JP2010041738A - ワイヤーハーネス外装用の硬質保護チューブおよびその作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】保護すべき部分は保護し、保護が不要な部分までを過重に保護することがないようにする。しかも、ワイヤーハーネスに対する装着安定性を良くすることができ、ボディに対しての取り付け強度も確保しやすくする。
【解決手段】この硬質保護チューブ10は、全周に周壁を有する全周筒部11と、略半周に周壁を有する半周筒部12とを、長手方向の一端側と他端側に連続して持つ。1個の硬質材料よりなる筒状体1の周壁の長手方向の中間部に、周方向に互いに対向する位置に設定され且つ筒状体の長手方向に略平行な2本の縦カット線3と、該縦カット線に対して互いに反対側に設定され且つ2本の縦カット線の一端間および他端間をそれぞれ繋ぐ前記筒状体の周方向に略平行な2本の横カット線2とからなる側面視略Z字状のカット線4を入れて、筒状体を長手方向に2分割することにより、1個の筒状体から硬質保護チューブ10を2個取りする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤハーネスに外装することでワイヤーハーネスを保護する硬質保護チューブに関し、詳しくは、自動車やOA機器等のボデーに沿って配索されるワイヤハーネスに対して、外部干渉を受けやすい部位に取り付けられるワイヤーハーネス外装用の硬質保護チューブ、およびその作製方法に関するものである。
従来、図3に示すように、自動車やOA機器等のボデーに沿ってワイヤーハーネスWを配索する場合には、ボデーの溶接エッジ等の干渉懸念部位PからワイヤーハーネスWを保護するために、コルゲートチューブ等の円筒形の硬質保護チューブ1をワイヤーハーネスWに外装した上で、クリップ等の固定部材20により、硬質保護チューブ1を介してワイヤーハーネスWをボディに固定している(例えば、特許文献1参照)。
ところで、ボディ側に干渉懸念部位Pが存在していたとしても、ワイヤハーネスWの全周が干渉懸念部位Pに干渉するのではなく、せいぜい干渉懸念部位Pと対向する半周部が干渉する程度である。しかし、従来の硬質保護チューブ1は、ワイヤハーネスの全周を保護する形状になっているため、干渉する恐れがなく保護の必要がない側(不要側)S1まで硬質保護チューブ1で覆うことになってしまい、重量増大につながる問題があった。
そこで、保護の必要な側のみを覆えるようにしたハーフタイプ(半筒状)のコルゲートチューブが提案されている(例えば、特許文献2参照)。これによれば、ワイヤハーネスが外部干渉部位と干渉する懸念のある側だけを覆うことができるので、無駄な資源利用を少なくでき、軽量化を図ることができる。
特開2000−261932号公報 特開2003−134636号公報
しかし、半周筒部だけのハーフタイプの保護チューブであると、ワイヤーハーネスに対する装着安定性が悪く、ボディに対しての取り付け強度も確保しにくい。そのため、特別なクランプを使用してボディに固定する必要がある等の面倒があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、保護すべき部分は保護し、保護が不要な部分までを過重に保護することがなく、それにより軽量化を図ることができ、しかも、ワイヤーハーネスに対する装着安定性が良く、ボディに対しての取り付け強度も確保しやすく、通常の円筒形の保護チューブ用のクランプを使用してボディに容易に装着することのできるワイヤーハーネス外装用の硬質保護チューブおよびその作製方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明のワイヤーハーネス外装用の硬質チューブは、全周に周壁を有する全周筒部と、略半周に周壁を有する半周筒部とを、長手方向に連続して持つことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のワイヤーハーネス外装用の硬質保護チューブであって、長手方向の一端側に前記全周筒部を持ち、長手方向の他端側に前記半周筒部を持つことを特徴とする。
請求項3の発明のワイヤーハーネス外装用の硬質チューブの作製方法は、1個の硬質材料よりなる筒状体の周壁の長手方向の中間部に、周方向に互いに対向する位置に設定され且つ前記筒状体の長手方向に略平行な2本の縦カット線と、該縦カット線に対して互いに反対側に設定され且つ前記2本の縦カット線の一端間および他端間をそれぞれ繋ぐ前記筒状体の周方向に略平行な2本の横カット線とからなる側面視略Z字状のカット線を入れて、前記筒状体を長手方向に2分割することにより、1個の筒状体から請求項2に記載のワイヤーハーネス外装用の硬質保護チューブを2個取りすることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、全周筒部と半周筒部の両方を持つので、干渉懸念部位のある必要側のみに保護材である半周筒部を配置することができ、不要側の保護材を無くすことができる。従って、不要側の保護材が省略できる分だけ、材料費や重量を軽減することができる。また、長さ方向の全体が半周筒部で構成されているのではなくて、全周筒部も連続して持っているので、その全周筒部で、半周筒部の開き方向の剛性を高めることができる。また、半周筒部よりも安定した剛性を持っている全周筒部があることにより、ワイヤーハーネスに対する装着を安定させることができる上に、その全周筒部に、通常の円筒チューブ用のクリップを取り付けて、そのクリップによりボディにチューブを介してワイヤーハーネスを固定する場合にも、全周筒部の剛性を活かした取り付けができ、確実な取り付け強度を保つことができる。また、全周筒部には、周方向のどの位置にもクリップを取り付けることができるので、方向を選ばずに、硬質保護チューブをボディに取り付けることができ、半周筒部の向きを干渉懸念部位に適切に振り向けることができ、取り付け角度がずれないようにすることができる。
請求項2の発明によれば、長手方向の一端側に全周筒部を持ち他端側に半周筒部を持つので、1個の筒状体から2個取りすることができる。
請求項3の発明によれば、1個の筒状体から、長手方向の一端側に全周筒部を持ち、他端側に半周筒部を持つ硬質保護チューブを2個取りするので、素材を無駄にせずに容易に硬質保護チューブを製作できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は実施形態の硬質保護チューブの構成およびその作製方法の説明図、図2は実施形態の硬質保護チューブの使用状態を示す側面図である。
図1に示すように、この実施形態の硬質保護チューブ10は、長手方向の一端側に、全周に周壁を有する全周筒部11を持ち、長手方向の他端側に、全周筒部11に連続して、略半周に周壁を有する半周筒部12を持つものである。
ここでは、この硬質保護チューブ10は、1個の硬質材料よりなる筒状体1(従来の円筒形の硬質保護チューブと同じもの)の周壁の長手方向の中間部に、周方向に互いに対向する位置に設定され且つ筒状体1の長手方向に略平行な2本の縦カット線3と、該縦カット線3に対して互いに反対側に設定され且つ2本の縦カット線3の一端間および他端間をそれぞれ繋ぐ前記筒状体1の周方向に略平行な2本の横カット線2とからなる側面視略Z字状のカット線4を入れて、筒状体1を長手方向に2分割することにより、1個の筒状体1から2個取りする作製方法を実施することで得られている。
この硬質保護チューブ10を使用する場合は、図2に示すように、ボディに沿って配索するワイヤーハーネスWの必要部位に装着する。その際、半周筒部12をボディ側の干渉懸念部位Pに向けて硬質保護チューブ10をそれぞれ配置し、その状態でテープTを半周筒部12と該半周筒部12から露出しているワイヤーハーネスWに巻き付けることにより、硬質保護チューブ10をワイヤーハーネスWに固定する。また、全周筒部11に、通常の円筒形チューブ用のクランプ20を取り付けて、そのクランプ20をボディに係合させることで、ワイヤーハーネスWを硬質保護チューブ10を介してボディに固定する。
なお、A部に示すように、半周筒部12とその半周筒部12から露出しているワイヤーハーネスWに、両持タイプのクリップ30のバンド部を取り付けることにより、従来の全周チューブのようなボディへの取り付けが可能である。
以上のように、上記実施形態の硬質保護チューブ10は、全周筒部11と半周筒部12の両方を持つので、干渉懸念部位Pのある必要側のみに保護材である半周筒部12を配置することができ、不要側S1の保護材を無くすことができる。従って、不要側S1の保護材が省略できる分だけ、余分なスペースを食わないようにすることができると共に、材料費や重量を軽減することができる。
また、長さ方向の全体が半周筒部12で構成されているのではなくて、全周筒部11も連続して持っているので、その全周筒部11で、半周筒部12の開き方向の剛性を高めることができる。また、半周筒部12よりも安定した剛性を持っている全周筒部11が連続して付いていることにより、ワイヤーハーネスWに対する装着を安定させることができる上に、その全周筒部11に、通常の円筒形チューブ用のクランプ20を取り付け、そのクランプ20によりボディにチューブ10を介してワイヤーハーネスWを固定する場合にも、全周筒部11の剛性を活かした取り付けができ、確実な取り付け強度を保つことができる。
また、全周筒部11には、周方向のどの位置にもクランプ20を取り付けることができるので、方向を選ばずに、硬質保護チューブ10をボディに取り付けることができ、半周筒部12の向きを干渉懸念部位Pに適切に振り向けることができ、取り付け角度がずれないようにすることができる。
また、上記実施形態の作製方法のように、1個の筒状体1から硬質保護チューブ10を2個取りするようにすれば、素材を無駄にせずに容易に硬質保護チューブ10を得ることができる。
なお、全周筒部11に長手方向に延びる縦スリットを入れておけば、スリットを開くことで、容易にワイヤーハーネスWに硬質保護チューブ10を装着することができる。
また、上記実施形態では、特に硬質保護チューブ10の周壁の断面形状については言及しなかったが、コルゲートチューブのように凹凸形状となっていても、平坦状となっていてもよい。
本発明の実施形態の硬質保護チューブの構成および作製方法の説明図である。 同実施形態の硬質保護チューブの使用状態を示す側面図である。 従来の全周タイプの硬質保護チューブの使用状態を示す側面図である。
符号の説明
1 筒状体
2 横カット線
3 縦カット線
4 側面視略Z形のカット線
10 硬質保護チューブ
11 全周筒部
12 半周筒部
W ワイヤーハーネス
P 干渉懸念部位

Claims (3)

  1. 全周に周壁を有する全周筒部と、略半周に周壁を有する半周筒部とを、長手方向に連続して持つことを特徴とするワイヤーハーネス外装用の硬質保護チューブ。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネス外装用の硬質保護チューブであって、
    長手方向の一端側に前記全周筒部を持ち、長手方向の他端側に前記半周筒部を持つことを特徴とするワイヤーハーネス外装用の硬質保護チューブ。
  3. 1個の硬質材料よりなる筒状体の周壁の長手方向の中間部に、周方向に互いに対向する位置に設定され且つ前記筒状体の長手方向に略平行な2本の縦カット線と、該縦カット線に対して互いに反対側に設定され且つ前記2本の縦カット線の一端間および他端間をそれぞれ繋ぐ前記筒状体の周方向に略平行な2本の横カット線とからなる側面視略Z字状のカット線を入れて、前記筒状体を長手方向に2分割することにより、1個の筒状体から請求項2に記載のワイヤーハーネス外装用の硬質保護チューブを2個取りすることを特徴とするワイヤーハーネス外装用の硬質チューブの作製方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015146672A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 住友電装株式会社 電線モジュール及び外装部材
CN107606339A (zh) * 2017-11-21 2018-01-19 舟山三力机械有限公司 海洋石油柔性管道z型钢带
JP2018068016A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 矢崎総業株式会社 コルゲートチューブのテープ巻き構造

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