JP2010040196A - 面光源装置および透過型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不要な角度における輝度ピークを低減でき、かつ、透過型表示部における明暗の斑を解消させ、正面輝度も高くすることのできる光制御シートを備える面光源装置および透過型表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】面光源装置10は、互いに平行に配置された複数の発光管15a(棒状光源)を含む面光源15と、面光源15の出光側に設けられるとともに面光源15に平行に配置されたシート面13sを有する第1光制御シート13と、第1光制御シート13の出光側に設けられるとともに第1光制御シート13に平行に配置されたシート面14sを有する第2光制御シート14と、面光源15の出光側とは反対の側に設けられ、光を反射させる反射板16と、第2光制御シート14とLCDパネル17との間に設けられ、LCDパネル17の視野角を狭めることなく、LCDパネル17の背面に照射される光の輝度を高める偏光分離シート11と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、単位レンズが複数配列された光制御シートを備える直下型の面光源装置および透過型表示装置に関する。
透過型の液晶ディスプレイ等を背面から照明する面光源として、各種方式の面光源装置が提案され、実用化されている。面光源装置は、光の収束方式により、主としてエッジライト型と直下型とに分類される。例えば直下型では、並列の冷陰極管を用いて透過型表示部の背面へ光を導入するようになっており、面光源、例えば冷陰極管と、透過型表示部、例えばLCD(Liquid Crystal Display)パネルとの間の距離を適切に設定し、その間に、光を拡散する拡散板や、光を収束させる光学シート等を複数組み合わせて使用することで、面光源装置および透過型表示装置が作製されていた。
そのような光学シートの例として、多数の三角プリズムを並べて配置することにより、光を収束するフィルムからなる光学シートが開示されている(特許文献1)。
特開昭63−318003号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている三角プリズムを有するフィルムからなる光学シートでは、光学シートの法線方向に出射する光による第1の輝度ピークの他に、光学シートの法線方向と60〜80度をなす方向に出射する光による第2の輝度ピークも存在する。このため、透過型表示部の一部に黒を表示させたい場合、すなわち透過型表示部の一部に光を入射させたくない場合であっても、透過型表示部の法線と60〜80度をなす方向から入射してくる光のために、透過型表示部の一部を完全に黒にすることができず、十分なコントラスト比を得ることができないという問題があった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、不要な角度における輝度ピークを低減でき、かつ、透過型表示部における明暗の斑を解消させ、正面輝度も高くすることのできる光制御シートを備える面光源装置および透過型表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、平行に配置された複数の棒状光源を含む面光源と、面光源の出光側に設けられ、出光側表面に平行に配置された多数の第1単位レンズを有する第1光制御シートと、第1光制御シートの出光側に設けられ、出光側表面に平行に配置された多数の第2単位レンズを有する第2光制御シートと、を備え、第1光制御シートの各第1単位レンズは、棒状光源と平行に延び、各第1単位レンズは、出光側に突出する円弧状の断面形状を有し、各第1単位レンズの断面形状の谷部を通る接線が第1光制御シートのシート面となす角は、60〜75度となっており、各第1単位レンズの断面形状は、幅:高さ=2:1.1〜1.5となっており、第1単位レンズの谷部を通る光の少なくとも一部は、第1単位レンズに全反射した後で第1単位レンズから屈折して外方へ出光し、第2光制御シートの第2単位レンズは、第1光制御シートの第1単位レンズが延びる方向と直交する方向に延び、各第2単位レンズは、出光側に突出する断面形状を有し、第1光制御シートの第1単位レンズから屈折して外方へ出光する光のうち、第2光制御シートの第2単位レンズが延びる方向に平行な方向に関し、第2光制御シートの法線に対して60度以上の角度を有する光は、その50%以上が第2単位レンズで全反射して第1光制御シート側へ戻ることを特徴とする面光源装置である。
本発明は、第2光制御シートの各第2単位レンズの断面形状は、幅:高さ=1.5〜2.5:1となっていることを特徴とする面光源装置である。
本発明は、第2光制御シートの各第2単位レンズの断面形状は、底角が45度以上となる三角形形状、または谷部を通る接線が第2光制御シートのシート面となす角が45度以上となる円弧形状を有することを特徴とする面光源装置である。
本発明は、平行に配置された複数の棒状光源を含む面光源と、面光源の出光側に設けられ、出光側表面に平行に配置された多数の第1単位レンズを有する第1光制御シートと、第1光制御シートの出光側に設けられ、入光側表面に平行に配置された多数の第2単位レンズを有する第2光制御シートと、を備え、第1光制御シートの各第1単位レンズは、棒状光源と平行に延び、各第1単位レンズは、出光側に突出する円弧状の断面形状を有し、各第1単位レンズの断面形状の谷部を通る接線が第1光制御シートのシート面となす角は、60〜75度となっており、各第1単位レンズの断面形状は、幅:高さ=2:1.1〜1.5となっており、第1単位レンズの谷部を通る光の少なくとも一部は、第1単位レンズに全反射した後で第1単位レンズから屈折して外方へ出光し、第2光制御シートの第2単位レンズは、第1光制御シートの第1単位レンズが延びる方向と平行する方向に延び、各第2単位レンズは、入光側に突出する断面形状を有し、第1光制御シートの第1単位レンズから屈折して外方へ出光する光のうち、第2光制御シートの第2単位レンズに平行な方向に対して60度以上の角度を有する光は、その50%以上が第2単位レンズで全反射して第1光制御シート側へ戻ることを特徴とする面光源装置である。
本発明は、第2光制御シートの各第2単位レンズの断面形状は、底角が40度以下となる三角形形状、または谷部を通る接線が第2光制御シートのシート面となす角が40度以下となる円弧形状を有することを特徴とする面光源装置である。
本発明は、第1光制御シートの各第1単位レンズは、拡散層を有していることを特徴とする面光源装置である。
本発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の面光源装置と、前記面光源装置によりその背面が照射される透過型表示部と、を備えることを特徴とする透過型表示装置面光源装置と、前記面光源装置によりその背面が照射される透過型表示部と、を備えることを特徴とする透過型表示装置である。
本発明によれば、面光源装置は、棒状光源と平行に延び、かつ出光側に突出する断面形状を有する第1単位レンズを有する第1光制御シートと、第1光制御シートの第1単位レンズが延びる方向と直交する方向に延び、かつ出光側に突出する断面形状を有する第2単位レンズを有する第2光制御シートとを備えており、第1光制御シートの第1単位レンズから屈折して外方へ出光する光のうち、第2光制御シートの第2単位レンズに平行な方向に関し、第2光制御シートの法線に対して60度以上の角度を有する光は、その50%以上が第2単位レンズで全反射して第1光制御シート側へ戻る。このため、第2光制御シートの法線に対して所定角度以上の角度を有する光は、第2光制御シートから殆ど出光されない。このことにより、正面輝度を向上させるとともに、不要な角度における輝度のピークを低減することができる。
また本発明によれば、面光源装置は、棒状光源と平行に延び、かつ出光側に突出する断面形状を有する第1単位レンズを有する第1光制御シートと、第1光制御シートの第1単位レンズが延びる方向と平行する方向に延び、かつ入光側に突出する断面形状を有する第2単位レンズを有する第2光制御シートとを備えており、第1光制御シートの第1単位レンズから屈折して外方へ出光する光のうち、第2光制御シートの第2単位レンズに平行な方向に関し、第2光制御シートの法線に対して60度以上の角度を有する光は、その50%以上が第2単位レンズで全反射して第1光制御シート側へ戻る。このため、第2光制御シートの法線に対して所定角度以上の角度を有する光は、第2光制御シートから殆ど出光されない。このことにより、正面輝度を向上させるとともに、不要な角度における輝度のピークを低減することができる。
第1の実施の形態
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。ここで、図1乃至図7は、本発明の第1の実施の形態における面光源装置および透過型表示装置を示す図である。このうち図1は、本発明の第1の実施の形態における透過型表示装置の詳細を示す図であり、図2は、本発明の第1の実施の形態における透過型表示装置の概略を示す図である。図3は、本発明の第1の実施の形態における光制御シートを示す図であり、図4は、本発明の第1の実施の形態における光制御シートの断面を示す図である。図5および図6は、本発明の第1の実施の形態において、光制御シートにより反射または透過される光を示す図である。図7は、本発明の第1の実施の形態における第2光制御シートの光学特性を示す図である。
はじめに、図1および図2により、本発明の第1の実施の形態における面光源装置および透過型表示装置について説明する。なお図1および図2、並びに後に示す各図は、本発明における面光源装置および透過型表示装置を模式的に示した図であり、各構成要素の大きさ、個数、形状等は、理解を容易にするために適宜誇張されている。
ここで図1は、透過型表示装置を示す斜視図であり、図2は、後述する発光管(棒状光源)の長手方向に対して垂直な平面における透過型表示装置の断面を示す図である。図1および図2に示すように、透過型表示装置20は、透過型表示部、例えばLCD(Liquid Crystal Display)パネル17と、LCDパネル17に平行に配置され、LCDパネル17の背面に光を照射させる面光源装置10とを備えている。
このうちLCDパネル17は、透過型の液晶表示素子により形成されており、本実施の形態においては、対角32インチサイズ(740mm×420mm)、1280×768ドットの表示を行うことができる。LCDパネル17の水平方向は、後述する発光管15aの長手方向と平行な方向に一致し、LCDパネル17の垂直方向は、後述する発光管15aの長手方向と垂直な方向に一致する。
次に、図1および図2により面光源装置10について詳述する。図1および図2に示すように、面光源装置10は、互いに平行に配置された複数の発光管15a(棒状光源)を含む面光源15と、面光源15の出光側に設けられるとともに面光源15に平行に配置されたシート面13sを有する第1光制御シート13と、第1光制御シート13の出光側に設けられるとともに第1光制御シート13に平行に配置されたシート面14sを有する第2光制御シート14と、面光源15の出光側とは反対の側に設けられ、光を反射させる反射板16と、第2光制御シート14とLCDパネル17との間に設けられ、LCDパネル17の視野角を狭めることなく、LCDパネル17の背面に照射される光の輝度を高める偏光分離シート11と、を備えている。
このうち、面光源15の発光管15aは、面光源装置10の光源となる発光体であり、例えば冷陰極管からなっている。図1において、面光源15は平行に配置された6本の発光管15aからなる例を示したが、これに限られることはなく、例えば対角32インチサイズ(740mm×420mm)、1280×768ドットのLCDパネル17を備える透過型表示装置20においては、面光源15は平行に配置された8本の発光管15aを有していてもよく、この場合、発光管15aは略45mm間隔で配置されている。
また反射板16は、上述のように面光源15の出光側とは反対の側において、面光源15の発光管15a全体を覆うように設けられており、面光源15の発光管15aから出射される光のうち、面光源15の出光側とは反対の側に出射された光を拡散反射させて、面光源15の出光側に向かわせることができる。
さらに偏光分離シート11は、光制御シート12から出射される光をその偏光方向により透過または反射させるものである。このため、偏光分離シート11により、不要な方向に偏光している光を反射させ、光制御シート12および反射板16の側に戻して再利用することができ、これによって、LCDパネル17の背面に照射される光の輝度を高めることができる。本実施の形態においては、偏光分離シート11として住友スリーエム株式会社製のDBEFが使用されている。
また図3および図4に示すように、上記のうち、第1光制御シート13と第2光制御シート14とによって光制御シート12が構成されている。このうち第1光制御シート13は、第1基材13bと、第1基材13b上に形成された多数の第1単位レンズ13aとを有し、第2光制御シート14は、第2基材14bと、第2基材14b上に形成された多数の第2単位レンズ14aとを有している。
ところで、図1乃至図3に示すように、第1光制御シート13の各第1単位レンズ13aは、面光源15の発光管15aと平行に延び、各第1単位レンズ13aは、第1光制御シート13の出光側に突出する円弧状の断面形状を有している。なお本実施の形態において、図3に示すように、第1光制御シート13の各第1単位レンズ13aが延びる方向はy軸方向となっており、第2光制御シート14の各第2単位レンズ14aが延びる方向はx軸方向となっており、第1光制御シート13のシート面13sおよび第2制御シート14のシート面14sと垂直の方向はz軸方向となっている。
次に、図4(a)(b)により、第1光制御シート13および第2光制御シート14について詳述する。ここで図4(a)は、第1光制御シート13の各θ第1単位レンズ13aが延びる方向に垂直な平面(xz平面)における第1光制御シート13の断面を示す図である。図4(a)に示すように、各第1単位レンズ13aの断面形状の谷部を通る接線Xが第1光制御シート13のシート面13sとなす角θは、60〜75度、例えば65度となっており、また、各第1単位レンズ13aの断面形状は、幅a:高さb=2:1.1〜1.5、例えば2:1.2となっている。これによって、後述するように、第1光制御シート13の各第1単位レンズ13aの谷部および谷部近傍を通る光の少なくとも一部は、第1単位レンズ13aの端部において1回全反射した後に、第1単位レンズ13aから屈折して外方へ出光する。
次に、図4(b)により第2光制御シート14について説明する。第2光制御シート14の第2単位レンズ14aは、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aが延びる方向と直交する方向に延び(図3参照)、各第2単位レンズ14aは、第2光制御シート14の出光側に突出する円弧状の断面形状を有している。
ここで図4(b)は、第2光制御シート14の各第2単位レンズ14aが延びる方向に垂直な平面(yz平面)における第2光制御シート14の断面を示す図である。図4(b)に示すように、各第2単位レンズ14aの断面形状の谷部を通る接線Xが第2光制御シート14のシート面14sとなす角θは、45度以上、例えば50度となっており、また、各第2単位レンズ14aの断面形状は、幅a:高さb=1.5〜2.5:1、例えば2:1となっている。これによって、後述するように、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aから屈折して外方へ出光し第2光制御シート14に入射される光のうち、第2光制御シート14の第2単位レンズ14aが延びる方向に平行な方向に関し、第2光制御シート14の法線に対して60度以上の角度を有する光は、その50%以上が第2単位レンズ14aで全反射して第1光制御シート13の側へ戻される。
なお、本実施の形態においては、第1光制御シート13および第2光制御シート14の材料として、熱可塑性樹脂が用いられており、具体的には、屈折率1.49の透明なポリメタクリル酸メチル(PMMA:Polymethylmethacrylate)樹脂が用いられている。PMMA樹脂を押し出しにより成形することで、第1光制御シート13および第2光制御シート14が作製されている。
次に、図1乃至図7を参照して、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
図2に示すように、面光源15の発光管15aから出射された光は、直接に光制御シート12の第1光制御シート13に入射され、若しくは反射板16において反射された後に光制御シート12の第1光制御シート13に入射される。
図5は、光制御シート12の第1光制御シート13および第2光制御シート14により反射または透過された光の経路を示す図である。第1光制御シート13に入射された光は、主に、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aから屈折して外方へ出光し第2光制御シート14に入射される光、例えば図5に示されているYと、第1単位レンズ13aの端部において1回全反射された後に、第1単位レンズ13aから屈折して外方へ出光し第2光制御シート14に入射される光、例えば図5に示されているYに分類される。
上述のように、本実施の形態において、第1光制御シート13の各第1単位レンズ13aの断面形状の谷部を通る接線Xが第1光制御シート13のシート面13sとなす角θは65度となっており、また、各第1単位レンズ13aの断面形状は、幅a:高さb=2:1.2となっている。このため、θがより小さく、かつbがより小さい場合、例えばθが50度であり、幅a:高さb=1:1である場合(以下、比較例1の場合)と比較して、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aから屈折して外方へ出光し第2光制御シート14に入射される光(例えばY)の輝度が、第1光制御シート13からの光の出射角度(第1光制御シート13の法線と、第1光制御シート13から出射される光の方向とがなす角度)によらず略均一となる。このことにより、光の輝度の斑が小さい均一な光を第1光制御シート13から出射することができる。
その反面、本実施の形態の場合は、上記の比較例1(θ=50度、幅a:高さb=1:1)の場合と比較して、第1単位レンズ13aの端部において1回全反射した後に、第1単位レンズ13aから屈折して外方へ出光し第2光制御シート14に入射される光(例えばY)が増加する。このような光(Y)は第1光制御シート13からの出射角度が大きい。従って、第1単位レンズ13aから出射される光は、出射角度の小さい光が略均一な輝度を有する一方、出射角度の大きい光が、特定の角度範囲において輝度のピークを有することになる。このような出射角度の大きい光は、LCDパネル17の視野角の範囲外にあるため、LCDパネル17に映像を表示させる上で不要な光である。従って、このような出射角度の大きい光は、LCDパネル17に入射させることなく、第2光制御シート14において第1光制御シート13の側に戻した後に再利用されることが好ましい。以下、本実施の形態における第2光制御シート14の作用について説明する。
図6は、第2光制御シート14に入射された光が、第2単位レンズ14aの端部において1回全反射した後、第2単位レンズ14aの他の端部において再び全反射した後、第2光制御シート14の第2基材14bから屈折して第1光制御シート13の側へ戻る様子を示す図である。ここで図6(a)は、第2光制御シート14において光が反射または屈折される様子をxz平面に投影して示す図であり、同様に図6(b)および図6(c)は、各々、第2光制御シート14において光が反射および屈折される様子をyx平面およびyz平面に投影して示している。なお図6(a)乃至図6(c)において、点Aは、光が第2光制御シート14に入射される位置であり、点Bは、第2単位レンズ14aの端部において光が1回目に全反射する位置を示す。また点Cは、第2単位レンズ14aの端部において光が2回目に全反射する位置を示し、点Dは、第2光制御シート14の第2基材14bから光が屈折して第1光制御シート13の側へ戻される位置を示す。以下、第2光制御シート14に入射された光が、図6に示すように第2光制御シート14により全反射されて第1光制御シート13の側へ戻される条件について説明する。
上述のように、各第2単位レンズ14aの断面形状の谷部を通る接線Xが第2光制御シート14のシート面14sとなす角θは50度となっており、また、各第2単位レンズ14aの断面形状は、幅(a):高さ(b)=2:1となっている。このため、本実施の形態において、第2光制御シート14は図7に示す光学特性を有している。
ここで、図7について説明する。図7における水平方向の軸φは、第2光制御シートの第2単位レンズが延びる方向に垂直な方向に関し、第2光制御シート14に入射される光が第2光制御シート14のシート面14sとなす角度を示す軸であり、この角度は、図6(c)においてφで示す角度に相当する。また図7における鉛直方向の軸ηは、第2光制御シートの第2単位レンズが延びる方向に平行な方向に関し、第2光制御シート14に入射される光が第2光制御シート14の法線となす角度を示す軸であり、この角度は、図6(a)においてηで示す角度に相当する。
図7において斜線で示されている領域21aは、第2光制御シート14に入射される光に関して、角度φと角度ηとの関係がこの斜線で示されている領域21aの範囲内である場合に、第2光制御シート14に入射される光が第2光制御シート14により全反射されて、第1光制御シート13の側に戻されることを意味している。同様に、図7においてドットで示されている領域21bは、第2光制御シート14に入射される光に関して、角度φと角度ηとの関係がこの斜線で示されている領域の範囲内である場合に、第2光制御シート14に入射される光が第2光制御シート14を透過して偏光分離シート11の側へ出射されることを意味している。
上述のように、各第2単位レンズ14aの断面形状の谷部を通る接線Xが第2光制御シートのシート面となす角θは50度となっており、また、各第2単位レンズ14aの断面形状は、幅(a):高さ(b)=2:1となっている。これによって、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aから屈折して外方へ出光し第2光制御シート14に入射される光のうち、角度φと角度ηとの関係が斜線で示されている領域の範囲内である場合、例えば図6に示されている光の場合は、第2光制御シート14の第2単位レンズ14aにより全反射されて、第1光制御シート13の側に戻ることになる。具体的には、図7に示すように、角度ηが60度以上である光は、その50%以上が第2光制御シート14の第2単位レンズ14aにより全反射されて第1光制御シート13の側へ戻される。これによって、第1単位レンズ13aから出射される光のうち、出射角度が大きくLCDパネル17の視野角の範囲外にある光を第2光制御シート14で全反射させた後、反射板16により再び反射させて再利用することができる。
このように本実施の形態によれば、光制御シート12の第1光制御シート13は、面光源15の出光側に設けられ、面光源15の出光側表面15aに平行に配置された多数の第1単位レンズ13aを有し、第1光制御シート13の各第1単位レンズ13aは、面光源15の発光管15aと平行に延び、各第1単位レンズ13aは、第1光制御シート13の出光側に突出する円弧状の断面形状を有し、各第1単位レンズ13aの断面形状の谷部を通る接線が第1光制御シート13のシート面となす角は、65度、例えばとなっており、各第1単位レンズ13aの断面形状は、幅:高さ=2:1.2となっている。このため、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aから屈折して外方へ出光し第2光制御シート14に入射される光(例えば図5に示すY)の輝度が、第1光制御シート13からの光の出射角度(第1光制御シート13の法線と、第1光制御シート13から出射される光の方向とがなす角度)によらず略均一となる。これによって、光の輝度の斑が小さい均一な光を第1光制御シート13から出射することができる。
また本実施の形態によれば、光制御シート12の第2光制御シート14は、第1光制御シート13の出光側に設けられ、出光側表面に平行に配置された多数の第2単位レンズ14aを有し、第2光制御シート14の各第2単位レンズ14aは、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aが延びる方向と直交する方向に延び、各第2単位レンズ14aは、第2光制御シート14の出光側に突出する円弧状の断面形状を有し、各第2単位レンズ14aの断面形状の谷部を通る接線が第2光制御シート14のシート面となす角は、45度以上、例えば50度となっており、各第2単位レンズ14aの断面形状は、幅:高さ=2:1となっている。このため、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aから屈折して外方へ出光し第2光制御シート14に入射される光のうち、第2光制御シート14の第2単位レンズ14aが延びる方向に平行な方向に関し、第2光制御シート14の法線に対して60度以上の角度を有する光は、その50%以上が第2単位レンズ14aで全反射して第1光制御シート13の側へ戻される。このことにより、第1単位レンズ13aから出射される光のうち、出射角度が大きくLCDパネル17の視野角の範囲外にある光を第2光制御シート14で反射させた後、反射板16により再び反射させて再利用することができる。
なお、本実施の形態において、面光源装置10は、光制御シート12の出光側とLCDパネル17との間に偏光分離シート11を備えている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、光制御シート12の出光側とLCDパネル17との間に、偏光分離シート11の代わりに、出射側に微細凸形状が形成された、光拡散作用を有する拡散シート(図示せず)を備えていてもよい。この場合、拡散シートとしては、透明基材フィルムの表面に拡散材が被覆されたもの、または拡散材が基材に練り込まれたものなどを使用することができる。
また、本実施の形態において、第2光制御シート14の各第2単位レンズ14aの断面形状は、谷部を通る接線が第2光制御シートのシート面となす角が45度以上となる円弧形状を有する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、第2光制御シート14の各第2単位レンズ14aの断面形状は、底角が45度以上となる三角形形状を有していてもよい。
さらに、本実施の形態において、第1光制御シート13の各第1単位レンズ13aの断面形状がそれぞれ同一である例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、第1光制御シート13の各第1単位レンズ13aがそれぞれ異なる断面形状を有していてもよい。同様に、本実施の形態において、第2光制御シート14の各第2単位レンズ14aの断面形状がそれぞれ同一である例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、第2光制御シート14の各第2単位レンズ14aがそれぞれ異なる断面形状を有していてもよい。
第2の実施の形態
次に、図8乃至図10を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。ここで、図8は、本発明の第2の実施の形態における光制御シートを示す図であり、図9は、本発明の第2の実施の形態における光制御シートの断面を示す図である。図10は、本発明の第2の実施の形態において、光制御シートにより反射または透過される光を示す図である。
図8乃至図10に示す第2の実施の形態は、第2光制御シート14の配置および第2光制御シート14の各第2単位レンズ14aの断面形状が異なるのみであり、他の構成は、図1乃至図7に示す第1の実施の形態と略同一である。図8乃至図10に示す第2の実施の形態において、図1乃至図7に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
面光源装置10は、互いに平行に配置された複数の発光管15a(棒状光源)を含む面光源15と、面光源15の出光側に設けられるとともに面光源15に平行に配置されたシート面13sを有する第1光制御シート13と、第1光制御シート13の出光側に設けられるとともに第1光制御シート13に平行に配置されたシート面14sを有する第2光制御シート14と、面光源15の出光側とは反対の側に設けられ、光を反射させる反射板16と、第2光制御シート14とLCDパネル17との間に設けられ、LCDパネル17の視野角を狭めることなく、LCDパネル17の背面に照射される光の輝度を高める偏光分離シート11と、を備えている。このうち第2光制御シート14以外の構成は第1の実施の形態の場合と同一であるので、第2光制御シート14以外の構成についての詳細な説明は省略する。
次に、図8および図9により第2光制御シート14について説明する。第2光制御シート14の第2単位レンズ14aは、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aが延びる方向と平行する方向に延び(図8参照)、各第2単位レンズ14aは、第2光制御シート14の入光側に突出する円弧状の断面形状を有している。なお本実施の形態において、図8に示すように、第1光制御シート13の各第1単位レンズ13aおよび第2光制御シート14の各第2単位レンズ14aが延びる方向はy軸方向となっており、第1光制御シート13のシート面13sおよび第2制御シート14のシート面14sと垂直の方向はz軸方向となっている。
ここで図9は、第2光制御シート14の各第2単位レンズ14aが延びる方向に垂直な平面(xz平面)における第2光制御シート14の断面を示す図である。図9に示すように、各第2単位レンズ14aの断面形状の谷部を通る接線Xが第2光制御シート14のシート面14sとなす角θは、40度以下、例えば35度となっており、また、各第2単位レンズ14aの断面形状は、幅a:高さb=1.5〜2.5:1、例えば2:1となっている。これによって、後述するように、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aから屈折して外方へ出光し第2光制御シート14に入射される光のうち、第2光制御シート14の第2単位レンズ14aが延びる方向に平行な方向に関し、第2光制御シート14の法線に対して60度以上の角度を有する光は、その50%以上が第2単位レンズ14aで全反射して第1光制御シート13の側へ戻される。
次に、図8乃至図10を参照して、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
第1の実施の形態の場合と同様に、第1光制御シート13の各第1単位レンズ13aの断面形状の谷部を通る接線Xが第1光制御シート13のシート面13sとなす角θは65度となっており、また、各第1単位レンズ13aの断面形状は、幅a:高さb=2:1.2となっている(図4参照)。このため、第1の実施の形態において示した比較例1(θ=50度、幅a:高さb=1:1)の場合と比較して、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aから屈折して外方へ出光し第2光制御シート14に入射される光の輝度が、第1光制御シート13からの光の出射角度によらず略均一となり、このことにより、光の輝度の斑が小さい均一な光を第1光制御シート13から出射することができる。しかしながら、その反面、上記の比較例1の場合と比較して、第1単位レンズ13aの端部において1回全反射した後に、第1単位レンズ13aから屈折して外方へ出光し第2光制御シート14に入射される、第1光制御シート13からの出射角度が大きい光が増加する。従って、本実施の形態においても、この出射角度の大きい光を、LCDパネル17に入射させることなく、第2光制御シート14において第1光制御シート13の側に戻すことが好ましい。以下、本実施の形態における第2光制御シート14の作用について説明する。
図10は、光制御シート12の第1光制御シート13および第2光制御シート14により反射または透過された光の経路をxz平面に投影して示す図である。図10においては、第1光制御シート13から大きな出射角度で出射された光が、第2光制御シート14の第2単位レンズ14aの端部で屈折された後、第2光制御シート14のシート面14s、すなわち第2光制御シート14の出光側の面で全反射されて第1光制御シート13の側へ戻される様子が示されている。
この場合、上述のように、第2光制御シート14の第2単位レンズ14aは、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aが延びる方向と平行する方向に延び、各第2単位レンズ14aは、第2光制御シート14の入光側に突出する円弧状の断面形状を有している。また、第2光制御シート14の各第2単位レンズ14aの断面形状の谷部を通る接線Xが第2光制御シート14のシート面14sとなす角θは、40度以下、例えば35度となっており、さらに、各第2単位レンズ14aの断面形状は、例えば幅a:高さb=3:1となっている。このため、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aから屈折して外方へ出光し第2光制御シート14に入射される光のうち、第2光制御シート14の第2単位レンズ14aが延びる方向に平行な方向に関し、第2光制御シート14の法線に対して60度以上の角度を有する光は、その50%以上が第2単位レンズ14aで全反射して第1光制御シート側13へ戻される。このことにより、第1単位レンズ13aから出射される光のうち、出射角度が大きくLCDパネル17の視野角の範囲外にある光を第2光制御シート14で反射させた後、反射板16により再び反射させて再利用することができる。
このように本実施の形態によれば、光制御シート12の第1光制御シート13は、面光源15の出光側に設けられ、面光源15の出光側表面15aに平行に配置された多数の第1単位レンズ13aを有し、第1光制御シート13の各第1単位レンズ13aは、面光源15の発光管15aと平行に延び、各第1単位レンズ13aは、出光側に突出する円弧状の断面形状を有し、各第1単位レンズ13aの断面形状の谷部を通る接線が第1光制御シート13のシート面となす角は、65度、例えばとなっており、各第1単位レンズ13aの断面形状は、幅:高さ=2:1.2となっている。このため、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aから屈折して外方へ出光し第2光制御シート14に入射される光の輝度が、第1光制御シート13からの光の出射角度によらず略均一となる。これによって、光の輝度の斑が小さい均一な光を第1光制御シート13から出射することができる。
また本実施の形態によれば、光制御シート12の第2光制御シート14は、第1光制御シート13の出光側に設けられ、出光側表面に平行に配置された多数の第2単位レンズ14aを有し、第2光制御シート14の各第2単位レンズ14aは、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aが延びる方向と平行する方向に延び、各第2単位レンズ14aは、第2光制御シート14の入光側に突出する円弧状の断面形状を有し、各第2単位レンズ14aの断面形状の谷部を通る接線が第2光制御シート14のシート面となす角は、40度以下、例えば35度となっており、各第2単位レンズ14aの断面形状は、幅:高さ=3:1となっている。このため、第1光制御シート13の第1単位レンズ13aから屈折して外方へ出光し第2光制御シート14に入射される光のうち、第2光制御シート14の第2単位レンズ14aが延びる方向に平行な方向に関し、第2光制御シート14の法線に対して60度以上の角度を有する光は、その50%以上が第2単位レンズ14aで全反射して第1光制御シート側13へ戻される。このことにより、第1単位レンズ13aから出射される光のうち、出射角度が大きくLCDパネル17の視野角の範囲外にある光を第2光制御シート14で反射させた後、反射板16により再び反射させて再利用することができる。
なお、本実施の形態において、第2光制御シート14の各第2単位レンズ14aの断面形状は、谷部を通る接線が第2光制御シートのシート面となす角が40度以下となる円弧形状を有する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、第2光制御シート14の各第2単位レンズ14aの断面形状は、底角が40度以下となる三角形形状を有していてもよい。
図1は、本発明の第1の実施の形態における透過型表示装置の詳細を示す図。 図2は、本発明の第1の実施の形態における透過型表示装置の概略を示す図。 図3は、本発明の第1の実施の形態における光制御シートを示す図。 図4は、本発明の第1の実施の形態における光制御シートの断面を示す図。 図5は、本発明の第1の実施の形態において、光制御シートにより反射または透過される光を示す図。 図6は、本発明の第1の実施の形態において、光制御シートにより反射または透過される光を示す図。 図7は、本発明の第1の実施の形態における第2光制御シートの光学特性を示す図。 図8は、本発明の第2の実施の形態における光制御シートを示す図。 図9は、本発明の第2の実施の形態における光制御シートの断面を示す図。 図10は、本発明の第2の実施の形態において、光制御シートにより反射または透過される光を示す図。
符号の説明
10 面光源装置
11 偏光分離シート
12 光制御シート
13 第1光制御シート
13a 第1単位レンズ
13b 第1基材
13s シート面
14 第2光制御シート
14a 第2単位レンズ
14b 第2基材
14s シート面
15 面光源
15a 発光管
15b 面光源の出光側表面
16 反射板
17 LCDパネル
20 透過型表示装置
21a 斜線領域
21b ドット領域

Claims (7)

  1. 平行に配置された複数の棒状光源を含む面光源と、
    面光源の出光側に設けられ、出光側表面に平行に配置された多数の第1単位レンズを有する第1光制御シートと、
    第1光制御シートの出光側に設けられ、出光側表面に平行に配置された多数の第2単位レンズを有する第2光制御シートと、を備え、
    第1光制御シートの各第1単位レンズは、棒状光源と平行に延び、各第1単位レンズは、出光側に突出する円弧状の断面形状を有し、各第1単位レンズの断面形状の谷部を通る接線が第1光制御シートのシート面となす角は、60〜75度となっており、各第1単位レンズの断面形状は、幅:高さ=2:1.1〜1.5となっており、第1単位レンズの谷部を通る光の少なくとも一部は、第1単位レンズに全反射した後で第1単位レンズから屈折して外方へ出光し、
    第2光制御シートの第2単位レンズは、第1光制御シートの第1単位レンズが延びる方向と直交する方向に延び、各第2単位レンズは、出光側に突出する断面形状を有し、第1光制御シートの第1単位レンズから屈折して外方へ出光する光のうち、第2光制御シートの第2単位レンズが延びる方向に平行な方向に関し、第2光制御シートの法線に対して60度以上の角度を有する光は、その50%以上が第2単位レンズで全反射して第1光制御シート側へ戻ることを特徴とする面光源装置。
  2. 第2光制御シートの各第2単位レンズの断面形状は、幅:高さ=1.5〜2.5:1となっていることを特徴とする請求項1に記載の面光源装置。
  3. 第2光制御シートの各第2単位レンズの断面形状は、底角が45度以上となる三角形形状、または谷部を通る接線が第2光制御シートのシート面となす角が45度以上となる円弧形状を有することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の面光源装置。
  4. 平行に配置された複数の棒状光源を含む面光源と、
    面光源の出光側に設けられ、出光側表面に平行に配置された多数の第1単位レンズを有する第1光制御シートと、
    第1光制御シートの出光側に設けられ、入光側表面に平行に配置された多数の第2単位レンズを有する第2光制御シートと、を備え、
    第1光制御シートの各第1単位レンズは、棒状光源と平行に延び、各第1単位レンズは、出光側に突出する円弧状の断面形状を有し、各第1単位レンズの断面形状の谷部を通る接線が第1光制御シートのシート面となす角は、60〜75度となっており、各第1単位レンズの断面形状は、幅:高さ=2:1.1〜1.5となっており、第1単位レンズの谷部を通る光の少なくとも一部は、第1単位レンズに全反射した後で第1単位レンズから屈折して外方へ出光し、
    第2光制御シートの第2単位レンズは、第1光制御シートの第1単位レンズが延びる方向と平行する方向に延び、各第2単位レンズは、入光側に突出する断面形状を有し、第1光制御シートの第1単位レンズから屈折して外方へ出光する光のうち、第2光制御シートの第2単位レンズに平行な方向に対して60度以上の角度を有する光は、その50%以上が第2単位レンズで全反射して第1光制御シート側へ戻ることを特徴とする面光源装置。
  5. 第2光制御シートの各第2単位レンズの断面形状は、底角が40度以下となる三角形形状、または谷部を通る接線が第2光制御シートのシート面となす角が40度以下となる円弧形状を有することを特徴とする請求項4に記載の面光源装置。
  6. 第1光制御シートの各第1単位レンズは、拡散層を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の面光源装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の面光源装置と、
    前記面光源装置によりその背面が照射される透過型表示部と、を備えることを特徴とする透過型表示装置。
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