JP2010041564A - データ送信装置及びデータ送信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの操作が大幅に増えることなしに、データの漏洩の恐れを低減するデータ送信装置を提供する。
【解決手段】MFPとして構成されたデータ送信装置1は、送信モード及び送信先の設定並びに送信データに対する暗号化処理の実行の設定を操作/表示部14を介して受け付ける。上記暗号化処理の実行の設定が受け付けられなかった場合に、設定された送信モードと、記憶部18に記憶の送信モード毎の暗号化処理実行条件に基づき、当該送信データに暗号化処理を実行して送信するか又は実行せずに送信するかを判定し、その判定結果に基づいて、暗号化処理を実行して又は実行しないで、設定された送信モードで設定された送信先へ送信データを送信する処理を行う。
【選択図】図1
【解決手段】MFPとして構成されたデータ送信装置1は、送信モード及び送信先の設定並びに送信データに対する暗号化処理の実行の設定を操作/表示部14を介して受け付ける。上記暗号化処理の実行の設定が受け付けられなかった場合に、設定された送信モードと、記憶部18に記憶の送信モード毎の暗号化処理実行条件に基づき、当該送信データに暗号化処理を実行して送信するか又は実行せずに送信するかを判定し、その判定結果に基づいて、暗号化処理を実行して又は実行しないで、設定された送信モードで設定された送信先へ送信データを送信する処理を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像データを暗号化処理して送信するデータ送信装置及びデータ送信方法に関する。
ファックスやスキャナ等の画像を読み取り送信することのできるデータ送信装置は、種々の送信モード(送信スキャンモード)で動作する。例えば、電子メール送信スキャンモードでは、読み取った画像データを電子メールに添付してパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)等の端末に送信することができ、ファイルサーバ送信スキャンモードでは、ファイル・トランスファ・プロトコル(FTP:File Transfer Protocol)等を用いて、上記画像データをファイルサーバに送信することができる。このようなデータ送信装置では、近年、画像データに対し暗号化処理を施した上で、その暗号化画像データを送信できるようになっている。暗号化処理された画像データは、例えば、受信側(送信先)の端末にユーザが設定したパスワードを入力すれば、複合できるようになっている。
特許文献1には、電子メールサーバに複数のユーザ端末を接続して構成される電子メールネットワークシステムにおいて、電子メールサーバが、送信側された電子メールから抽出した送信先(受信側)アドレスに基づいて、どの方式で暗号化処理を行うかを決定し(暗号化処理を行わない場合もある)、決定された方式(例えば、S/MIME(Secure/Multipurpose Internet Mail Extension)方式やPGP方式(Pretty Good Privacy)方式)で当該電子メールを暗号化処理して、受信側のユーザ端末に送信することが開示されている。
これに対し、上述のような各種送信モードで動作するデータ送信装置では、ユーザが、画像データや送信先毎に、当該画像データの機密度や送信先のユーザのデータの閲覧権限等を判断して、送信する画像データに暗号化処理を施すかを否かを判定し、判定結果に基づいて種々の暗号化処理の設定入力をしている。この場合、送信先のメールアドレス等の誤入力や、暗号化処理の設定忘れ等の可能性があり、データの漏洩の恐れがある。一方、データ送信装置が全ての画像に暗号化処理を自動的に施すことが考えられるが、送信側ユーザによる暗号化処理パスワードの入力や受信側ユーザによる複合用パスワードの入力等の操作が大幅に増えることを考慮すれば、この方法は適当でない。
また、ユーザから暗号化処理の実行の設定がなかった場合でも、設定された送信モード等の関係で画像(データ)の漏洩の可能性が高いときには、暗号化処理を施すことが好ましい。特許文献1に開示の技術は、電子メールの暗号化以外に、何らの示唆も開示もない。
特開2006−13747号公報
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、送信対象の画像に対する暗号化処理の設定入力がなかった場合でも、送信モード毎に予め定められた暗号化処理実行条件に基づいて適宜暗号化処理を実行することで、ユーザの操作が大幅に増えることなしにデータの漏洩の恐れを低減するデータ送信装置及びデータ送信方法を提供することを、その目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、少なくともデータを送信する送信モード及び送信先の設定並びに送信データに対して暗号化処理を実行するか否かの設定を受け付ける送信設定受付手段と、送信データに対して暗号化処理を実行する暗号化手段と、を備え、前記送信設定受付手段の受け付けに基づいて、暗号化処理を施し、送信モードにより送信先へのデータの送信処理を行うデータ送信装置であって、前記送信設定受付手段によって暗号化処理の実行の設定が受け付けられなかった場合に、前記設定された送信モードと、前記送信モード毎に予め定められた暗号化処理実行条件に基づき、当該送信データに暗号化処理を実行して送信するか又は実行せずに送信するかを判定する暗号化処理判定手段と、を備えることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記暗号化処理判定手段が、電子メール送信を伴う送信モードが設定された場合、前記設定された送信先の電子メールアドレスのドメイン名が所定のドメイン名と一致しないときに、暗号化処理を実行して送信する、と判定することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記暗号化処理判定手段が、ファイル・トランスファ・プロトコルまたはサーバ・メッセージ・ブロック・プロトコルを用いて送信する送信モードが設定された場合、前記設定された送信先の装置との通信にパスワードが設定されていないときに、暗号化処理を実行して送信する、と判定することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1乃至第3のいずれかの技術手段において、前記暗号化処理判定手段が、ユニバーサル・シリアル・バス・インタフェースを介して送信する送信モードが設定された場合、暗号化処理を実行せずに送信する、と判定することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1乃至第4のいずれかの技術手段において、前記送信設定受付手段が、さらに、ユーザ認証用情報の入力をユーザから受け付けるユーザ認証受付手段を有し、前記暗号化手段が、受け付けたユーザ認証用情報を暗号化用情報として、前記送信データに対して暗号化処理を実行することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1乃至第5のいずれかの技術手段において、前記暗号化処理判定手段が、複数の送信先が設定された場合、送信先毎に、送信データに暗号化処理を実行して送信するか又は実行せずに送信するかを判定することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第1乃至第6のいずれかの技術手段において、当該データ送信装置が、画像読取部及びファックス通信部を備える複合機であることを特徴としたものである。
第8の技術手段は、データ送信方法であって、少なくともデータを送信する送信モード及び送信先の設定並びに送信データに対して暗号化処理を実行するか否かの設定を受け付けるステップと、前記送信データに対して、暗号化処理の実行の設定が受け付けられなかった場合に、前記設定された送信モードと、前記送信モード毎に予め定められた暗号化処理の実行条件と、に基づいて、当該送信データに暗号化処理を実行して送信するか又は実行せずに送信するかを判定するステップと、該判定結果に基づいて暗号化処理を実行しまたは暗号化処理を実行しないで、前記設定された送信モードで前記設定された送信先へ送信データを送信する処理を行うステップと、を含むことを特徴としたものである。
本発明によれば、送信モード等によるデータの漏洩の可能性に応じ、暗号化処理の有功/無効を設定する(例えば、信頼できる送信モード等では暗号化を行わない)ことにより、データの送信/受信時のユーザの作業量を抑制しつつ、データの漏洩を防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るデータ送信装置を含むデータ送信システムの構成例を説明するためのブロック図で、図示の例のデータ送信装置は、スキャナ機能、コピー機能、プリント機能、ファックス(FAX)機能等の複数の機能を備えたMFPとして構成されている。
MFPとして構成されたデータ送信装置(以下、MFP)1は、スキャナ部11、画像処理部12、印刷部13、操作/表示部14、ネットワークI/F15、ユニバーサル・シリアル・バスI/F(以下、USB I/F)16、FAX通信部17、記憶部18及び制御部19を備える。
MFPとして構成されたデータ送信装置(以下、MFP)1は、スキャナ部11、画像処理部12、印刷部13、操作/表示部14、ネットワークI/F15、ユニバーサル・シリアル・バスI/F(以下、USB I/F)16、FAX通信部17、記憶部18及び制御部19を備える。
スキャナ部(画像読取部)11は、記録用紙に記録された画像を光学的に読み取って画像データを生成する。画像処理部12は、画像データに各種画像処理を施すもので、例えば、スキャナ部11から出力された画像データを、ユーザが設定した圧縮方式で圧縮し、ユーザが設定したフォーマット形式のファイルに変換する。印刷部13は、コピー動作やプリント動作時に記録紙へ記録する。
操作/表示部14は、MFP1を操作するためのユーザインタフェースであり、タッチパネル及び/または操作ボタンなどで構成される。操作/表示部14での操作により、MFP1は、設定された送信モードでの設定された送信先への画像データの送信処理等の各種処理が可能となる。
操作/表示部14は、MFP1を操作するためのユーザインタフェースであり、タッチパネル及び/または操作ボタンなどで構成される。操作/表示部14での操作により、MFP1は、設定された送信モードでの設定された送信先への画像データの送信処理等の各種処理が可能となる。
ネットワークI/F15は、NIC(Network Interface Card)から構成され、通信ネットワークNに接続される。通信ネットワークNには、FTPサーバやSMBサーバ、PC等が接続される。USB I/F16は、USBメモリ等の外部メモリデバイスとのインタフェースである。FAX通信部17は、読み取った画像データをファクシミリ通信するものであり、モデム等から構成され、公衆回線網Pに接続される。公衆回線網Pには、G3ファクシミリ装置等が接続される。
記憶部18は、RAM及びハードディスクドライブなどからなり、制御プログラムやアドレス帳などの設定データを格納すると共に、制御部19が制御プログラムを実行するための作業領域として機能する。本発明の特徴に関わる、送信モード毎に予め定められた暗号化処理条件も、記憶部18に記憶される。
制御部19は、CPU等から構成され、記憶部18に記憶の制御プログラムやデータに従って、MFP1の各部を制御することで、本発明に関わる各手段の機能を実現する。本発明に関わる、送信モードの設定や暗号化処理を実行するか否かの設定等をユーザから受け付ける送信設定受付手段、送信(対象)データに対して暗号化処理を実行する暗号化手段、及び、暗号化処理の実行の設定を受け付けなかった場合に送信データに暗号化処理を実行して送信するか又は実行せずに送信するかを判定する暗号化処理判定手段は、制御部19が所定のハードウェアと協働して、上記の制御プログラムやデータを使用して処理を行うことにより、それらの機能を実現することができる。
制御部19は、CPU等から構成され、記憶部18に記憶の制御プログラムやデータに従って、MFP1の各部を制御することで、本発明に関わる各手段の機能を実現する。本発明に関わる、送信モードの設定や暗号化処理を実行するか否かの設定等をユーザから受け付ける送信設定受付手段、送信(対象)データに対して暗号化処理を実行する暗号化手段、及び、暗号化処理の実行の設定を受け付けなかった場合に送信データに暗号化処理を実行して送信するか又は実行せずに送信するかを判定する暗号化処理判定手段は、制御部19が所定のハードウェアと協働して、上記の制御プログラムやデータを使用して処理を行うことにより、それらの機能を実現することができる。
図2は、本発明のデータ送信装置の操作/表示部の構成例を示す図である。本例の操作/表示部14は、タッチパネルによる操作入力を可能とした表示部であるLCDタッチパネル部14aと、スタートキーS等の操作ボタンから構成される基本操作部14bとを有する。ユーザは、このLCDタッチパネル部14aを操作することにより、動作モード、送信モード、送信先等の設定や、送信対象の画像データのファイルフォーマットの設定等を行うことができる。また、基本操作部14bを操作することにより、ジョブの開始指示等を行うことができる。
上記の各部を備えるMFP(データ送信装置)に、送信モードや送信先等を設定し、送信処理の開始を指示し、所望の形態で送信対象の画像データを送信させるために、ユーザによって行われる操作の例について、図3〜図5を用いて説明する
図3は、動作モードや送信モードを選択設定可能とし、送信先の設定等のためのキーが表示された送信設定入力画面の一例を示す図、図4は、図3(A)の送信設定入力画面D1で「アドレス帳」キーK2を選択したときに表示されるアドレス帳画面の一例を示す図、図5は、図3(A)の送信設定入力画面D1で「フォーマット」キーK4を選択したときに表示されるフォーマット設定画面D4の一例を示す図で、それぞれの画面は、図2のLCDタッチパネル部14aにおける表示画面例を示すものである。
図3は、動作モードや送信モードを選択設定可能とし、送信先の設定等のためのキーが表示された送信設定入力画面の一例を示す図、図4は、図3(A)の送信設定入力画面D1で「アドレス帳」キーK2を選択したときに表示されるアドレス帳画面の一例を示す図、図5は、図3(A)の送信設定入力画面D1で「フォーマット」キーK4を選択したときに表示されるフォーマット設定画面D4の一例を示す図で、それぞれの画面は、図2のLCDタッチパネル部14aにおける表示画面例を示すものである。
ユーザは、LCDタッチパネル部14aを操作することにより、MFP1の動作モードをコピーモード、イメージ送信モード、及びドキュメントファイリングモードの中から選択設定することができる。本発明は、上記動作モードのうちイメージ送信モードに関わるものなので、他の動作モードについては説明を省略する。図3(A),(B)の送信設定入力画面D1,D2は、イメージ送信モードが設定(指示)されていることを示している。
イメージ送信モードには、読み取った画像データをファイル化して送信するファイル送信モードが複数種類含まれる。例えば、電子メール送信スキャンモード、ファイルサーバ送信スキャンモード及び共有フォルダ送信スキャンモードを含むネットワーク送信モードと、USBメモリ送信モードとが含まれる。電子メール送信スキャンモードでは、画像データファイルを電子メールに添付してネットワークI/F15を介して送信する。ファイルサーバ送信スキャンモード/共有フォルダ送信スキャンモードでは、それぞれ、FTPプロトコル/SMBプロトコルを用いてネットワークI/F15を介してFTPサーバ/PCの共有フォルダへ画像データファイルを送信する。USBメモリ送信モードでは、USB I/F16を介してUSBメモリ等へ画像データファイルを送信する。
イメージ送信モードには、さらに、読み取った画像データをFAX通信部17を用いて外部のファクシミリへ送信するファックス送信モードが含まれる。
イメージ送信モードには、さらに、読み取った画像データをFAX通信部17を用いて外部のファクシミリへ送信するファックス送信モードが含まれる。
(ネットワーク送信モード)
ユーザは、画像データの送信モードとして、電子メール送信スキャンモード、ファイルサーバ送信スキャンモード及び共有フォルダ送信スキャンモードのいずれかのネットワーク送信モードを選択設定する場合、まず、送信設定入力画面において、図3(A)に示すように、「スキャナ」タブT1を選択する。その後に、「アドレス入力キー」K1を選択したときに表示される送信先直接入力画面(図示せず)の送信モード選択欄(送信先タイプ選択欄ともいう)に対して操作することにより、ネットワーク送信モードの種類を設定できる。
ユーザは、画像データの送信モードとして、電子メール送信スキャンモード、ファイルサーバ送信スキャンモード及び共有フォルダ送信スキャンモードのいずれかのネットワーク送信モードを選択設定する場合、まず、送信設定入力画面において、図3(A)に示すように、「スキャナ」タブT1を選択する。その後に、「アドレス入力キー」K1を選択したときに表示される送信先直接入力画面(図示せず)の送信モード選択欄(送信先タイプ選択欄ともいう)に対して操作することにより、ネットワーク送信モードの種類を設定できる。
また、上記の送信先直接入力画面では、設定したネットワーク送信モードの種類に応じて、電子メールアドレス、FTPサーバアドレスまたは共有フォルダの位置情報(当該PCのID(ホスト名)及び共有フォルダへのパス)を、ファイル化した画像データの送信先として設定することができる。この設定は、例えば、上記直接入力画面に表示される文字/数字入力キーを用いて行うことができる。
また、ファイルサーバ送信スキャンモードまたは共有フォルダ送信スキャンモードを設定した場合、これらのモードでは、FTPサーバやPCと通信するために必要なアクセスユーザIDやアクセスパスワードを上記の送信先直接入力画面で設定することができる。ただし、アクセスパスワードについては、要求されない場合もあるので、当該画面で入力(設定)しなくてもよい。
また、ファイルサーバ送信スキャンモードまたは共有フォルダ送信スキャンモードを設定した場合、これらのモードでは、FTPサーバやPCと通信するために必要なアクセスユーザIDやアクセスパスワードを上記の送信先直接入力画面で設定することができる。ただし、アクセスパスワードについては、要求されない場合もあるので、当該画面で入力(設定)しなくてもよい。
これらネットワーク送信モードの種類や送信先/アクセスユーザID/アクセスパスワードは、図3(A)の送信設定入力画面D1で「アドレス帳」キーK2を選択したときに表示される図4のアドレス帳画面D3のワンタッチキーK3を選択(押下)することで、アドレス帳に記憶されたものを設定することができる。
また、各ネットワーク送信モードで送信する際の、画像データの解像度や圧縮形式、ファイルフォーマット等は、図3(A)の送信設定入力画面D1を操作して表示される画面をさらに操作していくことにより、設定することができる。例えば、送信設定入力画面D1で「フォーマット」キーK4を選択したときに図5のフォーマット設定画面D4が表示されるが、当該画面D4の「PDF」キーK5を選択することで、PDF(Portable Document Format)を送信対象の画像データのファイル形式として設定することができる。
ネットワーク送信モードでは、送信対象の画像データに暗号化処理を実行することができ、当該暗号化処理を実行して送信する設定は、図5のフォーマット設定画面D4の「暗号化PDF」キーK6を選択することで行われ、暗号化処理を実行せずに送信する設定は、「暗号化PDF」キーK6以外のキーを選択することで行われる。「暗号化PDF」キーK6が選択されていれば、画像データは送信時に暗号化PDFファイルとされて送信される。
ネットワーク送信モードでは、送信対象の画像データに暗号化処理を実行することができ、当該暗号化処理を実行して送信する設定は、図5のフォーマット設定画面D4の「暗号化PDF」キーK6を選択することで行われ、暗号化処理を実行せずに送信する設定は、「暗号化PDF」キーK6以外のキーを選択することで行われる。「暗号化PDF」キーK6が選択されていれば、画像データは送信時に暗号化PDFファイルとされて送信される。
(USBメモリ送信モード)
ユーザは、送信モードとしてUSBメモリ送信モードを選択設定する場合、送信設定入力画面において、図3(B)に示すように、「USBメモリースキャン」タブT2を選択する。USBメモリ送信モードでは、送信先は、USB I/F16に接続された外部機器で固定であるので、上記「USBメモリースキャン」タブT2を選択したときに、送信先についても同時に選択設定したことになる。
また、上述のネットワーク送信モードと同様に、例えば、送信設定入力画面D2で「フォーマット」キーK7を選択したときに表示されるフォーマット設定画面(図示はしないが図5と同様である)に対して操作を行えば、USBメモリ送信モードで送信する際の画像データの解像度や圧縮形式、ファイルフォーマット等を設定することができる。
また、ユーザは、USBメモリ送信モードの場合も、ネットワーク送信モードと同様に、送信対象の画像データに暗号化処理を施して送信する設定を、フォーマット設定画面の「暗号化PDF」キーを選択することで行うことができる。
ユーザは、送信モードとしてUSBメモリ送信モードを選択設定する場合、送信設定入力画面において、図3(B)に示すように、「USBメモリースキャン」タブT2を選択する。USBメモリ送信モードでは、送信先は、USB I/F16に接続された外部機器で固定であるので、上記「USBメモリースキャン」タブT2を選択したときに、送信先についても同時に選択設定したことになる。
また、上述のネットワーク送信モードと同様に、例えば、送信設定入力画面D2で「フォーマット」キーK7を選択したときに表示されるフォーマット設定画面(図示はしないが図5と同様である)に対して操作を行えば、USBメモリ送信モードで送信する際の画像データの解像度や圧縮形式、ファイルフォーマット等を設定することができる。
また、ユーザは、USBメモリ送信モードの場合も、ネットワーク送信モードと同様に、送信対象の画像データに暗号化処理を施して送信する設定を、フォーマット設定画面の「暗号化PDF」キーを選択することで行うことができる。
(ファックス送信モード)
ユーザは、画像データの送信モードとして、ファックス送信モードを選択設定する場合、図3(A)の画面D1等で、ファックスタブT3を選択する。ファックス送信モードでは、本発明の特徴部に関わる送信データに対する暗号化処理を実行することができないので、このモードでの送信先の設定方法などの説明を省略する。
ユーザは、画像データの送信モードとして、ファックス送信モードを選択設定する場合、図3(A)の画面D1等で、ファックスタブT3を選択する。ファックス送信モードでは、本発明の特徴部に関わる送信データに対する暗号化処理を実行することができないので、このモードでの送信先の設定方法などの説明を省略する。
上述のようにして、送信モード/送信先を設定し、暗号化処理を実行して送信するか否か等を設定し、操作/表示部14のスタートボタンS(図2参照)を押下することで、ユーザは、送信処理の開始を指示することができる。
MFP1は、送信処理の開始の指示を受け付けたときに、送信対象画像データへの暗号化処理の実行が設定されている場合、図6に示すような暗号化用パスワードの入力画面D5を表示し、当該入力画面で入力された暗号化用パスワードに基づいて、画像データの暗号化PDFファイルを作成し、設定された方法で送信する。なお、制御部19が所定のハードウェアと協働して、制御プログラム等を使用して処理を行うことにより、ユーザの認証用情報の入力をユーザから受け付けるユーザ認証受付手段の機能を実現することができるのであれば、後述のように、受け付けたユーザ認証用情報を暗号化用パスワード(暗号化用情報の一例)として用いて暗号化処理を実行してもよい。
MFP1は、送信処理の開始の指示を受け付けたときに、送信対象画像データへの暗号化処理の実行が設定されている場合、図6に示すような暗号化用パスワードの入力画面D5を表示し、当該入力画面で入力された暗号化用パスワードに基づいて、画像データの暗号化PDFファイルを作成し、設定された方法で送信する。なお、制御部19が所定のハードウェアと協働して、制御プログラム等を使用して処理を行うことにより、ユーザの認証用情報の入力をユーザから受け付けるユーザ認証受付手段の機能を実現することができるのであれば、後述のように、受け付けたユーザ認証用情報を暗号化用パスワード(暗号化用情報の一例)として用いて暗号化処理を実行してもよい。
一方、暗号化処理の実行が設定されていない場合、すなわち、ファイル形式として暗号化PDFファイルが設定されていない場合、設定された送信モード、及び、送信モード毎に予め定められた暗号化処理条件に基づいて、暗号化処理を実行せずに送信するか又はデータの漏洩の可能性を考慮して暗号化処理を実行して送信するかを判定する。図7を用いて、本発明の特徴的な処理について説明する。
図7は、本発明のデータ送信装置のデータ送信処理の一例を説明するためのフローチャートであり、従来のデータ送信装置と同様な一部の処理は簡略化して示している。
データ送信装置(MFP)1は、送信処理の開始が指示される(スタートキーの押下を検知する)と(ステップS1)、ユーザが設定した送信モードにおいて暗号化処理を実行可能である否かを判定する(ステップS2)。ステップS2においてNOの場合、例えば、ユーザが設定した送信モードがファックス送信モードであるときは、暗号化処理を実行できないので、従来と同様の処理を行う。その説明は省略する。
一方、ユーザが設定した送信モードにおいて暗号化処理を実行可能である場合(ステップS2、YESの場合)、暗号化処理の実行が設定されているか否かを判定する(ステップS3)。
データ送信装置(MFP)1は、送信処理の開始が指示される(スタートキーの押下を検知する)と(ステップS1)、ユーザが設定した送信モードにおいて暗号化処理を実行可能である否かを判定する(ステップS2)。ステップS2においてNOの場合、例えば、ユーザが設定した送信モードがファックス送信モードであるときは、暗号化処理を実行できないので、従来と同様の処理を行う。その説明は省略する。
一方、ユーザが設定した送信モードにおいて暗号化処理を実行可能である場合(ステップS2、YESの場合)、暗号化処理の実行が設定されているか否かを判定する(ステップS3)。
暗号化処理の実行が設定されていない場合(NOの場合)、設定された送信モードの種別を判定する(ステップS4)。データ送信装置の送信モードは上述のように複数あり、送信モードに応じて、データの漏洩の可能性が異なる。
電子メール送信スキャンモードでは、送信先として設定されたメールアドレスが一文字でも誤って入力されていると、異なった意図しない送信先にデータが送信される恐れがあり、暗号化処理が行われていなければ、その送信先のユーザに当該データを閲覧されてしまう。
ファイルサーバ送信スキャンモードや共有フォルダ送信スキャンモードで画像データが送信されるサーバやPCにアクセスし当該画像データを閲覧するには、アクセスID及びアクセスパスワードが必要であるため、通常は、データの漏洩の可能性は低い。しかし、アクセスパスワードが設定されていない場合もあり、この場合には暗号化処理を実行していなければ、アクセスIDのみで、好ましくないユーザが画像データを閲覧できてしまう。
USBメモリ送信モードでは、データ送信装置のユーザが自身でUSB I/F16に取り付けたUSBメモリに画像データを送信するので、他のユーザにデータが漏洩する可能性は低い。
これらを考慮して、MFP1は、以下のような処理を行う。
電子メール送信スキャンモードでは、送信先として設定されたメールアドレスが一文字でも誤って入力されていると、異なった意図しない送信先にデータが送信される恐れがあり、暗号化処理が行われていなければ、その送信先のユーザに当該データを閲覧されてしまう。
ファイルサーバ送信スキャンモードや共有フォルダ送信スキャンモードで画像データが送信されるサーバやPCにアクセスし当該画像データを閲覧するには、アクセスID及びアクセスパスワードが必要であるため、通常は、データの漏洩の可能性は低い。しかし、アクセスパスワードが設定されていない場合もあり、この場合には暗号化処理を実行していなければ、アクセスIDのみで、好ましくないユーザが画像データを閲覧できてしまう。
USBメモリ送信モードでは、データ送信装置のユーザが自身でUSB I/F16に取り付けたUSBメモリに画像データを送信するので、他のユーザにデータが漏洩する可能性は低い。
これらを考慮して、MFP1は、以下のような処理を行う。
ステップS4において、設定された送信モードの種別として電子メール送信スキャンモードが判定された場合、設定された送信先のメールアドレスのドメインが所定のドメインと一致するか否か判定する(ステップS5)。所定のドメインとは、例えば、記憶部18に記憶されるMFP1のメールアドレス(すなわち送信元のメールアドレス)のドメインや、図3(A)の送信設定入力画面D1の送信詳細設定キーK8を選択して表示される画面からMFP1のユーザが入力する返送先のメールアドレスのドメインである。
ステップS5において、設定された送信先のメールアドレスのドメインが所定のドメインと一致する場合(YESの場合)、ステップS6に移行し、ユーザの指示どおり暗号化処理を行わずに画像データを送信する。このように送信先のドメインと所定のドメインが一致する場合に暗号化処理を不要としたのは、ドメインが一致する場合は、送信先のメールアドレスのユーザがMFP1が設置されている会社内の人物あるいはその関連会社の人物であったり、送信先のメールアドレスのユーザがMFP1のユーザが所属する会社内の人物あるいはその関連会社の人物であったりするので、たとえメールアドレスが誤って入力したものであっても、データの漏洩の可能性が低いからである。
ステップS5において、設定された送信先のメールアドレスのドメインが所定のドメインと一致する場合(YESの場合)、ステップS6に移行し、ユーザの指示どおり暗号化処理を行わずに画像データを送信する。このように送信先のドメインと所定のドメインが一致する場合に暗号化処理を不要としたのは、ドメインが一致する場合は、送信先のメールアドレスのユーザがMFP1が設置されている会社内の人物あるいはその関連会社の人物であったり、送信先のメールアドレスのユーザがMFP1のユーザが所属する会社内の人物あるいはその関連会社の人物であったりするので、たとえメールアドレスが誤って入力したものであっても、データの漏洩の可能性が低いからである。
ステップS6では、スキャナ部11で画像データを読み取り、さらに、画像処理部12で当該画像データを設定された圧縮形式で圧縮し、設定されたファイル形式に変換し、制御部19が、当該ファイルが添付されると共に設定送信先を送信先メールアドレスとする電子メールを作成する。そして、電子メールの送信処理をネットワークI/F15を介して行う(ステップS7)。
ステップS5において、設定された送信先のメールアドレスのドメインが上記所定のドメインと一致しない場合(NOの場合)は、漏洩の可能性が高いので、暗号化処理して送信するため、暗号化パスワードを取得する(ステップS8)。暗号化パスワード取得方法については後述する。そして、続くステップS9では、スキャナ部11で画像データを読み取り、画像処理部12で当該画像データを設定された圧縮形式で圧縮し、取得した暗号化パスワードを用いて暗号化PDFファイルを作成し(暗号化処理を実行し)、制御部18が、当該暗号化PDFファイルが添付されると共に設定送信先を送信先メールアドレスとする電子メールを作成する。そして、ステップS7に移行し、電子メールの送信処理をネットワークI/F15を介して行う。
ステップS4において、設定された送信モードの種別としてファイルサーバ送信スキャンモードまたは共有フォルダ送信スキャンモードが判定された場合、アクセスパスワードが設定(入力)されているか否かを判定する(ステップS10)。
アクセスパスワードが設定されている場合(YESの場合)、上述のように、データの漏洩の可能性は低いので、ステップS11に移行し、ユーザの指示どおり暗号化処理を行わずに画像データを送信する。ステップS11では、スキャナ部11で画像データを読み取り、さらに、画像処理部12で当該画像データを設定された圧縮形式で圧縮し、設定されたファイル形式に変換する。そして、制御部18が、設定された送信先へ作成した画像データのファイルをネットワークI/F15を介して送信する(ステップS12)。より具体的には、ファイルサーバ送信スキャンモードの場合は、FTPを用いて、設定された(アドレスの)FTPサーバと通信して、当該サーバへ上記ファイルを送信し、共有フォルダ送信スキャンモードの場合は、SMBプロトコルを用いて、送信先として設定された共有フォルダを有するPCと通信し、当該共有フォルダへ上記ファイルを送信する。
アクセスパスワードが設定されている場合(YESの場合)、上述のように、データの漏洩の可能性は低いので、ステップS11に移行し、ユーザの指示どおり暗号化処理を行わずに画像データを送信する。ステップS11では、スキャナ部11で画像データを読み取り、さらに、画像処理部12で当該画像データを設定された圧縮形式で圧縮し、設定されたファイル形式に変換する。そして、制御部18が、設定された送信先へ作成した画像データのファイルをネットワークI/F15を介して送信する(ステップS12)。より具体的には、ファイルサーバ送信スキャンモードの場合は、FTPを用いて、設定された(アドレスの)FTPサーバと通信して、当該サーバへ上記ファイルを送信し、共有フォルダ送信スキャンモードの場合は、SMBプロトコルを用いて、送信先として設定された共有フォルダを有するPCと通信し、当該共有フォルダへ上記ファイルを送信する。
ステップS10において、アクセスパスワードが設定されていない場合(NOの場合)は、データの漏洩の可能性が高いので、暗号化処理して送信するため、暗号化パスワードを取得する(ステップS13)。そして、続くステップS14では、スキャナ部11で画像データを読み取り、画像処理部12で当該画像データを設定された圧縮形式で圧縮し、取得した暗号化パスワードを用いて暗号化PDFファイルを作成する。そして、ステップS12に移行し、制御部18が、設定された送信先へ作成した画像データの暗号化PDFファイルをネットワークI/F15を介して送信する。
ステップS4において、設定された送信モードの種別としてUSBメモリ送信モードが判定された場合、上述のように、データの漏洩の可能性は低いので、ステップS15に移行し、ユーザの指示どおり暗号化処理を行わずに画像データを送信する。ステップS15では、スキャナ部11で画像データを読み取り、さらに、画像処理部12で当該画像データを設定された圧縮形式で圧縮し、設定されたファイル形式に変換する。そして、制御部18が、MFP1に直接取り付けられたUSBメモリへ、作成した画像データのファイルをUSB I/F16を介して送信する(ステップS16)。
なお、ユーザが設定した送信モードにおいて暗号化処理を実行可能である場合でも暗号化処理を実行することが設定されている場合(ステップS3、YESの場合)は、実行する処理は従来と同様である。そのため、その説明を省略する。
上述では、暗号化処理を実行して送信することが設定されていない場合に、送信モードとして、電子メールを用いて送信するモード(上述の電子メール送信モードの他にはダイレクトSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を用いるモード等がある)が設定されている場合には、設定された送信先のメールアドレスのドメインに応じて、暗号化処理を実行して送信するか又は実行せずに送信するかを判定していた。これに加えて、あるいは、これに代えて、設定された送信先のメールアドレスがアドレス帳に記載されているか否かの判定結果に基づいて、上記と同様の判定を行ってもよい。設定された送信先のメールアドレスがアドレス帳に記載されているときは、ユーザの指示通りに暗号化処理を実行せずに送信すると判定し、記載されていないときは、暗号化処理を実行して送信すると判定するとよい。このように設定された送信先のメールアドレスがアドレス帳に記載されていないときに暗号化処理を必要としたのは、上述のように記載されていないときは、ユーザが、表示画面上の文字入力キー等を用いて、メールアドレスを設定する際に一字ずつ入力しているので、設定の際の誤入力の可能性が高いからである。また、この設定入力の際にユーザが参照するメモ等自体が誤っている可能性があるからである。
図8は、図7のステップS8及びS13における暗号化パスワード取得処理を説明するためのフローチャートである。
暗号化パスワードを取得するには、まず、MFP1の利用開始時にMFP1へのログイン認証を行ったか否か判定する(ステップS21)。操作/表示部14を介して、ログイン認証用の情報(ログインユーザIDやログインパスワード)の入力をユーザから受け付けていれば、これらの情報が記憶部18の一時記憶領域に記憶されているので、当該領域に上記IDやパスワードが記憶されているか否かに基づいて、ステップS21の判定は行われる。
ログイン認証を行っていなかった場合(NOの場合)、図6の暗号化用パスワードの入力画面D5を操作/表示部14に表示して(ステップS22)、ユーザから操作/表示部14を介して入力された暗号化パスワードを取得する(ステップS23)。一方、ログイン認証を行っていた場合(ステップS21,YESの場合)、ログイン認証に用いられたログインパスワードを記憶部18の一時記憶領域から暗号化用パスワードとして取得する(ステップS24)。
このように、ログイン認証が行われているのであれば、ログインユーザに対し予め設定されたログインパスワードを暗号化用パスワードとして自動的に採用することで、暗号化を行うときに図5のパスワード入力画面の表示が不要となり、また、ユーザにとっても暗号化用パスワードの入力の手間が省略される。なお、ログインユーザIDを自動的に暗号化パスワードとするようにしてもよい。
暗号化パスワードを取得するには、まず、MFP1の利用開始時にMFP1へのログイン認証を行ったか否か判定する(ステップS21)。操作/表示部14を介して、ログイン認証用の情報(ログインユーザIDやログインパスワード)の入力をユーザから受け付けていれば、これらの情報が記憶部18の一時記憶領域に記憶されているので、当該領域に上記IDやパスワードが記憶されているか否かに基づいて、ステップS21の判定は行われる。
ログイン認証を行っていなかった場合(NOの場合)、図6の暗号化用パスワードの入力画面D5を操作/表示部14に表示して(ステップS22)、ユーザから操作/表示部14を介して入力された暗号化パスワードを取得する(ステップS23)。一方、ログイン認証を行っていた場合(ステップS21,YESの場合)、ログイン認証に用いられたログインパスワードを記憶部18の一時記憶領域から暗号化用パスワードとして取得する(ステップS24)。
このように、ログイン認証が行われているのであれば、ログインユーザに対し予め設定されたログインパスワードを暗号化用パスワードとして自動的に採用することで、暗号化を行うときに図5のパスワード入力画面の表示が不要となり、また、ユーザにとっても暗号化用パスワードの入力の手間が省略される。なお、ログインユーザIDを自動的に暗号化パスワードとするようにしてもよい。
また、上述のようなデータ送信装置では、複数の送信先が設定された場合、送信先毎に、送信対象データに暗号化処理を実行して送信するか又は実行せずに送信するかを判定するようにすることが好ましい。
1…MFP、11…スキャナ部、12…画像処理部、13…印刷部、14…表示部、14a…LCDタッチパネル部、14b…基本操作部、15…ネットワークI/F、16…USB I/F、17…FAX通信部、18…記憶部、19…制御部。
Claims (8)
- 少なくともデータを送信する送信モード及び送信先の設定並びに送信データに対して暗号化処理を実行するか否かの設定を受け付ける送信設定受付手段と、送信データに対して暗号化処理を実行する暗号化手段と、を備え、前記送信設定受付手段の受け付けに基づいて、暗号化処理を施し、送信モードにより送信先へのデータの送信処理を行うデータ送信装置であって、
前記送信設定受付手段によって暗号化処理の実行の設定が受け付けられなかった場合に、前記設定された送信モードと、前記送信モード毎に予め定められた暗号化処理実行条件に基づき、当該送信データに暗号化処理を実行して送信するか又は実行せずに送信するかを判定する暗号化処理判定手段と、を備えることを特徴とするデータ送信装置。 - 前記暗号化処理判定手段は、電子メール送信を伴う送信モードが設定された場合、前記設定された送信先の電子メールアドレスのドメイン名が所定のドメイン名と一致しないときに、暗号化処理を実行して送信する、と判定することを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
- 前記暗号化処理判定手段は、ファイル・トランスファ・プロトコルまたはサーバ・メッセージ・ブロック・プロトコルを用いて送信する送信モードが設定された場合、前記設定された送信先の装置との通信にパスワードが設定されていないときに、暗号化処理を実行して送信する、と判定することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ送信装置。
- 前記暗号化処理判定手段は、ユニバーサル・シリアル・バス・インタフェースを介して送信する送信モードが設定された場合、暗号化処理を実行せずに送信する、と判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記送信設定受付手段は、さらに、ユーザ認証用情報の入力をユーザから受け付けるユーザ認証受付手段を有し、前記暗号化手段は、受け付けたユーザ認証用情報を暗号化用情報として、前記送信データに対して暗号化処理を実行することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記暗号化処理判定手段は、複数の送信先が設定された場合、送信先毎に、送信データに暗号化処理を実行して送信するか又は実行せずに送信するかを判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 画像読取部及びファックス通信部を備える複合機であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 少なくともデータを送信する送信モード及び送信先の設定並びに送信データに対して暗号化処理を実行するか否かの設定を受け付けるステップと、
前記送信データに対して、暗号化処理の実行の設定が受け付けられなかった場合に、前記設定された送信モードと、前記送信モード毎に予め定められた暗号化処理の実行条件と、に基づいて、当該送信データに暗号化処理を実行して送信するか又は実行せずに送信するかを判定するステップと、
該判定結果に基づいて暗号化処理を実行しまたは暗号化処理を実行しないで、前記設定された送信モードで前記設定された送信先へ送信データを送信する処理を行うステップと、を含むことを特徴とするデータ送信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008204150A JP2010041564A (ja) | 2008-08-07 | 2008-08-07 | データ送信装置及びデータ送信方法 |
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CN106534256A (zh) * | 2010-10-28 | 2017-03-22 | 上海本星电子科技有限公司 | 通过图像采集下载软件的方法及其系统 |
JP2017163247A (ja) * | 2016-03-08 | 2017-09-14 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 原稿読み取り装置及び画像形成装置 |
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- 2008-08-07 JP JP2008204150A patent/JP2010041564A/ja active Pending
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