌合体には、軸部の所望領域で留まる工夫が何らされておらず、このような構成では、磁性の影響を調整可能にしていないため、さらに使い勝手を悪くしていた。
したがって、未だ十分なものではなく、更なる改良が求められている。
本発明は上記問題点を解決すべくなされたものであり、先端部に磁性を作用させてボルトを吸着可能な磁性部を少なくとも備えた環状部と、環状部に嵌合可能な環状支持部と、環状部と環状支持部との摺動を制御可能な付勢部と、を備え、軸部の先端部近傍には、付勢部を当接させるフランジ部が形成されていることによって、ボルトの落下及び紛失を防ぐとともに嵌合部の落下を防ぎ、平面、凹凸、溝底等所望領域に使用可能、さらに、ボルトに与える磁性を調整可能なスクリュードライバーを提供する。とりわけ、ボルト類の締結、取り外し等の作業効率、及び安全性を向上させる事ができる。
本発明により、以下のスクリュードライバーが提供される。
[1] ボルトに係合させる先端部と、前記先端部から延伸させた軸部とを備えるとともに、前記先端部及び前記軸部を摺動可能な嵌合部を備えるスクリュードライバーであって、前記嵌合部は、前記先端部に磁性を作用させて前記ボルトを吸着可能な磁性部を少なくとも備えた環状部と、前記環状部に嵌合可能な環状支持部と、前記環状部と前記環状支持部との摺動を制御可能な付勢部と、を備え、前記軸部の前記先端部近傍には、前記付勢部を当接させるフランジ部が形成されてなるスクリュードライバー。
[2] 前記環状部、前記環状支持部、前記付勢部の各部は、前記先端部及び前記軸部に対して脱着可能に構成されるとともに、前記嵌合部は、前記先端部から取り外し不可能に構成されている[1]に記載のスクリュードライバー。
[3] 前記軸部が前記フランジ部に向かって先細り形状に形成され、さらに、前記先端部と前記フランジ部の間には、括れ部が形成されている[1]又は[2]に記載のスクリュードライバー。
[4] 前記付勢部がバネからなる[1]〜[3]のいずれかに記載のスクリュードライバー。
[5] 前記環状部には、前記磁性部を収納する磁性収納部と、前記環状支持部に嵌めこみ可能な基軸部とが備えられ、前記環状支持部には、前記基軸部を収納可能な収納部と、前記付勢部材を前記収納部内に留めるための内側フランジ部と、が備えられてなり、前記環状部と前記環状支持部とを嵌合させた際に、前記付勢部が、前記基軸部と前記内側フランジ部との間に保持される[1]〜[4]のいずれかに記載のスクリュードライバー。
[6] 前記環状部と前記環状支持部とを嵌合させた際に、前記基軸部と前記内側フランジ部との間が離間して形成されている[5]に記載のスクリュードライバー。
本発明によれば、先端部に磁性を作用させてボルトを吸着可能な磁性部を少なくとも備えた環状部と、環状部に嵌合可能な環状支持部と、環状部と環状支持部との摺動を制御可能な付勢部と、を備え、軸部の先端部近傍には、付勢部を当接させるフランジ部が形成されていることによって、ボルトの落下及び紛失を防ぐともに嵌合部の落下を防ぎ、平面、凹凸、溝底等所望領域に使用可能、さらに、ボルトに与える磁性を調整可能、という優れた効果を発揮する。とりわけ、ボルト類の締結、取り外し等の作業効率、及び安全性を向上させる事ができる。
以下、本発明のスクリュードライバーを実施するための最良の形態について具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備えるスクリュードライバーを広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
[1]本スクリュードライバーの構成:
本発明のスクリュードライバーは、図1〜3に示されるように、ボルトに係合させる先端部3と、先端部3から延伸させた軸部5とを備えるとともに、先端部3及び軸部5を摺動可能な嵌合部7を備えるスクリュードライバー1である。嵌合部7は、先端部3に磁性を作用させてボルトを吸着可能な磁性部9を少なくとも備えた環状部11と、環状部11に嵌合可能な環状支持部13と、環状部11と環状支持部13との摺動を制御可能な付勢部15と、を備えている。軸部5の先端部9近傍には、付勢部15を当接させるフランジ部17が形成されてなるスクリュードライバー1として構成されている。
本発明のスクリュードライバーは、図1〜3に示されるように、ボルトに係合させる先端部3と、先端部3から延伸させた軸部5とを備えるとともに、先端部3及び軸部5を摺動可能な嵌合部7を備えるスクリュードライバー1である。嵌合部7は、先端部3に磁性を作用させてボルトを吸着可能な磁性部9を少なくとも備えた環状部11と、環状部11に嵌合可能な環状支持部13と、環状部11と環状支持部13との摺動を制御可能な付勢部15と、を備えている。軸部5の先端部9近傍には、付勢部15を当接させるフランジ部17が形成されてなるスクリュードライバー1として構成されている。
[1−1]嵌合部:
本実施形態における嵌合部は、環状部と、環状支持部と、付勢部と、から概ね構成されている。このように構成されることにより、ボルトを、スクリュードライバーの先端部、及び嵌合部に、磁性(磁力)を与えて吸引させている。ここで、嵌合部から直接ボルトに磁性を作用させるとともに、嵌合部からの磁性を先端部に作用させて、その先端部を介してボルトに間接的に磁性を作用させるのは、ボルトを先端部に安定的に保持できるようにするためである。すなわち、従来のスクリュードライバーでは、先端部は、一般的なボルト等のネジ溝(ねじ山)の係合箇所に係合できるように形成されているため、ボルトの取り付け取り外し作業をしない状態で、単にボルトを吸引させる状態だけでは、先端部に安定保持しづらい。換言すれば、先端部のみに磁力を施して、先端部のみにボルトを吸引させるものである場合には、ボルトを安定的に保持できず、その結果、先端部からボルトが落下する虞があり、落下したボルトを紛失してしまう虞がある。また、嵌合部のみに磁力を施す構造であると、嵌合部とボルトが常に接触していないと、ボルトを吸引できないため、与える磁力の大きさを調整して制御することができない。さらに、例えば、天井等の高い位置に嵌合部が入りづらい溝底等が形成され、その溝底にボルトを取り付け取り外しする場合には、嵌合部がボルトと接触しないため、ボルトが落下し紛失する危険性がある。したがって、本実施形態のスクリュードライバーのように、嵌合部のみならず、先端部にも嵌合部の磁性を作用させることによって、嵌合部がボルトと直接接触しない場合にも、ボルトに磁力を作用させることができ、先端部にボルトを吸引して安定保持させ、落下を防ぐことにした。
本実施形態における嵌合部は、環状部と、環状支持部と、付勢部と、から概ね構成されている。このように構成されることにより、ボルトを、スクリュードライバーの先端部、及び嵌合部に、磁性(磁力)を与えて吸引させている。ここで、嵌合部から直接ボルトに磁性を作用させるとともに、嵌合部からの磁性を先端部に作用させて、その先端部を介してボルトに間接的に磁性を作用させるのは、ボルトを先端部に安定的に保持できるようにするためである。すなわち、従来のスクリュードライバーでは、先端部は、一般的なボルト等のネジ溝(ねじ山)の係合箇所に係合できるように形成されているため、ボルトの取り付け取り外し作業をしない状態で、単にボルトを吸引させる状態だけでは、先端部に安定保持しづらい。換言すれば、先端部のみに磁力を施して、先端部のみにボルトを吸引させるものである場合には、ボルトを安定的に保持できず、その結果、先端部からボルトが落下する虞があり、落下したボルトを紛失してしまう虞がある。また、嵌合部のみに磁力を施す構造であると、嵌合部とボルトが常に接触していないと、ボルトを吸引できないため、与える磁力の大きさを調整して制御することができない。さらに、例えば、天井等の高い位置に嵌合部が入りづらい溝底等が形成され、その溝底にボルトを取り付け取り外しする場合には、嵌合部がボルトと接触しないため、ボルトが落下し紛失する危険性がある。したがって、本実施形態のスクリュードライバーのように、嵌合部のみならず、先端部にも嵌合部の磁性を作用させることによって、嵌合部がボルトと直接接触しない場合にも、ボルトに磁力を作用させることができ、先端部にボルトを吸引して安定保持させ、落下を防ぐことにした。
具体的には、図1に示されるような、環状部11と、環状支持部13と、付勢部15とから、本実施形態における嵌合部7を形成するとよい。たとえば、図6に示されるような壁25に形成される深溝Mの底部等にボルト止めする場合に、ボルト101とスクリュードライバーの先端部の係合状態を見るには、嵌合部7を手元側(スクリュードライバーの基端部4側)へ移動させる必要があるが、従来のスクリュードライバーでは、先端部を介して磁力をボルトに施せない場合には、ボルトが先端部に当接させている必要があった。すなわち、ボルトとスクリュードライバーの先端部が当接していないと、ボルトが所望箇所から落下しやすく、使い勝手が悪い。しかし、本実施形態のスクリュードライバーでは、嵌合部7を前述のような構成にすることにより、先端部3を介しても磁力をボルトに施せるため、先端部3にボルトを安定保持でき、落下を防ぐことができる。
また、嵌合部の摺動は、軸部上のみならず、先端部上もできるように形成されている。具体的には、図4に示されるように、ボルト101を接触させていない状態であれば、嵌合部7の嵌合先端部7a(環状部11に備えられる磁性部9の先端)は、スクリュードライバーの先端部3と同等の位置か、或いはそのスクリュードライバーの先端部3よりも、突出できる位置まで移動可能に構成されている。スクリュードライバーの先端部3と同等か、或いはそのスクリュードライバーの先端部3よりも突出できるようにすることで、吸引が確実に行えることに加え、安定保持させながらボルト101と(スクリュードライバーの)先端部3の係合をスムーズに行えるからである。ただし、本実施形態には後述の付勢部15と及びフランジ部17とが備えられているため、手などの人力により、先端部3側へ押し出し続けるか、先端部とボルト101とを係合させておかないと、手などの人力により押し出しを止めると、付勢部15がフランジ部17に押し戻されるため、スクリュードライバーの先端部3よりも、軸部5の基端部側4に戻る(位置する)ことになり、スクリュードライバーの先端部3(或いは先端部の一部)が、嵌合部7から露出した状態になる。なお、付勢部15がフランジ部17に押し戻されても、付勢部15がフランジ部17に当接したままの状態か、僅かに離間した位置に留まり、その結果、嵌合部も付勢部が留まる対応する位置に留まることができる。したがって、付勢部15は、環状部11を介して嵌合部のストッパー的役割を担うことができる。
さらに、ボルト101を接触させた状態であれば、図5に示されるように、ボルト頭部を先端部3に係合させ、さらに嵌合部7に接触させた際に、嵌合部7の磁性がボルト101を吸引することで、先端部3の一部がボルト頭部に形成されているネジ溝(ねじやま)に当接したままの状態で、嵌合部7が先端部3及び軸部5上に位置することになる。
また、嵌合部は、先端部から取り外し不可能に構成されていることが好ましい。このように構成されることにより、嵌合部が先端部から抜け落ちることを防止でき、さらに、ボルトを吸着させた状態で嵌合部が先端部から抜け落ちることを防止できる。すなわち、後述の、環状部、環状支持部、付勢部の各部は、夫々先端部に脱着可能であるが、各部を嵌合体として一体化させた場合には、嵌合体自体は先端部から取り外しできないことを意味する。したがって、ボルトの吸引時に、誤って嵌合部ごと抜け落ちる心配もないため、作業効率を向上させることができる。なお、嵌合体を先端部から取り外したい場合には、一体化を解除して各部に分解し、その後各部を先端部から取り外せばよい。
なお、嵌合部は、嵌合時に一体構造であればよく、嵌合していない状態であれば、各部材が予め一体的に形成されていてもよいし、別体として形成された後に、嵌合させて一体構造として形成されてもよい。また、一体構造となっても、その一体化を解除して各部に分解できるように分解可能に形成されることが好ましい。
[1−1−1]環状部:
環状部は、嵌合部の一部を構成し、スクリュードライバーの先端部にボルトを吸引させるために、先端部に磁性を与える役割を果たしている。そのため、環状部には少なくとも磁性を施せる磁性部が備えられ、磁性部がスクリュードライバーの先端部に磁性を当てることにより、先端部がボルトを吸引できるようにしてある。
環状部は、嵌合部の一部を構成し、スクリュードライバーの先端部にボルトを吸引させるために、先端部に磁性を与える役割を果たしている。そのため、環状部には少なくとも磁性を施せる磁性部が備えられ、磁性部がスクリュードライバーの先端部に磁性を当てることにより、先端部がボルトを吸引できるようにしてある。
環状部の形状としては、先端部及び前記軸部に脱着可能かつ、先端部及び軸部を摺動可能であるように、環状に形成されることが望ましい。すなわち、軸部を挿入可能な貫通孔が環状部の中央に形成されるとともに、ボルト等のねじ溝、ねじ山が形成されているボルトの頭部に、当接し易いように環状に形成されることが望ましい。このように形成されると、スクリュードライバーの先端部と軸部を挿入でき、嵌合部として一体化した際には、摺動も容易になる。加えて、ボルトとの当接面に均等に磁力を施せることができるため、ボルトの落下を防ぐことができる。
ただし、本実施形態における環状部は、その「環状」という語句に限定されるものではなく、たとえば、矩形状からなるもの、楕円形状からなるものであっても、摺動可能であり本願の効果を奏するものであれば、本実施形態での環状部に含まれるものである。
また、環状部は、後述の付勢部と相俟って、嵌合部として一体化された場合には、その嵌合体が軸部上に摺動する際に、先端部と反対方向の基端部方向への移動を制御する制御部としての役割を果たす。これは、付勢部が、環状部に当接して、環状部の移動を制御するため、たとえば、スクリュードライバーを直立させて、嵌合部を上部方向に位置させても、手などの人力によって、スクリュウドライバーの持ち手側へ(先端部と反対側に位置する基端部側へ)、嵌合部を押し下げる場合でなければ、軸部に沿って基端部側へ自然落下せずに、その上部方向の位置に保持された状態(留まること)を意味する。すなわち、付勢部が、環状部のいわゆるストッパー的な役割を果たし、付勢部に環状部が保持されることで、嵌合部全体が保持される。
さらに、環状部には、磁性部を収納する磁性収納部と、後述の環状支持部に嵌めこみ可能な基軸部とが備えられることが好ましい。このように、環状部に、磁性部を収納できる磁性収納部と、環状支持部に嵌め込み可能な基軸部とを設けると、磁性部を収納し易くなり、磁性部の成形加工を単純化できる。また、基軸部を設けると、環状支持部に環状部を嵌め込み易くなるともに、嵌合部を一体化させ易くなり、その上、軸部上を嵌合部が安定的に摺動し易くなる。加えて、その摺動を制御し易くなるため、所望の位置で嵌合部を留めることができる。
たとえば、図1〜3に示されるように、環状部には、環状の磁性部9と、その磁性部9を、環状部先端に収納する磁性収納部9aが環状に形成されている。磁性部の軸心は、スクリュードライバーの軸部5を挿入できるように、貫通孔11d1が貫通形成されている。また、磁性収納部9aの軸心は、スクリュードライバーの軸部5を挿入可能に貫通形成されるとともに、磁性部9を収納できるように、磁性部に比べて断面径を大きくしてある。また、必要に応じて磁性部9を支持できるように段部9bを形成してもよい。
さらに、図2に示されるように、環状部11(環状部本体11a)の、磁性部を配置する先端と反対側の端部に、後述の環状支持部13に嵌め込み可能な基軸部21を形成することも好ましい。環状部と環状支持部とを嵌合させやすくするためである。また、基軸部21の軸心は、(スクリュードライバーの)軸部5を挿入できるように貫通させ、貫通孔11d2を形成することが好ましい。さらに、貫通孔は、軸部の断面径に応じて形成されることが好ましいが、より好ましいのは、摺動の安定性から、環状に形成されることである。なお、図2に示される点線Tは、各部部材の中心軸を示すものである。
また、図3に示されるように、磁性部の貫通孔11d1と、基軸部の貫通孔11d2は貫通(連通)させる際には、夫々の断面径が同等であることが好ましい。嵌合部の摺動をスムーズに行えるからである。ただし、これに限定されるものではなく、少なくとも摺動性を確保でき本願の効果を奏するものであればよい。
また、基軸部に、凹(凸)形状を施し、さらに、環状支持部の収納部に凸(凹)形状を施すと、嵌合させ易くなるだけでなく一体化させ易いため、作業工程中に誤って嵌合部が、環状部と環状支持部とに嵌合が解除されて分離し、ボルトを先端部から落下させる虞もなくすことができるため好ましい形態の一つである。
具体的には、図2に示されるような溝部33を、環状部の基軸部21に形成するとともに、環状支持部13に、前述の溝部33に嵌め合わせ可能な凸部35を形成し、さらに、この溝部を、基軸部の長さ方向からなる長さ方向溝部33a、周周り溝部33bとから構成すると嵌合し易くなり、更に、嵌合後自然に弛緩する(緩む)ことを防ぐことができるため好ましい。このように、各部を構成する場合には、たとえば、凸部35を、長さ方向溝部33aに嵌め合わせるように、環状部11と環状支持部13とを嵌合させた後、凸部35を、周周り溝部33bに沿って移動させるように、環状部11に対して環状支持部13を、夫々の軸方向を中心(基準)にして回転させると、環状部11と環状支持部13とが嵌合することになる。さらに、環状部11と環状支持部13との嵌合を解除する場合には、環状部11に対して環状支持部13を、夫々の軸方向を中心(基準)にして、前述の回転方向と反対側に回転させた後、凸部35を、長さ方向溝部33aから外すように移動させると、環状部11と環状支持部13との嵌合を解除できる。
また、環状部と環状支持部とを嵌合させた際に、付勢部が、環状部の基軸部と環状支持部の内側フランジ部と、の間に保持し易いように、環状部の基軸部が、付勢部に当設し易いように形成されることが好ましい。たとえば、図1、3に示されるように、環状部11に基軸部21が形成されると、環状部11に付勢部15が当設し易くなる。その結果、基端部3側に嵌合部7を移動させる際に、基軸部3に付勢部15が引っかかるため、意図的に基端部4側に引き寄せるなどして、応力を与えない限り、自然落下等に起因してずれ落ちることを防ぐことができる。
磁性部としては、たとえば、磁石等の磁性体から構成されるものを挙げることができる。
なお、磁性の強さは特に限定されるものではないが、過度に弱いものであると、ボルトを吸引できないため好ましくなく、また、過度に強いものであると、磁性に弱い箇所での使用が難しくなることも考えられるため、適度な強さのものであることが好ましい。
さらに、磁性部を除いたその他環状部の材質は、特に限定されるものではないが、例えば、HDPE、PP、PSなどの樹脂を挙げることができる。
[1−1−2]環状支持部:
環状支持部は、嵌合部の一部を構成し、環状部をスクリュードライバーの先端部或いは軸部上に保持し易くするとともに、付勢部と相俟って、嵌合部の摺動を制御できるようにしてある。すなわち、環状支持部が嵌合部として一体化された場合には、その嵌合体が軸部上を摺動する際に、先端部側への移動を制御する制御部としての役割を果たす。これは、付勢部が、環状支持部に当接して環状支持部の移動を制御するためである。たとえば、スクリュードライバーを逆さ向きにして(先端部が地面側を向く方向に位置させて)、嵌合体を軸部の中央に位置させても、手などの人力によって、スクリュードライバーの先端部側へ、嵌合部を押し下げる場合でなければ、自然落下せずに、その軸中央部の位置に保持された状態で留まる。すなわち、付勢部が、環状支持部のいわゆるストッパー的な役割を果たし、環状支持部が付勢部に保持されることで、嵌合部全体が保持されるからである。
環状支持部は、嵌合部の一部を構成し、環状部をスクリュードライバーの先端部或いは軸部上に保持し易くするとともに、付勢部と相俟って、嵌合部の摺動を制御できるようにしてある。すなわち、環状支持部が嵌合部として一体化された場合には、その嵌合体が軸部上を摺動する際に、先端部側への移動を制御する制御部としての役割を果たす。これは、付勢部が、環状支持部に当接して環状支持部の移動を制御するためである。たとえば、スクリュードライバーを逆さ向きにして(先端部が地面側を向く方向に位置させて)、嵌合体を軸部の中央に位置させても、手などの人力によって、スクリュードライバーの先端部側へ、嵌合部を押し下げる場合でなければ、自然落下せずに、その軸中央部の位置に保持された状態で留まる。すなわち、付勢部が、環状支持部のいわゆるストッパー的な役割を果たし、環状支持部が付勢部に保持されることで、嵌合部全体が保持されるからである。
環状支持部の形状としては、先端部及び軸部に脱着可能かつ、先端部及び軸部を摺動可能であるように、環状に形成されることが望ましい。また、環状支持部には、環状部を挿入可能な収納部が中央に形成されるとともに、軸部を挿入可能な貫通孔が環状支持部の下端に貫通形成されていることが望ましい。環状支持部が環状に形成されると、スクリュードライバーの先端部と軸部を挿入でき、摺動も容易になるだけでなく、環状部を安定的に収納できる。また、環状支持部には、環状部を挿入可能な収納部が中央に形成されると、嵌合体として一体化し易くなるためである。加えて、付勢部の制御機能を十分に嵌合体全体に伝えることができる。したがって、嵌合部の軸部上への位置を、必要に応じて調整し易くなり、作業効率性の向上を図ることができるから、本願の効果を奏することができる。
ただし、本実施形態における環状支持部は、その「環状」という語句に限定されるものではなく、たとえば、矩形状からなるもの、楕円形状からなるものであっても、摺動可能であり本願の効果を奏するものであれば、本実施形態での環状部に含まれるものである。
たとえば、図1〜3に示されるように、環状部11を挿入可能な収納部14が中央に形成されるとともに、軸部5を挿入可能な貫通孔d4が環状支持部13の下端に貫通形成されている環状支持部13を例示できる。
また、環状支持部には、付勢部を収納部内に留めるための内側フランジ部が備えられていることが好ましく、また、環状部と環状支持部とを嵌合させた際に、付勢部が、基軸部と内側フランジ部との間に保持されることが好ましい。付勢部を収納部に留めるための内側フランジ部を形成すると、環状部と環状支持部とを嵌め合わせて一体構造の嵌合部とした際に、付勢部が嵌合部内に留まるため、嵌合部の摺動を制御し易くなる。すなわち、嵌合部を、スクリュードライバーの基端部側に移動させる際に、付勢部が、環状支持部の内側支持部に当接するため、その内側フランジからスクリュードライバーの基端部側に突き出てしまうことを防ぐことができる。換言すれば、このような構成するにすることにより、意図的に嵌合部へ応力を加えなければ、スクリュードライバーの基端部側へ自然落下しないため、嵌合部をスクリュードライバー軸部上の、所望箇所に留めることができる。その結果、摺動を制御し易くなるため、作業効率を向上させることができる。
具体的には、図1〜3に示されるように環状支持部には、基軸部21を収納可能な収納部23と、付勢部15を収納部23内に留めるための内側フランジ部16と、が備えられている。このように、環状支持部が形成されることにより、付勢部15を収納させながら環状部11と環状支持部13とを嵌合させた際に、付勢部15が、基軸部21と内側フランジ部16との間に保持されるため、嵌合部として一体化された際には、スクリュードライバーから脱着不可能となる。
より好ましいのは、環状部と前記環状支持部とを嵌合させた際に、基軸部と内側フランジ部との間が離間して形成されていることである。基軸部と内側フランジ部との間が離間して形成されることにより、付勢部をその間に配置させ易くなり、付勢部の各部に対しての制御、すなわち、嵌合部の制御が容易となるからである。ただし、その離間は、適度なものであることが好ましい。基軸部と内側フランジ部との間が離間し過ぎると、摺動制御しづらくなり、好ましい位置で嵌合部を軸部上に留めづらくなるからである。具体的には、収納する付勢部の長さ寸法分離間されることが最も好ましい。
このような環状支持部の材質としては、特に限定されるものではないが、例えば、HDPE、PP、PSなどを挙げることができる。
[1−1−3]付勢部:
付勢部は、嵌合部における前記環状部と前記環状支持部との摺動を制御するために配設されるものである。たとえば、各部を先端部、及び軸部に挿入して一体化させ、嵌合部を形成した後、その嵌合部をスクリュードライバーの基端側方向へ移動させる場合には、手など人力によって嵌合部を押し下げると、環状部を介して付勢部が押し下げられることになる。そして、嵌合部をスクリュードライバーの軸部の所望箇所で止める場合には、嵌合部の押し下げを止めると、環状部は、付勢部に当接したままの状態であるため、付勢部が環状部を介して、嵌合部全体を軸部上に留める(保持する)ことになる。すなわち、新たに手等によって押し下げるように、嵌合部に応力を加えなければ、自然落下せずに軸部上の所望箇所に留まることができるのである。また、嵌合部を押し上げて先端部側に移動させる場合にも、環状支持部が付勢部に当接した状態であるため、押し上げを止めると、付勢部が環状支持部に当接した状態で軸上に留めることができるのである。なお、軸部にはフランジが形成されており、付勢部が軸部を通過できないから、嵌合部が先端部から抜け落ちず、先端部上に留まることができる。
付勢部は、嵌合部における前記環状部と前記環状支持部との摺動を制御するために配設されるものである。たとえば、各部を先端部、及び軸部に挿入して一体化させ、嵌合部を形成した後、その嵌合部をスクリュードライバーの基端側方向へ移動させる場合には、手など人力によって嵌合部を押し下げると、環状部を介して付勢部が押し下げられることになる。そして、嵌合部をスクリュードライバーの軸部の所望箇所で止める場合には、嵌合部の押し下げを止めると、環状部は、付勢部に当接したままの状態であるため、付勢部が環状部を介して、嵌合部全体を軸部上に留める(保持する)ことになる。すなわち、新たに手等によって押し下げるように、嵌合部に応力を加えなければ、自然落下せずに軸部上の所望箇所に留まることができるのである。また、嵌合部を押し上げて先端部側に移動させる場合にも、環状支持部が付勢部に当接した状態であるため、押し上げを止めると、付勢部が環状支持部に当接した状態で軸上に留めることができるのである。なお、軸部にはフランジが形成されており、付勢部が軸部を通過できないから、嵌合部が先端部から抜け落ちず、先端部上に留まることができる。
ここで、付勢部は、嵌合部の摺動を制御するものであるが、スクリュードライバーの軸部に対しても付勢することで、嵌合部を軸部上に留めることができるようにしてある。したがって、嵌合部を軸部の長さ方向に沿って押し下げる或いは押し上げる際、均等に嵌合部に応力がかからず、部分的に応力がかかっても、その応力を付勢部全体に分散(吸収)でき、嵌合部の摺動をスムーズに行えることができる。
付勢部の断面径は、先端部、軸部の断面形より若干小さい径か、同等程度であるものが好ましい。たとえば、コイルバネ等からなるものであれば、線材等が巻かれるものから形成されているため、応力を加えると断面径が広がったり狭くなったりできる。そのため、応力が加えられていない状態では先端部及び軸部の断面径が狭い状態であっても、応力が加えられた後には、先端部及び軸部よりも断面径が広くなれば、先端部、軸部を、その中央の貫通箇所に挿入可能であるからである。加えて、応力が加えられていない状態では、若干断面形が小さいものであると、軸部を挿入した際に、軸部を把持(保持)しやすくなるため、摺動を制御し易くなる。ただし、過度に断面径が小さくなったり、過度に軸部を把持(保持)する力が強くなったりすると、嵌合部が摺動しづらくなるため、適宜必要に応じて選択されることが好ましい。
また、付勢部は、先端部近傍の軸部に形成されるフランジに当接されるように形成されている。このように付勢部がフランジに当接されることにより、嵌合体内に収納される場合には、フランジより先にある先端部への嵌合部の移動を阻止できる。付勢部は、たとえば、コイルバネ等からなる場合には、先端部及び軸部の断面径と同等以上の断面径であって、フランジ部の断面径より小さいものであることが望ましい。フランジ部より断面径が大きいと、付勢部がフランジ部より先端部側へ移動してしまうため、嵌合部が先端部から抜け落ちてしまう虞があるからである。
付勢部としては、例えば、ゴム等の弾性体からなるもの、板バネ、コイルバネ等のバネからなるもの等を挙げることができる。より好ましいのは、付勢部がバネからなるものであり、さらに好ましいのは、付勢部がコイルバネからなるものが好ましい。バネから付勢部が構成されると、環状部及び環状支持部からの応力を吸収でき、さらに、摺動をスムーズにし易くなるだけでなく、軸部に保持し易くなるからである。加えて、嵌合部内に付勢部を収納し易くなる。また、嵌合体を摺動させる際に、軸部との摩擦に対しての耐性もあるからである。さらに、軸部の形状を、先端部側へ向けて先細り形状或いはテーパー状にし、或いは、先端部近傍の軸部に、フランジを形成した場合には、各部と相俟って、嵌合部の摺動や、その摺動制御をし易くなるからである。
たとえば、図1〜3に示されるような付勢部を例示できる。
付勢部の素材としては、特に限定されるものではなく、公知の材料を好適に用いることができる。たとえば、銅、りん青銅、ベリリウム銅、ゴム、合成樹脂、形状記憶合金等を挙げることができる。また、付勢部がコイルバネからなるものである場合には、その巻き数は1〜3巻き程度であるものを好適に用いることができる。
また、付勢部は、環状部と環状支持部とを嵌合させた際に、基軸部と内側フランジ部との間に保持されることがより好ましく、環状部と前記環状支持部とを嵌合させた際に、基軸部と内側フランジ部とが離間して形成され、その間に、付勢部が配置されることが更に好ましい。基軸部と内側フランジ部との間が離間して形成されることにより、付勢部をその間に配置させ易くなるからである。
[1−2]嵌合部における環状部、環状支持部、及び付勢部との関係:
具体的に、図1〜5を参照しながら、嵌合部における環状部、環状支持部、及び付勢部との関係について説明する。図1に示されるように、まず、環状支持部13の下端部中央に形成されている貫通孔d4(図3参照)から収納部(図3の符号14参照)に先端部3及び軸部5が挿入され、次に、付勢部15に先端部3及び軸部5が挿入され、さらに、環状部11の中央に形成されている貫通孔11d1〜11d2に先端部3及び軸部5が挿入されて、環状部11と環状支持部13とを、その間に付勢部15が収納されるように嵌合して、嵌合部7が、装着されている。ここで、図1では、付勢部15としてコイルバネ15aが用いられ、コイルバネ15aの中央に先端部3及び軸部5を挿通させている。
具体的に、図1〜5を参照しながら、嵌合部における環状部、環状支持部、及び付勢部との関係について説明する。図1に示されるように、まず、環状支持部13の下端部中央に形成されている貫通孔d4(図3参照)から収納部(図3の符号14参照)に先端部3及び軸部5が挿入され、次に、付勢部15に先端部3及び軸部5が挿入され、さらに、環状部11の中央に形成されている貫通孔11d1〜11d2に先端部3及び軸部5が挿入されて、環状部11と環状支持部13とを、その間に付勢部15が収納されるように嵌合して、嵌合部7が、装着されている。ここで、図1では、付勢部15としてコイルバネ15aが用いられ、コイルバネ15aの中央に先端部3及び軸部5を挿通させている。
この嵌合部7を装着したスクリュードライバー1の先端部3を、上方になるようにスクリュードライバー1を起立させた場合には、嵌合部の、上下方向への摺動(移動)が、付勢部15によって規律されるため、自然落下して、嵌合部7がスクリュードライバー1の軸部5の基端部4側に落下することを阻止できるのである。さらに、軸部の前記先端部3近傍には、付勢部15を当接させるフランジ部17が形成されているため、嵌合部7を手等の人力で押し上げても、フランジ部17に付勢部15が当接するため、先端部3から誤って嵌合部7が抜け出さないように構成されている。
また、たとえば、スクリュードライバーの先端部が下方に向くように、逆さ方向にしても、嵌合部の摺動(移動)が付勢部によって起立されるため、自然落下して先端部から抜け落ちることを阻止できるため好ましい。
このように構成されることにより、作業効率を向上させることができる。たとえば、ボルトを吸着させて、所望箇所に仮止めした後に、先端部から嵌合部を取り外して、さらに、その脱着させたスクリュードライバーによって本止め作業をしてもよい。また、嵌合部は、前述のように、軸部上を摺動可能に構成されているから、磁力の強弱を調整でき、嵌合部を先端部から持ち手の基端部側に移動させることにより、視界が開け、先端部とボルトの当接状態が見え易くなるため、嵌合部をスクリュードライバーに取り付けたまま作業を行ってもよい。前述のように、(付勢部によって)嵌合部の摺動を制御可能となっているため、軸上の所望箇所で嵌合部を保持(留めることが)できるから、先端部とボルトの当接状態を容易に確認できるので好ましい。
なお、この嵌合部における環状部、環状支持部、及び付勢部の断面径、さらには、夫々に設けられている貫通孔の断面径は、特に限定されるものではなく、必要に応じて適宜選択されることが好ましい。ただし、過度に大き過ぎるもの、或いは、過度に小さすぎるものは、嵌合部の摺動性に不具合が生じ、操作性に問題が生じやすいため、本願の効果を奏するように適度なサイズのものを選択されることが好ましい。
より好ましいのは、環状部、環状支持部、付勢部の各部は、先端部に対して脱着可能に構成されるとともに、嵌合部は、先端部から取り外し不可能に構成されていることである。すなわち、先端部及び軸部に各部ごとに挿入する場合には、脱着可能に構成され、嵌合部として一体化した場合には、嵌合部としては取り外し不可能であるように構成されていることを意味する。このように構成されることで、誤って嵌合部が抜け落ちることを防ぐことができる。たとえば、スクリュードライバーの先端にボルトをつけた状態で、先端部を下側に向けても、先端部から落下しないようにすると、取り付け箇所に左右されず、作業効率を向上させることができるため好ましい。
具体的には、図1に示されるようなスクリュードライバー1(1a)と、環状部11、環状支持部13、付勢部15の各部と、及び、それらの環状部11、環状支持部13、付勢部15からなる嵌合部7を挙げることができる。
また、環状部には、磁性部を収納する磁性収納部と、環状支持部に嵌めこみ可能な基軸部とが備えられ、環状支持部には、基軸部を収納可能な収納部と、付勢部材を収納部内に留めるための内側フランジ部と、が備えられてなり、環状部と環状支持部とを嵌合させた際に、付勢部が、基軸部と内側フランジ部との間に保持されることが好ましい。嵌合部を一体化させることが容易となり、付勢部が、嵌合部を制御させやすくなるとともに、軸部上で安定して保持できるからである。
[1−3]スクリュードライバー本体の概略構成:
本実施形態におけるスクリュードライバー本体2は、図2に示されるように、先端部3と、軸部5、及び軸部5に形成されるフランジ部17とから概ね構成される。さらに、軸部5には、テーパー部19が備えられることが好ましい。なお、説明の便宜上、フランジ部17と、フランジ部17及びテーパー部19を除いたものを軸部本体といい、符号5aで示す。また、スクリュードライバー本体2には、必要に応じて、持ち手部分となる柄部10を設けると、作業効率性の向上を図ることができるため好ましい。
本実施形態におけるスクリュードライバー本体2は、図2に示されるように、先端部3と、軸部5、及び軸部5に形成されるフランジ部17とから概ね構成される。さらに、軸部5には、テーパー部19が備えられることが好ましい。なお、説明の便宜上、フランジ部17と、フランジ部17及びテーパー部19を除いたものを軸部本体といい、符号5aで示す。また、スクリュードライバー本体2には、必要に応じて、持ち手部分となる柄部10を設けると、作業効率性の向上を図ることができるため好ましい。
[1−3−1]先端部:
図1に示されるように、先端部3は、ボルトに係合させるための係合部3aを有しており、この先端部3或いは後述の軸部5に、嵌合部7が摺動可能に取り付けられる。この先端部は、嵌合部の磁性部から、磁性を作用させられてボルトを吸着可能に構成されていることが好ましい。磁性を伝達できる部材から形成されることで、嵌合部がボルトと接触した際に、嵌合部のみならず、嵌合部から磁性を作用された先端部を介して、ボルトが(スクリュードライバーの)先端部及び先端部周りに吸引されるから、安定的にボルトを吸引でき、ボルトがスクリュードライバーに十分に吸引されずに、落下するなどの弊害をなくすことができるからである。さらに、先端部自体が磁性を作用させることができる磁性体から構成されていることも好ましい形態の一つである。嵌合部からの磁性の作用と相俟って、相乗的にボルトを吸引できるからである。
図1に示されるように、先端部3は、ボルトに係合させるための係合部3aを有しており、この先端部3或いは後述の軸部5に、嵌合部7が摺動可能に取り付けられる。この先端部は、嵌合部の磁性部から、磁性を作用させられてボルトを吸着可能に構成されていることが好ましい。磁性を伝達できる部材から形成されることで、嵌合部がボルトと接触した際に、嵌合部のみならず、嵌合部から磁性を作用された先端部を介して、ボルトが(スクリュードライバーの)先端部及び先端部周りに吸引されるから、安定的にボルトを吸引でき、ボルトがスクリュードライバーに十分に吸引されずに、落下するなどの弊害をなくすことができるからである。さらに、先端部自体が磁性を作用させることができる磁性体から構成されていることも好ましい形態の一つである。嵌合部からの磁性の作用と相俟って、相乗的にボルトを吸引できるからである。
先端部の形状は、公知のスクリュードライバーの形状であればよく、たとえば、プラスドライバーといわれるプラス型の形状、マイナスドライバーといわれるマイナス型の形状、ポジドライバーといわれるプラスの十字穴から45度ずれた位置に溝を設けた刃先型のドライバーの先端形状のもの、六角ドライバーと言われる先端が六角形状のもの、トルクスドライバーといわれる先端がトルクス状のもの、三角ドライバーといわれるネジの頭が三つ又状のもの、ボックスドライバーといわれる先端がソッケット状になっているものなどが挙げられる。ただし、このような形状に限らず、公知のドライバーの先端部の形状であって、本願の効果を奏するものであれば、本願のドライバーに含まれる。
具体的には、図1に示されるような、プラスドライバーといわれるプラス型の形状を例示できる。すなわち、図1に示されるように、先端部3は、プラス型状に形成され、その形状に相応するボルトに係合できるように形成されている。
さらに、先端部が2つ形成されているものも好ましい形態の一つである。すなわち、軸部を中心にその一端が、たとえば、プラス型の先端部として構成され、他端が例えば、マイナス型として構成され、ボルトにねじ溝等に相応する先端部を適宜選択可能にすると、利便性が向上するため好ましい。
なお、先端部には、磁性を施す必要はないが、磁性が作用できる材質等から形成されることが好ましい。嵌合部からの磁性をボルトに直接作用させるだけでなく、先端部を介して間接的に伝達できるようにすると、ボルトが先端部上に安定的保持できるからである。また、先端部を磁性体から形成することも好ましい形態の一つである。先端部上にボルトを安定的に保持できるからである。
[1−3−2]軸部:
軸部は、図1に示されるように、先端部から延伸させた領域に形成され、この軸部には、フランジ部17と軸部本体5aが少なくとも備えられ、さらに、必要に応じてテーパー部19が含まれることが好ましい。すなわち、先端部3を始端とした場合に、その延伸方向の領域に形成されるものであって、いわゆる棒状部材から構成されている。この軸部5は、たとえば、前述の先端部3を一方の端部に有するとともに、軸部5の他端である基端部4が、持ち手となる柄部10に取り外し不可能に固定されているもの、或いは、軸部5の両端が、夫々異なる先端部を有するものであって、持ち部10に対して夫々が脱着可能となっているもの等が挙げられる。さらには、電動式スクリュードライバーとして、持ち部10の代わりに、モータを備えた(内蔵した)装置に脱着可能に構成されてもよい。
軸部は、図1に示されるように、先端部から延伸させた領域に形成され、この軸部には、フランジ部17と軸部本体5aが少なくとも備えられ、さらに、必要に応じてテーパー部19が含まれることが好ましい。すなわち、先端部3を始端とした場合に、その延伸方向の領域に形成されるものであって、いわゆる棒状部材から構成されている。この軸部5は、たとえば、前述の先端部3を一方の端部に有するとともに、軸部5の他端である基端部4が、持ち手となる柄部10に取り外し不可能に固定されているもの、或いは、軸部5の両端が、夫々異なる先端部を有するものであって、持ち部10に対して夫々が脱着可能となっているもの等が挙げられる。さらには、電動式スクリュードライバーとして、持ち部10の代わりに、モータを備えた(内蔵した)装置に脱着可能に構成されてもよい。
また、図1に示されるように、先端部3近傍の軸部5には、付勢部15を当接できるフランジ部17が形成されていることが望ましい。付勢部15の先端部3側への移動を制御できる、いわゆるストッパーが形成されることにより、嵌合部7が先端部3から誤って抜け落ちないようにできるからである。
さらに、図1に示されるように、先端部3近傍の軸部5に、付勢部15を当接できるようにフランジ部7が形成され、このフランジ部が、付勢部15が単体として脱着可能、かつ、環状部と環状支持部13と間に収納されて嵌合部7として形成された後は、取り外し不可能になるように形成されることが好ましい。すなわち、付勢部15が単体である場合には、付勢部15は、手で応力を直接加えることによって、軸心方向及びその周方向に伸び縮み可能なため、伸びた状態の際に、フランジ部上を移動できるようにするとともに、嵌合部として一体化した後には、手で応力を直接加えることができず、軸心方向及びその周方向に伸び縮み不可能な、適度な断面径になるように、フランジ部が形成されることが好ましい。
より好ましいのは、軸部がフランジ部に向かって先細り形状に形成され、さらに、先端部とフランジの間には、括れ部が形成されていることである。このように構成されることにより、先端部にボルトを吸引する際の嵌合部の摺動(嵌合部の先端部側への移動)が、軸部が先細り形状に形成されているため、よりスムーズになるため、ボルトを吸引させる作業が容易になるため好ましい。すなわち、先端部とフランジの間に括れ部が形成されることにより、括れ部に磁力が作用しないため、先端部側への移動をさらにスムーズに行うことができる。換言すれば、磁性部に軸部が接近すればする程、磁性部の磁力が作用し、その磁性部に吸引されることになるが、この吸引が先端部近傍で行われると、ボルトの取り付け作業がスムーズに行い難い。したがって、前述のような構成にすることにより、嵌合部の軸部から先端部への摺動をスムーズに行えるようにすることが好ましい。
具体的には、図1に示されるような、フランジ部に向かって先細り形状のテーパー部19を形成した軸部と、先端部とフランジの間に括れ状の括れ部6を形成したものを例示できる。
[1−3―3]その他:
先端部の他端側に位置する基端部には、スクリュードライバーの持ち手となる柄部(持ち手部)が形成されることが好ましい。作業しやすくなるためである。具体的には、図1に示される柄部10を挙げることができる。
先端部の他端側に位置する基端部には、スクリュードライバーの持ち手となる柄部(持ち手部)が形成されることが好ましい。作業しやすくなるためである。具体的には、図1に示される柄部10を挙げることができる。
また、この柄部と、先端部、或いは先端部と軸部とを、脱着可能に構成されることが好ましい。このように、脱着可能であると、たとえば、前述の先端部を、軸部の両端に設けたドライバービット型であっても、容易に取り付け取り外しができるからである。このようなドライバービット型のものであれば、たとえば、一方の先端部に、プラス型対応の先端部を形成するとともに、他方の先端部にマイナス型の先端部を形成することで、一本のスクリュードライバーで2本の機能をまかなえる為、利便性を向上させることができる。さらに、スクリュードライバーが、いわゆる電動ドライバーである場合には、前述の構成に加えて、柄部にモータを内蔵したものと組み合わせ可能あると、使用用途が広がる上、作業効率を向上させることができるため好ましい。
[1−4]使用方法:
図1〜5を参照しながら本実施形態のスクリュードライバーの使用方法について説明する。先ず、スクリュードライバーの先端部3及び軸部5に、環状部11、付勢部15、環状支持部13を挿入した後、付勢部15を、環状部11と環状支持部13との間に収納するようにして、環状部11と環状支持部13とを嵌め合わせて、嵌合部7を形成する。嵌合部7とした後、先端部3に嵌合部7を押し上げて、ボルト101を吸引させ、ボルト止めをしたい所望箇所にボルト101を取り付ける。ボルト101を取り付けたい箇所が、溝底等のような箇所である場合には(たとえば図6の溝M)、溝幅が嵌合部の幅より小さいものであれば、スクリュードライバーを回転させてボルトを取り付ける間に、軸部5が溝内に侵入するだけで、嵌合部5は溝幅に侵入を阻止されるため、自然と嵌合部7が、スクリュードライバーの基端部4側に押される状態となる。また、溝幅が嵌合部よりも大きいものであっても、スクリュードライバーを回転させてボルト101を取り付けることが可能であるが、ボルトの取り付け状態や、ボルトと先端部との係合状態を確認したい場合には、仮止め後、嵌合部7をスクリュードライバーの基端部側4に引っ張りながら作業することで、先端部3を確認しながら取り付け作業が可能である。
図1〜5を参照しながら本実施形態のスクリュードライバーの使用方法について説明する。先ず、スクリュードライバーの先端部3及び軸部5に、環状部11、付勢部15、環状支持部13を挿入した後、付勢部15を、環状部11と環状支持部13との間に収納するようにして、環状部11と環状支持部13とを嵌め合わせて、嵌合部7を形成する。嵌合部7とした後、先端部3に嵌合部7を押し上げて、ボルト101を吸引させ、ボルト止めをしたい所望箇所にボルト101を取り付ける。ボルト101を取り付けたい箇所が、溝底等のような箇所である場合には(たとえば図6の溝M)、溝幅が嵌合部の幅より小さいものであれば、スクリュードライバーを回転させてボルトを取り付ける間に、軸部5が溝内に侵入するだけで、嵌合部5は溝幅に侵入を阻止されるため、自然と嵌合部7が、スクリュードライバーの基端部4側に押される状態となる。また、溝幅が嵌合部よりも大きいものであっても、スクリュードライバーを回転させてボルト101を取り付けることが可能であるが、ボルトの取り付け状態や、ボルトと先端部との係合状態を確認したい場合には、仮止め後、嵌合部7をスクリュードライバーの基端部側4に引っ張りながら作業することで、先端部3を確認しながら取り付け作業が可能である。
また、この嵌合部は、一体された状態では付勢部がフランジ部にひっかかる状態となるため、嵌合部としての一体構造のままでは、先端部から取り外し不可能である。そこで、嵌合部の嵌め込みを解除して、環状部、環状支持部、付勢部の各部にし、それぞれを先端部から引き抜けば、取り外しできる。
先端部に磁性を作用させてボルトを吸着可能な磁性部を少なくとも備えた環状部と、環状部に嵌合可能な環状支持部と、環状部と環状支持部との摺動を制御可能な付勢部と、を備え、軸部の先端部近傍には、付勢部を当接させるフランジ部が形成されていることによって、ボルトの落下及び紛失を防ぐともに嵌合部の落下を防ぎ、平面、凹凸、溝底等所望領域に使用可能、さらに、ボルトに与える磁性を調整可能なスクリュードライバーを提供する。とりわけ、ボルト類の締結、取り外し等の作業効率、及び安全性を向上させる事ができる。
1:スクリュードライバー、2:スクリュードライバー本体、3:先端部、3a:係合部、4:基端部、5:軸部、5a:軸部本体、6:括れ部、7:嵌合部、7a:嵌合先端部、9:磁性部、9a:磁性収納部、9b:段部、10:柄部、11:環状部、11a:環状部本体、11d1:(環状部)貫通孔、11d2:(環状部)貫通孔、13:環状支持部、14:収納部、15:付勢部、15a:コイルバネ、16:内側フランジ部、17:フランジ部、19:テーパー部、21:基軸部、23:収納部、25:壁、33:溝部、33a:長さ方向溝部、33b:周周り溝部、35:凸部、101:ボルト、d4:(環状支持部の)貫通孔、M:深溝、T:各部材の中心軸。
Claims (6)
- ボルトに係合させる先端部と、前記先端部から延伸させた軸部とを備えるとともに、前記先端部及び前記軸部を摺動可能な嵌合部を備えるスクリュードライバーであって、
前記嵌合部は、前記先端部に磁性を作用させて前記ボルトを吸着可能な磁性部を少なくとも備えた環状部と、前記環状部に嵌合可能な環状支持部と、前記環状部と前記環状支持部との摺動を制御可能な付勢部と、を備え、
前記軸部の前記先端部近傍には、前記付勢部を当接させるフランジ部が形成されてなるスクリュードライバー。 - 前記環状部、前記環状支持部、前記付勢部の各部は、前記先端部及び前記軸部に対して脱着可能に構成されるとともに、
前記嵌合部は、前記先端部から取り外し不可能に構成されている請求項1に記載のスクリュードライバー。 - 前記軸部が前記フランジ部に向かって先細り形状に形成され、
さらに、前記先端部と前記フランジ部の間には、括れ部が形成されている請求項1又は2に記載のスクリュードライバー。 - 前記付勢部がバネからなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のスクリュードライバー。
- 前記環状部には、前記磁性部を収納する磁性収納部と、前記環状支持部に嵌めこみ可能な基軸部とが備えられ、
前記環状支持部には、前記基軸部を収納可能な収納部と、前記付勢部材を前記収納部内に留めるための内側フランジ部と、が備えられてなり、
前記環状部と前記環状支持部とを嵌合させた際に、前記付勢部が、前記基軸部と前記内側フランジ部との間に保持される請求項1〜4のいずれか1項に記載のスクリュードライバー。 - 前記環状部と前記環状支持部とを嵌合させた際に、前記基軸部と前記内側フランジ部との間が離間して形成されている請求項5に記載のスクリュードライバー。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN107263381A (zh) * | 2017-08-08 | 2017-10-20 | 昆山义成工具有限公司 | 起子头吸附螺丝装置 |
JP2022549259A (ja) * | 2019-09-20 | 2022-11-24 | ヨル イ、ジェ | 保持兼用着磁器 |
WO2024185151A1 (ja) | 2023-03-03 | 2024-09-12 | 株式会社メドメタレックス | 把持操作器具及びこれを用いた把持操作器具セット並びにこれを用いたロボット |
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2008
- 2008-08-14 JP JP2008208942A patent/JP2010042486A/ja not_active Withdrawn
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