JP2010041661A - コーナリフレクタアンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】使用周波数帯域を広帯域化することができるコーナリフレクタアンテナを提供する。
【解決手段】コーナ反射板21は、2つの反射板22a、22bを略90°の角度でコーナ状に組み合わせ、その頂部に支持板25を装着する。上記支持板25により所定の長さを有する放射素子支持部材26a、26bを支持し、その先端部にアンテナ本体27を装着する。アンテナ本体27は、略台形状に形成された板状の放射素子28a、28bを微小間隔を保って同一平面状に配置する。この場合、放射素子28a、28bは、台形の短辺側が対向するように配置し、その短辺側の上部近傍に給電点を設けた構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】コーナ反射板21は、2つの反射板22a、22bを略90°の角度でコーナ状に組み合わせ、その頂部に支持板25を装着する。上記支持板25により所定の長さを有する放射素子支持部材26a、26bを支持し、その先端部にアンテナ本体27を装着する。アンテナ本体27は、略台形状に形成された板状の放射素子28a、28bを微小間隔を保って同一平面状に配置する。この場合、放射素子28a、28bは、台形の短辺側が対向するように配置し、その短辺側の上部近傍に給電点を設けた構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、広帯域特性を有するコーナリフレクタアンテナに関する。
従来、指向性を持った高利得の受信アンテナとしてコーナリフレクタアンテナが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
従来のコーナリフレクタアンテナは、例えば図5及び図6に示すように構成されている。図5は従来のコーナリフレクタアンテナ10の構成を示す斜視図、図6はダイポールアンテナ及び支持部分の構成を示す正面図である
図5において、11はコーナ反射板で、2つの反射板12a、12bを略90°の角度でコーナ状に組み合わせている。上記反射板12a、12bは、それぞれ中心軸に沿って設けた支持アーム13に対し、長さが約1λ(λは使用周波数における波長)の複数の金属棒14を等間隔にライン状に配置したグリッド型の構成となっている。そして、上記コーナ反射板11の頂部に支持板15が装着され、この支持板15により支持された放射素子支持部材16a、16bの先端部に半波長ダイポールアンテナ17が装着される。このダイポールアンテナ17は、反射板12a、12b間において、反射板12a、12bを構成する金属棒14と平行に設けられる。
図5において、11はコーナ反射板で、2つの反射板12a、12bを略90°の角度でコーナ状に組み合わせている。上記反射板12a、12bは、それぞれ中心軸に沿って設けた支持アーム13に対し、長さが約1λ(λは使用周波数における波長)の複数の金属棒14を等間隔にライン状に配置したグリッド型の構成となっている。そして、上記コーナ反射板11の頂部に支持板15が装着され、この支持板15により支持された放射素子支持部材16a、16bの先端部に半波長ダイポールアンテナ17が装着される。このダイポールアンテナ17は、反射板12a、12b間において、反射板12a、12bを構成する金属棒14と平行に設けられる。
上記ダイポールアンテナ17は、図6に示すように長方形に形成された板状の放射素子18a、18bが微小間隔を保って同一平面状に配置され、その近接対向側の上部近傍に給電点19a、19bが設けられる。放射素子18a、18bは、全長L1が約0.5λ、短辺の幅W1が約0.1λに設定される。
上記放射素子18a、18bは、上記したように支持板15に設けられた放射素子支持部材16a、16bの先端に装着され、支持板15bまでの距離L2が約0.4λに設定される。
図7は、上記従来のコーナリフレクタアンテナ10のVSWR特性であり、横軸に比帯域(f/fc)をとり、縦軸にVSWRをとって示した。なお、上記比帯域におけるfは使用帯域における各周波数を示し、fcはその中心周波数を示している。
上記従来のコーナリフレクタアンテナ10におけるVSWR2以下の比帯域は、約31%である。
実開昭63−16707号公報
上記のようにダイポールアンテナ17とコーナ反射板11とを組み合わせた従来のコーナリフレクタアンテナ10は、比帯域が約31%であり、使用帯域幅が非常に狭いという問題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、使用周波数帯域を広帯域化することができるコーナリフレクタアンテナを提供することを目的とする。
本発明に係るコーナリフレクタアンテナは、2つの反射板を所定の角度でコーナ状に組み合わせたコーナ反射板と、前記コーナ反射板の前面側に設けられるアンテナ本体とを具備し、前記アンテナ本体は、略台形状に形成された板状の2つの放射素子を短辺側が所定間隔を保って相対向するように同一平面状に配置し、前記各放射素子の短辺側に給電点を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、アンテナ本体の放射素子を台形に形成することにより、素子の共振長が緩やかに変化し、このためインピーダンスも緩やかに変化するようになり、広帯域化することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るコーナリフレクタアンテナ20の構成例を示す斜視図、図2は図1におけるアンテナ本体及び支持部分の構成を示す正面図である。なお、本実施形態では、グリッド型のコーナ反射板を用いた場合を例として示している。
図1において、21はコーナ反射板で、2つの反射板22a、22bを略90°の角度でコーナ状に組み合わせている。上記反射板22a、22bは、それぞれ中心軸に沿って設けた支持アーム23に対し、長さが約1λ(λは使用周波数における波長)の複数の金属棒24を等間隔にライン状に配置したグリッド型の構成となっている。そして、上記2つの反射板22a、22bが組み合わされたコーナ反射板21の頂部に例えば四角形に形成された支持板25が装着され、この支持板25により放射素子支持部材26a、26bが支持される。放射素子支持部材26a、26bは、絶縁部材を用いて構成したもので、その先端部にアンテナ本体27が装着される。このアンテナ本体27は、コーナ反射板21の前面側、すなわち反射板22a、22b間の中央部分において、反射板22a、22bを構成する金属棒24と平行に設けられる。
上記アンテナ本体27は、図2に示すように略台形状に形成された板状の放射素子28a、28bが微小間隔を保って同一平面状に配置される。この場合、放射素子28a、28bは、台形の短辺側が対向するように配置され、その短辺側の上部近傍に給電点29a、29bが設けられる。放射素子28a、28bは、全長L11が約0.4λ、短辺の幅W11が約0.1λ、短辺と反対側に位置する長辺の幅W12が約0.3λに設定される。
上記放射素子28a、28bは、上記したように支持板25に設けられた放射素子支持部材26a、26bの先端に装着される。支持板25から放射素子28a、28bの短辺の一端までの距離L2は、約0.4λに設定される。また、支持板25は、例えば金属板を用いて4角形に形成したもので、約0.3λ×約0.4λの大きさに設定される。
上記アンテナ本体27は、放射素子28a、28bを台形に形成した場合でもダイポールアンテナとして機能する。
図3は、上記実施形態に係るコーナリフレクタアンテナ20のVSWR特性であり、横軸に比帯域(f/fc)をとり、縦軸にVSWRをとって示した。なお、上記比帯域におけるfは使用帯域における各周波数を示し、fcはその中心周波数を示している。
上記コーナリフレクタアンテナ20におけるVSWR2以下の比帯域は、約53%である。
図4は、上記実施形態に係るコーナリフレクタアンテナ20及び図5及び図6に示した従来のコーナリフレクタアンテナ10のインピーダンス特性であり、横軸に横軸に比帯域(f/fc)をとり、縦軸にインピーダンスをとって示した。
図4において、実線で示す特性a及び破線で示す特性bは、上記実施形態に係るコーナリフレクタアンテナ20のインピーダンス特性で、特性aは実部、特性bは虚部を示している。
また、図4において、一点鎖線で示す特性c及び点線で示す特性dは従来のコーナリフレクタアンテナ10のインピーダンス特性で、特性cは実部、特性dは虚部を示している。
本発明の実施形態に係るコーナリフレクタアンテナ20のインピーダンス特性は、実部(特性a)は50Ωを中心に変化し、虚部(特性b)は0Ωを中心に緩やかに変化している。
上記実施形態で示したようにアンテナ本体27の放射素子28a、28bを台形に形成することにより、素子の共振長が緩やかに変化し、このため図4に示したようにインピーダンスも緩やかに変化するようになり、広帯域化することが可能となる。すなわち、本発明の実施形態に係るコーナリフレクタアンテナ20は、図3に示したようにVSWR2以下の比帯域を約53%とすることができ、従来のコーナリフレクタアンテナ10における約31%の比帯域に比較して大幅に広帯域化することができる。
なお、上記実施形態では、コーナ反射板21として支持アーム23上に複数の金属棒24を平行に配置してなるグリッド型のものを使用した場合について示したが、その他、平板状の金属板を使用して構成した場合においても、上記実施形態と同様に広帯域化することが可能である。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
20…コーナリフレクタアンテナ、21…コーナ反射板、22a、22b…反射板、23…支持アーム、24…金属棒、25…支持板、26a、26b…放射素子支持部材、27…アンテナ本体、28a、28b…放射素子、29a、29b…給電点。
Claims (1)
- 2つの反射板を所定の角度でコーナ状に組み合わせたコーナ反射板と、
前記コーナ反射板の前面側に設けられるアンテナ本体とを具備し、
前記アンテナ本体は、略台形状に形成された板状の2つの放射素子を短辺側が所定間隔を保って相対向するように同一平面状に配置し、前記各放射素子の短辺側に給電点を設けたことを特徴とするコーナリフレクタアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008205587A JP2010041661A (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | コーナリフレクタアンテナ |
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ID=42013671
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2008
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