JP2010041125A - 無線基地局装置および移動無線端末装置 - Google Patents

無線基地局装置および移動無線端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】狭い受信チャネル帯域幅の移動無線端末装置の受信特性を劣化させず、かつ、帯域幅を有効に活用できる無線基地局装置および移動無線端末装置を提供する。
【解決手段】下り回線において、3つの20MHzのチャネル帯域のうち、両端のチャネル帯域は、その中心であるDCサブキャリアが真ん中のチャネル帯域のDCサブキャリアから帯域幅18.015MHz以上離れ、かつ100kHzのチャネルラスタと15kHzのサブキャリア間隔の最小公倍数300kHzに一致する間隔の18.3MHz離れた位置に配置し、両端のサブキャリアをチャネル帯域間に再配置するようにしたものである。
【選択図】 図8

Description

この発明は、ネットワークに収容される無線基地局装置と移動無線端末装置との間の通信に関する。
セルラーなどの移動通信システムにおいて、さまざまな用途の端末に対応するために、端末の送受信能力を規定するさまざまなパラメータが存在する(例えば、非特許文献1参照)。その組み合わせによって端末カテゴリ(UE Category)が規定されている。端末カテゴリを規定する端末の能力(UE capability)は、最大の情報伝送速度などがあり、送信、受信それぞれが規定されている。基地局は、複数の端末の異なる送信能力、受信能力に合わせて、端末との間で信号の送受信を行う。上記非特許文献1では、基地局は、異なるカテゴリの端末を同時に接続可能でなければならないことを示唆している。
同一の帯域で広い帯域の信号と狭い受信帯域の信号を送受信するシステムを運用するには、システムをマルチキャリアで構成し、送信側は、全キャリアを送信、受信側は、受信帯域幅に合わせ、受信キャリア数を変えればよい。(例えば、非特許文献2参照)。
また非特許文献3には、チャネル帯域幅(Channel bandwidth)と送信帯域幅(Transmission bandwidth)の関係が示されている。無線通信システムでは、使用する帯域幅をChannel bandwidthとして割り当てるが、送受信フィルタの設計上の制限から、送信する信号の帯域幅はTransmission bandwidthとして別に規定され、Channel bandwidthよりも狭い帯域となることが普通である。この差はガード帯域となる。ガード帯域の存在により、送信側では、隣接チャネル漏洩電力を制限するフィルタを実用的な構成で実現でき、また受信側では、隣接チャネル選択度を得るフィルタを実用的な構成で実現できる。
また非特許文献3で記される規格では、一部帯域で送信することがあるので、全体の送信帯域幅(Transmission bandwidth configuration)と記述されている。基地局のように、通常の動作で全体の送信を行うときは、Transmission bandwidth configurationは、Transmission bandwidthに等しい。20MHzのChannel bandwidthのときTransmission bandwidthは18MHz(=100 RB)、10MHzのChannel bandwidthのときTransmission bandwidthは9MHz(=50 RB)となっている。このように、Channel bandwidthとTransmission bandwidthの関係は、差の値ではなく比率で規定されている。これはフィルタの特性はカットオフ周波数に比例するためであり、信号の通過帯域幅と規定の減衰量に落ちる周波数帯域幅は比例する。
携帯電話のように複数のキャリア中心周波数を有するシステムの端末は、予め定められたチャネルラスタ(Channel raster)を基準に、運用されている基地局を探す。Channel rasterは、無線通信システムのキャリア中心周波数を配置する場所である(例えば、非特許文献4)。運用されているシステムを探す候補数を減らすことができる利点や、装置のキャリア周波数をつくるシンセサイザを現実的に構成する観点から、チャネルラスタの規定は一般的である。
非特許文献4に記される規格では、Channel rasterは、100kHzの整数倍間隔と定められているように、ある基準周波数の整数倍とすることが装置構成上望ましい。OFDMシステムでは、受信機で信号を周波数変換をしたとき、0Hzとなる中心のサブキャリアは、信号対雑音比S/Nが確保しづらいので、DCサブキャリアとして、信号を送信しない構成が一般的である。受信機では、DCサブキャリアからは受信信号を取り出さない。
3GPP(3rd Generation Partnership Project) TS 36.306 V8.2.0 (2008-05) 3GPP2(3rd Generation Partnership Project 2) C.S0002-D v2.0 3GPP(3rd Generation Partnership Project) TS 36.104 V8.2.0 (2008-05) 5.2 3GPP(3rd Generation Partnership Project) TS 36.101 V8.2.0 (2008-05) 5.4.3
従来では、異なるチャネル帯域幅を受信する移動無線端末装置を同一の周波数帯域帯で運用するシステムでは、受信するチャネル帯域幅が狭い移動無線端末装置が良好な特性で受信できるように基地局が送信を行う必要がある。狭いチャネル帯域幅以下の周波数帯域幅を基準とするマルチキャリアシステムであれば、複数の受信チャネル帯域幅に対応が容易であるが、チャネルラスタのために送信信号の設定に制約があるため、帯域幅の有効利用が困難になるという問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、狭い受信チャネル帯域幅の移動無線端末装置の受信特性を劣化させず、かつ、帯域幅を有効に活用できる無線基地局装置および移動無線端末装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は、複数の移動無線端末装置と、複数のサブキャリアからなるチャネル帯域を通じて無線通信する無線基地局装置において、移動無線端末装置から受信したデータから通信能力を検出する検出手段と、この検出手段の検出結果に応じて、第1チャネル帯域と、第2チャネル帯域と、第3チャネル帯域のうち、いずれか1つ、もしくは3つを選択的に前記移動無線端末装置に割り当てるチャネル割当手段と、このチャネル割当手段が割り当てたチャネル帯域を通じて、移動無線端末装置に無線送信する無線送信手段とを備え、第1チャネル帯域は、DCサブキャリアがチャネルラスタ上に位置するように配置され、第2チャネル帯域は、第1チャネル帯域に高い周波数側から隣接し、DCサブキャリアがチャネルラスタ上に位置するように配置されるとともに、DCサブキャリアに対してサブキャリア数が非対称になるようにサブキャリアを配置され、第3チャネル帯域を、第1チャネル帯域に低い周波数側から隣接し、DCサブキャリアがチャネルラスタ上に位置するように配置されるとともに、DCサブキャリアに対してサブキャリア数が非対称になるようにサブキャリアを配置されたことを特徴とする。
以上述べたように、この発明では、第1チャネル帯域と、第2チャネル帯域と、第3チャネル帯域を移動無線端末装置に割り当てる場合に、第1チャネル帯域の両端に隣接する第2チャネル帯域と、第3チャネル帯域が、それぞれのDCサブキャリアに対してサブキャリア数が非対称になるようにサブキャリアを配置するようにしている。
したがって、この発明によれば、第1チャネル帯域に隣接する第2チャネル帯域および第3チャネル帯域のサブキャリア配置をそれぞれのDCサブキャリアに対して非対称とすることで、チャネルラスタとサブキャリア間隔に適応した位置に上記DCサブキャリアを設定できる。
このため、狭い受信チャネル帯域幅(第1チャネル帯域)の移動無線端末装置の受信特性を劣化させず、かつ、3つのチャネル帯域を隣接させて運用できるので、帯域幅を有効に活用できる無線基地局装置および移動無線端末装置を提供できる。
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
まず、この発明の実施形態に係わる移動無線端末装置および無線基地局装置の構成について説明する。
図1は、この発明の実施形態に係わる無線通信システムの移動無線端末装置の構成を示すものである。
パイロットチャネル生成部101は、パイロットチャネルを通じて送信するリファレンスシグナル(Reference Signal)の元となるビット列を生成し、スクランブリングコードをかけてから、これを変調部104に出力する。またCQIチャネル生成部103は、制御部100から通知されるCQI情報のビット列を生成し、これを変調部104に出力する。なお、CQIチャネル生成部103は、上記CQI情報をチャネル符号化することもできる。チャネルコーディング部102は、制御部100から指示されたチャネルコーディングレートで、上り送信データビット列をチャネル符号化し、変調部104に出力する。
変調部104は、上記Reference Signal、上記CQI情報および上記チャネル符号化された上り送信データ信号のそれぞれの元となるビット列に対して、制御部100から指示された変調方式で、直交位相シフトキーイング(QPSK)のようなディジタル変調を施すことによって、Reference Signal、CQI信号、送信データ信号を生成する。なお、無線基地局装置からのデータ受信に先立って、当該移動無線端末装置の能力(UE capability)が制御部100から変調部104に入力され、無線基地局装置に送信される。
生成されたReference Signal及び送信データ信号は、物理リソース割当部105によって制御部100から指示されたサブキャリアにそれぞれ割り当てられる。なお、ここでいう「信号をサブキャリアに割り当てる」とは、複素数値で表される信号に対して、対応するリソースブロック内のサブキャリアの時間軸上及び周波数軸上の位置を表すサブキャリアインデックスを付加することを意味する。
高速逆フーリエ変換(IFFT)部106は、物理リソース割当部105から出力される周波数領域の信号を時間領域の信号に変換して、ディジタル−アナログ変換器、アップコンバータ及び電力増幅器などを含む送信RF部107によって無線(RF)信号に変換され、これをデュプレクサ108およびアンテナを通じて、無線基地局装置に向け空間に放射する。
また無線基地局装置から送信された無線信号は、アンテナで受信され、デュプレクサ108を通じて受信RF部109に出力される。受信された無線信号は、ダウンコンバータ及びアナログ−ディジタル変換器などを含む受信RF部109によってベースバンドディジタル信号に変換される。
高速フーリエ変換(FFT)部110は、上記ベースバンドディジタル信号を、高速フーリエ変換し、これにより時間領域の信号から周波数領域の信号、すなわちサブキャリア毎の信号に分割する。このようにしてサブキャリア毎に分割された信号は、周波数チャネル分離部111に出力される。なお、サブキャリアは、無線基地局装置において、所定数(例えば12)ずつリソースブロックとしてまとめられており、無線基地局装置は、このリソースブロックを1つの単位として、移動無線端末装置に割り当てを行う。
周波数チャネル分離部111は、制御部100からの指示されるチャネル帯域およびリソースブロックについて、そのリソースブロックに含まれるサブキャリアの信号を、Reference Signal、制御チャネルの信号およびデータ信号にそれぞれ分離する。
なお、チャネル帯域をどのようにリソースブロックに分割したか、言い換えれば、サブキャリアをどのようにリソースブロックにまとめたかについては、無線基地局装置と移動無線端末装置との間で予め申し合わせてあり、両者は共通の認識がある。すなわち、移動無線端末装置は、無線基地局装置がチャネル帯域をどのようにリソースブロックに分割しているかを予め認識しており、それに準じた受信を行う。無線基地局装置から送信される無線信号のチャネル帯域の割り当て、チャネル帯域のリソースブロックへの分割(サブキャリアをどのようにリソースブロックにまとめるか)、サブキャリアの周波数軸上の配置の詳細については、後に実施例として詳述する。
このうち、Reference Signalは、パイロットデスクランブリング部112により、移動無線端末装置が受信しようとする信号を送信する無線基地局装置において用いられるスクランブルパターンと逆のデスクランブリングパターンによってデスクランブルされ、この結果は制御チャネル復調部114、データチャネル復調部115および受信品質測定部113に出力される。受信品質測定部113は、上記Reference Signalに基づいて、Ncqi個のリソースブロックの受信品質をそれぞれ測定する。これらの測定結果は、制御部100に出力される。
制御チャネル復調部114は、周波数チャネル分離部111から出力される制御チャネルの信号(PCFICH、PDCCH、PHICH)を、パイロットデスクランブリング部112でデスクランブリングされたReference Signalを用いてチャネル等価したのち、復調する。このようにして復調された制御チャネルビット列は、制御部100に出力される。
制御部100は、当該移動無線端末装置の各部を統括して制御するものである。制御部100は、上記制御チャネルに含まれる情報に基づいて、当該移動無線端末装置に割り当てられたチャネル帯域およびリソースブロックを検出し、このチャネル帯域およびリソースブロックを通じて無線基地局装置からデータを受信するように、受信系の各部(例えば、周波数チャネル分離部111)を制御する。また制御部100は、受信信号が当該移動無線端末装置宛ての信号であると判定した場合、この信号に含まれるシグナリング情報を抽出し、これからデータチャネル信号の復調に必要な情報と、データチャネル信号の復号に必要な情報を検出する。
データチャネル信号の復調に必要な情報は、データチャネル復調部115に出力され、一方、データチャネルの復号に必要な情報は、チャネルデコーディング部116に出力される。また、制御部100は、受信信号が当該移動無線端末装置宛ての信号でないと判定した場合は、データチャネル信号の復調および復号の処理は中止される。
データチャネル復調部115は、周波数チャネル分離部111から出力される各信号を、パイロットデスクランブリング部112から出力されたReference Signalを用いてチャネル等価したのち、制御部100から指示される復調方式および出力される情報に基づいて復調する。このようにして復調されたデータビット列は、チャネルデコーディング部116によってデコードされ、当該移動無線端末装置宛ての下りデータビット列が得られる。ここでのデコードには、制御部100から出力される情報が用いられる。
図2は、この発明の実施形態に係わる無線通信システムの無線基地局装置の構成を示すものである。
パイロットチャネル生成部201は、パイロットチャネルを通じて送信するReference Signalの元となるビット列を生成し、スクランブリングコードをかけてから、これを変調部203に出力する。チャネルコーディング部202は、チャネルコーディング器2021〜202mを備える。チャネルコーディング器2021〜202mは、それぞれ制御部200から指示されたチャネルコーディングレートで、下り送信データビット列をチャネル符号化し、変調部203に出力する。
変調部203は、チャネルコーディング器2021〜202mにそれぞれ対応する変調器2031〜203mを備える。変調器2031〜203mは、それぞれ、上記Reference Signal、上記チャネル符号化された下り送信データ信号のそれぞれの元となるビット列に対して、制御部200から指示された変調方式で、直交位相シフトキーイング(QPSK)のようなディジタル変調を施すことによって、Reference Signal、送信データ信号を生成する。
生成されたReference Signal及び送信データ信号は、物理リソース割当部204によって制御部200から指示されたサブキャリア(リソースブロック)にそれぞれ割り当てられる。このような物理リソース割当部204の処理により、移動無線端末装置に宛てた信号が、移動無線端末装置に割り当てたチャネル帯域のサブキャリア(リソースブロック)に割り当てられることなる。なお、ここでいう「信号をサブキャリアに割り当てる」とは、複素数値で表される信号に対して、対応するリソースブロック内のサブキャリアの時間軸上及び周波数軸上の位置を表すサブキャリアインデックスを付加することを意味する。
なお、当該無線基地局装置から送信されるチャネル帯域は、複数のサブキャリアからなるリソースブロックに分割されている。言い換えれば、各チャネル帯域に配置されたサブキャリアが、予め設定した数(例えば12)ずつ、1つのリソースブロックとしてまとめられている。これは多数の移動無線端末装置との間で、予め共通に設定されたものであって、無線基地局装置においては、制御部200と物理リソース割当部204によって実現される。制御部200および物理リソース割当部204によるサブキャリアの周波数軸上の配置およびチャネル帯域のリソースブロック分割などの詳細については、後に実施例として詳述する。
高速逆フーリエ変換(IFFT)部205は、物理リソース割当部204から出力される周波数領域の信号を時間領域の信号に変換する。そして、この信号は、ディジタル−アナログ変換器、アップコンバータ及び電力増幅器などを含む送信RF部206によって無線(RF)信号に変換され、これをデュプレクサ207およびアンテナを通じて、移動無線端末装置に向け空間に放射される。
また移動無線端末装置から送信された無線信号は、アンテナで受信され、デュプレクサ207を通じて受信RF部208に出力される。受信された無線信号は、ダウンコンバータ及びアナログ−ディジタル変換器などを含む受信RF部208によってベースバンドディジタル信号に変換される。
高速フーリエ変換(FFT)部209は、上記ベースバンドディジタル信号を、高速フーリエ変換し、これにより時間領域の信号から周波数領域の信号、すなわちサブキャリア毎の信号に分割する。このようにしてサブキャリア毎に分割された信号は、周波数チャネル分離部210に出力される。
周波数チャネル分離部210は、制御部200からの指示にしたがって、サブキャリア毎に分割された信号を、Reference Signal、CQIの信号およびデータ信号にそれぞれ分離する。
このうち、Reference Signalは、パイロットデスクランブリング部211により、無線基地局装置が受信しようとする信号を送信する移動無線端末装置において用いられるスクランブルパターンと逆のデスクランブリングパターンによってデスクランブルされ、この結果はCQI復調部212およびデータチャネル復調部213に出力される。
CQI復調部212は、周波数チャネル分離部111から出力されるCQI信号を、パイロットデスクランブリング部211でデスクランブリングされたReference Signalを用いてチャネル等価したのち、復調する。このようにして復調されたCQI信号は、さらに、CQI復調部212にて、チャネル復号され、移動無線端末装置から送られたCQI情報が取り出され、制御部200に出力される。
データチャネル復調部213は、複数のデータチャネル復調器2131〜213nを備える。データチャネル復調器2131〜213nは、周波数チャネル分離部210から出力される各信号を、それぞれパイロットデスクランブリング部211から出力されたReference Signalを用いてチャネル等価したのち、制御部200から指示される復調方式および出力される情報に基づいて復調する。このようにして復調されたデータビット列は、チャネルデコーディング部214に出力される。
チャネルデコーディング部214は、データチャネル復調器2131〜213nにそれぞれ対応するチャネルデコーディング器2141〜214nを備える。チャネルデコーディング器2141〜214nは、それぞれデータチャネル復調器2131〜213nにて復調されたデータビット列をデコードし、移動無線端末装置から送られた上りデータビット列を得る。ここでのデコードには、制御部100から出力される情報が用いられる。
制御部200は、当該無線基地局装置の各部を統括して制御するものであって、例えば、移動無線端末装置からのフィードバック情報(CQI情報や受信応答のAck/Nack)や、各移動無線端末装置宛てのデータ量や優先度、移動無線端末装置の能力(UE capability)に基づいて、フレーム毎に、どの移動無線端末装置にどのチャネル帯域を割り当てて、どのパケットを通じて送信するかを決定するスケジューラ手段を備える。
物理リソース割当部204は、上記スケジューラ手段の決定にしたがって、複数の移動無線端末装置宛てのデータをOFDM多重する。なお、移動無線端末装置の能力(UE capability)は、制御部200が、各移動無線端末装置から受信したデータから検出する。また移動無線端末装置に割り当てたチャネル帯域を示す情報は、複数のサブキャリアの制御信号(PCFICH、PDCCH、PHICH)を通じて、移動無線端末装置に通知される。
次に、無線基地局装置から移動無線端末装置に向けた無線信号(下り回線)におけるサブキャリアの周波数軸上の配置について説明する。サブキャリアの配置は、制御部200および物理リソース割当部204によってなされる。以下、その詳細について説明する。
(第1の実施例)
第1の実施例は、受信可能な最大チャネル帯域幅が20MHzの移動無線端末装置Aと、100MHzの移動無線端末装置Bとを、同じ100MHzの周波数帯域で運用するOFDM方式のセルラシステムを例に挙げて説明する。
移動無線端末装置Aは、図3に示すようなチャネル帯域が受信可能である。すなわち、無線基地局装置から送信される1つのチャネル帯域幅が20MHzの送信信号において、サブキャリア間隔15kHzで、12サブキャリアからなる180kHz帯域幅のRB(Resource block)100個を配置し、そして中心周波数にはDCサブキャリアを配置して、18.015MHz(サブキャリア数1201)の送信信号帯域を構成する。なお、DCサブキャリアは送信しない。
またチャネル帯域幅20MHzと送信信号帯域幅18.015MHzの差、すなわち1.985MHz(片側0.9925MHz)はガード帯域とし、送信フィルタ、受信フィルタ特性など、理想的な特性が得ることが困難な要素部品の設計を考慮して、信号の伝送に使用しない。なお、システム記述では、DCサブキャリアの分を除いて、送信信号帯域幅18MHz、ガード帯域幅2MHz(片側1MHz)と示すことがある。
移動無線端末装置Aは、チャネル帯域幅20MHz内で1つ以上のRBがPDSCHの受信用として割り当てられる。図4に、RB(Resource block)の構造を示す。この図に示すように、RBは、周波数方向は12サブキャリアからなり、時間方向は14シンボルからなり、受信信号の基準とする既知信号であるReference Signalが挿入されている。
一方、移動無線端末装置Bは、図5に示すようなチャネル帯域幅100MHzが受信可能である。無線基地局装置は、図5に示すようなチャネル帯域幅100MHzを送信する。すなわち、チャネル帯域幅20MHzの伝送信号を周波数方向に5つ配置し、これにより計100MHzのチャネル帯域幅を構成し、このとき20MHzの信号間にすき間ができるので、そこに新たなRBを配置する。また、制御部200および物理リソース割当部204は、移動無線端末装置Bに対して、チャネル帯域幅100MHz内で1つ以上のRBがPDSCHの受信用として割り当てる。なお、移動無線端末装置Aに対しては、上記5つのチャネル帯域のうち、いずれかを、制御部200および物理リソース割当部204が受信範囲とし、チャネル帯域幅20MHz内で1つ以上のRBがPDSCHの受信用として割り当てる
送信フィルタまたは受信フィルタなどの装置を実現しやすくするために必要なガードバンドの所要量は、信号帯域幅に比例するので、100MHz帯域の信号を送信または受信するときは、帯域両端のガードバンドが狭くなってしまう。そこで、この100MHz帯域の両端から、いくつかのRBを割り当てず、送信をおこなわないことにより、ガードバンドを確保する。
このような送信信号に対して、移動無線端末装置Bにおいて、追加配置されたRBを受信するために必要な新たな構成はわずかである。移動無線端末装置Bでは、高速フーリエ変換部110において、受信したOFDM信号を時間領域から周波数領域の変換を行う。この処理は、離散フーリエ変換(DFT(Discrete Fourier Transform))であり、処理量の低減のためDFTは、高速フーリエ変換(FFT)で実装される。
FFTは、一般に2のべき乗のサイズで構成するので、サブキャリア数1201の場合は、少なくとも2048(2^11)ポイントのFFTを使用して変換を行う。サンプリング周波数は、最低、15kHz×2048=30.72MHzとなる。このため、FFTの部分に関しては、サブキャリア数2048まで受信可能である。
受信フィルタの特性から、実際に受信可能な帯域幅決まるが、元の受信帯域幅18.015MHzに対し、チャネル帯域20MHz程度の受信に必要な受信フィルタは、難なく実現できる。ただし、この方法で追加されたRBの受信を行うには、元のサブキャリア間隔15kHzと同じ間隔でサブキャリアが配置されている必要がある。
高速フーリエ変換部110によって、図5で示した追加されたRBを含むサブキャリアが、サブキャリア毎の信号に分割される。そして周波数チャネル分離部111が、制御部100からの指示にしたがって、サブキャリア毎に分割された信号を、Reference Signal、制御チャネルの信号およびデータ信号にそれぞれ分離する。これにより、追加されたRBを含む割り当てられたサブキャリアが受信されることになる。
したがって、上記構成の無線基地局装置および移動無線端末装置A、Bによれば、狭い受信チャネル帯域幅20MHzの移動無線端末装置Aの受信特性を劣化させず、かつ、100MHzの広い帯域を受信する移動無線端末装置Bにあっては、100MHzの帯域幅を有効に活用でき、移動無線端末装置Bにおける追加構成もわずかで実現できる。
なお、本実施例では、RB単位でRBの追加およびRBの不割当を実現しているが、サブキャリア単位でも、同様に実現することができる。またチャネル帯域幅20MHzのOFDM信号を並べる間隔は、20MHzとしているが、送信信号帯域幅18.015MHz以上であれば実現できる。
(第2の実施例)
第2の実施例は、受信可能な最大チャネル帯域幅が20MHzの移動無線端末装置Aと、60MHzの移動無線端末装置Bとを、同じ60MHzの周波数帯域で運用するOFDM方式のセルラシステムを例に挙げて説明する。
移動無線端末装置Aは、図6に示すようなチャネル帯域が受信可能である。すなわち、無線基地局装置から送信される1つのチャネル帯域幅が20MHzの送信信号において、サブキャリア間隔15kHzで、1200サブキャリアを配置し、そして中心周波数にはDCサブキャリアを配置して、18.015MHz(サブキャリア数1201)の送信信号帯域を構成する。なお、DCサブキャリアは送信しない。
またチャネル帯域幅20MHzと送信信号帯域幅18.015MHzの差、すなわち1.985MHz(片側0.9925MHz)はガード帯域とし、片側でチャネル帯域幅20MHzの約5%を適用する。ガード帯域は、送信フィルタ、受信フィルタ特性など、理想的な特性が得ることが困難な要素部品の設計を考慮して、信号の伝送に使用しない。なお、システム記述では、DCサブキャリアの分を除いて、送信信号帯域幅18MHz、ガード帯域幅2MHz(片側1MHz)と示すことがある。送信信号は、12サブキャリアごとに1RB(Resource block)に分けられている。移動無線端末装置Aは、チャネル帯域幅20MHz内で1つ以上のRBがPDSCHの受信用として割り当てられる。RBの構造は、図4に示した通りである。
図7に、1サブフレームの伝送信号の構成例を示す。RBは、周波数方向に並んでいる。この伝送信号は、制御情報を伝送する制御信号(PCFICH、PDCCH、PHICH)と伝送情報を伝送する情報信号(PDSCH)からなる。PDSCHは、RB毎に、各移動無線端末装置に対する情報が伝送される。
したがって、各移動無線端末装置は、自己に割り当てられたPDSCHを構成するRBだけ受信すればよい。PDCCHは、信号帯域全体にわたり、多重化されて配置されている。各PDCCHには、ある特定の移動無線端末装置に対するPDSCHの割当を示す情報が含まれている。
PDCCHの配置は固定でないので、各移動無線端末装置は、多重化されたPDCCHの中から、自己宛てのPDCCHを探す必要がある。したがって、信号帯域の全体、すなわち、チャネル帯域幅20MHzの伝送信号を受信する必要がある。なお、図7では、制御情報および伝送情報を伝送するという観点では、送信を行わないDCサブキャリアは意味を持たないので、DCサブキャリアは図からは省いてある。
一方、移動無線端末装置Bは、図8に示すようなチャネル帯域幅60MHzが受信可能である。無線基地局装置は、図8に示すようチャネル帯域幅60MHzを送信する。すなわち、チャネル帯域幅20MHzの伝送信号を1コンポーネントとして、周波数方向に3つ連続して配置し、これにより計60MHzのチャネル帯域幅を構成する。なお、移動無線端末装置Aに対しては、3つ連続して配置されるチャネル帯域のうち、いずれかを制御部200および物理リソース割当部204が受信範囲として割り当てる。
また、3つの20MHzのチャネル帯域のうち、両端のチャネル帯域は、その中心であるDCサブキャリアが真ん中のチャネル帯域のDCサブキャリアから帯域幅18.015MHz以上離れ、かつ100kHzのチャネルラスタ(Channel Raster)と15kHzのサブキャリア間隔が一致する間隔で配置する。
チャネルラスタ100kHzとサブキャリア間隔15kHzの最小公倍数は300kHzであるので、選択可能なチャネルラスタは300kHz毎となり、信号が重ならない最低限のDCサブキャリア間隔は18.3MHzとなる。そこで、真ん中の20MHzのチャネル帯域のDCサブキャリア(キャリア中心周波数)から上下にそれぞれ18.3MHz離れた位置を両端のチャネル帯域のDCサブキャリアとする。
これにより、キャリア中心周波数をn×100kHzとすると、下側の20MHzのチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、(n-183)×100kHzに配置され、一方、上側の20MHzのチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、(n+183)×100kHzに配置される。
このとき、各20MHzのチャネル帯域は、送信帯域が18.015MHzであることより、隣接するチャネル帯域との間にすき間が開くので、両端のチャネル帯域の伝送信号は、それぞれ外側のサブキャリアを、真ん中のチャネル帯域側に再配置する。再配置は、それぞれ19サブキャリアについて行う。この再配置は、DCサブキャリアを除いて、キャリア中心周波数に向けて、19サブキャリア移動するのと同じことである。
再配置を行った両端のチャネル帯域の伝送信号は、各自のDCサブキャリアに対し、非対称になる。このようなサブキャリアの再配置により、ガード帯域幅が2.9775MHzとなり、60MHzのチャネル帯域幅の伝送信号では、5%弱のガード帯域が確保できる。
図9は、上述したようにサブキャリアを配置した場合に、制御部200および物理リソース割当部204が、移動無線端末装置に割り当てたチャネル帯域をリソースブロックに分割する様子を示している。このように、サブキャリアをリソースブロック単位でまとめる場合でも、全体のサブキャリア数は変わらないので、図9(a)に示すように、60MHzのチャネル帯域の両端からそれぞれ12サブキャリア毎のリソースブロックにチャネル帯域を分割する。また両端のチャネル帯域では、図9(b)に示すように、DCサブキャリアが1つのリソースブロック中に配置されることになるが、そのDCサブキャリアをまたいで、リソースブロックを配置する。すなわち、ハッチングされた2つの部分を、1つのリソースブロックとして扱う。
ところで、初期同期に必要なサーチチャネル(SCH)を配置する場合がある。OFDMシステムでは、SCHは時間領域で受信できる方が望ましいので、同じ時間の周波数軸上にDCサブキャリアを基準として対称に配置する。図10に、サブキャリア再配置後のSCHとリソースブロックの配置の一例を示す。すなわち、制御部200および物理リソース割当部204は、SCHを、DCサブキャリアに対し対称に配置する。またリソースブロックについては、SCHの領域をまたいで配置する。SCHに続いて受信されるブロードキャストチャネルも同様の配置にしてもよい。なお、図10では、SCHとリソースブロックが同一周波数上で重なって図示されているが、SCHが送信される場合には、その周波数でのリソースブロックは送信されない。また、図10において、ハッチングされた2つの部分を、1つのリソースブロックとして扱う。
以上のような送信信号に対して、移動無線端末装置Bは、サブキャリアの再配置がキャリア中心周波数方向への移動であるため、制御部100と周波数チャネル分離部111の制御変更により容易に実現できる。
高速フーリエ変換部110によって、上述のように再配置されたサブキャリアを含む割り当てられたサブキャリアが、サブキャリア毎の信号に分割される。そして周波数チャネル分離部111が、制御部100からの指示にしたがって、サブキャリア毎に分割された信号を、Reference Signal、制御チャネルの信号およびデータ信号にそれぞれ分離する。これにより、再配置されたサブキャリアを含む割り当てられたサブキャリアが受信されることになる。
また、受信可能な最大チャネル帯域幅が20MHzの移動無線端末装置Aは、3つ連続して配置された20MHzのチャネル帯域のうち、いずれか割り当てられたチャネル帯域のDCサブキャリアを受信中心周波数として受信する。中央のチャネル帯域が割り当てられた場合は、通常の20MHz受信帯域幅の信号を受信する場合と同じである。
上側あるいは下側の20MHzチャネル帯域が割り当てられた場合は、その帯域のDCサブキャリアを中心にして非対称になる。高速フーリエ変換部110の時間−周波数変換を行うFFTでは、所要ポイント数(サブキャリア数)1201に対し、2048ポイントのFFTを使用するので、19サブキャリア程度の非対称性は影響がない。
また受信RF部109の受信フィルタ特性が受信帯域に等しく設計される場合は、FFT前の受信フィルタ特性を19サブキャリア分広げる必要があるが、20MHzチャネル帯域幅の通常のガード帯域幅0.9925MHzに対し、本実施例では2.9775MHzあるので、19サブキャリア、すなわち0.285MHzの受信フィルタ帯域幅の増大は、実設計上容易である。中央の帯域の伝送信号は、20MHzチャネル帯域かつ対称の信号のみ受信可能な受信機でも受信可能である。
以上のように、上記構成の無線基地局装置および移動無線端末装置A、Bは、下り回線において、3つの20MHzのチャネル帯域のうち、両端のチャネル帯域は、その中心であるDCサブキャリアが真ん中のチャネル帯域のDCサブキャリアから帯域幅18.015MHz以上離れ、かつ100kHzのチャネルラスタと15kHzのサブキャリア間隔の最小公倍数300kHzに一致する間隔の18.3MHz離れた位置に配置し、両端のサブキャリアをチャネル帯域間に再配置して、3つのチャネル帯域が隣接した状態で通信できるようにしている。
したがって、上記構成の無線基地局装置および移動無線端末装置A、Bによれば、狭い受信チャネル帯域幅20MHzの移動無線端末装置Aの受信特性を劣化させず、かつ、60MHzの広い帯域を受信する移動無線端末装置Bにあっては、60MHzの帯域幅を有効に活用でき、移動無線端末装置Bにおける受信制御の変更もわずかで実現できる。
なお、上記第2の実施例では、真ん中のチャネル帯域の送信信号帯域幅と、その両側のチャネル帯域の送信信号帯域幅を同じ18.015MHz(サブキャリア数1201)としたが、同一でなくてもよい。
また、上記第2の実施例では、3つのチャネル帯域を連ねた場合を例に挙げて説明したが、真ん中のチャネル帯域と、上側もしくは下側のチャネル帯域の2つを連ねるようにしてもよい。また4つ以上のチャネル帯域を連ねるようにしてもよい。5つのチャネル帯域を連ねた場合については、第3の実施例で説明する。
そしてまた、上記第2の実施例では、サブキャリアの再配置を図8に示すように行うものとして説明したが図11に示すように、両端のチャネル帯域のサブキャリアが真ん中のチャネル帯域のサブキャリアに重なるように配置し、重なったサブキャリアを両端に再配置するようにしてもよい。
図11に示す例も、制御部200および物理リソース割当部204が、チャネル帯域幅20MHzの伝送信号を周波数方向に3つ連続して配置し、これにより無線基地局装置は、60MHzのチャネル帯域幅を送信する。なお、移動無線端末装置Bは、60MHzの帯域を受信するが、移動無線端末装置Aに対しては、3つ連続して配置される20MHzのチャネル帯域のうち、いずれかを制御部200および物理リソース割当部204が受信範囲として割り当てる。
チャネル帯域の配置は、100kHzのチャネルラスタと15kHzのサブキャリア間隔が一致する間隔で配置する。チャネルラスタ100kHzとサブキャリア間隔15kHzの最小公倍数は300kHzとなるので、選択可能なチャネルラスタは300kHz毎となり、最低限の信号の重なりを許容すると、DCサブキャリアの間隔は18.0MHzとなる。
キャリア中心周波数をn×100kHzとすると、下側に隣接するチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、(n-180)×100kHzに配置され、一方、上側に隣接するチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、(n+180)×100kHzに配置される。
このとき、各20MHzのチャネル帯域間では、サブキャリアの重なりが起こるので、重なったサブキャリアを、キャリア中心周波数から離れる方向に両側の20MHzのチャネル帯域の外側に再配置する。DCサブキャリアの間隔が18.0MHzの場合、再配置は1サブキャリアだけ行えばよい。この再配置は、DCサブキャリアを除いて、キャリア中心周波数(送信側)から離れる方向に、1サブキャリア移動するのと同じことである。
再配置を行ったチャネル帯域の伝送信号は、各チャネル帯域においてDCサブキャリアに対し非対称になるが、図8の再配置で説明したように、1サブキャリア程度の再配置では、ハードウェア構成に特別の変更を必要とせず、制御部200と物理リソース割当部204、および制御部100と周波数チャネル分離部111の制御変更により容易に実現できる。
このようなサブキャリアの再配置により、ガード帯域幅が2.9775MHzとなり、60MHzのチャネル帯域幅の伝送信号では、5%弱のガード帯域が確保できる。
また図11では、真ん中のチャネル帯域の送信信号帯域幅と、その両側のチャネル帯域の送信信号帯域幅を同じ18.015MHz(サブキャリア数1201)としたが、同一でなくてもよい。両側のチャネル帯域の送信信号帯域幅の方が狭い場合については、第4の実施例で説明する。
また図11では、3つのチャネル帯域を連ねた場合を例に挙げて説明したが、真ん中のチャネル帯域と、上側もしくは下側のチャネル帯域の2つを連ねるようにしてもよい。この場合については、第5の実施例で説明する。また4つ以上のチャネル帯域を連ねるようにしてもよい。5つのチャネル帯域を連ねた場合については、第3の実施例の変形例で説明する。
(第3の実施例)
第3の実施例は、受信可能な最大チャネル帯域幅が20MHzの移動無線端末装置Aと、100MHzの移動無線端末装置Bとを、同じ100MHzの周波数帯域で運用するOFDM方式のセルラシステムを例に挙げて説明する。
移動無線端末装置Aは、図6に示すようなチャネル帯域が受信可能である。すなわち、無線基地局装置から送信される1つのチャネル帯域幅が20MHzの送信信号において、サブキャリア間隔15kHzで、1200サブキャリアを配置し、そして中心周波数にはDCサブキャリアを配置して、18.015MHz(サブキャリア数1201)の送信信号帯域を構成する。なお、DCサブキャリアは送信しない。
またチャネル帯域幅20MHzと送信信号帯域幅18.015MHzの差、すなわち1.985MHz(片側0.9925MHz)はガード帯域とし、片側でチャネル帯域幅20MHzの約5%を適用する。ガード帯域は、送信フィルタ、受信フィルタ特性など、理想的な特性が得ることが困難な要素部品の設計を考慮して、信号の伝送に使用しない。なお、システム記述では、DCサブキャリアの分を除いて、送信信号帯域幅18MHz、ガード帯域幅2MHz(片側1MHz)と示すことがある。送信信号は、12サブキャリアごとに1RB(Resource block)に分けられている。移動無線端末装置Aは、チャネル帯域幅20MHz内で1つ以上のRBがPDSCHの受信用として割り当てられる。RBの構造は、図4に示した通りである。
図7に、1サブフレームの伝送信号の構成例を示す。RBは、周波数方向に並んでいる。この伝送信号は、制御情報を伝送する制御信号(PCFICH、PDCCH、PHICH)と伝送情報を伝送する情報信号(PDSCH)からなる。PDSCHは、RB毎に、各移動無線端末装置に対する情報が伝送される。
したがって、各移動無線端末装置は、自己に割り当てられたPDSCHを構成するRBだけ受信すればよい。PDCCHは、信号帯域全体にわたり、多重化されて配置されている。各PDCCHには、ある特定の移動無線端末装置に対するPDSCHの割当を示す情報が含まれている。
PDCCHの配置は固定でないので、各移動無線端末装置は、多重化されたPDCCHの中から、自己宛てのPDCCHを探す必要がある。したがって、信号帯域の全体、すなわち、チャネル帯域幅20MHzの伝送信号を受信する必要がある。なお、図7では、制御情報および伝送情報を伝送するという観点では、送信を行わないDCサブキャリアは意味を持たないので、DCサブキャリアは図からは省いてある。
一方、移動無線端末装置Bは、図12に示すようなチャネル帯域幅100MHzが受信可能である。無線基地局装置は、図12に示すようチャネル帯域幅100MHzを送信する。すなわち、チャネル帯域幅20MHzの伝送信号を1コンポーネントとして、周波数方向に5つ連続して配置し、これにより計100MHzのチャネル帯域幅を構成する。なお、移動無線端末装置Aに対しては、5つ連続して配置されるチャネル帯域のうち、いずれかを制御部200および物理リソース割当部204が受信範囲として割り当てる。
また、5つの20MHzのチャネル帯域のうち、真ん中のチャネル帯域に隣接する2つのチャネル帯域は、その中心であるDCサブキャリアが真ん中のチャネル帯域のDCサブキャリアから帯域幅18.015MHz以上離れ、かつ100kHzのチャネルラスタ(Channel Raster)と15kHzのサブキャリア間隔が一致する間隔で配置する。
チャネルラスタ100kHzとサブキャリア間隔15kHzの最小公倍数は300kHzであるので、選択可能なチャネルラスタは300kHz毎となり、信号が重ならない最低限のDCサブキャリア間隔は18.3MHzとなる。そこで、真ん中の20MHzのチャネル帯域のDCサブキャリア(キャリア中心周波数)から上下にそれぞれ18.3MHz離れた位置を隣接する2つのチャネル帯域のDCサブキャリアとする。
これにより、キャリア中心周波数をn×100kHzとすると、下側に隣接する20MHzのチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、(n-183)×100kHzに配置され、一方、上側に隣接する20MHzのチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、(n+183)×100kHzに配置される。
このとき、各20MHzのチャネル帯域は、送信帯域が18.015MHzであることより、隣接するチャネル帯域との間にすき間が開くので、真ん中のチャネル帯域に隣接するチャネル帯域の伝送信号は、それぞれ外側のサブキャリアを、真ん中のチャネル帯域側に再配置する。再配置は、それぞれ19サブキャリアについて行う。この再配置は、DCサブキャリアを除いて、キャリア中心周波数に向けて、19サブキャリア移動するのと同じことである。
そして、5つの20MHzのチャネル帯域のうち、両端2つのチャネル帯域についても同様にして、それぞれ隣接するチャネル帯域のDCサブキャリアからそれぞれ18.3MHz離れた位置を両端2つのチャネル帯域のDCサブキャリアとする。
これにより、下側の端のチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、キャリア中心周波数をn×100kHzに対して、(n-366)×100kHzに配置され、一方、上側の端のチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、キャリア中心周波数をn×100kHzに対して、(n+366)×100kHzに配置される。
このとき、各20MHzのチャネル帯域は、送信帯域が18.015MHzであることより、隣接するチャネル帯域との間にすき間が開き、また真ん中のチャネル帯域に隣接するチャネル帯域の外側19サブキャリアは内側に再配置されているので、両端のチャネル帯域の伝送信号は、それぞれ外側の38サブキャリアを、真ん中のチャネル帯域側に再配置する。この再配置は、DCサブキャリアを除いて、キャリア中心周波数に向けて、38サブキャリア移動するのと同じことである。
このように再配置を行った真ん中以外のチャネル帯域の伝送信号は、各自のDCサブキャリアに対し、非対称になる。このようなサブキャリアの再配置により、ガード帯域幅が4.9625MHzとなり、100MHzのチャネル帯域幅の伝送信号では、5%弱のガード帯域が確保できる。
第2の実施例で、図9を参照して説明したように、サブキャリアをリソースブロックに分ける場合でも、全体のサブキャリア数は変わらないので、100MHzのチャネル帯域の両端からそれぞれ12サブキャリア毎にリソースブロックに分割する。また真ん中のチャネル帯域以外ではDCサブキャリアが1つのリソースブロック中に配置されることになるが、そのDCサブキャリアをまたいで、リソースブロックを配置する。
ところで、初期同期に必要なサーチチャネル(SCH)を配置する場合がある。OFDMシステムでは、SCHは時間領域で受信できる方が望ましいので、DCサブキャリアを基準として配置する。図10に、サブキャリア再配置後のSCHとリソースブロックの配置の一例を示す。SCHは、DCサブキャリアに対し対称に配置する。リソースブロックは、SCHの領域をまたいで配置する。SCHに続いて受信されるブロードキャストチャネルも同様の配置にしてもよい。
このような送信信号に対して、移動無線端末装置Bは、サブキャリアの再配置がキャリア中心周波数方向への移動であるため、制御部100と周波数チャネル分離部111の制御変更により容易に実現できる。
高速フーリエ変換部110によって、上述のように再配置されたサブキャリアを含む割り当てられたサブキャリアが、サブキャリア毎の信号に分割される。そして周波数チャネル分離部111が、制御部100からの指示にしたがって、サブキャリア毎に分割された信号を、Reference Signal、制御チャネルの信号およびデータ信号にそれぞれ分離する。これにより、再配置されたサブキャリアを含む割り当てられたサブキャリアが受信されることになる。
また、受信可能な最大チャネル帯域幅が20MHzの移動無線端末装置Aは、5つ連続して配置された20MHzのチャネル帯域のうち、いずれか割り当てられたチャネル帯域のDCサブキャリアを受信中心周波数として受信する。中央のチャネル帯域が割り当てられた場合は、通常の20MHz受信帯域幅の信号を受信する場合と同じである。
真ん中の20MHzチャネル帯域以外が割り当てられた場合は、その帯域のDCサブキャリアを中心にして非対称になる。高速フーリエ変換部110の時間−周波数変換を行うFFTでは、所要ポイント数(サブキャリア数)1201に対し、2048ポイントのFFTを使用するので、19〜38サブキャリア程度の非対称性は影響がない。
また受信RF部109の受信フィルタ特性が受信帯域に等しく設計される場合は、FFT前の受信フィルタ特性を19サブキャリア分広げる必要があるが、20MHzチャネル帯域幅の通常のガード帯域幅0.9925MHzに対し、本実施例では2.9775MHzあるので、19サブキャリア、すなわち0.285MHzの受信フィルタ帯域幅の増大は、実設計上容易である。中央の帯域の伝送信号は、20MHzチャネル帯域かつ対称の信号のみ受信可能な受信機でも受信可能である。
以上のように、上記構成の無線基地局装置および移動無線端末装置A、Bは、下り回線において、5つの20MHzのチャネル帯域のうち、真ん中のチャネル帯域に隣接するチャネル帯域は、その中心であるDCサブキャリアが真ん中のチャネル帯域のDCサブキャリアから帯域幅18.015MHz以上離れ、かつ100kHzのチャネルラスタと15kHzのサブキャリア間隔の最小公倍数300kHzに一致する間隔の18.3MHz離れた位置に配置し、外側のサブキャリアを真ん中のチャネル帯域側に再配置する。両端のチャネル帯域についても、同様にして、DCサブキャリアを配置し、外側の38サブキャリアを内側のチャネル帯域側に再配置する。このような再配置を行うことで、5つのチャネル帯域が隣接した状態で通信できるようにしている。
したがって、上記構成の無線基地局装置および移動無線端末装置A、Bによれば、狭い受信チャネル帯域幅20MHzの移動無線端末装置Aの受信特性を劣化させず、かつ、100MHzの広い帯域を受信する移動無線端末装置Bにあっては、100MHzの帯域幅を有効に活用でき、移動無線端末装置Bにおける受信制御の変更もわずかで実現できる。
なお、上述では、サブキャリアの再配置を図12に示すように行うものとして説明したが、図13に示すように、真ん中のチャネル帯域に隣接するチャネル帯域のサブキャリアが真ん中のチャネル帯域のサブキャリアに重なるように配置し、重なったサブキャリアを両端に再配置し、さらに両端のチャネル帯域のサブキャリアが上記隣接するチャネル帯域のサブキャリアに重なるように配置し、重なったサブキャリアを両端に再配置するようにしてもよい。
図13に示す例も、制御部200および物理リソース割当部204が、チャネル帯域幅20MHzの伝送信号を周波数方向に5つ連続して配置し、これにより無線機局装置は、100MHzのチャネル帯域幅を送信する。なお、移動無線端末装置Bは、100MHzの帯域を受信するが、移動無線端末装置Aに対しては、5つ連続して配置される20MHzのチャネル帯域のうち、いずれかを制御部200および物理リソース割当部204が受信範囲として割り当てる。
チャネル帯域の配置は、100kHzのチャネルラスタと15kHzのサブキャリア間隔が一致する間隔で配置する。チャネルラスタ100kHzとサブキャリア間隔15kHzの最小公倍数は300kHzとなるので、選択可能なチャネルラスタは300kHz毎となり、最低限の信号の重なりを許容すると、DCサブキャリアの間隔は18.0MHzとなる。
キャリア中心周波数をn×100kHzとすると、真ん中のチャネル帯域の下側に隣接する2つのチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、それぞれ(n-180)×100kHz、(n-360)×100kHzに配置され、一方、上側に隣接する2つのチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、それぞれ(n+180)×100kHz、(n+360)×100kHzに配置される。
このとき、各20MHzのチャネル帯域間では、サブキャリアの重なりが起こるので、重なったサブキャリアを、キャリア中心周波数から離れる方向に両側の20MHzのチャネル帯域の外側に再配置する。DCサブキャリアの間隔が18.0MHzの場合、真ん中のチャネル帯域に隣接するチャネル帯域では、1サブキャリアだけ外側に再配置すればよい。この再配置は、DCサブキャリアを除いて、キャリア中心周波数(送信側)から離れる方向に、1サブキャリア移動するのと同じことである。また上記隣接する両端のチャネル帯域では、2サブキャリアだけ外側に再配置すればよい。この再配置は、DCサブキャリアを除いて、キャリア中心周波数(送信側)から離れる方向に、2サブキャリア移動するのと同じことである。
再配置を行ったチャネル帯域の伝送信号は、各チャネル帯域においてDCサブキャリアに対し非対称になるが、図12の再配置で説明したように、1サブキャリア程度の再配置では、ハードウェア構成に特別の変更を必要とせず、制御部200と物理リソース割当部204、および制御部100と周波数チャネル分離部111の制御変更により容易に実現できる。
このようなサブキャリアの再配置でも、ガード帯域幅が4.9625MHzとなり、100MHzのチャネル帯域幅の伝送信号では、5%弱のガード帯域が確保できる。
(第4の実施例)
第4の実施例は、受信可能な最大チャネル帯域幅が20MHzの移動無線端末装置Aと、40MHzの移動無線端末装置Bとを、同じ40MHzの周波数帯域で運用するOFDM方式のセルラシステムを例に挙げて説明する。
移動無線端末装置Aは、図6に示すようなチャネル帯域が受信可能である。すなわち、無線基地局装置から送信される1つのチャネル帯域幅が20MHzの送信信号において、サブキャリア間隔15kHzで、1200サブキャリアを配置し、そして中心周波数にはDCサブキャリアを配置して、18.015MHz(サブキャリア数1201)の送信信号帯域を構成する。なお、DCサブキャリアは送信しない。
またチャネル帯域幅20MHzと送信信号帯域幅18.015MHzの差、すなわち1.985MHz(片側0.9925MHz)はガード帯域とし、片側でチャネル帯域幅20MHzの約5%を適用する。ガード帯域は、送信フィルタ、受信フィルタ特性など、理想的な特性が得ることが困難な要素部品の設計を考慮して、信号の伝送に使用しない。なお、システム記述では、DCサブキャリアの分を除いて、送信信号帯域幅18MHz、ガード帯域幅2MHz(片側1MHz)と示すことがある。送信信号は、12サブキャリアごとに1RB(Resource block)に分けられている。移動無線端末装置Aは、チャネル帯域幅20MHz内で1つ以上のRBがPDSCHの受信用として割り当てられる。RBの構造は、図4に示した通りである。
図7に、1サブフレームの伝送信号の構成例を示す。RBは、周波数方向に並んでいる。この伝送信号は、制御情報を伝送する制御信号(PCFICH、PDCCH、PHICH)と伝送情報を伝送する情報信号(PDSCH)からなる。PDSCHは、RB毎に、各移動無線端末装置に対する情報が伝送される。
したがって、各移動無線端末装置は、自己に割り当てられたPDSCHを構成するRBだけ受信すればよい。PDCCHは、信号帯域全体にわたり、多重化されて配置されている。各PDCCHには、ある特定の移動無線端末装置に対するPDSCHの割当を示す情報が含まれている。
PDCCHの配置は固定でないので、各移動無線端末装置は、多重化されたPDCCHの中から、自己宛てのPDCCHを探す必要がある。したがって、信号帯域の全体、すなわち、チャネル帯域幅20MHzの伝送信号を受信する必要がある。なお、図7では、制御情報および伝送情報を伝送するという観点では、送信を行わないDCサブキャリアは意味を持たないので、DCサブキャリアは図からは省いてある。
一方、移動無線端末装置Bは、図14に示すようチャネル帯域幅40MHzが受信可能である。無線基地局装置は、図14に示すようチャネル帯域幅40MHzを送信する。すなわち、チャネル帯域幅20MHzの伝送信号を1コンポーネントとし、この信号の両端にチャネル帯域幅10MHzの伝送信号を1コンポーネントとする伝送信号を配置し、これにより計40MHzのチャネル帯域幅を構成する。なお、移動無線端末装置Aに対しては、キャリア中心周波数をDCサブキャリアとしたチャネル帯域(20MHz)を制御部200および物理リソース割当部204が受信範囲として割り当てる。
また、3つのチャネル帯域のうち、両端の10MHzのチャネル帯域は、その中心であるDCサブキャリアが真ん中のチャネル帯域(20MHz)のDCサブキャリアから帯域幅13.515MHz以下離れ、かつ100kHzのチャネルラスタ(Channel Raster)と15kHzのサブキャリア間隔が一致する間隔で配置する。
チャネルラスタ100kHzとサブキャリア間隔15kHzの最小公倍数は300kHzであるので、選択可能なチャネルラスタは300kHz毎となり、最低限の信号の重なりを許容するとDCサブキャリア間隔は13.5MHzとなる。そこで、真ん中の20MHzのチャネル帯域のDCサブキャリア(キャリア中心周波数)から上下にそれぞれ13.5MHz離れた位置を両端のチャネル帯域のDCサブキャリアとする。
これにより、キャリア中心周波数をn×100kHzとすると、下側の20MHzのチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、(n-135)×100kHzに配置され、一方、上側の20MHzのチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、(n+135)×100kHzに配置される。
このとき、各10MHzのチャネル帯域は、送信帯域が9.015MHz(サブキャリア数601)であることより、真ん中のチャネル帯域との間に重なりが生じるので、両端のチャネル帯域の伝送信号は、それぞれ真ん中のチャネル帯域と重なったサブキャリアをそれぞれの外側に再配置する。再配置は、それぞれ1サブキャリアについて行う。この再配置は、DCサブキャリアを除いて、キャリア中心周波数に向けて、1サブキャリア移動するのと同じことである。
再配置を行った両端のチャネル帯域の伝送信号は、各自のDCサブキャリアに対し、非対称になる。このようなサブキャリアの再配置により、ガード帯域幅が1.9775MHzとなり、40MHzのチャネル帯域幅の伝送信号では、5%弱のガード帯域が確保できる。
このような送信信号に対して、移動無線端末装置Bは、サブキャリアの再配置がキャリア中心周波数から外側への移動であるが、1サブキャリア程度であるため、制御部100と周波数チャネル分離部111の制御変更により容易に実現できる。
高速フーリエ変換部110によって、上述のように再配置されたサブキャリアを含む割り当てられたサブキャリアが、サブキャリア毎の信号に分割される。そして周波数チャネル分離部111が、制御部100からの指示にしたがって、サブキャリア毎に分割された信号を、Reference Signal、制御チャネルの信号およびデータ信号にそれぞれ分離する。これにより、再配置されたサブキャリアを含む割り当てられたサブキャリアが受信されることになる。
また、受信可能な最大チャネル帯域幅が20MHzの移動無線端末装置Aは、3つ連続して配置された10MHz、20MHz、10MHzのチャネル帯域のうち、20MHzのチャネル帯域のDCサブキャリアを受信中心周波数として受信する。すなわち、通常の20MHz受信帯域幅の信号を受信する場合と同じである。
以上のように、上記構成の無線基地局装置および移動無線端末装置A、Bは、下り回線において、10MHz、20MHz、10MHzのチャネル帯域のうち、両端のチャネル帯域は、その中心であるDCサブキャリアが真ん中のチャネル帯域のDCサブキャリアから帯域幅13.515MHz離れ、かつ100kHzのチャネルラスタと15kHzのサブキャリア間隔の最小公倍数300kHzに一致する間隔の13.5MHz離れた位置に配置し、重なったサブキャリアをチャネル帯域の外側に再配置することで、3つのチャネル帯域が隣接した状態で通信できるようにしている。
したがって、上記構成の無線基地局装置および移動無線端末装置A、Bによれば、狭い受信チャネル帯域幅20MHzの移動無線端末装置Aの受信特性を劣化させず、かつ、40MHzの広い帯域を受信する移動無線端末装置Bにあっては、40MHzの帯域幅を有効に活用でき、移動無線端末装置Bにおける受信制御の変更もわずかで実現できる。
また10MHzのチャネル帯域については、10MHzのチャネル帯域を必要とする移動無線端末装置に割り当てることもでき、異なる端末能力を1つのシステムに混在させることができ、かつ周波数帯域の利用効率も高い。
また、両側の10MHz帯域は、40MHz帯域受信可能な移動無線端末装置Bが受信するので、両側の10MHz帯域を一体化して運用すれば、制御上は20MHz帯域と同じように扱うことができる。
(第5の実施例)
第5の実施例は、受信可能な最大チャネル帯域幅が20MHzの移動無線端末装置Aと、40MHzの移動無線端末装置Bとを、同じ40MHz周波数帯域で運用するOFDM方式のセルラシステムを例に挙げて説明する。
移動無線端末装置Aは、図6に示すようなチャネル帯域が受信可能である。すなわち、無線基地局装置から送信される1つのチャネル帯域幅が20MHzの送信信号において、サブキャリア間隔15kHzで、1200サブキャリアを配置し、そして中心周波数にはDCサブキャリアを配置して、18.015MHz(サブキャリア数1201)の送信信号帯域を構成する。なお、DCサブキャリアは送信しない。
またチャネル帯域幅20MHzと送信信号帯域幅18.015MHzの差、すなわち1.985MHz(片側0.9925MHz)はガード帯域とし、片側でチャネル帯域幅20MHzの約5%を適用する。ガード帯域は、送信フィルタ、受信フィルタ特性など、理想的な特性が得ることが困難な要素部品の設計を考慮して、信号の伝送に使用しない。なお、システム記述では、DCサブキャリアの分を除いて、送信信号帯域幅18MHz、ガード帯域幅2MHz(片側1MHz)と示すことがある。送信信号は、12サブキャリアごとに1RB(Resource block)に分けられている。移動無線端末装置Aは、チャネル帯域幅20MHz内で1つ以上のRBがPDSCHの受信用として割り当てられる。RBの構造は、図4に示した通りである。
図7に、1サブフレームの伝送信号の構成例を示す。RBは、周波数方向に並んでいる。この伝送信号は、制御情報を伝送する制御信号(PCFICH、PDCCH、PHICH)と伝送情報を伝送する情報信号(PDSCH)からなる。PDSCHは、RB毎に、各移動無線端末装置に対する情報が伝送される。
したがって、各移動無線端末装置は、自己に割り当てられたPDSCHを構成するRBだけ受信すればよい。PDCCHは、信号帯域全体にわたり、多重化されて配置されている。各PDCCHには、ある特定の移動無線端末装置に対するPDSCHの割当を示す情報が含まれている。
PDCCHの配置は固定でないので、各移動無線端末装置は、多重化されたPDCCHの中から、自己宛てのPDCCHを探す必要がある。したがって、信号帯域の全体、すなわち、チャネル帯域幅20MHzの伝送信号を受信する必要がある。なお、図7では、制御情報および伝送情報を伝送するという観点では、送信を行わないDCサブキャリアは意味を持たないので、DCサブキャリアは図からは省いてある。
一方、移動無線端末装置Bは、図15に示すようチャネル帯域幅40MHzが受信可能である。無線基地局装置は、図15に示すようチャネル帯域幅40MHzを送信する。すなわち、チャネル帯域幅20MHzの伝送信号を1コンポーネントとして、周波数方向に2つ連続して配置し、これにより計40MHzのチャネル帯域幅を構成する。なお、移動無線端末装置Aに対しては、2つのチャネル帯域幅20MHzの伝送信号のうち、いずれか一方を制御部200および物理リソース割当部204が受信範囲として割り当てる。
一方のチャネル帯域のDCサブキャリアをn×100kHzとし、他方のチャネル帯域のDCサブキャリアを(n+180)×100kHzに配置する。このとき、DCサブキャリアの間隔は、18.000MHzであることより、サブキャリアの重なりが生じるので、重なったサブキャリアを上側のチャネル帯域の外側に再配置する。再配置は、1サブキャリアについて行う。この再配置は、DCサブキャリアを除いて、キャリア中心周波数に向けて、1サブキャリア移動するのと同じことである。
再配置を行った上側のチャネル帯域の伝送信号は、DCサブキャリアに対し、非対称になる。このようなサブキャリアの再配置により、ガード帯域幅が1.9775MHzとなり、40MHzのチャネル帯域幅の伝送信号では、5%弱のガード帯域が確保できる。
このような送信信号に対して、移動無線端末装置Bは、サブキャリアの再配置がキャリア中心周波数から外側への移動であるが、1サブキャリア程度であるため、制御部100と周波数チャネル分離部111の制御変更により容易に実現できる。
高速フーリエ変換部110によって、上述のように再配置されたサブキャリアを含む割り当てられたサブキャリアが、サブキャリア毎の信号に分割される。そして周波数チャネル分離部111が、制御部100からの指示にしたがって、サブキャリア毎に分割された信号を、Reference Signal、制御チャネルの信号およびデータ信号にそれぞれ分離する。これにより、再配置されたサブキャリアを含む割り当てられたサブキャリアが受信されることになる。
また、受信可能な最大チャネル帯域幅が20MHzの移動無線端末装置Aは、2つ連続して配置された20MHzのチャネル帯域のうち、いずれか一方が割り当てられ、そのDCサブキャリアを受信中心周波数として受信する。下側のチャネル帯域が割り当てられた場合には、通常の20MHz受信帯域幅の信号を受信する場合と同じである。
以上のように、上記構成の無線基地局装置および移動無線端末装置A、Bは、下り回線において、2つの連続する20MHzのチャネル帯域を、互いにDCサブキャリアが18.000MHz離れるように配置し、かつ重なったサブキャリアをチャネル帯域の外側に再配置することで、2つのチャネル帯域が隣接した状態で通信できるようにしている。
したがって、上記構成の無線基地局装置および移動無線端末装置A、Bによれば、狭い受信チャネル帯域幅20MHzの移動無線端末装置Aの受信特性を劣化させず、かつ、40MHzの広い帯域を受信する移動無線端末装置Bにあっては、40MHzの帯域幅を有効に活用でき、移動無線端末装置Bにおける受信制御の変更もわずかで実現できる。
なお、図15に示したような2つの連続する20MHzのチャネル帯域を合わせた40MHzのチャネル帯域幅に対して、図16に示すように、DCサブキャリアを設置し、このDCサブキャリア分のサブキャリアを外側に再配置する。なお、DCサブキャリアは、サブキャリアが再配置されるチャネル帯域内に設ける。また、このDCサブキャリアは、チャネルラスタに設けるので、(n+93)×100kHzに配置される。移動無線端末装置Aに対しては、2つのチャネル帯域幅20MHzの伝送信号のうち、いずれか一方を制御部200および物理リソース割当部204が割り当てる。
このようなチャネル帯域を制御部200および物理リソース割当部204が受信範囲として割り当てることで、サブキャリアの再配置が行われた上側のチャネル帯域は、DCサブキャリアに対して非対称となるが、2サブキャリア程度の非対称性は、移動無線端末装置の受信性能を改善することなく受信できる。また、下側のチャネル帯域が割り当てられた移動無線端末装置は、通常の20MHz受信帯域幅の信号を受信する場合と同じである。
もちろん、上側のチャネル帯域と下側のチャネル帯域を入れ替えた構成も可能である。
(第6の実施例)
第6の実施例は、受信可能な最大チャネル帯域幅が20MHzの移動無線端末装置Aと、100MHzの移動無線端末装置Bとを、同じ100MHz周波数帯域で運用するOFDM方式のセルラシステムを例に挙げて説明する。
移動無線端末装置Aは、図6に示すようなチャネル帯域が受信可能である。すなわち、無線基地局装置から送信される1つのチャネル帯域幅が20MHzの送信信号において、サブキャリア間隔15kHzで、1200サブキャリアを配置し、そして中心周波数にはDCサブキャリアを配置して、18.015MHz(サブキャリア数1201)の送信信号帯域を構成する。なお、DCサブキャリアは送信しない。
またチャネル帯域幅20MHzと送信信号帯域幅18.015MHzの差、すなわち1.985MHz(片側0.9925MHz)はガード帯域とし、片側でチャネル帯域幅20MHzの約5%を適用する。ガード帯域は、送信フィルタ、受信フィルタ特性など、理想的な特性が得ることが困難な要素部品の設計を考慮して、信号の伝送に使用しない。なお、システム記述では、DCサブキャリアの分を除いて、送信信号帯域幅18MHz、ガード帯域幅2MHz(片側1MHz)と示すことがある。送信信号は、12サブキャリアごとに1RB(Resource block)に分けられている。移動無線端末装置Aは、チャネル帯域幅20MHz内で1つ以上のRBがPDSCHの受信用として割り当てられる。RBの構造は、図4に示した通りである。
図7に、1サブフレームの伝送信号の構成例を示す。RBは、周波数方向に並んでいる。この伝送信号は、制御情報を伝送する制御信号(PCFICH、PDCCH、PHICH)と伝送情報を伝送する情報信号(PDSCH)からなる。PDSCHは、RB毎に、各移動無線端末装置に対する情報が伝送される。
したがって、各移動無線端末装置は、自己に割り当てられたPDSCHを構成するRBだけ受信すればよい。PDCCHは、信号帯域全体にわたり、多重化されて配置されている。各PDCCHには、ある特定の移動無線端末装置に対するPDSCHの割当を示す情報が含まれている。
PDCCHの配置は固定でないので、各移動無線端末装置は、多重化されたPDCCHの中から、自己宛てのPDCCHを探す必要がある。したがって、信号帯域の全体、すなわち、チャネル帯域幅20MHzの伝送信号を受信する必要がある。なお、図7では、制御情報および伝送情報を伝送するという観点では、送信を行わないDCサブキャリアは意味を持たないので、DCサブキャリアは図からは省いてある。
一方、移動無線端末装置Bは、図17に示すようチャネル帯域幅100MHzが受信可能である。無線基地局装置は、図17に示すようチャネル帯域幅100MHzを送信する。すなわち、チャネル帯域幅20MHzの伝送信号を1コンポーネントとして、周波数方向に5つ連続して配置し、これにより計100MHzのチャネル帯域幅を構成する。なお、移動無線端末装置Aに対しては、5つ連続して配置されるチャネル帯域のうち、真ん中のチャネル帯域を制御部200および物理リソース割当部204が受信範囲として割り当てる。
また、5つの20MHzのチャネル帯域のうち、真ん中のチャネル帯域に隣接する2つのチャネル帯域は、チャネルラスタ100kHzとサブキャリア間隔15kHzの最小公倍数300kHzと、真ん中のチャネル帯域と最低限のサブキャリアが重なることを考慮して、その中心が真ん中のチャネル帯域の中心から18.000MHz離れた位置に設定する。
これにより、キャリア中心周波数をn×100kHzとすると、下側に隣接する20MHzのチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、(n-180)×100kHzに配置され、一方、上側に隣接する20MHzのチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、(n+180)×100kHzに配置される。
また真ん中のチャネル帯域に隣接する2つのチャネル帯域では、DCサブキャリアを削除し、その分を詰める。そして、真ん中のチャネル帯域と重なる1サブキャリアを外側に配置する。
そして、5つの20MHzのチャネル帯域のうち、両端2つのチャネル帯域についても同様にして、それぞれ隣接するチャネル帯域の中心からそれぞれ18.000MHz離れた位置を両端2つのチャネル帯域の中心に設定する。
これにより、下側の端のチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、キャリア中心周波数をn×100kHzに対して、(n-360)×100kHzに配置され、一方、上側の端のチャネル帯域の伝送信号の受信に使用されるDCサブキャリアは、キャリア中心周波数をn×100kHzに対して、(n+360)×100kHzに配置される。
このとき、各20MHzのチャネル帯域間では、サブキャリアの重なりが起こるので、重なったサブキャリアを、キャリア中心周波数から離れる方向に両側の20MHzのチャネル帯域の外側に再配置する。DCサブキャリアの間隔が18.0MHzの場合、真ん中のチャネル帯域に隣接するチャネル帯域では、1サブキャリアだけ外側に再配置すればよい。この再配置は、DCサブキャリアを除いて、キャリア中心周波数(送信側)から離れる方向に、1サブキャリア移動するのと同じことである。また上記隣接する両端のチャネル帯域では、2サブキャリアだけ外側に再配置すればよい。この再配置は、DCサブキャリアを除いて、キャリア中心周波数(送信側)から離れる方向に、2サブキャリア移動するのと同じことである。
また両側各2つのチャネル帯域では、DCサブキャリアを削除し、その分を詰める。このようなサブキャリアの再配置により、ガード帯域幅が4.9625MHzとなり、100MHzのチャネル帯域幅の伝送信号では、5%弱のガード帯域が確保できる。
高速フーリエ変換部110によって、上述のように再配置されたサブキャリアを含む割り当てられたサブキャリアが、サブキャリア毎の信号に分割される。そして周波数チャネル分離部111が、制御部100からの指示にしたがって、サブキャリア毎に分割された信号を、Reference Signal、制御チャネルの信号およびデータ信号にそれぞれ分離する。これにより、再配置されたサブキャリアを含む割り当てられたサブキャリアが受信されることになる。
また、受信可能な最大チャネル帯域幅が20MHzの移動無線端末装置Aは、5つ連続して配置された20MHzのチャネル帯域のうち、真ん中のチャネル帯域が割り当てられるので、通常の20MHz受信帯域幅の信号を受信する場合と同じである。
以上のように、上記構成の無線基地局装置および移動無線端末装置A、Bは、下り回線において、5つの20MHzのチャネル帯域のうち、真ん中のチャネル帯域に隣接するチャネル帯域は、チャネルラスタ100kHzとサブキャリア間隔15kHzの最小公倍数300kHzと、真ん中のチャネル帯域と最低限のサブキャリアが重なることを考慮した間隔の18.000MHz離れた位置に配置し、DCサブキャリア分を詰めて、真ん中のチャネル帯域と重なるサブキャリアを外側に再配置する。両端のチャネル帯域についても、同様にして、DCサブキャリア分を詰めて、真ん中のチャネル帯域に隣接するチャネル帯域と重なるサブキャリアを外側に再配置する。このような再配置を行うことで、5つのチャネル帯域が隣接した状態で通信できるようにしている。
したがって、上記構成の無線基地局装置および移動無線端末装置A、Bによれば、狭い受信チャネル帯域幅20MHzの移動無線端末装置Aの受信特性を劣化させず、かつ、100MHzの広い帯域を受信する移動無線端末装置Bにあっては、100MHzの帯域幅を有効に活用でき、移動無線端末装置Bにおける受信制御の変更もわずかで実現できる。
なお、上述では、サブキャリアの再配置を図17に示すように行うものとして説明したが、制御部200および物理リソース割当部204が、図18に示すように、DCサブキャリア分を詰めずに、隣接するチャネル帯域と重なる1サブキャリアをDCサブキャリアの位置に再配置するようにしてもよい。なお、移動無線端末装置Aに対しては、5つ連続して配置されるチャネル帯域のうち、真ん中のチャネル帯域を制御部200および物理リソース割当部204が割り当てる。
またこのようなサブキャリアの再配置でも、ガード帯域幅が4.9625MHzとなり、100MHzのチャネル帯域幅の伝送信号では、5%弱のガード帯域が確保できる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明に係わる移動無線端末装置の一実施形態の構成を示す回路ブロック図。 この発明に係わる基地局装置の一実施形態の構成を示す回路ブロック図。 この発明の第1の実施例に係わるサブキャリア配置を説明するための図。 リソースブロックの構造を説明するための図。 この発明の第1の実施例に係わるサブキャリア配置を説明するための図。 この発明の実施例に係わるサブキャリア配置を説明するための図。 1サブフレームの伝送信号の構成例を示す図。 この発明の第2の実施例に係わるサブキャリア配置を説明するための図。 サブキャリアをリソースブロックに分割する様子を示す図。 サブキャリアをリソースブロックに分割する様子を示す図。 この発明の第2の実施例に係わるサブキャリア配置の変形例を説明するための図。 この発明の第3の実施例に係わるサブキャリア配置を説明するための図。 この発明の第3の実施例に係わるサブキャリア配置の変形例を説明するための図。 この発明の第4の実施例に係わるサブキャリア配置を説明するための図。 この発明の第5の実施例に係わるサブキャリア配置を説明するための図。 この発明の第5の実施例に係わるサブキャリア配置の変形例を説明するための図。 この発明の第6の実施例に係わるサブキャリア配置を説明するための図。 この発明の第6の実施例に係わるサブキャリア配置の変形例を説明するための図。
符号の説明
100…制御部、101…パイロットチャネル生成部、102…チャネルコーディング部、103…CQIチャネル生成部、104…変調部、105…物理リソース割当部、106…IFFT部、107…送信RF部、108…デュプレクサ、109…受信RF部、110…FFT部、111…周波数チャネル分離部、112…パイロットデスクランブリング部、113…受信品質測定部、114…制御チャネル復調部、115…データチャネル復調部、116…チャネルデコーディング部、200…制御部、201…パイロットチャネル生成部、202…チャネルコーディング部、203…変調部、204…物理リソース割当部、205…IFFT部、206…送信RF部、207…デュプレクサ、208…受信RF部、209…FFT部、210…周波数チャネル分離部、211…パイロットデスクランブリング部、212…CQI復調部、213…データチャネル復調部、214…チャネルデコーディング部、2021〜202m…チャネルコーディング器、2031〜203m…変調器、2131〜213n…データチャネル復調器、2141〜214n…チャネルデコーディング器。

Claims (18)

  1. 複数の移動無線端末装置と、複数のサブキャリアからなるチャネル帯域を通じて無線通信する無線基地局装置において、
    移動無線端末装置から受信したデータから通信能力を検出する検出手段と、
    この検出手段の検出結果に応じて、第1チャネル帯域と、第2チャネル帯域と、第3チャネル帯域のうち、いずれか1つ、もしくは3つを選択的に前記移動無線端末装置に割り当てるチャネル割当手段と、
    このチャネル割当手段が割り当てたチャネル帯域を通じて、前記移動無線端末装置に無線送信する無線送信手段とを備え、
    前記第1チャネル帯域を、DCサブキャリアがチャネルラスタ上に位置するように配置し、
    前記第2チャネル帯域を、前記第1チャネル帯域に高い周波数側から隣接し、DCサブキャリアがチャネルラスタ上に位置するように配置するとともに、前記DCサブキャリアに対してサブキャリア数が非対称になるようにサブキャリアを配置し、
    前記第3チャネル帯域を、前記第1チャネル帯域に低い周波数側から隣接し、DCサブキャリアがチャネルラスタ上に位置するように配置するとともに、前記DCサブキャリアに対してサブキャリア数が非対称になるようにサブキャリアを配置したことを特徴とする無線基地局装置。
  2. 前記第2チャネル帯域および前記第3チャネル帯域は、それぞれ前記DCサブキャリアから前記第1チャネル帯域に近い側に多くのサブキャリアを割り当てて非対称にしたことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局装置。
  3. 前記第2チャネル帯域および前記第3チャネル帯域は、それぞれ前記DCサブキャリアから前記第1チャネル帯域に遠い側に多くのサブキャリアを割り当てて非対称にしたことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局装置。
  4. 第1チャネル帯域のサブキャリア数と、第2チャネル帯域のサブキャリア数と、第3チャネル帯域のサブキャリア数を、同じにしたことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局装置。
  5. 第2チャネル帯域および第3チャネル帯域のサブキャリア数を、第1チャネル帯域のサブキャリア数と異ならせたことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局装置。
  6. 第2チャネル帯域および第3チャネル帯域のDCサブキャリアの位置に、サブキャリアを配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の無線基地局装置。
  7. 複数の移動無線端末装置と、複数のサブキャリアからなるチャネル帯域を通じて無線通信する無線基地局装置において、
    移動無線端末装置から受信したデータから通信能力を検出する検出手段と、
    この検出手段の検出結果に応じて、第1チャネル帯域と第2チャネル帯域のうち、いずれか1つ、もしくは両方を選択的に前記移動無線端末装置に割り当てるチャネル割当手段と、
    このチャネル割当手段が割り当てたチャネル帯域を通じて、前記移動無線端末装置に無線送信する無線送信手段とを備え、
    前記第1チャネル帯域を、DCサブキャリアがチャネルラスタ上に位置するように配置し、
    前記第2チャネル帯域を、前記第1チャネル帯域に隣接し、DCサブキャリアがチャネルラスタ上に位置するように配置するとともに、前記DCサブキャリアに対してサブキャリア数が非対称になるようにサブキャリアを配置したことを特徴とする無線基地局装置。
  8. 前記第2チャネル帯域は、前記DCサブキャリアから前記第1チャネル帯域に近い側に多くのサブキャリアを割り当てて非対称にしたことを特徴とする請求項7に記載の無線基地局装置。
  9. 前記第2チャネル帯域は、前記DCサブキャリアから前記第1チャネル帯域に遠い側に多くのサブキャリアを割り当てて非対称にしたことを特徴とする請求項7に記載の無線基地局装置。
  10. 第1チャネル帯域のサブキャリア数と、第2チャネル帯域のサブキャリア数を、同じにしたことを特徴とする請求項7に記載の無線基地局装置。
  11. 第2チャネル帯域のサブキャリア数を、第1チャネル帯域のサブキャリア数と異ならせたことを特徴とする請求項7に記載の無線基地局装置。
  12. 第2チャネル帯域のDCサブキャリアの位置に、サブキャリアを配置したことを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれかに記載の無線基地局装置。
  13. さらに、前記チャネル割当手段が割り当てたチャネル帯域に含まれるサブキャリアを、前記チャネル帯域の端に位置するサブキャリアから予め設定した数ずつ、リソースブロックとしてまとめることで、前記チャネル帯域を複数のリソースブロックに分割する分割手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の無線基地局装置。
  14. さらに、前記分割手段が分割したリソースブロックのうちDCサブキャリアが含まれるリソースブロックを送信する帯域において、初期同期に用いる初期同期チャネルを送信する場合には、前記初期同期チャネルを前記DCサブキャリアに対して対称に配置するチャネル配置手段を備えることを特徴とする請求項13に記載の無線基地局装置。
  15. 無線基地局装置から複数のサブキャリアからなるチャネル帯域が割り当てられて無線通信を行う移動無線端末装置において、
    前記無線基地局装置から受信したデータから、割り当てられたチャネル帯域を検出する検出手段と、
    この検出手段の検出結果に応じて、第1チャネル帯域と、第2チャネル帯域と、第3チャネル帯域のうち、いずれか1つ、もしくは3つを通じて、前記無線基地局装置から送信される無線信号を受信する無線受信手段とを備え、
    前記第1チャネル帯域は、DCサブキャリアがチャネルラスタ上に位置するように配置され、
    前記第2チャネル帯域は、前記第1チャネル帯域よりも高い周波数に、DCサブキャリアがチャネルラスタ上に位置するように配置されるとともに、前記DCサブキャリアに対してサブキャリア数が非対称になるようにサブキャリアを配置され、
    前記第3チャネル帯域を、前記第1チャネル帯域よりも低い周波数に、DCサブキャリアがチャネルラスタ上に位置するように配置されるとともに、前記DCサブキャリアに対してサブキャリア数が非対称になるようにサブキャリアを配置されたことを特徴とする移動無線端末装置。
  16. 無線基地局装置から複数のサブキャリアからなるチャネル帯域が割り当てられて無線通信を行う移動無線端末装置において、
    前記無線基地局装置から受信したデータから、割り当てられたチャネル帯域を検出する検出手段と、
    この検出手段の検出結果に応じて、第1チャネル帯域と第2チャネル帯域のうち、いずれか1つ、もしくは両方を通じて、前記無線基地局装置から送信される無線信号を受信する無線受信手段とを備え、
    前記第1チャネル帯域は、DCサブキャリアがチャネルラスタ上に位置するように配置され、
    前記第2チャネル帯域は、前記第1チャネル帯域に隣接し、DCサブキャリアがチャネルラスタ上に位置するように配置されるとともに、前記DCサブキャリアに対してサブキャリア数が非対称になるようにサブキャリアを配置されたことを特徴とする移動無線端末装置。
  17. 前記無線受信手段が受信するチャネル帯域は、当該チャネル帯域に含まれるサブキャリアを、前記チャネル帯域の端に位置するサブキャリアから予め設定した数ずつ、リソースブロックとしてまとめることで、前記チャネル帯域を複数のリソースブロックに分割したものであることを特徴とする請求項15または請求項16に記載の移動無線端末装置。
  18. さらに、前記無線受信手段が受信するチャネル帯域を分割したリソースブロックのうちDCサブキャリアが含まれるリソースブロックを受信する帯域では、初期同期に用いる初期同期チャネルが前記DCサブキャリアに対して対称に配置されていることを特徴とする請求項17に記載の移動無線端末装置。
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