JP2010041845A - 変圧器装柱具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 柱上変圧器と電柱とを絶縁することができる変圧器装柱具を提供する。
【解決手段】 端部で柱上変圧器Xを保持する保持部12と、保持部12を電柱Yに固定する固定部11とを備える変圧器装柱具において、保持部12は、柱上変圧器Xと電柱Yとを絶縁すべく、絶縁性を有する部位121を備えることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、柱上変圧器を電柱に装着するための変圧器装柱具に関する。
従来、柱上変圧器を電柱に装着するための変圧器装柱具として、端部で柱上変圧器を保持する保持部と、保持部を電柱に固定する固定部とを備える変圧器装柱具が知られている(例えば、特許文献1)。かかる変圧器装柱具は、一般的に、金属体で構成される。なお、柱上変圧器は、異常時の電位上昇、高電圧の侵入等による感電、火災の危険防止のため、低圧側の一端子及び外部筐体を接地線によりそれぞれ接地されている。
実開昭61−30220号公報
しかしながら、柱上変圧器が接地されることにより、安全が確保された上においても、柱上変圧器と電柱とを絶縁させる方が望ましい。例えば、柱上変圧器が金属製の電柱に装着される場合においては、柱上変圧器にA種接地工事を施す必要があるが、柱上変圧器と電柱とが絶縁されることにより、B種接地工事とすることができ、その結果、接地工事費の削減が図れる。
また、例えば、柱上変圧器がコンクリート製の電柱に装着される場合においても、柱上変圧器と電柱とが絶縁されることにより、電柱の地上付近の部位における安全性をより高めることができる。
よって、本発明は、かかる事情に鑑み、柱上変圧器と電柱とを絶縁することができる変圧器装柱具を提供することを課題とする。
本発明に係る変圧器装柱具は、端部で柱上変圧器を保持する保持部と、保持部を電柱に固定する固定部とを備える変圧器装柱具において、保持部は、柱上変圧器と電柱とを絶縁すべく、絶縁性を有する部位を備えることを特徴とする。
本発明によれば、固定部が保持部を電柱に固定し、保持部が端部で柱上変圧器を保持するため、柱上変圧器が電柱に装着される。そして、保持部が絶縁性を有する部位を備えるため、柱上変圧器と電柱とを絶縁することができる。
本発明に係る変圧器装柱具においては、保持部は、前記絶縁性を有する部位の表面が撥水性を有して構成されてもよい。
かかる構成によれば、保持部における前記絶縁性を有する部位の表面が撥水性を有するため、雨が当該部位の表面に降っても、当該部位の表面が雨をはじく。これにより、雨が当該部位の表面に滞留して満たされるのを防止できるため、雨を介して柱上変圧器と電柱とが導通するのを防止できる。したがって、降雨の際においても、柱上変圧器と電柱とを確実に絶縁することができる。
本発明に係る変圧器装柱具においては、保持部は、固定部に固定されるアーム部と、アーム部の端部に設けられ且つ柱上変圧器を係止する係止部とを備え、アーム部は、全体が絶縁性を有すると共に、表面が撥水性を有して構成されてもよい。
かかる構成によれば、アーム部が固定部に固定され、アーム部の端部に配置される係止部が柱上変圧器を係止することにより、柱上変圧器が電柱に装着される。そして、アーム部の全体が絶縁性を有して構成されると共に、アーム部の表面が撥水性を有して構成されため、柱上変圧器と電柱とを確実に絶縁することができる。
本発明に係る変圧器装柱具においては、保持部は、筒状に形成されるアーム部の内部に、アーム部の長手方向に沿って配置される長尺部材をさらに備え、長尺部材は、アーム部が折損した際には、柱上変圧器が脱落するのを防止すべく、固定部に係止され且つ係止部を係止するように構成されてもよい。
かかる構成によれば、長尺部材が筒状に形成されるアーム部の内部においてアーム部の長手方向に沿って配置されるため、アーム部が折損した際には、長尺部材が固定部に係止されて且つ係止部を係止する。したがって、アーム部が折損したとしても、柱上変圧器が脱落するのを防止できる。
本発明に係る変圧器装柱具においては、保持部は、筒状に形成されるアーム部の内部に、アーム部の長手方向に沿って配置される金属製の長尺部材をさらに備え、長尺部材は、それぞれ金属製の固定部と係止部とを絶縁すべく、固定部及び係止部の少なくとも何れか一方と間隙を有して配置される一方、アーム部が折損した際には、柱上変圧器が脱落するのを防止すべく、固定部に係止され且つ係止部を係止するように構成されてもよい。
かかる構成によれば、筒状に形成されるアーム部の内部にアーム部の長手方向に沿って配置される金属製の長尺部材が、それぞれ金属製の固定部及び係止部の少なくとも何れか一方と間隙を有して配置されるため、固定部と係止部とを絶縁する。そして、アーム部が折損した際には、長尺部材が固定部に係止されて且つ係止部を係止するため、アーム部が折損するまでは、固定部と係止部、即ち、電柱と柱上変圧器とを絶縁することができる一方、アーム部が折損した際には、柱上変圧器が脱落するのを防止できる。
以上の如く、本発明に係る変圧器装柱具によれば、固定部により電柱に固定される保持部に、絶縁性を有する部位が設けられるため、柱上変圧器と電柱とを絶縁することができるという優れた効果を奏する。
以下、本発明に係る変圧器装柱具における一実施形態について、図1〜図10を参酌して説明する。
図1に示すように、変圧器装柱具により電柱に設置される柱上変圧器(以下、単に「変圧器」ともいう)Xは、円柱状に形成される。そして、変圧器Xは、変圧器装柱具に係止される被係止部X1,X2が上下一対設けられている。
各被係止部(上方側の第1被係止部,下方側の第2被係止部)X1,X2は、それぞれ径方向に突出し且つ上下方向に沿って角筒状に形成されている。また、各被係止部X1,X2は、下端側から上方向に向けて溝(図示していない)が形成されている。
本実施形態に係る変圧器装柱具は、上方側に配置される第1装柱具(以下、「第1変圧器保持具」ともいう)1と、下方側に配置される第2装柱具(以下、「第2変圧器保持具」ともいう)2とを備える。具体的には、変圧器装柱具は、第1被係止部X1にて変圧器Xを保持(係止)する第1装柱具1と、第2被係止部X2にて変圧器Xを保持(係止)する第2装柱具2とを備える。
第1装柱具1は、図2〜図4に示すように、電柱Yに固定される固定部11と、電柱Yから水平方向に突出し、端部で変圧器Xを保持する保持部12とを備え、固定部11は、保持部12を電柱Yに固定する。また、第1装柱具1は、高圧カットアウト(図示していない)が取り付けられる腕金Zを保持可能な高圧カットアウト支持部13をさらに備える。
固定部11は、図5及び図6に示すように、電柱Yに固定される電柱固定手段111と、保持部12を固定する保持部固定手段112とを備え、電柱固定手段111と保持部固定手段とは、互いに固定されている。なお、固定部11は、金属体で構成される。
電柱固定手段111は、電柱Yを周方向にて囲むバンド部材111aを締め付けることにより、電柱Yに締着される。また、電柱固定手段111は、電柱Yと上下方向(電柱Yの軸心方向)に沿って当接する一対の当接部材111b,111bを備える。
一対の当接部材111b,111bは、上下方向に延設され、互いに平行となるように配置される。そして、一対の当接部材111b,111bは、水平方向にて凸状に形成され、先端が電柱Yに当接することにより、例えば、電柱Yに対して周方向に変位するのを防止できると共に、電柱Yに対して保持部12を所望の位置に配置できる(自然と位置決めできる)。
保持部固定手段112は、保持部12を固定すべく、保持部12を挾持する挾持部材112a,112bを備え、挾持部材112a,112bは、押圧手段112cにより外側から保持部12を押圧する。具体的には、挟持部材122a,122bは、ボルト112d及びナット112eにより保持部12と圧接している。
電柱Y側に配置される(第1の)挾持部材112aは、電柱固定手段111の当接部材111bと一体化されている。また、その反対側に配置される(第2の)挾持部材112bは、角筒状に形成される保持部12の部位に対して、平面の部位よりも機械的強度の大きい角の部位と当接するように構成される。
保持部12は、図2〜図4に示すように、電柱Yから水平方向に突出して配置され且つ固定部11に固定されるアーム部121と、アーム部121の端部に設けられ且つ変圧器Xを係止する係止部122とを備える。
また、保持部12は、筒状に形成されるアーム部121の内部に、アーム部121の長手方向(水平方向)に沿って配置される長尺部材123を備える。さらに、保持部12は、変圧器Xが係止部122から脱落するのを防止するための脱落防止部124を備える。
アーム部121は、変圧器Xと電柱Yとを絶縁させるべく、絶縁性を有する部位を備え、さらに、降雨の際においても変圧器Xと電柱Yとの絶縁を維持すべく、前記絶縁性を有する部位は、表面が撥水性を有して構成される。具体的には、アーム部121は、全体が絶縁性を有して構成されると共に、表面が撥水性を有して構成される。
より具体的には、図7及び図8に示すように、アーム部121は、絶縁体(例えばFRPといった硬質樹脂)で長尺な角筒状に形成され、さらに、撥水性を有する塗料が表面に塗布されて構成される。そして、アーム部121は、両端部にそれぞれ切欠部121a,121aを備える。
また、アーム部121は、係止部122を取り付けるための第1取付孔121b,…が両側面部に設けられ、脱落防止部124を取り付けるための第2取付孔121c,…が上面部及び下面部に設けられ、さらに、高圧カットアウト支持部13を取り付けるための第3取付孔121d,…が上面部及び下面部に設けられる。
係止部122,122は、金属体で構成され、アーム部121の長手方向の両端部に一対設けられる。そして、係止部122は、変圧器Xの角筒状に形成される第1被係止部X1に下方側から内挿されるべく(図2及び図3参照)、上方に向けて突出する(立設される)突出部122aと、アーム部121に取り付けられるべく、アーム部121の上面部及び側面部を覆うように配置される取付部122bとを備える。
また、係止部122は、係止部固定手段122cにより、アーム部121に固定される。この係止部固定手段122cは、取付部122bに設けられる孔122d,122d及びアーム部121の第1取付孔121b,121bを挿通するボルト122eと、このボルト122cに螺合されるナット122f,122fとから構成される。
さらに、係止部122は、変圧器Xの第1被係止部X1と、第1被係止部X1に内挿された突出部122aとを固定すべく(図2参照)、変圧器固定手段122gを備える。この変圧器固定手段122gは、第1被係止部X1の溝と、突出部122aに設けられる孔(採番しない)とを挿通するボルト122hと、このボルト122hに螺合されるナット122iとから構成される。
長尺部材123は、金属体であって、長尺な板状に形成される。そして、長尺部材123は、アーム部121の内部に、アーム部121の長手方向に沿って配置される。具体的には、長尺部材123は、角筒状に形成されるアーム部121の側面部の内面に当接して配置される。
また、長尺部材123は、長尺部材固定手段123aにより、アーム部121と固定される。この長尺部材固定手段123aは、長尺部材123に設けられる孔123b及びアーム部121の第1取付孔121aを挿通するボルト123cと、このボルト123cに螺合されるナット123d,123dとから構成される。
なお、本実施形態においては、長尺部材固定手段123aのボルト123cと、係止部固定手段122cのボルト122eとが共通(同一)であり、また、長尺部材固定手段123aのナット123dと、係止部固定手段122cの一方のナット122fとが共通(同一)である。これにより、長尺部材123は、係止部122を係止するように構成されている。
また、長尺部材123は、それぞれ金属体で構成される固定部11と係止部122とを絶縁させるべく、固定部11と間隙tを有して配置される一方、アーム部121が折損した際には、変圧器Xが脱落するのを防止すべく、固定部11に係止されるように構成される。
具体的には、長尺部材123は、固定部11(保持部固定手段112の押圧手段112c)のボルト112dに挿通される係止孔123eを備え、アーム部121が正常である際は(アーム部121が折損するまでは)、係止孔123eがボルト112dと接触しないように配置される一方、アーム部121が折損した際には、係止孔123eがボルト112dに係止される。
脱落防止部124は、変圧器Xの第1被係止部X1の上端部を掛止する(図3参照)フック部124aと、アーム部121の第2取付孔121c,121cに挿通されるネジ部124bと、ネジ部124bがアーム部121に固定されることにより、フック部124aが第1被係止部X1を掛止した状態で維持すべく、このネジ部124bに螺合されるナット124c,124cとを備える。なお、脱落防止部124は、金属体で構成される。
高圧カットアウト支持部13は、図2〜図4に示すように、高圧配電線から延びる高圧引下げ線(図示しない)と変圧器Xとの間に接続される高圧カットアウト(図示しない)が取り付けられる腕金Zを保持すべく、アーム部121の長手方向(水平方向)の中央部に配置される。
そして、高圧カットアウト支持部13は、支持部固定手段131によりアーム部121に取り付けられるべく、アーム部121の上面部及び一方の側面部並びに下面部を覆う取付部132を備える。この支持部固定手段131は、取付部132に設けられる孔(図示しない)及びアーム部121の第3取付孔121c,121cを挿通するボルト131aと、このボルト131aに螺合されるナット131bとから構成される。
また、高圧カットアウト支持部13は、腕金Zをアーム部121とは異なる高さ位置で保持するように構成される。具体的には、高圧カットアウト支持部13は、腕金Zを電柱Yの径方向に沿って配設すべく、アーム部121の上方に配置される腕金保持部132と、取付部132と腕金保持部133とを連結すべく、上下方向に沿って延設される連結部134とを備える。
さらに、高圧カットアウト支持部13は、電柱Yに対応して湾曲状(円弧状)に形成され且つ電柱と当接する電柱当接部135を備える。この電柱当接部135は、例えば、腕金Zに高圧カットアウトを取り付ける作業を行う際に、高圧カットアウト支持部13に対して外力が加えられたとしても、外力を分散させて電柱Yにも受け止めさせることができる。
第2装柱具2は、図9及び図10に示すように、電柱Yから水平方向に突出し、端部で変圧器Xを保持する変圧器保持部(単に「保持部」ともいう)21と、変圧器保持部21を電柱Yに固定させる電柱固定部(単に「固定部」ともいう)22とを備える。
変圧器保持部21は、変圧器Xと電柱Yとを絶縁させるべく、絶縁性を有し且つ撥水性を有する部位を備える。具体的には、変圧器保持部21は、電柱Yの径方向外側に向けて延設される保持部本体211と、保持部本体211の先端部に配置され、変圧器Xの第2被係止部X2を当接(支持)する変圧器当接部212を備え、変圧器当接部212は、全体が絶縁性を有して構成されると共に、表面が撥水性を有して構成される。
保持部本体211は、金属体で構成され、電柱Yと当接する基端部が電柱Yに対応して湾曲状(円弧状)に形成されている。また、保持部本体211は、基端部に、電柱固定部22が電柱Yを締着するためのバンド部材221を、掛止する掛止部211aが設けられている。
変圧器当接部212は、一対の絶縁部材212a,212bを備える。この絶縁部材のうち一方の絶縁部材(以下、「第1絶縁部材」という)212aは、保持部本体211の先端部に設けられる孔211bから突出する突出部212cを備える一方、他方の絶縁部材(以下、「第2絶縁部材」という)212bは、保持部本体211から突出する突出部212cを外嵌するように構成される。
また、変圧器当接部212は、変圧器固定手段213により、変圧器Xの第2被係止部X2に固定される。この変圧器固定手段213は、第2被係止部X2の溝及び一対の絶縁部材212a,212bの中央部にそれぞれ設けられる孔を挿通するボルト213aと、このボルト213aに螺合されるナット212bとを備える。
したがって、変圧器Xの第2被係止部X2と、保持部本体211とは、一対の絶縁部材212a,212bにより絶縁されている。即ち、変圧器Xと電柱Yとは、変圧器当接部212により絶縁されている。
以上より、本実施形態に係る変圧器装柱具は、固定部11が電柱Yから水平方向に突出する保持部12を電柱Yに固定し、保持部12が端部で変圧器Xを保持するため、変圧器Xが電柱Yに装着される。そして、保持部12が絶縁性を有するアーム部121を備えるため、変圧器Xと電柱Yとを絶縁することができる。
また、本実施形態に係る変圧器装柱具は、アーム部121が撥水性を有するため、雨がアーム部121の表面に降ってもはじく。これにより、雨がアーム部121の表面に滞留して満たされるのを防止できるため、雨を介して変圧器Xと電柱Yとが導通するのを防止できる。したがって、降雨の際においても、変圧器Xと電柱Yとを確実に絶縁することができる。
また、本実施形態に係る変圧器装柱具は、固定部11に固定されるアーム部121が電柱Yから水平方向に突出して配置され、アーム部121の両端部に配置される係止部122が変圧器Xと係止することにより、変圧器Xが電柱Yに装着される。そして、アーム部121の全体が絶縁性を有して構成されると共に、アーム部121の表面が撥水性を有して構成されため、変圧器Xと電柱Yとを絶縁することができる。
さらに、電柱Yが上方に向けてテーパ状に形成されているため、角筒状のアーム部121(の側面)が電柱Yの表面に沿って配置されることにより、アーム部121の上面が傾いて配置されている。したがって、アーム部121の上面に雨が降っても、雨がアーム部121の上面の傾きに伴って流れるため、雨がアーム部121の上面に滞留するのを防止できる。
加えて、アーム部121が固定部11及び係止部122と着脱できるため、例えば、固定部11や係止部122と一体化しているアーム部121を製作する場合に対して、アーム部121の製作を容易にすることもできるため、生産効率を向上することができる。
また、本実施形態に係る電柱装柱具は、筒状に形成されるアーム部121の内部に水平方向に沿って配置される長尺部材123が、固定部11と間隙を有して配置されるため、固定部11と係止部122とを絶縁させる。そして、アーム部121が折損した際には、係止部122を係止している長尺部材123が固定部11に係止されるため、アーム部121が折損するまでは、固定部11と係止部122、即ち、電柱Yと変圧器Xとを絶縁することができる一方、アーム部121が折損した際には、変圧器Xが脱落するのを防止できる。
なお、本発明に係る変圧器装柱具は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、本発明に係る変圧器装柱具は、柱上変圧器をさまざま電柱に装着する場合に採用することができる。具体的には、金属製の鋼管柱(鋼管組立柱)や、パンザーマストや、コンクリート製のコンクリート柱や、コンクリートの基礎部と鋼管の上部とからなる複合柱といった電柱に、柱上変圧器を装着する場合に採用することができる。
また、上記実施形態に係る変圧器装柱具(第1装柱具1)においては、アーム部121が角筒状に形成される場合を説明したが、かかる場合に限られず、例えば、アーム部が丸筒状や三角筒状に形成される場合でもよい。かかる構成によれば、アーム部の上面が傾斜又は湾曲しているため、雨がアーム部の上面に滞留するのを防止できる。
また、上記実施形態に係る変圧器装柱具(第1装柱具1)においては、長尺部材123が固定部11(保持部固定手段112のボルト112d)と間隙を有して配置される場合を説明したが、かかる場合に限られず、長尺部材が係止部と間隙を有して配置される場合でもよく、また、長尺部材がそれぞれ固定部及び係止部と間隙を有して配置される場合でもよい。
また、上記実施形態に係る変圧器装柱具(第1装柱具1)においては、長尺部材123が金属体で構成される場合を説明したが、かかる場合に限られず、長尺部材が絶縁体で構成される場合でもよい。かかる構成によれば、長尺部材が固定部11及び係止部122と間隙を有して配置することなく、固定部11と係止部122、即ち、電柱Yと変圧器Xとを絶縁させることができる。
また、上記実施形態に係る変圧器装柱具(第1装柱具1)においては、長尺部材123が板状に形成される場合を説明したが、かかる場合に限られず、例えば、長尺部材は、アーム部121と同様に角筒状に形成され、アーム部121に外嵌される場合でもよい。
具体的には、長尺部材は、変圧器Xが重力によりアーム部121を付勢する力に対抗すべく、アーム部121の内面に当接して配置される場合でもよい。かかる構成によれば、長尺部材がアーム部121の内面に当接して配置されているため、変圧器Xが重力によりアーム部121を付勢する力に対抗することができる。したがって、アーム部材121が欠損するのを防止できる。
また、上記実施形態に係る変圧器装柱具(第1装柱具1)においては、一つのアーム部121の両端部にそれぞれ変圧器X,Xが保持される場合を説明したが、かかる場合に限られず、例えば、アーム部は、固定部に固定される基端部が電柱Yに当接し、径方向外側に向けて延びて設けられる先端部が変圧器Xを保持する場合でもよく、また、図11に示すように、固定部11’が二つのアーム部121,121を電柱Yに固定し、各アーム部121が一端部又は両端部で変圧器Xを保持する場合でもよい。
また、上記実施形態に係る変圧器装柱具においては、第1装柱具1及び第2装柱具2から構成される場合を説明したが、かかる場合に限られず、例えば、第1装柱具1のみから構成される(第2装柱具2が設けられない)場合でもよく、また、第2装柱具が第1装柱具1と同じ構成である場合(第1装柱具1が一対設けられる場合)でもよい。
本発明の一実施形態に係る変圧器装柱具の全体正面図を示す。 同実施形態に係る第1装柱具の全体平面図を示す。 同実施形態に係る第1装柱具の全体正面図を示す。 同実施形態に係る第1装柱具の要部側面図を示す。 同実施形態に係る第1装柱具の固定部の全体平面図を示す。 同実施形態に係る第1装柱具の固定部における、(a)は全体正面図、(b)は全体側面図を示す。 同実施形態に係る第1装柱具の保持部における、(a)は全体平面図、(b)は全体正面図を示す。 同実施形態に係る第1装着具の保持部における、(a)は全体側面図、(b)は図3のA−A線における要部拡大断面図を示す。 同実施形態に係る第2装柱具における、(a)は全体平面図、(b)は全体正面図を示す。 同実施形態に係る第2装柱具における、(a)は全体側面図、(b)は図9のB−B線における要部拡大断面図を示す。 本発明の他の実施形態に係る変圧器装柱具(第1装柱具)の全体正面図を示す。
符号の説明
11…固定部、12…保持部、121…アーム部、122…係止部、123…長尺部材、X…柱上変圧器、X1…(第1)被係止部、X2…(第2)被係止部、Y…電柱

Claims (5)

  1. 端部で柱上変圧器を保持する保持部と、保持部を電柱に固定する固定部とを備える変圧器装柱具において、
    保持部は、柱上変圧器と電柱とを絶縁すべく、絶縁性を有する部位を備えることを特徴とする変圧器装柱具。
  2. 保持部は、前記絶縁性を有する部位の表面が撥水性を有して構成される請求項1に記載の変圧器装柱具。
  3. 保持部は、固定部に固定されるアーム部と、アーム部の端部に設けられ且つ柱上変圧器を係止する係止部とを備え、
    アーム部は、全体が絶縁性を有すると共に、表面が撥水性を有して構成される請求項2に記載の変圧器装柱具。
  4. 保持部は、筒状に形成されるアーム部の内部に、アーム部の長手方向に沿って配置される長尺部材をさらに備え、
    長尺部材は、アーム部が折損した際には、柱上変圧器が脱落するのを防止すべく、固定部に係止され且つ係止部を係止するように構成される請求項3に記載の変圧器装柱具。
  5. 保持部は、筒状に形成されるアーム部の内部に、アーム部の長手方向に沿って配置される金属製の長尺部材をさらに備え、
    長尺部材は、それぞれ金属製の固定部と係止部とを絶縁すべく、固定部及び係止部の少なくとも何れか一方と間隙を有して配置される一方、アーム部が折損した際には、柱上変圧器が脱落するのを防止すべく、固定部に係止され且つ係止部を係止するように構成される請求項3に記載の変圧器装柱具。
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