JP2010038296A - ドライブピニオンシャフト、及び、ドライブピニオンシャフトの製造方法 - Google Patents
ドライブピニオンシャフト、及び、ドライブピニオンシャフトの製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明に係るドライブピニオンシャフト21は、シャフト部粗材121aと、ギヤ部粗材121bと、がそれぞれ個別の工程で中間加工粗材に成形され、シャフト部中間加工粗材221aと、ギヤ部中間加工粗材221bと、を摩擦溶接で接合して溶接品321が形成され、該溶接品321におけるギヤ部321bに歯切加工がなされる、ことによって形成される。
【選択図】図3
Description
一方、前記ドライブピニオンシャフトを一例とする駆動ユニット構成部品については、一つの粗材を熱間鍛造して中間加工粗材を形成し、該中間加工粗材を冷間鍛造して成形品を形成する技術が用いられている(例えば、特許文献2)。
さらに、前記ギヤ部について歯面強度を確保する必要から、高硬度で高価な素材を使用する場合は、高硬度を必要としないシャフト部をも同じ粗材から形成する必要があり、コスト高の要因となっていた。
図1は本発明に係るドライブピニオンシャフトが連結される差動装置の断面図である。
図2は本発明に係るドライブピニオンシャフトの断面図である。
図3は本発明に係るドライブピニオンシャフトの、各製造工程における断面図である。
図4は従来技術に係るドライブピニオンシャフトの、各製造工程を示した図である。
図5は従来技術に係るドライブピニオンシャフトの、中空化加工後における断面図である。
なお、本発明の技術的範囲は以下の実施例に限定されるものではなく、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
まず始めに、本発明に係るドライブピニオンシャフト21が連結される差動装置10について、図1を用いて説明をする。本明細書では便宜上、図1における上側を前方、下側を後方とし、同様に右側を右側方、左側を左側方として説明する。
次に、ドライブピニオンシャフト21、及びその製造方法について、図2及び図3を用いて説明をする。
前記ドライブピニオンシャフト21は、前加工工程により、シャフト部中間加工粗材221aと、ギヤ部中間加工粗材221bと、がそれぞれ別工程で個別に形成される。
一方、前記ギヤ部21bの粗材であり、略中央部に軸心方向に向けて貫通孔が開口された短円筒状部材であるギヤ部粗材121bを熱間横型フォーマーで加工し、ギヤ部中間加工粗材221bを形成するのである。
その後、歯切加工工程において、前記溶接品321におけるギヤ部321bに歯切加工がなされ、歯切面21cを備えたドライブピニオンシャフト21が形成されるのである。
また、前記前加工工程においては、前記シャフト部中間加工粗材221aは、軸方向に貫通孔を有したパイプ状に形成される。
21 ドライブピニオンシャフト
21a シャフト部
21b ギヤ部
121a シャフト部粗材
121b ギヤ部粗材
221a シャフト部中間加工粗材
221b ギヤ部中間加工粗材
321 溶接品
Claims (10)
- シャフト部と、該シャフト部よりも大径のギヤ部と、を有し、差動装置に連結される、ドライブピニオンシャフトであって、
前記シャフト部の粗材と、前記ギヤ部の粗材と、がそれぞれ個別の工程で中間加工粗材に成形され、
該シャフト部の中間加工粗材と、該ギヤ部の中間加工粗材と、を摩擦溶接で接合して溶接品が形成され、
該溶接品における前記ギヤ部に歯切加工がなされる、ことによって形成される、
ことを特徴とする、ドライブピニオンシャフト。 - 前記シャフト部の中間加工粗材、及び、前記ギヤ部の中間加工粗材、の少なくとも何れか一方における、他の一方との接合部は、スリーブ状に形成される、
ことを特徴とする、請求項1に記載のドライブピニオンシャフト。 - 前記シャフト部の中間加工粗材は、軸方向に貫通孔を有したパイプ状に形成される、
ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のドライブピニオンシャフト。 - 前記シャフト部の中間加工粗材は、パイプ材からスェージング加工で成形される、
ことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のドライブピニオンシャフト。 - 前記ギヤ部の中間加工粗材は、熱間横型フォーマーで成形される、
ことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のドライブピニオンシャフト。 - シャフト部と、該シャフト部よりも大径のギヤ部と、を有し、差動装置に連結される、ドライブピニオンシャフトの製造方法であって、
前記シャフト部の粗材と、前記ギヤ部の粗材と、をそれぞれ個別の工程で中間加工粗材に成形する前加工工程と、
該シャフト部の中間加工粗材と、該ギヤ部の中間加工粗材と、を摩擦溶接で接合して溶接品を形成する接合工程と、
該溶接品における前記ギヤ部に歯切加工がなされる歯切加工工程と、を備える、
ことを特徴とする、ドライブピニオンシャフトの製造方法。 - 前記前加工工程において、
前記シャフト部の中間加工粗材、及び、前記ギヤ部の中間加工粗材、の少なくとも何れか一方における、他の一方との接合部を、スリーブ状に形成する、
ことを特徴とする、請求項6に記載のドライブピニオンシャフトの製造方法。 - 前記前加工工程において、
前記シャフト部の中間加工粗材を、軸方向に貫通孔を有したパイプ状に形成する、
ことを特徴とする、請求項6又は請求項7に記載のドライブピニオンシャフトの製造方法。 - 前記前加工工程において、
前記シャフト部の中間加工粗材を、パイプ材からスェージング加工で成形する、
ことを特徴とする、請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のドライブピニオンシャフトの製造方法。 - 前記前加工工程において、
前記ギヤ部の中間加工粗材を、熱間横型フォーマーで成形する、
ことを特徴とする、請求項6から請求項9のいずれか1項に記載のドライブピニオンシャフトの製造方法。
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