JP2010036738A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エジェクタ搭載に起因する通風経路での損失を無くし、蒸発器の性能を最大限に引き出すことができる車両用空調装置を提供する。
【解決手段】圧縮機(11)、冷却用熱交換器(12)、減圧手段(13)、エジェクタ(14)、蒸発器(15,18)が環状に接続されて構成される冷凍サイクル(10)と、内部に蒸発器(15,18)を収容し、空調ユニット(3)の外形を形成する空調ケース(31)と、を備え、空調ケース(31)内の下方部位には、車室外部に連通し、空調ケース(31)内の水を排出するための排水部(61)が形成されており、この排水部(61)にエジェクタ(14)を配設した。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用空調装置に関するものであり、特に、エジェクタを用いた冷凍サイクルを備えるものに関する。
従来より、エジェクタを用いた冷凍サイクルを備える車両用空調装置が知られている。例えば、特許文献1に記載される冷凍サイクルでは、別体のエジェクタを蒸発器の側面部に搭載するようにしている。
特開平6−137695号公報
通常、こうしたエジェクタは、蒸発器と共に空調ユニットの空調ケース内に搭載される。ところが、空調ケース内の通風路内にエジェクタが搭載されることで通風抵抗を生じ、通風系に悪影響を与えるという問題があった。また、その他の形態において、蒸発器のタンク内に完全一体にエジェクタを搭載する場合等、蒸発器のタンクが大きくなり、蒸発器の搭載制約上、蒸発器コア面積(熱交換面積)を低減しなければならないといった問題も生じていた。
このように、通風抵抗が増加したり、蒸発器コア面積が縮小したりしてしまうことで、エジェクタ搭載の効果を十分に発揮することができなかった。
上記問題に鑑み、本発明は、エジェクタ搭載に起因する通風経路での損失を無くし、蒸発器の性能を最大限に引き出すことができる車両用空調装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、圧縮機(11)、冷却用熱交換器(12)、減圧手段(13)、エジェクタ(14)、蒸発器(15,18)が環状に接続されて構成される冷凍サイクル(10)と、内部に蒸発器(15,18)を収容し、空調ユニット(3)の外形を形成する空調ケース(31)と、を備え、空調ケース(31)内の下方部位には、車室外部に連通し、空調ケース(31)内の水を排出するための排水部(61)が形成されており、排水部(61)にエジェクタ(14)を配設したことを特徴とする。
例えば、空調ケース(31)の下方部位には、通常、空気冷却時に蒸発器(15,18)の表面に付着する凝縮水を排出するための排水部(61)が形成されている。この排水部(61)は、車両が傾斜した際や旋回時に、凝縮水が溢れて送風機側や吹出口側へ流れ出すことを防止している。
この排水部(61)のスペースは、基本的に水を一旦溜める構造のため壁に囲まれた空間であり、空調空気は流れない領域である(流れても、主流ではなく渦発生している状態である)ため、この領域にエジェクタ(14)を搭載しても通風抵抗は増加しない。また、もともと排水のために設けられているスペースにエジェクタ(14)を搭載するため、蒸発器(15,18)のサイズ選定等に影響することはない。
したがって、本構成によれば、エジェクタ搭載に起因する通風経路での損失を無くし、蒸発器(15,18)の性能を最大限に引き出すことができる。
請求項2に記載の発明では、蒸発器(15,18)は、熱交換を行うコア部(15a,18a)と、コア部(15a,18a)の上端部に配設される上側ヘッダタンク(15b,18b)と、コア部(15a,18a)の下端部に配設される下側ヘッダタンク(15c,18c)とを有し、排水部(61,62,63)は、蒸発器(15,18)の下側ヘッダタンク(15c,18c)の下方部位(A,C)および側方部位(B、C)の少なくとも一方に形成されていることを特徴とする。
本構成によれば、蒸発器(15,18)の表面に付着した凝縮水を、下側ヘッダタンク(15c,18c)の下方位置または側方位置に形成された排水部(61,62,63)を介することで効率的に排出することができるとともに、この排水部(61,62,63)内にエジェクタ(14)を搭載することで好適な実施形態とすることができる。
請求項3に記載の発明では、エジェクタ(14)は、下側ヘッダタンク(15c,18c)と略平行となる態様で配設されることを特徴とする。
本構成によれば、エジェクタ(14)を下側ヘッダタンク(15c,18c)に沿わせ略平行となる態様で配設することで、排水部(61,62,63)内のスペースを有効利用することができる。
請求項4に記載の発明では、空調ケース(31)には、送風機を備える送風ユニットから空調ユニット(3)へ空調空気を導く空気導入口(33)が形成されており、排水部(62,63)は、空気導入口(33)から流入する空調空気の空気流れ方向において空気導入口(33)と重ならない部位に形成されていることを特徴とする。
本構成によれば、排水部(62,63)および排水部(62,63)に搭載されるエジェクタ(14)と空気導入口(33)とが、空気流れ方向においてオーバーラップしないため、排水部(62,63)に一旦貯留された凝縮水が空気導入口(33)からの空気流れの影響を受けることがなく、排水部(62,63)における排水性を確保することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
(冷凍サイクルについて)
本発明の第1実施形態について、図1、図2を参照しつつ説明する。図1は、第1実施形態におけるエジェクタ14を用いた蒸気圧縮式冷凍サイクル10(以下、単に「冷凍サイクル10」と言う。)を示す模式図である。なお、図1に示す冷凍サイクル10の構成は、後述する第2実施形態、第3実施形態についても共通である。本実施形態では、冷媒としてフロン系、炭化水素系等の冷媒のように高圧圧力が臨界圧力を超えない冷媒を用いるものとする。
本実施形態の冷凍サイクル10において、冷媒を吸入圧縮する圧縮機11は、電磁クラッチ11a、ベルト(図示略)等を介して車両走行用エンジン(図示略)により回転駆動される。
この圧縮機11としては、吐出容量の変化により冷媒吐出能力を調整できる可変容量型圧縮機、あるいは電磁クラッチ11aの断続により圧縮機作動の稼働率を変化させて冷媒吐出能力を調整する固定容量型圧縮機のいずれを使用してもよい。また、圧縮機11として電動圧縮機を使用すれば、電動モータの回転数調整により冷媒吐出能力を調整できる。
この圧縮機11の冷媒吐出側には凝縮器12(冷却用熱交換器)が配置されている。凝縮器12は圧縮機11から吐出された高圧冷媒と冷却ファン(図示略)により送風される外気(車室外空気)との間で熱交換を行って高圧冷媒を冷却する。
凝縮器12の出口側には、受液器12aが設けられている。この受液器12aは周知のように縦長のタンク形状のものであり、冷媒の気液を分離してサイクル内の余剰液冷媒を溜める気液分離器を構成する。受液器12aは、タンク形状内部の下部側から液冷媒を導出するようになっている。なお、受液器12aは本例では凝縮器12と一体的に設けられている。
受液器12aの出口側には、温度式膨張弁13が配置されている。この温度式膨張弁13は受液器12aからの液冷媒を減圧する減圧手段であって、圧縮機11の吸入側通路に配置された感温部(図示略)を有している。
温度式膨張弁13は周知のように、圧縮機11の吸入側冷媒(後述の蒸発器出口側冷媒)の温度と圧力とに基づいて圧縮機吸入側冷媒の過熱度を検出し、圧縮機吸入側冷媒の過熱度が予め設定された所定値となるように弁開度(冷媒流量)を調整するものである。
温度式膨張弁13の出口側には、エジェクタ14が配置されている。このエジェクタ14は冷媒を減圧する減圧手段であるとともに、高速で噴出する冷媒流の吸引作用(巻き込み作用)によって冷媒の循環を行う冷媒循環手段(運動量輸送式ポンプ)でもある。
エジェクタ14には、温度式膨張弁13を通過後の冷媒(中間圧冷媒)の通路面積を小さく絞って、冷媒をさらに減圧膨張させるノズル部14aと、ノズル部14aの冷媒噴出口と同一空間に配置され、後述する第2蒸発器18からの気相冷媒を吸引する冷媒吸引口14bが備えられている。
さらに、ノズル部14aおよび冷媒吸引口14bの冷媒流れ下流側部位には、ノズル部14aからの高速度の冷媒流と冷媒吸引口14bの吸引冷媒とを混合する混合部14cが設けられている。そして、混合部14cの冷媒流れ下流側に昇圧部をなすディフューザ部14dが配置されている。このディフューザ部14dは冷媒の通路面積を徐々に大きくする形状に形成されており、冷媒流れを減速して冷媒圧力を上昇させる作用、つまり、冷媒の速度エネルギーを圧力エネルギーに変換する作用を果たす。
エジェクタ14のディフューザ部14dの出口側には、第1蒸発器15が接続され、この第1蒸発器15の出口側は圧縮機11の吸入側に接続される。
一方、エジェクタ14の入口側(温度式膨張弁13の出口側とエジェクタ14の入口側との間の中間部位=分岐点Z)から冷媒分岐流路16が分岐され、この冷媒分岐流路16の下流側はエジェクタ14の冷媒吸引口14bに接続される。
この冷媒分岐流路16には、絞り機構17が配置され、この絞り機構17よりも冷媒流れ下流側には第2蒸発器18が配置されている。また、蒸発器15,18は周知の積層型のものであって、アルミニウム等の金属薄板等により構成した扁平チューブをコルゲートフィンを介在して多数積層配置されたコア部15a,18a(図2参照)と、コア部15a,18aの上下に位置するヘッダタンク(上側に位置する上側ヘッダタンク15b、18b(図2参照)、下側に位置する下側ヘッダタンク15c,18c(図2参照))とが、ろう材により一体でろう付けされている。
また、絞り機構17は、第2蒸発器18への冷媒流量の調節佐用をなす減圧手段であって、具体的にはオリフィスのような固定絞りで構成できる。また、電動アクチュエータにより弁開度(通路絞り開度)が調整可能になっている電気制御弁を絞り機構17として用いてもよい。
本実施形態では、第1蒸発器15と第2蒸発器18とは、ろう付けにより一体構造化されている。さらに、本冷凍サイクル10は、蒸発器15の上流側に配置される電動送風機19を備え、この電動送風機19により空気を矢印の方向(図1において上から下)へ送風し、この送風空気を2つの蒸発器15,18で冷却するようになっている。
2つの蒸発器15,18で冷却された冷風を共通の冷却対象空間(図示略)に送り込み、これにより、2つの蒸発器15,18で共通の冷却対象空間を冷却するようになっている。ここで、2つの蒸発器15,18のうち、エジェクタ14下流側の主流路に接続される第1蒸発器15を空気流れの上流側(風上側)に配置し、エジェクタ14の冷媒吸引口14bに接続される第2蒸発器18を空気流れの下流側(風下側)に配置している。
次に、上記構成を有する冷凍サイクル10の作動を説明する。圧縮機11を車両エンジンにより駆動すると、圧縮機11で圧縮され吐出された高温高圧状態の冷媒は凝縮器12に流入する。凝縮器12では高温の冷媒が外気により冷却されて凝縮する。凝縮器12から流出した高圧冷媒は受液器12a内に流入し、この受液器12a内にて冷媒の気液が分離され、液冷媒が受液器12aから導出され温度式膨張弁13を通過する。
この温度式膨張弁13では、第1蒸発器15の出口冷媒(圧縮機吸入冷媒)の過熱度が所定値となるように弁開度(冷媒流量)が調整され、高圧冷媒が減圧される。この温度式膨張弁13通過後の冷媒流れは、エジェクタ14に向かう冷媒流れと、冷媒分岐流路16から絞り機構17に向かう冷媒流れとに分流する。
そして、エジェクタ14に流入した冷媒流れはノズル部14aで減圧され膨張する。従って、ノズル部14aで冷媒の圧力エネルギーが速度エネルギーに変換され、このノズル部14aの噴出口から冷媒は高速度となって噴出する。この際の冷媒圧力低下により、冷媒吸引口14bから冷媒分岐流路16の第2蒸発器18通過後の冷媒(気相冷媒)を吸引する。
ノズル部14aから噴出した冷媒と冷媒吸引口14bに吸引された冷媒は、ノズル部14a下流側の混合部14cで混合してディフューザ部14dに流入する。このディフューザ部14dでは通路面積の拡大により、冷媒の速度(膨張)エネルギーが圧力エネルギーに変換されるため、冷媒の圧力が上昇する。
そして、エジェクタ14のディフューザ部14dから流出した冷媒は第1蒸発器15に流入する。そして、第1蒸発器15では、低温の低圧冷媒が電動送風機19による送風空気から吸熱して蒸発する。この蒸発後の気相冷媒は、圧縮機11に吸入され、再び圧縮される。
一方、冷媒分岐流路16に流入した冷媒流れは絞り機構17で減圧されて低圧冷媒となり、この低圧冷媒が第2蒸発器18に流入する。そして、第2蒸発器18では、低温の低圧冷媒が、第1蒸発器15通過後の送風空気から吸熱して蒸発する。この蒸発後の気相冷媒は、冷媒吸引口14bを介してエジェクタ14内に吸引される。
以上のように構成される冷凍サイクル10によれば、エジェクタ14のディフューザ部14dの下流側冷媒を第1蒸発器15に供給するととともに、冷媒分岐流路16側の冷媒を絞り機構17を通して第2蒸発器18にも供給できるので、第1、第2蒸発器15,18で同時に冷却作用を発揮できる。そのため、第1、第2蒸発器15,18の両方で冷却された冷風を冷却対象空間に吹き出して、冷却対象空間を冷房(冷却)できるようになっている。
(HVAC(送風ユニット、空調ユニット3)の構成およびエジェクタ14の搭載態様について)
次に、上記詳述した冷凍サイクル10を備える車両用空調装置1の構造について詳細に説明する。図2は、車両幅方向センタ部を示す垂直断面模式図である。
本実施形態の車両用空調装置1の通風系は、大別して、送風ユニット(図示略)と空調ユニット3との2つの部分に分かれている。送風ユニットは車室内の計器盤下方部のうち、中央部から助手席側へオフセットして配置されており、これに対し、空調ユニット3は車室内の計器盤下方部のうち、左右方向で送風ユニットより中央側に配置されている。
送風ユニットは、周知のごとく、内気(車室内空気)と外気(車室外空気)とを切替導入する内外気切替箱と、この内外気切替箱から導入される空気を送風する送風機(いずれも図示略)とから構成されている。この送風機は周知の遠心多翼ファン(例えばシロッコファン)を電動モータにて回転駆動するものである。
図2に示すように、空調ユニット3は、一つの共通の空調ケース31内に前述の蒸発器15,18とヒータコア32とを内蔵するタイプのものである。空調ケース31はポリプロピレンのような、ある程度弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の成形品である。
空調ユニット3は、車両の前後上下方向に対して、図2に示す形態で配置されている。これ以後、図2に示す車両搭載時における上下方向を上下とし、車両前方(図2における左側)を前、車両後方(図2における右側)を後ろ、として説明する。
空調ケース31の最も前方部の部位には、空気導入口33が配設されており、この空気導入口33には、送風ユニットから送風される空気が流入する。この空気導入口33は助手席前方の部位に配置される送風ユニットの空気出口部(図示略)に接続するために、空調ケース31のうち、助手席側の側面に開口している。
空調ケース31内において、空気導入口33直後の部位に前述の蒸発器15,18が空気通路の全域を横切るように、その長手方向を車両幅方向と一致させた状態で配置されている。ここで、蒸発器15,18は、垂直状態に設置され、また、その長手方向が車両幅方向に沿うように配置されている。そして、蒸発器15,18の空気流れ下流側に、所定の間隔を空けてヒータコア32が隣接配置されている。
このヒータコア32は、蒸発器15,18を通過した冷風を加熱するものであって、その内部に高温のエンジン冷却水(温水)が流れ、この冷却水を熱源として空気を加熱するものである。このヒータコア32は、前後方向には薄型で、垂直状態から上端側が後側へ若干傾斜して設置されている。ヒータコア32は周知のものであって、アルミニウム等の金属薄板等により構成した扁平チューブをコルゲートフィンを介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたものである。
また、空調ケース31内で、蒸発器15,18の後方部位には、ヒータコア32をバイパスして空気(冷風)が流れる冷風バイパス流路34a,34b(前席用冷風バイパス流路34a、後席用冷風バイパス流路34b)が形成されている。空調ケース31内において、ヒータコア32の下流側にはヒータコア32と所定間隔をおいて前方から後方へ向けて延びる内壁部31aが設けられている。この内壁部31aにより、ヒータコア32の上方部位に、ヒータコア32を通過した空気(温風)が流れる温風流路35が区画形成されている。
そして、蒸発器15,18の下流側かつヒータコア32の上流側の部位には、前席用冷風バイパス流路34aを通過する冷風量と温風流路35を通過する温風量の風量割合を調整するエアミックスドア36が配置されている。
前席用冷風バイパス流路34aおよび温風流路35の下流側部位(前席用冷風バイパス流路34aの後方、温風流路35の上方)には、前席用冷風バイパス流路34aからの冷風と温風流路35からの温風とを混合させる冷温風混合部37が形成されている。
さらに、蒸発器15,18の下流であって前席用冷風バイパス流路34aの上方部位には、補助冷風バイパスドア38が配置されている。
空調ケース31の後方上面部には、フェイス開口部41が開口している。このフェイス開口部41は、冷温風混合部37から温度制御された空気が流出するものであって、フェイスダクト42を介して計器盤略中央部に配置されるセンターフェイス吹出口および計器盤左右方向側部に配置されるサイドフェイス吹出口に接続されている。これらの吹出口から前席乗員の上半身(頭部)側に向けて空調空気を吹き出すようになっている。フェイス開口部41はフェイスドア43により開閉される。
空調ケース31内の上面において、フェイス開口部41より下流側(フェイス開口部41より前方部位)には、デフロスタ開口部44が開口している。このデフロスタ開口部44も冷温風混合部37から温度制御された空気が流出するものであって、デフロスタダクト45を介してデフロスタ吹出口に接続され、この吹出口から車両前面窓ガラスの内面に向けて空調空気を吹き出すようになっている。デフロスタ開口部44はデフロスタドア46により開閉される。
また、空調ケース31内のうち、冷温風混合部37に対応する左右側面には、フット開口部47が開口している。このフット開口部47にも冷温風混合部37から温度制御された空気が流出する。フット開口部47は、フットダクト(図示略)を介してフット吹出口に接続され、この吹出口から車室内の乗員足元に向けて空調空気を吹き出すようになっている。なお、フット開口部47はフットドア(図示略)によって開閉されるようになっている。
さらに、空調ケース31の後方部位(内壁部31aの下部)であって、ヒータコア32の下流側(後方側)には、後席用冷風バイパス流路34bを通過する冷風量と温風流路35を通過する温風量の風量割合を調整する後席用エアミックスドア51が配置されている。後席用エアミックスドア51の下流側には、リア用フェイス開口部52と、このリア用フェイス開口部52の下方位置にリア用フット開口部53とがそれぞれ開口している。
これらのリア用開口部52,53からも温度調節された空気が流出するものであって、リアフェイスダクト54およびリアフットダクト55を介して後席用吹出口(図示略)に接続され、この吹出口から後席乗員に向けて空調空気を吹き出すようになっている。なお、各開口部52,53は、リア用フェイスフットドア56によって開閉されるようになっている。
次に、冷凍サイクル10のエジェクタ14の搭載態様について説明する。図2に示すように、空調ケース31内において、蒸発器15,18の下側ヘッダタンク15c,18cの下方部位Aには、空調ケース31の内壁によって区画された排水部61が形成されている。排水部61は、ドレン(図示略)を介して車室外に連通している。
本実施形態では、この排水部61内にエジェクタ14を搭載する。より詳しくは、下側ヘッダタンク15c,18cの長手方向(図2における紙面奥行き方向)とエジェクタ14の長手方向とを一致させた状態で、下側ヘッダタンク15c,18cと略平行となる態様でエジェクタ14を搭載する。
上記排水部61は、通常、空気冷却時に蒸発器15,18の表面に付着する凝縮水を排出するために空調ケース31の下方部位に形成されている。この排水部61は、車両が傾斜した際や旋回時に、凝縮水が溢れて送風機側や吹出口側へ流れ出すことを防止している。
この排水部61のスペースは、基本的に水を一旦溜める構造のため壁に囲まれた空間であり、空調空気は流れない領域である(流れても主流ではなく渦発生している状態である)ため、この領域にエジェクタ14を搭載しても通風抵抗は増加しない。また、もともと排水のために設けられているスペースにエジェクタ14を搭載するため、蒸発器15,18のサイズ選定等に影響することはない。より詳しくは、蒸発器15,18のコア部15a,18aにおける熱交換面積を空調ケース31内の搭載制約上低減させる必要も生じない。
したがって、本実施形態によれば、エジェクタ14の搭載に起因する通風経路での損失を無くし、蒸発器15,18の性能を最大限に引き出すことができる。
さらに、エジェクタ14を下側ヘッダタンク15c,18cと略平行となる態様で配設することで、排水部61内のスペースを有効利用することができる。特に、エジェクタ14を下側ヘッダタンク15c,18cに沿うように配設することで、排水部61の前後方向厚みが小さくてもエジェクタ14を搭載することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図2を参照して説明する。図2に示すように、空調ケース31内において、蒸発器15,18の下側ヘッダタンク15c,18cの前側方部位Bには、空調ケース31の内壁によって所定スペースが区画された排水部62が形成されている。なお、本実施形態では、排水部61と排水部62とは連通しており、排水部62に貯留された水は、共通のドレン(図示略)を介して車室外に排出されるようになっている。また、排水部62は、空気導入口33から流入する空調空気の空気流れ方向(図2における紙面奥行き方向)において空気導入口33と重ならない部位に形成されている。
本実施形態では、この排水部62内にエジェクタ14を搭載する。より詳しくは、下側ヘッダタンク15c,18cの長手方向(図2における紙面奥行き方向)とエジェクタ14の長手方向とを一致させた状態で、下側ヘッダタンク15c,18cと略平行となる態様でエジェクタ14を搭載する。本実施形態においても、排水部62は、空調ケース31の内部ではあるが通風経路上ではないため、通風抵抗を生じず、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
さらに、排水部62および排水部62に搭載されるエジェクタ14と空気導入口33とが、送風ユニットからの空気流れ方向(図2における紙面奥行き方向)においてオーバーラップしないため、排水部62に一旦貯留された凝縮水が空気導入口33からの空気流れの影響を受けることがなく、排水部62における排水性を確保することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図3を参照して説明する。図3は、第3実施形態における車両幅方向センタ部を示す垂直断面模式図である。なお、本実施形態では、上記第1実施形態と共通する構成部材には第1実施形態と同様の符号を付しており、以下、第1実施形態との相違部分に着目して説明することとする。
図3に示すように、本実施形態では、空調ケース31の最も下方部位には、空気導入口33が配設されており、この空気導入口33直後の部位に蒸発器15,18が水平配置されている。蒸発器15,18は、その前端部が水平位置から約20度上方へ傾いて配置されている。なお、「蒸発器15,18が水平配置される」とは、蒸発器15,18の前端部が水平位置から概ね10度〜30度傾いた態様を示す。
そして、蒸発器15,18の空気流れ下流側であって上方部位には、所定間隔を空けてヒータコア32が配置されている。ヒータコア32も、蒸発器15,18と同様にその前端部が水平位置から約20度上方へ傾いて配置されている。
なお、本実施形態において、蒸発器15,18は、フロアパネル71に対向する位置に配置されている。そして、空調ユニット3の左側方に位置する送風ユニットからの空気は、蒸発器15,18の流入面において、蒸発器15,18の長手方向の左端側から右端側へ向けて流入する。そして、蒸発器15,18の全面に対して、風速分布が均一化された状態で流入するように、空調ケース31の蒸発器15,18と対向する壁面(下側)は、送風ユニットから遠ざかって空調空気流れの下流に行くに従い(図3においては紙面奥方に行くに従い)右上方に斜めの傾斜をなすように形成されている。
図3中、空調ケース31の下部において、実線で示しているラインがセンタ部(下流側壁面31c)の形態であり、二点鎖線で示しているラインが助手席側(紙面手前側であって、上流側壁面31d)の形態である。このように、空調ケース31は、助手席側からセンタ部にかけて、空調ケース31の下部(底面)が徐々に上がって、流路幅が狭くなっている。
そして、蒸発器15,18の下流側かつヒータコア32の上流側の部位には、冷風バイパス流路34を通過する冷風量と温風流路35を通過する温風量の風量割合を調整するエアミックスドア36が配置されている。このエアミックスドア36は、スライド式のフィルムドアで構成されている。
また、本実施形態におけるフェイスデフロスタ切替ドア48は、フェイス開口部41とデフロスタ開口部44とを選択的に開閉するドアであって、ロータリドアとして構成されている。また、フット開口部47とリア用フット開口部53は、フットドア49によって開閉されるようになっており、ロータリドアとして構成されている。
次に、エジェクタ14の搭載態様について説明する。図3に示すように、空調ケース31内において、蒸発器15,18の下側ヘッダタンク15c,18cの下方部位かつ前側方部位Cには、空調ケース31の内壁によって区画された排水部63が形成されている。排水部63は、ドレン64を介して車室外に連通している。また、排水部63は、空気導入口33から流入する空調空気の空気流れ方向(図3における紙面奥行き方向)において空気導入口33と重ならない部位に形成されている。
本実施形態では、この排水部63内にエジェクタ14を搭載する。より詳しくは、下側ヘッダタンク15c,18cの長手方向(図3における紙面奥行き方向)とエジェクタ14の長手方向とを一致させた状態で、下側ヘッダタンク15c,18cと略平行となる態様でエジェクタ14を搭載する。
本実施形態においても、排水部63は、空調ケース31の内部ではあるが通風経路上ではないため、通風抵抗を生じず、また、空気導入口33と空調空気の空気流れ方向においてオーバーラップしていない構成であるため、上記第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
(その他の実施形態)
・ 上記各実施形態において、冷凍サイクル10の構成は、種々変更できる。例えば、圧縮機11の入口側に気液分離器(アキュムレータ)を設ける構成としても良い。また、上記各実施形態では、冷媒として、フロン系、炭化水素系等の冷媒であって高圧圧力が臨界圧力を超えないものとしたが、その他、超臨界サイクルとなる二酸化炭素等を冷媒として用いても良い。
・ 上記各実施形態では、エジェクタ14は、下側ヘッダタンク15c,18cと略平行をなすように配設されるものとしたが、必ずしも略平行である必要はない。排水部61,62,63内に収容できる範囲であれば適宜調整することができる。
・ 上記各実施形態における排水部61,62,63は、空気導入口33と空調空気流れにおいて重ならない部位に形成されるものとしたが、空気導入口33からの空調空気流れによって排水部61,62,63における排水性が損なわれなければ、必ずしも空気導入口33と重ならない部位に形成する必要はない。
本発明の一実施形態を示すエジェクタを用いた冷凍サイクルを示す模式図である。 第1実施形態および第2実施形態において、車両幅方向センタ部を示す垂直断面模式図である。 第3実施形態において、車両幅方向センタ部を示す垂直断面模式図である。
符号の説明
1 車両用空調装置
3 空調ユニット
10 蒸気圧縮式冷凍サイクル
11 圧縮機
12 凝縮器(冷却用熱交換器)
13 温度式膨張弁(減圧手段)
14 エジェクタ
15 第1蒸発器
15a,18a コア部
15b,18b 上側ヘッダタンク
15c,18c 下側ヘッダタンク
18 第2蒸発器
31 空調ケース
33 空気導入口
61,62,63 排水部
A 下側ヘッダタンク15c,18cの下方部位
B 下側ヘッダタンク15c,18cの前側方部位(側方部位)
C 下側ヘッダタンク15c,18cの下方部位、前側方部位(側方部位)

Claims (4)

  1. 圧縮機(11)、冷却用熱交換器(12)、減圧手段(13)、エジェクタ(14)、蒸発器(15,18)が環状に接続されて構成される冷凍サイクル(10)と、
    内部に前記蒸発器(15,18)を収容し、空調ユニット(3)の外形を形成する空調ケース(31)と、を備え、
    前記空調ケース(31)内の下方部位には、車室外部に連通し、前記空調ケース(31)内の水を排出するための排水部(61)が形成されており、
    当該排水部(61)に前記エジェクタ(14)を配設したことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記蒸発器(15,18)は、熱交換を行うコア部(15a,18a)と、当該コア部(15a,18a)の上端部に配設される上側ヘッダタンク(15b,18b)と、前記コア部(15a,18a)の下端部に配設される下側ヘッダタンク(15c,18c)とを有し、
    前記排水部(61,62,63)は、前記蒸発器(15,18)の下側ヘッダタンク(15c,18c)の下方部位(A,C)および側方部位(B、C)の少なくとも一方に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記エジェクタ(14)は、前記下側ヘッダタンク(15c,18c)と略平行となる態様で配設されることを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記空調ケース(31)には、送風機を備える送風ユニットから前記空調ユニット(3)へ空調空気を導く空気導入口(33)が形成されており、
    前記排水部(62,63)は、前記空気導入口(33)から流入する前記空調空気の空気流れ方向において前記空気導入口(33)と重ならない部位に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の車両用空調装置。
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