JP2010040565A - はがし装置及びはがし方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マスク及び基板をステージからスムーズにはがす。
【解決手段】はがし装置400は、マスク用はがし機構400Aと基板用はがし機構400Bとを有する。マスク用はがし機構400Aは、ステージ110に離隔して載置面の反対側に配設された第1のプレート425aと、第1のタイミングに第1のプレート425aを押圧する押圧部材420aと、第1のプレート425aに固定された複数の第1のピン430aとを有する。基板用はがし機構400Bは、第1のプレート425a近傍に配置された第2のプレート425bと、第2のタイミングに第2のプレート425bを押圧する押圧部材420bと、第2のプレート425bに固定された複数の第2のピン430bとを有する。複数の第1のピン430aによりマスクMが剥離され、複数の第2のピン430bにより基板Gが剥離される。
【選択図】図1

Description

本発明は、被処理体及びマスクのはがし装置及びそのはがし方法に関する。
静電チャックは、基材上に誘電体を設け、誘電体と誘電体上に載置された基板との間に直流電圧を印加し、両者の間に発生した力(たとえば、クーロン力等)によって基板をステージに吸着する機構である。静電チャックは、機械的な保持具を使用しないため、基板全体を均一に加工できることから、基板の吸着固定用デバイスとして広く普及している。静電チャックは、一般的には、基板と静電チャックの間に不活性ガスを流して基板を冷却させたり、ヒータと組み合わせて基板を加熱したりと、加工中の基板の温度を制御する目的と併せて使用することが多い。
基板をエッチングや成膜後,基板を搬出可能とするために除電が行われる。除電は、ステージに逆電圧をかけた後電圧をオフすることにより、基板全体がたとえばマイナスに帯電していた状態からプラスの電荷と反応させることで中和させる。これにより,ステージに対する基板の吸着を失わせることができる。
しかしながら、除電によっても中和が不充分となる場合がある。たとえば、絶縁部分を有する基板の場合、基板表面の絶縁部分が帯電して基板とステージの間が充分に中和されない場合である。その場合、プッシャーピンを使用して基板をステージから無理にはがそうとすると、基板が跳躍し破損するおそれがある。
そこで、このような不充分な中和に対して、不活性ガスから生成されたプラズマ中のイオン(+)を用いて、基板全体がマイナス(−)に帯電していた状態を中和しつつ,プッシャーピンを駆動することにより,ステージから基板を剥離することも考えられる(たとえば、特許文献1参照)。
特開2002−134489号公報
しかしながら、これは、あくまで不活性ガスからプラズマを生成することができるプラズマ処理装置の場合に実行可能な除電方法であり、プラズマの生成機構を有しない装置には使えない。
一方、静電チャックは、前述したように、機械的な保持具を使用しないため、基板全体を均一に加工できるだけでなく、パーティクルの低減、膜の純度の向上などの効果を有する。近年、基板の大型化が進んでいることから、プロセス処理時には、静電チャックを用いて大面積の基板を確実にステージに保持しながら、搬出時には、処理容器内を汚染せずにスムーズにステージからはがす方法が望まれる。
特に、被処理体の微細加工にマスクを使用する装置では、被処理体に隣接した状態でマスクもステージに保持しなければならない。その場合、被処理体を微細加工後、まず、マスクをステージからスムーズに剥離させ、さらに被処理体をステージからスムーズに剥離させる必要がある。
上記課題を解消するために、本発明では、マスク用のはがし機構および被処理体用のはがし機構を用いて、マスク及び被処理体をステージからスムーズにはがすことが可能なはがし装置及びはがし方法を提供する。
すなわち、上記課題を解決するために、本発明のある態様によれば、ステージを挟んでマスク及び被処理体の反対側に前記ステージに離隔して配設された第1のプレートと、第1のタイミングに前記第1のプレートを前記ステージ側に向けて押圧する第1の押圧手段と、前記第1のプレートの前記ステージ側の面に固定され、前記第1の押圧手段による押圧に応じて前記ステージに載置されたマスクを押動する複数の第1のピンと、を有するマスク用はがし機構と、前記第1のプレートと同じ側に前記ステージに離隔して配設された第2のプレートと、第2のタイミングに前記第2のプレートを前記ステージ側に向けて押圧する第2の押圧手段と、前記第2のプレートの前記ステージ側の面に固定され、前記第2の押圧手段による押圧に応じて前記ステージに載置された被処理体を押動する複数の第2のピンと、を有する被処理体用はがし機構と、を備えるはがし装置が提供される。
マスクをはがすための第1のピンと被処理体をはがすための第2のピンとが一つのプレートに固定されている場合、まず、プレートをある中間位置まで押圧することにより、第1のピンがマスクを押圧して、マスクがステージからはがれる。マスク剥離後、プレートを先程の中間位置からさらに奥まで押圧することにより、第2のピンが被処理体を押圧して、被処理体がステージからはがれる。
一つの機構で二段階の処理をすることにより、マスクはがしと被処理体はがしとの二つの動作をスムーズかつ精度よく実行することは難しい。近年、基板が大面積化していることに鑑みれば、多数のピンを均等にマスクおよび被処理体に当接させて均等に押圧する必要があり、上記二つの動作の連携を良好にすることはますます難しくなっている。
そこで、上記本発明の構成では、マスクをはがすためのはがし機構と被処理体をはがすためのはがし機構とを別々に設ける。これによれば、二つの機構がマスクの剥離及び被処理体の剥離を別々に実行する。具体的には、まず、マスク用はがし機構が、第1のプレートを最終位置までしっかりと押圧することにより、複数の第1のピンをマスクに均等に当接させ、これによりマスクをステージからスムーズにはがす。次に、被処理体用はがし機構が、第2のプレートを最終位置までしっかりと押圧することにより、複数の第2のピンを被処理体に均等に当接させ、これにより被処理体をステージからスムーズにはがす。このように、二つの機構を設けることにより、一つの機構でマスクはがしと被処理体はがしの二つの動作を2段階に分けて制御する場合に比べて、マスクはがしと被処理体はがしという2つの動作の連携が良好になり、マスク及び基板をスムーズにステージから剥離することができる。
前記ステージには、複数の第1の貫通孔が設けられ、前記第1のピンは、前記複数の第1の貫通孔を貫通することにより、前記ステージに載置されたマスクを剥離させてもよい。
また、前記ステージには、複数の第2の貫通孔が設けられ、前記第2のピンは、前記複数の第2の貫通孔を貫通することにより、前記ステージに載置された被処理体を剥離させてもよい。
前記複数の第1の貫通孔及び前記複数の第1のピンは、前記複数の第2の貫通孔及び前記複数の第2のピンより外側に設けられていてもよい。
これによれば、異なる二つのはがし機構を使用することにより、第1のタイミングに外側に設けられた複数の第1のピンによりマスクがステージから剥離され、その後、第2のタイミングに内側に設けられた複数の第2のピンにより被処理体がステージから剥離される。これにより、機械的な精度が良くなり、被処理体が跳躍し破損することなく、マスク及び基板をスムーズにステージから剥離することができる。
前記第1の押圧手段及び前記第2の押圧手段は、押圧によって前記複数の第1のピン及び前記複数の第2のピンをマスク及び被処理体に接触させることにより、前記ステージにマスク及び被処理体を静電吸着させている電荷をグラウンド側に逃がしながら、マスク及び被処理体を前記ステージから剥離させてもよい。
これによれば、機械的な保持具を使用しないため、被処理体全体を均一に加工することができる。また、パーティクルの低減、微細加工の純度の向上などの効果を奏することができる。これとともに、二つのはがし機構により、被処理体を微細加工後、まず、マスクをステージからスムーズに剥離させ、さらに被処理体をステージからスムーズに剥離させることができる。
前記複数の第1のピン及び前記複数の第2のピンの先端は、導電性物質から形成され、上記前記第1の押圧手段及び前記第2の押圧手段は、押圧によって前記複数の第1のピン及び前記複数の第2のピンの先端をマスク及び被処理体に接触させることにより、前記ステージにマスク及び被処理体を静電吸着させている電荷をグラウンド側に逃がしながら、マスク及び被処理体を前記ステージから剥離させてもよい。
前記複数の第1のピン及び前記複数の第2のピンの先端は、導電性樹脂、導電性ゴム、導電性物質のコーティングにより形成されてもよい。
これによれば、各ピンの先端を導電性樹脂又は導電性ゴムにより形成するか、各ピンをテフロン等の導電性物質にてコーティングすることにより、各ピンがマスクや基板と接触した際にステージとマスク又は基板との間の電荷を各ピンを通してグラウンド側に逃がすことができる。なお、各ピンがマスク及び基板に接触した際にマスク及び基板を傷つけないように、各ピンの先端は、ビッカースの低い導電性物質を使用することが好ましい。
前記複数の第1のピン及び前記複数の第2のピンとマスク及び被処理体との接触時間は、1〜2秒の間のいずれかの時間であってもよく、0.5〜1秒の間であればさらに好ましい。
前記第1の押圧手段及び前記第2の押圧手段は、ガスにより前記第1のプレート及び前記第2のプレートをそれぞれ押圧してもよい。このとき、前記第1の押圧手段及び前記第2の押圧手段は、エアーシリンダにエアーを封入することにより前記第1のプレート及び前記第2のプレートをそれぞれ押圧してもよい。
これによれば、たとえば、一つのはがし機構に含まれた一つの押圧手段により、マスク、被処理体の順にステージから剥離させる場合に比べて、上述のように制御を容易にすることができる。この結果、処理にバラツキが生じにくく、マスク及び被処理体をステージから着実にはがすことができる。
上記課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、上記二つのはがし機構を有するはがし装置を有機成膜装置の処理容器内に取り付けることにより、有機成膜時に用いたマスクおよび有機成膜した被処理体を順に前記ステージから剥離する有機成膜装置が提供される。
前記はがし装置は、前記ステージのマスク及び被処理体の載置面が前記処理容器の底面に対向するように前記処理容器内に取り付けられていてもよい。
前記有機蒸着装置は、複数層の有機層を連続成膜する装置であってもよい。
これによれば、マスク用のはがし機構と被処理体用のはがし機構とを別々に備えたはがし装置により、プラズマ中の電荷によって除電する方法をとることができない有機成膜装置においても、ステージに静電吸着されたマスク及び被処理体をステージから着実かつスムーズにはがすことができる。
なお、マスク及び被処理体を静電吸着によりステージに固定する方法では、機械的な保持具を使用しないため、基板全体を均一に加工することができるだけでなく、パーティクルの低減、膜の純度の向上などの効果を奏することができる。
上記課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、ステージを挟んでマスク及び被処理体の反対側に前記ステージに離隔して配設された第1のプレートを第1のタイミングに前記ステージ側に向けて押圧するステップと、前記第1のタイミングの押圧に応じて、前記第1のプレートの前記ステージ側の面に固定された複数の第1のピンにより前記ステージに載置されたマスクを剥離させるステップと、前記第1のプレートと同じ側にて前記ステージに離隔して配設された第2のプレートを前記第1のタイミングより遅い第2のタイミングに前記ステージ側に向けて押圧するステップと、前記第2のタイミングの押圧に応じて、前記第2のプレートの前記ステージ側の面に固定された複数の第2のピンにより前記ステージに載置された被処理体を剥離させるステップと、を含むはがし方法が提供される。
これによれば、一つの機構でマスクはがしと被処理体はがしの二つの動作を制御する場合に比べて、マスクはがしと被処理体はがしという2つの動作の連携が良好になり、マスク及び基板をスムーズにステージから剥離することができる。
以上説明したように本発明によれば、マスク用のはがし機構および被処理体用のはがし機構を用いて、マスク及び被処理体をステージからスムーズにはがすことができる。
発明を実施するための形態
以下の添付図面を参照しながら、本発明の一実施形態にかかるはがし装置について説明する。以下では、はがし装置が取り付けられた有機成膜装置を例に挙げて説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、同一の構成及び機能を有する構成要素については同一符号を付することにより重複説明を省略する。
図1に有機成膜装置10および有機成膜装置10に装着されたはがし装置400の縦断面を模式的に示す。有機成膜装置10は、処理容器100および蒸着容器200を有していて、第1の処理容器100内にて6層の有機膜が連続的に成膜される。処理容器100は直方体の形状であり、その内部に基板を載置するステージ110、6つの吹き出し機構120a〜120fおよび7つの隔壁130を有している。
ステージ110は、支持体110aを介してスライド機構110bに取り付けられている。ステージ110は、高電圧電源150から印加された直流電圧により基板Gを静電吸着する機構を有している。スライド機構110bは、処理容器100の天井部に装着されるとともに接地されていて、ステージ110に静電吸着された基板Gを処理容器100の長手方向に摺動させ、これにより、各吹き出し機構120のわずか上空にて基板Gを平行移動させるようになっている。
6つの吹き出し機構120a〜120fは、形状および構造がすべて同一であって、互いに平行して等間隔に配置されている。吹き出し機構120a〜120fは、その内部が中空の矩形形状をしていて、その上部中央に設けられた開口から有機分子を吹き出すようになっている。
各吹き出し機構120の間には隔壁130がそれぞれ設けられている。隔壁130は、各吹き出し機構120を仕切ることにより、各吹き出し機構120の開口から吹き出される有機分子が隣接する吹き出し機構120から吹き出される有機分子に混入することを防止するようになっている。処理容器100の側壁には、基板Gを搬入及び搬出するゲートバルブ140が設けられている。
蒸着容器200には、形状および構造が同一の6つのるつぼ210a〜210fが内蔵されている。るつぼ210a〜210fは、各種有機材料をそれぞれ収納していて、各るつぼ210a〜210fを高温にすることにより各有機材料を気化させるようになっている。なお、気化とは、液体が気体に変わる現象だけでなく、固体が液体の状態を経ずに直接気体に変わる現象(すなわち、昇華)も含んでいる。
るつぼ210a〜210fは、連結管220a〜220fにそれぞれ連結されている。連結管220a〜220fは、大気中のバルブ230によりその開閉を制御される。るつぼ210a〜210fにて気化された有機分子は、連結管220a〜220fを通って吹き出し機構120a〜120fの開口から処理容器100の内部に放出される。蒸着容器200は、図示しない排気機構により所望の真空度まで減圧される。
ゲートバルブ140の近傍には、処理容器外にマスクアライナ機構300及び基板上下ピン機構310が配設されるとともに、処理容器100の天井面にはがし装置400が取り付けられている。マスクアライナ機構300及び基板上下ピン機構310は、矩形状のプレート300a,310aのコーナーにそれぞれにピン300b、310bがそれぞれ上向きに取り付けられている。
ピン300b、310bは、処理容器100の底面から処理容器内に貫通している。矩形状のプレート300a,310aの外部周縁には、ベローズ320、330の一端がそれぞれ装着されている。ベローズ320,330の他端は、処理容器100の外部底面に固着されている。処理容器内は、ベローズ320,330およびプレート300a,310aにより密閉されている。
かかる構成により、マスクアライナ機構300及び基板上下ピン機構310は、制御装置600から出力された制御信号に基づくモータM1及びモータM2の駆動に応じて昇降し、ゲートバルブ140から搬入及び搬出されるマスクM及び基板Gを一時的に待避させる。
(はがし装置)
はがし装置400は、図2にその斜視図を示したように、二つのエアーシリンダ405a、405b、固定部材410、押圧部材420a、420b、第1のプレート425a、第2のプレート425b、複数の第1のピン430a及び複数の第2のピン430bを有している。なお、エアーシリンダ405a及び押圧部材420aは、第1のタイミングに第1のプレート425aをステージ110側に向けて押圧する第1の押圧手段に相当する。また、エアーシリンダ405b及び押圧部材420bは、第2のタイミングに第2のプレート425bをステージ110側に向けて押圧する第2の押圧手段に相当する。また、以下の説明では、エアーシリンダ405a、押圧部材420a、第1のプレート425a及び複数の第1のピン430aをマスク用はがし機構400Aとも称呼し、エアーシリンダ405b、押圧部材420b、第2のプレート425b及び複数の第2のピン430bを基板用はがし機構400B(被処理体用はがし機構に相当)とも称呼する。
エアーシリンダ405a、405bには、エアーの流入口IN及びエアーの流出口OUTがそれぞれ一つずつ設けられている。エアーシリンダ405a、405bは図1に示したエアー供給源500に接続され、所定のタイミングに制御装置600から出力される制御信号にしたがって、エアー供給源500からエアーシリンダ405a、405b内に所定量のエアーが流入又は流出されることにより、エアーシリンダ405a、405bに連結された押圧部材420a,420bをそれぞれピストン運動させるようになっている。
固定部材410は、処理容器100の外部上面に固定される。固定部材410と処理容器100との接触面は図1に示したOリング435,440によりそれぞれ真空封止されている。押圧部材420a、420bは、処理容器100の天井面を貫通して処理容器内に挿入されている。
ステージ110には、基板GやマスクMの載置面と反対側に第1のプレート425a及び第2のプレート425bが取り付けられている。第1のプレート425aは、コの字状に形成された第2のプレート425bの間に配置されている。
第1のプレート425aのステージ側の面には、複数の第1のピン430aが第1のプレート425aにねじ止めされている。各第1のピン430aは、ステージ110に設けられた各第1の貫通孔Op1に挿入されている。
エアーシリンダ405aにエアーが流入すると、押圧部材420aが第1のプレート425aに当接して、図3(a)に示したように、第1のプレート425aをステージ側に押圧する(PA)。これにより、各第1のピン430aが各第1の貫通孔Op1を貫通してマスクMに当接し、マスクMを押動させる。これにより、マスクMがステージ110から剥離する。
再び図2に戻って、第2のプレート425bのステージ側の面にも、複数の第2のピン430bが第2のプレート425bにねじ止めされている。各第2のピン430bは、ステージ110に設けられた各第2の貫通孔Op2に挿入されている。
エアーシリンダ405bにエアーが流入すると、押圧部材420bが第2のプレート425bに当接して、図3(b)に示したように、第2のプレート425bをステージ側に押圧する(PB)。これにより、複数の第2のピン430bが第2の貫通孔Op2を貫通して基板Gに当接し、基板Gを押動させる。これにより、基板Gがステージ110から剥離する。
第1のピン430aは、棒状金属430a1の先端に導電性物質430a2が取り付けられた構成である。同様に、第2のピン430bは、棒状金属430b1の先端に導電性物質430b2が取り付けられた構成である。各ピンの先端には、たとえば、導電性樹脂、導電性ゴムが用いられる。各ピンは、絶縁物に導電性物質のコーティングを施すことにより形成されていてもよい。棒状金属430a1、430b1は、直径が4〜5mmであり、先端の導電性物質430a、430bの高さは2〜3mmである。
これによれば、各ピンの先端を形成する導電性樹脂又は導電性ゴム、或いは各ピンをテフロン等の導電性物質にてコーティングすることにより、各ピン430a、430bがマスクMや基板Gと接触した際に、ステージ110にマスクM及び基板Gを静電吸着させている電荷を、図2に示した各ピン430a、430bの先端の導電性物質を通して、各プレート425a、425b、各押圧部材420a、420bから図1の接地されたスライド機構110b及び処理容器100(=グラウンド)に逃がすことができる。なお、各ピン430a,430bがマスクM及び基板Gに接触した際にマスクM及び基板Gを傷つけないように、各ピンの先端はビッカースの低い導電性物質を使用することが好ましい。
前記複数の第1のピン及び前記複数の第2のピンとマスクM及び基板Gとの接触時間は、1〜2秒の間のいずれかの時間であればよいが、0.5〜1秒の間であればより好ましい。
かかる構成の有機成膜装置10では、ゲートバルブ140からマスクM及び基板Gが搬入される(ロード)。搬入されたマスクM及び基板Gは、図1に示したマスクアライナ機構300及び基板上下ピン機構310に一時待避された後、ステージ110に静電吸着された状態にて吹き出し機構120a〜120fの上方をゲートバルブ140側から奥に向かって摺動する。その際、吹き出し機構120a〜120fから吹き出された有機分子が基板上に付着する。この結果、図4に示したように、基板G上のITO(陽極)にホール輸送層(第1層)、非発光層(第2層)、青発光層(第3層)、赤発光層(第4層)、緑発光層(第5層)、電子輸送層(第6層)が階層的に連続成膜され、成膜後、はがし装置400によりステージ110及びマスクM、基板Gの電荷をグラウンドに逃がしながら、マスクM、基板Gをステージ110からスムーズに剥離し、搬出する(アンロード)。
(ロード制御処理:マスク及び基板の搬入と載置)
つぎに、マスクM及び基板Gのロード制御処理について、図5〜図9を参照しながら詳しく説明する。図5は、ロード制御処理を示したフローチャートであり、図6〜図8は、各ステップ時の動作を示した図であり、図9はマスクMと基板Gとのアライメントを説明するための図である。
なお、制御装置600は、図示しないCPU、記憶領域(ROM,RAMなど)、入出力インターフェース、データバス、アドレスバスを有していて、ロード制御処理及び後述するアンロード制御処理は、実際には制御装置のCPUにより実行される。具体的には、CPUが記憶領域に格納したロード制御処理及びアンロード制御処理を実行するためのプログラムを起動し、記憶領域に記憶され、バスを介して得たデータや入出力インターフェースを介して外部から入力したデータを用いながらロード制御処理及びアンロード制御処理を実行する。
マスクMの搬入指示があるとゲートバルブ140が開くとともに、図5のステップS500からロード制御処理が開始され、ステップS505にてマスクMを処理容器内に搬入する。これにより、マスクMがピックPc(エンドエフェクター)上に載置された状態でゲートバルブ140から処理容器内に搬入される(図6(a))。
つぎに、ステップS510にてマスクMを位置決めする。これにより、図6(a)のI−I面にて処理容器100を切断した図6(b)に示したように、マスクMは、ピックPc上でラフアライナー700を回動調整することにより位置決めされる。位置決め後、ラフアライナー700は元の位置に戻る。
つぎに、ステップS515にてマスクアライナ機構300を上昇させ、マスクアライナ機構300によりピックPc上のマスクMを持ち上げる。その後、ピックPcは待避する(図6(c))。ついで、マスクアライナ機構300はマスクMを保持したまま下降し、ステップS520にて基板GがピックPc上に載った状態でゲートバルブ140から処理容器内に搬入される(図7(a))。
つぎに、ステップS525にて基板Gを位置決めする。すなわち、図7(a)のII−II面にて処理容器100を切断した図7(b)に示したように、基板Gは、ピックPc上でラフアライナー700により位置決めされる。位置決め後、ラフアライナー700は元の位置に戻る。
ついで、ステップS530に進んで、基板上下ピン機構310を上昇させ、基板上下ピン機構310によりピックPc上の基板Gを持ち上げる。その後、ピックPcは待避する(図7(c))。
次に、ステップS535にて、基板上下ピン機構310上の基板Gとマスクアライナ機構300上のマスクMとの位置関係を調整する。具体的には、図9に示したように、基板G上のアライメントマークAgとマスクMの切欠き窓Amとの位置関係をCCDカメラ510にて検出しながら、アライメントマークAg(×)の位置を画像認識し、アライメントマークAg(×)を切欠き窓Amの中心に合わせるようにマスクMを移動させる。
次に、ステップS540にて、基板上下ピン機構310を上昇させ、基板Gをステージ110に貼り付ける(図8(a))。ついで、ステップS545にて、マスクアライナ機構300を上昇させ、基板Gを間に挟んだ状態でマスクMをステージ110に貼り付ける(図8(b))。次に、図9に示した基板G上のアライメントマークAgに有機膜を成膜してしまうと、次工程にてアライメント(位置決め)できなくなってしまうのでこれを避けるために、ステップS550にてマスククランプMcを回動させることによりマスクMの切欠き窓Amを塞ぐ(図8(c))。
ついで、ステップS555にてステージ110に直流電圧を印加することにより、マスクMと基板Gとをステージ110に静電吸着させ、ステップS560にてマスクアライナ機構300及び基板上下ピン機構310を下降させ、ステップS595にてロード制御処理を一旦終了する。これにより、ロード動作は完了し、ステージ110が各吹き出し機構120に向けて移動する(図8(d))。これにより、基板G及びマスクMが図1に示した各吹き出し機構120のわずか上空を平行移動しながら、マスキングされた基板Gに所望の有機膜が積層される。
(アンロード制御処理:マスク及び基板の剥離と搬出)
つぎに、マスクM及び基板Gのアンロード制御処理について、図10〜図14を参照しながら詳しく説明する。図10は、アンロード制御処理を示したフローチャートであり、図11〜図14は、各ステップ時の動作を示した図である。
基板Gに所望の有機膜が積層された後、図10のステップS1000からアンロード制御処理が開始され、ステップS1005にてステージはゲートバルブ140近傍まで摺動する。この時点では、マスクM及び基板Gがステージ110に静電吸着した状態で搬入/搬出位置まで戻っている(図11(a))。
次に、ステップS1010にて、基板上下ピン機構310及びマスクアライナ機構300が上昇し、基板G及びマスクMをそれぞれ保持する。この状態で、マスククランプMcをアンロックさせ、図示しない電源からステージ110に逆電圧を印加した後、停止する(図11(b))。
次に、ステップS1015にてマスク用はがし機構400Aが下降し、第1のタイミングに第1のプレートをステージ110側に向けて押圧する第1の押圧手段としての機能を発揮する。実際には、図1及び図2に示したようにマスク用はがし機構400Aのエアーシリンダ405aにエアーが流入され、これに応じて押圧部材420aが押圧されて、図2に示した第1のプレート425aがステージ側に押動し、第1のピン430aがマスクMに当接するが、図11では押圧部材420aがマスクMに当接するように省略して描かれている。図2に示した第1のピン430aがマスクMに接触している間に、ステージ110とマスクMとの間の電荷を、第1のピン430aを通して、第1のプレート425a、第1の押圧部材420aから接地された処理容器100(=グラウンド)に逃がすことができる。このようにして、静電吸着されていたマスクMを損傷させることなくスムーズにステージ110からはがすことができる(図11(d))。剥離時のストロークは、マスクアライナ機構300のピン300bの内部にそれぞれ内蔵された図示しないスプリングにより吸収される。
ついで、ステップS1025にて、マスクアライナ機構300がマスクMを保持したまま下降する(図12(a))。次に、ステップS1030に進んで、基板用はがし機構400Bが下降し(図12(b))、第2のタイミングに第2のプレートをステージ110側に向けて押圧する第2の押圧手段としての機能を発揮する。実際には、図1及び図2に示したように基板用はがし機構400Bのエアーシリンダ405bにエアーを流入し、これに応じて押圧部材420bが押圧されて、第2のプレート425bがステージ側に押動し、第2のピン430bが基板Gに当接するが、図12では押圧部材420bが基板Gに当接するように省略して描かれている。図2に示した第2のピン430bが基板Gに接触している間にステージ110と基板Gとの間の電荷を、第2のピン430bを通して、第2のプレート425b、第2の押圧部材420bから接地された処理容器100(=グラウンド)に逃がすことができる。このようにして、静電吸着されていた基板Gを損傷させることなくスムーズにステージ110からはがすことができる(図12(c))。剥離時のストロークは、基板上下ピン機構310のピン310bの内部にそれぞれ内蔵された図示しないスプリングにより吸収される。
ついで、ステップS1040にて基板上下ピン機構310が基板Gを保持したまま下降し、ステップS1045にてマスク用はがし機構400A及び基板用はがし機構400Bが上昇する(図12(d))。
その後、ステップS1050にてピックPcが処理容器内に挿入され(図13(a))、ステップS1055にて基板上下ピン機構310が下降し、基板上下ピン機構310上の基板GはピックPc上に載置され、ゲートバルブ140から搬出される(図13(b))。
次に、ステップS1060にてマスクアライナ機構300が上昇し(図13(c))、ステップS1065にてピックPcが処理容器内に挿入され(図13(d))、ステップS1070にてピックPcが処理容器内に挿入され(図13(d))、マスクアライナ機構300がマスクMを保持したまま下降し、マスクアライナ機構300上のマスクMはピックPc上に載置され、ゲートバルブ140から搬出され(図14(a))、ステップS1095にてアンロード制御処理を一旦終了する(図14(b))。これにより、アンロード動作は完了する。
以上に説明した本実施形態に係るはがし装置400によれば、マスクMをはがすためのマスク用はがし機構400Aと基板Gをはがすための基板用はがし機構400Bとが別々に設けられる。これにより、一つの機構でマスクはがしと基板はがしの二つの動作を制御する場合に比べて、マスクはがしと被処理体はがしという2つの動作の連携が良好になり、マスクM及び基板Gをスムーズにステージ110から剥離することができる。
(基板処理システム)
なお、以上に説明したはがし装置400は、たとえば、図15に示したクラスタ型の基板処理システムSysに使用することができる。基板処理システムSysは、有機成膜装置10、エッチング装置20、CVD装置30、スパッタリング装置40、ロードロック室50、クリーニング装置60及び搬送装置TMから構成されている。
はがし装置400は、たとえば、有機成膜装置10やスパッタリング装置20等に使用することができる。たとえば、スパッタリング装置20においても、基板Gをマスキングしながら処理する場合、基板の搬出に際して、はがし装置400によりマスクM及び基板Gをスムーズにステージ110から剥離することができる。
上記実施形態において、各部の動作はお互いに関連しており、互いの関連を考慮しながら、一連の動作として置き換えることができる。そして、このように置き換えることにより、はがし装置の発明の実施形態をはがし方法の実施形態とすることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の一実施形態に係るかかる有機成膜装置の縦断面図である。 同実施形態にかかるはがし装置の斜視図である。 同実施形態にかかる第1及び第2のプレートの動作を示した図である。 同実施形態にかかる6層連続成膜処理により形成される有機EL素子を示した図である。 同実施形態にかかるロード制御処理を示したフローチャートである。 同実施形態にかかるロード動作を説明するための図である。 同実施形態にかかるロード動作(続き)を説明するための図である。 同実施形態にかかるロード動作(続き)を説明するための図である。 同実施形態にかかる基板とマスクとの位置決めを説明するための図である。 同実施形態にかかるアンロード制御処理を示したフローチャートである。 同実施形態にかかるアンロード動作を説明するための図である。 同実施形態にかかるアンロード動作(続き)を説明するための図である。 同実施形態にかかるアンロード動作(続き)を説明するための図である。 同実施形態にかかるアンロード動作(続き)を説明するための図である。 同実施形態にかかる基板処理システムの概略構成図である。
符号の説明
10 有機成膜装置
100 処理容器
110 ステージ
120 吹き出し機構
130 隔壁
140 ゲートバルブ
200 蒸着容器
300 マスクアライナ機構
310 基板上下ピン機構
400 はがし装置
400A マスク用はがし機構
400B 基板用はがし機構
405a、405b エアーシリンダ
410 固定部材
420a、420b 押圧部材
425a 第1のプレート
425b 第2のプレート
430a 第1のピン
430b 第2のピン
500 エアー供給源
510 CCDカメラ
600 制御装置
700 ラフアライナー
M マスク
G 基板
Op1 第1の貫通孔
Op2 第2の貫通孔

Claims (17)

  1. ステージを挟んでマスク及び被処理体の反対側に前記ステージに離隔して配設された第1のプレートと、
    第1のタイミングに前記第1のプレートを前記ステージ側に向けて押圧する第1の押圧手段と、
    前記第1のプレートの前記ステージ側の面に固定され、前記第1の押圧手段による押圧に応じて前記ステージに載置されたマスクを押動する複数の第1のピンと、
    を有するマスク用はがし機構と、
    前記第1のプレートと同じ側に前記ステージに離隔して配設された第2のプレートと、
    第2のタイミングに前記第2のプレートを前記ステージ側に向けて押圧する第2の押圧手段と、
    前記第2のプレートの前記ステージ側の面に固定され、前記第2の押圧手段による押圧に応じて前記ステージに載置された被処理体を押動する複数の第2のピンと、
    を有する被処理体用はがし機構と、を備えるはがし装置。
  2. 前記ステージには、複数の第1の貫通孔が設けられ、
    前記第1のピンは、前記複数の第1の貫通孔を貫通することにより、前記ステージに載置されたマスクを剥離させる請求項1に記載されたはがし装置。
  3. 前記ステージには、複数の第2の貫通孔が設けられ、
    前記第2のピンは、前記複数の第2の貫通孔を貫通することにより、前記ステージに載置された被処理体を剥離させる請求項1又は請求項2のいずれかに記載されたはがし装置。
  4. マスクを前記第1のタイミングに前記ステージから剥離させた後、被処理体を前記第2のタイミングに前記ステージから剥離させる請求項1〜3のいずれかに記載されたはがし装置。
  5. 前記第1の押圧手段及び前記第2の押圧手段の押圧によって前記複数の第1のピン及び前記複数の第2のピンをマスク及び被処理体に接触させることにより、前記ステージにマスク及び被処理体を静電吸着させている電荷をグラウンド側に逃がしながら、マスク及び被処理体を前記ステージから剥離させる請求項1〜4のいずれかに記載されたはがし装置。
  6. 前記複数の第1のピン及び前記複数の第2のピンの先端は、導電性物質から形成され、
    上記前記第1の押圧手段及び前記第2の押圧手段の押圧によって前記複数の第1のピン及び前記複数の第2のピンの先端をマスク及び被処理体に接触させることにより、前記ステージにマスク及び被処理体を静電吸着させている電荷をグラウンド側に逃がしながら、マスク及び被処理体を前記ステージから剥離させる請求項5に記載されたはがし装置。
  7. 前記複数の第1のピン及び前記複数の第2のピンの先端は、導電性樹脂、導電性ゴム、導電性物質のコーティングにより形成されている請求項6に記載されたはがし装置。
  8. 前記複数の第1のピン及び前記複数の第2のピンとマスク及び被処理体との接触時間は、1〜2秒の間のいずれかの時間である請求項5〜7のいずれかに記載されたはがし装置。
  9. 前記複数の第1のピン及び前記複数の第2のピンとマスク及び被処理体との接触時間は、0.5〜1秒の間のいずれかの時間である請求項8に記載されたはがし装置。
  10. 前記第1の押圧手段及び前記第2の押圧手段は、ガスにより前記第1のプレート及び前記第2のプレートをそれぞれ押圧する請求項1〜9のいずれかに記載されたはがし装置。
  11. 前記第1の押圧手段及び前記第2の押圧手段は、エアーシリンダにエアーを封入することにより前記第1のプレート及び前記第2のプレートをそれぞれ押圧する請求項10に記載されたはがし装置。
  12. 前記複数の第1の貫通孔及び前記複数の第1のピンは、前記複数の第2の貫通孔及び前記複数の第2のピンより外側に設けられている請求項1〜11のいずれかに記載されたはがし装置。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載されたはがし装置を有機成膜装置の処理容器内に取り付けることにより、有機成膜時に用いたマスクおよび有機成膜した被処理体を順に前記ステージから剥離する有機成膜装置。
  14. 前記はがし装置は、前記ステージのマスク及び被処理体の載置面が前記処理容器の底面に対向するように前記処理容器内に取り付けられる請求項13に記載された有機成膜装置。
  15. 前記有機蒸着装置は、複数層の有機層を連続成膜する装置である請求項13又は請求項14のいずれかに記載された有機成膜装置。
  16. ステージを挟んでマスク及び被処理体の反対側に前記ステージに離隔して配設された第1のプレートを第1のタイミングに前記ステージ側に向けて押圧するステップと、
    前記第1のタイミングの押圧に応じて、前記第1のプレートの前記ステージ側の面に固定された複数の第1のピンにより前記ステージに載置されたマスクを剥離させるステップと、
    前記第1のプレートと同じ側にて前記ステージに離隔して配設された第2のプレートを前記第1のタイミングより遅い第2のタイミングに前記ステージ側に向けて押圧するステップと、
    前記第2のタイミングの押圧に応じて、前記第2のプレートの前記ステージ側の面に固定された複数の第2のピンにより前記ステージに載置された被処理体を剥離させるステップと、を含むはがし方法。
  17. 前記第1のタイミングの押圧及び前記第2のタイミングの押圧によって前記複数の第1のピン及び前記複数の第2のピンをマスク及び被処理体に接触させることにより、前記ステージにマスク及び被処理体を静電吸着させている電荷をグラウンド側に逃がしながら、マスク及び被処理体を前記ステージから剥離させる請求項16に記載されたはがし方法。
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