JP2010040474A - 同軸コネクタおよび同軸コネクタの製造方法 - Google Patents

同軸コネクタおよび同軸コネクタの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コストの低減および小型化を図る上で有利な同軸コネクタおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】第1の中心導体14は板体1201の厚さ方向の一方の面12Aの中央に突設されている。第1の外部導体16は第1の中心導体14の周囲を囲むように板体1201の一方の面12Aに設けられている。第2の中心導体18は導板体1201の厚さ方向の他方の面12Bの中央に、第1の中心導体14および第1の外部導体16と同軸上に突設されている。第2の外部導体20は第2の中心導体18の周囲を囲むように板体1201の他方の面12Bに設けられている。第1、第2の中心導体14、18が信号側として共通接続され、かつ、第1、第2の外部導体16、20がアース側として共通接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は同軸コネクタおよび同軸コネクタの製造方法に関する。
近年、さまざまな電子機器において無線LAN、ブルーツース、超広帯域無線(UWB:
Ultra Wide Band)といった無線通信方式によってデータを伝送する通信装置が組み込まれたものが提供されている。
上記通信装置は、アンテナと、送受信回路を構成するプリント基板を含んで構成されており、アンテナとプリント基板との間が同軸ケーブルで接続されている。
具体的には、同軸ケーブルとプリント基板との接続は、同軸ケーブルに設けられた同軸コネクタと、プリント基板側に設けられた同軸コネクタと連結することによってなされている。
このようなプリント基板側に設けられる同軸コネクタとして、プリント基板に面実装されるものが提供されている(特許文献1参照)。
ところで、上記通信装置においては、無線通信の安定化を図るため、複数のアンテナを用いることにより複数の電波を受信し最も強い電波を選択して使用し、あるいは、受信した複数の電波を合成するいわゆるダイバーシティを採用することが多い。
特開2001−351746
しかしながら、このような複数のアンテナを用いるダイバーシティを採用した場合、プリント基板に設ける同軸コネクタの数も複数となり、しかも、プリント基板上に、複数の同軸コネクタを実装するためのスペースを確保しなくてならない。
そのため、部品点数が増加することによってコストが増大する不利があり、プリント基板のスペースが増大するため小型化を図る上でも不利があった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、コストの低減および小型化を図る上で有利な同軸コネクタおよびその製造方法を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の同軸コネクタは、絶縁材料からなる板状のベースと、前記ベースの厚さ方向の一方の面に突設された導電材料からなる第1の中心導体と、前記第1の中心導体の周囲を囲むように前記一方の面に設けられた導電材料からなる第1の外部導体と、前記ベースの厚さ方向の他方の面に突設された導電材料からなる第2の中心導体と、前記第2の中心導体の周囲を囲むように前記他方の面に設けられた導電材料からなる第2の外部導体と、前記ベースに形成された高周波信号伝達用の信号導通部および接地用のアース導通部とを備え、前記第1の中心導体と前記第2の中心導体と前記信号導通部とが電気的に接続され、前記第1の外部導体と前記第2の外部導体と前記アース導通部とが電気的に接続されている。
また本発明の同軸コネクタは、絶縁材料からなる板状のベースと、前記ベースの厚さ方向の一方の面に突設された導電材料からなる第1の中心導体と、前記第1の中心導体の周囲を囲むように前記一方の面に設けられた導電材料からなる第1の外部導体と、前記ベースの厚さ方向の他方の面に突設された導電材料からなる第2の中心導体と、前記第2の中心導体の周囲を囲むように前記他方の面に設けられた導電材料からなる第2の外部導体と、前記ベースに形成された第1の信号導通部、第2の信号導通部、アース導通部とを備え、前記第1の中心導体と前記第1の信号導通部とが電気的に接続され、前記第2の中心導体と前記第2の信号導通部とが電気的に接続され、前記第1の中心導体と前記第2の中心導体とが電気的に分離され、前記第1の外部導体と前記第2の外部導体と前記アース導通部とが電気的に接続されている。
また本発明の同軸コネクタの製造方法は、絶縁材料からなる板状のベースを設け、前記ベースに高周波信号伝達用の信号導通部および接地用のアース導通部とを設け、導電材料からなる軸状の第1、第2の中心導体をそれぞれ設け、筒部とこの筒部の基端に位置するフランジ部とを有し導電材料からなる第1、第2の外部導体をそれぞれ設け、前記ベースの一方の面に前記第1の中心導体を突出させ、かつ、前記ベースの他方の面に前記第2の中心導体を突出させると共に前記第2の中心導体の嵌合軸部を前記ベースを挿通させて前記第1の中心導体の嵌合孔に嵌合することにより前記第1の中心導体の基端と前記第2の中心導体の基端とで前記ベースを挟持することでそれら第1、第2の中心導体を配置し、前記ベースの一方の面に第1の外部導体を突出させ、かつ、前記ベースの他方の面に前記第2の外部導体を突出させると共に前記第2の外部導体の複数のカシメ片を前記ベースを挿通させて前記第2の外部導体の開口から半径方向外側に折り曲げ前記第2の外部導体のフランジ部上に当て付けて前記第1の外部導体のフランジ部と前記第2の外部導体のフランジ部とで前記ベースを挟持することでそれら第1、第2の外部導体を配置し、前記第1の中心導体と前記第2の中心導体と前記信号導通部とを電気的に接続し、前記第1の外部導体と前記第2の外部導体と前記アース導通部とを電気的に接続する。
本発明によれば、ベースの厚さ方向の一方の面に第1の中心導体と第1の外部導体とを設け、かつ、他方の面に第2の中心導体と第2の外部導体とを設けた。
そのため、部品点数の増加を抑制できるのでコスト低減を図る上で有利となり、かつ、同軸コネクタ1つ分のスペースで2つの同軸コネクタと同等の機能を奏することが可能となるため、小型化を図る上で有利となる。
(第1の実施の形態)
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は第1の実施の形態の同軸コネクタ10の斜視図、図2は同軸コネクタ10のプリント基板2への取り付け説明図である。
図3(A)はベース12の平面図、(B)は(A)のBB線断面図、(C)は(A)のCC線断面図である。
図4(A)は第1の中心導体14の平面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(B)のC矢視図である。
図5(A)は第1の外部導体16の平面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のCC線断面図である。
図6は第2の内部導体18の断面図である。
図7は第2の外部導体20の下面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のCC線断面図である。
図8は同軸コネクタ10の組み立て途中の断面図、図9は同軸コネクタ10の組み立て完了後の断面図、図10は図9の斜視図である。
図11は同軸コネクタ10の回路図である。
図1に示すように、同軸コネクタ10は、ベース12と、第1の中心導体14と、第1の外部導体16と、第2の内部導体18と、第2の外部導体20と、信号導通部22と、アース導通部24とを含んで構成されている。
同軸コネクタ10は、プリント基板2(図2)に取着されて用いられる。
(ベース12)
図1に示すように、ベース12は絶縁材料から矩形状の板体1201を有している。
図3(A)乃至(C)に示すように、板体1201には、信号導通部22と、アース導通部24と、貫通孔26と、外部導体カシメ用の複数の溝28と、信号側導電パターン30と、アース側導電パターン32とが設けられている。
信号導通部22は、プリント基板2の信号用接続パッド6に半田付けにより電気的に接続される箇所であり、高周波信号伝達用の端子として機能する。
信号導通部22は、銅などの導電材料で構成され、板体1201の4辺のうちの1辺の縁の中間部に設けられ、板体1201の厚さ方向の一方の面12Aから板体1201の端面を介して他方の面12Bにわたって形成されている。
アース導通部24は、プリント基板2のアース用接続パッド8に半田付けにより電気的に接続される箇所であり、接地用の端子として機能する。
なお、本実施の形態では、信号導通部22およびアース導通部24が信号用接続パッド6、アース用接続パッド8に半田付けされることにより同軸コネクタ10がプリント基板2に取着されている。
アース導通部24は、銅などの導電材料で構成され、板体1201の4辺のうちの信号導通部22と対向する1辺の縁の中間部に設けられ、板体1201の厚さ方向の一方の面12Aから板体1201の端面を介して他方の面12Bにわたって形成されている。
貫通孔26は、板体1201のほぼ中心に貫通形成されている。
外部導体カシメ用の複数の溝28は、貫通孔26を中心とする円周上に間隔をおいて貫通形成されている。
信号側導電パターン30は、銅などの導電材料で構成され、板体1201の厚さ方向の一方の面12Aに形成されている。
信号側導電パターン30は、貫通孔26の周囲に環状に形成された環状部3002と、該環状部3002と信号導通部22とを接続する接続部3004とを有している。
アース側導電パターン32は、銅などの導電材料で構成され、板体1201の厚さ方向の一方の面12Aに形成されている。
アース側導電パターン32は、外部導体カシメ用の複数の溝28の外周を囲むように円弧状に形成されており、アース導通部24に接続されている。
また、アース側導電パターン32には欠部3202が形成され、この欠部3202を介して接続部3004が環状部3002と信号導通部22とを接続している。
(第1の中心導体14)
第1の中心導体14は導電材料で形成され、図9に示すように、板体1201の厚さ方向の一方の面12Aの中央に突設されている。
本実施の形態では、第1の中心導体14は、軸状を呈し、同軸コネクタにおける雄形接触子を構成している。
第1の中心導体14は、図4(A)乃至(C)に示すように、軸部1402と、フランジ部1404と、嵌合孔1406とを有している。
フランジ部1404は、軸部1402の基端に設けられ、軸部1402の外径よりも大きな寸法の外径を有する環板状を呈している。
嵌合孔1406は、フランジ部1404が設けられた軸部1402の基端から先端に向かって軸部1402の中心軸に沿って形成されている。
(第1の外部導体16)
第1の外部導体16は導電材料で形成され、図9に示すように、第1の中心導体14の周囲を囲むように板体1201の一方の面12Aに設けられている。
図5(A)乃至(C)に示すように、本実施の形態では、第1の外部導体16は、円筒部1602と、フランジ部1604と、複数の開口1606とを有している。
円筒部1602は、第1の中心導体14と同軸上に形成されている。
フランジ部1604は、円筒部1602の基端で円筒部1602の外周全周にわたって円環状に形成されている。
複数の開口1606は、円筒部1602のフランジ部1604寄りの箇所でフランジ部1604に臨むように円筒部1602の周方向に間隔をおいて設けられている。
(第2の中心導体18)
第2の中心導体18は導電材料で形成され、図9に示すように、板体1201の厚さ方向の他方の面12Bの中央に、第1の中心導体14および第1の外部導体16と同軸上に突設されている。
図6に示すように、本実施の形態では、第2の中心導体18は、軸状を呈し、同軸コネクタにおける雄形接触子を構成している。
第2の中心導体14は、軸部1802と、フランジ部1804と、嵌合軸部1806とを有している。
フランジ部1804は、軸部1802の基端に設けられ、軸部1802の外径よりも大きな寸法の外径を有する環板状を呈している。
嵌合軸部1806は、フランジ部1804から軸部1802と反対の方向で軸部1802と同軸上に突出している。
嵌合軸部1806は、図9に示すように、板体1201の貫通孔26を通り第1の中心導体14の嵌合孔1406に嵌合可能に形成されている。
(第2の外部導体20)
第2の外部導体20は導電材料で形成され、図9に示すように、第2の中心導体18の周囲を囲むように板体1201の他方の面12Bに設けられている。
図7(A)乃至(C)に示すように、本実施の形態では、第2の外部導体20は、円筒部2002と、フランジ部2004と、複数のカシメ片部2006とを有している。
円筒部2002は、第2の中心導体18と同軸上に形成されている。
フランジ部2004は、円筒部2002の基端で円筒部2002の外周全周にわたって円環状に形成されている。
複数のカシメ片部2006は、フランジ部2004の周方向に間隔をおいた箇所から円筒部2002とは反対の方向で円筒部2002の軸方向と平行に突設されている。
図8に示すように、これらカシメ片部2006は、板体1201の外部導体カシメ用の複数の溝28から第1の外部導体16の複数の開口1606に挿入される。
その後、図9、図10に示すように、複数の開口1606から第1の外部導体16の半径方向外方に屈曲され、カシメ片部2006が第1の外部導体16のフランジ部2006上にカシメられるように構成されている。
(同軸コネクタ10の組み立て)
次に同軸コネクタ10の組み立て方法について説明する。
まず、図8に示すように、第2の中心導体18の嵌合軸部1806を板体1201の他方の面12B側から貫通孔26に挿通し、一方の面12Aから突出させる。
そして、一方の面12Aから突出した嵌合軸部1806を、第1の中心導体14の嵌合孔1406に挿通して嵌合させ、第1の中心導体14と第2の中心導体16とを近接させる。
これにより、第1の中心導体14のフランジ1404と第2の中心導体18のフランジ1804とで板体1201を挟持し、同時に第1の中心導体14と第2の中心導体16とがベース12に取着される。
この状態で、第1の中心導体14と第2の中心導体18とは、同軸上に位置する軸状を形成している。
次に、第2の外部導体20のカシメ片部2006を板体1201の他方の面12B側から各溝28に挿通し、一方の面12Aから突出させる。
そして、図8に示すように、一方の面12Aから突出した各カシメ片部2006が開口1606内に位置するように、一方の面12Aに第1の外部導体16を被せる。
一方の面12Aに第1の外部導体16を被せたならば、図9、図10に示すように、各カシメ片部2006を第1の外部導体16の複数の開口1606から半径方向外方に屈曲させ、各カシメ片部2006を第1の外部導体16のフランジ部2006上にカシメる。
これにより、第1の外部導体16のフランジ部16と第2の外部導体20のフランジ部20とが板体1201を挟持し、第1の外部導体16と第2の外部導体20とがベース12の両面から突出されベース12に取着される。
この状態で、第1の中心導体14と第2の中心導体18と第1の外部導体16と第2の外部導体20は同軸上に設けられている。
また、このように嵌合軸部1806と嵌合孔1406が嵌合することで、第1の中心導体14と第2の中心導体18とが電気的に導通する。
そして、第1の中心導体14のフランジ部1404が信号側導電パターン30の環状部3002に接触することで、第1の中心導体14および第2の中心導体18が環状部3002と接続部3004とを介して信号導通部22に電気的に接続されることになる。
また、第1の外部導体16と第2の外部導体20とがフランジ部1604とカシメ片部2006とによって挟持されることにより、第1の外部導体16と第2の外部導体20とが電気的に導通している。
そして、第1の外部導体16のフランジ部1604がアース側導電パターン32に接触することで、第1の外部導体16および第2の外部導体20がアース側導電パターン32を介してアース導通部24に電気的に接続されることになる。
したがって、同軸コネクタ10の回路構成は、図8に示すように、第1、第2の中心導体14、18が信号側として共通接続され、かつ、第1、第2の外部導体16、20がアース側として共通接続されることになる。
次に、同軸コネクタ10のプリント基板2への取り付けについて説明する。
図2に示すように、同軸コネクタ10を取り付けるプリント基板2には、第2の外部導体20(第1の外部導体16)が挿通可能な開口4が形成されている。
また、プリント基板2の表面で信号導通部22およびアース導通部24に対応する箇所に、半田付け用の信号用接続パッド6、アース用接続パッド8がそれぞれ形成されている。
したがって、同軸コネクタ10の第2の外部導体20(第1の外部導体16)を開口4に挿通しベース12をプリント基板2の表面に当てつけた状態で、信号導通部22と一方の信号用接続パッド6との間を半田付けする。また、アース導通部24と他方のアース用接続パッド8を半田付けする。
これにより、同軸コネクタ10がプリント基板2に電気的に接続されると同時に機械的に取着されることになる。
このようなプリント基板2の表面の信号用接続パッド6と信号導通部22との半田付け、および、アース用接続パッド8とアース導通部24との半田付けはリフロー方式によって行うことが可能である。
以上説明したように本実施の形態の同軸コネクタ10によれば、ベース12の厚さ方向の一方の面に第1の中心導体14と第1の外部導体16とを設け、かつ、他方の面に第2の中心導体18と第2の外部導体20とを設けた。
したがって、2つの同軸コネクタを設ける場合に比較して、部品点数の増加を抑制できるのでコスト低減を図る上で有利となり、かつ、同軸コネクタ1つ分のスペースで2つの同軸コネクタと同等の機能を奏することが可能となるため、小型化を図る上で有利となる。
また、2つの同軸コネクタにそれぞれ別のアンテナを接続することで、複数の電波を受信し最も強い電波を選択して使用し、あるいは、受信した複数の電波を合成するいわゆるダイバーシティを実現する場合、次のことが懸念される。すなわち、2つの同軸コネクタがプリント基板の同一面上で隣接すると、2つの同軸コネクタの間で電磁波の相互干渉が発生することが懸念される。
しかしながら、本実施の形態の同軸コネクタ10をプリント基板に取り付けた場合には、2つの同軸コネクタがプリント基板を挟んでプリント基板の一方の面と他方の面とに分離されて配置されるのと同等となる。そのため、電磁波の相互干渉を抑制でき、送受信の安定性の向上を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、第1、第2の中心導体14、18とが共通接続され、かつ、第1、第2の外部導体16、20が共通接続されている。
したがって、第1の中心導体14と第1の外部導体16とを信号伝送用の第1の同軸コネクタとして使用したとする。すると、第2の中心導体18と第2の外部導体20とを前記第1の同軸コネクタと同一の信号を計測器などに供給するための検査用の第2の同軸コネクタとして使用することができる。あるいはデバッグ用の第2の同軸コネクタとして使用することができる。この場合も上記と同様にコスト低減を図りつつ小型化を図る上で有利となる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態の同軸コネクタ40は、第1、第2の中心導体14、18が電気的に分離されている点が第1の実施の形態と異なり、それ以外の構成は第1の実施の形態と同様である。
図12は第2の実施の形態の同軸コネクタ40の斜視図、図13は同軸コネクタ40のプリント基板2への取り付け説明図、図14はベース12の平面図、図15は同軸コネクタ40の回路図、図16は同軸コネクタ40の断面図である。なお、以下の実施の形態において第1の実施の形態と同様または同一の部分、部材には同一の符号を付して簡単に説明する。
図12に示すように、同軸コネクタ10は、ベース12と、第1の中心導体14と、第1の外部導体16と、第2の内部導体18と、第2の外部導体20と、第1の信号導通部22Aと、第2の信号導通部22Bと、アース導通部24とを含んで構成されている。
(ベース12)
図14に示すように、ベース12の板体1201には、第1の信号導通部22Aと、第2の信号導通部22Bと、アース導通部24とが設けられている。さらに、貫通孔26と、外部導体カシメ用の複数の溝28と、中心導体カシメ用の複数の溝42と、第1の信号側導電パターン30Aと、第2の信号側導電パターン30Bと、アース側導電パターン32とが設けられている。
第1の信号導通部22Aは、プリント基板2の第1の信号用接続パッド6Aに半田付けにより電気的に接続される箇所であり、高周波信号伝達用の端子として機能する。
第2の信号導通部22Bは、プリント基板2の第2の信号用接続パッド6Bに半田付けにより電気的に接続される箇所であり、高周波信号伝達用の端子として機能する。
第1、第2の信号導通部22A、22Bは、銅などの導電材料で構成されている。
第1、第2の信号導通部22A、22Bは、板体1201の4辺のうちの1辺の縁に間隔をおいてそれぞれ設けられ、それぞれ板体1201の厚さ方向の一方の面12Aから板体1201の端面を介して他方の面12Bにわたってそれぞれ形成されている。
アース導通部24は、プリント基板2のアース用接続パッド8に半田付けにより電気的に接続される箇所であり、接地用の端子として機能する。
なお、本実施の形態では、第1、第2の信号導通部22A、22Bおよびアース導通部24が第1の信号用接続パッド6、第2の信号用接続パッド8に半田付けされることにより同軸コネクタ10がプリント基板2に取着されている。
アース導通部24は、銅などの導電材料で構成され、板体1201の4辺のうちの第1、第2の信号導通部22A、22Bと対向する1辺の縁の中間部に設けられている。アース導通部24は板体1201の厚さ方向の一方の面12Aから板体1201の端面を介して他方の面12Bにわたって形成されている。
貫通孔26は、板体1201の矩形のほぼ中心に貫通形成されている。
外部導体カシメ用の複数の溝28は、貫通孔26を中心とする円周上に間隔をおいて貫通形成されている。
中心導体カシメ用の複数の溝42は、外部導体カシメ用の複数の溝28の内周側において貫通孔26を中心とする円周上に間隔をおいて貫通形成されている。
第1の信号側導電パターン30Aは、銅などの導電材料で構成され、板体1201の厚さ方向の他方の面12Bに形成されている。
第1の信号側導電パターン30Aは、中心導体カシメ用の複数の溝42のうち1つの溝42の近傍箇所と第1の信号導通部22Aとを接続する接続部3010を有している。
第2の信号側導電パターン30Bは、銅などの導電材料で構成され、板体1201の厚さ方向の一方の面12Aに形成されている。
第2の信号側導電パターン30Bは、貫通孔26の周囲に環状に形成された環状部3020と、該環状部3020と第2の信号導通部22Bとを接続する接続部3022とを有している。
アース側導電パターン32は、銅などの導電材料で構成され、貫通孔26の厚さ方向の一方の面12Aに形成されている。
アース側導電パターン32は、外部導体カシメ用の複数の溝28の外周を囲むように円弧状に形成されており、アース導通部24に接続されている。
また、アース側導電パターン32には欠部3202が形成され、この欠部3202を介して接続部3022が環状部3020と第2の信号導通部22Bとを接続している。
(第1の中心導体14)
第1の中心導体14は導電材料で形成され、図16に示すように、板体1201の厚さ方向の一方の面12Aの中央に突設されている。
本実施の形態では、第1の中心導体14は、軸状を呈し、同軸コネクタにおける雄形接触子を構成している。
第1の中心導体14は、軸部1402と、円錐面部1410と、複数のカシメ片部1412とを有している。
円錐面部1410は、軸部1402の基端に設けられ、該基端から離れるにしたがって外径が拡大する円錐状を呈している。
複数のカシメ片部1412は、軸部1402と反対側に位置する円錐面部1410の縁部に該縁部の周方向に間隔をおいて軸部1402と反対方向に突設されている。
各カシメ片部1412は、板体1201の中心導体カシメ用の複数の溝42のそれぞれに挿通可能に構成されている。
(第1の外部導体16)
第1の外部導体16は導電材料で形成され、図16に示すように、第1の中心導体14の周囲を囲むように板体1201の一方の面12Aに設けられている。
第1の外部導体16は、第1の実施の形態と同様に、円筒部1602と、フランジ部1604と、複数の開口1606とを有している。
(第2の中心導体18)
第2の中心導体18は導電材料で形成され、図16に示すように、板体1201の厚さ方向の他方の面12Bの中央に、第1の中心導体14および第1の外部導体16と同軸上に突設されている。
本実施の形態では、第2の中心導体18は、軸状を呈し、同軸コネクタにおける雄形接触子を構成している。
第2の中心導体14は、軸部1802と、カシメ用円筒部1810とを有している。
カシメ用円筒部1810は、軸部1802の基端に設けられている。
カシメ用円筒部1810は、板体1201の貫通孔26に嵌合可能に形成されている。
(第2の外部導体20)
第2の外部導体20は導電材料で形成され、図16に示すように、第2の中心導体18の周囲を囲むように板体1201の他方の面12Bに設けられている。
第2の外部導体20は、第1の実施の形態と同様に、円筒部2002と、フランジ部2004と、複数のカシメ片部2006とを有している。
(同軸コネクタ40の組み立て)
次に同軸コネクタ40の組み立て方法について説明する。
まず、図16に示すように、第2の中心導体18の軸部1802を板体1201の一方の面12A側から貫通孔26に挿通し、他方の面12Bから軸部1802を突出させる。さらに軸部1802を挿入することで第2の中心導体18のカシメ用円筒部1810を貫通孔26に位置させる。
カシメ用円筒部1810の端部が一方の面12Aから突出した状態でカシメ用円筒部1810の端部を一方の面12A上にカシメることで第2の中心導体18がベース12に取着される。
次に、第1の中心導体14の各カシメ片部1412を板体1201の一方の面12A側から中心導体カシメ用の複数の溝42のそれぞれに挿通し、他方の面12Bから各カシメ片部1412を突出させる。
各カシメ片部1412の端部が他方の面12Bから突出した状態で各カシメ片部1412の端部を他方の面12B上にカシメることで第1の中心導体14がベース12に取着される。
第1の中心導体14と第2の中心導体18とは、同軸上に位置する軸状を形成している。
第1、第2の外部導体16、20は、第1の実施の形態と同様の方法でベース12に取着される。
この状態で、第1の中心導体14と第2の中心導体18と第1の外部導体16と第2の外部導体20は同軸上に設けられている。
また、このように第1の中心導体14のカシメ片部1412の端部が他方の面12B上にカシメられることでカシメ片部1412の端部が第1の信号側導電パターン30の接続部3010の端部に接触する。これにより、第1の中心導体14が第1の信号側導電パターン30を介して第1の信号導通部22Aに電気的に接続されることになる。
また、第2の中心導体18のカシメ用筒部1810の端部が板体1201の一方の面12A上にカシメられることでカシメ用筒部1810の端部が第2信号側導電パターン30Bの環状部3020に接触する。これにより、第2の中心導体16が環状部3020と接続部302とを介して第2の信号導通部22Bに電気的に接続されることになる。
また、第1の外部導体16と第2の外部導体20とがフランジ部1604とカシメ片部2006とによって挟持されることにより、第1の外部導体16と第2の外部導体20とが電気的に導通している。
そして、第1の外部導体16のフランジ部1604がアース側導電パターン32に接触することで、第1の外部導体16および第2の外部導体20がアース側導電パターン32を介してアース導通部24に電気的に接続されることになる。
したがって、同軸コネクタ40の回路構成は、図15に示すように、第1、第2の中心導体14、18が信号側として独立しており、かつ、第1、第2の外部導体16、20がアース側として共通接続されることになる。
次に、同軸コネクタ40のプリント基板2への取り付けについて説明する。
図13に示すように、同軸コネクタ40を取り付けるプリント基板2には、第2の外部導体20(第1の外部導体16)が挿通可能な開口4が形成されている。
また、プリント基板2の表面で第1、第2の信号導通部22A,22Bおよびアース導通部24に対応する箇所に、半田付け用の第1、第2の信号用接続パッド6A、6B、アース用接続パッド8がそれぞれ形成されている。
したがって、同軸コネクタ40の第2の外部導体20(第1の外部導体16)を開口4に挿通しベース12をプリント基板2の表面に当てつけた状態で、第1の信号導通部22Aと第1の信号用接続パッド6Aとの間を半田付けする。さらに、第2の信号導通部22Bと第2の信号用接続パッド6Bとの間を半田付けし、アース導通部24とアース用接続パッド8を半田付けする。
これにより、同軸コネクタ40がプリント基板2に電気的に接続されると同時に機械的に取着されることになる。
このようなプリント基板2の表面の接続パッド6A、6B、アース用接続パッド8と、第1、第2の信号導通部22A、22Bおよびアース導通部24との半田付けはリフロー方式によって行うことが可能である。
以上説明したように第2の実施の形態の同軸コネクタ40によれば、第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
また、第1、第2の中心導体14、18が電気的に分離され、かつ、第1、第2の外部導体16、20が共通接続されているため、第1、第2の中心導体14、18のそれぞれにより互いに異なる2つの信号を分離して伝達することができる。
したがって、第1の実施の形態の同軸コネクタ10に比較して、インピーダンス整合をとる上で有利となり、挿入損失の低減を図る上で、また、アイソレーションの向上を図る上で有利となる。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、第2の実施の形態の変形例である。
図17は第3の実施の形態の同軸コネクタ50のベース12の平面図、図18は第3の実施の形態の同軸コネクタ50の回路図である。
図17に示すように、第1の信号側導電パターン30Aには第1の抵抗52が直列に挿入され、第2の信号側導電パターン30Bには第2の抵抗54が直列に挿入されている。
すなわち、図17、図18に示すように、第1の中心導体14と第1の信号導通部22Aとの電気的な接続は、第1の抵抗52を含んだ接続構造によりなされる。また、第2の中心導体18と第2の信号導通部22Bとの電気的な接続は、第2の抵抗54を含んだ接続構造によりなされている。
第1、第2の抵抗52、54はベース12に設けられている。
第1、第2の抵抗52、54の抵抗値は同一であり、同軸コネクタ50に接続されるアンテナ、通信部のインピーダンスに応じて適宜設定されるものである。例えば、アンテナ、通信部のインピーダンスが50Ωならば、第1、第2の抵抗52、54の抵抗値は18Ωに設定される。
第3の実施の形態の同軸コネクタ50によれば、第2の実施の形態と同様の効果が奏される。
また、図18に示すように、プリント基板2の第1、第2の信号用接続パッド6A、6Bに第3の抵抗56の一端を共通接続することにより、第1、第2、第3の抵抗52、54、56により分配器を容易に構成することができる。言い換えると、同軸コネクタ50に分配器の一部を組み込むことができる。
なお、第3の抵抗56の抵抗値は第1、第2の抵抗52、54の抵抗値と同一である。
通常、プリント基板2に分配器を構成する場合には、プリント基板2に同軸コネクタと分配器との間を接続するためのパターンを引き回す必要がある。このパターンによって浮遊容量が発生し、分配器によって分配される信号に悪影響を与えることが懸念される。
これに対して、第3の実施の形態では、同軸コネクタ50に分配器の一部を組み込むことにより、上記パターンの引き回しを最小限に留めることができる。
したがって、浮遊容量の発生による分配器によって分配される信号への悪影響を抑制する上で有利となり、また、プリント基板上に第1乃至第3の抵抗52、54、56の全てを実装して分配器を構成する場合に比較してスペースを縮小でき小型化を図る上で有利となる。
なお、実施の形態では、信号側導電パターン30、第1、第2の信号側導電パターン30A、30B、アース側導電パターン32が、ベース12の板体1201の一方の面12Aまたは他方の面12Bに形成されている場合について説明した。
しかしながら、それら各パターンは板体1201の厚さ方向の中間に埋め込まれていてもよい。要するに、第1、第2の中心導体と信号導通部(第1、第2の信号導通部)とを電気的に接続でき、かつ、第1、第2の外部導体とアース導通部とを電気的に接続できれば、それら各パターンをどのように形成するかは任意である。
また、実施の形態では、第1、第2の中心導体14、18が軸状を呈し、同軸コネクタにおける雄形接触子を構成している場合について説明した。しかしながら、第1、第2の中心導体14、18が同軸コネクタにおける雌形接触子を構成している場合についても本発明は無論適用可能である。
また、実施の形態では、フランジ部1604にカシメ片部2006をカシメることで第1、第2外部導体16、20を電気的に接続した場合について説明したが、互いにカシメられたフランジ部1604とカシメ片部2006とをさらに半田付けしてもよい。
このような半田付けを施すことによって第1、第2外部導体16、20がより強固に結合されるため、同軸コネクタの機械的強度を確保することができる。したがって、第1、第2外部導体16、20に対してこじる方向の外力が加わるなどしても同軸コネクタの耐久性の向上を図る上で有利となる。
第1の実施の形態の同軸コネクタ10の斜視図である。 同軸コネクタ10のプリント基板2への取り付け説明図である。 (A)はベース12の平面図、(B)は(A)のBB線断面図、(C)は(A)のCC線断面図である。 (A)は第1の中心導体14の平面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(B)のC矢視図である。 (A)は第1の外部導体16の平面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のCC線断面図である。 第2の内部導体18の断面図である。 第2の外部導体20の下面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のCC線断面図である。 同軸コネクタ10の組み立て途中の断面図である。 同軸コネクタ10の組み立て完了後の断面図である。 図9の斜視図である。 同軸コネクタ10の回路図である。 第2の実施の形態の同軸コネクタ40の斜視図である。 同軸コネクタ40のプリント基板2への取り付け説明図である。 ベース12の平面図である。 同軸コネクタ40の回路図である。 同軸コネクタ40の断面図である。 第3の実施の形態の同軸コネクタ50のベース12の平面図である。 第3の実施の形態の同軸コネクタ50の回路図である。
符号の説明
10、40、50……同軸コネクタ、12……ベース、14……第1の中心導体、16……第1の外部導体、18……第2の中心導体、20……第2の外部導体、22……信号導通部、24……接地用のアース導通部、22A……第1の信号導通部、22B……第2の信号導通部。

Claims (10)

  1. 絶縁材料からなる板状のベースと、
    前記ベースの厚さ方向の一方の面に突設された導電材料からなる第1の中心導体と、
    前記第1の中心導体の周囲を囲むように前記一方の面に設けられた導電材料からなる第1の外部導体と、
    前記ベースの厚さ方向の他方の面に突設された導電材料からなる第2の中心導体と、
    前記第2の中心導体の周囲を囲むように前記他方の面に設けられた導電材料からなる第2の外部導体と、
    前記ベースに形成された高周波信号伝達用の信号導通部および接地用のアース導通部とを備え、
    前記第1の中心導体と前記第2の中心導体と前記信号導通部とが電気的に接続され、
    前記第1の外部導体と前記第2の外部導体と前記アース導通部とが電気的に接続されている、
    同軸コネクタ。
  2. 前記第1の中心導体と前記第2の中心導体とは同軸上に設けられている、
    請求項1記載の同軸コネクタ。
  3. 前記第1の中心導体と前記第2の中心導体と前記第1の外部導体と前記第2の外部導体は同軸上に設けられている、
    請求項1記載の同軸コネクタ。
  4. 前記第1の中心導体と前記第2の中心導体とは、同軸上に位置する軸状に形成され、
    前記第1の外部導体と前記第2の外部導体とは、同軸上に位置する筒状に形成され、
    それら第1の中心導体、第2の中心導体、第1の外部導体、第2の外部導体は同軸上に設けられている、
    請求項1記載の同軸コネクタ。
  5. 前記信号導通部は、プリント基板の信号用接続パッドに半田付けにより電気的に接続される箇所であり、
    前記アース導通部は、プリント基板のアース用接続パッドに半田付けにより電気的に接続される箇所であり、
    それら信号導通部およびアース導通部は、前記ベースの縁に設けられている、
    請求項1記載の同軸コネクタ。
  6. 絶縁材料からなる板状のベースと、
    前記ベースの厚さ方向の一方の面に突設された導電材料からなる第1の中心導体と、
    前記第1の中心導体の周囲を囲むように前記一方の面に設けられた導電材料からなる第1の外部導体と、
    前記ベースの厚さ方向の他方の面に突設された導電材料からなる第2の中心導体と、
    前記第2の中心導体の周囲を囲むように前記他方の面に設けられた導電材料からなる第2の外部導体と、
    前記ベースに形成された第1の信号導通部、第2の信号導通部、アース導通部とを備え、
    前記第1の中心導体と前記第1の信号導通部とが電気的に接続され、
    前記第2の中心導体と前記第2の信号導通部とが電気的に接続され、
    前記第1の中心導体と前記第2の中心導体とが電気的に分離され、
    前記第1の外部導体と前記第2の外部導体と前記アース導通部とが電気的に接続されている、
    同軸コネクタ。
  7. 前記第1の中心導体と前記第1の信号導通部との電気的な接続は、第1の抵抗を含んだ接続構造によりなされ、
    前記第2の中心導体と前記第2の信号導通部との電気的な接続は、第2の抵抗を含んだ接続構造によりなされている、
    請求項6記載の同軸コネクタ。
  8. 前記第1の中心導体と前記第1の信号導通部との電気的な接続は、第1の抵抗を含んだ接続構造によりなされ、
    前記第2の中心導体と前記第2の信号導通部との電気的な接続は、第2の抵抗を含んだ接続構造によりなされ、
    前記第1、第2の抵抗は前記ベースに設けられている、
    請求項6記載の同軸コネクタ。
  9. 前記第1の中心導体と前記第2の中心導体とは、同軸上に位置する軸状に形成され、
    前記第1の外部導体と前記第2の外部導体とは、同軸上に位置する筒状に形成され、
    それら第1の中心導体、第2の中心導体、第1の外部導体、第2の外部導体は同軸上に設けられている、
    請求項6記載の同軸コネクタ。
  10. 絶縁材料からなる板状のベースを設け、
    前記ベースに高周波信号伝達用の信号導通部および接地用のアース導通部とを設け、
    導電材料からなる軸状の第1、第2の中心導体をそれぞれ設け、
    筒部とこの筒部の基端に位置するフランジ部とを有し導電材料からなる第1、第2の外部導体をそれぞれ設け、
    前記ベースの一方の面に前記第1の中心導体を突出させ、かつ、前記ベースの他方の面に前記第2の中心導体を突出させると共に前記第2の中心導体の嵌合軸部を前記ベースを挿通させて前記第1の中心導体の嵌合孔に嵌合することにより前記第1の中心導体の基端と前記第2の中心導体の基端とで前記ベースを挟持することでそれら第1、第2の中心導体を配置し、
    前記ベースの一方の面に第1の外部導体を突出させ、かつ、前記ベースの他方の面に前記第2の外部導体を突出させると共に前記第2の外部導体の複数のカシメ片を前記ベースを挿通させて前記第2の外部導体の開口から半径方向外側に折り曲げ前記第2の外部導体のフランジ部上に当て付けて前記第1の外部導体のフランジ部と前記第2の外部導体のフランジ部とで前記ベースを挟持することでそれら第1、第2の外部導体を配置し、
    前記第1の中心導体と前記第2の中心導体と前記信号導通部とを電気的に接続し、
    前記第1の外部導体と前記第2の外部導体と前記アース導通部とを電気的に接続する、
    同軸コネクタの製造方法。
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