JP2010039635A - 記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線タグ付の記憶媒体において、無線通信のときの動作の効率を向上させるための手段を提供する。
【解決手段】 記憶媒体は、媒体側端子と、主記憶部と、補助記憶部と、無線通信部とを備える。媒体側端子は、電子機器に対して着脱可能に構成される。主記憶部は、不揮発性メモリを含む。補助記憶部は、主記憶部とは物理的に独立した不揮発性メモリで構成されるとともに、記憶媒体を識別するための識別データを記憶する。無線通信部は、電子機器との無線通信に関する制御を行うとともに、電子機器から送信される電磁波に応じて電力を発生させる。また、主記憶部は、媒体側端子を介して電子機器から電力が供給されているときに動作するとともに、無線通信部からのみ電力が供給されているときには動作が不能化される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線タグ付の記憶媒体に関する。
従来から、個々の記録媒体の識別を容易にするために、記憶媒体に無線タグを設けるとともに、記憶媒体に記憶されている識別用の情報を読取機器が無線通信で取得して表示する技術が提案されている。一例として、特許文献1には、無線タグ付の記憶媒体を用いるデジタルカメラシステムの構成例が開示されている。
特開2003−308493号公報
ところで、無線タグ付の記憶媒体は、無線通信のときには読取機器からの電磁誘導で供給された比較的に少ない電力で駆動する。そのため、無線通信のときに大容量のメモリを駆動させると電力のロスが大きくなり、動作の効率が著しく低下することからその対策が要望されている。
そこで、本発明の目的は、無線タグ付の記憶媒体において、無線通信のときの動作の効率を向上させるための手段を提供することにある。
一の態様の記憶媒体は、媒体側端子と、主記憶部と、補助記憶部と、無線通信部とを備える。媒体側端子は、電子機器に対して着脱可能に構成される。主記憶部は、不揮発性メモリを含む。補助記憶部は、主記憶部とは物理的に独立した不揮発性メモリで構成されるとともに、記憶媒体を識別するための識別データを記憶する。無線通信部は、電子機器との無線通信に関する制御を行うとともに、電子機器から送信される電磁波に応じて電力を発生させる。また、主記憶部は、媒体側端子を介して電子機器から電力が供給されているときに動作するとともに、無線通信部からのみ電力が供給されているときには動作が不能化される。
上述した一の態様の記憶媒体において、媒体側端子は、主記憶部および補助記憶部に対して電子機器からの電力をそれぞれ供給してもよい。また、無線通信部は、補助記憶部に電力を供給するとともに、主記憶部に電力を供給しないようにしてもよい。
上述した一の態様の記憶媒体は、媒体側端子および無線通信部に接続されるとともに、主記憶部と補助記憶部とにそれぞれ電力を供給可能な電力供給線をさらに備えていてもよい。また、電力供給線は、無線通信部から主記憶部への電力の供給を禁止する電力供給禁止部を含んでいてもよい。
本発明によれば、無線通信部からのみ電力が供給されているときには主記憶部の動作が不能化されて、無線通信のときの動作の効率が向上する。
<一の実施形態の構成の説明>
図1は一の実施形態の電子カメラシステムの構成例を示すブロック図である。この電子カメラシステムは、電子カメラ1と無線タグ付記憶媒体2とを有している。無線タグ付記憶媒体2は、電子カメラ1に対して着脱可能に構成されている。無線タグ付記憶媒体2が電子カメラ1に装着された場合、それぞれ後述する機器側端子30および媒体側端子41との機械的な接触により、電子カメラ1と無線タグ付記憶媒体2との間に有線の通信経路が形成される。
また、無線タグ付記憶媒体2は、上記の電子カメラ1を含む各種の読取機器に対してRFID(Radio Frequency IDdentification)方式での無線通信を行うことが可能である。なお、図2に、無線タグ付記憶媒体2のデータを無線によって電子カメラ1で読み取る状態を模式的に示す。
次に、図1を参照しつつ、一の実施形態における電子カメラ1の構成を説明する。電子カメラ1は、レンズユニット11と、第1レンズドライバ12と、絞りドライバ13と、シャッタドライバ14と、第2レンズドライバ15と、撮像素子16と、信号処理部17と、撮像制御部18と、CPU19と、第1メモリ20および第2メモリ21と、表示制御部22およびモニタ23と、記録I/F(インターフェース)24と、無線タグ読取制御部25およびアンテナ26と、操作部27と、閃光発光部28とを有している。
ここで、第1レンズドライバ12、絞りドライバ13、シャッタドライバ14、第2レンズドライバ15、信号処理部17、撮像制御部18、表示制御部22、記録I/F24、無線タグ読取制御部25、操作部27および閃光発光部28は、それぞれCPU19と接続されている。また、CPU19、第1メモリ20、第2メモリ21は、バス19aを介して相互に接続されている。
レンズユニット11は、ズームレンズ11aと、フォーカシングレンズ11bと、絞り11cおよびシャッタ11dとを内蔵している。ズームレンズ11aは、撮影倍率を光学的に変更するためのレンズである。このズームレンズ11aのレンズ位置は、第1レンズドライバ12によって光軸方向に調整される。また、フォーカシングレンズ11bは、焦点調節を行うためのレンズである。このフォーカシングレンズ11bのレンズ位置は、第2レンズドライバ15によって光軸方向に調整される。
また、レンズユニット11の絞り11cは、撮像素子16に入射する単位時間当たりの光量を調節する。この絞り11cの開口量は、絞りドライバ13によって制御される。シャッタ11dは、撮像素子16への光を遮光して撮像時のシャッタスピードを調節する。このシャッタ11dの動作はシャッタドライバ14によって制御される。なお、上記の各ドライバ(12〜15)は、CPU19の指示に応じて駆動する。
撮像素子16は、レンズユニット11を通過した光束によって結像される被写体像を撮像してアナログの画像信号を生成する。この撮像素子16の出力は信号処理部17に接続されている。なお、一の実施形態での撮像素子16は、静止画像の単写撮影および動画像の撮影がいずれも可能である。
ここで、電子カメラ1の撮影モードでは、撮像素子16は後述のレリーズ釦27aの全押し操作に応答して記録用の静止画像や記録用の動画像を撮像する。また、撮影モードでの撮像素子16は、撮影待機時にも所定間隔毎に観測用の画像(スルー画像)を連続的に撮像する。ここで、時系列に取得されたスルー画像のデータは、モニタ23での動画表示やCPU19による各種の演算処理に使用される。
信号処理部17は、撮像素子16の出力に対してアナログ信号処理を施すアナログフロントエンド回路である。この信号処理部17では、相関二重サンプリングや、画像信号のゲインの調整や、画像信号のA/D変換が行われる。なお、信号処理部17から出力されたデジタルの画像信号はCPU19に入力される。
撮像制御部18は、CPU19の指示に基づいて、撮像素子16および信号処理部17に対して制御パルスを供給する。なお、撮像素子16の電荷蓄積時間や信号読みだしのタイミングは、撮像制御部18の制御パルスによって調整されることとなる。
CPU19は、シーケンスプログラムに従って電子カメラ1の撮影動作や再生動作を統括的に制御するプロセッサである。一例として、CPU19は、上記のスルー画像のデータを用いて、撮影時のオートフォーカス(AF)演算、自動露出(AE)演算、オートホワイトバランス(AWB)演算をそれぞれ公知のアルゴリズムで実行する。
また、CPU19は、各種の画像処理を行う画像処理部29を有している。画像処理部29は、撮像素子16によって撮像された画像のデータに対して、色補間処理、階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス調整などの画像処理を実行する。また、画像処理部29は、画像の解像度変換(画素数変換)や画像のトリミング処理を実行する。
第1メモリ20は、揮発性の記憶媒体(例えばSDRAMなど)で構成される。この第1メモリ20は、CPU19による画像処理の前工程や後工程で画像のデータなどを一時的に記憶する。
第2メモリ21は、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体で構成される。この第2メモリ21には、各々の動作モードに対応するシーケンスプログラムなどが記憶される。なお、撮影モードおよび再生モードでの動作例については後述する。
表示制御部22は、CPU19の指示に応じて、各種の表示用画像をモニタ23に表示させるとともに、モニタ23の点灯および消灯の制御を行う。これにより、上記のスルー画像による動画表示や、無線タグ付記憶媒体2に記憶されている画像の再生表示がモニタ23で行われる。なお、一の実施形態でのモニタ23は、例えば、液晶表示パネルで構成される。
記録I/F24は、無線タグ付記憶媒体2が着脱可能に接続される機器側端子30を有している。そして、記録I/F24は、機器側端子30を介して接続された無線タグ付記憶媒体2に対して、データの書き込み/読み込みと電力の供給とを行う。
無線タグ読取制御部25は、アンテナ26からの電磁波を介して、無線タグ付記憶媒体2との無線通信を行う。一の実施形態での電子カメラ1のアンテナ26は、電子カメラ1の背面側に配置されている(図2参照)。なお、無線タグ付記憶媒体2と無線タグ読取制御部25とが無線通信を行う場合、無線タグ付記憶媒体2を動作させるための電力は、電子カメラ1から送信される電磁波をキャリアとして供給される。
操作部27は、ユーザーからの操作を受け付ける複数のスイッチを有している。具体的には、一の実施形態の操作部27には、レリーズ釦27a、ズーム釦27b、十字キー27c、決定釦27d、再生釦27e、削除釦27fが含まれる。
レリーズ釦27aは、半押し操作による撮影前のAF動作開始の指示入力と、全押し操作による撮像動作開始の指示入力とをユーザーから受け付ける。また、ズーム釦27bは、ズームレンズ11aの移動による光学的なズーム操作や、画像の解像度変更による電子的なズーム操作をユーザーから受け付ける。また、十字キー27cおよび決定釦27dは、例えば、電子カメラ1の設定変更の操作や、トリミングのときに画像を切り出す位置の指定操作をユーザーから受け付ける。また、再生釦27eは、撮像した画像の再生表示を行う再生モードへの移行操作をユーザーから受け付ける。また、削除釦27fは、上記の再生モードにおいて、表示中の再生画像に対応する画像のデータを消去する操作をユーザーから受け付ける。
閃光発光部28は、CPU19の指示に応じて撮影時に被写体へ閃光を照射する。例えば、閃光発光部28は、キセノン発光管、メインコンデンサ、発光制御回路などで構成される。
次に、図3を参照しつつ、一の実施形態における無線タグ付記憶媒体2の構成例を説明する。無線タグ付記憶媒体2は、媒体側端子41と、メインメモリコントローラ42と、メインメモリ43と、無線通信部44およびアンテナ45と、補助メモリコントローラ46と、補助メモリ47とを有している。
媒体側端子41は、電子カメラ1の機器側端子30と着脱可能に接続される。媒体側端子41は、電子カメラ1との有線によるデータの送受と、電子カメラ1から無線タグ付記憶媒体2への有線での電力供給とに用いられる。
メインメモリコントローラ42は、媒体側端子41、メインメモリ43および補助メモリコントローラ46とそれぞれ接続されている。このメインメモリコントローラ42は、媒体側端子41を介した有線接続時のデータの送受を制御する。具体的には、メインメモリコントローラ42は、メインメモリ43へのデータの書き込み/読み込みを直接的に制御するとともに、補助メモリコントローラ46を介して補助メモリ47へのデータの書き込み/読み込みを制御する。
メインメモリ43は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリで構成される。このメインメモリ43には、電子カメラ1で撮影された撮像画像(静止画像または動画像)のデータが所定のファイル形式で記憶される。
なお、記憶媒体の識別のためにユーザーが代表画像を指定したときには、代表画像となった画像のデータには、代表画像であることを示す代表画像識別データが電子カメラ1によって付与される。例えば、撮像画像のデータがExif(Exchangeable image file format for digital still cameras)規格に準拠した画像ファイルである場合には、ヘッダ領域のメーカーノートのタグを利用して上記の代表画像識別データが記録される。
無線通信部44は、アンテナ45を介して読取機器(電子カメラ1の無線タグ読取制御部25など)との無線通信を行う。この無線通信部44は、補助メモリコントローラ46と接続されている。また、無線通信部44は、読取機器側からの電磁波による電磁誘導で起電する。なお、無線通信時に無線通信部44で生成される電力は、補助メモリコントローラ46および補助メモリ47に供給される。
補助メモリコントローラ46は、補助メモリ47へのデータの書き込み/読み込みを直接的に制御する。この補助メモリコントローラ46は、有線接続時にはメインメモリコントローラ42の指示に応じて補助メモリ47にアクセスする一方で、無線通信時には単独で補助メモリ47からデータを読み出すことができる。
補助メモリ47は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリで構成される。この補助メモリ47は、メインメモリ43から物理的に独立した小容量メモリであって、読取機器との無線通信で読み出されるデータを記憶する。例えば、補助メモリ47には、記憶媒体の識別のために用いられる識別画像のデータと、メインメモリ43のディレクトリデータ(メインメモリ43の残記憶容量やメインメモリ43の最終更新日時)とが記憶される。なお、補助メモリ47は、無線通信時において少ない電力で駆動するために、その記憶容量が必要最小限となるように設計されている。
ここで、一の実施形態での識別画像は、メインメモリ43に記憶されている撮像画像と一対一で対応したQVGAサイズの縮小画像で構成されている。なお、一の実施形態での補助メモリ47には、識別画像のデータは1フレーム分のみ記憶される。
また、一の実施形態において上述の代表画像が指定されている場合、識別画像は、上述の代表画像に対応する縮小画像で構成される。なお、代表画像が指定されていない場合、識別画像は、撮像画像のうちで最後に撮像された画像に対応する縮小画像で構成される。
さらに、補助メモリ47には、上記の代表画像に関する履歴データも記憶される。一の実施形態での履歴データは、代表画像として指定された撮像画像のファイル名を記録したテキストデータで構成される。また、代表画像が変更された場合には、現在の代表画像のファイル名を先頭として変更前の代表画像のファイル名が履歴データに順次記録される。勿論、代表画像が複数回変更されたときには、過去の代表画像のファイル名がいずれも履歴データに残される。
一例として、ファイル名「A」、「B」、「C」の撮像画像のデータが順に代表画像に指定された場合には、CPU19が、代表画像として新しい順に画像のデータのファイル名を記録して履歴データを生成する(「C」、「B」、「A」の順)。これにより、電子カメラ1は履歴データを参照することで、代表画像の設定の有無と、過去の代表画像のファイル名とを確認することができる。
また、無線タグ付記憶媒体2において、メインメモリコントローラ42、メインメモリ43、補助メモリコントローラ46、補助メモリ47には、媒体側端子41または無線通信部44から電力を供給するための電力供給線PWRがそれぞれ接続されている。この電力供給線PWRには、第1ダイオード48と第2ダイオード49とが接続されている。電力供給線PWRにおいて第1ダイオード48のアノード側には、媒体側端子41、メインメモリコントローラ42、メインメモリ43が接続されている。そして、電力供給線PWRにおいて第1ダイオード48のカソード側には、無線通信部44、補助メモリコントローラ46、補助メモリ47が接続されている。また、電力供給線PWRにおいて第2ダイオード49のアノード側には無線通信部44のみが接続されている。
ここで、一の実施形態の無線タグ付記憶媒体2の動作状態を、有線接続時と無線通信時とに分けて説明する。
電子カメラ1と無線タグ付記憶媒体2との有線接続時には、電子カメラ1からの電力が媒体側端子41を介して電力供給線PWRに供給される。これにより、メインメモリコントローラ42、メインメモリ43、補助メモリコントローラ46および補助メモリ47は、電子カメラ1からの電力で駆動することが可能となる。このとき、第2ダイオード49は逆バイアスとなってアノード側には電流がほとんど流れない。そのため、無線通信部44は媒体側端子41からの電力で駆動しないようになっている。
そして、上記の有線接続のときには、メインメモリコントローラ42は、メインメモリ43および補助メモリ47に記録するデータの振り分けを行う。また、メインメモリコントローラ42は、メインメモリ43に対して撮像画像のデータの書き込み/読み込みを行うとともに、補助メモリコントローラ46を介して補助メモリ47に識別画像のデータおよびディレクトリデータの書き込みを行う。よって、一の実施形態では、無線通信で補助メモリ47にデータを書き込む場合と比べて、識別画像のデータおよびディレクトリデータを電子カメラ1から補助メモリ47に効率よく書き込むことができる。
次に、読取機器(電子カメラ1)と無線タグ付記憶媒体2との無線通信の場合を説明する。この場合は、例えば、ユーザーが無線タグ付記憶媒体2の内容を確認するために、無線タグ付記憶媒体2の情報を読取機器(電子カメラ1)のモニタに表示させる場合が該当する。
読取機器との無線通信時には、読取機器から送信される電磁波によって、無線タグ付記憶媒体2の無線通信部44が補助メモリコントローラ46および補助メモリ47に電力を供給する。このとき、第1ダイオード48は逆バイアスとなってアノード側には電流がほとんど流れない。そのため、無線通信時には、メインメモリコントローラ42およびメインメモリ43が無線通信部44からの電力で駆動しないようになっている。よって、一の実施形態では、無線通信部44からのみ電力が供給されているときには、比較的大きな電力を消費するメインメモリ43やメインメモリコントローラ42が駆動しないので、記憶媒体から無線通信でデータを読み出すときの動作の効率および応答性が向上する。
そして、補助メモリコントローラ46は、読取機器からの要求に応じて、識別画像のデータおよびディレクトリデータを補助メモリ47から読み出す。その後、無線通信部44はアンテナ45を介して識別画像のデータおよびディレクトリデータを読取機器に送信する。これにより、読取機器は、識別画像のデータおよびディレクトリデータを取得して、これらをモニタに表示させることができる。
<撮影モードの動作説明>
以下、図4の流れ図を参照しつつ、一の実施形態における電子カメラ1の撮影モードでの動作例を説明する。一の実施形態での撮影モードには、静止画の撮影を行う「静止画撮影モード」と、動画像の撮影を行う「動画撮影モード」との2つのサブモードが含まれる。なお、「静止画撮影モード」と「動画撮影モード」との切り替えは、操作部27からの操作に応じてCPU19が行う。
また、撮影モードでの一連の処理は、電子カメラ1の電源オンの操作をトリガとして開始される。なお、撮影モードにおける電子カメラ1の動作は、CPU19の実行するプログラムによって制御される。
(ステップS101)
CPU19は、電源の投入に応じて、電子カメラ1のシステムの初期化を行う。このとき、CPU19は、レンズユニット11を撮影可能な位置に繰り出すとともに、ズームレンズ11aおよびフォーカシングレンズ11bのレンズ位置を初期位置に移動させて、レンズの初期化を行う。
(ステップS102)
CPU19は、撮像素子16を駆動させてスルー画像の撮像を開始する。その後、スルー画像は所定間隔ごとに逐次生成されることとなる。
(ステップS103)
CPU19は、モニタ23を点灯させるとともに、スルー画像に基づく撮影画面の動画表示を開始する。したがって、ユーザーは、撮影モードのときにモニタ23の画像を参照しつつ、撮影構図を決定するためのフレーミングや、ズーム釦27bの操作によるズーミングを行うことができる。
(ステップS104)
CPU19は、操作部27の状態を読み出して、電子カメラ1の動作モードが撮影モードに設定されているか否かを判定する。一例として、CPU19は、再生釦27eの押圧操作を受け付けたときには再生モードを立ち上げるため、S104においてNO側の判定を行う。上記要件を満たす場合(YES側)にはS106に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)にはS105に移行する。
(ステップS105)
CPU19は、撮像素子16の駆動を停止させてスルー画像の撮像を終了する。これにより、モニタ23での撮影画面の動画表示も中断することとなる。その後、CPU19は、後述する再生モードのS301の処理を開始する。
(ステップS106)
CPU19は、スルー画像のデータを用いて、AF演算、AE演算、AWB演算をそれぞれ実行する。なお、S106でのAF演算、AE演算、AWB演算は、撮影モードにおいてレリーズ釦27aが半押しされるまでの間、周期的に行われることとなる。
(ステップS107)
CPU19は、レリーズ釦27aが半押しされたか否かを判定する。レリーズ釦27aが半押しされた場合(YES側)にはS110に移行する。一方、レリーズ釦27aが半押しされていない場合(NO側)にはS108に移行する。
(ステップS108)
CPU19は、電源オフの操作を受け付けたか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)にはS109に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)には、CPU19はS104に戻って上記動作を繰り返す。
(ステップS109)
CPU19は、レンズユニット11を収納状態に戻すとともに、電子カメラ1の各部への電力供給を遮断して一連の処理を終了する。
(ステップS110)
CPU19は、レリーズ釦27aの半押しに応じて、AF演算、AE演算、AWB演算をそれぞれ実行する。その後、CPU19は、記録用の画像の撮像が行われるか、あるいはレリーズ釦27aの半押し操作が解除されるまで、AF演算、AE演算、AWB演算を停止して撮影条件のパラメータを固定する。
(ステップS111)
CPU19は、レリーズ釦27aが全押しされたか否かを判定する。レリーズ釦27aが全押しされた場合(YES側)にはS113に移行する。一方、レリーズ釦27aが全押しされていない場合(NO側)には、CPU19はS112に移行する。
(ステップS112)
CPU19は、レリーズ釦27aの半押しが解除されたか否かを判定する。レリーズ釦27aの半押しが解除された場合(YES側)には、CPU19はS104に戻って上記動作を繰り返す。一方、レリーズ釦27aの半押しが継続している場合(NO側)には、CPU19はS111に戻ってレリーズ釦27aの全押し操作を待機する。
(ステップS113)
CPU19は、現在のモードが「静止画撮影モード」か否かを判定する。「静止画撮影モード」の場合(YES側)にはS114に移行する。一方、「動画撮影モード」の場合(NO側)にはS115に移行する。
(ステップS114)
CPU19は、撮像素子16を駆動させて記録用の静止画像の撮像を実行する。この記録用の静止画像の撮像は、S110で設定された撮影条件のパラメータに基づいて行われる。また、記録用の静止画像のデータは、信号処理部17および画像処理部29で所定の処理が施された後に、記録I/F24を介して無線タグ付記憶媒体2のメインメモリ43に記録される。そして、CPU19は、記録用の静止画像の撮像処理が終了した後に、スルー画像の取得動作を再開させる。なお、S114の処理が終了すると、CPU19はS118に処理を移行する。
(ステップS115)
CPU19は、撮像素子16を駆動させて記録用の動画像の撮像を開始する。この記録用の動画像の撮像は、S110で設定された撮影条件のパラメータに基づいて行われる。また、一の実施形態の例では、動画像の画像サイズはVGAサイズに設定されるものとする。
そして、記録用の動画像の各フレームのデータは、信号処理部17および画像処理部29で所定の処理が施された後に、例えば第1メモリ20や無線タグ付記憶媒体2のメインメモリ43などにバッファリングされる。
(ステップS116)
CPU19は、動画像の撮影終了指示があるか否かを判定する。例えば、CPU19は、レリーズ釦27aの全押しが解除されたときに、動画像の撮影終了指示があったものと判定する。上記要件を満たす場合(YES側)にはS117に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)には、CPU19は動画像の撮像を継続する。
(ステップS117)
画像処理部29は、CPU19の指示に応じて、記録用の動画像のデータを所定のファイル形式で生成する。そして、CPU19は、記録I/F24を介して無線タグ付記憶媒体2のメインメモリ43に、記録用の動画像のデータを記録する。なお、CPU19は、動画像のデータの記録が終了した後に、スルー画像の取得動作を再開させる。
(ステップS118)
CPU19は、無線タグ付記憶媒体2の補助メモリの情報更新処理を実行する。以下、図5を参照しつつ、補助メモリの情報更新処理のサブルーチンを説明する。
ステップS201:CPU19は、現在接続されている無線タグ付記憶媒体2に、ユーザーの指定した代表画像が設定されているか否かを判定する。具体的には、S201でのCPU19は、補助メモリ47から履歴データを探索する。そして、CPU19は、補助メモリ47に履歴データが存在しない場合には、無線タグ付記憶媒体2に代表画像が存在しないものと判定する。
そして、代表画像が設定されている場合(YES側)にはS204に移行する。なお、この場合(S201のYES側)には、CPU19は、無線タグ付記憶媒体2の補助メモリ47に記憶されている識別画像を更新することはない。一方、代表画像が設定されていない場合(NO側)にはS202に移行する。
ステップS202:画像処理部29は、CPU19の指示に応じて、今回撮像した記録用の画像を所定の画像サイズ(例えばQVGAサイズ)に縮小する解像度変換処理を行う。
ここで、静止画撮影モードのときには、S202での画像処理部29は記録用の静止画像から縮小画像を生成する。また、動画撮影モードのときには、S202での画像処理部29は、記録用の動画像のうち、最初のフレームから縮小画像を生成する。
ステップS203:CPU19は、S202で生成された縮小画像のデータを、無線タグ付記憶媒体2の補助メモリ47に設定されている識別画像の記憶領域に上書き記録する。これにより、無線タグ付記憶媒体2において代表画像が設定されていないときには、メインメモリ43に記憶されている撮像画像のうちで最後に撮像された画像に対応した縮小画像が、補助メモリ47に識別画像として1フレーム分だけ記憶されることとなる。
ステップS204:CPU19は、無線タグ付記憶媒体2の補助メモリ47に記憶されているディレクトリデータ(メインメモリ43の残記憶容量やメインメモリ43の最終更新日時)を更新する。これにより、無線タグ付記憶媒体2のディレクトリデータは、撮影が行われるたびにCPU19によって更新される。その後、CPU19は、補助メモリ47の情報更新処理のサブルーチンから、図4の流れ図の処理に復帰する。
そして、CPU19は、S118の処理後にS104に戻って上記動作を繰り返す。以上で、図4の流れ図の説明を終了する。
一の実施形態の電子カメラ1は、撮影モードにおいて記録用の画像が撮影されたときに、記録I/F24を介して無線タグ付記憶媒体2の補助メモリ47のデータを更新する。そのため、無線通信で補助メモリ47のデータを更新する場合と比べて、データの書き換えを効率的に行うことができる。
また、一の実施形態の電子カメラ1は、代表画像が設定されていない場合には、最後に撮影された画像に対応する縮小画像のみを識別画像として補助メモリ47に記録する。一方、一の実施形態の電子カメラ1は、代表画像が設定されている場合には、撮影ごとに識別画像の更新を行わずに、代表画像に対応する識別画像をそのまま維持する。そのため、一の実施形態では、識別性が高いと考えられる識別画像が1フレーム分のみ補助メモリ47に残されるので、補助メモリ47の記憶容量を少なくしても無線タグ付記憶媒体2の識別性を高めることが可能となる。
<再生モードの動作説明>
以下、図6、図7の流れ図を参照しつつ、一の実施形態における電子カメラ1の再生モードでの動作例を説明する。一の実施形態での再生モードには、「第1再生モード」と「第2再生モード」との2つのサブモードが含まれる。「第1再生モード」では、電子カメラ1が記録I/F24を介して無線タグ付記憶媒体2のメインメモリ43からデータを取得する。一方、「第2再生モード」では、電子カメラ1が無線通信によって無線タグ付記憶媒体2の補助メモリ47からデータを取得する。
また、再生モードでの一連の処理は、図4の流れ図におけるS105の処理後に開始される。なお、再生モードにおける電子カメラ1の動作は、CPU19の実行するプログラムによって制御される。
(ステップS301)
CPU19は、記録I/F24から再生対象の画像のデータの読み込みを行う。具体的には、S301でのCPU19は、無線タグ付記憶媒体2のメインメモリ43から最後に撮像された画像のデータを再生対象として読み込む。なお、記録I/F24に無線タグ付記憶媒体2が接続されていない場合には、CPU19はこのステップを省略してS302に移行してもよい。
(ステップS302)
CPU19は、現在のモードが「第2再生モード」であるか否かを判定する。例えば、操作部27の操作で「第1再生モード」と「第2再生モード」との切り替えを行なう場合には、CPU19は操作部27の状態を読み出して「第2再生モード」であるか否かを判定する。
また、CPU19は、無線タグ付記憶媒体2が電子カメラ1のアンテナ26近傍にあるときに、自動的に「第2再生モード」を立ち上げてもよい。一例として、CPU19は、アンテナ26から周期的に電磁波を送出し、無線タグ付記憶媒体2が近くにあることで負荷の変動が生じたときに「第2再生モード」を立ち上げてもよい。あるいは、電子カメラ1のアンテナ26近傍に光センサ(不図示)を設けて、無線タグ付記憶媒体2の接近を検出したときにCPU19が「第2再生モード」を立ち上げてもよい。
「第2再生モード」の場合(YES側)にはS303に移行する。一方、「第1再生モード」の場合(NO側)にはS305に移行する。
(ステップS303)
CPU19は、非接触状態にある無線タグ付記憶媒体2から、識別画像のデータおよびディレクトリデータを無線通信によって取得する。具体的には、まず、CPU19は、アンテナ26を介して電磁波を送出することで無線タグ付記憶媒体2に電力を供給する。
そして、上記の電力を用いて無線タグ付記憶媒体2が駆動すると、CPU19は、無線タグ付記憶媒体2の無線通信部44を動作させて、補助メモリ47から読み出された識別画像のデータおよびディレクトリデータを無線通信で取得する。
(ステップS304)
CPU19は、S303で取得した識別画像をモニタ23に表示する。また、CPU19は、S303で取得したディレクトリデータに基づいて、無線タグ付記憶媒体2におけるメインメモリ43の残記憶容量および最終更新日時もモニタ23に表示する。これにより、電子カメラ1の記録I/F24に無線タグ付記憶媒体2を接続しなくとも、ユーザーは、無線タグ付記憶媒体2に関する各種の情報をモニタ23で簡単に確認することができる。
その後、無線タグ付記憶媒体2が電子カメラ1から離れるか、あるいは操作部27から第2再生モードの終了指示を受け付けると、CPU19はS302に戻って上記動作を繰り返す。
(ステップS305)
CPU19は、「第1再生モード」において、現在の再生対象が静止画像のデータか否かを判定する。再生対象が静止画像のデータの場合(YES側)にはS306に移行する。一方、再生対象が動画像のデータの場合(NO側)にはS311に移行する。
(ステップS306)
CPU19は、現在の再生対象の静止画像をモニタ23に再生表示する。
(ステップS307)
CPU19は、静止画像のデータの削除指示(削除釦27fの押圧)があったか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)にはS308に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)にはS321に移行する。
(ステップS308)
CPU19は、削除しようとする静止画像が代表画像であるか否かを確認する削除チェック処理を行う。以下、図8を参照しつつ、削除チェック処理のサブルーチンを説明する。
ステップS401:CPU19は、削除しようとする画像が、代表画像であるか否かを判定する。一例として、S401でのCPU19は、削除しようとする撮像画像のデータのヘッダ領域を参照し、代表画像識別データがある場合には代表画像であると判定する。
上記要件を満たす場合(YES側)にはS402に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)にはS409に移行する。
ステップS402:CPU19は、削除しようとする画像が代表画像である旨をユーザーに対して警告する。一例として、S402でのCPU19は、モニタ23上に「代表画像です。削除してもよろしいですか? YES/NO」などの文字表示を行ない、ユーザーに対して代表画像の削除確認入力を要求する。このとき、CPU19は、スピーカー(不図示)から警告音を出力してもよい。
ステップS403:CPU19は、代表画像の削除確認入力(S402)があったか否かを判定する。代表画像の削除確認入力があった場合(YES側)にはS404に移行する。一方、代表画像の削除がキャンセルされた場合(NO側)には、CPU19は削除チェック処理のサブルーチンを終了するとともに、図6、図7の流れ図におけるS321の処理に復帰する。
ステップS404:CPU19は、無線タグ付記憶媒体2の補助メモリ47に記憶されている履歴データを参照する。そして、CPU19は、メインメモリ43に残されている過去の代表画像のうちで、代表画像として最も新しい画像を検出する。
具体的には、CPU19は、履歴データに基づいて、今回削除される代表画像よりも1つ前に代表画像であった画像を検索する。上記の画像を検出できた場合には、CPU19はS405に処理を移行する。一方、上記の画像がメインメモリ43から削除されている場合には、CPU19は、今回削除される代表画像よりも2つ前に代表画像であった画像を検索する。以後、同様の手順によって、CPU19は、履歴データ上でのファイル名の並び順にしたがって過去の代表画像を順次検索する。
ステップS405:CPU19は、S404において過去の代表画像が検出できたか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)にはS406に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)にはS408に移行する。
ステップS406:CPU19は、過去の代表画像のうちで、代表画像として最も新しい画像(S404で検出された画像)を再び代表画像に設定する。そして、CPU19は、新たな代表画像のデータに代表画像識別データを対応付けするとともに、履歴データの編集を行う。
ステップS407:画像処理部29は、CPU19の指示に応じて、新たな代表画像のデータ(S406)に解像度変換処理を施して縮小画像を生成する。そして、CPU19は、新たな代表画像に対応する縮小画像のデータを、識別画像として補助メモリ47に上書きする。その後、CPU19はS409に処理を移行する。
これにより、過去の代表画像がメインメモリ43に存在するときには、代表画像が削除されると、過去の代表画像が識別画像として選択されることとなる。
ステップS408:画像処理部29は、CPU19の指示に応じて、撮像画像のうちで最後に撮像された画像に対応する縮小画像を生成する。そして、CPU19は、最後に撮像された画像に対応する縮小画像のデータを、識別画像として補助メモリ47に上書きする。なお、この場合には代表画像が存在しないため、CPU19は補助メモリ47から履歴データを削除する。
これにより、過去の代表画像がメインメモリ43に存在しないときには、代表画像が削除されると、最後に撮像された画像が識別画像として選択されることとなる。
ステップS409:CPU19は、無線タグ付記憶媒体2の補助メモリ47のディレクトリデータ(メインメモリ43の残記憶容量、メインメモリ43の最終更新日時など)を更新する。これにより、無線タグ付記憶媒体2のディレクトリデータは、メインメモリ43に記憶された画像の削除に応じてCPU19により更新される。その後、CPU19は、削除チェック処理のサブルーチンから、図6、図7の流れ図の処理に復帰する。
(ステップS309)
CPU19は、現在再生されている画像のデータを、無線タグ付記憶媒体2のメインメモリ43から削除する。
(ステップS310)
CPU19は、メインメモリ43に記憶されている撮像画像のうち、S309で削除した画像よりも撮影順が1つ前の画像を再生対象に設定する。そして、CPU19は、記録I/F24から新たな再生対象の画像のデータを読み込む。その後、CPU19はS323に処理を移行する。
(ステップS311)
CPU19は、現在の再生対象である動画像の先頭フレームをモニタ23に表示する。
(ステップS312)
CPU19は、現在の再生対象である動画像の再生開始指示があったか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)にはS313に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)にはS317に移行する。
(ステップS313)
CPU19は、動画像の再生開始指示(S312)に応じて、モニタ23に動画像を再生表示させる。
(ステップS314)
CPU19は、動画像の再生中に再生停止操作があったか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)にはS315に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)にはS316に移行する。
(ステップS315)
CPU19は、動画像の再生を停止するとともに、S317に処理を移行する。
(ステップS316)
CPU19は、再生対象の動画像の全フレームを再生し終えたか否かを判定する。動画像の再生がすべて終了した場合(YES側)にはS317に移行する。一方、動画像の再生が終了していない場合(NO側)には、CPU19はS314に戻って上記動作を繰り返す。
(ステップS317)
CPU19は、動画像のデータの削除指示(削除釦27fの押圧)があったか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)にはS318に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)にはS321に移行する。
(ステップS318)
CPU19は、削除しようとする動画像の先頭フレームが代表画像であるか否かを確認する削除チェック処理を行う。なお、S318での削除チェック処理は、S308の場合と同様であるため重複説明は省略する。
(ステップS319)
CPU19は、現在再生対象となっている動画像のデータを、無線タグ付記憶媒体2のメインメモリ43から削除する。
(ステップS320)
CPU19は、メインメモリ43に記憶されている撮像画像のうち、S309で削除した動画像よりも撮影順が1つ前の画像を再生対象に設定する。そして、CPU19は、記録I/F24から新たな再生対象の画像のデータを読み込む。その後、CPU19はS323に処理を移行する。
(ステップS321)
CPU19は、静止画像または動画像の削除が行われない場合において、再生対象の画像の変更操作があったか否かを判定する。再生対象の画像の変更操作があった場合(YES側)にはS322に移行する。一方、再生対象の画像の変更操作がない場合(NO側)にはS323に移行する。
(ステップS322)
CPU19は、メインメモリ43に記憶されている撮像画像のうち、S321の変更操作で指定された画像を新たな再生対象に設定する。そして、CPU19は、記録I/F24から新たな再生対象の画像のデータを読み込む。
(ステップS323)
CPU19は、新たな再生対象の画像を対象として、代表画像の指定処理を行う。以下、図9を参照しつつ、代表画像の指定処理のサブルーチンを説明する。なお、図9の例では、簡単のため静止画像のデータが新たな再生対象となることを前提として説明を行うが、動画像のデータの場合についてもほぼ同様の処理が行われることはいうまでもない。
ステップS501:CPU19は、現在の再生対象の画像が代表画像であるか否かを判定する。一例として、S501でのCPU19は、撮像画像のデータのヘッダ領域を参照し、代表画像識別データがある場合には代表画像であると判定する。
上記要件を満たす場合(YES側)にはS502に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)にはS503に移行する。
ステップS502:CPU19は、モニタ23に代表画像を再生表示する。このとき、CPU19は、再生中の画像が代表画像であることを示すマーク(例えば「代表画像」の文字表示など)をモニタ23の再生画像に重畳させる(図10参照)。これにより、ユーザーは、モニタ23に再生されている画像が代表画像であることを容易に認識できる。その後、CPU19は代表画像の指定処理のサブルーチンから、図6、図7の流れ図の処理に復帰する。
ステップS503:CPU19は、現在の再生対象の画像を代表画像に指定する操作を受け付けたか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)にはS504に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)には、CPU19は代表画像の指定処理のサブルーチンから、図6、図7の流れ図の処理に復帰する。
ステップS504:画像処理部29は、CPU19の指示に応じて、S503で新たに指定された代表画像から縮小画像を生成する。このとき、CPU19は、ユーザーから画像のトリミング指示を受け付けたか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)にはS505に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)にはS506に移行する。
ステップS505:画像処理部29は、トリミングによって代表画像の部分領域から縮小画像を生成する。その後、CPU19はS507に処理を移行する。なお、S505でのトリミングは、縮小画像の生成範囲を決定するためのものであり、メインメモリ43に記憶されている画像のデータはそのままの状態で保持される。
一例として、画像処理部29は、モニタ23に代表画像とともにトリミングの範囲および位置を示す枠を重畳表示して、画像のトリミングの範囲および位置をユーザーに指定させる。このとき、画像処理部29は、ユーザーのズーム釦27bの操作に応じて上記の枠表示の範囲を変更する(図11(a)参照)。また、画像処理部29は、ユーザーの十字キー27cの操作に応じて上記の枠表示の位置を変更する(図11(b)参照)。そして、画像処理部29は、決定釦27dの押圧によりトリミングの範囲および位置を確定する。その後、画像処理部29は、トリミング後の代表画像から縮小画像を生成する。これにより、ユーザーが識別画像をカスタマイズすることができ、無線タグ付記憶媒体2における識別画像での識別性を一層向上させることができる。
また、他の例として、画像処理部29は、代表画像に対して公知の顔検出処理を行い、人物の顔の位置を基準としてトリミングの範囲および位置を自動的に決定してもよい。例えば、画像処理部29は、代表画像に含まれる人物の顔が中央で一定の大きさとなるようにトリミングを行う。この場合には、ユーザーが人物をより認識しやすい識別画像を生成できる。
ステップS506:この場合には、画像処理部29は、CPU19の指示に応じて、S503で新たに指定された代表画像をそのまま縮小して縮小画像を生成する。
ステップS507:CPU19は、S505またはS506で生成された縮小画像のデータを、識別画像として補助メモリ47に上書きする。
ステップS508:CPU19は、新たな代表画像のデータに代表画像識別データを対応付けする。また、CPU19は、過去の代表画像のデータに対応付けされている代表画像識別データを削除するとともに、履歴データの更新を行う。その後、CPU19は代表画像の指定処理のサブルーチンから、図6、図7の流れ図の処理に復帰する。
(ステップS324)
CPU19は、再生モードの終了操作を受け付けたか否かを判定する。再生モードの終了操作があった場合(YES側)にはS325に移行する。一方、再生モードの終了操作がない場合(NO側)にはS326に移行する。
(ステップS325)
CPU19は、無線タグ付記録媒体に記憶されている画像の再生表示を終了するとともに、撮像素子16を再び駆動させてスルー画像の撮像を開始する。その後、CPU19は動作モードを撮影モードに変更し、図4の流れ図におけるS104の処理に移行する。
(ステップS326)
CPU19は、電源オフの操作を受け付けたか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)にはS327に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)には、CPU19はS302に戻って上記動作を繰り返す。
(ステップS327)
CPU19は、レンズユニット11を収納状態に戻すとともに、電子カメラ1の各部への電力供給を遮断して一連の処理を終了する。以上で、図6、図7の流れ図の説明を終了する。
一の実施形態の電子カメラ1は、再生モードにおいて代表画像の削除や代表画像の指定を行ったときに、記録I/F24を介して無線タグ付記憶媒体2の補助メモリ47のデータを更新する。そのため、無線通信で補助メモリ47のデータを更新する場合と比べて、データの書き換えを効率的に行うことができる。
また、一の実施形態では、代表画像のデータに代表画像識別データを対応付けて記録することで、代表画像の削除や代表画像の再生表示のときの利便性が向上し、無線タグ付記録媒体での画像の管理を効率的に行うことが可能となる。
<実施形態の補足事項>
(1)本発明において、無線タグ付記憶媒体の読取機器の構成は電子カメラに限定されるものではない。例えば、画像表示機能を有するが撮影機能を有しない電子機器(画像のビューアー)に、無線タグ読取制御部25およびアンテナ26を設けて読取機器を構成してもよい。また、撮影機能を有しない電子機器において、上記実施形態の再生モードの動作を実行させてもよい。
(2)上記実施形態では、履歴データを補助メモリ47に記録した例を説明したが、メインメモリ43に履歴データを記録するようにしてもよい。また、上記実施形態において補助メモリ47およびメインメモリ43にそれぞれ履歴データを記録してもよい。
(3)上記実施形態では、代表画像のデータのヘッダに代表画像識別データを対応付けて記録する例を説明したが、代表画像識別データは代表画像のデータと別のファイルで構成するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、識別画像が1つの撮像画像のみから生成される例を説明したが、識別画像の1フレームに複数の画像を含めるようにしてもよい。また、補助メモリ47の記憶容量を十分に小さくすることを前提として、補助メモリ47に複数の識別画像を記録するようにしてもよい。
(5)上記実施形態の無線タグ付記憶媒体2は、無線通信時においてメインメモリコントローラ42やメインメモリ43への電力供給をダイオードでカットする例を説明した。しかし、本発明では、無線通信時において無線通信部44がメインメモリコントローラ42やメインメモリ43に対してイネーブル信号を出力することで動作を不能化する構成であってもよい。なお、図3に示す無線タグ付記憶媒体2の例において、第2ダイオード49は必ずしも設けなくともよい。
(6)また、上記実施形態の無線タグ付記憶媒体2は、電子カメラ1の記録I/F24に挿したままの状態で、他の読取機器との間で無線通信を確立させることも可能である。そのため、上記の場合には、無線タグ付記憶媒体2に対して、媒体側端子41からの電力と、無線通信部44からの電力とが両方とも供給されうる。
(7)上記実施形態および変形例の構成はあくまで一例にすぎない。そのため、本発明を実施するときには、上述の実施形態および変形例に示す構成やその処理の順序についてあらゆる組み合わせをとることができる。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲が、その精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図する。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物によることも可能である。
一の実施形態の電子カメラシステムの構成例を示すブロック図 無線タグ付記憶媒体のデータを無線によって電子カメラで読み取る状態を示す模式図 一の実施形態の無線タグ付記憶媒体の構成例を示すブロック図 一の実施形態における電子カメラの撮影モードでの動作例を示す流れ図 補助メモリの情報更新処理のサブルーチンの動作例を示す流れ図 一の実施形態における電子カメラの再生モードでの動作例を示す流れ図 図6の続きの流れ図 削除チェック処理のサブルーチンの動作例を示す流れ図 代表画像の指定処理のサブルーチンの動作例を示す流れ図 代表画像の再生表示状態の一例を示す図 (a)トリミングの範囲の指定を示す図、(b)トリミングの位置の指定を示す図
符号の説明
1…電子カメラ、2…無線タグ付記憶媒体、16…撮像素子、17…信号処理部、18…撮像制御部、19…CPU、22…表示制御部、23…モニタ、24…記録I/F、25…無線タグ読取制御部、26…アンテナ、27…操作部、29…画像処理部、30…機器側端子、41…媒体側端子、42…メインメモリコントローラ、43…メインメモリ、44…無線通信部、45…アンテナ、46…補助メモリコントローラ、47…補助メモリ、48…第1ダイオード、49…第2ダイオード、PWR…電力供給線

Claims (3)

  1. 電子機器に対して着脱可能に構成された媒体側端子と、
    不揮発性メモリを含む主記憶部と、
    前記主記憶部とは物理的に独立した不揮発性メモリで構成されるとともに、記憶媒体を識別するための識別データを記憶する補助記憶部と、
    前記電子機器との無線通信に関する制御を行うとともに、前記電子機器から送信される電磁波に応じて電力を発生させる無線通信部と、を備え、
    前記主記憶部は、前記媒体側端子を介して前記電子機器から電力が供給されているときに動作するとともに、前記無線通信部からのみ電力が供給されているときには動作が不能化されることを特徴とする記憶媒体。
  2. 請求項1に記載の記憶媒体において、
    前記媒体側端子は、前記主記憶部および前記補助記憶部に対して前記電子機器からの電力をそれぞれ供給し、
    前記無線通信部は、前記補助記憶部に電力を供給するとともに、前記主記憶部に電力を供給しないことを特徴とする記憶媒体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記憶媒体において、
    前記媒体側端子および前記無線通信部に接続されるとともに、前記主記憶部と前記補助記憶部とにそれぞれ電力を供給可能な電力供給線をさらに備え、
    前記電力供給線は、前記無線通信部から前記主記憶部への電力の供給を禁止する電力供給禁止部を含むことを特徴とする記憶媒体。


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